JP2020506850A - ビール濃縮物から炭酸ビールを生成及び分配する方法 - Google Patents

ビール濃縮物から炭酸ビールを生成及び分配する方法 Download PDF

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Abstract

麦芽ベース発酵飲料の生成及び分配のための装置であって、麦芽ベース発酵飲料濃縮物入口(8)と、水入口(1)と、加圧ガス入口(2)と、水入口及び加圧ガス入口を有するインライン炭酸化ユニット(4)と、炭酸水及び麦芽ベース発酵飲料濃縮物を混合する混合ユニット(9)とを備える。

Description

本発明は、炭酸液体希釈剤を麦芽ベース発酵飲料(MBFB)濃縮物と混合することによって、MBFBをその場で生成及び分配するためのビール飲料ディスペンサー装置に関する。
近年、消費者が自分の好みに合わせた独自の組成物を家庭で作り出すことができるように、複数の飲料成分又は飲料を互いに添加する家庭用ディスペンサー装置が非常に普及している。この傾向は、様々な風味や種類のビールのような、麦芽ベース発酵飲料(MBFB)等の発酵飲料にも当てはまる。
ビールの単位体積当たりの梱包コストを下げつつ、消費者の選択肢を大きくするための方法が一つある。それは、MBFB濃縮物を充填できる複数の容器を提供することである。MBFB濃縮物は、単独又は互いに混合して液体希釈剤で希釈して使用することができる。
容器は、容器そのままの形態であってもよいし、カプセルやポッド(pod)等単位用量としての形態であってもよい。そのようなMBFB濃縮物を液体希釈剤と混合することによって、所望の飲料をその場で生成して、続いて又は同時に提供することができる。単位用量に対する液体希釈剤の添加及び混合は、一般的にディスペンサー装置内で行われる。
MBFBをその場で生成して分配することは、1つ又はいくつかの容器に格納されたMBFB濃縮物を混合することを含む。MBFB濃縮物は、炭酸希釈剤、代表的には炭酸水又はやや中性の風味特性を特徴とする炭酸ベースビールと混合される。炭酸希釈剤は、室温及び大気圧で飽和以上の濃度のCOを含む液体である。炭酸希釈剤は、一般に大気圧より高い圧力でその場で格納又は生成されるので、COは液体希釈剤に溶解される。混合チャンバー内で炭酸希釈剤をMBFB濃縮物と混合すると、圧力降下により、分配前に混合チャンバー内でCOが泡(froth and foam)を生成することがある。生成される泡の量は、CO濃度、温度及び圧力に依存するが、それは炭酸希釈剤が混合されるMBFB濃縮物の組成にも依存する。従って、様々な種類のMBFBを分配するように設計されたディスペンサー装置の場合、すべてのMBFB種類に適用可能な所望の量の泡を形成するように装置をプラント内で調整することは不可能である。「それ一つで何でも通用する」というシステムは、ここでは当てはまらない。
ビール濃縮物から始まって最終ビール飲料を生成するための根本的な問題は、瓶ビール、缶ビール、特にドラフトビール等、通常の再構成されていないビールに割り当てられた仕様をできるだけ満たすことである。この問題は、特に利用者の利便性、口当たり、味、分配速度、泡の質、及び泡の形成と安定性、コスト及び維持等、特に消費者の受容レベルにおいての大きな課題を表している。
第一の課題は、ビール濃縮物自体の炭酸化である。一般に、消費者に受け入れられるためには、適切な寸法及び安定性の妥当な泡(foam head)が必要とされるので、炭酸化はビールにとって特に重要である。これは上述したビール中のCOの適切な濃度によってのみ得られる。
更に技術的に複雑なのは、泡形成及びその安定性がビールの配合及び濃度に依存するということである。例えばビールの泡は、異なる相対的疎水性を有する異なる基のポリペプチドを含む。ポリペプチド基の疎水性が増すにつれて、泡の安定性も増す。
一般に、ビール濃縮物の炭酸化は難しい。なぜなら、製品は炭酸化後に泡立つ場合があり、そのため特に分配の際に生成して取り扱うことが困難である。これは消費者の観点から極めて望ましくない。ビール濃縮物の発泡は、分配された最終ビールを得るために添加される二酸化炭素の体積の関数であるだけでなく、ビール濃縮物含有物及び分配される最終ビール飲料の種類の関数でもある。
上記のことから、炭酸希釈剤を様々なMBFB濃縮物と混合することによってMBFBを分配するための効率的且つ効果的なディスペンサー装置を提供することが望ましい。同装置は、MBFBを容器に分配中に生成される泡の品質及び量を調整することができる。
同様に非常に重要なのは、炭酸化のレベルが特定の種類のビールについては満たされていること、及び必要な炭酸化のレベルが分配の間及び分配時に伝達され維持されて、ドラフトビールを分配するときの条件に匹敵する単一及び/又は可変量のビールの再構成を可能にしなければならないことである。
更に、濃縮ビールの炭酸化では、特に消費者によって必要とされる供給量が変動し、様々な種類のビールの組み合わせに必要とされる適切な炭酸化を維持することが困難であった。その結果、特定のビールや供給量に対する所定の炭酸化レベルを満たすのに、多くの炭酸化プロセス及び炭酸化装置の調整が継続的に必要となる。
消費者の観点からは、一般に、二酸化炭素の存在はビールをより美味しくし(すなわち口当たりをよくし)視覚的に魅力的にする。消費者は泡がない限り飲み物は不完全であるとみなしがちで、特定の種類のビールには特定の形の泡が期待される。例えば、PerfectDraft Stellaは、典型的には、泡の高さが約40mmであり、泡の半減期はエッチングされていないグラスにおいては約70秒である。さらに、溶解したCOが風味に影響する。ビールが適切に飽和していない場合、出来上がりの完全な味のビールの特徴を欠いているか、或いは完全な味を捉えられない。さらに、ある程度の炭酸化において二酸化炭素は保存性を有し、カビや酵母に対して効果的な抗菌効果を有する。
さらに、特に家庭での使用には、炭酸化効果及び効率を向上させた装置が必要とされている。炭酸化装置は、大量の液体中でのCOガスの供給の場合よりも小さいが、相当な圧力降下による影響を受けやすく、強力で高エネルギー消費のポンプが必要となる。前記炭酸化装置又は炭酸化システムの一部は、家庭環境において極めて大きな空間を必要とし、特にインラインシステムは、長さがかなりある流体ラインで動作する。
さらに、装置は、現場洗浄(clean-in place;CIP)を維持する必要があり、稼動後に同システムに残留物や無駄を残さない必要がある。これは、異なるビール濃縮物の種類を炭酸化するのに同じディスペンサーシステムを使用しなければならない場合、特に問題となる。
DE1757283には、バッチ式炭酸化装置を使用して所望の供給温度で飲料を分配し、続いて炭酸水を冷却する方法が記載されている。好ましい実施形態では、ビール濃縮物は飲料濃縮物として使用される。
上記にもかかわらず、使い捨て飲料容器から単一又は複数種のビールを効果的且つ効率的に生成するための方法及び装置が依然として望まれる。
本発明は、そのような目的を満たす解決手段を提案する。本発明のこれら及び他の目的は、図面、詳細な説明、及び添付の特許請求の範囲を考慮して見れば明らかであろう。
麦芽ベース発酵飲料の生成及び分配のための装置は、麦芽ベース発酵飲料濃縮物入口と、希釈剤入口と、加圧ガス入口と、希釈剤入口及び加圧ガス入口を有する炭酸化ユニットと、炭酸希釈剤と飲料濃縮物とが混合される混合ユニットと、を備える。最終的な構成の飲料は、泡の高さが少なくとも6mmであり、泡の半減期は15秒を超える。
一実施形態によれば、本発明は、炭酸化ユニットの炭酸水出口において、0.75mm未満、好ましくは0.50mm未満、極めて好ましくは0.25から0.75mmの間の平均主要寸法を有する気泡を発生させることができる装置に関する。別の実施形態によれば、本発明は、混合ユニットの入口において、水が5から10gの間のCO/Lを含む装置に関する。さらに別の実施形態によれば、装置は、液体を炭酸化ユニットの入口に接続する液体ライン(図1(6))と、炭酸化ユニットを混合ユニットに流動的に接続する液体ラインと、容器への出口液体ラインとを備える。さらに別の実施形態によれば、装置は、炭酸化ユニットの入口に接続する液体ライン(6)及び/又は炭酸化ユニットを混合ユニットに流体接続する液体ラインに流量制御装置を備える。流量制御装置は、液体ラインを通る流量を調整し、流量制御装置が液体に溶解したガスを維持するように液体の滞留時間を調整する。下位の実施形態では、装置はさらに、炭酸化ユニットの入口でガスを変化させるガス圧力調整手段と、炭酸化ユニットの水入口及び/又は液体ライン内で水に対する圧力を制御する水圧制御ユニットとを含む。別の下位の実施形態では、水圧制御装置により、液体ライン内の圧力が液体に溶解させた気体を維持することを可能にし、好ましくは液体の水は6バールまで加圧される。さらに別の実施形態によれば、装置は、炭酸化ユニットが水の部分的炭酸化に適合されていることを特徴とする。さらに別の実施形態では、装置は、炭酸化の前に水が冷却される冷却ユニットを含む。装置はさらに、CO格納容器内において、COを水中に導入することができるように連通させたCO格納容器を含む。特定の別の実施形態では、装置は、スパージャー及びスタティックミキサーをさらに含む。別の実施形態によれば、混合チャンバーの下流において減圧管を用いて、容器内の発泡及び炭酸化をさらに制御することができる。本発明の装置は、家庭用として使用することができる。典型的には、本発明の装置は、炭酸水と濃縮物との体積比が少なくとも3:1である。本発明の装置はまた、炭酸水を続けて多種類の濃縮物と混合することを可能にする。特に、本発明によれば、泡の高さ、泡の安定性、泡の大きさ及び/又は口当たりに関して、同等の最終特性を有する通常の構成されていないビールと同様の分配及び品質で、濃厚ビールから一回量及び/又は可変量のビールを提供する炭酸化ユニット混合分配システムが提供される。
本発明は、いくつかの発見に基づくものであり、とりわけその一つは、比較的低い流速では、導入されたCOのかなりの割合がより大きなCO気泡に融合する傾向があり、それが却って分配、泡の安定性、最終ビールの味に影響を与えるという発見である。この発見は、制御された小さな気泡サイズの発生を伴う炭酸化によって、再構成されていないビールに匹敵する高品質の再構成されたビールを分配する、効率的且つ効果的な統合炭酸化のための特定のアーキテクチャをもたらす。
別の実施形態によれば、本発明は、スタティックミキサーの調整の重要性、及びスパージャーの孔径に関連する調整を含む、炭酸化後下流流体ラインの仕様を含む、さらに最適化された炭酸化システムを提供する。
本発明は、麦芽ベース発酵飲料の生成及び分配のための装置に関し、装置は、麦芽ベース発酵飲料濃縮物入口と、希釈剤入口と、加圧ガス入口と、希釈剤入口及び加圧ガス入口を有するインライン炭酸化ユニットと、炭酸希釈剤及び飲料濃縮物が混合される混合ユニットとを備える。最終的に構成される飲料は、泡の高さが少なくとも6mmであり、泡の半減期は15秒を超える。好ましくは、構成された飲料は、少なくとも10mm、より好ましくは少なくとも20mmの泡の高さを有する。上記好ましい飲料は、泡の半減期が、30秒、極めて好ましくは60秒よりも長い。本発明の目的によれば、本明細書に具現化され広く説明されるように、本発明は概して、COガス又は実質的な部分がCOであるガスから、液体希釈剤へのCOの飽和効率を増大させると共に、溶解を増大するための装置及び方法に関する。特定の実施形態では、本発明は、COガス流から液体希釈剤中のCO分子の溶解を促進することに関する。本発明によれば、水性液体中へのCOガスの溶解は炭酸化ユニットの動作により行われる。本発明は、ガス化合物、特にCOの選択的且つ制御された生成及び溶解効率の向上を可能にする装置を提供する。
炭酸希釈剤は、室温及び大気圧下での前記液体希釈剤中のCOの溶解度より高い量のCOを含有する液体希釈剤である。これは、炭酸希釈剤が室温及び大気圧でCO気泡を伴って発泡することを意味する。液体希釈剤は好ましくは水である。しかしながら、水の代わりに他の液体希釈剤を使用することができる。特に、やや中性の風味特性を有するビールを炭酸希釈剤として使用することができる。風味を付けた水溶液も使用することができる。例えば、チェリー、ピーチ等のフルーティーなフレーバーでフルーティービールをつくる。水は、炭酸希釈剤の供給源が炭酸化ステーションを備えたすべての家庭に存在する水道水で良いという点で大きな利点がある。
別の実施形態では、炭酸水と飲料濃縮物とが混合される混合装置を備える家庭用装置が提供される。好ましくは、混合装置の水と飲料濃縮物は別々に供給される。別の実施形態では、混合装置は、炭酸水、特に炭酸水と飲料濃縮物とを良好に混合したものを運んだ後に配置される。
本発明の別の実施形態によれば、家庭用装置は、水の部分炭酸化及び/又は風味付けのため、すなわち、炭酸化された混合後の飲料を生成するために提供される。家庭用装置は、給水、希釈剤の炭酸化のための炭酸化ユニット、及びMBFB濃縮物容器を保持するための容器ホルダーであり、容器ホルダーは、密封手段による容器の開口機構を有する。
希釈剤は、好ましくは水である。この場合、給水装置は、一つの実施形態では、利用者が持つ特定の詰め替え可能な水タンクを有する。好ましくは、水タンクは、装置から取り外し可能である。別の変形例では、給水装置は、新鮮な水供給ライン、特に家庭用蛇口に接続することができる水接続部を有する。
通常、炭酸化ユニットは、水用の接続部、気体CO用の接続部、及び炭酸水用の抽出口を備えた連続ミキサーを含む。さらに、ガス圧を制御するための差圧制御装置が水圧の関数として設けられているため、供給水と供給COとの間の圧力差は略一定である。一つの実施形態では、圧力変動とはほとんど無関係に水の流量を一定に保つ流量調整器も提供される。好ましくは、流量調整器は、単位時間当たりの分配量を一定に保つように構成される。特に好ましくは、流量調整器は、単位時間当たりの所望の分配量が利用者により調整可能であるように調整可能である。
本発明は、いくつかの発見に基づくものであり、とりわけその一つは、比較的低い流速では、導入されたCOのかなりの割合がより大きなCO気泡に融合する傾向があり、それが却って分配、泡の安定性、最終的に構成されたビールの味に影響を与えるという発見である。本発明の他の発見によれば、COのバルク濃度がCOの平衡濃度と等しいかほぼ等しいときに、小さいCO気泡が生成され、ビールとの混合まで維持される。本発明によれば、これは、例えばスパージャー(図2)を介してCOを小さな気泡として導入し、混合により水を通して同気泡を均等に分配することによって達成される。この発見により、ドラフトビールに匹敵する高品質の再構成ビールを分配する効率的且つ効果的な統合炭酸化のための特定のアーキテクチャが得られる。これは、炭酸化ユニットによって可能となり、同炭酸化ユニットは、炭酸水の出口において0.25mmから0.75mmの間の主要寸法を有する気泡を生成することが可能である。「主要」とは、上記寸法を有する気泡が少なくとも50%あることを意味する。「平均」とは数平均を意味する。気泡は、球形又は球形に類似する楕円形等の形状を有していてもよい。微細な気泡の主要寸法は、気泡表面上の最も離れた2点間の直線であると理解されるべきである。炭酸化装置のスパージャー領域における気泡サイズ分布(BSD)に対するスパージャー設計及びプロセスパラメータの影響に関して、気泡サイズ分布(BSD)を調べた(ChemicalEngineering Science 第57巻、第1号、2002年1月、197〜205頁)。BSDによる測定は、当該技術分野においては一般的に知られており、ChemicalEngineering Science 第47巻、第5号、1992年4月、1079〜1089頁に記載されている。
実施形態のバリエーションによれば、COガス流体(図1(2))及び液体希釈剤(図1(1))は、ライン又は流体導管(例えば、管又は流体ライン)内で合流させて減圧のゾーンを流すことができる。COガス流体は、入口ポートを介して、限られた流れの環境内で吸引される。COガスは、市販の加圧COガス格納容器又は二酸化炭素格納システムから放出してもよいし、或いは入口ポートを通って液体流体ライン又は流体導管(例えば管又は流体ライン)の領域に吸い込むことができる。液体流体ライン又は流体導管は、上流又は下流側の流路よりも小径の内径を有する。このため、作動する場合、ガス入口ポートを通るCOガス流体の吸引によって補償される上流又は下流或いはその近傍の真空の生成に比して、液体流体ライン又は流体導管(例えば、管又は流体ライン)の同小径部分内の液体により同領域における減圧をもたらす。
好ましくは、COガスは、上流又は下流より小さい内径を有する液体流体ライン又は流体導管(例えば、管又は流体ライン)のゾーン近くの前又は前方で、蒸気泡のように多孔質装置を通って放出される。液体流体ライン又は流体導管(例えば、管又は流体ライン)は、液体流体ライン又は流体導管(例えば、管又は流体ライン)の内径よりも小さい開口部を有する、インライン入口シールド又は壁と出口シールド又は壁とによって分離されてもよい。
COガス流体と液体流体とが混合される。
本発明によれば、スロットを通して噴射することによって水をCOに富んだ雰囲気中に噴霧する炭酸化ユニットは、本発明の好ましい炭酸化装置である。
必要に応じて、濃縮物と混合する前に、せん断力によって気泡をさらに粉砕する等の、炭酸化後工程を使用することができる。
特定の実施形態によれば、本発明は、インライン炭酸化工程を用いて水を2から10gの間のCO/Lのレベルで炭酸化し、それによって炭酸水を続けてビール飲料濃縮物と混合する、麦芽ベース炭酸飲料の生成方法に関する。
別の実施形態によれば、麦芽ベースビール炭酸飲料の生成及び分配のための装置であって、同装置は、濃縮飲料入口と、希釈剤入口と、加圧ガス入口と、希釈剤入口及び加圧ガス入口を有するインライン炭酸化ユニットと、炭酸水と飲料濃縮物が混合される混合ユニットとを備える。
下位の実施形態によれば、1つ又は複数のビール濃縮物が複数種のビールの容器内に梱包される装置が提供される。
別の下位の実施形態によると、炭酸化ユニットは、水の部分炭酸化に適合されている。
さらに別の実施形態によれば、装置は、炭酸化の前に希釈剤が冷却される冷却ユニットをさらに含む。本発明の非限定的な実施形態は、添付の図面を参照して例として説明される。
本発明の本質をより完全に理解するために、添付の図面と共に以下の詳細な説明を参照する。
図1は、本発明の教示による装置において一体化された炭酸化ユニットを概略的に示す。
図2は、炭酸化ユニットの一例の概略側面図を示す。
図3は、本発明によるディスペンサー装置の概略図を示す。
図4は、298°Kでの圧力に応じた水及びエタノール中のCOの飽和濃度を示す。
一つの実施形態(図1)によれば、装置は、i)麦芽ベースの発酵飲料濃縮物入口(8)と、ii)希釈剤入口(2)と、iii)加圧ガス入口(1)と、iv)炭酸化ユニット(4)とを含み、これらは、主流体ライン(6)に沿って配置され、主流体ライン(6)に沿って流れる水に対し二酸化炭素を加える。
別の実施形態によれば、装置はさらに冷却ユニットを含み、冷却ユニットは主流体ライン(6)に沿って配置され、主流体ライン(6)の第1の部分(炭酸化ユニットの入口まで)に沿って流れる水を冷却し、主流体ライン(6)の第2の部分に沿って流れる水に二酸化炭素を添加する。
図1から、装置は、供給源に接続され濃縮ビール(8)を受け取る流体ライン(7)と、主流体ライン(6)に接続され炭酸水を受け取る計量バルブ(9)とを含む。計量バルブは、主流体ラインから計量バルブの下に位置する容器への水の流出を制御するように設計されている。
図1において、本発明によるディスペンサー装置は以下のように使用される。容器(8)は、麦芽ベース発酵飲料(MBFB)濃縮物を含み、混合チャンバー(9)と流体連通している。炭酸希釈剤の供給源(6)は、同じ混合チャンバーと流体連通している。MBFB濃縮物を炭酸飲料と混合した後、このようにして製造されたMBFBは、分配チャンバーを通して混合チャンバ(9)の出口から容器(10)、すなわちグラス中に分配される。
図4から、水中でのCOの溶解度は、圧力の増加と共に非常に急激に増加し(破線)、2.5バール(bar)で約0.1から0.2モル(mol)%のCOである。COは、純粋なエタノール(EtOH)中ではより高い溶解度(=実線)を有し、2.5バール(bar)の同じ圧力で約1.6モル(mol)%である。エタノールを始め任意の水性希釈剤では、CO溶解度はこれら2つの曲線の間に含まれることになる。図4の曲線は、炭酸希釈剤中の圧力の変化がCOの泡立ち又は溶解をもたらし得ることを示す。これは、液体希釈剤としての水に特に当てはまる。なぜなら、図4の破線は非常に急な勾配を持っているからである。これは、ソーダとは異なり、一度形成された泡が長時間残るため、MBFBにとって重要である。
一つの実施形態によれば、冷却及び炭酸化装置は、主に、インライン冷却装置及びインライン炭酸化ユニット流体ラインを備え、主流体ライン(6)に沿って流れる水を冷却し、二酸化炭素を添加する。
より具体的には、インライン冷却ユニット(3)は、好ましくは、インライン炭酸化ユニット(4)の上流側に、主流体ラインに沿って配置され、二酸化炭素が添加される前に主流体ラインの第1の部分に沿った水を冷却する。
図1において、インライン冷却ユニットは、流体ラインの一部によって供給源に接続され、典型的には周囲温度で水を受け取る入口と、所定の冷却温度で水を供給する出口とを含む。
インライン炭酸化ユニットは、図1の主流体ライン(6)に沿って、インライン冷却ユニットと計量バルブとの間に配置され、主流体ライン(6)の第2の部分に沿って流れる水に対し二酸化炭素を添加する。
インライン炭酸化ユニット(4)は、インライン冷却ユニットから所定の圧力の冷却水と所定の圧力の二酸化炭素の両方を受け取り、その2つ、すなわち水と二酸化炭素とを適切に混合して計量バルブに冷たい発泡水を供給する。
より具体的には、インライン炭酸化ユニットは、図1の主流体ライン(6)の第2の部分を含み、同部分は、好ましくは細長い管状体によって形成され、インライン冷却ユニットの出口に接続されて冷却水を受け取る入口と、二酸化炭素の供給源に接続された入口と、計量バルブに接続され計量バルブに冷却した発泡水を供給する出口とを含む。
炭酸化ユニットは、冷水が導入される入口と連通する混合部を含む。COラインは水等の希釈剤を炭酸化する。
CO経路に入る水の霧状の流れを生成して水への二酸化炭素の取り込みを促進させるために、水噴射装置を用いることができる。
例えば、図2では、炭酸化ユニットは、小さい内部容積を有する管状体を有する。すなわち炭酸化ユニットは、急速に冷却水と二酸化炭素を混合するために、数十ミリリットル、好ましくは20から30ミリリットルに等しい水量を実質的に含むようなサイズである。
好適な炭酸化装置の設計としては、スパージャー表面と炭酸化装置の内部壁間の半径方向距離が最小に保たれ(図2(ID))、及び/又はそれによってスタティックミキサーの長さ(図2(5))が長くなり、及び/又はスパージャーの有効面積が全て減少し、それにより炭酸化装置内の気泡融合が減少するようにする。
別の可能な実施形態では、管状体は、有孔管状膜又はライナーを収容してもよく、内側で水が流れ、加圧された二酸化炭素がその外側を流れる。より具体的には、水は、ライナーからの水の流出を防止すると同時に、二酸化炭素のみを水に通すように設計された多数の横穴を有する有孔ライナーを通って長手方向に流れる。このようにして、二酸化炭素は多数の点で水と接触して水を急速に炭酸化する。本発明の範囲内で定義されるような装置によれば、使用者は所望の炭酸化レベルを選択することができ、それによってバッチ式の炭酸化装置とは異なり、出力が前の分配からの炭酸化装置内の残留炭酸水によって影響されないことは明らかである。バッチ式の炭酸化装置では、炭酸化レベルは、炭酸化装置内のガスヘッドスペースの圧力に応じた滞留時間によって変化する。
上記の装置の好適な実施形態では、図1の流体ライン(6)は、炭酸化後のスタティックミキサー(図1(5))をさらに含むことができる。炭酸化後のスタティックミキサーの長さは、気泡の融合を回避するのに十分な長さである。
本発明によれば、炭酸化する水のインラインプロセスは、搬送動作中に炭酸化される。すなわち、水は、ポンプ移送されている間にCOと共に濃縮される。
本発明によれば、装置はさらに、流量調節手段を含み、流量調整手段は、コマンドにより、冷却水及び/又は二酸化炭素の圧力を調整して、冷却水に添加される二酸化炭素の割合を調整する。
より具体的には、流量調整手段は、例えば、逆流防止バルブ、及び/又は加圧水供給ポンプ、及び/又は流量調整装置を備える。逆流防止バルブは、インライン冷却ユニットの出口とインライン炭酸化ユニットの入口との間に配置され、二酸化炭素の圧力が水の圧力を超える場合、インライン冷却ユニットへの二酸化炭素の流れを防ぐ。加圧水供給ポンプは、出口間に配され、コマンドに従ってインライン炭酸化ユニットへの水供給圧力を調整する。流量調整装置は、二酸化炭素の供給源とインライン炭酸化ユニットの入口との間に配置されて、コマンドに応じて入口への二酸化炭素の供給圧力を調整する。
流量調整手段は、設定装置に接続された電気制御装置によって制御される。設定装置は、必ずしも必要ではないが、好ましくは計量バルブに配置され、利用者が分配のために冷水中の二酸化炭素レベルを調整できるようにする。
より具体的には、装置は、所定の最大値に対応する、最低レベルから最高レベルまでの二酸化炭素レベルのうち2つ以上の二酸化炭素レベルを設定するように設計されてもよい。
電気制御装置は、設定されたレベルを受信し、それに応じて流量調整手段を制御する。当然、流量調節装置は、コマンドに従ってインライン炭酸化ユニットの入口から供給源を遮断するように設計された開閉弁、又は同様の装置と置き換えられてもよい。
利用者が中間の二酸化炭素レベルを選択する場合、それに応じて、電気制御装置は流量調整装置を制御してインライン炭酸化ユニットの入口への二酸化炭素の供給圧力を調整する。
供給源は、水又は他の飲料等の液体希釈剤を大気圧より上、通常は約2バールの圧力で、連続的に供給するためのものである。供給源は、装置が設置される施設の飲料水回路を含むことができる。例えば、ダイヤフラムポンプによって供給されるろ過された水道水である。より好ましくは、給水源は、コマンドにより給水源を主流体ラインから隔離するための開閉弁を介して主流体ラインに接続されてもよい。
品質が十分ではない場合、水道から出てくる水を処理するためにフィルタを使用することができる。炭酸水以外の炭酸希釈剤を使用する場合、容器に格納することができる。
或いは、装置は、既知のディスペンサーで使用されるような水タンクを含んでもよい。
一方、二酸化炭素の供給源は、高圧二酸化炭素を収容し、減圧器を介して所定の圧力で二酸化炭素を供給するシリンダーを備えてもよい。
装置の操作は次の通りである。使用者が所定の二酸化炭素レベルを選択し計量バルブを作動させると、電気制御装置は、流量調節装置を制御してインライン炭酸化ユニットの入口に所定の圧力で二酸化炭素を供給し、同時に、開閉バルブを作動させて水を主流体ラインの第1の部分に沿って、好ましくはインライン冷却ユニットによって冷却される冷却流体ラインに沿って流す。
次に、冷却水は、主流体ラインの第2の部分に沿って、すなわち二酸化炭素と徐々に混合されるインライン炭酸化ユニットの管状体を通って流れる。次に、炭酸水は、主流体ラインの端部に沿って計量バルブに流れ、これにより容器内に分配される。
本発明の特定のアーキテクチャによれば、本発明の装置は、タンクを排除し、非常に小さい水収容容量のライン冷却ユニット(図1(3))とインライン炭酸化ユニット(図1(4))−数十ミリリットルで測定可能−とを設け、ディスペンサー内でのカビやバクテリアの発生の可能性を防ぎ、利用者の健康と衛生面から明らかな利点を持つ。
さらに、この装置は、利用者の要求に応じて変動する二酸化炭素の割合で冷却水を連続的且つ速く供給する。実際、利用者は、所定範囲の二酸化炭素レベルのうちの1つを含む冷却水を分配することを選ぶことができる。
MBFB濃縮物を含有する単一の容器(8)が図1に示されているが、それぞれが異なる成分を含む濃縮形態で、2つ以上の容器を使用することができる。1つの容器はまた、それぞれが対応する濃縮成分を含むいくつかのチャンバーを備えていてもよい。本発明では、容器の数や形態は限定されない。MBFB濃縮物は、液状(又はペースト状)であり、そのためMBFB濃縮物は加圧下で容器から混合チャンバーに流れる。MBFB濃縮物は固体粒子を含んでいてもよいが、その場合液体媒体中において懸濁した状態でなければならない。容器は、1つのグラスへの一回の分配に十分な量のMBFB濃縮物を含んでいてもよい(一回分の容器)。或いは、容器は、数回の分配に十分な量のMBFB濃縮物を含んでいてもよい(複数回分の容器)。後者は、MBFB濃縮物の単位体積当たりの梱包コストの観点から経済的である。
図1(8)/図3(8)の容器に収容されたMBFB濃縮物は、従来の方法で(例えばビール用に当技術分野で知られている任意の方法で醸造することによって)発酵飲料を生成し、その後生成された発酵飲料を濃縮することによって得ることができる。濃縮は、その中に含まれる水の一部を除去する一方で、その中に含まれるエタノールの一部を除去することによって行われる。当業者に周知の適切な膜を用いて、濾過、精密濾過、限外濾過、又はナノ濾過によって、相当量の水とエタノールの両方を飲料から除去することができる。
混合チャンバーへのMBFB濃縮物の流れは、重力のみによって動かすことができ、弁によって制御することはできるが、炭酸希釈剤の流れも重力によって駆動されることになるので、この実施形態は好ましくない。混合チャンバーへの希釈剤の開口部のレベルで急激な圧力降下を生じないようにする。従って、ポンプ(図示せず)を用いるか、又は加圧ガスの供給源(図3の(1))、好ましくは加圧されたCOを用いて容器(図3の(8))の内部を加圧することによって、MBFB濃縮物の流れを動かすことが好ましい。加圧ガスは圧力容器に格納することができる。ガスはポンプで加圧することができる。或いは、利用可能であれば、加圧ガスをネットワークから取得することができる。混合チャンバーに供給されるMBFB濃縮物と炭酸希釈剤との体積比を制御できることが重要である。このため、MBFB濃縮物及び炭酸希釈剤の流量を制御する弁を設けることができる。或いは、容積式ポンプのような容積式流量制御装置を使用して、混合チャンバーに供給されるMBFB濃縮物及び炭酸希釈剤の容積を制御することができる。
本発明の目的のために、用語「ビール」は、特定の国の法律、規制、又は規格の下で「ビール」と定義される特定のサブセットの飲料を含むが、これに限定されない。例えば、ドイツのeinheitsgebotは、水、大麦麦芽、及びホップ以外の成分を有する飲料は「ビール」と見なすことはできないと規定するが、本発明の目的のため、「ビール」という用語はそのような成分制限を持たない。同様に、本発明の目的のため、「ビール」という用語は、飲料のアルコール含有量に対する制限を意味するものではなく、又はそれを制限するものでもない。本発明はアルコール性及びノンアルコール性のビール飲料双方に適用される。本明細書で使用される場合、用語「濃縮物」は、オックスフォード辞書の定義を与えられる。「希釈剤を除去又は減少させることによってつくられる物質;何かの濃縮形態」(http://www.oxforddictionaries.com/definition/english/concentrateを参照)。これに沿って、用語「ビール濃縮物」、或いは「(濃縮)ビールベース」又は「ビールシロップ」は、それぞれ、その溶媒成分の大部分を有するビールに関することを意味する。例えば、味、香り、色、口当たり等のような特徴を与える溶解成分の大部分を保持しながら、水を除去したものである。
当業者に認識されるように、本発明の様々な実施形態によって生成され使用される濃縮飲料は、ナノ濾過、限外濾過、精密濾過、逆浸透、蒸留、分別、カーボン濾過、又はフレーム濾過等の多数の異なる工程によって生成することができる。濃縮プロセスは、セルロースアセテート、ポリスルホン、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリラクチド、ポリエチレンテレフタレート、ゼオライト、アルミニウム、及びセラミックからなるグループから選択される1つ又は複数の材料から構成される半透膜を用いて行われてもよい。濃縮方法は、ビールから水を部分的又は実質的に分離し、それによってその中に溶解している成分の大部分を初期の容量よりも少ない量で保持することを可能にする、当技術分野において認められている様々な技術のいずれかを含み得る。飲料業界で現在使用されている技術の多くは、いわゆる膜技術に依存している。膜技術は、従来の熱処理法に代わるより安価な方法を提供し、半透膜を利用して物質を2つに分離することを含む。膜孔径よりも小さい粒子を含む部分は膜を通過し、本明細書で使用されるように、「浸透物」又は「濾過物」と呼ぶ。本明細書中で使用される場合、膜の供給側に保持されている他の全てのものは「滞留物」(retentate)と呼ぶ。本明細書中で使用される場合、用語「濃縮係数」は、工程A)に付されたビールの量と、工程A)の最後に得られた滞留物の量との比として理解されるべきである。つまり、本発明の方法における工程A)における供給量と得られた滞留物の量との比である。特に好ましい実施形態では、工程A)で得られた滞留物が3以上、好ましくは5以上、より好ましくは10以上、最も好ましくは15以上の濃縮係数を特徴とする、前述の実施形態による方法が提供される。
本発明の濃縮飲料を製造するために利用される方法は、1つ以上の濃縮工程を含み得る。特定の実施形態では、例えば、飲料は、一次ビール濃縮工程(例えばナノ濾過)によって一次的なビール濃縮物(滞留物)及び浸透物を得てもよい。滞留物は、炭水化物、タンパク質、及び二価及び多価の塩等の固体からなり、透過物は、水、アルコール、及び揮発性香味成分からなる。次いで、透過物を1つ以上のさらなる濃縮工程(例えば、蒸留又は逆浸透)にかけて、アルコール及び芳香等の他の揮発性香味成分に富む透過物を得ることができる。次いで、元の工程からの滞留物をこの濃縮透過物と合わせて濃縮ビールを生成し、本発明の方法及び装置に従って梱包する。本発明の特定の実施形態では、得られる濃縮飲料は、約30°ブリックスから約80°ブリックスの間の糖含有量を有し、別の実施形態では、約50°ブリックスから約70°ブリックスの間の糖含有量を有する。本発明の他の実施形態では、濃縮ベース液は、10°ブリックスから30°ブリックスの間の糖分を有する。これらの実施形態では、濃縮飲料は、約2ABVから約12ABVの間、約10ABVから約14ABVの間、又は約50ABVから約70ABVの間のアルコール含有量を有することができる。
本発明の好ましい実施形態では、濃縮ビール飲料から1つ以上の様々な量の飲料を製造するために、容器は(容器上の金属キャップを穿刺することによって、又は当業者に周知の他の技術によって)開封され、多様な最終的なビール飲料を生成する。
ビール容器は、単一の区画をもつ缶、バッグ、カップ又は箱の形態であってもよいし、又はその中に第1の区画及び第2の区画があるものであってもよい。
また好ましくは、バッグ、カップ又は箱は、アルミニウム、プラスチック、ガラス、及び/又は金属箔で形成されている。
さらに、第1の区画及び第2の区画はそれぞれ開放機構を含む。同開放機構によって、第1の区画及び第2の区画は、ディスペンサー装置内で同時に開く、或いは、第1の区画及び第2の区画のそれぞれから蓋部分を穿孔、引き裂き、又は除去によって1つ以上の位置でディスペンサーに挿入される前に開く。
さらに、飲料容器は、追加の飲料濃縮物又は他の望ましい成分を含むように動作可能な第3の区画を含む。
本発明の特定の例示的実施形態では、消費に適した飲料を生成するために濃縮飲料に添加される水は過炭酸水である。
いくつかの好ましい実施形態では、濃縮飲料は水が添加された濃縮高重力ビールであり、ビールを希釈して飲料を生成するものである。これらの実施形態では、水の添加により、約1°ブリックスから約30°ブリックスの糖含有量及び約2ABVから約16ABVのアルコール含有量を有するビールが得られる。例示的な実施形態では、得られるビールは、4°から7°ブリックスの糖含有量及び2から8ABVのアルコール含有量を有する。別の例示的な実施形態では、得られるビールは、約17°ブリックスの糖含有量、及び8ABVから12ABVの間のアルコール含有量を有する。様々な実施形態において、得られるビールは、2から4ABVの間、4から6ABVの間、6から8ABVの間、8から10ABVの間、又は10から12ABVの間のアルコール含有量を有する。
上記の実施形態は濃縮飲料を液体で希釈することを説明しているが、水以外の他の液体を濃縮ビール飲料に添加して最終のビール飲料を生成できることを当業者であれば容易に認識するであろう。
本発明の特定の実施形態では、1つ以上の風味成分を濃縮飲料に添加して最終飲料を生成することができる。適切な香味成分の例としては、スパイス風味、フルーツ風味、ホップ風味、モルト風味、ナッツ風味、スモーク風味、他の適切な風味(コーヒー風味やチョコレート風味等)が挙げられる(ただし、これらに限定されない)。
さらに、他の濃縮成分を添加又は濃縮飲料と一緒に組み合わせて、最終飲料を生成することができる。なお、他の濃縮飲料を含むがこれに限定されない。
これらの濃縮成分は、例えば、ホップ濃縮物、フルーツ濃縮物、甘味料、苦味添加剤、濃縮スパイス、発泡促進剤、濃縮麦芽ベース液体、濃縮発酵液、濃縮ビール、着色料、香味添加剤、及びそれらの混合物等の固体又は液体成分が可能である。場合によっては、濃縮成分(例えば、濃縮ビール)はアルコール濃縮成分でもよい。本発明の実施形態によれば、容器内に梱包された濃縮飲料の量を測定して、複数回分の飲料を容器内の濃縮飲料から調製する。本発明の他の実施形態では、濃縮飲料は、複数回分の飲料を生成するのに適した量で梱包されている。これらの実施形態のいくつかにおいて、飲料の複数の分量は単一の混合工程で製造される。他の実施形態では、濃縮飲料を液体と繰り返し混合して、連続して一杯ずつの飲料を調製することができる。
本発明の例示的な実施形態では、ビール飲料濃縮物から飲料を調製するための装置が提供される。この装置は、ビール飲料濃縮物が梱包されている少なくとも1つの容器の受け部と、水(及び同等の液体)を摂取するための少なくとも1つの液体摂取口と、ビール飲料濃縮物が炭酸水(又は他の液体)と混合して飲料を生成する少なくとも1つの混合要素と、ビール飲料が分配される出口と、を備える。
本発明による一部分とは、生成される飲料の家庭での生成量に対応する量を意味する。具体的には、1回分の飲料は、約20mlから約1000ml、より好ましくは約100mlから約500ml、さらに好ましくは約100mlから約300ml、さらに好ましくは約200mlの量である。飲料の一回分の量は、例えば、選択された容器の大きさ又はグラスの大きさによる。さらに、好ましくは、水と飲料濃縮物との選択された混合比によるものであってもよい。特に好ましくは、利用者が給仕するサイズを選択することができる。部分的梱包の飲料濃縮物は、本発明の一実施形態によれば、飲料を提供するのに十分な量の飲料濃縮物を含む。別の実施形態では、部分的に梱包された飲料濃縮物は、選択可能な最大限の量の飲料を生成するのに十分な飲料濃縮物を含む。例えば、一杯分の最大の選択可能量の飲料は、およそ400mlの飲料に対応する。しかし、第1の実施形態では、使用者が約200mlの飲料供給量を選択するならば、梱包された飲料濃縮物の部分によって2回の供給がなされる。第2の実施形態では、一回の飲料供給に対応する梱包された飲料濃縮物の部分によって、特に高濃度の飲料濃縮物を含むものが生成される。別の実施形態では、部分毎に梱包された飲料濃縮物は、多くの飲料濃縮物に対応し、平均量、例えば約200mlを有する飲料の調製に十分である。好ましくは、飲料濃縮物の濃度は、増加又は減少する完成した飲料中の部分量によって変えることができる。
一つの実施形態では、インラインプロセス水による炭酸化は、約2g/L〜約10g/L、好ましくは約4g/Lから約8g/L、より好ましくは約4g/Lから約8g/L、特には約6g/LのCO含有量を有する。好ましくは、飲料濃縮物は、最終完成品中に存在するか又は存在することになる濃度のCOをおおよそ含む。これは、家庭用器具で生成された炭酸水が、完成した飲料で提供されるよりも高いCO濃度を有さないという利点を有する。従って、飲料濃縮物を添加しても、完成した飲料中のCOの総濃度は低下しない。
例:
インライン炭酸化ユニット、混合及びディスペンサーシステム(図3)は、開発され、テストされたことにより、再構成されていない通常のビールと比べて、同じ分配速度及び同様の品質(炭酸化、気泡及び泡の特性、口当たり)で濃縮ビールから単一及び可変量のビールを再構成することが可能になった。これらの例はまた、好ましい炭酸化ユニットが、市販のインライン炭酸化装置と比較して、より低速度で稼動することにより、スタティックミキサーを含むインライン炭酸化システム(図3(4))を含むことを実証する。ダイヤフラムポンプを使用して、インライン炭酸化装置に供給される水を加圧することができる。次に、分配速度は、ガス圧と水圧との差によってさらに制御することができる。大気圧で分配した後に測定すると、水は4.4g/Lまで炭酸化することができる。1.1L/分の分配速度では、炭酸化は4.1g/Lであった。炭酸化前の水温は典型的には2℃である。炭酸化装置への給水を3,6バールに加圧し、3.9バール、1,3L/分の分配流量でCOが供給され、分配されたビールの炭酸化は3.0g/Lであった。CO圧力が水圧よりも0から1.2バール高い範囲である限り、炭酸化性能は水圧の増加によってさらに改善された。使用されるビール濃縮物はステラ(STELLA)及びレフ(LEFFE)であり、7バールまでの圧力をかけられる航空会社加圧樽からの3倍濃縮物である。使用される流体ライン(図1の(7))は、2.5mm直径の管である。使用される流体ライン(図1の(6))は、直径8.4mmの管を有する第2の管に連結された直径2.5mmの管である。炭酸化装置(図2)においては、長さ(l)5cm、内径(ID)2.0cm、スパージャー(3?Komaxスパージャー)2.2cmである。スパージャーと管壁の間の半径距離0.55cmである。スタティックミキサー(Komac)は、直径1.27cmであり、15.2cmである。流量は1L/分である。炭酸水をビール濃縮物と2:1の比率で制御して混合した。航空会社圧縮Y字型接続は、炭酸水の入口と濃縮物によって異なる直径のものを使用した。濃縮物を0.5バールで供給した。再構成ビールを1.5L/分から2L/分で分配した。
プロトコル:
以下のプロトコルは、インライン炭酸化による再構成されたビールの特性と、市販の瓶ビール、缶ビール、ドラフトビールや、バッチ式で炭酸化され再構成されたビールの特性とを比較するために、ビールの泡と気泡に関するパラメータを測定するために設計したものである。このプロトコルは以下を含む。
1.
ビールを分配するためのプロトコルであって、具体的には、グラスの種類、ビールとビールグラスの温度、グラスの表面状態、グラスへのビールの分配角度
2.
気泡と泡の測定プロトコルであって、泡の高さと半減期の測定、泡内の代表的な気泡の直径の測定、ビール内の気泡の直径と分布の測定、泡のクリーミーさの定性的評価を含むプロトコル
ビールを分配するためのプロトコル:
異なるビールを比較するときに、主要な泡や気泡のパラメータにグラスが影響を与えることを排除するために、調査のためのグラスの種類を標準化する。すべてのビール製品は、PerfectPint Activator Max 20オンスのビールグラスに注ぐ。強化されたビールのグラスとCEからつくられ、典型的な円錐形に形成され、高さ160mmであり、グラスの底部にはレーザエッチングされた気泡核生成領域を有する。分配時点におけるビールグラスの温度は、15±3℃であり、試験前にサーモカップルによって測定された15℃に設定された水浴槽中にビールグラスを浸すことによってグラス温度を制御した。分配されたビールは冷やされて提供する。缶入りや瓶入りのビールは分配される前に冷蔵庫に入れておき、ドラフトビールはディスペンサーシステムによって提供された低温で提供する。インライン及びバッチ式炭酸化再構成ビールは、2℃の目標温度で提供する。分配されたビールの温度は、分配後3分でビデオ映像が撮影された後、測定される。すべてのグラスは、温度調節された水浴槽に浸される前に柔らかいスポンジと水道水を使って汚れを落とす。分配直前に、グラスを水浴槽から取り出し、余分な水分を振り落とすことによって雑に乾燥する。ビールの元の種類ごとにビールの分配方法を標準化する。PerfectDraftの場合、分配手順は利用者のマニュアルに詳述されている通りである。瓶ビールや缶ビールの場合は、グラスを45度傾けてグラスに触れない程度に瓶/缶を近づけて注ぐ。ビールのレベルがグラスの1/3に達したら、グラスをまっすぐにして、ビールがグラスの1/2(グラスの底から7cm)に達するまでゆっくりと注ぐ。バッチ式炭酸ビールの場合は、ビール分配管をビールグラスに対して垂直に配置し、グラスを45度の角度にする。インラインの炭酸化ビールの場合、分配ノズルの角度は垂直に対して約30度であり、最初は45度でグラスを配する。流れはグラスの側面に沿って下方に進む。ビールのレベルがグラスの半分ほどまで上がったら、グラスを徐々に垂直にする。AmericanBrewers Associationからのドラフトディスペンスガイドは、BeerAdvocateのWebサイト(https://www.beeradvocate.com/beer/101/pour/)でさらに見つけることができる。
気泡と泡の測定プロトコル:
ビールの泡立ちと泡の測定は、ビデオと写真の技術を利用して分析される。iDSカメラは、ビール内の気泡やグラスの表面に形成された泡のビデオや写真を記録するために使用される。画像ソフトウェアを使用して、ビデオ及び写真を分析し、泡の高さや半減期、泡の中の代表的な気泡の直径、ビールの中の気泡の直径の分布を定量化する。別の手持ち型カメラは、泡の定性的評価を支持するために使用され、ビールの視覚的情報を撮るために使用される。
実験構成:
テストベンチの基準位置にビールグラスを置く。2台のiDSカメラがそれぞれ2台の三脚でテストベンチに設置される。カメラ1(カラー)はビールの中心線に焦点を合わせ、ビールグラスの中心軸に沿って上昇するビールの気泡を監視できるようにする。カメラ2(モノクロ)はグラスの前面に焦点を合わせて、泡の監視をできるようにする。均一な照明を提供するために、リングライトがビールグラスの後ろに固定される。リングライトの後ろの背景を黒くしてコントラストを強調する。泡の高さは、ビール/泡の界面と、グラスの中心軸における泡/空気の境界を示す影の線との間の距離を、カメラ2で撮ったビデオ映像から30秒間隔で記録することによって、時間の関数として測定する。高さ対時間のデータに対数方程式を当てはめると、泡半減期が得られる。最初の画像から30秒後、1.0分後、1.5分後、2.0分後、4.0分後の泡の高さを続けて記録し、データを対数減衰に合わせることによって半減期を計算する。グラスの上、そして側面から、分配されたビールの泡の写真を撮るために、別の手持ち式カメラが利用し、クリーミーさを視覚的に評価できるようにする。視覚的外観に基づく泡のクリーミーさの尺度を1〜5とする。
データ:
ドラフト(Perfect Draftシステム経由)
CarboQc分析器により測定された炭酸化レベルは3.2g/L(変動0.29)
平均気泡サイズは0.3から0.4mm
泡(形成、安定性、泡の高さ及び泡の半減期)
ステラパーフェクトドラフトのステラボトル及びステラ缶ではクリーミーさと安定性
ステラパーフェクトドラフト:47.3±4.2mm、71.3±11秒
ステラボトル:7±1.5mm、18.7±2.8秒
ステラ缶:9.2±2.7mm、16±1秒
再構成されたステラのデータは、ステラ缶、ステラボトル、ステラパーフェクトドラフトの結果と一致し、同様の炭酸化製品の要求と泡形成及び品質及び気泡サイズパラメータを得られた。レフについても同様の結果であった。
様々な実験によれば、好ましい実施は、スパージャー表面と炭酸化装置の内部壁との間の半径方向距離を最小に保ち、水の環状速度を増加させて水中でのCOの効率的な分配及び改善された溶解を達成することである。それによって炭酸化装置内の気泡の融合を抑制する。
様々な実験によれば、好ましい実施は、スタティックミキサーを長くし、COの改善された溶解により高い炭酸化効率をもたらすことにより、炭酸化装置内の気泡の融合を抑制し、よって流れを滑らかにすることである。
様々な実験によれば、スパージャーの有効面積の削減は、ガスを少なくして融合を抑制することにより流量を平滑化するのに有益であることが見出された。

Claims (15)

  1. 麦芽ベース発酵飲料の生成及び分配のための装置であって、麦芽ベース発酵飲料濃縮物入口(8)と、水入口(1)と、加圧ガス入口(2)と、水入口及び加圧ガス入口を有するインライン炭酸化装置(4)と、炭酸水及び麦芽ベース発酵飲料濃縮物を混合する混合ユニット(9)とを備える、装置。
  2. 最終的に構成される飲料は、少なくとも6mmの泡の高さを有し、泡の半減期が15秒を超える、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記炭酸化ユニットが、炭酸化ユニットの炭酸水出口で、0.75mm未満、好ましくは0.50mm未満、更に好ましくは0.25から0.75mmの間の平均主要寸法を有する気泡を発生させることができる、
    請求項1又は2に記載の装置。
  4. 水は、前記混合ユニットの入口において、5から10gのCO/Lを含む、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 液体ライン(6)と、前記液体ラインを通過する流量を調整する流量制御装置とをさらに備え、
    前記流量制御装置は、液体内に溶解されたガスを維持するように液体の滞留時間を調整する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記炭酸化ユニットの入口でガスを変化させるためのガス圧力調整手段と、前記炭酸化ユニットの水入口での水、及び/又は液体ライン内での水に対する圧力を制御可能な水圧制御ユニットとをさらに備える、
    請求項5に記載の装置。
  7. 前記水圧制御ユニットは、前記液体ライン内の圧力によって前記液体に溶解しているガスを維持させる、
    請求項6に記載の装置。
  8. 液体水は、6バールまで加圧される、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 炭酸化ユニットは、水の部分的炭酸化に適合されていることを特徴とする、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記装置は、炭酸化の前に水を冷却する冷却ユニットを備えることを特徴とする、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記装置はさらに、気体COの格納容器をさらに備え、前記格納容器は、中に格納されたCOが水中に導入されるように連通することを特徴とする、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の装置。
  12. スパージャー及びスタティックミキサーをさらに備える、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 家庭用の器具である、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の装置。
  14. 炭酸水と濃縮物との体積比が少なくとも3:1である、
    請求項1から13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記炭酸水は、続いて多種類の濃縮物と混合される、
    請求項1から14のいずれか一項に記載の装置。
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