JP2020513182A5 - - Google Patents

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V2X通信システム
本発明は、V2X通信モジュールを備えるV2X通信システムに関する。
電子制御ユニット(ECU)とも称されるV2X通信モジュールは、本技術分野において知られている。これらは、例えば、欧州電気通信標準化機構(ETSI)、米国自動車技術者協会(SAE)、アイトリプルイー(IEEE)は他の標準化機関の規格に対応している。例えば、5.9GHz(特にヨーロッパ)の周波数か、は760MHz(特に日本)の周波数を有するV2X通信モジュールを動作させることができる。
この場合、特に、そのようなV2X通信モジュールが、CPU、メモリ、バスシステム、センサび/はアクチュエータのセルフテストを実行するように構成されている場合もある。しかし、一般に車両においてV2X通信システムの一部である、技術分野において知られているV2X通信モジュールは、システム障害を決定するという、不十分な能力のみしか備えていない。
現行規格は基本的に通常動作のみを定義しており、どのように障害を検出できるか、そしてそれに対してどのように対応すべきか定義していない。V2X通信を用いて非クリティカルにすぎない情報以上を交換したいときに、これでは十分ではないのは、車両の困難な環境条件においてはつねに故障を考慮しなければならないからである。そのような故障が発見されないままだと、V2X通信モジュール自体と運転者のどちらもそれに対して対応できず、したがって車両とその乗員が危険な状況に陥る可能性がある。このことは、例えば、ISO26262規格によるASIL分類のQMより高い機能に関しては非常に低い可能性でしか許されていない。
したがって、本発明の課題は、改善された障害検出を有するV2X通信モジュールを備えるV2X通信システムを提供することである。
このことは、本発明に係る請求項1に記載のV2X通信システムにより達成される。有利な態様は例えばサブクレームから見出すことができる。請求項の内容は、特定の参照により本明細書の内容に援用される。
本発明は、V2X通信モジュールを備えるV2X通信システムに関する。
本発明によると、V2X通信モジュールは、連続的に、要求によりは定義された時点にセルフテストを実行するように構成されるのであって、各セルフテストは少なくとも以下のステップ:
ストメッセージを受信するステップと、
害を検出するためにテストメッセージを評価するステップを含む。
本発明に係るV2X通信システムを用いることで、受信したテストメッセージに基づいて障害を認識できる。これにより、既に上述した構成要素の各セルフテストを実行できるだけでなく、はるかにさらに多くのV2X通信システムの構成要素をテストでき、はるかにさらに多くの様々な障害原因を特定できる。
連続的な実行とは、例えば所定は可変の時間間隔での実行を意味してよい。定義された時点とは、例えばシステム起動であってよい。要求とは、例えば他のユニットから、例えば車載給電システムを介してなされてよい。
上記ステップは、特に、本発明に係る方法と考えられてよい。この方法は本明細書に記載されるての特徴に関して補足、限定は拡張することができる。
1つの態様において、V2X通信システムは、V2X通信モジュールと接続されている、第1アンテナび第2アンテナを有する。ここで、V2X通信モジュールは、テストメッセージを、第1アンテナを用いて送信し、第2アンテナを用いて受信するように構成される。
これにより、送信経路び受信経路全体の広範囲なカバーを達成できる。例えば、このようにして、無線チップ、ECU高周波増幅器、高周波スイッチ、プラグ、ケーブルびアンテナにおける障害を特定できる。
また、V2X通信モジュールは、第1アンテナび第2アンテナをセルフテストの一部において交換するように構成されてよい。これは、特に、両方のアンテナを介して交互に送信と受信が行われることを意味してよい。したがって、さらにより多くの障害原因を特定できる。
1つの態様において、V2X通信システムは、V2X通信モジュールと接続されているアンテナ又は単一のアンテナと、アンテナに割り当てられるフィードバック経路とを有する。また、V2X通信モジュールは、テストメッセージを、アンテナを用いて送信し、送信後、フィードバック経路を介して再び受信するように構成される。これにより、障害を受信経路は送信経路の少なくとも一部において確定することができる。
フィードバック経路は、特に、V2X通信モジュールのフロントエンドユニットとアンテナはアンテナのアンテナベースとの間に、特にテストメッセージを捕捉するために接続されてよい。フィードバック経路は、特に、V2X通信モジュールのフロントエンドユニットの出力部と、はその下流に、特にテストメッセージを捕捉するために接続されてよい。ここで、出力部は、特にアンテナと接続するための出力部であってよい。V2X通信モジュールのフロントエンドユニットは、例えばフロントエンドユニットの出力部を直接接続することができる、特に出力側フィルタ、特にバンドパスフィルタを有してよい。フィードバック経路は、特にテストメッセージを捕捉するために、さらにその発信部の上流にアンテナを介して構成されてよい。
この場合、フロントエンドユニットとは、特に、増幅器とフィルタを有する、V2X通信モジュール内のユニットと理解されてよい。
フィードバック経路は、特に、アンテナのアンテナベースと、V2X通信モジュールの出力部と、高周波増幅器の上流に、び/は無線チップと接続されてよい。内部のフィードバック経路を用いて、出力部で送信すると同時に入力部で受信できる。また、フィードバック経路の位置はテスト範囲を決定する。
アンテナベースの位置で、信号は、例えば、信号線近傍に配置される第2高周波配線の弱い結合により分割されてよく、この小さな割合の成分は受信側にフィードバックされてよい。フィードバック用にさらなるケーブルが使用されてよく、はフィードバック信号は例えばフィルタにより大幅に遅延されることにより、同様のケーブルに導かれてよい。この位置の有利な点は、アンテナを除くシステム全体が再度テストされることである。
ECU出力部の位置で信号が、例えば上記態様におけるように分割されフィードバックされるなか、フィードバック信号は直接受信側に導かれてよい。この場合、プラグとケーブルを除くECU構成要素のみがテストされる。
複数の高周波増幅器の上流は1つの高周波増幅器の上流の位置で信号が、例えばアンテナベースの位置で分割されフィードバックされるなか、フィードバック信号は直接受信側に導かれてよい。有利な点は、信号が微弱のままであり、大きな減衰をすることなく無線チップの受信側に導くことができることである。しかしこの場合、一般に、無線チップのみがテストされる。
無線チップの位置にフィードバック経路は設けられる。有利な点は、実装のコストが低いことである。これにより、無線チップ部のみをテストできる。
テスト手順として、基本的には例えば上記の2つのアンテナに関して記載されたものと同様の方法は同様のアプローチを用いることができる。
送信されたテストメッセージは、全部は一部がV2X動作メッセージであってよい。ここで、例えば他の車両はインフラの構成要素を対象とする、システムにおける通常の送信と並行して、対応するテストを本明細書に記載のアプローチを用いて実行してよい。送信されたテストメッセージとは、再度送信されたテストメッセージ、つまりすでに一度V2X通信モジュールの動作運転において送信されたテストメッセージに関してもよい。
1つの態様において、送信されたテストメッセージは、全部は一部がV2X動作メッセージと区別可能なテストメッセージである。これらは特に、特別にテスト運転に最適化可能であるという有利な点を有する。ここで、動作メッセージとは特に、通常運転時つまりテスト運転外においてV2X通信で使用されるものである。
専用テストメッセージは、例えば特別のメッセージ形式、特に変更されたイーサタイプしくは変更されたBTPポート、は特別のセキュリティ証明書により、そのまま識別できる。したがって、専用テストメッセージを受信するV2X参加者てにとって、V2X通信の動作運転に関連せず、処理すべきメッセージを含まないテストメッセージに関するということが直ちに明らかである。
1つの態様において、専用テストメッセージは、チャネル負荷が閾値を超過する場合には送信されない。したがって、テスト運転に基づいて、情報を含まないメッセージが送信され、緊急の重要なメッセージをブロックすることを妨げることができる。反対に、専用テストメッセージは、好ましくは、低チャネル負荷にすぎない場合、つまり例えばチャネル負荷が閾値未満の場合に送信される。したがって、低チャネル負荷の時間をテストに用いることができるため、V2X通信は全く悪影響を受けないか、は僅かにしか受けない。
テストメッセージは、好ましくは、低減された送信電力び/は減衰器を用いて送信される。これにより、受信側における受信を容易にすることができるのは、過変調が回避されるからである。
1つの態様において、送信されたテストメッセージの少なくとも一部は、専用エラーテストメッセージである。これらは、例えば、MAC(Media Access Control、媒体アクセス制御)エラー、CRC(Cyclic Redundancy Check、巡回冗長検査)エラー、変調エラー、データレートエラー、過大送信電力、過小送信電力び/はセキュリティ証明書エラーによりV2X動作メッセージから乖離してよい。この場合、評価時に、特に、障害が検出されるか否かを確定する。
そのような専用エラーテストメッセージを介して、意図的に、V2X通信システムの運転障害がない間に発生しないメッセージを用いることができる。評価時に、これらのメッセージのエラーが検出されるか否かを確定できる。これにより、異常系テストを実行することができ、言い換えると、実施される障害検出ルーティンも実際に障害を検出するか否かを確定できる。そのような異常系テストは、あらゆる局面で実行してよい。
V2X通信モジュールは、特に評価時に、送信されたテストメッセージを受信されたテストメッセージと比較してよい。ここで、障害は、特に送信されたテストメッセージが受信されたテストメッセージと一致するか否か、び/はどれほど一致するかに応じて検出されてよい。
理想的には、送信されたテストメッセージは受信されたテストメッセージと一致する。そこで乖離がある場合、これは障害を示す。好ましくは、そのように決定された障害に基づいて、可能性のある障害原因が推定される。
1つの態様において、テストメッセージは、他の送信機、特に無線LAN送信機、移動体通信送信機は料金収受システムのメッセージである。人工衛星も他の送信機として考慮される。特に、テストメッセージは、V2Xメッセージではなく、及びはV2X通信システムから送信されていない。つまり、他の送信機は、特にV2X通信システムではない。
これにより、例えば、V2X通信モジュールはその高周波経路において、隣接する周波数、例えば5.8GHzで動作する無線LAN送信機の信号も受信することになってよい。車両においてそのようなシステム、例えば車両において無線LAN対応端末装置を供給する無線LAN送信機が動作する場合、このシステムは、V2X通信モジュールに、車両内部バスは他の方法を介して、いつまさに送信したかを通知してよい。この情報を、V2X通信モジュールはまさに受信するものと比較してよい。V2X通信モジュールは、信号をデコードできない場合、少なくとも高周波パラメータを検査でき、例えば、無線LANの様々な送信電力をV2X通信モジュールの様々な雑音レベルに導くか否かを検査してよい。これにより、少なくともアンテナ、プラグ、ケーブルび低雑音増幅器の機能を推定してよい。同様のことが、例えばいくつかのLTE実装は他の移動体通信システムを用いて実行されてよい。また、ヨーロッパの5.8GHzの料金収受システムは他の料金収受システムを用いてよく、ここでは一般につねに料金収受ステーションのみが送信するが、これには定義されたレベルが用いられる。この実装が特に有用であるのは、V2X通信モジュールは、一般に料金収受ステーションの位置を識別するため、外部からの追加情報を必要としないからである。
したがって、V2X通信モジュールのテストに、最初は全くV2X通信用に指定されていなかったメッセージも用いてよい。
1つの態様において、テストメッセージは、V2X通信モジュールにおいて生成され、送信されずに、V2X通信モジュール内部のみで様々な階層を介して導かれ、決定された階層に導かれて再び受信される。
この場合、V2X通信モジュールでの情報処理、つまりメッセージ処理は、一般には、国際標準化機構(ISO)のOSIモデルと同様に、いわゆる階層において構成されることになってよい。上記テストつまり高周波テストにおけるように、フィードバックループはメッセージ処理に設けられてよい。つまり、例えば、ネットワーク/ファシリティ層又はアプリケーションの出力は直接的に入力として再び処理されてよい。また、このメッセージは、好ましくは、テストメッセージとして識別されることで、MAC(媒体アクセス制御)に送られないということは、このメッセージは送信されることを意味する。ここで、内部データ構成は、好ましくは、テストメッセージ識別子に関して拡張される。テストメッセージは、特に、テストメッセージをMACに送ることを妨げるラベルを有してよい。テストメッセージは、すでにその生成時にこのラベルを有してよい。
そのような内部テストの重要な課題は、メッセージの処理時間を検査することである。ソフトウェアの精度は、対応するソフトウェア開発プロセスにより確保可能である。しかし、処理時間はシステム状態全般と処理負荷に依存する。ここでは、障害は外部から誘起される場合がある。例えば、セキュリティ攻撃(Dos(Denial of Service)攻撃)も検出される場合がある。また、メッセージが1つの階層から次の階層に送られるまでどれくらい時間がかかるかもさらに検査してよい。
テストメッセージの評価時に、例えば、処理時間、受信電界強度、MAC、CRC、受信チャネルび/は変調方式は、所定の送信パラメータに対応するか否かが検査されてよい。テストメッセージの評価時に、例えば、受信電界強度び/は処理時間は、予定される数値範囲内にあるか否かが検査されてもよい。
上述のテストにおける乖離に基づいて、特に、典型的な障害び必要に応じてそれぞれの障害原因は複数の可能性のある障害原因も推定されてよい。
2つのアンテナの使用時には、特に、個々のメッセージを両方のアンテナにではなく、一方のアンテナのみに送ればよく、他方のアンテナは信号を受信する。その際、受信された信号は、特に、通常のメッセージのように処理され、送信されたメッセージと比較されてよい。さらに、データ、例えば処理時間、受信電界強度、MAC、CRC、受信チャネルは変調方式は、送信パラメータに対応するか否かが検査されてよい。受信電界強度び処理時間については、それらは予定される数値範囲内にあるか否かが検査されてよい。このテストが複数回失敗する場合、高周波スイッチは無線チップにおける障害に由来するものである。個々の障害は、環境の影響によりつねに生じる可能性がある。ここで、送信び受信アンテナは、好ましくは、送信び受信経路の両方をテストするために互いに交替されてよい。このテストは、動作運転において一般には運転に悪影響を及ぼさないように時折のみ実行されるべきであるのは、完全に領域をカバーするために両方のアンテナが必要とされるからである。
動作メッセージに加えて、特に、テストメッセージが送信されてよく、このためだけに本明細書に記載の方法は本明細書に記載のアプローチを用いてよい。このことは、動作運転が妨害されないという有利な点を有する一方、テスト運転のために追加の帯域幅を必要とする。高負荷状況、例えば多量のメッセージが「迫っている」場合、好ましくはテスト運転が取り止められる。この場合、テストメッセージは、特別のメッセージ形式(例えば変更されたイーサタイプは変更されたベーシック・トランスポート・プロトコル(BTP)ポート)、は特別のセキュリティ証明書により識別されてよい。しかし、テストは、もう一度送信される、変更されていないメッセージを用いて実行されてもよい。特別のテストメッセージは、長さとコンテンツに関してさらに自由であり、このようにしてエラーをより誘発できるという有利な点を有する。
本明細書に記載の方法びアプローチのてに関して、有利には、テストメッセージを特に低い送信電力で伝送するか、は代替として受信側の上流に追加のダンパを接続することで、一方では、高周波増幅器(低雑音増幅器)を過負荷にせず、他方では、V2X信号には一般的である、信号レベル領域におけるテストを実行してよい。
結果が予定と一致する正常系テストに加えて、意図的にエラーメッセージが送信される(例えば、MACパラメータエラー、CRCエラー、変調エラー、データレートエラー、過大送信電力、過小送信電力び/はセキュリティ証明書エラー等)、異常系テストが実行されてもよい。また、これらのエラーは、テスト評価によって検出されるべきであり、そうでない場合、テスト評価はテスト実行に障害がある。
上記テストは、特に、例えば無線チップ、ECU高周波増幅器、高周波スイッチ、プラグ、ケーブルびアンテナを含む、送信経路び受信経路全体をカバーできる。
なお、アンテナ経路の両方に関して、本明細書で1つのアンテナのみに関して記載されている方法しくはアプローチは実装をそれぞれに用いてよい。
本明細書に記載される方法、テストびアプローチは、特に、すでに従来技術により知られる一般の、CPU、メモリび周辺機器のセルフテストと組み合わせることもできる。しかし、このことは従来技術であるため、本明細書ではさらには言及されない。
さらなる特徴び有利な点を、当業者は、以下の添付の図面に関して記載される実施形態例から読み取るだろう。
図1は、第1実施形態例によるV2X通信システムを備える車両の図である。 図2は、第2実施形態例によるV2X通信システムを備える車両の図である。
図1は、車両5を概略的に示す。ここには、本発明の第1実施形態例によるV2X通信システム10が搭載されている。
V2X通信システム10は、V2X通信モジュール20を備える。V2X通信システム10は、第1アンテナ30と、第2アンテナ35とをさらに備える。図示のように、両方のアンテナ30、35は、V2X通信モジュール20と接続されている。
V2X通信モジュール20は、通常、従来の規格によるV2X通信に参加するように構成される。さらに、V2X通信モジュール20は、本発明のように、セルフテストを実行するように構成される。
ここで、テストメッセージは両アンテナ30、35の一方を介して送信され、両アンテナ30、35の他方を介して直接再び受信される。したがって、両アンテナ30、35の機能は代替可能であるため、両方向の信号経路が検査される。それぞれ受信されたメッセージは、それぞれ送信されたメッセージと比較することができる。その際、例えば、送信電力、メッセージコンテンツ、受信電界強度、MAC、CRC、受信チャネルび/は変調方式は、所定の送信パラメータに対応するか否かが検査されてよい。さらに、受信電界強度び/は処理時間は、予定される数値範囲内にあるか否かが検査されてよい。乖離がある場合、特に複数のメッセージについて乖離がある場合、機能障害が推定されてよく、例えば車両5の運転者に視覚的び/は音響的なエラー通知は他のエラー通知が示されてよい。また、障害に関する情報が保存されてよく、及びはそのような情報を直接的に主要なサービスセンタ、例えば車両5の製造業者しくはV2X通信のバックエンドに送信されてよい。これにより、障害に対して直接的に対応することができ、車両5、その乗員び/は他の交通参加者に対する危険な状況を回避できる。
図2は、本発明の第2実施形態例によるV2X通信システム10を備える車両5を示す。この車両5は、第1実施形態例と比較して、1つのアンテナ30のみを有するという点において変更されている。第2アンテナ35の代わりに、車両5は、アンテナ30のアンテナベース32からV2X通信モジュール20に戻って延在するフィードバック経路40を有する。これにより、送信された信号は小さな割合の成分に分割され、再びV2X通信モジュール20に導かれて戻ってよい。図1に関して上述したのと同様にして、評価が行われてよい。
テストの際、ての実施形態例において、例えば通常のV2X動作メッセージを用いてよく、は専用テストメッセージを用いてよい。後者は、V2X動作メッセージと区別できるように、識別されてよい。また、意図的に組み込まれた障害により通常のV2Xメッセージとは乖離する、意図的なエラーテストメッセージは専用エラーテストメッセージが送信されてよい。これにより、異常系テストを実行することができ、つまり、障害検出が正しく機能しているか否かを検出できる。そのような異常系テストが失敗する場合、障害検出の機能障害が推定されてよく、対応する措置、例えば、検出された障害への上記のような対応を開始してよい。さらに、障害検出ルーティンの最適化を可能にする情報を保存してよい。
さらに、図2において、車両5において概略的に示される無線LAN送信機50が存在することも見出される。無線LAN送信機50は、一般に、車両5の車両乗員により使用されるエンタテインメント電子機器の装置にインターネットアクセスは他の情報を供給する役割を果たす。無線LAN送信機50がどの信号を送信するかが分かっているため、これらの信号もV2X通信システム10のテストに用いることができる。このために、これらはアンテナ30を介して受信されてよく、これが特に良好に機能するのは、一般的な無線LAN周波数がV2X通信の一般的な周波数と非常に近接するためである。
ここで、無線LAN送信機50は、特に情報を、車両内部バスを介してV2X通信モジュール20に伝送してよく、この情報は無線LAN送信機50が送信したものを示すものである。V2X通信モジュール20は、受信された信号に障害が発生したか否かを検査するためにこの情報を用いてよい。
さらに、図2には、料金収受システム60が概略的に示されている。ここでは、例えば、定義された方法で信号を発信する、対応する送信機が設けられた多くの道路橋が有するヨーロッパで運用される一般的な料金収受システムに関してよい。また、これらの信号はアンテナ30を用いて受信され、V2X通信モジュール20により評価されてよい。この場合、V2X通信モジュール20は、この送信のコンテンツに関する特定の情報を有しており、したがって、受信した信号を料金収受システムの期待される信号と比較してよい。乖離がある場合、障害が推定されてよい。
なお、記載されるテストメッセージの送信は、特に、V2X通信のチャネル負荷がその時点で閾値未満の場合に行われてよい。このようにして、V2X通信の動作運転のテスト運転による悪影響を回避できる。
一般に、V2X通信とは、特に、車両間び/は車両とインフラ設備との間の直接的な通信と理解されてよいことに注意されたい。したがって、例えば、V2V通信は車インフラ間通信に関してよい。本願における車両間通信に関する限り、この通信は、基本的に例えば、一般に、移動体通信ネットワークは同様の外部インフラによる媒体を用いることなく行われるものであり、したがって、例えば移動体通信ネットワークに基づく他の処理とは区別されるものである、V2V通信の範囲内で行われてよい。例えば、V2X通信は、IEEE 802.11p規格びIEEE 1609規格はESTI ITSに準拠して行われてよい。また、V2X通信は、C2X通信と称されてもよい。一部の分野は、C2C(Car−to−Car)はC2I(Car−to−Infrastructure)と称されてよい。その一方、本発明は、媒体を用いた、例えば移動体通信ネットワークを介したV2X通信を明示的に除外するものではない。
本願に属する特許請求の範囲は、さらなる保護を得ることを放棄するものではない。
1つの特徴又は一群の特徴が、本願の手続き中に必ずしも必要でないことが判明した場合、当該特徴又は当該一群の特徴をもはや有さない少なくとも1つの独立請求項の記載が出願人によって遅滞なく求められる。この場合、当該補正される独立請求項は、例えば、本出願日に存在する請求項のサブコンビネーションはさらなる特徴によって限定された本出願日に存在する請求項のサブコンビネーションであってよい。このような新たに補正すべき請求項又は特徴の組み合わせは、本願の開示により同時に公開されていると理解されるべきである。
さらに、様々な形態しくは実施形態例で記載されており、及びは図面に示されている、本発明の構成、特徴及び変形は、任意に互いに組み合わせ可能であることに注意されたい。個々の又は複数の特徴は、任意に互いに入れ替え可能である。これらから生じる特徴の組み合わせは、本出願の開示により同時に公開されていると理解されるべきである。
従属請求項における引用は、引用される従属請求項に記載の特徴の独立した実体的な保護を得ることを放棄するものではないと理解されるべきである。また、これらの特徴は、任意に他の特徴と組み合わせ可能である。
明細書のみに開示される特徴、は他の特徴と関連してのみ明細書しくは請求項に開示される特徴は、基本的に、本発明にとって本質的な独立した意義がある場合がある。したがって、これらの特徴は、従来技術と区別するため、個別に請求項に含まれてもよい。

Claims (18)

  1. V2X通信モジュール(20)を備えるV2X通信システム(10)において、
    前記V2X通信モジュール(20)は、連続的に、要求によりは定義された時点にセルフテストを実行するように構成されていて
    各セルフテストは少なくと
    ストメッセージを受信するステップと、
    害を検出するために前記テストメッセージを評価するステップとを備え、
    前記V2X通信システム(10)は、前記V2X通信モジュール(20)と接続されているアンテナ(30)と、前記アンテナ(30)に割り当てられるフィードバック経路(40)とを有し、
    前記V2X通信モジュール(20)は、前記テストメッセージを、前記アンテナ(30)を用いて送信し、送信後、前記フィードバック経路(40)を介して再び受信するように構成されていて、
    前記フィードバック経路(40)は、前記V2X通信モジュール(20)のフロントエンドユニットと前記アンテナ(30)又は前記アンテナ(30)のアンテナベース(32)との間に接続されている
    ことを特徴とする、V2X通信システム(10)。
  2. 記V2X通信システム(10)は、前記V2X通信モジュール(20)と接続されている、第1アンテナ(30)び第2アンテナ(35)を有することと
    記V2X通信モジュール(20)は、前記テストメッセージを、前記第1アンテナ(30)を用いて送信し、前記第2アンテナ(35)を用いて受信するように構成されてい
    ことを特徴とする、請求項1に記載のV2X通信システム(10)。
  3. 記V2X通信モジュール(20)は、前記第1アンテナ(30)び前記第2アンテナ(35)を前記セルフテストの一部において交換するように構成されてい
    ことを特徴とする、請求項2に記載のV2X通信システム(10)。
  4. 記フィードバック経路(40)は、前記V2X通信モジュール(20)のフロントエンドユニットの出力部と、はその下流に接続されてい
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
  5. 記フィードバック経路(40)は、前記アンテナ(30)のアンテナベース(32)と、前記V2X通信モジュール(20)の出力部と、高周波増幅器の上流と、無線チップ内とのうちの少なくとも1つに接続されてい
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
  6. 信されたテストメッセージは、全部は一部がV2X動作メッセージである
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
  7. 信されたテストメッセージは、全部は一部がV2X動作メッセージと区別可能な専用テストメッセージである
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
  8. 記専用テストメッセージは、特別のメッセージ形式又は特別のセキュリティ証明書により、そのまま識別される
    ことを特徴とする、請求項に記載のV2X通信システム(10)。
  9. 前記専用テストメッセージ形式は、変更されたイーサタイプ又は変更されたBTPポートによりそのまま識別される
    ことを特徴とする、請求項7に記載のV2X通信システム(10)。
  10. 記専用テストメッセージは、チャネル負荷が閾値を超過する場合には送信されない
    ことを特徴とする、請求項7から9のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
  11. 記テストメッセージは、低減された送信電力び/は減衰器を用いて送信される
    ことを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
  12. 記送信されたテストメッセージの少なくとも一部は、MACエラー、CRCエラー、変調エラー、データレートエラー、過大送信電力、過小送信電力び/はセキュリティ証明書エラーによりV2X動作メッセージから乖離する、専用エラーテストメッセージであることと
    価時に、障害が検出されるか否かを確定する
    ことを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
  13. 記V2X通信モジュール(20)は、評価時に、前記送信されたテストメッセージを前記受信されたテストメッセージと比較することと
    害は、前記送信されたテストメッセージが前記受信されたテストメッセージと一致するか否か、び/はどれほど一致するかに応じて検出される
    ことを特徴とする、請求項1から12のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
  14. 記テストメッセージは、他の送信機のメッセージである
    ことを特徴とする、請求項1から13のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
  15. 前記他の送信機は、無線LAN送信機(50)、移動体通信送信機又は料金収受システム(60)である
    ことを特徴とする、請求項14に記載のV2X通信システム(10)。
  16. 前記V2X通信モジュール(20)において、複数の階層が実現されていて、前記テストメッセージは、前記V2X通信モジュール(20)において生成され、送信されずに、前記V2X通信モジュール(20)内部のみで複数の階層を介して導かれ、決定された階層に導かれて再び受信される
    ことを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
  17. 記テストメッセージは、前記テストメッセージをMACに送ることを妨げるラベルを有する
    ことを特徴とする、請求項16に記載のV2X通信システム(10)。
  18. 記テストメッセージの評価時に、処理時間、受信電界強度、MAC、CRC、受信チャネルび/は変調方式は、所定の送信パラメータに対応するか否かが検査されることと
    記テストメッセージの評価時に、受信電界強度び/は処理時間は、予定される数値範囲内にあるか否かが検査されることと
    の少なくとも一方を備えることを特徴とする、請求項1から17のいずれか1項に記載のV2X通信システム(10)。
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