[0015]本明細書に記載の技術は、流動エンドキャップエンジンを利用して(例えば、電子市場で提供されるアイテムに関する)アイテム情報をユーザに提供することを目的とする。いくつかの例において、電子市場は、電子カタログの形態の電子コンテンツをホストする1つ以上のサービスプロバイダコンピュータ(例えば、サーバ)によって管理され得る。少なくとも1つの実施形態において、ユーザは、電子市場のウェブサイトへとナビゲートすることができる。例えば、ユーザは、自身のモバイルデバイス上で動作するアプリケーションを利用して、電子市場のプロバイダによって提供されるさまざまなネットワークページにアクセスすることができる。ユーザは、(例えば、アプリケーションを介して)電子カタログにアクセスして、アイテムをブラウズし、アイテムを評価/検討し、さらには/あるいはアイテム(例えば、倉庫または他の場所に保管されてよい物理的なアイテム、および/またはサーバ上に格納されて電子デバイスへと提供されてよい電子的なアイテム)を注文/購入することができる。例えば、これに限られるわけではないが、ユーザは、アプリケーションを利用して、自身のショッピングカート(例えば、ユーザが購入しようと考えているアイテムに関するアイテム情報を収集するために利用される仮想プレースホルダネットワークページ)にアイテムを追加する選択肢を選択することができる。1つ以上のアイテムが追加されたとき、または他の適切な時点において、ユーザは、自身のショッピングカート内のアイテムをユーザに提示するネットワークページに再移動させられる可能性がある。いくつかの例において、(例えば、電子市場のプロバイダによって管理される)流動エンドキャップエンジンは、例えばユーザにとって自身の購入を完了させることができるようになる前に満たさなければならない(例えば、購入金額、アイテムの数量、特定のアイテムの数量、重量の要件、温度の要件、体積の要件に関する)条件などの追加の情報を、ネットワークページ内でユーザに提供することができる。これに加え、あるいはこれに代えて、流動エンドキャップエンジンは、同じネットワークページを利用して、すでにユーザのカートの中にあるアイテムに関連する販売者によって提供される他のアイテムを閲覧することを、ユーザにとって可能にすることができる。追加のアイテムを、ショッピングカートのアイテムと同じネットワークページに表示することができ、ユーザは、自身のショッピングカートを離れることなくこれらの追加のアイテムを閲覧することができる。したがって、流動エンドキャップエンジンは、購入を完了させるために必要な量を満たすうえで役立つと思われるアイテムを特定することをユーザにとって可能にすると同時に、ユーザをショッピングカートに関与したままにすることができる。
[0016]少なくとも1つの実施形態において、ユーザに、ユーザのショッピングカートの内容を表示するネットワークページを提示することができる。この同じネットワークページにおいて、ユーザの購入についての小計(例えば、価格、数量、重量、温度、体積、など)を提示することができる。これに加え、あるいはこれに代えて、ユーザの取り引きを完了させることができるための条件、および条件を満足させるために満たさなければならない残りの不足分の表示(例えば、残り値)を提供することができる。表示は、テキスト形式で提供されてよく、さらには/あるいは依然として必要とされる量のグラフィック表現(例えば、バー、画像、など)を含むことができる。一例として、特定の販売者が、最低30米ドルの購入を要求する場合があり得る。ユーザが合計で10ドルになるアイテムを注文しようとしている場合に、ユーザが自身のカート内の商品を購入できるようになる前に少なくとも20ドル相当のアイテムをカートに追加する必要があることを示すテキスト(または、グラフィック要素)を表示することができる。
[0017]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジンは、ネットワークページ内のいくつかの注目アイテムを特定、受信、または提示するように構成され得る。いくつかの例において、注目アイテムは、ユーザの過去購入履歴、閲覧履歴、返品履歴、および/またはユーザに関する任意の適切な情報によって特定され、さらには/あるいはこれらに関係することができる。いくつかの例において、注目アイテムは、カートにすでに含まれているアイテムに関係でき、もしくはカートにすでに含まれているアイテムに基づいて特定され、かつ/または(例えば、残り量および/または小計に関連する)価格によって特定され得る。いくつかの例において、注目アイテムは、アイテムが電子市場においてどれほど人気があるかに関係でき、あるいはアイテムが電子市場においてどれほど人気があるかに基づいて特定され得る(例えば、電子市場の他のユーザによってしきい値回数を超えて購入されたアイテム)。さらなる例が、本明細書の全体を通して、注目アイテムを特定するために流動エンドキャップエンジンによって使用される情報に関して提示され得る。注目アイテムは、実店舗内の物理的なエンドキャップを連想させるやり方でユーザへと電子的に提示され得る。例えば、実店舗におけるユーザに精算場所の近くにおいてエンドキャップによってアイテムが提示されるのと同じように、電子エンドキャップ(例えば、ネットワークページの注目アイテムセクション)を利用して、ショッピングカート情報を提示するネットワークページと同じネットワークページ内で注目アイテムリストを提示することができる。流動エンドキャップエンジンが、ショッピングカート情報を提示するネットワークページと同じネットワークページ内にいくつかの注目アイテムを提示するために、本明細書で論じられる例の任意の適切な組み合わせを利用できることを、理解すべきである。
[0018]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジンは、ショッピングカートのアイテムに関する地理的位置の表示を提供することができる。例として、流動エンドキャップエンジンは、アイテムに関連付けられた郵便番号を示すことができる。ユーザは、アプリケーションを利用して郵便番号を修正することができる。例えば、流動エンドキャップエンジンは、地理的位置を初期値としてユーザの自宅の郵便番号に設定することができる。ユーザの自宅の郵便番号を、ショッピングカート情報を提供しているネットワークページと同じネットワークページに表示することができる。ユーザは、郵便番号を、例えばユーザの現在位置に関する郵便番号に修正するための選択肢を選択することができる。流動エンドキャップエンジンは、修正された地理的位置を表示することができ、修正された地理的位置に基づいて(例えば、関連アイテムを決定する、売上税額を計算する、などのための)さらなる計算を行うことができる。
[0019]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジンは、ユーザが自身の購入を完了させることができ、あるいはできない旨の表示を提供することができる。例として、流動エンドキャップエンジンは、ユーザが購入を可能にするために必要なしきい値条件を満たしていないときに無効にされるインタフェース要素(例えば、チェックアウトボタン)を提示することができる。他の例では、流動エンドキャップエンジンは、ユーザがしきい値条件(例えば、しきい値量)を満たすまでは単に購入を完了させるためのインタフェース要素を提示しなくてもよい。インタフェース要素の無効化が利用される場合、流動エンドキャップエンジンは、例えばユーザがしきい値条件を満たしたときにインタフェース要素を選択可能にすることが可能であってよい。少なくとも一例において、流動エンドキャップエンジンは、しきい値条件が満たされる前の以前に表示された種々の情報を修正するようにさらに構成され得る。例えば、しきい値条件が満たされたと判断されると、流動エンドキャップエンジンが残り値の表示を削除してもよい。いくつかの例において、流動エンドキャップエンジンは、しきい値条件が満たされた旨の何らかのテキストまたは視覚的表示を提示することができる。
[0020]本明細書の少なくとも1つの実施形態に開示される技術は、アイテム情報、およびユーザにとってアイテムをブラウズし、詳細に調べ、それらを購入することをすべてショッピングカートのページまたはエクスペリエンスの文脈の中で可能にするインタフェースを提示し、ショッピングカート内にとどまりながら購入のための最小要件(例えば、しきい値条件を)満たすうえでユーザを手助けする効率的な方法を提供する。したがって、ユーザは、条件を満たすために必要な追加のアイテムを特定するために、カートページから離れて電子市場の他のさまざまなネットワークページを移動することをもはや強制されなくてよい。さらに、電子市場のプロバイダは、そのようなアイテムをブラウズするためのユーザの市場への訪問頻度の低減ゆえに、ネットワークトラフィックおよびリソース利用の減少における利益を実現することができる。
[0021]上述および後述の技法は、いくつかのやり方で、いくつかの背景において実装可能である。以下でさらに詳細に説明されるように、いくつかの典型的な実装例および背景が、以下の図を参照して提示される。しかしながら、以下の実装例および背景は、多数あるうちのほんの一部にすぎない。
[0022]図1は、少なくとも1つの実施形態による流動エンドキャップエンジン102のいくつかの態様の実装に適した典型的な環境100を示す概略図である。少なくとも1つの実施形態においては、流動エンドキャップエンジン102の全体または一部を、サービスプロバイダコンピュータ104の一部および/または電子デバイス106上で実行されるアプリケーションの一部として動作させることができる。いくつかの例において、流動エンドキャップエンジン102、サービスプロバイダコンピュータ104、および電子デバイス106は、ネットワーク108(例えば、インターネット、無線セルラネットワーク、など)を介して互いに通信することができる。
[0023]少なくとも1つの実施形態において、ユーザは、サービスプロバイダコンピュータ104によって提供される電子市場のウェブサイトへとナビゲートすることができる。例えば、ユーザは、自身のモバイルデバイス(例えば、電子デバイス106)上で実行されるアプリケーションを利用して、サービスプロバイダコンピュータ104によって提供されるさまざまなネットワークページにアクセスすることができる。これらのネットワークページは、電子市場のプロバイダ内で(例えば、電子市場のプロバイダおよび/または第三者の販売者によって)提供されるアイテムのアイテム詳細を提示することができる。ユーザは、(例えば、アプリケーションを介して)電子カタログにアクセスして、アイテムをブラウズし、アイテムを吟味/検討し、さらには/あるいはアイテムを注文/購入することができる。これに限られるわけではないが、一例において、ユーザは、アプリケーションを利用して、アイテムを自身のショッピングカートに追加する選択肢を選択することができる。1つ以上のアイテムを追加したとき、または他の適切な時点において、ユーザを、図1に示される情報および/またはインタフェース要素を提示することができるネットワークページ110へと再移動することができる。
[0024]例として、流動エンドキャップエンジン102を、ネットワークページ110内にアイテム情報セクション112を提示するように構成することができる。アイテム情報セクション112は、ユーザのショッピングカートに現時点において関連付けられている1つ以上のアイテムについての電子的表現(例えば、画像)および/またはアイテム情報を示すことができる。図1のアイテム情報セクション112は、2つのアイテムに関する画像/情報を示しているが、任意の適切な数のアイテムがショッピングカートに関連付けられていて、アイテム情報セクション112内で最終的に閲覧可能であってよいことを、理解すべきである。いくつかの例において、ユーザは、アイテム情報セクション112内の一領域を選択して、ショッピングカートに関連付けられている他のアイテムを表示するために上下にナビゲートすることができる。例として、タッチ入力を受け付けるように構成された電子デバイスにおいて、ユーザは、自身のショッピングカート内のさらなるアイテムを閲覧するために、場所114に触れて指を上方へとドラッグすることができる。同様に、ユーザは、自身の指を下方へとドラッグすることで、上方へとナビゲートすることができる。これに加え、あるいはこれに代えて、ショッピングカートのページめくりおよび/またはスクロールをユーザにとって可能にするための任意の適切な機構を利用できることを、理解すべきである。いくつかの例において、アイテム情報は、これらに限られるわけではないが、アイテムの画像、アイテムの名前、アイテムの説明、アイテムに関連付けられた評価、アイテムに関連付けられた1つ以上のレビュー、アイテムの現在の価格、アイテムの割引価格、アイテムに関する販売者の識別子、配送情報、販売促進情報、本明細書において挙げられるアイテム情報のいずれかにアクセスするための1つ以上のハイパーリンク、またはアイテムに関連付けることができる任意の適切な情報を含むことができる。アイテム情報の任意の適切な組み合わせを、アイテム情報セクション112内に提示することができ、したがって、図1に示されているアイテム情報は、決して限定を意図していない。
[0025]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102は、インタフェース要素116および/または同様のそのようなインタフェース要素を提示することができる。インタフェース要素116は、ショッピングカート内のアイテム(例えば、アクメミルク)に関する現在の数量について、ユーザによる修正を可能にするように提示することができる。例えば、ユーザは、ユーザにとって選択可能ないくつかの数量を提示するドロップダウンメニューを表示させるために、インタフェース要素116を選択することができる。特定の数量(例えば、2)が選択されると、インタフェース要素116を、選択された数量を表示するように更新することができる。図1にはドロップダウンメニューが示されているが、これに加え、あるいはこれに代えて、ショッピングカート内のアイテムの数量の修正をユーザにとって可能にするために、入力欄やラジオボタンなどの任意の適切なインタフェース要素を利用することができる。
[0026]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102を、小計セクション118を提示するように構成することができる。小計セクション118内で、流動エンドキャップエンジン102は、ショッピングカートに現時点において関連付けられているアイテムの総コストを示す小計金額(例えば、16.12ドル)を提示することができる。これに加え、あるいはこれに代えて、流動エンドキャップエンジン102は、ショッピングカートに現時点において関連付けられているアイテムの数(例えば、3、7、10、など)を示すカウントを提示することができる。これに加え、あるいはこれに代えて、流動エンドキャップエンジン102は、カウントをグラフィック要素120によって示されるとおりのグラフィック要素(例えば、3つのアイテムが現時点においてショッピングカートに関連付けられていることを示すショッピングカートアイコン)として提示することができる。
[0027]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102を、条件情報セクション121を提示するように構成することができる。条件情報セクション121内で、流動エンドキャップエンジン102は、注文の完了を生じさせることが可能になる前に満たされる必要があってよい条件に関するグラフィック(例えば、棒グラフ、円グラフ、など)および/またはテキスト情報を提供することができる。例として、販売者(例えば、ネットワークページ110内の場所122に示される販売者X)が、注文の完了が可能になる前にしきい値条件(例えば30.00ドルの最小合計購入金額など)を満たし、さらには/あるいは超えることを求めることができる。図1の条件情報セクション121は、ユーザが1回の注文において少なくとも30.00ドルを購入するという条件に関するテキスト情報を示すように意図されている。流動エンドキャップエンジン102は、条件情報セクション121内に残り値(例えば、13.88ドル)を提示することができる。残り値は、注文の完了が可能になる前に必要とされる追加の金額(および/または、いくつかの場合には追加のアイテム数)を示すように意図される。図1に示される例において、流動エンドキャップエンジン102は、小計金額(例えば、16.12ドル)と販売者Xに関するしきい値条件(例えば、最小合計購入金額30.00ドル)との間の差を割り出すことによって残り値13.88ドルを計算することができる。少なくとも1つの実施形態においては、ユーザが自身のショッピングカートについてアイテムを追加または削除したときに、それに応じて小計および/または残り値を更新するように、流動エンドキャップエンジン102を構成することができる。本明細書における例は金銭に基づく条件を示しているが、これに加え、あるいはこれに代えて、条件が、必要なアイテム数、特定のアイテムについて必要な数量、または注文の完了を可能にする前に販売者が要求し得る任意の適切な条件に関係してもよいことを、理解すべきである。
[0028]少なくとも1つの例において、流動エンドキャップエンジン102は、ネットワークページ110内に提示される情報に関連した地理的領域の表示を提示することができる。これに限られるわけではないが、販売者Xは、地理的領域に応じて種々のアイテムを提供することができる。例えば、おそらくはアクメミルクが第1の地理的領域(例えば、郵便番号98101)において提供される一方で、第2の地理的領域(例えば、郵便番号98188)においては、別の銘柄のミルクが提供される。場合によっては、ネットワークページ110内に示される情報を、地理的領域に基づいて決定および/または提示することができる。これに加え、あるいはこれに代えて、流動エンドキャップエンジン102は、売上税を計算する目的、および/またはショッピングカートのそれぞれのアイテムに関する価格を決定する目的で、地理的領域を利用することができる。流動エンドキャップエンジン102を、地理的領域を修正する可能性をユーザに提供するように構成することができる。例えば、地理的領域を、郵便番号、都市、州、地図、などを使用して示すことができる。図1に示される例において、ユーザは、地理的領域を修正するために郵便番号の文字列124を選択することができる。図示されていないが、これに加え、あるいはこれに代えて、入力欄、ラジオボタン、地図、および/またはハイパーリンクなどをネットワークページ110を介して流動エンドキャップエンジン102によって提示することで、ショッピングカートに関する地理的領域の修正をユーザにとって可能にしてもよい。
[0029]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102は、インタフェース要素126(例えば、チェックアウトボタン)を提示することができる。インタフェース要素126は、取り引きの進行(例えば、アイテムの購入、および/またはその他のかたちでの注文の完了)をユーザにとって可能にすることができる。少なくとも1つの例においては、流動エンドキャップエンジン102を、しきい値条件が満たされていないときにインタフェース要素126の選択を禁止するように構成することができる。換言すると、図1に示される例において、ユーザのショッピングカートに少なくとも合計30.00ドルのアイテムがまだ含まれていないため、インタフェース要素126を無効/選択不可能にすることができる。少なくとも1つの例において、流動エンドキャップエンジン102は、カート内のアイテムの合計が少なくとも30.00ドルになったときに、インタフェース要素126を有効/選択可能にすることができる。
[0030]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102は、注目アイテムセクション128を提示することができる。注目アイテムセクション128は、いくつかの注目アイテムに対応するアイテム情報の一部を示すことができる。いくつかの例において、流動エンドキャップエンジン102は、電子市場カタログから、注目アイテムセクション128内に提示するための特定のアイテムを特定することができる。少なくとも1つの例において、注目アイテムセクション128内に含まれるアイテムは、共通の提供者(例えば、販売者X)を共有することができる。流動エンドキャップエンジン102は、これらに限られるわけではないがユーザの過去の購入履歴、(電子市場全体および/または注目アイテムセクション128における)ユーザのナビゲーション履歴、ショッピングカートの現在の小計、条件情報セクション121内に示される条件および/または残り値、アイテムに関する人気度(例えば、アイテムが市場の他のユーザによってしきい値回数を超えて注文されている)、などの因子の任意の適切な組み合わせに基づいて、注目アイテムを決定することができる。少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102を、ユーザの注目アイテムセクション128との対話に基づいて、注目アイテムセクション128内に含まれるアイテムを更新するように構成することができる。流動エンドキャップエンジン102を、注目アイテムセクション128内をナビゲートして、さらなる注目アイテムを表示し、特定のアイテムについてのさらなる情報を閲覧し、注目アイテムセクション128からアイテムをショッピングカートへと追加する、などの可能性をユーザに提供するように構成することができる。これらのナビゲーションの態様は、以下の図の説明に関してさらに説明され得る。
[0031]図2Aおよび図2Bは、少なくとも1つの実施形態による図1の流動エンドキャップエンジン102のいくつかの態様の実装に適した別の典型的な環境を示す概略図である。例えば、図2Aは、電子デバイス106を利用してネットワークページ110内の図1の注目アイテムセクション128を示すように意図されている。少なくとも1つの実施形態において、ユーザは、注目アイテムセクション128内の場所202を選択することができる。場所202は、注目アイテムリストの特定のアイテム(例えば、銘柄Yのキャンディであるアイテム204)に関連付けられていてよい。図示の例において、場所202は、アイテム204の画像に関連付けられている。(例えば、タッチまたはマウスクリックによって)ユーザが場所202を選択したという知らせを受け取ると、流動エンドキャップエンジン102を、アイテム204の拡張表示および/または注目アイテムリストの1つ以上のアイテムの拡張表示を提示するように構成することができる。
[0032]例として、図2Bは、電子デバイス106へと提示されたネットワークページ110の拡張表示セクション206内にアイテム204の拡張表示を示すように意図されている。拡張表示セクション206は、図1および図2Aの注目アイテムセクション128内に提示されたアイテム情報よりも多くのアイテム情報を提示することができる。少なくとも1つの例において、流動エンドキャップエンジン102は、拡張表示セクション206を収容するようにアイテム情報セクション112のサイズを変更することができる。図2Bに示されるように、流動エンドキャップエンジン102は、拡張表示セクション206を表示するためのスペースを提供するために、アイテム情報セクション112に利用される面積を減少させることができる。
[0033]少なくとも1つの例においては、注目アイテムセクション128が、アイテム204の画像(または、アイテム204に関連する情報の何らかの一部)だけを示すことができる一方で、アイテム204の拡張表示は、これらに限られるわけではないがアイテムに関するタイトル(例えば、銘柄Yのキャンディ)、レビュー評価(図示のように星印で示され、さらには/あるいは数字、パーセンテージ、などで示される)、レビュー評価に寄与しているレビュー数の表示(例えば、9)、希望小売価格(例えば、4.00ドル)、割引価格(例えば、3.99ドル)、などのさらなるアイテム情報208を提示することができる。拡張表示セクション206内に表示するために、アイテム情報の任意の適切な組み合わせを流動エンドキャップエンジン102によって提示すことができることを、理解すべきである。
[0034]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102は、拡張表示セクション206内にインタフェース要素210を提示することができる。インタフェース要素210を、拡張表示セクション206を畳むことをユーザにとって可能にするために提示することができる。少なくとも1つの例において、インタフェース要素210が選択されたという知らせを受け取ると、流動エンドキャップエンジン102を、拡張表示セクション206を注目アイテムセクション128で置き換え、注目アイテムリストに関するアイテムの畳まれた図を示すように構成することができる。
[0035]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102を、インタフェース要素212(例えば、特定のアイテムに関する追加ボタン)を提示するように構成することができる。少なくとも1つの例において、インタフェース要素212が選択されたという知らせを受け取ると、流動エンドキャップエンジン102を、アイテムをショッピングカートに関連付けるように構成することができる。アイテム(例えば、アイテム204)をショッピングカートに関連付けたときに、流動エンドキャップエンジン102を、追加されたアイテムに対応するアイテム情報をアイテム情報セクション112内に表示するように構成することができる。少なくとも1つの例においては、アイテム204を、ショッピングカートに関連付けられたアイテムセットに追加することができるが、すぐには表示しなくてもよい(例えば、アイテムがショッピングカートリストの最後、または少なくともショッピングカートリストのうちの現時点においては表示されていない位置に追加される場合)。図示されていないが、流動エンドキャップエンジン102を、ユーザがアイテムをショッピングカートリストとは異なる追加のリストに関連付けることを可能にする追加/代替のインタフェース要素を拡張表示セクション206内に提示するように構成することができる。例えば、流動エンドキャップエンジン102は、ユーザがアイテムをウィッシュリスト(例えば、デフォルトウィッシュリスト、「お気に入り」ウィッシュリスト、ユーザが名前を設定することができるウィッシュリスト、など)に追加することを可能にするインタフェース要素を提供することができる。
[0036]図3Aおよび図3Bは、少なくとも1つの実施形態による流動エンドキャップエンジンのいくつかの態様の実装に適したさらなる典型的な環境を示す概略図である。流動エンドキャップエンジン102を、電子デバイス106へと提示されたネットワークページ110を介してユーザからナビゲーション要求を受信するように構成することができる。図3Aは、図2Bに関連して上述した拡張表示セクション206を示している。ユーザは、拡張表示セクション206内の場所をタッチ(または、マウスクリック)し、自身の指/マウスカーソルをドラッグして、注目アイテムリストに含まれるアイテムセットをスクロール/ページ送りすることができる。例として、ユーザは、拡張表示セクション206内の特定の場所に接触することができる。接触を維持したままで、ユーザは、矢印によって示されるように自身の指を左方にドラッグすることができる。流動エンドキャップエンジン102を、ユーザの拡張表示セクション206との対話を示すナビゲーション要求を受信するように構成することができる。これに応答して、流動エンドキャップエンジン102を、注目アイテムリストをスクロールする対応する表示を提示するように構成することができる。スクロールは、ユーザの自身の指/マウスカーソルをドラッグする速度に依存することができる。いくつかの例において、ユーザは、拡張表示セクション206内で特定の方向に指をフリックすることができる。特定の方向へのフリックを示すナビゲーション要求を受信したときに、流動エンドキャップエンジン102を、注目アイテムリストのスクロール速度を調整し、さらには/あるいは連続スクロール機能の代わりにページごとのスクロール機能を提供するように構成することができる。換言すると、ドラッグ操作が連続的なスクロール動作をもたらすことができる一方で、フリックは、注目アイテムリストの最初のx個のアイテムをリスト内の次のx個のアイテムで置き換えることを生じさせることができる。拡張表示セクション206の文脈において説明したが、これらの同じナビゲーションの選択肢を、図1および図2Aの注目アイテムセクション128を介して提供してもよいことを、理解すべきである。
[0037]これに限られるわけではない例として、ユーザが拡張表示セクション206内の領域を選択したという指示を受信したときに、流動エンドキャップエンジン102は、注目アイテムを介して(例えば、リスト内の後続のアイテムへと)スクロールすることができる。例えば、左方へのスクロールの後に、流動エンドキャップエンジン102は、図3Bのアイテム302に関するアイテム情報をユーザに提示することができる。少なくとも1つの例において、注目アイテムリストにおけるナビゲーションは、拡張表示セクション304によって示されるように拡張表示を維持することができる。しかしながら、いくつかの例においては、ナビゲーション要求によって、流動エンドキャップエンジン102が、拡張表示セクション304を図1および図2Aのアイテム情報セクション112に示されている表示と同様の畳まれた表示で置き換えることができる。
[0038]図4Aおよび図4Bは、少なくとも1つの実施形態による図1の流動エンドキャップエンジン102のいくつかの態様の実装に適した1つのさらなる典型的な環境を示す概略図である。併せて、図4Aおよび図4Bは、拡張表示セクション206からショッピングカートにアイテムを追加する根拠および結果を示すことを意図している。図4Aにおいて、ユーザは、インタフェース要素402(例えば、図2Bのインタフェース要素212)を選択することができる。ユーザがインタフェース要素402を選択したという知らせを受信したときに、流動エンドキャップエンジン102を、アイテム204をショッピングカートに関連付けるように構成することができる。
[0039]これに加え、あるいはこれに代えて、流動エンドキャップエンジン102を、ユーザがアイテム204の表示をネットワークページ110のうちのアイテム情報セクション112によって占められている領域またはグラフィック要素214(例えば、図1のグラフィック要素120)などのグラフィック要素へとドラッグアンドドロップできるように構成することができる。どちらの動作によっても、流動エンドキャップエンジン102は、ドロップされたアイテムをショッピングカートに関連付けられたアイテムセットに追加することができる。ドラッグアンドドロップ動作を、(例えば、注目アイテムセクション128によって示されるような)注目アイテムセクションの畳まれた表示から開始しても、あるいは拡張表示セクション206によって示されるような注目アイテムセクションの拡張表示から開始してもよいことを、理解すべきである。
[0040]図4Bは、アイテム204をショッピングカートに追加した後に結果として生じるネットワークページ110への更新を示すことを意図している。少なくとも1つの例において、アイテム204は、ショッピングカートリスト内の第1の位置に現れることができる。したがって、流動エンドキャップエンジン102は、アイテム情報セクション112内にアイテム204に対応するアイテム情報を生じさせることができる。少なくとも1つの例において、アイテム204は、404に示されるように拡張表示セクション206内に残ってもよい。少なくとも1つの例において、アイテム204は、注目アイテムリストから削除されてよく、それに応じてネットワークページ110を更新することができる。
[0041]少なくとも1つの例においては、流動エンドキャップエンジン102を、ネットワークページ110内に表示された小計を更新するように構成することができ、小計は、現在の合計価格、合計数量、合計重量、合計温度要件、合計体積、などに関係するものであってよい。これに加え、あるいはこれに代えて、流動エンドキャップエンジン102を、ネットワークページ110の一部として提示されるグラフィック要素(例えば、グラフィック要素406)を更新して、ショッピングカートに関連付けられた現在のアイテム数を示すように構成することができる。アイテムがショッピングカートに追加され、あるいはショッピングカートから取り除かれると、流動エンドキャップエンジン102は、小計、条件に関する残り値、グラフィック要素406などのグラフィック要素、注目アイテムセクション内に提示される注目アイテムのリスト、またはネットワークページ110内に提示される任意の適切な情報に関して、ネットワークページ110を更新することができる。
[0042]少なくとも1つの例においては、流動エンドキャップエンジン102を、表示からインタフェース要素402を取り除くように構成することができる。例として、アイテム(例えば、銘柄Yのキャンディ)がショッピングカートに追加されたと判断したとき、流動エンドキャップエンジン102は、表示からインタフェース要素402を取り除き、インタフェース要素408で置き換えることができる。いくつかの例において、流動エンドキャップエンジン102は、ネットワークページ110上にインタフェース要素402をインタフェース要素408と共に提示することができる。
[0043]図5Aおよび図5Bは、少なくとも1つの実施形態による図1の流動エンドキャップエンジン102のいくつかの態様の実装に適したまた1つのさらなる典型的な環境を示す概略図である。併せて、図5Aおよび図5Bは、注文の可能性に関する条件を満たす根拠および結果を示すことを意図している。例えば、条件情報を、流動エンドキャップエンジン102によって、電子デバイス106へと提示されるネットワークページ110の条件情報セクション121内に提示することができる。インタフェース要素502(例えば、図4のインタフェース要素402)が選択されると、流動エンドキャップエンジン102は、アイテム504をユーザのショッピングカートに関連付けられているアイテムセットに関連付けることができる。図4Aおよび図4Bに関して上述したやり方と同様のやり方で、流動エンドキャップエンジン102は、図5Bに示されるように、アイテム情報セクション112内にアイテム504に関するアイテム情報を示すことができる。
[0044]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102は、ショッピングカートの現在の中身が販売者に関する条件を満たしていると判断することができる。例えば、条件情報セクション121は、ショッピングカート内のアイテムの小計が金額(例えば、30.00ドル)を満たすか、あるいは超えなければならないという条件を示すことができる。アイテム504がショッピングカート内のアイテムセットに関連付けられることに応答して、流動エンドキャップエンジン102は、新たな小計(例えば、34.09ドル)を計算し、新たな小計をネットワークページ110の小計セクション506に表示することができる。さらに、流動エンドキャップエンジン102を、条件が満たされたと判断するように構成することができる。例えば、流動エンドキャップエンジン102は、小計がしきい値条件(例えば、最小合計購入金額30.00ドル)を超えていると判断することができる。したがって、流動エンドキャップエンジン102を、条件情報セクション121の表示を削除するように構成することができる。代わりに、いくつかの例において、流動エンドキャップエンジン102は、条件が満たされたことを知らせる(例えば、条件が満たされたことをユーザに知らせるテキストを表示することによって)ように条件情報セクション121の更新を生じさせてもよい。
[0045]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102を、現時点においてショッピングカートに関連付けられているアイテムが条件を満たしているとの判断に応答して、使用可能インタフェース要素508を提示するように構成することができる。いくつかの例において、流動エンドキャップエンジン102を、条件が満たされていないときにはインタフェース要素126をまったく表示せず、条件が満たされたと判断した後にのみ使用可能インタフェース要素508を提示するように構成することができる。
[0046]図6は、少なくとも1つの実施形態による流動エンドキャップエンジンのいくつかの態様の実装に適したさらに別の典型的な環境600を示す概略図である。インタフェース要素602(例えば、図5Bの使用可能インタフェース要素508)がユーザによって選択されたという指示を受信したときに、流動エンドキャップエンジン102を、ユーザに対して請求および/または配送情報の入力を促すように構成することができる。この促しを、流動エンドキャップエンジン102によって、ネットワークページ110上に視覚的にかぶせられるポップアップウィンドウとして提示することができる。少なくともいくつかの例において、流動エンドキャップエンジン102は、請求および/または配送情報を収集するために、別のネットワークページの提示を生じさせることができる。少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102は、請求および/または配送情報を(例えば、ユーザに関連付けられたユーザプロファイルの一部として)格納することができる。流動エンドキャップエンジン102を、場合によっては、ユーザに対して追加の情報および/または確認の入力を促すことなく、格納済みの請求および/または配送情報を利用して注文を完了するように構成することができる。少なくとも1つの例においては、流動エンドキャップエンジン102を、チェックアウトの手続きが完了した(例えば、ショッピングカート内のアイテムについてユーザへの請求が済み、アイテムがユーザへと出荷されようとしている)ことをユーザに知らせるための表示(例えば、ポップアップウィンドウ604)を提示するように構成することができる。
[0047]図示されていないが、流動エンドキャップエンジン102を、購入したアイテム、アイテムの購入に使用された請求情報、配送先の住所、配送予定日/時間/範囲、などの完了した注文の情報を表示するための別のネットワークページを提示するように構成することができる。
[0048]ネットワークページ110を利用して提供される任意の情報が、上記の図に示されているやり方と同じやり方でフォーマットされても、異なるやり方でフォーマットされてもよいことを、理解すべきである。例えば、図示されているネットワークページ110のレイアウト、図示されている種々のセクションのそれぞれの領域、提示されているグラフィック要素のサイズおよび/または形状は、いずれも本質的に説明用であるように意図されている。
[0049]図7は、特定の実施形態によるシステム700の構成要素を示している。システム700において、1名以上のユーザ702が、ユーザデバイス(例えば、ユーザデバイス704(1)〜(N)(ユーザデバイス704と総称)の集合のうちの或るユーザデバイス)を利用して、サービスプロバイダコンピュータ710(例えば、図1のサービスプロバイダコンピュータ104)によって提供されるネットワークページへとナビゲートすることができる。例えば、ユーザは、1つ以上のネットワーク708を介して、ユーザデバイス704上で実行されているアプリケーション706を介してアクセス可能なユーザインタフェースにアクセスすることができる。いくつかの態様において、ユーザデバイス704上で動作するアプリケーション706は、例えば1つ以上のサービスプロバイダコンピュータ710を利用することによって、コンピューティングリソースサービスまたはサービスプロバイダによってホストされ、管理され、さらには/あるいは提供され得る。
[0050]いくつかの例において、ネットワーク708は、ケーブルネットワーク、インターネット、無線ネットワーク、セルラネットワーク、ならびに他の私設および/または公衆ネットワークなど、多くの異なる種類のネットワークのうちの任意の1つまたはそれらの組み合わせを含むことができる。図示の例は、ネットワーク708を介してアプリケーション機能にアクセスするユーザ702を表しているが、説明される技術は、ユーザ702が固定電話、キオスク、または任意の他の適切なやり方にて1つ以上のユーザデバイス704を介してサービスプロバイダコンピュータ710と対話する場合にも同様に適用可能である。説明される技術が、他のクライアント/サーバ構成、ならびに非クライアント/サーバ構成(例えば、ローカルに格納されたアプリケーションなど)にも適用可能であることを、理解すべきである。
[0051]簡単に上述したように、アプリケーション706は、上述のさまざまな機能を提供するために、ユーザ702がサービスプロバイダコンピュータ710と対話することを可能にできる。例えば、ユーザは、アプリケーション706を利用して電子市場においてさまざまなアイテムをブラウズすることができる。少なくとも1つの例において、アプリケーション706は、ユーザのそれぞれのショッピングカートの閲覧をユーザ702にとって可能にするネットワークページを提示することができる。アプリケーション706を、小計、残り量(または、残り量のグラフィック表現)、ショッピングカートに関する地理的位置、1つ以上の関連アイテム、または上述の図に示した情報の任意の適切な組み合わせを提示するように構成することができる。アプリケーション706を、ショッピングカート情報を示すために提示されているネットワークページと同じネットワークページ内にそのような情報を提示するように構成することができる。
[0052]サービスプロバイダコンピュータ710は、おそらくサーバのクラスタ内に配置されるか、あるいはサーバファームとして配置されるが、ユーザデバイス704上で動作するアプリケーション706および/またはクラウドベースのソフトウェアサービスをホストすることができる。他のサーバアーキテクチャを使用してアプリケーション706および/またはクラウドベースのソフトウェアサービスをホストすることも可能である。ユーザデバイス704上で動作するアプリケーション706は、ユーザ702からの要求を処理し、それに応答して、ユーザデバイス704においてレンダリングされ得る種々のユーザインタフェースを提供することが可能であってよい。ユーザデバイス704上で動作するアプリケーション706は、検索エンジンサイト、アイテム詳細ページ、ネットワークページ110などのショッピングカートネットワークページなどを含むユーザ対話をサポートする任意の適切な種類のウェブサイトを提示することができる。説明される技術を、ユーザデバイス704上で実行されている他のアプリケーションなど、アプリケーション706の外部で同様に実装することが可能である。
[0053]ユーザデバイス704は、これらに限られるわけではないが携帯電話機、ハンドヘルドスキャナ、タッチスクリーンデバイス、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、シンクライアントデバイス、タブレットPC、電子書籍(eブック)リーダ、などの任意の適切な種類のコンピューティングデバイスであってよい。いくつかの例において、ユーザデバイス704は、ネットワーク708を介し、あるいは他のネットワーク接続を介して、サービスプロバイダコンピュータ710と通信することができる。
[0054]1つの例示の構成において、ユーザデバイス704は、少なくとも1つのメモリ712と、1つ以上の処理装置(または、プロセッサ)714とを含むことができる。プロセッサ714を、必要に応じて、ハードウェア、コンピュータ実行可能命令、ファームウェア、またはこれらの組み合わせにて実装することができる。プロセッサ714のコンピュータ実行可能命令またはファームウェアによる実装は、説明される種々の機能を実行するために任意の適切なプログラミング言語で記述されたコンピュータ実行可能命令または機械実行可能命令を含むことができる。
[0055]メモリ712は、プロセッサ714上にロードして実行可することができるプログラム命令、ならびにこれらのプログラムの実行中に生成されたデータを格納することができる。ユーザコンピューティングデバイスの構成および種類に応じて、メモリ712は、揮発性(ランダムアクセスメモリ(RAM)など)および/または不揮発性(読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、など)であってよい。さらに、ユーザデバイス704は、これらに限られるわけではないが磁気記憶装置、光ディスク、および/またはテープ記憶装置など、追加のリムーバブル記憶装置および/または非リムーバブル記憶装置を含むことができる。ディスクドライブおよびそれらに関連するコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、およびコンピューティングデバイスのための他のデータの不揮発性記憶を提供することができる。いくつかの実装例において、メモリ712は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、またはROMなど、複数の異なる種類のメモリを含むことができる。
[0056]メモリ712の内容にさらに詳しく目を向けると、メモリ712は、オペレーティングシステム714、1つ以上のデータストア715、ならびにアプリケーション706(例えば、ブラウザアプリケーション、電子市場ショッピングアプリケーション、など)を介して提供される本明細書に開示の流動エンドキャップエンジン102の機能を実装するための1つ以上のアプリケーションプログラム、モジュール、またはサービスを含むことができる。アプリケーション706を、ネットワークページまたはサービスプロバイダコンピュータ710との対話のための他のインタフェースを受信し、格納し、さらには/あるいは表示するように構成することができる。さらに、メモリ712は、アクセス証明書、ならびに/あるいはこれに限られるわけではないがユーザID、パスワード、および/または他のユーザ情報などの他のユーザ情報を、格納することができる。いくつかの例において、ユーザ情報は、これに限られるわけではないがデバイスID、クッキー、IPアドレス、場所、などのアカウントアクセス要求を認証するための情報を含むことができる。
[0057]さらに、ユーザデバイス704は、格納されたデータベース、別のコンピューティングデバイスまたはサーバ(例えば、サービスプロバイダコンピュータ710)、ユーザ端末、および/またはネットワーク708上の他のデバイスとの通信をユーザデバイス704にとって可能にする通信接続716を含むことができる。さらに、ユーザデバイス704は、キーボード、マウス、ペン、音声入力装置、タッチ入力装置、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ、などのI/O装置718も含むことができる。
[0058]いくつかの態様において、サービスプロバイダコンピュータ710はまた、これに限られるわけではないが携帯電話機、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、サーバコンピュータ、シンクライアントデバイス、タブレットPC、などの任意の適切な種類のコンピューティングデバイスであってよい。さらに、いくつかの実施形態においては、サービスプロバイダコンピュータ710が、ホスト型コンピューティング環境において実装されたもう1つの仮想マシンによって実行されることに留意されたい。ホスト型コンピューティング環境は、1つ以上の迅速に提供および解放されるコンピューティングリソースを含むことができ、そのようなコンピューティングリソースは、コンピューティング、ネットワーキング、および/またはストレージデバイスを含むことができる。ホスト型コンピューティング環境は、クラウドコンピューティング環境とも呼ばれることもある。いくつかの例において、サービスプロバイダコンピュータ710は、ネットワーク708または他のネットワーク接続を介して、ユーザデバイス704および/または他のサービスプロバイダと通信することができる。サービスプロバイダコンピュータ710は、おそらくクラスタ内に配置され、サーバファームとして配置され、あるいは互いに関連付けられていない個別のサーバとして配置された1つ以上のサーバを含むことができる。これらのサーバを、統合型分散コンピューティング環境の一部として本明細書に記載の機能を実装するように構成することができる。
[0059]1つの例示の構成において、サービスプロバイダコンピュータ710は、少なくとも1つのメモリ728と、1つ以上の処理装置(または、プロセッサ)730とを含むことができる。プロセッサ730を、必要に応じて、ハードウェア、コンピュータ実行可能命令、ファームウェア、またはこれらの組み合わせにて実装することができる。プロセッサ730のコンピュータ実行可能命令またはファームウェアによる実装は、説明される種々の機能を実行するために任意の適切なプログラミング言語で記述されたコンピュータ実行可能命令または機械実行可能命令を含むことができる。
[0060]メモリ728は、プロセッサ730上にロードして実行可することができるプログラム命令、ならびにこれらのプログラムの実行中に生成されたデータを格納することができる。サービスプロバイダコンピュータ710の構成および種類に応じて、メモリ728は、揮発性(RAMなど)および/または不揮発性(ROM、フラッシュメモリ、など)であってよい。さらに、サービスプロバイダコンピュータ710またはサーバはまた、リムーバブル記憶装置および/または非リムーバブル記憶装置を含むことができる追加の記憶装置732を含むことができる。追加の記憶装置732は、これらに限られるわけではないが磁気記憶装置、光ディスク、および/またはテープ記憶装置を含むことができる。ディスクドライブおよびそれらに関連するコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、およびコンピューティングデバイスのための他のデータの不揮発性記憶を提供することができる。いくつかの実装例において、メモリ728は、SRAM、DRAM、またはROMなど、複数の異なる種類のメモリを含むことができる。
[0061]メモリ728、ならびにリムーバブルおよび非リムーバブルの両方の追加の記憶装置732は、いずれもコンピュータ可読記憶媒体の例である。例えば、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法または技術で実装された揮発性または不揮発性のリムーバブルまたは非リムーバブルな媒体を含むことができる。メモリ728および追加の記憶装置732は、いずれもコンピュータ記憶媒体の例である。サービスプロバイダコンピュータ710内に存在し得るコンピュータ記憶媒体のさらなる種類として、これらに限られるわけではないがPRAM、SRAM、DRAM、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、または他のメモリ技術、CD−ROM、DVD、または他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶装置、あるいは所望の情報を格納するために使用することができ、サービスプロバイダコンピュータ710によるアクセスが可能である任意の他の媒体を挙げることができる。上記のいずれかの組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0062]あるいは、コンピュータ可読通信媒体が、コンピュータ可読命令、プログラムモジュール、あるいは搬送波などのデータ信号または他の伝送において伝送される他のデータを含むことができる。しかしながら、本明細書において使用されるとき、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読通信媒体を含まない。
[0063]さらに、サービスプロバイダコンピュータ710は、格納されたデータベース、別のコンピューティングデバイスまたはサーバ、ユーザ端末、および/またはネットワーク708上の他のデバイスとの通信をサービスプロバイダコンピュータ710にとって可能にする通信接続734を含むことができる。さらに、サービスプロバイダコンピュータ710はまた、キーボード、マウス、ペン、音声入力装置、タッチ入力装置、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ、などのI/O装置736も含むことができる。
[0064]メモリ728の内容にさらに詳しく目を向けると、メモリ728は、オペレーティングシステム740、1つ以上のデータストア742、ならびに/あるいは流動エンドキャップエンジン102によって提供される機能などの本明細書に開示の機能を実装するための1つ以上のアプリケーションプログラム、モジュール、またはサービスを含むことができる。
[0065]図8は、少なくとも1つの実施形態による機能を実行することができる複数のモジュール802を含む図1の流動エンドキャップエンジン102のための典型的なコンピュータアーキテクチャ800の概略図である。モジュール802は、ソフトウェアモジュール、ハードウェアモジュール、またはそれらの組み合わせであってよい。モジュール802がソフトウェアモジュールである場合、モジュール802を、コンピュータ可読媒体上に具現化し、本明細書で説明される任意のコンピュータシステム内のプロセッサによって処理することができる。本明細書において説明される任意のモジュールまたはデータストアが、いくつかの実施形態において、対応する計算を行うために必要とされる種類のデータの管理を担当するサービスであり得ることに、注意すべきである。モジュール802は、図7のサービスプロバイダコンピュータ710上で動作する流動エンドキャップエンジン102の一部として存在でき、あるいはモジュールは、サービスプロバイダコンピュータ710の外部の別個のモジュールまたはサービスとして(例えば、図7のユーザデバイス704上で動作する図7のアプリケーション706の一部として)存在してもよい。
[0066]図8に示される実施形態においては、ユーザプロファイルデータストア804、販売者プロファイルデータストア805、在庫データストア806、および統計モデルデータストア807が示されているが、データを、本明細書に記載の機能を達成するために、流動エンドキャップエンジン102にとってリモートまたはローカルな種々のデータストアに維持し、導出し、あるいはその他のやり方でアクセスすることができる。少なくとも1つの実施形態において、本明細書で説明されるデータストアは、ユーザデバイス704上に物理的に位置することができ、あるいはデータストアの任意の適切な組み合わせを、サービスプロバイダコンピュータ710の一部として動作させることができ、例えば流動エンドキャップサービスの一部として動作させることができる。図8に示されるように、流動エンドキャップエンジン102は、アプリケーションプログラミングインタフェース808、入力処理モジュール810、条件管理モジュール812、統計モデルマネージャ814、エンドキャップポピュレーションエンジン、および出力マネージャ818などの種々のモジュールを含む。モジュール808、810、812、814、816、および818のいくつかの機能が、以下で説明される。しかしながら、読者の利益のために、各々のモジュールの簡単な説明(ただし、これに限られるわけではない)を、以下の段落に提示する。少なくとも1つの実施形態によれば、ショッピングカートに関連付けられたネットワークページによってアイテム情報を提供するためのプロセスが可能にされる。
[0067]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102は、アプリケーションプログラミングインタフェース808を含む。一般に、アプリケーションプログラミングインタフェース808は、本明細書に提示される任意の例に関して、流動エンドキャップエンジン102(または、流動エンドキャップエンジン102のモジュール)から任意の適切な情報を受信し、さらには/あるいは流動エンドキャップエンジン102(または、流動エンドキャップエンジン102のモジュール)に任意の適切な情報を提供するために利用され得る。
[0068]図面に示されている実施形態において、流動エンドキャップエンジン102の構成要素である入力処理モジュール810を、例えばアプリケーション706から任意の適切な情報を受け取るように構成することができる。いくつかの場合には、入力処理モジュール810を、電子市場内でのユーザの活動に関連する情報を受信するように構成することができる。入力処理モジュール810によって受信された情報は、図7のアプリケーション706を利用するユーザによって実行されたさまざまな行動に対応し得る。これに限られるわけではない例として、入力処理モジュール810は、上述のネットワークページ110内に提示された種々のセクション内をナビゲートするためのナビゲーション要求を受信することができる。そのようなナビゲーション要求は、ユーザがショッピングカートに関連付けられたアイテムについてナビゲートを望んでいることを知らせることができる。いくつかの例において、ナビゲーション要求は、ネットワークページ110の注目アイテムセクション内をナビゲートしたいというユーザの希望を示すことができる。入力処理モジュール810は、そのようなナビゲーション要求を、例えばそのユーザに関するユーザプロファイルに格納するように構成されてよく、ユーザプロファイルは、そのような情報を格納するように構成されたデータストアであるユーザプロファイルデータストア804に格納される。入力処理モジュール810は、インタフェース要素の選択、スクロール動作、ページ送り動作、カートへの追加および/またはカートからの削除、などのユーザによって行われた1つ以上のナビゲーション動作を示す任意の適切な情報を格納することができる。
[0069]少なくとも1つの実施形態において、入力処理モジュール810は、ショッピングカートのアイテムセットに関するアイテム情報を受信することができる。いくつかの例において、入力処理モジュール810は、アプリケーション706から直接、アイテム情報(例えば、アイテム識別子、アイテム属性、など)を受信することができる。これに加え、あるいはこれに代えて、入力処理モジュール810は、電子市場で提供されるアイテムのカタログを格納するように構成されたデータストアである在庫データストア806から、アイテムに関するアイテム情報を取得することができる。個々のアイテムとショッピングカートとの間の関連付けを、入力処理モジュール810によって、ユーザプロファイルデータストア804において、ユーザに関するユーザプロファイルに格納することができる。
[0070]少なくとも1つの実施形態において、入力処理モジュール810は、ユーザのショッピングカートにアイテムを追加し、さらには/あるいはユーザのショッピングカートからアイテムを削除するためのアプリケーション706を介して開始される要求を受信するように構成され得る。いくつかの例において、入力処理モジュール810は、要求に応答してアイテム情報を取得するために在庫データストア806にアクセスすることができる。入力処理モジュール810は、適切な追加/削除を反映するようにユーザプロファイルデータストア804内のユーザに関するショッピングカートを更新するようにさらに構成され得る。入力処理モジュール810は、電子市場のネットワークページを提供および/または更新するように構成された流動エンドキャップエンジン102の構成要素である出力マネージャ818と対話することができる。具体的には、入力処理モジュール810は、アイテムがショッピングカートに追加され、あるいはショッピングカートから削除されたことを示すように、出力マネージャ818にネットワークページ110を更新させることができる。これに限られるわけではないが、一例においては、ショッピングカートへのアイテムの追加またはショッピングカートからのアイテムの削除によって、アイテム情報セクション(例えば、上述のアイテム情報セクション112)が更新され得る。
[0071]少なくとも1つの実施形態において、入力処理モジュール810は、(例えば、アプリケーション706を介して)ユーザから注文要求を受信するように構成され得る。入力処理モジュール810は、注文要求の受信に応答して、注文を完了させるための手続き(例えば、請求および/または配送情報の入力、注文の確認、など)に関する1つ以上のネットワークページを出力マネージャ818に提供させるようにさらに構成され得る。注文要求を受信した後、注文が完了したとき、または任意の適切な時点において、入力処理モジュール810は、ユーザによって開始された注文に関する注文詳細を示す過去購入情報(例えば、過去購入履歴)を格納および維持する。入力処理モジュール810は、ユーザに関する任意の適切な履歴情報(ナビゲーション履歴および/または過去購入履歴を含む)を、ユーザプロファイルデータストア804において、ユーザに関連付けられたレコードに格納することができる。
[0072]少なくとも1つの実施形態において、入力処理モジュール810は、ショッピングカートに関する1つ以上の制限を強制するように構成され得る。これに限られるわけではない例として、ショッピングカートに関連付けられたアイテムが、共通の販売者などの共通の属性に関連付けられなければならない場合があり得る。そのような場合、制限されているアイテムを追加する要求を受信すると、入力処理モジュール810は、出力マネージャ818によって、アイテムがショッピングカートに追加されなかった旨および/またはアイテムをショッピングカートに追加できない旨の指示をアプリケーション706を介してユーザへともたらすことができる。任意の適切な種類の制限を、ショッピングカートに関連付けることが可能であり、共通の販売者は、あくまでも説明のための例として提示されているにすぎない。
[0073]少なくとも1つの実施形態において、条件管理モジュール812は、ユーザのショッピングカートに関連付けられているアイテムセットのアイテム情報を取得するように構成され得る。いくつかの例において、条件管理モジュール812は、そのような情報を入力処理モジュール810から受信するように構成され得る。他の例において、条件管理モジュール812は、そのような情報の全体または一部を、ユーザに関するユーザプロファイルにアクセスすることによってユーザプロファイルデータストア804から取り出すことができる。条件管理モジュール812は、ショッピングカートについての1つ以上のしきい値条件を決定するようにさらに構成され得る。例えば、条件管理モジュール812は、販売者に関するプロファイルに、そのような情報を格納するように構成されたデータストアである販売者プロファイルデータストア805からアクセスすることができる。条件管理モジュール812は、販売者に関する1つ以上のしきい値条件の存在を示す情報を出力マネージャ818に表示させるようにさらに構成され得る。例えば、条件管理モジュール812は、上述の図において説明した条件情報セクションを出力マネージャ818に提示させることができる。しきい値条件の例として、これらに限られるわけではないが、最小合計購入金額、全アイテムの最少/最大数量、特定のアイテムの最少/最大数量、温度要件(例えば、冷凍/冷蔵/凍結/加熱/などの状態に保たれなければならないアイテム)、最小/最大合計重量(50ポンド未満/50ポンド超)、最小/最大合計体積(例えば、輸送用コンテナの総容量未満)、などを挙げることができる。
[0074]少なくとも1つの実施形態において、条件管理モジュール812は、残り値、すなわちショッピングカートの現在の状態(例えば、小計金額、カートのアイテムの数量、特定のアイテムの数量、ショッピングカートの全アイテムの温度要件、ショッピングカートの現在の合計重量、ショッピングカートの現在の合計体積、など)としきい値条件(例えば、最小および/または最大合計購入金額、アイテムの最少および/または最大数量、特定のアイテムの最少および/または最大数量、温度/温度範囲の要件、最小および/または最大重量、地理的要件、最小および/または最大体積の要件)との間の差を、計算するように構成され得る。条件管理モジュール812は、条件および/または条件に関する状態をユーザに知らせるために、出力マネージャ818によって残り値ならびに/あるいは追加のテキストおよび/またはグラフィック要素を提示するように構成され得る。条件が特定の数のアイテムをショッピングカートに関連付けることを求め、あるいはアイテムに関して特定の数量を満たすことを求めている場合、条件管理モジュール812は、条件が満たされるために必要な追加のアイテムの数/数量を示す残り値を計算することができる。一般に、条件管理モジュール812は、ショッピングカートの現在の状態とショッピングカートに関するしきい値条件との間の差を計算するように構成され得る。
[0075]少なくとも1つの実施形態において、条件管理モジュール812は、出力マネージャ818にインタフェース要素(例えば、チェックアウトボタン)を提示させる(または、無効であったインタフェース要素を有効にさせる)ように構成され得る。例えば、条件管理モジュール812は、ショッピングカート(および/または、ショッピングカートに含まれるアイテムの販売者)に関する条件が満たされていると判断することができる。したがって、条件管理モジュール812は、条件が満たされたという指示を出力マネージャ818へと送信することができる。出力マネージャ818は、条件が満たされたという指示を受信すると、ユーザが注文を完了させることができるように、インタフェース要素を提示し、さらには/あるいは無効であったインタフェース要素を有効にするように構成され得る。
[0076]少なくとも1つの実施形態において、流動エンドキャップエンジン102の構成要素である統計モデルマネージャ814は、例えばユーザプロファイルデータストア804からユーザに関する履歴情報(例えば、ナビゲーション履歴、過去購入履歴、など)を取り出すように構成され得る。ユーザに関する履歴情報は、いくつかの例を挙げると、検索履歴、欲しい物のリストの内容、ショッピングカートの中身、ナビゲーション履歴、選択履歴、購入履歴、配送選択、レビュー内容、を含むことができる。さらに、履歴情報は、以前に提示された注目アイテムリストに対するユーザによる対話に関する対話情報を含み得る。統計モデルマネージャ814は、ユーザに関する履歴情報に基づいて、ユーザに関するさまざまな相関関係を判断するための1つ以上の統計モデルを提供および維持するように構成され得る。
[0077]例えば、統計モデルマネージャ814は、ユーザの履歴情報(例えば、ナビゲーション履歴、過去購入履歴、など)に基づいて統計モデルを訓練して、アイテムの属性(例えば、名称、説明、銘柄、販売価格、希望小売価格、アイテム分類、など)とユーザの購入との間のさまざまな相関関係を明らかにすることができる。統計モデルマネージャ814は、電子市場の他のユーザの履歴情報を取得するようにさらに構成され得る。いくつかの例において、そのような情報は、在庫データストア806の一部として格納され得る。統計モデルマネージャ814は、電子市場の他のユーザに関する閲覧履歴および/または電子市場内で提供されるアイテムに関する顧客転換率を利用して、統計モデルを訓練することができる。統計モデルは、アイテム情報および/またはユーザに関する情報を入力として受け取り、ユーザがアイテムを購入する可能性を示すアイテムごとのスコアを提供することができる。例えば、統計モデルは、ユーザが過去において比較的頻繁に電子デバイスを購入しているという理由で、ユーザが特定の電子デバイスを購入する可能性が高い(例えば、75%の可能性、50%を超える可能性、など)と判断するように訓練され得る。これに限られるわけではないが、別の例として、モデルは、特定のアイテムが電子市場の他のユーザによってしきい値回数を超えて購入されているという理由で、ユーザがその特定のアイテムを購入する可能性が高いことを示すことができる。
[0078]少なくとも1つの実施形態において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、ネットワークページ110上に提示されるべきアイテムセットを特定するように構成され得る。これに限られるわけではない例として、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、上記の図に関連して説明したように、注目アイテムセクションに提示されるべき注目アイテムの数を決定するように構成され得る。エンドキャップポピュレーションエンジン816は、候補アイテムセットを決定するように構成され得る。いくつかの例において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、在庫データストア806にアクセスして、カタログ内で提供されるアイテムの全部または何らかの一部についてアイテム情報を取得するように構成され得る。いくつかの例において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、カタログに対して関連アイテム検索を実行して、すでにユーザのショッピングカートに関連付けられている1つ以上のアイテムに関連するいくつかの関連アイテムを決定することができる。エンドキャップポピュレーションエンジン816は、ショッピングカートにすでに関連付けられている1つ以上のアイテムとの類似度に従って関連アイテムをランク付けすることができる。いくつかの例において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、ランク付けに従って関連アイテムの何らかの一部を選択することができる。
[0079]少なくとも1つの実施形態において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、個々のアイテムに関する閲覧履歴(例えば、そのアイテムが電子市場のユーザによって何回閲覧されたか)および/または顧客転換率に基づいて、電子市場における人気アイテムを特定するように構成され得る。少なくとも1つの実施形態において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、ユーザに関するユーザプロファイルにアクセスして追加のショッピングカート(例えば、欲しい物リスト、お気に入りリスト、など)を特定し、注目されるべき候補アイテムセットを決定することができる。少なくとも1つの実施形態において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、地理的領域を利用して、注目されるべき候補アイテムセット(例えば、その地理的領域内で提供される他のアイテム)を決定することができる。エンドキャップポピュレーションエンジン816は、ユーザに関する過去購入履歴および/または閲覧履歴にアクセスして、候補アイテムセットを決定するようにさらに構成され得る。本明細書において示した例は、すべてを列挙し尽くすものではなく、候補アイテムセットを決定するために、特定のユーザ、電子市場の他のユーザ、またはカタログの個々のアイテムに関する任意の適切な情報を、エンドキャップポピュレーションエンジン816によって利用できることを理解すべきである。
[0080]ネットワークページ110における注目されるべき候補アイテムセットを決定すると、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、候補アイテムセットに関するアイテム情報を、スコア付けのために統計モデルマネージャ814に提示するように構成され得る。統計モデルマネージャ814は、アイテム情報を受け取り、候補アイテムセットの各々のアイテムについてスコアを生成し、対応するスコアをエンドキャップポピュレーションエンジン816に提供するように構成され得る。少なくとも1つの実施形態によれば、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、統計モデルマネージャ814によって提供されたスコアに従って候補アイテムセットをランク付けするように構成され得る。いくつかの例において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、出力マネージャ818に、ランク付けに従って候補アイテムセットを提示させることができる。少なくとも1つの実施形態において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、ネットワークページ110内に表示するために、候補アイテムセットのうちの一部(例えば、40個のうちの20個、100個のうちの10個など)を出力マネージャ818に提供することができる。少なくとも1つの例において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、ランク付けに少なくとも部分的に基づいて、候補アイテムセットのうちの特定の一部を決定することができる。
[0081]図9は、少なくとも1つの実施形態による図1の流動エンドキャップエンジン102を利用してアイテム情報を提供するための典型的な方法900を示すフローチャートである。方法900は、ブロック902で始まることができ、電子市場において消費のために提供される第1のアイテムに関する第1のアイテム情報を、(例えば、図8の入力処理モジュール810によって)受信することができる。いくつかの例において、第1のアイテム情報は、第1のアイテムに関する販売者および/または第1の価格を含むことができる。
[0082]ブロック904において、第1のアイテム情報に少なくとも部分的に基づいて(例えば、図8の条件管理モジュール812によって)しきい値量を決定することができる。少なくとも1つの例において、しきい値量は、第1の価格とアイテムの最小合計購入金額との間の差を示すことができる。少なくとも1つの例において、最小合計購入金額は、第1のアイテムの注文を完了させることを可能にする前に満たされ、あるいは超えられるべきしきい値条件であり得る。上述のように、条件管理モジュール812は、例えば第1のアイテムに関する販売者に関するプロファイルから、最小合計購入金額を特定することができる。
[0083]ブロック906において、入力処理モジュール810および/または条件管理モジュール812は、電子市場のネットワークページへの第1のアイテム情報およびしきい値量の提示を生じさせることができる。いくつかの例において、ネットワークページ(例えば、ネットワークページ110)は、モバイルデバイス(例えば、ネットワークページ110をレンダリングするように構成された図7のアプリケーション706を介して図1の電子デバイス106)へと提供され得る。
[0084]ブロック908において、出力マネージャ818は、ネットワークページ110への第2のアイテムの電子的表現(例えば、アイテムの画像または他の適切なアイテム情報)の表示を生じさせることができる。少なくとも1つの実施形態において、第2のアイテムは、第1のアイテムに関係があってよい(例えば、類似のアイテム分類、関連アイテム)。他の実施形態において、第2のアイテムは、第1の価格と最小合計購入金額との間の差に関係があってよい(例えば、差以下の金額で買えるアイテム)。第2のアイテムは、ユーザまたは電子市場の他のユーザによってすでに購入されたアイテムに関係してもよい。第2のアイテムは、人気のあるアイテム(例えば、ユーザまたは電子市場の他のユーザによってしきい値回数を超えて注文されたアイテム)であってよい。いくつかの例において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、第1のアイテム情報(例えば、名前、購入価格、割引価格、アイテムの説明、銘柄、アイテム分類、色、材料、製造者、など)に少なくとも部分的に基づいて第2のアイテムを決定することができる。
[0085]ブロック910において、第2のアイテムが注文に含まれたという指示を(例えば、入力処理モジュール810によって)受信することができる。少なくとも1つの例において、指示は、ネットワークページから(例えば、ユーザの動作を介して)開始されてよい。
[0086]ブロック912において、更新されたしきい値量を(例えば、条件管理モジュール812によって)計算することができる。少なくとも1つの例において、更新されたしきい値量は、少なくとも部分的に第1の価格および第2の価格に基づくことができる。
[0087]ブロック914において、入力処理モジュール810は、出力マネージャ818を利用して、ネットワークページへの第2のアイテム情報の提示を生じさせることができる。ブロック918において、条件管理モジュール812は、出力マネージャ818を利用して、ネットワークページへの更新されたしきい値量の提示を生じさせることができる。少なくとも1つの例においては、更新されたしきい値量を、第1の価格と第2の価格との組み合わせが注文の完了を可能にするために必要とされる最小合計購入金額よりも少ないという判断に少なくとも部分的に基づいて、ネットワークページ上に提示することができる。
[0088]ブロック918において、条件管理モジュール812は、出力マネージャ818を利用して、ネットワークページのインタフェース要素を有効にすることができる。インタフェース要素を、第1の価格と第2の価格との組み合わせが購入すべきアイテムの最小合計購入金額を満たし、あるいは超えたという(例えば、条件管理モジュール812による)判断に少なくとも部分的に基づいて、有効にすることができる。少なくとも1つの実施形態において、インタフェース要素(例えば、図5のインタフェース要素508)は、注文の完了に関するものであってよい。
[0089]図10は、少なくとも1つの実施形態による図1の流動エンドキャップエンジン102を利用してアイテム情報を提供するためのさらなる典型的な方法1000を示すフローチャートである。方法1000は、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成された1つ以上のメモリと、メモリにアクセスし、コンピュータ実行可能命令を実行することで、方法1000の動作を実行するように構成された1つ以上のプロセッサとを備えるシステムによって実行され得る。
[0090]方法1000は、ブロック1002で始まることができ、ブロック1002において、電子市場の未定の注文に関するアイテムセットを(例えば、図8の入力処理モジュール810によって)取得することができる。少なくとも1つの実施形態において、未定の注文は、未定の注文の完了を可能にすることができる前に満たされなければならず、あるいは超えられなければならないしきい値条件に関係し得る。しきい値条件の例として、最小合計購入金額、全アイテムの最少/最大数量、特定のアイテムの最少/最大数量、温度要件(例えば、冷凍/冷蔵/凍結/加熱/などの状態に保たれなければならないアイテム)、最小/最大合計重量、最小/最大合計体積(例えば、輸送用コンテナの総コンテナ容量未満)、などを挙げることができる。
[0091]ブロック1004において、図8の出力マネージャ818は、アイテムセットに関するアイテム情報、複数の関連アイテムの一部の電子的表現、および残り値を、モバイルデバイス(例えば、図1の電子デバイス106)によって提示されるネットワークページ(例えば、ネットワークページ110)上に表示させることができる。少なくとも1つの例において、残り値は、アイテムセットの現在の状態としきい値条件との間の差を示すことができる。いくつかの例において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、アイテムに関するアイテム情報に少なくとも部分的に基づいて複数の関連アイテムを特定することができる。
[0092]ブロック1006において、複数の関連アイテムのうちの或る関連アイテムを未定の注文に関連付ける要求を、(例えば、入力処理モジュール810によって)受信することができる。ブロック1008において、未定の注文のアイテムセットを、(例えば、入力処理モジュール810によって)関連アイテムで更新することができる。この更新に少なくとも部分的に基づいて、ブロック1012において、残り値を(例えば、条件管理モジュール812によって)修正し、(例えば、出力マネージャ818によって)表示することができる。
[0093]図11は、少なくとも1つの実施形態による図1の流動エンドキャップエンジン102を利用してアイテム情報を提供するための1つのさらなる典型的な方法1100を示すフローチャートである。コンピュータ可読媒体は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに少なくとも1つのコンピュータに方法1100の動作を含む命令を実行させるコンピュータ実行可能命令を格納することができる。
[0094]方法1100は、ブロック1102で始まることができ、ブロック1102において、図8の入力処理モジュール810は、図8の出力マネージャ818を利用して、未定の注文に関するアイテムのアイテム情報を電子市場のネットワークページ(例えば、ネットワークページ110)上に表示させることができる。少なくとも1つの例において、ネットワークページは、モバイルデバイス(例えば、図1の電子デバイス106)によって提供され得る。
[0095]ブロック1104において、条件管理モジュール812は、出力マネージャ818を利用して、残り値をネットワークページ110上に表示させることができる。少なくとも1つの例において、残り値は、未定の注文の完了が可能になる前に満たされるべきしきい値条件を示すことができる。
[0096]ブロック1106において、エンドキャップポピュレーションエンジン816は、出力マネージャ818を利用して、1つ以上の関連アイテムの電子的表現をネットワークページ110上に表示させることができる。少なくとも1つの例において、電子的表現は、関連アイテムに関する関連アイテム情報の一部(例えば、関連アイテムに関するアイテム画像または他の適切なアイテム情報)を個々に含む。少なくとも1つの実施形態において、1つ以上の関連アイテムは、アイテムおよび/またはしきい値条件に関係があってよい。
[0097]ブロック1108において、特定の関連アイテムを未定の注文に関連付けるというユーザの要求を、(例えば、入力処理モジュール810によって)受け取ることができる。
[0098]ブロック1110において、このユーザの要求に少なくとも部分的に基づき、表示された残り値を、(例えば、条件管理モジュール812によって出力マネージャ818を利用して)更新することができる。例えば、条件管理モジュール812は、ショッピングカートの現在の状態に関する値(例えば、カート内のアイテムの総数、特定のアイテムの総数、合計重量、合計体積、カート内のアイテムについて必要な最小/最大温度/温度範囲、など)を計算し、ショッピングカートの現在の状態としきい値条件との間の差を計算することができる。したがって、残り値は、さらに20ドルが必要であること、アイテムがさらに5つ必要であること、特定のアイテムがさらに3つ必要であること、追加のアイテムが3立方インチ未満でなければならないこと、さらに3ポンドが必要であること、などを示すことができる。
[0099]ブロック1112において、条件管理モジュール812は、出力マネージャ818を利用して、しきい値条件が満たされたと判断されたときにネットワークページ110のインタフェース要素を選択可能にすることができる。少なくとも1つの例において、インタフェース要素は、未定の注文の完了に関係するインタフェース要素であってよい。
[0100]図12は、種々の実施形態による態様を実装するための典型的なシステム1200の態様を示している。理解されるように、ウェブベースの環境が説明の目的で使用されているが、種々の実施形態を実装するために、さまざまな環境を必要に応じて使用することができる。環境は、適切なネットワーク1204を介して要求、メッセージ、または情報を送信および受信し、情報をデバイスのユーザへと返送するように動作することができる任意の適切なデバイスを含むことができる電子クライアントデバイス1202を含む。そのようなクライアントデバイスの例として、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、ハンドヘルドメッセージングデバイス、ラップトップコンピュータ、セットトップボックス、携帯情報端末、電子ブックリーダ、などが挙げられる。ネットワークは、イントラネット、インターネット、セルラネットワーク、ローカルエリアネットワーク、あるいは任意の他のそのようなネットワークまたはそれらの組み合わせなど、任意の適切なネットワークを含むことができる。そのようなシステムに使用される構成要素は、選択されたネットワークおよび/または環境の種類に少なくとも部分的に依存し得る。そのようなネットワークを介して通信するためのプロトコルおよび構成要素は、周知であり、本明細書では詳細には説明しない。ネットワークを介した通信を、有線または無線接続およびそれらの組み合わせによって可能にすることができる。この例においては、環境が、要求を受信し、それに応答してコンテンツを提供するためのウェブサーバ1206を含むがゆえに、ネットワークはインターネットを含むが、他のネットワークにおいては、当業者にとって明らかであるとおり、同様の目的を果たす代替の装置を使用することが可能である。
[0101]典型的な環境は、少なくとも1つのアプリケーションサーバ1208と、データストア1210とを含む。適切なデータストアからデータを取得するなどのタスクを実行するように、連鎖または他のやり方で構成されて対話することができるいくつかのアプリケーションサーバ、レイヤ、あるいは他の要素、プロセス、または構成要素が存在できることを、理解すべきである。本明細書において使用されるとき、用語「データストア」は、データの格納、アクセス、および取り出しが可能な任意のデバイスまたはデバイスの組み合わせを指し、任意の標準、分散、またはクラスタ環境における任意の組み合わせおよび数のデータサーバ、データベース、データ記憶装置、およびデータ記憶媒体を含むことができる。アプリケーションサーバは、必要に応じてデータストアと協働して、クライアントデバイスのための1つ以上のアプリケーションの態様を実行し、アプリケーションのデータアクセスおよびビジネスロジックの大部分を処理するための任意の適切なハードウェアおよびソフトウェアを含むことができる。アプリケーションサーバは、データストアと協働してアクセス制御サービスを提供し、ユーザへと伝えられるテキスト、グラフィック、オーディオ、および/またはビデオなどのコンテンツを生成することができ、これらのコンテンツは、この例においてはハイパーテキストマークアップ言語(「HTML」)、拡張マークアップ言語(「XML」)、または別の適切な構造化言語の形式でウェブサーバによってユーザへと提供され得る。すべての要求および応答の処理、ならびに電子クライアントデバイス1202とアプリケーションサーバ1208との間のコンテンツの配信を、ウェブサーバによって処理することができる。本明細書で論じられる構造化コードは、本明細書の他の場所で論じられるように任意の適切なデバイスまたはホストマシン上で実行することが可能であるため、ウェブおよびアプリケーションサーバは、必須ではなく、単に例示の構成要素にすぎないことを、理解すべきである。
[0102]データストア1210は、いくつかの別々のデータテーブル、データベース、または他のデータ記憶機構、ならびに特定の態様に関するデータを格納するための媒体を含むことができる。例えば、図示のデータストアは、制作側のためのコンテンツを提供するために使用することができる制作データ1212およびユーザ情報1216を格納するための機構を含む。さらに、データストアは、報告、分析、または他のそのような目的のために使用することができるログデータ1214を格納するための機構を含むように示されている。ページ画像情報およびアクセス権情報など、データストアに格納する必要があるかもしれない多数の他の態様が存在し得ることを理解すべきであり、それらを必要に応じて上述した機構のいずれかまたはデータストア1210内のさらなる機構に格納することができる。データストア1210は、データストア1210に関連付けられたロジックを通じて、アプリケーションサーバ1208から命令を受信し、それに応答してデータを取得し、更新し、あるいはその他の方法で処理するように動作可能である。一例において、ユーザは、特定の種類のアイテムについての検索要求を提出することができる。この場合、データストアは、ユーザ情報にアクセスしてユーザの身元を確認し、カタログ詳細情報にアクセスしてその種類のアイテムに関する情報を取得することができる。次いで、この情報を、ユーザが電子クライアントデバイス1202上のブラウザを介して閲覧することができるウェブページ上の結果リストなどにて、ユーザへと返送することができる。関心のある特定のアイテムについての情報を、ブラウザの専用のページまたはウィンドウで閲覧することができる。
[0103]各々のサーバは、典型的には、そのサーバの一般的な管理および動作のための実行可能プログラム命令を提供するオペレーティングシステムを含み、典型的には、サーバのプロセッサによって実行されたときにサーバがその意図された機能を実行することを可能にする命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体(例えば、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、など)を含む。オペレーティングシステムおよびサーバの一般的な機能についての適切な実装例は、既知であり、あるいは市販されており、当業者であれば、とくには本明細書の開示に照らして、容易に実装される。
[0104]一実施形態における環境は、1つ以上のコンピュータネットワークまたは直接接続を使用して通信リンクを介して相互接続されるいくつかのコンピュータシステムおよび構成要素を利用する分散コンピューティング環境である。しかしながら、そのようなシステムが、図12に示されているよりも少数または多数の構成要素を有するシステムにおいても同様にうまく動作できることを、当業者であれば理解できるであろう。したがって、図12のシステム1200の説明は、本質的に例示として解釈されるべきであり、本開示の範囲を限定するものとして解釈されてはならない。
[0105]さらに、種々の実施形態は、いくつかの場合においては任意のいくつかのアプリケーションを動作させるために使用することができる1つ以上のユーザコンピュータ、コンピューティングデバイス、または処理デバイスを含むことができる幅広くさまざまな動作環境において実装可能である。ユーザまたはクライアントデバイスは、標準的なオペレーティングシステムを動作させるデスクトップまたはラップトップコンピュータなどの任意のいくつかの汎用パーソナルコンピュータ、ならびにモバイルソフトウェアを動作させ、いくつかのネットワーキングおよびメッセージングプロトコルをサポートすることができるセルラ、ワイヤレス、およびハンドヘルドデバイスを含むことができる。さらに、そのようなシステムは、種々の市販のオペレーティングシステムのいずれか、ならびに開発およびデータベース管理などの目的のための他の既知のアプリケーションを動作させるいくつかのワークステーションを含むことができる。これらのデバイスは、ダミー端末、シンクライアント、ゲーミングシステム、およびネットワークを介して通信することができる他のデバイスなどの他の電子デバイスも含むことができる。
[0106]大部分の実施形態は、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(「TCP/IP」)、開放型システム間相互接続(「OSI」)、ファイル転送プロトコル(「FTP」)、ユニバーサルプラグアンドプレイ(「UpnP」)、ネットワークファイルシステム(「NFS」)、共通インターネットファイルシステム(「CIFS」)、およびAppleTalk(登録商標)などの種々の市販のプロトコルのいずれかを使用した通信をサポートするために当業者にとってよく知られていると考えられる少なくとも1つのネットワークを利用する。ネットワークは、例えば、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、仮想私設ネットワーク、インターネット、イントラネット、エクストラネット、公衆交換電話網、赤外線ネットワーク、無線ネットワーク、およびこれらの任意の組み合わせであってよい。
[0107]ウェブサーバを利用する実施形態において、ウェブサーバは、ハイパーテキスト転送プロトコル(「HTTP」)サーバ、FTPサーバ、コモンゲートウェイインタフェース(「CGI」)サーバ、データサーバ、Java(登録商標)サーバ、およびビジネスアプリケーションサーバを含む種々のサーバまたは中間階層アプリケーションのいずれかを実行することができる。さらに、サーバは、例えばJava(登録商標)、C、C#、またはC++などの任意のプログラミング言語、あるいはPerl、Python、またはTCLなどのスクリプト言語、ならびにこれらの組み合わせにて記述された1つ以上のスクリプトまたはプログラムとして実装され得る1つ以上のウェブアプリケーションを実行することにより、ユーザデバイスからの要求に応答してプログラムまたはスクリプトを実行可能であってよい。さらに、サーバは、これらに限られるわけではないがOracle(登録商標)、Microsoft(登録商標)、Sybase(登録商標)、およびIBM(登録商標)から市販されているデータベースサーバなどのデータベースサーバを含むことができる。
[0108]環境は、上述したように、種々のデータストアならびに他のメモリおよび記憶媒体を含むことができる。これらは、コンピュータのうちの1つ以上にとってローカルであり(かつ/またはコンピュータのうちの1つ以上に常駐し)、あるいはコンピュータのうちのいずれかまたはすべてにとってネットワークを介してリモートである記憶媒体上など、さまざまな場所に存在することができる。特定の一連の実施形態において、情報は、当業者によく知られているストレージエリアネットワーク(「SAN」)に存在してもよい。同様に、コンピュータ、サーバ、または他のネットワークデバイスに属する機能を実行するために必要なあらゆるファイルを、必要に応じてローカルおよび/またはリモートに格納することができる。システムがコンピュータ化されたデバイスを含む場合、そのようなデバイスの各々は、バスを介して電気的に結合することができるハードウェア要素を含むことができ、そのような要素として、例えば少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)、少なくとも1つの入力装置(例えば、マウス、キーボード、コントローラ、タッチスクリーン、またはキーパッド)、および少なくとも1つの出力装置(例えば、表示装置、プリンタ、またはスピーカ)が挙げられる。さらに、そのようなシステムは、ディスクドライブ、光学記憶装置、およびランダムアクセスメモリ(「RAM」)または読み出し専用メモリ(「ROM」)などの半導体記憶装置、ならびにリムーバブルメディア装置、メモリカード、フラッシュカード、などの1つ以上の記憶装置を含むことができる。
[0109]そのようなデバイスは、コンピュータ可読記憶媒体の読み取り機、通信装置(例えば、モデム、ネットワークカード(無線または有線)、赤外線通信装置、など)、および上述のような作業メモリをさらに含むことができる。コンピュータ可読記憶媒体の読み取り機は、リモート、ローカル、固定、および/またはリムーバブル記憶装置、ならびにコンピュータ可読情報を一時的かつ/またはより恒久的に収容し、格納し、伝達し、さらには取り出すための記憶媒体を呈するコンピュータ可読記憶媒体に接続され、あるいは受け入れるように構成され得る。さらに、システムおよび種々のデバイスは、典型的には、オペレーティングシステムならびにクライアントアプリケーションまたはウェブブラウザなどのアプリケーションプログラムを含む少なくとも1つの作業メモリデバイス内に位置するいくつかのソフトウェアアプリケーション、モジュール、サービス、または他の要素を含む。代替の実施形態が、上述した実施形態からの多数の変種を有し得ることを、理解すべきである。例えば、カスタマイズされたハードウェアを使用してもよく、さらには/あるいは特定の要素をハードウェア、ソフトウェア(アプレットなどのポータブルソフトウェアを含む)、または両方にて実装することができる。さらに、ネットワーク入力/出力装置などの他のコンピューティング装置への接続を使用することができる。
[0110]コードまたはコードの一部を含むための記憶媒体コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的に消去することができるプログラマブル読み出し専用メモリ(「EEPROM」)、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(「CD−ROM」)、デジタル多用途ディスク(DVD)、または他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶装置、あるいは所望の情報を格納するために使用することができ、システムデバイスによるアクセスが可能である任意の他の媒体など、これらに限られるわけではないがコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報の格納および/または伝送のための任意の方法または技術で実装された揮発性および不揮発性のリムーバブルおよび非リムーバブルの媒体などの記憶媒体および通信媒体を含む当技術分野で知られ、あるいは使用されている任意の適切な媒体を含むことができる。本明細書において提供される開示および教示に基づいて、当業者であれば、種々の実施形態を実装するための他のやり方および/または方法を理解できるであろう。
[0111]したがって、明細書および図面は、限定としてではなく、例示と見なされるべきである。しかしながら、特許請求の範囲に記載される本開示のより広い精神および範囲から逸脱することなく、さまざまな修正および変更がなされ得ることは明らかであろう。
[0112]他の変形は、本開示の精神の範囲内である。したがって、開示された技術は、さまざまな修正および代替の構成を受け入れる余地があるが、それらのうちの特定の例示の実施形態が図面に示され、上記で詳細に説明されている。しかしながら、本開示を開示された特定の形態に限定する意図はなく、むしろ反対に、添付の特許請求の範囲に定められる本開示の精神および範囲に包含されるすべての修正、代替の構成、および同等物が包含されるように意図されていることを、理解すべきである。
[0113]本開示の実施形態の説明の文脈(とくには、以下の特許請求の範囲の文脈)における用語「a」および「an」および「the」および類似の指示の使用は、本明細書に別段の指示がなく、あるいは文脈に明らかに矛盾しない限り、単数形および複数形の両方を包含すると解釈されるべきである。用語「・・・を備える」、「・・・を有する」、「・・・を含む」、および「・・・を含有する」は、とくに断りのない限り、非限定の用語として解釈されるべきである(すなわち、「・・・を含むが、・・・に限定されない」を意味する)。「接続(connected)」という用語は、たとえ介在する何かが存在したとしても、対象に部分的または完全に含まれ、取り付けられ、あるいは結合すると解釈されるべきである。本明細書における値の範囲の記載は、本明細書中に別段の指示がない限り、その範囲内に含まれる別々の値のすべてに個別に言及する簡潔な方法として機能するように意図されているにすぎず、別々の値のすべてが、あたかも本明細書において個別に言及されたかのように本明細書に取り入れられる。本明細書に記載のすべての方法は、本明細書に別段の指示がなく、あるいは文脈に明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実行することができる。本明細書に提示されるありとあらゆる例、または例示の表現(例えば、「・・・など」)の使用は、単に本開示の実施形態の理解をより容易にすることを意図しており、別記されない限り、本開示の範囲を限定しない。本明細書中のいかなる表現も、特許請求の範囲に記載されていない要素を本開示の実施に不可欠であると示すものとして解釈されるべきではない。
[0114]「X、Y、またはZのうちの少なくとも1つ」という表現などの選言的な言葉は、とくに明記しない限り、品目、条件、などがX、Y、またはZのいずれか、あるいはそれらの任意の組み合わせ(例えば、X、Y、および/またはZ)であってよいことを表すように、一般的に使用される文脈において理解されるように意図されている。したがって、このような選言的な言葉は、一般に、特定の実施形態が少なくとも1つのX、少なくとも1つのY、または少なくとも1つのZがそれぞれ存在することを必要とすることを意味しようとするものではなく、意味するはずもない。
[0115]本開示の好ましい実施形態が、本開示を実施するための本発明の発明者が承知する最良の形態を含めて、本明細書に記載されている。これらの好ましい実施形態の変形が、以上の説明を検討することで、当業者にとって明らかになるであろう。本発明の発明者は、当業者が必要に応じてそのような変形を使用することを予想しており、本発明の発明者は、本開示が本明細書に具体的に記載されたやり方以外のやり方で実施されることを意図している。したがって、本開示は、適用される法律によって許容されるとおり、添付の特許請求の範囲に記載された主題のすべての修正物および等価物を含む。さらに、考えられるすべての変種における上述の要素のあらゆる組み合わせが、本明細書において別段の指示がなく、あるいは文脈に明らかに矛盾しない限り、本開示に包含される。
[0116]本明細書において言及された刊行物、特許出願、および特許を含むすべての参考文献は、あたかも各々の参考文献が援用されると個別かつ具体的に示され、その全体が本明細書に記載されたのと同じ程度まで、ここでの言及によって援用される。
[0117]本明細書に開示される実施形態は、コンピュータで実装される方法であって、電子市場において消費のために提供される第1のアイテムに関して、第1のアイテムに関する販売者および第1の価格を含む第1のアイテム情報を受信するステップと、第1のアイテムについての注文を完了させることが可能になる前に満たされなければならず、あるいは超えられなければならないしきい値条件である最小合計購入金額と、第1の価格との間の差を表すしきい値量を、第1のアイテム情報に少なくとも部分的に基づいて決定するステップと、第1のアイテム情報およびしきい値量を、モバイルデバイスへと提供される電子市場のネットワークページ上に提示させるステップと、第2のアイテムの電子的表現をネットワークページ上に表示させるステップ、第2のアイテムが注文に含められた旨のネットワークページから開始される指示を受信するステップと、第1の価格および第2の価格に少なくとも部分的に基づいて、更新されたしきい値量を計算するステップと、第2のアイテム情報をネットワークページ上に提示させるステップと、第1の価格と第2の価格との組み合わせが注文の完了を可能にするために必要な最小合計購入金額よりも低いという判断に少なくとも部分的に基づいて、更新されたしきい値量をネットワークページ上に提示させるステップと、および/または購入すべきアイテムの最小合計購入金額を第1の価格と第2の価格との組み合わせが満たし、あるいは超えたという判断に少なくとも部分的に基づいて、ネットワークページの注文の完了に関するインタフェース要素を有効にさせるステップとを含む、コンピュータで実装される方法に関係し得る。
[0118]随意により、このコンピュータで実装される方法は、第2のアイテムを決定するステップのうちの1つ以上を含むことができ、第2のアイテムは、地理的領域に少なくとも部分的にさらに基づいて決定され、地理的領域は、電子市場のネットワークページ上に提示される。随意により、このコンピュータで実装される方法は、第2のアイテムの電子的表現に関するナビゲーション要求を、モバイルデバイスのユーザから受信するステップと、および/またはナビゲーション要求に従って第2のアイテムの電子的表現の表示を調整するステップと、のうちの1つ以上を含むことができ、第2のアイテムの電子的表現の調整後の表示が、電子市場のネットワークページ上に提示される。
[0119]本明細書に開示される実施形態は、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成された1つ以上のメモリと、1つ以上のプロセッサとを含むシステムに関係し得る。1つ以上のプロセッサは、メモリにアクセスしてコンピュータ実行可能命令を実行することで、少なくとも、完了させることが可能になる前にしきい値条件を満たすか、あるいは超えなければならない電子市場の未定の注文に関連付けられたアイテムセットを取得し、アイテムセットに関するアイテム情報、複数の関連アイテムの一部についての電子的表現、およびアイテムセットの現在の状態としきい値条件との間の差を表す残り値を、モバイルデバイスによって提供されるネットワークページ上に表示させ、複数の関連アイテムのうちの或る関連アイテムを未定の注文に関連付ける要求を受信し、関連アイテムで未定の注文のアイテムセットを更新し、かつ/または更新に少なくとも部分的に基づいて残り値を修正するように構成され得る。
[0120]随意により、1つ以上のプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行することで、しきい値条件が満たされ、あるいは超えられるまで、ネットワークページのインタフェース要素の選択を少なくとも阻止するようにさらに構成され得る。随意により、1つ以上のプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行することで、少なくとも、複数の関連アイテムのうちの或る関連アイテムの電子的表現に関する第1の対話的指示を受信し、少なくとも関連アイテムについて、少なくとも関連アイテムの電子的表現と関連アイテムに関する追加のアイテム情報とを含む拡張表示を、ネットワークページ上に提示し、複数のアイテムの畳まれた表示に復帰する要求を受信し、要求に応答して、拡張表示の代わりに関連アイテムの電子的表現の表示へと復帰するようにさらに構成され得る。
[0121]随意により、1つ以上のプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行することで、少なくとも、電子的表現に関するナビゲーション要求を受信し、かつ/またはナビゲーション要求に少なくとも部分的に基づいて、複数の関連アイテムのうちの別の一部に関する別の電子的表現を表示するようにさらに構成され得る。
[0122]随意により、1つ以上のプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行することで、少なくとも、未定の注文のアイテムセットの更新に応答して、更新されたアイテムセットとしきい値条件とに少なくとも部分的に基づいて、新たな残り値を計算し、ネットワークページ上に表示された残り値を新たな残り値で更新し、更新された残り値に少なくとも部分的に基づいて、新たな複数の関連アイテムを決定し、かつ/または新たな複数の関連アイテムの少なくとも一部の新たな電子的表現を、モバイルデバイスによって提供されるネットワークページ上に表示させるようにさらに構成され得る。
[0123]随意により、1つ以上のプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行することで、少なくとも、更新されたアイテムセットに少なくとも部分的に基づいて、しきい値条件が満たされ、あるいは超えられたと判断し、かつ/またはしきい値条件が満たされ、あるいは超えられた場合に、未定の注文の完了に関するネットワークページ上のインタフェース要素を選択可能にするようにさらに構成され得る。
[0124]随意により、1つ以上のプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行することで、しきい値条件が満たされ、あるいは超えられたことに少なくとも部分的に基づいて、ネットワークページ上の残り値の表示を少なくとも止めるようにさらに構成され得る。
[0125]本明細書に開示される実施形態は、コンピュータ実行可能命令を格納したコンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令が、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに少なくとも1つのコンピュータに命令を実行させるコンピュータ可読媒体に関係し得る。実行される命令は、未定の注文に関連付けられたアイテムのアイテム情報を、モバイルデバイスによって提示される電子市場のネットワークページ上に表示させるステップと、未定の注文の完了が可能になる前に満たされなければならないしきい値条件を示す残り値を、ネットワークページ上に表示させるステップと、アイテムおよびしきい値条件に関係する1つ以上の関連アイテムについて、関連アイテムに関する関連アイテム情報の一部を個々に含む電子的表現を、ネットワークページ上に表示させるステップと、特定の関連アイテムを未定の注文に関連付けるユーザ要求を受信するステップと、ユーザ要求に少なくとも部分的に基づいて表示された残り値を更新するステップと、および/またはしきい値条件が満たされたと判断されたときに、未定の注文の完了に関するネットワークページのインタフェース要素を選択可能にするステップと、を含むことができる。
[0126]随意により、しきい値条件は、金額のしきい値を満たすこと、全アイテムについての特定の数量を満たすこと、特定のアイテムについての特定の数量を満たすこと、輸送容器に関する体積の制限を満たすこと、重量の制限を満たすこと、または温度の制限を満たすこと、のうちの少なくとも1つであってよい。
[0127]随意により、1つ以上の関連アイテムを、モバイルデバイスに関するユーザのナビゲーション履歴および過去の購入履歴に少なくとも部分的に基づいて決定することができる。随意により、ナビゲーション履歴は、1つ以上の関連アイテムの電子的表現との過去のユーザの対話を含むことができる。
[0128]随意により、少なくとも1つのコンピュータは、1つ以上の関連アイテムの電子的表現に関するナビゲーション要求を受信するステップと、および/またはナビゲーション要求に少なくとも部分的に基づいて、1つ以上の関連アイテムに追加の関連アイテムを追加するステップと、を含むさらなる命令を実行する。
[0129]随意により、特定の関連アイテムを未定の注文に関連付けるユーザ要求は、ネットワークページ上でユーザによって実行されるドラッグアンドドロップ操作によって開始され得る。