JP2020509080A5 - - Google Patents

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本発明の第1の視点において、含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための組成物が提供される。該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、
b)過酸及びH を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質、及び、
c)果実酸
を含むこと
を特徴とする(形態1)。
本発明の第2の視点において、含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための方法が提供される。
該方法は、組成物の有効量の導入を含み、
該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、及び、
b)過酸及びH を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質
を含み、
含水液体は人間又は動物の体液ではないこと
を特徴とする(形態11)。
本発明の第3の視点において、含水液体中に存在するバイオフィルムに発生するグラム陽性及びグラム陰性菌、真菌及び/又は原生生物の増殖の抑制及び予防のための、方法が提供される。該方法において、
含水液体は人間又は動物の体液ではないこと、
該方法は、組成物の有効量の導入を含むこと、及び、
組成物は、本発明に係る組成物であること
を特徴とする(形態29)。
ここに、本発明の好ましい形態を示す。
(形態1)上記本発明の第1の視点参照。
(形態2)形態1の組成物において、果実酸はL-(+)-乳酸であることが好ましい。
(形態3)形態1又は2の組成物において、生分解性抗菌作用物質はH であることが好ましい。
(形態4)形態1の組成物において、該組成物は、H を生分解性抗菌作用物質としてかつL-(+)-乳酸を果実酸として含むことが好ましい。
(形態5)形態1〜4の何れかの組成物において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)を含むことが好ましい。
(形態6)形態1〜5の何れかの組成物において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有することが好ましい。
(形態7)形態6の組成物は、13〜19質量%のH と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有することが好ましい。
(形態8)形態1〜7の何れかの組成物において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択されることが好ましい。
(形態9)形態8の組成物において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来することが好ましい。
(形態10)形態1〜9の何れかの組成物において、ミセルは、1〜100nmの又は3〜50nmの又は5〜20nmの平均径を有することが好ましい。
(形態11)上記本発明の第2の視点参照。
(形態12)形態11の方法において、生分解性抗菌作用物質はH であることが好ましい。
(形態13)形態11又は12の方法において、組成物は、更に、果実酸を含むことが好ましい。
(形態14)形態13の方法において、果実酸はL-(+)-乳酸であることが好ましい。
(形態15)形態13又は14の方法において、組成物は、生分解性抗菌作用物質としてのH と、L-(+)-乳酸とを含むことが好ましい。
(形態16)形態11〜15の何れかの方法において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)を含むことが好ましい。
(形態17)形態11〜16の何れかの方法において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有することが好ましい。
(形態18)形態17の方法において、組成物は、13〜19質量%のH と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有することが好ましい。
(形態19)形態11〜18の何れかの方法において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択されることが好ましい。
(形態20)形態19の方法において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来することが好ましい。
(形態21)形態11〜20の何れかの方法において、ミセルは、1〜100nmの又は3〜50nmの又は5〜20nmの平均径を有することが好ましい。
(形態22)形態11〜21の何れかの方法において、含水液体は、プロセス水、廃水、表層水及び充填水からなる群から選択されることが好ましい。
(形態23)形態22の方法において、プロセス水は、技術装置、医療技術装置、工業装置ないし商業装置中の水であることが好ましい。
(形態24)形態22又は23の方法において、プロセス水は、冷却水システムの冷却水として存在するか、又は、冷却水システムにおける使用のために処理されることが好ましい。
(形態25)形態22又は23の方法において、プロセス水は、冷却塔のための冷却水システムの冷却水として存在するか、又は、冷却塔のための冷却水システムにおける使用のために処理されることが好ましい
(形態26)形態22又は23の方法において、プロセス水は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置の導水要素に存在するか、又は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置における使用のために処理されることが好ましい。
(形態27)形態22又は23の方法において、プロセス水は、医療技術装置の導水要素に存在するか、又は、医療技術装置における使用のために処理されることが好ましい。
(形態28)形態22の方法において、充填水は、水槽、貯水タンク、家庭用給水管及び温水循環装置のための充填水であることが好ましい。
(形態29)上記本発明の第3の視点参照。
(形態30)形態29の方法において、組成物は、バイオフィルムを含有する導水管に導入されることが好ましい。
(形態31)形態29の方法において、組成物は、バイオフィルムを含有する冷却水管に導入されることが好ましい。
本発明及びその利点、とりわけその抗菌(バイオサイド)作用は、以下に実施例を用いて詳細に説明される。
これに対し、明確により小さい濃度の過酸化水素溶液、即ち1.7%Hを用いた試験結果は、17%H及び100%WVAGと比べて、バイオフィルムにおける抗菌作用の顕著な喪失を示した。しかしながら、驚くべきことに、(1.7%Hを含有する)希釈された10%WVAGについて、バイオフィルムにおいて、高用量の17%Hないし100%WVAGの抗菌作用の場合と同等の大きな抗菌作用が確認された。従って、本発明の組成物は低濃度(10%WVAGについての結果参照)でもバイオフィルムに対する大きな抗菌作用を達成すると同時に、生態学的及び経済的利点を必然的にもたらし、更に、実用上、利用者に対する危険の可能性を極めて小さくする。
ここに、本発明の可能な態様を付記する。
[付記1]含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための組成物の使用。
該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、及び、
b)過酸及びH を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質
を含む。
含水液体は人間又は動物の体液ではない。
[付記2]上記の使用において、生分解性抗菌作用物質はH である。
[付記3]上記の使用において、組成物は、更に、果実酸を含む。
[付記4]上記の使用において、果実酸はL-(+)-乳酸である。
[付記5]上記の使用において、組成物は、生分解性抗菌作用物質としてのH と、L-(+)-乳酸とを含む。
[付記6]上記の使用において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート、有利にはポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)、を含む。
[付記7]上記の使用において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有する。
[付記8]上記の使用において、組成物は、13〜19質量%のH と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有する。
[付記9]上記の使用において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択される。
[付記10]上記の使用において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来する。
[付記11]上記の使用において、ミセルは、1〜100nmの、有利には3〜50nmの、特に好ましくは5〜20nmの、平均径を有する。
[付記12]上記の使用ないし下記の組成物の使用において、含水液体は、プロセス水、廃水、表層水及び充填水からなる群から選択される。
[付記13]上記の使用において、プロセス水は、技術装置、医療技術装置、工業装置ないし商業装置中の水である。
[付記14]上記の使用において、プロセス水は、冷却水システムの、とりわけ冷却塔のための冷却水システムの、冷却水として存在するか、又は、冷却水システムにおける、とりわけ冷却塔のための冷却水システムにおける、使用のために処理される。
[付記15]上記の使用において、プロセス水は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置の導水要素に存在するか、又は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置における使用のために処理される。
[付記16]上記の使用において、プロセス水は、医療技術装置の導水要素に存在するか、又は、医療技術装置における使用のために処理される。
[付記17]上記の使用において、充填水は、水槽、貯水タンク、家庭用給水管及び温水循環装置のための充填水である。
[付記18]含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための、とりわけ含水液体中に存在するバイオフィルムに発生するグラム陽性及びグラム陰性菌、真菌及び/又は原生生物の増殖の抑制及び予防のための、方法。
含水液体は人間又は動物の体液ではない。
該方法は、組成物の有効量の導入を含む。
組成物は、上記又は下記のものである。
[付記19]上記の方法において、組成物は、バイオフィルムを含有する導水管に、とりわけ冷却水管に、導入される。
[付記20]含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための組成物。該組成物は、
a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、
b)過酸及びH を含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質、及び、
c)果実酸
を含む。
[付記21]上記の組成物において、果実酸はL-(+)-乳酸である。
[付記22]上記の組成物において、生分解性抗菌作用物質はH である。
[付記23]上記の組成物は、H を生分解性抗菌作用物質としてかつL-(+)-乳酸を果実酸として含む。
[付記24]上記の組成物において、乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート、有利にはポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)、を含む。
[付記25]上記の組成物において、ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有する。
[付記26]上記の組成物は、13〜19質量%のH と、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有する。
[付記27]上記の組成物において、植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択される。
[付記28]上記の組成物において、植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来する。
[付記29]上記の組成物において、ミセルは、1〜100nmの、有利には3〜50nmの、特に好ましくは5〜20nmの、平均径を有する。

Claims (31)

  1. 含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための組成物であって、
    a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、
    b)過酸及びHを含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質、及び、
    c)果実酸
    を含むこと
    を特徴とする、組成物。
  2. 請求項に記載の組成物において、
    果実酸はL-(+)-乳酸であること
    を特徴とする、組成物。
  3. 請求項又はに記載の組成物において、
    生分解性抗菌作用物質はHであること
    を特徴とする、組成物。
  4. 請求項に記載の組成物において、
    該組成物は、Hを生分解性抗菌作用物質としてかつL-(+)-乳酸を果実酸として含むこと
    を特徴とする、組成物。
  5. 請求項の何れかに記載の組成物において、
    乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)を含むこと
    を特徴とする、組成物。
  6. 請求項の何れかに記載の組成物において、
    ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有すること
    を特徴とする、組成物。
  7. 請求項に記載の組成物において、
    組成物は、13〜19質量%のHと、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有すること
    を特徴とする、組成物。
  8. 請求項の何れかに記載の組成物において、
    植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択されること
    を特徴とする、組成物。
  9. 請求項に記載の組成物において、
    植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来すること
    を特徴とする、組成物。
  10. 請求項の何れかに記載の組成物において、
    ミセルは、1〜100nmの又は3〜50nmの又は5〜20nmの平均径を有すること
    を特徴とする、組成物。
  11. 含水液体中に存在するバイオフィルムの抗菌及び/又は抗酸化処理のための方法であって、
    該方法は、組成物の有効量の導入を含み、
    該組成物は、
    a)少なくとも1つの植物抽出物と、8〜18のHLB値を有する少なくとも1つの乳化剤と、水とを含むミセル形成可溶化物、及び、
    b)過酸及びHを含む過酸化物、次亜塩素酸塩、次亜塩素酸及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの生分解性抗菌作用物質
    を含み、
    含水液体は人間又は動物の体液ではないこと
    を特徴とする、方法
  12. 請求項11に記載の方法において、
    生分解性抗菌作用物質はHであること
    を特徴とする、方法
  13. 請求項11又は12に記載の方法において、
    組成物は、更に、果実酸を含むこと
    を特徴とする、方法
  14. 請求項13に記載の方法において、
    果実酸はL-(+)-乳酸であること
    を特徴とする、方法
  15. 請求項13又は14に記載の方法において、
    組成物は、生分解性抗菌作用物質としてのHと、L-(+)-乳酸とを含むこと
    を特徴とする、方法
  16. 請求項1115の何れかに記載の方法において、
    乳化剤は、少なくとも80質量%のポリソルベート又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)及び/又はポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)を含むこと
    を特徴とする、方法
  17. 請求項1116の何れかに記載の方法において、
    ミセル形成可溶化物は、5〜40質量%の植物抽出物と、30〜85質量%の乳化剤と、10〜40質量%の水とを含有すること
    を特徴とする、方法
  18. 請求項17に記載の方法において、
    組成物は、13〜19質量%のHと、1〜2.5質量%のL-(+)-乳酸とを含有すること
    を特徴とする、方法
  19. 請求項1118の何れかに記載の方法において、
    植物抽出物は、香辛料植物又はその部分からの抽出物、柑橘類植物又はその部分からの抽出物及びこれらの抽出物の組み合わせからなる群から選択されること
    を特徴とする、方法
  20. 請求項19に記載の方法において、
    植物抽出物は、オリーブ、ニンニク、タマネギ及び/又は柑橘類果物に由来すること
    を特徴とする、方法
  21. 請求項1120の何れかに記載の方法において、
    ミセルは、1〜100nmの又は3〜50nmの又は5〜20nmの平均径を有すること
    を特徴とする、方法
  22. 請求項1121の何れかに記載の方法において、
    含水液体は、プロセス水、廃水、表層水及び充填水からなる群から選択されること
    を特徴とする、方法
  23. 請求項22に記載の方法において、
    プロセス水は、技術装置、医療技術装置、工業装置ないし商業装置中の水であること
    を特徴とする、方法
  24. 請求項22又は23に記載の方法において、
    プロセス水は、冷却水システムの冷却水として存在するか、又は、冷却水システムにおける使用のために処理されること
    を特徴とする、方法
  25. 請求項22又は23に記載の方法において、
    プロセス水は、冷却塔のための冷却水システムの冷却水として存在するか、又は、冷却塔のための冷却水システムにおける使用のために処理されること
    を特徴とする、方法
  26. 請求項22又は23に記載の方法において、
    プロセス水は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置の導水要素に存在するか、又は、ビール醸造装置、貫流式水冷却装置及び/又は酒瓶閉栓装置における使用のために処理されること
    を特徴とする、方法
  27. 請求項22又は23に記載の方法において、
    プロセス水は、医療技術装置の導水要素に存在するか、又は、医療技術装置における使用のために処理されること
    を特徴とする、方法
  28. 請求項22に記載の方法において、
    充填水は、水槽、貯水タンク、家庭用給水管及び温水循環装置のための充填水であること
    を特徴とする、方法
  29. 水液体中に存在するバイオフィルムに発生するグラム陽性及びグラム陰性菌、真菌及び/又は原生生物の増殖の抑制及び予防のための、方法であって、
    含水液体は人間又は動物の体液ではないこと、
    該方法は、組成物の有効量の導入を含むこと、及び、
    組成物は、請求項1〜10の何れかに記載された組成物であること
    を特徴とする、方法。
  30. 請求項29に記載の方法において、
    組成物は、バイオフィルムを含有する導水管に導入されること
    を特徴とする、方法。
  31. 請求項29に記載の方法において、
    組成物は、バイオフィルムを含有する冷却水管に導入されること
    を特徴とする、方法。
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