JP2020515183A - ランダムアクセス方法および装置、デバイス、ならびに記憶媒体 - Google Patents

ランダムアクセス方法および装置、デバイス、ならびに記憶媒体 Download PDF

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Abstract

本出願の実施形態は、ランダムアクセス方法および装置、デバイス、ならびに記憶媒体を提供する。この方法は、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、アクセスのために使用されることが可能である、基地局によって示される第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて端末デバイスによって第2のアクセスキャリアを決定するステップであって、アクセスキャリア情報リストは、ランダムアクセスをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含む、ステップと、次いで端末デバイスによって第2のアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行するステップとを含む。ランダムアクセスを実行する際に、端末デバイスは、アクセスキャリアをランダムに選択する代わりに、基地局によって既に知られている第1のアクセスキャリアに基づいてアクセスキャリア情報リストにおいて新たな第2のアクセスキャリアを決定する。基地局はまた、示される第1のアクセスキャリアに基づいて、端末デバイスによって使用される第2のアクセスキャリアを決定して、別の端末デバイスのためのアクセスキャリアを構成し得る。これは、端末デバイスと別の端末デバイスとの間におけるコリジョンの確率を低減し、別の端末デバイスの使用上の干渉を回避する。

Description

本出願は、通信テクノロジーに関連しており、詳細には、ランダムアクセス方法および装置、デバイス、ならびに記憶媒体に関連している。
現在、ナローバンドインターネットオブシングス(narrowband Internet of Things、NB−IoT)端末デバイスが、複数のキャリア上でのランダムアクセスおよびモニタページングを開始し得る。
ランダムアクセスプロセスは、端末デバイスによって開始される通信手順であり、NB−IoTシステムにおける最も基本的で重要な手順のうちの1つである。ランダムアクセスプロセスの目的は、通信接続を確立すること、アップリンク同期を取得すること、アップリンクリソースを求めることなどを含む。ランダムアクセスプロセスの開始は、いくつかのタイプを有する。たとえば、ランダムアクセスプロセスは、ランダムアクセス開始中の端末デバイスのステータスに基づいて、アイドル状態ランダムアクセスおよび接続状態ランダムアクセスへと分けられる。接続状態ランダムアクセスは、端末デバイスによって能動的に開始されるランダムアクセス、および基地局によって物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)命令(order)を使用することによって開始されるランダムアクセスへとさらに分けられる。PDCCH命令を使用することによって端末デバイスのランダムアクセスをトリガーする場合には、ネットワークが、端末デバイスによって使用されることになるキャリアをシグナリングに示す。そのキャリア上で端末デバイスによって試みられた1回または複数回のアクセスがすべて失敗した後に、端末デバイスは、カバレッジレベルを増大し、そのカバレッジレベルをサポートする新たなキャリアをランダムに選択して、ランダムアクセスを再び試みる。
しかしながら、基地局は通常、いくつかの特定のキャリア上でランダムアクセスリソースを確保し、端末デバイスは、アクセスのために新たなキャリアをランダムに選択する。端末デバイスにとっては、ランダムに選択されたキャリアと、そのキャリア上で対応して使用されるリソースとが基地局によって確保されているということが確実にされることが可能ではなく、その結果として、コリジョン確率が大幅に増大する。加えて、端末デバイスは、別のキャリア上の確保されているリソースをランダムに選択することがある。これは、そのリソースを使用していたはずである端末デバイスに対する干渉を引き起こす。
本出願の実施形態は、端末デバイスがアクセスのために新たなキャリアをランダムに選択する一方で、そのランダムに選択されたキャリアと、そのキャリア上で対応して使用されるリソースとが、基地局によって確保されているリソースであるということが確実にされることが可能ではない場合にコリジョン確率が大幅に増大するという問題を解決するために、ランダムアクセス方法および装置、デバイス、ならびに記憶媒体を提供する。
本出願の第1の態様は、
事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて端末デバイスによって第2のアクセスキャリアを決定するステップであって、第1のアクセスキャリアは、基地局によって示されるキャリアであり、そのキャリア上で端末デバイスはアクセスを実行し、アクセスキャリア情報リストは、ランダムアクセスをサポートするキャリアに関する情報を含む、ステップと、
端末デバイスによって第2のアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行するステップとを含むランダムアクセス方法を提供する。
この解決策においては、端末デバイスは、ランダムアクセスをサポートすることが可能であるすべてのキャリアを含むリスト、すなわち、アクセスキャリア情報リストを事前に取得し得る。このリストは、システムのブロードキャストから受信され得、または端末デバイス上で事前に構成され得る。これは、この解決策においては限定されない。ランダムアクセスプロセスを開始した後に、基地局は、ランダムアクセスを実行するための第1のアクセスキャリアを端末デバイスに示す。しかしながら、アクセスプロセスにおいては、あり得るカバレッジ制限に起因して、端末デバイスによって実行された複数回のアクセスが失敗した後に、端末デバイスは、カバレッジレベルを増大すること、および新たなアクセスキャリアを再び決定することを必要とする。この解決策においては、端末デバイスによって決定される新たな第2のアクセスキャリアは、ランダムに選択されるのではなく、第1のアクセスキャリアに基づいて決定される。このようにして、基地局はまた、端末デバイスによって使用されるアクセスキャリアを第1のアクセスキャリアに基づいて決定して、確保されるリソースを構成し得る。これは、端末デバイスと別の端末デバイスとの間におけるコリジョンを回避し、干渉を低減する。
特定の実装においては、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて端末デバイスによって第2のアクセスキャリアを決定するステップは、
プリセットアルゴリズムを使用することによって端末デバイスによって第1のアクセスキャリアに関する情報に基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得するステップと、
端末デバイスによって第2のアクセスキャリアのインデックスに基づいて、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定するステップとを含む。
別の特定の実装においては、アクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて端末デバイスによって第2のアクセスキャリアを決定するステップは、
端末デバイスによってアクセスキャリア情報リストから第1のキャリア情報リストを取得するステップであって、第1のキャリア情報リストは、端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートするキャリアに関する情報を含む、ステップと、
プリセットアルゴリズムを使用することによって端末デバイスによって第1のアクセスキャリアに関する情報に基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得するステップと、
端末デバイスによって第2のアクセスキャリアのインデックスに基づいて第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定するステップとを含む。
任意選択で、第1のキャリア情報リストは、端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートする非アンカーキャリアに関する情報、または端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含む。
前述の解決策においては、端末デバイスが第1のアクセスキャリアに基づいて第2のアクセスキャリアを決定する方式が提供される。1つの方式は、次のとおりである。プリセットアルゴリズムを使用することによって第1のアクセスキャリアのインデックスに基づく計算を通じて第2のアクセスキャリアのインデックスが直接取得され、次いで第2のアクセスキャリアのインデックスに基づいてアクセスキャリア情報リストにおいて、ランダムアクセスのために使用される第2のアクセスキャリアが決定される。その他の方式は、次のとおりである。アクセスキャリア情報リスト上で選別が実行され、端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートすることが可能であるすべてのキャリアに関する情報がアクセスキャリア情報リストから選別されて、第1のキャリア情報リストを取得し、プリセットアルゴリズムを使用することによって第1のアクセスキャリアのインデックスに基づく計算を通じて第2のアクセスキャリアのインデックスが取得され、第2のアクセスキャリアのインデックスに基づいて第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアが決定される。あるいは、アクセスキャリア情報リスト上で選別が実行され、端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートすることが可能であるすべての非アンカーキャリアに関する情報がアクセスキャリア情報リストから選別されて、第1のキャリア情報リストを取得し、次いで、計算を通じて取得される、第2のアクセスキャリアのものであるインデックスに基づいて第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアが決定される。これは、アンカーキャリアを選択することを回避することが可能である。
前述の実装のうちのいずれか1つに基づいて、プリセットアルゴリズムを使用することによって端末デバイスによって第1のアクセスキャリアに関する情報に基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得するステップは、
プリセットアルゴリズムを使用することによって端末デバイスによって第1のアクセスキャリアのインデックスに基づく計算を通じて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得するステップであって、プリセットアルゴリズムは、第1のアクセスキャリアのインデックスと、新たなカバレッジレベルのために使用されるすべてのキャリアの量とに基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを決定するステップ、または第1のアクセスキャリアのインデックスと、新たなカバレッジレベルのために使用される非アンカーキャリアの量とに基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを決定するステップを含み、第1のアクセスキャリアに関する情報は、第1のアクセスキャリアのインデックスを含む。
プリセットアルゴリズムは、基地局によって指定されたアクセスキャリアのインデックスと、利用可能なアクセスキャリアの量とに基づいて新たなアクセスキャリアのインデックスが決定され得るということである。
任意選択で、第2のアクセスキャリアのインデックスは、新たなカバレッジレベルをサポートするキャリアの量によって第1のアクセスキャリアのインデックスを割ることによって取得される余りに等しい。
端末デバイスが、新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含む第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定する場合には、第2のアクセスキャリアのインデックスは、新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアの量によって第1のアクセスキャリアのインデックスを割ることによって取得される余りに等しい。
端末デバイスが、新たなカバレッジレベルをサポートするすべての非アンカーキャリアに関する情報を含む第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定する場合には、第2のアクセスキャリアのインデックスは、新たなカバレッジレベルをサポートするすべての非アンカーキャリアの量によって第1のアクセスキャリアのインデックスを割ることによって取得される余りに等しい。
任意選択で、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて端末デバイスによって第2のアクセスキャリアを決定するステップの前に、この方法は、
システムによってブロードキャストされたアクセスキャリア情報リストを端末デバイスによって受信するステップをさらに含む。
本出願の第2の態様は、
事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて第2のアクセスキャリアを決定するように構成されている処理モジュールであって、第1のアクセスキャリアは、基地局によって示されるキャリアであり、そのキャリア上で端末デバイスはアクセスを実行し、アクセスキャリア情報リストは、ランダムアクセスをサポートするキャリアに関する情報を含む、処理モジュールと、
処理モジュールによって取得された第2のアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行するように構成されているアクセスモジュールとを含むランダムアクセス装置を提供する。
任意選択で、処理モジュールは、
プリセットアルゴリズムを使用することによって第1のアクセスキャリアに関する情報に基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得することと、
第2のアクセスキャリアのインデックスに基づいて、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定することとを行うように特に構成されている。
任意選択で、処理モジュールは、
アクセスキャリア情報リストから第1のキャリア情報リストを取得することであって、第1のキャリア情報リストは、端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートするキャリアに関する情報を含む、取得することと、
プリセットアルゴリズムを使用することによって第1のアクセスキャリアに関する情報に基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得することと、
第2のアクセスキャリアのインデックスに基づいて第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定することとを行うように特に構成されている。
任意選択で、処理モジュールによって取得される第1のキャリア情報リストは、端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートする非アンカーキャリアに関する情報、または端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含む。
任意選択で、処理モジュールは、
プリセットアルゴリズムを使用することによって第1のアクセスキャリアのインデックスに基づく計算を通じて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得するように特に構成されており、プリセットアルゴリズムは、第1のアクセスキャリアのインデックスと、新たなカバレッジレベルのために使用されるすべてのキャリアの量とに基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを決定すること、または第1のアクセスキャリアのインデックスと、新たなカバレッジレベルのために使用される非アンカーキャリアの量とに基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを決定することを含み、第1のアクセスキャリアに関する情報は、第1のアクセスキャリアのインデックスを含む。
任意選択で、この装置は、
システムによってブロードキャストされたアクセスキャリア情報リストを受信するように構成されている受信モジュールをさらに含む。
前述のランダムアクセス装置の実装においては、処理モジュールは、プロセッサとして特に実装され得、受信モジュールは、受信機として特に実装され得るということを理解されたい。
本出願の第3の態様は、メモリと、プロセッサと、コンピュータプログラムとを含む端末デバイスを提供し、コンピュータプログラムは、メモリ内に格納されており、プロセッサは、コンピュータプログラムを稼働させて、第1の態様の実装のうちのいずれか1つによるランダムアクセス方法を実行する。
この端末デバイスの特定の実装においては、端末デバイスが通信インターフェースを通じて基地局との間でデータをやり取りして、第1の態様または第1の態様の実装において提供されているランダムアクセス方法を実行するように、メモリ内に格納されている実行可能な命令、すなわち、コンピュータプログラムを実行するように構成されている少なくとも1つのプロセッサがある。任意選択で、メモリは、プロセッサ内にさらに統合され得る。
本出願の第4の態様は、読取可能記憶媒体とコンピュータプログラムとを含む記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムは、第1の態様の実装のうちのいずれか1つによるランダムアクセス方法を実施するために使用される。
本出願の第5の態様は、プログラム製品を提供し、このプログラム製品は、コンピュータプログラム(すなわち、実行可能な命令)を含み、このコンピュータプログラムは、読取可能記憶媒体内に格納されている。端末デバイスの少なくとも1つのプロセッサが、読取可能記憶媒体からコンピュータプログラムを読み取り得、その少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータプログラムを実行し、それによって端末デバイスは、第1の態様の実装において提供されているランダムアクセス方法を実施する。
これらの実施形態において提供されているランダムアクセス方法および装置、デバイス、ならびに記憶媒体によれば、端末デバイスは、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、アクセスのために使用されることが可能である、基地局によって示される第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて第2のアクセスキャリアを決定し、アクセスキャリア情報リストは、ランダムアクセスをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含み、次いで端末デバイスは、第2のアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行する。ランダムアクセスを実行する際に、端末デバイスは、アクセスキャリアをランダムに選択する代わりに、基地局によって既に知られている第1のアクセスキャリアに基づいてアクセスキャリア情報リストにおいて新たな第2のアクセスキャリアを決定する。基地局はまた、示される第1のアクセスキャリアに基づいて、端末デバイスによって使用される第2のアクセスキャリアを決定して、別の端末デバイスのためのアクセスキャリアを構成し得る。これは、端末デバイスと別の端末デバイスとの間におけるコリジョンの確率を低減し、別の端末デバイスの使用上の干渉を回避する。
本出願によるランダムアクセス方法の適用シナリオの概略図である。 本出願によるランダムアクセス方法の実施形態1のフローチャートである。 本出願によるランダムアクセス装置の実施形態1の概略構造図である。 本出願によるランダムアクセス装置の実施形態2の概略構造図である。 本出願による端末デバイスの実施形態の概略構造図である。
ほとんどの場合のランダムアクセスは、端末デバイスが要件を有している場合には、システムによってブロードキャストされた構成に基づいて、利用可能なリソースを直接およびランダムに選択することによって、端末デバイスによって開始される。基地局は、複数の端末デバイスの間における生み出されたコリジョンを解決することを担当する。物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)命令によってトリガーされるランダムアクセスを設計し、その命令を使用することによって端末デバイスに対して使用のためのランダムアクセスリソースを示すことは、基地局がいくつかの端末デバイスの間におけるアクセスコリジョンの確率を低減することを望むいくつかの特別なシナリオ用に意図されている。たとえば、基地局は、命令によってトリガーされるランダムアクセスだけのために、いくつかのリソースを確保し得る。命令を受信する端末デバイスは、これらの確保されているリソースを使用し、それによってコリジョン確率が大幅に低減されることが可能である。
ランダムアクセスを実行するように命令によってトリガーされたいくつかの端末デバイスに関しては、ランダムアクセスが数回にわたって失敗した後に、端末デバイスは、カバレッジレベルを変更し、キャリアをランダムに選択して新たな試みを開始するということが、背景技術における解決策から知られることが可能である。これらの端末デバイスにとっては、ランダムに選択されたキャリアと、それらのキャリア上で対応して使用されるリソースとが基地局によって確保されているということが確実にされることが可能ではなく、その結果として、コリジョン確率が大幅に増大する。ネットワークまたは別の端末デバイスにとっては、これらの端末デバイスは、その他のキャリア上での確保されているリソースをランダムに選択し得るので、これらのリソースを使用していたはずである端末に対する干渉が引き起こされ得る。
前述の問題の主な理由は、端末デバイスのカバレッジレベルが変更された後に選択されるキャリアがランダムであり、これが、基地局にとって知ることのできないものであり、制御することのできないものであるということである。このシナリオのための新たなキャリア選択方法が設計されることが必要である。言い換えれば、新たなカバレッジレベルをサポートするキャリアを端末デバイスが選択することができることが確実にされる必要があり、その選択が基地局にとって整然としたものであり、制御可能なものであるということが確実にされることがさらに必要である。これに基づいて、本出願は、新たなアクセスキャリア決定解決策を提供し、それによって、基地局は制御を実行することが可能であり、別の端末デバイス上の干渉が低減される。
図1は、本出願によるランダムアクセス方法の適用シナリオの概略図である。図1に示されているように、本出願において提供されているランダムアクセス方法は、任意のワイヤレス通信システムに適用され得、たとえば、端末デバイスの低い複雑さおよび低い電力消費を必要とするNB−IoTシステムおよびeMTCシステムなどのインターネットオブシングスシステム、従来のロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、エボルブドユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)などに適用され得る。たとえば、図1に示されているIoT通信システムにおいては、この解決策は、基地局にアクセスして情報をやり取りすることが可能であるさまざまな端末デバイスに適用され得る。端末デバイスは、ワイヤレス端末または有線端末であり得る。ワイヤレス端末は、音声および/もしくはその他のサービスデータの接続性をユーザに提供するデバイス、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続されている別の処理デバイスであり得る。ワイヤレス端末は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を通じて1つまたは複数のコアネットワークと通信し得る。ワイヤレス端末は、モバイル電話(「セルラー」電話とも呼ばれる)などのモバイル端末であり得、モバイル端末を有するコンピュータは、たとえば、無線アクセスネットワークとの間で音声および/またはデータをやり取りする、ポータブルな、ポケットサイズの、ハンドヘルドの、コンピュータ内蔵の、または車載のモバイル装置であり得る。たとえば、ワイヤレス端末は、パーソナル通信サービス(Personal Communications Service、PCS)電話、コードレス電話セット、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、または携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)などのデバイスであり得る。ワイヤレス端末は、システム、サブスクライバーユニット(Subscriber Unit)、サブスクライバーステーション(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、モバイルコンソール(Mobile Console)、リモートステーション(Remote Station)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、またはユーザ機器(User DeviceもしくはUser Equipment)、たとえば、コンピュータ、ホームアプライアンス、自動車、もしくはテレビジョンとも呼ばれ得る。これは、本明細書においては限定されない。
本出願に関連した基地局は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)デバイスとも呼ばれ、端末をワイヤレスネットワークに接続するデバイスである。基地局は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System of Mobile communications、略してGSM)もしくは符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略してCDMA)におけるベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、略してBTS)であり得、ワイドバンド符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略してWCDMA)におけるノードB(NodeB、略してNB)であり得、またはロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略してLTE)におけるエボルブドノードB(Evolutional Node B、略してeNBもしくはeNodeB)、中継局もしくはアクセスポイント、将来の5GネットワークにおけるgNodeBなどであり得る。これは、本明細書においては限定されない。
図2は、本出願によるランダムアクセス方法の実施形態1のフローチャートである。図2に示されているように、図1に示されている適用シナリオにおいては、このランダムアクセス方法は、下記の特定の実施ステップを含む。
S101。端末デバイスが、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて第2のアクセスキャリアを決定し、第1のアクセスキャリアは、基地局によって示されるキャリアであり、そのキャリア上で端末デバイスはアクセスを実行し、アクセスキャリア情報リストは、ランダムアクセスをサポートするキャリアに関する情報を含む。
このステップにおいては、第1のアクセスキャリアは、基地局によって示されるキャリアであり、そのキャリア上で端末デバイスはランダムアクセスを実行する。
ランダムアクセスプロセスを開始する際に、基地局は、カバレッジレベル、サブキャリアインデックス、およびキャリアインデックスなどの使用されるパラメータを端末デバイスに示し、それによって端末デバイスは、基地局によって示されるカバレッジレベル、サブキャリアインデックス、およびキャリアインデックスに基づいて、そのカバレッジレベルに対応するランダムアクセスリソース構成を使用することによって、対応するキャリアロケーションにおいてランダムアクセスプリアンブルシーケンスを送信することが可能である。通常、端末デバイスは、基地局によって返されたランダムアクセス応答を受信する。しかしながら、端末デバイスのカバレッジレベルのインパクトと、別の問題とに起因して、端末デバイスが、第1のアクセスキャリアを使用することによって複数回にわたってランダムアクセスを実行したが、基地局によって返されたランダムアクセス応答を受信しなかった後に、端末デバイスは、実際の状況に基づいてアクセス構成を調整し得、たとえば、カバレッジレベルを増大し得る。
この場合、端末デバイスは、カバレッジレベルが増大された後に取得された新たなカバレッジレベルに基づいて、ランダムアクセスをサポートするキャリアのアクセスキャリア情報リストにおいて新たなランダムアクセスキャリア、すなわち、この解決策における第2のアクセスキャリアを決定することを必要とする。
この解決策においては、端末デバイスは、もはやキャリアをランダムに選択せず、基地局によって示される第1のアクセスキャリアに基づいてアクセスキャリア情報リストから新たな第2のアクセスキャリアを再び決定し、それによって基地局は、端末デバイスによって使用され得るキャリアを第1のアクセスキャリアに基づいて決定して、調整および制御を実行して干渉を回避することが可能である。
任意選択で、端末デバイスは、下記の方式のうちのいずれか1つで第1のアクセスキャリアに基づいて第2のアクセスキャリアを決定し得る。
第1の実装においては、端末デバイスは、プリセットアルゴリズムを使用することによって第1のアクセスキャリアに関する情報に基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得し、端末デバイスは、第2のアクセスキャリアのインデックスに基づいて、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定する。
前述の解決策は、端末デバイスが、第1のアクセスキャリアに関する情報に基づいて新たな第2のアクセスキャリアのインデックスを決定し、次いで第2のアクセスキャリアの決定されたインデックスに基づいてアクセスキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定するということを意味している。アクセスキャリア情報リストは、基地局によるブロードキャストを通じて取得され得る。具体的な計算方式は、第1のアクセスキャリアのインデックスと、新たなカバレッジレベルのために使用されるすべてのキャリアの量とに基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを決定することである。たとえば、新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアの量によって第1のアクセスキャリアのインデックスを割ることによって取得される余りが、第2のアクセスキャリアのインデックスとして使用される。
第2の実装においては、端末デバイスは、アクセスキャリア情報リストから第1のキャリア情報リストを取得し、第1のキャリア情報リストは、端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートするキャリアに関する情報を含み、端末デバイスは、プリセットアルゴリズムを使用することによって第1のアクセスキャリアに関する情報に基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得し、端末デバイスは、第2のアクセスキャリアのインデックスに基づいて第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定する。
前述の解決策は、端末デバイスが、はじめに特定の条件に基づいてアクセスキャリア情報リスト上で選別を実行して、その条件を満たす第1のキャリア情報リストを選別するということを意味している。たとえば、第1のキャリア情報リストは、端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートする非アンカーキャリアに関する情報、または端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含む。言い換えれば、端末デバイスの新たなカバレッジレベルをサポートすることが可能であるすべてのキャリアに関する情報がアクセスキャリア情報リストから選別されて、新たな第1のキャリア情報リストを形成し得、または端末デバイスの新たなカバレッジレベルをサポートすることが可能であるすべての非アンカーキャリアに関する情報がアクセスキャリア情報リストから選別されて、新たな第1のキャリア情報リストを形成し得る。次いで端末デバイスは、第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定する。
特に、端末デバイスは、第1のアクセスキャリアに関する情報内のインデックスに基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得する。取得方式は、第1のアクセスキャリアのインデックスと、新たなカバレッジレベルのために使用されるすべてのキャリアの量とに基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを決定すること、または第1のアクセスキャリアのインデックスと、新たなカバレッジレベルのために使用される非アンカーキャリアの量とに基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを決定することであり得る。
任意選択で、本出願において提供されている第2のアクセスキャリアのインデックスを決定する方式は、下記のとおりである。
端末デバイスが、新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含む第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定する場合には、第2のアクセスキャリアのインデックスは、新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアの量によって第1のアクセスキャリアのインデックスを割ることによって取得される余りに等しい。
端末デバイスが、新たなカバレッジレベルをサポートするすべての非アンカーキャリアに関する情報を含む第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定する場合には、第2のアクセスキャリアのインデックスは、新たなカバレッジレベルをサポートするすべての非アンカーキャリアの量によって第1のアクセスキャリアのインデックスを割ることによって取得される余りに等しい。
S102。端末デバイスは、第2のアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行する。
このステップにおいては、第2のアクセスキャリアを決定した後に、端末デバイスは、その新たな第2のアクセスキャリアに基づいてランダムアクセスを実行し、新たなカバレッジレベルおよび第2のアクセスキャリアに基づいてランダムアクセスプリアンブルシーケンスを基地局へ送信して、ランダムアクセスプロセスを完遂し得る。
基地局によって返されたランダムアクセス応答(Random Access Response、RAR)を端末デバイスが受信した場合には、アクセスは成功である。
基地局によって返されたランダムアクセス応答を端末デバイスが受信しない場合には、端末デバイスは、前述のプロセスに従ってランダムアクセスプロセスを引き続き実行し得る。
前述の解決策の特定の実装においては、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて第2のアクセスキャリアを決定する前に、端末デバイスによってシステムのブロードキャストを受信することによってアクセスキャリア情報リストが取得され得る。
この実施形態において提供されているランダムアクセス方法によれば、端末デバイスは、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、アクセスのために使用されることが可能である、基地局によって示される第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて第2のアクセスキャリアを決定し、アクセスキャリア情報リストは、ランダムアクセスをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含み、次いで端末デバイスは、第2のアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行する。ランダムアクセスを実行する際に、端末デバイスは、アクセスキャリアをランダムに選択する代わりに、基地局によって既に知られている第1のアクセスキャリアに基づいてアクセスキャリア情報リストにおいて新たな第2のアクセスキャリアを決定する。基地局はまた、示される第1のアクセスキャリアに基づいて、端末デバイスによって使用される第2のアクセスキャリアを決定して、別の端末デバイスのためのアクセスキャリアを構成し得る。これは、端末デバイスと別の端末デバイスとの間におけるコリジョンの確率を低減し、別の端末デバイスの使用上の干渉を回避する。
前述の実施形態に基づいて、以降では、いくつかの特定のプロセスを提供して、この解決策についてさらに記述する。
第1の実装解決策は、下記のとおりである。
PDCCH命令によってトリガーされるランダムアクセスに関しては、端末デバイスのいくつかの試みが失敗した後に、端末デバイスは、カバレッジレベルを増大し、次いで元のPDCCH命令におけるCarrier_index(第1のアクセスキャリアのインデックス)に基づいて新たなアクセスキャリア(第1のアクセスキャリア)を決定し、次いでその新たなアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行し得る。特に、カバレッジレベルが増大した後に取得された現在のカバレッジレベルのために使用されることが可能であるキャリアが、システムのブロードキャストにおけるキャリア構成と、その構成におけるキャリアシーケンスとに基づいて選択されて、新たなキャリアリスト(すなわち、第1のキャリア情報リスト)を形成し得る。
下記の式を使用することによって、新たなキャリアインデックスが計算される。
Carrier_index_new=Carrier_index mod(現在のカバレッジレベルのために使用されることが可能であるキャリアの量)、ここでのmodは、モジュロ演算を表している。次いで、Carrier_index_newを使用することによって、新たなキャリアリストにおいて新たなランダムアクセスキャリアが決定される。
前述の解決策においては、新たなキャリアリストは、新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含み得、または新たなカバレッジレベルをサポートする非アンカーキャリアに関する情報のみを含み得る。いくつかの端末デバイス(たとえば、R−13タイプの端末)は、アンカーキャリア(anchor carrier)上でのみアクセスを実行することが可能であるので、アンカーキャリア上の負荷は、比較的重くなり得る。したがって、アンカーキャリアが再選択中に使用されることが回避され、それによって、アンカーキャリア上の負荷のさらなる増大を回避することが考えられる。
第2の実装解決策は、下記のとおりである。
PDCCH命令によってトリガーされるランダムアクセスに関しては、端末デバイスのいくつかの試みが失敗した後に、端末デバイスは、カバレッジレベルを増大し得る。端末デバイスは、基地局のPDCCH命令におけるCarrier_index(すなわち、第1のアクセスキャリアのインデックス)に基づいて新たなアクセスキャリア(第2のアクセスキャリア)を決定し、次いでその新たなアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行する。
たとえば、新たなアクセスキャリアが決定された場合には、下記の式を使用することによって、新たなキャリアインデックスが具体的に計算され得る。
Carrier_index_new=Carrier_index mod(現在のカバレッジレベルのために使用されることが可能であるキャリアの量)、ここでのmodは、モジュロ演算を表している。次いで、システムによってブロードキャストされた構成におけるキャリアリストにおいて、Carrier_index_newを使用することによって、新たなランダムアクセスキャリアが決定される。たとえば、インデックス値0は、現在のカバレッジレベルにおいてランダムアクセスのために使用されることが可能である、リスト内にある第1のキャリアを表し、値1は、現在のカバレッジレベルにおいてランダムアクセスのために使用されることが可能である、リスト内にある第2のキャリアを表す。
この方式においては、端末デバイスのカバレッジレベルが変更した後に使用されるキャリアは、ランダムに選択されず、選択方式および対応する式は、プロトコルにおいて指定されており、基地局は、端末がカバレッジレベルを変更した際にどの新たなキャリアが使用されるかを知る。したがって基地局は、構成を通じて、対応する干渉を回避することが可能である。
端末デバイスのセル再選択(周波数間端末デバイスセル再選択)プロセスにおいては、端末デバイスが、再選択を通じて、マルチキャストサービスをサポートする周波数に配置されているセルへ変更する確率を増大するために、マルチキャストサービスをサポートする周波数に関するオフセットQoffsetSCPTMが、関連した計算において導入される。しかしながら、このオフセットは、近隣セル関連の計算にのみ、具体的には、下記のRnにのみ現れる。
s=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettemp
n=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettemp
sは、サービングセルのために使用され、Rnは、別の近隣セルのために使用される。新たに導入されるQoffsetSCPTMは、Qoffsetの計算にのみ含まれる。再選択中には、セル再選択条件は、Rn>Rsであるすべてのセルから、キャンプするのに最も適切なセルが選択されるということである。再選択が完遂された後には、端末は、マルチキャストサービスをサポートする周波数においてセル上にキャンプする。マルチキャストサービスをサポートするセルは、前のターゲット近隣セルからサービングセルに変更する。Rsは、もはやQoffsetSCPTMを含まない。この場合、その他の近隣セルが配置されている周波数も、関連したマルチキャストサービスをサポートする場合には、端末は、再選択を通じて、再びこれらのセルへ変更し得る。言い換えれば、「ピンポン効果」が生み出される。
「ピンポン効果」を回避するために、この実施形態においては、
マルチキャストサービスのオフセットが、サービングセルおよび近隣セルの両方の対応する計算に適用される。
可能な計算方式1は、下記のとおりである。
s=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettemp+QoffsetSCPTM
n=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettemp+QoffsetSCPTM
言い換えれば、QoffsetSCPTMが、独立したオフセットとして使用され、RsおよびRnの計算に明示的に付加される。端末デバイスが、可能な限り選択を通じて、マルチキャストサービスをサポートするセル/周波数へ変更することを可能にするために、そのオフセットの値は、負ではない値または正の値である。
別の計算方式2は、下記のとおりである。
s=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettemp−QoffsetSCPTM
n=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettemp−QoffsetSCPTM
言い換えれば、QoffsetSCPTMが、独立したオフセットとして使用され、RsおよびRnの計算に明示的に付加される。端末デバイスが、可能な限り選択を通じて、マルチキャストサービスをサポートするセル/周波数へ変更することを可能にするために、そのオフセットの値は、正ではない値または負の値である。
加えて、そのオフセットは、代替として、黙示的なオフセットとして使用され得、そのオフセットの値は、既存のオフセットに黙示的に付加される。たとえば、計算方式3は、下記のとおりである。
s=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettemp
n=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettemp
サービングセルの計算において、マルチキャストオフセットが存在する場合には、QHystの値は、QHyst+マルチキャストオフセット、たとえば、QoffsetSCPTMであり、またはQoffsettempの値は、Qoffsettempの値+または−マルチキャストオフセット、たとえば、QoffsetSCPTMである。この場合、マルチキャストオフセットの値は、正ではない値、負ではない値、正の値、および負の値のうちの1つであり得る。
近隣セルの計算において、マルチキャストオフセットが存在する場合には、Qoffsetfrequencyの値は、Qoffsetfrequency+QoffsetSCPTMの値である。この場合、QoffsetSCPTMの値は、正ではない値または負の値である。
同様に、明示的な表示および黙示的な表示が混合されている別の表示方式は、下記のとおりである。サービングセルの計算においては、マルチキャストオフセットが明示的に存在する。端末デバイスが、可能な限り選択を通じて、マルチキャストサービスをサポートするセル/周波数へ変更することを可能にするために、そのオフセットの値は、負ではない値または正の値である。
近隣セルの計算においては、マルチキャストオフセットが黙示的に存在する。近隣セルにおける黙示的な存在方式は、近隣セルの前述の計算における黙示的な表示と同じである。言い換えれば、近隣セルの計算において、マルチキャストオフセットが存在する場合には、Qoffsetfrequencyの値は、Qoffsetfrequency+QoffsetSCPTMの値である。この場合、QoffsetSCPTMの値は、正ではない値または負の値である。計算方式4は、下記のとおりである。
s=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettemp+QoffsetSCPTM
n=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettemp
同様に、明示的な表示および黙示的な表示が混合されている別の表示方式は、下記のとおりである。サービングセルの計算においては、マルチキャストオフセットが明示的に存在する。端末デバイスが、可能な限り選択を通じて、マルチキャストサービスをサポートするセル/周波数へ変更することを可能にするために、そのオフセットの値は、正ではない値または負の値である。
近隣セルの計算においては、マルチキャストオフセットが黙示的に存在する。近隣セルにおける黙示的な存在方式は、近隣セルの前述の計算における黙示的な表示と同じである。言い換えれば、近隣セルの計算において、マルチキャストオフセットが存在する場合には、Qoffsetfrequencyの値は、Qoffsetfrequency+QoffsetSCPTMの値である。この場合、QoffsetSCPTMの値は、正ではない値または負の値である。計算方式5は、下記のとおりである。
s=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettemp+QoffsetSCPTM
n=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettemp
加えて、オフセットの使用に起因して、多くの端末デバイスが、いくつかのマルチキャストサービスをサポートする周波数上にキャンプする。端末デバイスが配置されている周波数におけるマルチキャストサービスが終了した後に、サービングセルの品質が良好である場合には、端末は、セル再選択サービスをトリガーしない。この場合、大量の端末がその周波数上にキャンプし、その結果として、その周波数の負荷は、比較的重くなり得る。これは、ネットワークの負荷バランシングにつながらない。
現在のセル再選択測定ルールにおいては、アイドル状態にある端末デバイスによって実行される測定を制限するために、周波数内測定しきい値SIntraSearchP、および周波数間測定しきい値SnonIntraSearchPという2つの測定しきい値が、システムメッセージにおいて定義されている。サービングセルの測定量が、対応するしきい値よりも大きい場合には、端末デバイスは、対応する測定を実行しない。たとえば、サービングセルのしきい値が周波数内測定しきい値よりも高い、言い換えれば、Srxlev>SIntraSearchPである場合には、端末デバイスは、周波数内測定を実行しないことを選び得る。サービングセルのしきい値が周波数間測定しきい値よりも高い、言い換えれば、Srxlev>SnonIntraSearchPである場合には、端末デバイスは、周波数間測定を実行しないことを選び得る。
前述のマルチキャストサービスが終了した後に、端末がサービングセル内にとどまり、端末デバイスが、再選択を通じて、キャンプするための別の周波数/セルへ変更することを可能にするための近隣セルの測定をトリガーしないという問題を解決するために、可能な実装においては、端末が配置されている周波数におけるマルチキャストサービスが終了した後に、端末デバイスは、現在のサービングセルの測定トリガーしきい値を無視し、近隣セルの測定を開始する。詳細は、下記のとおりである。
端末デバイスは、周波数内セル測定しきい値SIntraSearchPを無視する。マルチキャストサービスが終了した後に、端末デバイスは、周波数内測定しきい値を無視し、周波数内測定を開始する。
あるいは、端末デバイスは、周波数間セル測定しきい値SnonIntraSearchPを無視する。マルチキャストサービスが終了した後に、端末デバイスは、周波数間測定しきい値を無視し、周波数間測定を開始する。
あるいは、端末デバイスは、周波数内セル測定しきい値SIntraSearchPおよび周波数間測定しきい値SnonIntraSearchPを無視する。マルチキャストサービスが終了した後に、端末デバイスは、周波数内測定しきい値および周波数間測定しきい値を無視し、周波数内測定および周波数間測定を開始する。
図3は、本出願によるランダムアクセス装置の実施形態1の概略構造図である。図3に示されているように、ランダムアクセス装置10は、
事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて第2のアクセスキャリアを決定するように構成されている処理モジュール11であって、第1のアクセスキャリアは、基地局によって示されるキャリアであり、そのキャリア上で端末デバイスはアクセスを実行し、アクセスキャリア情報リストは、ランダムアクセスをサポートするキャリアに関する情報を含む、処理モジュール11と、
処理モジュール11によって取得された第2のアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行するように構成されているアクセスモジュール12とを含む。
この実施形態において提供されているランダムアクセス装置は、前述の方法実施形態のうちのいずれか1つにおける端末デバイス側での技術的な解決策を実施するように構成されており、このランダムアクセス装置の実装原理および技術的な効果は、方法実施形態の実施原理および技術的な効果と同様である。詳細がここで再び記述されることはない。
前述の実施形態に基づいて、処理モジュール11は、
プリセットアルゴリズムを使用することによって第1のアクセスキャリアに関する情報に基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得することと、
第2のアクセスキャリアのインデックスに基づいて、事前に取得されたアクセスキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定することとを行うように特に構成されている。
任意選択で、処理モジュール11は、
アクセスキャリア情報リストから第1のキャリア情報リストを取得することであって、第1のキャリア情報リストは、端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートするキャリアに関する情報を含む、取得することと、
プリセットアルゴリズムを使用することによって第1のアクセスキャリアに関する情報に基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得することと、
第2のアクセスキャリアのインデックスに基づいて第1のキャリア情報リストから第2のアクセスキャリアを決定することとを行うように特に構成されている。
任意選択で、処理モジュール11によって取得される第1のキャリア情報リストは、端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートする非アンカーキャリアに関する情報、または端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含む。
任意選択で、処理モジュール11は、
プリセットアルゴリズムを使用することによって第1のアクセスキャリアのインデックスに基づく計算を通じて第2のアクセスキャリアのインデックスを取得するように特に構成されており、プリセットアルゴリズムは、第1のアクセスキャリアのインデックスと、新たなカバレッジレベルのために使用されるすべてのキャリアの量とに基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを決定すること、または第1のアクセスキャリアのインデックスと、新たなカバレッジレベルのために使用される非アンカーキャリアの量とに基づいて第2のアクセスキャリアのインデックスを決定することを含み、第1のアクセスキャリアに関する情報は、第1のアクセスキャリアのインデックスを含む。
図4は、本出願によるランダムアクセス装置の実施形態2の概略構造図である。図4に示されているように、前述の解決策のうちのいずれか1つに基づいて、ランダムアクセス装置10は、
システムによってブロードキャストされたアクセスキャリア情報リストを受信するように構成されている受信モジュール13をさらに含む。
この実施形態において提供されているランダムアクセス装置は、前述の方法実施形態のうちのいずれか1つにおける端末デバイス側での技術的な解決策を実施するように構成されており、このランダムアクセス装置の実装原理および技術的な効果は、方法実施形態の実施原理および技術的な効果と同様である。詳細がここで再び記述されることはない。
図5は、本出願による端末デバイスの実施形態の概略構造図である。図5に示されているように、この端末デバイスは、メモリと、プロセッサと、コンピュータプログラムとを含む。コンピュータプログラムは、メモリ内に格納されており、プロセッサは、コンピュータプログラムを稼働させて、前述の実施形態のうちのいずれか1つにおいて提供されているランダムアクセス方法を実施する。
この端末デバイスの特定の実装においては、端末デバイスが通信インターフェースを通じて基地局との間でデータをやり取りして、第1の態様または第1の態様の実装において提供されているランダムアクセス方法を実行するように、メモリ内に格納されている実行可能な命令、すなわち、コンピュータプログラムを実行するように構成されている少なくとも1つのプロセッサがある。任意選択で、メモリは、プロセッサ内にさらに統合され得る。
任意選択で、この端末デバイスは、送信機、受信機などをさらに含み得る。
本出願は、読取可能記憶媒体とコンピュータプログラムとを含む記憶媒体をさらに提供する。このコンピュータプログラムは、前述の実施形態のうちのいずれか1つにおいて提供されているランダムアクセス方法を実施するために使用される。
本出願は、プログラム製品をさらに提供し、このプログラム製品は、コンピュータプログラム(すなわち、実行可能な命令)を含み、このコンピュータプログラムは、読取可能記憶媒体内に格納されている。端末デバイスの少なくとも1つのプロセッサが、読取可能記憶媒体からコンピュータプログラムを読み取り得、その少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータプログラムを実行し、それによって端末デバイスは、前述の実装において提供されているランダムアクセス方法を実施する。
方法実施形態のステップのうちのすべてまたはいくつかは、関連したハードウェアに指示するプログラムによって実施され得るということを当業者なら理解し得る。そのプログラムは、コンピュータ読取可能メモリ内に格納され得る。そのプログラムが実行されたときに、方法実施形態のステップが実行される。メモリ(記憶媒体)は、読み取り専用メモリ(read−only memory、ROM)、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、磁気テープ(magnetic tape)、フロッピーディスク(floppy disk)、光ディスク(optical disc)、およびそれらの任意の組合せを含む。
最後に、前述の実施形態は、本出願を限定することではなく、本出願の技術的な解決策について記述することを意図されているにすぎないということに留意されたい。
端末デバイスのセル再選択プロセスにおいては、端末デバイスが、再選択を通じて、マルチキャストサービスをサポートする周波数に配置されているセルへ変更する確率を増大するために、マルチキャストサービスをサポートする周波数に関するオフセットQoffsetSCPTMが、関連した計算において導入される。しかしながら、このオフセットは、近隣セル関連の計算にのみ、具体的には、下記のRnにのみ現れる。
s=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettemp
n=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettemp
sは、サービングセルのために使用され、Rnは、別の近隣セルのために使用される。新たに導入されるQoffsetSCPTMは、Qoffsetの計算にのみ含まれる。再選択中には、セル再選択条件は、Rn>Rsであるすべてのセルから、キャンプするのに最も適切なセルが選択されるということである。再選択が完遂された後には、端末は、マルチキャストサービスをサポートする周波数においてセル上にキャンプする。マルチキャストサービスをサポートする周波数におけるセルは、前のターゲット近隣セルからサービングセルに変更する。Rsは、もはやQoffsetSCPTMを含まない。このケースにおいては、その他の近隣セルが配置されている周波数も、関連したマルチキャストサービスをサポートする場合には、端末は、再選択を通じて、再びこれらのセルへ変更し得る。言い換えれば、「ピンポン効果」が生み出される。
サービングセルの計算において、マルチキャストサービスマルチキャストオフセットのオフセットが存在する場合には、QHystの値は、QHyst+マルチキャストオフセット、たとえば、Qoffset SCPTM であり、またはQoffset temp の値は、Qoffset temp の値+または−マルチキャストオフセット、たとえば、Qoffset SCPTM である。このケースにおいては、マルチキャストオフセットの値は、正ではない値、負ではない値、正の値、および負の値のうちの1つであり得る。

Claims (14)

  1. 事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて端末デバイスによって第2のアクセスキャリアを決定するステップであって、前記第1のアクセスキャリアは、基地局によって示されるキャリアであり、そのキャリア上で前記端末デバイスはアクセスを実行し、前記アクセスキャリア情報リストは、ランダムアクセスをサポートするキャリアに関する情報を含む、ステップと、
    前記端末デバイスによって前記第2のアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行するステップと
    を含むランダムアクセス方法。
  2. 事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて端末デバイスによって第2のアクセスキャリアを決定する前記ステップは、
    プリセットアルゴリズムを使用することによって前記端末デバイスによって前記第1のアクセスキャリアに関する前記情報に基づいて前記第2のアクセスキャリアのインデックスを取得するステップと、
    前記端末デバイスによって前記第2のアクセスキャリアの前記インデックスに基づいて前記事前に取得されたアクセスキャリア情報リストから前記第2のアクセスキャリアを決定するステップと
    を含む請求項1に記載の方法。
  3. アクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて端末デバイスによって第2のアクセスキャリアを決定する前記ステップは、
    前記端末デバイスによって前記アクセスキャリア情報リストから第1のキャリア情報リストを取得するステップであって、前記第1のキャリア情報リストは、前記端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートするキャリアに関する情報を含む、ステップと、
    プリセットアルゴリズムを使用することによって前記端末デバイスによって前記第1のアクセスキャリアに関する前記情報に基づいて前記第2のアクセスキャリアのインデックスを取得するステップと、
    前記端末デバイスによって前記第2のアクセスキャリアの前記インデックスに基づいて前記第1のキャリア情報リストから前記第2のアクセスキャリアを決定するステップと
    を含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のキャリア情報リストは、前記端末デバイスが前記カバレッジレベルを増大した後に取得された前記新たなカバレッジレベルをサポートする非アンカーキャリアに関する情報、または前記端末デバイスが前記カバレッジレベルを増大した後に取得された前記新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含む請求項3に記載の方法。
  5. プリセットアルゴリズムを使用することによって前記端末デバイスによって前記第1のアクセスキャリアに関する前記情報に基づいて前記第2のアクセスキャリアのインデックスを取得する前記ステップは、
    前記プリセットアルゴリズムを使用することによって前記端末デバイスによって前記第1のアクセスキャリアのインデックスに基づく計算を通じて前記第2のアクセスキャリアの前記インデックスを取得するステップであって、前記プリセットアルゴリズムは、前記第1のアクセスキャリアの前記インデックスと、前記新たなカバレッジレベルのために使用されるすべてのキャリアの量とに基づいて前記第2のアクセスキャリアの前記インデックスを決定するステップ、または前記第1のアクセスキャリアの前記インデックスと、前記新たなカバレッジレベルのために使用される非アンカーキャリアの量とに基づいて前記第2のアクセスキャリアの前記インデックスを決定するステップを含み、前記第1のアクセスキャリアに関する前記情報は、前記第1のアクセスキャリアの前記インデックスを含む請求項2乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて端末デバイスによって第2のアクセスキャリアを決定する前記ステップの前に、
    システムによってブロードキャストされた前記アクセスキャリア情報リストを前記端末デバイスによって受信するステップをさらに含む請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 事前に取得されたアクセスキャリア情報リストと、第1のアクセスキャリアに関する情報とに基づいて第2のアクセスキャリアを決定するように構成されている処理モジュールであって、前記第1のアクセスキャリアは、基地局によって示されるキャリアであり、そのキャリア上で前記端末デバイスはアクセスを実行し、前記アクセスキャリア情報リストは、ランダムアクセスをサポートするキャリアに関する情報を含む、処理モジュールと、
    前記処理モジュールによって取得された前記第2のアクセスキャリア上でランダムアクセスを実行するように構成されているアクセスモジュールと
    を含むランダムアクセス装置。
  8. 前記処理モジュールは、
    プリセットアルゴリズムを使用することによって前記第1のアクセスキャリアに関する前記情報に基づいて前記第2のアクセスキャリアのインデックスを取得することと、
    前記第2のアクセスキャリアの前記インデックスに基づいて前記事前に取得されたアクセスキャリア情報リストから前記第2のアクセスキャリアを決定することと
    を行うように特に構成されている請求項7に記載の装置。
  9. 前記処理モジュールは、
    前記アクセスキャリア情報リストから第1のキャリア情報リストを取得することであって、前記第1のキャリア情報リストは、前記端末デバイスがカバレッジレベルを増大した後に取得された新たなカバレッジレベルをサポートするキャリアに関する情報を含む、取得することと、
    プリセットアルゴリズムを使用することによって前記第1のアクセスキャリアに関する前記情報に基づいて前記第2のアクセスキャリアのインデックスを取得することと、
    前記第2のアクセスキャリアの前記インデックスに基づいて前記第1のキャリア情報リストから前記第2のアクセスキャリアを決定することと
    を行うように特に構成されている請求項8に記載の装置。
  10. 前記処理モジュールによって取得される前記第1のキャリア情報リストは、前記端末デバイスが前記カバレッジレベルを増大した後に取得された前記新たなカバレッジレベルをサポートする非アンカーキャリアに関する情報、または前記端末デバイスが前記カバレッジレベルを増大した後に取得された前記新たなカバレッジレベルをサポートするすべてのキャリアに関する情報を含む請求項9に記載の装置。
  11. 前記処理モジュールは、
    前記プリセットアルゴリズムを使用することによって前記第1のアクセスキャリアのインデックスに基づく計算を通じて前記第2のアクセスキャリアの前記インデックスを取得するように特に構成されており、前記プリセットアルゴリズムは、前記第1のアクセスキャリアの前記インデックスと、前記新たなカバレッジレベルのために使用されるすべてのキャリアの量とに基づいて前記第2のアクセスキャリアの前記インデックスを決定すること、または前記第1のアクセスキャリアの前記インデックスと、前記新たなカバレッジレベルのために使用される非アンカーキャリアの量とに基づいて前記第2のアクセスキャリアの前記インデックスを決定することを含み、前記第1のアクセスキャリアに関する前記情報は、前記第1のアクセスキャリアの前記インデックスを含む請求項8乃至10のいずれか一項に記載の装置。
  12. システムによってブロードキャストされた前記アクセスキャリア情報リストを受信するように構成されている受信モジュール
    をさらに含む請求項7乃至11のいずれか一項に記載の装置。
  13. メモリと、プロセッサと、コンピュータプログラムとを含む端末デバイスであって、前記コンピュータプログラムは、前記メモリ内に格納されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを稼働させて、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のランダムアクセス方法を実行する、端末デバイス。
  14. 読取可能記憶媒体とコンピュータプログラムとを含む記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のランダムアクセス方法を実施するために使用される、記憶媒体。
JP2019552173A 2017-03-24 2017-03-24 ランダムアクセス方法および装置、デバイス、ならびに記憶媒体 Active JP7060611B2 (ja)

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