本出願の実施形態は、ダウンリンクデータのためのフィードバック遅延を効果的に低減するために情報送信方法及び装置を提供する。
第1の態様によれば、情報送信方法が提供される。端末デバイスは、グラントフリーアップリンクGUL無線リソースを決定し、GUL無線リソースは、アップリンクデータを送るために端末デバイスによって使用され、GUL無線リソースは、少なくとも1つの時間ユニットを含む。
端末デバイスは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいてダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送る。
従って、本出願の実施形態において提供される情報送信方法によれば、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって割り当てられたGUL無線リソース上でダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送り、具体的に言えば、次のダウンリンク送信によってスケジュール又はトリガされたPUSCH又は(e)PUCCHを待つことなしにGUL PUSCHにおいて第1のフィードバック情報を搬送し、それによって、第1のフィードバック情報の遅延を低減し、ダウンリンク送信の適応精度を改善することができる。
第1の態様に関して、第1の態様の第1の実装では、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとは、同じ時間ユニットであるか、又は第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあり、第2の時間ユニットは、端末デバイスがグラントフリーアップリンク制御情報G−UCIを送る時間ユニットであり、G−UCIは、アップリンク送信についてのスケジューリング情報を含む。
このようにして、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係を使用することによって、ネットワークデバイスは、G−UCIに基づいて第1の時間ユニットを決定することができる。さらに、ネットワークデバイスは、常に、G−UCIを検出する必要があり、それによって、ネットワークデバイスによって第1のフィードバック情報をブラインド検出することの複雑性も低減される。
第1の態様に関して、第1の態様の第2の実装では、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとが同じ時間ユニットであるとき、第1のフィードバック情報とG−UCIとは独立して符号化される。
このようにして、第1のフィードバック情報とG−UCIとは、独立して符号化され、それによって、第1のフィードバック情報に関係する情報は、G−UCI中に置かれることができ、ネットワークデバイスは、G−UCIを取得した後に第1のフィードバック情報に関係する情報に基づいて第1のフィードバック情報を取得することができ、それによって、ブラインド検出の複雑性を効果的に低減する。
第1の態様に関して、第1の態様の第3の実装では、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションが第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあるとき、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係は予め定義される。
このようにして、第1の時間ユニットは、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の予め定義された時間シーケンス関係を使用することによって決定され、それによって、端末デバイスは、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを通知するためにシグナリングを送る必要がない。このようにして、シグナリングオーバーヘッドが効果的に低減され、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性も低減される。
第1の態様に関して、第1の態様の第4の実装では、G−UCIは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを示すようにさらに構成される。
このようにして、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、G−UCIを使用することによって示され、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性を効果的に低減し、時間領域ロケーションは、G−UCIを使用することによって動的に示され、システム柔軟性をも改善する。
第1の態様に関して、第1の態様の第5の実装では、G−UCIは、第1のフィードバック情報を送るように端末デバイスに命令するようにさらに構成される。
このようにして、G−UCIは、第1のフィードバック情報を送るように端末デバイスに命令し、それによって、ネットワークデバイスは、時間においての第1のフィードバック情報の存在について知ることができ、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性が低減される。さらに、第1のフィードバック情報とアップリンクデータとが、レートマッチングを通して同じ時間ユニットにおいて多重化されるとき、ネットワークデバイスは、同じ時間ユニットにおいて搬送される第1のフィードバック情報とアップリンクデータとを正しく復調し、それによって、アップリンク送信効率を改善することができる。
第1の態様に関して、第1の態様の第6の実装では、G−UCIは、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを示すためにさらに使用される。
このようにして、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットは、G−UCIを使用することによって示され、それによって、第1のフィードバック情報を送ることの柔軟性が改善され、ネットワークデバイスは、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを使用することによって第1のフィードバック情報を正しく受信することができ、また、アップリンクデータを復調するために第1のフィードバック情報の時間ユニットと同じ時間ユニットを占有するアップリンクデータの物理リソースを効果的に決定することができる。
第1の態様に関して、第1の態様の第7の実装では、第1の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニットである。
このようにして、第1の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニット中に位置し、比較的大量の異なるダウンリンクデータに対応するフィードバック情報#1は、第1の時間ユニットにおいて搬送され、それによってフィードバック遅延を効果的に低減することがきる。さらに、端末デバイスは、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを通知するためにシグナリングを送る必要がない。このようにして、シグナリングオーバーヘッドが効果的に低減され、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性も低減される。
第1の態様に関して、第1の態様の第8の実装では、第1のフィードバック情報が第1のダウンリンクデータについてのダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報を含むとき、第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が予め定義されるか、又は、第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係がネットワークデバイスによって設定され又は示され、そして、第3の時間ユニットは、ネットワークデバイスが第1のダウンリンクデータを送る時間ユニットになる。
このようにして、第1の時間ユニットは、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づくダウンリンクデータが位置する第3の時間ユニットに関連付けられる。これは、第1のフィードバック情報の送信機会にわたるネットワークデバイスの制御可能性を改善することができ、端末デバイスが第1のフィードバック情報の存在と第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットとをネットワークデバイスに通知しないときにネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性をも低減することができる。
第1の態様に関して、第1の態様の第9の実装では、端末デバイスが第1の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を送る前に、本方法は、
端末デバイスによって、ネットワークデバイスによって送られた第1のトリガ情報を受信することであって、第1のトリガ情報は、第4の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を搬送するように端末デバイスをトリガするために使用され、第4の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットに属する、ことをさらに含み
端末デバイスが、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいてダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送ることは、
端末デバイスによって、第1のトリガ情報に基づいて第1の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を送ることを含む。
このようにして、第1の時間ユニットは、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づく第4の時間ユニットに関連付けられる。これは、第1のフィードバック情報の送信機会にわたるネットワークデバイスの制御可能性を改善することができ、端末デバイスが第1のフィードバック情報の存在と第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットとをネットワークデバイスに通知しないときにネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性をも低減することができる。
第1の態様に関して、第1の態様の第10の実装では、端末デバイスが第1の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を送る前に、本方法は、
端末デバイスによって、第5の時間ユニットにおいてネットワークデバイスによって送られた第2のトリガ情報を受信することであって、第2のトリガ情報は、第6の時間ユニットにおいて第2のフィードバック情報を送るように端末デバイスをトリガするために使用され、第6の時間ユニットの時間領域ロケーションは、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションの前にあり、第1のフィードバック情報の情報タイプは、第2のフィードバック情報の情報タイプと少なくとも部分的に同じである、ことをさらに含み、
端末デバイスが、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいてダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送ることは、
端末デバイスが第2のフィードバック情報を送ることに失敗したとき、端末デバイスによって、第1の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を送ることを含む。
このようにして、第1の時間ユニットは、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づく第5の時間ユニットと第6の時間ユニットとに関連付けられる。これは、第1のフィードバック情報の送信機会にわたるネットワークデバイスの制御可能性を改善することができ、端末デバイスが第1のフィードバック情報の存在と第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットとをネットワークデバイスに通知しないときにネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性をも低減することができる。
第1の態様に関して、第1の態様の第11の実装では、第5の時間ユニットは、端末デバイスが第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を受信する時間ユニットである。
このようにして、第5の時間ユニットは、端末デバイスが第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を受信する時間ユニットであり、第1のフィードバック情報の時間有効性を効果的に改善する。
第1の態様に関して、第1の態様の第12の実装では、第1のフィードバック情報は、非周期的チャネル状態情報aCSIとダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報とのうちの少なくとも1つを含む。
第2の態様によれば、情報送信方法が提供される。ネットワークデバイスは、端末デバイスにグラントフリーアップリンクGUL無線リソースを割り当て、GUL無線リソースは、アップリンクデータを送るために端末デバイスによって使用され、GUL無線リソースは、少なくとも1つの時間ユニットを含み、
ネットワークデバイスは、ダウンリンクデータについての端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信し、第1のフィードバック情報は、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいて搬送される。
従って、本出願の実施形態において提供される情報送信方法によれば、GUL無線リソースは、端末デバイスに割り当てられ、それによって、端末デバイスは、GUL無線リソース内の第1の時間ユニットにおいて、ダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送り、具体的に言えば、次のダウンリンク送信によってスケジュール又はトリガされたPUSCH又は(e)PUCCHを待つことなしにGUL PUSCHにおいて第1のフィードバック情報を搬送し、それによって、第1のフィードバック情報の遅延を低減し、ダウンリンク送信の適応精度を改善することができる。
第2の態様に関して、第2の態様の第1の実装では、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとは、同じ時間ユニットであるか、又は第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあり、第2の時間ユニットは、端末デバイスがグラントフリーアップリンク制御情報G−UCIを送る時間ユニットであり、G−UCIは、アップリンク送信についてのスケジューリング情報を含む。
このようにして、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係を使用することによって、ネットワークデバイスは、G−UCIに基づいて第1の時間ユニットを決定することができる。さらに、ネットワークデバイスは、常に、G−UCIを検出する必要があり、それによって、ネットワークデバイスによって第1のフィードバック情報をブラインド検出することの複雑性も低減される。
第2の態様に関して、第2の態様の第2の実装では、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとが同じ時間ユニットであるとき、第1のフィードバック情報とG−UCIとは独立して符号化される。
このようにして、第1のフィードバック情報とG−UCIとは、独立して符号化され、それによって、第1のフィードバック情報に関係する情報は、G−UCI中に置かれることができ、ネットワークデバイスは、G−UCIを取得した後に第1のフィードバック情報に関係する情報に基づいて第1のフィードバック情報を取得することができ、それによって、ブラインド検出の複雑性を効果的に低減する。
第2の態様に関して、第2の態様の第3の実装では、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションが第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあるとき、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係は予め定義される。
このようにして、第1の時間ユニットは、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の予め定義された時間シーケンス関係を使用することによって決定され、それによって、端末デバイスは、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを通知するためにシグナリングを送る必要がない。このようにして、ネットワークデバイスについて、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性が低減される。
第2の態様に関して、第2の態様の第4の実装では、G−UCIは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを示すようにさらに構成され、
ネットワークデバイスが端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信することは、
ネットワークデバイスによって、G−UCIを受信することと、
ネットワークデバイスによって、G−UCIに基づいて第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを決定することと、
ネットワークデバイスによって、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションに基づいて第1のフィードバック情報を受信することとを含む。
このようにして、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、端末デバイスによって送られたG−UCIを使用することによって決定され、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性を効果的に低減し、時間領域ロケーションは、G−UCIを使用することによって動的に示され、システム柔軟性をやはり改善する。
第2の態様に関して、第2の態様の第5の実装では、G−UCIは、第1のフィードバック情報を送るように端末デバイスに命令するようにさらに構成され、
ネットワークデバイスが端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信することは、
ネットワークデバイスによって、G−UCIを受信することと、
ネットワークデバイスによって、G−UCIに基づいて第1のフィードバック情報を受信することとを含む。
このようにして、端末デバイスによって送られたG−UCIが受信され、それによって、ネットワークデバイスは、時間においての第1のフィードバック情報の存在について知ることができ、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性が低減される。さらに、第1のフィードバック情報とアップリンクデータとが、レートマッチングを通して同じ時間ユニットにおいて多重化されるとき、ネットワークデバイスは、同じ時間ユニットにおいて搬送される第1のフィードバック情報とアップリンクデータとを正しく復調し、それによって、アップリンク送信効率を改善することができる。
第2の態様に関して、第2の態様の第6の実装では、G−UCIは、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを示すためにさらに使用され、
ネットワークデバイスが端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信することは、
ネットワークデバイスによって、G−UCIを受信することと、
ネットワークデバイスによって、G−UCIに基づいて第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを決定することと、
ネットワークデバイスによって、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットに基づいて第1のフィードバック情報を受信することとを含む。
このようにして、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットは、端末デバイスによって送られたG−UCIを受信することによって示され、それによって、ネットワークデバイスは、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを使用することによって第1のフィードバック情報を正しく受信することができ、第1のフィードバック情報を送ることの柔軟性を改善し、ネットワークデバイスはまた、アップリンクデータを復調するために第1のフィードバック情報の時間ユニットと同じ時間ユニットを占有するアップリンクデータの物理リソースを効果的に決定することができる。
第2の態様に関して、第2の態様の第7の実装では、第1の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニットである。
第2の態様に関して、第2の態様の第8の実装では、第1のフィードバック情報が第1のダウンリンクデータについてのダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報を含むとき、第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が予め定義されるか、又は、第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係がネットワークデバイスによって設定され又は示され、そして、第3の時間ユニットは、ネットワークデバイスが第1のダウンリンクデータを送る時間ユニットになる。
このようにして、第1の時間ユニットは、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づくダウンリンクデータが位置する第3の時間ユニットに関連付けられる。これは、第1のフィードバック情報の送信機会にわたるネットワークデバイスの制御可能性を改善することができ、端末デバイスが第1のフィードバック情報の存在と第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットとをネットワークデバイスに通知しないときにネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性をも低減することができる。
第2の態様に関して、第2の態様の第9の実装では、ネットワークデバイスが端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信する前に、本方法は、
ネットワークデバイスによって、端末デバイスに第1のトリガ情報を送ることをさらに含み、第1のトリガ情報は、第4の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を搬送するように端末デバイスをトリガするために使用され、第4の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットに属する。
このようにして、第1の時間ユニットは、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づく第4の時間ユニットに関連付けられる。これは、第1のフィードバック情報の送信機会にわたるネットワークデバイスの制御可能性を改善することができ、端末デバイスが第1のフィードバック情報の存在と第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットとをネットワークデバイスに通知しないときにネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性をも低減することができる。
第2の態様に関して、第2の態様の第10の実装では、ネットワークデバイスが端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信する前に、本方法は、
ネットワークデバイスによって、第5の時間ユニットにおいて端末デバイスに第2のトリガ情報を送ることをさらに含み、第2のトリガ情報は、第6の時間ユニットにおいて第2のフィードバック情報を送るように端末デバイスをトリガするために使用され、第6の時間ユニットの時間領域ロケーションは、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションの前にあり、第1のフィードバック情報の情報タイプは、第2のフィードバック情報の情報タイプと少なくとも部分的に同じである。
このようにして、第1の時間ユニットは、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づく第5の時間ユニットと第6の時間ユニットとに関連付けられる。これは、第1のフィードバック情報の送信機会にわたるネットワークデバイスの制御可能性を改善することができ、端末デバイスが第1のフィードバック情報の存在と第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットとをネットワークデバイスに通知しないときにネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性をも低減することができる。
第2の態様に関して、第2の態様の第11の実装では、第5の時間ユニットは、ネットワークデバイスが第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を送る時間ユニットである。
このようにして、第5の時間ユニットは、端末デバイスが第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を受信する時間ユニットであり、第1のフィードバック情報の時間有効性を効果的に改善する。
第2の態様に関して、第2の態様の第12の実装では、第1のフィードバック情報は、非周期的チャネル状態情報aCSIとダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報とのうちの少なくとも1つを含む。
第3の態様によれば、情報送信装置が提供される。装置は、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実装におけるネットワークデバイスの動作を実行するように構成されてもよい。詳細には、装置は、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実装における端末デバイスの動作を実行するように構成されたモジュール又はユニットを含んでもよい。
第4の態様によれば、情報送信装置が提供される。装置は、第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実装におけるネットワークデバイスの動作を実行するように構成されてもよい。詳細には、装置は、第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実装におけるネットワークデバイスの動作を実行するように構成されたモジュール又はユニットを含んでもよい。
第5の態様によれば、端末デバイスが提供される。端末デバイスは、プロセッサと、トランシーバと、メモリとを含む。プロセッサと、トランシーバと、メモリとは、内部接続経路を使用することによって互いに通信する。メモリは、命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリ中に記憶された命令を実行するように構成される。プロセッサがメモリによって記憶された命令を実行するとき、端末デバイスは、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実装における方法を実行するか、又は端末デバイスは、第3の態様において提供される装置を実装する。
第6の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、プロセッサと、トランシーバと、メモリとを含む。プロセッサと、トランシーバと、メモリとは、内部接続経路を使用することによって互いに通信する。メモリは、命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリ中に記憶された命令を実行するように構成される。プロセッサがメモリによって記憶された命令を実行するとき、ネットワークデバイスは、第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実装における方法を実行するか、又はネットワークデバイスは、第4の態様において提供される装置を実装する。
第7の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、コンピュータプログラムは、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実装における方法を実行するために使用される命令を含む。
第8の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、コンピュータプログラムは、第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実装における方法を実行するために使用される命令を含む。
上記の実装のうちのいくつかでは、第1の時間ユニットは、第2の時間ユニットの後のK番目の時間ユニットに位置し、Kは、1以上の整数である。
上記の実装のうちのいくつかでは、第1の時間ユニットにおいて搬送される第1のフィードバック情報とアップリンクデータとは、レートマッチングを通して第1の時間ユニットにおいて多重化される。
上記の実装のうちのいくつかでは、第5の時間ユニットと第1の時間ユニットとの間の間隔の持続時間は、第1のプリセットされた持続時間よりも短いか、又は第6の時間ユニットと第1の時間ユニットとの間の間隔の持続時間は、第2のプリセットされた持続時間よりも短い。
上記の実装のうちのいくつかでは、第1のフィードバック情報は、第1の時間ユニットに対応するGUL無線リソース上で搬送される。
以下は、本出願の実施形態における添付の図面を参照して、本出願の実施形態における技術的な解決法を明確かつ完全に説明する。
本明細書において使用される「構成要素」、「モジュール」、及び「システム」」などの用語は、コンピュータ関連エンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組合せ、ソフトウェア、又は実行されているソフトウェアを示すために使用される。例えば、構成要素は、限定はしないが、プロセッサ上で動作する処理、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、及び/又はコンピュータであってもよい。図に示すように、コンピューティングデバイスとコンピューティングデバイス上で動作するアプリケーションとの両方は構成要素であってもよい。1つ又は複数の構成要素は、処理及び/又は実行スレッド内に常駐してもよく、構成要素は、1つのコンピュータ上に位置し、及び/又は2つ以上のコンピュータ間で分散されてもよい。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ可読媒体から実行されてもよい。例えば、構成要素は、ローカル及び/又はリモート処理を使用することによって通信し、例えば、1つ又は複数のデータパケットを有する信号(例えば、ローカルシステム、分散システムにおける、及び/又は信号を使用することによって他のシステムと相互作用するインターネットなどのネットワークにおける、別の構成要素と相互作用する2つの構成要素からのデータ)に従って通信してもよい。
本出願の実施形態は、様々な通信システム、例えば、グローバルシステムフォーモービルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications、GSM)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム及びLTEシステムなどのシステムに適用されてもよく、サポートされる通信は、主に、ボイス及びデータ通信であることを理解されたい。通常、従来の基地局は、限定された量の接続をサポートし、実装するのが容易である。
次世代モバイル通信システムは、将来のモバイルデータトラフィックの増大、大量のモノのインターネット、多様な新しいサービス、及び多様な適用シナリオを可能にする。統一された接続フレームワークとして働くことに加えて、新世代のセルラーネットワークの基本的な5G新無線(5th Generation New Radio、5G NR)は、ネットワークのものであるデータ速度、容量、遅延、信頼性、効率、及びカバレージ能力を新しいレベルに増加させ、利用可能なスペクトルリソースの各ビットを完全に使用することが予想される。さらに、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)新無線設計に基づく5Gは、国際標準になり、5Gデバイスと多様な展開をサポートし、(ロー及びハイバンドカバーすることを含む)多様なスペクトルをカバーするだけでなく、多様なサービスと端末とをサポートする必要もある。
本出願の実施形態は、端末デバイスに関する実施形態について説明する。端末デバイスは、ユーザ機器(User Equipment、UE)ユーザ機器、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルコンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、又はユーザ装置と呼ばれることもある。端末デバイスは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)における局(STAION、ST)であってもよく、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス及びコンピューティングデバイス、又は別の処理デバイス、車載デバイス、ワイヤレスモデムに接続されたウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末デバイス、将来の発展型PLMNネットワークにおける端末デバイスなどであってもよい。
さらに、本出願の実施形態は、ネットワークデバイスに関する実施形態について説明する。ネットワークデバイスは、モバイルデバイスと通信するように構成されたネットワークデバイスなどのデバイスであってもよい。ネットワークデバイスは、WLANにおけるアクセスポイント(Access Point、AP)又はGSM若しくは符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)における基地トランシーバ局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよいし、又はWCDMAにおけるノードB(NodeB、NB)であってもよいし、又はLTEにおける発展型ノードB(Evolutional NodeB、eNB又はeNodeB)、若しくは再生局若しくはアクセスポイント、若しくは車両デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク内のネットワークデバイス、将来の発展型PLMNネットワーク内のネットワークデバイスなどであってもよい。
本出願の実施形態において提供される方法及び装置は、端末デバイス又はネットワークデバイスに適用されてもよい。端末デバイス又はネットワークデバイスは、ハードウェアレイヤと、ハードウェアレイヤの上で動作するオペレーティングシステムレイヤと、オペレーティングシステムレイヤの上で動作するアプリケーションレイヤとを含む。ハードウェアレイヤは、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit、MMU)、及び(メインメモリとも呼ばれる)メモリなどのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、処理(Process)を使用することによってサービス処理を実行する任意の1つ又は複数のコンピュータオペレーティングシステム、例えば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、アンドロイドオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、又はウィンドウズオペレーティングシステムであってもよい。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、アドレス帳、ワードプロセッシングソフトウェア、及びインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含む。さらに、本出願の実施形態では、制御情報送信方法を実行するためのエンティティの特定の構造は、エンティティが本出願の実施形態における制御情報送信方法のコードを含むプログラムを動作することができるという条件で、本出願の実施形態における制御情報送信方法に従って通信を実行するために本出願の実施形態では特に限定されない。例えば、本出願の実施形態におけるワイヤレス通信方法を実行するためのエンティティは、端末デバイス若しくはネットワークデバイス、又は端末デバイス若しくはネットワークデバイス内にあり、プログラムを呼び出し、プログラムを実行することができる機能モジュールであってもよい。
さらに、本出願の実施形態における態様又は特徴は、標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技術を使用する方法、装置又は製品として実装されてもよい。本出願の実施形態において使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読コンポーネント、キャリア又は媒体からアクセスされることができるコンピュータプログラムをカバーする。例えば、コンピュータ可読媒体は、限定はしないが、磁気ストレージ構成要素(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、又は磁気テープ)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(Compact Disc、CD)又はデジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disc、DVD))、スマートカード、及びフラッシュメモリ構成要素(例えば、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable Programmable Read−Only Memory、EPROM)、カード、スティック、又はキードライブ)を含んでもよい。さらに、本明細書に記載されている様々な記憶媒体は、情報を記憶するように構成された1つ若しくは複数のデバイス及び/又は他の機械可読媒体を示してもよい。「機械可読媒体」という用語は、限定はしないが、無線チャネルと、命令及び/又はデータを記憶すること、含むこと、及び/又は搬送することが可能な様々な他の媒体とを含んでもよい。
図1は、本出願の実施形態に適用されるデータ送信のための通信システムの概略図である。図1に示すように、通信システム100は、ネットワークデバイス102を含み、ネットワークデバイス102は、複数のアンテナ、例えば、アンテナ104、106、108、110、112、及び114を含んでもよい。さらに、ネットワークデバイス102は、送信機チェーンと受信機チェーンとをさらに含んでもよい。当業者は、送信機チェーンと受信機チェーンとがそれぞれ、送信及び受信する信号に関係する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、又はアンテナ)を含んでもよいことを理解してもよい。
ネットワークデバイス102は、複数の端末デバイス(例えば、端末デバイス116及び端末デバイス122)と通信してもよい。しかしながら、ネットワークデバイス102が端末デバイス116又は122と同様である任意の量の端末デバイスと通信してもよいことが理解されてもよい。端末デバイス116及び122はそれぞれ、例えば、セルラー電話、スマートフォン、ポータブルコンピュータ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星無線装置、全地球測位システム、PDA、及び/又はワイヤレス通信システム100において通信するために使用される任意の他の好適なデバイスであってもよい。
図1に示すように、端末デバイス116は、アンテナ112及び114と通信する。アンテナ112及び114は、順方向リンク118を使用することによって端末デバイス116に情報を送り、逆方向リンク120を使用することによって端末デバイス116から情報を受信する。さらに、端末デバイス122は、アンテナ104及び106と通信する。アンテナ104及び106は、順方向リンク124を使用することによって端末デバイス122に情報を送り、逆方向リンク126を使用することによって端末デバイス122から情報を受信する。
例えば、周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システムでは、順方向リンク118及び逆方向リンク120は異なる帯域を使用してもよく、順方向リンク124及び逆方向リンク126は、異なる帯域を使用してもよい。
別の例では、時分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム及び全二重(Full Duplex)システムでは、順方向リンク118及び逆方向リンク120は同じ帯域を使用してもよく、順方向リンク124及び逆方向リンク126は、同じ帯域を使用してもよい。
通信ために設計された各アンテナ(若しくは複数のアンテナを含むアンテナグループ)及び/又はエリアは、ネットワークデバイス102のセクタと呼ばれる。例えば、アンテナグループは、ネットワークデバイス102のカバレージ内のセクタにおける端末デバイスと通信するように設計されてもよい。ネットワークデバイス102が順方向リンク118及び124を使用することによってそれぞれ端末デバイス116及び122と通信する処理では、ネットワークデバイス102の送信アンテナは、ビームフォーミングを通した順方向リンク118及び124の信号対雑音比を改善してもよい。さらに、ネットワークデバイスが単一のアンテナを使用することによって全ての端末デバイスに信号を送る方式と比較して、ネットワークデバイス102が、ビームフォーミングを通して、関連するカバレージ中にランダムに分布された端末デバイス116及び122に信号を送るとき、隣接セルにおけるモバイルデバイスはあまり干渉されない。
所与の時間内に、ネットワークデバイス102、端末デバイス116、又は端末デバイス122は、ワイヤレス通信送信装置及び/又はワイヤレス通信受信装置であってもよい。データを送るとき、ワイヤレス通信送信装置は、送信のためのデータを符号化してもよい。
詳細には、ワイヤレス通信送信装置は、チャネルを使用することによってワイヤレス通信受信装置に送られる必要がある特定の量のデータビットを取得してもよい(例えば、生成するか、別の通信装置から受信するか、又はメモリ中に記憶してもよい)。データビットは、データのトランスポートブロック(又は複数のトランスポートブロック)中に含まれてもよく、トランスポートブロックは、複数のコードブロックを生成するためにセグメント化されてもよい。
さらに、通信システム100は、パブリックランドモバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)、D2Dネットワーク、M2Mネットワーク、又は別のネットワークであってもよい。図1は、簡略概略図の一例にすぎない。ネットワークは、図1に示されていない別のネットワークデバイスをさらに含んでもよい。
本出願の実施形態では、通信システム100において使用されるリソースは、グラントフリーリソースであってもよく、又は、本出願の実施形態では、通信システム100内の各通信デバイス(例えば、ネッワークデバイス又は端末デバイス)は、グラントフリー送信解決策による通信のためにリソースを使用してもよい。
以下に、本出願の実施形態におけるグラントフリー送信解決策について詳細に説明する。本出願の実施形態では、グラントフリー送信は、以下の意味のうちの任意の1つ若しくは複数、又は複数の意味におけるいくつかの技術的特徴の組合せ、又は他の同様の意味として理解されてもよい。
グラントフリー送信は、次の通りであってもよい。ネットワークデバイスは、端末デバイスに複数の送信リソースを事前に割り当て、送信リソースを端末デバイスに通知する。アップリンクデータ送信要件を有するとき、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって事前に割り当てられた複数の送信リソースから少なくとも1つの送信リソースを選択し、選択された送信リソースを使用することによってアップリンクデータを送り、ネットワークデバイスは、複数の事前に割り当てられた送信リソース内の1つ又は複数の送信リソース上で、端末デバイスによって送られたアップリンクデータを検出する。検出は、ブラインド検出であってもよいし、又はアップリンクデータにおける特定の制御フィールドに基づいて実行される検出、又は別の方式で実行される検出であってもよい。
グラントフリー送信は、次の通りであってもよい。ネットワークデバイスは、端末デバイスに複数の送信リソースを事前に割り当て、送信リソースを端末デバイスに通知し、それによって、アップリンクデータ送信要件を有するとき、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって事前に割り当てられた複数の送信リソースから少なくとも1つの送信リソースを選択し、選択された送信リソースを使用することによってアップリンクデータを送る。
グラントフリー送信は、次の通りであってもよい。複数の事前に割り当てられた送信リソースに関する情報が取得され、アップリンクデータ送信要件があるとき、少なくとも1つの送信リソースが、複数の送信リソースから選択され、アップリンクデータが選択された送信リソースを使用することによって送られる。情報は、ネットワークデバイスから取得されてもよい。
グラントフリー送信は、端末デバイスのアップリンクデータ送信がネットワークデバイスによって実行される動的スケジューリングなしに実装されてもよい方法であってもよい。動的スケジューリングは、ネットワークデバイスがシグナリングを使用することによって端末デバイスのアップリンクデータ送信ごとに送信リソースを示すスケジューリング方式であってもよい。任意選択で、端末デバイスのアップリンクデータ送信を実装することは、2つ以上の端末デバイスが同じ時間−周波数リソース上でアップリンクデータを送信することを可能にすることとして理解されてもよい。任意選択で、送信リソースは、端末デバイスがシグナリングを受信してしばらくしてからの1つ又は複数の送信時間ユニットのうちの送信リソースであってもよい。送信時間ユニットは、送信が1回実行される最小時間ユニット、例えば、TTIであってもよく、送信時間ユニットの値は、1ms、0.5ms、又は2つのシンボルであってもよいし、又は別のプリセットされた送信時間ユニットであってもよい。
グラントフリー送信は、次の通りであってもよい。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって許可されることなしにアップリンクデータ送信を実行する。許可は、次の通りであってもよい。端末デバイスは、ネットワークデバイスにアップリンクスケジューリング要求を送り、スケジューリング要求を受信した後に、ネットワークデバイスは、端末デバイスにアップリンク許可を送る。アップリンク許可は、端末デバイスに割り当てられたアップリンク送信リソースを示す。
グラントフリー送信は、競合ベースの送信方式であってもよい。詳細には、複数の端末は、基地局によって許可されることなしに同じ事前に割り当てられた時間−周波数リソース上でアップリンクデータを同時に送信してもよい。
ブラインド検出は、データが到着するのかどうかが事前に分からないとき、到着してもよいデータに対して実行される検出として理解されてもよい。ブラインド検出は、代替として、明示的なシグナリング指示なしに実行される検出として理解されてもよい。
本出願の実施形態では、送信リソースは、限定はしないが、以下リソースのうちの1つ又は複数の組合せを含んでもよい。
α− 無線フレーム、サブフレーム、及びシンボルなどの時間領域リソース(時間リソースとも呼ばれる)。
β− サブキャリア及びリソースブロックなどの周波数領域リソース(スペクトルリソースとも呼ばれる)。
γ− 送信アンテナ及びビームなどの空間領域リソース。
θ− スパースコード多元接続(Sparse Code Multiple Access、SCMA)コードブック、低密度シグナチャ(Low Density Signature、LDS)シーケンス、及びCDMAコードなどのコード領域リソース。
δ− アップリンクパイロットリソース。
本出願のいくつかの実施形態では、複数の(2つ以上の)端末デバイスがあってもよく、各端末デバイスは、グラントフリー送信解決策に従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送るためにグラントフリー送信リソースを自律的に選択する。
ワイヤレス通信のための通信システム100において使用される時間−周波数リソースについて、以下で詳細に説明する。
本出願の実施形態では、情報を送信するためにネットワークデバイスと端末デバイスとによって使用される時間領域リソースは、時間領域において複数の時間ユニットに分割されてもよい。
さらに、本出願のこの実施形態では、複数の時間ユニットは、連続していてもよく、又はいくつかの隣接する時間ユニット間にプリセットされた間隔が設定されてもよい。これは、本出願の実施形態では特に限定されない。
本出願の実施形態では、時間ユニットは、アップリンク情報(例えば、アップリンクデータ)送信及び/又はダウンリンク情報(例えば、ダウンリンクデータ)送信のために使用される時間ユニットを含んでもよい。
本出願の実施形態では、時間ユニットの長さは任意に設定されてもよく、本出願の実施形態では特に限定されない。
例えば、1つの時間ユニットは、1つ又は複数のサブフレームを含んでもよい。
代替として、1つの時間ユニットは、1つ又は複数のスロットを含んでもよい。
代替として、1つの時間ユニットは、1つ又は複数のシンボルを含んでもよい。
代替として、1つの時間ユニットは、1つ又は複数のTTIを含んでもよい。
代替として、1つ時間ユニットは、1つ又は複数の短送信時間間隔(short Transmission Time Interval、sTTI)を含んでもよい。
本出願の実施形態では、ワイヤレス通信のための通信システム100において使用される時間−周波数リソースは、時間領域において複数のTTIに分割されてもよい。TTIは、現在の通信システム(例えば、LTEシステム)において一般的に使用されるパラメータであり、無線リンク上でデータ送信をスケジュールするためのスケジューリングユニットである。従来技術では、通常、1TTI=1msであると見なされる。言い換えれば、1つのTTIは、1つのサブフレーム(サブフレーム)又は2つのスロット(スロット)である。TTIは、(スケジューリングなどの)無線リソース管理における基本時間ユニットである。
通信ネットワークでは、遅延は、キーパフォーマンスインジケータであり、ユーザの使用経験に影響を及ぼす。通信プロトコルの開発とともに、遅延に最も大きく影響を及ぼす物理レイヤスケジューリング間隔はより小さくなる。スケジューリング間隔(即ち、TTI)は、最初に、WCDMAでは10msであり、次いで、高速パケットアクセス(High Speed Packet Access、HSPA)で2msに短縮され、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)で1msに短縮される。
低遅延サービス要件により、スケジューリング間隔をさらに短縮し、ユーザエクスペリエンスを改善するためにより短いTTIフレーム構造を物理レイヤに導入する必要がある。例えば、LTEシステムでは、TTI長は、1msから、1つのシンボル(symbol)から(7つのシンボルを含む)1つのスロットまでの範囲に短縮されてもよい。上記のシンボルは、LTEシステムにおける直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボル又はシングルキャリア周波数分割多元接続(Single Carrier Frequency Division Multiple Access、SC−FDMA)シンボルであってもよく、又は別の通信システムにおけるシンボルであってもよい。別の例では、5G通信システムにおけるTTI長はまた、1msよりも短い。
LTEシステムでは、長さが1msであるTTIに基づくデータ送信中に、データ送信のラウンドトリップ時間(Round−Trip Time、略して「RTT」)は8msである。処理時間は、長さが1msである既存のTTIのスケジューリングのための処理時間に対して比例的に低減されると仮定する。言い換えれば、既存のRTT遅延が依然として続く。長さが0.5msであるsTTIに基づくデータ送信においては、データ送信のRTTは4msである。遅延は、長さが1msであるTTIに基づくデータ送信に対して半分に低減されてもよい。従って、ユーザエクスペリエンスが改善される。
長さが1ms未満であるTTIは、sTTIと呼ばれることがある。例えば、LTEシステムでは、sTTIの長さは、1つのシンボルから7つのシンボルの任意の長さであってもよいし、又はsTTIの長さは、1つシンボルから7つのシンボルのうちの少なくとも2つの異なる長さの組合せであってもよい。例えば、1msは6つのsTTIを含み、sTTIの長さは、それぞれ、3つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、及び3つのシンボルであってもよい。代替として、1msは、4つのsTTIを含み、sTTIの長さは、それぞれ、3つのシンボル、4つのシンボル、3つのシンボル、及び4つのシンボルであってもよいし、又は他の異なる長さの組合せであってもよい。
さらに、アップリンクsTTI長は、ダウンリンクsTTI長と同じであってもよい。例えば、アップリンクsTTI長とダウンリンクsTTI長とは、それぞれ2つのシンボルである。
代替として、アップリンクsTTI長は、ダウンリンクsTTI長よりも長くてもよい。例えば、アップリンクsTTI長は、7つのシンボルであり、ダウンリンクsTTI長は、2つのシンボルである。
代替として、アップリンクsTTI長は、ダウンリンクsTTI長よりも短くてもよい。例えば、アップリンクsTTI長は、4つのシンボルであり、ダウンリンクsTTI長は、1つのサブフレームである。
TTI長が1つサブフレーム又は1msよりも短いデータパケットは、短TTIデータパケットと呼ばれる。短TTIデータ送信は、周波数領域において連続的に又は不連続的に実行されてもよい。後方互換性のために、長さが1msであるTTIに基づくデータ送信とsTTIに基づくデータ送信との両方がシステムにおいて共存してもよいことに留意されたい。
本出願の実施形態では、従来技術(例えば、LTEシステム)において指定されているTTI(例えば、長さが1msであるTTI又は長さが1msよりも長いTTI)とsTTIとはTTIと総称される。さらに、本出願の実施形態では、TTIの長さは、実際の要件に基づいて変化してもよい。
上記の例示した時間ユニット構造が説明のための例にすぎないことを理解されたい。これは、本出願の実施形態では特に限定されない。時間ユニット構造は、実際の要件に基づいてランダムに変更されてもよい。例えば、sTTIをサポートしないLTEシステムでは、1つの時間ユニットは、1つのサブフレーム(Subframe)であってもよい。別の例では、sTTIをサポートするLTEシステムでは、1つ時間ユニットは、1つのsTTIを含んでもよいか、1つの時間ユニットは、1つのスロット(Slot)を含んでもよいか、1つの時間ユニットは、1つ若しくは複数の(例えば、7つよりも少ない正の整数個の又は6つよりも少ない正の整数個の)シンボルを含んでもよいし、又は1つ時間ユニットは、1つサブフレームであってもよい。
本出願の実施形態では、時間ユニットにおいて情報を送信するために使用される長さ(又は情報送信持続時間)は、1msであってもよいし、又は1msよりも短くてもよいことに留意されたい。
本出願の実施形態では、グラントフリー送信の基本時間ユニットは、1つのTTI(例えば、上記のsTTI)であってもよい。sTTI技術が導入された後、グラントフリー送信は、TTI長が1ms又は1msよりも短いダウンリンクデータチャネル受信又はアップリンクデータチャネル送信を含んでもよい。
本出願のこの実施形態では、通信システム100において使用される送信リソース内の周波数領域リソース(又はスペクトルリソース)は、ライセンスリソースであってもよいし、又は通信システム100において使用されるリソース内の周波数領域リソースは、ライセンスバンドに属してもよい。
代替として、本出願のこの実施形態では、通信システム100において使用されるリソース(送信リソース又は時間−周波数リソース)のうちの周波数領域リソース(又はスペクトルリソース)は、アンライセンスバンド(又はアンライセンスリソース)に属してもよい。
アンライセンスリソースは、通信デバイスによって共有されてもよいリソースであってもよい。
アンライセンスバンドにおいて共有するリソースは、帯域を共有する複数のデバイスが基本共存要件を満たすことを保証するために、特定のスペクトルを使用するために、制限が送信電力及び帯域外放射などのインジケータに対してのみ提示されることを意味する。事業者は、アンライセンスバンドリソースを使用することによってネットワーク容量オフロードを実装することができるが、アンライセンスバンドリソースに対する異なる領域及び異なるスペクトルの規制要件に準拠する必要がある。これらの要件は、通常、レーダーなどの公共システムを保護し、複数のシステムが適正に共存し、できるだけ互いに負の影響を生じないことを保証するために提示され、送信電力制限、帯域外放射インジケータ、屋内及び屋外使用制限を含む。さらに、いくつかの領域は、いくつかの追加の共存ポリシーなどをさらに有する。例えば、通信デバイスは、競合又はリスニング、例えば、リッスンビフォアトーク(Listen Before Talk、LBT)を通して時間−周波数リソースを使用することができる。
限定ではなく例として、本出願の実施形態では、アンライセンスリソースは、5GHz近くの帯域、2.4GHz近くの帯域、3.5GHz近くの帯域、及び60GHz近くの帯域を含んでもよい。
限定ではなく例として、例えば、通信システム100は、アンライセンススペクトルリソース(例えば、アンライセンスキャリア)上でロングタームエボリューション(Licensed−Assisted Access Using LTE、LAA−LTE)技術を使用してもよいし、又はアンライセンススペクトルを介したスタンドアロンLTE若しくはMuLTEFireなど、アンライセンスバンドにおいて独立した展開において通信システムをサポートする技術を使用してもよいし、又はLTE−U(LTE−U、アンライセンススペクトルにおけるLTEアドバンスト)技術を使用してもよい。言い換えれば、通信システム100は、LTEエアインターフェースプロトコルを使用することによってアンライセンスバンドでの通信を完了するために、アンライセンスバンド上で独立してLTEシステムを展開してもよい。システムは、ライセンスバンドを含まない。集中型スケジューリング、干渉協調、又はハイブリッド自動要求再送信(Hybrid Automatic Repeat reQuest、略してHARQ)などの技術がアンライセンスバンド上に展開されるLTEシステムにおいて使用されてもよい。Wi−Fiなどのアクセス技術と比較して、本技術は、より良いロバストネスを有し、より高いスペクトル効率を有することができ、より広いカバレージエリアとより良いユーザエクスペリエンスとを与える。
さらに、本出願の実施形態では、通信システム100内の各通信デバイスは、ライセンススペクトルリソースを使用することによってワイヤレス通信をさらに実行してもよい。言い換えれば、本出願の実施形態における通信システム100は、ライセンスバンドを使用することができる通信システムである。
ライセンス時間−周波数リソースは、概して、国又はローカルのワイヤレス委員会によって承認された後にしか使用できない時間−周波数リソースである。LTEシステム及びWi−Fiシステムなどの異なるシステム、又は異なる事業者のシステムは、ライセンス時間−周波数リソースを共有することができない。
アンライセンスバンド中にLTEシステムにおいての情報送信のための固定フレーム構造がなくてもよいことに留意されたい。要約すれば、基地局又はセルなどのネットワークデバイスは、ダウンリンクサービス負荷及び/又はアップリンクサービス負荷又は別の考慮事項に基づいてアンライセンススペクトルリソースをプリエンプトすることを決定した後にダウンリンク情報の送信持続時間及び/又はアップリンク情報の送信持続時間を決定してもよい。さらに、アンライセンススペクトルリソースをプリエンプトした後に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク情報を含む時間ユニット(即ち、ダウンリンク時間ユニット)の量、アップリンク情報を含む時間ユニット(即ち、アップリンク時間ユニット)の量、各ダウンリンク時間ユニット中に含まれるダウンリンク情報の送信持続時間、及び各アップリンク時間ユニット中に含まれるアップリンク情報の送信持続時間を柔軟に調整してもよい。
アンライセンスバンドにおいてデータを送信する前に、通信デバイス(例えば、端末デバイス又はネットワークデバイス)は、チャネル上でリッスンする必要があり、即ち、LBTを実行する必要がある。LBTを正常に実行した後に、通信デバイスは、チャネルを連続的に占有することができ、具体的に言えば、通信デバイスは、連続する時間ユニットにおいてデータを送信することができる。ダウンリンク送信では、連続時間ユニットは、ダウンリンクバースト(DL Burst)と呼ばれることがあり、アップリンク送信では、連続時間ユニットは、アップリンクバースト(UL Burst)と呼ばれることがある。
ダウンリンクバーストは、(eNBなどの)ネットワークデバイス又はネットワークデバイスのセル(Cell)がアンライセンスバンドリソースをプリエンプトした後に連続的に占有してもよい連続時間ユニットを含んでもよい。
ダウンリンクバーストの持続時間は、アンライセンススペクトルリソース上でのネットワークデバイス(又はセル)による連続送信のための最大時間よりも長くなく、最大時間は、最大チャネル占有時間(Maximum Channel Occupied Time、MCOT)と呼ばれることもある。MCOTの長さの間チャネルを連続的に占有するとき、ネットワークデバイスは、チャネルを解放し、LBTを通してチャネルを再プリエンプトする必要がある。MCOTの長さは、領域規制制約に関係してもよい。例えば、日本では、MCOTは4msに等しくてもよいし、欧州では、MCOTは8ms、又は10ms、又は13msに等しくてもよい。
同様に、アップリンクバーストは、端末デバイスがアンライセンスバンドリソースをプリエンプトした後に連続的に占有することができる連続時間ユニットを含んでもよい。単一の端末デバイスでは、アップリンクバーストの持続時間は、アンライセンスバンドリソースに対するMCOTよりも長くない。本出願のこの実施形態では、アップリンク送信は、略して「アップリンクバースト」と呼ばれるアップリンクバースト送信を含んでもよい。アップリンク送信を実行する前に、端末デバイスは、最初に、例えば、LBTを通して、ネットワークデバイスによってスケジュールされた時間−周波数リソース(例えば、ネットワークデバイスによってスケジュールされたアンライセンスバンド内のリソース)が利用可能であるのかどうかを決定する必要があり、LBTが実行される特定のロケーションを本出願では特に限定しない。
アップリンクバーストが一例として使用される。本出願の実施形態では、アップリンクバーストは、少なくとも1つの時間ユニット(具体的に言えば、1つ又は複数の時間ユニット)を含んでもよい。
さらに、アップリンクバーストが複数の時間ユニットを含むとき、アップリンクバーストにおける複数の時間ユニットは、時間に関して連続しており、時間に関する連続性は、時間ユニット(例えば、TTI)のシーケンス番号が連続していることを意味する。アップリンクバースト中に含まれる任意の2つの隣接する時間ユニットとの間に間隔があってもよいし(具体的に言えば、端末デバイスは、以前の時間ユニットの終わりに又は後続の時間ユニットの始めに時間領域リソースを占有しないが、時間領域リソースをアイドルとして予約する)、又は間隔がなくてもよい。これは、本出願の実施形態では特に限定されない。
任意選択で、各アップリンクバースト中に含まれる複数の連続時間ユニットはそれぞれ、同じ時間長を有する。
言い換えれば、本出願の実施形態では、アップリンクバーストにおける時間ユニットは、同じ量のシンボルを含む時間ユニットであってもよい。
例えば、アップリンクバーストにおける各時間ユニットの長さは1つのサブフレームである。
別の例では、アップリンクバーストにおける各時間ユニットの長さは、2つのシンボルである。
代替として、任意選択で、各アップリンクバースト中に含まれる複数の連続時間ユニットのうちの少なくとも2つは異なる時間長を有する。
言い換えれば、本出願の実施形態では、アップリンクバーストにおける時間ユニットのうちの少なくとも2つは異なる量のシンボルを含む。
例えば、アップリンクバーストにおいて、第1位にランク付けされた時間ユニット及び/又は最下位にランク付けされた時間ユニット以外の時間ユニットは、1ms(即ち、1つのサブフレーム)の持続時間を有する。さらに、アップリンクバーストにおける第1の時間ユニットの時間長は、1msよりも短くてもよく、アップリンクバーストにおける最後の時間ユニットの時間長は、1msよりも短くてもよく、又はアップリンクバーストにおける第1の時間ユニットと最後の時間ユニットとの両方の時間長は、1msよりも短い。第1の時間ユニット及び最後の時間ユニットの長さの時間は同じであることも異なることもあることに留意されたい。
別の例では、アップリンクバーストにおける時間ユニットの時間長は、8よりも小さい任意の正の整数であるシンボルの量であってもよく、例えば、アップリンクバーストは、6つの時間ユニットを含み、時間ユニットはそれぞれ、3つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、及び3つのシンボルの時間長に対応する。
結論として、限定ではなく例として、本出願の実施形態では、ネットワークデバイスと端末デバイスとは、以下の方式で送信リソースを使用してもよい。
1.ライセンススペクトルは、グラントフリー方式で使用される。
2.アンライセンススペクトルは、グラントフリー方式で使用される。
上記のグラントフリー送信リソースがグラントフリーアップリンク(Grant−free UpLink、GUL)無線リソースであってもよいことに留意されたい。説明を容易にするために、以下は、本出願の実施形態におけるグラントフリー送信解決策における送信リソースについて説明するためにGUL無線リソースを一様に使用する。
以下に、図2から図9に関する本出願の実施形態による情報送信方法について説明する。
本出願の一実施形態における情報送信処理について、図2に関して最初に詳細に説明してもよい。図2は、本出願のこの実施形態による、情報送信方法の概略対話フローチャートである。
S210では、ネットワークデバイスは、端末デバイスにグラントフリーアップリンクGUL無線リソースを割り当て、GUL無線リソースは、アップリンクデータを送るために端末デバイスによって使用され、GUL無線リソースは、少なくとも1つの時間ユニットを含む。
GUL無線リソースは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに単に割り当てられたが、別の端末デバイスに割り当てられないリソースであってもよい。代替として、端末デバイスのサービスの送信がバーストであるので、アップリンクサービスがないとき、端末デバイスはGUL無線リソースを占有しなくてもよい。リソースの利用率を改善するために、ネットワークデバイスは、端末デバイスを含む複数の端末デバイスにGUL無線リソースを割り当ててもよく、それによって、複数の端末デバイスは、統計的多重化を通してリソースを共有する。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
さらに、本出願のこの実施形態では、GUL無線リソースは、端末デバイスがアップリンク送信を実行する必要があるとネットワークデバイスが決定した後に端末デバイスに割り当てられてもよい。代替として、GUL無線リソースは、例えば、端末デバイスがネットワークデバイスによって与えられたセルにアクセスするときに端末デバイスに割り当てられてもよい。代替として、GUL無線リソースは、競合を通して取得されたアンライセンス時間−周波数リソースのうちで決定されてもよく、例えば、ネットワークデバイスが、競合を通して、通信システムによって与えられたアンライセンス時間−周波数リソースの一部又は全部を取得するときに端末デバイスに割り当てられてもよい。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
GUL無線リソースは、端末デバイスにネットワークデバイスによって割り当てられた、又はネットワークデバイスによってアクティブ化された全ての利用可能なGUL無線リソースのサブセットである。詳細には、利用可能なGUL無線リソースは周期的であり、各GUL期間は少なくとも1つの時間ユニットを含む。利用可能なGUL無線リソース内の任意の時間ユニットについて、端末デバイスは、時間ユニットにおいてアップリンクデータを送ってもよいし、又は時間ユニットにおいてアップリンクデータを送らなくてもよく、言い換えれば、時間ユニットを占有しない。例えば、端末デバイスがアップリンクサービスを有しないか、又はGUL無線リソース内の時間ユニットの前にLBTを実行することに失敗するとき、端末デバイスは、アップリンクデータを送ることなしに時間ユニットをスキップ(skip)してもよい。代替として、端末デバイスは、GUL期間中にアップリンクデータを送るためにGUL期間における任意の時間ユニットを占有しなくてもよく、言い換えれば、GUL期間をスキップする。従って、本出願のこの実装では、端末デバイスによって決定されたGUL無線リソースは、全ての利用可能なGULリソースである。具体的に言えば、ネットワークデバイスがアップリンクデータを送るために端末デバイスをアクティブ化した後、GUL無線リソースは、アップリンクデータを送信するために使用される全ての利用可能なGULリソースである。言い換えれば、ネットワークデバイスによって割り当てられたGUL無線リソースは、アップリンクデータを送信するためのリソース(UL−Shared CHannel、UL−SCH)である。より詳細には、GUL無線リソースは、物理アップリンクデータチャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)リソースであってもよく、GUL無線リソースは、GUL PUSCHとも呼ばれる。GUL PUSCHはまた、1msよりも短いsTTIに対応するsPUSCH(短PUSCH)を含む。ネットワークデバイスが、上位レイヤのシグナリングを使用することによって利用可能なGUL無線リソースの期間を設定し、言い換えれば、GUL PUSCHは、上位レイヤのシグナリングに基づいて決定されることに留意されたい。対照的に、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づくPUSCH(UL許可ベースのPUSCH)は、PDCCHにおいてのネットワークデバイスの動的シグナリングに基づいてスケジュールされる。
さらに、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって報告されるスケジューリング要求(Schedule Request、SR)なしにGUL PUSCHを設定する。対照的に、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づくPUSCHは、ネットワークデバイスが端末デバイスによって送られたSRを受信した後に端末デバイスに示される。
さらに、周期的で連続する利用可能なGULリソースと比較して、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づくPUSCHは、1回しか効果を生じず、スケジュールされたPUSCHは、限定された時間範囲内の限定された量の時間ユニットに対応し、連続的に効果を生じない。
GULが自律アップリンク(Autonomous UL、AUL)送信とも呼ばれることに留意されたい。
GUL無線リソースがアップリンクデータ情報UL−SCHを送るために端末デバイスによって使用されることに留意されたい。詳細には、GUL無線リソースは、物理アップリンクデータチャネルPUSCHリソースであり、GUL無線リソースは、GUL PUSCHとも呼ばれる。
本出願のこの実施形態では、1つの時間ユニットは、1つのTTIであってもよく、TTIは、アップリンクリソース割り当て又はアップリンク送信のための時間領域粒度であるか、又は、TTIは、端末デバイスによって実行されるアップリンク送信のための最小時間領域単位であることに留意されたい。TTIは、1msのTTIであってもよいし、又は、長さが1msであるサブフレームと呼ばれてもよく、或いは、1msよりも短いsTTIであってもよいし、又は、ミニスロット(mini−slot)と呼ばれてもよい。sTTIによって占有される時間領域リソースは、長さが1msのTTIよりも短い。言い換えれば、アップリンクデータチャネルに対応するTTIがsTTIであるとき、TTIによって占有される時間領域リソースは長さが1msよりも短くなる。sTTIがサポートしてもよい任意選択の長さは、7つのSC−FDMAシンボル(SC−FDMA Symbol、SS)、1つのSS、2つのSS、3つのSS、又は4つのSSなどの構造を含む。sTTIはまた、1msよりも短い別のTTI長をサポートする。
GUL無線リソース内に含まれる任意の時間ユニットは完全な時間ユニット又は部分的な時間ユニットのいずれかであってもよいことに留意されたい。1つの時間ユニットが1つのTTIである例では、完全なTTIは、端末デバイスが、アップリンクデータを送るためにサブフレーム中に含まれる全てのアップリンクシングルキャリア周波数分割多元接続(Single−carrier Frequency−Division Multiple Access、SC−FDAM)シンボル(例えば、1msのTTI内の14個のシンボル又は7つのSSのsTTIのうちの7つのシンボル)を占有してもよいことを示す。部分的なTTIは、端末デバイスがアップリンクデータを送るためにTTI中に含まれるアップリンク時間領域リソースのうちの一部しか占有しなくてもよいが、TTIの他のアップリンク時間領域リソースは、アイドルのままであり、アップリンクデータを送るために使用されない。例えば、TTIが1msのTTI、即ち、1つのサブフレームであるとき、完全なサブフレームは、14個のシンボルを含み、部分的なサブフレームは、a<14個のシンボルを含む。端末デバイスは、(b+1)番目のシンボルから続けて(b+a)番目のシンボルまでアップリンクデータを送り、最初のb(b≧0)個のシンボルと最後のd(d≧0)個のシンボルとは間隔として予約され、情報を送るために使用されず、ここで、b+a+d=14である。
さらに、本出願のこの実施形態では、限定ではなく例として、例えば、端末デバイスが、GUL無線リソースを決定することができるように、ネットワークデバイスは、端末デバイスに、GUL無線リソースを設定するために使用される関連するシグナリング(例えば、PDCCHにおける上位レイヤのシグナリング及び/又は動的シグナリング)を送ってもよい。詳細には、端末デバイスは、時間領域においてGUL無線リソース内に含まれる少なくとも1つの時間ユニットを決定することができ、さらに、端末デバイスは、少なくとも1つの時間ユニットの総量とロケーションとを決定することができる。
本出願のこの実施形態では、GUL無線リソースが少なくとも2つの時間ユニットを含むとき、少なくとも2つの時間ユニットのうちのいずれか2つは(TTI長とも呼ばれる)同じ時間長を有してもよいし、又は異なる時間長を有してもよいことにさらに留意されたい。
本出願のこの実施形態では、上記で説明したように、少なくとも1つの時間ユニットは、時間に関して連続していてもよいし、又は時間に関して連続しない少なくとも1つの時間ユニットであってもよいことにさらに留意されたい。
詳細には、時間に関する連続性は、時間ユニット(例えば、TTI)のシーケンス番号が連続していることを意味する。アップリンクバースト中に含まれる任意の2つの隣接する時間ユニットの間に間隔があってもよいし(言い換えれば、端末デバイスは、以前の時間ユニットの終わりに又は後続の時間ユニットの始めに時間領域リソースを占有しないが、時間領域リソースをアイドルとして予約する)、又は間隔がなくてもよい。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
時間に関して連続しているとき、少なくとも1つの時間ユニットはGULアップリンクバーストとも呼ばれる。限定ではなく例として、説明を容易にするために、以下に、少なくとも1つの時間ユニットがGULアップリンクバーストである例を使用することによって本出願のこの実施形態について説明するが、本出願のこの実施形態が少なくとも1つの連続しない時間ユニットにも適用可能であることを理解されたい。
任意選択で、端末デバイスは、少なくとも1つの時間ユニット又はGULアップリンクバーストにおける各時間ユニットにおいてアップリンクデータ情報を送る。
GULアップリンクバーストがただ1つの時間ユニットを含むとき、GULアップリンクバーストが第1の時間ユニットであることを理解されたい。
S220では、端末デバイスは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいてダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送る。
詳細には、フィードバック情報#1(第1のフィードバック情報の一例)を送る前に、端末デバイスは、時間ユニット#1においてフィードバック情報#1を送るために少なくとも1つの時間ユニットにおいて時間ユニット#1(第1の時間ユニットの一例)を決定する。
時間ユニット#1は、GULアップリンクバーストにおいて任意の時間ユニット又はGULアップリンクバーストにおける少なくとも2つの時間ユニットであってもよく、各時間ユニットはフィードバック情報#1を搬送する。
限定ではなく例として、ダウンリンク送信は、ダウンリンクデータ送信を含んでもよいし、又はダウンリンク制御情報送信若しくは基準信号送信を含んでもよい。相応して、ダウンリンク送信がダウンリンクデータ送信を含むとき、フィードバック情報#1は、ダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答(DL Hybrid Automatic Repeat request−Acknowledgement、DL HARQ−ACK)情報であってもよく、ダウンリンク送信が、ダウンリンクチャネルのための送信であるとき、フィードバック情報#1は、非周期的チャネル状態情報(Aperiodic Channel State Information、aCSI)であってもよい。
従って、S220では、ネットワークデバイスは、フィードバック情報#1を受信し、それによって、ネットワークデバイスは、フィードバック情報#1に基づいてダウンリンク送信のステータスを決定することができる。
図3は、本出願のこの実施形態による、時間領域においての情報送信のための時間−周波数リソースの分布の概略図である。図3に、2つのケースを示し、各時間ユニットは1msのTTI、即ち、1つのサブフレームである。
第1のケースでは、サブフレーム#(n+10)はGUL無線リソースとして設定され、フィードバック情報#1は、DL HARQ−ACK情報であってもよく、ネットワークデバイスは、サブフレーム#(n+6)の拡張物理アップリンク制御チャネル(Enhanced PUCCH、ePUCCH)においてフィードバック情報#1を搬送するように端末デバイスをトリガする。端末デバイスが、LBTを正常に実行し、フレーム#(n+6)を占有すると、サブフレーム#nから#(n+2)に対応するフィードバック情報#1は、従来技術では基地局によって実行されるトリガに基づくePUCCHにおいて搬送されてもよい。しかしながら、従来技術では、後のサブフレーム#(n+3)から#(n+5)に対応するDL HARQ−ACKは、次のダウンリンク送信によってトリガされるアップリンク送信によってのみ搬送されるが、本出願のこの実施形態では、後のサブフレーム#(n+3)から#(n+5)に対応するフィードバック情報#1は、GULサブフレーム#(n+10)において搬送されてもよく、それによって、ダウンリンクバーストにおける後のダウンリンクサブフレームに対応するフィードバック情報#1はまた、比較的早くフィードバックされることができる。第2のケースでは、ネットワークデバイスは、サブフレーム#(n+9)上でPUSCHを送り、サブフレーム#(n+9)において#(n+3)から#(n+5)に対応するフィードバック情報#1を搬送するように端末デバイスをスケジュールするが、端末デバイスは、LBTを実行することに失敗し、#(n+9)をプリエンプトしない。端末デバイスは、LBTを実行し、LBTが成功した後にGULサブフレーム#(n+10)を占有し、PUSCHを送り、サブフレーム#(n+10)において#(n+3)から#(n+5)に対応するフィードバック情報#1を搬送し続けてもよく、それによって、ダウンリンクバーストにおける後のダウンリンクサブフレームに対応するフィードバック情報#1はまた、比較的早くフィードバックされてもよい。言い換えれば、フィードバック情報#1を搬送するようにネットワークデバイスによってスケジュールされたリソースがGUL無線リソースの前にある場合でも、端末デバイスがフィードバック情報#1を送る前にLBTが失敗した場合、フィードバックは、#(n+3)から#(n+5)のいずれかについても適時に実行されることができない。いずれのケースも、従来技術では、端末デバイスは、次のダウンリンクバーストによってスケジュール又はトリガされるアップリンク送信において、サブフレーム#(n+3)から#(n+5)に対応するフィードバック情報#1を送るのを待つことしかできず、サブフレーム#(n+3)から#(n+5)に対応するフィードバックについて比較的長い遅延を生じる。
従って、本出願のこの実施形態において提供される情報送信方法によれば、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって割り当てられたGUL無線リソース上でダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報に送ること、具体的に言えば、次のダウンリンク送信によってスケジュール又はトリガされるPUSCH又は(e)PUCCH又はsPUCCH(短PUCCH)を待つ必要なしにGUL PUSCHにおいて第1のフィードバック情報を搬送することができる。
従って、第1のフィードバック情報の遅延は低減され、ダウンリンク送信の適応精度が改善される。
任意選択で、第1のフィードバック情報は、非周期的チャネル状態情報aCSIとダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報とのうちの少なくとも1つを含む。
以下に、aCSI及びDL HARQ−ACK情報について別々に詳細に説明する。
DL HARQ−ACKは、ダウンリンクPDSCH(又はダウンリンクデータ)の受信ステータスについてのフィードバックである。端末デバイスは、ネットワークデバイスがPDSCHを送ることを検出し、PDSCHによって搬送されたダウンリンクデータ(又はダウンリンクデータブロック)を正しく復調する場合、ダウンリンクデータ(又はダウンリンクデータに対応するHARQ処理)についての端末デバイスによってフィードバックされる受信ステータスは(ACKと呼ばれる)「正受信」となる。端末デバイスは、ネットワークデバイスがPDSCHを送ることを検出し、PDSCHによって搬送されたダウンリンクデータを正しく復調しない場合、ダウンリンクデータ(又はダウンリンクデータに対応するHARQ処理)についての端末デバイスによってフィードバックされる受信ステータスは(NACKと呼ばれる)「誤受信」となる。端末デバイスは、ネットワークデバイスがPDSCHを送ることを検出しない場合、ダウンリンクデータ(又はダウンリンクデータに対応するHARQ処理)についての端末デバイスフィードバック受信ステータスは、「間欠送信」(Discontinuous Transmission、DTX)となる。DL HARQ−ACKは、DL HARQ処理の受信ステータスについてのフィードバック、又は少なくとも2つのHARQ処理の受信ステータスについてのフィードバック、又はビットマップ、具体的に言えば、全てのHARQ処理の受信ステータスについてのフィードバックであってもよい。
CSIは、端末デバイスがダウンリンクチャネルを測定した後にフィードバックされるチャネル状態情報である。CSIを受信した後に、ネットワークデバイスは、CSIに基づいてチャネルリンク品質を決定し、マルチアンテナ送信モードにおける適切な変調及びコーディング方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)及びプリコーディングコードブックを選択してもよい。CSIは、チャネル品質情報(Channel Quality Information、CQI)と、プリコーディング行列インジケータ(Precoding Matrix Indicator、PMI)情報と、ランクインジケータ(Rank Indicator、RI)情報とのうちの少なくとも1つを含む。さらに、CSIは、周期CSIと非周期CSI(aperiodic CSI、aCSI)とを含む。周期CSIの送信期間は、上位レイヤのシグナリングを使用することによって設定される。端末デバイスは、上位レイヤのシグナリングを受信した後に周期CSIを周期的にフィードバックする。aCSIは、ネットワークデバイスによって送られたアップリンク許可UL許可中に含まれるCSI要求シグナリングによってトリガされる。UL許可を受信した後に、端末デバイスは、同じサブフレームにおいて、aCSIフィードバック情報とUL許可によってスケジュールされたPUSCHとを送る。CSI要求シグナリングは、1ビットであってもよく、PUSCHにおいてaCSIを搬送するように端末デバイスをトリガするか又はトリガしないために使用され、aCSI情報は、UL許可が位置するキャリアについてのチャネル状態情報である。代替として、CSI要求シグナリングは、2ビットであってもよい。PUSCHにおいてaCSIを搬送するように端末デバイスをトリガするか又はトリガしないことに加えて、PUSCHにおいてaCSIを搬送するように端末デバイスをトリガするとき、CSI要求シグナリングは、異なる量のビットのaCSIをフィードバックするように端末デバイスにさらに指示してもよく、例えば、異なる指示状態は、端末デバイスが異なるキャリア量又はキャリアセットについてaCSIをフィードバックすることを示す。
フィードバック情報#1がDL HARQ−ACK情報を含むとき、DL HARQ−ACK情報は、(時間シーケンス内の第1の時間ユニットに関連する)ダウンリンク時間ユニットのうちのデータ情報の受信ステータスについてのフィードバック、又は少なくとも2つのダウンリンク時間ユニットのうちのデータ情報の受信ステータスについてのフィードバックであってもよいし、又は、端末デバイスの全てのDL HARQ−ACKの処理に対応している受信ステータスを含むビットマッピングの形態であってもよいことを理解されたい。
本出願のこの実施形態では、時間ユニット#1は、アップリンク制御情報に基づいて決定される時間ユニットであってもよいし(即ち、ケースA)、又は時間ユニット#1は、ダウンリンク送信に基づいて決定される時間ユニットであってもよい(即ち、ケースB)。時間ユニット#1が、アップリンク制御情報G−UCIに基づいて決定される時間ユニットであるとき、時間ユニット#1は、端末デバイスのみによって決定されてもよい。時間ユニット#1が、ダウンリンク送信に基づいて決定される時間ユニットであるとき、時間ユニット#1は、端末デバイスとネットワークデバイスとによって合同で決定されてもよい。
以下に、本出願のこの実施形態における上記の2つのケースについて別々に詳細に説明する。
ケースA
任意選択で、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとは、同じ時間ユニットであるか、又は第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあり、第2の時間ユニットは、端末デバイスがグラントフリーアップリンク制御情報G−UCIを送る時間ユニットであり、G−UCIは、アップリンク送信についてのスケジューリング情報を含む。
詳細には、ネットワークデバイスがGUL無線リソース上で端末デバイスによって送られた(理解及び区別しやすいようにGUL PUSCHとして示される)PUSCHを識別し、GUL PUSCHを復調し、再送信の組合せを実行することを容易にするために、端末デバイスは、GUL PUSCHにおいてG−UCIを搬送する必要があり、G−UCIは、アップリンクデータについてのスケジューリング情報を含む。ネットワークデバイスについて、ネットワークデバイスは、G−UCIを最初に受信し、G−UCIを取得した後にPUSCHにおけるアップリンクデータを復調する。
端末デバイスは、スケジューリング情報としてGUL PUSCHにG−UCIを追加する。対照的に、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づくPUSCHのスケジューリング情報は、ネットワークデバイスによって示され、端末デバイスは、PUSCHにおいてG−UCIを搬送する必要がない。
G−UCIにおけるスケジューリング情報は、以下のうちの少なくとも1つを含む。
(1)端末デバイスの(UE IDとして示される)ユーザ識別情報。ネットワークデバイスが少なくとも2つの端末デバイスのための同じGUL PUSCHを設定してもよいので、ネットワークデバイスがGUL PUSCHにおいて送ることを実行する端末デバイスを識別するために、端末デバイスは、GUL PUSCHにおいてデータ情報を送信しながらGUL PUSCHにおいてUE ID情報を搬送する必要がある。例えば、UE ID情報は、G−UCI中に含まれてもよいし、又はUE IDは、G−UCIにおけるCRCのためにスクランブルされてもよい。
(2)G−UCIが位置する時間ユニット中又はGULアップリンクバースト中に含まれるHARQ情報。ネットワークデバイスが新たに送信されたデータか、再送信されたデータかを識別し、再送信されたデータに対して再送信組合せを実行するために、端末デバイスはG−UCIにおいてHARQ関連情報を搬送する必要がある。詳細には、各時間ユニット又はPUSCHは、少なくとも1つのトランスポートブロックTB又はHARQ処理を搬送してもよい。G−UCIを搬送する時間ユニットでは、G−UCIが時間ユニットにおいてアップリンクデータのスケジューリング情報のみを示す場合、G−UCIは、時間ユニットにおいて搬送されるHARQ処理のHARQ情報を搬送する。G−UCIは、時間ユニットが位置するGULアップリンクバーストにおける全ての時間ユニットのスケジューリング情報を示す場合、G−UCIは、アップリンクバーストにおいて搬送される全てのHARQ処理のHARQ情報を搬送する。HARQ情報は、以下のうちの少なくとも1つを含む。
(a)再送信組合せ中に同じHARQ処理番号に対応するTBを組み合わせるために使用される、時間ユニット又はGULアップリンクバースト中に含まれる少なくとも1つのHARQ処理の処理番号であって、再送信されたデータ情報と最初に送信されたデータ情報とが同じであり、データ情報のTBSが同じである、処理番号。
(b)GUL PUSCHにおいて送られるデータ情報が最初に送信されるのか又は再送信されるのかを報告するために使用される、時間ユニット又はGULアップリンクバースト中に含まれる少なくとも1つのHARQ処理の新規データインジケータ(New Data Indicator、NDI)。
(c)ネットワークデバイスが再送信組合せを実行するためのGUL PUSCHにおいて送られるデータ情報の再送信バージョン番号を報告するために使用される、時間ユニット又はGULアップリンクバースト中に含まれる少なくとも1つのHARQ処理の冗長バージョン(Redundancy Version、RV)。
(d)G−UCIが位置するGULアップリンクバーストに対応するアップリンク最大チャネル占有時間UL MCOTであって、アップリンクバーストの時間領域長がUL MCOTよりも短い場合、残りのMCOTはネットワークデバイスと共有されてもよく、それによって、ネットワークデバイスは、単一のLBTを実行した後に残りのMCOT内でダウンリンク送信を送ることができる、アップリンク最大チャネル占有時間UL MCOT。
(e)G−UCIが位置するGULアップリンクバーストの時間領域長(ULバースト長)であって、G−UCIが、GULアップリンクバーストの1つ又はいくつかの時間ユニット又はPUSCHにおいてのみ搬送されるとき、ネットワークデバイスは、G−UCIを搬送しないPUSCHにおけるデータ情報を復調するためにGULアップリンクバーストの時間領域長を知る必要がある、時間領域の長さ(ULバースト長)。例えば、GULアップリンクバーストの時間領域長は、アップリンクバーストによって占有される時間ユニットの量であってもよい。
本出願のこの実施形態では、G−UCIは、単に各時間ユニットに対応するアップリンクデータのスケジューリング情報を示す、各時間ユニットにおいて搬送されてもよいし、又はGULアップリンクバーストにおける1つ又はいくつかの時間ユニットにおいて搬送されてもよい。例えば、G−UCIは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1位にランク付けする時間ユニットにおいて搬送され、G−UCIは、GULアップリンクバーストにおける全ての時間ユニットについてのスケジューリング情報を含み、アップリンクバーストにおける他の時間ユニットは、データ情報を送るために使用されるが、G−UCIを搬送しない。
従って、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係を使用することによって、ネットワークデバイスは、G−UCIに基づいて第1の時間ユニットを決定することができる。さらに、ネットワークデバイスは、常に、G−UCIを検出する必要があり、それによって、ネットワークデバイスによって第1のフィードバック情報をブラインド検出することの複雑性も低減される(言い換えれば、ネットワークデバイスが第1のフィードバック情報を検出する時間範囲は低減されることができる)。
以下に、時間ユニット#1と時間ユニット#2と(第2の時間ユニットの一例)について詳細に説明する。
ケースA1
時間ユニット#1と時間ユニット#2とは同じ時間ユニットである。
言い換えれば、端末デバイスは、常に、G−UCIを搬送する時間ユニットにフィードバック情報#1を追加する。
G−UCIがGULアップリンクバーストにおける各時間ユニットにおいて搬送されるとき、フィードバック情報#1とG−UCIとが、常に、同じ時間ユニットにおいて搬送されることも理解されたい。代替として、G−UCIが、GULアップリンクバーストにおける1つ又は複数の時間ユニットにおいて(ただし、各時間ユニットにおいてはない)搬送されるとき、及び端末デバイスが、フィードバック情報#1を送る必要があるとき、端末デバイスは、常に、G−UCIを搬送する時間ユニットにおいてフィードバック情報#1を送ることを選択する。
このケースにおいて、フィードバック情報#1とG−UCIとは、独立符号化と合同符号化との2つの符号化モードで符号化されてもよい。
任意選択で、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとが同じ時間ユニットであるとき、第1のフィードバック情報とG−UCIとは独立して符号化される。
詳細には、フィードバック情報#1とG−UCIとが独立して符号化されることは、端末デバイスが2つのタイプの情報を別々に符号化することを意味する。言い換えれば、端末デバイスがG−UCIを符号化した後に取得される出力ビットは、G−UCIの有用な情報ビットのみによって決定され、端末デバイスがフィードバック情報#1を符号化した後に取得される出力ビットは、フィードバック情報#1の有用な情報ビットのみによって決定され、フィードバック情報#1とG−UCIとが符号化された後、2つの異なるコードブロックが生成され、それぞれ異なる物理リソースにマッピングされる。さらに、G−UCIとフィードバック情報#1とがそれぞれ物理リソースにマッピングされた後、ネットワークデバイスは、G−UCIとフィードバック情報#1とを別々に復号する。
このようにして、第1のフィードバック情報とG−UCIとは、独立して符号化され、それによって、第1のフィードバック情報に関係する情報は、G−UCI中に置かれることができ、ネットワークデバイスは、G−UCIを取得した後に第1のフィードバック情報に関係する情報に基づいて第1のフィードバック情報を取得することができ、それによって、ブラインド検出の複雑性を効果的に低減する。
任意選択で、第1のフィードバック情報とG−UCIとは合同で符号化される。
詳細には、G−UCIとフィードバック情報#1とが合同で符号化されることは、端末デバイスが両方のタイプの情報を符号化することを意味する。言い換えれば、G−UCIとフィードバック情報#1とが符号化された後に取得される出力ビットは、G−UCIとフィードバック情報#1とによって合同で決定される。フィードバック情報#1とG−UCIとが合同で符号化された後、1つのコードブロックが生成され、同じ物理リソースにマッピングされる。さらに、ネットワークデバイスは、G−UCIとフィードバック情報#1と別々に取得するためにG−UCIとフィードバック情報#1とが合同で符号化された後に取得されるコードブロックを復号する。
G−UCIを搬送する時間ユニットがフィードバック情報#1をも搬送するとき、アップリンク制御情報のエリアは、G−UCIとフィードバック情報#1とが合同で符号化された後に取得されたコードブロックである。G−UCIを搬送する時間ユニットがフィードバック情報#1を搬送しないとき、アップリンク制御情報のエリアは、G−UCIが符号化された後に取得されたコードブロックである。どちらのケースも、対応するコードブロックサイズが異なり、占有される物理リソースが異なる。
従って、ネットワークデバイスは、アップリンク制御情報のエリアがフィードバック情報#1を含むのかどうかを決定するために合同符号化後に取得されたコードブロック又は物理リソースに対してブラインド検出を実行してもよい。例えば、G−UCIとフィードバック情報#1とが合同で符号化された後に取得されたコードブロックが復調され、検証されると、時間ユニットがフィードバック情報#1を搬送することが決定され、G−UCIが符号化された後に取得されたコードブロックが復調され、検証されると、時間ユニットがG−UCIのみを搬送することが決定される。
さらに、端末デバイスはまた、異なるアップリンク制御情報トランスポートフォーマット(UCIフォーマット)に基づいて、時間ユニットにおいて搬送されるアップリンク制御情報のコンテンツを決定してもよい。例えば、より多くの量のビットをもつトランスポートフォーマットは、時間ユニットのうちのアップリンク制御情報がG−UCIとフィードバック情報#1とを含むことを示し、より少しの量のビットをもつトランスポートフォーマットは、時間ユニットのうちのアップリンク制御情報がG−UCIのみを含むことを示す。
このようにして、端末デバイスは、フィードバック情報#1に関係する情報を送る必要がない。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するが、ネットワークデバイスによってブラインド検出を実行することの複雑性をも増加させる。
図4に、GUL PUSCHにおいてのG−UCIと、フィードバック情報#1と、データ情報との分布を示す。図4のケース1では、G−UCIとフィードバック情報#1とが合同で符号化される。ネットワークデバイスは、GUL PUSCHにおけるアップリンク制御情報に対してブラインド検出を実行し、合同符号化後に取得されたコードブロックを検出するとき、ネットワークデバイスは、フィードバック情報#1を取得するためにコードブロックがG−UCIとフィードバック情報#1とを含むと決定する。さらに、ネットワークデバイスは、合同符号化後に取得されたコードブロックによって占有された物理リソースに基づいて、アップリンクデータ情報に対応する物理リソース1をさらに決定してもよく、具体的に言えば、アップリンクデータ情報によって占有された物理リソース1は、GUL PUSCHにおいて、G−UCIとフィードバック情報#1とによって占有された物理リソース以外の物理リソースであり、それによって、アップリンクデータ情報が正しく復調される。図4のケース2では、アップリンク制御情報のエリア中にG−UCIしかなく、ネットワークデバイスは、GUL PUSCHにおけるアップリンク制御情報に対してブラインド検出を実行する。G−UCIが符号化された後に取得されたコードブロックを検出すると、ネットワークデバイスは、コードブロックがG−UCIしか含まないと決定する。さらに、ネットワークデバイスは、G−UCIが符号化された後に取得されたコードブロックによって占有された物理リソースに基づいて、アップリンクデータ情報に対応する物理リソース2を決定し、具体的に言えば、アップリンクデータ情報によって占有された物理リソース2は、GUL PUSCHにおいて、G−UCIによって占有された物理リソース以外の物理リソースであり、それによって、アップリンクデータ情報が正しく復調される。
ケースA2
時間ユニット#1の時間領域ロケーションは、時間ユニット#2の時間領域ロケーションの後にある。
言い換えれば、時間ユニット#1と時間ユニット#2とは、異なる時間領域ロケーションにある2つの時間ユニットである。時間ユニット#1と時間ユニット#2とは、同じGULアップリンクバーストにおける2つの時間ユニットであってもよいし、又は異なるGULアップリンクバーストにおいて2つの時間ユニットであってもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
このようにして、時間ユニット#1と時間ユニット#2とは2つの同じ時間ユニットではなく、より多くの物理リソースが、アップリンクデータ送信パフォーマンスを改善するために各時間ユニットのために予約されることができる。さらに、G−UCIとフィードバック情報#1との物理リソースマッピングをサポートするために新しいチャネルフォーマットを設計する必要がなく、設計複雑性が低減される。
任意選択で、時間ユニット#1と時間ユニット#2との間の時間シーケンス関係が予め定義される。
詳細には、予め定義された時間シーケンス関係は、プロトコル中に指定されてもよく、例えば、時間ユニット#1は、時間ユニット#2の後のk番目の時間ユニットであり、ここで、kは、1以上の整数であり、GULアップリンクバーストでは、kは、アップリンクバーストの時間領域長(即ち、アップリンクバーストによって占有される時間ユニットの総量)よりも小さい整数である。
より詳細には、k=1であり、具体的に言えば、時間ユニット#1は、時間ユニット#2の後の第1位にランク付けする時間ユニット又は時間ユニット#2の後の次の時間ユニットである。
図5は、本出願のこの実施形態による、時間ユニット#1と時間ユニット#2との間の時間シーケンス関係の概略図である。時間ユニット#1は、時間ユニット#2の後の次のサブフレームである。
図5に示すように、GULアップリンクバーストの時間領域長は、4つのサブフレームである。G−UCIは、GULアップリンクバーストにおける第1のサブフレーム、即ち、サブフレーム#1において搬送され、k=1であり、具体的に言えば、フィードバック情報#1が位置するサブフレームはサブフレーム#2である。
このようにして、第1の時間ユニットは、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の予め定義された時間シーケンス関係を使用することによって決定され、それによって、端末デバイスは、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを通知するためにシグナリングを送る必要がない。このようにして、シグナリングオーバーヘッドが効果的に低減され、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性も低減される。
限定ではなく例として、上記の予め定義された時間シーケンス関係は、時間ユニット#1と時間ユニット#2とが異なる時間ユニットであるケースだけでなく、時間ユニット#1と時間ユニット#2とが同じ時間ユニットであるケースにも適用されてもよい。
上記は、本出願のこの実施形態における時間ユニット#1と時間ユニット#2との間の時間領域ロケーション関係について詳細に説明した。
本出願のこの実施形態では、時間ユニット#1の時間領域ロケーションも予め定義されてもよく、具体的に言えば、少なくとも1つの時間ユニットのうちの時間ユニット#1の時間領域ロケーションが予め定義されるか、又はGULアップリンクバーストにおける時間ユニット#1の時間領域ロケーションが予め定義されるか、又は時間ユニット#1は、GULアップリンクバーストにおけるp番目の時間ユニットであり、ここで、pは、1以上の整数であり、pはまた、アップリンクバーストの時間領域長(即ち、アップリンクバーストによって占有される時間ユニットの総量)よりも小さい整数である。
任意選択で、第1の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニットである。
詳細には、少なくとも1つの時間ユニットはm個の時間ユニットを含み、時間ユニット#1は、少なくとも1つの時間ユニットのうちのn番目の時間ユニットであり、ここで、n=m又はn=m−1であり、mは、2以上の整数である。代替として、時間ユニット#1は、GULアップリンクバーストにおける最後の又は最後から2番目の時間ユニットである。
さらに、端末デバイスは、G−UCIを使用することによって、少なくとも1つの時間ユニット(又はGULアップリンクバースト)中に含まれる時間ユニットの総量、又は少なくとも1つの時間ユニット(又はGULアップリンクバースト)の時間領域長(ULバースト長)、又は少なくとも1つの時間ユニット(又はGULアップリンクバースト)中の最後の時間ユニットの時間領域ロケーションを報告してもよい。このようにして、ネットワークデバイスは、G−UCIを受信することによって情報を取得し、少なくとも1つの時間ユニットの時間領域ロケーションに関する情報を決定することができ、それによって、時間ユニット#1の時間領域ロケーションは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの時間ユニット#1の予め定義された時間領域ロケーションに基づいて決定される。例えば、時間ユニット#1がGULアップリンクバーストにおける最後の時間ユニットであるとき、ネットワークデバイスは、G−UCIを使用することによってGULアップリンクバーストの長さを決定し、さらに、GULアップリンクバーストにおける最後の時間ユニットを決定する。
図6は、本出願のこの実施形態による、時間ユニット#1の時間領域ロケーションの概略図である。図6に示すように、GULアップリンクバーストの時間領域長は、4つのサブフレームであり、G−UCIは、GULアップリンクバーストにおける第1のサブフレーム、即ち、サブフレーム#1において搬送される。n=4であるとき、フィードバック情報#1が位置するサブフレームはサブフレーム#4であり、具体的に言えば、フィードバック情報#1が位置するサブフレームは、GULアップリンクバーストにおける最後の時間ユニットである。n=3であるとき、フィードバック情報#1が位置するサブフレームはサブフレーム#3であり、具体的に言えば、フィードバック情報#1が位置するサブフレームは、GULアップリンクバーストにおける最後から2番目の時間ユニットである。
このようにして、第1の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニット中に位置し、それによって、第1の時間ユニットは、比較的大量の異なるダウンリンクデータに対応するフィードバック情報#1を搬送し、それによって、フィードバック遅延を効果的に低減することができる。
上記で説明したように、時間ユニット#1と時間ユニット#2との間の時間シーケンス関係は予め定義されてもよいが、データ又は情報送信は動的に変化する。従って、柔軟性を考慮すると、時間ユニット#2の時間領域ロケーションは、シグナリングを使用することによって動的に示されてもよい。
任意選択で、G−UCIは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを示すためにさらに使用される。
相応して、ネットワークデバイスは、G−UCIに基づいて時間ユニット#1の時間領域ロケーションを決定してもよく、時間ユニット#1の時間領域ロケーションに基づいて第1のフィードバック情報をさらに受信する。
詳細には、G−UCIは、GULアップリンクバーストにおける時間ユニット#1が位置する時間ユニットを示すために使用され、時間ユニット#1と時間ユニット#2とは同じ時間ユニットであってもよいし、又は異なる時間ユニットであってもよい。
例えば、GULアップリンクバーストはサブフレーム#1から#4を含み、G−UCIは、フィードバック情報#1が位置する時間ユニットの時間領域ロケーションがサブフレーム#3であることを示す。
詳細には、少なくとも1つの時間ユニット内の時間領域ロケーションは、フィードバック情報#1がGULアップリンクバーストにおいて搬送される1つ又は複数の時間ユニットである。
時間ユニット#1の時間領域ロケーションは、複数の方式で示されてもよい。
例えば、時間ユニット#1の時間領域ロケーションはビットマッピングに基づいて示されてもよく、GULアップリンクバーストにおける各時間ユニットは、対応する時間ユニットがフィードバック情報#1を搬送するのかどうかを示す1ビットに対応する。
より詳細には、GULアップリンクバーストの時間領域長は6つのサブフレームであり、サブフレームは6ビットを使用することによってマッピングされる。各ビットは1つのサブフレームに対応し、ビット値「0」の指示状態は、サブフレームがフィードバック情報#1を搬送することを示すために使用され、ビット値「1」の指示状態は、サブフレームがフィードバック情報#1を搬送しないことを示すために使用される。
別の例では、時間ユニット#1の時間領域ロケーションはまた、G−UCI中のビットフィールドによって示されてもよく、異なる指示状態は、フィードバック情報#1がGULアップリンクバーストにおいて搬送される時間ユニットを示してもよい。
より詳細には、GULアップリンクバーストの時間領域長は8つのサブフレームであり、3ビットの指示情報の8つの指示状態は、それぞれ、フィードバック情報#1がGULアップリンクバーストにおける第1のサブフレームから第8のサブフレームにおいて搬送されることを示す。
このようにして、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、G−UCIを使用することによって示され、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性を効果的に低減し、時間領域ロケーションは、G−UCIを使用することによって動的に示され、システム柔軟性を改善する。
本出願のこの実施形態では、GUL PUSCHの時間領域リソースは、半静的に設定され、端末デバイスは、端末デバイスがデータ情報とフィードバック情報#1とを送る時間ユニットを決定してもよく、言い換えれば、端末デバイスは、各時間ユニットにおいてデータ情報を送る必要がない。データ情報を送るために占有された時間ユニットにおいて、フィードバック情報#1が搬送されることも、又は搬送されないこともある(例えば、新しいDL HARQ−ACK情報を送る必要があるとき、又は比較的長い時間期間の間CSIを送らないとき、フィードバック情報#1が、GUL PUSCHにおいて搬送されてもよいし、又はフィードバック情報#1は、制御情報オーバーヘッドを低減するために、GUL PUSCHにおいて搬送されなくてもよい)。しかしながら、ネットワークデバイスは、端末デバイスがフィードバック情報#1を追加する時間ユニットを知らない。従って、ネットワークデバイスと端末デバイスとは、GUL PUSCHがフィードバック情報#1と、フィードバック情報#1のビットの量と、フィードバック情報#1によって占有される物理リソースとを搬送するのかどうかについて矛盾する理解を有してもよい。これは、ネットワークデバイスによってGUL PUSCH上のフィードバック情報#1を検出することの複雑性を増加させる。さらに、フィードバック情報#1がPUSCHにレートマッチングされる場合、端末デバイスがフィードバック情報#1とフィードバック情報#1のビットの量とを送るのかどうかが、PUSCHのデータブロックサイズ(Transmission Block Size、TBS)とPUSCHによって占有される物理リソースとに影響を及ぼす。同様に、ネットワークデバイスと端末デバイスとがフィードバック情報#1についての矛盾する理解を有する場合、これはまた、PUSCHのTBSと物理リソースとの矛盾する理解を生じ、ネットワークデバイスによってPUSCHを復調することに影響を及ぼす。
従って、ネットワークデバイスと端末デバイスとがフィードバック情報#1についての一貫した理解を有し、さらに、ネットワークデバイスが、GUL PUSCHにおいて搬送されるフィードバック情報#1とPUSCHにおいて搬送されるデータ情報とを正しく復調することができるようにするために、及びアップリンク送信効率を改善するために、本出願のこの実施形態では、以下の方式が使用されてもよい。
任意選択で、G−UCIは、第1のフィードバック情報を送るように端末デバイスに命令するためにさらに使用される。
詳細には、GULアップリンクバーストは、常に、G−UCIを搬送し、ネットワークデバイスは、最初に、PUSCHを復調する前にG−UCIを検出する。従って、G−UCIは、フィードバック情報#1の存在を示す、具体的に言えば、フィードバック情報#1を送るように端末デバイスに命令するか、又は時間ユニット#1がフィードバック情報#1を含むのかどうかを示すために使用されてもよく、それによって、ネットワークデバイスは、正しくデータ情報を復調するために、G−UCIを復調した後にフィードバック情報#1の存在を取得し、フィードバック情報#1を復調し、フィードバック情報#1の存在に基づいてアップリンクデータ情報の物理リソースを決定することができる。
G−UCI指示方式では、指示は、時間ユニット#1と時間ユニット#2との間の時間シーケンス関係に基づいて実行されてもよい。以下の2つの指示方式があってもよい。指示方式1:時間ユニット#1と時間ユニット#2とが同じ時間ユニットであるとき、G−UCIは、時間ユニット#1(又は時間ユニット#2)においてフィードバック情報#1を送るように端末デバイスに命令してもよい。指示方式2:時間ユニット#1と時間ユニット#2とが同じ時間ユニットでないとき、G−UCIは、GULアップリンバーストにおいてフィードバック情報#1を送るように端末デバイスに命令してもよい。
以下に、2つの指示方式について詳細に説明する。
指示方式1:
時間ユニット#1と時間ユニット#2とが同じ時間ユニットであるとき、G−UCIは、時間ユニット#1においてフィードバック情報#1を送るように端末デバイスに命令してもよい。
詳細には、端末デバイスは、G−UCIを使用することによってフィードバック情報#1の存在を明示的に示してもよい。例えば、1ビットの指示情報が導入され、それぞれ指示情報に対応する2つの異なる指示状態は、「現在の時間ユニットがフィードバック情報#1を含む」ことと、「現在の時間ユニットがフィードバック情報#1を含まない」こととを表す。
さらに、端末デバイスは、G−UCIを使用することによってフィードバック情報#1の存在を暗黙的に示してもよい。例えば、新しいビットが導入される必要がないが、フィードバック情報#1の存在は、G−UCI中にあり、他のスケジューリング情報を示すために使用されるビットフィールド又はビットの冗長状態、又は他のコンテンツのための指示に関連付けられる。
図7に、本出願の別の実施形態による、GUL PUSCHにおいてのG−UCIと、フィードバック情報#1と、データ情報との分布を示す。
図7の第1のケースでは、時間ユニット#1と時間ユニット#2とは同じ時間ユニットであり、端末デバイスは、GUL PUSCHにフィードバック情報#1を追加し、端末デバイスは、時間ユニット#1においてフィードバック情報#1を送るように、又は時間ユニット#1がフィードバック情報#1を含むことを示すように端末デバイスに命令するためにG−UCIを使用する。G−UCIを受信し、復調した後に、ネットワークデバイスは、フィードバック情報#1を復調し、時間ユニット#1においてデータ情報に対応する物理リソース1を決定してもよい。データ情報に対応する物理リソースは、データ情報によって占有された物理リソース及び/又はデータ情報のTBSを含んでもよい。例えば、アップリンクデータ情報によって占有される物理リソース1は、PUSCHにおいて、G−UCIとフィードバック情報#1とによって占有される物理リソース以外の物理リソースであり、それによって、UL−SCHに対応するTBが復調される。
図7の第2のケースでは、端末デバイスは、GUL PUSCHにおいてフィードバック情報#1を搬送しない。端末デバイスは、端末デバイスがG−UCIが位置する時間ユニット(即ち、時間ユニット#2)においてフィードバック情報#1を送らないこと、又は時間ユニット#2がフィードバック情報#1を含まないことを示すためにG−UCIを使用する。G−UCIを受信し、復調した後に、ネットワークデバイスは、時間ユニットにおいてデータ情報に対応する物理リソース2を決定してもよい。例えば、アップリンクデータ情報によって占有される物理リソース2は、PUSCHにおいて、G−UCIによって占有される物理リソース以外の物理リソースであり、それによって、UL−SCHに対応するTBが復調される。
指示方式2:
時間ユニット#1と時間ユニット#2とが同じ時間ユニットでないとき、G−UCIは、GULアップリンバーストにおいてフィードバック情報#1を送るように端末デバイスに命令してもよい。
詳細には、端末デバイスは、G−UCIを使用することによってフィードバック情報#1の存在を明示的に示すか、又はG−UCIを使用することによってフィードバック情報#1の存在を暗黙的に示してもよい。特定の方式は、指示方式1におけるものと同じである。簡潔のために、詳細について本明細書では再び説明しない。
端末デバイスは、GULアップリンクバーストにおいてのフィードバック情報#1の存在のみを示してもよいし、又はGULアップリンクバーストにおいてのフィードバック情報#1の存在とGULアップリンクバーストにおいての時間ユニット#1の時間領域ロケーションとの両方を示してもよいことを理解されたい。GULアップリンクバーストにおいての時間ユニット#1の時間領域ロケーションを示すことの方式は、上記で説明したものと同じであり、詳細について本明細書では再び説明しない。
G−UCIがフィードバック情報#1の存在と時間領域ロケーションとをさらに合同で示してもよいとき、G−UCIにおけるビットフィールドが詳細には使用されてもよい。指示状態は、アップリンクバーストがフィードバック情報#1を搬送しないことを示し、残りの指示状態のうちのいずれか1つは、アップリンクバーストがフィードバック情報#1を搬送することを示し、さらに、GULアップリンクバーストにおけるフィードバック情報#1(例えば、フィードバック情報#1がGULアップリンクバースト中に位置する時間ユニット)の時間領域ロケーションを示す。例えば、アップリンクバースト長が7つのサブフレームであるとき、3ビットの指示情報が使用される。1つの指示状態は、フィードバック情報#1がアップリンクバーストにおいて搬送されないことを示し、他の7つの指示状態はそれぞれ、フィードバック情報#1がアップリンクバーストにおける第1のサブフレームから第7のサブフレームにおいて搬送されることを示す。
さらに、ネットワークデバイスはまた、ブラインド検出方式で時間ユニット#1を決定してもよい。詳細には、ネットワークデバイスが端末デバイスを識別することを可能にするために、UE ID情報がフィードバック情報#1に追加されてもよく、それによって、ネットワークデバイスは、UE IDを使用することによって、フィードバック情報#1に送るUEを識別する。より詳細には、フィードバック情報#1を符号化する処理では、端末デバイスは、ユーザ識別情報UE IDを使用することによってフィードバック情報#1中に含まれる巡回冗長検査CRCコードをスクランブルする。端末デバイスは、フィードバック情報#1の送信信頼性を保証するためにフィードバック情報#1内の有効な情報を符号化してもよい。復号された有効な情報を検査するために、16ビットのCRCビットシーケンスなどのCRCビットは、フィードバック情報#1内の有効な情報に追加されてもよく、それによって、CRCは、フィードバック情報#1内の有効な情報とともに符号化される。従来のLTEシステムでは、ネットワークデバイスは、(e)PUCCH又はPUSCHにおいて搬送される全てのフィードバック情報#1を送るように端末デバイスを命令又はトリガする。従って、フィードバック情報#1の符号化ベースのCRCビットシーケンスが予め定義される。しかしながら、GUL PUSCH送信中に、同じGUL無線リソースが複数の端末デバイスに割り当てられてもよく、それによって、送ることは同時に実行されてもよく、衝突が発生してもよい。ネットワークデバイスがフィードバック情報#1に送る端末デバイスを区別することを可能にするために、フィードバック情報#1内のCRCビットは、ネットワークデバイスが端末デバイスを識別するのを支援するためにUE ID(例えば、ユーザ固有のC−RNTI)を使用することによってスクランブルされてもよい。
このようにして、G−UCIは、第1のフィードバック情報を送るように端末デバイスに命令するために使用され、それによって、ネットワークデバイスは、時間においての第1のフィードバック情報の存在について知ることができ、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性が低減される。さらに、第1のフィードバック情報とアップリンクデータとが、レートマッチングを通して同じ時間ユニットにおいて多重化されるとき、ネットワークデバイスは、同じ時間ユニットにおいて搬送される第1のフィードバック情報とアップリンクデータとを正しく復調し、それによって、アップリンク送信効率を改善することができる。
任意選択で、G−UCIは、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを示すためにさらに使用される。
詳細には、フィードバック情報#1のトランスポートフォーマットは、以下のうちの少なくとも1つを含む。
(1)フィードバック情報#1に対応するビットの量又はフィードバック情報#1に対応するダウンリンクキャリアセット。
(2)フィードバック情報#1に対応する変調及びコーディング方式MCS。
(3)フィードバック情報#1中に含まれるフィードバック情報タイプ。
相応して、ネットワークデバイスは、G−UCIに基づいてフィードバック情報#1のトランスポートフォーマットを決定し、次いで、フィードバック情報#1のトランスポートフォーマットに基づいてフィードバック情報#1を受信してもよい。ここで、フィードバック情報#1中に含まれるフィードバック情報タイプは、フィードバック情報#1において搬送されるフィードバック情報のタイプを示す。詳細には、DL HARQ−ACK情報は1つのタイプのフィードバック情報であり、aCSIは、別のタイプのフィードバック情報である。例えば、フィードバック情報#1は、DL HARQ−ACK情報のみを含んでもよいし、又はaCSIのみを含んでもよいし、又はDL HARQ−ACKとaCSIとの両方を含んでもよい。上記の3つのケースは、異なる量のビットに対応する。従って、ネットワークデバイスと端末デバイスとは、上記の3つのケースにおいて使用されるケースについての一貫した理解を有する必要がある。従って、本出願のこの実施形態では、端末デバイスによって送られるフィードバック情報#1内のトランスポートフォーマットがG−UCIを使用することによって示されてもよい。
詳細には、フィードバック情報#1中に含まれるフィードバック情報タイプについて、端末デバイスは、G−UCIにおいて、フィードバック情報#1が「DL HARQ−ACKのみを搬送する」のか、「aCSIのみを搬送する」のか、又は「DL HARQ−ACKとaCSIとの両方を搬送する」のかを示してもよく、それによって、ネットワークデバイスと端末デバイスとはフィードバック情報#1についての一貫した理解を有し、端末デバイスによって送られるさらなるコンテンツが正しく復調される。
フィードバック情報#1に対応する変調及びコーディング方式MCSについて、端末デバイスは、ネットワークデバイスに、フィードバック情報#1に対応するMCSを示す指示情報を直接送ってもよく、それによって、ネットワークデバイスは、フィードバック情報#1の物理リソースを決定し、フィードバック情報#1を復調する。
フィードバック情報#1に対応するビットの量について、端末デバイスは、ネットワークデバイスにフィードバック情報#1に対応するビットの量を直接報告してもよい。例えば、端末デバイスは、少なくとも2つの異なるビット量レベルを予め定義してもよく、端末デバイスは、ビット量レベルを報告し、それによって、ネットワークデバイスは、フィードバック情報#1に対応するビットの量を決定する。
フィードバック情報#1に対応するダウンリンクキャリアセットについて、端末デバイスは、ネットワークデバイスにフィードバック情報#1に対応するダウンリンクキャリアセットを報告してもよい。詳細には、フィードバック情報#1に対応するダウンリンクキャリアセットは、端末デバイスがフィードバック情報#1をフィードバックするダウンリンク送信の1つ又は複数のダウンリンクキャリアである。例えば、ダウンリンクキャリアごとにフィードバックされるDL HARQ−ACK又はaCSIのビットの量は、予め定義されるか、又は上位レイヤによって設定され、端末デバイスは、フィードバック情報#1に対応するダウンリンクキャリアセットを報告し、それによって、ネットワークデバイスは、フィードバック情報#1に対応するダウンリンクキャリアセットを決定した後にフィードバック情報#1に対応するビットの量を決定することができる。
UCIのビットの量を報告する場合、フィードバック情報#1が、DL HARQ−ACKのみを含むとき、端末デバイスは、DL HARQ−ACKのビットの量を報告するか、フィードバック情報#1がaCSIのみを含むとき、端末デバイスは、aCSIのビットの量を報告するか、又はフィードバック情報#1がDL HARQ−ACKとaCSIとの両方を含むとき、端末デバイスによって報告されるビットの量は、それぞれDL HARQ−ACK及びaCSIに対応するビットの量であってもよいし、又はDL HARQ−ACKとCSIとのビットの総量であってもよいことを理解されたい。
フィードバック情報#1に対応するダウンリンクキャリアセットを報告する場合、フィードバック情報#1がDL HARQ−ACKのみを含むとき、端末デバイスは、DL HARQ−ACKに対応するダウンリンクキャリアセットを報告するか、フィードバック情報#1がaCSIのみを含むとき、端末デバイスは、aCSIに対応するダウンリンクキャリアセットを報告するか、又はフィードバック情報#1がDL HARQ−ACKとaCSIとの両方を含むとき、端末デバイスは、DL HARQ−ACKに対応するダウンリンクキャリアセットとaCSIに対応するダウンリンクキャリアセットとを別々に報告してもよいし、又はDL HARQ−ACKに対応するダウンリンクキャリアセットのみ若しくはaCSIに対応するダウンリンクキャリアセットのみを報告してもよいことをさらに理解されたい。
このようにして、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットは、G−UCIを使用することによって示され、それによって、ネットワークデバイスは、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを使用することによって第1のフィードバック情報を正しく受信することができ、また、アップリンクデータを復調するために第1のフィードバック情報の時間ユニットと同じ時間ユニットを占有するアップリンクデータの物理リソースを効果的に決定することができる。
限定ではなく例として、フィードバック情報#1のトランスポートフォーマットは、G−UCIによって示されるだけでなく、上位レイヤのシグナリングによって設定された又は予め定義された方式で示されてもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
フィードバック情報#1のトランスポートフォーマットが予め定義されるか、又は上位レイヤのシグナリングによって設定されてもよいとき、端末デバイスは、ネットワークデバイスの検出を容易にするためにフィードバック情報#1の存在を報告してもよいし、又はフィードバック情報#1の存在を報告しなくてもよく、それによって、ネットワークデバイスは、ブラインド検出を通してフィードバック情報#1の存在とコンテンツとを決定することに留意されたい。フィードバック情報#1のトランスポートフォーマットが半静的に設定されるか又は予め定義される場合、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性は低くなる。従って、ネットワークデバイスは、ブラインド検出を通してフィードバック情報#1の存在を決定することができる。
フィードバック情報タイプ、ビットの量/ダウンリンクキャリアセット、MCSなどのフィードバック情報#1中に含まれるトランスポートフォーマット情報について、一部は、G−UCIを使用することによって端末デバイスによって報告されてもよいが、他の部分は、予め定義されるか又は上位レイヤによって設定されることにさらに留意されたい。例えば、端末デバイスは、G−UCIを使用することによってフィードバック情報#1中に含まれるフィードバック情報タイプを報告してもよく、フィードバック情報#1のビットの量とMCSとは予め定義されるか、又は上位レベルによって設定される。
上記は、本出願のこの実施例における時間ユニット#1と時間ユニット#2との間の時間シーケンス関係(即ち、ケースA)と、対応するフィードバック情報#1とG−UCIとの間の関係とについて説明する。以下は、時間ユニット#1とダウンリンク送信に対応する時間ユニットとの間の時間シーケンス関係(即ち、ケースB)について詳細に説明する。
ケースBはまた、ケースAにおける任意の実施形態と組み合わされてもよく、言い換えれば、時間ユニット#1は、G−UCI又はダウンリンク送信に対応する時間ユニットのいずれかに基づいて決定されてもよいことを理解されたい。
ケースB
ケースB1
任意選択で、第1のフィードバック情報が第1のダウンリンクデータについてのダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報を含むとき、第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が予め定義されるか、又は、第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係がネットワークデバイスによって設定され又は示され、そして、第3の時間ユニットは、ネットワークデバイスが第1のダウンリンクデータを送る時間ユニットになる。
フィードバック情報#1が第1のダウンリンクデータについてのDL HARQ−ACK情報を含むとき、時間ユニット#1と時間ユニット#3(第3の時間ユニットの一例)との間の時間シーケンス関係は、DL HARQ−ACK情報が、PDSCH HARQタイミング(HARQタイミング)に対応するアップリンク時間ユニットにおいてのみ送られるが、自律的に端末デバイスによって完全に決定されないか、又は、言い換えれば、端末デバイスとネットワークデバイスとによって合同で決定されるように理解されてもよい。
さらに、時間ユニット#1と時間ユニット#3との間の時間シーケンス関係は、予め定義されてもよいし、又は端末デバイスのためにネットワークデバイスによって半静的に設定されてもよいし、又はシグナリングを使用することによって端末デバイスにネットワークデバイスによって動的に通知されてもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
フィードバック情報#1がDL HARQ−ACK情報を含むとき、端末デバイスは、ネットワークデバイスが端末デバイスのダウンリンクデータをスケジュールすることを検出するときにのみ時間ユニット#1においてDL HARQ−ACK情報を送るように限定されてもよく、端末デバイスは、ネットワークデバイスが端末デバイスのダウンリンクデータをスケジュールしないときにDL HARQ−ACK情報を自律的に送らず、それによって、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性を低減することを理解されたい。さらに、端末デバイスがDL HARQ−ACK情報を過度に頻繁に送るとき、比較的大きい量のオーバーヘッドの問題が回避されてもよい。例えば、ネットワークデバイスが端末デバイスのためのPDSCHを送らない場合、ネットワークデバイスは、GUL PUSCHにおいてフィードバック情報#1をブラインド検出する必要がない。
HARQタイミングによれば、時間ユニット#3におけるダウンリンクデータについてフィードバックされるDL HARQ−ACK情報がGULアップリンクバーストにおける時間ユニット#1において送ることと衝突するとき、端末デバイスは、アップリンク制御チャネルにおいてDL HARQ−ACKを送らないが、GUL PUSCH(具体的に言えば、時間ユニット#1に対応するGUL無線リソース)にDL HARQ−ACKを追加することを理解されたい。
図8は、本出願のこの実施形態による、時間ユニット#1と時間ユニット#3との間の時間シーケンス関係の概略図である。図8に示すように、時間ユニットの長さが1ms、即ち、1つのサブフレームであると仮定すると、ネットワークデバイスは、サブフレーム#2(即ち、時間ユニット#3)において端末デバイスに第1のダウンリンクデータを送り、DL HARQ−ACK情報の予め定義されたフィードバック遅延は、4ms(具体的に言えば、予め定義された時間シーケンス関係)であり、端末デバイスは、サブフレーム#6においてDL HARQ−ACK情報を送らなければならない。アップリンク送信中に、端末デバイスがGULアップリンクデータ情報を送るためにサブフレーム#5とサブフレーム#6とを占有するとき、サブフレーム#5について、ネットワークデバイスは、サブフレーム#1において端末デバイスにダウンリンクデータを送らず、それによって、端末デバイスは、サブフレーム#5においてDL HARQ−ACK情報を搬送する必要がない。サブフレーム#6について、端末デバイスは、サブフレーム#6においてDL HARQ−ACK情報をさらに送り、それによって、端末デバイスは、(サブフレーム#6においてPUCCHを送る代わりに)サブフレーム#6のGUL PUSCHにおいてDL HARQ−ACK情報を搬送し、ネットワークデバイスによる検出のためにG−UCIを使用することによってDL HARQ−ACK情報の存在を報告してもよい。サブフレーム#5について、ネットワークデバイスは、サブフレーム#1において端末デバイスにダウンリンクデータを送らず、それによって、端末デバイスは、サブフレーム#5においてDL HARQ−ACK情報を搬送する必要がない。
フィードバック情報#1内のDL HARQ−ACK情報は、第1のダウンリンクデータのためだけのものというわけではなく、複数のダウンリンクデータのためのものであってもよいし(又は複数のダウンリンクトランスポートブロックとして理解されてもよい)、又は、第3の時間ユニットを含む複数のダウンリンク時間ユニットにおけるダウンリンクデータのためのものであってもよいことを理解されたい。言い換えれば、複数のダウンリンクデータ(又は第3の時間ユニットを含む複数のダウンリンク時間ユニットにおけるダウンリンクデータ)に対応する複数のアップリンクフィードバックは、DL HARQ−ACK情報の1つの部分において搬送される。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
このようにして、第1の時間ユニットは、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づくダウンリンクデータが位置する第3の時間ユニットに関連付けられる。これは、端末デバイスが第1のフィードバック情報の存在と第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットとをネットワークデバイスに通知しないときにネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性をも低減することができる。
本出願のこの実施形態では、第1のダウンリンクデータのためのアップリンクデータとDL HARQ−ACK情報との両方がGULアップリンクバーストにおける時間ユニットにおいて搬送されるとき、パンクチャリング方式によって生じるアップリンクデータの送信パフォーマンスに対する影響を低減するために、任意選択で、時間ユニット#1において搬送されるフィードバック情報#1とアップリンクデータとが、レートマッチングを通して第1の時間ユニット#1において多重化される。
言い換えれば、端末デバイスが、時間ユニット#1のGUL PUSCHにおいてアップリンクデータとフィードバック情報#1とを送るとき、フィードバック情報#1とアップリンクデータとは、時間ユニット#1内の直交物理リソースを占有し、時間ユニット#1においての物理リソースマッピング中に、アップリンクデータは、フィードバック情報#1によって占有された物理リソースにマッピングされ得ない。
さらに、フィードバック情報#1が、aCSIとDL HARQ−ACK情報とを含むとき、aCSIとDL HARQ−ACK情報とを合同で符号化した後に、端末デバイスは、レートマッチングを通して合同符号化した後に取得されたアップリンクデータとコードブロックとを多重化してもよいし、又はaCSIとDL HARQ−ACK情報とを独立して符号化し、次いで、レートマッチングを通して、独立して符号化した後に取得されたアップリンクデータとコードブロックとを多重化してもよい。
時間ユニット#1と時間ユニット#3との間の時間シーケンス関係は、アンライセンススペクトルにおけるMultefireシステムだけでなく、ライセンススペクトルにおけるURLLCシステムにも適用されることを理解されたい。ライセンススペクトルの場合、DL HARQ−ACK情報のためにパンクチャリング方式が使用される従来のLTEシステムと比較して、本出願では、DL HARQ−ACK情報とアップリンクデータとはレートマッチングを通して多重化され、アップリンクデータの送信の信頼性を効果的に改善する。
ケースB2
端末デバイスが、第1の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を送る前に、本方法は、
端末デバイスによって、ネットワークデバイスによって送られた第1のトリガ情報を受信することであって、第1のトリガ情報は、第4の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を搬送するように端末デバイスをトリガするために使用され、第4の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットに属する、受信すること
をさらに含む。
端末デバイスが、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいてダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送ることは、
端末デバイスによって、第1のトリガ情報に基づいて第1の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を送ること
を含む。
詳細には、端末デバイスがフィードバック情報#1を送る前に、ネットワークデバイスは、端末デバイスに、時間ユニット#4(第4の時間ユニットの一例)においてフィードバック情報#1を搬送するように端末デバイスをトリガするために使用されるトリガ情報#1(第1のトリガ情報の一例)を送る。さらに、端末デバイスは、トリガ情報#1に従ってフィードバック情報#1を送ってもよく、具体的に言えば、時間ユニット#4が、GULアップリンクバースト(即ち、少なくとも1つの時間ユニット)に属するか、又は時間ユニット#4がGULアップリンクバーストによって占有される時間範囲内に入る場合、端末デバイスは、ネットワークデバイスによってスケジュールすること、又はトリガすることに基づくチャネルにフィードバック情報#1を追加する代わりに、GULアップリンクバーストにおけるGUL PUSCHにおいてフィードバック情報#1を搬送してもよい。
任意選択で、ネットワークデバイスは、時間ユニット#4において搬送されるようにフィードバック情報#1をトリガし、時間ユニット#4に対応するPUCCH、ePUCCH、又はsPUCCHにおいてフィードバック情報#1を搬送するように端末デバイスをトリガする。時間ユニット#4がGULアップリンクバーストによって占有される時間範囲に属するとき、端末デバイスは、GULアップリンクバーストにおけるGUL PUSCH(具体的に言えば、時間ユニット#1に対応するGUL無線リソース)においてフィードバック情報#1を搬送してもよい。
限定ではなく例として、トリガ情報#1は、PDCCHにおける制御情報であってもよい。例えば、ネットワークデバイスは、DL許可、UL許可、又は共通PDCCH(Common PDCCH、CPDCCH)などのPDCCHにおける制御情報を使用することによって時間ユニット#4において搬送されるようにフィードバック情報#1をトリガしてもよい。
任意選択で、ネットワークデバイスは、時間ユニット#4において搬送されるようにフィードバック情報#1をトリガし、時間ユニット#4は、PUSCHに対応する。言い換えれば、ネットワークデバイスは、PUSCH(具体的に言えば、対応するスケジュールされたPUSCHリソース)を送るように端末デバイスをスケジュールし、時間ユニット#4に対応するPUSCHにおいて搬送されるようにフィードバック情報#1に命令してもよい。時間ユニット#4がGULアップリンクバーストによって占有される時間範囲に属するとき、端末デバイスは、ネットワークデバイスによってスケジュールされたPUSCH(具体的に言えば、時間ユニット#4に対応するPUSCH)リソースを使用しないが、依然として、アップリンクデータを送るためにGUL PUSCHリソースを使用し、GULアップリンクバーストにおけるGUL PUSCH(具体的に言えば、時間ユニット#1に対応するGUL無線リソース)に時間ユニット#4に対応するPUSCH(具体的に言えば、対応するスケジュールされたPUSCHリソース)において当初は搬送されたフィードバック情報#1を追加してもよい。
端末デバイスによって最後に決定され、フィードバック情報#1を搬送するGUL PUSCHは、時間ユニット#1に対応するPUSCHであることに留意されたい。
さらに、時間ユニット#1と時間ユニット#4とは、同じ時間ユニットであることも、同じ時間ユニットでないこともある。
例えば、時間ユニット#4が少なくとも1つの時間ユニットに属し、端末デバイスが時間ユニット#4において送る必要がある厳密なアップリンクデータがある場合、時間ユニット#1と時間ユニット#4とは同じ時間ユニットである。
別の例では、時間ユニット#4が少なくとも1つの時間ユニットに属するが、アップリンクデータが時間ユニット#4において送られないか、又は比較的大量の(G−UCIなどの)他のアップリンク制御情報が時間ユニット#4においてすでに搬送されている場合、時間ユニット#1と時間ユニット#4とは同じ時間ユニットではない。
このようにして、第1の時間ユニットは、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づく第4の時間ユニットに関連付けられる。これは、端末デバイスが第1のフィードバック情報の存在と第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットとをネットワークデバイスに通知しないときにネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性をも低減することができる。
ケースB3
端末デバイスが、第1の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を送る前に、本方法は、
端末デバイスによって、第5の時間ユニットにおいてネットワークデバイスによって送られた第2のトリガ情報を受信することであって、第2のトリガ情報は、第6の時間ユニットにおいて第2のフィードバック情報を送るように端末デバイスをトリガするために使用され、第6の時間ユニットの時間領域ロケーションは、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションの前にあり、第1のフィードバック情報の情報タイプは、第2のフィードバック情報の情報タイプと少なくとも部分的に同じである、受信すること
をさらに含み、
端末デバイスが、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいてダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送ることは、
端末デバイスが第2のフィードバック情報を送ることに失敗したとき、端末デバイスによって、第1の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を送ること
を含む。
詳細には、端末デバイスがフィードバック情報#1を送る前に、ネットワークデバイスは、時間ユニット#5(第5の時間ユニットの一例)において端末デバイスに、時間ユニット#6(第6の時間ユニットの一例)においてフィードバック情報#2(第2のフィードバック情報の一例)を搬送するように端末デバイスをトリガするために使用されるトリガ情報#2(第2のフィードバック情報の一例)を送る。さらに、端末デバイスは、トリガ情報#2に基づいてフィードバック情報#1を送ってもよい。より詳細には、端末デバイスがフィードバック情報#2を送ることに失敗すると、端末デバイスは、時間ユニット#1においてフィードバック情報#1を送る。
「端末デバイスが第2のフィードバック情報を送ることに失敗する」ことは、時間ユニット#6の前に端末デバイスによって実行されたLBTの失敗によって生じるチャネルプリエンプションの失敗を示してもよく、それによって、端末デバイスは、フィードバック情報#2を送るために時間ユニット#6を占有することができない。
さらに、ネットワークデバイスは、時間ユニット#6においてフィードバック情報#2を送るように端末デバイスをトリガする。ネットワークデバイスは、時間ユニット#6のPUSCH(スケジュールされたPUSCHリソース)においてフィードバック情報#2を搬送するように端末デバイスをトリガしてもよいし、又は時間ユニット#6のアップリンク制御チャネル(例えば、PUCCH、ePUCCH、又はsPUCCH)においてフィードバック情報#2を搬送するように端末デバイスをトリガしてもよい。詳細には、端末デバイスが、アップリンク制御チャネル又はスケジュールされたPUSCHにおいてフィードバック情報#2を搬送するように端末デバイスをトリガするトリガ情報#2を受信した後、端末デバイスが、フィードバック情報#2を送ることに失敗する場合、端末デバイスは、GUL PUSCH(具体的に言えば、時間ユニット#1に対応するGUL無線リソース)においてフィードバック情報#1を送る。
図9は、本出願のこの実施形態による、時間ユニット#1と、時間ユニット#5と、時間ユニット#6との間の時間シーケンス関係の概略図である。図9に示すように、サブフレーム#8は、GULサブフレームであり、ネットワークデバイスは、サブフレーム#6(即ち、時間ユニット#6)においてDL HARQ−ACK情報を送るように端末デバイスをトリガするためにサブフレーム#2(即ち、時間ユニット#5)においてトリガ情報#2を送る。トリガ情報#2を受信した後に、端末デバイスは、サブフレーム#6の前にチャネルをリッスンする必要があり、即ち、LBTを実行する。しかしながら、端末デバイスが、LBTの失敗によりサブフレーム#6をプリエンプトすることに失敗し、次いで、端末デバイスは、チャネルをプリエンプトし続け、サブフレーム#8(即ち、時間ユニット#1)の前にチャネルを正常にプリエンプトする必要がある。アップリンクデータをサブフレーム#8において送る必要があるとき、端末デバイスは、サブフレーム#8においてGUL PUSCHとDL HARQ−ACK情報とを送ってもよい。言い換えれば、DL HARQ−ACK情報は、サブフレーム#8のGUL PUSCHにおいて搬送されるフィードバック情報#1として使用され、それによって、ネットワークデバイスは、DL HARQ−ACK情報を適時に取得することができる。
「フィードバック情報#1の情報タイプがフィードバック情報#2の情報タイプと少なくとも部分的に同じである」ことは、フィードバック情報#1の情報タイプがフィードバック情報#2の情報タイプと部分的に又は完全に同じであってもよいことを示す。
フィードバック情報#1の情報タイプはフィードバック情報#2の情報タイプと部分的に同じであってもよく、詳細は以下の通りである。
例えば、フィードバック情報#2は、aCSIを含み、フィードバック情報#1は、DL HARQ−ACK情報とaCSIとを含む。
別の例では、フィードバック情報#2は、DL HARQ−ACK情報を含み、フィードバック情報#1は、DL HARQ−ACK情報とaCSIとを含む。
別の例では、フィードバック情報#2は、DL HARQ−ACK情報とaCSIとを含み、フィードバック情報#1は、DL HARQ−ACK情報を含む。
別の例では、フィードバック情報#2は、DL HARQ−ACK情報とaCSIとを含み、フィードバック情報#1は、aCSIを含む。
フィードバック情報#1の情報タイプはフィードバック情報#2の情報タイプと完全に同じであってもよく、詳細は以下の通りである。
例えば、フィードバック情報#2は、aCSIを含み、フィードバック情報#1もaCSIを含む。
別の例では、フィードバック情報#2は、DL HARQ−ACK情報を含み、フィードバック情報#1は、DL HARQ−ACK情報を含む。
別の例では、フィードバック情報#2は、DL HARQ−ACK情報とaCSIとを含み、フィードバック情報#1もDL HARQ−ACK情報とaCSIとを含む。
さらに、フィードバック情報#1の情報タイプがフィードバック情報#2の情報タイプと少なくとも部分的に同じであるが、フィードバック情報の2つ部分のコンテンツは同じであることも異なることもある。
例えば、フィードバック情報#1とフィードバック情報#2とが同じ情報タイプaCSIのものであるとき、チャネル状態が常に変化するので、フィードバック情報#1中に含まれるaCSIのコンテンツは、フィードバック情報#2中に含まれるaCSIのコンテンツと同じであってもよいし、又は異なってもよい。
別の例では、フィードバック情報#1とフィードバック情報#2とが同じ情報タイプDL HARQ−ACK情報のものであるとき、DL HARQ−ACK情報は、同じダウンリンクデータの少なくとも1つの部分のためのものであり、それによって、フィードバック情報#1中に含まれるDL HARQ−ACK情報の有用なコンテンツは、フィードバック情報#2中に含まれるDL HARQ−ACK情報の有用なコンテンツと同じであり、具体的に言えば、フィードバック情報#1内のDL HARQ−ACK情報によって示される受信ステータスは、フィードバック情報#2内のDL HARQ−ACK情報によって示される受信ステータスと同じである。
任意選択で、フィードバック情報#1の情報コンテンツは、フィードバック情報#2の情報コンテンツを含む。
言い換えれば、フィードバック情報#1において搬送されるあるタイプの情報のコンテンツは、フィードバック情報#2内で搬送される同じタイプの情報のコンテンツを含む。
任意選択で、フィードバック情報#1において搬送されるあるタイプの情報のコンテンツは、フィードバック情報#2内で搬送される同じタイプの情報のコンテンツと同じである。
例えば、フィードバック情報#1とフィードバック情報#2との両方が同じダウンリンクデータについてのDL HARQ−ACK情報を含むとき、フィードバック情報#1内のDL HARQ−ACK情報によって示される受信ステータスは、フィードバック情報#2内のDL HARQ−ACK情報によって示される受信ステータスと同じである。
任意選択で、フィードバック情報#1において搬送されるあるタイプの情報のコンテンツは、フィードバック情報#2において搬送される同じタイプの情報のコンテンツを含み、さらに新しいコンテンツを含む。
例えば、フィードバック情報#1とフィードバック情報#2との両方は、DL HARQ−ACK情報を含み、フィードバック情報#2は、HARQ処理#1に対応する受信ステータスを報告する必要がある。フィードバック情報#1を送る前に、端末デバイスは、HARQ処理#2に対応する新しいPDSCHを復調する。従って、フィードバック情報#1内のDL HARQ−ACK情報は、HARQ処理#1の受信ステータスに加えてHARQ処理#2の受信ステータスを含む。
ネットワークデバイス、基地局が、ずっと前に、UCIを送るように端末デバイスをトリガする場合、UCI情報は期限切れになっていることがあることを理解されたい。このケースにおいて、GUL PUSCHにおいて搬送されるUCIも時間有効性を失う。従って、UCIの送信機会がさらに限定されることができ、フィードバック情報#1の時間有効性が改善されることができる。
このようにして、第1の時間ユニットは、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づく第5の時間ユニットと第6の時間ユニットとに関連付けられる。これは、端末デバイスが第1のフィードバック情報の存在と第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットとをネットワークデバイスに通知しないときにネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性をも低減することができる。
任意選択で、第5の時間ユニットは、端末デバイスが第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を受信する時間ユニットである。
詳細には、特定の時間期間中に、ネットワークデバイスは、端末デバイスにトリガ情報の複数の部分を送ってもよい。トリガ情報#2は、時間ユニット#1の前にネットワークデバイスによって送られた最新のトリガ情報であってもよく、具体的に言えば、時間ユニット#5は、端末デバイスが時間ユニット#1の前に最新のトリガ情報を受信する時間ユニットである。
トリガ情報の複数の部分の各々は、DL HARQ−ACKとaCSIとのうちの少なくとも1つを含むフィードバック情報を送るように端末デバイスをトリガするために使用される。さらに、フィードバック情報#2と同様に、トリガ情報の複数の部分の各々の情報タイプは、フィードバック情報#1の情報タイプと少なくとも部分的に同じである。
このようにして、第5の時間ユニットは、端末デバイスが第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を受信する時間ユニットであり、第1のフィードバック情報の時間有効性を効果的に改善する。
任意選択で、第5の時間ユニットと第1の時間ユニットとの間の間隔の持続時間は、第1のプリセットされた持続時間よりも短いか、又は第6の時間ユニットと第1の時間ユニットとの間の間隔の持続時間は、第2のプリセットされた持続時間よりも短い。
従って、本出願のこの実施形態において提供される情報送信方法によれば、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって割り当てられたGUL無線リソース上でダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送り、具体的に言えば、次のダウンリンク送信によってスケジュール又はトリガされたPUSCH又は(e)PUCCHを待つことなしにGUL PUSCHにおいて第1のフィードバック情報を搬送し、それによって、第1のフィードバック情報の遅延を低減し、ダウンリンク送信の適応精度を改善することができる。
さらに、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係を使用することによって、ネットワークデバイスは、G−UCIに基づいて第1の時間ユニットを決定することができる。さらに、ネットワークデバイスは、常に、G−UCIを検出する必要があり、それによって、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性も低減される。
さらに、第1のフィードバック情報とG−UCIとは、独立して符号化され、それによって、第1のフィードバック情報に関係する情報は、G−UCI中に置かれることができ、ネットワークデバイスは、G−UCIを取得した後に第1のフィードバック情報に関係する情報に基づいて第1のフィードバック情報を取得することができ、それによって、ブラインド検出の複雑性を効果的に低減する。
さらに、第1の時間ユニットは、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の予め定義された時間シーケンス関係を使用することによって決定され、それによって、端末デバイスは、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを通知するためにシグナリングを送る必要がない。このようにして、シグナリングオーバーヘッドが効果的に低減され、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性も低減される。
さらに、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、G−UCIを使用することによって示され、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性を効果的に低減し、時間領域ロケーションは、G−UCIを使用することによって動的に示され、システム柔軟性を改善する。
さらに、G−UCIは、第1のフィードバック情報を送るように端末デバイスに命令し、それによって、ネットワークデバイスは、時間においての第1のフィードバック情報の存在について知ることができ、ネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性が低減される。さらに、第1のフィードバック情報とアップリンクデータとが、レートマッチングを通して同じ時間ユニットにおいて多重化されるとき、ネットワークデバイスは、同じ時間ユニットにおいて搬送される第1のフィードバック情報とアップリンクデータとを正しく復調し、それによって、アップリンク送信効率を改善することができる。
さらに、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットは、G−UCIを使用することによって示され、それによって、ネットワークデバイスは、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを使用することによって第1のフィードバック情報を正しく受信することができ、また、アップリンクデータを復調するために第1のフィードバック情報の時間ユニットと同じ時間ユニットを占有するアップリンクデータの物理リソースを効果的に決定することができる。
さらに、第1の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニット中に位置し、それによって、第1の時間ユニットは、比較的大量の異なるダウンリンクデータに対応するフィードバック情報#1を搬送し、それによって、フィードバック遅延を効果的に低減することができる。
さらに、第1の時間ユニットは、ネットワークデバイスによって実行されるスケジューリングに基づく第3の、第4の、第5の、又は第6の時間ユニットに関連付けられる。これは、端末デバイスが第1のフィードバック情報の存在と第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットとをネットワークデバイスに通知しないときにネットワークデバイスのブラインド検出の複雑性をも低減することができる。
さらに、第5の時間ユニットは、端末デバイスが第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を受信する時間ユニットであり、第1のフィードバック情報の時間有効性を効果的に改善する。
本出願の実施形態による情報送信方法について、図1及び図9を参照しながら上記で説明し、本出願の実施形態による情報送信装置について、図10及び図11を参照しながら以下で説明する。方法実施形態において説明した技術的特徴は、以下の装置実施形態にも適用可能である。
図10は、本出願の一実施形態による、情報送信装置300の概略ブロック図である。図10に示すように、装置300は、グラントフリーアップリンクGUL無線リソースを決定するように構成された処理ユニット310であって、GUL無線リソースは、アップリンクデータを送るために前記装置によって使用され、GUL無線リソースは、少なくとも1つの時間ユニットを含む、処理ユニット310と、処理ユニットによって決定された少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいて、ダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送るように構成された送信ユニット320とを含む。
任意選択で、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとは、同じ時間ユニットであるか、又は第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあり、第2の時間ユニットは、装置がグラントフリーアップリンク制御情報G−UCIを送る時間ユニットであり、G−UCIは、アップリンク送信についてのスケジューリング情報を含む。
任意選択で、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとが同じ時間ユニットであるとき、第1のフィードバック情報とG−UCIとは独立して符号化される。
任意選択で、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションが第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあるとき、第1の時間ユニットと前記第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係は予め定義される。
任意選択で、G−UCIは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを示すためにさらに使用される。
任意選択で、G−UCIは、第1のフィードバック情報を送るように装置に命令するためにさらに使用される。
任意選択で、G−UCIは、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを示すためにさらに使用される。
任意選択で、第1の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニットである。
任意選択で、第1のフィードバック情報が第1のダウンリンクデータについてのダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報を含むとき、第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が予め定義されるか、又は、第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係がネットワークデバイスによって設定され又は示され、そして、第3の時間ユニットは、ネットワークデバイスが第1のダウンリンクデータを送る時間ユニットになる。
任意選択で、装置300は、
ネットワークデバイスによって送られた第1のトリガ情報を受信するように構成された受信ユニット330をさらに含み、第1のトリガ情報は、第4の時間ユニットにおいて前記第1のフィードバック情報を搬送するように装置をトリガするために使用され、第4の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットに属し、
送信ユニット320は、第1のトリガ情報に基づいて前記第1の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を送るように特に構成される。
任意選択で、受信ユニット330は、
第5の時間ユニットにおいてネットワークデバイスによって送られた第2のトリガ情報を受信するようにさらに構成され、第2のトリガ情報は、第6の時間ユニットにおいて第2のフィードバック情報を送るように装置をトリガするために使用され、第6の時間ユニットの時間領域ロケーションは、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションの前にあり、第1のフィードバック情報の情報タイプは、第2のフィードバック情報の情報タイプと少なくとも部分的に同じであり、
送信ユニット320は、送信ユニットが第2のフィードバック情報を送ることに失敗したとき、第1の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を送るように特に構成される。
任意選択で、第5の時間ユニットは、装置が第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を受信する時間ユニットである。
任意選択で、第1のフィードバック情報は、非周期的チャネル状態情報aCSIとダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報とのうちの少なくとも1つを含む。
情報送信装置300は、方法200において説明した端末デバイスに対応していてもよく(例えば、端末デバイスとして構成されてもよいし、又は端末デバイスであってもよい)、情報送信装置300におけるモジュール又はユニットが、方法200において端末デバイスによって実行される行為又はプロセッシング処理を実行するために別々に使用される。反復を回避するために、詳細について本明細書で説明しない。
本出願のこの実施形態では、装置300は、プロセッサとトランシーバとを含んでもよい。プロセッサは、トランシーバと通信接続している。任意選択で、装置は、メモリをさらに含み、メモリは、プロセッサと通信接続している。任意選択で、プロセッサと、メモリと、トランシーバとは、相互に通信接続していてもよく、メモリは、命令を記憶するように構成されてもよく、プロセッサは、情報又は信号を送るようにトランシーバを制御するためにメモリ中に記憶された命令を実行するように構成される。
図10に示す装置300における処理ユニット310は、プロセッサに対応してもよく、図10に示す装置300における送信ユニット320は、トランシーバに対応してもよい。
本出願の実施形態における方法実施形態が、プロセッサに適用されてもよいし、又はプロセッサによって実装されてもよいことに留意されたい。プロセッサは集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有する。実装処理では、上記の方法実施形態におけるステップは、プロセッサにおけるハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装されることができる。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)若しくは別のプログラマブル論理装置、個別ゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェア構成要素であってもよい。プロセッサは、本出願の実施形態において開示される方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、又はプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施形態に関して開示する方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行され、達成されてもよいし、又は復号プロセッサにおけるハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行され、達成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの当技術分野における成熟した記憶媒体中に位置してもよい。記憶媒体は、メモリ中に位置し、プロセッサは、メモリ内の情報を読み、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法内のステップを完了する。
本出願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリとを含んでもよいことが理解されてもよい。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。例示的だが限定的でない説明を通して、RAMの多くの形態、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスダイナミックランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が使用されてもよい。本明細書において説明するシステム及び方法のメモリが、限定はしないが、これらのメモリと別の適切なタイプのあらゆるメモリとを含むことに留意されたい。
図11は、本出願の一実施形態による、情報送信装置400の概略ブロック図である。図11に示すように、装置400は、端末デバイスにグラントフリーアップリンクGUL無線リソースを割り当てるように構成された処理ユニット410であって、GUL無線リソースは、アップリンクデータを送るために端末デバイスによって使用され、GUL無線リソースは、少なくとも1つの時間ユニットを含む、処理ユニット410と、ダウンリンクデータについての端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信するように構成された受信ユニット420であって、第1のフィードバック情報は、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいて搬送される、受信ユニット420とを含む。
任意選択で、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとは、同じ時間ユニットであるか、又は第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあり、第2の時間ユニットは、端末デバイスがグラントフリーアップリンク制御情報G−UCIを送る時間ユニットであり、G−UCIは、アップリンク送信についてのスケジューリング情報を含む。
任意選択で、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとが同じ時間ユニットであるとき、第1のフィードバック情報とG−UCIとは独立して符号化される。
任意選択で、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションが第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあるとき、第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係は予め定義される。
任意選択で、G−UCIは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを示すためにさらに使用され、受信ユニット420は、G−UCIを受信し、G−UCIに基づいて第1の時間ユニットの時間領域ロケーションを決定し、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションに基づいて第1のフィードバック情報を受信するように特に構成される。
任意選択で、G−UCIは、第1のフィードバック情報を送るように端末デバイスに命令するためにさらに使用され、受信ユニット320は、G−UCIを受信し、G−UCIに基づいて第1のフィードバック情報を受信するように特に構成される。
任意選択で、G−UCIは、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを示すためにさらに使用され、受信ユニット320は、G−UCIを受信し、G−UCIに基づいて第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを決定し、第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットに基づいて第1のフィードバック情報を受信するように特に構成される。
任意選択で、第1の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニットである。
任意選択で、第1のフィードバック情報が第1のダウンリンクデータについてのダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報を含むとき、第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が予め定義されるか、又は、第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が装置によって設定され又は示され、そして、第3の時間ユニットは、装置が第1のダウンリンクデータを送る時間ユニットになる。
任意選択で、装置は、端末デバイスに第1のトリガ情報を送るように構成された送信ユニット430をさらに含み、第1のトリガ情報は、第4の時間ユニットにおいて第1のフィードバック情報を搬送するように端末デバイスをトリガするために使用され、第4の時間ユニットは、少なくとも1つの時間ユニットに属する。
任意選択で、送信ユニット430は、第5の時間ユニットにおいて端末デバイスに第2のトリガ情報を送るようにさらに構成され、第2のトリガ情報は、第6の時間ユニットにおいて第2のフィードバック情報を送るように端末デバイスをトリガするために使用され、第6の時間ユニットの時間領域ロケーションは、第1の時間ユニットの時間領域ロケーションの前にあり、第1のフィードバック情報の情報タイプは、第2のフィードバック情報の情報タイプと少なくとも部分的に同じである。
任意選択で、第5の時間ユニットは、装置が第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を送る時間ユニットである。
任意選択で、第1のフィードバック情報は、非周期的チャネル状態情報aCSIとダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報とのうちの少なくとも1つを含む。
情報送信装置400は、方法200において説明したネットワークデバイスに対応していてもよく(例えば、ネットワークデバイスとして構成されてもよいし、又はネットワークデバイスであってもよい)、情報送信装置400におけるモジュール又はユニットが、方法200においてネットワークデバイスによって実行される行為又はプロセッシング処理を実行するために別々に使用される。反復を回避するために、詳細について本明細書で説明しない。
本出願のこの実施形態では、装置400は、プロセッサとトランシーバとを含んでもよい。プロセッサはトランシーバに接続される。任意選択で、装置は、メモリをさらに含み、メモリは、プロセッサと通信接続している。プロセッサと、メモリと、トランシーバとは、相互に通信接続していてもよく、メモリは、命令を記憶するように構成されてもよく、プロセッサは、情報又は信号を送るようにトランシーバを制御するためにメモリ中に記憶された命令を実行するように構成される。
図11に示す装置400における処理ユニット410は、プロセッサに対応してもよく、図11に示す装置400における送信ユニット420は、トランシーバに対応してもよい。
本出願の実施形態における上記の方法実施形態が、プロセッサに適用されてもよいし、又はプロセッサによって実装されてもよいことに留意されたい。プロセッサは集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有する。実装処理では、上記の方法実施形態におけるステップは、プロセッサにおけるハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装されることができる。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)若しくは別のプログラマブル論理装置、個別ゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェア構成要素であってもよい。プロセッサは、本出願の実施形態において開示する方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、又はプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施形態に関して開示する方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行され、達成されてもよいし、又は復号プロセッサにおけるハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行され、達成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの当技術分野における成熟した記憶媒体中に位置してもよい。記憶媒体は、メモリ中に位置し、プロセッサは、メモリ内の情報を読み、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法内のステップを完了する。
本出願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリとを含んでもよいことが理解されてもよい。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。例示的だが限定的でない説明を通して、RAMの多くの形態、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスダイナミックランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が使用されてもよい。本明細書において説明するシステム及び方法のメモリが、限定はしないが、これらのメモリと別の適切なタイプのあらゆるメモリとを含むことに留意されたい。
上記の処理のシーケンス番号が本出願の様々な実施形態における実行シーケンスを意味しないことを理解されたい。処理の実行シーケンスは、処理の機能及び内部論理に従って決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装処理に対するいかなる限定とも解釈されてはならない。
当業者は、本明細書に開示する実施形態において説明する例と組み合わせて、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組合せによってユニット及びアルゴリズムステップが実装されてもよいことに気づき得る。機能がハードウェアによって実施されるのか、又はソフトウェアによって実施されるのかは、特定の適用例及び技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに説明する機能を実装するために異なる方法を使用してもよいが、実装が本出願の範囲を越えると見なすべきではない。
便宜的で簡単な説明のために、上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な作業処理について、上記の方法実施形態における対応する処理が参照されてもよく、詳細について、本明細書では再び説明しないことを当業者には明確に理解されよう。
本発明において提供されるいくつかの実施形態では、開示するシステム、装置、及び方法が他の様式で実装されてもよいことを理解されたい。例えば、説明した装置実施形態は、一例にすぎない。例えば、ユニット分割は論理的な機能分割にすぎず、実際の実装形態では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素が別のシステムに、組み合わされてもよいか若しくは統合されてもよく、又はいくつかの特徴は無視されるか、若しくは実施されなくてもよい。さらに、表示若しくは説明した相互結合若しくは直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装されてもよい。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、又は他の形態で実装されてもよい。
別個の部分として説明したユニットは、物理的に別個であることもそうでないこともあり、ユニットとして表示した部分は、物理ユニットであることもそうでないこともあり、1つの位置に位置してもよいし、又は複数のネットワークユニット上に分布されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択されてもよい。
さらに、本出願の実施形態における機能ユニットが1つの処理ユニットに統合されてもよいし、又はユニットの各々が物理的に単独で存在してもよいし、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用されるとき、機能は、コンピュータ可読記憶媒体中に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策、又は従来技術に寄与する部分、又は技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体において記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってもよい)コンピュータデバイスに、本出願の実施形態において説明した方法のステップの全部又は一部を実施するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取外し可能なハードディスク、読取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができるあらゆる媒体を含む。
上記の説明は、本出願の特定の実装にすぎず、本出願の保護範囲を限定するものではない。本出願で開示する技術範囲内で当業者によって容易に想到されるいかなる変形形態又は置換形態も、本出願の保護範囲内に入るものとする。従って、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
さらに、本出願の実施形態は、ネットワークデバイスに関する実施形態について説明する。ネットワークデバイスは、モバイルデバイスと通信するように構成されたネットワークデバイスなどのデバイスであってもよい。ネットワークデバイスは、WLANにおけるアクセスポイント(Access Point、AP)又はGSM若しくは符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)における基地トランシーバ局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよいし、又はWCDMAにおけるノードB(NodeB、NB)であってもよいし、又はLTEにおける発展型ノードB(Evolved NodeB、eNB又はeNodeB)、若しくは再生局若しくはアクセスポイント、若しくは車両デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク内のネットワークデバイス、将来の発展型PLMNネットワーク内のネットワークデバイスなどであってもよい。
例えば、アップリンクバーストにおいて、第1位にランク付けされた時間ユニット及び/又は最下位にランク付けされた時間ユニット以外の時間ユニットは、1ms(即ち、1つのサブフレーム)の持続時間を有する。さらに、アップリンクバーストにおける第1の時間ユニットの時間長は、1msよりも短くてもよく、アップリンクバーストにおける最後の時間ユニットの時間長は、1msよりも短くてもよく、又はアップリンクバーストにおける第1の時間ユニットと最後の時間ユニットとの両方の時間長は、1msよりも短い。第1の時間ユニット及び最後の時間ユニットの時間長は同じであることも異なることもあることに留意されたい。
DL HARQ−ACKは、ダウンリンクPDSCH(又はダウンリンクデータ)の受信ステータスについてのフィードバックである。端末デバイスは、ネットワークデバイスがPDSCHを送ることを検出し、PDSCHによって搬送されたダウンリンクデータ(又はダウンリンクデータブロック)を正しく復調する場合、ダウンリンクデータ(又はダウンリンクデータに対応するHARQ処理)についての端末デバイスによってフィードバックされる受信ステータスは(ACKと呼ばれる)「正受信」となる。端末デバイスは、ネットワークデバイスがPDSCHを送ることを検出し、PDSCHによって搬送されたダウンリンクデータを正しく復調しない場合、ダウンリンクデータ(又はダウンリンクデータに対応するHARQ処理)についての端末デバイスによってフィードバックされる受信ステータスは(NACKと呼ばれる)「誤受信」となる。端末デバイスは、ネットワークデバイスがPDSCHを送ることを検出しない場合、ダウンリンクデータ(又はダウンリンクデータに対応するHARQ処理)についての端末デバイスによってフィードバックされる受信ステータスは、「間欠送信」(Discontinuous Transmission、DTX)となる。DL HARQ−ACKは、DL HARQ処理の受信ステータスについてのフィードバック、又は少なくとも2つのHARQ処理の受信ステータスについてのフィードバック、又はビットマップ、具体的に言えば、全てのHARQ処理の受信ステータスについてのフィードバックであってもよい。
本出願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリとを含んでもよいことが理解されてもよい。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。例示的だが限定的でない説明を通して、RAMの多くの形態、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスダイナミックランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が使用されてもよい。本明細書において説明するシステム及び方法のメモリが、限定はしないが、これらのメモリと別の適切なタイプのあらゆるメモリとを含むことに留意されたい。
上記の説明は、本出願の特定の実装にすぎず、本出願の保護範囲を限定するものではない。本出願で開示する技術範囲内で当業者によって容易に想到されるいかなる変形形態又は置換形態も、本出願の保護範囲内に入るものとする。従って、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
本開示の例によれば、この出願は、さらに以下の実施例を提供しうる。
実施例1:
情報送信方法であって、前記方法は、
ネットワークデバイスによって、端末デバイスにグラントフリーアップリンク(GUL)無線リソースを割り当てるステップであって、前記GUL無線リソースは、アップリンクデータを送るために前記端末デバイスによって使用され、前記GUL無線リソースは、少なくとも1つの時間ユニットを含む、ステップと、
前記ネットワークデバイスによって、ダウンリンクデータについての前記端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信するステップであって、前記第1のフィードバック情報は、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいて搬送される、ステップと
を含む、情報送信方法。
実施例2:
前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの前記第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとは、同じ時間ユニットであるか、又は前記第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの前記第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあり、前記第2の時間ユニットは、前記端末デバイスがグラントフリーアップリンク制御情報(G−UCI)を送る時間ユニットであり、前記G−UCIは、アップリンク送信についてのスケジューリング情報を含む
実施例1に記載の方法。
実施例3:
前記第1の時間ユニットと前記第2の時間ユニットとが同じ時間ユニットであるとき、前記第1のフィードバック情報と前記G−UCIとは独立して符号化される
実施例2に記載の方法。
実施例4:
前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションが前記第2の時間ユニットの前記時間領域ロケーションの後にあるとき、前記第1の時間ユニットと前記第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係は予め定義される
実施例2に記載の方法。
実施例5:
前記G−UCIは、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションを示すためにさらに使用され、
前記ネットワークデバイスによって、前記端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信する前記ステップは、
前記ネットワークデバイスによって、前記G−UCIを受信するステップと、
前記ネットワークデバイスによって、前記G−UCIに基づいて前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションを決定するステップと、
前記ネットワークデバイスによって、前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションに基づいて前記第1のフィードバック情報を受信するステップと
を含む
実施例2〜4のいずれかに記載の方法。
実施例6:
前記G−UCIは、前記第1のフィードバック情報を送るように前記端末デバイスに命令するためにさらに使用され、
前記ネットワークデバイスによって、前記端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信する前記ステップは、
前記ネットワークデバイスによって、前記G−UCIを受信するステップと、
前記ネットワークデバイスによって、前記G−UCIに基づいて前記第1のフィードバック情報を受信するステップと
を含む
実施例2〜5のいずれかに記載の方法。
実施例7:
前記G−UCIは、前記第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを示すためにさらに使用され、
前記ネットワークデバイスによって、前記端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信する前記ステップは、
前記ネットワークデバイスによって、前記G−UCIを受信するステップと、
前記ネットワークデバイスによって、前記G−UCIに基づいて前記第1のフィードバック情報の前記トランスポートフォーマットを決定するステップと、
前記ネットワークデバイスによって、前記第1のフィードバック情報の前記トランスポートフォーマットに基づいて前記第1のフィードバック情報を受信するステップと
を含む
実施例2〜6のいずれかに記載の方法。
実施例8:
前記第1の時間ユニットは、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニットである
実施例1〜3、5〜7のいずれかに記載の方法。
実施例9:
前記第1のフィードバック情報が第1のダウンリンクデータについてのダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報を含むとき、前記第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が予め定義されるか、又は、前記第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が前記ネットワークデバイスによって設定され又は示され、また、前記第3の時間ユニットは、前記ネットワークデバイスが前記第1のダウンリンクデータを送る時間ユニットである
実施例1〜8のいずれかに記載の方法。
実施例10:
前記ネットワークデバイスによって、前記端末デバイスによって送られた前記第1のフィードバック情報を受信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記ネットワークデバイスによって、前記端末デバイスに第1のトリガ情報を送るステップであって、前記第1のトリガ情報は、第4の時間ユニットにおいて前記第1のフィードバック情報を搬送するように前記端末デバイスをトリガするために使用され、前記第4の時間ユニットは、前記少なくとも1つの時間ユニットに属する、ステップをさらに含む
実施例1〜8のいずれかに記載の方法。
実施例11:
前記ネットワークデバイスによって、前記端末デバイスによって送られた前記第1のフィードバック情報を受信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記ネットワークデバイスによって、第5の時間ユニットにおいて前記端末デバイスに第2のトリガ情報を送るステップであって、前記第2のトリガ情報は、第6の時間ユニットにおいて第2のフィードバック情報を送るように前記端末デバイスをトリガするために使用され、前記第6の時間ユニットの時間領域ロケーションは、前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションの前にあり、前記第1のフィードバック情報の情報タイプは、前記第2のフィードバック情報の情報タイプと少なくとも部分的に同じである、ステップをさらに含む
実施例1〜9のいずれかに記載の方法。
実施例12:
前記第5の時間ユニットは、前記ネットワークデバイスが前記第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を送る時間ユニットである実施例11に記載の方法。
実施例13:
前記第1のフィードバック情報は、非周期的チャネル状態情報aCSIとダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報とのうちの少なくとも1つを含む
実施例1〜12のいずれかに記載の方法。
実施例14:
情報送信装置であって、前記装置は、
グラントフリーアップリンク(GUL)無線リソースを決定するように構成された処理ユニットであって、前記GUL無線リソースは、アップリンクデータを送るために前記装置によって使用され、前記GUL無線リソースは、少なくとも1つの時間ユニットを含む、処理ユニットと、
前記処理ユニットによって決定された前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいて、ダウンリンク送信についての第1のフィードバック情報を送るように構成された送信ユニットと
を備える、情報送信装置。
実施例15:
前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの前記第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとは、同じ時間ユニットであるか、又は前記第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの前記第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあり、前記第2の時間ユニットは、前記装置がグラントフリーアップリンク制御情報(G−UCI)を送る時間ユニットであり、前記G−UCIは、アップリンク送信についてのスケジューリング情報を含む
実施例14に記載の装置。
実施例16:
前記第1の時間ユニットと前記第2の時間ユニットとが同じ時間ユニットであるとき、前記第1のフィードバック情報と前記G−UCIとは独立して符号化される
実施例15に記載の装置。
実施例17:
前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションが前記第2の時間ユニットの前記時間領域ロケーションの後にあるとき、前記第1の時間ユニットと前記第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係は予め定義される
実施例15に記載の装置。
実施例18:
前記G−UCIは、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションを示すためにさらに使用される
実施例15〜17のいずれかに記載の装置。
実施例19:
前記G−UCIは、前記第1のフィードバック情報を送るように前記装置に命令するためにさらに使用される
実施例15〜18のいずれかに記載の装置。
実施例20:
前記G−UCIは、前記第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを示すためにさらに使用される
実施例15〜19のいずれかに記載の装置。
実施例21:
前記第1の時間ユニットは、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニットである
実施例14〜16及び実施例18〜20のいずれかに記載の装置。
実施例22:
前記第1のフィードバック情報が第1のダウンリンクデータについてのダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報を備えるとき、前記第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が予め定義されるか、又は、前記第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係がネットワークデバイスによって設定され又は示され、また、前記第3の時間ユニットは、前記ネットワークデバイスが前記第1のダウンリンクデータを送る時間ユニットである
実施例14〜21のいずれかに記載の装置。
実施例23:
前記装置は、
ネットワークデバイスによって送られた第1のトリガ情報を受信するように構成された受信ユニットであって、前記第1のトリガ情報は、第4の時間ユニットにおいて前記第1のフィードバック情報を搬送するように前記装置をトリガするために使用され、前記第4の時間ユニットは、前記少なくとも1つの時間ユニットに属する、受信ユニットをさらに備え、
前記送信ユニットは、
前記第1のトリガ情報に基づいて前記第1の時間ユニットにおいて前記第1のフィードバック情報を送るように特に構成された
実施例14〜21のいずれかに記載の装置。
実施例24:
前記装置は、第5の時間ユニットにおいてネットワークデバイスによって送られた第2のトリガ情報を受信するようにさらに構成された受信ユニットを含み、前記第2のトリガ情報は、第6の時間ユニットにおいて第2のフィードバック情報を送るように前記装置をトリガするために使用され、前記第6の時間ユニットの時間領域ロケーションは、前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションの前にあり、前記第1のフィードバック情報の情報タイプは、前記第2のフィードバック情報の情報タイプと少なくとも部分的に同じであり、
前記送信ユニットは、
前記送信ユニットが前記第2のフィードバック情報を送ることに失敗したとき、前記第1の時間ユニットにおいて前記第1のフィードバック情報を送るように特に構成された
実施例14〜22のいずれかに記載の装置。
実施例25:
前記第5の時間ユニットは、前記装置が前記第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を受信する時間ユニットである
実施例24に記載の装置。
実施例26:
前記第1のフィードバック情報は、非周期的チャネル状態情報aCSIとダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報とのうちの少なくとも1つを含む
実施例14〜25のいずれかに記載の装置。
実施例27:
情報送信装置であって、前記装置は、
端末デバイスにグラントフリーアップリンク(GUL)無線リソースを割り当てるように構成された処理ユニットであって、前記GUL無線リソースは、アップリンクデータを送るために前記端末デバイスによって使用され、前記GUL無線リソースは、少なくとも1つの時間ユニットを含む、処理ユニットと、
ダウンリンクデータについての前記端末デバイスによって送られた第1のフィードバック情報を受信するように構成された受信ユニットであって、前記第1のフィードバック情報は、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの第1の時間ユニットにおいて搬送される、受信ユニットと
を備える、情報送信装置。
実施例28:
前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの前記第1の時間ユニットと第2の時間ユニットとは、同じ時間ユニットであるか、又は前記第1の時間ユニットの時間領域ロケーションは、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの前記第2の時間ユニットの時間領域ロケーションの後にあり、前記第2の時間ユニットは、前記端末デバイスがグラントフリーアップリンク制御情報(G−UCI)を送る時間ユニットであり、前記G−UCIは、アップリンク送信についてのスケジューリング情報を含む
実施例27に記載の装置。
実施例29:
前記第1の時間ユニットと前記第2の時間ユニットとが同じ時間ユニットであるとき、前記第1のフィードバック情報と前記G−UCIとは独立して符号化される
実施例28に記載の装置。
実施例30:
前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションが前記第2の時間ユニットの前記時間領域ロケーションの後にあるとき、前記第1の時間ユニットと前記第2の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係は予め定義される
実施例28に記載の装置。
実施例31:
前記G−UCIは、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションを示すためにさらに使用され、
前記受信ユニットは、
前記G−UCIを受信し、前記G−UCIに基づいて前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションを決定し、前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションに基づいて前記第1のフィードバック情報を受信するように特に構成された
実施例28〜30のいずれかに記載の装置。
実施例32:
前記G−UCIは、前記第1のフィードバック情報を送るように前記端末デバイスに命令するためにさらに使用され、
前記受信ユニットは、
前記G−UCIを受信し、前記G−UCIに基づいて前記第1のフィードバック情報を受信するように特に構成された
実施例28〜31のいずれかに記載の装置。
実施例33:
前記G−UCIは、前記第1のフィードバック情報のトランスポートフォーマットを示すためにさらに使用され、
前記受信ユニットは、
前記G−UCIを受信し、前記G−UCIに基づいて前記第1のフィードバック情報の前記トランスポートフォーマットを決定し、前記第1のフィードバック情報の前記トランスポートフォーマットに基づいて前記第1のフィードバック情報を受信するように特に構成された
実施例28〜32のいずれかに記載の装置。
実施例34:
前記第1の時間ユニットは、前記少なくとも1つの時間ユニットのうちの最後の時間ユニット又は最後から2番目の時間ユニットである
実施例27〜29及び実施例31〜33のいずれかに記載の装置。
実施例35:
前記第1のフィードバック情報が第1のダウンリンクデータについてのダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報を備えるとき、前記第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が予め定義されるか、又は、前記第1の時間ユニットと第3の時間ユニットとの間の時間シーケンス関係が前記装置によって設定され又は示され、また、前記第3の時間ユニットは、前記装置が前記第1のダウンリンクデータを送る時間ユニットである
実施例27〜34のいずれかに記載の装置。
実施例36:
前記装置は、
前記端末デバイスに第1のトリガ情報を送るように構成された送信ユニットであって、前記第1のトリガ情報は、第4の時間ユニットにおいて前記第1のフィードバック情報を搬送するように前記端末デバイスをトリガするために使用され、前記第4の時間ユニットは、前記少なくとも1つの時間ユニットに属する、送信ユニットをさらに備える
実施例27〜34のいずれかに記載の装置。
実施例37:
前記装置は、第5の時間ユニットにおいて前記端末デバイスに第2のトリガ情報を送るようにさらに構成された送信ユニットをさらに含み、前記第2のトリガ情報は、第6の時間ユニットにおいて第2のフィードバック情報を送るように前記端末デバイスをトリガするために使用され、前記第6の時間ユニットの時間領域ロケーションは、前記第1の時間ユニットの前記時間領域ロケーションの前にあり、前記第1のフィードバック情報の情報タイプは、前記第2のフィードバック情報の情報タイプと少なくとも部分的に同じである
実施例27〜35のいずれかに記載の装置。
実施例38:
前記第5の時間ユニットは、前記装置が前記第1の時間ユニットの前に最新のトリガ情報を送る時間ユニットである
実施例37に記載の装置。
実施例39:
前記第1のフィードバック情報は、非周期的チャネル状態情報aCSIとダウンリンクハイブリッド自動再送要求肯定応答DL HARQ−ACK情報とのうちの少なくとも1つを含む
実施例27〜38のいずれかに記載の装置。