JP2020503821A - コンバージキャストネットワークにおけるパケット送信のための方法、コンピュータ可読記憶媒体及びデバイス - Google Patents

コンバージキャストネットワークにおけるパケット送信のための方法、コンピュータ可読記憶媒体及びデバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、コンバージキャストネットワークにおいてパケット送信に対するスケジューリングを決定する方法に関する。本方法は、ネットワークにおいて動作を実施する要求を受信することを含む。シンクノードからのクエリを初期化すること、クエリは、複数のノードに送信され、クエリに応答して、受信機は、或る期間に指示的な情報を受信する。シンクノードにより、受信した情報に基づき、かつノードの優先順位付き順序を得るために各ノードに優先順位を付けるソート機能を使用して、複数のノードをソートすること。各ノードに対するデータ生成解放時間と各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間との間の差を求めることにより、時間データに基づいて各ノードに対するエンドツーエンド遅延を計算すること。一組の所定スケジューリング基準を有するスケジューリング機能に基づきノードの各々に対するパケット送信をスケジューリングすること。スケジューリングされた順序を使用し、木におけるパケット送信を実施すること。

Description

本開示は、包括的には、無線マルチホップコンバージキャスト(convergecast)ネットワークにおける遅延センシティブなスケジューリングに関し、より詳細には、不均一な解放時間の環境においてスケジュールサイズ及びエンドツーエンド遅延を共同で最小限にするスケジューリング方式に関する。
無線センサネットワーク(WSN)は、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)の取組みの重要な構成要素である。WSNは、周囲のインフラ及び設備に対してシームレスな接続性及び制御能力を与える。WSNはまた、環境を測定しモニタリングすることを通して現実世界のデータへのアクセスも提供する。しかしながら、厳重な信頼性制約がある応用では、WSNが十分に採用されていない。例えば、遅延は、多くの製造及び他のセンシティブな設備では重大な問題である。こうした環境では、センサノードは、利用可能となるとすぐにモニタリングセンターのシンクノードにデータを伝送しなければならない。こうしたデータ収集は、周期的プロセスである場合もあれば非周期的プロセスである場合もある。ノードの全て又は一部からデータが利用可能となると、制御センターは適切な動作を選択することができる。
したがって、厳密な遅延及び信頼性要件がある応用に適応することができる特殊化したネットワークを開発する必要がある。近年、いくつかの標準規格は、干渉、遅延、並びに現行の標準規格及び将来の標準規格との統合等、WSNの信頼性を向上させるいくつかの問題に取り組むように開発されてきた。例えば、WirelessHart及び802.15.4eは、スケジューリング時間がタイムスロットと呼ばれる周期的間隔に分割される、TDMAと、遅延及び干渉を抑制しようとする周波数ホッピング(FH)とを使用するMAC層を提供する。全てのノードが、各スロットの開始時刻及び終了時刻を知るように、同期した時間クロックを有すると想定される。
特許文献1は、スケジューリングの開始時に全てのノードにおいてデータが利用可能であると想定する。しかしながら、この想定は、工業応用及び他の遅延センシティブな応用では満たされない。さらに、特許文献1の従来の研究は、スケジュールサイズに焦点を置く。しかしながら、制約された不均一な解放時間においてスケジュールサイズを最小限にすることは、エンドツーエンド遅延を最小限にしない。
米国特許第8,005,002号
したがって、無線マルチホップコンバージキャストネットワーク及び多対1ネットワークにおいて遅延センシティブなスケジューリング問題に取り組むスケジューリング方式に取り組む必要がある。
本開示は、包括的には、コンバージキャストネットワークとも呼ばれる無線マルチホップ多対1ネットワークにおける遅延センシティブなスケジューリングに関し、より詳細には、不均一な解放時間の環境においてスケジュールサイズ及びエンドツーエンド遅延を共同で最小限にするスケジューリング方式に関する。
無線マルチホップ多対1ネットワークにおける遅延センシティブなスケジューリングは、基地局又はゲートウェイとしても知られるシンクノードと、複数のデータノードとを含む。各データノードは、データを収集するか又は生成する。各データノードの少なくとも1つの態様は、シンクノードに、場合によっては他のデータノード、すなわちノードを通して最小遅延でデータを送信することである。時間データは、収集されるか又は生成され、本開示の具体的な実施形態に応じて異なるノードに対して異なる可能性がある。
本開示は、スケジュールサイズ及びエンドツーエンド遅延を同時に最小限にすることに取り組むことを含むいくつかの実現に基づく。特に、本発明者らは、遅延が、多くの製造及び他のセンシティブな設備において主な問題であると理解する。本発明者らは、コンバージキャストネットワークにおいて、厳密な遅延要件及び一定レベルの信頼性要件を必要とする応用に対して適応するように、問題を克服することに取り組もうと試みた。本開示によるパケット送信のためのスケジューリング方式の少なくとも1つの重要な特徴は、少数のタイムスロット、すなわち小さいスケジュールサイズで全てのデータを収集することである。しかしながら、スケジュールサイズは真の遅延を反映しない可能性がある。
例えば、本発明者らは、データが異なるノードで異なる時間インスタンスで利用可能である応用において、スケジュールサイズは、実際の遅延を表さないことを発見した。例えば、工業環境におけるネットワークは、シンクノードと一組の無線ノードとを含むことができ、そこでは、各ノードは、別のプロセスにアタッチすることができるプロセスにアタッチされる。各プロセスは、所与の時点でデータを解放することができ、その際、各ノードに対する解放時間は各プロセスに対して異なる可能性がある。言い換えれば、1つのプロセスが、別のプロセスがデータを解放する時間より大きい値を有する可能性がある。そこでは、本開示の実施形態により、本発明者らは、解放時間が等しくない場合に焦点を当て、それは、不均一な解放時間とも呼ぶ。
こうした場合、複数のプロセスに対する解放時間が異なり、解放される時間データとデータの届けられた時刻との間の差は、本開示による有意義な基準である。この量が、エンドツーエンド遅延又は相対遅延と呼ばれる。
本発明者らは、全てのトラフィックに対するエンドツーエンド遅延を最小限にすることが困難なタスクであることを発見した。したがって、本発明者らは、スケジュールサイズとともに最大又は平均エンドツーエンド遅延を最小限にすることが、本開示による優れた結果を論証することができることが分かった。さらに、小さいスケジュールサイズもまた、本開示による多くのシナリオにおけるスケジューリング方式の重要な特徴でもあり、工業環境におけるパロディックな手続きのための時間を提供することができる。そこでは、全てのデータを収集するためのタイムスロットの数として定義することができるスケジュールサイズを考慮する。
これらのタイプのネットワークにおいて、本発明者らは、実験を通して、スケジューリング方式が不均一な解放時間の環境においてスケジュールサイズ及びエンドツーエンド遅延を共同で最小限にすることを実現した。このために、共同のソート及びスケジューリングを展開することができる。本発明者らは、シンクノードが、所与の基準に基づいてノードをソートすることができ、その後、少なくとも2つの目標、すなわち、第1に最小スケジュールサイズ、第2に最小エンドツーエンド遅延を達成するように、ノードをスケジューリングすることができることが分かった。
スケジューリング方式を設計する際に本発明者らが実現した別の理解は、ノードの送信に優先順位を付けるときにノードの負荷が重要な基準であるということである。例えば、本開示の一実施形態によれば、シンクノードは、特定の基準に基づいてノードをソートする。特定の実施態様では、全負荷又は残りの負荷に基づいてノードをソートすることができる。別の実施態様では、ノードは、2つのグループ、すなわち、(i)シンクノードの子ノード及び(ii)シンクノードの子ノードを除く他のノードに分割することができる。そして、2つのグループの各々におけるノードは、特定の基準に基づいてソートすることができ、そこでは、第2のグループに対して第1のグループが優先される。
シンクノードは、何らかの条件に応じて、優先順位の高いノードが送信又は受信を行うようにスケジューリングする。特定の実施態様では、ノードがそのバッファに少なくとも1つのパケットを有する場合、そのノードは送信を行うようにスケジューリングされる。ノードのバッファが空である場合、そのノードは、スケジューリングルールに応じてその子ノードのうちの1つをスケジューリングする。本開示によるこのルールの1つの実施態様では、最も古いパケットを有する子ノードiが、より大きい負荷を有する別の子ノードjがない限り、送信するようにスケジューリングされ、ノードiのバッファにおける最も古いパケットからd個のタイムスロット以内に少なくとも1つのパケットを有する。
本開示による別の実施態様では、ノードkがb個のパケットで占有される非空バッファを有する場合、そのノードは、その子ノードのうちの1つがスケジューリングルールF(b)(F(b)は、ノードkのバッファサイズbによって決まる関数である)に従ってより古いパケットを有する場合にのみ、受信を行うようにスケジューリングすることができる。
本開示の一実施形態による別の実施態様では、ノードkへの又はノードkからのリンクは、同じブロックにおいて他の競合するリンクがスケジューリングされていない場合に、現時間周波数資源でスケジューリングすることができる。他の競合するリンクがスケジューリングされている場合、ノードkへの又はノードkからのリンクは、利用可能な場合、異なる周波数チャネルにおいてスケジューリングされる。異なる周波数チャネルが利用可能でない場合、そのリンクのスケジューリングは先送りされる。別の実施態様では、各ノードがそれ自体及びその近傍ノードのスケジューリング順序を知るように、ノードのソートはローカルとすることができる。こうした場合、優先順位の高いノードのスケジューリングは上述したものと同様に行うことができる。言い換えれば、優先順位の高いノードは、スケジューリングルールに従って送信又は受信を行うことを判断する。
さらに、本開示の別の実施態様は、ノードの負荷がそのノードの有効負荷を表すことを含むことができる。有効負荷は、所与の時間窓Wにおいてノードを通過すると予測されるパケットの最大数とすることができる。
本開示の他の実施形態を異なるように構造化することができ、例えば、1つの実施形態は、大きい負荷を有するノードを優先してスケジュールサイズを縮小する小スケジュールサイズ(Small Schedule Size)を有することができる。別の実施形態は、古いパケットを有する子ノードを選択することにより、スケジュールサイズを増大させることなくエンドツーエンド遅延を低減させる、小エンドツーエンド遅延(Small End-to-End Delay)を有することができる。さらに、別の実施形態は、バッファオーバーフロー低減(Reduces Buffer Overflow)が、スケジューリングルールF(.)を使用することにより、スケジュールサイズとエンドツーエンド遅延との間のトレードオフを提供するように構造化することができる。そこでは、スケジューリングルールF(.)は、バッファ内のオーバーフローを回避するように方法を構成する。さらに、一実施形態は、分散実施(Distributed Implementation)を有して構造化することができ、そこでは、全体的な知識は不要であるため、中央コントローラーは不要である。シンクノードは、その関連する子ノードからデータパケットを受信するか又はその関連する親ノードにデータパケットを送信するときに各ノードを制御するように、中央コントローラーとして作用することができることに留意されたい。
本開示のいくつかの方法及びシステムの例は、コンバージキャストネットワークにおいてパケット送信に対するスケジューリングを決定することを含むことができる。そこでは、動作中、各ノードは、シンクノードに送信するパケットを生成する。シンクノードの受信機が、1つ以上の分岐を有する木を含むコンバージキャストネットワークのトポロジーを示す情報を受信することができる。さらに、木における各ノードを、特定の分岐を通るシンクノードへの経路に対するホップカウントと関連付けることができる。初期ステップは、コンバージキャストネットワークにおいて動作を実施する要求を受信することと、次いで、シンクノードからのクエリを初期化することとを含むことができる。クエリは、分岐を通して複数のノードに送信することができ、クエリに応答して、受信機は、或る期間に指示的な情報を受信する。具体的には、情報は、コンバージキャストネットワークのトポロジーと、各ノードの特性と、生成された各ノードに対する時間データとを含むことができる。そこでは、時間データは、各ノードからのデータ生成解放時間と、各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間とを示す。そして、シンクノードにより、受信した情報に基づき、かつ複数のノードの優先順位付き順序を得るために各ノードに優先順位を付けるソート機能を使用して、複数のノードをソートすること。それに、各ノードに対するデータ生成解放時間と各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間との間の差を求めることにより、受信時間データに基づいて各ノードに対するエンドツーエンド遅延を計算することが続く。そして、シンクノードにより、複数のノードに対するスケジューリングされた順序を得るように、一組の所定スケジューリング基準を有するスケジューリング機能に基づき、複数のノードの各々に対するパケット送信をスケジューリングすることを開始することができる。したがって、木におけるパケット送信を実施することが、スケジューリングされた順序を使用して達成することができ、それにより、コンバージキャストネットワークにおける複数のノードに対するエンドツーエンド遅延の量を低減させることとともに、動作を完了するために必要なタイムスロットの総数を減少させることにより、動作が最適化される。
本開示の一実施形態によれば、コンバージキャストネットワークにおいてパケット送信に対するスケジューリングを決定する方法。コンバージキャストネットワークは、シンクノード及び複数のノードを含む。そこでは、コンバージキャストネットワークにおける動作中、各ノードは、シンクノードに送信するパケットを生成し、シンクノードの受信機は、1つ以上の分岐を有する木を含むコンバージキャストネットワークのトポロジーを示す情報を受信する。それにより、木における各ノードは、特定の分岐を通るシンクノードへの経路に対するホップカウントに関連付けられる。本方法は、コンバージキャストネットワークにおいて動作を実施する要求を受信することを含む。シンクノードからのクエリを初期化すること。クエリは、分岐を通して複数のノードに送信され、クエリに応答して、受信機は、或る期間に指示的な情報を受信する。情報は、コンバージキャストネットワークのトポロジーと、各ノードの特性と、各ノードからのデータ生成解放時間及び各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間を示す、生成された各ノードに対する時間データとを含む。シンクノードにより、受信した情報に基づき、かつ複数のノードの優先順位付き順序を得るために各ノードに優先順位を付けるソート機能を使用して、複数のノードをソートすること。各ノードに対するデータ生成解放時間と各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間との間の差を求めることにより、時間データに基づいて各ノードに対するエンドツーエンド遅延を計算すること。シンクノードにより、複数のノードに対するスケジューリングされた順序を得るように、一組の所定スケジューリング基準を有するスケジューリング機能に基づき、複数のノードの各々に対するパケット送信をスケジューリングすること。スケジューリングされた順序を使用し、木におけるパケット送信を実施すること。そこでは、スケジューリングされた順序を使用して動作を実施することによって、動作を完了するために必要なタイムスロットの総数を減少させることにより、かつ、コンバージキャストネットワークにおける複数のノードに対するエンドツーエンド遅延の量を低減させることにより、実質的に動作が最適化される。
本開示の別の実施形態によれば、コンピュータによって実行されると、コンピュータに対して、コンバージキャストネットワークにおける動作中にパケット送信を最適化する方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読記憶媒体。コンバージキャストネットワークは、シンクノード及び複数のノードを含む。そこでは、コンバージキャストネットワークにおける動作中、各ノードは、シンクノードに送信するパケットを生成する。シンクノードの受信機は、1つ以上の分岐を有する木を含むコンバージキャストネットワークのトポロジーを示す情報を受信する。それにより、木における各ノードは、特定の分岐を通るシンクノードへの経路に対するホップカウントに関連付けられる。本方法は、コンバージキャストネットワークにおいて動作を実施する要求を受信することを含む。シンクノードからのクエリを初期化すること、クエリは、分岐を通して複数のノードに送信される。クエリに応答して、受信機は、或る期間に指示的な情報を受信する。情報は、コンバージキャストネットワークのトポロジーと、各ノードの特性と、各ノードからのデータ生成解放時間及び各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間を示す、生成された各ノードに対する時間データとを含む。シンクノードにより、受信した情報に基づき、かつ複数のノードの優先順位付き順序を得るために各ノードに優先順位を付けるソート機能を使用して、複数のノードをソートすること。各ノードに対するデータ生成解放時間と各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間との間の差を求めることにより、時間データに基づいて各ノードに対するエンドツーエンド遅延を計算すること。シンクノードにより、複数のノードに対するスケジューリングされた順序を得るように、一組の所定スケジューリング基準を有するスケジューリング機能に基づき、複数のノードの各々に対するパケット送信をスケジューリングすること。スケジューリングされた順序を使用し、木におけるパケット送信を実施すること。そこでは、スケジューリングされた順序によって、動作を完了するために必要なタイムスロットの総数を減少させることにより、かつ、コンバージキャストネットワークにおける複数のノードに対するエンドツーエンド遅延の量を低減させることにより、実質的に動作が最適化される。そこでは、1タイムスロットは時間の量を指定する。
本開示の別の実施形態によれば、コンバージキャストネットワークにおける動作中にパケット送信を最適化するデバイス。コンバージキャストネットワークはシンクノード及び複数のノードを含む。コンバージキャストネットワークにおける動作中、各ノードは、シンクノードに送信するパケットを生成する。シンクノードの受信機は、1つ以上の分岐を有する木を含むコンバージキャストネットワークのトポロジーを示す情報を受信する。木における各ノードは特定の分岐を通るシンクノードへの経路に対するホップカウントに関連付けられる。本デバイスは、コンバージキャストネットワークにおいて動作を実施する要求を受信するように構成された受信機を備える。シンクノードのプロセッサが、分岐を通して複数のノードにブロードキャストするクエリを初期化するように構成される。クエリに応答して、受信機は、或る期間に指示的な情報を受信する。情報は、コンバージキャストネットワークのトポロジーと、各ノードの特性と、各ノードからのデータ生成解放時間及び各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間を示す、生成された各ノードに対する時間データとを含む。シンクノードにより、受信した情報に基づき、かつ複数のノードの優先順位付き順序を得るために各ノードに優先順位を付けるソート機能を使用して、複数のノードをソートする。各ノードに対するデータ生成解放時間と各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間との間の差を求めることにより、時間データに基づいて各ノードに対するエンドツーエンド遅延を計算する。シンクノードにより、複数のノードに対するスケジューリングされた順序を得るように、一組の所定スケジューリング基準を有するスケジューリング機能に基づき、複数のノードの各々に対するパケット送信をスケジューリングする。スケジューリングされた順序を使用し、木におけるパケット送信を実施する、そこでは、スケジューリングされた順序によって、動作を完了するために必要なタイムスロットの総数を減少させることにより、かつ、コンバージキャストネットワークにおける複数のノードに対するエンドツーエンド遅延の量を低減させることにより、実質的に動作が最適化される。
本開示の更なる特徴及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面とともに取り入れると、この詳細な説明からより容易に明らかになる。
本開示は、本開示の例示的な実施形態の非限定的な例として述べる複数の図面に関する以下の詳細な説明において更に説明される。これらの図面において、同様の参照符号は、図面のいくつかの図を通して同様の部分を表している。示されている図面は、必ずしも一律の縮尺というわけではなく、その代わり、一般的に、以下に開示する実施形態の原理を示すことに強調が置かれている。
本開示のいくつかの実施形態による、コンバージキャストネットワークにおいてパケット送信に対するスケジューリングを決定する方法ステップを示すブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態による、工場環境におけるコンバージキャストネットワークを示す概略図である。 本開示のいくつかの実施形態による、図1Bに示す無線ノードの組からのノードの機能ブロックを示すブロック図である。 本開示の実施形態による、異なる解放時間及びローカルバッファの実例を有するノードを含むネットワークの一例を示す概略図である。 本開示の実施形態による、図2Aのネットワークの将来の時間インスタンスにおけるネットワーク及びバッファ状態を示す概略図である。 本開示の実施形態による、通信リンクへの時間周波数割当を示すテーブルである。 本開示の実施形態による、子ノードのスケジューリングルールを論証するためにノードのグループの一例を示す概略図である。 本開示の実施形態による、親ノードのスケジューリング閾値の論証の機能ブロックを示すブロック図である。 本開示の実施形態による、親ノードのスケジューリング閾値の論証の機能ブロックを示すブロック図である。 本開示の実施形態による、有効負荷計算の一例を論証するためにノードのグループの一例を示す概略図である。 本開示の実施形態による、異なる解放時間を有するノードのネットワークの一例とパケット蓄積問題の一例とを示す概略図である。 本開示の実施形態による、異なる解放時間を有するノードのネットワークの一例とパケット蓄積問題の一例とを示す概略図である。 本開示の実施形態による、異なる解放時間を有するノードのネットワークの一例とパケット蓄積問題の一例とを示す概略図である。 本開示の実施形態による、親ノードのバッファステータスも使用されるときの送信又は受信レジームについて説明する図である。 本開示の実施形態による、スケジューリング方式の集中化実施態様について説明する機能ブロックを示すブロック図である。 本開示の実施形態による、スケジューリング方式の集中化実施態様について説明する機能ブロックを示すブロック図である。 本開示の実施形態による、バッファを有するノードのスケジューリングについて説明する機能ブロックを示すブロック図である。 本開示の実施形態による、バッファを有するノードのスケジューリングについて説明する機能ブロックを示すブロック図である。 本開示の実施形態による、代替コンピュータ又はプロセッサを使用して実施することができる、図1Aの方法を示すブロック図である。
上記で明らかにされた図面は、ここに開示されている実施形態を記載しているが、この論述において言及されるように、他の実施形態も意図されている。この開示は、限定ではなく代表例として例示の実施形態を提示している。ここに開示されている実施形態の原理の範囲及び趣旨に含まれる非常に多くの他の変更及び実施形態を当業者は考案することができる。
以下の説明は、例示的な実施形態のみを提供し、本開示の範囲も、適用範囲も、構成も限定することを意図していない。そうではなく、例示的な実施形態の以下の説明は1つ以上の例示的な実施形態を実施することを可能にする説明を当業者に提供する。添付の特許請求の範囲に明記されているような開示された主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく要素の機能及び配置に行うことができる様々な変更が意図されている。
以下の説明では、実施形態の十分な理解を提供するために、具体的な詳細が与えられる。しかしながら、当業者は、これらの具体的な詳細がなくても実施形態を実施することができることを理解することができる。例えば、開示された主題におけるシステム、プロセス、及び他の要素は、実施形態を不必要な詳細で不明瞭にしないように、ブロック図形式の構成要素として示される場合がある。それ以外の場合において、よく知られたプロセス、構造、及び技法は、実施形態を不明瞭にしないように不必要な詳細なしで示される場合がある。さらに、様々な図面における同様の参照符号及び名称は、同様の要素を示す。
また、個々の実施形態は、フローチャート、フロー図、データフロー図、構造図、又はブロック図として描かれるプロセスとして説明される場合がある。フローチャートは、動作を逐次的なプロセスとして説明することができるが、これらの動作の多くは、並列又は同時に実行することができる。加えて、これらの動作の順序は、再配列することができる。プロセスは、その動作が完了したときに終了することができるが、論述されない又は図に含まれない追加のステップを有する場合がある。さらに、特に説明される任意のプロセスにおける全ての動作が全ての実施形態において行われ得るとは限らない。プロセスは、方法、関数、手順、サブルーチン、サブプログラム等に対応することができる。プロセスが関数に対応するとき、その関数の終了は、呼び出し側関数又はメイン関数へのその機能の復帰に対応することができる。
さらに、開示された主題の実施形態は、少なくとも一部は手動又は自動のいずれかで実施することができる。手動実施又は自動実施は、マシン、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はそれらの任意の組み合わせを用いて実行することもできるし、少なくとも援助することができる。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア又はマイクロコードで実施されるとき、必要なタスクを実行するプログラムコード又はプログラムコードセグメントは、マシン可読媒体に記憶することができる。プロセッサ(複数の場合もある)が、それらの必要なタスクを実行することができる。
概略
本開示は、コンバージキャストネットワークとも呼ばれる無線マルチホップ多対1ネットワークにおける遅延センシティブなスケジューリングに関し、より詳細には、不均一な解放時間の環境においてスケジュールサイズ及びエンドツーエンド遅延を共同で最小限にするスケジューリング方式に関する。
無線マルチホップ多対1ネットワークにおける遅延センシティブなスケジューリングは、シンクノード、すなわち基地局又はゲートウェイと、複数のデータノードとを含む。各データノードは、データを収集するか又は生成し、それにより、各ノードが、シンクノードに、場合によっては他のノードを通して最小遅延でデータを送信するようになっている。時間データは、収集されるか又は生成され、本開示の具体的な実施形態に応じて異なるノードに対して異なる可能性がある。
本開示は、スケジュールサイズ及びエンドツーエンド遅延を同時に最小限にすることに取り組むことを含むいくつかの実現に基づく。特に、本発明者らは、遅延が、多くの製造及び他のセンシティブな設備において主な問題であると理解する。本発明者らは、コンバージキャストネットワークにおいて、厳密な遅延要件及び一定レベルの信頼性要件を必要とする応用に対して適応するように、問題を克服することに取り組もうと試みた。本開示によるパケット送信のためのスケジューリング方式の少なくとも1つの重要な特徴は、少数のタイムスロット、すなわち小さいスケジュールサイズで全てのデータを収集することである。
しかしながら、スケジュールサイズは真の遅延を反映しない可能性がある。例えば、本発明者らは、データが異なるノードで異なる時間インスタンスで利用可能である応用において、スケジュールサイズは、実際の遅延を表さないことを発見した。例えば、工業環境におけるネットワークは、シンクノードと一組の無線ノードとを含むことができ、そこでは、各ノードは、別のプロセスにアタッチすることができるプロセスにアタッチされる。各プロセスは、所与の時点でデータを解放することができ、その際、各ノードに対する解放時間は各プロセスに対して異なる可能性がある。言い換えれば、1つのプロセスが、別のプロセスがデータを解放する時間より大きい値を有する可能性がある。そこでは、本開示の実施形態により、本発明者らは、解放時間が等しくない場合に焦点を当て、それは、不均一な解放時間とも呼ぶ。
こうした場合、複数のプロセスに対する解放時間が異なり、解放される時間データとデータの届けられた時刻との間の差は、本開示による有意義な基準である。この量が、エンドツーエンド遅延又は相対遅延と呼ばれる。本発明者らは、全てのトラフィックに対するエンドツーエンド遅延を最小限にすることが困難なタスクであることを発見した。したがって、本発明者らは、スケジュールサイズとともに最大又は平均エンドツーエンド遅延を最小限にすることが、本開示による優れた結果を論証することができることが分かった。さらに、小さいスケジュールサイズもまた、本開示による多くのシナリオにおけるスケジューリング方式の重要な特徴でもあり、工業環境におけるパロディックな手続きのための時間を提供することができる。
これらのタイプのネットワークにおいて、本発明者らは、実験を通して、スケジューリング方式が不均一な解放時間の環境においてスケジュールサイズ及びエンドツーエンド遅延を共同で最小限にすることを実現した。このために、共同のソート及びスケジューリングを展開することができる。本発明者らは、シンクノードが、所与の基準に基づいてノードをソートすることができ、その後、少なくとも2つの目標、すなわち、第1に最小スケジュールサイズ、第2に最小エンドツーエンド遅延を達成するように、ノードをスケジューリングすることができることが分かった。
発明者らは、スケジューリング方式を設計する際に、ノードの送信に優先順位を付けるときにノードの負荷が重要な基準であるということを更に認識した。例えば、本開示の一実施形態によれば、シンクノードは、優先順位条件に応じて特定の基準に基づいてノードをソートする。1つの特定の実施態様は、ノードが全負荷又は残りの負荷に基づいてソートされることを含むことができる。別の実施態様では、ノードは、2つのグループ、すなわち、(i)シンクノードの子ノード及び(ii)シンクノードの子ノードを除く他のノードに分割することができる。そして、2つのグループの各々におけるノードは、特定の基準に基づいてソートすることができ、そこでは、第2のグループに対して第1のグループが優先される。
シンクノードは、何らかの条件に応じて、優先順位の高いノードが送信又は受信を行うようにノードをスケジューリングする。例えば、ノードがそのバッファに少なくとも1つのパケットを有する場合、そのノードは送信を行うようにスケジューリングされる。ノードのバッファが空である場合、そのノードは、スケジューリングルールに応じてその子ノードのうちの1つをスケジューリングする。本開示によるこのルールの別の実施態様では、最も古いパケットを有する子ノードiが、より大きい負荷を有する別の子ノードjがない限り、送信するようにスケジューリングされ、ノードiのバッファにおける最も古いパケットからd個のタイムスロット以内に少なくとも1つのパケットを有する。
また、別の実施態様は、ノードkがb個のパケットで占有される非空バッファを有する場合、そのノードは、その子ノードのうちの1つがスケジューリングルールF(b)(F(b)は、ノードkのバッファサイズbによって決まる関数である)に従ってより古いパケットを有する場合にのみ、受信を行うようにスケジューリングすることができることを含むことができることが可能である。
また、本発明者らは、ノードkへの又はノードkからのリンクは、同じブロックにおいて他の競合するリンクがスケジューリングされていない場合に、現時間周波数資源でスケジューリングすることができることを含む別の実施態様を発見した。他の競合するリンクがスケジューリングされている場合、ノードkへの又はノードkからのリンクは、利用可能な場合、異なる周波数チャネルにおいてスケジューリングされる。異なる周波数チャネルが利用可能でない場合、そのリンクのスケジューリングは先送りされる。別の実施態様では、各ノードがそれ自体及びその近傍ノードのスケジューリング順序を知るように、ノードのソートはローカルとすることができる。こうした場合、優先順位の高いノードのスケジューリングは上述したものと同様に行うことができる。言い換えれば、優先順位の高いノードは、スケジューリングルールに従って送信又は受信を行うことを判断する。さらに、本開示の別の実施態様は、ノードの負荷がそのノードの有効負荷を表すことを含むことができる。有効負荷は、所与の時間窓Wにおいてノードを通過すると予測されるパケットの最大数とすることができる。
本開示の他の実施形態を異なるように構造化することができ、例えば、1つの実施形態は、大きい負荷を有するノードを優先してスケジュールサイズを縮小する小スケジュールサイズを有することができる。別の実施形態は、古いパケットを有する子ノードを選択することにより、スケジュールサイズを増大させることなくエンドツーエンド遅延を低減させる、小エンドツーエンド遅延を有することができる。さらに、別の実施形態は、バッファオーバーフロー低減(Reduces Buffer Overflow)が、スケジューリングルールF(.)を使用することにより、スケジュールサイズとエンドツーエンド遅延との間のトレードオフを提供するように構造化することができる。そこでは、スケジューリングルールF(.)は、バッファ内のオーバーフローを回避するように方法を構成する。さらに、一実施形態は、分散実施(Distributed Implementation)を有して構造化することができ、そこでは、全体的な知識は不要であるため、中央コントローラーは不要である。さらに、シンクノードは、その関連する子ノードからデータパケットを受信するか又はその関連する親ノードにデータパケットを送信するときに各ノードを制御するように、中央コントローラーとして作用することができる。
上述したように、コンバージキャストネットワークは、シンクノード及び複数のノードを含む。そこでは、コンバージキャストネットワークにおける動作中、各ノードは、シンクノードに送信するパケットを生成し、シンクノードの受信機が、1つ以上の分岐を有する木を含むコンバージキャストネットワークのトポロジーを示す情報を受信する。さらに、木における各ノードは、特定の分岐を通るシンクノードへの経路に対するホップカウントと関連付けられている。さらに、パケット送信をスケジューリングする前に、複数のノードにおける各ノードに対するシンクノードまでのホップカウントが得られる。例えば、シンクノードから、シンクノードの1ホップ近傍又は子ノードの全てにメッセージをブロードキャストすることにより、コンバージキャストネットワークに対する木を得ることができる。より小さいホップカウントでメッセージの受信コピーを転送することを通して、複数のノードにおける各ノードにメッセージを伝播すること。木を形成するために最短ホップカウント木を得ることとともに。
図1Aは、本開示のいくつかの実施形態による、コンバージキャストネットワークにおいてパケット送信に対するスケジューリングを決定する方法ステップのブロック図である。方法100の第1のステップ101は、シンクノードのプロセッサ104により、コンバージキャストネットワークにおいて動作を実行する要求を受信することを含む。パケットが、複数のノードのうちの任意のノードから生成されるときに動作が開始又は始動することに留意されたい。さらに、複数のノードにおける各ノードは、動作の各タイムスロット中に以下の状態、すなわち、ノードが隣接するノードからパケットを受信することができる受信状態、ノードが隣接するノードにパケットを送信することができる送信状態、及び、ノードが送信も受信も行わないアイドル状態のうちの1つであり得る。
そして、ステップ103は、シンクノードからのクエリを初期化することを含み、そこでは、クエリは、分岐を通しての複数のノードに送信することができる。ステップ105では、クエリに応答して、受信機は、或る期間に指示的な情報を受信する。具体的には、情報は、コンバージキャストネットワークのトポロジーと、各ノードの特性と、生成された各ノードに対する時間データとを含むことができる。そこでは、時間データは、各ノードからのデータ生成解放時間と、各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間とを示す。
ステップ107、シンクノードにより、受信した情報に基づき、かつ複数のノードの優先順位付き順序を得るために各ノードに優先順位を付けるソート機能を使用して、全ての複数のノードをソートすること。さらに、ソート機能は、全負荷の量、転送される負荷の量、転送の後に残る負荷の量、ノードの優先順位付け、又はそれらのうちのいくつかの組合せに基づき、各ノードに優先順位を付けて、複数のノードの優先順位付き順序を得ることができる。
さらに、ソート機能はまた、全負荷又は残りの負荷に基づき、複数のノードに優先順位を付けることもできる。そこでは、全負荷は、或る期間における、各ノードによって送信されるパケットの数、各ノードによって転送されるパケットの数、又は両方を含む。或る期間における、各ノードによる任意の先行する送信されたパケット、各ノードによる任意の先行する転送されたパケット、又は両方とともに。そこでは、残りの負荷は、各ノードが、上記期間の残りにおいて送信し、転送し、又は両方を行うパケットの数である。さらに、ソート機能は、変形実施態様機能を含むことが可能であり、変形実施態様機能は、複数のノードを、シンクノードの子ノードを含む第1のグループと、シンクノードの子ノードを除く他のノードを含む第2のグループとに分割することと、所定基準に基づいて第1のグループ及び第2のグループをソートして、第2のグループに対して第1のグループが優先されるようにすることとを含む。
ステップ109は、各ノードに対するデータ生成解放時間と各ノードに対するシンクノードにおけるデータ送出時間との間の差を求めることにより、受信時間データに基づき各ノードに対するエンドツーエンド遅延を計算することを含む。ソート機能及びエンドツーエンド遅延は、同時に又は共同で実施することができることに留意されたい。
ステップ111は、シンクノードにより、複数のノードに対するスケジューリングされた順序を得るように、一組の所定スケジューリング基準を有するスケジューリング機能に基づき、複数のノードの各々に対するパケット送信をスケジューリングすることである。さらに、スケジューリング機能の所定スケジューリング基準の組は、パケットの生成時間、ノードのバッファステータス、子ノードのバッファステータス及びノードの親のバッファステータスのうちの少なくとも1つを含む。
さらに、スケジューリング機能は、ノードの最も古いパケットの保持時間とノードの関連する子ノードによって保持されている最も古いパケットの保持時間との間の時間データから、各ノードに対して生成時間差を計算することを含むことができ、生成時間差が所定時間閾値を上回る場合、ノードの関連する子ノードによって保持されている最も古いパケットは、シンクノードにより、子ノードからそのパケットを送信するようにスケジューリングされる。
スケジューリング機能は、関連する子ノードからパケットを受信するか、又は関連する親ノードにパケットを送信するように、関連する子ノードのバッファステータス及び関連する親ノードのバッファステータスを考慮して、体系的な閾値を計算することを含むことができることが可能である。そこでは、親ノードのバッファがより多くのパケットにより充填されるに従い、閾値は低減し、それにより、ノードは、シンクノードにより、その関連する子ノードからパケットを受信するようにスケジューリングされる。
言い換えれば、ノードのバッファがより多くのパケットにより充填されるに従い、閾値は増大し、それにより、ノードは、シンクノードにより、バッファの内部のそのパケットをその関連する親ノードに送信するようにスケジューリングされる。そこでは、ノード及びその関連する親ノードのバッファがより多くのパケットにより同時に充填されるに従い、シンクノードはノードが送信動作も受信動作も行わないようにする。
最後に、ステップ113は、スケジューリングされた順序を用いて達成される木においてパケット送信を行うことである。方法100の結果は、コンバージキャストネットワークにおける複数のノードに対してエンドツーエンド遅延の量を低減させるとともに、動作を完了するために必要なタイムスロットの総数を低減させることにより、動作を最適化する。
図1Bは、本開示のいくつかの実施形態による、工業環境におけるコンバージキャストネットワーク102を示す概略図である。特に、図1Bは、シンクノードS−110と一組の無線ノードN1−120、N2−140、N3−160、N4−170とを含む、工業環境におけるネットワーク102の一例を示す。各ノードは、プロセスにアタッチされ、例えば、N1−120はプロセスP1−130にアタッチされる。各プロセスは、所与の時点でデータを解放し、例えば、P1−120は、時間T −135でデータを解放する。解放時間は、各ノードN1−120、N2−140、N3−160、N4−170に対して異なる可能性があることに留意されたい。例えば、ノード120のT −135は、プロセスP2−150がノード140のT −155でデータを解放する時間より大きい値を有する可能性がある。具体的に、本発明者らは、解放時間が等しくない場合に焦点を当てる。これは、不均一な解放時間と呼ぶ。
図1Cは、本開示のいくつかの実施形態による、図1Bに示す無線ノードの組N1−120、N2−140、N3−160、N4−170からのノードの機能ブロックのブロック図を示す概略図である。例えば、ノードは、メモリ122、少なくとも1つのプロセッサ124、受信機/送信機126、他のインターフェース128及び少なくとも1つのマシンインターフェース/センサ129を備える。特に、ここでは、データを受信し又は収集する122に示すメモリの量をバッファと呼ぶ。
図2Aは、本開示の実施形態による、異なる解放時間を有するノードのネットワークとローカルバッファの実例との一例である。特に、図2Aは、センサネットワークの一例を示す。図1Bと同様に、ノードは、異なるパケット解放時間を有する。図2Aにおいて、図1Bにおけるプロセス又はマシン又はセンサ等は、図1Bにおけるように抑制されている。解放時間は各ノードにアタッチされている。例えば、N1 210は、212に示す解放時間T =2を有する。同様に、N8 280は、282においてT =1の解放時間を有する。タイムスロット1 201においてネットワークの状態を取り込むことにより、バッファの状態もまたノードにアタッチされる。例えば、図2Aは、バッファ281を有するN8及びバッファ211を有するN1を示す。この例では、N8は、バッファに1つのパケットを有し、それは、時間インスタンス1においてローカルに生成されたデータである。N1は空バッファを有する。本開示による1つの実施態様では、バッファ内のパケットは、それらの解放時間によって識別される。図1Cに、ノードの機能ブロックの基本ブロック図を示す。ここでは、データを受信し又は収集する124に示すメモリの量をバッファと呼ぶ。
さらに、図2Aは、経路を示し、例えば、N8は、そのデータパケットを、無線リンク283を通してN5 250に送信する。無線通信は本質的にブロードキャストされるため、ノードは、同じ時間周波数資源で送信する場合、互いに干渉する可能性がある。図2Aにおいて、ノードN7 270の専用の親はノードN4 240であるが、273での送信が異なる時間周波数ブロックで発生しない限り、N8が、274によって表される無線リンクを通してN7送信に干渉する。同様に、N5はN7に干渉する。したがって、N5及びN7は、2つの異なる周波数チャネルで同時に送信することができる。しかしながら、ノードは、所与のタイムスロットで送信又は受信のいずれかを行うことができるため、N5は、受信している場合は送信することができないことに留意されたい。さらに、単純な信号処理技法を用いると、親ノードを共有する2つのノードは、異なる周波数チャネルであっても同時に送信することができない。例えば、N7及びN6は、N4 240に同時に送信することができない。
図2Bは、本開示の実施形態による、図2Aにおけるネットワークの将来の時間インスタンスにおけるネットワーク及びバッファ状態の概略図である。上記制約を考慮すると、ノードN5及びN7は、それらの親N2及びN4にそれぞれ1つのパケットを送信する。ここで、バッファのステータスの更新について更に留意する。さらに、N8は、その親ノードが送信しているため、パケットを送信することができなかったことに留意する。さらに、N6は、その親ノードN4がノードN7からパケットを受信することでビジーであるため、パケットを送信することができなかった。
図3は、本開示の実施形態による、通信リンクへの時間周波数割当を示すテーブルである。特に、図3は、第1のタイムスロットに対する時間周波数資源及びスケジュールの一例を示す。さらに、図3は、3つの周波数チャネルの可用性を示す。以下、最小スケジュールサイズ及び最小エンドツーエンド遅延をいかに達成するかについて説明する。
小スケジュールサイズ(最小スケジュールサイズ)
本開示の様々な実施形態において、ノードの優先順位を特定するためにソートを使用する。これは、スケジュールサイズに対して主な影響を与える。ソート基準を論証するために、3つの例を挙げる。
全負荷に基づいてノードをソートすることは、転送する必要があるパケットの総数によりノードに優先順位を付けることを指す。図2Aにおいて、ノードN2 220は、6つのパケットを転送しなければならず、したがって、6つという全負荷を有し、ノードN1 210は、全負荷として2つのパケットを有し、ノードN4 240は3つのパケットを有し、ノードN7は1つのパケットを有し、ノードN5は2つのパケットを有する。
別のソート技法は、残りの負荷に基づく。例えば、図2Bにおいて、N7は、そのパケットを転送した後にゼロ負荷を有し、ノードN5 250は1つを有し、ノードN2は5つのパケットを有する。
別のソート技法は、シンクノードがスケジューラーのボトルネックであるため、シンクノードの子ノードを優先する。シンクノードの子ノードを優先することにより、ノードN1、N2及びN9は最高優先度を有する。したがって、N1とN4との間の送信の競合の場合、N11が最初に送信する。シンクノードの子ノードをソートすることが、特定の基準に基づいて行うことができ、シンクノードの非子ノードをソートすることが、可能性として異なる基準に基づいて行うことができることに留意されたい。これにより、スケジューラーの複雑性を調整することが可能になる。
さらに、他のソート基準を同様に使用することができる。
低エンドツーエンド遅延
スケジュールサイズを増大させることなくエンドツーエンド遅延を最小限にするために、本開示の様々な実施形態により、親ノードにおけるスケジューリングが可能になる。こうした技法では、親ノード、すなわちkは、パケットの解放時間及びバッファのステータス等、いくつかのルール及び条件に基づいて送信し又は受信するようにそれ自体をスケジューリングするように選択することができる。このルールは、スケジューリングルールFによって指定することができる。
図4A、図4B及び図4Cは、スケジューリングルールの例である。例えば、図4Aは、本開示の実施形態による、子ノードのスケジューリングルールを論証するためのノードN11、N12、N13、N15、N17のグループの一例である。図4B及び図4Cは、本開示の実施形態による、親ノードのスケジューリング閾値の論証である。
図4Bにおける1つの実施態様450は、ノードk460及びその関連する子ノード450を含む。ノードkは、ノードkの子ノードの間で、子ノード、すなわち、子ノードjを、それが、ノードkのローカルバッファにおける最も古いパケットと比較して特定の閾値γより古いパケットを有する場合にのみ、送信するように選択する(図4C、467)。閾値は、ノードkのローカルバッファのステータス、(ローカルメモリ内のパケットの数)、親ノード(par)のバッファのステータス及び子ノードのバッファのステータスの関数とすることができる。
一例として、スケジューリングルールFのパラメーターは、ローカルバッファbの負荷のみによって決まる。
図4Bの461において、ノードkは、そのローカルバッファbから最も古い解放時間、minTを計算する。経路から、ノードkは、子ノードの集合Cを見つける(462)。集合Cの子ノードの数、すなわちJに対して、ノードkは、特定の子ノードj∈Cに対して最も古い解放時間Tを計算する(463)。J個の子ノードからのJ個の最も古い解放時間の計算の後、ノードkは、464のように、最小の最も古い解放時間とその対応する子ノードとを計算する。
Figure 2020503821
chは、子ノードのバッファに記憶された最も古いパケット解放時間を示す。また、jは、スケジューリングのための選択された子ノードのインデックスを示す。バッファが空であるとき、Tは∞に設定することができる。
提案するスケジューリングルールFは、図4Cの465のように書くことができる。
Figure 2020503821
式(1)において、−1は、図4Cの子ノードからの受信467を示し、+1は、図4Cのローカルバッファからの送信466を示す。さらに、0は、スケジューリングに対してノードkをスキップすることを示す。
スケジューリングルールFは送信するように判断するが、この送信は、parがパケットを受信することができ(図4Cの468)、かつ、先行してスケジューリングされたリンクとの干渉をもたらさない場合にのみ、可能とすることができる。そうでない場合、ノードkは、その送信を先送りにする(図4Cの469)。γ(b)=∞を選択することにより、スケジューラーは、負荷がbに等しい場合にローカルバッファからの送信を常にもたらす。γ(b)の選択は、スケジュールサイズとエンドツーエンド遅延とのトレードオフを論証する。小さいbの場合、γ(b)の大きい値によりスケジュールサイズが低減し、逆によりエンドツーエンド遅延が低減する。
図5は、以下詳細に開示する本開示の実施形態による、有効負荷計算の一例を示す。図5は、ノードN1〜N6及びシンクノードSを含む。特に、図5は、シンクノードSの子ノードN2、N3、N4、N6に対してタイムスロット1での有効負荷計算の数値例を提供する。この例では、N1はそのバッファに1つのパケットを有し、次に到来するパケットはN2から時間9にあることが分かる。一方、N5はそのバッファに1つのパケットを有し、次の到来するパケットはN6から時間2にある。したがって、N1の有効負荷は1であり、N5の有効負荷は2である。これについては、後により詳細に考察する。
図4Aを参照すると、図4Aは、このルールに対する一例を論証し、そこでは、ノードN12が、送信又は受信することが許可され、γ12(b12)=∞であると想定する。したがって、N12は、通常、最も古いパケットを選ぶ。この例では、それは、解放時間9のパケットである。これは、ローカルバッファが、9及び10に解放された2つのパケットを有するためである。9で解放されたパケットが他のパケットより古いため、時間9で解放されたパケットは、スケジューリングのために選ばれる。
例示として、
Figure 2020503821
を有することができ、minTN12=9である。その場合、式(1)による差は、9−1=8である。したがって、γ12(2)=10を選択する場合、minTN12−tch≦γN12(bN12)である。しかしながら、γ12(2)=5を選択する場合、minTN12−tch>γN12(bN12)であり、それにより、N12はN15からパケットを受信する。
このスケジューリングルールから生じる可能性がある1つの問題は、パケットの反復受信、すなわち、ノードkが多くの連続するタイムスロットにわたり、子ノードCからパケットを受信するように選択する一方で、par及び(場合によりその親)が空バッファを有する場合である。ノードkにおけるパケットのこの蓄積により、シンクへの送信機会が失われることによりスケジュールサイズが増大する可能性がある。これを論証するために、図6A、図6B及び図6Cは一例を示す。
図6A、図6B及び図6Cは、本開示の実施形態による、パケット蓄積問題の一例である。例えば、図6A、図6B及び図6Cにおけるノードは、競合するリンクの数又は近傍の数によって決まる、以下の優先順位{N2,N1,N3,N4}を有するものとする。さらに、バッファサイズは全てのノードN1〜N4に対して大きく、そのため、現負荷に対してバッファのオーバーフローは予期されず、全てのi∈{N1,N2,N3,N4}に対してγ=0と想定する。
上述したように、スケジュールサイズを低減させるために、シンクはビジーで維持されるべきである。しかしながら、この例における特定のソートに起因して、図6AのノードN2−620は、シンクに近いノード、すなわち、図6AのN1−610より高い優先順位を有する。したがって、ローカルバッファ及び子バッファを考慮して親ノードのスケジューリングを使用するノードは、スケジュールサイズを増大させる。図6Bに示すように、瞬間2において、ノードN2は、N1が空バッファを有するという事実にも関わらず、リンク640を使用する代わりにリンク650を使用する。図6Cにおいて、瞬間3においてリンク660を使用することができる。これにより、1タイムスロット分、スケジュールサイズが増大する。
図7は、本開示の実施形態による、親ノードのスケジューリングが使用されるときの送信レジーム又は受信レジームを説明する概略図である。例えば、図7は、親ノードparのバッファステータスを含むため、この問題を緩和することができる。特に、図7は、こうしたスケジューリングルールの望ましい挙動を示す。そこでは、これは、より一般的なルールの特別な場合であり、親のバッファ
Figure 2020503821
のステータスが同様に考慮される(シンクノードがスケジュールを作成することに留意されたい)。
さらに図7を参照すると、ノードkは、ローカルバッファが満杯である(715)か、又は親ノードのバッファが満杯である(710)領域において、受信も送信も行うことができない。ローカルバッファ及び親ノードのバッファが満杯である(750)場合、スケジューリングに対してノードkはスキップするべきである。parのバッファが多数のパケットを有する場合、パケットの送信に優先して受信が促進されるべきであり(730)、一方、ローカルバッファが多数のパケットを有する場合、ローカルバッファからの送信が促進されるべきである(740)。概して、ノードk及びparの両バッファが多数のパケットを有する場合、それは、シンクノードへの経路におけるあり得る輻輳及び遅延の増大を示し、それにより、スケジューリングのためにノードkをスキップすることが好ましい可能性がある。
本開示の1つの実施態様では、上述した望ましい特性のうちの大部分を有する閾値
Figure 2020503821
のあり得る関数のうちの1つは、以下の通りである。
Figure 2020503821
式中
Figure 2020503821
であり、式中、bmaxは最大バッファサイズであり、α及びβは設計パラメーターである。また、ceil(.)は天井関数を示す。親ノードのバッファの状態は、関数
Figure 2020503821
の重要なパラメーターのうちの1つであることに留意されたい。図4Aにおいて、parN12=N11に対して、α=0.5、β=0.25及びbmax=3とし、それにより、式(2)の結果を表1に示す。
式(2)及び式(3)に基づく
Figure 2020503821
の値は以下の通りである。
Figure 2020503821
及び
Figure 2020503821
の関数としての
Figure 2020503821
の値の変動と、スケジューリングルール
Figure 2020503821
とに留意されたい。
図4A〜図4Cを参照すると、bmax=3パケットでの例示を提供し、N11のバッファにおけるパケットの数が増大するため、ノードN12は送信することが阻止される。一方、N12は、そのローカル負荷が大きく、
Figure 2020503821
が増大し続けるため、その親ノードがそのバッファに少数のパケットを有するとき、N12は送信するように促進される。表に従って、γN12(bN12,bN11)=6が得られ、N12はN15からパケットを受信するようにスケジューリングされることが分かる。
最後に、式(3)における当該関数が、少数のパケットを有し、ローカルバッファに応じて指数関数的に増大するパケットネットワークに対して、より好適であることに留意されたい。より低速に増大する(例えば、線形)他の関数を同様に使用することができる。
有効負荷
不均一な解放時間における負荷の定義は、ノードの優先順位、したがって、ノードのスケジューリングに影響を与える。解放時間は、いくつかのノードでは比較的大きい可能性があり、それにより、こうした負荷に基づくノードの優先順位付けは判断を誤らせる可能性がある。したがって、本開示の1つの実施形態では、W=[t,t]、t≦tである場合の所与の時間窓W内でノードを通過したパケットの最大数として定義される、有効負荷を考慮する。W=[0,∞)と定義した場合、有効負荷は全負荷になる。また、別の窓W=「t,∞)では、有効負荷は、時間tにおいて残りの負荷となる。
概して、t及びtの選択は、スケジューリングの判断及び複雑性に影響を与える。例えば、全てのノードを再ソートするために残りの負荷を使用することは、ノードの数が多い場合、複雑になる可能性がある。さらに、不均一な解放時間の環境では、tの選択は重要である。
図5を参照すると、1つの例は、ノードが異なる負荷を有するか又は最大解放時間に達するまで、tを漸進的に増大させるということである。図5は、シンクノードの子ノードに対するタイムスロット1における有効負荷計算の数値例を提供する。この例では、N1はそのバッファにパケットを有し、次の到来するパケットはN2から時間9にあることが分かる。一方、N5はそのバッファにパケットを有し、次に到来するパケットはN6から時間2にある。したがって、N1の有効負荷は1であり、N5の有効負荷は2である。
スケジューリング方式
多くの遅延センシティブな応用に対して、中央コントローラーを使用して遅延を低減させることができる。上述したように、シンクノードは、中央コントローラーとして作用することができ、それにより、その関連する子ノードからデータパケットを受信するか、又は、その関連する親ノードにデータパケットを送信するとき、各ノードを制御する。
以下、スケジュールサイズ及びエンドツーエンド遅延を最小限にする集中方式を提供する。しかしながら、本開示の1つ以上の実施形態に基づいて、分散方式を設計することも可能である。
最初に、以下の方式で使用する新たなデータセットを定義する。Iは、ノードkを含む干渉するノードの組とする。Iは、ネットワークのトポロジーと、システムにおいて確認が実施されるか否かによって決まる。さらに、Sは、ネットワークのスケジューリングを表すM×(N+1)行列とし、そこで、Nは、ネットワークにおけるセンサノードの総数であり、Mは、スケジュールの予測されるサイズである。S(t,k)は、値{0,±1,±2,...,±L}をとり、そこで、Lは周波数チャネルの数であり、s(t,k)の符号は、ノードkが、チャネルch∈{1,...,L}にわたりタイムスロットtにおいて送信するように設定されるか又は受信するように設定されるかを表す。また、+veは送信を示し、−veは受信を示す。そうでない場合、それはアイドルモードにある。
言い換えれば、上述したように、スケジューリング行列は、以下のようにネットワークのスケジューリングを表し、
Figure 2020503821
式中、(L)は周波数チャネルの数であり、(M)はスケジュールサイズであり、(N)はノードの数であり、(+)は送信であり、(−)は受信である。さらに、シンクノードの子ノードは、送信又は受信に関して複数のノードのうちの他のノードに対してより高い優先順位を有する。それにより、シンクノードの各子ノードは、残りの負荷によってソートされ、他のノードの各他のノードは、全負荷によってソートされる。全負荷は、或る期間における、各ノードによる任意の先行する送信されたパケット、各ノードによる任意の先行する転送されたパケット、又は両方を含むとともに、或る期間における、各ノードによって送信されるパケットの数、各ノードによって転送されるパケットの数、又は両方を含む。ここで、残りの負荷は、期間の残りにおいて、各ノードが送信し、転送し、又は両方を行うパケットの数である。
Qは、上述したようなノードのソートされたリストを表すものとする。この方式では、シンクノードの子ノードがより高い優先順位を有するソートを使用する。言い換えれば、QをQ={Q’,Q’’}として分割し、そこで、Q’は、シンクノードのソートされた子ノードであり、すなわち、Q’は、Csinkにおける全てのノードを含む。一方、Q’’は、シンクノードの子ノードではないソートされたノードのリストであり、すなわち、C∀i∈{1,...,N}である。
集中スケジューリング方式
図8A及び図8Bは、本開示の集中化実施態様を示す。図8Aのアルゴリズム1において、801におけるアルゴリズムの入力は、コンバージキャスト経路、全てのパケットに対する解放時間{T }、干渉関係{I}、当該ソート基準を含むと想定する。方式のこの実施態様では、シンクノードの子ノードではないノードに対して全負荷を使用し、シンクノードの子ノードに対して残りの負荷を使用する。これは、後述するように有利である。
さらに図8Aを参照すると、次にアルゴリズム802において、全ゼロM×(N+1)行列としてスケジュールSを初期化する。また、タイムスロットtをゼロに初期化する。次に、全てのノードに対して初期ソートを実施する。この実施態様では、シンクノードの子ノードを優先する。シンクノードのソートされた非子ノードは、Q’’に列挙される(803)。全てのパケットが受信される(804)まで、アルゴリズムは続行する。そして、アルゴリズムの出力はスケジュールSである(890)。
さらに図8Aを参照すると、各反復において、各タイムスロットにおいて、アルゴリズムは、805において、残りの負荷Q’に基づいてシンクノードの子ノードをソートする。この実施態様を使用して、各反復において、シンクノードの子ノードのみに対して再ソートが行われ、これは、全てのノードをソートすることに比べて複雑性が小さい(Q={Q’,Q’’}、806)。集合Qには2つの集合が格納される。この反復において、全てのビジーノード、すなわち、S(t,i)≠0を有するノードは、Qから除去される(807)。次に、808において、反復は、時間指標tをインクリメントすることにより初期化される。
図8A及び図8Bを参照すると、集合Qが空でない場合(809)、Qをトラバースする。各反復において、Qにおいてkは第1のノードであるように設定され(820)、その後、Qの第1の要素を取り出す(824)。ノードkに対して、826においてアルゴリズム2を採用して、ノードkが送信するべきか受信するべきかを判断する。アルゴリズム2の後(850)、809において、Qが空であるか否かを判断する。Qが空である場合、このタイムスロットにわたる反復は終了し、その後、全てのパケットを受信したか否かを検査しなければならず、その後、804又は890に進む。
図9A及び図9Bは、ノードkのスケジューリングを、そのバッファステータス、関連する親ノードのバッファステータス、及び関連する子ノードのバッファステータスを考慮して説明する、機能ブロックを示すブロック図である。特に、図9A及び図9Bにおいて、アルゴリズム2の実施態様を示す。
図9Aを参照すると、911で開始して、826の後、ノードkが、現バッファサイズbで受信することが許可されているか否かを判断する。これは、γ(b)<∞であるか否かを検査することによって行うことができる。次に、C’が、図4Bの462におけるようにタイムスロットtにおいてビジーでなく、ノードkに送信することができるノードkの子ノードの部分集合である場合、実行可能な子ノードC’⊂Cの集合を特定し、すなわち、更新する(912)。ノードk又はノードjのいずれもビジーでなく、チャネルch∈{1,...,L}がある場合、ノードj∈Ckはノードkに送信することができ、それにより、時点tにおいて(j,k)にchを割り当てることにより、ネットワークにおける他のいかなるリンクにも干渉をもたらさない。
同様に、913において、ノードkが(k,par)にわたり送信することができるか否かと、parがビジーであるか否かとを検証する。これらの条件のいずれも満足されない場合、すなわち、913が否である場合、ノードkはparに送信することができない。914において、閾値γ(b,∞)を使用してスケジューリングルールF(b,∞)を適用し、ノードkが受信することができるか否かを判断する必要がある。
図9Bを参照すると、特定の場合に基づき、アルゴリズムは、916及び917に示すように、利用可能なチャネルchのうちの1つを使用して、スケジュールS及び関連するノードのバッファステータスを更新する。アルゴリズム2の手続きが850で終了した後、850及び809において上述したようにアルゴリズム1の残りを続ける。
ノードkは、送信を行うようにスケジューリングされる場合、送信のためにその親ノードparへの空チャネルを特定する(920)。そして、スケジューリング行列を更新し(922)、すなわち、ノードkは、対で動作して、タイムスロットtにおいてチャネルchを介してノードparにパケットを送信し(S(t,k)=ch)、parは、タイムスロットにおいてチャネルchを介してノードkからパケットを受信する(S(t,par)=−ch)。924において、それぞれ送信及び受信に起因して、ノードkのバッファ及びノードparのその関連するバッファを更新する。ノードkは、受信を行うようにスケジューリングされる場合、受信するためにその選択された子ノードjへの空チャネルを特定する(930)。そして、スケジューリング行列を更新し(932)、すなわち、ノードkは、対で動作して、タイムスロットtにおいてチャネルchを介してノードjからパケットを受信し(S(t,k)=−ch)、jは、タイムスロットにおいてチャネルchを介してノードkにパケットを送信する(S(t,j)=ch)。924において、それぞれ受信及び送信に起因して、ノードkのバッファ及びノードjのその関連するバッファを更新する。
図10は、本開示の実施形態による、代替的なノードを使用して実施することができる、図1A、図1B及び図1Cの方法を示すブロック図である。複数のノードの各ノードはシンクノード1011とともに、プロセッサ1040、コンピュータ可読メモリ1012、記憶装置1058、並びにディスプレイ1052及びキーボード1051を含むユーザユーザインターフェース1049を備えることができ、それらは、バス1056を通して接続される。例えば、プロセッサ1040及びコンピュータ可読メモリ1012と通信するユーザユーザインターフェース1049は、ユーザユーザによるユーザインターフェース1057の表面、キーボード表面からの入力を受信すると、データを入手し、コンピュータ可読メモリ1012内に記憶する。
メモリ1012は、プロセッサによって実行可能な命令と、履歴データと、本開示の方法及びシステムによって利用することができる任意のデータとを記憶することができることが意図されている。プロセッサ1040は、シングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、コンピューティングクラスタ、又は任意の数の他の構成体とすることができる。プロセッサ1040は、バス1056を通じて1つ以上の入力デバイス及び出力デバイスに接続することができる。メモリ1012は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、又は他の任意の適したメモリシステムを含むことができる。
図10を更に参照すると、記憶デバイス1058は、プロセッサによって用いられる補助データ及び/又はソフトウェアモジュールを記憶するように構成することができる。例えば、記憶デバイス1058は、履歴データと、本開示に関して上述したような他の関連したデータとを記憶することができる。さらに又は代替的に、記憶デバイス1058は、本開示の開示したネットワークと同様の履歴ネットワークデータと同様の履歴データを記憶することができる。記憶デバイス1058は、ハードドライブ、光ドライブ、サムドライブ、ドライブのアレイ、又はそれらの任意の組合せを含むことができる。
システムは、任意選択で、バス1056を通じて、システムをディスプレイデバイス(図示せず)に接続するように構成されたディスプレイインターフェース(図示せず)にリンクすることができ、ディスプレイデバイスは、とりわけ、コンピュータモニター、カメラ、テレビ、プロジェクター、又はモバイルデバイスを含むことができる。
ノード1011は、用途に応じて、電力源1054を備えることができ、電力源1054は、任意選択でノード1011の外部に配置されてもよい。バス1056を通じて、ディスプレイデバイス1048に接続するように構成されたユーザ入力インターフェース1057をリンクすることができ、ディスプレイデバイス1048は、とりわけ、コンピュータモニター、カメラ、テレビ、プロジェクター、又はモバイルデバイスを含むことができる。プリンターインターフェース1059も、バス1056を通じて接続することができ、印刷デバイス1032に接続するように構成することができる。印刷デバイス1032は、とりわけ、液体インクジェットプリンター、固体インクプリンター、大規模商用プリンター、感熱式プリンター、UVプリンター、又は昇華型プリンターを含むことができる。ネットワークインターフェースコントローラー(NIC)1034は、バス1056を通じてネットワーク1036に接続するように構成され、とりわけ、データ又は他のデータは、ノード1011の外部の第三者ディスプレイデバイス、第三者画像デバイス、及び/又は第三者印刷デバイス上にレンダリングすることができる。
図10を更に参照すると、とりわけ、データ又は他のデータは、ネットワーク1036の通信チャネルを介して送信することができ、及び/又は、記憶及び/又は更なる処理のために記憶システム1058内に記憶することができる。さらに、データ又は他のデータは、受信機1046(又は外部受信機1038)から無線又は配線接続で受信することもできるし、送信機1047(又は外部送信機1039)を介して無線又は配線接続で送信することもでき、受信機1046及び送信機1047は、ともにバス1056を通じて接続されている。さらに、バス1056を介してノード1011にGPS1001を接続することができる。ノード1011は、入力インターフェース1008を介して外部検知デバイス1044及び外部入力/出力デバイス1041に接続することができる。ノード1011は、他の外部コンピュータ1042に接続することができる。出力インターフェース1009は、プロセッサ1040からの処理データを出力するのに用いることができる。
上述した本開示の実施形態は、数多くの方法のうちの任意のもので実施することができる。例えば、実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせを用いて実施することができる。請求項の要素を修飾する、特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の序数の使用は、それ自体で、或る請求項の要素の別の請求項の要素に対する優先順位も、優位性も、順序も暗示するものでもなければ、方法の動作が実行される時間的な順序も暗示するものでもなく、請求項の要素を区別するために、単に、或る特定の名称を有する或る請求項の要素を、同じ(序数の用語の使用を除く)名称を有する別の要素と区別するラベルとして用いられているにすぎない。

Claims (20)

  1. コンバージキャストネットワークにおいてパケット送信に対するスケジューリングを決定する方法であって、前記コンバージキャストネットワークはシンクノード及び複数のノードを含み、前記コンバージキャストネットワークにおける動作中、各ノードは、前記シンクノードに送信するパケットを生成し、前記シンクノードの受信機は、1つ以上の分岐を有する木を含む前記コンバージキャストネットワークのトポロジーを示す情報を受信し、前記木における各ノードは特定の分岐を通る前記シンクノードへの経路に対するホップカウントに関連付けられ、前記方法は、
    前記コンバージキャストネットワークにおいて動作を実施する要求を受信することと、
    前記シンクノードからのクエリを初期化することであって、前記クエリは、前記分岐を通して前記複数のノードに送信され、前記クエリに応答して、前記受信機は、或る期間に指示的な情報を受信し、前記情報は、前記コンバージキャストネットワークのトポロジーと、各ノードの特性と、各ノードからのデータ生成解放時間及び各ノードに対する前記シンクノードにおけるデータ送出時間を示す、生成された各ノードに対する時間データとを含む、初期化することと、
    前記シンクノードにより、前記受信した情報に基づき、かつ前記複数のノードの優先順位付き順序を得るために各ノードに優先順位を付けるソート機能を使用して、前記複数のノードをソートすることと、
    各ノードに対する前記データ生成解放時間と各ノードに対する前記シンクノードにおける前記データ送出時間との間の差を求めることにより、前記時間データに基づいて各ノードに対するエンドツーエンド遅延を計算することと、
    前記シンクノードにより、前記複数のノードに対するスケジューリングされた順序を得るように、一組の所定スケジューリング基準を有するスケジューリング機能に基づき、前記複数のノードの各々に対するパケット送信をスケジューリングすることと、
    前記スケジューリングされた順序を使用して前記木におけるパケット送信を実施することであって、前記スケジューリングされた順序を使用して前記動作を実施することは、前記動作を完了するために必要なタイムスロットの総数を減少させることにより、かつ前記コンバージキャストネットワークにおける前記複数のノードに対するエンドツーエンド遅延の量を低減させることにより、実質的に前記動作を最適化する、実施することと、
    を含む、方法。
  2. 前記ソート機能及び前記エンドツーエンド遅延は、同時に又は合わせて実施される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ソート機能は、全負荷の量、転送される負荷の量、転送した後に残る負荷の量、ノードの優先順位又はそれらのいくつかの組合せに基づき、各ノードに優先順位を付けて、前記複数のノードの優先順位付き順序を得る、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ソート機能は、全負荷又は残りの負荷に基づき前記複数のノードに優先順位を付け、
    前記全負荷は、或る期間における、各ノードによる任意の先行する送信されたパケット、各ノードによる任意の先行する転送されたパケット、又は両方を含むとともに、或る期間における、各ノードによって送信されるパケットの数、各ノードによって転送されるパケットの数、又は両方を含み、
    前記残りの負荷は、前記期間の残りにおいて、各ノードが送信し、転送し、又は両方を行うパケットの数である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ソート機能は、変形実施態様機能を含み、前記変形実施態様機能は、
    前記複数のノードを、前記シンクノードの子ノードを含む第1のグループと、前記シンクノードの前記子ノードを除く他のノードを含む第2のグループとに分割することと、
    所定基準に基づいて前記第1のグループ及び前記第2のグループをソートして、前記第2のグループに対して前記第1のグループが優先されるようにすることと、
    を含む、請求項4に記載の方法。
  6. スケジューリング行列
    Figure 2020503821
    を更に含み、式中、(L)は周波数チャネルの数であり、(M)はスケジュールサイズであり、(N)はノードの数であり、(+)は送信であり、(−)は受信であり、
    前記シンクノードの子ノードは、送信又は受信に関して前記複数のノードのうちの他のノードに対してより高い優先順位を有し、それにより、前記シンクノードの各子ノードは、残りの負荷によってソートされ、前記他のノードのうちの各他のノードは、全負荷によってソートされ、
    前記全負荷は、或る期間における、各ノードによる任意の先行する送信されたパケット、各ノードによる任意の先行する転送されたパケット、又は両方を含むとともに、或る期間における、各ノードによって送信されるパケットの数、各ノードによって転送されるパケットの数、又は両方を含み、
    前記残りの負荷は、前記期間の残りにおいて、各ノードが送信し、転送し、又は両方を行うパケットの数である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記動作は、前記複数のノードのうちの任意のノードからパケットが生成されたときに開始する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記パケット送信をスケジューリングする前に、前記複数のノードにおける各ノードに対して前記シンクノードまでのホップカウントを得ること、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記複数のノードにおける各ノードは、前記動作の各タイムスロットの間の以下の状態、すなわち、
    前記ノードが隣接するノードからパケットを受信することができる受信状態、
    前記ノードが隣接するノードにパケットを送信することができる送信状態、及び、
    前記ノードが送信も受信も行わないアイドル状態、
    のうちの1つであり得る、請求項1に記載の方法。
  10. 前記コンバージキャストネットワークは無線センサネットワークである、請求項1に記載の方法。
  11. 前記スケジューリング機能の前記一組の所定スケジューリング基準は、前記パケットの生成時間と、ノードのバッファステータスと、子ノードのバッファステータスと、前記ノードの親のバッファステータスとのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記スケジューリング機能は、
    前記ノードの最も古いパケットの保持時間と前記ノードの関連する子ノードによって保持されている最も古いパケットの保持時間との間の前記時間データから、各ノードに対し生成時間差を計算することであって、前記生成時間差が所定時間閾値を上回る場合、前記ノードの関連する子ノードによって保持されている前記最も古いパケットは、前記シンクノードにより、前記子ノードから前記パケットを送信するようにスケジューリングされる、計算すること、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記スケジューリング機能は、
    関連する子ノードからパケットを受信するか、又は関連する親ノードにパケットを送信するように、関連する子ノードのバッファステータス及び関連する親ノードのバッファステータスを考慮して、体系的な閾値を計算すること、
    を含み、
    前記親ノードのバッファがより多くのパケットにより充填されるに従い、前記閾値は低減し、それにより、ノードは、前記シンクノードにより、その関連する子ノードからパケットを受信するようにスケジューリングされる、請求項1に記載の方法。
  14. 前記ノードのバッファはより多くのパケットにより充填され、前記閾値は増大し、それにより、前記ノードは、前記シンクノードにより、前記バッファの内部のそのパケットをその関連する親ノードに送信するようにスケジューリングされ、
    前記ノード及びその関連する親ノードのバッファがより多くのパケットにより同時に充填されるに従い、前記シンクノードは、前記ノードが送信動作も受信動作も行わないようにする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記コンバージキャストネットワークに対する前記木は、
    前記シンクノードの1ホップ近傍又は子ノードの全てにメッセージをブロードキャストすることと、
    より小さいホップカウントで前記メッセージの受信コピーを転送することを通して、前記複数のノードにおける各ノードにメッセージを伝播することと、
    前記木を形成するために最短ホップカウント木を得ることと、
    により得られる、請求項1に記載の方法。
  16. コンピュータによって実行されると、前記コンピュータに対して、コンバージキャストネットワークにおける動作中にパケット送信を最適化する方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンバージキャストネットワークはシンクノード及び複数のノードを含み、前記コンバージキャストネットワークにおける動作中、各ノードは、前記シンクノードに送信するパケットを生成し、前記シンクノードの受信機は、1つ以上の分岐を有する木を含む前記コンバージキャストネットワークのトポロジーを示す情報を受信し、前記木における各ノードは特定の分岐を通る前記シンクノードへの経路に対するホップカウントに関連付けられ、前記方法は、
    前記コンバージキャストネットワークにおいて動作を実施する要求を受信することと、
    前記シンクノードからのクエリを初期化することであって、前記クエリは、前記分岐を通して前記複数のノードに送信され、前記クエリに応答して、前記受信機は、或る期間に指示的な情報を受信し、前記情報は、前記コンバージキャストネットワークのトポロジーと、各ノードの特性と、各ノードからのデータ生成解放時間及び各ノードに対する前記シンクノードにおけるデータ送出時間を示す、生成された各ノードに対する時間データとを含む、初期化することと、
    前記シンクノードにより、前記受信した情報に基づき、かつ前記複数のノードの優先順位付き順序を得るために各ノードに優先順位を付けるソート機能を使用して、前記複数のノードをソートすることと、
    各ノードに対する前記データ生成解放時間と各ノードに対する前記シンクノードにおける前記データ送出時間との間の差を求めることにより、前記時間データに基づいて各ノードに対するエンドツーエンド遅延を計算することと、
    前記シンクノードにより、前記複数のノードに対するスケジューリングされた順序を得るように、一組の所定スケジューリング基準を有するスケジューリング機能に基づき、前記複数のノードの各々に対するパケット送信をスケジューリングすることと、
    前記スケジューリングされた順序を使用して前記木におけるパケット送信を実施することであって、前記スケジューリングされた順序は、前記コンバージキャストネットワークにおける前記複数のノードに対するエンドツーエンド遅延の量を低減させるとともに、前記動作を完了するために必要なタイムスロットの総数を減少させることにより、実質的に前記動作を最適化し、1タイムスロットは時間の量を指定する、実施することと、
    を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
  17. 前記ソート機能は、全負荷又は残りの負荷に基づき前記複数のノードに優先順位を付け、
    前記全負荷は、或る期間における、各ノードによる任意の先行する送信されたパケット、各ノードによる任意の先行する転送されたパケット、又は両方を含むとともに、或る期間における、各ノードによって送信されるパケットの数、各ノードによって転送されるパケットの数、又は両方を含み、
    前記残りの負荷は、前記期間の残りにおいて、各ノードが送信し、転送し、又は両方を行うパケットの数である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記ソート機能は、変形実施態様機能を含み、前記変形実施態様機能は、
    前記複数のノードを、前記シンクノードの子ノードを含む第1のグループと、前記シンクノードの前記子ノードを除く他のノードを含む第2のグループとに分割することと、
    所定基準に基づいて前記第1のグループ及び前記第2のグループをソートして、前記第2のグループに対して前記第1のグループが優先されるようにすることと、
    を含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記スケジューリング機能は、
    前記ノードの最も古いパケットの保持時間と前記ノードの関連する子ノードによって保持されている最も古いパケットの保持時間との間の前記時間データから、各ノードに対し生成時間差を計算することであって、前記生成時間差が所定時間閾値を上回る場合、前記ノードの関連する子ノードによって保持されている前記最も古いパケットは、前記シンクノードにより、前記子ノードから前記パケットを送信するようにスケジューリングされる、計算すること、
    を含む、請求項16に記載の方法。
  20. コンバージキャストネットワークにおける動作中にパケット送信を最適化するデバイスであって、前記コンバージキャストネットワークはシンクノード及び複数のノードを含み、前記コンバージキャストネットワークにおける前記動作中、各ノードは、前記シンクノードに送信するパケットを生成し、前記シンクノードの受信機は、1つ以上の分岐を有する木を含む前記コンバージキャストネットワークのトポロジーを示す情報を受信し、前記木における各ノードは特定の分岐を通る前記シンクノードへの経路に対するホップカウントに関連付けられ、前記デバイスは、
    前記コンバージキャストネットワークにおいて動作を実施する要求を受信するように構成された受信機、
    を備え、
    前記シンクノードのプロセッサが、
    前記分岐を通して前記複数のノードにブロードキャストするクエリを初期化し、前記クエリに応答して、前記受信機は、或る期間に指示的な情報を受信し、前記情報は、前記コンバージキャストネットワークのトポロジーと、各ノードの特性と、各ノードからのデータ生成解放時間及び各ノードに対する前記シンクノードにおけるデータ送出時間を示す、生成される各ノードに対する時間データとを含み、
    前記シンクノードにより、前記受信した情報に基づき、かつ前記複数のノードの優先順位付き順序を得るために各ノードに優先順位を付けるソート機能を使用して、前記複数のノードをソートし、
    各ノードに対する前記データ生成解放時間と各ノードに対する前記シンクノードにおける前記データ送出時間との間の差を求めることにより、前記時間データに基づいて各ノードに対するエンドツーエンド遅延を計算し、
    前記シンクノードにより、前記複数のノードに対するスケジューリングされた順序を得るように、一組の所定スケジューリング基準を有するスケジューリング機能に基づき、前記複数のノードの各々に対するパケット送信をスケジューリングし、
    前記スケジューリングされた順序を使用して前記木におけるパケット送信を実施し、前記スケジューリングされた順序は、前記コンバージキャストネットワークにおける前記複数のノードに対するエンドツーエンド遅延の量を低減させるとともに、前記動作を完了するために必要なタイムスロットの総数を減少させることにより、実質的に前記動作を最適化する、
    ように構成されている、デバイス。
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