JP2020509080A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020509080A5 JP2020509080A5 JP2019562465A JP2019562465A JP2020509080A5 JP 2020509080 A5 JP2020509080 A5 JP 2020509080A5 JP 2019562465 A JP2019562465 A JP 2019562465A JP 2019562465 A JP2019562465 A JP 2019562465A JP 2020509080 A5 JP2020509080 A5 JP 2020509080A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- water
- mass
- extracts
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 84
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 67
- 239000000419 plant extract Substances 0.000 claims description 22
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 20
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 19
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 19
- 238000006065 biodegradation reaction Methods 0.000 claims description 18
- 239000003995 emulsifying agent Substances 0.000 claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 18
- 239000003242 anti bacterial agent Substances 0.000 claims description 16
- JVTAAEKCZFNVCJ-REOHCLBHSA-N L-lactic acid Chemical compound C[C@H](O)C(O)=O JVTAAEKCZFNVCJ-REOHCLBHSA-N 0.000 claims description 15
- 239000002253 acid Substances 0.000 claims description 15
- 235000013399 edible fruits Nutrition 0.000 claims description 15
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 13
- 229920001213 Polysorbate 20 Polymers 0.000 claims description 12
- 235000010486 polyoxyethylene sorbitan monolaurate Nutrition 0.000 claims description 12
- 230000000844 anti-bacterial Effects 0.000 claims description 11
- 235000010482 polyoxyethylene sorbitan monooleate Nutrition 0.000 claims description 8
- 229920000053 polysorbate 80 Polymers 0.000 claims description 8
- 230000003078 antioxidant Effects 0.000 claims description 7
- 239000003963 antioxidant agent Substances 0.000 claims description 7
- 241000234282 Allium Species 0.000 claims description 6
- 240000002234 Allium sativum Species 0.000 claims description 6
- 210000001124 Body Fluids Anatomy 0.000 claims description 6
- 241000207199 Citrus Species 0.000 claims description 6
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 claims description 6
- WQYVRQLZKVEZGA-UHFFFAOYSA-N Hypochlorite Chemical class Cl[O-] WQYVRQLZKVEZGA-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- QWPPOHNGKGFGJK-UHFFFAOYSA-N Hypochlorous acid Chemical compound ClO QWPPOHNGKGFGJK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 241000207836 Olea <angiosperm> Species 0.000 claims description 6
- 229950008882 Polysorbate Drugs 0.000 claims description 6
- 229940068977 Polysorbate 20 Drugs 0.000 claims description 6
- 229940068968 Polysorbate 80 Drugs 0.000 claims description 6
- 235000013405 beer Nutrition 0.000 claims description 6
- 239000010839 body fluid Substances 0.000 claims description 6
- 235000020971 citrus fruits Nutrition 0.000 claims description 6
- 235000004611 garlic Nutrition 0.000 claims description 6
- 239000000693 micelle Substances 0.000 claims description 6
- 235000002732 oignon Nutrition 0.000 claims description 6
- 150000002978 peroxides Chemical class 0.000 claims description 6
- 150000004965 peroxy acids Chemical class 0.000 claims description 6
- 239000000256 polyoxyethylene sorbitan monolaurate Substances 0.000 claims description 6
- 239000000244 polyoxyethylene sorbitan monooleate Substances 0.000 claims description 6
- 229920000136 polysorbate Polymers 0.000 claims description 6
- 235000013599 spices Nutrition 0.000 claims description 6
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 claims description 3
- JVTAAEKCZFNVCJ-UHFFFAOYSA-N lactic acid Chemical compound CC(O)C(O)=O JVTAAEKCZFNVCJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 239000004310 lactic acid Substances 0.000 claims description 3
- 235000014655 lactic acid Nutrition 0.000 claims description 3
- 239000002352 surface water Substances 0.000 claims description 3
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 claims description 3
- 239000004599 antimicrobial Substances 0.000 claims description 2
- 230000002538 fungal Effects 0.000 claims 1
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 claims 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 4
- NWGKJDSIEKMTRX-HSACVWGTSA-N [(2R)-2-[(2R,3R,4S)-3,4-dihydroxyoxolan-2-yl]-2-hydroxyethyl] (E)-octadec-9-enoate Chemical compound CCCCCCCC\C=C\CCCCCCCC(=O)OC[C@@H](O)[C@H]1OC[C@H](O)[C@H]1O NWGKJDSIEKMTRX-HSACVWGTSA-N 0.000 description 3
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000001593 sorbitan monooleate Substances 0.000 description 3
- 235000011069 sorbitan monooleate Nutrition 0.000 description 3
- 229940035049 sorbitan monooleate Drugs 0.000 description 3
- 241000233866 Fungi Species 0.000 description 2
- MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N hydrogen peroxide Chemical compound OO MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 150000007513 acids Chemical class 0.000 description 1
- 230000000845 anti-microbial Effects 0.000 description 1
- 230000035755 proliferation Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Description
本発明の第1の視点において、含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための組成物が提供される。該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、
b)過酸及びH 2 O 2 を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質、及び、
c)果実酸
を含むこと
を特徴とする(形態1)。
本発明の第2の視点において、含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための方法が提供される。
該方法は、組成物の有効量の導入を含み、
該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、及び、
b)過酸及びH 2 O 2 を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質
を含み、
含水液体は人間又は動物の体液ではないこと
を特徴とする(形態11)。
本発明の第3の視点において、含水液体中に存在するバイオフィルムに発生するグラム陽性及びグラム陰性菌、真菌及び/又は原生生物の増殖の抑制及び予防のための、方法が提供される。該方法において、
含水液体は人間又は動物の体液ではないこと、
該方法は、組成物の有効量の導入を含むこと、及び、
組成物は、本発明に係る組成物であること
を特徴とする(形態29)。
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、
b)過酸及びH 2 O 2 を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質、及び、
c)果実酸
を含むこと
を特徴とする(形態1)。
本発明の第2の視点において、含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための方法が提供される。
該方法は、組成物の有効量の導入を含み、
該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、及び、
b)過酸及びH 2 O 2 を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質
を含み、
含水液体は人間又は動物の体液ではないこと
を特徴とする(形態11)。
本発明の第3の視点において、含水液体中に存在するバイオフィルムに発生するグラム陽性及びグラム陰性菌、真菌及び/又は原生生物の増殖の抑制及び予防のための、方法が提供される。該方法において、
含水液体は人間又は動物の体液ではないこと、
該方法は、組成物の有効量の導入を含むこと、及び、
組成物は、本発明に係る組成物であること
を特徴とする(形態29)。
ここに、本発明の好ましい形態を示す。
(形態1)上記本発明の第1の視点参照。
(形態2)形態1の組成物において、果実酸はL-(+)-乳酸であることが好ましい。
(形態3)形態1又は2の組成物において、生分解性抗菌作用物質はH 2 O 2 であることが好ましい。
(形態4)形態1の組成物において、該組成物は、H 2 O 2 を生分解性抗菌作用物質としてかつL-(+)-乳酸を果実酸として含むことが好ましい。
(形態5)形態1〜4の何れかの組成物において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)を含むことが好ましい。
(形態6)形態1〜5の何れかの組成物において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有することが好ましい。
(形態7)形態6の組成物は、13〜19質量%のH 2 O 2 と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有することが好ましい。
(形態8)形態1〜7の何れかの組成物において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択されることが好ましい。
(形態9)形態8の組成物において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来することが好ましい。
(形態10)形態1〜9の何れかの組成物において、ミセルは、1〜100nmの又は3〜50nmの又は5〜20nmの平均径を有することが好ましい。
(形態11)上記本発明の第2の視点参照。
(形態12)形態11の方法において、生分解性抗菌作用物質はH 2 O 2 であることが好ましい。
(形態13)形態11又は12の方法において、組成物は、更に、果実酸を含むことが好ましい。
(形態14)形態13の方法において、果実酸はL-(+)-乳酸であることが好ましい。
(形態15)形態13又は14の方法において、組成物は、生分解性抗菌作用物質としてのH 2 O 2 と、L-(+)-乳酸とを含むことが好ましい。
(形態16)形態11〜15の何れかの方法において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)を含むことが好ましい。
(形態17)形態11〜16の何れかの方法において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有することが好ましい。
(形態18)形態17の方法において、組成物は、13〜19質量%のH 2 O 2 と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有することが好ましい。
(形態19)形態11〜18の何れかの方法において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択されることが好ましい。
(形態20)形態19の方法において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来することが好ましい。
(形態21)形態11〜20の何れかの方法において、ミセルは、1〜100nmの又は3〜50nmの又は5〜20nmの平均径を有することが好ましい。
(形態22)形態11〜21の何れかの方法において、含水液体は、プロセス水、廃水、表層水及び充填水からなる群から選択されることが好ましい。
(形態23)形態22の方法において、プロセス水は、技術装置、医療技術装置、工業装置ないし商業装置中の水であることが好ましい。
(形態24)形態22又は23の方法において、プロセス水は、冷却水システムの冷却水として存在するか、又は、冷却水システムにおける使用のために処理されることが好ましい。
(形態25)形態22又は23の方法において、プロセス水は、冷却塔のための冷却水システムの冷却水として存在するか、又は、冷却塔のための冷却水システムにおける使用のために処理されることが好ましい。
(形態26)形態22又は23の方法において、プロセス水は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置の導水要素に存在するか、又は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置における使用のために処理されることが好ましい。
(形態27)形態22又は23の方法において、プロセス水は、医療技術装置の導水要素に存在するか、又は、医療技術装置における使用のために処理されることが好ましい。
(形態28)形態22の方法において、充填水は、水槽、貯水タンク、家庭用給水管及び温水循環装置のための充填水であることが好ましい。
(形態29)上記本発明の第3の視点参照。
(形態30)形態29の方法において、組成物は、バイオフィルムを含有する導水管に導入されることが好ましい。
(形態31)形態29の方法において、組成物は、バイオフィルムを含有する冷却水管に導入されることが好ましい。
本発明及びその利点、とりわけその抗菌(バイオサイド)作用は、以下に実施例を用いて詳細に説明される。
(形態1)上記本発明の第1の視点参照。
(形態2)形態1の組成物において、果実酸はL-(+)-乳酸であることが好ましい。
(形態3)形態1又は2の組成物において、生分解性抗菌作用物質はH 2 O 2 であることが好ましい。
(形態4)形態1の組成物において、該組成物は、H 2 O 2 を生分解性抗菌作用物質としてかつL-(+)-乳酸を果実酸として含むことが好ましい。
(形態5)形態1〜4の何れかの組成物において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)を含むことが好ましい。
(形態6)形態1〜5の何れかの組成物において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有することが好ましい。
(形態7)形態6の組成物は、13〜19質量%のH 2 O 2 と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有することが好ましい。
(形態8)形態1〜7の何れかの組成物において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択されることが好ましい。
(形態9)形態8の組成物において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来することが好ましい。
(形態10)形態1〜9の何れかの組成物において、ミセルは、1〜100nmの又は3〜50nmの又は5〜20nmの平均径を有することが好ましい。
(形態11)上記本発明の第2の視点参照。
(形態12)形態11の方法において、生分解性抗菌作用物質はH 2 O 2 であることが好ましい。
(形態13)形態11又は12の方法において、組成物は、更に、果実酸を含むことが好ましい。
(形態14)形態13の方法において、果実酸はL-(+)-乳酸であることが好ましい。
(形態15)形態13又は14の方法において、組成物は、生分解性抗菌作用物質としてのH 2 O 2 と、L-(+)-乳酸とを含むことが好ましい。
(形態16)形態11〜15の何れかの方法において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)を含むことが好ましい。
(形態17)形態11〜16の何れかの方法において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有することが好ましい。
(形態18)形態17の方法において、組成物は、13〜19質量%のH 2 O 2 と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有することが好ましい。
(形態19)形態11〜18の何れかの方法において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択されることが好ましい。
(形態20)形態19の方法において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来することが好ましい。
(形態21)形態11〜20の何れかの方法において、ミセルは、1〜100nmの又は3〜50nmの又は5〜20nmの平均径を有することが好ましい。
(形態22)形態11〜21の何れかの方法において、含水液体は、プロセス水、廃水、表層水及び充填水からなる群から選択されることが好ましい。
(形態23)形態22の方法において、プロセス水は、技術装置、医療技術装置、工業装置ないし商業装置中の水であることが好ましい。
(形態24)形態22又は23の方法において、プロセス水は、冷却水システムの冷却水として存在するか、又は、冷却水システムにおける使用のために処理されることが好ましい。
(形態25)形態22又は23の方法において、プロセス水は、冷却塔のための冷却水システムの冷却水として存在するか、又は、冷却塔のための冷却水システムにおける使用のために処理されることが好ましい。
(形態26)形態22又は23の方法において、プロセス水は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置の導水要素に存在するか、又は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置における使用のために処理されることが好ましい。
(形態27)形態22又は23の方法において、プロセス水は、医療技術装置の導水要素に存在するか、又は、医療技術装置における使用のために処理されることが好ましい。
(形態28)形態22の方法において、充填水は、水槽、貯水タンク、家庭用給水管及び温水循環装置のための充填水であることが好ましい。
(形態29)上記本発明の第3の視点参照。
(形態30)形態29の方法において、組成物は、バイオフィルムを含有する導水管に導入されることが好ましい。
(形態31)形態29の方法において、組成物は、バイオフィルムを含有する冷却水管に導入されることが好ましい。
本発明及びその利点、とりわけその抗菌(バイオサイド)作用は、以下に実施例を用いて詳細に説明される。
これに対し、明確により小さい濃度の過酸化水素溶液、即ち1.7%H2O2を用いた試験結果は、17%H2O2及び100%WVAGと比べて、バイオフィルムにおける抗菌作用の顕著な喪失を示した。しかしながら、驚くべきことに、(1.7%H2O2を含有する)希釈された10%WVAGについて、バイオフィルムにおいて、高用量の17%H2O2ないし100%WVAGの抗菌作用の場合と同等の大きな抗菌作用が確認された。従って、本発明の組成物は低濃度(10%WVAGについての結果参照)でもバイオフィルムに対する大きな抗菌作用を達成すると同時に、生態学的及び経済的利点を必然的にもたらし、更に、実用上、利用者に対する危険の可能性を極めて小さくする。
ここに、本発明の可能な態様を付記する。
[付記1]含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための組成物の使用。
該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、及び、
b)過酸及びH 2 O 2 を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質
を含む。
含水液体は人間又は動物の体液ではない。
[付記2]上記の使用において、生分解性抗菌作用物質はH 2 O 2 である。
[付記3]上記の使用において、組成物は、更に、果実酸を含む。
[付記4]上記の使用において、果実酸はL-(+)-乳酸である。
[付記5]上記の使用において、組成物は、生分解性抗菌作用物質としてのH 2 O 2 と、L-(+)-乳酸とを含む。
[付記6]上記の使用において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート、有利にはポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)、を含む。
[付記7]上記の使用において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有する。
[付記8]上記の使用において、組成物は、13〜19質量%のH 2 O 2 と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有する。
[付記9]上記の使用において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択される。
[付記10]上記の使用において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来する。
[付記11]上記の使用において、ミセルは、1〜100nmの、有利には3〜50nmの、特に好ましくは5〜20nmの、平均径を有する。
[付記12]上記の使用ないし下記の組成物の使用において、含水液体は、プロセス水、廃水、表層水及び充填水からなる群から選択される。
[付記13]上記の使用において、プロセス水は、技術装置、医療技術装置、工業装置ないし商業装置中の水である。
[付記14]上記の使用において、プロセス水は、冷却水システムの、とりわけ冷却塔のための冷却水システムの、冷却水として存在するか、又は、冷却水システムにおける、とりわけ冷却塔のための冷却水システムにおける、使用のために処理される。
[付記15]上記の使用において、プロセス水は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置の導水要素に存在するか、又は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置における使用のために処理される。
[付記16]上記の使用において、プロセス水は、医療技術装置の導水要素に存在するか、又は、医療技術装置における使用のために処理される。
[付記17]上記の使用において、充填水は、水槽、貯水タンク、家庭用給水管及び温水循環装置のための充填水である。
[付記18]含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための、とりわけ含水液体中に存在するバイオフィルムに発生するグラム陽性及びグラム陰性菌、真菌及び/又は原生生物の増殖の抑制及び予防のための、方法。
含水液体は人間又は動物の体液ではない。
該方法は、組成物の有効量の導入を含む。
組成物は、上記又は下記のものである。
[付記19]上記の方法において、組成物は、バイオフィルムを含有する導水管に、とりわけ冷却水管に、導入される。
[付記20]含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための組成物。該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、
b)過酸及びH 2 O 2 を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質、及び、
c)果実酸
を含む。
[付記21]上記の組成物において、果実酸はL-(+)-乳酸である。
[付記22]上記の組成物において、生分解性抗菌作用物質はH 2 O 2 である。
[付記23]上記の組成物は、H 2 O 2 を生分解性抗菌作用物質としてかつL-(+)-乳酸を果実酸として含む。
[付記24]上記の組成物において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート、有利にはポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)、を含む。
[付記25]上記の組成物において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有する。
[付記26]上記の組成物は、13〜19質量%のH 2 O 2 と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有する。
[付記27]上記の組成物において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択される。
[付記28]上記の組成物において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来する。
[付記29]上記の組成物において、ミセルは、1〜100nmの、有利には3〜50nmの、特に好ましくは5〜20nmの、平均径を有する。
ここに、本発明の可能な態様を付記する。
[付記1]含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための組成物の使用。
該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、及び、
b)過酸及びH 2 O 2 を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質
を含む。
含水液体は人間又は動物の体液ではない。
[付記2]上記の使用において、生分解性抗菌作用物質はH 2 O 2 である。
[付記3]上記の使用において、組成物は、更に、果実酸を含む。
[付記4]上記の使用において、果実酸はL-(+)-乳酸である。
[付記5]上記の使用において、組成物は、生分解性抗菌作用物質としてのH 2 O 2 と、L-(+)-乳酸とを含む。
[付記6]上記の使用において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート、有利にはポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)、を含む。
[付記7]上記の使用において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有する。
[付記8]上記の使用において、組成物は、13〜19質量%のH 2 O 2 と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有する。
[付記9]上記の使用において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択される。
[付記10]上記の使用において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来する。
[付記11]上記の使用において、ミセルは、1〜100nmの、有利には3〜50nmの、特に好ましくは5〜20nmの、平均径を有する。
[付記12]上記の使用ないし下記の組成物の使用において、含水液体は、プロセス水、廃水、表層水及び充填水からなる群から選択される。
[付記13]上記の使用において、プロセス水は、技術装置、医療技術装置、工業装置ないし商業装置中の水である。
[付記14]上記の使用において、プロセス水は、冷却水システムの、とりわけ冷却塔のための冷却水システムの、冷却水として存在するか、又は、冷却水システムにおける、とりわけ冷却塔のための冷却水システムにおける、使用のために処理される。
[付記15]上記の使用において、プロセス水は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置の導水要素に存在するか、又は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置における使用のために処理される。
[付記16]上記の使用において、プロセス水は、医療技術装置の導水要素に存在するか、又は、医療技術装置における使用のために処理される。
[付記17]上記の使用において、充填水は、水槽、貯水タンク、家庭用給水管及び温水循環装置のための充填水である。
[付記18]含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための、とりわけ含水液体中に存在するバイオフィルムに発生するグラム陽性及びグラム陰性菌、真菌及び/又は原生生物の増殖の抑制及び予防のための、方法。
含水液体は人間又は動物の体液ではない。
該方法は、組成物の有効量の導入を含む。
組成物は、上記又は下記のものである。
[付記19]上記の方法において、組成物は、バイオフィルムを含有する導水管に、とりわけ冷却水管に、導入される。
[付記20]含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための組成物。該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、
b)過酸及びH 2 O 2 を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質、及び、
c)果実酸
を含む。
[付記21]上記の組成物において、果実酸はL-(+)-乳酸である。
[付記22]上記の組成物において、生分解性抗菌作用物質はH 2 O 2 である。
[付記23]上記の組成物は、H 2 O 2 を生分解性抗菌作用物質としてかつL-(+)-乳酸を果実酸として含む。
[付記24]上記の組成物において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート、有利にはポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)、を含む。
[付記25]上記の組成物において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有する。
[付記26]上記の組成物は、13〜19質量%のH 2 O 2 と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有する。
[付記27]上記の組成物において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択される。
[付記28]上記の組成物において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来する。
[付記29]上記の組成物において、ミセルは、1〜100nmの、有利には3〜50nmの、特に好ましくは5〜20nmの、平均径を有する。
Claims (31)
- 含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための組成物であって、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、
b)過酸及びH2O2を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質、及び、
c)果実酸
を含むこと
を特徴とする、組成物。 - 請求項1に記載の組成物において、
果実酸はL-(+)-乳酸であること
を特徴とする、組成物。 - 請求項1又は2に記載の組成物において、
生分解性抗菌作用物質はH2O2であること
を特徴とする、組成物。 - 請求項1に記載の組成物において、
該組成物は、H2O2を生分解性抗菌作用物質としてかつL-(+)-乳酸を果実酸として含むこと
を特徴とする、組成物。 - 請求項1〜4の何れかに記載の組成物において、
乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)を含むこと
を特徴とする、組成物。 - 請求項1〜5の何れかに記載の組成物において、
ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有すること
を特徴とする、組成物。 - 請求項6に記載の組成物において、
組成物は、13〜19質量%のH2O2と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有すること
を特徴とする、組成物。 - 請求項1〜7の何れかに記載の組成物において、
植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択されること
を特徴とする、組成物。 - 請求項8に記載の組成物において、
植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来すること
を特徴とする、組成物。 - 請求項1〜9の何れかに記載の組成物において、
ミセルは、1〜100nmの又は3〜50nmの又は5〜20nmの平均径を有すること
を特徴とする、組成物。 - 含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための方法であって、
該方法は、組成物の有効量の導入を含み、
該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、及び、
b)過酸及びH2O2を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質
を含み、
含水液体は人間又は動物の体液ではないこと
を特徴とする、方法。 - 請求項11に記載の方法において、
生分解性抗菌作用物質はH2O2であること
を特徴とする、方法。 - 請求項11又は12に記載の方法において、
組成物は、更に、果実酸を含むこと
を特徴とする、方法。 - 請求項13に記載の方法において、
果実酸はL-(+)-乳酸であること
を特徴とする、方法。 - 請求項13又は14に記載の方法において、
組成物は、生分解性抗菌作用物質としてのH2O2と、L-(+)-乳酸とを含むこと
を特徴とする、方法。 - 請求項11〜15の何れかに記載の方法において、
乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)を含むこと
を特徴とする、方法。 - 請求項11〜16の何れかに記載の方法において、
ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有すること
を特徴とする、方法。 - 請求項17に記載の方法において、
組成物は、13〜19質量%のH2O2と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有すること
を特徴とする、方法。 - 請求項11〜18の何れかに記載の方法において、
植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択されること
を特徴とする、方法。 - 請求項19に記載の方法において、
植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来すること
を特徴とする、方法。 - 請求項11〜20の何れかに記載の方法において、
ミセルは、1〜100nmの又は3〜50nmの又は5〜20nmの平均径を有すること
を特徴とする、方法。 - 請求項11〜21の何れかに記載の方法において、
含水液体は、プロセス水、廃水、表層水及び充填水からなる群から選択されること
を特徴とする、方法。 - 請求項22に記載の方法において、
プロセス水は、技術装置、医療技術装置、工業装置ないし商業装置中の水であること
を特徴とする、方法。 - 請求項22又は23に記載の方法において、
プロセス水は、冷却水システムの冷却水として存在するか、又は、冷却水システムにおける使用のために処理されること
を特徴とする、方法。 - 請求項22又は23に記載の方法において、
プロセス水は、冷却塔のための冷却水システムの冷却水として存在するか、又は、冷却塔のための冷却水システムにおける使用のために処理されること
を特徴とする、方法。 - 請求項22又は23に記載の方法において、
プロセス水は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置の導水要素に存在するか、又は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置における使用のために処理されること
を特徴とする、方法。 - 請求項22又は23に記載の方法において、
プロセス水は、医療技術装置の導水要素に存在するか、又は、医療技術装置における使用のために処理されること
を特徴とする、方法。 - 請求項22に記載の方法において、
充填水は、水槽、貯水タンク、家庭用給水管及び温水循環装置のための充填水であること
を特徴とする、方法。 - 含水液体中に存在するバイオフィルムに発生するグラム陽性及びグラム陰性菌、真菌及び/又は原生生物の増殖の抑制及び予防のための、方法であって、
含水液体は人間又は動物の体液ではないこと、
該方法は、組成物の有効量の導入を含むこと、及び、
組成物は、請求項1〜10の何れかに記載された組成物であること
を特徴とする、方法。 - 請求項29に記載の方法において、
組成物は、バイオフィルムを含有する導水管に導入されること
を特徴とする、方法。 - 請求項29に記載の方法において、
組成物は、バイオフィルムを含有する冷却水管に導入されること
を特徴とする、方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP17153886.1 | 2017-01-31 | ||
EP17153886.1A EP3354135A1 (de) | 2017-01-31 | 2017-01-31 | Wirkungsverstärkte antimikrobielle zusammensetzung zur behandlung wasserhältiger flüssigkeiten |
PCT/EP2018/051620 WO2018141591A1 (de) | 2017-01-31 | 2018-01-24 | Wirkungsverstärkte antimikrobielle zusammensetzung zur antimikrobiellen behandlung von biofilmen |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020509080A JP2020509080A (ja) | 2020-03-26 |
JP2020509080A5 true JP2020509080A5 (ja) | 2021-02-18 |
JP7041173B2 JP7041173B2 (ja) | 2022-03-23 |
Family
ID=57944335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019562465A Active JP7041173B2 (ja) | 2017-01-31 | 2018-01-24 | バイオフィルムの抗菌処理のための作用増強抗菌組成物 |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11109590B2 (ja) |
EP (2) | EP3354135A1 (ja) |
JP (1) | JP7041173B2 (ja) |
KR (1) | KR20190112001A (ja) |
CN (1) | CN110402082B (ja) |
AU (1) | AU2018215882B2 (ja) |
BR (1) | BR112019015815B1 (ja) |
CA (1) | CA3050602C (ja) |
ES (1) | ES2901483T3 (ja) |
IL (1) | IL268166B2 (ja) |
MA (1) | MA50766A (ja) |
MX (1) | MX2019009078A (ja) |
MY (1) | MY193762A (ja) |
PH (1) | PH12019501761A1 (ja) |
RU (1) | RU2760876C2 (ja) |
SG (1) | SG11201906643PA (ja) |
WO (1) | WO2018141591A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102333258B1 (ko) * | 2020-09-04 | 2021-12-01 | 표 송 | 천연 항균물질 제조방법 및 상기 제조방법으로 제조된 천연 항균물질을 포함하는 항균제 |
EP4253512A1 (en) * | 2022-03-29 | 2023-10-04 | David Garcia Paez | Sanitizing product for cleaning and disinfecting animal feeding tubes |
GB2623555A (en) * | 2022-10-20 | 2024-04-24 | Ecospray Ltd | An Improved Biopesticide |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NZ296363A (en) * | 1994-11-04 | 1999-04-29 | Betzdearborn Inc | Synergistic biocidal compositions containing an oxidant and a non-oxidizing microbiocide for controlling bacteria |
ATE190469T1 (de) * | 1996-11-13 | 2000-04-15 | Procter & Gamble | Mikroemulsionsförmige desinfektionszusammensetzung |
DE10213031A1 (de) | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Cognis Deutschland Gmbh | Verwendung von Extrakten des Olivenbaumes in Wasch-, Spül- und Reinigungsmitteln |
US9308268B2 (en) * | 2005-02-14 | 2016-04-12 | Transdermal Corp | Solubilized benzoyl peroxyde acne |
DE102005027347B4 (de) | 2005-06-13 | 2007-09-27 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Verfahren zur Herstellung einer antimikorbiell wirkenden Beschichtung auf einer technischen Oberfläche |
DE102005032352A1 (de) | 2005-07-08 | 2007-01-11 | Aquanova German Solubilisate Technologies (Agt) Gmbh | Solubilisate pfanzlicher Wirkstoffe sowie Verfahren zur Herstellung der Solubilisate |
AU2007283700A1 (en) | 2006-08-09 | 2008-02-14 | Nestec S.A. | Antimicrobial micelles for food applications |
JP5616596B2 (ja) | 2008-08-04 | 2014-10-29 | 三菱化学フーズ株式会社 | 抗菌剤及び抗菌方法 |
EP2448416A4 (en) * | 2009-06-30 | 2013-03-20 | Univ Columbia | ANTIMICROBIAL / CONSERVATORY COMPOSITIONS WITH VEGETABLE SUBSTANCES |
US9968101B2 (en) * | 2011-11-03 | 2018-05-15 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Botanical antimicrobial compositions |
CN104039338A (zh) * | 2011-11-03 | 2014-09-10 | 纽约市哥伦比亚大学理事会 | 植物性抗微生物组合物 |
DE102012103767A1 (de) | 2012-04-27 | 2013-10-31 | Chemische Fabrik Budenheim Kg | Antimikrobielles Mittel |
RU2523560C1 (ru) * | 2013-02-15 | 2014-07-20 | Закрытое акционерное общество "Брынцалов-А" | Дезинфицрующее антисептическое средство в форме геля для ухода за кожей рук |
WO2015072988A1 (en) * | 2013-11-13 | 2015-05-21 | The Clorox Company | Mesitylene sulfonate compositions and methods thereof |
MX369180B (es) * | 2013-12-11 | 2019-10-23 | Univ Autonoma Del Estado De Hidalgo | Desinfectantes fitoquímicos para lechuga (lactuca sativa). |
-
2017
- 2017-01-31 EP EP17153886.1A patent/EP3354135A1/de not_active Withdrawn
-
2018
- 2018-01-24 ES ES18700923T patent/ES2901483T3/es active Active
- 2018-01-24 MA MA050766A patent/MA50766A/fr unknown
- 2018-01-24 AU AU2018215882A patent/AU2018215882B2/en active Active
- 2018-01-24 EP EP18700923.8A patent/EP3576530B1/de active Active
- 2018-01-24 MY MYPI2019004254A patent/MY193762A/en unknown
- 2018-01-24 CN CN201880009097.9A patent/CN110402082B/zh active Active
- 2018-01-24 WO PCT/EP2018/051620 patent/WO2018141591A1/de unknown
- 2018-01-24 BR BR112019015815-4A patent/BR112019015815B1/pt active IP Right Grant
- 2018-01-24 US US16/482,193 patent/US11109590B2/en active Active
- 2018-01-24 CA CA3050602A patent/CA3050602C/en active Active
- 2018-01-24 RU RU2019127314A patent/RU2760876C2/ru active
- 2018-01-24 KR KR1020197023783A patent/KR20190112001A/ko not_active Application Discontinuation
- 2018-01-24 MX MX2019009078A patent/MX2019009078A/es unknown
- 2018-01-24 JP JP2019562465A patent/JP7041173B2/ja active Active
- 2018-01-24 SG SG11201906643PA patent/SG11201906643PA/en unknown
-
2019
- 2019-07-18 IL IL268166A patent/IL268166B2/en unknown
- 2019-07-30 PH PH12019501761A patent/PH12019501761A1/en unknown
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Kaczmarek et al. | Microbes associated with fresh produce: Sources, types and methods to reduce spoilage and contamination | |
Ali et al. | Advances in postharvest technologies to extend the storage life of minimally processed fruits and vegetables | |
Yoon et al. | Comparison of the effectiveness of decontaminating strategies for fresh fruits and vegetables and related limitations | |
Sapers | Disinfection of contaminated produce with conventional washing and sanitizing technology | |
Zoellner et al. | Peracetic acid in disinfection of fruits and vegetables | |
JP2020509080A5 (ja) | ||
Yoo et al. | Inactivation of Escherichia coli O157: H7 on orange fruit surfaces and in juice using photocatalysis and high hydrostatic pressure | |
CN101979490B (zh) | 一种去除果蔬表面农药和微生物的清洗剂 | |
Premjit et al. | Aqueous ozone: Chemistry, physiochemical properties, microbial inactivation, factors influencing antimicrobial effectiveness, and application in food | |
Mendoza et al. | Conventional and non-conventional disinfection methods to prevent microbial contamination in minimally processed fruits and vegetables | |
Abd-Alla et al. | Evaluation of lemongrass, thyme and peracetic acid against gray mold of strawberry fruits | |
Sapers | Washing and sanitizing treatments for fruits and vegetables | |
Jung et al. | Sanitizer efficacy in preventing cross-contamination of heads of lettuce during retail crisping | |
AU2018215882B2 (en) | Potentiated antimicrobial composition for the antimicrobial treatment of biofilms | |
Wang et al. | Efficacy of various sanitizers against Salmonella during simulated commercial packing of tomatoes | |
Hwang et al. | In situ generation of chlorine dioxide for surface decontamination of produce | |
WO2000011956A1 (fr) | Compositions bacteriostatiques et bactericides et leurs procedes d'utilisation | |
Stearns et al. | Literature review for applying peroxyacetic acid and/or hydrogen peroxide to control foodborne pathogens on food products | |
Fonseca | Postharvest handling and processing sources of microorganisms and impact of sanitizing procedures | |
Salomão et al. | Efficacy of sanitizing treatments against Penicillium expansum inoculated on six varieties of apples | |
JP4964076B2 (ja) | 容器詰め殺菌野菜の製造方法 | |
CN104054820B (zh) | 用于诱导果实抗性控制病害的制剂及相应的诱导法 | |
JP6310745B2 (ja) | 殺菌組成物 | |
Yoon et al. | Combined effect of calcium oxide and sonication to reduce foodborne pathogens on fresh produce | |
Yongqiang et al. | Applications of ozone in aquatic products processing: A review |