JP2020515330A - 手術ロボット用ヘビ型ジョイント、手術器具及び内視鏡 - Google Patents

手術ロボット用ヘビ型ジョイント、手術器具及び内視鏡 Download PDF

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Abstract

手術ロボット用ヘビ型ジョイントは、少なくとも1つのジョイントコネクタ対(10)と可撓性構造体を備える。各ジョイントコネクタ対(10)は、下端にある第1ジョイントコネクタ(11)と上端にある第2ジョイントコネクタ(12)を備える。第1ジョイントコネクタ(11)は、第1ベース(110)と、第1ベース(110)の第1面に設けられる第1支持構造体(111)及び第2支持構造体(112)と、第1支持構造体(111)に設けられる第1突出部(113)と、第2支持構造体(112)に設けられる第1接続孔(114)とを備える。第2ジョイントコネクタ(12)は、第2ベース(120)と、第2ベース(120)の第2面に設けられる第3支持構造体(121)及び第4支持構造体(122)と、第3支持構造体(121)に設けられる第2突出部(123)と、第4支持構造体(122)に設けられる第2接続孔(124)とを有する。第1ジョイントコネクタ(11)と第2ジョイントコネクタ(12)とが互いに係合する場合に、第1面と第2面は互いに向き合い、第1突出部(113)は、第2接続孔(124)の中にあって、第2接続孔(124)に対して回転することができ、第2突出部(123)は、第1接続孔(114)の中にあって、第1接続孔(114)に対して回転することができる。可撓性構造体は、ジョイントコネクタ対(10)を制御してジョイント軸の周りに旋回させる。ジョイントコネクタ対(10)の旋回によって、平面的なねじり又は空間的なねじりが遂行される。手術器具と内視鏡とは、手術ロボット用ヘビ型ジョイントを有し、器具末端又は撮像システムが所望の位置と姿勢に到達できる。【選択図】図1

Description

本発明は、医療器具の技術分野に関し、特に手術ロボット用ヘビ型ジョイントと、手術器具と、内視鏡に関する。
ロボット分野の急速な発展に伴い、様々な特色があるロボットが常に出現してきた。その中で、ヘビ型ロボット等の生物工学的ロボットに関する研究は最も注目されている対象の1つである。他のロボットとは異なり、ヘビ型ロボットは、自然界のヘビと同様に動くことができ、移動中に障害物を避けるために平面的なねじりと空間的なねじりを遂行することができる。そのため、ヘビ型ロボットは、人間や他の機械によっても遂行することができないタスクを遂行するために使用される。
この特性に基づいて、特に低侵襲的手術用のために、医療手術用ヘビ型ロボットも現れた。低侵襲的手術における小さな創傷のために、ヘビ型ロボットのヘビ型ジョイントを有する手術器具は、他の器官への衝突を防止して、手術中に器官損傷の危険性を低減することができ、より良い治療効果を達成する。この利点により、ヘビ型ジョイントを有する手術器具は医療分野によく利用される。
しかしながら、現在使用されている医療器具用ヘビ型ジョイントは、複雑な構造、多数の構成部品及び複雑な組み立てという不利な点を有する。
米国特許出願公開第2016/0066937号明細書において提案されたヘビ型ジョイントを図17に示す。単一のジョイント110は、第1ジョイント部202と、第1ジョイント部202に対して旋回可能な第2ジョイント部232を含み、それらは、ショートリンク機構226、228を介して接続されている。ショートリンク機構226を例にとると、ショートリンク機構226は、第2ジョイント部232の軸受孔254に配置された第1軸受227と、第1ジョイント部202の溝210に配置された第2軸受225とを含み、第1軸受227は第2ジョイント部232の回転軸を形成し、第2軸受225は第1ジョイント部202の回転軸を形成する。ヘビ型ジョイントは、様々な配置により空間的なねじりの動きを実現することができるが、低い動き精度と曲げ又はねじり過程において構造が複雑という不利な点を有する。
図18に示されるように、中国特許出願公開第105078398号明細書において、バレル110とラグ120とを含むスネークボーン型チューブ100のユニット部が開示されている。バレル110は、その中に形成された接続孔113を有し、ラグ120は、その上に配置されたピン121を有する。スネークボーン型チューブ構造は、スネークボーン型チューブ100の複数のユニット部を、接続孔113とピン121を介して端から端まで連続的に蝶番式に取り付ければ形成することができる。しかしながら、スネークボーン型チューブ構造は、1つの自由度のみを有し、複雑な空間的なねじりを遂行することができないので、その用途が限定される。
いくつかの例示的実施形態の目的は、動き精度を向上し又は構造の複雑さを低減する手術ロボット用ヘビ型ジョイントを提供することである。その他の例示的実施形態の目的は、ヘビ型ジョイントを有する手術器具とヘビ型ジョイントを有する内視鏡とを提供することである。
上述の目的に基づいて、いくつかの例示的実施形態は、少なくとも1つの自由度を有する手術ロボット用ヘビ型ジョイントを提供する。前記ヘビ型ジョイントは、少なくとも1つのジョイントコネクタ対と、可撓性構造体とを備える。各ジョイントコネクタ対は、下端にある第1ジョイントコネクタと上端にある第2ジョイントコネクタとを有する。前記第1ジョイントコネクタは、第1ベースと、前記第1ベースの第1面に配置される第1支持構造体と第2支持構造体とを有し、前記第1支持構造体はその上に形成される第1突出部を有し、前記第2支持構造体はその中に形成される第1接続孔を有し、前記第2ジョイントコネクタは、第2ベースと、前記第2ベースの第2面に配置される第3支持構造体と第4支持構造体とを有し、前記第3支持構造体はその上に形成される第2突出部を有し、前記第4支持構造体はその中に形成される第2接続孔を有し、前記第1ジョイントコネクタと前記第2ジョイントコネクタとが互いに係合した場合に、前記第1面及び前記第2面は互いに対向して配置され、前記第1突出部は、前記第2接続孔の中に位置して前記第2接続孔に対して回転するように構成され、前記第2突出部は、前記第1接続孔の中に位置して前記第1接続孔に対して回転するように構成され、前記可撓性構造体は、前記ジョイントコネクタ対をジョイント軸の周りに旋回するように制御する。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第1突出部は、直線又は曲線を第1軸の周りに回転させるにより形成される回転体構造を有し、前記第1接続孔は、直線又は曲線を第2軸の周りに回転させるにより形成される回転面構造を有し、前記第1軸及び前記第2軸のそれぞれは、前記第1ベースの軸と垂直に交わり、前記第2突出部は、直線又は曲線を第3軸の周りに回転させるにより形成される回転体構造を有し、前記第2接続孔は、直線又は曲線を第4軸の周りに回転させるにより形成される回転面構造を有し、前記第1ジョイントコネクタと前記第2ジョイントコネクタが互いに係合する場合に、前記ジョイント軸と、前記第1軸と、前記第2軸と、前記第3軸と、前記第4軸とは共軸になるようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第1突出部及び前記第2突出部のそれぞれは、円柱、円錐台、又は円錐の構造を有し、前記第1接続孔及び前記第2接続孔のそれぞれは、円柱面、円錐台面、又は円錐面の構造を有するようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第1突出部は、前記第1支持構造体の第1側面に配置され、前記第1側面は、前記第1支持構造体における前記第1ベースの軸から離れた側面であり、前記第1支持構造体における前記第1ベースの前記軸に近い側面は、第5側面であり、前記第2突出部は、前記第3支持構造体の第2側面に配置され、前記第2側面は、前記第3支持構造体における前記第2ベースの軸から離れた側面であり、前記第3支持構造体における前記第2ベースの前記軸に近い側面は、第6側面であり、前記第2支持構造体における前記第1ベースの前記軸に近い側面は、第3側面であり、前記第4支持構造体における前記第2ベースの前記軸に近い側面は、第4側面であり、前記第1側面と前記第3側面の間の距離l1と、前記第2側面と前記第4側面の間の距離l2とは、以下の関係を有し、
l1−lp2<l2<l1+lp1、
又は、
l2−lp1<l1<l2+lp2、
ここで、lp1は前記第1突出部の軸長であり、lp2は前記第2突出部の軸長であり、前記第1側面と前記第5側面との間の距離及び前記第1突出部の前記軸長の総和は、前記第4側面と前記第6側面との間の距離よりも小さく、前記第2突出部の前記軸長及び前記第2側面と前記第6側面との間の距離の総和は、前記第3側面と前記第5側面との間の距離よりも小さくしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第1突出部の前記軸長及び前記第1支持構造体の前記第1側面から前記第2支持構造体の第7側面までの距離の総和は、前記第1ベースの直径以下であり、前記第2支持構造体における前記第1ベースの前記軸から離れた側面が前記第7側面であり、前記第2突出部の前記軸長及び前記第3支持構造体の前記第2側面から前記第4支持構造体の第8側面までの距離の総和は、前記第2ベースの直径以下であり、前記第4支持構造体における前記第2ベースの前記軸から離れた側面が前記第8側面であり、前記ジョイントコネクタ対において、前記第1突出部の外側端面から前記第2突出部の外側端面までの距離は、前記第1ベースの前記直径以下であり、前記ジョイントコネクタ対において、前記第1突出部の前記外側端面から前記第2突出部の前記外側端面までの前記距離も、前記第2ベースの前記直径以下であってもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第2支持構造体における前記第1ベースの軸に近い側面は、第3側面であり、前記第4支持構造体における前記第2ベースの軸に近い側面は、第4側面であり、前記第1突出部は、前記第1支持構造体の第5側面に配置されており、前記第5側面は、前記第1支持構造体における前記第1ベースの前記軸に近い側面であり、前記第2突出部は、前記第3支持構造体の第6側面に配置されており、前記第6側面は、前記第3支持構造体における前記第2ベースの前記軸に近い側面であり、前記第2支持構造体における前記第1ベースの前記軸から離れた側面は、第7側面であり、前記第4支持構造体における前記第2ベースの前記軸から離れた側面は、第8側面であり、前記第5側面と前記第7側面との間の距離l3及び前記第6側面と前記第8側面との間の距離l4は以下の関係を有し、
l3−lp1<l4<l3+lp2、
又は、
l4−lp2<l3<l4+lp1、
ここで、lp1は前記第1突出部の軸長であり、lp2は前記第2突出部の軸長であり、
前記第4側面と前記第8側面との間の距離は、前記第3側面と前記第5側面の間の距離と前記第1突出部の前記軸長との差よりも小さく、
前記第3側面と前記第7側面との間の距離は、前記第4側面と前記第6側面の間の距離と前記第2突出部の前記軸長との差よりも小さくしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第1支持構造体の第1側面から前記第2支持構造体の前記第7側面までの距離は、前記第1ベースの直径以下であり、前記第1側面は、前記第1支持構造体における前記第1ベースの前記軸から離れた側面であり、前記第3支持構造体の第2側面から前記第4支持構造体の前記第8側面までの距離は、前記第2ベースの直径以下であり、前記第2側面は、前記第3支持構造体における前記第2ベースの前記軸から離れた側面であり、前記ジョイントコネクタ対において、前記第1側面から前記第2側面までの距離は、前記第1ベースの前記直径以下であり、前記第1側面から前記第2側面までの前記距離も、前記第2ベースの前記直径以下であってもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第1支持構造体の厚さ、前記第2支持構造体の厚さ及び前記第1突出部の前記軸長が等しく、前記第3支持構造体の厚さ、前記第4支持構造体の厚さ及び前記第2突出部の前記軸長が等しくしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第1面は、第1部分面と、前記第1部分面と交わる第2部分面とを備え、前記第1支持構造体及び前記第2支持構造体のそれぞれは、前記第1部分面に配置され、前記第2面は、第3部分面と、前記第3部分面と交わる第4部分面とを備え、前記第3支持構造体及び前記第4支持構造体のそれぞれは、前記第3部分面に配置されてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第2部分面は平面であり、前記ジョイント軸は、前記第2部分面が配置される平面を通過し、前記第4部分面は平面であり、前記ジョイント軸は、前記第4部分面が配置される平面を通過するようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第2部分面と前記第1部分面との間の角度は0°乃至45°であり、前記第4部分面と前記第3部分面との間の角度は0°乃至45°であるようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第2部分面及び前記第4部分面は、両方とも曲面であり、前記ジョイントコネクタ対が、前記第2部分面が同じ側の前記第4部分面と当接する状態に旋回した場合に、前記第2部分面と前記第4部分面との間に当接部が形成され、前記当接部の前記曲面の間に共通接平面が存在し、前記第1軸が前記共通接平面を通過するように構成されるようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記共通接平面と前記第1部分面との間の角度は、0°よりも大きくかつ45°以下であり、前記共通接平面と前記第3部分面との間の角度は、0°よりも大きくかつ45°以下であってもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、各ジョイントコネクタ対における、前記第1ジョイントコネクタと前記第2ジョイントコネクタとの間の旋回角度は、0°より大きくかつ90°以下であってもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、第1軸方向貫通孔が前記第1ベースの円周に配置され、前記第1軸方向貫通孔は、前記可撓性構造体が貫通するために設けられ、第2軸方向貫通孔が前記第2ベースの円周に形成され、前記第2軸方向貫通孔は、前記可撓性構造体が貫通するために設けられるようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第1軸方向貫通孔の数及び前記第2軸方向貫通孔の数はそれぞれ複数であり、少なくとも2つの前記第1軸方向貫通孔の位置は、少なくとも2つの前記第2軸方向貫通孔の位置に対応するようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、各ジョイントコネクタ対において、前記第1軸方向貫通孔の数は、前記第2軸方向貫通孔の数と同じであり、前記第1軸方向貫通孔の位置は、前記第2軸方向貫通孔の位置に対して1対1の対応関係があるようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントがnの自由度を有する場合に、少なくとも2nの可撓性構造体があり、ここでnは、1以上の自然数としてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記ヘビ型ジョイントは、複数のジョイントコネクタ対を有し、隣接するジョイントコネクタ対は脱着可能に又は固定して接続されるようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、第1固定機構が前記第1ベースの第3面に配置され、前記第3面は前記第1面と対向し、第2固定機構が前記第2ベースの第4面に配置され、前記第4面は前記第2面と対向し、1つのジョイントコネクタ対の前記第2ジョイントコネクタが前記隣接するジョイントコネクタ対の前記第1ジョイントコネクタに脱着可能に接続されるように、前記1つのジョイントコネクタ対の第2固定機構は、隣接するジョイントコネクタ対の第1固定機構とロック可能であるようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、前記第1固定機構は、複数の第1ボスと複数の第1凹部とを有し、前記第1ボスと第1凹部とは間隔を置いて配置され、前記第2固定機構は、複数の第2ボスと複数の第2凹部とを有し、前記第2ボスと第2凹部とは間隔を置いて配置され、前記第1ボスは、形状、数及び位置において前記第2凹部に対応し、前記第2ボスは、形状、数及び位置において前記第1凹部に対応するようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、隣接するジョイントコネクタ対において、近位端の1つのジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタは、遠位端の他のジョイントコネクタ対の第1ジョイントコネクタと一体的に形成されるようにしてもよい。
前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントにおいて、隣接するジョイントコネクタ対の円周方向オフセット角度は、0°以上かつ180°以下であってもよい。
他の例示的実施形態は手術器具を提供する。前記手術器具は、器具末端と、上述の手術ロボット用ヘビ型ジョイントと、管状部材と、可撓性部材と、制御部とを備える。前記器具末端、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイント、前記管状部材及び前記制御部は、遠位端から近位端まで連続して接続され、前記可撓性部材の一方の端部は前記制御部に接続され、前記可撓性部材の他方の端部は、前記管状部材を通過した後、前記器具末端に接続され、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体の近位端は、前記管状部材を通過した後、前記制御部に接続され、前記制御部は、前記可撓性部材を介して前記器具末端の動きを制御し、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの前記可撓性構造体を介して前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの旋回を制御する。
さらに、他の例示的実施形態は内視鏡を提供する。前記内視鏡は、撮像システムと、上述の手術ロボット用ヘビ型ジョイントと、管状部材と、制御部とを備える。前記撮像システム、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイント、前記管状部材及び前記制御部は、遠位端から近位端まで連続して接続され、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体の近位端は、前記管状部材を通過した後、前記制御部に接続され、前記制御部は、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの前記可撓性構造体を介して前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの旋回を制御して前記撮像システムの姿勢を調整する。
いくつかの例示的実施形態において提供される手術ロボット用ヘビ型ジョイントは、ジョイントコネクタ対の旋回により平面的なねじり又は空間的なねじりを遂行し、従来技術のヘビ型ジョイントと比較して、その構造の複雑さを低減することを可能にする。その他の例示的実施形態において提供される手術器具と内視鏡は、手術ロボット用ヘビ型ジョイントを含み、それによって、器具末端又は撮像システムが所望の位置と姿勢に到達できるようにする。
例示的な一実施形態の手術ロボット用ヘビ型ジョイントに係る、1つのジョイントコネクタ対の分離状態を示す斜視図である。 図1に示すジョイントコネクタ対の概略正面図である。 図2に示すジョイントコネクタ対の接続状態を示す概略正面図である。 例示的な一実施形態の手術ロボット用ヘビ型ジョイントに係る、第1ベース/第2ベースの概略上面図である。 例示的な一実施形態の手術ロボット用ヘビ型ジョイントに係る、第1ベース/第2ベースの別の概略上面図である。 例示的な一実施形態の手術ロボット用ヘビ型ジョイントに係る、1つのジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタと、隣接するジョイントコネクタ対の隣接する第1ジョイントコネクタとの分離状態を示す斜視図である。 図6に示す一ジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタと、隣接するジョイントコネクタ対の隣接する第1ジョイントコネクタの概略正面図である。 図7に示す1つのジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタと、隣接するジョイントコネクタ対の隣接する第1ジョイントコネクタとの接続状態を示す概略正面図である。 例示的な一実施形態の手術ロボット用ヘビ型ジョイントに係る、1つのジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタと、隣接するジョイントコネクタ対の隣接する第1ジョイントコネクタとの分離状態を示す斜視図である。 図9に示す1つのジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタと、隣接するジョイントコネクタ対の隣接する第1ジョイントコネクタの概略正面図である。 図10に示す1つのジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタと、隣接するジョイントコネクタ対の隣接する第1ジョイントコネクタとの接続状態を示す概略正面図である。 例示的な一実施形態に係る、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの複数のジョイントコネクタ対の分離状態を示す斜視図である。 図12に示す複数のジョイントコネクタ対の曲がった状態を示す斜視図である。 図13に示す複数のジョイントコネクタ対の曲がった状態を示す概略正面図である。 例示的な一実施形態に係る手術器具の自然な状態を示す概略構造図である。 例示的な一実施形態に係る手術器具の回転状態を示す概略構造図である。 従来技術におけるヘビ型ジョイントの概略図である。 従来技術におけるスネークボーン型チューブのユニット部の概略図である。
本発明において提案される手術ロボット用ヘビ型ジョイント、手術器具及び内視鏡を、添付図面と具体的な実施形態を参照して以下で詳細にさらに説明する。本発明の利点と特徴は、以下の説明と添付の請求項からより明らかになるであろう。添付図面は、本発明の対象物を説明するうえで利便性と明瞭性を促進する意図のみにより、非常に簡略化された形で示され、また必ずしも原寸に比例して示されていないことに留意されたい。特に、図面によって異なる点が強調されるとともに、しばしば異なる比率が採用されている。
実施形態において、「近位端」、「遠位端」又は「上端」、「下端」は、医療器具を操作する医師の視点から、互いに向かい合う要素又は作用の対向する配向、位置、及び方向である。「近位端」と「遠位端」、又は「上端」と「下端」は、限定的ではないが、「近位端」と「下端」は、通例では、通常の操作においてオペレータに近い医療器具の端部を指し、「遠位端」と「上端」は、通例では、オペレータから離れた端部を指す。
いくつかの例示的実施形態の本旨は、少なくとも1つのジョイントコネクタ対と可撓性構造体とを備える、手術ロボット用ヘビ型ジョイントを提供することである。各ジョイントコネクタ対は、ジョイントコネクタ対の下端にある第1ジョイントコネクタとジョイントコネクタ対の上端にある第2ジョイントコネクタとを備える。第1ジョイントコネクタは、第1ベース並びに第1ベースの第1面に配置された第1支持構造体及び第2支持構造体を備え、第1支持構造体は、その上に形成された第1突出部を有し、第2支持構造体は、その中に形成された第1接続孔を有する。第2ジョイントコネクタは、第2ベース並びに第2ベースの第2面に配置される第3支持構造体及び第4支持構造体を備え、第3支持構造体は、その上に形成された第2突出部を有し、第4支持構造体は、その中に形成された第2接続孔を有する。第1面と第2面は、互いに対向して配置され、第1突出部は、第2接続孔の中に位置して第2接続孔に対して回転するように構成され、第2突出部は、第1接続孔の中に位置して第1接続孔に対して回転するように構成される。可撓性構造体は、ジョイントコネクタ対をジョイント軸周りに旋回するように制御する。ジョイントコネクタ対の旋回によって、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの場合、平面的なねじり又は空間的なねじりが遂行されるとともに、従来技術のヘビ型ジョイントと比較して、構造の複雑さが低減される。さらに、他の例示的実施形態において、手術ロボット用ヘビ型ジョイントを備える手術器具及び内視鏡が提供される。その結果、手術器具の器具末端又は撮像システムは所望の位置と姿勢に到達することができる。
具体的に、図1乃至図3を参照すると、図1は、例示的な一実施形態の手術ロボット用ヘビ型ジョイントに係る、1つのジョイントペアの分離状態を示す斜視図である。図2は、図1に示すジョイントペアの概略正面図である。図3は、図2に示すジョイントペアの接続状態を示す概略正面図である。図1乃至図3に示すように、各ジョイントコネクタ対10は、ジョイントコネクタ対10の下端にある第1ジョイントコネクタ11とジョイントコネクタ対10の上端にある第2ジョイントコネクタ12とを備える。第1ジョイントコネクタ11は、第1ベース110並びに第1ベース110の第1面に配置された第1支持構造体111及び第2支持構造体112を備え、第1支持構造体111は、その上に形成された第1突出部113を有し、第2支持構造体112は、その中に形成された第1接続孔114を有する。第2ジョイントコネクタ12は、第2ベース120並びに第2ベース120の第2面に配置された第3支持構造体121及び第4支持構造体122を備え、第3支持構造体121は、その上に形成された第2突出部123を有し、第4支持構造体122は、その中に形成された第2接続孔124を有する。第1面と第2面は、互いに対向して配置され、第1突出部113は、第2接続孔124の中に位置して第2接続孔に対して回転するように構成され、第2突出部123は、第1接続孔114の中に位置して第1接続孔に対して回転するように構成されている。
例示的な一実施形態において、第1突出部113は、直線又は曲線を第1軸の周りに回転させるによって形成された回転体構造を有し、第1接続孔114は、対応する直線又は曲線を第2軸の周りに回転させるによって形成された回転面構造を有し、第1軸及び第2軸のそれぞれは、第1ベース110の軸と垂直に交わる。第2突出部123は、直線又は曲線を第3軸の周りに回転させるによって形成された回転体構造を有し、第2接続孔124は、対応する直線又は曲線を第4軸の周りに回転させるによって形成された回転面構造を有し、第3軸と第4軸は、第2ベース120の軸と垂直に交わる。さらに、第1軸と第2軸は共軸であり、第3軸と第4軸は共軸である。図3に示すジョイントコネクタ対の接続状態において、ジョイントコネクタ対10の第1軸、第2軸、第3軸及び第4軸は共軸である。本明細書において、第1軸、第2軸、第3軸及び第4軸がジョイントコネクタ対10のジョイント軸とも共軸であることは明らかである。従って、第1突出部113は第2接続孔124に良好に嵌合し、第2突出部123は第1接続孔114に良好に嵌合して、旋回過程中の第1ジョイントコネクタ11と第2ジョイントコネクタ12の安定性と信頼性とを確保する。より具体的には、第1突出部113及び第2突出部123は、円柱、円錐台、円錐等の構造を有してもよい。第1接続孔114及び第2接続孔124は、円柱面、円錐台面、円錐面等の構造を有してもよい。
さらに図1乃至図3を参照すると、例示的な一実施形態において、第1突出部113は、第1支持構造体111の第1側面に配置され、第1側面は、第1支持構造体111における第1ベース110の軸から離れた側面である。第1支持構造体111における第1ベース110の軸に近い側面は、第5側面である。第2突出部123は、第3支持構造体121の第2側面に配置され、第2側面は、第3支持構造体121における第2ベース120の軸から離れた側面である。第3支持構造体121における第2ベース120の軸に近い側面は、第6側面である。第2支持構造体112における第1ベース110の軸に近い側面は、第3側面である。第4支持構造体122における第2ベース120の軸に近い側面は、第4側面である。第2支持構造体112における第1ベース110の軸から離れた側面は、第7側面である。第4支持構造体122における第2ベース120の軸から離れた側面は、第8側面である。第1側面乃至第8側面は互いに平行であるのが好ましい。第1側面と第3側面との間の距離l1及び第2側面と第4側面との間の距離l2には、以下の関係がある。l1−lp2<l2<l1+lp1、又は、l2−lp1<l1<l2+lp2、ここで、lp1は、第1突出部の軸長、lp2は、第2突出部の軸長である。一方、第1突出部の軸長及び第1側面と第5側面との間の距離の総和は、第4側面と第6側面との間の距離より小さい。第2突出部の軸長及び第2側面と第6側面との間の距離の総和は、第3側面と第5側面との間の距離より小さい。本明細書において、一方の側面から他方の側面までの距離は、2つの側面間のジョイント軸の長さによって測定される。第1突出部又は第2突出部の軸長も、対応する突出部の端面と対応する突出部に隣接する側面との間のジョイント軸の長さによって測定される。それは以下の実施形態にも適用可能である。この場合、第1ジョイントコネクタ11と第2ジョイントコネクタ12との間の接続が達成できる、すなわち、第1突出部113は第2接続孔124に配置されるように構成され、そして第2突出部123は第1接続孔114に配置されるように構成される。
好適には、第1突出部113の軸長及び第1支持構造体111の第1側面から第2支持構造体112の第7側面までの距離の総和は、第1ベース110の直径以下である。第2突出部123の軸長及び第3支持構造体121の第2側面から第4支持構造体122の第8側面までの距離の総和は、第2ベース120の直径以下である。組み立て後、ジョイントコネクタ対において、第1突出部113の外側端面から第2突出部123の外側端面までの距離は、第1ベース110の直径以下であり、また、第2ベース120の直径以下である。すなわち、第1支持構造体111、第2支持構造体112及び第1突出部113は、すべて第1ベース110の投影内に配置され、第3支持構造体121と、第4支持構造体122と、第2突出部123は、すべて第2ベース120の投影内に配置される。これによって、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの安全性と信頼性をより大きく向上させ、使用中に第1突出部113又は第2突出部123が人の組織等を傷つけることを防止することを可能にする。
例示的実施形態によっては、第2支持構造体112における第1ベース110の軸に近い側面は、第3側面である。第4支持構造体122における第2ベース120の軸に近い側面は、第4側面である。第1突出部113は、第1支持構造体111の第5側面に位置してもよく、第5側面は、第1支持構造体111における第1ベース110の軸に近い側面である。第2突出部123は、第3支持構造体121の第6側面に位置しており、第6側面は、第3支持構造体121における第2ベース120の軸に近い側面である。第2支持構造体112における第1ベース110の軸から離れた側面は、第7側面である。第4支持構造体122における第2ベース120の軸から離れた側面は、第8側面である。第1支持構造体111における第1ベース110の軸から離れた側面は、第1側面である。第3支持構造体121における第2ベース120の軸から離れた側面は、第2側面である。好適には、第1側面乃至第8側面は互いに平行である。第5側面と第7側面との間の距離l3及び第6側面と第8側面との間の距離l4は以下の関係を有している。l3−lp1<l4<l3+lp2、ここで、lp2は第2突出部の軸長である、あるいは、l4−lp2<l3<l4+lp1、ここで、lp1は第1突出部の軸長である。一方、第4側面と第8側面との間の距離は、第3側面と第5側面の間の距離と第1突出部の軸長との差よりも小さい。第3側面と第7側面との間の距離は、第4側面と第6側面の間の距離と第2突出部の軸長との差よりも小さい。
同様に、第1支持構造体111の第1側面から第2支持構造体112の第7側面までの距離は、第1ベース110の直径以下である。第3支持構造体121の第2側面から第4支持構造体122の第8側面までの距離は、第2ベース120の直径以下である。組み立て後、ジョイントコネクタ対において、第1側面から第2側面までの距離は、第1ベース110の直径以下であり、同様に、第2ベース120の直径以下である。すなわち、第1支持構造体111、第2支持構造体112及び第1突出部113は、すべて第1ベース110の投影内に配置され、第3支持構造体121、第4支持構造体122及び第2突出部123は、すべて第2ベース120の投影内に配置され、これによって、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの安全性と信頼性を向上させ、使用中に第1側面と第2側面が人の組織等を傷つけることを防止することを可能にする。
より好適には、第1支持構造体111の厚さ(すなわち、第1側面と第5側面との間の距離)と、第2支持構造体112の厚さ(すなわち、第3側面と第7側面との間の距離)と、第1突出部113の軸長とは等しい。第3支持構造体121の厚さ(すなわち、第2側面と第6側面との間の距離)と、第4支持構造体122の厚さ(すなわち、第4側面と第8側面との間の距離)と、第2突出部123の軸長とは等しい。これにより、ジョイントコネクタ対10の安定性がより向上し、ジョイントコネクタの交換作業がより容易になる。
さらに図1乃至図3を参照すると、例示的な一実施形態において、第1面は、第1部分面115と、第1部分面115と交わり、ジョイント軸の両側に配置された2つの第2部分面116とを含む。第1支持構造体111及び第2支持構造体112のそれぞれは、第1部分面115に、好適には、第1部分面115に対して垂直に配置される。2つの第2部分面116は、好適には、ジョイント軸に対して対称に配置される。第2面は、第3部分面125と、第3部分面125と交わり、ジョイント軸の両側に配置された2つの第4部分面126を含む。第3支持構造体121及び第4支持構造体122のそれぞれは、第3部分面125に、好適には、第3部分面125に対して垂直に配置される。2つの第4部分面126は、好適には、ジョイント軸に対して対称に配置される。好適には、図3に示すジョイントコネクタ対の接続状態において、第2部分面116の1つが、同じ側の第4部分面126の1つと当接する場合、第2部分面116と第4部分面126とが同じ面の中にあり、第1軸と第3軸もこの面の中にある。さらに、第2部分面116と第1部分面115との間の角度は0°乃至45°であり、第4部分面126と第3部分面125との間の角度は0°乃至45°である。これに加えて、第2部分面116は第1曲面であってもよく、第4部分面126は第2曲面であってもよい。さらに、ジョイントコネクタ対が、第2部分面116が同じ側の第4部分面126と当接する状態で旋回する場合、第1曲面及び第2曲面は、当接部が第2部分面116と第4部分面126との間に形成され、当接部に、第1曲面と第2曲面のそれぞれに接する平面が形成されるように構成される。すなわち、平面は、第1曲面と第2曲面の共通接平面であり、第1軸は共通接平面を通過する。さらに、共通接平面と第1部分面115との間の角度は、0°より大きくかつ45°以下であり、共通接平面と第3部分面125との間の角度は、0°より大きくかつ45°以下である。好適には、共通接平面と第1部分面115との間の角度は、0°より大きくかつ22.5°以下であり、共通接平面と第3部分面125との間の角度は、0°より大きくかつ22.5°以下である。この場合、各ジョイントコネクタ対10の第1ジョイントコネクタ11と第2ジョイントコネクタ12の間の旋回角度は0°乃至90°、好適には0°乃至45°である。旋回角度は、第1面と第2面との間の角度によって測定される。第1面が第1部分面115と第2部分面116を含み、第2面が第3部分面125と第4部分面126を含む場合には、旋回角度は、第1部分面115と第3部分面125との間の角度によって測定される。すなわち、ヘビ型ジョイントが配置された場合、第1部分面115と第3部分面125は水平面の状態に構成され、第2部分面116及び第4部分面126は、両方とも、傾斜面として構成される。第2部分面116及び第4部分面126を傾斜面になるように構成することによって、ジョイントコネクタ対10の旋回中、ジョイントコネクタ対10の近位端にある第1ジョイントコネクタ11は、ジョイントコネクタ対の遠位端にある第2ジョイントコネクタ12をある程度サポートすることができ、その結果、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの信頼性を確保する。一方、第2部分面116と第1部分面115との間の角度及び第4部分面126と第3部分面125との間の角度を調整することによって、ジョイントコネクタ対10の間の旋回角度を調整することができる。
図4及び図5に示されるように、例示的な一実施形態において、第1軸方向貫通孔117が第1ベース110の円周に配置される。第1軸方向貫通孔117は、可撓性構造体が貫通するために設けられる。第2軸方向貫通孔127が第2ベース120の円周に配置される。第2軸方向貫通孔127は、可撓性構造体が貫通するために設けられる。さらに、少なくとも2つの第1軸方向貫通孔117と少なくとも2つの第2軸方向貫通孔127とがあり、少なくとも2つの第1軸方向貫通孔117の位置は、少なくとも2つの第2軸方向貫通孔127の位置に対応している。好適には、第1軸方向貫通孔117は、数と位置について第2軸方向貫通孔127に1対1の対応関係を有する。さらに、第1ベース110の第1軸方向貫通孔117の配置と第2ベース120の第2軸方向貫通孔127の配置については図4及び図5を参照することができる。具体的には、第1軸方向貫通孔117及び第2軸方向貫通孔127は、それぞれ、群の状態で円周に均等に配置される。軸方向貫通孔群のそれぞれは、少なくとも1つの軸方向貫通孔を含む。図4に示すように、第1軸方向貫通孔群のそれぞれは、1つの第1軸方向貫通孔117のみを含み、第2軸方向貫通孔群のそれぞれは、1つの第2軸方向貫通孔127のみを含む。図5に示すように、第1軸方向貫通孔群のそれぞれは、3つの第1軸方向貫通孔117を含み、第2軸方向貫通孔群のそれぞれは、3つの第2軸方向貫通孔127を含む。好適には、第1軸方向貫通孔群のそれぞれの第1軸方向貫通孔117は均等に配置され、第2軸方向貫通孔群のそれぞれの第2軸方向貫通孔127は均等に配置される。
例示的な一実施形態において、可撓性構造体は金属線である。図4に示すベース(すなわち、第1ベース110又は第2ベース120)の構造に対して、1つのジョイントコネクタ対の旋回を制御するために2本の金属線が使用される場合、2本の金属線は、異なる貫通孔群の貫通孔(すなわち、第1軸方向貫通孔117又は第2軸方向貫通孔127)を通過する。2つの貫通孔群は、ジョイントコネクタ対の第1軸の異なる側に配置される。図5に示すベース(すなわち、第1ベース110又は第2ベース120)の構造に対して、複数の金属線は、同様にして、そのように構成される。1つのジョイントコネクタ対の旋回の制御のためにより多くの金属線を使用すると、ジョイントコネクタ対の信頼性を向上することができ、1本の金属線の破損に起因してジョイントコネクタ対の不具合は起こらないであろう。他の例示的実施形態において、1つのジョイントコネクタ対の旋回は、4本又は6本の金属線により制御することもできる。
さらに、手術ロボット用ヘビ型ジョイントは、複数の、例えば5,6,8又は10等の2から10までの任意の自然数のジョイントコネクタ対10を含む。ジョイントコネクタ対10は、連続的に、脱着可能に又は固定して接続される。好適には、第1固定機構118は、第1ベース110の第3面に配置される。第3面は、第1面の反対側である。第2固定機構128は、第2ベース120の第4面に配置される。第4面は、第2面の反対側である。1つのジョイントコネクタ対の第2固定機構128は、隣接するジョイントコネクタ対10の第1固定機構118とロック可能であり、その結果、1つのジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタ12は、隣接するジョイントコネクタ対10の第1ジョイントコネクタ11に固定される。他の例示的実施形態において、1つのジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタ12と隣接するジョイントコネクタ対10の第1ジョイントコネクタ11とは、一体成型方法等の他の方法で固定して接続されてもよい。
具体的には、図6及び図7に示すように、固定機構は、隣接する固定機構の凹部と係合されるボスを含み、凹部は隣接する固定機構のボスを収容する。ボスと凹部の配置は特に限定されない。一実施形態において、第1固定機構118は、複数の第1ボスと複数の第1凹部を備え、第1ボスと第1凹部は間隔を置いて配置される。第2固定機構128は、複数の第2ボスと複数の第2凹部を備え、第2ボス及び第2凹部は、間隔を置いて配置される。第1ボスは、形状と数と位置において、第2凹部に対応し、第2ボスは、形状と数と位置において、第1凹部に対応する。
さらに、ジョイントコネクタ対10の様々な旋回方向は、ジョイントコネクタ対10間の様々な係合によって達成することができ、これによって、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの複数の自由度が得られる。
具体的には、隣接するジョイントコネクタ対の円周方向オフセット角度が異なるように、隣接するジョイントコネクタ対10の近位端にある第2ジョイントコネクタ12の第3軸と、隣接するジョイントコネクタ対10の遠位端にある第1ジョイントコネクタ11の第1軸との間の角度が変更される。これは、隣接するジョイントコネクタ対が異なる方向で旋回することを意味する。隣接するジョイントコネクタ対10の円周方向オフセット角度は、0°以上かつ180°以下であることが好ましい。
次に、図6乃至図8及び図9乃至図11を参照すると、これらの図は、一実施形態に係る、1つのジョイントコネクタ対における第2ジョイントコネクタと、隣接するジョイントコネクタ対における隣接する第1ジョイントコネクタの概略構造図であり、近位のジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタ12と遠位のジョイントコネクタ対の第1ジョイントコネクタ11のみを示す。図6乃至図8は、隣接するジョイントコネクタ対の円周方向オフセット角度が90°である場合を示す。この場合、隣接するジョイントコネクタ対は、2つの方向に向かって旋回することができるので、手術ロボット用ヘビ型ジョイントは2つの自由度を有する。図9乃至図11は、隣接するジョイントコネクタ対において円周方向オフセットが存在しない場合を示すので、円周方向オフセット角度は0°である。この場合、隣接するジョイントコネクタ対は、より大きな角度で、1つの方向に向かって旋回でき(すなわち、旋回角度は、1つのジョイントコネクタ対の旋回角度より大きい)、手術ロボット用ヘビ型ジョイントは1つの自由度のみを有する。
次に、図1乃至図3と図12乃至図14とを同時に参照すると、図12乃至図14は、本発明の一実施形態に係る手術ロボット用ヘビ型ジョイントの複数のジョイントコネクタ対の概略構造図である。前の実施形態と比較して、2つの自由度を有する本実施形態の手術ロボット用ヘビ型ジョイントは、図1乃至図3に示されるようなジョイントコネクタ対10を4つ含み、それらは、近位端から遠位端までの(換言すると、下から上への)、第1ジョイントコネクタ対10a、第2ジョイントコネクタ対10b、第3ジョイントコネクタ対10c及び第4ジョイントコネクタ対10dである。第2ジョイントコネクタ対10bと第1ジョイントコネクタ対10aとの間の円周方向オフセット角度は90°であり、第3ジョイントコネクタ対10cと第2ジョイントコネクタ対10bとの間の円周方向オフセット角度は0°であり(すなわち、互いに平行であり)、第4ジョイントコネクタ対10dと第3ジョイントコネクタ対10cとの間の円周方向オフセット角度は90°である。図12乃至図14において、第2ジョイントコネクタ対10bの旋回方向は、第3ジョイントコネクタ対10cの旋回方向と同じであり、第1ジョイントコネクタ対10aの旋回方向は、第4ジョイントコネクタ対10dの旋回方向と同じであり、第2ジョイントコネクタ対10b及び第3ジョイントコネクタ対10cの旋回方向は、第1ジョイントコネクタ対10a及び第4ジョイントコネクタ対10dの旋回方向に対して垂直である。従って、手術ロボット用ヘビ型ジョイントは2つの自由度を有する。この場合、ジョイントコネクタ対10の相対的位置を構成することによって、ヘビ型ジョイントは、複数の自由度を有し、ヘビ型ジョイントの平面的なねじり又は空間的なねじりを実行することができる。
さらに、図12乃至図14において、各ジョイントコネクタ対(すなわち、第1ジョイントコネクタ対10a、第2ジョイントコネクタ対10b、第3ジョイントコネクタ対10c及び第4ジョイントコネクタ対10d)の最大旋回角度は45°である。この場合、2つのジョイントコネクタ対10が同じ方向に向けて旋回するように構成することによって、各旋回方向で90°の最大旋回角度を達成できる。ここで、1つのジョイントコネクタ対10の代わりに、2つのジョイントコネクタ対10によって各旋回方向において90°の最大旋回角度を得ることによって、手術ロボット用ヘビ型ジョイントは、より高い信頼性と安定性を有することになる。
その他の実施形態において、手術ロボット用ヘビ型ジョイントは、自由度や最大旋回角度等の設計要求に従って、より多くの、例えば5つ、6つ又は10等のジョイントコネクタ対10を含んでもよい。さらに、隣接ジョイントコネクタ対10間の円周方向オフセット角度は、0°乃至180°、例えば0°、30°、45°、60°、90°、120°、150°又は180°であってもよく、これによって、空間的なねじりにおける多くの配置を達成できる。
さらに、図12乃至図14を参照すると、具体的に、近位端にある第1ジョイントコネクタ対10aと遠位端にある第4ジョイントコネクタ対10dは、2本の金属線によって制御され、近位端にある第2ジョイントコネクタ対10bと遠位端にある第3ジョイントコネクタ対10cは、別の2本の金属線によって制御される。本実施形態において、第1ジョイントコネクタ対10a及び第4ジョイントコネクタ対10dを制御する2本の金属線のそれぞれの一方の端部は、第4ジョイントコネクタ対10dの第2ジョイントコネクタ12dに固定され、第2ジョイントコネクタ対10b及び第3ジョイントコネクタ対10cを制御する2本の金属線のそれぞれの一方の端部は、第3ジョイントコネクタ対10cの第2ジョイントコネクタ12cに固定されてもよいし、又は第4ジョイントコネクタ対10dの第2ジョイントコネクタ12dに固定されてもよい。従って、4本の金属線は、2つの自由度を有する手術ロボット用ヘビ型ジョイントの旋回を制御し、すなわち、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの空間的なねじりを遂行することができる。勿論、当業者は、本実施形態において、より多くの金属線があってもよいことを理解するであろう。例えば、ヘビ型ジョイントの旋回角度をより正確に制御するように、金属線の数が8本であり、どの2本の金属線も1つのジョイントコネクタ対を制御する。
さらに、ヘビ型ジョイントは、n(nは、1以上の自然数)の自由度を有する。すなわち、ヘビ型ジョイントのジョイントコネクタ対がnの旋回方向で旋回できる場合、ジョイントコネクタ対の数は、n以上であり、可撓性構造体の数は少なくとも2nである。これに基づいて、ヘビ型ジョイントの場合、可撓性構造体の数を増やして(例えば、同じ旋回方向のジョイントコネクタ対のそれぞれが、2つの可撓性構造体によって制御される)、ジョイントコネクタ対の旋回をより正確に制御することができる。
さらに、ジョイントコネクタ対の旋回方向を制御する可撓性構造体は、ジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタか、又はジョイントコネクタ対の遠位端に位置するジョイントコネクタ対(もしあれば)の第2ジョイントコネクタに固定されてもよい。従って、少なくとも2つの可撓性構造体の遠位端は、すべてのジョイントコネクタ対のうち最も遠いジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタに固定される。より好適には、各可撓性構造体の一方の端部は、複数のジョイントコネクタ対のうち最も遠いジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタに固定される。ここで、金属線は、各ジョイントコネクタ対の第1軸方向貫通孔と第2軸方向貫通孔を通過した後で、最も遠いジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタの第2端面に固定され、ワイヤロープの伸長によって手術ロボット用ヘビ型ジョイントの旋回の(動きの)制御を遂行する。
さらに、あるジョイントコネクタ対の第1軸方向貫通孔117の数と第2軸方向貫通孔127の数は、同じであってもよいし又は異なってもよい。同様に、ヘビ型ジョイントの異なるジョイントコネクタ対の第1軸方向貫通孔の数は、同じであってもよいし又は異なってもよいし、第2軸方向貫通孔の数も同じであってもよいし又は異なってもよい。しかしながら、この場合、ヘビ型ジョイントには、可撓性構造体が貫通する少なくとも2つのチャンネルを設ける必要がある。具体的には、1つのジョイントコネクタ対において、該ジョイントコネクタ対を制御する可撓性構造体を貫通させるために、少なくとも2つの第1軸方向貫通孔117と少なくとも2つの第2軸方向貫通孔127の位置が対応する。さらに、該ジョイントコネクタ対の近位端に位置する少なくともすべてのジョイントコネクタ対には、可撓性構造体が貫通する上記のチャンネルを形成するように、第1軸方向貫通孔117と第2軸方向貫通孔127とが対応する位置に設けられる。すなわち、該ジョイントコネクタ対の第1軸方向貫通孔117と該ジョイントコネクタ対の近位端に隣接するジョイントコネクタ対の第2軸方向貫通孔127の位置が対応し、該近位端に隣接するジョイントコネクタ対の第2軸方向貫通孔127と同じジョイントコネクタ対の第1軸方向貫通孔117の位置が対応し、それを繰り返していく。好適には、該ジョイントコネクタ対の遠位端のジョイントコネクタ対には、第1軸方向貫通孔117と第2軸方向貫通孔127とが対応する位置に設けられ、これによって可撓性構造体が延長して貫通するための上記チャンネルが形成される(すなわち、この場合、可撓性構造体は、遠位端のジョイントコネクタ対に固定される。)。
別の例示的実施形態において、手術器具も提供される。図15及び図16に示すように、手術器具は、器具末端2と、手術ロボット用ヘビ型ジョイント1(手術ロボット用ヘビ型ジョイント1は、複数のジョイントコネクタ対10と可撓性構造体20とを備える。)と、管状部材と、可撓性部材と、制御部とを備える。器具末端、手術ロボット用ヘビ型ジョイント、管状部材及び制御部は、遠位端から近位端まで連続して接続される。可撓性部材の一方の端部は制御部に接続され、可撓性部材の他方の端部は、管状部材を通過した後、手術ロボット用ヘビ型ジョイント及び器具末端にそれぞれ接続される。手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体の近位端は、管状部材を通過した後、制御部に接続される。制御部は、可撓性部材を介して器具末端の動きを制御し、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体を介して手術ロボット用ヘビ型ジョイントの動きを制御する。具体的に、器具末端は、主に、人の身体に直接操作されるはさみ、プライヤー及び電動フック等のエンドエフェクタを含む。手術ロボット用ヘビ型ジョイントの遠位端は、器具末端に接続され、一方、近位端は管状部材に接続される。管状部材は、器具末端をサポートするための中空の薄肉管であり、そのため、器具末端は、その近位端が身体の外部に配置された状態で、人の身体の中に伸長することができる。制御部は、器具末端と手術ロボット用ヘビ型ジョイントの動きを制御するために用いられる。可撓性部材の一方の端部は制御部に接続され、他方の端部は、管状部材を通過した後、器具末端に接続される。手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体の近位端は、管状部材を通過した後、制御部に接続される。手術器具は、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの姿勢を制御することにより器具末端を所望の位置と姿勢に達成でき、器具末端を制御することにより、器具末端がクランプ、切断及びその他の動作を実行できるようにする。
また、さらに別の実施形態において、撮像システムと、手術ロボット用ヘビ型ジョイントと、管状部材と、制御部とを備える内視鏡も提供される。撮像システム、手術ロボット用ヘビ型ジョイント、管状部材及び制御部は、遠位端から近位端まで連続して接続され、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体の近位端は、管状部材を通過した後、制御部に接続され、制御部は、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体を介して手術ロボット用ヘビ型ジョイントの動きを制御する。撮像システムは、内視鏡の視野内の画像を取得するための内視鏡の対物レンズを含む。手術ロボット用ヘビ型ジョイントは、撮像システムの姿勢を調整するために、撮像システムと管状部材とを接続するために用いられる。管状部材は、内視鏡をサポートするための中空の薄肉管であり、そのため、内視鏡の遠位端は、内視鏡の近位端が身体の外部に配置された状態で、人の身体の中に延びることができる。制御部は、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの動きを制御するために用いられる。手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体の近位端は、管状部材を通過した後、制御部に接続される。制御部によって手術ロボット用ヘビ型ジョイントの姿勢を制御することにより、内視鏡の撮像システムは、所望の姿勢を実現することができる。
要約すると、例示的実施形態において提供される手術ロボット用ヘビ型ジョイントは、ジョイントコネクタ対の旋回によって平面的なねじり又は空間的なねじりを遂行し、従来技術のヘビ型ジョイントと比較して、その構造の複雑さを低減することができる。他の例示的実施形態において提供される手術器具と内視鏡は、手術ロボット用ヘビ型ジョイントを含み、これにより器具末端又は撮像システムが所望の位置と姿勢に到達できるようにする。
上記の説明は、本発明の好適な実施形態の説明に過ぎず、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。上記の開示に従って当業者によってなされるあらゆる変更及び修正はすべて、添付の請求項の保護範囲内に含まれる。
10,10a,10b,10c,10d ジョイントコネクタ対
11,11a,11b,11c,11d 第1ジョイントコネクタ
12,12a,12b,12c,12d 第2ジョイントコネクタ
111 第1支持構造体
112 第2支持構造体
121 第3支持構造体
122 第4支持構造体
113 第1突出部
123 第2突出部
114 第1接続孔
124 第2接続孔
115 第1部分面
116 第2部分面
125 第3部分面
126 第4部分面
117 第1軸方向貫通孔
127 第2軸方向貫通孔
118 第1固定機構
128 第2固定機構
1 手術ロボット用ヘビ型ジョイント
2 器具末端
別の例示的実施形態において、手術器具も提供される。図15及び図16に示すように、手術器具は、器具末端2と、手術ロボット用ヘビ型ジョイント1(手術ロボット用ヘビ型ジョイント1は、複数のジョイントコネクタ対10と可撓性構造体20とを備える。)と、管状部材と、可撓性部材と、制御部とを備える。器具末端、手術ロボット用ヘビ型ジョイント、管状部材及び制御部は、遠位端から近位端まで連続して接続される。可撓性部材の一方の端部は制御部に接続され、可撓性部材の他方の端部は、管状部材を通過した後、器具末端に接続される。手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体の近位端は、管状部材を通過した後、制御部に接続される。制御部は、可撓性部材を介して器具末端の動きを制御し、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体を介して手術ロボット用ヘビ型ジョイントの動きを制御する。具体的に、器具末端は、主に、人の身体に直接操作されるはさみ、プライヤー及び電動フック等のエンドエフェクタを含む。手術ロボット用ヘビ型ジョイントの遠位端は、器具末端に接続され、一方、近位端は管状部材に接続される。管状部材は、器具末端をサポートするための中空の薄肉管であり、そのため、器具末端は、その近位端が身体の外部に配置された状態で、人の身体の中に伸長することができる。制御部は、器具末端と手術ロボット用ヘビ型ジョイントの動きを制御するために用いられる。可撓性部材の一方の端部は制御部に接続され、他方の端部は、管状部材を通過した後、器具末端に接続される。手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体の近位端は、管状部材を通過した後、制御部に接続される。手術器具は、手術ロボット用ヘビ型ジョイントの姿勢を制御することにより器具末端を所望の位置と姿勢に達成でき、器具末端を制御することにより、器具末端がクランプ、切断及びその他の動作を実行できるようにする。

Claims (25)

  1. 少なくとも1つの自由度を有する手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    少なくとも1つのジョイントコネクタ対と、
    可撓性構造体と、
    備え、
    各ジョイントコネクタ対は、下端にある第1ジョイントコネクタと上端にある第2ジョイントコネクタと、を有し、
    前記第1ジョイントコネクタは、第1ベースと、前記第1ベースの第1面に配置される第1支持構造体と第2支持構造体とを有し、前記第1支持構造体はその上に形成される第1突出部を有し、前記第2支持構造体はその中に形成される第1接続孔を有し、
    前記第2ジョイントコネクタは、第2ベースと、前記第2ベースの第2面に配置される第3支持構造体と第4支持構造体とを有し、前記第3支持構造体はその上に形成される第2突出部を有し、前記第4支持構造体はその中に形成される第2接続孔を有し、
    前記第1ジョイントコネクタと前記第2ジョイントコネクタとが互いに係合した場合に、前記第1面及び前記第2面は互いに対向して配置され、前記第1突出部は、前記第2接続孔の中に位置して前記第2接続孔に対して回転するように構成され、前記第2突出部は、前記第1接続孔の中に位置して前記第1接続孔に対して回転するように構成され、
    前記可撓性構造体は、前記ジョイントコネクタ対をジョイント軸の周りに旋回するように制御する手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  2. 請求項1に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第1突出部は、直線又は曲線を第1軸の周りに回転させるにより形成される回転体構造を有し、前記第1接続孔は、直線又は曲線を第2軸の周りに回転させるにより形成される回転面構造を有し、前記第1軸及び前記第2軸のそれぞれは、前記第1ベースの軸と垂直に交わり、前記第2突出部は、直線又は曲線を第3軸の周りに回転させるにより形成される回転体構造を有し、前記第2接続孔は、直線又は曲線を第4軸の周りに回転させるにより形成される回転面構造を有し、
    前記第1ジョイントコネクタと前記第2ジョイントコネクタが互いに係合する場合に、前記ジョイント軸と、前記第1軸と、前記第2軸と、前記第3軸と、前記第4軸とは共軸になる手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  3. 請求項2に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第1突出部及び前記第2突出部のそれぞれは、円柱、円錐台、又は円錐の構造を有し、前記第1接続孔及び前記第2接続孔のそれぞれは、円柱面、円錐台面、又は円錐面の構造を有する手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  4. 請求項1に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第1突出部は、前記第1支持構造体の第1側面に配置され、前記第1側面は、前記第1支持構造体における前記第1ベースの軸から離れた側面であり、
    前記第1支持構造体における前記第1ベースの前記軸に近い側面は、第5側面であり、
    前記第2突出部は、前記第3支持構造体の第2側面に配置され、前記第2側面は、前記第3支持構造体における前記第2ベースの軸から離れた側面であり、
    前記第3支持構造体における前記第2ベースの前記軸に近い側面は、第6側面であり、
    前記第2支持構造体における前記第1ベースの前記軸に近い側面は、第3側面であり、
    前記第4支持構造体における前記第2ベースの前記軸に近い側面は、第4側面であり、
    前記第1側面と前記第3側面の間の距離l1と、前記第2側面と前記第4側面の間の距離l2とは、以下の関係を有し、
    l1−lp2<l2<l1+lp1、
    又は、
    l2−lp1<l1<l2+lp2、
    ここで、lp1は前記第1突出部の軸長であり、lp2は前記第2突出部の軸長であり、
    前記第1突出部の前記軸長及び前記第1側面と前記第5側面との間の距離の総和は、前記第4側面と前記第6側面との間の距離よりも小さく、
    前記第2突出部の前記軸長及び前記第2側面と前記第6側面との間の距離の総和は、前記第3側面と前記第5側面との間の距離よりも小さい手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  5. 請求項4に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第1突出部の前記軸長及び前記第1支持構造体の前記第1側面から前記第2支持構造体の第7側面までの距離の総和は、前記第1ベースの直径以下であり、前記第2支持構造体における前記第1ベースの前記軸から離れた側面が前記第7側面であり、
    前記第2突出部の前記軸長及び前記第3支持構造体の前記第2側面から前記第4支持構造体の第8側面までの距離の総和は、前記第2ベースの直径以下であり、前記第4支持構造体における前記第2ベースの前記軸から離れた側面が前記第8側面であり、
    前記ジョイントコネクタ対において、前記第1突出部の外側端面から前記第2突出部の外側端面までの距離は、前記第1ベースの前記直径以下であり、前記第1突出部の前記外側端面から前記第2突出部の前記外側端面までの前記距離も、前記第2ベースの前記直径以下である手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  6. 請求項1に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第2支持構造体における前記第1ベースの軸に近い側面は、第3側面であり、
    前記第4支持構造体における前記第2ベースの軸に近い側面は、第4側面であり、
    前記第1突出部は、前記第1支持構造体の第5側面に配置されており、前記第5側面は、前記第1支持構造体における前記第1ベースの前記軸に近い側面であり、
    前記第2突出部は、前記第3支持構造体の第6側面に配置されており、前記第6側面は、前記第3支持構造体における前記第2ベースの前記軸に近い側面であり、
    前記第2支持構造体における前記第1ベースの前記軸から離れた側面は、第7側面であり、
    前記第4支持構造体における前記第2ベースの前記軸から離れた側面は、第8側面であり、
    前記第5側面と前記第7側面との間の距離l3及び前記第6側面と前記第8側面との間の距離l4は以下の関係を有し、
    l3−lp1<l4<l3+lp2、
    又は、
    l4−lp2<l3<l4+lp1、
    ここで、lp1は前記第1突出部の軸長であり、lp2は前記第2突出部の軸長であり、
    前記第4側面と前記第8側面との間の距離は、前記第3側面と前記第5側面の間の距離と前記第1突出部の前記軸長との差よりも小さく、
    前記第3側面と前記第7側面との間の距離は、前記第4側面と前記第6側面の間の距離と前記第2突出部の前記軸長との差よりも小さい手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  7. 請求項6に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第1支持構造体の第1側面から前記第2支持構造体の前記第7側面までの距離は、前記第1ベースの直径以下であり、前記第1側面は、前記第1支持構造体における前記第1ベースの前記軸から離れた側面であり、
    前記第3支持構造体の第2側面から前記第4支持構造体の前記第8側面までの距離は、前記第2ベースの直径以下であり、前記第2側面は、前記第3支持構造体における前記第2ベースの前記軸から離れた側面であり、
    前記ジョイントコネクタ対において、前記第1側面から前記第2側面までの距離は、前記第1ベースの前記直径以下であり、前記第1側面から前記第2側面までの前記距離も、前記第2ベースの前記直径以下である手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  8. 請求項4又は6に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第1支持構造体の厚さ、前記第2支持構造体の厚さ及び前記第1突出部の前記軸長が等しく、前記第3支持構造体の厚さ、前記第4支持構造体の厚さ及び前記第2突出部の前記軸長が等しい手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  9. 請求項1に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第1面は、第1部分面と、前記第1部分面と交わる第2部分面とを備え、前記第1支持構造体及び前記第2支持構造体のそれぞれは、前記第1部分面に配置され、前記第2面は、第3部分面と、前記第3部分面と交わる第4部分面とを備え、前記第3支持構造体及び前記第4支持構造体のそれぞれは、前記第3部分面に配置される手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  10. 請求項9に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第2部分面は平面であり、前記ジョイント軸は、前記第2部分面が配置される平面を通過し、
    前記第4部分面は平面であり、前記ジョイント軸は、前記第4部分面が配置される平面を通過する手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  11. 請求項10に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第2部分面と前記第1部分面との間の角度は0°乃至45°であり、前記第4部分面と前記第3部分面との間の角度は0°乃至45°である手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  12. 請求項9に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第2部分面及び前記第4部分面は、両方とも曲面であり、前記ジョイントコネクタ対が、前記第2部分面が同じ側の前記第4部分面と当接する状態に旋回した場合に、前記第2部分面と前記第4部分面との間に当接部が形成され、前記当接部の前記曲面の間に共通接平面が存在し、前記第1軸が前記共通接平面を通過するように構成される手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  13. 請求項12に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記共通接平面と前記第1部分面との間の角度は、0°よりも大きくかつ45°以下であり、前記共通接平面と前記第3部分面との間の角度は、0°よりも大きくかつ45°以下である手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  14. 請求項1又は9に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    各ジョイントコネクタ対における、前記第1ジョイントコネクタと前記第2ジョイントコネクタとの間の旋回角度は、0°より大きくかつ90°以下である手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  15. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    第1軸方向貫通孔が前記第1ベースの円周に配置され、前記第1軸方向貫通孔は、前記可撓性構造体が貫通するために設けられ、第2軸方向貫通孔が前記第2ベースの円周に配置され、前記第2軸方向貫通孔は、前記可撓性構造体が貫通するために設けられる手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  16. 請求項15に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第1軸方向貫通孔の数及び前記第2軸方向貫通孔の数は、それぞれ複数であり、少なくとも2つの前記第1軸方向貫通孔の位置は、少なくとも2つの前記第2軸方向貫通孔の位置に対応する手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  17. 請求項16に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    各ジョイントコネクタ対において、前記第1軸方向貫通孔の数は、前記第2軸方向貫通孔の数と同じであり、前記第1軸方向貫通孔の位置は、前記第2軸方向貫通孔の位置に対して1対1の対応関係がある手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  18. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントがnの自由度を有する場合に、少なくとも2nの可撓性構造体があり、ここでnは、1以上の自然数である手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  19. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記ヘビ型ジョイントは、複数のジョイントコネクタ対を有し、隣接するジョイントコネクタ対は脱着可能に又は固定して接続される手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  20. 請求項19に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    第1固定機構が前記第1ベースの第3面に配置され、前記第3面は前記第1面と対向し、第2固定機構が前記第2ベースの第4面に配置され、前記第4面は前記第2面と対向し、1つのジョイントコネクタ対の前記第2ジョイントコネクタが隣接するジョイントコネクタ対の前記第1ジョイントコネクタに脱着可能に接続されるように、前記1つのジョイントコネクタ対の第2固定機構は、隣接するジョイントコネクタ対の第1固定機構とロック可能である手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  21. 請求項20に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    前記第1固定機構は、複数の第1ボスと複数の第1凹部とを有し、前記第1ボスと第1凹部とは間隔を置いて配置され、前記第2固定機構は、複数の第2ボスと複数の第2凹部とを有し、前記第2ボスと前記第2凹部とは間隔を置いて配置され、前記第1ボスは、形状、数及び位置において前記第2凹部に対応し、前記第2ボスは、形状、数及び位置において前記第1凹部に対応する手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  22. 請求項19に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    隣接するジョイントコネクタ対において、近位端の1つのジョイントコネクタ対の第2ジョイントコネクタは、遠位端の他のジョイントコネクタ対の第1ジョイントコネクタと一体的に形成されている手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  23. 請求項19に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントであって、
    隣接するジョイントコネクタ対の円周方向オフセット角度は、0°以上で180°以下である手術ロボット用ヘビ型ジョイント。
  24. 手術器具であって、
    器具末端と、
    請求項1乃至23のいずれか1項に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントと、
    管状部材と、
    可撓性部材と、
    制御部と、
    を備え、
    前記器具末端、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイント、前記管状部材及び前記制御部は、遠位端から近位端まで連続して接続され、前記可撓性部材の一方の端部は前記制御部に接続され、前記可撓性部材の他方の端部は、前記管状部材を通過した後、前記器具末端に接続され、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体の近位端は、前記管状部材を通過した後、前記制御部に接続され、前記制御部は、前記可撓性部材を介して前記器具末端の動きを制御し、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの前記可撓性構造体を介して前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの旋回を制御する手術器具。
  25. 内視鏡であって、
    撮像システムと、
    請求項1乃至23のいずれか1項に記載の手術ロボット用ヘビ型ジョイントと、
    管状部材と、
    制御部と、
    を備え、
    前記撮像システム、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイント、前記管状部材及び前記制御部は、遠位端から近位端まで連続して接続され、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの可撓性構造体の近位端は、前記管状部材を通過した後、前記制御部に接続され、前記制御部は、前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの前記可撓性構造体を介して前記手術ロボット用ヘビ型ジョイントの旋回を制御して前記撮像システムの姿勢を調整する内視鏡。
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