JP2020502936A - 無線通信システムにおいて短い送信時間間隔を支援する端末のための上りリンク信号送信又は受信方法及びそのための装置 - Google Patents

無線通信システムにおいて短い送信時間間隔を支援する端末のための上りリンク信号送信又は受信方法及びそのための装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の送信時間間隔、サブキャリア間隔、又はプロセッシング時間を支援する端末の上りリンク送信動作又は基地局の上りリンク受信動作に関する。【解決手段】本発明の一実施例による無線通信システムにおいて、短いTTI長さを支援する端末のための上りリンク送信方法であって、端末によって行われ、上りリンク承認を含む下りリンク制御情報を受信するステップおよび上りリンク承認に対応する上りリンク信号の送信時点と、SPS上りリンク信号の送信時点とが重畳すると、上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信される第1のチャネルのTTI長さがSPS上りリンク信号が送信される第2のチャネルのTTI長さよりも長い場合、送信時点において第1のチャネル及び第2のチャネルのうち第2のチャネル上でのみ上りリンク信号送信を行うステップを含むことができる。【選択図】図9

Description

本発明は、無線通信システムに関し、具体的に、複数の送信時間間隔、複数のサブキャリア間隔、又は複数のプロセッシング時間を支援するための方法及びそのための装置に関する。
パケットデータのレイテンシ(latency)は重要な性能メトリック(metric)の1つであり、これを減らして、より早いインターネットアクセスを最終ユーザ(end user)に提供することは、LETのみならず、次世代移動通信システム、いわゆる新ラット(new RAT)の設計においても重要な課題の1つと言える。
本発明は、このようなレイテンシの減少を支援する無線通信システムにおける上りリンク信号送信又は受信方法に関する内容を説明する。
本発明は、複数の送信時間間隔、複数のサブキャリア間隔、又は複数のプロセッシング時間を支援する端末の上りリンク送信動作又はそれと通信する基地局の上りリンク受信動作に関する。
本発明が遂げようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の発明の詳細な説明から本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
本発明の一実施例による無線通信システムにおいて、短いTTI(transmission time interval)長さを支援する端末のための上りリンク送信方法であって、前記方法は端末によって行われ、上りリンク承認を含む下りリンク制御情報を受信するステップ、及び前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号の送信時点と、SPS(semi−persistent)上りリンク信号の送信時点とが重畳すると、前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信される第1のチャネルのTTI長さが、前記SPS上りリンク信号が送信される第2のチャネルのTTI長さよりも長い場合、前記送信時点において前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのうち前記第2のチャネル上でのみ上りリンク信号送信を行うステップを含むことができる。
追加又は代案として、前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、前記方法は、サブフレーム#n+kにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号を物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel;PUCCH)上で送信するステップをさらに含むことができる。
追加又は代案として、前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、前記方法は、サブフレーム#n+kにおいて前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さのn番目のTTIにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号を短い(shortened)PUCCH(SPUCCH)上で送信するステップをさらに含むことができる。
追加又は代案として、前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、前記方法は、サブフレーム#n+kにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号をデータを含まない第1のチャネルで送信するステップをさらに含むことができる。
追加又は代案として、サブフレーム#n+k内の前記上りリンク信号がマッピングされるシンボルでのみ送信電力が使用されることができる。
追加又は代案として、サブフレーム#n+k内の前記下りリンク制御情報によって指示されるリソースブロックのうち、前記上りリンク信号がマッピングされるリソースブロックでのみ送信電力が使用されることができる。
本発明のまた別の一実施例による無線通信システムにおいて、短いTTI(transmission time interval)長さの上りリンク信号を送信する端末であって、前記端末は受信器及び送信器、および前記受信器及び送信器を制御するプロセッサを含み、前記プロセッサは、上りリンク承認を含む下りリンク制御情報を受信して、また前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号の送信時点と、SPS(semi−persistent)上りリンク信号の送信時点とが重畳すると、前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信される第1のチャネルのTTI長さが前記SPS上りリンク信号が送信される第2のチャネルのTTI長さよりも長い場合、前記送信時点において前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのうち、前記第2のチャネル上でのみ上りリンク信号送信を行うように構成することができる。
追加又は代案として、前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、前記プロセッサは、サブフレーム#n+kにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号を物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel;PUCCH)上で送信するように構成されることができる。
追加又は代案として、前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、前記プロセッサは、サブフレーム#n+kにおいて前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さのn番目のTTIにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号を短い(shortened)PUCCH(SPUCCH)上で送信するように構成されて、前記nは予め設定されることができる。
追加又は代案として、前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、前記プロセッサは、サブフレーム#n+kにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号をデータを含まない第1のチャネルで送信するように構成されることができる。
追加又は代案として、サブフレーム#n+k内の前記上りリンク信号がマッピングされるシンボルでのみ送信電力が使用されることができる。
追加又は代案として、サブフレーム#n+k内の前記下りリンク制御情報によって指示されるリソースブロックのうち、前記上りリンク信号がマッピングされるリソースブロックでのみ送信電力が使用されることができる。
上記の課題解決方法は本発明の実施例の一部に過ぎず、当該技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本願発明の技術的特徴が反映された様々な実施例を以下に説明する本発明の詳細な説明から導出できるであろう。
本発明の実施例によれば、複数のTTI長さ、複数のサブキャリア間隔、又は複数のプロセッシング時間を支援する端末の上りリンク送信を効率的に行うことができる。
本発明で得られる効果は以上に言及した効果に制限されず、言及しなかった他の効果は下記の記載から本発明が属する当該技術分野における当業者に明確に理解されるであろう。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付の図面は、本発明に関する実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
無線通信システムで用いられる無線フレームの構造を例示する図である。 無線通信システムにおいて下りリンク/上りリンク(DL/UL)スロット構造の一例を示す図である。 3GPP LTE/LTE−Aシステムで用いられる下りリンク(downlink,DL)サブフレームの構造を例示する図である。 3GPP LTE/LTE−Aシステムで用いられる上りリンク(uplink,UL)サブフレームの構造を例示する図である。 ユーザプレーンレイテンシの減少によるTTI長さの減少を示す図である。 一サブフレーム内に複数の短いTTIが設定された例を示す図である。 複数の長さ(シンボル数)の短いTTIで構成されたDLサブフレーム構造を示す図である。 2個シンボル又は3個シンボルの短いTTIで構成されたDLサブフレーム構造を示す図である。 本発明の実施例を具現するための装置のブロック図である。
以下、本発明に係る好適な実施の形態を、添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明するためのものであり、本発明が実施し得る唯一の実施の形態を示すためのものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的な細部事項を含む。しかし、当業者にとってはこのような具体的な細部事項なしにも本発明を実施できることは明らかである。
場合によっては、本発明の概念が曖昧になることを避けるために、公知の構造及び装置を省略したり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で示すことができる。また、本明細書全体にわたって同一の構成要素については、同一の図面符号を付して説明する。
本発明において、ユーザ機器(user equipment,UE)は、固定していても、移動性を有していてもよいもので、基地局(base station,BS)と通信してユーザデータ及び/又は各種制御情報を送受信する各種機器を含む。UEを、端末(Terminal Equipment)、MS(Mobile Station)、MT(Mobile Terminal)、UT(User Terminal)、SS(Subscribe Station)、無線機器(wireless device)、PDA(Personal Digital Assistant)、無線モデム(wireless modem)、携帯機器(handheld device)などと呼ぶこともできる。また、本発明において、BSは一般に、UE及び/又は他のBSと通信する固定局(fixed station)を意味し、UE及び他のBSと通信して各種データ及び制御情報を交換する。BSを、ABS(Advanced Base Station)、NB(Node−B)、eNB(evolved−NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)、PS(Processing Server)、送信ポイント(transmission point;TP)などと呼ぶこともできる。以下の本発明に関する説明では、BSをeNBと総称する。
本発明でいうノード(node)とは、ユーザ機器と通信して無線信号を送信/受信できる固定した地点(point)を指す。様々な形態のeNBをその名称にかかわらずノードとして用いることができる。例えば、BS、NB、eNB、ピコ−セルeNB(PeNB)、ホームeNB(HeNB)、リレー、リピータなどをノードとすることができる。また、ノードは、eNBでなくてもよい。例えば、無線リモートヘッド(radio remote head,RRH)、無線リモートユニット(radio remote unit,RRU)であってもよい。RRH、RRUなどは一般にeNBの電力レベル(power level)よりも低い電力レベルを有する。RRH或いはRRU(以下、RRH/RRU)は一般に、光ケーブルなどの専用回線(dedicated line)でeNBに接続されており、よって、一般に無線回線で接続されているeNBによる協調通信に比べて、RRH/RRUとeNBによる協調通信を円滑に行うことができる。1つのノードには少なくとも1つのアンテナが設置される。このアンテナは、物理アンテナを意味することもでき、アンテナポート、仮想アンテナ、又はアンテナグループを意味することもできる。ノードは、ポイント(point)と呼ばれることもある。アンテナが基地局に集中して位置して1つのeNBコントローラ(controller)によって制御される既存の(conventional)中央集中型アンテナシステム(centralized antenna system,CAS)(すなわち、単一ノードシステム)と違い、多重ノードシステムにおいて複数のノードは一般に一定間隔以上で離れて位置する。これらの複数のノードは、各ノードの動作を制御したり、各ノードを通して送/受信されるデータをスケジューリング(scheduling)する1つ以上のeNB或いはeNBコントローラによって管理することができる。各ノードは、当該ノードを管理するeNB或いはeNBコントローラとケーブル(cable)或いは専用回線(dedicated line)で接続することができる。多重ノードシステムにおいて、複数のノードへの/からの信号送信/受信には、同一のセル識別子(identity,ID)が用いられてもよく、異なるセルIDが用いられてもよい。複数のノードが同一のセルIDを有すると、これら複数のノードのそれぞれは、1つのセルにおける一部のアンテナ集団のように動作する。多重ノードシステムにおいてノードが互いに異なるセルIDを有すると、このような多重ノードシステムを多重セル(例えば、マクロ−セル/フェムト−セル/ピコ−セル)システムと見なすことができる。複数のノードのそれぞれが形成した多重セルがカバレッジによってオーバーレイする形態で構成されると、これらの多重セルが形成したネットワークを特に多重−階層(multi−tier)ネットワークと呼ぶ。RRH/RRUのセルIDとeNBのセルIDは同一であっても、異なってもよい。RRH/RRUとeNBが互いに異なるセルIDを用いる場合、RRH/RRUとeNBはいずれも独立した基地局として動作する。
以下に説明する本発明の多重ノードシステムにおいて、複数のノードに接続した1つ以上のeNB或いはeNBコントローラが、前記複数のノードの一部又は全てを介してUEに同時に信号を送信或いは受信するように前記複数のノードを制御することができる。各ノードの実体、各ノードの具現の形態などによって、多重ノードシステム間には差異点があるが、複数のノードが共に所定時間−周波数リソース上でUEに通信サービスを提供するために参加するという点で、これらの多重ノードシステムは単一ノードシステム(例えば、CAS、従来のMIMOシステム、従来の中継システム、従来のリピータシステムなど)とは異なる。そのため、複数のノードの一部又は全てを用いてデータ協調送信を行う方法に関する本発明の実施例は、種々の多重ノードシステムに適用可能である。例えば、ノードとは、通常、他のノードと一定間隔以上で離れて位置しているアンテナグループを指すが、後述する本発明の実施例は、ノードが間隔にかかわらずに任意のアンテナグループを意味する場合にも適用可能である。例えば、X−pol(Cross polarized)アンテナを備えたeNBの場合、該eNBが、H−polアンテナで構成されたノードとV−polアンテナで構成されたノードを制御すると見なし、本発明の実施例を適用することができる。
複数の送信(Tx)/受信(Rx)ノードを介して信号を送信/受信したり、複数の送信/受信ノードから選択された少なくとも1つのノードを介して信号を送信/受信したり、下りリンク信号を送信するノードと上りリンク信号を受信するノードとを別にし得る通信技法を、多重−eNB MIMO又はCoMP(Coordinated Multi−Point TX/RX)という。このようなノード間協調通信のうち、協調送信技法は、JP(joint processing)とスケジューリング協調(scheduling coordination)とに区別できる。前者はJT(joint transmission)/JR(joint reception)とDPS(dynamic point selection)とに区別し、後者はCS(coordinated scheduling)とCB(coordinated beamforming)とに区別できる。DPSは、DCS(dynamic cell selection)と呼ぶこともできる。他の協調通信技法に比べて、ノード間協調通信技法のうちJPを行うとき、より様々な通信環境を形成することができる。JPにおいて、JTは、複数のノードが同一のストリームをUEに送信する通信技法をいい、JRは、複数のノードが同一のストリームをUEから受信する通信技法をいう。当該UE/eNBは、前記複数のノードから受信した信号を合成して前記ストリームを復元する。JT/JRでは、同一のストリームが複数のノードから/に送信されるため、送信ダイバーシティ(diversity)によって信号送信の信頼度を向上させることができる。JPのDPSは、複数のノードから特定規則によって選択された1つのノードを介して信号が送信/受信される通信技法をいう。DPSでは、通常、UEとノード間のチャネル状態の良いノードが通信ノードとして選択されるはずであるため、信号送信の信頼度を向上させることができる。
本発明でいうセル(cell)とは、1つ以上のノードが通信サービスを提供する一定の地理的領域をいう。そのため、本発明で特定セルと通信するということは、特定セルに通信サービスを提供するeNB或いはノードと通信することを意味できる。また、特定セルの下りリンク/上りリンク信号は、該特定セルに通信サービスを提供するeNB或いはノードからの/への下りリンク/上りリンク信号を意味する。UEに上り/下りリンク通信サービスを提供するセルを特にサービングセル(serving cell)という。また、特定セルのチャネル状態/品質は、該特定セルに通信サービスを提供するeNB或いはノードとUE間に形成されたチャネル或いは通信リンクのチャネル状態/品質を意味する。3GPP LET−Aベースのシステムにおいて、UEは、特定ノードからの下りリンクチャネル状態を、前記特定ノードのアンテナポートが前記特定ノードに割り当てられたチャネルCSI−RS(Channel State Information Reference Signal)リソース上で送信するCSI−RSを用いて測定することができる。一般に、隣接したノードは、互いに直交するCSI−RSリソース上で該当のCSI−RSリソースを送信する。CSI−RSリソースが直交するということは、CSI−RSを運ぶシンボル及び副搬送波を特定するCSI−RSリソース構成(resource configuration)、サブフレームオフセット(offset)及び送信周期(transmission period)などによってCSI−RSが割り当てられたサブフレームを特定するサブフレーム構成(subframe configuration)、CSI−RSシーケンスのうちの少なくとも1つが互いに異なることを意味する。
本発明において、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)/PCFICH(Physical Control Format Indicator CHannel)/PHICH(Physical Hybrid automatic retransmit request Indicator CHannel)/PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)はそれぞれ、DCI(Downlink Control Information)/CFI(Control Format Indicator)/下りリンクACK/NACK(ACKnowlegement/Negative ACK)/下りリンクデータを運ぶ時間−周波数リソースの集合或いはリソース要素の集合を意味する。また、PUCCH(Physical Uplink Control CHannel)/PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)/PRACH(Physical Random Access CHannel)はそれぞれ、UCI(Uplink Control Information)/上りリンクデータ/ランダムアクセス信号を運ぶ時間−周波数リソースの集合或いはリソース要素の集合を意味する。本発明では、特に、PDCCH/PCFICH/PHICH/PDSCH/PUCCH/PUSCH/PRACHに割り当てられたり、又はそれに属した時間−周波数リソース或いはリソース要素(Resource Element,RE)をそれぞれ、PDCCH/PCFICH/PHICH/PDSCH/PUCCH/PUSCH/PRACH RE又はPDCCH/PCFICH/PHICH/PDSCH/PUCCH/PUSCH/PRACHリソースと呼ぶ。以下でユーザ機器がPUCCH/PUSCH/PRACHを送信するという表現は、それぞれ、PUSCH/PUCCH/PRACH上で或いは介して上りリンク制御情報/上りリンクデータ/ランダムアクセス信号を送信するという表現と同じ意味で使われる。また、eNBがPDCCH/PCFICH/PHICH/PDSCHを送信するという表現は、それぞれ、PDCCH/PCFICH/PHICH/PDSCH上で或いは介して下りリンクデータ/制御情報を送信するという表現と同じ意味で使われる。
図1は、無線通信システムで用いられる無線フレーム構造の一例を示す図である。特に、図1(a)は、3GPP LET/LET−Aシステムで用いられる周波数分割デュプレックス(frequency division duplex,FDD)用フレーム構造を示しており、図1(b)は、3GPP LET/LET−Aシステムで用いられる時間分割デュプレックス(time division duplex,TDD)用フレーム構造を示している。
図1を参照すると、3GPP LET/LET−Aシステムで用いられる無線フレームは、10ms(307200Ts)の長さを有し、10個の均等なサイズのサブフレーム(subframe,SF)で構成される。1無線フレームにおける10個のサブフレームにはそれぞれ番号を与えることができる。ここで、Tsは、サンプリング時間を表し、Ts=1/(2048*15kHz)で表示される。それぞれのサブフレームは、1msの長さを有し、2個のスロットで構成される。1無線フレームにおいて20個のスロットには0から19までの番号を順次に与えることができる。それぞれのスロットは0.5msの長さを有する。1サブフレームを送信するための時間は、送信時間間隔(transmission time interval,TTI)と定義される。時間リソースは、無線フレーム番号(或いは、無線フレームインデックスともいう)、サブフレーム番号(或いは、サブフレームインデックスともいう)、スロット番号(或いは、スロットインデックスともいう)などによって区別することができる。
無線フレームは、デュプレックス(duplex)技法によって別々に構成(configure)することができる。例えば、FDDにおいて、下りリンク送信及び上りリンク送信は周波数によって区別されるため、無線フレームは特定周波数帯域に対して下りリンクサブフレーム又は上りリンクサブフレームのいずれか1つのみを含む。TDDでは下りリンク送信及び上りリンク送信が時間によって区別されるため、特定周波数帯域に対して無線フレームは下りリンクサブフレームも上りリンクサブフレームも含む。
表1は、TDDで、無線フレームにおけるサブフレームのDL−UL構成(configuration)を例示するものである。
Figure 2020502936
表1で、Dは下りリンクサブフレームを、Uは上りリンクサブフレームを、Sは特異(special)サブフレームを表す。特異サブフレームは、DwPTS(Downlink Pilot TimeSlot)、GP(Guard Period)、UpPTS(Uplink Pilot TimeSlot)の3つのフィールドを含む。DwPTSは、下りリンク送信のために留保される時間区間であり、UpPTSは上りリンク送信のために留保される時間区間である。表2は、特異サブフレーム構成(configuration)を例示するものである。
Figure 2020502936
図2は、無線通信システムにおいて下りリンク/上りリンク(DL/UL)スロット構造の一例を示す図である。特に、図2は、3GPP LET/LET−Aシステムのリソース格子(resource grid)の構造を示す。アンテナポート当たりに1個のリソース格子がある。
図2を参照すると、スロットは、時間ドメインで複数のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含み、周波数ドメインで複数のリソースブロック(resource block,RB)を含む。OFDMシンボルは、1シンボル区間を意味することもある。図2を参照すると、各スロットで送信される信号は、
Figure 2020502936
個の副搬送波(subcarrier)と
Figure 2020502936
個のOFDMシンボルとで構成されるリソース格子(resource grid)と表現することができる。ここで、
Figure 2020502936
は、下りリンクスロットにおけるリソースブロック(resource block,RB)の個数を表し、
Figure 2020502936
は、ULスロットにおけるRBの個数を表す。
Figure 2020502936

Figure 2020502936
は、DL送信帯域幅とUL送信帯域幅にそれぞれ依存する。
Figure 2020502936
は、下りリンクスロットにおけるOFDMシンボルの個数を表し、
Figure 2020502936
は、ULスロットにおけるOFDMシンボルの個数を表す。
Figure 2020502936
は、1つのRBを構成する副搬送波の個数を表す。
OFDMシンボルは、多重接続方式によって、OFDMシンボル、SC−FDM(Single Carrier Frequency Division Multiplexing)シンボルなどと呼ぶことができる。1つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数は、チャネル帯域幅、CP(cyclic prefix)長によって様々に変更可能である。例えば、正規(normal)CPの場合は、1つのスロットが7個のOFDMシンボルを含むが、拡張(extended)CPの場合は、1つのスロットが6個のOFDMシンボルを含む。図2では、説明の便宜のために、1つのスロットが7OFDMシンボルで構成されるサブフレームを例示するが、本発明の実施例は、その他の個数のOFDMシンボルを有するサブフレームにも同様の方式で適用されてもよい。図2を参照すると、各OFDMシンボルは、周波数ドメインで、
Figure 2020502936
個の副搬送波を含む。副搬送波の類型は、データ送信のためのデータ副搬送波、参照信号(reference signal)の送信のための参照信号副搬送波、ガードバンド(guard band)及び直流(Direct Current,DC)成分のためのヌル(null)副搬送波に分類することができる。DC成分のためのヌル副搬送波は、未使用のまま残される副搬送波であり、OFDM信号生成過程或いは周波数上り変換過程で搬送波周波数(carrier frequency,f0)にマッピング(mapping)される。搬送波周波数は中心周波数(center frequency)と呼ばれることもある。
1 RBは、時間ドメインで
Figure 2020502936
個(例えば、7個)の連続するOFDMシンボルと定義され、周波数ドメインで
Figure 2020502936
個(例えば、12個)の連続する副搬送波と定義される。参考として、1つのOFDMシンボルと1つの副搬送波で構成されたリソースをリソース要素(resource element,RE)或いはトーン(tone)という。したがって、1つのRBは、
Figure 2020502936
個のリソース要素で構成される。リソース格子における各リソース要素は、1つのスロットにおけるインデックス対(k,1)によって固有に定義できる。kは、周波数ドメインで0から
Figure 2020502936
まで与えられるインデックスであり、lは、時間ドメインで0から
Figure 2020502936
まで与えられるインデックスである。
1サブフレームにおいて
Figure 2020502936
個の連続した同一副搬送波を占有しながら、当該サブフレームにおける2個のスロットのそれぞれに1個ずつ位置する2個のRBを物理リソースブロック(physical resource block,PRB)対(pair)という。PRB対を構成する2個のRBは、同一のPRB番号(或いは、PRBインデックス(index)ともいう)を有する。VRBは、リソース割り当てのために導入された一種の論理的リソース割り当て単位である。VRBはPRBと同じサイズを有する。VRBをPRBにマッピングする方式によって、VRBは、局部(localized)タイプのVRBと分散(distributed)タイプのVRBとに区別される。局部タイプのVRBはPRBに直接マッピングされて、VRB番号(VRBインデックスともいう)がPRB番号に直接対応する。すなわち、nPRB=nVRBとなる。局部タイプのVRBには0から
Figure 2020502936
順に番号が与えられ、
Figure 2020502936
である。したがって、局部マッピング方式によれば、同一のVRB番号を有するVRBが1番目のスロットと2番目のスロットにおいて、同一PRB番号のPRBにマッピングされる。一方、分散タイプのVRBはインターリービングを経てPRBにマッピングされる。そのため、同一のVRB番号を有する分散タイプのVRBは、1番目のスロットと2番目のスロットにおいて互いに異なる番号のPRBにマッピングされることがある。サブフレームの2つのスロットに1個ずつ位置し、同一のVRB番号を有する2個のPRBをVRB対と称する。
図3は、3GPP LET/LET−Aシステムで用いられる下りリンク(downlink,DL)サブフレーム構造を例示する図である。
図3を参照すると、DLサブフレームは、時間ドメインで制御領域(control region)とデータ領域(data region)とに区別される。図3を参照すると、サブフレームの第1のスロットで先頭部における最大3(或いは4)個のOFDMシンボルは、制御チャネルが割り当てられる制御領域(control region)に対応する。以下、DLサブフレームでPDCCH送信に利用可能なリソース領域(resource region)をPDCCH領域と称する。制御領域に用いられるOFDMシンボル以外のOFDMシンボルは、PDSCH(Physical Downlink Shared CHancel)が割り当てられるデータ領域(data region)に該当する。以下、DLサブフレームでPDSCH送信に利用可能なリソース領域をPDSCH領域と称する。3GPP LETで用いられるDL制御チャネルの例としては、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PHICH(Physical hybrid ARQ indicator Channel)などを含む。PCFICHは、サブフレームの最初のOFDMシンボルで送信され、サブフレームにおいて制御チャネルの送信に用いられるOFDMシンボルの個数に関する情報を運ぶ。PHICHは、UL送信に対する応答としてHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)ACK/NACK(acknowledgment/negative−acknowledgment)信号を運ぶ。
PDCCHを介して送信される制御情報を下りリンク制御情報(downlink control information,DCI)と呼ぶ。DCIは、UE又はUEグループのためのリソース割り当て情報及び他の制御情報を含む。例えば、DCIは、DL共有チャネル(downlink shared channel,DL−SCH)の送信フォーマット及びリソース割り当て情報、UL共有チャネル(uplink shared channel,UL−SCH)の送信フォーマット及びリソース割り当て情報、ページングチャネル(paging channel,PCH)上のページング情報、DL−SCH上のシステム情報、PDSCH上で送信されるランダムアクセス応答のような上位層(upper layer)制御メッセージのリソース割り当て情報、UEグループ内の個別UEへの送信電力制御命令(Transmit Control Command Set)、送信電力制御(Transmit Power Control)命令、VoIP(Voice over IP)の活性化(activation)指示情報、DAI(Downlink Assignment Index)などを含む。DL共有チャネル(downlink shared channel,DL−SCH)の送信フォーマット(Transmit Format)及びリソース割り当て情報は、DLスケジューリング情報或いはDLグラント(DL grant)とも呼ばれ、UL共有チャネル(uplink shared channel,UL−SCH)の送信フォーマット及びリソース割り当て情報は、ULスケジューリング情報或いはULグラント(UL grant)とも呼ばれる。1つのPDCCHが運ぶDCIは、DCIフォーマットによってそのサイズと用途が異なり、符号化率によってそのサイズが異なり得る。現在3GPP LETシステムでは、上りリンク用にフォーマット0及び4、下りリンク用にフォーマット1、1A、1B、1C、1D、2、2A、2B、2C、3、3Aなどの様々なフォーマットが定義されている。DCIフォーマットのそれぞれの用途に応じて、ホッピングフラグ、RB割り当て(RB allocation)、MCS(modulation coding scheme)、RV(redundancy version)、NDI(new data indicator)、TPC(transmit power control)、循環シフトDMRS(cyclic shift demodulation reference signal)、ULインデックス、CQI(channel quality information)要請、DL割り当てインデックス(DL assignment index)、HARQプロセスナンバー、TPMI(transmitted precoding matrix indicator)、PMI(precoding matrix indicator)情報などの制御情報が適宜選択された組み合わせが下りリンク制御情報としてUEに送信される。
一般に、UEに構成された送信モード(transmission mode,TM)によって当該UEに送信可能なDCIフォーマットが異なる。換言すれば、特定送信モードに構成されたUEのためには、いかなるDCIフォーマットを用いてもよいわけではなく、特定送信モードに対応する一定DCIフォーマットのみを用いることができる。
PDCCHは、1つ又は複数の連続した制御チャネル要素(control channel element,CCE)の集成(aggregation)上で送信される。CCEは、PDCCHに無線チャネル状態に基づく符号化率(coding rate)を提供するために用いられる論理的割り当てユニット(unit)である。CCEは、複数のリソース要素グループ(resource element group,REG)に対応する。例えば、1 CCEは9個のREGに対応し、1 REGは4個のREに対応する。3GPP LETシステムの場合、それぞれのUEのためにPDCCHが位置してもよいCCEセットを定義した。UEが自身のPDCCHを発見し得るCCEセットを、PDCCH探索空間、簡単に探索空間(Search Space,SS)と呼ぶ。探索空間内でPDCCHが送信されてもよい個別リソースをPDCCH候補(candidate)と呼ぶ。UEがモニタリング(monitoring)するPDCCH候補の集合を探索空間と定義する。3GPP LET/LET−AシステムでそれぞれのDCIフォーマットのための探索空間は異なるサイズを有してもよく、専用(dedicated)探索空間と共通(common)探索空間とが定義されている。専用探索空間は、UE−特定(specific)探索空間であり、それぞれの個別UEのために構成(configuration)される。共通探索空間は、複数のUEのために構成される。以下の表は、探索空間を定義する集成レベル(aggregation level)を例示するものである。
Figure 2020502936
1つのPDCCH候補は、CCE集成レベルによって1、2、4又は8個のCCEに対応する。eNBは、探索空間内の任意のPDCCH候補上で実際のPDCCH(DCI)を送信し、UEは、PDCCH(DCI)を探すために探索空間をモニタリングする。ここで、モニタリングとは、全てのモニタリングされるDCIフォーマットによって当該探索空間内の各PDCCHの復号(decoding)を試みる(attempt)ことを意味する。UEは、前記複数のPDCCHをモニタリングし、自身のPDCCHを検出することができる。基本的に、UEは、自身のPDCCHが送信される位置を知らないことから、各サブフレーム毎に当該DCIフォーマットの全てのPDCCHに対して、自身の識別子を有するPDCCHを検出するまで復号を試みるが、このような過程をブラインド検出(blind detection)(ブラインド復号(blind decoding,BD))という。
eNBは、データ領域を通してUE或いはUEグループのためのデータを送信することができる。データ領域を通して送信されるデータをユーザデータと呼ぶこともできる。ユーザデータの送信のために、データ領域にはPDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)を割り当てることができる。PCH(Paging channel)及びDL−SCH(Downlink−shared channel)は、PDSCHを介して送信される。UEは、PDCCHを介して送信される制御情報を復号し、PDSCHを介して送信されるデータを読むことができる。PDSCHのデータがどのUE或いはUEグループに送信されるか、前記UE或いはUEグループがどのようにPDSCHデータを受信して復号すればよいかなどを示す情報がPDCCHに含まれて送信される。例えば、特定PDCCHが「A」というRNTI(Radio Network Temporary Identity)でCRC(cyclic redundancy check)マスキング(masking)されており、「B」という無線リソース(例えば、周波数位置)及び「C」という送信形式情報(例えば、送信ブロックサイズ、変調方式、コーディング情報など)を用いて送信されるデータに関する情報が特定DLサブフレームで送信されると仮定する。UEは、自身の所有しているRNTI情報を用いてPDCCHをモニタリングし、「A」というRNTIを有しているUEはPDCCHを検出し、受信したPDCCHの情報によって「B」と「C」で示されるPDSCHを受信する。
UEがeNBから受信した信号を復調するには、データ信号と比較する参照信号(reference signal,RS)が必要である。参照信号とは、eNBがUEに或いはUEがeNBに送信する、eNBとUEが互いに知っている、予め定義された特別な波形の信号を意味し、パイロット(pilot)とも呼ばれる。参照信号は、セル内の全UEに共用されるセル−特定(cell−specific)RSと特定UEに専用される復調(demodulation)RS(DM RS)とに区別される。eNBが特定UEのための下りリンクデータの復調のために送信するDM RSをUE−特定的(UE−specific)RSと特別に称することもできる。下りリンクでDM RSとCRSは共に送信されてもよいが、いずれか一方のみが送信されてもよい。ただし、下りリンクでCRS無しにDM RSのみが送信される場合、データと同じプリコーダを適用して送信されるDM RSは復調の目的にのみ用いることができるため、チャネル測定用RSを別途に提供しなければならない。例えば、3GPP LET(−A)では、UEがチャネル状態情報を測定できるようにするために、追加の測定用RSであるCSI−RSが当該UEに送信される。CSI−RSは、チャネル状態について相対的に時間による変化度が大きくないという事実に着目し、各サブフレーム毎に送信されるCRSとは違い、複数のサブフレームで構成される所定の送信周期毎に送信される。
図4は、3GPP LET/LET−Aシステムで用いられる上りリンク(uplink,UL)サブフレーム構造の一例を示す図である。
図4を参照すると、ULサブフレームは、周波数ドメインで制御領域とデータ領域とに区別できる。1つ又は複数のPUCCH(physical uplink control channels)が上りリンク制御情報(uplink control information,UCI)を運ぶために制御領域に割り当てられることができる。1つ又は複数のPUSCH(physical uplink shared channels)がユーザデータを運ぶためにULサブフレームのデータ領域に割り当てられてもよい。
ULサブフレームではDC(Direct Current)副搬送波から遠く離れた副搬送波が制御領域として用いられる。換言すれば、UL送信帯域幅の両端部に位置する副搬送波が上りリンク制御情報の送信に割り当てられる。DC副搬送波は、信号送信に用いられずに残される成分であり、周波数上り変換過程で搬送波周波数f0にマッピングされる。1つのUEのPUCCHは1つのサブフレームで、1つの搬送波周波数で動作するリソースに属したRB対に割り当てられ、このRB対に属したRBは、2つのスロットでそれぞれ異なる副搬送波を占有する。このように割り当てられるPUCCHを、PUCCHに割り当てられたRB対がスロット境界で周波数ホッピングすると表現する。ただし、周波数ホッピングが適用されない場合には、RB対が同一の副搬送波を占有する。
PUCCHは、次の制御情報を送信するために用いることができる。
− SR(Scheduling Request):上りリンクUL−SCHリソースを要請するために用いられる情報である。OOK(On−Off Keying)方式を用いて送信される。
− HARQ−ACK:PDCCHに対する応答及び/又はPDSCH上の下りリンクデータパケット(例えば、コードワード)に対する応答である。PDCCH或いはPDSCHが成功的に受信されたか否かを示す。単一下りリンクコードワードに対する応答としてHARQ−ACK 1ビットが送信され、2つの下りリンクコードワードに対する応答としてHARQ−ACK 2ビットが送信される。HARQ−ACK応答は、ポジティブACK(簡単に、ACK)、ネガティブACK(以下、NACK)、DTX(Discontinuous Transmission)又はNACK/DTXを含む。ここで、HARQ−ACKという用語は、HARQ ACK/NACK、ACK/NACKと同じ意味で使われる。
− CSI(Channel State Information):下りリンクチャネルに対するフィードバック情報(feedback information)である。MIMO(Multiple Input Multiple Output)−関連フィードバック情報は、RI(Rank Indicator)及びPMI(Precoding Matrix Indicator)を含む。
UEがサブフレームで送信可能な上りリンク制御情報(UCI)の量は、制御情報送信に可用なSC−FDMAの個数に依存する。UCIに可用なSC−FDMAは、サブフレームにおいて参照信号の送信のためのSC−FDMAシンボル以外のSC−FDMAシンボルを意味し、SRS(Sounding Reference Signal)が構成されているサブフレームでは、サブフレームの最後のSC−FDMAシンボルも除く。参照信号は、PUCCHのコヒーレント(coherent)検出に用いられる。PUCCHは、送信される情報によって様々なフォーマットを支援する。
下記の表4に、LET/LET−AシステムでPUCCHフォーマットとUCIとのマッピング関係を示す。
Figure 2020502936
表4を参照すると、主に、PUCCHフォーマット1系列はACK/NACK情報を送信するために用いられ、PUCCHフォーマット2系列はCQI/PMI/RIなどのチャネル状態情報(channel state information,CSI)を運ぶために用いられ、PUCCHフォーマット3系列はACK/NACK情報を送信するために用いられる。
参照信号(Reference Signal;RS)
無線通信システムにおいてパケットを送信する時、パケットは無線チャネルを通じて送信されるため、送信過程で信号の歪みが発生することがある。歪まれた信号を受信側で正しく受信するためには、チャネル情報を用いて受信信号において歪みを補正しなければならない。チャネル情報を知るために、送信側と受信側の両方で知っている信号を送信し、該信号がチャネルを通じて受信される時の歪みの度合からチャネル情報を把握する方法を主に用いる。この信号をパイロット信号(Pilot Signal)又は参照信号(Reference Signal)という。
多重アンテナを用いてデータを送受信する場合には、各送信アンテナと受信アンテナ間のチャネル状況を知ってこそ正しい信号を受信することができる。したがって、各送信アンテナ別に、より詳しくはアンテナポート(antenna port)別に異なった参照信号が存在しなければならない。
参照信号は上りリンク参照信号と下りリンク参照信号とに区別できる。現在、LETシステムには、上りリンク参照信号として、
i)PUSCH及びPUCCHを通じて送信された情報のコヒーレント(coherent)な復調のためのチャネル推定のための復調参照信号(DeModulation−Reference Signal,DM−RS)
ii)基地局が、ネットワークの異なる周波数における上りリンクチャネル品質を測定するためのサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal,SRS)がある。
一方、下りリンク参照信号としては、
i)セル内の全ての端末が共有するセル−特定参照信号(Cell−specific Reference Signal,CRS)
ii)特定端末だけのための端末−特定参照信号(UE−specific Reference Signal)
iii)PDSCHが送信される場合に、コヒーレントな復調のために送信される(DeModulation−Reference Signal,DM−RS)
iv)下りリンクDMRSが送信される場合に、チャネル状態情報(Channel State Information;CSI)を伝達するためのチャネル状態情報参照信号(Channel State Information−Reference Signal,CSI−RS)
v)MBSFN(Multimedia Broadcast Single Frequency Network)モードで送信される信号に対するコヒーレントな復調のために送信されるMBSFN参照信号(MBSFN Reference Signal)
vi)端末の地理的位置情報を推定するために用いられる位置参照信号(Positioning Reference Signal)がある。
参照信号はその目的によって2種類に大別できる。チャネル情報取得のために用いられる参照信号と、データ復調のために用いられる参照信号とがある。前者は、UEが下りリンク上のチャネル情報を取得できるようにすることに目的があるため、広帯域に送信されなければならず、特定サブフレームで下りリンクデータを受信しない端末であってもその参照信号を受信しなければならない。また、これはハンドオーバーなどの状況でも用いられる。後者は、基地局が下りリンクを送る時に該当のリソースに共に送る参照信号であって、端末は当該参照信号を受信することによってチャネル測定をしてデータを復調することが可能になる。この参照信号は、データの送信される領域で送信されなければならない。
上述したレイテンシ減少、すなわちローレイテンシ(low latency)を満たすために、データ送信の最小単位であるTTIを減らして0.5msec以下の短い(shortened)TTI(sTTI)を新たにデザインする必要がある。例えば、図5のように、eNBがデータ(PDCCH及びPDSCH)の送信を開始して、UEがA/N(ACK/NACK)の送信を完了するまでのユーザプレーン(User plane;U−plane)レイテンシを1msecに減らすためには、約3OFDMシンボルを単位としてsTTIを構成する。
下りリンク環境では、このようなsTTI内でデータの送信/スケジューリングのためのPDCCH(すなわち、sPDCCH)と、sTTI内で送信が行われるPDSCH(すなわち、sPDSCH)を送信することができ、例えば、図6のように、1つのサブフレーム内に複数のsTTIが互いに異なるOFDMシンボルを用いて構成する。具体的に、sTTIを構成するOFDMシンボルはレガシ制御チャンネルが送信されるOFDMシンボルを除いて構成することができる。sTTI内においてsPDCCHとsPDSCHの送信は、互いに異なるOFDMシンボル領域を用いてTDM(time division multiplexing)された形態で送信されてもよく、互いに異なるPRB領域/周波数リソースを用いてFDM(frequency division multiplexing)された形態で送信されてもよい。
上りリンク環境においても、上述した下りリンクのように、sTTI内でデータ送信/スケジューリングが可能であり、従来のTTIベースのPUCCH及びPUSCHに対応するチャンネルを、sPUCCH及びsPUSCHと称する。
本明細書においては、LTE/LTE−Aシステムに基づいて発明を説明する。従来のLTE/LTE−Aで1msのサブフレームは、一般CPを有する場合に14個のOFDMシンボルからなり、1msよりも短い単位のTTIを構成する場合、1つのサブフレーム内に複数のTTIを構成することができる。複数のTTIを構成する方式は、以下の図7に示した実施例のように、2シンボル、3シンボル、4シンボル、7シンボルを1つのTTIとして構成することができる。図示を省略するが、1シンボルをTTIとする場合も考えられる。1シンボルを1つのTTI単位とする場合、2個のOFDMシンボルにレガシPDCCHを送信するという仮定下、12個のTTIが生成される。同様に、図7(a)のように、2シンボルを1つのTTI単位とする場合、6個のTTI、図7(b)のように、3シンボルを1つのTTI単位とする場合、4個のTTI、図7(c)のように、4シンボルを1つのTTI単位とする場合、3個のTTIを生成することができる。もちろん、この場合、最初の2個のOFDMシンボルはレガシPDCCHが送信されると仮定する。
図7(d)のように、7シンボルを1つのTTI単位とする場合、レガシPDCCHを含む7個のシンボル単位のTTIの1つと後ろの7個のシンボルが1つのTTIを構成することができる。このとき、sTTIを支援する端末の場合、1つのTTIが7シンボルからなる場合、1つのサブフレームの前端に位置するTTI(1番目のスロット)は、レガシPDCCHが送信される前端の2個のOFDMシンボルに対しては、パンクチャリング(puncture)又はレート−マッチング(rate−matching)されたと仮定して、以後の5個のシンボルに自身のデータ及び/又は制御情報が送信されると仮定する。これに対して、1つのサブフレームの後端に位置するTTI(2番目のスロット)に対して、端末はパンクチャリング又はレート−マッチングするリソース領域無しに7個の全てのシンボルにデータ及び/又は制御情報が送信可能であると仮定する。
また、本発明では、2個のOFDMシンボル(以下、「OS」という)からなるsTTIと3個のOSからなるsTTIとが、図8のように、1つのサブフレーム内に混在するsTTIの構造を含んで考慮する。このような2−OS又は3−OSのsTTIを単に2−シンボルsTTI(すなわち、2−OS sTTI)と定義してもよい。また、2−シンボルsTTI又は3−シンボルsTTIを単に2−シンボルTTI又は3−シンボルTTIと称してもよく、これらはいずれも本発明が前提しているレガシTTIである1msTTIよりも短いTTIであることを明らかにしたい。すなわち、明細書において「TTI」と記載されても、sTTIではないのではないことは明らかであり、その名称にはかかわらず本発明が提案しようとするのは、レガシTTIよりも短い長さのTTIからなるシステムにおける通信方式に関するものである。
また、本明細書におけるニューマロロジー(numerology)とは、当該無線通信システムに適用されるTTI長、サブキャリア間隔などの決定又は決定されたTTI長又はサブキャリア間隔などのようなパラメータ又はそれに基づいた通信構造又はシステムなどを意味する。
図8(a)に示された<3,2,2,2,2,3>sTTIパターンでは、PDCCHのシンボル数に応じてsPDCCHが送信されてもよい。図8(b)の<2,3,2,2,2,3>sTTIパターンは、レガシPDCCH領域によってsPDCCHの送信が難しいことがある。
ULチャネルのための衝突ハンドリング(Collision handling for UL channels)
互いに異なるニューマロロジー(numerology)(例えば、TTI長さ、サブキャリア間隔など)を有する複数のULチャネルに対する送信タイミングが時間上で重畳する場合、例えば、より長い(longer)TTIとより短い(shorter)TTIを有するULチャネルの送信タイミングが重畳する場合を仮定する。各々のチャネルの送信タイミングは、DL/ULサブキャリア間隔及びTTIに基づいて決定されるため、各電力を割り当てるまで(PUCCH又はPUSCH送信時)にかかる時間が異なり得、より長いTTIの送信中に、より短いTTIの送信が始まる可能性がある。この場合、より長いTTIの電力を決定する際に、より短いTTIの電力を考慮することが難しいことがあり、(1)より長いTTIの送信を中止(stop)するか、又は(2)より短いTTIと重畳するシンボルをパンクチャリング(puncturing)/電力減少して送信してもよい。しかし、前者の場合、より長いTTI ULチャネルを常にドロップ(drop)しなければならないため、より長いTTIに対するULレイテンシが悪化する可能性があり、一方、後者の場合、より短いTTIと重畳するシンボル数が増えるほど、パンクチャリング/電力減少されたより長いTTI ULチャネルの信頼度(reliability)が悪化する可能性がある。
1つの端末の観点から、異なるニューマロロジーを支援して、2つのUL送信が時間/周波数リソースにおいて重畳して1つを選択しなければならないとき、又は電力制限された状況になるとき、より短い送信又はより高いQoS要求チャネルに優先順位を与えるように規則が定義されてもよい。衝突が発生するチャネル間の優先順位を定める方式は、上位層シグナリングで設定されてもよく、動的スケジューリング情報によって送信されてもよい。このとき、より優先順位の低いチャネルに対する処理方法に関する情報が、より高い優先順位のチャネルをスケジュールするDCIに含まれて送信されるか、2つのチャネルに対するUL承認(grant)のうち後で受信されるスケジューリング承認に含まれて送信されるように規則が定義されてもよい。また別の方案としては、より優先順位の低いチャネルに対する処理方法に関する情報が半−静的に端末に設定され、端末はこれに従ってより優先順位の低いチャネルを処理するように規則が定義されてもよい。具体的に、より優先順位の低いチャネルに対する処理方法として、ドロップ(drop)及び/又はパンクチャリング及び/又は中止及び再開(suspending&resuming)などが含まれ、ここで、中止及び再開は、より優先順位の低いチャネルの送信を中止して、送信が後になることがパンクチャリングとの差異であると言える。
より具体的に、上述した動的指示及び/又は半−静的設定によって特定の行動が指示/設定されても、より高い優先順位のチャネルの時間/周波数リソース占有領域及び/又はより優先順位の低いチャネルのスチール(steal)される時間/周波数リソース領域によって、より優先順位の低いチャネルに対する処理方法が異なり得る。一例として、上述した動的指示及び/又は半−静的設定によって、より優先順位の低いチャネルに対する行動がパンクチャリングであると指示/設定されても、より高い優先順位のチャネルと、より低い優先順位のチャネルのDMRSが重畳された場合には、より低い優先順位のチャネルがドロップされるように規則が定義されてもよい。
より一般には、チャネル間の優先順位に従って全体チャネルの動作が定められるというよりは、当該チャネルの衝突が発生した時点に応じても異なる動作を適用することができる。すなわち、より低い優先順位のチャネルのリソース区間のうち特定の区間は、より高い優先順位のチャネルに比べて優先順位を有したり、先占(preemption)されたりすることはできない可能性があり、この場合、優先順位には関係なく進行中の(on−going)送信が優先してもよい。また、例えば、特定のUL承認に対して端末がスキップ(skip)できる場合、より高い優先順位のチャネルに対するUL承認を受信した場合、より低い優先順位のチャネルに送信するデータを共により高い優先順位のチャネルにピギーバック(piggyback)して送信するか、当該ペイロードをより高い優先順位のチャネルを介して送信することもできる。
また、UL承認なく送信されるチャネルとUL承認に基づくチャネルとの衝突を考慮して、UL承認なく送信されるチャネルが高い優先順位を有する場合、当該低いチャネルに対する処理方式は、低い優先順位のチャネルをスケジュールするUL承認で送信することができる。この場合、より低い優先順位となったときの動作を指定することもできるが、当該UL承認の優先順位そのものを指定することもできる。端末は優先順位情報に従って自身が送信しようとするUL承認のない(UL grant−free)リソースの送信との優先順位を決定することができる。
このような優先順位の一例は、UL承認がいずれのベアラ(bearer)にマッピングされるかの情報であるか、QoS(Quality of Service)情報である。又は、優先順位の一例は、先占の可否に対する指示であってもよい。
先占が可能な場合、先占される場合の動作が共に指示されてもよい。この場合、高い優先順位のチャネル又はUL承認のない送信が存在しても存在しなくてもよいため、当該方式は高い優先順位のチャネル又はUL承認のない送信が存在する場合に限って活性化されることを仮定する。より具体的に、UL承認のない送信とUL承認でULリソースが指定された場合、UL承認のない送信のためのリソースを用いてデータを送信して、当該UL承認に対してはスキップするように規則が定義されてもよい。よって、UL承認のない送信とUL承認に基づく送信とが互いに衝突するときにおけるより低い優先順位のチャネルに対する動作のドロップと、UL承認ベースのチャネル間の衝突のドロップとは異なり得る。前者の場合、ドロップはUL承認ベースの送信に対するUL送信を開始しないスキップを含むものであるか、(端末の選択に応じて)又はスキップを意味してもよい。又は、この動作が2つの異なるTRP(transmission and reception point)で受信したスケジューリング承認又はUL承認のないリソースとUL承認ベースのスケジューリングとの間の優先順位設定に関するものであってもよい。
この場合、より高い優先順位チャネル送信のTA(timing alignment)値と、より低い優先順位チャネル送信のTA値とが異なり得る。よって、パンクチャリング又は中止及び再開などの動作が指示される場合、TA値の差によって、より高い優先順位チャネル送信区間の他にTA値を調整するギャップ(gap)が前又は後(TA値によって、例えば、より高い優先順位チャネルのTAが大きい場合、前にギャップが必要、逆の場合、後にギャップが必要)に生じることを仮定する。当該ギャップは、TAの差分だけ端末が生成するか、ネットワークが設定したギャップを空ける。又は、端末がTAの差をネットワークに知らせて、ネットワークが適宜なギャップを設定してもよい。当該方式は、UL承認のない送信と、UL承認ベースの送信との衝突にも適用され、当該ギャップをネットワークが知る必要があるため、TA値が異なる場合、端末がネットワークに報告することを考慮する。UL承認のない場合のTA設定は、端末が当該TRPからUL承認ベースの送信などによって適用されたTA値の有効タイミングウィンドー(timing window)を仮定することができ、当該タイミングが過ぎてもTAが更新されない場合、TA値を未詳(unknown)に設定することができる。TAが未詳である場合、端末はUL承認のない送信時に最大TAを仮定して送信し(最大TAはネットワークが予め設定したと仮定)、最大TA分だけCPが増加すると仮定するか、プリアンブルを送信してもよい。又は、この場合のためのUL承認のないリソースが別として設定される。
異なるQoS及び/又は要求事項を有する複数のULチャネルに対する送信タイミングが時間上において重畳する場合、既存のハンドリングとは異なる方式が適用されることもできる。一例として、より高い信頼度及び/又はより低いレイテンシを要求するトラフィックに対するチャネル送信の場合、より高い優先順位を与えて他のチャネルとの衝突から保護することができる。
より具体的には、特定のチャネルがより高い信頼度及び/又はより低いレイテンシを要求するトラフィックに対するPUCCHと相対的に低い信頼度及び/又は高いレイテンシを要求するトラフィックに関するチャネルと時間上において重畳する場合、たとえPUCCHとPUSCHとの衝突であっても、端末がPUCCHを送信してPUSCHに対して低い優先順位を与えてドロップ/中止又はパンクチャリング又は電力減少などを行うように規則が定義されてもよい。この動作は、具体的に、PUCCH/PUSCHの同時送信が設定されていないか、端末の能力(capability)を超える状況に適用することができる。また、PUCCH/PUSCHの同時送信が設定されているか、可能な場合であっても(又は、同時送信設定/能力とは関係なく)端末が電力−制限された状況に限って適用されることもできる。この動作は、特定のPUCCHフォーマットの場合に限って適用されてもよいが、一例として、カバレッジが大きい系列の(及び/又は最大のペイロードサイズが小さい系列の)PUCCHフォーマットに限って適用されてもよい。
この動作は、PUCCHが時間ドメイン(time domain)に反復/分割(repetition/segmentation)されて複数のTTIにわたって送信される場合、そのうち1番目のTTI又は1番目のTTIを含む複数のTTIの間に対してはより高い優先順位を与え、その後のTTIに該当するPUCCHに対しては低い優先順位を与えるように規則が定義されることもできる。すなわち、PUCCHが時間ドメインに反復/分割されて、複数のTTIにわたって送信される場合、いずれのTTIで送信されるかによって優先順位が異なるように設定されてもよい。
より一般には、異なるTTI長さ及び/又はニューマロロジー及び/又はQoS及び/又はサービスタイプ及び/又は要求事項を有する複数のULチャネルに対する送信タイミングが時間上において重畳する場合、このうち反復/分割動作中のチャネルに対してより高い優先順位を与え、端末が残りのチャネル(又は、一部)に対してドロップ/中止又はパンクチャリング又は電力減少などを行うように規則が定義されてもよい。又は、反復/分割動作中のチャネルの場合、常に高い優先順位を与えるよりは、反復/分割動作によるチャネル/送信のうち一部に対しては高い優先順位を与えて送信を保障する一方、残りの一部に対しては低い優先順位を与えるように規則が定義されてもよい。
異なるTTI長さ及び/又はニューマロロジー及び/又はQoS及び/又はサービスタイプ及び/又は要求事項を有する複数のULチャネルに対する送信タイミングが時間上において重畳する場合、反復/分割動作中のチャネルの最小の反復/分割回数を保障するように規則が定義されてもよい。より具体的には、他のチャネルに比べて優先順位が後になって、反復/分割動作中にあるチャネルがドロップ/中止又はパンクチャリングされなければならない場合でも、予め定義された又は上位/物理層信号によって設定/指示された回数よりも少ない回数の送信にならないようにドロップ/中止又はパンクチャリング可否を端末が決定することができる。このとき、端末は現在までの反復/分割動作中にあるチャネルの送信回数及び/又は今後反復/分割動作中にあるチャネルの送信回数を考慮してドロップ/中止又はパンクチャリング可否を判断することができる。
一例として、反復回数が10TTI(全体送信は1回+10回の反復送信=全体11回の送信)であり、保障されるべき最小の反復回数は5TTIであるとき、TTI#nからTTI#n+10まで送信する場合、TTI#n、TTI#n+1は送信して、TTI#n+2〜TTI#n+6はドロップされたとしたら、TTI#n+7で衝突が発生して反復中であるチャネルはドロップされるべきにもかかわらずドロップされずに、残りのチャネルがドロップ/中止されるように規則が定義されてもよい。
また別の方案として、反復/分割動作中のチャネルの最小の反復/分割回数までは当該チャネルが他のチャネルによってドロップ/中止又はパンクチャリングされないように規則が定義されてもよい。最小の反復/分割回数以後の反復/分割に該当するチャネルは、一般に定義された規則によってドロップ/中止又はパンクチャリング動作が決定されてもよい。
現在のLTE標準によれば、サブフレームnにおいてUL承認DCIを介してサブフレームn+kで送信される1m のPUSCHがスケジュールされた状況において、サブフレームn+1乃至サブフレームn+W_ULの間の(ここで、W_UL<=k)時間にSPUSCHがスケジュールされる場合、端末が1ms PUSCH送信を期待しないように規則が定義されている。それに関する標準内容は、以下の参考事項のようである。
[参考事項]
For a serving cell, and a UE configured with higher layer parameter ul-TTI-Length, the UE is not expected to transmit subframe-based PUSCH in a given subframe corresponding to PDCCH/EPDCCH with uplink DCI format other than 7-0A/7-0B received in subframe n if the UE detects PDCCH/SPDCCH with uplink DCI format 7-0A/7-0B in any subframe from subframe n+1 to subframe n+WUL corresponding to a PUSCH transmission, and WUL is indicated by skipSubframeProcessing capability.
このとき、1ms PUSCHにHARQ−ACKのようなUCIが含まれて送信される予定である場合、当該UCI送信方案を以下のように提案する。
− オプション1:1ms PUSCHに含まれて送信される予定であるUCIは、PUSCH送信予定であるサブフレームにおいて1ms PUCCHで送信されるように規則が定義される。
− オプション2:1ms PUSCHに含まれて送信される予定であるUCIは、PUSCH送信予定であるサブフレームにおいて予め定義されたsTTI(例えば、PUSCH送信予定であるサブフレームの1番目のsTTI)において、又は上位層信号を介して設定されたsTTIにおいてSPUCCHで送信されるように規則が定義される。ここで、SPUCCHのTTI長さは当該サービングセルが含まれたPUCCHグループ/セルグループ内又は当該サービングセルに設定されたUL TTI長さに従うように規則が定義される。当該SPUCCH送信時点にsTTI PUSCH(すなわち、SPUSCH)がスケジュールされた場合、該UCIはSPUSCHにピギーバックされるように規則が定義されてもよく、具体的に、該ピギーバックはPUSCHとPUCCHの同時送信が設定されない場合に適用されてもよい。
− オプション3:1ms PUSCHに含まれて送信される予定であるUCIは、PUSCH送信予定であるサブフレームにおいて1ms PUSCHで送信されるように規則が定義される。但し、当該PUSCHはデータ(UL−SCH)が含まれず、UCIのみが含まれるチャネル送信であってもよい。従来のLTEにおいて、UL−SCHのない状況で、PUSCHのHARQ−ACKがマッピングされるコードされたシンボル(coded symbol)の数(すなわち、リソース要素の数)を決定するための数式は、以下のようである。
Figure 2020502936
ここで、
Figure 2020502936
は、CSIトリガを受けた全てのCSI(プロセス)のCQIビット数とCRCビット数との合計値である。このオプションが適用される場合、CSIトリガを当該サブフレームからもらったという保障がないことから、
Figure 2020502936
の値が0となり、Q'値を求めることができなくなることがある。よって、このオプションが適用される場合、
Figure 2020502936
が各コードブロックに該当するデータビット数の総和に取り替えられることができる。これは、データビット数が実際に送信される場合を仮定した数式と同一になることを意味するが、実際に、このオプションは、データビットを送信しないため、HARQ−ACKが全てのPUSCH REに載せられるように
Figure 2020502936
、又はHARQ−ACKビットがより多いREに載せられるように(例えば、「PUSCHがマッピングされるべきRE全数*オフセット」のような方式、ここで、オフセットは1より小さいか同一の数であって、上位層信号を介して設定されるか、予め約束された値)規則が定義される。
− オプション3−1:1ms PUSCHに含まれて送信される予定であるUCIは、PUSCH送信予定であるサブフレームにおいて1ms PUSCHで送信されるように規則が定義され、当該PUSCHはデータ(UL−SCH)が含まれず、UCIのみを含むチャネル送信であってもよい。特に、HARQ−ACKのような場合、実際に、PUSCHのうち4個のSC−FDMAシンボルにのみマッピングされるため、全体のサブフレームで送信することは、 端末の電力消費及び/又は他の端末からのULチャネルへの干渉軽減のために望ましくない可能性がある。
よって、この場合には、端末は、実際にHARQ−ACKとDMRSがマッピングされるシンボルにのみ電力を与えて送信して、残りのシンボルで電力を減少(又は、零(zero)に減少)するように規則が定義されてもよい。また別の方案としては、電力過度(power transient)を経験させないために、PUSCH送信を部分的に行うように規則が定義されてもよいが、具体例として、端末は、サブフレーム内のHARQ−ACKがマッピングされる1番目のシンボル(例えば、1ms PUSCH内の3番目のシンボル又は1ms PUSCH内の1番目のスロットの3番目のシンボル)から最後のシンボル(例えば、1ms PUSCH内の12番目のシンボル又は1ms PUSCH内の2番目のスロットの5番目のシンボル)の間にだけ電力を与えて送信して、残りのシンボルは電力を減少(又は、零(zero)に減少)するように規則が定義されてもよい。
− オプション3−2:上述の状況下で1ms PUSCHに含まれて送信される予定であるUCIは、PUSCH送信予定であるサブフレームにおいて1ms PUSCHで送信されるように規則が定義され、当該PUSCHはデータ(UL−SCH)が含まれず、UCIのみを含むチャネル送信であってもよい。この場合、PUSCHリソース割り当てによって指示されたRBのうちUCIがマッピングされたREが含まれたRBに限って端末がPUSCHを送信するように規則が定義されてもよい。これは、端末の電力消費及び/又は他の端末からのULチャネルへの干渉軽減のためであり得る。
− オプション4:1ms PUSCHに含まれているUCIのうち、HARQ−ACKの場合、ドロップされることが好ましくないことがある。例えば、搬送波併合が設定された場合、全ての搬送波又はサービングセルで送信される、HARQ−ACKを含む1ms PUSCHがドロップされることは、システムのレイテンシをかえって長くする可能性がある。よって、サブフレームnにおいてUL承認DCIを介してサブフレームn+kで送信される1ms PUSCHがスケジュールされた状況で、サブフレームn乃至サブフレームn+W_UL又はサブフレームn+1乃至サブフレームn+W_ULの間(ここで、W_UL<=k)の時間にSPUSCHがスケジュールされる場合、HARQ−ACKを含む1ms PUSCHはドロップされず、該HARQ−ACKを含む1ms PUSCHが送信されない残りの搬送波又はセルで送信される1ms PUSCH、すなわち、HARQ−ACKを含まない1ms PUSCHのみがドロップされるように(すなわち、端末の具現に応じては、送信されるか、送信されないように)規則が定義される。
− オプション4−1:或いは、HARQ−ACKを含む1ms PUSCHの場合、ドロップされるPUSCHのうち最後にドロップされるように規則が定義される。換言すれば、複数の搬送波又はセルでスケジュールされた1ms PUSCHのうち、HARQ−ACKを含まないPUSCHから優先してドロップされるように規則が定義される。さらに、HARQ−ACKを含む1ms PUSCHまで全ての搬送波又はセルでPUSCHが当該サブフレームにおいてドロップされる場合は、当該HARQ−ACK(及び/又はRI/CQI/PMIを含む他のUCI)が1ms PUCCHで送信されるように規則が定義されてもよい。
− オプション5:サブフレームnにおいてUL承認DCIを介してサブフレームn+kで送信される1ms PUSCHがスケジュールされた状況で、サブフレームn乃至サブフレームn+W_UL又はサブフレームn+1乃至サブフレームn+W_ULの間(ここで、W_UL<=k)の時間にSPUSCHがスケジュールされるとき、1ms PUSCHにCSIが含まれて送信される予定であった場合、CSIのうち一部又は全体の情報をUL−SCH無しに1ms PUSCHで送信されるように規則が定義される。具体的に、少なくともRIがUL−SCHなく1ms PUSCHで送信されるか、又はRI及びCQI/PMIがUL−SCHなく1ms PUSCHで送信されてもよい。この動作は「UL−SCHのないCSI on PUSCH」送信のために必要なRB数及び/又はMCSインデックスなどの条件には関係なく、上述した条件が満たされれば適用可能である。
UL承認に基づく送信とUL承認のない送信との衝突ハンドリング(Collision handling between transmissions with grant and without grant)
次期システムでは、応用分野に応じて、送信レイテンシを大幅に減らす方式の導入を考慮している。特に、UL送信においては、従来のUL承認に基づいてスケジュールすることの代わりに、端末の決定によってUL送信が開始されるUL承認のない送信(grant−free UL transmission)の導入を考慮している。より具体的に、基地局は、UL承認のない送信のためのリソース集合を設定して、端末に指示することができ、端末は、UL承認がなくてもUL送信を開始することができる。説明の便宜のために、このような送信方式を「承認のないUL送信(UL transmission without grant)」と称する。この「承認のないUL送信」は従来のLTEのSPS(semi−persistent)送信又はSPS−類似(like)送信方式を含むこともできる。逆に、基地局のスケジューリング情報を含むUL承認DCIによってUL(データ)送信を行う方式を、説明の便宜のために、「承認を用いたUL送信(UL transmission with grant)」と称する。互いに異なるTTI長さを有する及び/又はニューマロロジーを有する承認のないUL送信と、承認を用いたUL送信が時間上で重畳する場合、端末の行動を以下のように提案する。
− オプション(option)1:TTI長さ及び/又はニューマロロジーとは関係なく、常に「承認のないUL送信」により高い優先順位を与える。同時送信が不可能な状況である場合、端末は承認を用いたUL送信に該当するチャネルをドロップ又は中止する。これは端末がレイテンシ要求事項が相対的に高いトラフィックに対して「承認のないUL送信」方式のチャネルを送信することが予想されるからである。
− オプション2:「承認のないUL送信」方式のチャネルが「承認を用いたUL送信」方式のチャネルに比べてより短いTTI長さ及び/又はより大きいサブキャリア間隔を有する場合、「承認のないUL送信」方式のチャネルにより高い優先順位を与える。一方、その逆の場合、すなわち、「承認のないUL送信」方式のチャネルが「承認を用いたUL送信」方式のチャネルに比べてより長いTTI長さ及び/又はより小さいサブキャリア間隔を有する場合、「承認を用いたUL送信」方式のチャネルにより高い優先順位を与える。
上述した提案方式に対する一例も本発明の具現方法のうち1つとして含まれてもよいため、一種の提案方式としてみなされるのは明白である。また、説明した提案方式は、独立して具現されてもよく、一部の提案方式の組み合わせ(又は、併合)の形態で具現されてもよい。提案方法の適用可否情報(又は、上述した提案方法の規則に関する情報)は、基地局が端末に予め定義されたシグナル(例えば、物理層シグナル又は上位層シグナル)を通じて知らせるように規則が定義されてもよい。
図9は、本発明の実施例を実行する送信装置10及び受信装置20の構成要素を示すブロック図である。送信装置10及び受信装置20は、情報及び/又はデータ、信号、メッセージなどを運ぶ無線信号を送信又は受信できる送信器/受信器13,23と、無線通信システム内の通信と関連した各種情報を記憶するメモリ12,22と、送信器/受信器13,23及びメモリ12,22などの構成要素と動作的に接続してこれらの構成要素を制御し、当該装置が前述の本発明の実施例の少なくとも一つを実行するようにメモリ12,22及び/又は送信器/受信器13,23を制御するように構成されたプロセッサ11,21をそれぞれ備える。
メモリ12,22は、プロセッサ11,21の処理及び制御のためのプログラムを格納することができ、入/出力される情報を仮記憶することができる。メモリ12,22がバッファーとして活用されてもよい。プロセッサ11,21は、一般に、送信装置又は受信装置内の各種モジュールの動作全般を制御する。特に、プロセッサ11,21は、本発明を実行するための各種制御機能を果たすことができる。プロセッサ11,21をコントローラ(controller)、マイクロコントローラ(microcontroller)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、マイクロコンピュータ(microcomputer)などと呼ぶこともできる。プロセッサ11,21は、ハードウェア(hardware)又はファームウェア(firmware)、ソフトウェア、又はこれらの結合によって具現されてもよい。ハードウェアを用いて本発明を具現する場合は、本発明を実行するように構成されたASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)などがプロセッサ11,21に設けられてもよい。一方、ファームウェアやソフトウェアを用いて本発明を具現する場合は、本発明の機能又は動作を実行するモジュール、手順又は関数などを含むようにファームウェアやソフトウェアが構成されてもよい。本発明を実行できるように構成されたファームウェア又はソフトウェアは、プロセッサ11,21内に設けられたりメモリ12,22に格納されてプロセッサ11,21によって駆動されてもよい。
送信装置10におけるプロセッサ11は、プロセッサ11又はプロセッサ11に接続しているスケジューラからスケジューリングされて外部に送信される信号及び/又はデータに対して所定の符号化(coding)及び変調(modulation)を行った後、送信器/受信器13に送信する。例えば、プロセッサ11は、送信しようとするデータ列を逆多重化、チャネル符号化、スクランブリング、及び変調の過程などを経てK個のレイヤに変換する。符号化されたデータ列はコードワードとも呼ばれ、MAC層が提供するデータブロックである送信ブロックと等価である。一伝送ブロック(transport block,TB)は一コードワードに符号化され、各コードワードは一つ以上のレイヤの形態で受信装置に送信される。周波数上り変換のために送信器/受信器13はオシレータ(oscillator)を含むことができる。送信器/受信器13はNt個(Ntは1以上の正の整数)の送信アンテナを含むことができる。
受信装置20の信号処理過程は、送信装置10の信号処理過程の逆となる。プロセッサ21の制御下に、受信装置20の送信器/受信器23は送信装置10から送信された無線信号を受信する。送信器/受信器23は、Nr個の受信アンテナを含むことができ、送信器/受信器23は受信アンテナから受信した信号のそれぞれを周波数下り変換して(frequency down−convert)基底帯域信号に復元する。送信器/受信器23は、周波数下り変換のためにオシレータを含むことができる。プロセッサ21は、受信アンテナから受信した無線信号に対する復号(decoding)及び復調(demodulation)を行い、送信装置10が本来送信しようとしたデータに復元することができる。
送信器/受信器13,23は一つ以上のアンテナを具備する。アンテナは、プロセッサ11,21の制御下に、本発明の一実施例によって、送信器/受信器13,23で処理された信号を外部に送信したり、外部から無線信号を受信して送信器/受信器13,23に伝達する機能を果たす。アンテナはアンテナポートと呼ばれることもある。各アンテナは一つの物理アンテナに該当したり、2以上の物理アンテナ要素の組み合わせによって構成されてもよい。各アンテナから送信された信号は受信装置20によってそれ以上分解されることはない。当該アンテナに対応して送信された参照信号(reference signal,RS)は受信装置20の観点で見たアンテナを定義し、チャネルが一物理アンテナからの単一(single)無線チャネルであるか、或いは当該アンテナを含む複数の物理アンテナ要素からの合成(composite)チャネルであるかに関係なく、受信装置20にとって当該アンテナに対するチャネル推定を可能にする。すなわち、アンテナは、該アンテナ上のシンボルを伝達するチャネルが同一アンテナ上の他のシンボルが伝達される前記チャネルから導出されるように定義される。複数のアンテナを用いてデータを送受信する多重入出力(Multi−Input Multi−Output、MIMO)機能を支援する送信器/受信器の場合は2個以上のアンテナに接続されてもよい。
本発明の実施例において、端末又はUEは上りリンクでは送信装置10として動作し、下りリンクでは受信装置20として動作する。本発明の実施例において、基地局又はeNBは上りリンクでは受信装置20として動作し、下りリンクでは送信装置10として動作する。
送信装置及び/又は受信装置は、上述した本発明の実施例のうちの少なくとも1つ又は2つ以上の実施例の組み合わせを実行することができる。
このような実施例の1つとして、無線通信システムにおいて、短いTTI(transmission time interval)長さの上りリンク信号を送信する端末であって、前記端末は受信器及び送信器;および前記受信器及び送信器を制御するプロセッサを含み、前記プロセッサは、上りリンク承認を含む下りリンク制御情報を受信して、また前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号の送信時点と、SPS(semi−persistent)上りリンク信号の送信時点とが重畳する場合、前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信される第1のチャネルのTTI長さが前記SPS上りリンク信号が送信される第2のチャネルのTTI長さよりも長い場合、前記送信時点において前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのうち前記第2のチャネル上でのみ上りリンク信号送信を行うように構成されることができる。
また、前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、前記プロセッサは、サブフレーム#n+kにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号を物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel;PUCCH)上で送信するように構成されることができる。
また、前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、前記プロセッサは、サブフレーム#n+kにおいて前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さのn番目のTTIにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号を短い(shortened)PUCCH(SPUCCH)上で送信するように構成されて、前記nは予め設定されることができる。
また、前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、前記プロセッサは、サブフレーム#n+kにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号をデータを含まない第1のチャネルで送信するように構成されることができる。
また、サブフレーム#n+k内の前記上りリンク信号がマッピングされるシンボルでのみ送信電力が使用されることができる。
また、サブフレーム#n+k内の前記下りリンク制御情報によって指示されるリソースブロックのうち、前記上りリンク信号がマッピングされるリソースブロックでのみ送信電力が使用されることができる。
上述したように開示された本発明の好適な実施例に関する詳細な説明は、当業者が本発明を具現して実施し得るように提供された。以上では本発明の好適な実施例を参照して説明したが、当該技術の分野における熟練した者には、添付の特許請求の範囲に記載された本発明を様々に修正及び変更できるということが理解できる。したがって、本発明はここに示した実施の形態に制限されるものではなく、ここに開示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲を付与するためのものである
本発明は端末、リレー、基地局などのような無線通信装置に利用可能である。

Claims (12)

  1. 無線通信システムにおいて、短いTTI(transmission time interval)長さを支援する端末のための上りリンク送信方法であって、前記方法は端末によって行われ、
    上りリンク承認を含む下りリンク制御情報を受信するステップと、
    前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号の送信時点と、SPS(semi−persistent)上りリンク信号の送信時点とが重畳すると、前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信される第1のチャネルのTTI長さが、前記SPS上りリンク信号が送信される第2のチャネルのTTI長さよりも長い場合、前記送信時点において前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのうち前記第2のチャネル上でのみ上りリンク信号送信を行うステップと、を含むことを特徴とする、方法。
  2. 前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、
    サブフレーム#n+kにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号を物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel;PUCCH)上で送信するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、
    サブフレーム#n+kにおいて前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さのn番目のTTIにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号を短い(shortened)PUCCH(SPUCCH)上で送信するステップをさらに含み、前記nは予め設定されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、
    サブフレーム#n+kにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号をデータを含まない第1のチャネルで送信するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. サブフレーム#n+k内の前記上りリンク信号がマッピングされるシンボルでのみ送信電力が使用されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. サブフレーム#n+k内の前記下りリンク制御情報によって指示されるリソースブロックのうち、前記上りリンク信号がマッピングされるリソースブロックでのみ送信電力が使用されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  7. 無線通信システムにおいて、短いTTI(transmission time interval)長さの上りリンク信号を送信する端末であって、前記端末は、
    受信器及び送信器と、
    前記受信器及び送信器を制御するプロセッサと、を含み、
    前記プロセッサは、
    上りリンク承認を含む下りリンク制御情報を受信して、前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号の送信時点と、SPS(semi−persistent)上りリンク信号の送信時点とが重畳すると、前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信される第1のチャネルのTTI長さが前記SPS上りリンク信号が送信される第2のチャネルのTTI長さよりも長い場合、前記送信時点において前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのうち、前記第2のチャネル上でのみ上りリンク信号送信を行うように構成されることを特徴とする、端末。
  8. 前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、
    前記プロセッサは、サブフレーム#n+kにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号を物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel;PUCCH)上で送信するように構成されることを特徴とする、請求項7に記載の端末。
  9. 前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、
    前記プロセッサは、サブフレーム#n+kにおいて前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さのn番目のTTIにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号を短い(shortened)PUCCH(SPUCCH)上で送信するように構成されて、前記nは予め設定されることを特徴とする、請求項7に記載の端末。
  10. 前記下りリンク制御情報が受信されたサブフレームの次のサブフレーム(「サブフレーム#n+1」)から前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号が送信されるサブフレーム(「サブフレーム#n+k」)までの時間区間の間に、前記第1のチャネルのTTI長さよりも短い長さの物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel;PUSCH)の送信をスケジュールする第2の上りリンク承認を含む第2の下りリンク制御情報が受信された場合、
    前記プロセッサは、サブフレーム#n+kにおいて前記上りリンク承認に対応する上りリンク信号をデータを含まない第1のチャネルで送信するように構成されることを特徴とする、請求項7に記載の端末。
  11. サブフレーム#n+k内の前記上りリンク信号がマッピングされるシンボルでのみ送信電力が使用されることを特徴とする、請求項10に記載の端末。
  12. サブフレーム#n+k内の前記下りリンク制御情報によって指示されるリソースブロックのうち、前記上りリンク信号がマッピングされるリソースブロックでのみ送信電力が使用されることを特徴とする、請求項10に記載の端末。
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