本願の実施例は、通信分野に関し、具体的に、データ伝送方法、端末デバイス及びネットワークデバイスに関する。
長期進化(LTE:Long Term Evolution)システムにおいて多くのデータチャネルは、スケジューリングに基づくデータ伝送方式を採用している。端末デバイスがネットワークデバイスにリソースを要求してから新しい上りデータが発生し又は端末デバイスの報告したデータ量が伝送するものである場合、報告しないデータがリアルタイムに伝送されない可能性があり、このデータの伝送遅延を増大させ、システムの伝送性能を低下させる。
これに対し、本願の実施例は、システムの伝送性能を向上させることができるデータ伝送方法、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供する。
第1形態は、データ伝送方法を提供し、当該方法は、端末デバイスがネットワークデバイスに第1制御シグナリングを送信することと、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスにより送信された第2制御シグナリングを受信することと、前記端末デバイスが第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて前記第1上りデータを伝送することと、前記端末デバイスは、キャッシュされた第2上りデータがあり場合、前記予備上りリソースにおいて前記ネットワークデバイスに前記第2上りデータを送信することとを含み、前記第1制御シグナリングは、前記ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、前記端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように示し、前記第2制御シグナリングは、前記第1上りデータに割り当てる上りリソース及び前記予備上りリソースを示し、前記第2上りデータが前記第1上りデータの以外の上りデータである。
端末デバイスに特別の上りリソースを割り当てることで、端末デバイスにキャッシュされ送信されないデータをリアルタイムに伝送して、システムの伝送性能を向上させる。
端末デバイスは、第1制御シグナリングにおいて特別の情報を利用して予備上りリソースの要否を示す必要がなく、つまり、ネットワークデバイスは、端末デバイスからの第1制御シグナリングに上りリソースの要求がある場合、端末デバイスに予備上りリソースを自発に割り当て、端末デバイスがネットワークデバイスに予備リソースを要求する情報を別に送信しても良く、つまり、必ずキャッシュデータがある場合に予備リソースを要求することではなく、予備リソースを先に要求し、次に、キャッシュされたデータがあるかどうかを確認し、データがある場合、予備リソースを利用して伝送する。
実現可能な方式において、前記第2上りデータは、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第2情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示する。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、第1情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第1制御シグナリングの伝送フォーマットは、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示する。
伝送フォーマットは、第1制御シグナリングのビット数、又は第1制御シグナリングに含まれる内容等であっても良い。
実現可能な方式において、当該第1制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR:scheduling request)又はバッファー状態レポート(BSR:buffer status report)であっても良い。当該SRは、複数のビットを含み、あるビットを利用してネットワークデバイスに予備上りデータの要求を通知する。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、前記端末デバイスの所望の前記予備リソースの大きさ情報を含む。
選択可能で、予備リソースの位置が端末デバイスにより提案されたものであり、ネットワークデバイスが端末デバイスの要求された大きさ及び/又は位置に応じて端末デバイスに当該予備リソースを割り当てる。また、ネットワークデバイスが端末デバイスの要求された大きさ及び/又は位置を考えなく端末デバイスに割り当てる予備リソースを自分に決定しても良い。
実現可能な方式において、前記方法は、さらに、前記端末デバイスが、前記第1上りデータの以外の上りデータをキャッシュしない場合、前記ネットワークデバイスに第3情報を送信することを含み、前記第3情報は、前記予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを前記ネットワークデバイスに指示する。
選択可能で、端末デバイスがネットワークデバイスに第3情報を送信しなく、ネットワークデバイスが予備リソースにおいて上りデータ伝送を監視し、データ伝送がある場合に受信を行い、データ伝送がない場合に受信しなくても良い。
実現可能な方式において、前記第3情報は、メディアアクセス制御(MAC:Medium Access Control)層シグナリング又は物理層シグナリングに搬送される。
選択可能で、当該第3情報は、データチャネルでネットワークデバイスにMACシグナリングを送信し、又は、物理制御チャネルでネットワークデバイスに物理層シグナリングを送信しても良い。
第2形態は、データ伝送方法を提供し、当該方法は、ネットワークデバイスが端末デバイスにより送信された第1制御シグナリングを受信することと、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第2制御シグナリングを送信することと、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて前記第1上りデータを受信することとを含み、前記第1制御シグナリングは、前記ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、前記端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように示し、前記第2制御シグナリングは、前記第1上りデータに割り当てる上りリソース及び前記予備上りリソースを示す。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第2情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示し、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスが前記第1情報に基づいて、前記第1上りデータに上りリソースを割り当てると確定することと、前記ネットワークデバイスが前記第2情報に基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てると確定することとを含む。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、第1情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスが前記第1情報に基づいて、前記第1上りデータに上りリソースを割り当てると確定することと、前記ネットワークデバイスが前記第1制御シグナリングの伝送フォーマットに基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てると確定することとを含む。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、スケジューリング要求SR又はバッファー状態レポートBSRである。
実現可能な方式において、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てることを含む。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングが前記端末デバイスの所望の前記予備リソースの大きさ情報を含み、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てることは、前記ネットワークデバイスが前記大きさ情報に基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てることを含む。
実現可能な方式において、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスが前記予備上りリソースにおいて前記端末デバイスが上りデータを伝送するかどうかを監視することと、上りデータの伝送を検出した場合、前記ネットワークデバイスが前記予備上りリソースにおいて第2上りデータを受信することとを含み、前記第2上りデータが前記第1上りデータの以外の上りデータである。
実現可能な方式において、前記第2上りデータは、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
実現可能な方式において、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスにより送信された第3情報を受信することを含み、前記第3情報は、前記予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを示す。
実現可能な方式において、前記第3情報は、メディアアクセス制御MAC層シグナリング又は物理層シグナリングに搬送される。
第3形態は、上記の第1形態又は第1形態の実現可能な方式の方法を実行するための端末デバイスを提供する。具体的に、当該端末デバイスは、上記の第1形態又は第1形態の実現可能な方式の方法を実行するためのユニットを含む。
第4形態は、上記の第2形態又は第2形態の実現可能な方式の方法を実行するためのネットワークデバイスを提供する。具体的に、当該ネットワークデバイスは、上記の第2形態又は第2形態の実現可能な方式の方法を実行するためのユニットを含む。
第5形態は、メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースを含む端末デバイスを提供する。ここで、メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースは、バスシステムで接続される。当該メモリは命令を記憶し、当該プロセッサは、当該メモリに記憶された命令を実行して、上記の第1形態又は第1形態の実現可能な方式の方法を実行する。
第6形態は、メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースを含むネットワークデバイスを提供する。ここで、メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースは、バスシステムで接続される。当該メモリは命令を記憶し、当該プロセッサは、当該メモリに記憶された命令を実行して、上記の第2形態又は第2形態の実現可能な方式の方法を実行する。
第7形態は、上記の第1形態又は第1形態の実現可能な方式の方法、又は上記の第2形態又は第2形態の実現可能な方式の方法を実現するためのコンピュータソフトウェア命令を記憶するコンピュータ記憶媒体を提供し、上記の形態を実行するためのプログラムを含む。
本願の上記の形態又は他の形態は、以下の実施例により分かりやすくなる。
本願の実施例の1つの応用シーンの模式図である。
スケジューリングに基づく上りデータ伝送方式の模式図である。
本願の実施例におけるデータ伝送方法のブロック図である。
本願の実施例におけるデータ伝送方法の他のブロック図である。
本願の実施例におけるデータ伝送のための端末デバイスのブロック図である。
本願の実施例におけるデータ伝送のためのネットワークデバイスのブロック図である。
本願の実施例におけるデータ伝送のための端末デバイスの他のブロック図である。
本願の実施例におけるデータ伝送のためのネットワークデバイスの他のブロック図である。
以下、図面を基づいて、本発明の実施例に係る技術案を説明する。
なお、本発明の実施例における技術的解決策は様々な通信システム、例えばグローバル移動体通信(GSM:Global System of Mobile Communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)汎用パケット無線サービス(GPRS:Genera1 Packet Radio Service)システム、長期進化型(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時間分割複信(TDD:Time Division Duplex)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、未来の5Gシステムなどに応用されることができる。
特に、本願の実施例に係る技術案は、非直交マルチアクセス技術基づく各種の通信システム、例えば、スパースコード多重アクセス(SCMA:Sparse Code Multiple Access)システム、低密度サイン(LDS:Low Density Signature)システム等に応用され、勿論、SCMAシステム及びLDSシステムは、通信分野で他の名称と言われても良く、さらに、本願の実施例に係る技術案は、非直交マルチアクセス技術によるマルチキャリア伝送システム、例えば、非直交マルチアクセス技術による直交周波数分割多重化(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、フィルターバンクマルチキャリア(FBMC:Filter Bank Multi−Carrier)、一般的な周波数分割多重化(GFDM:Generalized Frequency Division Multiplexing)、フィルタ直交周波数分割多重化(F−OFDM:Filtered−OFDM)システム等にも応用される。
本願の実施例において、端末デバイスは、ユーザデバイス(UE:User Equipment)、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、移動台、リモート局、リモート端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント又はユーザ装置であってもよい。アクセス端末は、携帯電話、移動電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)局、PDA(Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えるハンドヘルド機器、コンピューティング装置、無線モデムに接続される他の処理デバイス、車載機器、ウェアラブル機器、未来の5Gネットワークの端末デバイス又は未来のPLMN(Public Land Mobile Network)ネットワーク内の端末デバイス等であってもよい。本願はこれに限定しない。
本願の実施例におけるネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するデバイスである。当該ネットワークデバイスは、GSM又はCDMAの基地局(BTS:Base Transceiver Station)、WCDMAシステムの基地局(NB:NodeB)、LTEシステムの進化型基地局(Evolutional NodeB、eNB又はeNodeB)、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)のワイヤレスコントローラー、中継局、アクセスポイント、車載機器、又はウェアラブル機器、未来の5Gネットワークのネットワーク側のデバイス、又は未来の進化したPLMNのネットワークデバイスであっても良い。本願はこれに限定しない。
図1は本願の実施例の応用シーンの模式図を示す。図1の通信システムは、端末デバイス10及びネットワークデバイス20を含む。ネットワークデバイス20が端末デバイス10に通信サービス及びコアネットワークへのアクセスを提供し、端末デバイス10は、ネットワークデバイス20からの同期信号、ブロードキャスト信号等を検索してネットワークにアクセスし、ネットワークと通信する。図1に示す矢印は、端末デバイス10とネットワークデバイス20とのセルラーリンクで上り/下り伝送を行うことを示す。
分かりやすくなるために、図2に基づいて、スケジューリングに基づく上りデータ伝送方式100を説明する。図2に示すように、当該方法100は、S110〜S140を含む。
S110において、端末デバイスは、スケジューリング要求(SR:scheduling request)を行い、端末に伝送しようとするデータがあることをネットワークデバイスに通知する。
S120において、ネットワークデバイスは、端末デバイスからのスケジューリング要求に応じて、対応する物理下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)において下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)を送信し、これに上りリソース許可が含まれる。
S130において、端末デバイスは、ネットワークデバイスからの上りリソース許可に応じて、対応する上りリソースにおいて上りデータを伝送し、ここで、端末デバイスのバッファーにデータが残る場合、当該データチャネルにおいてバッファー状態情報(BSR:buffer status report)も伝送する。
S140において、ネットワークデバイスは、BSRに基づいて、上りリソース許可を再度に行います。そして、端末がその要求を送信しないまでこれを繰り返す。
具体的に、端末デバイスがあるイベントが発生し、通常、上りに送信しようとするデータが発生してキャッシュ領域に置き、この場合、これらのデータのために上りリソースを要求して送信する必要がある。SR制御チャネルでスケジューリング要求を送信し、又は物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)を利用してもよく、この場合、競争方式でスケジューリング要求を送信し、ネットワークデバイスは、スケジューリングルールに従って、都合が良い場合、いくつかのリソースを割り当てBSR情報の送信に使用し、上りリソース許可で端末デバイスに通知し、端末デバイスは、BSRを送信して対応する論理チャネルセットにおいてどのぐらいのデータが送信するかをネットワークデバイスに通知し、上りスケジューリングは、ベアラではなく論理チャネルセットに対するものであり、そして、ネットワークデバイスは、端末デバイスが要求するリソースの状況に応じて、対応するリソースを割り当て、上りリソース許可で端末デバイスに通知し、端末デバイスは、自分の論理チャネルにおいて一定の優先順位に従って上りデータを送信する。
一般的に、端末デバイスが要求するリソースの大きさは、端末デバイスがネットワークデバイスに通知したデータ量のみを伝送することができ、実際に、ある部分のデータが端末デバイスにキャッシュされ、ネットワークデバイスが知らない。そして、この部分のデータの量が次回に報告し、ネットワークデバイスがこの部分のデータ量のデータにリソースを再度に割り当て、この場合、この部分のデータがリアルタイムに伝送されなく、その遅延を増大させ、特に、低遅延のサービスに対し、伝送性能を低下させる。
図3は本願の実施例におけるデータ伝送方法200のブロック図を示す。図3に示すように、当該方法200は、S210〜S240を含む。
S210において、端末デバイスがネットワークデバイスに第1制御シグナリングを送信し、当該第1制御シグナリングは、当該ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、当該端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように要求する。
S220において、当該端末デバイスは、当該ネットワークデバイスからの第2制御シグナリングを受信し、当該第2制御シグナリングは、当該第1上りデータに割り当てる上りリソース及び当該予備上りリソースを示す。
S230において、当該端末デバイスは、当該第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて当該第1上りデータを伝送する。
S240において、当該端末デバイスにキャッシュされた第2上りデータがある場合、当該予備上りリソースにおいて当該ネットワークデバイスに当該第2上りデータを送信し、当該第2上りデータは、当該第1上りデータの以外の上りデータである。
具体的に、端末デバイスは、データを送信する必要がある場合、通常、ネットワークデバイスに上りリソースを請求し、例えば、物理上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)でネットワークデバイスにSRを送信し、ネットワークデバイスは、PUCCHにおいて端末デバイスからのSR送信を監視する。端末デバイスは、ネットワークデバイスからの上りデータにリソースを割り当て、さらに、報告する上りデータにリソース、即ち、本願の実施例における予備上りリソースを割り当て、さらに、ネットワークデバイスは、報告する上りデータに割り当てる上りリソースを端末デバイスに通知し、また、報告しない上りデータに割り当てる予備上りリソースを端末デバイスに通知することで、端末デバイスは、報告するデータに割り当てる上りリソースを利用して報告するデータを伝送し、報告する上りデータ以外のデータが端末デバイスにキャッシュされた場合、当該予備上りリソースを利用して報告しない上りデータをネットワークデバイスに送信する。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送方法は、システムの伝送性能を向上させることができる。
端末デバイスに割り当てる予備上りリソースを示すための情報は、ネットワークデバイスに別に送信しても良い。例えば、端末デバイスは、送信しようとするデータがなくても、自分の状態によって当該予備上りリソースをネットワークデバイスに要求し、送信する上りデータが一旦にある場合、要求する予備上りリソースを利用してデータを伝送し、本願の実施例は、伝送しようとするデータが必ずある場合に限定しない。
選択可能で、本願の実施例において、当該第2上りデータは、当該端末デバイスが当該ネットワークデバイスに当該第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、当該第2上りデータは、当該端末デバイスが当該ネットワークデバイスに当該第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
なお、当該予備上りリソースは、端末デバイスがネットワークデバイスに第1制御シグナリングを送信する前に報告しないデータを伝送してもよいし、端末デバイスがネットワークデバイスに第1制御シグナリングを送信した後のデータを伝送してもよい。例えば、端末デバイスにデータ1及びデータ2が到達し、端末デバイスは、データ1のみをネットワークデバイスに報告するが、ネットワークデバイスにより割り当てる予備上りリソースにおいてデータ2を伝送してもよい。端末デバイスにデータ1が到達し、端末デバイスは、ネットワークデバイスにデータ1を報告した後、データ3も端末デバイスに到達し、この場合、端末デバイスは、同様に、当該予備上りリソースを利用してデータ3を伝送してもよい。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、当該第1情報は、当該ネットワークデバイスが当該第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、当該第2情報は、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てるように指示する。例えば、当該第1情報は1bitであり、上りリソースが必要ではないことを「0」で示し、上りリソースが必要であることを「1」で示す。当該第2情報は1bitである場合、当該予備上りリソースの割り当てることが必要ではないことを「0」で示し、端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てることを「1」で示す。なお、いくつかのビットを利用して当該予備上りリソースの割り当ての要否又は上りリソースの要否を示すことは、予め設定されたものであってもよい。ネットワークデバイスと端末デバイスとは、第1制御シグナリング内のどのビットを第1情報とし、どのビットを第2情報とするかを予め約束してもよい。例えば、第1制御シグナリングが5bitである場合、前の3つのbitを第1情報とし、次の2つのbitを第2情報としてもよい。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは第1情報を含み、当該第1情報は、当該ネットワークデバイスが当該第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、当該第1制御シグナリングの伝送フォーマットは、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てるように指示する。第1制御シグナリングの伝送フォーマットを利用して、端末デバイスがネットワークデバイスから、それに当該予備上りリソースを割り当てる必要があるかどうかを示す。当該伝送フォーマットは、制御シグナリングのビット数、制御シグナリングに含まれる内容等であってもよい。例えば、ある固定のビット数である第1制御シグナリングは、端末デバイスが当該予備上りリソースを要することを示す。具体的に、ネットワークデバイスと端末デバイスとが予め約束し、ネットワークデバイスが5ビットの当該第1制御シグナリングを受信する場合に、ネットワークデバイスによりが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てる。なお、第1制御シグナリングは、他の伝送フォーマット、例えば、3ビット又は他の方式であってもよい。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは、スケジューリング要求SR又はバッファー状態レポートBSRである。
一般的に、ネットワークデバイスが各端末デバイスに1つの専用のSRリソースを割り当てSRを送信し、当該SRリソースは、周期的なものであり、n個のサブフレームに1回に出現する。端末デバイスは、上りデータを伝送するための上りリソースの要否をSRを介してネットワークデバイスに通知し、ネットワークデバイスは、SRを受信した後、少なくともBSRを送信するためのリソースを端末デバイスに割り当てる。
なお、端末デバイスがSRを介してネットワークデバイスに上りリソースを要求する場合、一般的に、送信する必要がある上りデータの有無のみを示すが、どのぐらいの上りデータを送信する必要があるかを示さない。端末デバイスは、その上りbufferのうちのどのぐらいのデータを送信する必要があるかをBSRを介してネットワークデバイスに通知し、この場合、ネットワークデバイスがどのぐらいの上りリソースを当該端末デバイスに割り当てるかを決定する。つまり、端末デバイスは、少なくとも一部の論理チャネルのバッファー状態をネットワークデバイスに知らせる必要がある。具体的に、以下のイベントが発生した場合、BSR報告をトリガーする。1、端末デバイスの上りデータbufferが空き、且つ新しいデータが到達し、例えば、端末デバイスが上りデータを最初に送信する。当該BSRを「Regular BSR」と呼び、高優先度のデータが到達し、端末デバイスが1つのBSRを送信し上り認証を待つ場合、この時、より高い優先度のデータを伝送する必要がある場合、端末デバイスは、BSR報告をトリガーする。当該BSRを「Regular BSR」と呼び、端末デバイスがネットワークデバイスに自分のbuffer状態を更新し、ネットワークデバイスが端末デバイスに1つのtimerを配置し、当該timerがタイムアウトする場合、端末デバイスがBSR報告をトリガーする。当該BSRを「Periodic BSR」と呼び、4、ネットワークデバイスが端末デバイスに1つのtimerを配置し、当該timerがタイムアウトし且つUEの任意の1つの論理チャネルがデータ送信可能である場合、BSRをトリガーする。当該BSRを「Regular BSR」と呼ぶ。上記のいずれかのイベントが発生する場合、端末デバイスがネットワークデバイスにBSRを送信する必要がある。
なお、ここのSR又はBSRが従来のSR又はBSRと異なり、ここのSRは、1つのビットだけではなく、複数のビットを有してもよく、例えば、SRに2bitを利用して少なくとも一部の論理チャネルのバッファー状態を示す。ここのBSRは、少なくとも1つのbitを含み、ネットワークデバイスにより端末デバイスに予備上りリソースを割り当てる必要があるかを示す。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは、端末デバイスにより提案する当該予備上りリソースの大きさ情報を含む。ネットワークデバイスは、端末デバイスにより提案する大きさに基づいて、当該予備上りリソースを割り当てもよいし、端末デバイスにより提案する大きさを採用しなく、当該上りリソースの大きさ、位置を自分に決定してもよい。
選択可能で、本願の実施例において、当該端末デバイスに当該第1上りデータの以外の上りデータがキャッシュされない場合、当該端末デバイスは、当該ネットワークデバイスに第3情報を送信し、当該第3情報は、当該予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを当該ネットワークデバイスに指示する。
以上のように、ネットワークデバイスに報告しない上りデータが端末デバイスにある場合、ネットワークデバイスが当該予備上りリソースを利用してこの部分の上りデータを伝送することができる。同様、ネットワークデバイスに報告しない上りデータが端末デバイスにない場合、当該予備上りリソースを使用しなくてもよい。さらに、端末デバイスは、当該予備上りリソースにおいてデータを伝送しないため監視しなくてもよいことを端末デバイスに通知してもよい。ネットワークデバイスは、端末デバイスからの通知を要らなく、データ伝送の有無を自分に監視してもよい。具体的に、端末デバイスは、物理チャネル又はメディアアクセス制御(MAC:Medium Access Control)層のデータチャネルを利用して、予備上りリソースにおいてデータを伝送しないことをネットワークデバイスに通知してもよい。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送方法は、報告する上りデータに上りリソースを割り当てるとともに、報告しない上りデータにも予備上りリソースを割り当てることで、報告しないデータがあっても、これをリアルタイムに伝送することができ、このデータによる遅延を引き起こさなく、システムの伝送性能を向上させることができる。
図4は本願の実施例におけるデータ伝送方法300のブロック図を示す。図4に示すように、当該方法300は、S310〜S330を含む。
S310において、ネットワークデバイスが端末デバイスにより送信された第1制御シグナリングを受信し、当該第1制御シグナリングは、当該ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、当該端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように指示する。
S320において、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに第2制御シグナリングを送信し、当該第2制御シグナリングは、当該第1上りデータに割り当てる上りリソース及び当該予備上りリソースを示す。
S330において、当該ネットワークデバイスは、当該第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて当該第1上りデータを受信する。
具体的に、ネットワークデバイスが第1制御シグナリング、例えばBSRを受信する場合、ネットワークデバイスは、従来のように報告するデータに上りリソースを割り当てるとともに、端末デバイスに予備上りリソースを割り当て、さらに、正常に割り当てる上りリソースと一緒に端末デバイスに送信し、端末デバイスは、当該予備上りリソースを利用して報告しないデータを伝送することができる。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送方法は、システムの伝送性能を向上させることができる。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、当該第1情報は、当該ネットワークデバイスが当該第1上りデータにりリソースを割り当てるように指示し、当該第2情報は、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てるように指示し、当該方法は、さらに、当該ネットワークデバイスが当該第1情報に基づいて、当該第1上りデータに割り当てる上りリソースを確定し、当該ネットワークデバイスが当該第2情報に基づいて、当該端末デバイスに割り当てる当該予備上りリソースを確定することを含む。
例えば、上りリソースが必要ではないことを「0」で示し、上りリソースが必要であることを「1」で示す。当該第2情報は1bitである場合、当該予備上りリソースの割り当てることは必要ではないことを「0」で示し、端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てることを「1」で示す。ネットワークデバイスは、当該第1制御シグナリング内の第1情報が1、第2情報が1であると解析する場合、正常のリソース及び予備リソースを端末デバイスに割り当てる必要がある。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングが第1情報を含み、当該第1情報は、当該ネットワークデバイスが当該第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、当該方法は、さらに、当該ネットワークデバイスが当該第1情報に基づいて、当該第1上りデータに上りリソースを割り当てると確定し、当該ネットワークデバイスが当該第1制御シグナリングの伝送フォーマットに基づいて、当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てると確定することを含む。
当該伝送フォーマットは、制御シグナリングのビット数、制御シグナリングの内容であってもよい。同様、端末デバイスとネットワークデバイスとは、第1制御シグナリングのビット数が5である場合に予備上りリソースが必要であると約定しており、そして、ネットワークデバイスは、端末デバイスからの第1制御シグナリングが5つのビットであると解析する場合、端末デバイスに予備上りリソースを割り当てると確定する。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは、スケジューリング要求SR又はバッファー状態レポートBSRである。
なお、ここのSR又はBSRが従来のSR又はBSRと異なり、ここのSRは、1つのビットのみではなく、複数のビットを有してもよく、例えば、SRに2bitを利用して少なくとも一部の論理チャネルのバッファー状態を示す。ここのBSRは、少なくとも1つのbitを含み、ネットワークデバイスにより端末デバイスに予備上りリソースを割り当てる必要があるかを示す。
選択可能で、本願の実施例において、当該方法は、さらに、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てることを含む。さらに、当該第1制御シグナリングは、当該端末デバイスの所望の当該予備リソースの大きさ情報を含み、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てることは、当該ネットワークデバイスが当該大きさ情報に基づいて、当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てることを含む。
選択可能で、本願の実施例において、当該ネットワークデバイスが当該予備上りリソースにおいて当該端末デバイスの上りデータ伝送の有無を監視し、上りデータの伝送を検出した場合、当該ネットワークデバイスが当該予備上りリソースにおいて第2上りデータを受信し、当該第2上りデータは、当該第1上りデータの以外の上りデータである。
以上のように、当該第2上りデータは、当該端末デバイスが当該ネットワークデバイスに当該第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、当該第2上りデータは、当該端末デバイスが当該ネットワークデバイスに当該第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
選択可能で、本願の実施例において、当該方法は、さらに、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスからの第3情報を受信することを含み、当該第3情報は、当該予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを示す。
選択可能で、本願の実施例において、当該第3情報は、メディアアクセス制御MAC層シグナリング又は物理層シグナリングに搬送される。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送方法は、報告する上りデータに上りリソースを割り当てるとともに、報告しない上りデータにも予備上りリソースを割り当てることで、報告しないデータがあっても、これをリアルタイムに伝送することができ、このデータによる遅延を引き起こさなく、システムの伝送性能を向上させることができる。
なお、ネットワークデバイス側に記載される特性、機能等は、端末デバイスの特性、機能等に対応する。つまり、端末デバイスがネットワークデバイスにどの情報を送信し、ネットワークデバイスがそのような情報を受信する。簡潔のため、ここで説明を省略する。
なお、本発明の各実施例において、上記各過程の番号が実行順番の前後を意味しなく、各過程の実行順番は、その機能及び組み込み論理に決定され、本発明の実施例の実行過程を限定しない。
図5は本願の実施例におけるデータ伝送のための端末デバイス400のブロック図を示す。図5に示すように、当該端末デバイス400は、第1送信ユニット410、受信ユニット420及び第2送信ユニット430を含む。
第1送信ユニット410は、ネットワークデバイスに第1制御シグナリングを送信するように構成され、前記第1制御シグナリングは、前記ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、前記端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように指示する。
受信ユニット420は、前記ネットワークデバイスにより送信された第2制御シグナリングを受信するように構成され、前記第2制御シグナリングは、前記第1上りデータに割り当てる上りリソース及び前記予備上りリソースを示す。
第2送信ユニット430は、前記第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて前記第1上りデータを伝送し、さらに、前記端末デバイスが第2上りデータをキャッシュしている場合、前記予備上りリソースにおいて前記ネットワークデバイスに前記第2上りデータを送信するように構成され、前記第2上りデータが前記第1上りデータの以外の上りデータである。
そして、本願の実施例は、システムの伝送性能を向上させることができるデータ伝送のための端末デバイスを提供する。
選択可能で、本願の実施例において、前記第2上りデータは、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第2情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示する。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、第1情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第1制御シグナリングの伝送フォーマットは、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示する。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、スケジューリング要求SR又はバッファー状態レポートBSRである。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、前記端末デバイスの所望の前記予備リソースの大きさ情報を含む。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1送信ユニット410は、さらに、前記端末デバイスが前記第1上りデータの以外の上りデータをキャッシュしない場合、前記ネットワークデバイスに第3情報を送信するように構成され、前記第3情報は、前記予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを前記ネットワークデバイスに指示する。
選択可能で、本願の実施例において、前記第3情報は、メディアアクセス制御MAC層シグナリング又は物理層シグナリングに搬送される。
なお、本願の実施例におけるデータ伝送のための端末デバイス400は、本願の方法の実施例における端末デバイスに対応し、端末デバイス400の各ユニットの操作及び/又は機能は、図3の方法200の端末デバイスのプロセスを実行し、簡潔のため、ここで説明を省略する。
図6は本願の実施例におけるデータ伝送のためのネットワークデバイス500のブロック図を示す。図6に示すように、当該ネットワークデバイス500は、第1受信ユニット510、送信ユニット520及び第2受信ユニット530を含む。
第1受信ユニット510は、端末デバイスにより送信された第1制御シグナリングを受信するように構成され、前記第1制御シグナリングは、前記ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、前記端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように指示する。
送信ユニット520は、前記端末デバイスに第2制御シグナリングを送信するように構成され、前記第2制御シグナリングは、前記第1上りデータに割り当てる上りリソース及び前記予備上りリソースを示す。
第2受信ユニット530は、前記第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて前記第1上りデータを受信するように構成される。
そして、本願の実施例は、システムの伝送性能を向上させることができるデータ伝送のためのネットワークデバイスを提供する。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第2情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示し、前記ネットワークデバイスは、第1確定ユニット540をさらに含み、第1確定ユニット540は、前記第1情報に基づいて、前記第1上りデータに上りリソースを割り当てると確定するように構成され、第2確定ユニット550は、前記第2情報に基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てると確定するように構成される。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、第1情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記ネットワークデバイスは、さらに、第3確定ユニット560を含み、第3確定ユニット560は、前記第1情報に基づいて、前記第1上りデータに上りリソースを割り当てると確定するように構成され、第4確定ユニット570は、前記第1制御シグナリングの伝送フォーマットに基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てると確定するように構成される。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、スケジューリング要求SR又はバッファー状態レポートBSRである。
選択可能で、本願の実施例において、前記ネットワークデバイスは、割当ユニット580を含み、割当ユニット580は、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように構成される。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、前記端末デバイスの所望の前記予備リソースの大きさ情報を含み、前記割当ユニット580は、具体的に、前記大きさ情報に基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように構成される。
選択可能で、本願の実施例において、前記ネットワークデバイスは、監視ユニット590をさらに含み、監視ユニット590は、前記予備上りリソースにおいて前記端末デバイスが上りデータを伝送するかどうかを監視するように構成され、前記送信ユニット520は、さらに、上りデータの伝送を検出した場合、前記予備上りリソースで第2上りデータを受信するように構成され、前記第2上りデータが前記第1上りデータの以外の上りデータである。
選択可能で、本願の実施例において、前記第2上りデータは、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1受信ユニット510は、さらに、前記端末デバイスにより送信された第3情報を受信するように構成され、前記第3情報は、前記予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを示す。
選択可能で、本願の実施例において、前記第3情報は、メディアアクセス制御MAC層シグナリング又は物理層シグナリングに搬送される。
なお、本願の実施例におけるデータ伝送のためのネットワークデバイス500は、本願の方法の実施例におけるネットワークデバイスに対応し、ネットワークデバイス500の各ユニットの操作及び/又は機能は、図4の方法300の端末デバイスのプロセスを実行し、簡潔のため、ここで説明を省略する。
図7に示すように、本願の実施例は、また、データ伝送のための端末デバイス600を提供し、当該端末デバイス600は、図5の端末デバイス400であってもよく、図3の方法100に対応する端末デバイスの内容を実行する。当該端末デバイス600は、入力インタフェース610、出力インタフェース620、プロセッサ630及びメモリ640を含み、当該入力インタフェース610、出力インタフェース620、プロセッサ630及びメモリ640は、バスシステムで接続される。前記メモリ640は、プログラム、命令、コードを記憶する。前記プロセッサ630は、前記メモリ640内のプログラム、命令、コードを実行して、入力インタフェース610が信号を受信し、出力インタフェース620が信号を送信するように制御し、上記の方法の実施例の操作を実現する。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送のための端末デバイスは、システムの伝送性能を向上させることができる。
なお、本発明の実施例において、当該プロセッサ630が中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、専用集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、現場でプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであっても良い。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサー、いかなる通常のプロセッサー等であってもよい。
当該メモリ640は、読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサ630に命令及びデータを提供する。メモリ640は、不揮発性ランダムアクセスメモリを含む。例えば、メモリ640は、デバイスタイプの情報を含む。
実現プロセスにおいて、上記の方法の各ステップは、プロセッサ630のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって実現することができる。本願の実施例を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって実行してもよいし、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールグループとの組合せによって実行してもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラム可能な読取専用メモリ又は電気的消去/プログラマブル可能なメモリ、レジスター等の記憶媒体に存在してもよい。当該記憶媒体がメモリ640に存在し、プロセッサ630がメモリ640の情報を読み取り、そのハードウェアで上記の方法のステップを行う。重複を回避するために、ここで説明を省略する。
具体的な実施形態において、端末デバイス400の受信ユニット420が図7の入力インタフェース610により実現され、端末デバイス400の第1送信ユニット410及び第2送信ユニット430は、図7の出力インタフェース620により実現される。
図8に示すように、本願の実施例は、また、データ伝送のためのネットワークデバイス700を提供し、当該ネットワークデバイス700は、図6のネットワークデバイス500であってもよく、図4の方法300に対応するネットワークデバイスの内容を実行する。当該ネットワークデバイス700は、入力インタフェース710、出力インタフェース720、プロセッサ730及びメモリ740を含み、当該入力インタフェース710、出力インタフェース720、プロセッサ730及びメモリ740は、バスシステムで接続される。前記メモリ740は、プログラム、命令、コードを記憶する。前記プロセッサ730は、前記メモリ740内のプログラム、命令、コードを実行して、入力インタフェース710が信号を受信し、出力インタフェース720が信号を送信するように制御し、上記の方法の実施例の操作を実現する。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送のためのネットワークデバイスは、システムの伝送性能を向上させることができる。
なお、本発明の実施例において、当該プロセッサ730が中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、専用集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、現場でプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであっても良い。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサー、いかなる通常のプロセッサー等であってもよい。
当該メモリ740は、読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサ730に命令及びデータを提供する。メモリ740は、不揮発性ランダムアクセスメモリを含む。例えば、メモリ740は、デバイスタイプの情報を含む。
実現プロセスにおいて、上記の方法の各ステップは、プロセッサ730のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって実現することができる。本願の実施例を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって実行してもよいし、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールグループとの組合せによって実行してもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラム可能な読取専用メモリ又は電気的消去/プログラマブル可能なメモリ、レジスター等の記憶媒体に存在してもよい。当該記憶媒体がメモリ740に存在し、プロセッサ730がメモリ740の情報を読み取り、そのハードウェアで上記の方法のステップを行う。重複を回避するために、ここで説明を省略する
具体的な実施形態において、ネットワークデバイス500の第1確定ユニット540、第2確定ユニット550、第3確定ユニット560、第4確定ユニット570、割当ユニット580及び監視ユニット590は、図8のプロセッサ730により実現され、送信ユニット520が図8の出力インタフェース720により実現され、第1受信ユニット510及び第2受信ユニット530は、図8の入力インタフェース710により実現される。
本願に開示されている実施例に説明されている各例示的なユニット及びアルゴリズムのステップを結合し、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの結合を用いて実現することができることを、当業者であれば理解できる。これらの機能がハードウェアの形式かあるいはソフトウェアの形式で実施するかについては、技術案の特定応用と設計制約によるものである。当業者は、各特定応用に応じて異なる方法を用いて、説明されている機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると見なすべきではない。
当業者は、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程が、上記の方法の実施例に対する過程を参照されると理解され、ここで説明を省略する。
本発明に提供されている幾つかの実施例において、開示されているシステム、装置及び方法は、その他の方式で実現されても良い。例えば、上記に記載されている装置の実施例は単なる例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分け方が、単なるロジック的な機能分けであり、実際、実現する時に他の分け方があっても良く、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを別のシステムへ統合、又は集成しても良く、又は幾つかの技術特徴を省略、又は実施しなくても良い。また、明示され、又は議論されている各構成部分の互いなカップリング、又は直接のカップリング、又は通信接続は、幾つかのインターフェース、装置、又はユニットの間接のカップリング又は通信によって接続されても良く、電気的、機械的、又はその他の形式であっても良い。
上記で分離コンポーネントとして説明したユニットは、物理的に分離されるものであっても良く、そうではないものであっても良い。ユニットとして示されるコンポーネントは物理ユニットであっても良く、そうではないものであっても良い。一箇所に配置されても良く、複数のネットワークユニットに配布しても良い。実際のニーズに応じて、その中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現しても良い。
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合しても良く、各ユニットはそれぞれ単独なユニットとしても良く、二つ又は二つ以上のユニットを一つのユニットに統合しても良い。上記のユニットは、ハードウェアの機能ユニットによって実現してもよいし、ソフトウェアの機能ユニットよって実現してもよい。
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの方式で実現し、しかも独立な製品として販売又は使用する場合、コンピュータ読み取り可能の記憶媒体に記憶しても良い。これによって、本発明の技術案が事実上、言い換えれば先行技術に貢献した部分がソフトウェア製品の形で具現でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パソコン、サーバ、またはネットワーク装置などであっても良い)に本発明の各実施例の全部または一部の前記方法を実行させための複数の命令を含む。上記の記憶媒体は、USBメモリ、移動記憶媒体、読み取り専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、ランダムアクセス記憶装置(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又はコンパクトディスクなどの各種のプログラムコードが記憶できる媒体を含む。
上記に記載されているのは、単なる本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明はそれに限らず、当業者が本発明に開示されている範囲内において、容易に想到し得る変形又は入れ替えは、全て本発明の範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の範囲は、記載されている特許請求の範囲に準じるべきである。
本願の実施例は、通信分野に関し、具体的に、データ伝送方法、端末デバイス及びネットワークデバイスに関する。
長期進化(LTE:Long Term Evolution)システムにおいて多くのデータチャネルは、スケジューリングに基づくデータ伝送方式を採用している。端末デバイスがネットワークデバイスにリソースを要求してから新しい上りデータが発生し又は端末デバイスの報告したデータ量が伝送するものである場合、報告しないデータがリアルタイムに伝送されない可能性があり、このデータの伝送遅延を増大させ、システムの伝送性能を低下させる。
これに対し、本願の実施例は、システムの伝送性能を向上させることができるデータ伝送方法、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供する。
第1形態は、データ伝送方法を提供し、当該方法は、端末デバイスがネットワークデバイスに第1制御シグナリングを送信することと、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスにより送信された第2制御シグナリングを受信することと、前記端末デバイスが第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて前記第1上りデータを伝送することと、前記端末デバイスは、キャッシュされた第2上りデータがあり場合、前記予備上りリソースにおいて前記ネットワークデバイスに前記第2上りデータを送信することとを含み、前記第1制御シグナリングは、前記ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、前記端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように示し、前記第2制御シグナリングは、前記第1上りデータに割り当てる上りリソース及び前記予備上りリソースを示し、前記第2上りデータが前記第1上りデータの以外の上りデータである。
端末デバイスに特別の上りリソースを割り当てることで、端末デバイスにキャッシュされ送信されないデータをリアルタイムに伝送して、システムの伝送性能を向上させる。
端末デバイスは、第1制御シグナリングにおいて特別の情報を利用して予備上りリソースの要否を示す必要がなく、つまり、ネットワークデバイスは、端末デバイスからの第1制御シグナリングに上りリソースの要求がある場合、端末デバイスに予備上りリソースを自発に割り当て、端末デバイスがネットワークデバイスに予備リソースを要求する情報を別に送信しても良く、つまり、必ずキャッシュデータがある場合に予備リソースを要求することではなく、予備リソースを先に要求し、次に、キャッシュされたデータがあるかどうかを確認し、データがある場合、予備リソースを利用して伝送する。
実現可能な方式において、前記第2上りデータは、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第2情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示する。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、第1情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第1制御シグナリングの伝送フォーマットは、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示する。
伝送フォーマットは、第1制御シグナリングのビット数、又は第1制御シグナリングに含まれる内容等であっても良い。
実現可能な方式において、当該第1制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR:scheduling request)又はバッファー状態レポート(BSR:buffer status report)であっても良い。当該SRは、複数のビットを含み、あるビットを利用してネットワークデバイスに予備上りデータの要求を通知する。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、前記端末デバイスの所望の前記予備リソースの大きさ情報を含む。
選択可能で、予備リソースの位置が端末デバイスにより提案されたものであり、ネットワークデバイスが端末デバイスの要求された大きさ及び/又は位置に応じて端末デバイスに当該予備リソースを割り当てる。また、ネットワークデバイスが端末デバイスの要求された大きさ及び/又は位置を考えなく端末デバイスに割り当てる予備リソースを自分に決定しても良い。
実現可能な方式において、前記方法は、さらに、前記端末デバイスが、前記第1上りデータの以外の上りデータをキャッシュしない場合、前記ネットワークデバイスに第3情報を送信することを含み、前記第3情報は、前記予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを前記ネットワークデバイスに指示する。
選択可能で、端末デバイスがネットワークデバイスに第3情報を送信しなく、ネットワークデバイスが予備リソースにおいて上りデータ伝送を監視し、データ伝送がある場合に受信を行い、データ伝送がない場合に受信しなくても良い。
実現可能な方式において、前記第3情報は、メディアアクセス制御(MAC:Medium Access Control)層シグナリング又は物理層シグナリングに搬送される。
選択可能で、当該第3情報は、データチャネルでネットワークデバイスにMACシグナリングを送信し、又は、物理制御チャネルでネットワークデバイスに物理層シグナリングを送信しても良い。
第2形態は、データ伝送方法を提供し、当該方法は、ネットワークデバイスが端末デバイスにより送信された第1制御シグナリングを受信することと、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第2制御シグナリングを送信することと、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて前記第1上りデータを受信することとを含み、前記第1制御シグナリングは、前記ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、前記端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように示し、前記第2制御シグナリングは、前記第1上りデータに割り当てる上りリソース及び前記予備上りリソースを示す。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第2情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示し、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスが前記第1情報に基づいて、前記第1上りデータに上りリソースを割り当てると確定することと、前記ネットワークデバイスが前記第2情報に基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てると確定することとを含む。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、第1情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスが前記第1情報に基づいて、前記第1上りデータに上りリソースを割り当てると確定することと、前記ネットワークデバイスが前記第1制御シグナリングの伝送フォーマットに基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てると確定することとを含む。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングは、スケジューリング要求SR又はバッファー状態レポートBSRである。
実現可能な方式において、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てることを含む。
実現可能な方式において、前記第1制御シグナリングが前記端末デバイスの所望の前記予備リソースの大きさ情報を含み、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てることは、前記ネットワークデバイスが前記大きさ情報に基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てることを含む。
実現可能な方式において、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスが前記予備上りリソースにおいて前記端末デバイスが上りデータを伝送するかどうかを監視することと、上りデータの伝送を検出した場合、前記ネットワークデバイスが前記予備上りリソースにおいて第2上りデータを受信することとを含み、前記第2上りデータが前記第1上りデータの以外の上りデータである。
実現可能な方式において、前記第2上りデータは、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
実現可能な方式において、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスにより送信された第3情報を受信することを含み、前記第3情報は、前記予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを示す。
実現可能な方式において、前記第3情報は、メディアアクセス制御MAC層シグナリング又は物理層シグナリングに搬送される。
第3形態は、上記の第1形態又は第1形態の実現可能な方式の方法を実行するための端末デバイスを提供する。具体的に、当該端末デバイスは、上記の第1形態又は第1形態の実現可能な方式の方法を実行するためのユニットを含む。
第4形態は、上記の第2形態又は第2形態の実現可能な方式の方法を実行するためのネットワークデバイスを提供する。具体的に、当該ネットワークデバイスは、上記の第2形態又は第2形態の実現可能な方式の方法を実行するためのユニットを含む。
第5形態は、メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースを含む端末デバイスを提供する。ここで、メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースは、バスシステムで接続される。当該メモリは命令を記憶し、当該プロセッサは、当該メモリに記憶された命令を実行して、上記の第1形態又は第1形態の実現可能な方式の方法を実行する。
第6形態は、メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースを含むネットワークデバイスを提供する。ここで、メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースは、バスシステムで接続される。当該メモリは命令を記憶し、当該プロセッサは、当該メモリに記憶された命令を実行して、上記の第2形態又は第2形態の実現可能な方式の方法を実行する。
第7形態は、上記の第1形態又は第1形態の実現可能な方式の方法、又は上記の第2形態又は第2形態の実現可能な方式の方法を実現するためのコンピュータソフトウェア命令を記憶するコンピュータ記憶媒体を提供し、上記の形態を実行するためのプログラムを含む。
本願の上記の形態又は他の形態は、以下の実施例により分かりやすくなる。
本願の実施例の1つの応用シーンの模式図である。
スケジューリングに基づく上りデータ伝送方式の模式図である。
本願の実施例におけるデータ伝送方法のブロック図である。
本願の実施例におけるデータ伝送方法の他のブロック図である。
本願の実施例におけるデータ伝送のための端末デバイスのブロック図である。
本願の実施例におけるデータ伝送のためのネットワークデバイスのブロック図である。
本願の実施例におけるデータ伝送のための端末デバイスの他のブロック図である。
本願の実施例におけるデータ伝送のためのネットワークデバイスの他のブロック図である。
以下、図面を基づいて、本発明の実施例に係る技術案を説明する。
なお、本発明の実施例における技術的解決策は様々な通信システム、例えばグローバル移動体通信(GSM:Global System of Mobile Communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)汎用パケット無線サービス(GPRS:Genera1 Packet Radio Service)システム、長期進化型(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時間分割複信(TDD:Time Division Duplex)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、未来の5Gシステムなどに応用されることができる。
特に、本願の実施例に係る技術案は、非直交マルチアクセス技術基づく各種の通信システム、例えば、スパースコード多重アクセス(SCMA:Sparse Code Multiple Access)システム、低密度サイン(LDS:Low Density Signature)システム等に応用され、勿論、SCMAシステム及びLDSシステムは、通信分野で他の名称と言われても良く、さらに、本願の実施例に係る技術案は、非直交マルチアクセス技術によるマルチキャリア伝送システム、例えば、非直交マルチアクセス技術による直交周波数分割多重化(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、フィルターバンクマルチキャリア(FBMC:Filter Bank Multi−Carrier)、一般的な周波数分割多重化(GFDM:Generalized Frequency Division Multiplexing)、フィルタ直交周波数分割多重化(F−OFDM:Filtered−OFDM)システム等にも応用される。
本願の実施例において、端末デバイスは、ユーザデバイス(UE:User Equipment)、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、移動台、リモート局、リモート端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント又はユーザ装置であってもよい。アクセス端末は、携帯電話、移動電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)局、PDA(Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えるハンドヘルド機器、コンピューティング装置、無線モデムに接続される他の処理デバイス、車載機器、ウェアラブル機器、未来の5Gネットワークの端末デバイス又は未来のPLMN(Public Land Mobile Network)ネットワーク内の端末デバイス等であってもよい。本願はこれに限定しない。
本願の実施例におけるネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するデバイスである。当該ネットワークデバイスは、GSM又はCDMAの基地局(BTS:Base Transceiver Station)、WCDMAシステムの基地局(NB:NodeB)、LTEシステムの進化型基地局(Evolutional NodeB、eNB又はeNodeB)、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)のワイヤレスコントローラー、中継局、アクセスポイント、車載機器、又はウェアラブル機器、未来の5Gネットワークのネットワーク側のデバイス、又は未来の進化したPLMNのネットワークデバイスであっても良い。本願はこれに限定しない。
図1は本願の実施例の応用シーンの模式図を示す。図1の通信システムは、端末デバイス10及びネットワークデバイス20を含む。ネットワークデバイス20が端末デバイス10に通信サービス及びコアネットワークへのアクセスを提供し、端末デバイス10は、ネットワークデバイス20からの同期信号、ブロードキャスト信号等を検索してネットワークにアクセスし、ネットワークと通信する。図1に示す矢印は、端末デバイス10とネットワークデバイス20とのセルラーリンクで上り/下り伝送を行うことを示す。
分かりやすくなるために、図2に基づいて、スケジューリングに基づく上りデータ伝送方式100を説明する。図2に示すように、当該方法100は、S110〜S140を含む。
S110において、端末デバイスは、スケジューリング要求(SR:scheduling request)を行い、端末に伝送しようとするデータがあることをネットワークデバイスに通知する。
S120において、ネットワークデバイスは、端末デバイスからのスケジューリング要求に応じて、対応する物理下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)において下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)を送信し、これに上りリソース許可が含まれる。
S130において、端末デバイスは、ネットワークデバイスからの上りリソース許可に応じて、対応する上りリソースにおいて上りデータを伝送し、ここで、端末デバイスのバッファーにデータが残る場合、当該データチャネルにおいてバッファー状態情報(BSR:buffer status report)も伝送する。
S140において、ネットワークデバイスは、BSRに基づいて、上りリソース許可を再度に行います。そして、端末がその要求を送信しないまでこれを繰り返す。
具体的に、端末デバイスがあるイベントが発生し、通常、上りに送信しようとするデータが発生してキャッシュ領域に置き、この場合、これらのデータのために上りリソースを要求して送信する必要がある。SR制御チャネルでスケジューリング要求を送信し、又は物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)を利用してもよく、この場合、競争方式でスケジューリング要求を送信し、ネットワークデバイスは、スケジューリングルールに従って、都合が良い場合、いくつかのリソースを割り当てBSR情報の送信に使用し、上りリソース許可で端末デバイスに通知し、端末デバイスは、BSRを送信して対応する論理チャネルセットにおいてどのぐらいのデータが送信するかをネットワークデバイスに通知し、上りスケジューリングは、ベアラではなく論理チャネルセットに対するものであり、そして、ネットワークデバイスは、端末デバイスが要求するリソースの状況に応じて、対応するリソースを割り当て、上りリソース許可で端末デバイスに通知し、端末デバイスは、自分の論理チャネルにおいて一定の優先順位に従って上りデータを送信する。
一般的に、端末デバイスが要求するリソースの大きさは、端末デバイスがネットワークデバイスに通知したデータ量のみを伝送することができ、実際に、ある部分のデータが端末デバイスにキャッシュされ、ネットワークデバイスが知らない。そして、この部分のデータの量が次回に報告し、ネットワークデバイスがこの部分のデータ量のデータにリソースを再度に割り当て、この場合、この部分のデータがリアルタイムに伝送されなく、その遅延を増大させ、特に、低遅延のサービスに対し、伝送性能を低下させる。
図3は本願の実施例におけるデータ伝送方法200のブロック図を示す。図3に示すように、当該方法200は、S210〜S240を含む。
S210において、端末デバイスがネットワークデバイスに第1制御シグナリングを送信し、当該第1制御シグナリングは、当該ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、当該端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように要求する。
S220において、当該端末デバイスは、当該ネットワークデバイスからの第2制御シグナリングを受信し、当該第2制御シグナリングは、当該第1上りデータに割り当てる上りリソース及び当該予備上りリソースを示す。
S230において、当該端末デバイスは、当該第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて当該第1上りデータを伝送する。
S240において、当該端末デバイスにキャッシュされた第2上りデータがある場合、当該予備上りリソースにおいて当該ネットワークデバイスに当該第2上りデータを送信し、当該第2上りデータは、当該第1上りデータの以外の上りデータである。
具体的に、端末デバイスは、データを送信する必要がある場合、通常、ネットワークデバイスに上りリソースを請求し、例えば、物理上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)でネットワークデバイスにSRを送信し、ネットワークデバイスは、PUCCHにおいて端末デバイスからのSR送信を監視する。端末デバイスは、ネットワークデバイスからの上りデータにリソースを割り当て、さらに、報告する上りデータにリソース、即ち、本願の実施例における予備上りリソースを割り当て、さらに、ネットワークデバイスは、報告する上りデータに割り当てる上りリソースを端末デバイスに通知し、また、報告しない上りデータに割り当てる予備上りリソースを端末デバイスに通知することで、端末デバイスは、報告するデータに割り当てる上りリソースを利用して報告するデータを伝送し、報告する上りデータ以外のデータが端末デバイスにキャッシュされた場合、当該予備上りリソースを利用して報告しない上りデータをネットワークデバイスに送信する。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送方法は、システムの伝送性能を向上させることができる。
端末デバイスに割り当てる予備上りリソースを示すための情報は、ネットワークデバイスに別に送信しても良い。例えば、端末デバイスは、送信しようとするデータがなくても、自分の状態によって当該予備上りリソースをネットワークデバイスに要求し、送信する上りデータが一旦にある場合、要求する予備上りリソースを利用してデータを伝送し、本願の実施例は、伝送しようとするデータが必ずある場合に限定しない。
選択可能で、本願の実施例において、当該第2上りデータは、当該端末デバイスが当該ネットワークデバイスに当該第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、当該第2上りデータは、当該端末デバイスが当該ネットワークデバイスに当該第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
なお、当該予備上りリソースは、端末デバイスがネットワークデバイスに第1制御シグナリングを送信する前に報告しないデータを伝送してもよいし、端末デバイスがネットワークデバイスに第1制御シグナリングを送信した後のデータを伝送してもよい。例えば、端末デバイスにデータ1及びデータ2が到達し、端末デバイスは、データ1のみをネットワークデバイスに報告するが、ネットワークデバイスにより割り当てる予備上りリソースにおいてデータ2を伝送してもよい。端末デバイスにデータ1が到達し、端末デバイスは、ネットワークデバイスにデータ1を報告した後、データ3も端末デバイスに到達し、この場合、端末デバイスは、同様に、当該予備上りリソースを利用してデータ3を伝送してもよい。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、当該第1情報は、当該ネットワークデバイスが当該第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、当該第2情報は、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てるように指示する。例えば、当該第1情報は1bitであり、上りリソースが必要ではないことを「0」で示し、上りリソースが必要であることを「1」で示す。当該第2情報は1bitである場合、当該予備上りリソースの割り当てることが必要ではないことを「0」で示し、端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てることを「1」で示す。なお、いくつかのビットを利用して当該予備上りリソースの割り当ての要否又は上りリソースの要否を示すことは、予め設定されたものであってもよい。ネットワークデバイスと端末デバイスとは、第1制御シグナリング内のどのビットを第1情報とし、どのビットを第2情報とするかを予め約束してもよい。例えば、第1制御シグナリングが5bitである場合、前の3つのbitを第1情報とし、次の2つのbitを第2情報としてもよい。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは第1情報を含み、当該第1情報は、当該ネットワークデバイスが当該第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、当該第1制御シグナリングの伝送フォーマットは、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てるように指示する。第1制御シグナリングの伝送フォーマットを利用して、端末デバイスがネットワークデバイスから、それに当該予備上りリソースを割り当てる必要があるかどうかを示す。当該伝送フォーマットは、制御シグナリングのビット数、制御シグナリングに含まれる内容等であってもよい。例えば、ある固定のビット数である第1制御シグナリングは、端末デバイスが当該予備上りリソースを要することを示す。具体的に、ネットワークデバイスと端末デバイスとが予め約束し、ネットワークデバイスが5ビットの当該第1制御シグナリングを受信する場合に、ネットワークデバイスによりが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てる。なお、第1制御シグナリングは、他の伝送フォーマット、例えば、3ビット又は他の方式であってもよい。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは、スケジューリング要求SR又はバッファー状態レポートBSRである。
一般的に、ネットワークデバイスが各端末デバイスに1つの専用のSRリソースを割り当てSRを送信し、当該SRリソースは、周期的なものであり、n個のサブフレームに1回に出現する。端末デバイスは、上りデータを伝送するための上りリソースの要否をSRを介してネットワークデバイスに通知し、ネットワークデバイスは、SRを受信した後、少なくともBSRを送信するためのリソースを端末デバイスに割り当てる。
なお、端末デバイスがSRを介してネットワークデバイスに上りリソースを要求する場合、一般的に、送信する必要がある上りデータの有無のみを示すが、どのぐらいの上りデータを送信する必要があるかを示さない。端末デバイスは、その上りbufferのうちのどのぐらいのデータを送信する必要があるかをBSRを介してネットワークデバイスに通知し、この場合、ネットワークデバイスがどのぐらいの上りリソースを当該端末デバイスに割り当てるかを決定する。つまり、端末デバイスは、少なくとも一部の論理チャネルのバッファー状態をネットワークデバイスに知らせる必要がある。具体的に、以下のイベントが発生した場合、BSR報告をトリガーする。1、端末デバイスの上りデータbufferが空き、且つ新しいデータが到達し、例えば、端末デバイスが上りデータを最初に送信する。当該BSRを「Regular BSR」と呼び、2、高優先度のデータが到達し、端末デバイスが1つのBSRを送信し上り認証を待つ場合、この時、より高い優先度のデータを伝送する必要がある場合、端末デバイスは、BSR報告をトリガーし、当該BSRを「Regular BSR」と呼び、3、端末デバイスがネットワークデバイスに自分のbuffer状態を更新し、ネットワークデバイスが端末デバイスに1つのtimerを配置し、当該timerがタイムアウトする場合、端末デバイスがBSR報告をトリガーする。当該BSRを「Periodic BSR」と呼び、4、ネットワークデバイスが端末デバイスに1つのtimerを配置し、当該timerがタイムアウトし且つUEの任意の1つの論理チャネルがデータ送信可能である場合、BSRをトリガーする。当該BSRを「Regular BSR」と呼ぶ。上記のいずれかのイベントが発生する場合、端末デバイスがネットワークデバイスにBSRを送信する必要がある。
なお、ここのSR又はBSRが従来のSR又はBSRと異なり、ここのSRは、1つのビットだけではなく、複数のビットを有してもよく、例えば、SRに2bitを利用して少なくとも一部の論理チャネルのバッファー状態を示す。ここのBSRは、少なくとも1つのbitを含み、ネットワークデバイスにより端末デバイスに予備上りリソースを割り当てる必要があるかを示す。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは、端末デバイスにより提案する当該予備上りリソースの大きさ情報を含む。ネットワークデバイスは、端末デバイスにより提案する大きさに基づいて、当該予備上りリソースを割り当てもよいし、端末デバイスにより提案する大きさを採用しなく、当該上りリソースの大きさ、位置を自分に決定してもよい。
選択可能で、本願の実施例において、当該端末デバイスに当該第1上りデータの以外の上りデータがキャッシュされない場合、当該端末デバイスは、当該ネットワークデバイスに第3情報を送信し、当該第3情報は、当該予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを当該ネットワークデバイスに指示する。
以上のように、ネットワークデバイスに報告しない上りデータが端末デバイスにある場合、ネットワークデバイスが当該予備上りリソースを利用してこの部分の上りデータを伝送することができる。同様、ネットワークデバイスに報告しない上りデータが端末デバイスにない場合、当該予備上りリソースを使用しなくてもよい。さらに、端末デバイスは、当該予備上りリソースにおいてデータを伝送しないため監視しなくてもよいことをネットワークデバイスに通知してもよい。ネットワークデバイスは、端末デバイスからの通知を要らなく、データ伝送の有無を自分に監視してもよい。具体的に、端末デバイスは、物理チャネル又はメディアアクセス制御(MAC:Medium Access Control)層のデータチャネルを利用して、予備上りリソースにおいてデータを伝送しないことをネットワークデバイスに通知してもよい。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送方法は、報告する上りデータに上りリソースを割り当てるとともに、報告しない上りデータにも予備上りリソースを割り当てることで、報告しないデータがあっても、これをリアルタイムに伝送することができ、このデータによる遅延を引き起こさなく、システムの伝送性能を向上させることができる。
図4は本願の実施例におけるデータ伝送方法300のブロック図を示す。図4に示すように、当該方法300は、S310〜S330を含む。
S310において、ネットワークデバイスが端末デバイスにより送信された第1制御シグナリングを受信し、当該第1制御シグナリングは、当該ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、当該端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように指示する。
S320において、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに第2制御シグナリングを送信し、当該第2制御シグナリングは、当該第1上りデータに割り当てる上りリソース及び当該予備上りリソースを示す。
S330において、当該ネットワークデバイスは、当該第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて当該第1上りデータを受信する。
具体的に、ネットワークデバイスが第1制御シグナリング、例えばBSRを受信する場合、ネットワークデバイスは、従来のように報告するデータに上りリソースを割り当てるとともに、端末デバイスに予備上りリソースを割り当て、さらに、正常に割り当てる上りリソースと一緒に端末デバイスに送信し、端末デバイスは、当該予備上りリソースを利用して報告しないデータを伝送することができる。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送方法は、システムの伝送性能を向上させることができる。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、当該第1情報は、当該ネットワークデバイスが当該第1上りデータにりリソースを割り当てるように指示し、当該第2情報は、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てるように指示し、当該方法は、さらに、当該ネットワークデバイスが当該第1情報に基づいて、当該第1上りデータに割り当てる上りリソースを確定し、当該ネットワークデバイスが当該第2情報に基づいて、当該端末デバイスに割り当てる当該予備上りリソースを確定することを含む。
例えば、上りリソースが必要ではないことを「0」で示し、上りリソースが必要であることを「1」で示す。当該第2情報は1bitである場合、当該予備上りリソースの割り当てることは必要ではないことを「0」で示し、端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てることを「1」で示す。ネットワークデバイスは、当該第1制御シグナリング内の第1情報が1、第2情報が1であると解析する場合、正常のリソース及び予備リソースを端末デバイスに割り当てる必要がある。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングが第1情報を含み、当該第1情報は、当該ネットワークデバイスが当該第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、当該方法は、さらに、当該ネットワークデバイスが当該第1情報に基づいて、当該第1上りデータに上りリソースを割り当てると確定し、当該ネットワークデバイスが当該第1制御シグナリングの伝送フォーマットに基づいて、当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てると確定することを含む。
当該伝送フォーマットは、制御シグナリングのビット数、制御シグナリングの内容であってもよい。同様、端末デバイスとネットワークデバイスとは、第1制御シグナリングのビット数が5である場合に予備上りリソースが必要であると約定しており、そして、ネットワークデバイスは、端末デバイスからの第1制御シグナリングが5つのビットであると解析する場合、端末デバイスに予備上りリソースを割り当てると確定する。
選択可能で、本願の実施例において、当該第1制御シグナリングは、スケジューリング要求SR又はバッファー状態レポートBSRである。
なお、ここのSR又はBSRが従来のSR又はBSRと異なり、ここのSRは、1つのビットのみではなく、複数のビットを有してもよく、例えば、SRに2bitを利用して少なくとも一部の論理チャネルのバッファー状態を示す。ここのBSRは、少なくとも1つのbitを含み、ネットワークデバイスにより端末デバイスに予備上りリソースを割り当てる必要があるかを示す。
選択可能で、本願の実施例において、当該方法は、さらに、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てることを含む。さらに、当該第1制御シグナリングは、当該端末デバイスの所望の当該予備リソースの大きさ情報を含み、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てることは、当該ネットワークデバイスが当該大きさ情報に基づいて、当該端末デバイスに当該予備上りリソースを割り当てることを含む。
選択可能で、本願の実施例において、当該ネットワークデバイスが当該予備上りリソースにおいて当該端末デバイスの上りデータ伝送の有無を監視し、上りデータの伝送を検出した場合、当該ネットワークデバイスが当該予備上りリソースにおいて第2上りデータを受信し、当該第2上りデータは、当該第1上りデータの以外の上りデータである。
以上のように、当該第2上りデータは、当該端末デバイスが当該ネットワークデバイスに当該第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、当該第2上りデータは、当該端末デバイスが当該ネットワークデバイスに当該第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
選択可能で、本願の実施例において、当該方法は、さらに、当該ネットワークデバイスが当該端末デバイスからの第3情報を受信することを含み、当該第3情報は、当該予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを示す。
選択可能で、本願の実施例において、当該第3情報は、メディアアクセス制御MAC層シグナリング又は物理層シグナリングに搬送される。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送方法は、報告する上りデータに上りリソースを割り当てるとともに、報告しない上りデータにも予備上りリソースを割り当てることで、報告しないデータがあっても、これをリアルタイムに伝送することができ、このデータによる遅延を引き起こさなく、システムの伝送性能を向上させることができる。
なお、ネットワークデバイス側に記載される特性、機能等は、端末デバイスの特性、機能等に対応する。つまり、端末デバイスがネットワークデバイスにどの情報を送信し、ネットワークデバイスがそのような情報を受信する。簡潔のため、ここで説明を省略する。
なお、本発明の各実施例において、上記各過程の番号が実行順番の前後を意味しなく、各過程の実行順番は、その機能及び組み込み論理に決定され、本発明の実施例の実行過程を限定しない。
図5は本願の実施例におけるデータ伝送のための端末デバイス400のブロック図を示す。図5に示すように、当該端末デバイス400は、第1送信ユニット410、受信ユニット420及び第2送信ユニット430を含む。
第1送信ユニット410は、ネットワークデバイスに第1制御シグナリングを送信するように構成され、前記第1制御シグナリングは、前記ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、前記端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように指示する。
受信ユニット420は、前記ネットワークデバイスにより送信された第2制御シグナリングを受信するように構成され、前記第2制御シグナリングは、前記第1上りデータに割り当てる上りリソース及び前記予備上りリソースを示す。
第2送信ユニット430は、前記第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて前記第1上りデータを伝送し、さらに、前記端末デバイスが第2上りデータをキャッシュしている場合、前記予備上りリソースにおいて前記ネットワークデバイスに前記第2上りデータを送信するように構成され、前記第2上りデータが前記第1上りデータの以外の上りデータである。
そして、本願の実施例は、システムの伝送性能を向上させることができるデータ伝送のための端末デバイスを提供する。
選択可能で、本願の実施例において、前記第2上りデータは、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第2情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示する。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、第1情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第1制御シグナリングの伝送フォーマットは、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示する。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、スケジューリング要求SR又はバッファー状態レポートBSRである。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、前記端末デバイスの所望の前記予備リソースの大きさ情報を含む。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1送信ユニット410は、さらに、前記端末デバイスが前記第1上りデータの以外の上りデータをキャッシュしない場合、前記ネットワークデバイスに第3情報を送信するように構成され、前記第3情報は、前記予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを前記ネットワークデバイスに指示する。
選択可能で、本願の実施例において、前記第3情報は、メディアアクセス制御MAC層シグナリング又は物理層シグナリングに搬送される。
なお、本願の実施例におけるデータ伝送のための端末デバイス400は、本願の方法の実施例における端末デバイスに対応し、端末デバイス400の各ユニットの操作及び/又は機能は、図3の方法200の端末デバイスのプロセスを実行し、簡潔のため、ここで説明を省略する。
図6は本願の実施例におけるデータ伝送のためのネットワークデバイス500のブロック図を示す。図6に示すように、当該ネットワークデバイス500は、第1受信ユニット510、送信ユニット520及び第2受信ユニット530を含む。
第1受信ユニット510は、端末デバイスにより送信された第1制御シグナリングを受信するように構成され、前記第1制御シグナリングは、前記ネットワークデバイスがキャッシュされた第1上りデータに上りリソースを割り当て、前記端末デバイスに予備上りリソースを割り当てるように指示する。
送信ユニット520は、前記端末デバイスに第2制御シグナリングを送信するように構成され、前記第2制御シグナリングは、前記第1上りデータに割り当てる上りリソース及び前記予備上りリソースを示す。
第2受信ユニット530は、前記第1上りデータに割り当てる上りリソースにおいて前記第1上りデータを受信するように構成される。
そして、本願の実施例は、システムの伝送性能を向上させることができるデータ伝送のためのネットワークデバイスを提供する。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、第1情報及び第2情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記第2情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように指示し、前記ネットワークデバイスは、第1確定ユニット540をさらに含み、第1確定ユニット540は、前記第1情報に基づいて、前記第1上りデータに上りリソースを割り当てると確定するように構成され、第2確定ユニット550は、前記第2情報に基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てると確定するように構成される。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、第1情報を含み、前記第1情報は、前記ネットワークデバイスが前記第1上りデータに上りリソースを割り当てるように指示し、前記ネットワークデバイスは、さらに、第3確定ユニット560を含み、第3確定ユニット560は、前記第1情報に基づいて、前記第1上りデータに上りリソースを割り当てると確定するように構成され、第4確定ユニット570は、前記第1制御シグナリングの伝送フォーマットに基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てると確定するように構成される。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、スケジューリング要求SR又はバッファー状態レポートBSRである。
選択可能で、本願の実施例において、前記ネットワークデバイスは、割当ユニット580を含み、割当ユニット580は、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように構成される。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1制御シグナリングは、前記端末デバイスの所望の前記予備リソースの大きさ情報を含み、前記割当ユニット580は、具体的に、前記大きさ情報に基づいて、前記端末デバイスに前記予備上りリソースを割り当てるように構成される。
選択可能で、本願の実施例において、前記ネットワークデバイスは、監視ユニット590をさらに含み、監視ユニット590は、前記予備上りリソースにおいて前記端末デバイスが上りデータを伝送するかどうかを監視するように構成され、前記送信ユニット520は、さらに、上りデータの伝送を検出した場合、前記予備上りリソースで第2上りデータを受信するように構成され、前記第2上りデータが前記第1上りデータの以外の上りデータである。
選択可能で、本願の実施例において、前記第2上りデータは、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信した後にキャッシュした上りデータであり、又は、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに前記第1制御シグナリングを送信する前にキャッシュした上りデータである。
選択可能で、本願の実施例において、前記第1受信ユニット510は、さらに、前記端末デバイスにより送信された第3情報を受信するように構成され、前記第3情報は、前記予備上りリソースにおいて上りデータを伝送しないことを示す。
選択可能で、本願の実施例において、前記第3情報は、メディアアクセス制御MAC層シグナリング又は物理層シグナリングに搬送される。
なお、本願の実施例におけるデータ伝送のためのネットワークデバイス500は、本願の方法の実施例におけるネットワークデバイスに対応し、ネットワークデバイス500の各ユニットの操作及び/又は機能は、図4の方法300の端末デバイスのプロセスを実行し、簡潔のため、ここで説明を省略する。
図7に示すように、本願の実施例は、また、データ伝送のための端末デバイス600を提供し、当該端末デバイス600は、図5の端末デバイス400であってもよく、図3の方法100に対応する端末デバイスの内容を実行する。当該端末デバイス600は、入力インタフェース610、出力インタフェース620、プロセッサ630及びメモリ640を含み、当該入力インタフェース610、出力インタフェース620、プロセッサ630及びメモリ640は、バスシステムで接続される。前記メモリ640は、プログラム、命令、コードを記憶する。前記プロセッサ630は、前記メモリ640内のプログラム、命令、コードを実行して、入力インタフェース610が信号を受信し、出力インタフェース620が信号を送信するように制御し、上記の方法の実施例の操作を実現する。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送のための端末デバイスは、システムの伝送性能を向上させることができる。
なお、本発明の実施例において、当該プロセッサ630が中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、専用集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、現場でプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであっても良い。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサー、いかなる通常のプロセッサー等であってもよい。
当該メモリ640は、読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサ630に命令及びデータを提供する。メモリ640は、不揮発性ランダムアクセスメモリを含む。例えば、メモリ640は、デバイスタイプの情報を含む。
実現プロセスにおいて、上記の方法の各ステップは、プロセッサ630のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって実現することができる。本願の実施例を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって実行してもよいし、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールグループとの組合せによって実行してもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラム可能な読取専用メモリ又は電気的消去/プログラマブル可能なメモリ、レジスター等の記憶媒体に存在してもよい。当該記憶媒体がメモリ640に存在し、プロセッサ630がメモリ640の情報を読み取り、そのハードウェアで上記の方法のステップを行う。重複を回避するために、ここで説明を省略する。
具体的な実施形態において、端末デバイス400の受信ユニット420が図7の入力インタフェース610により実現され、端末デバイス400の第1送信ユニット410及び第2送信ユニット430は、図7の出力インタフェース620により実現される。
図8に示すように、本願の実施例は、また、データ伝送のためのネットワークデバイス700を提供し、当該ネットワークデバイス700は、図6のネットワークデバイス500であってもよく、図4の方法300に対応するネットワークデバイスの内容を実行する。当該ネットワークデバイス700は、入力インタフェース710、出力インタフェース720、プロセッサ730及びメモリ740を含み、当該入力インタフェース710、出力インタフェース720、プロセッサ730及びメモリ740は、バスシステムで接続される。前記メモリ740は、プログラム、命令、コードを記憶する。前記プロセッサ730は、前記メモリ740内のプログラム、命令、コードを実行して、入力インタフェース710が信号を受信し、出力インタフェース720が信号を送信するように制御し、上記の方法の実施例の操作を実現する。
そして、本願の実施例におけるデータ伝送のためのネットワークデバイスは、システムの伝送性能を向上させることができる。
なお、本発明の実施例において、当該プロセッサ730が中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、専用集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、現場でプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであっても良い。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサー、いかなる通常のプロセッサー等であってもよい。
当該メモリ740は、読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサ730に命令及びデータを提供する。メモリ740は、不揮発性ランダムアクセスメモリを含む。例えば、メモリ740は、デバイスタイプの情報を含む。
実現プロセスにおいて、上記の方法の各ステップは、プロセッサ730のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって実現することができる。本願の実施例を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって実行してもよいし、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールグループとの組合せによって実行してもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラム可能な読取専用メモリ又は電気的消去/プログラマブル可能なメモリ、レジスター等の記憶媒体に存在してもよい。当該記憶媒体がメモリ740に存在し、プロセッサ730がメモリ740の情報を読み取り、そのハードウェアで上記の方法のステップを行う。重複を回避するために、ここで説明を省略する
具体的な実施形態において、ネットワークデバイス500の第1確定ユニット540、第2確定ユニット550、第3確定ユニット560、第4確定ユニット570、割当ユニット580及び監視ユニット590は、図8のプロセッサ730により実現され、送信ユニット520が図8の出力インタフェース720により実現され、第1受信ユニット510及び第2受信ユニット530は、図8の入力インタフェース710により実現される。
本願に開示されている実施例に説明されている各例示的なユニット及びアルゴリズムのステップを結合し、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの結合を用いて実現することができることを、当業者であれば理解できる。これらの機能がハードウェアの形式かあるいはソフトウェアの形式で実施するかについては、技術案の特定応用と設計制約によるものである。当業者は、各特定応用に応じて異なる方法を用いて、説明されている機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると見なすべきではない。
当業者は、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程が、上記の方法の実施例に対する過程を参照されると理解され、ここで説明を省略する。
本発明に提供されている幾つかの実施例において、開示されているシステム、装置及び方法は、その他の方式で実現されても良い。例えば、上記に記載されている装置の実施例は単なる例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分け方が、単なるロジック的な機能分けであり、実際、実現する時に他の分け方があっても良く、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを別のシステムへ統合、又は集成しても良く、又は幾つかの技術特徴を省略、又は実施しなくても良い。また、明示され、又は議論されている各構成部分の互いなカップリング、又は直接のカップリング、又は通信接続は、幾つかのインターフェース、装置、又はユニットの間接のカップリング又は通信によって接続されても良く、電気的、機械的、又はその他の形式であっても良い。
上記で分離コンポーネントとして説明したユニットは、物理的に分離されるものであっても良く、そうではないものであっても良い。ユニットとして示されるコンポーネントは物理ユニットであっても良く、そうではないものであっても良い。一箇所に配置されても良く、複数のネットワークユニットに配布しても良い。実際のニーズに応じて、その中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現しても良い。
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合しても良く、各ユニットはそれぞれ単独なユニットとしても良く、二つ又は二つ以上のユニットを一つのユニットに統合しても良い。上記のユニットは、ハードウェアの機能ユニットによって実現してもよいし、ソフトウェアの機能ユニットよって実現してもよい。
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの方式で実現し、しかも独立な製品として販売又は使用する場合、コンピュータ読み取り可能の記憶媒体に記憶しても良い。これによって、本発明の技術案が事実上、言い換えれば先行技術に貢献した部分がソフトウェア製品の形で具現でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パソコン、サーバ、またはネットワーク装置などであっても良い)に本発明の各実施例の全部または一部の前記方法を実行させための複数の命令を含む。上記の記憶媒体は、USBメモリ、移動記憶媒体、読み取り専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、ランダムアクセス記憶装置(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又はコンパクトディスクなどの各種のプログラムコードが記憶できる媒体を含む。
上記に記載されているのは、単なる本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明はそれに限らず、当業者が本発明に開示されている範囲内において、容易に想到し得る変形又は入れ替えは、全て本発明の範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の範囲は、記載されている特許請求の範囲に準じるべきである。