本開示は、通信テクノロジーの分野に関し、詳細には、システム情報を送信する方法、装置、及びシステムに関する。
通信ネットワークにおいて、一般に、基地局は、自局の管理範囲内の端末にシステム情報を送信する必要がある。このシステム情報は、端末のネットワーク通信をサポートするためのものである。例えば、システム情報は、セルリソース情報、セル再選択情報、又はTA(タイミングアドバンス)リストなどの情報を含むことができる。
現在、5G(第5世代移動通信テクノロジー)が、急速に発展している。5G通信ネットワークにおけるシステム情報は、2016年8月のRAN2#会議において、最小限SI(最小限度システム情報)とその他のSI(その他のシステム情報)に分類された。そこで、最小限SIは、基地局が周期的にブロードキャストする必要のあるシステム情報を意味し、少なくとも、セルリソース情報、及び基地局がサポートするその他のSIの識別子を含む。その他のSIは、最小限SIでブロードキャストされないシステム情報を意味する。すなわち、その他のSIは、最小限SIに含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。また、その他のSIは、端末の必要に従って送信される必要がある。先行技術においては、端末が特定のその他のSIを取得する必要がある場合、端末によって取得要求が基地局に送信される必要がある。その他のSIは、基地局が取得要求を受信するまで、端末に送信、又はブロードキャストすることはできない。
先行技術における課題を克服するために、本開示は、システム情報を送信する方法及び装置を提供する。課題を解決するための技術的手段は、以下のとおりである。
本開示の第1の発明により、システム情報を送信する方法が提供される。この方法は、
第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することであって、第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、判定することと、
複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することと、
第1のシステム情報をブロードキャストすることと、を含み、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用される。
任意選択的に、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含み、第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であることを、また、第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中ではないことを示すために、使用される。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含み、送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
本開示の第2の発明により、システム情報を送信する方法が提供される。その方法は、
基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することであって、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用され、第1のシステム情報は基地局により周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、受信することと、
対象のシステム情報を取得する必要があるとき、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することであって、対象のシステム情報は複数の第2のシステム情報のいずれか一つである、取得することと、
対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定した場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象システム情報を取得することとを含む。
任意選択的に、基地局により現在送信中の情報に基づく、対象のシステム情報の前記取得の前に、方法は、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断することであって、第1の送信ステータスは、対象のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される、判断することと、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、対象のシステム情報は現在送信中であると判定することと、をさらに含む。
任意選択的に、基地局によって現在送信中である情報に基づく対象のシステム情報の前記取得は、
第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信モードを取得することと、
対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得することと、
ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局によって現在送信中である情報から、対象のシステム情報を取得することと、を含む。
本開示の第3の発明により、システム情報を送信する装置が提供される。この装置は、
第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定するように構成された第1の判定モジュールであって、第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、第1の判定モジュールと、
複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定するように構成された第2の判定モジュールと、
第1のシステム情報をブロードキャストするように構成されたブロードキャスト・モジュールとを、を含み、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用される。
任意選択的に、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含み、第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であることを、また、第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中ではないことを示すために、使用される。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含み、送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
本開示の第4の発明により、システム情報を送信するための装置が提供される。その装置は、
基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信するように構成された受信モジュールであって、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用され、第1のシステム情報は基地局により周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、受信モジュールと、
対象のシステム情報を取得する必要がある場合、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得するように構成された第1の取得モジュールであって、対象のシステム情報は複数の第2のシステム情報のいずれか一つである、第1の取得モジュールと、
対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象システム情報を取得するように構成された第2の取得モジュールと、を含む。
任意選択的に、装置は、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断するように構成された判断モジュールであって、第1の送信ステータスは、対象のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される、判断モジュールと、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、対象のシステム情報は現在送信中であると判定するように構成された判定モジュールと、をさらに含む。
任意選択的に、第2の取得モジュールは、
第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信モードを取得するように構成された第1の取得サブモジュールと、
対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得するように構成された第2の取得サブモジュールと、
ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局により現在送信中である情報から、対象のシステム情報を取得するように構成された第3の取得サブモジュールと、を含む。
本開示の第5の発明により、システム情報を送信するための装置が提供される。この装置は、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能な命令を格納するように構成されたメモリとを含み、
プロセッサは、
第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することであって、第1のシステム情報は、現基地局によって周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、判定することと、
複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定し、
第1のシステム情報をブロードキャストするように構成され、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が送信中であるか否か示すために使用される。
本開示の第6の態様により、システム情報を送信するための装置が提供される。この装置は、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能な命令を格納するように構成されたメモリとを含み、
プロセッサは、
基地局によってブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することであって、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用され、第1のシステム情報は基地局によって周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、受信することと、
対象のシステム情報を取得する必要がある場合、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することであって、対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである、取得することと、
対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象のシステム情報を取得することとを行うように構成される。
本開示の実施形態により提供される解決手段は、以下の有用な効果を生じ得る。
本開示の実施形態において、基地局は、第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができ、さらに、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することができ、したがって、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む第1のシステム情報をブロードキャストすることができる。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局によって周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味する。第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。第1のシステム情報が、第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを含むので、基地局によってブロードキャストされるシステム情報を受信した後、端末は、第1のシステム情報に基づいて、現在取得する必要のある第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを判定することができる。それが送信中である場合には、第2のシステム情報は、基地局に取得要求を行うことなく、基地局により現在送信中である情報から直接取得することが可能であり、基地局が、第2のシステム情報の再送を行う必要がない。したがって、システム情報送信の効率性が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
以上の概要説明及び以下の詳細説明は、例示であり説明であって、本開示を制限するものではないと理解されなければならない。
ここに記載する図面は、本開示の明細書に組み入れられ、その一部をなすものであり、本開示に一致する実施形態を示し、説明記載と合わさって、本開示の原理を説明する。
例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。
例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。
例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。
例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置のブロック図である。
例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置のブロック図である。
例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置のブロック図である。
例示的実施形態による第2の取得サブモジュール503の構造概略図である。
例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置600のブロック図である。
例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置700のブロック図である。
以下、例示的実施形態を詳細に説明する。実施形態は、図面に示す。以下の説明の図面を参照において、異なる図面の同じ番号は、特に指示のない限り、同じ又は類似の要素を指す。以下の例示的実施形態において説明する実施形態は、本開示に一致するすべての実施形態を代表するものではない。そうではなく、それらは、ここに付加した請求の範囲に詳細記載される本開示のいくつかの発明に一致する装置及び方法の単なる例示である。
本開示の実施形態の詳細説明の前に、本発明の実施形態の応用のシナリオを、まず紹介する。本開示の実施形態により提供される方法は、基地局が端末にシステム情報を送信するシナリオに適用される。5G通信ネットワークにおいて、システム情報は、最小限SIとその他のSIに分類される。基地局は、最小限SIを周期的にブロードキャストすることができるが、端末が必要とするその他のSIは送信する必要がある。すなわち、端末は、その他のSIを取得する必要がある場合、基地局に取得要求を送信する必要があり、基地局は、取得要求を受信するまで、その他のSIを、端末に送信、又はブロードキャストすることはできない。先行技術においては、端末は、基地局にその他のSIのそれぞれの取得を要求する必要があるので、システム情報の送信効率が比較的低い。そのうえ、重い信号伝送負荷が、基地局にかかることになる。システム情報の送信効率を向上し、基地局の信号伝送負荷を軽減するため、本開示の実施形態は、以下に詳細を述べる、システム情報を送信する方法を提供する。
図1は、例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。 図1に示すように、この方法は、基地局に応用され、以下のステップを含む。
ステップ101において、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を、第1のシステム情報から判定する。第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。
ステップ102において、複数の第2のシステム情報の送信ステータスが、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて判定される。
ステップ103において、第1のシステム情報がブロードキャストされる。第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。
本開示の実施形態において、基地局は、第1のシステム情報から現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができ、さらに、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することができ、したがって、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む第1のシステム情報をブロードキャストすることができる。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。第1のシステム情報は、第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを含むので、基地局によってブロードキャストされるシステム情報を受信した後、端末は、第1のシステム情報に基づいて、現在取得する必要のある第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを判定することができる。それが送信中である場合には、第2のシステム情報は、基地局に取得要求を行うことなく、基地局によって現在送信中である情報から直接取得することができ、基地局は、第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報の送信効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
任意選択的に、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含む。第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される。第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中ではないことを示すために使用される。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合には、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含む。送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合には、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
以上のすべての任意選択的解決手段のあらゆる組み合わせが、本開示の任意選択的実施形態を構成し得るが、ここでは、一つ一つ記述しない。
図2は、例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。図2に示すように、この方法は、端末に応用され、以下のステップを含む。
ステップ201において、基地局によってブロードキャストされた第1のシステム情報が受信される。第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。
ステップ202において、対象のシステム情報の取得が必要なとき、対象のシステム情報の送信ステータスが、対象のシステム情報の識別子にも基づいて、第1のシステム情報から取得される。対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである。
ステップ203において、対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、対象のシステム情報は、基地局により現在送信中の情報に基づいて取得される。
本開示の実施形態において、端末は、基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することができる。第1のシステム情報は、基地局によりサポートされている複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含むので、端末は、対象のシステム情報を取得する必要がある場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することができる。対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである。対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が、現在送信中であると判定された場合には、対象のシステム情報は、基地局に取得要求を行うことなく、基地局によって現在送信中である情報に基づいて、直接取得することができ、基地局は、その第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報の送信効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
任意選択的に、基地局により現在送信中である情報に基づく対象のシステム情報の前記取得の前に、この方法は、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断することであって、第1の送信ステータスは、対象のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される、判断することと、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合には、対象のシステム情報が現在送信中であると判定することと、をさらに含む。
任意選択的に、基地局により現在送信中である情報に基づく対象のシステム情報の前記取得は、
第1のシステム情報から対象のシステム情報の送信モードを取得することと、
対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得することと、
ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局により現在送信中の情報から対象のシステム情報を取得することと、を含む。
以上のすべての任意選択的解決手段のあらゆる組み合わせが、本開示の任意選択的実施形態を構成し得るが、ここでは、一つ一つ記述しない。
図3は、例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。この方法の相互作用の主体は、基地局と端末である。例えば、基地局と端末は、5G通信ネットワークにおける基地局と端末であり得る。図3に示すように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ301において、基地局は、第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定する。第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。
第1のシステム情報は、基地局が、第1のシステム情報から、複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができるように、基地局により現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を含むことができる。
5G通信ネットワークを例に取ると、第1のシステム情報は、最小限SIとすることでき、第2のシステム情報は、その他のSIとすることができる。最小限SIは、少なくとも、基地局によってサポートされている複数のその他のSIのセルリソース情報及び識別子を含む。最小限SIは、基地局により周期的にブロードキャストされる。その他のSIは、基地局の管理範囲内の端末の要求に基づいて送信される必要がある。
ステップ302において、基地局は、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定する。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が送信中であるか否かを示すために使用される。
基地局は、複数の第2のシステム情報の識別子により、基地局によってサポートされている複数の第2のシステム情報の識別を判定することができる。さらに、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを判定する。すなわち、複数の第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを判定する。
ステップ303において、基地局は、第1のシステム情報をブロードキャストする。第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む。
複数の第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを判定した後、基地局は、第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを付加して、対応する第2のシステム情報が送信中であるか否かを示す、ブロードキャストされる第1のシステム情報とすることができる。
基地局は、第1のシステム情報を周期的にブロードキャストする。第1のシステム情報のブロードキャスト・サイクルは、基地局がデフォルトを設定することができ、基地局と端末の協議によって設定することもでき、これは、本開示の実施形態によって制限されない。
さらに、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含むことができる。第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が送信中であることを示すために使用される。第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が送信中ではないことを示すために使用される。
複数の第2のシステム情報の一部が基地局より送信されており、一部が基地局より送信されていないことがあり得ることを考慮して、第2のシステム情報のそれぞれが送信中であるか否かを明確に示すために、送信ステータスは、上述の2種の送信ステータスを含むことができる。
一つの実施形態においては、上述の2種の送信ステータスをそれぞれ示すために、2つの異なるステータスの指示識別子を採用することができる。例えば、第1の送信ステータスを示すために、第1のステータス指示識別子を採用することができ、第2の送信ステータスを示すために、第2のステータス指示識別子を採用することができる。例示的に、第1のステータス識別子を、0とし、第2のステータス識別子を、1とすることができる。
さらに、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含む。送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
すなわち、現在送信中である第2のシステム情報について、基地局は、第2のシステム情報の送信モードをさらに判定することができる。すなわち、第2のシステム情報が、ブロードキャスト又はユニキャストのどちらによって現在送信中であるかが判定される。そして、第2のシステム情報の送信モードは、基地局により第1のシステム情報に示され得る。
一つの実施形態において、上述の2つの送信モードをそれぞれ示すために、2つの異なる送信指示識別子が採用され得る。例えば、ブロードキャスト・モードを示すために第1の送信指示識別子を採用することができ、ユニキャスト・モードを示すために第2の送信指示識別子を採用することができる。例示的に、第1の送信指示識別子を、3とし、第2の送信指示識別子を、4とすることができる。
さらに、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
すなわち、ブロードキャストによって現在送信中である第2のシステム情報について、基地局は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに判定することができる。そして、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスは、基地局により第1のシステム情報に示され得る。
ここで、ブロードキャスト・アドレスは、第2のシステム情報の送信中の第2のシステム情報の時間−周波数リソースを示すために使用される。例えば、ブロードキャスト・アドレスは、第2のシステム情報の送信サイクル、第2のシステム情報が存在するサブフレーム情報又はシンボル情報などを含むことができる。
例えば、基地局が、3つの第2のシステム情報、すなわち、その他のSI−1、その他のSI−2、及びその他のSI−3をサポートしており、その他のSI−1とその他のSI−2が、現在送信中であって、その他のSI−3が現在送信中ではなく、その他のSI−1の送信モードが、ブロードキャスト・モードであり、その他のSI−2の送信モードがユニキャスト・モードであると仮定する。これに基づくと、第1のシステム情報は、少なくとも、表1に示す情報を含む。
本開示の実施形態は、表1を例とすることにより、単に第1のシステム情報を例示しているのであることは認識されるべきである。ただし、表1の形式も内容も、本開示の実施形態を限定するものではない。例えば、別の実施形態において、「送信中」であることを示すために第1のステータス指示識別子0を採用することができ、「送信中ではない」ことを示すために第2のステータス指示識別子1を採用することができ、ブロードキャスト送信を示すために第1の送信指示識別子3を採用することができ、ユニキャスト送信を示すために第2の送信指示識別子4を採用することができる。
ステップ304において、端末は、基地局によりブロードキャストされた第1のシステム情報を受信する。
基地局の管理範囲内の端末は、基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することができる。
ステップ305において、端末が対象のシステム情報を取得する場合、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスが、端末によって取得される。対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである。
対象のシステム情報を取得する必要がある場合、端末は、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の識別子が対応する送信ステータスを検索し、対象のシステム情報の識別子が対応する送信ステータスを、対象のシステム情報の送信ステータスと判定することができる。その後、対象のシステム情報が現在送信中であるか否かを、対象のシステム情報の送信ステータスにより、端末が判断することができる。
一つの実施形態において、対象のシステム情報の送信ステータスによる、対象のシステム情報が現在送信中であるか否かの前記判断は、対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断することと、対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、対象のシステム情報が現在送信中であると判定することと、対象のシステム情報の送信ステータスが第2の送信ステータスである場合、対象のシステム情報が現在送信中ではないと判定することと、を含む。
ステップ306において、端末は、対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象のシステム情報を取得する。
ここで、基地局により現在送信中である情報に基づく対象のシステム情報の前記取得は、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信モードを取得することと、対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得することと、ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局により現在送信中の情報から、対象のシステム情報を取得することと、を含む。
さらに、対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中ではないと判定された場合、又は、対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報がユニキャストによって現在送信中であると判定された場合、端末は、基地局に取得要求を送信することができる。取得要求は、対象のシステム情報の識別子を含むものであって、基地局が対象のシステム情報を、端末に送信するよう要求するためのものである。取得要求を受信した後、基地局は、対象のシステム情報を、端末に送信することができる。
すなわち、実際、基地局の管理範囲内の特定端末が対象のシステム情報を取得する必要がある場合、基地局がサポートし得る複数の第2のシステム情報のうち、一部は基地局によって送信中であるかもしれず、また、一部は送信中ではないかもしれない。送信中の第2のシステム情報のうち、一部は、ブロードキャストによって送信されているかもしれず、また、一部は、ユニキャストによって、すなわち、エンド・ツー・エンドによって送信されているかもしれない。端末が、ブロードキャストによって送信されている第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを認識している場合、基地局により現在ブロードキャストされている対象のシステム情報は、ブロードキャスト・アドレスに基づいて、端末による受信が可能である。ユニキャストによって送信されている第2のシステム情報は、基地局によって、ブロードキャストではなく、エンド・ツー・エンドで他の端末に送信されているので、端末は、その第2のシステム情報を受信することができない。
それゆえ、対象のシステム情報が現在送信中ではない場合、端末は、基地局に取得要求を行うしかない。対象のシステム情報が現在送信中である場合は、端末は、第1のシステム情報に対象のシステム情報の送信モードを問い合わせることができる。対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合には、基地局により現在ブロードキャストされている対象のシステム情報は、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスにより、端末が直接取得することが可能である。対象のシステム情報の送信モードがユニキャスト・モードである場合にも、端末は、基地局に取得要求を行う必要がある。
基地局により現在ブロードキャストされている対象のシステム情報は、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスにより、受信されるので、端末は、基地局に要求を送信する必要はない。したがって、対象のシステム情報を送信する効率が向上する。一方、基地局は、対象のシステム情報を再度ブロードキャストする必要がない、したがって、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
本開示の実施形態は、単に説明のための例示としてのみ、対象のシステム情報が複数の第2のシステム情報のいずれか一つであるとしていることが、認識されるべきである。しかし、実際には、異なる基地局が、異なる第2のシステム情報をサポートすることがあり得る。端末が取得する必要のある第2のシステム情報は、対応する基地局によって現在サポートされている複数の第2のシステム情報には含まれていないこともあり得る。したがって、端末は、第2のシステム情報を取得する必要がある場合、まず、その端末が取得する必要のある第2のシステム情報の識別子が、第1のシステム情報の中に存在するか否かを判定することができる。それが存在する場合は、ステップ305〜306が連続して実行される。そうでない場合は、ステップ305〜306は実行されず、取得要求も基地局に送信されない。
本開示の実施形態において、基地局は、第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができ、さらに、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することができ、したがって、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む第1のシステム情報をブロードキャストすることができる。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。第1のシステム情報は第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを含むので、端末は、基地局によってブロードキャストされたシステム情報を受信した後、現在取得する必要のある第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを、第1のシステム情報に基づいて、判定することができる。送信中である場合、第2のシステム情報は、基地局に取得要求を行うことなく、基地局により現在送信中である情報から、直接取得することが可能であり、基地局は、第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報を送信する効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
図4は、例示の実施形態によるシステム情報を送信するための装置のブロック図である。この装置は、基地局とすることができる。図4を参照して、装置は、
第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定するように構成された第1の判定モジュール401であって、第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、第1の判定モジュール401と、
複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定するように構成された第2の判定モジュール402と、
第1のシステム情報をブロードキャストするように構成されたブロードキャスト・モジュール403とを、を含み、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用される。
任意選択的に、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含み、第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であることを示すために使用される。第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中ではないことを示すために、使用される。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含む。送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
本開示の実施形態において、装置は、第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができ、さらに、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することができ、したがって、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む第1のシステム情報をブロードキャストすることができる。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。第1のシステム情報は、第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを含むので、基地局がブロードキャストするシステム情報を受信した後、端末は、第1のシステム情報に基づいて、現在取得する必要のある第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを判定することができる。それが送信中である場合、 第2のシステム情報は、基地局に取得要求を行うことなく、基地局により現在送信中の情報から直接取得することができ、基地局は、第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報送信の効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
上述の実施形態の装置によって、すべてのモジュールが動作する個別モードは、方法関連の実施形態にすでに詳細説明されているので、以下に詳述はしない。
図5Aは、例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置のブロック図である。この装置は端末とすることができる。図5Aを参照すると、装置は、
基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信するように構成された受信モジュール501であって、第1のシステム情報は、複数の第2の情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用され、第1のシステム情報は基地局により周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、受信モジュール501と、
対象のシステム情報を取得する必要がある場合、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得するように構成された第1の取得モジュール502であって、対象のシステム情報は複数の第2のシステム情報のいずれか一つである、第1の取得モジュール502と、
対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象のシステム情報を取得するように構成された第2の取得モジュール503と、を含む。
任意選択的に、図5Bを参照して、装置は、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断するように構成された判断モジュール504であって、第1の送信ステータスは、対象のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される、判断モジュール504と、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、対象のシステム情報は現在送信中であると判定するように構成された判定モジュール505と、をさらに含む。
任意選択的に、図5Cを参照して、第2の取得モジュール503は、
第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信モードを取得するように構成された第1の取得サブモジュール5031と、
対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得するように構成された第2の取得サブモジュール5032と、
ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局により現在送信中である情報から、対象のシステム情報を取得するように構成された第3の取得サブモジュール5033と、を含む。
本開示の実施形態において、装置は、基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することができる。第1のシステム情報は、基地局によりサポートされている複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含むので、装置は、対象のシステム情報を取得する必要がある場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することができる。対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のうちのいずれか一つである。対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、対象のシステム情報は、基地局に取得要求を行うことなく、基地局により現在送信中である情報に基づいて、直接取得することが可能であり、基地局は、第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報の送信効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
上述の実施形態の装置によって、すべてのモジュールが動作する個別モードは、方法関連の実施形態にすでに詳細説明されているので、以下に詳述はしない。
図6は、例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置600のブロック図である。例えば、装置600は、基地局として提供することができる。図6を参照すると、装置600は、処理コンポーネント622と、メモリ632によって代表されるメモリソースを含む。処理コンポーネント622は、一つ以上のプロセッサをさらに含む。メモリリソースは、処理コンポーネント622によって実行可能な命令、例えば、アプリケーションプログラムを格納するように構成される。メモリ632に格納されたアプリケーションプログラムは、各々が一つの命令に対応する、一つ以上のモジュールを含むことができる。さらに、処理コンポーネント622は、上述の方法を実行するために命令を実行するように構成される。
装置600は、さらに、装置600の電源管理を実行するように構成された電源コンポーネント626と、装置600をネットワークに接続するように構成された有線又は無線のネットワークインターフェース650と、I/O(入出力)インターフェース658と、をさらに含むことができる。 装置600は、例えば、Windows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTM、又はその他類似のオペレーティングシステムなど、メモリ632に格納されたオペレーションシステムに基づいて、動作させることができる。
例示的実施形態において、命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体が、さらに備えられる。 装置は、記憶媒体中の命令が装置600のプロセッサによって実行されると、システム情報を送信する方法を実行することができる。この方法は、
第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することであって、第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、判定することと、
複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することと、
第1のシステム情報をブロードキャストすることと、を含み、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用される。
任意選択的に、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含む。第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であることを示すために使用される。第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中ではないことを示すために使用される。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含む。送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
本開示の実施形態において、装置は、第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができ、さらに、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することができ、したがって、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む第1のシステム情報をブロードキャストすることができる。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局によって周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味する。第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。第1のシステム情報が、第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを含むので、基地局によってブロードキャストされるシステム情報を受信した後、端末は、第1のシステム情報に基づいて、現在取得する必要のある第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを判定することができる。それが送信中である場合には、第2のシステム情報は、基地局に取得要求を行うことなく、基地局により現在送信中である情報から直接取得することが可能であり、基地局が、第2のシステム情報の再送を行う必要がない。したがって、システム情報送信の効率性が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
図7は、例示の実施形態によるシステム情報を送信するための装置700のブロック図である。例えば、装置は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージングデバイス、ゲーミングコンソール、タブレットデバイス、医療装置、フィットネス機器、パーソナルデジタル支援機器などとすることができる。
図7を参照すると、装置700は、処理コンポーネント702、メモリ704、電源コンポーネント706、マルチメディアコンポーネント708、音声コンポーネント710、入出力(I/O)インターフェース712、センサコンポーネント714、及び通信コンポーネント716のうちの一つ以上のコンポーネントを含むことができる。
処理コンポーネント702は、典型的には、ディスプレイ、電話通話、データ通信、カメラ動作、記録動作に関連する動作など、装置700の動作全体を制御する。処理コンポーネント702は、上述の方法のステップの全部又は一部を実行する命令を実行する、一つ以上のプロセッサ720を含むことができる。 さらに、処理コンポーネント702は、処理コンポーネント702とその他のコンポーネントの間の相互作用を容易にする一つ以上のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント702は、マルチメディア708と処理コンポーネント702の間の相互作用を容易にするマルチメディア・モジュールを含むことができる。
メモリ704は、装置700の動作を支援する様々なタイプのデータを格納するように構成される。そのようなデータの例は、装置700上で働くアプリケーション又は方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、映像等を含む。メモリ704は、スタティックランダムアクセス・メモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリ・メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリ・メモリ(EPROM)、プログラマブルリードオンリ・メモリ(PROM)、リードオンリ・メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気又は光学ディスクなど、任意のタイプの揮発性又は非揮発性メモリデバイス、又はそれらの組み合わせを使用して、実装することができる。
電源コンポーネント706は、装置700の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント706は、電力管理システム、一つ以上の電源、及び、装置700の電力にかかわる発電、管理、配電、その他の任意のコンポーネントを含むことができる。
マルチメディアコンポーネント708は、装置700とユーザの間の出力インターフェースを提供する画面を含む。いくつかの実施形態では、画面は、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含むことができる。画面がタッチパネルを含む場合、画面は、ユーザから信号を受け取るタッチスクリーンとして実装することができる。タッチパネルは、タッチパネル上でタッチ、スワイプ、ジェスチャーを感知する一つ以上のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチ又はスワイプ動作の境界を感知するのみならず、タッチ又はスワイプ動作に関連する時間及び圧力を感知することができる。いくつかの実施形態では、マルチメディアコンポーネント708は、前部カメラ及び/又は後部カメラを含む。前部カメラ及び後部カメラは、装置700が、写真撮影モード又はビデオモードなど、動作モードにある間、外部のマルチメディアデータを受信することができる。前部カメラと後部カメラの各々は、固定の光学レンズシステムであるか、又は焦点と光学ズームの機能を有することができる。
音声コンポーネント710は、音声信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、音声コンポーネント710は、装置700が、通話モード、記録モード、音声認識モードなど、動作モードにあるとき、外部の音声信号を受信するよう構成されたマイクロホン(MIC)を含む。受信した音声信号は、さらに、メモリ704に格納、又は、通信コンポーネント716を介して送信することができる。いくつかの実施形態では、音声コンポーネント710は、さらに、音声信号を出力するためのスピーカーを含む。
I/Oインターフェース712は、処理コンポーネント702と、キーボード、クリックホイール、ボタンなどの、周辺インタフェースモジュールの間のインターフェースを提供する。ボタンは、ホームボタン、音量ボタン、開始ボタン、ロックボタンを含み得るが、それらに限定されない。
センサコンポーネント714は、装置700の様々な面に関するステータス評価を与える一つ以上のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント714は、装置700のオン/オフ・ステータス、装置700のディスプレイ装置とミニキーボードなど、コンポーネント同士の相対位置関係を検知することができ、また、センサコンポーネント714は、装置700又は装置700のコンポーネントの位置変化、装置700に対するユーザの接触の有無、装置700の向き、又は加速/減速、及び装置700の温度変化を検知することができる。センサコンポーネント714は、物理的接触のない近接物体の存在を検知するように構成された近接センサを含むことができる。センサコンポーネント714は、撮像応用のために使用されるCMOS又はCCDイメージセンサなどの光センサも含むことができる。いくつかの実施形態では、センサコンポーネント714 は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、又は温度センサも含むことができる。
通信コンポーネント716は、装置700とその他の装置の間に、無線又は有線の、通信を容易にするように構成される。装置700は、WiFi、2G、あるいは3G、又はそれらの組み合わせなどの、通信標準に基づいて、無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的実施形態において、通信コンポーネント716は、外部のブロードキャスト管理システムから、ブロードキャストチャネルを介して、ブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。例示的実施形態において、通信コンポーネント716は、近距離通信を容易にする近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)テクノロジー、赤外線データ協会(IrDA)テクノロジー、超広帯域(UWB)テクノロジー、ブルートゥース(BT)テクノロジー、及びその他のテクノロジーに基づいて実装してもよい。
例示的実施形態において、装置700は、上述の方法を実行するための、一つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はその他の電子コンポーネントを実装することができる。
例示的実施形態において、装置700内のプロセッサ720により実行可能な命令を含むメモリ704などの、上述の方法を実行するための、命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体も備えられる。例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光学データ格納デバイスなどを用いることができる。
非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、非一時的コンピュータ可読記憶媒体の中の命令が装置800のプロセッサにより実行されると、装置800は、システム情報を送信する方法を実行することができる。この方法は、
基地局によってブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することであって、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用され、第1のシステム情報は基地局によって周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、受信することと、
対象のシステム情報を取得する必要がある場合、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することであって、対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである、取得することと、
対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象のシステム情報を取得することと、を含む。
任意選択的に、基地局により現在送信中の情報に基づく、対象のシステム情報の前記取得の前に、方法は、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断することであって、第1の送信ステータスは、対象のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される、判断することと、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、対象のシステム情報は現在送信中であると判定することと、をさらに含む。
任意選択的に、基地局によって現在送信中である情報に基づく対象のシステム情報の前記取得は、
第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信モードを取得することと、
対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得することと、
ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局によって現在送信中である情報から、対象のシステム情報を取得することと、を含む。
本開示の実施形態において、装置は、基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することができる。第1のシステム情報は、基地局によりサポートされている複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含むので、装置は、対象のシステム情報を取得する必要がある場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することができる。対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである。対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が、現在送信中であると判定された場合には、対象のシステム情報は、基地局に取得要求を行うことなく、基地局によって現在送信中である情報に基づいて、直接取得することができ、基地局は、その第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報の送信効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
本開示の他の実施形態は、本文書に開示する本開示の明細と実用を考慮したうえで、当業者にとって利用可能となり得る。本出願の意図は、本開示の一般原理に従う、本開示のあらゆる変形、用途、又は改造を対象とし、本開示の範囲を逸脱しない技術的常識又は通常の技術的手段を含むものである。明細書及び実施例は、例示としてのみ提示され、本開示の真の範囲及び精神は、下の請求の範囲に示される。
本開示は、上に記載し、同封の図面に示す、正確な構成に限定されるものではなく、様々な修正及び変形が、本開示の範囲を逸脱することなく、実行可能であることが理解されるべきである。本開示の範囲は、添付の請求の範囲によってのみ限定可能である。
本開示は、通信テクノロジーの分野に関し、詳細には、システム情報を送信する方法、および装置に関する。
関連出願との相互参照として、本出願は、2016年11月20日に出願された国際出願第PCT/CN2016/111067号の続きであり、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
通信ネットワークにおいて、一般に、基地局は、自局の管理範囲内の端末にシステム情報を送信する必要がある。このシステム情報は、端末のネットワーク通信をサポートするためのものである。例えば、システム情報は、セルリソース情報、セル再選択情報、又はTA(タイミングアドバンス)リストなどの情報を含むことができる。
現在、5G(第5世代移動通信テクノロジー)が、急速に発展している。5G通信ネットワークにおけるシステム情報は、2016年8月のRAN2#会議において、最小限SI(最小限度システム情報)とその他のSI(その他のシステム情報)に分類された。そこで、最小限SIは、基地局が周期的にブロードキャストする必要のあるシステム情報を意味し、少なくとも、セルリソース情報、及び基地局がサポートするその他のSIの識別子を含む。その他のSIは、最小限SIでブロードキャストされないシステム情報を意味する。すなわち、その他のSIは、最小限SIに含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。また、その他のSIは、端末の必要に従って送信される必要がある。
本開示の発明は、システム情報を送信する方法を提供する。この方法は、
第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することであって、第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、判定することと、
複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することと、
第1のシステム情報をブロードキャストすることと、を含み、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用される。
任意選択的に、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含み、第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であることを、また、第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中ではないことを示すために、使用される。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含み、送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
本開示の発明は、システム情報を送信する方法を提供する。その方法は、
基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することであって、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用され、第1のシステム情報は基地局により周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、受信することと、
対象のシステム情報を取得する必要があるとき、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することであって、対象のシステム情報は複数の第2のシステム情報のいずれか一つである、取得することと、
対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定した場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象システム情報を取得することとを含む。
任意選択的に、基地局により現在送信中の情報に基づく、対象のシステム情報の前記取得の前に、方法は、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断することであって、第1の送信ステータスは、対象のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される、判断することと、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、対象のシステム情報は現在送信中であると判定することと、をさらに含む。
任意選択的に、基地局によって現在送信中である情報に基づく対象のシステム情報の前記取得することは、
第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信モードを取得することと、
対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得することと、
ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局によって現在送信中である情報から、対象のシステム情報を取得することと、を含む。
本開示の発明は、システム情報を送信する装置を提供する。この装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を格納するように構成されるメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定し、ここで、第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味しており、
複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定し、
第1のシステム情報をブロードキャストする、ように構成される。ここで、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用される。
任意選択的に、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含み、第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であることを、また、第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中ではないことを示すために、使用される。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含み、送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
本開示の発明は、システム情報を送信するための装置を提供する。
その装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を格納するように構成されるメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信し、ここで、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用され、第1のシステム情報は基地局により周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味しており、
対象のシステム情報を取得する必要がある場合、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得し、ここで、対象のシステム情報は複数の第2のシステム情報のいずれか一つであり、
対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象システム情報を取得する、ように構成される。
任意選択的に、前記プロセッサは、さらに、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断し、ここで、第1の送信ステータスは、対象のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用されており、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、対象のシステム情報は現在送信中であると判定する、ように構成される。
任意選択的に、前記プロセッサは、さらに、
第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信モードを取得し、
対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得し、
ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局により現在送信中である情報から、対象のシステム情報を取得する、ように構成される。
以上の概要説明及び以下の詳細説明は、例示であり説明であって、本開示を制限するものではないと理解されなければならない。
ここに記載する図面は、本開示の明細書に組み入れられ、その一部をなすものであり、本開示に一致する実施形態を示し、説明記載と合わさって、本開示の原理を説明する。
本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。
本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。
本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。
本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置のブロック図である。
本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置のブロック図である。
本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置のブロック図である。
本開示の例示的実施形態による第2の取得サブモジュール503の構造概略図である。
本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置600のブロック図である。
本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置700のブロック図である。
以下、例示的実施形態を詳細に説明する。実施形態は、図面に示す。以下の説明の図面を参照において、異なる図面の同じ番号は、特に指示のない限り、同じ又は類似の要素を指す。以下の例示的実施形態において説明する実施形態は、本開示に一致するすべての実施形態を代表するものではない。そうではなく、それらは、ここに付加した請求の範囲に詳細記載される本開示のいくつかの発明に一致する装置及び方法の単なる例示である。
本開示の実施形態の詳細説明の前に、本発明の実施形態の応用のシナリオを、まず紹介する。本開示の実施形態により提供される方法は、基地局が端末にシステム情報を送信するシナリオに適用される。5G通信ネットワークにおいて、システム情報は、最小限SIとその他のSIに分類される。基地局は、最小限SIを周期的にブロードキャストすることができるが、端末が必要とするその他のSIは送信する必要がある。すなわち、端末は、その他のSIを取得する必要がある場合、基地局に取得要求を送信する必要があり、基地局は、取得要求を受信するまで、その他のSIを、端末に送信、又はブロードキャストすることはできない。先行技術においては、その他のSIのそれぞれについて、端末は、取得のための基地局に取得要求を送る必要があるので、システム情報の送信効率が比較的低い。そのうえ、重い信号伝送負荷が、基地局にかかることになる。システム情報の送信効率を向上し、基地局の信号伝送負荷を軽減するため、本開示の実施形態は、以下に詳細を述べる、システム情報を送信する方法を提供する。
図1は、本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。図1に示すように、この方法は、基地局に応用され、以下のステップを含む。
ステップ101において、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を、第1のシステム情報から判定する。第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。
ステップ102において、複数の第2のシステム情報の送信ステータスが、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて判定される。
ステップ103において、第1のシステム情報がブロードキャストされる。第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。
本開示の実施形態において、基地局は、第1のシステム情報から現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができ、さらに、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することができ、したがって、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む第1のシステム情報をブロードキャストすることができる。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。第1のシステム情報は、第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを含むので、基地局によってブロードキャストされるシステム情報を受信した後、端末は、第1のシステム情報に基づいて、現在取得する必要のある第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを判定することができる。それが送信中である場合には、第2のシステム情報は、基地局に取得要求を送ることなく、基地局によって現在送信中である情報から直接取得することができ、基地局は、第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報の送信効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
任意選択的に、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含む。第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される。第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中ではないことを示すために使用される。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合には、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含む。送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合には、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
以上のすべての任意選択的解決手段のあらゆる組み合わせが、本開示の任意選択的実施形態を構成し得るが、ここでは、一つ一つ記述しない。
図2は、本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。図2に示すように、この方法は、端末に応用され、以下のステップを含む。
ステップ201において、基地局によってブロードキャストされた第1のシステム情報が受信される。第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。
ステップ202において、対象のシステム情報の取得が必要なとき、対象のシステム情報の送信ステータスが、対象のシステム情報の識別子にも基づいて、第1のシステム情報から取得される。対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである。
ステップ203において、対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、対象のシステム情報は、基地局により現在送信中の情報に基づいて取得される。
本開示の実施形態において、端末は、基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することができる。第1のシステム情報は、基地局によりサポートされている複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含むので、端末は、対象のシステム情報を取得する必要がある場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することができる。対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである。対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が、現在送信中であると判定された場合には、対象のシステム情報は、基地局に取得要求を送ることなく、基地局によって現在送信中である情報に基づいて、直接取得することができ、基地局は、その第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報の送信効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
任意選択的に、基地局により現在送信中である情報に基づく対象のシステム情報の前記取得の前に、この方法は、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断することであって、第1の送信ステータスは、対象のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される、判断することと、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合には、対象のシステム情報が現在送信中であると判定することと、をさらに含む。
任意選択的に、基地局により現在送信中である情報に基づく対象のシステム情報の前記取得は、
第1のシステム情報から対象のシステム情報の送信モードを取得することと、
対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得することと、
ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局により現在送信中の情報から対象のシステム情報を取得することと、を含む。
以上のすべての任意選択的解決手段のあらゆる組み合わせが、本開示の任意選択的実施形態を構成し得るが、ここでは、一つ一つ記述しない。
図3は、本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信する方法のフローチャートである。この方法の相互作用の主体は、基地局と端末である。例えば、基地局と端末は、5G通信ネットワークにおける基地局と端末であり得る。図3に示すように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ301において、基地局は、第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定する。第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。つまり、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれていないシステム情報を意味する。
第1のシステム情報は、基地局が、第1のシステム情報から、複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができるように、基地局により現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を含むことができる。
5G通信ネットワークを例に取ると、第1のシステム情報は、最小限SIとすることでき、第2のシステム情報は、その他のSIとすることができる。最小限SIは、少なくとも、基地局によってサポートされている複数のその他のSIのセルリソース情報及び識別子を含む。最小限SIは、基地局により周期的にブロードキャストされる。その他のSIは、基地局の管理範囲内の端末の要求に基づいて送信される必要がある。
ステップ302において、基地局は、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定する。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が送信中であるか否かを示すために使用される。
基地局は、複数の第2のシステム情報の識別子により、基地局によってサポートされている複数の第2のシステム情報の識別を判定することができる。さらに、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを判定する。すなわち、複数の第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを判定する。
ステップ303において、基地局は、第1のシステム情報をブロードキャストする。第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む。
複数の第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを判定した後、基地局は、第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを付加して、対応する第2のシステム情報が送信中であるか否かを示す、ブロードキャストされる第1のシステム情報とすることができる。
基地局は、第1のシステム情報を周期的にブロードキャストする。第1のシステム情報のブロードキャスト・サイクルは、基地局がデフォルトを設定することができ、基地局と端末の協議によって設定することもでき、これは、本開示の実施形態によって制限されない。
さらに、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含むことができる。第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が送信中であることを示すために使用される。第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が送信中ではないことを示すために使用される。
複数の第2のシステム情報の一部が基地局より送信されており、一部が基地局より送信されていないことがあり得ることを考慮して、第2のシステム情報のそれぞれが送信中であるか否かを明確に示すために、送信ステータスは、上述の2種の送信ステータスを含むことができる。
一つの実施形態においては、上述の2種の送信ステータスをそれぞれ示すために、2つの異なるステータスの指示識別子を採用することができる。例えば、第1の送信ステータスを示すために、第1のステータス指示識別子を採用することができ、第2の送信ステータスを示すために、第2のステータス指示識別子を採用することができる。例示的に、第1のステータス識別子を、0とし、第2のステータス識別子を、1とすることができる。
さらに、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含む。送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
すなわち、現在送信中である第2のシステム情報について、基地局は、第2のシステム情報の送信モードをさらに判定することができる。すなわち、第2のシステム情報が、ブロードキャスト又はユニキャストのどちらによって現在送信中であるかが判定される。そして、第2のシステム情報の送信モードは、基地局により第1のシステム情報に示され得る。
一つの実施形態において、上述の2つの送信モードをそれぞれ示すために、2つの異なる送信指示識別子が採用され得る。例えば、ブロードキャスト・モードを示すために第1の送信指示識別子を採用することができ、ユニキャスト・モードを示すために第2の送信指示識別子を採用することができる。例示的に、第1の送信指示識別子を、3とし、第2の送信指示識別子を、4とすることができる。
さらに、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
すなわち、ブロードキャストによって現在送信中である第2のシステム情報について、基地局は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに判定することができる。そして、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスは、基地局により第1のシステム情報に示され得る。
ここで、ブロードキャスト・アドレスは、第2のシステム情報の送信中の第2のシステム情報の時間−周波数リソースを示すために使用される。例えば、ブロードキャスト・アドレスは、第2のシステム情報の送信サイクル、第2のシステム情報が存在するサブフレーム情報又はシンボル情報などを含むことができる。
例えば、基地局が、3つの第2のシステム情報、すなわち、その他のSI−1、その他のSI−2、及びその他のSI−3をサポートしており、その他のSI−1とその他のSI−2が、現在送信中であって、その他のSI−3が現在送信中ではなく、その他のSI−1の送信モードが、ブロードキャスト・モードであり、その他のSI−2の送信モードがユニキャスト・モードであると仮定する。これに基づくと、第1のシステム情報は、少なくとも、表1に示す情報を含む。
本開示の実施形態は、表1を例とすることにより、単に第1のシステム情報を例示しているのであることは認識されるべきである。ただし、表1の形式も内容も、本開示の実施形態を限定するものではない。例えば、別の実施形態において、「送信中」であることを示すために第1のステータス指示識別子0を採用することができ、「送信中ではない」ことを示すために第2のステータス指示識別子1を採用することができ、ブロードキャスト送信を示すために第1の送信指示識別子3を採用することができ、ユニキャスト送信を示すために第2の送信指示識別子4を採用することができる。
ステップ304において、端末は、基地局によりブロードキャストされた第1のシステム情報を受信する。
基地局の管理範囲内の端末は、基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することができる。
ステップ305において、端末が対象のシステム情報を取得する場合、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスが、端末によって取得される。対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである。
対象のシステム情報を取得する必要がある場合、端末は、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の識別子が対応する送信ステータスを検索し、対象のシステム情報の識別子が対応する送信ステータスを、対象のシステム情報の送信ステータスと判定することができる。その後、対象のシステム情報が現在送信中であるか否かを、対象のシステム情報の送信ステータスにより、端末が判断することができる。
一つの実施形態において、対象のシステム情報の送信ステータスによる、対象のシステム情報が現在送信中であるか否かの前記判断は、対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断することと、対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、対象のシステム情報が現在送信中であると判定することと、対象のシステム情報の送信ステータスが第2の送信ステータスである場合、対象のシステム情報が現在送信中ではないと判定することと、を含む。
ステップ306において、端末は、対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象のシステム情報を取得する。
ここで、基地局により現在送信中である情報に基づく対象のシステム情報の前記取得は、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信モードを取得することと、対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得することと、ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局により現在送信中の情報から、対象のシステム情報を取得することと、を含む。
さらに、対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中ではないと判定された場合、又は、対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報がユニキャストによって現在送信中であると判定された場合、端末は、基地局に取得要求を送信することができる。取得要求は、対象のシステム情報の識別子を含むものであって、基地局が対象のシステム情報を、端末に送信するよう要求するためのものである。取得要求を受信した後、基地局は、対象のシステム情報を、端末に送信することができる。
すなわち、実際、基地局の管理範囲内の特定端末が対象のシステム情報を取得する必要がある場合、基地局がサポートし得る複数の第2のシステム情報のうち、一部は基地局によって送信中であるかもしれず、また、一部は送信中ではないかもしれない。送信中の第2のシステム情報のうち、一部は、ブロードキャストによって送信されているかもしれず、また、一部は、ユニキャストによって、すなわち、エンド・ツー・エンドによって送信されているかもしれない。端末が、ブロードキャストによって送信されている第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを認識している場合、基地局により現在ブロードキャストされている対象のシステム情報は、ブロードキャスト・アドレスに基づいて、端末による受信が可能である。ユニキャストによって送信されている第2のシステム情報は、基地局によって、ブロードキャストではなく、エンド・ツー・エンドで他の端末に送信されているので、端末は、その第2のシステム情報を受信することができない。
それゆえ、対象のシステム情報が現在送信中ではない場合、端末は、取得要求を送ることで、基地局から対象のシステム情報のみを取得できる。対象のシステム情報が現在送信中である場合は、端末は、第1のシステム情報に対象のシステム情報の送信モードを問い合わせることができる。対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合には、基地局により現在ブロードキャストされている対象のシステム情報は、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスにより、端末が直接取得することが可能である。対象のシステム情報の送信モードがユニキャスト・モードである場合にも、対象のシステム情報を取得するために、端末は、基地局に取得要求を送る必要がある。
基地局により現在ブロードキャストされている対象のシステム情報は、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスにより、受信されるので、端末は、対象のシステム情報を取得するために、基地局に要求を送信する必要はない。したがって、対象のシステム情報を送信する効率が向上する。一方、基地局は、対象のシステム情報を再度ブロードキャストする必要がない、したがって、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
本開示の実施形態は、単に説明のための例示としてのみ、対象のシステム情報が複数の第2のシステム情報のいずれか一つであるとしていることが、認識されるべきである。しかし、実際には、異なる基地局が、異なる第2のシステム情報をサポートすることがあり得る。端末が取得する必要のある第2のシステム情報は、端末が対応する基地局によって現在サポートされている複数の第2のシステム情報には含まれていないこともあり得る。したがって、端末は、第2のシステム情報を取得する必要がある場合、まず、その端末が取得する必要のある第2のシステム情報の識別子が、第1のシステム情報の中に存在するか否かを判定することができる。それが存在する場合は、ステップ305〜306が連続して実行される。そうでない場合は、ステップ305〜306は実行されず、対象のシステム情報を取得するための要求も基地局に送信されない。
本開示の実施形態において、基地局は、第1のシステム情報から、基地局によって現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができ、さらに、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することができ、したがって、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む第1のシステム情報をブロードキャストすることができる。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。第1のシステム情報は第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを含むので、端末は、基地局によってブロードキャストされたシステム情報を受信した後、現在取得する必要のある第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを、第1のシステム情報に基づいて、判定することができる。送信中である場合、第2のシステム情報は、基地局に取得要求を送ることなく、基地局により現在送信中である情報から、直接取得することが可能であり、基地局は、第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報を送信する効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
図4は、本開示の例示の実施形態によるシステム情報を送信するための装置のブロック図である。この装置は、基地局とすることができる。図4を参照して、装置は、
第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定するように構成された第1の判定モジュール401であって、第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、第1の判定モジュール401と、
複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定するように構成された第2の判定モジュール402と、
第1のシステム情報をブロードキャストするように構成されたブロードキャスト・モジュール403とを、を含み、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用される。
任意選択的に、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含み、第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であることを示すために使用される。第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中ではないことを示すために、使用される。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含む。送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
本開示の実施形態において、装置は、第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができ、さらに、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することができ、したがって、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む第1のシステム情報をブロードキャストすることができる。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味する。第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。第1のシステム情報は、第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを含むので、基地局がブロードキャストするシステム情報を受信した後、端末は、第1のシステム情報に基づいて、現在取得する必要のある第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを判定することができる。それが送信中である場合、第2のシステム情報は、基地局に取得要求を送ることなく、基地局により現在送信中の情報から直接取得することができ、基地局は、第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報送信の効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
上述の実施形態の装置によって、すべてのモジュールが動作する個別モードは、方法関連の実施形態にすでに詳細説明されているので、以下に詳述はしない。
図5Aは、本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置のブロック図である。この装置は端末とすることができる。図5Aを参照すると、装置は、
基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信するように構成された受信モジュール501であって、第1のシステム情報は、複数の第2の情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用され、第1のシステム情報は基地局により周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、受信モジュール501と、
対象のシステム情報を取得する必要がある場合、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得するように構成された第1の取得モジュール502であって、対象のシステム情報は複数の第2のシステム情報のいずれか一つである、第1の取得モジュール502と、
対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象のシステム情報を取得するように構成された第2の取得モジュール503と、を含む。
任意選択的に、図5Bを参照して、装置は、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断するように構成された判断モジュール504であって、第1の送信ステータスは、対象のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される、判断モジュール504と、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、対象のシステム情報は現在送信中であると判定するように構成された判定モジュール505と、をさらに含む。
任意選択的に、図5Cを参照して、第2の取得モジュール503は、
第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信モードを取得するように構成された第1の取得サブモジュール5031と、
対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得するように構成された第2の取得サブモジュール5032と、
ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局により現在送信中である情報から、対象のシステム情報を取得するように構成された第3の取得サブモジュール5033と、を含む。
本開示の実施形態において、装置は、基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することができる。第1のシステム情報は、基地局によりサポートされている複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含むので、装置は、対象のシステム情報を取得する必要がある場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することができる。対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のうちのいずれか一つである。対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、対象のシステム情報は、基地局に取得要求を送ることなく、基地局により現在送信中である情報に基づいて、直接取得することが可能であり、基地局は、第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報の送信効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
上述の実施形態の装置によって、すべてのモジュールが動作する個別モードは、方法関連の実施形態にすでに詳細説明されているので、以下に詳述はしない。
図6は、本開示の例示的実施形態によるシステム情報を送信するための装置600のブロック図である。例えば、装置600は、基地局として提供することができる。図6を参照すると、装置600は、処理コンポーネント622と、メモリ632によって代表されるメモリソースを含む。処理コンポーネント622は、一つ以上のプロセッサをさらに含む。メモリリソースは、処理コンポーネント622によって実行可能な命令、例えば、アプリケーションプログラムを格納するように構成される。メモリ632に格納されたアプリケーションプログラムは、各々が一つの命令に対応する、一つ以上のモジュールを含むことができる。さらに、処理コンポーネント622は、上述の方法を実行するために命令を実行するように構成される。
装置600は、さらに、装置600の電源管理を実行するように構成された電源コンポーネント626と、装置600をネットワークに接続するように構成された有線又は無線のネットワークインターフェース650と、I/O(入出力)インターフェース658と、をさらに含むことができる。例えば、Windows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTM、又はその他類似のオペレーティングシステムなど、メモリ632に格納されたオペレーションシステムは、装置600において動作させることができる。
例示的実施形態において、命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体が、さらに備えられる。装置は、記憶媒体中の命令が装置600のプロセッサによって実行されると、システム情報を送信する方法を実行することができる。
この方法は、
第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することであって、第1のシステム情報は、現基地局が周期的にブロードキャストするシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、判定することと、
複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することと、
第1のシステム情報をブロードキャストすることと、を含み、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であるか否かを示すために使用される。
任意選択的に、送信ステータスは、第1の送信ステータスと第2の送信ステータスを含む。第1の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中であることを示すために使用される。第2の送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が、現在送信中ではないことを示すために使用される。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報の送信モードをさらに含む。送信モードは、ブロードキャスト・モード又はユニキャスト・モードを含む。
任意選択的に、複数の第2のシステム情報のそれぞれについて、第2のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報は、第2のシステム情報のブロードキャスト・アドレスをさらに含む。
本開示の実施形態において、装置は、第1のシステム情報から、現在サポートされている複数の第2のシステム情報の識別子を判定することができ、さらに、複数の第2のシステム情報の識別子に基づいて、複数の第2のシステム情報の送信ステータスを判定することができ、したがって、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含む第1のシステム情報をブロードキャストすることができる。送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用される。第1のシステム情報は、基地局によって周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味する。第2のシステム情報は、第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する。第1のシステム情報が、第2のシステム情報のそれぞれの送信ステータスを含むので、基地局によってブロードキャストされるシステム情報を受信した後、端末は、第1のシステム情報に基づいて、現在取得する必要のある第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを判定することができる。それが送信中である場合には、第2のシステム情報は、基地局に取得要求を送ることなく、基地局により現在送信中である情報から直接取得することが可能であり、基地局が、第2のシステム情報の再送を行う必要がない。したがって、システム情報送信の効率性が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
図7は、本開示の例示の実施形態によるシステム情報を送信するための装置700のブロック図である。例えば、装置は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージングデバイス、ゲーミングコンソール、タブレットデバイス、医療装置、フィットネス機器、パーソナルデジタル支援機器などとすることができる。
図7を参照すると、装置700は、処理コンポーネント702、メモリ704、電源コンポーネント706、マルチメディアコンポーネント708、音声コンポーネント710、入出力(I/O)インターフェース712、センサコンポーネント714、及び通信コンポーネント716のうちの一つ以上のコンポーネントを含むことができる。
処理コンポーネント702は、典型的には、ディスプレイ、電話通話、データ通信、カメラ動作、記録動作に関連する動作など、装置700の動作全体を制御する。処理コンポーネント702は、上述の方法のステップの全部又は一部を実行する命令を実行する、一つ以上のプロセッサ720を含むことができる。 さらに、処理コンポーネント702は、処理コンポーネント702とその他のコンポーネントの間の相互作用を容易にする一つ以上のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント702は、マルチメディア708と処理コンポーネント702の間の相互作用を容易にするマルチメディア・モジュールを含むことができる。
メモリ704は、装置700の動作を支援する様々なタイプのデータを格納するように構成される。そのようなデータの例は、装置700上で働くアプリケーション又は方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、映像等を含む。メモリ704は、スタティックランダムアクセス・メモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリ・メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリ・メモリ(EPROM)、プログラマブルリードオンリ・メモリ(PROM)、リードオンリ・メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気又は光学ディスクなど、任意のタイプの揮発性又は非揮発性メモリデバイス、又はそれらの組み合わせを使用して、実装することができる。
電源コンポーネント706は、装置700の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント706は、電力管理システム、一つ以上の電源、及び、装置700の電力にかかわる発電、管理、配電、その他の任意のコンポーネントを含むことができる。
マルチメディアコンポーネント708は、装置700とユーザの間の出力インターフェースを提供する画面を含む。いくつかの実施形態では、画面は、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含むことができる。画面がタッチパネルを含む場合、画面は、ユーザから信号を受け取るタッチスクリーンとして実装することができる。タッチパネルは、タッチパネル上でタッチ、スワイプ、ジェスチャーを感知する一つ以上のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチ又はスワイプ動作の境界を感知するのみならず、タッチ又はスワイプ動作に関連する時間及び圧力を感知することができる。いくつかの実施形態では、マルチメディアコンポーネント708は、前部カメラ及び/又は後部カメラを含む。前部カメラ及び後部カメラは、装置700が、写真撮影モード又はビデオモードなど、動作モードにある間、外部のマルチメディアデータを受信することができる。前部カメラと後部カメラの各々は、固定の光学レンズシステムであるか、又は焦点と光学ズームの機能を有することができる。
音声コンポーネント710は、音声信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、音声コンポーネント710は、装置700が、通話モード、記録モード、音声認識モードなど、動作モードにあるとき、外部の音声信号を受信するよう構成されたマイクロホン(MIC)を含む。受信した音声信号は、さらに、メモリ704に格納、又は、通信コンポーネント716を介して送信することができる。いくつかの実施形態では、音声コンポーネント710は、さらに、音声信号を出力するためのスピーカーを含む。
I/Oインターフェース712は、処理コンポーネント702と、キーボード、クリックホイール、ボタンなどの、周辺インタフェースモジュールの間のインターフェースを提供する。ボタンは、ホームボタン、音量ボタン、開始ボタン、ロックボタンを含み得るが、それらに限定されない。
センサコンポーネント714は、装置700の様々な面に関するステータス評価を与える一つ以上のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント714は、装置700のオン/オフ・ステータス、装置700のディスプレイ装置とミニキーボードなど、コンポーネント同士の相対位置関係を検知することができ、また、センサコンポーネント714は、装置700又は装置700のコンポーネントの位置変化、装置700に対するユーザの接触の有無、装置700の向き、又は加速/減速、及び装置700の温度変化を検知することができる。センサコンポーネント714は、物理的接触のない近接物体の存在を検知するように構成された近接センサを含むことができる。センサコンポーネント714は、撮像応用のために使用されるCMOS又はCCDイメージセンサなどの光センサも含むことができる。いくつかの実施形態では、センサコンポーネント714 は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、又は温度センサも含むことができる。
通信コンポーネント716は、装置700とその他の装置の間に、無線又は有線の、通信を容易にするように構成される。装置700は、WiFi、2G、あるいは3G、又はそれらの組み合わせなどの、通信標準に基づいて、無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的実施形態において、通信コンポーネント716は、外部のブロードキャスト管理システムから、ブロードキャストチャネルを介して、ブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。例示的実施形態において、通信コンポーネント716は、近距離通信を容易にする近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。
例示的実施形態において、装置700は、上述の方法を実行するための、一つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はその他の電子コンポーネントを実装することができる。
例示的実施形態において、装置700内のプロセッサ720により実行可能な命令を含むメモリ704などの、上述の方法を実行するための、命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体も備えられる。例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光学データ格納デバイスなどを用いることができる。
非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、非一時的コンピュータ可読記憶媒体の中の命令が装置700のプロセッサにより実行されると、装置700は、システム情報を送信する方法を実行することができる。
この方法は、
基地局によってブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することであって、第1のシステム情報は、複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含み、送信ステータスは、対応する第2のシステム情報が現在送信中であるか否かを示すために使用され、第1のシステム情報は基地局によって周期的にブロードキャストされるシステム情報を意味し、複数の第2のシステム情報は第1のシステム情報に含まれるシステム情報以外のシステム情報を意味する、受信することと、
対象のシステム情報を取得する必要がある場合、対象のシステム情報の識別子に基づいて、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することであって、対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである、取得することと、
対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が現在送信中であると判定された場合、基地局により現在送信中である情報に基づいて、対象のシステム情報を取得することと、を含む。
任意選択的に、基地局により現在送信中の情報に基づく、対象のシステム情報の前記取得の前に、方法は、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスであるか否かを判断することであって、第1の送信ステータスは、対象のシステム情報が現在送信中であることを示すために使用される、判断することと、
対象のシステム情報の送信ステータスが第1の送信ステータスである場合、対象のシステム情報は現在送信中であると判定することと、をさらに含む。
任意選択的に、基地局によって現在送信中である情報に基づく対象のシステム情報の前記取得することは、
第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信モードを取得することと、
対象のシステム情報の送信モードがブロードキャスト・モードである場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報のブロードキャスト・アドレスを取得することと、
ブロードキャスト・アドレスに基づいて、基地局によって現在送信中である情報から、対象のシステム情報を取得することと、を含む。
本開示の実施形態において、装置は、基地局によりブロードキャストされる第1のシステム情報を受信することができる。第1のシステム情報は、基地局によりサポートされている複数の第2のシステム情報の識別子及び送信ステータスを含むので、装置は、対象のシステム情報を取得する必要がある場合、第1のシステム情報から、対象のシステム情報の送信ステータスを取得することができる。対象のシステム情報は、複数の第2のシステム情報のいずれか一つである。対象のシステム情報の送信ステータスに基づいて、対象のシステム情報が、現在送信中であると判定された場合には、対象のシステム情報は、基地局に取得要求を送ることなく、基地局によって現在送信中である情報に基づいて、直接取得することができ、基地局は、その第2のシステム情報を再送する必要がない。したがって、システム情報の送信効率が向上し、基地局の信号伝送負荷が軽減される。
本開示の他の実施形態は、本文書に開示する本開示の明細と実用を考慮したうえで、当業者にとって利用可能となり得る。本出願の意図は、本開示の一般原理に従う、本開示のあらゆる変形、用途、又は改造を対象とし、本開示の範囲を逸脱しない技術的常識又は通常の技術的手段を含むものである。明細書及び実施例は、例示としてのみ提示され、本開示の真の範囲及び精神は、下の請求の範囲に示される。
本開示は、上に記載し、同封の図面に示す、正確な構成に限定されるものではなく、様々な修正及び変形が、本開示の範囲を逸脱することなく、実行可能であることが理解されるべきである。本開示の範囲は、添付の請求の範囲によってのみ限定可能である。