JP2020511594A - 繊維形成用プレートのための合金 - Google Patents

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Abstract

本発明は、溶融無機組成物を繊維化することによるミネラルウールの製造のための方法、において用いることができる、非常に高い温度で用いるための金属合金であって、以下の元素を含有していることを特徴とする、金属合金に関する、ここで、比率は、前記合金のうちの重量含有率として示している:Cr 20〜35%Fe 10〜25%W 2〜10%Nb 0.5〜2.5%Ti 0〜1%C 0.2〜1.2%Co 5%未満Si 0.9%未満Mn 0.9%未満残部は、ニッケル及び不可避的不純物から成っている。

Description

本発明は、非常に高い温度で用いるための金属合金、特に溶融無機組成物、例えば溶融ガラスを繊維化することによるミネラルウールの製造のための方法、より一般的には酸化雰囲気中での高温機械的強度に恵まれた器具の形成のための方法において用いることができる金属合金に関する。また、本発明は、高い温度で用いることができるニッケルをベースとする合金、特にガラス若しくは他の無機材料の溶融及び/若しくは高温転換のための物品、例えばミネラルウールの製造のための機械の構成部材の作製用のニッケルをベースとする合金に関する。
内部遠心法として知られる1つの繊維化技術は、それらの垂直軸の周囲を非常に速い回転速度で回転している軸対称の部材のアセンブリの内部に液体ガラスを連続的に流し込むことを可能とすることに本質がある。「スピナー」として知られる1つの重要な部材は、「バンド」として言及される壁部に対してガラスを受け、このバンドは、複数の孔で貫通されており、この孔を通して、遠心力の作用の下でガラスが通過して、溶融フィラメントの形態で孔の全部から抜け出す。スピナーの外部の上方に配置されている環状のバーナーは、バンドの外壁に沿って進む下向きのガス流を生み出し、かつこれらのフィラメントを下方にそらし、それらを引っ張る。フィラメントは、続いて、ガラスウールの形態で「固化」する。
スピナーは、熱的に(立ち上げ及び停止操作の間の熱衝撃、及び安定な使用における部材に沿った温度勾配の生成)、機械的に(遠心力、ガラスの通過による浸食)、及び化学的に(溶融ガラス、及びスピナーの周囲のバーナーから出る高温ガスによる酸化及び腐食)高い応力がかかる繊維化器具である。スピナーの劣化の主な態様は、鉛直壁の高温クリープ変形、水平又は鉛直の亀裂の出現、及び繊維化オリフィスの浸食による摩耗であり、これらの劣化は、構成部材そのものの交換を必要とする。それによれば、それらを構成する材料は、方法の技術的かつ経済的な制約との適合性を維持するのに十分に長い生産時間の間、耐久性がなければならない。この目的のため、ある程度の延性、耐クリープ性、並びに溶融ガラスによる浸食及び高い温度での酸化に対する耐性に恵まれている材料が求められている。
これらの器具の作製のため、炭化物の析出物により補強されている、ニッケルをベースとする超合金が知られている。例えば、仏国特許出願公開第2675818号明細書は、かかる合金を記載している。本発明は、特に耐クリープ性、耐食性及び/又は耐酸化性の観点から、更に改善されたニッケルをベースとする合金を提供することを目的としている。本発明による合金は、高い温度、例えば1000℃超、実際には1040℃超の温度でそれらの性能の特に良好な安定性を示す。本発明の別の目的は、耐クリープ性、耐食性及び/又は耐酸化性という上記の性能を維持し、実際には改善させつつ、より安価な合金を提供することである。
より具体的には、本発明の主題は、ニッケルをベースとする合金であって、更にクロム及び炭素を含有しており、以下の元素を含有している、合金である(比率は、前記合金のうちの重量含有率として示している):
Cr 20〜35%
Fe 10〜25%
W 2〜10%
Nb 0.5〜2.5%
Ti 0〜1%
C 0.2〜1.2%
Co 5%未満
Si 0.9%未満
Mn 0.9%未満
残部は、ニッケル及び不可避的不純物から成っている。
「不可避的不純物」との用語は、本発明の意味の範囲内において、関与する元素が合金の組成中に意図的に存在していることではなく、関与する元素が合金の主要な元素のうちの少なくとも1つに(又は上記の主要な元素の前駆体のうちの少なくとも1つに)存在している不純物の形態で導入されていることを意味するものと理解される。
(原文に記載なし)
本発明による合金は、特に炭化ニオブ(NbC)及び任意選択的に炭化チタン(TiC)、及び更には多量の鉄を含有している点で、かかる用途のために概して用いられるニッケルをベースとする合金とは異なっている。この組合せは、高い温度での良好な機械的強度、特に良好なクリープ強度を示す合金を得つつ、合金のコストを低くする。
特定の量の鉄を、ニッケルをベースとする合金に添加して、溶融ガラスに関する耐食性を改善することが知られている一方で、高含有率での鉄の添加は、特に高い温度での、合金の機械的性質及び耐酸化性に影響を及ぼすと概して考えられている。意外かつ更には予測し得たものとは反対に、本発明による合金の組成、すなわち、上記の合金よりも高い鉄の含有率を示す組成の性能は、炭化ニオブの存在により、上記の合金の性能と同等であり、実際には優れているようである。鉄は、安価な元素であるため、10重量%、実際には12重量%又は15重量%から、25重量%、実際には23重量%又は20重量%の鉄を合金において用いることは、合金の性能に影響を及ぼすことなく最終の合金のコストを低減する点で有利である。合金は、例えば12〜25重量%、15〜25重量%、10〜23重量%、12〜23重量%、15〜23重量%、10〜20重量%、12〜20重量%又は15〜20重量%の鉄を含有することができる。
炭素は、金属炭化物の析出物の生成のために必要な、合金の本質的な構成である。特に、炭素の含有量は、合金中に存在する炭化物の量を直接的に決定する。所望の最低限の補強を得るため、炭素の含有量は、少なくとも0.2重量%、好ましくは少なくとも0.6重量%であるが、過剰に高い密度の補強によって合金が硬くなり加工が困難となるのを抑制するため、好ましくは最大で1.2重量%に制限され、好ましくは最大で1重量%の含有量である。かかる含有量で合金の延性がないことは、合金が、破損することなく強制変形(例えば熱的起源の強制変形)に適合させることを妨げ、かつ亀裂の伝播に対して十分に耐性を有することを妨げる。合金は、例えば0.6〜1.2重量%、0.2〜1重量%又は0.6〜1重量%の炭素を含有していてよい。
既に記載したように、クロムは、マトリックスの固有の機械的強度に寄与しており、マトリックスでは、クロムは、部分的に固溶体で存在しており、幾つかの場合においては、粒子の内部に微細に分散している本質的にCr23タイプの炭化物の形態であって、それらが粒子間クリープに対する耐性に寄与する形態か、又はCr若しくはCr23タイプの炭化物の形態で、粒子境界に存在しており、これらの炭化物が、粒子上で粒子を滑らせることを防止し、またそれによって、合金の粒子間の強化に寄与する。クロムは、酸化雰囲気に暴露された表面で保護層を形成する酸化クロムの前駆体として、耐酸化性に寄与する。この保護層の形成及び維持のためには、最低限の量のクロムが必要である。しかしながら、過剰に高いクロムの含有量は、高い温度での機械的強度及び堅牢性のために有害である。というのは、かかる含有量は、高温での応力に不適合である、応力下での過剰に高い剛性及び過剰に低い伸長性をもたらすからである。概して、本発明に従い用いることができる合金のクロムの含有率は、合金の20重量%、実際には22重量%又は23重量%から、35重量%、実際には30重量%又は28重量%までである。合金は、例えば22〜35重量%、23〜35重量%、20〜30重量%、22〜30重量%、23〜30重量%、20〜28重量%、22〜28重量%又は23〜28重量%のクロムを含有していてよい。
ニオブは、チタンと同様に、高い温度、例えば1000℃超、実際には1040℃超での合金の機械的強度、特にクリープ強度に寄与する。というのは、炭化クロムは、1000℃超の温度で融解する傾向があるからである。高い温度で炭化クロムよりも安定である炭化ニオブ及び炭化チタンの存在により、高い温度での合金の機械的強度を保証することが可能となる。ニオブの含有率は、概して、合金の0.5重量%、実際には0.7重量%から、2.5重量%、実際には2.0重量%又は1.7重量%までである。合金は、例えば0.7〜2.5重量%、0.5〜2.0重量%、0.7〜2.0重量%、0.5〜1.7重量%又は0.7〜1.7重量%のニオブを含有していてよい。(Nb+Ti)/C重量比は、好ましくは1〜2、より好ましくは1.5〜2である。
1重量%までのチタンの含有量もまた、炭化チタンの形成により、高い温度での合金の機械的強度に寄与する。しかしながら、チタンの存在は、合金の耐酸化性に影響を及ぼし得ることが注目されている。それによれば、チタンの含有率は、好ましくは0.5重量%未満、実際には0.4重量%未満である。特に好ましい実施態様においては、合金は、不可避的不純物の形態でのチタン、すなわち合金の0.1重量%未満、実際には0.05重量%未満又は0.01重量%未満の含有量でのチタン以外のチタンを含有していない。ニッケルとの固溶体の形態で合金中に存在しているコバルトは、合金の耐食性及び機械的強度に寄与する。コバルトは高価な元素であることから、最終の合金のコストを高くしないため、概して、合金の5重量%未満、実際には4重量%未満又は3重量%未満、実際には2重量%未満又は1重量%未満の量で存在している。最も一般的には、出願人が実施した試験は、コバルトが、少なくとも0.3重量%、概して少なくとも0.5重量%、実際には少なくとも0.7重量%の含有量で、不可避的不純物の形態で実質的に常に存在していたことを示している。0.3重量%未満の合金におけるコバルトの含有率は、しかしながら、本発明の範囲内にあるとみなされるべきである。
タングステンは、合金の硬さ及びそのクリープ強度に寄与する。タングステンは、概して、合金の2重量%、実際には3重量%又は4重量%から、10重量%、実際には9重量%又は6重量%までの量で存在している。合金は、例えば3〜10重量%、4〜10重量%、2〜9重量%、3〜9重量%、4〜9重量%、2〜6重量%、3〜6重量%又は4〜6重量%のタングステンを含有していてよい。
合金は、少量の比率で、又は不可避的不純物の形態で、他の元素を含有していてよい。他の元素は、概して以下を含む:
− 0.9重量%未満、実際には0.6重量%未満の比率での、合金の精錬及びモールディングの間において溶融させる金属のための脱酸素剤としてのケイ素;
− 0.9重量%未満、実際には0.6重量%未満の比率での、更なる脱酸素剤としてのマンガン;
合金の本質的な成分とともに不純物として導入された他の元素(「不可避的不純物」)の累計量は、有利には、合金の組成の1重量%未満を示す。
本発明による合金には、不可避的不純物を除いて、好ましくはCe、La、B、Y、Dy、Re及び他の希土類金属が存在していない。
本発明による合金はまた、不可避的不純物の形態、すなわち0.1重量%未満、実際には0.05重量%未満、又は0.01重量%未満の含有量でのアルミニウム以外のアルミニウムを含有していない点でも、繊維化スピナーの製造において概して用いられるニッケルをベースとする特定の合金と区別される。というのは、合金におけるアルミニウムの存在は、0.1重量%程度の低い含有量であっても、溶融ガラスに関するその耐食性に有意に影響を及ぼし得ることが注目されているからである。
本発明による合金では、不可避的不純物の形態でのモリブデン、すなわち0.1重量%未満、実際には0.05重量%未満又は0.01重量%未満の含有量でのモリブデン以外のモリブデンが存在していない。というのは、モリブデンは、優れた耐食性を有するニッケルをベースとする合金を提供することが知られているが、モリブデンが低い含有量でも合金の耐酸化性に大きく影響を及ぼし得ることが観察されているからである。
特定の実施態様においては、本発明による合金は、以下を含有している:
Cr 22〜30%、好ましくは23〜28%
Fe 12〜23%、好ましくは15〜20%
W 3〜9%、好ましくは3〜6%
Nb 0.5〜2.5%、好ましくは0.7〜1.7%、
C 0.7〜1%
Co 5%未満
Si 0.9%未満
Mn 0.9%未満
また、不可避的不純物の形態のチタン以外のチタンを含有しておらず、残部は、ニッケル及び不可避的不純物から成っている。
高い反応性の元素を含有している、本発明に従い用いることができる合金は、鋳造技術、特に少なくとも部分的に不活性の雰囲気下での誘導溶融による鋳造技術、及び砂型キャスティングにより作製することができる。
任意選択的に、キャスティングの後に熱処理を続けてもよい。
本発明の別の主題は、上記の本発明の主題であるような合金から始まる鋳造技術による、物品の製造のための方法である。
この方法は、概して、二次炭化物を得ることを可能とし、かつそれらの金属マトリックス中での均一な分布を可能とする、仏国特許第2675818号明細書に記載されているような適切な熱処理の段階を含む。熱処理は、好ましくは1000℃未満、実際には950℃未満、例えば800℃〜900℃の温度で、少なくとも5時間、実際には少なくとも8時間、例えば10〜20時間の間実施する。
この方法は、キャスティングの後及び/又は熱処理の後若しくは最中に、少なくとも1つの冷却段階、例えば空気中で冷却することにより、特に周囲温度に戻すことを伴う冷却段階を含むことができる。
本発明の主題である合金は、高い温度で機械的に応力がかかり、かつ/又は酸化環境若しくは腐食環境において操作することを強いられる全ての種類の部材を製造するために用いることができる。本発明の別の主題は、本発明による合金から、特に鋳造技術により製造されたかかる物品である。
かかる用途の中でも、ガラスの溶融又は高温転換のために用いることができる物品の製造、例えばミネラルウール製造用繊維化スピナーの製造を特に言及することができる。
それによれば、本発明の別の主題は、内部遠心法によるミネラルウールの製造方法であって、溶融させた無機材料の流れを、周囲バンドが多数の開口部により貫通されている繊維化スピナーへと注ぎ込み、この開口部を通して、溶融させた無機材料のフィラメントを抜き出し、次いで、溶融させた無機材料のフィラメントをガスの作用の下で引っ張ってウールを与え、ここで、スピナーにおける無機材料の温度は、少なくとも900℃、実際には少なくとも950℃又は少なくとも1000℃、実際には少なくとも1040℃であり、繊維化スピナーは、上記のような合金で作られている、方法である。
本発明による合金は、それによれば、800℃以上、例えば850℃、実際には900℃から、1030℃、実際には1000℃又は950℃までの液相温度(Tliq)を有する溶融させた無機材料を繊維化することを可能とする。
概して、これらの無機材料の繊維化は、(スピナーに達する溶融材料について)Tliq〜Tlog3の温度範囲で実施することができ、ここで、Tlog3は、溶融組成物が100 Pa.sの粘度を示す温度であり、典型的には1200℃未満程度、実際には1150℃未満程度、好ましくは1020〜1100℃、実際には1050〜1080℃の温度である。Tlog3とTliqとの間の差は、概して50℃超である。
繊維化すべき無機材料の組成は、この無機材料が内部遠心法により繊維化できる限り、特に限定されない。この組成は、作製される無機繊維のために望まれる性能、例えば生体溶解性、耐火性又は断熱性能に応じて変化することができる。繊維化すべき材料は、好ましくはソーダ石灰シリカボレートタイプのガラス組成物である。それは、特に以下の成分を含む組成を、以下の境界値により画定される質量含有率で示すことができる:
SiO 35〜80%、
Al 0〜30%、
CaO+MgO 2〜35%、
NaO+KO 0〜20%、
概して、SiO+Alは、50〜80重量%に及ぶ範囲内にあること、及びNaO+KO+Bは、5〜30重量%に及ぶ範囲内にあることが理解される。
繊維化すべき材料は、特に次の組成のうちの1つを示すことができる:
SiO 50〜75%、
Al 0〜8%、
CaO+MgO 2〜20%、
Fe 0〜3%、
NaO+KO 12〜20%、
2〜10%。
繊維化すべき材料は、純粋な成分から作製することができるが、繊維化すべき材料は、異なる不純物を導入する天然の出発材料の混合物を溶融させることにより概して得られる。
主にミネラルウールの製造に関して本発明を記載してきたが、本発明は、概して加熱炉、ブッシング若しくは供給部材、又は接続具を作製するため、特にテキスタイルガラスの糸、包装ガラス及びこれと同等のものの製造のため、ガラス産業に適用することができる。
ガラス産業以外では、本発明は、酸化環境及び/又は腐食環境において、特に高い温度で、物品が高い機械的強度を示す必要がある場合に、非常に広範な種類の物品の製造に適用することができる。
以下の実施例は、本発明の利点を示している。実施例は、本発明による組成物又は本発明による繊維化スピナーを採用するための条件を限定するものではない。
表1に示している組成物I1、I2(本発明による)及びC1(仏国特許第2675818号明細書による)の溶融装入物を、不活性雰囲気(特にアルゴン)下での誘導溶融技術により作製し、次いで、この溶融装入物を砂型中での単純なキャスティングにより成形した。合金中の各々の元素の質量含有率に関する比率を、表1に示す。100%までの残部は、ニッケル及び不可避的不純物から成っている。
キャスティングに続いて、二次炭化物の析出物のための熱処理を865℃で12時間行い、空気中で周囲温度まで冷却して仕上げる。
この方法では、150×100×25mmのインゴットを製造した。
次いで、合金I1、I2及びC1の耐クリープ性、耐酸化性及び耐食性の性能を評価した。
耐クリープ性を、直径3.0mm、全長60.0mm、及び目印間距離20.0mmを有する円筒状の試験片でのクリープ引張試験により測定した。この試験を、1000℃(スピナーの通常の操作温度)及び1050℃で、31MPa(スピナーの通常の応力に相当する)、63MPa(スピナーの極度の応力に相当する)及び100MPaの荷重の下で実施した。表2は、単位「時間」での時間(t)、及び割合としての破断前の伸長(E)を示している。
耐酸化性は、一方では、合金の酸化反応速度に依存し、他方では、合金の表面に作られている酸化層の密着の質に依存する。というのは、合金の表面への酸化層の良好ではない密着は、合金の酸化を促進する:酸化層がはがれると、酸化されていない合金の表面が次いで空気の酸素に直接的に暴露され、このことは、新たな酸化層が作られることをもたらし、次々とはがれることができるので、それによって、酸化が伝播する。対照的に、酸化層が合金の表面に密着したままである場合には、この酸化層がバリアを作り、このバリアが酸化の進行を制限し、実際には停止させる。mg.cm−2.h−1/2で表記する酸化速度定数を、空気の流れの下で、微量天秤を備えた加熱炉中で1000℃で50時間設置されたサンプルの、酸化によりもたらされる重量の上昇を観察することにより算出した。酸化層の密着の質を評価するため、個々のるつぼに収納したサンプルを、加熱炉中に1000℃で空気の流れの下で5、10、24、36及び50時間の間それぞれ設置した。るつぼの底部での粉末の存在は、酸化層の脱離を示している。表2は、各々のサンプルについてのるつぼで見られた粉末の量を示している(◎:粉末が存在しない;○:粉末がほとんどない;×:粉末が多い)。粉末の量が多くなればなるほど、酸化層の密着性は低くなる。
耐食性の試験を、3つの電極のアセンブリを用いて実施する。これらの電極を、溶融ガラスを含んでいるロジウム/白金るつぼに浸す。ロジウム/白金るつぼは、対電極として用いる。比較の電極は、慣習的に、空気供給安定化ジルコニア電極である。評価すべき合金の円筒状のサンプルを、予め空気中で1000℃で2時間酸化させ、これをジルコニアセメントでアルミナシースに接着させて、作用電極を作った。合金の表面でガラスの摩擦力を生じさせるため、作用電極を構成しているサンプルを回転軸に取り付け、そして1000℃で溶融ガラスに浸した(重量含有率としての組成は以下のとおりである:SiO 65.6;Al 1.7;NaO 16.4;KO 0.7;CaO 7.4;MgO 3.1;B 4.8)。ガラスによる腐食に対する合金の耐性を、分極抵抗(Rp)を測定することにより評価する。腐食電位(E)を測定するため、作用電極と対電極との間に電流を印加せず、作用電極と比較の電極との間で測定した電位は、所与の温度での金属/ガラスのペアの電位差である。この熱力学的な情報は、試験した金属の腐食反応及び不動態化性質を決定することを可能とする。分極抵抗(Rp)の測定値は、この電位Eの付近で電位を周期的に変位させて、得られた電流密度の変化を測定することにより得られる。この範囲にわたって測定した電流/電位曲線の傾きは、Rpに対して反比例である。Rp(オーム.cm2で表記している)が大きくなればなるほど、腐食することとなる材料はより大きな耐性を有し、劣化の速度は、Rpに対して反比例である。それによれば、Rpの測定は、少なくとも相対的に、合金の腐食の速度を評価することを可能とする。結果は、図1に示している。
表2及び図1に与えたデータを比較すると、本発明による合金I1及びI2については、合金C1に対して有意に向上した耐クリープ性及び耐酸化性、並びに合金C1の耐食性と実質的に同等の耐食性が観察される。チタンを含有していない合金I1は更に、耐酸化性に関して合金I2よりも有意に良好な挙動を示している。

Claims (13)

  1. 合金であって、以下の元素を含有していることを特徴とする、合金、ここで、比率は、前記合金のうちの重量含有率として示している:
    Cr 20〜35%
    Fe 10〜25%
    W 2〜10%
    Nb 0.5〜2.5%
    Ti 0〜1%
    C 0.2〜1.2%
    Co 5%未満
    Si 0.9%未満
    Mn 0.9%未満
    残部は、ニッケル及び不可避的不純物から成っている。
  2. 0.5重量%未満のTi、好ましくは0.4重量%未満のTiを含有していることを特徴とする、請求項1に記載の合金。
  3. 不可避的不純物の形態以外のチタンを含有していないことを特徴とする、請求項1又は2に記載の合金。
  4. 0.7重量%〜1重量%の炭素を含有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の合金。
  5. (Nb+Ti)/C比が1〜2、好ましくは1.5〜2であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の合金。
  6. 22〜30重量%のクロム、好ましくは23〜28重量%のクロムを含有していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の合金。
  7. 15〜20重量%の鉄を含有していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の合金。
  8. 0.5〜2.0重量%、好ましくは0.7〜1.7重量%のニオブを含有していることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の合金。
  9. 3〜9重量%のタングステン、好ましくは3〜6重量%のタングステンを含有していることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の合金。
  10. 3重量%未満のコバルト、好ましくは1重量%未満のコバルトを含有していることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の合金。
  11. 特に鋳造技術によって作られている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の合金製のミネラルウール製造用物品。
  12. 特に鋳造技術によって作られている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の合金製のミネラルウール製造用繊維化スピナー。
  13. 内部遠心法によるミネラルウールの製造方法であって、溶融させた無機材料の流れを、周囲バンドが多数の開口部により貫通されている請求項12に記載の繊維化スピナーへと注ぎ込み、前記開口部を通して、溶融させた無機材料のフィラメントを抜き出し、次いで、溶融させた無機材料のフィラメントをガスの作用の下で引っ張ってウールを与え、ここで前記スピナーにおける前記無機材料の温度が、少なくとも1000℃である、方法。
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