JP2020512113A - 不正開封防止機構の付いた外科手術バック・テーブル・ドレープ - Google Patents

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Abstract

外科手術テーブルとともに無菌ドレープを使用するためのシステムおよび方法が説明されている。システムは、無菌ドレープと、無菌ドレープを外科手術テーブルに固定する少なくとも1つの固定デバイスとを含む。固定デバイスは、ミシン目を有する接着性ステッカーであることが可能である。ミシン目に起因して、ステッカーは、ステッカーに働かされる小さいレベルの力の下で破壊する傾向にある。このように、ユーザーは、ステッカーが破壊されたときに、潜在的な無菌性の侵害が起こったかどうかを視覚的に決定することが可能である。追加的に、システムは、磁石、ウェイト、ポリ・タイ、ゴム・バンド、フック、クリップ、バックル、接着剤タブ、ストラップ、およびテープなどを含み、無菌ドレープを外科手術テーブルに固定することが可能である。このように、外科手術テーブルが準備され得り、無菌ドレープが据え付けられ得り、ドレープがテーブルに固定され、無菌性の侵害を防止することが可能である。

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2017年3月31日に出願された米国出願第62/480,021号明細書の利益を主張し、それは、参照により本明細書に組み込まれている。
本発明は、概して、医療手技の分野に関する。より具体的には、本発明は、無菌の条件を改善するために、医療手技の間に使用されるドレープに関する。具体的には、本発明の好適な実施形態は、医療手技の前に医療器具を保持する外科手術バック・テーブルの周りの無菌性を維持するために使用されるドレープに関する。
手術室において、バック・テーブルは、汚染の大きなリスクが存在するエリアである。従来から、医療手技の間に利用されることとなる医療機器のさまざまなピースが、外科手術の前にバック・テーブルの上に設置される。より具体的には、無菌のカバーが、バック・テーブルに適用され、次いで、医療機器が、カバーの上に設置される。医療機器のこれらのピースの大部分が、患者と直接的に接触することとなるので、機器のすべてが外科的手技の前に無菌のままであるということが不可欠である。
結果として、バック・テーブルの周りの汚染は、外科的手技の間の大きな問題である。バック・テーブルは、手術室の中の空気に露出されるときに、わずか30分程度のうちに汚染される可能性がある。実際に、「The Journal of Bone and Joint Surgery」は、バック・テーブルのおおよそ4%が30分後に汚染され、バック・テーブルの15%が1時間後に汚染され、バック・テーブルの22%が2時間後に汚染され、30%が4時間後に汚染されるということを見出した。明らかに、これらの汚染は、かなりの健康上の懸念を患者に与え、かなりのコストを病院または医療施設に与える可能性がある。
結果として、現在の標準的実務は、医療機器がバック・テーブルの上に設置されると、バック・テーブルは、「観察されないまま」であってはならないというものである。周術期実務に関する2017 AORNガイドラインを参照されたい。看護師は、通常、バック・テーブルが付き添われた状態に維持するときに、これを参照する。さらに、これは、一般に、テーブルの周りの無菌性が維持されていることを保証するために、医療スタッフのメンバーが、バック・テーブルおよびその上に載せられている機器とともに滞在しなければならないということを意味するように解釈されてきた。明らかに、これは、人的資源の観点から、病院または医療施設に追加的なコストを結果として生じさせる。追加的に、バック・テーブルの常時観察を要求することによって、外科手術のかなり前々から、バック・テーブルを準備すること(カバーを据え付けることおよび医療機器を組織することを含む)は実際的ではない。
また、バック・テーブルが付き添われているときでも、これは、空気中の汚染(たとえば、ダスト、バクテリア、および空気循環などによる)からバック・テーブルを保護しないということが留意されるべきである。
米国特許第8,726,907号明細書、ならびに、米国特許出願公開第2014/0251346号明細書および米国特許出願公開第2015/0374442号明細書は(それらのすべては、その全体が参照により本明細書に組み込まれている)、医療分野の全体を通して使用される複数の異なるドレープを導入し、無菌性の潜在的な侵害を回避することを助けている。この特許およびこれらの出願に示されているドレープの多くは、バック・テーブルの周りの無菌性を維持することを助けるために使用され得るが、2017 AORNガイドラインによって提案されているような常時観察下のバック・テーブルを有することに対する十分な代替を提供するドレープを提供する必要性が、依然として存在している。
したがって、必要とされているものは、医療スタッフのメンバーによる常時観察なしに、バック・テーブルおよびその上に置かれている器具の周りで無菌性が維持されることを保証するために、外科手術バック・テーブルとともに使用され得るドレープ・システムである。また、必要とされているものは、準備されたバック・テーブル(バック・テーブル・ドレープを含む)が不正開封されたかどうかを(それは、無菌性の喪失を結果として生じさせる可能性がある)、医師が迅速かつ容易に決定することを可能にする視覚的なインジケーターを提供するドレープ・システムである。さらに必要とされているものは、外科的手技の前にバック・テーブルが組み立てられることおよび無菌性が維持されることを可能にするドレープ・システムである。また、必要とされているものは、ユーザーがバック・テーブルの内容物を視覚的に検査することを可能にする透明なバック・テーブル・ドレープである。
概要として、本発明は、ドレープ・システムに関する。本発明の主要な目的は、無菌ドレープおよび少なくとも1つの固定デバイスを含む、外科手術テーブルとともに使用されるドレープ・システムを提供することである。外科手術テーブルは、複数の脚部によって支持されており、裏面および上面を備えており、周囲部を備えている。上面は、複数の外科手術器具を支持するために使用される。
本発明の別の目的は、無菌ドレープを提供することであり、無菌ドレープは、第1の縁部、第2の縁部、第1の端部、第2の端部、底部側、ミシン目、および重なり部分を有することが可能である。1つの実施形態では、ミシン目は、第1の側部と第2の側部との間で、第1の端部から第2の端部へ延在している。重なり部分は、ミシン目の上方に位置付けされている。
追加的に、無菌ドレープは、所定の長さおよび所定の幅によって画定されるエリアを含むことが可能である。また、ドレープは、所定の長さおよび所定の幅のうちの少なくとも1つの実質的な部分に延在する選択的に分離可能な部分を有することが可能である。選択的に分離可能な部分は、第1の周辺縁部および第2の周辺縁部をさらに含む。これらの周辺縁部は、初期には、シールされた位置にあるが、周辺縁部に反対方向の力を印加することによって、シールが解かれ得る。追加的に、選択的に分離可能な部分は、第1のオーバーレイ・セクションを含み、第1のオーバーレイ・セクションは、無菌ドレープがシールされた位置にあるときに、選択的に分離可能な部分を覆っている。
本発明のさらに別の目的は、無菌ドレープを外科手術テーブルに固定するために使用される固定デバイスを提供することである。好ましくは、固定デバイスは、いつ無菌ドレープが外科手術テーブルから移動させられたかを示すように構成されている。これは、無菌性が上面および複数の外科手術器具の周りで維持されることをユーザーが保証することを可能にする。
たとえば、本発明のさらに別の態様では、固定デバイスは、接着性ステッカーであり、接着性ステッカーは、第1の側部と、第1の側部の反対側の第2の側部と、第1の側部と第2の側部との間に延在する第3の側部と、第1の側部と第2の側部との間に延在し、第3の側部の反対側に位置付けされている第4の側部とを備えている。また、接着性ステッカーは、第1の側部から第2の側部へ延在するミシン目を有している。ミシン目は、接着性ステッカーが引き離されるときに、容易に破壊するように構成されている。1つの実施形態では、接着性ステッカーの第3の側部は、無菌ドレープの第1の縁部、第2の縁部、第1の端部、または第2の端部のうちの1つに取り付けられており、第4の側部は、裏面または複数の脚部のうちの1つのうちの一方に取り付けられている。
本発明の別の態様では、システムは、無菌ドレープの上に置かれる磁石およびウェイトのうちの1つを追加的に含むことが可能である。磁石は、テーブルとの磁気的な接続を形成することが可能である。磁石およびウェイトの両方は、無菌ドレープをテーブルに固定された状態に維持することを助ける。
本発明のさらに別の態様では、無菌ドレープは、少なくとも1つのポリ・タイを有することが可能である。それぞれのポリ・タイは、無菌ドレープに恒久的に取り付けられている第1の端部と、接着剤を備えた第2の端部と、接着剤をカバーする剥離ライナーとを有している。ポリ・タイが使用されるときに、剥離ライナーは、接着剤を露出させるように除去され得り、第2の端部は、第1の端部から離れるように引っ張られる。次いで、接着剤は、無菌ドレープに固定され、無菌ドレープをテーブルに固定する。第2の端部が無菌ドレープに固定されると、接着性ステッカーの第3の側部は、ポリ・タイの第2の端部に取り付けられており、接着性ステッカーの第4の側部は、無菌ドレープに取り付けられている。このように、ポリ・タイの第2の端部が無菌ドレープから取り外される場合には、接着性ステッカーは、ミシン目の周りで破壊することとなり、テーブルの周りの無菌性が損なわれた可能性があるという視覚的な証拠を提供する。代替的に、システムは、また、バックルを含むことが可能であり、ポリ・タイは、バックルを通して固定され得る。次いで、接着性ステッカーの第3の側部は、ポリ・タイに取り付けられており、接着性ステッカーの第4の側部は、無菌ドレープに取り付けられている。
本発明の別の態様では、システムは、複数のゴム・バンドと、隣接するゴム・バンドに係合するように使用される複数のフックとを含むことが可能である。これらのゴム・バンドは、周囲部に巻き付けられており、接着性ステッカーの第3の側部は、フックのうちの1つに取り付けられており、接着性ステッカーの第4の側部は、無菌ドレープに取り付けられている。このように、フックがゴム・バンドから解除される場合には、接着性ステッカーが、ミシン目の周りで破壊することとなり、テーブルの周りの無菌性が損なわれた可能性があるという視覚的な証拠を提供する。
本発明の別の態様では、システムは、複数のクリップを含むことが可能であり、複数のクリップは、複数の脚部に解放可能に取り付けられる。そうする際に、クリップは、無菌ドレープを複数の脚部に固定する。次いで、接着性ステッカーの第3の側部は、クリップに取り付けられており、接着性ステッカーの第4の側部は、無菌ドレープに取り付けられている。クリップが脚部から取り外される場合には、接着性ステッカーが、ミシン目の周りで破壊することとなり、テーブルの周りの無菌性が損なわれた可能性があるという視覚的な証拠を提供する。
本発明の別の態様では、固定デバイスは、無菌ドレープの底部側に位置付けされている複数の接着剤タブと、接着剤タブに解放可能に取り付けられている複数の剥離ライナーとを含む。無菌ドレープが使用される準備ができているときに、剥離ライナーは、接着剤タブを露出させるように除去され、タブは、テーブルの上面にアンカー固定される。接着剤タブのいずれかが上面にアンカー固定されていない場合に、テーブルの周りの無菌性が損なわれた可能性があるということが明らかになることとなる。代替的に、接着剤タブは、周囲部にアンカー固定され得る。追加的に、無菌ドレープは、周囲部の周りに延在するミシン目を有することが可能である。
本発明のさらに別の態様では、固定デバイスは、少なくとも1つのストラップを含み、少なくとも1つのストラップは、第1の端部、第2の端部、および、それらの間に位置付けされている本体部を備えている。第1の端部は、複数の脚部のうちの1つに取り付けられており、本体部は、無菌ドレープをテーブルに固定し、第2の端部は、複数の脚部のうちの別の1つに取り付けられている。接着性ステッカーの第3の側部は、第1の端部および第2の端部のうちの1つに取り付けられており、接着性ステッカーの第4の側部は、複数の脚部のうちの1つに取り付けられている。端部が脚部から取り外される場合には、接着性ステッカーが、ミシン目の周りで破壊することとなり、テーブルの周りの無菌性が損なわれた可能性があるという視覚的な証拠を提供する。追加的に、ストラップは、再使用可能であり得る。
本発明の別の態様では、固定デバイスは、少なくとも1つのストリップのテープを含み、テープは、第1の端部、第2の端部、および、それらの間の本体部を備えている。テープの第1の端部は、複数の脚部のうちの1つに取り付けられており、本体部は、無菌ドレープに固定されており、テープの第2の端部は、複数の脚部のうちの別のものに取り付けられている。
本発明の別の目的によれば、バック・テーブルの周りの無菌性を維持する方法が提供される。この方法は、バック・テーブルの上面の上に無菌のカバーを設置するステップを含むことが可能である。カバーが設置された後に、複数の無菌の外科手術器具が、無菌のカバーの上に設置され得る。次に、無菌ドレープが、無菌の外科手術器具の上に設置される。ドレープが設置された後に、固定デバイスが、無菌ドレープを外科手術テーブルに固定するために使用される。固定デバイスは、いつドレープが外科手術テーブルから除去されたかを示すように構成されており、無菌性が上面および複数の外科手術器具の周りで維持されることを保証する。
本発明の別の態様によれば、方法は、追加的なステップを含むことが可能である。たとえば、固定デバイスである接着性ステッカーが提供され得る。接着性ステッカーは、第1の側部、第2の側部、第3の側部、および第4の側部を含むことが可能であり、ミシン目が、第3の側部と第4の側部との間に位置付けされている。次いで、接着性ステッカーの第3の側部は、テーブルを支持する複数の脚部のうちの1つに取り付けられており、接着性ステッカーの第4の側部は、無菌ドレープに取り付けられている。外科的手技を実施する時間になると、接着性ステッカーの第3の側部を接着性ステッカーの第4の側部から離れるように引っ張ることによって、接着性ステッカーは、ミシン目の周りで半分に破壊され得る。
本発明のこれらのおよび他の態様および目的は、以下の説明および添付の図面と併せて考慮されるとき、より良好に認識および理解されることとなる。しかし、以下の説明は、本発明の好適な実施形態を示しているが、図示として与えられており、限定として与えられているのではないということが理解されるべきである。多くの変化および修正が、本発明の精神から逸脱することなく、本発明の範囲内で行われ得り、本発明は、すべてのそのような修正例を含む。
本発明を構成する利点および特徴の明確な概念、ならびに、本発明に提供される典型的なメカニズムの構造および動作の明確な概念は、図面に図示されている例示的な(したがって、非限定的な)実施形態を参照することによって、より容易に明らかになることとなり、図面は、本明細書に同伴し、本明細書の一部を形成しており、同様の参照番号は、いくつかの図において同じエレメントを指定している。
本発明の不正開封防止機構の付いた外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 シールされた位置にあるダブルZフラップ配向を示す外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 シールが解かれた位置に向けて引き離されているダブルZフラップ配向を示す、図2の外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 外科手術バック・テーブル・ドレープの2つの側部がミシン目において分離している、図2および図3の外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 シールされた位置からシールが解かれた位置へ移動させられているときのシングルZフラップを示す、外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 ミシン目を備えた接着性ステッカーである固定デバイスを示す、外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 磁石を備えた外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図であり、磁石は、外科手術バック・テーブルまたは外科手術バック・テーブルに貼り付けられた磁石のいずれかと磁気的な接続を形成し、外科手術バック・テーブル・ドレープが外科手術バック・テーブルに固定されるようになっていることを図示する図である。 ウェイトを備えた外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図であり、ウェイトは、外科手術バック・テーブル・ドレープを外科手術バック・テーブルに固定することを図示する図である。 ポリ・タイを備えた外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図であり、ポリ・タイは、外科手術バック・テーブルの角部の周りで、外科手術バック・テーブル・ドレープを外科手術バック・テーブルに固定することを図示する図である。 ポリ・タイを備えた外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図であり、ポリ・タイは、外科手術バック・テーブルの裏面の下で、外科手術バック・テーブル・ドレープを外科手術バック・テーブルに固定し、剥離層が、接着剤を露出させるようにポリ・タイの第2の端部から除去されていることを図示する図である。 接着剤がバック・テーブル・ドレープに固定されている、外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 接着剤がバック・テーブル・ドレープに固定された、外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 接着性ステッカーがポリ・タイの第2の端部におよび外科手術バック・テーブル・ドレープに適用されている、外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 接着性ステッカーがポリ・タイの第2の端部におよび外科手術バック・テーブル・ドレープに適用されている、外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 接着性ステッカーがミシン目の周りで破壊されており、外科手術バック・テーブル・ドレープの周りの無菌性が損なわれた可能性があるという証拠を示している、外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 複数のゴム・バンドおよび複数のフックが、外科手術バック・テーブル・ドレープとともに含まれている、外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 外科手術バック・テーブル・ドレープとともに含まれている複数のゴム・バンドおよび複数のフックをより詳細に図示する図である。 外科手術バック・テーブル・ドレープとともに含まれている複数のゴム・バンドおよび複数のフックの別の図をより詳細に図示する図である。 複数のゴム・バンドおよび複数のフックが、外科手術バック・テーブル・ドレープを外科手術バック・テーブルに固定するために据え付けられているときの、複数のゴム・バンドおよび複数のフックを図示する図である。 複数のゴム・バンドおよび複数のフックが、外科手術バック・テーブル・ドレープを外科手術バック・テーブルに固定するために据え付けられているときの、複数のゴム・バンドおよび複数のフックの別の図を図示する図である。 複数のゴム・バンドおよび複数のフックが、外科手術バック・テーブル・ドレープを外科手術バック・テーブルに固定するために据え付けられているときの、複数のゴム・バンドおよび複数のフックのさらに別の図を図示する図である。 接着性ステッカーが、フックのうちの1つにおよび外科手術バック・テーブル・ドレープに適用されている、外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 外科手術バック・テーブル・ドレープを外科手術バック・テーブルの脚部のうちの1つに固定するために使用されるクリップを図示する図である。 クリップが外科手術バック・テーブルの脚部のうちの1つに解放可能に接続された後の、図23のクリップを図示する図である。 外科手術バック・テーブル・ドレープを外科手術バック・テーブルに固定するために使用されるストラップを図示する図である。 外科手術バック・テーブル・ドレープを外科手術バック・テーブルに固定するために使用されるストラップの別の図を図示する図である。 ドレープの裏面に位置付けされている複数の接着剤タブを備えたドレープを図示する図である。 余剰のプラスチックが折り畳まれ、次いで、接着剤タブを使用して適切な場所に固定される、外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 接着剤タブを使用して適切な場所に集められて固定される少なくとも1つの折り目を備えた外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。 少なくとも1つのスリットを備えた外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図であり、スリットのいずれかの側部の材料が、接着剤タブを使用して適切な場所に集められて固定されることを図示する図である。 外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図であり、プル・タブが、ドレープの反対側の角部に装着され得り、それが、反対側方向に引っ張られ、余剰の材料を集め、それを適切な場所に固定することができることを図示する図である。 外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図であり、プル・タブが、ドレープのそれぞれの角部に装着されており、それが、余剰の材料を集め、それを適切な場所に固定することができることを図示する図である。 外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図であり、追加的なドーム・バッグが、外科手術バック・テーブル・ドレープの上に設置され、任意の余剰の材料を適切な場所に固定することを図示する図である。 ボックス形状のカバーを有する外科手術バック・テーブル・ドレープを図示する図である。
図面に図示されている本発明の好適な実施形態を説明する際に、特定の専門用語が、明確化のために用いられることとなる。しかし、本発明がそのように選択された特定の用語に限定されるということは意図されておらず、それぞれの特定の用語は、同様の目的を達成するために同様の様式で動作するすべての技術的な均等物を含むということが理解されるべきである。たとえば、「接続されている」という語句、「取り付けられている」という語句、または、それと同様の用語が、使用されることが多い。それらは、直接的な接続に限定されるのではなく、他のエレメントを通した接続も含み、ここで、そのような接続は、均等物であるとして当業者によって認識される。
本発明、ならびに、そのさまざまな特徴および有利な詳細が、以下の説明の中に詳細に説明されている非限定的な実施形態を参照して、より十分に説明される。
1. システム概要
本発明は、外科手術テーブルとともに使用するための無菌ドレープに関し、無菌ドレープは、不正開封防止機構の付いた特徴を有しており、不正開封防止機構の付いた特徴は、無菌性がテーブルの周りで損なわれたかどうかということをユーザーが容易に決定することを助けるために、視覚的なインジケーターを提供する。ドレープは、無菌のカバーであり、無菌のカバーは、浮遊する微生物からの汚染のリスクを低減させることを助ける。ドレープは、近々始まる臨床診断の前に手術室の内側に位置決めされている外科手術バック・テーブルのトップを覆って使用され得る。これらのテーブルは、従来的に、それらが準備されるときに、静的条件のままになっている(すなわち、非可動テーブル)。外科技師は、最初に、外科手術バック・テーブルの上面の上方に無菌のバック・テーブル・カバーを置く。次に、外科技師は、無菌の外科的ツールおよび器具をカバーの上に置き、近々始まる臨床診断のために準備する。
周術期実務に関する現在のAORNガイドラインは、観察されない状態にされた場合に、無菌のフィールドが、人員、媒介生物(たとえば、虫)、または、無菌の技法の中の休止による未認識の汚染を受けないということを要求する。「観察されない」ということに関する言語は、バック・テーブルが準備されると、無菌のフィールドが付き添いのない状態にされるべきではないということを意味すると解釈されてきた。これは、病院の職員が、無菌性が維持されていることを保証するために、バック・テーブルの傍に留まらなければならないということ意味している。しかし、不正開封防止機構の付いた固定デバイスをドレープに導入することによって、職員が常にバック・テーブルを観察することに依存する必要なく、無菌性がバック・テーブルの周りに維持され得る。これが起こるためには、ドレープの周囲部縁部の周りの空気フローは、ドレープの縁部を持ち上げてはならない。
複数の異なる固定デバイスが使用され得る。たとえば、無菌ドレープは、縁部に沿って、内蔵されたウェイトを有し、空気フローが周囲部縁部を持ち上げることを防止することが可能である。追加的に、不正開封防止機構の付いたステッカーが、ドレープに適用され、また、テーブルの脚部またはテーブルの裏面に適用される。ステッカーが引き裂かれる場合に、無菌性が侵害された可能性があるということが、テーブルを観察する個人に明らかになることとなる。
追加的に、テーブルとの磁気的な接続を形成する磁石が使用され得る。代替的に、テーブルが磁気的な材料から作製されていない場合に、裏面接着式の磁気的なストリップが、テーブルに据え付けられ得る。次いで、磁石が、磁気的な接続を形成するために、磁気的なストリップの上に設置され得る。繰り返しになるが、不正開封防止機構の付いたステッカーが、ドレープに適用されており、また、テーブルの脚部に、または、テーブルの裏面に適用されている。ステッカーが引き裂かれる場合に、無菌性が侵害された可能性があるということが、テーブルを観察する個人に明らかになることとなる。
さらに、ポリ・タイが、無菌ドレープとともに使用され得る。たとえば、ポリ・タイは、無菌ドレープの4つの角部のそれぞれに位置付けされ得る。それぞれのポリ・タイが、ドレープに締結されており、不正開封防止機構の付いたステッカーが、ポリ・タイおよびドレープに適用されている。代替的に、1つまたは複数のバックルが設けられ得り、ポリ・タイが1つまたは複数のバックルの中へ挿入され得る。また、単一の長いポリ・タイが、テーブルの周囲部に巻き付けられ得る。追加的に、単一の長いポリ・タイが使用される場合に、ループが周囲部の周りに位置付けされ、ポリ・タイが存在するべき場所をガイドすることを助けることが可能である。据え付けられると、不正開封防止機構の付いたステッカーは、ポリ・タイに適用され、また、ドレープまたはテーブルの一部分に適用される。ステッカーが引き裂かれる場合には、無菌性が侵害された可能性があるということが明らかになることとなる。
代替的に、複数のゴム・バンドおよびフックが、テーブルに巻き付けるために組み合わせて使用され得る。次いで、不正開封防止機構の付いたステッカーは、フックに、および、ドレープまたはテーブルの一部分に締結され得る。ステッカーが引き裂かれる場合には、無菌性が侵害された可能性があるということが明らかになることとなる。
また、バック・テーブルの脚部の上にスナップするように構成されているクリップが使用され得る。使用時に、無菌ドレープが、最初に、テーブルの周りに設置されることとなる。ドレープの側部は、下向きに引っ張られ、テーブルのそれぞれの脚部に対抗して設置され、その後に、クリップが、次いで、クリップと脚部との間にドレープを固定するようにスナップ留めされる。次いで、不正開封防止機構の付いたステッカーが、一方の側部において、クリップに締結され得り、他方の側部において、ドレープ、脚部、または、テーブルの裏面のうちの1つに締結され得る。代替的に、クリップは、脚部から除去されるときに破壊可能であるように構成され得る。これは、クリップが破壊されるかまたはステッカーが引き裂かれる場合に、ユーザーが潜在的な無菌性の侵害を迅速かつ容易に識別することを可能にすることとなる。
さらに、複数の接着剤タブが、ドレープの裏面に含まれ得り、接着剤タブのそれぞれが、剥離ライナーによってカバーされている。カバーを広げるときに、剥離ライナーが除去され、接着剤タブを露出させる。次いで、接着剤タブが、ドレープをテーブル・トップにアンカー固定するために、テーブルに押し付けられる。代替的に、接着剤タブは、テーブルの周囲部に押し付けられてもよい。次いで、ユーザーは、接着剤タブを視覚的に検査し、いずれかが解除されたかどうか(それは、無菌性の潜在的な侵害の証拠である)を見ることが可能である。同様に、ミシン目が、タブの周りで利用され得り、そこでは、ミシン目が、不正開封の任意の証拠に関して検査され、不正開封は、潜在的な無菌性の侵害を結果として生じさせることとなる。また、接着剤タブは、色分けされ得り、上部部分が第1の色になっており、底部部分が第2の色になっている。これは、タブが破壊されたかどうかをユーザーが迅速に識別することを可能にすることを助けることとなる。
代替的に、1つまたは複数のストラップが、ドレープをテーブルの周りに固定するために使用され得る。たとえば、ストラップは、第1の端部がテーブル脚部のうちの1つに固定され、第2の端部がテーブル脚部のうちの他のものに固定されるように、位置することが可能である。たとえば、ストラップは、「X字」パターンまたは「Z字」パターンを形成することが可能である。ストラップは、再使用可能であることが可能であり、また、それは、色分けされることも可能である。ストラップが適切な場所になると、不正開封防止機構の付いたステッカーが、ストラップに、および、脚部またはテーブルに適用され得る。
追加的に、無菌の器具を含有する大型のジップロック・バッグが使用され得る。バッグは、たとえば、バッグが開けられると色の変化を結果として生じさせることとなる色変化技術を備えたバッグを使用することによって、バッグがシールされたままになっているかどうかをユーザーが視覚的に理解することを可能にするように構成され得る。同様に、バッグは、真空シールされ得り、バッグが依然として真空になっているかどうかに基づいて、バッグがシールされたままであるかどうかを、ユーザーが視覚的に確認することが容易になることとなるようになっている。バッグがすでに真空になっていない場合に、シールが破壊されたということ、および、無菌性が損なわれた可能性があるということが明らかになることとなる。また、殺菌されたガスが、同様に、ドレープおよび周囲のコンポーネントに常に適用され、テーブルおよび関連のコンポーネントの周りの無菌性を保証することが可能である。
また、ドレープまたは固定デバイスが、移動または除去され、後に再適用され得るということが留意されるべきである。ドレープが移動されるかまたは除去されるかのいずれかの後に、固定デバイスを再適用することによって、または、新しい固定デバイスを適用することによって、テーブルの周りの空気フローのリスクが最小化され得り、そして、それは、無菌性を維持することを助ける。
また、上記に説明されているドレープのいずれかは、タイム・スタンプを備えていることが可能である。これは、関連の情報を含むことが可能であり、それは、誰がバック・テーブルを準備したか、いつそれが準備されたか、何の手術のためにテーブルが準備されたか、および、患者についての識別情報を含む。代替的に、RF/IDタグが、カバーまたはドレープの上に据え付けられ得り、RF/IDタグは、ドレープが設置されると、スマートフォン、タブレット、スキャナーなどがラベルをスキャンすること、ならびに、日付および時間の情報を獲得することを可能にすることとなる。
上記に説明されているドレープのいずれかは、プラスチックの単一のまたは複数の無菌のシートを含むことが可能である。代替的に、上記に説明されているドレープのいずれかは、患者ドレープ材料の単一のまたは複数の無菌のシートを含むことが可能である。また、上記に説明されているドレープのいずれかは、ファブリックの単一のまたは複数の無菌のシートを含むことが可能である。同様に、上記に議論されているドレープの任意の組み合わせは、ミシン目ラインと組み合わせて使用され得る。追加的に、無菌のドーム・バッグおよび無菌のシンチ・バッグが使用され得る。また、不正開封の痕跡がすぐ分かるテープおよびラベルが、開示されているドレープ・システムのいずれかとともに使用され得る。
2. 好適な実施形態の詳細な説明
図を見てみると、テーブル52とともに使用するための無菌ドレープ64とおよび固定デバイス80を備えたドレープ・システム50が、全体的に、図1に示されている。示されているように、テーブル52は、外科的手技の間に使用するためのバック・テーブルである。テーブル52は、4つの脚部54を有しており、4つの脚部54は、上面58、裏面56、および周囲部60を備えたテーブル・トップを支持している。上面58は、複数の外科手術器具62を支持するように構成されており、それは、行われる予定になっている特定の外科的手技に応じて、明らかに変化し得る。バック・テーブル・カバー53が、器具62がカバー53の上に置かれた状態の上面58の上に置かれ得る。
ここで、本発明の特定の実施形態が、重要なさまざまな特徴を図示する役割を果たすこととなる以下の非限定的な例によって、さらに説明されることとなる。例は、単に、本発明が実践される方式の理解を促進させることを意図しているに過ぎず、また、さらに、当業者が本発明を実践することを可能にすることを意図しているに過ぎない。したがって、例は、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
無菌ドレープ64は、第1の縁部66、第2の縁部68、第1の端部70、および第2の端部72を含む。第1の縁部66および第2の縁部68は、所定の長さを形成している。第1の端部70および第2の端部72は、所定の幅を形成している。所定の長さおよび所定の幅は、エリアを形成している。ミシン目151が、ドレープ64の底部側74の中に見出され、重なり部分78が、選択的に分離可能な部分146においてミシン目151の上方に位置付けされており、選択的に分離可能な部分146は、オーバーレイ・セクション154によってカバーされている。追加的に、無菌ドレープ64は透明であるということが留意されるべきである。これは、役に立つ。その理由は、バック・テーブル52およびその内容物が、医師によって見ることができるままになっていることが可能であるからである。
重なり部分78は、図2〜図4に示されているように、第1の周辺縁部148および第2の周辺縁部150によって、「ダブルZ」フラップ配向を形成することが可能である。図2は、初期のシールされた位置153にあるドレープ64を示している。代替的に、重なり部分78は、図5に示されているように、第1の周辺縁部148および第2の周辺縁部150によって、「シングルZ」フラップ配向を形成することが可能である。ミシン目151およびドレープ64の残りの部分は、テーブル52の周りに見出される無菌のフィールドを覆っている。ユーザーがドレープ64を除去する準備ができているときに、ユーザーは、引っ張り力152に印加し、第1の縁部66および第2の縁部68を引き離し、ドレープ部分は、図3〜図5において見られるように、ミシン目151に沿って分離する。したがって、ドレープの2つの半分は、テーブル52の周りの無菌のフィールドの無菌性を損なうことなく、無菌のフィールドの両側に引っ張られるかまたは落ちることを許容され得る。図2〜図4に示されているドレープ64の「ダブルZ」構成、および、図5に示されているドレープ64の「シングルZ」構成は、ミシン目151に隣接して無菌の表面を維持する。ミシン目の付いた分離可能なドレープ64が、これらの実施形態において説明されているが、ドレープ64の所定の分離可能な部分146を提供する他の手段が、本発明の範囲内に含まれており、本発明の範囲内にあると考えられるということが明示的に理解される。たとえば、所定の分離可能な部分146に沿って切り込み線を備えた表面が提供され得る。別の例として、ドレープ64は、所定の分離可能な部分146に沿って、異なる材料から構成され得り、異なる材料は、それがドレープ64の残りの部分の材料よりも容易に引き裂かれるかまたは分離されることを可能にする特質を含む。
ここで、さまざまな固定デバイス80が説明されることとなる。ここで図6を見てみると、固定デバイス80は、接着性ステッカー82であることが可能である。示されているように、接着性ステッカー82は、第1の側部84、第2の側部86、第3の側部88、および第4の側部90を有している。ミシン目92が、第1の側部84から第2の側部86へ、および、第3の側部88と第4の側部90との間に、接着性ステッカー82の中に形成されている。図に示されている複数の実施形態では、接着性ステッカー82は、無菌ドレープ64の縁部または端部、および、テーブル52の脚部54のうちの1つまたは裏面56に固定されている。このように、ドレープ64がテーブル52の脚部54または裏面56から離れるように移動させられる場合には、ミシン目92が破壊することとなる。結果として、ユーザーは、ステッカー82を視覚的に検査し、テーブル52の周りの無菌性が侵害されるリスクが存在しているかどうかを決定することが可能である。ステッカー82がミシン目92の周りで破壊される場合には、ユーザーは、既存のドレープ64、器具62、およびカバー53を除去することが可能であり、テーブル52ドレーピング・プロセスを再び開始し、無菌性が維持されていることを保証することが可能である。固定デバイス80は、テキスト、シンボル、または他のしるしを含み、どのようにデバイスが使用されるべきであるかまたは破壊されるべきであるかということについて、ユーザーに指示することが可能である。
無菌性がドレープ・システム50の周りに維持されていることを確認することを助けるために、接着性ステッカー82を使用することに加えて、追加的なコンポーネントが、ドレープ64が周囲部60の周りでテーブルに固定することを維持するために使用され得る。たとえば、図7を見てみると、磁石94が設けられている。磁石94は、テーブル52の上面58との磁気的な接続を形成し、ドレープ64が周囲部60の周りから持ち上がることを防止する。代替的に、テーブル52が磁気的な表面から作製されていない場合、接着性の裏面(図示せず)を備えた第2の磁石(図示せず)が、テーブル52の上面58の上に、または、カバー53に最初に据え付けられ得る。次いで、ドレープ64が、上面58の上に設置され、磁石94が、ドレープ64の上に設置され、第2の磁石に係合する。このように、ドレープ64の移動は最小化され、浮遊する微生物からの汚染のリスクを低減させることが可能である。ドレープ64が設置され、磁石94が適用されると、接着性ステッカー82が、上記に説明されているように適用され得る。
いくらか同様に、図8を見てみると、ウェイト96または複数のウェイトが、ドレープ64が周囲部60の周りから持ち上がることを防止するために使用され得る。ウェイト96は、ドレープ64がテーブル52の上に設置された後に、ドレープ64の上に置かれ得り、または、ウェイト96は、ドレープ64の中へ埋め込まれるか、もしくは、ドレープ64とともに製造され得る。好ましくは、ウェイト96は、周囲部60の縁部の周りに位置付けされており、ドレープ64が適切な場所に留まることを保証する。ドレープ64が設置され、ウェイト96が適用されると、接着性ステッカー82が、上記に説明されているように適用され得る。
代替的に、ポリ・タイ98または複数のポリ・タイもしくはプル・タブが、テーブル52の周りにドレープ64を固定するために使用され得る。たとえば、図9では、テーブル52のそれぞれの角部に隣接して位置付けされているポリ・タイ98が存在している。それぞれのポリ・タイ98は、第1の端部100、第2の端部102、および、それらの間に位置付けされている本体部101を有している。第1の端部100は、ドレープ64に恒久的に貼り付けられており、第2の端部102は、接着剤104を有しており、接着剤104は、剥離ライナー106とともに第2の端部102の上に位置付けされており、剥離ライナー106は、接着剤104を露出させるように剥がされ得る。次いで、第2の端部102は、ポリ・タイ98が角部の周りにきつくフィットするように、角部の周りに引っ張られ、接着剤104が、ドレープ64に適用される。適切な位置になると、接着性ステッカー82の第1の側部84は、ポリ・タイ98の第2の端部102に適用され、接着性ステッカー82の第2の側部86は、ドレープ64に適用される。第2の側部86がドレープ64から解除される場合に、接着性ステッカー82は、ミシン目92の周りで破壊されることとなる。結果として、壊された接着性ステッカー82を見つけることは、観察者にとって容易であることとなり、それは、無菌性の侵害の可能性があるということを示すこととなる。同様の実施形態が図31に示されており、図31では、ポリ・タイまたはプル・タブ98が、ドレープ64の反対側の角部に位置付けされており、それは、反対側方向に引っ張られ、ドレープ64の材料をぴったりとした様式で集めることが可能である。さらに、ポリ・タイまたはプル・タブ98は、ドレープ64のすべての角部に位置付けされてもよく、すべての角部において、テーブル52へのドレープ64の固定を可能にする。
次に図10を見てみると、ポリ・タイ98または複数のポリ・タイを備えたドレープ・システム50の別の実施形態が示されている。この実施形態では、ポリ・タイ98は、テーブル52の裏面56の下に給送されている。図10に示されているように、剥離ライナー106が除去され、接着剤104が、図11および図12に示されているように、無菌ドレープ64の側部に貼り付けられる。代替的に、ポリ・タイ98は、バックル(図示せず)を通して給送され、ポリ・タイ98およびドレープ64をテーブル52の周りに固定することが可能である。次に、接着性ステッカー82が適用され、第1の側部84は、ポリ・タイ98の第2の端部102に適用されており、ステッカー82の第2の側部86は、図13および図14に示されているように、ドレープ64に適用されているか、または、テーブル52もしくは脚部54の一部に適用されている。ポリ・タイ98の第2の端部102がドレープ64から取り外されると、接着性ステッカー82は、図15に示されているように、ミシン目92の周りで破壊することとなる。これが起こるときには、観察者は、無菌性の侵害の可能性があるということを容易に決定することが可能である。
追加的に、単一のポリ・タイ98が、テーブル52の周囲部60全体の周りに巻き付けるために使用され得る。そのような実施形態では、ループまたはフック(図示せず)が、ドレープ64またはテーブル62の周囲部60の周りに含まれ得る。ポリ・タイ98は、これらのループまたはフックの中へガイドされ得り、テーブル62の周囲部60全体の周りにポリ・タイ98をインクリメンタルに巻き付けることがより容易になるようになっている。次いで、接着性ステッカー82が、上記に説明されているように適用され得る。
図16〜図22に示されているさらに別の実施形態では、ドレープ64は、複数のゴム・バンド108およびフック110を使用して、テーブル52に固定される。ゴム・バンド108およびフック110は、図16および図17に示されているように、ドレープ64の中に巻かれて来ることが可能である。ゴム・バンド108およびフック110は、図18に示されているように、ドレープ64から除去される。次いで、それぞれのフック110は、2つの隣接するゴム・バンド108に係合するように使用される。これらのゴム・バンド108およびフック110は、周囲部60の下でテーブル52の周りに巻き付き、ドレープ64をテーブル52に固定する。図19および図20では、ゴム・バンド108およびフック110は、周囲部60から離れるように引っ張られ、それらがより容易に見られ得るようになっている。ゴム・バンド108およびフック110が、図21に示されているように、適当に位置付けされると、図22に示されているように、接着性ステッカー82の第1の側部84は、フック110に取り付けられ、接着性ステッカー82の第2の側部86は、ドレープ64に取り付けられている。このように、フック110がゴム・バンド108から解除されるときには、接着性ステッカー82が、ミシン目92の周りで破壊することとなり、それは、いつ無菌性侵害が起こった可能性があるかということを可視化することを容易にする。
ここで、図23〜図24を見ると、ドレープ64は、クリップ112を使用してテーブル52に固定され得り、クリップ112は、テーブル52の脚部54に解放可能に固定されるように構成されている。クリップ112は、たとえば、プラスチックおよび金属を含む、任意の適切な材料から作製され得る。この実施形態では、ドレープ64は、テーブル52の上に設置されており、第1の縁部66、第2の縁部68、第1の端部70、および第2の端部72が、脚部54に隣接してテーブル52の周りに下へ落ちるようになっている。次いで、ドレープ64は、脚部54に対して引っ張り上げられる。クリップ112が据え付けられ、クリップ112が、脚部54に対してドレープ64をきつく保持する。次に、接着性ステッカー82の第1の側部84が、クリップ112に取り付けられ、接着性ステッカー82の第2の側部86が、ドレープ64またはテーブル52の一部分に取り付けられている。クリップ112が除去される場合に、接着性ステッカー82は、ミシン目92の周りで破壊することとなり、潜在的な無菌性の侵害が起こったかどうかということを視覚的に決定することが容易になるようになっている。代替的に、クリップ112は、脚部54から除去されると、破壊するように構成され得る。この実施形態では、破壊されたクリップ112は、潜在的な無菌性の侵害が起こったということの証拠としての役割を果たすこととなる。
図25は、ドレープ64をテーブル52の周りに固定するために使用されるストラップ122の別の実施形態を図示している。ストラップ122は、1つの脚部に取り付ける第1の端部124と、別の脚部に取り付ける第2の端部126と、第1の端部124から第2の端部126へ延在する本体部128とを有することが可能である。複数のストラップが使用され得り、たとえば、示されているように、「X字」形状または「Z字」形状(図示せず)を形成している。代替的に、ストラップ122は、図26において見られるように、単に1つのストリップのテープ130であることが可能である。1つのストリップのテープ130は、1つの脚部に取り付ける第1の端部132と、別の脚部に取り付けられる第2の端部134と、ドレープ64をテーブル52に固定するそれらの間の本体部136とを有することが可能である。いずれのケースでも、ストラップ122またはテープ130は、ドレープ64をテーブル52に固定する。次いで、接着性ステッカー82は、端部のうちの1つ、および、ドレープ64またはテーブル52の一部に適用される。端部がドレープ64またはテーブル52から離れるように移動させられる場合には、接着性ステッカー82が、ミシン目92の周りで破壊することとなり、潜在的な無菌性の侵害が起こったかどうかということを視覚的に決定することが容易になるようになっている。
追加的に、図27を見てみると、複数の接着剤タブ116が、ドレープ64の裏面に据え付けられ得り、複数の接着剤タブ116のそれぞれは、剥離ライナー(図示せず)によってカバーされている。ドレープ64が折り畳まれていないときに、剥離ライナーは、接着剤タブ116を露出させるように除去される。次いで、タブ116は、テーブル52の上面またはテーブル・カバーに押し付けられ、ドレープ64をテーブル52に固定する。接着剤タブ116のいずれかが、テーブル52の上面またはテーブル・カバー53から分離されている場合に、観察者は、これを容易に見ることができることとなり、潜在的な無菌性の侵害が起こったということを知ることとなる。同様に、それぞれのタブ116の周りにミシン目(図示せず)が存在することが可能である。繰り返しになるが、観察者は、任意のミシン目が破壊されたかどうかを見るために(それは、無菌性が損なわれたということを意味する可能性がある)、容易にタブ116を見ることが可能である。追加的に、周囲部ミシン目(図示せず)は、ドレープ64の第1の縁部66、第2の縁部68、第1の端部70、および第2の端部72の周りに形成され得る。
上記に説明されているドレープ・システム50のいずれかは、図26に示されているように、タイム・スタンプ138を含むことが可能である。タイム・スタンプ138は、テーブル52の周りのドレープ・システム50の準備に関連する任意の情報を含むことが可能であり、それは、ドレープ・システム50が準備された時間、ドレープ・システム50を準備した個人の識別、ドレープ・システム50がそのために準備された特定の医療手技を説明する情報、いつ医療手技が行われるようにスケジュールされているかということ、患者に関する情報、および、ドレープ・システム50を最終的に使用する個人にとって有用であり得る任意の他の情報を含む。タイム・スタンプ138は手書きされ得るか、それはプリンターから自動的にプリントされ、ドレープ64に適用され得るか、または、RF/IDタグが利用され得り、RF/IDタグは、ドレープ64が設置されると、スマートフォン、タブレット、スキャナーなどがテーブルをスキャンすること、ならびに、日付および時間の情報を獲得することを可能にする。
次に、図28を見てみると、ドレープ・システム50の別の実施形態が提供される。この実施形態では、無菌ドレープ64は、外科手術テーブル52の寸法に対して余剰の材料を有するように寸法決めされた平坦なシートである。この余剰の材料は、自分自身の上に折り返され、材料の重なりを結果として生じさせることが可能である。材料が自分自身の上に折り返されると、接着性ステッカー82は、材料をひとまとめにするように適用され得る。結果として、無菌ドレープ64は、外科手術テーブル52に対して固定され、テーブル52に対してドレープ64がぴったりとフィットした状態を形成する。示されているように、ドレープ64は、テーブル52のいずれかの端部に集められるが、ドレープ64は、同様に、テーブル52のいずれかの側部の上に集められ得るということが留意されるべきである。いくらか同様に、図29を見ると、無菌ドレープ64は、ドレープ64がテーブル52に対してぴったりとフィットさせられるように、自分自身の上に2回折り畳まれ得る平坦なシートである。当然のことながら、ドレープ64は、テーブル52に対してぴったりとフィットした状態を保証するために、同様に、追加的な回数折り畳まれ得る。繰り返しになるが、接着性ステッカー82は、集められた材料を一緒に保持するように、および、ドレープ64をしっかりとした様式で固定するように追加され得る。これは、テーブル52に対してドレープ64がぴったりとフィットした状態を形成する。
図30は、ドレープ・システム50のさらに別の実施形態を示している。より具体的には、無菌ドレープ64は、その中に形成されたスリット158を有している。たとえば、示されているように、スリット158は、ドレープ64の1つの端部の中に形成されている。スリット158は、同様に、ドレープ64の側部のドレープ64の両方の端部の中に形成され得る。スリット158のいずれかの側部の材料は、重なるように集められ得り、次いで、接着性ステッカー82が、スリットのいずれかの側部に適用され得る。結果として、ドレープ64は、外科手術テーブル52にぴったりと固定される。
さらに、図33は、平坦なシートである無菌ドレープ64と、追加的なドーム・バッグ160とを含む、ドレープ・システム50の別の実施形態を示している。ドーム・バッグ160は、シートの周囲部に隣接して位置付けされているギャザリング・コンポーネント164を備えたシート162を含む。たとえば、ギャザリング・コンポーネント164は、ドレープ64およびテーブル52に対してドーム・バッグ160を固定することができる弾性的なバンドまたは他の材料であることが可能である。ドーム・バッグ160は、無菌ドレープ64の上方に設置されるように構成されている。
追加的に、図34は、ドレープ64の角部に位置付けされている垂直方向のシール166を備えたドレープ64を有するドレープ・システム50を示している。垂直方向のシール166は、テーブルの周りにしっかりとフィットするように構成され得る。別の言い方をすれば、シール166は、互いから、テーブル52の角部と実質的に同じ距離である所定の距離に位置付けされ得る。これは、ドレープ64がテーブルに対してしっかりとフィットすることを保証することとなる。さまざまな寸法を有するドレープ64が、テーブルの所望のサイズに応じて提供され得る。これは、上記に説明されている他の実施形態のうちのいくつかの中に存在するドレープ64の余剰の材料を低減させることとなる。たとえば、そのようなドレープ64は、図30〜図32に示されている平坦なドレープ64と置換して使用され得る。
追加的に、外科手術バック・テーブル52の周りの無菌性を維持する方法が提供される。この方法は、バック・テーブル52の上面58の上に無菌のカバー53を初期に設置するステップを含む。次いで、複数の無菌の外科手術器具62が、無菌のカバー53の上に設置される。外科手術器具62が適当に位置付けされると、無菌ドレープ64が、無菌の外科手術器具62および無菌のカバー53の上に設置される。次いで、固定デバイス80が、無菌ドレープ64を外科手術テーブル52に固定するために使用される。固定デバイス80は、いつドレープ64が外科手術テーブル52から除去されたかを示すように構成されており、無菌性が上面58および複数の外科手術器具62の周りに維持されることを保証する。また、接着性ステッカー82は、固定デバイス80として提供され得り、ここで、接着性ステッカー82は、第1の側部84、第2の側部86、第3の側部88、第4の側部90、および、第1の側部84と第2の側部86との間に延在するミシン目92を有している。次いで、ステッカー82の第3の側部88が、テーブル52を支持する複数の脚部54のうちの1つに取り付けられ、ステッカー82の第4の側部90が、無菌ドレープ64に取り付けられる。ドレープ64が移動させられる場合に、接着性ステッカー82は、第3の側部88が接着性ステッカー82の第4の側部90から引き離されるときに、ミシン目92の周りで半分に破壊することとなる。
すべての開示されている実施形態は、無菌性の侵害が危険でコストのかかる医療手術に関連して有用である。本発明に関して事実上無数の使用が存在しており、そのすべては、ここで詳述される必要はない。すべての開示されている実施形態は、過度の実験なしに実践され得る。
本発明を実施する本発明者によって企図されるベスト・モードが上記に開示されているが、本発明の実践は、それに限定されない。本発明の特徴のさまざまな追加、修正、および再配置が、根底にある本発明概念の精神および範囲から逸脱することなく行われ得るということが明白になることとなる。
たとえば、米国特許第8,726,907号明細書、ならびに、米国特許出願公開第2014/0251346号明細書および米国特許出願公開第2015/0374442号明細書(それらは、全体が参照により本明細書に組み込まれている)に開示されているドレープ・システムのいずれかが、本明細書で説明されているドレープ・システム50および固定デバイス80とともに使用され得る。同様に、無菌性が維持される限りにおいて、任意の材料が使用され得る。このように、ドレープ64および固定デバイス80は、事実上任意の適切な材料から製作され得る。
そのうえ、個々のコンポーネントは、開示されている形状で形成される必要はなく、または、開示されている構成で組み立てられる必要はなく、事実上任意の形状で提供され、事実上任意の構成で組み立てられ得る。さらに、本明細書で説明されているドレープ64および固定デバイス80は、物理的に別個のモジュールであるが、それらは、それが関連付けられる装置の中へ一体化され得るということが明白であることとなる。そのうえ、それぞれの開示されている実施形態のすべての開示されている特徴は、そのような特徴が相互に排他的である場合を除いて、すべての他の開示されている実施形態の開示されている特徴と組み合わせられるかまたは置換され得る。
添付の特許請求の範囲は、すべてのそのような追加、修正、および再配置をカバーするということが意図されている。本発明の適切な実施形態は、添付の特許請求の範囲によって差別化される。

Claims (21)

  1. 外科手術テーブルとともに使用するためのドレープ・システムであって、前記外科手術テーブルは、複数の脚部によって支持されており、裏面および上面を備えており、周囲部を備えており、前記上面は、複数の外科手術器具を支持し、前記ドレープ・システムは、
    無菌ドレープであって、前記無菌ドレープは、第1の縁部、第2の縁部、第1の端部、第2の端部、底部側、ミシン目、および重なり部分を備えており、前記ミシン目は、前記第1の側部と前記第2の側部との間で、前記第1の端部から前記第2の端部へ延在しており、前記重なり部分は、前記ミシン目の上方に位置付けされている、無菌ドレープと、
    前記無菌ドレープを前記外科手術テーブルに固定するための少なくとも1つの固定デバイスであって、前記固定デバイスは、いつ前記無菌ドレープが前記外科手術テーブルから除去されたかを示すように構成されており、無菌性が前記上面および前記複数の外科手術器具の周りで維持されることを保証する、少なくとも1つの固定デバイスと
    を含む、ドレープ・システム。
  2. 前記固定デバイスは、接着性ステッカーを含み、前記接着性ステッカーは、第1の側部と、前記第1の側部の反対側の第2の側部と、前記第1の側部と前記第2の側部との間に延在する第3の側部と、前記第1の側部と前記第2の側部との間に延在し、前記第3の側部の反対側に位置付けされている第4の側部と、前記第1の側部から前記第2の側部へ延在するミシン目とを備えており、前記ミシン目は、前記接着性ステッカーが引き離されるときに、破壊するように構成されている、請求項1に記載のドレープ・システム。
  3. 前記接着性ステッカーの前記第3の側部は、前記無菌ドレープの前記第1の縁部、前記第2の縁部、前記第1の端部、または前記第2の端部のうちの1つに取り付けられており、前記第4の側部は、前記裏面または前記複数の脚部のうちの1つのうちの一方に取り付けられている、請求項2に記載のドレープ・システム。
  4. 前記ドレープ・システムは、磁石およびウェイトをさらに含み、前記磁石およびウェイトは、前記無菌ドレープの上に置かれ、前記無菌ドレープを前記外科手術テーブルの前記上面に固定する、請求項3に記載のドレープ・システム。
  5. 前記ドレープ・システムは、少なくとも1つのポリ・タイをさらに含み、それぞれのポリ・タイは、
    前記無菌ドレープに恒久的に取り付けられている第1の端部と、
    接着剤を備えた第2の端部と、
    前記接着剤をカバーする剥離ライナーと
    を有しており、
    前記剥離ライナーは、前記接着剤を露出させるように除去され、
    前記第2の端部は、前記第1の端部から離れるように引っ張られ、
    前記接着剤は、前記無菌ドレープに固定され、前記無菌ドレープを前記テーブルに固定する、請求項2に記載のドレープ・システム。
  6. 前記接着性ステッカーの前記第3の側部は、前記ポリ・タイの前記第2の端部に取り付けられており、前記接着性ステッカーの前記第4の側部は、前記無菌ドレープに取り付けられている、請求項5に記載のドレープ・システム。
  7. 前記ドレープ・システムは、
    複数のゴム・バンドと、
    隣接するゴム・バンドに係合するように使用される複数のフックと
    をさらに含み、
    前記複数のゴム・バンドおよび前記複数のフックは、前記周囲部に巻き付いており、
    前記接着性ステッカーの前記第3の側部は、前記フックのうちの1つに取り付けられており、前記接着性ステッカーの前記第4の側部は、前記無菌ドレープに取り付けられている、請求項2に記載のドレープ・システム。
  8. 前記ドレープ・システムは、複数のクリップをさらに含み、前記複数のクリップは、前記複数の脚部に解放可能に取り付けられ、前記クリップは、前記無菌ドレープを前記複数の脚部に固定し、
    前記接着性ステッカーの前記第3の側部は、前記クリップに取り付けられており、前記接着性ステッカーの前記第4の側部は、前記無菌ドレープに取り付けられている、請求項2に記載のドレープ・システム。
  9. 前記ドレープ・システムは、
    前記第1の縁部に取り付けられているポリ・タイと、
    前記第2の縁部に取り付けられているバックルと
    をさらに含み、
    前記ポリ・タイは、前記裏面の下を通され、前記バックルの中に固定され、
    前記接着性ステッカーの前記第3の側部は、前記ポリ・タイに取り付けられており、前記接着性ステッカーの前記第4の側部は、前記無菌ドレープに取り付けられている、請求項2に記載のドレープ・システム。
  10. 前記固定デバイスは、
    前記無菌ドレープの前記底部側に位置付けされている複数の接着剤タブと、
    前記接着剤タブに解放可能に取り付けられている複数の剥離ライナーと
    を含み、
    前記複数の剥離ライナーは、前記複数の接着剤タブを露出させるように除去され、
    前記複数の接着剤タブは、前記上面にアンカー固定される、請求項1に記載のドレープ・システム。
  11. 前記固定デバイスは、
    前記底部側に位置付けされている複数の接着剤タブと、
    前記接着剤タブに解放可能に取り付けられている複数の剥離ライナーと、
    前記無菌ドレープの周りに延在するミシン目と
    を含み、
    前記複数の剥離ライナーは、前記複数の接着剤タブを露出させるように除去され、
    前記複数の接着剤タブは、前記周囲部にアンカー固定される、請求項1に記載のドレープ・システム。
  12. 前記固定デバイスは、
    少なくとも1つのストラップであって、前記少なくとも1つのストラップは、第1の端部、第2の端部、および、それらの間に位置付けされている本体部を備えており、前記第1の端部は、前記複数の脚部のうちの1つに取り付けられており、前記本体部は、前記無菌ドレープを前記テーブルに固定し、前記第2の端部は、前記複数の脚部のうちの別の1つに取り付けられている、少なくとも1つのストラップを含み、
    前記接着性ステッカーの前記第3の側部は、前記第1の端部および前記第2の端部のうちの1つに取り付けられており、前記接着性ステッカーの前記第4の側部は、前記複数の脚部のうちの1つに取り付けられている、請求項2に記載のドレープ・システム。
  13. 前記少なくとも1つのストラップは、再使用可能である、請求項12に記載のドレープ・システム。
  14. 前記固定デバイスは、
    少なくとも1つのストリップのテープであって、前記テープは、第1の端部、第2の端部、および、それらの間の本体部を備えており、前記テープの前記第1の端部は、前記複数の脚部のうちの1つに取り付けられており、前記本体部は、前記無菌ドレープに固定されており、前記テープの前記第2の端部は、前記複数の脚部のうちの1つに取り付けられている、少なくとも1つのストリップのテープを含む、請求項1に記載のドレープ・システム。
  15. 前記ドレープ・システムは、いつ前記無菌ドレープが前記外科手術テーブル固定されたかを示すタイム・スタンプをさらに含む、請求項1に記載のドレープ・システム。
  16. 外科手術テーブルとともに使用するためのドレープ・システムであって、前記外科手術テーブルは、複数の脚部によって支持されており、裏面および上面を備えており、周囲部を備えており、前記上面は、複数の外科手術器具を支持し、前記ドレープ・システムは、
    無菌ドレープを含み、前記無菌ドレープは、
    所定の長さおよび所定の幅によって画定されるエリアと、
    前記所定の長さおよび所定の幅のうちの少なくとも1つの実質的な部分に延在する選択的に分離可能な部分と
    を含み、
    前記選択的に分離可能な部分は、第1の周辺縁部および第2の周辺縁部をさらに含み、前記第1の周辺縁部および前記第2の周辺縁部は、通常は、シールされた位置にあり、前記第1の周辺縁部および前記第2の周辺縁部に反対方向の力を印加することによって、シールが解かれるように適合されており、
    前記選択的に分離可能な部分は、少なくとも第1のオーバーレイ・セクションをさらに含み、前記第1のオーバーレイ・セクションは、前記無菌ドレープがシールされた位置にあるときに、前記選択的に分離可能な部分を覆っており、
    また、前記ドレープ・システムは、
    前記無菌ドレープを前記外科手術テーブルに固定するための少なくとも1つの固定デバイスであって、前記固定デバイスは、いつ前記無菌ドレープが前記外科手術テーブルから除去されたかを示すように構成されており、無菌性が前記上面および前記複数の外科手術器具の周りで維持されることを保証する、少なくとも1つの固定デバイスを含む、ドレープ・システム。
  17. 前記固定デバイスは、接着性ステッカーを含み、前記接着性ステッカーは、第1の側部と、前記第1の側部の反対側の第2の側部と、前記第1の側部と前記第2の側部との間に延在する第3の側部と、前記第1の側部と前記第2の側部との間に延在し、前記第3の側部の反対側に位置付けされている第4の側部と、前記第1の側部から前記第2の側部へ延在するミシン目とを備えており、前記ミシン目は、前記接着性ステッカーが引き離されるときに、破壊するように構成されている、請求項16に記載のドレープ・システム。
  18. 前記接着性ステッカーの前記第3の側部は、前記無菌ドレープに取り付けられており、前記第4の側部は、前記裏面または前記複数の脚部のうちの1つのうちの一方に取り付けられている、請求項17に記載のドレープ・システム。
  19. 前記ドレープ・システムは、
    複数のゴム・バンドと、
    隣接するゴム・バンドに係合するように使用される複数のフックと
    をさらに含み、
    前記複数のゴム・バンドおよび前記複数のフックは、前記周囲部に巻き付いており、
    前記接着性ステッカーの前記第3の側部は、前記フックのうちの1つに取り付けられており、前記接着性ステッカーの前記第4の側部は、前記無菌ドレープに取り付けられている、請求項18に記載のドレープ・システム。
  20. バック・テーブルの周りの無菌性を維持する方法であって、前記方法は、
    前記バック・テーブルの上面の上に無菌のカバーを設置するステップと、
    前記無菌のカバーの上に複数の無菌の外科手術器具を設置するステップと、
    前記無菌の外科手術器具の上に無菌ドレープを設置するステップと、
    前記無菌ドレープを前記外科手術テーブルに固定するために固定デバイスを使用するステップであって、前記固定デバイスは、いつ前記ドレープが前記外科手術テーブルから除去されたかを示すように構成されており、無菌性が前記上面および前記複数の外科手術器具の周りに維持されることを保証する、ステップと
    を含む、方法。
  21. 前記方法は、
    前記固定デバイスである接着性ステッカーを提供するステップであって、前記接着性ステッカーは、第1の側部、第2の側部、第3の側部、第4の側部、および、前記第3の側部と前記第4の側部との間に位置付けされているミシン目を有している、ステップと、
    前記接着性ステッカーの前記第3の側部を、前記テーブルを支持する複数の脚部のうちの1つに取り付けるステップと、
    前記接着性ステッカーの前記第4の側部を前記無菌ドレープに取り付けるステップと、
    前記接着性ステッカーの前記第3の側部を前記接着性ステッカーの前記第4の側部から離れるように引っ張ることによって、前記接着性ステッカーを前記ミシン目の周りで半分に破壊するステップと
    をさらに含む、請求項20に記載の方法。
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