JP2020502347A - 香料組成物 - Google Patents

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Abstract

消費者製品中での貯蔵安定性と、基材上に堆積された無傷のマイクロカプセルからの香料拡散性(いわゆる摩擦前性能)との間の改善されたバランスを示すカプセル化香料組成物が開示され、当該組成物は、10個以上の炭素原子を有する長鎖アルデヒドおよび/または10個以上の炭素原子を有する第三級アルコールの組み合わせを、ブルーミング香料成分と組み合わせて含む。

Description

発明の分野
本開示は、摩擦前(pre-rub)性能と消費者製品中での貯蔵の間の安定性との間の適切なバランスを提供するコア−シェルマイクロカプセル中のカプセル化香料組成物に関する。より具体的には、本開示は、ランドリーケア、ホームケア、ヘアケアおよびボディケアにおける使用のための前記コア−シェルマイクロカプセルを含む製品に関する。本開示はまた、前記カプセル化香料組成物を提供するために、相乗的最適化に基づいて香料成分を選択する方法にもまた関する。
発明の背景
洗剤、シャンプーおよびコンディショナーなどの消費者製品は、典型的には、それらが適用される基材に長期的かつ心地良い臭気を送達すると期待される香料を含有する。しかしながら、いわゆる「フリーオイル」として、香水がそのままの形態でかかる製品に組み込まれている場合、この目標を達成することは大抵不可能である。この理由のため、コア−シェルマイクロカプセルのコア中に香料組成物を配合することが一般的である。
このように香料をカプセル化することの利点は当該技術分野において周知である。特に、マイクロカプセルは、カプセル化香料成分の安定性および有効寿命を延ばすことができる;それらは、カプセル化香料組成物の操作、取扱いおよび貯蔵を容易にし、心地良い臭気の発生を時間的および空間的に制御することができる;それらはまたそれらが懸濁している攻撃的な外部媒体の化学的な攻撃から香料成分を分離することができる。
しかしながら、製造および貯蔵の間にコア内容物を外部媒体から保護し、それでもなお熱、水分、化学反応性の作用などの外部からの刺激に反応して、または機械的な破壊に反応して、所望の時間にコア内容物を放出させるために必要なバリア特性を有するコア−シェルマイクロカプセルを設計することは配合者にとってかなり困難な問題である。
コア−シェルマイクロカプセル、特にアミノプラスト樹脂を含むものは、水性媒体、特に界面活性剤を含有する水性媒体などの特定の媒体に懸濁させたとき、それらのコア内容物に対していくらか透過性である。香料成分は、拡散の過程で経時的にコアから抽出される傾向がある。これは、香料成分を可溶化することまたはミセルに組み込むことによってこのプロセスを促進する非構造化界面活性剤(unstructured surfactant)を含有する媒体において特に問題である。コアの内容物が時期尚早に抽出されることは明らかに望ましくないが、同時にシェルは、マイクロカプセルが堆積している基材に過度の物理的な力を加える以外にマイクロカプセルがそれらの内容物を引き渡すように促されることができないほどに堅いバリアを与えるべきではない。
今日の消費者は、皮膚、毛髪または布地などの乾燥処理された基材に加えられる物理的力に応答する香料強度(いわゆる摩擦後強度)に関してだけでなく、湿った基材におけるフレグランスの知覚(摩擦前強度)に関しても、フレグランスが付された消費製品の有効性をますます評価する。摩擦後強度は香料の持続的な利益のためには望ましいかもしれないが、消費者製品の適用のすべての段階で香料の利益が認識できることを確実にするためには摩擦の前の最初の新鮮味および香料強度もまた望ましい。例えば、洗濯物の洗浄後に洗濯機を開く際に、またはタンブラーでの乾燥またはライン乾燥の間に、強い拡散性の匂い(smell)が望ましいことがある。
先行技術は、香料成分の選択のための規則を提案することによって、カプセル化香料組成物における香料の利益に取り組むことを試みた。例えば、US 5,500,138に例示されているように、高いclogP値を有する大量の成分を含む香料について、カプセルからの改善された香料送達が請求されている。
WO2004/016234 A1は、最適な性能のために、2.5以上のclogP値を有する香料成分を大量に、すなわち80〜90重量%で使用すべきであることを提案している。
EP 1 533 364 A2において、clogPは、カプセル化香料設計における重要なパラメータと見なされている。好ましい香料成分は、3.3以上、より具体的には4以上のclogP値を有するべきであり、そしてこれらの成分は大量に、例えば80重量%を超える、より具体的には90重量%を超える量で使用されるべきである。
しかしながら、本出願人は、それらのclogP値を考慮してカプセル化に適した香料成分を選択することが、高レベルの界面活性剤を含有する媒体中に懸濁したときのマイクロカプセルの漏れ安定性についても、前記カプセル化香料組成物の摩擦前香料インパクトについても的確な主要因ではないことを見出した。
したがって、消費者製品ベース、特に高レベルの界面活性剤および/または溶媒を含有する製品中での貯蔵の間の漏れに対し耐性を有し、基材に一度堆積すると強い拡散性の摩擦前臭気インパクトを示すカプセル化香料組成物が必要である。
発明の概要
本発明は、カプセル化されたブルーミング、拡散性フレグランスの漏れに関して特に安定であり、その結果、強化された摩擦前臭気インパクトを提供するために、マイクロカプセル中のかかるフレグランスのレベルが製品中での貯蔵後もなお十分に高い、コア−シェルマイクロカプセル中のカプセル化香料組成物に関する。
本発明の第1の側面において、カプセル化香料組成物は、以下のように特徴付けられる、複数のコア−シェルマイクロカプセルの形態で提供される:
a)マイクロカプセルシェルの厚さが0.5μm未満、好ましくは0.3μm未満、例えば0.25μmであり;および
b)カプセル化香料組成物は以下を含まなければならない:
i. 5〜35重量%の以下から選択されるグループA香料成分:10個以上の炭素原子、好ましくは11個以上の炭素原子、最も好ましくは12個以上の炭素原子を有する長鎖アルデヒド;および/または10個以上の炭素原子を有する第三級アルコール;および
ii. 5〜25重量%の以下からなる群から選択されるグループBブルーミング香料成分:ヘキサン−1−アール(hexan-1-aol)(例えばALDEHYDE C 6 HEXYLIC FOOD GRADE);ヘプタナール(例えばALDEHYDE C 7 HEPTYLIC);2−(2−メルカプトプロパン−2−イル)−5−メチルシクロヘキサノン(例えばCORPS CASSIS);(E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン(例えばDAMASCENONE);(E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン(例えばDAMASCONE DELT);(E)−デカ−4−エナール(例えばDECENAL-4-TRANS);1−メトキシ−4−プロピルベンゼン(例えばDIHYDRO ANETHOLE);エチルブタノアート(例えばETHYL BUTYRATE);エチルブタノアート(例えばETHYL BUTYRATE);エチルヘキサノアート(例えばETHYL CAPROATE);エチル2−メチルプロピオナート(例えばETHYL ISOBUTYRATE);エチル3−メチルブタノアート(例えばETHYL ISOVALERAT);エチル2−メチルブタノアート(例えばETHYL METHYL-2-BUTYRATE);エチル2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−カルボキシラート(例えばETHYL SAFRANATE);(1S,4S)−1,3,3−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン(例えばEUCALYP);メチルオクタ−2−イノアート(例えばFOLIONE);2−メトキシフェノール(例えばGUAIA);エチル2−メチルペンタノアート(例えばMANZANAT);2,6−ジメチルヘプタ−5−エナール(例えばMELONAL);メチル2−ヒドロキシ−5−メチルベンゾアート(例えばMETHYL CRESOTATE PARA);メチル2−メチルブタノアート(例えばMETHYL METHYL BUTYRATE);(2E,6Z)−ノナ−2,6−ジエナール(例えばNONADIENAL);(2E,6Z)−ノナ−2,6−ジエン−1−オール(例えばNONADIENOL-2,6);(Z)−ノナ−6−エナール(例えばNONENAL-6-CIS);2−フェニル−エタナール(例えばPHENYL ACETALDEHYDE);(2E,5E)−5,6,7−トリメチルオクタ−2,5−ジエン−4−オン(例えばPOMAROS);4−メチル−2−(2−メチルプロパ−1−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン(例えばROSE OXIDE C);2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエンカルバルデヒド(例えばSAFRANAL);4−ビニルシクロヘキサ−1−エンカルバルデヒド(例えばSHISOLIA);4−メチルベンズアルデヒド(例えばTOLYL ALDEHYDE PARA EXTRA);2−エトキシ−4−メチルフェノール(例えばULTRAVANIL);(3E,5Z)−ウンデカ−1,3,5−トリエン(例えばUNDECATRIENE);(2E,6Z)−ノナ−2,6−ジエンニトリル(例えばVIOLET NITRILE);およびエチルシクロヘキサンカルボキシラート;
ここで、グループA成分およびグループBの相対濃度範囲は、以下のように選択される:グループAのレベルが5〜10重量%である場合、グループB成分のレベルは10〜25重量%でなければならない;グループAのレベルが10〜30重量%である場合、グループB成分のレベルは5〜25重量%でなければならない;グループB成分のレベルが5〜10重量%である場合、グループA成分のレベルは10〜30重量%でなければならない;グループB成分のレベルが10〜25重量%の間である場合、グループA成分は5〜30重量%でなければならない。
本発明の別の側面において、ブルーミング成分を、10個以上の炭素原子、好ましくは11個以上の炭素原子、最も好ましくは12個以上の炭素原子を有する長鎖アルデヒドおよび/または10個以上の炭素原子を有する第三級アルコールと混合することによって、カプセル化香料組成物の摩擦前性能を強化するための方法を提供する。
本発明の別の側面において、カプセル化香料組成物のブルーミング性能を強化するための、10個以上の炭素原子、好ましくは11個以上の炭素原子、最も好ましくは12個以上の炭素原子を有する長鎖アルデヒドおよび/または10個以上の炭素原子を有する第三級アルコールの使用。
別の側面において、本発明のカプセル化香料組成物を含む消費者製品が提供される。
発明の詳細な説明
香料の放出に関して最適な性能を実現するためには、消費者製品に使用されるコア−シェルマイクロカプセルのシェルは、できるだけ薄く、特に0.5マイクロメートル(μm)未満、より具体的には0.3μm未満でなければならない。かかる薄いシェルを有するマイクロカプセルは実際機械的破裂をより受けやすい。それらはまた、摩擦前の状態でのブルーミング成分の受動拡散にもより適している。
「摩擦前性能」は、湿った基材上に強く拡散的な臭気を提供するマイクロカプセルの特性を意味する。かかる強い拡散性は、例えば、洗濯機またはタンブル乾燥機を開いたとき、または基材上にマイクロカプセルの懸濁液をスプレーした後に知覚され得る。摩擦前性能は、パネリストによって評価されてもよい。例えば、タオルを洗濯機から注意深く取り出し、濡れたタオルを手や他の器具で取り扱わずに嗅ぐことによって嗅覚評価を行う。
香料の強い拡散性の臭気の原因である香料成分は、しばしブルーミング成分と呼ばれ、中程度から高い蒸気圧、例えば25℃で0.2mmHgより高い蒸気圧を有し、臭気強度に関して特に強力である。より詳細に以下に記載するように、臭気強度は香料成分のいわゆる臭気価に関連する。
しかしながら、薄いシェルはまた、厚いシェルと比較して、製品中での長期貯蔵期間の間のブルーミング成分の拡散に関してもマイクロカプセルをより透過性にし、より不安定にする。
本出願人は、界面活性剤を高レベルで含有する製品ベースにおける漏れに対して依然として耐性がある一方で、摩擦前の状態において強い拡散性の摩擦前臭気インパクト(以下、摩擦前性能とも呼ぶ)を示すために、カプセル化香料組成物は、先行技術によって提示されたものとは異なる組成パターンに従う必要があることを今や発見した。
特に、本出願人は、かかる摩擦前臭気性能および貯蔵安定性を示すカプセル化香料組成物を得るために、
1. マイクロカプセルシェルの厚さは0.5μm未満、好ましくは0.3μm未満、例えば0.25μmでなければならない;および
2. カプセル化香料組成物は以下を含まなければならない:
I. 5〜35重量%の以下から選択されるグループA香料成分:10個以上の炭素原子、好ましくは11個以上の炭素原子、最も好ましくは12個以上の炭素原子を有する長鎖アルデヒド;および/または10個以上の炭素原子を有する第三級アルコール;および
II. 5〜25重量%のグループBブルーミング香料成分;
ここで、グループA成分およびグループB成分の相対濃度範囲は、以下のように選択される:グループAのレベルが5〜10重量%である場合、グループB成分のレベルは10〜25重量%でなければならない;グループAのレベルが10〜30重量%である場合、グループB成分のレベルは5〜25重量%でなければならない;グループB成分のレベルが5〜10重量%である場合、グループA成分のレベルは10〜30重量%でなければならない;グループB成分のレベルが10〜25重量%の間である場合、グループA成分は5〜30重量%でなければならない
ことを発見した。
用語「貯蔵安定性」の使用は、高レベルの界面活性剤および溶媒、例えば、5重量%を超える、より特に15重量%を超える、さらにより特には25重量%を超える界面活性剤または溶媒を含有する製品ベース中に貯蔵されたときに摩擦前性能の損失を回避するのに十分不浸透性であるマイクロカプセルの能力を指す。典型的には、貯蔵安定性試験において、マイクロカプセルを含有する製品は、35〜50℃の温度で1〜3ヶ月間貯蔵される。
本明細書で使用される「ブルーミング成分」という用語は、本明細書で前述したブルーミング成分、より一般的には25℃で0.02mmHgより高い蒸気圧および/または10より高い臭気価(OV)を有する香料成分を指す。
香料成分の「臭気値(odour value)」(OV)は、マイクログラム/Lで表される標準平衡ヘッドスペース濃度(HS) / マイクログラム/Lで表される臭気検出閾値(odour detection threshold)(ODT)の比として定義される。
用語「log10OV」、以下log(OV)とも称する、は上記で定義された臭気値の常用(または10進)対数を指す。
マイクログラム/リットル(μg/L)で表される標準平衡ヘッドスペース濃度(HS)は、25℃の温度で1気圧の圧力下でのこの成分の凝縮形態(固体または液体形態)と平衡状態にある成分の濃度を指す。それは当該技術分野において既知の定量的ヘッドスペース分析技術のいずれかを使用することによって測定することができる。適切な方法は、Mueller and Lamparsky in Perfumes: Art, Science and Technology, Chapter 6 “The Measurement of Odors” 176〜179ページ(Elsevier 1991)に記載されている。
HSは以下のように測定することができる:500mgの試験香料成分をヘッドスペース容器に添加し、次いでこれを密封する。次いで、成分が気相と液相との間で平衡に達するまで、容器を一定の25℃でインキュベートする。収着剤としてポリ(4−エチルスチレン−コ−ジビニルベンゼン)多孔質材料、例えばSupelcoからのPorapak(R) Qを使用して、規定量(通常0.5〜1.0リットル)のこの飽和ヘッドスペースをマイクロフィルター上に捕捉する。適切な溶媒(通常30〜100マイクロリットルのメチル第三級ブチルエーテル)でのフィルター抽出の後、抽出物のアリコートをGCによって分析する。元のヘッドスペースの濃度は、マイクロフィルターを通して吸引されたヘッドスペースの容量とガスクロマトグラフに注入されたフィルター抽出物のアリコートから(μg/Lで)計算することができる。所与の試験香料成分の最終ヘッドスペース濃度値は、それぞれ3回の独立した測定値の平均値として得られる。上記の技術のさらなる情報は、Etzweiler, F.; Senn E. and Neuner-Jehle N., Ber. Bunsen-Ges. Phys. Chem. 1984, 88, 578〜583の文献に見出すことができ、これは参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書において上記で使用された用語、臭気検出閾値(ODT)は、それを超えると香料成分iがパネリストによって知覚されることができ、例えばMueller and Lamparsky(前出)に記載されるように、オルファクトメトリーによって測定することができる平均濃度を指す。臭気検出閾値(ODT)は、オルファクトメーターを使用することによって測定してもよい。以下の工程を実施することができ、表1に列挙した各成分についての臭気閾値を決定した。
オルファクトメーターは、キャリアガス中の成分の線形希釈(linear dilution)の原理に基づいて機能する。移動させる成分の量は、その蒸気圧およびキャリアガスの流量に依存する。流量調節器によって調節された一定の窒素流が、成分をサンプル容器から混合チャンバーへ運ぶ。そこで、キャリアガス−成分混合物を無臭空気で希釈する。混合チャンバーから、希釈臭気の一部を、溶融シリカキャピラリーを介してスニッフィング漏斗に流す。混合チャンバーからスニッフィング漏斗への臭気の投与量を決定する、キャピラリーを通る流量は、PCを介して2段階で1〜256mlに調節することができる弁の開放に依存する。臭気空気サンプルの最終的な希釈は、ガラス漏斗内でそれらを無臭空気で8L/分の流速で恒久的に洗い流すことによって行われる。強制選択の三点表示は、成分供給用キャピラリーがスニッフィング漏斗に入るスイッチの位置が1つのみであるのに対して他の2つの位置ではキャピラリーが漏斗の外側に位置し、流出物が吸い出される特殊な自動チャネル設定装置によって達成される。各試行の後に、チャネル設定は自動的にランダムな順序で変更される。サンプル発生器において蒸気圧の飽和が達成していると仮定して、成分の蒸気圧およびオルファクトメーターにおいて適用された希釈率から濃度を計算する。対照として、濃度は、キャピラリー流出物から既知の容量をヘッドスペースフィルターにサンプリングし、続いて脱着溶液中の成分のガスクロマトグラフ定量によって分析的に決定される。
各パネリスト(15人のパネル)は、自分が中程度の強度で成分を知覚する濃度レベルでオルファクトメーターにおいて嗅ぎ始める。同じレベルでの3回の連続した試行において3回正解(または5回の試行で4回正解)した後、刺激の濃度を2分の1に減らして次の低いレベルにすることを、パネルストが自分の閾値レベルに達するまで続ける。所与の成分の最終閾値は、全ての個々の閾値レベルの平均値として得られる。
本明細書におけるカプセル化香料組成物中の香料成分の重量%への言及は、前記カプセル化香料組成物中に含有される香料成分の総量に基づく香料成分(単数)または香料成分(複数)の濃度に対する言及として解釈されるべきである。カプセル化香料組成物が他の非香料または技術的成分、例えば溶媒、可溶化剤、安定剤および同様のものなどを含有する場合、存在するこれらの成分の量は香料成分の重量%を決定するときに考慮されるべきではない。
グループA香料成分は、以下からなる群から選択してもよい:デカナール、ウンデカナール、2−メチルウンデカナール(例えばALDEHYDE C 12 MNA PURE);ドデカナール(例えばALDEHYDE C 12 LAURIC);トリデカナール、テトラデカナール、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール(例えばLINALOOL);(E)−3,7−ジメチルノナ−1,6−ジエン−3−オール(例えばETHYL LINALOOL);3,7−ジメチルオクタン−3−オール(例えばTETRAHYDRO LINALOOL);2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール(例えばDIHYDRO MYRCENOL);2,6−ジメチルオクタン−2−オール(例えばTETRAHYDRO MYRCENOL);(E)−4−メチルデカ−3−エン−5−オール(例えばUNDECAVERTOL);および同様のもの。
好ましい態様において、グループA香料成分は、典型的にはALDEHYDE C12;ALDEHYDE C12 MNA;LINALOOL;ETHYL LINALOOL;TETRA HYDRO LINALOOL;DIHYDROMYERCENOL;およびTETRAHYDRO MYRCENOLを含む。
グループB香料成分は、以下からなる群から選択してもよい:ヘキサン−1−アール(例えばALDEHYDE C 6 HEXYLIC FOOD GRADE, log(OV)=7.01);ヘプタナール(例えばALDEHYDE C 7 HEPTYLIC, log(OV)=6.57);2−(2−メルカプトプロパン−2−イル)−5−メチルシクロヘキサノン(例えばCORPS CASSIS, log(OV)=6.27);(E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン(例えばDAMASCENONE, log(OV)=7.34);(E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン(例えばDAMASCONE DELTA, log(OV)=7.6);(E)−デカ−4−エナール(例えばDECENAL-4-TRANS, log(OV)=6.66);1−メトキシ−4−プロピルベンゼン(例えばDIHYDRO ANETHOLE, log(OV)=6.12);エチルブタノアート(例えばETHYL BUTYRATE, log(OV)=6.23);エチルブタノアート(例えばETHYL BUTYRATE, log(OV)=6.23);エチルヘキサノアート(例えばETHYL CAPROATE, log(OV)=7.01);エチル2−メチルプロピオナート(例えばETHYL ISOBUTYRATE, log(OV)=7.53);エチル3−メチルブタノアート(例えばETHYL ISOVALERATE, log(OV)=8.4);エチル2−メチルブタノアート(例えばETHYL METHYL-2-BUTYRATE, log(OV)=7.22);エチル2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−カルボキシラート(例えばETHYL SAFRANATE, log(OV)=6.16);(1S,4S)−1,3,3−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン(例えばEUCALYPTOL, log(OV)=7);メチルオクタ−2−イノアート(例えばFOLIONE, log(OV)=6.04);2−メトキシフェノール(例えばGUAIACOL, log(OV)=8);エチル2−メチルペンタノアート(例えばMANZANATE, log(OV)=7.8);2,6−ジメチルヘプタ−5−エナール(例えばMELONAL, log(OV)=6.57);メチル2−ヒドロキシ−5−メチルベンゾアート(例えばMETHYL CRESOTATE PARA, log(OV)=7.78);メチル2−メチルブタノアート(例えばMETHYL METHYL BUTYRATE, log(OV)=7.66);(2E,6Z)−ノナ−2,6−ジエナール(例えばNONADIENAL, log(OV)=7.24);(2E,6Z)−ノナ−2,6−ジエン−1−オール(例えばNONADIENOL-2,6, log(OV)=7.09);(Z)−ノナ−6−エナール(例えばNONENAL-6-CIS, log(OV)=6.69);2−フェニル−エタナール(例えばPHENYL ACETALDEHYDE, log(OV)=6.86);(2E,5E)−5,6,7−トリメチルオクタ−2,5−ジエン−4−オン(例えばPOMAROSE, log(OV)=6.3);4−メチル−2−(2−メチルプロパ−1−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン(例えばROSE OXIDE CO, log(OV)=7.4);2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエンカルバルデヒド(例えばSAFRANAL, log(OV)=6.24);4−ビニルシクロヘキサ−1−エンカルバルデヒド(例えばSHISOLIA, log(OV)=6.51);4−メチルベンズアルデヒド(例えばTOLYL ALDEHYDE PARA EXTRA, log(OV)=6.22);2−エトキシ−4−メチルフェノール(例えばULTRAVANIL, log(OV)=7.21);(3E,5Z)−ウンデカ−1,3,5−トリエン(例えばUNDECATRIENE, log(OV)=6.65);(2E,6Z)−ノナ−2,6−ジエンニトリル(例えばVIOLET NITRILE, log(OV)=8.11);およびエチルシクロヘキサンカルボキシラート(log(OV)=9.1)。
好ましい態様において、グループB香料成分は、MANZANATE;DELTA DAMASCONE;DAMASCENONE;ETHYL METHYL-2-BUTYRATE;EUCALYPTOL;ETHYL CAPROATE;SHISOLIA;ETHYL BUTYRATE;ROSYRANE SUPER;ETHYL SAFRANATE;およびエチルシクロヘキサンカルボキシラートを含む。
カプセル化香料組成物はまた、グループAおよびグループB香料成分に属さない香料成分を含んでもよく、これらは以下を含む:2,6,10−トリメチルウンデカ−9−エナール(例えばADOXAL);2−(tert−ブチル)シクロヘキシルアセタート(例えばAGRUMEX);アリル2−(イソペンチルオキシ)アセタート(例えばALLYL AMYL GLYCOLATE);アリル3−シクロヘキシルプロピオナート(例えばALLYL CYCLOHEXYL PROPIONATE);アリルヘプタノアート(例えばALLYL OENANTHATE);1−((2−(tert−ブチル)シクロヘキシル)オキシ)ブタン−2−オール(例えばAMBER CORE);1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−.ベータ.1,1,5,5−ペンタメチル−2H−2,4a−メタノナフタレン−8−エタノール(例えばAMBERMAX);3a,6,6,9a−テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1−b]フラン(例えばAMBROFIX);ペンチル2−ヒドロキシベンゾアート(例えばAMYL SALICYLATE);1−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)エチルホルマート(例えばAPHERMATE);
(1R,2S,4R)−2’−イソプロピル−1,7,7−トリメチルスピロ[ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2,4’−[1,3]ジオキサン](例えばBELAMBRE);(エトキシメトキシ)シクロドデカン(例えばBOISAMBRENE FORTE);(1S,2R,5R)−2−エトキシ−2,6,6−トリメチル−9−メチレンビシクロ[3.3.1]ノナン(例えばBOISIRIS);(2S,4S)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルアセタート(例えばBORNYL ACETATE);1−ブトキシ−1−オキソプロパン−2−イルブタノアート(例えばBUTYL BUTYRO LACTATE);4−(tert−ブチル)シクロヘキシルアセタート(例えばBUTYL CYCLOHEXYL ACETATE PARA);
(Z)−4,11,11−トリメチル−8−メチレンビシクロ[7.2.0]ウンデカ−4−エン(例えばCARYOPHYLLENE);1,1,2,3,3−ペンタメチル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−インデン−4(5H)−オン(例えばCASHMERAN);5−tert−ブチル−2−メチル−5−プロピル−2H−フラン(例えばCASSYRANE);(E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエナール(例えばCITRAL LEMAROME N);3,7−ジメチルオクタ−6−エナール(例えばCITRONELLAL);3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−オール(例えばCITRONELLOL EXTRA);3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−イルアセタート(例えばCITRONELLYL ACETATE);3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−イルホルマート(例えばCITRONELLYL FORMATE);3,7−ジメチルオクタ−6−エンニトリル(例えばCITRONELLYL NITRILE);3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−イルプロピオナート(例えばCITRONELLYL PROPIONATE);ドデカンニトリル(例えばCLONAL);4−シクロヘキシル−2−メチルブタン−2−オール(例えばCORANOL);3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルプロパナール(例えばCYCLAMEN ALDEHYDE);アリル2−(シクロヘキシルオキシ)アセタート(例えばCYCLOGALBANATE);シクロヘキシル2−ヒドロキシベンゾアート(例えばCYCLOHEXYL SALICYLATE);
(E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン(例えばDAMASCONE ALPHA);(E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン(例えばDAMASCONE BETA);2−メチル−1−フェニルプロパン−2−オール(例えばDIMETHYL BENZYL CARBINOL);2−メチル−1−フェニルプロパン−2−イルアセタート(例えばDIMETHYL BENZYL CARBINYL ACETATE);2−メチル−1−フェニルプロパン−2−イルブタノアート(例えばDIMETHYL bENZYL CARBINYL BUTYRATE);4,7−ジメチルオクタ−6−エン−3−オン(例えばDIMETHYL OCTENONE);2,6−ジメチルヘプタン−2−オール(例えばDIMETOL);1−メチル−4−(プロパ−1−エン−2−イル)シクロヘキサ−1−エン(例えばDIPENTENE);(E)−3−メチル−5−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エン−1−イル)ペンタ−4−エン−2−オール(例えばEBANOL);エチルオクタノアート(例えばETHYL CAPRYLATE);エチルヘプタノアート(例えばETHYL OENANTHATE);
(2S)−1,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルアセタート(例えばFENCHYL ACETATE);(1S,2R,4R)−1,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール(例えばFENCHYL ALCOHOL);1−(3,5,5,6,8,8−ヘキサメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)エタノン(例えばFIXOLIDE);3−(4−エチルフェニル)−2,2−ジメチルプロパナール(例えばFLORALOZONE);3−(3−イソプロピルフェニル)ブタナール(例えばFLORHYDRAL);(3aR,6S,7aS)−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−6−イルプロピオナート(例えばFLOROCYCLENE);2,4,6−トリメチル−4−フェニル−1,3−ジオキサン(例えばFLOROPAL);2−(sec−ブチル)シクロヘキサノン(例えばFRESKOMENTHE);(3aS,4S,7R,7aS)−エチルオクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−3a−カルボキシラート(例えばFRUITATE);2−メチルデカンニトリル(例えばFRUTONILE);
4,6,6,7,8,8−ヘキサメチル−1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロシクロペンタ[g]イソクロメン(例えばGALAXOLIDE);1−(3,3−ジメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ペンタ−4−エン−1−オン(例えばGALBANONE PURE);(3aR,6S,7aS)−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−6−イルイソブタノアート(例えばGARDOCYCLENE);(E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−オール(例えばGERANIOL 980);(E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−イルアセタート(例えばGERANYL ACETATE);(E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−イルイソブタノアート(例えばGERANYL ISOBUTYRATE);エチル2−エチル−6,6−ジメチルシクロヘキサ−2−エンカルボキシラート(例えばGIVESCONE);
(E)−オキサシクロヘキサデカ−12−エン−2−オン(例えばHABANOLIDE);メチル3−オキソ−2−ペンチルシクロペンタンアセタート(例えばHEDIONE);(2S)−エチル3−イソプロピルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボキシラート(例えばHERBANATE);(Z)−ヘキサ−3−エン−1−イルブタノアート(例えばHEXENYL-3-CIS BUTYRATE);(E)−2−ベンジリデンオクタナール(例えばHEXYL CINNAMIC ALDEHYDE);ヘキシル2−メチルプロパノアート(例えばHEXYL ISOBUTYRATE);ヘキシル2−ヒドロキシベンゾアート(例えばHEXYL SALICYLATE);4,4a,5,9b−テトラヒドロインデノ[1,2−d][1,3]ジオキシン(例えばINDOFLOR);(E)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン(例えばIONONE BETA);(E)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン(例えばIRISONE ALPHA);(E)−4−(2,5,6,6−テトラメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン(例えばIRONE ALPHA);1−(2,3,8,8−テトラメチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロナフタレン−2−イル)エタノン(例えばISO E SUPER);2,4,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エンカルバルデヒド(例えばISOCYCLOCITRAL);イソプロピル2−メチルブタノアート(例えばISOPROPYL METHYL-2-BUTYRATE);(E)−3−メチル−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン(例えばISORALDEINE 70);
(3aR,6S,7aS)−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−6−イルアセタート(例えばJASMACYCLENE);(Z)−3−メチル−2−(ペンタ−2−エン−1−イル)シクロペンタ−2−エノン(例えばJASMONE CIS);5−(sec−ブチル)−2−(2,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)−5−メチル−1,3−ジオキサン(例えばKARANAL);(Z)−3,4,5,6,6−ペンタメチルヘプタ−3−エン−2−オン(例えばKOAVONE);(2E,6Z)−3,7−ジメチルノナ−2,6−ジエンニトリル(例えばLEMONILE);(Z)−ヘキサ−3−エン−1−イルメチルカルボナート(例えばLIFFAROME GIV);3−(4−(tert−ブチル)フェニル)−2−メチルプロパナール(例えばLILIAL);3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルアセタート(例えばLINALYL ACETATE);
2−メチル−4−オキソ−4H−ピラン−3−イルイソブタノアート(例えばMALTYL ISOBUTYRATE);2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサノール(例えばMENTHOL NATURAL);2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサノン(例えばMENTHONE);1−((1S,8aS)−1,4,4,6−テトラメチル−2,3,3a,4,5,8−ヘキサヒドロ−1H−5,8a−メタノアズレン−7−イル)エタノン(例えばMETHYL CEDRYL KETONE);ウンデカン−2−オン(例えばMETHYL NONYL KETONE);メチルノナ−2−イノアート(例えばMETHYL OCTYNE CARBONATE);6,6−ジメトキシ−2,5,5−トリメチルヘキサ−2−エン(例えばMETHYL PAMPLEMOUSSE);4−(4−メチルペンタ−3−エン−1−イル)シクロヘキサ−3−エンカルバルデヒド(例えばMYRALDENE);2−(2−(4−メチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロピル)シクロペンタノン(例えばNECTARYL);(E)−メチルノナ−2−エノアート(例えばNEOFOLIONE);(Z)−3,7,11−トリメチルドデカ−1,6,10−トリエン−3−イルアセタート(例えばNEROLIDYLE);(Z)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−イルアセタート(例えばNERYL ACETATE);(2E,6Z)−ノナ−2,6−ジエン−1−オール(例えばNONADIENOL-2,6, log(OV)=7.09);3−(4−イソブチル−2−メチルフェニル)プロパナール(例えばNYMPHEAL);
4−(tert−ペンチル)シクロヘキサノン(例えばORIVONE);2−エチル−N−メチル−N−(m−トリル)ブタンアミド(例えばPARADISAMIDE);2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリル(例えばPEONILE);2,2−ジメチル−2−フェイルエチルプロピオナート(例えばPIVAROSE);1−メチル−4−(4−メチルペンタ−3−エン−1−イル)シクロヘキサ−3−エンカルバルデヒド(例えばPRECYCLEMONE b);6−(sec−ブチル)キノリン(例えばPYRALONE);(E)−2−エチル−4−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オール(例えばRADJANOL SUPER);2,4−ジメチル−4−フェニルテトラヒドロフラン(例えばRHUBAFURAN);2,2,2−トリクロロ−1−フェニルエチルアセタート(例えばROSACETOL);デカ−9−エン−1−オール(例えばROSALVA);(1−メチル−2−(5−メチルヘキサ−4−エン−2−イル)シクロプロピル)メタノール(例えばROSYFOLIA);
1−(スピロ[4.5]デカ−6−エン−7−イル)ペンタ−4−エン−1−オン(例えばSPIROGALBANONE PURE);(E)−5−メチルヘプタン−3−オンオキシム(例えばSTEMONE);(E)−6−エチル−3−メチルオクタ−6−エン−1−オール(例えばSUPER MUGUET);(E)−2−((3,5−ジメチルヘキサ−3−エン−2−イル)オキシ)−2−メチルプロピルシクロプロパンカルボキシラート(例えばSYLKOLIDE);1−メチル−4−プロパン−2−イルシクロヘキサ−1,4−ジエン(例えばTERPINENE GAMMA);1−メチル−4−(プロパン−2−イリデン)シクロヘキサ−1−エン(例えばTERPINOLENE);2−(4−メチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロパン−2−イルアセタート(例えばTERPINYL ACETATE);オキサシクロヘキサデカン−2−オン(例えばTHIBETOLIDE);(E)−トリデカ−2−エンニトリル(例えばTRIDECENE-2-NITRILE);2,2,5−トリメチル−5−ペンチルシクロペンタノン(例えばVELOUTONE);(2,2−ジメトキシエチル)ベンゼン(例えばVIRIDINE);および同様のもの;ならびにそれらの混合物。
コア−シェルマイクロカプセルのコアは香料成分のみを含有することが好ましいが、コアの内容物は、香料成分に加えて、コアから漏れるかもしれない香料組成物の量を減らすのに有益となり得る、非香料成分または溶媒もしくは希釈剤などの賦形剤を含有してもよいと考えられる。かかる溶媒は、香料成分と混和性であり、用いられる量においてほとんどまたは全く臭気を有さない疎水性材料である。一般的に用いられる溶媒は、高いClogP値、例えば6を超える、さらには10を超える値を有する。溶媒は、トリグリセリド油、モノおよびジグリセリド、鉱油、シリコーン油、フタル酸ジエチル、ポリ(アルファ−オレフィン)、ヒマシ油およびミリスチン酸イソプロピルを含む。
本発明における使用に特に適したマイクロカプセルは、アミノプラスト化学に基づく熱硬化性樹脂を含むシェルを有する。かかるマイクロカプセルは当技術分野において周知であり、界面重縮合によって得られる。界面重縮合は、適切な撹拌条件下で高分子材料の予備縮合物を含有する水性連続相中に香料液滴の分散液またはエマルジョンを形成して所望のサイズのマイクロカプセルを生成すること、および酸触媒作用により予備縮合物を凝縮させるように反応条件を調整すること、を含み、その結果、凝縮物は溶液から分離され、分散した香料液滴を取り囲み、コヒーレントなフィルムおよび所望のマイクロカプセルが生成する。重縮合技術は、例えばUS 3,516,941、US 4,520,142、US 4,528,226、US 4,681,806、US 4,145,184およびGB 2 073 132 Aに記載されており、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
好ましくは、マイクロカプセルは、参照により本明細書に組み入れられるWO 2008/098387 A1に記載されているように、ポリオール部分、特に芳香族ポリオール部分を含むアミノプラストターポリマーを含むシェルを有する。本発明の目的に特に有用である他のアミノプラストマイクロカプセルは、参照により本明細書に組み込まれる同時係属出願PCT/EP2016/065538およびPCT/EP2016/064344に記載されている。
本発明のカプセル化香料組成物は、マイクロカプセルが水性懸濁媒体中に分散されているスラリーの形態で調製および提供することができる。カプセル化香料組成物をこの形態で提供することを意図する場合、クエン酸またはギ酸などの適切な酸および保存剤を添加することによって、スラリーのpHを約3〜8に調整してもよい。
マイクロカプセルのスラリーは、典型的にはマイクロカプセルを安定に懸濁したままとし、クリーム状なったり、沈殿物を形成したり、あるいは貯蔵中に凝集したりしないようにするための懸濁助剤を含有する。適切な分散助剤は、ペクチン、アルギン酸塩、アラビノガラクタン、カラギーナン、ジェランガム、キサンタンガム、グアーガム、アクリラート/アクリルポリマー、水膨潤性粘土、ヒュームドシリカ、アクリラート/アミノアクリラートコポリマー、およびそれらの混合物を含む。本明細書における好ましい分散剤は、アクリラート/アクリルポリマー、ジェランガム、ヒュームドシリカ、アクリラート/アミノアクリラートコポリマー、水膨潤性粘土、およびそれらの混合物からなる群から選択されるものを含む。
微生物汚染を防ぐために、マイクロカプセル組成物は保存剤を含有することが望ましい。保存剤を、コア材料中におよび/または水性担体中に含有してもよい。適切な保存剤は、第四級化合物、ビグアニド化合物、およびそれらの混合物を含む。
マイクロカプセル内に含有され得るあらゆる香料組成物に加えて、本発明のマイクロカプセルのスラリーはまた、懸濁媒体中に遊離香料を含有し得る。
代替的に、当初はスラリーの形態で存在していたカプセル化香料組成物を乾燥して、粉末形態のカプセル化香料組成物を提供してもよい。乾燥は噴霧乾燥または流動床乾燥によって直接実施してもよい。代替的に、カプセル化された香料組成物を、スラリーから液体をデカントし、オーブンで固体を乾燥してケーキを生成することによって乾燥することができ、次いでこれを次の粉砕工程によって粉末形態にすることができる。
マイクロカプセルの凝集を防ぎ、バルクフロー特性を改善するために、カプセル化香料組成物を乾燥させるためにどのような手段を用いても、乾燥プロセスの前または後に流動助剤をスラリーに添加することが望ましい可能性がある。適切な流動助剤は当業者に知られており、シリカ、デンプン、炭酸カルシウムおよび硫酸ナトリウムを含むがこれらに限定されない。
本発明によるカプセル化香料組成物に用いられるマイクロカプセルのサイズは、あらゆる特定の用途での使用に望まれるように調整することができる。
本発明に照らして、マイクロカプセルの平均直径は、5〜50μm、より好ましくは10〜40μm、最も好ましくは15〜25μmである。
平均粒径は、当技術分野において公知の方法で決定することができる。粒径を測定する特定の方法は光散乱である。光散乱測定は、Malvern Mastersizer 2000S機器およびMie散乱理論を用いて行うことができる。Mie理論の原理および液滴サイズを測定するために光散乱をどのように使用することができるかは、例えば、H. C. van de Hulst, Light scattering by small particles. Dover, New York, 1981に見出すことができる。静的光散乱によって提供される主な情報は、光散乱強度の角度依存性であり、これは次に液滴のサイズおよび形状に関連する。しかしながら、標準的な操作方法において、この物体の形状がどうであろうと、回折物体のサイズに等しいサイズを有する球のサイズが、装置に備えられたMalvern独自のソフトウェアによって計算される。多分散サンプルの場合、全散乱強度の角度依存性はサンプル中のサイズ分布についての情報を含む。出力は、カプセルサイズの関数として所与のサイズクラスに属する液滴の総体積を表すヒストグラムであるが、50サイズクラスの任意の数を選択することができる。
実験的には、数滴のスラリーを、散乱セルを通って流れる脱気水の循環流に添加する。散乱強度の角度分布を、Malvern独自のソフトウェアによって測定および分析し、サンプル中に存在する液滴の平均サイズおよびサイズ分布が提供される。単峰性(単分散)液滴分布の場合、パーセンタイルDv10、Dv50、およびDv90を液滴サイズ分布の特性として使用し、ここでDv50は分布の中央値に対応し、マイクロカプセルの直径の平均の尺度として採用される。
シェルの厚さは、スラリー中のシェル材料の重量および密度、スラリー中のコア材料の重量および密度、ならびにマイクロカプセルの平均サイズから直接的に計算してもよい。
本発明に照らして、計算されたシェルの厚さは、シェルおよびコア材料の密度が等しいことを考慮し、すべてのマイクロカプセルがサイズ分布の中央値と実質的に同じサイズを有すると仮定することによって得てもよい。本発明によれば、シェルの厚さhを、中央値マイクロカプセル半径であるrcapsule、未知の中央値コア半径rcore、スラリー中のコア材料の重量であるwcore、スラリー中のシェル材料の重量であるwshellで計算するために式1を用いる。
それ故、本発明の目的のために、マイクロカプセルのコア対シェル重量比は、好ましくは少なくとも約90:10、より好ましくは少なくとも95:5である。
本発明に照らして特に抽出性であると考えられる消費者製品は、非構造化界面活性剤を含有する製品である。非構造化界面活性剤は、香料成分の周りにミセルまたはベシクルを形成することによって香料成分を比較的自由に抽出し、それらを可溶化する。液晶、一般的にラメラ相(時に「メソ相」と呼ばれる)などの構造に本質的に固定化され、したがって一般的にミセルまたはベシクルを形成するために利用できず、その結果、はるかに攻撃性が低い、または抽出性が低い「構造化界面活性剤」と、それらを対比することができる。アルキレンオキシド部分、特に脂肪アルコールエトキシラートなどのエチレンオキシド部分を含む非構造化界面活性剤は、特にカプセル化香料組成物を抽出する傾向があり、そして時間の経過と共に大量のマイクロカプセル漏れを引き起こす傾向がある。
本発明が関係する典型的な消費者製品は、洗濯ケア洗剤、洗濯ケアコンディショナー、布地リフレッシュナー、シャンプー、バスおよびシャワージェル、液体石鹸、固形石鹸および同様のものなどのパーソナルケアクレンジング組成物、ヘアケアコンディショナー、バスおよびシャワーローションなどのパーソナルケアコンディショニング組成物、消臭剤組成物、制汗剤組成物、硬質表面クリーナー、ヘビーデューティー洗剤などのホームケア組成物および同様のものを含む。
多くの場合、そして特に洗濯ケア、パーソナルケアおよびホームケアのカテゴリーにおいて、本発明が関係する消費者製品は界面活性剤を含有する。
本発明の特定の態様では、コンパクトにした香料組成物および、アニオン性、カチオン性、両性または非イオン性界面活性剤から選択される少なくとも1種の界面活性剤を含む消費者製品を提供する。
典型的なアニオン性界面活性剤は、以下を含むがこれらに限定されない:ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、トリデセス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸カリウム、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウレス硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸トリエタノールアミン、ラウリルサルコシン、ココイルサルコシン、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエチルアミン、ラウレス硫酸トリエチルアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウレス硫酸ジエタノールアミン、ラウリン酸モノグリセリド硫酸ナトリウム、ココイル硫酸アンモニウム、ラウロイル硫酸アンモニウム、ココイル硫酸ナトリウム、ラウロイル硫酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ココイル硫酸カリウム、ラウリル硫酸カリウム、ココイル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸塩モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ヒドロキシエチル−2−デシルエーテル硫酸ナトリウム、メチル−2−ヒドロキシデシルエーテル硫酸ナトリウム、ヒドロキシエチル−2−ドデシルエーテル硫酸ナトリウム、モノエトキシル化ラウリルアルキル硫酸ナトリウム、C12〜C18アルキルスルホン酸、エトキシル化または天然直鎖状および分岐状C12〜C18アルコール硫酸塩、エトキシル化または天然直鎖状および分岐状C12〜C18アルコール硫酸塩、ならびにそれらの混合物。
典型的なカチオン性界面活性剤は、以下を含むが、これらに限定されない:10〜22個の炭素原子、および任意にヒドロキシル基を含む1〜2個のアルキル鎖、および1〜4個の炭素もしくはヒドロキシアルキルもしくはヒドロキシル基を有する2〜3個のアルキル基、または典型的には約1〜約10個のエチレンオキシド部分を有するアルコキシ基、およびハライド、ヒドロオキサイド、アセタートおよびメチルスルファートの群から選択されるアニオンを有する第四級アンモニウム塩、例えば、ジタローアルキルジメチル(またはジエチルまたはジヒドロキシエチル)アンモニウムクロリド、ジタローアルキルジメチルアンモニウムメチルスルファート、メチルタローアルキルアミドエチル、ジタローアルキルジメチルアンモニウムメチルスルファート、ジヘキサデシルアルキルジメチル(またはジエチル、またはジヒドロキシエチル)アンモニウムクロリド、DODMAC(ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド)などのジオクタデシル−アルキルジメチルアンモニウムクロリド、およびジエイコシルアルキルジメチルアンモニウムクロリド、エチル−タローアルキルイミダゾリニウムメチルスルファート、ジタローアルキルジメチルアンモニウムメチルスルファート、メチルタローアルキルアミドエチルタローアルキルイミダゾリニウムメチルスルファート、
1個または2個のアシルオキシ−アルキル鎖、1個または2個のアルキル基および/または1個または2個のヒドロキシアルキル基を有する第四級アンモニウム塩、例えばいわゆるエステルクアット(N−メチル−N,N,ビス[2−(C16〜C18−アセトキシ)エチル)]−N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメトスルファート)、ジエステルクアット(N,N,N−トリメチル−N−[1,2−ジ−(C16〜C18−アシルオキシ)プロピルアンモニウム塩)、DEEDMAC(N,N−ジメチル−N,N−ビス([2−(−[(1−オキソオクタデシル)オキシ]エチル)アンモニウムクロリド)、HEQ(N,N,N−トリメチル−N−[(Z)−2−ヒドロキシ−3−[(1−オキソ−オクタデカ−9−エニル)オキシ]]アンモニウムクロリド)、TEAQ(C10〜C20飽和および不飽和脂肪酸とトリエタノールアミンとの反応生成物のジ第四級化メチル硫酸塩)、アルキルベンジルジアルキルアンモニウムクロリド、ここで、アニオンは、ハライド(クロリドまたはブロミドなど)、ヒドロキシ、エチルスルファート、アセタート、カルボナート、ニトラート、ホスファートおよびメチルカルボナートから選択される。
典型的なカチオン性界面活性剤は、ラウリミノプロピルジメチルアミン、ラウリミノエチルジメチルアミン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン、N−オレイル−1,3−プロパンジアミン、エトキシル化N−タロー−1,3−プロパンジアミンなどの第一級、第二級および第三級アミン、ならびにエトキシル化脂肪アミンを含むが、これらに限定されない。
典型的な双性イオン界面活性剤は、直鎖状もしくは分岐状のアルキル、またはアルケニル、またはヒドロキシルアルキルまたはアルコキシラジカルを有し、そのうちの1つは約8〜約18個の炭素原子を有し、他の1つはカルボキシル、スルホナート、スルファート、スクシナート、ホスファートまたはホスホナート基から選択されるアニオン基を含有する、脂肪族第四級アンモニウム、ホスホニウム、およびスルホニウム化合物の誘導体を含むが、これらに限定されない。アルコキシラジカルは、典型的には約1〜約10個のエチレンオキシド部分または約1〜約3個のグリセリル部分を含む。ヒドロキシルアルキルラジカルは、典型的には1〜3個の炭素原子を有するアルキロール部分を含む。
双性イオン界面活性剤の特定の種類は、少なくとも1つのメチレン基によって分離された、第四級化カチオン性アンモニウム基およびアニオン性カルボキシラート基を含むベタイン、例えば、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルアルファ−カルボキシエチルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、オレイルジメチルガンマ−カルボキシプロピルベタイン、ラウリルおよびステアリルビス−(2−ヒドロキシエチル)カルボキシメチルベタイン、オレイルジメチルガンマ−カルボキシプロピルベタイン、およびラウリルビス−(2−ヒドロキシプロピル)−アルファ−カルボキシエチルベタインを含む。他のベタインはアミドアルキル、スルホアルキルおよびアルキルアミドスルホベタインを含み、ここでアルキル部分は典型的にエチルまたはプロピル部分であり、例えば、ココアミドプロピルベタイン、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルスルホエチルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)スルホプロピルベタインおよび同様のものなどである。
典型的な両性界面活性剤は、直鎖状または分岐状のアルキルまたはアルケニルラジカルを有し、そのうちの1つは約8〜約18個の炭素原子を有し、他の1つがカルボキシル、スルホナート、スルファート、スクシナート、ホスファートまたはホスホナート基から選択されるアニオン基を含有する第一級、第二級および第三級アミンの誘導体、例えば3−ドデシルイミノプロピオン酸ナトリウム、3−ドデシルイミノプロパンスルホン酸ナトリウムを含むが、これらに限定されない。
非イオン性界面活性剤は、いわゆる狭いピークのアルキルエトキシラート、特にエトキシラートおよび混合エトキシラート/プロポキシラートを含む、約1〜25個のエチレンオキシド単位を有するC4〜C22アルキルエトキシラート、アルキルジアルキルアミンオキシド、アルキルポリグリコシド、アルカノイルグルコースアミド、およびそれらの混合物を含むが、これらに限定されない。非イオン性界面活性剤の具体例は、脂肪族アルコールと約1〜約22モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。脂肪族アルコールのアルキル鎖は直鎖または分枝鎖、第一級または第二級のいずれかであることができ、一般的に約8〜約18個の炭素原子、好ましくはC8〜C18(例えばC10)を2〜14モルのエチレンオキシドと共に含有する、例えば、C11〜C15直鎖第二級アルコールと9モルのエチレンオキシドとの縮合生成物、またはC12〜C14第一級アルコールと6モルのエチレンオキシドとの縮合生成物、またはC14〜C15直鎖アルコールと4モルのエチレンオキシドとの縮合生成物、またはC13〜C15アルコールと9モルのエチレンとの縮合生成物、またはC13アルコールと2〜21モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。このカテゴリーの非イオン性界面活性剤は一般に「アルキルエトキシラート」と呼ばれる。
非イオン性界面活性剤の他の例は、プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によって形成されるエチレンオキシドと疎水性塩基との縮合生成物(例えば、PPG−1−PEG−9ラウリルグリコールエーテル)を含む。
非イオン性界面活性剤のさらなる例は、3〜30のEO単位を含有するポリエチレングリコールソルビトールエーテル(例えば、オレイン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸および同様のものとのソルビトールエステルを含む)である。
非イオン性界面活性剤のさらなる例は、エチレンオキシド(EO)と、プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応から生じる生成物との縮合生成物である。
半極性非イオン性界面活性剤は、水溶性アミンオキシドを含む非イオン性界面活性剤の特別なカテゴリーである。これらのアミンオキシド界面活性剤は、特に、C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシドおよびC8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド、例えば、NN−ジヒドロキシエチル−N−ステアラミンオキシド、エトキシル化ラウラミドおよびラウリルジメチルアミンオキシドを含む。
他の非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシドであり、これは、例えば、C8〜C10ポリグリコシド、C12〜C16アルキルポリグリコシド、C8〜C16アルキルポリグリコシド、C5アミルキシロシド、およびC5アミル、C8カプリル、C12ラウリルの混合物を含む。非イオン性糖ベース界面活性剤に関して上記で使用された用語「アルキル」は、ヘキシル、オクチル、デカニル、ドデカニル、テトラデカニル、ヘキサデカニル、およびオクタデカニルを含む、3〜21個の炭素原子を有する飽和直鎖アルキル残基を指す。
さらなる非イオン性界面活性剤は、例えば、PEG40またはPEG400硬化ヒマシ油を含む。
さらなる非イオン性界面活性剤は、5〜21個の炭素原子を有するアルキル、アルケニルまたはヒドロキシアルケニル残基、および異なる数のグリセリル部分を有するグリセロールベースの界面活性剤、例えばオクタン酸ヘキサグリセリルエステル、デカン酸テトラグリセリルエステル、リシノール酸ヘキサグリセリルエステル、ココ酸テトラグリセリルエステル、およびそれらの混合物などを含む。
本発明が関係する消費者製品は、酸もしくは塩基、または酸性度もしくはアルカリ性度を提供する物質(酸性源もしくはアルカリ性源とも呼ばれる)を含み得る。酸または酸性源は無機または有機であってもよい。無機の酸および酸性源は、塩酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸および同様のものを含んでもよい。有機の酸または酸性源は、安息香酸、クエン酸、リンゴ酸および同様のものを含んでもよい。塩基またはアルカリ性源はまた無機または有機であってもよい。無機の塩基およびアルカリ性源は、水酸化ナトリウム、アンモニア、および炭酸塩、リン酸塩および同様のものを含む塩を含んでもよい。
本発明が関係する消費者製品は、ホスファート、ポリホスファート、ポリカルボキシラート、クエン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム(ゼオライト)および同様のものなどの水の硬度を下げるためのビルダーを含んでもよい。
多くの場合、本発明が関係する消費者製品は液体であり、溶媒、増量剤、増粘剤およびレオロジー助剤などのテクスチャリング剤、分配助剤、再付着防止剤、保存剤、消臭剤、化粧品有効成分、表面強化剤などのさらなる添加剤を含んでもよい。
本発明の特定の態様において、本発明のマイクロカプセル、および水溶性溶媒または水不溶性もしくは部分的に不溶性の溶媒から選択される少なくとも1種の溶媒を含む消費者製品が提供される。
水溶性共溶媒は、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、2−メチル−ペンタン−2,4−ジオール、カルビトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールなどのグリコールエーテル、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセタート、ジプロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ヘキシレングリコールなどのグリコールエステルおよびグリコールエーテル、メチルメトキシブタノール、(+/−)−2,2−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、グリセリン、ジメチルイソソルビド、クエン酸トリエチルおよびそれらの混合物を含むが、これらに限定されない。
水不溶性または部分的に不溶性の溶媒は、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸メチル、リノール酸メチル、パルミチン酸メチル、ラウリン酸エチル、リノール酸エチル、オレイン酸エチル、オクタン酸エチルなどのアルキルエステル、ジベンジルエーテルおよびフタル酸ジエチル、二塩基性エステルDBE(ジイソブチルグルタラート、ジイソブチルスクシナート、およびジイソブチルアジパートから構成されるブレンド、Solvayから市販されている、またはジイソブチルグルタラートおよびジイソブチルアジパートから構成されるブレンド、Invistaから市販されている、および炭化水素を含むが、これらに限定されない。
本発明の特定の態様において、本発明のマイクロカプセル、およびレオロジー調整剤、増粘剤、ゲル形成剤、チキソトロープ剤、および分散剤から選択される少なくとも1種のテクスチャリング剤および/またはコロイド安定剤を含む消費製品を提供する。
これらのテクスチャリング剤および/またはコロイド安定剤は、典型的には水溶性または部分的に水溶性、または界面活性ポリマーである。これらのポリマーは、第四級化ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(ジアリルアンモニウムクロリド−コ−アクリルアミド)、第四級化グアーガム、ポリ(アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド−コ−アクリルアミド)コポリマー、ポリ(メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)、ポリエチレンイミン、ポリ[(3−メチル−1−ビニルイミダゾリウム)硫酸メチル)−コ−(1−ビニルピロリドン)、カチオン性ポリアミン、カチオン性ポリアクリルアミド、ポリ(トリメチルアミノエチルメタクリラート)、ポリ(ビニルアミン)、ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド)、ポリ(DADMAC)とも呼ばれる、キトサン、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、アカシアガム、ガティガム、トラガガントガム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、エトキシル化アルギナート、ゼラチン、デキストラン、ヒドロキシエチルセルロース(hydroxythyl cellulose)、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(エチレンオキシド−b−プロピレンオキシド)ブロックコポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸またはカルボマー、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリラーツコポリマー、アクリラーツクロスポリマー−4、アクリラーツクロスポリマー−3、ポリアクリラート−2クロスポリマー、およびポリアクリラート−14、架橋アクリラーツ/アクリル酸アルキル(C10〜30)コポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ペクチン、および加工されたもの(modified)を含むが、これらに限定されない。
本発明の特定の態様において、本発明のマイクロカプセル、およびジメチコン、ポリ(ジメチルシロキサベジジメチルシロキサン)、アモジメチコンなどのアミノ−シリコーン、トリアルキルアンモニウム−シリコーン塩、エトキシル化シリコーンおよび同様のものなどから選択されるがこれらに限定されない少なくとも1つのシリコーンを含む、消費者製品、例えばヘアケア製品を提供する。
本発明の特定の態様において、本発明のマイクロカプセル、およびエモリエント、保湿剤、しわ防止剤、角質除去剤、日焼け止め剤、染料、顔料、タルク、コンディショニング剤、ヘアスタイリング剤、およびふけ防止剤から選択されるが、これらに限定されない、少なくとも1つの活性化粧品成分を含む消費者製品を提供する。本発明の特定の態様において、本発明のマイクロカプセル、および柔軟剤、蛍光増白剤および帯電防止剤から選択されるがこれらに限定されない少なくとも1つの布地強化剤を含む消費者製品を提供する。
本発明の特定の態様において、コンパクトにした香料組成物、および亜鉛誘導体、精油、ウンデシレン酸ナトリウム、ウンデシレン酸メチル、2−ヒドロキシプロピルベータシクロデキストリン、ソイエチルモルホリニウムエトスルファート、クロトナートおよびフマラート、ならびにアルキレンカーボナートから選択されるがこれらに限定されない少なくとも1種の消臭剤を含む消費者製品を提供する。
本発明の特定の態様において、コンパクトにした香料組成物、およびアルファ−シクロデキストリン、ベータ−シクロデキストリン、ガンマ−シクロデキストリンおよび/またはそれらの誘導体、および/またはそれらの混合物から選択されるがこれらに限定されない、少なくとも1つの可溶化された水溶性非錯化シクロデキストリンを含む消費者製品、例えばホームケア製品を提供する。シクロデキストリン誘導体は、メトキシ、エトキシシクロデキストリン、ヒドロキシエチルシクロデキストリン、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニウム)プロピルオキシシクロデキストリンなどのカチオン性シクロデキストリン、カルボキシメチルシクロデキストリンおよびシクロデキストリン硫酸などのアニオン性シクロデキストリンおよび同様のものを含むが、これらに限定されない。
本発明の特定の態様において、アルミニウムクロロハイドラート、アルミニウムジルコニウムテトラクロロハイドレックスグリシン錯体および同様のものを含む、消費者製品、例えば制汗剤を提供する。
本発明の特定の態様において、本発明のマイクロカプセル、およびブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ジラウリルチオジプロピオナート、アルキルパラベン、トコフェロールおよび同様のものから選択されるがこれらに限定されない少なくとも1種の保存剤を含む消費者製品を提供する。別の態様において、適切な保存剤は、ベンズイソチアゾロン(BIT)、メチルイソチアゾロン(MIT)および/またはラウリルアミンジプロピレンジアミン(BDA)の組み合わせ、ならびにそれらの混合物、およびN、N’−ジヒドロキシメチル尿素および1,6−ジヒドロキシ−2,5−ジオキソ−ヘキサンの混合物を含む。
以下の例において、例示として本発明をさらに説明する。
例1
WO/2008/098387、例1.3、サンプルP5.2に記載された方法にしたがって、グループA成分、長鎖飽和アルキルアルデヒドおよび第三級ジテルペンアルコールおよび第三級ジテルペンアルコール誘導体の様々な組み合わせを有する異なる香料を用いてマイクロカプセルを調製した。カプセルスラリーの固形分は40±2重量%であり、ここで「固形分」はスラリー中の香料含有マイクロカプセルの重量パーセントを指す。それぞれの場合において、0.2重量%のマイクロカプセルに相当する量のスラリーを表1.2に記載された処方を有する布地ケア柔軟剤組成物に添加した。マイクロカプセルを含有する柔軟剤組成物を使用前に37℃で1ヶ月間貯蔵した。
0.5wt%のマイクロカプセルを含有する20mlの古くなった柔軟剤を、15リットルの容量を有する洗濯機で行われたすすぎサイクル中の1kgのテリー織のタオル地に添加した。タオルを洗濯機から注意深く取り出し、濡れたタオルを手や他の器具で取り扱わずに嗅ぐことによって嗅覚評価を行った。評価は5人の訓練されたパネリストのパネルによって行った。匂いは次のスケールにしたがって採点した:1=ほとんど気づかない、2=弱い、3=中、4=強い、5=非常に強い。小数の採点が許可された。バイナリスケールを使用して結果を分析した:3.5未満のスコアを有する全てのサンプルは、「NP」(機能しない(not performing))バイナリスコアとし、3.5以上のスコアを有する全てのサンプルは、「P」(機能する(performing))のバイナリスコアとした。組成データおよび評価バイナリスコアの両方を表1に報告する。
結果は、一方でグループAの飽和アルキルアルデヒドおよびジテルペンアルコール、他方でグループB成分との間の相乗作用がマイクロカプセルの摩擦前性能に重要であることを裏付ける。アルキルアルデヒドおよび/またはテルペノールが組成物中に存在しない場合、たとえかなりの量のグループB成分が組成物中に使用されていても、摩擦前性能は不十分である。その逆に、グループBの香料成分が組成物中に存在しない場合、またはこれらが不十分な量で使用される場合、たとえかなりの量のグループA成分が組成物に使用されたとしても、摩擦前性能は不十分である。

Claims (12)

  1. カプセル化香料組成物であって、カプセル化香料組成物が、複数のコア−シェルマイクロカプセルの形態で提供され、ここで
    a. 計算されたマイクロカプセルシェルの厚さが0.5μm未満、好ましくは0.3μm未満、例えば0.25μmであり;および
    b. カプセル化香料組成物は以下を含まなければならない:
    i. 5〜35重量%の以下から選択されるグループA香料成分:10個以上の炭素原子、好ましくは11個以上の炭素原子、最も好ましくは12個以上の炭素原子を有する長鎖アルデヒド;および/または10個以上の炭素原子を有する第三級アルコール;および
    ii. 5〜25重量%の以下からなる群から選択されるグループBブルーミング香料成分:ヘキサナール;ヘプタナール;2−(2−メルカプトプロパン−2−イル)−5−メチルシクロヘキサノン;(E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン;(E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン;(E)−デカ−4−エナール;1−メトキシ−4−プロピルベンゼン;エチルブタノアート;エチルブタノアート;エチルヘキサノアート;エチル2−メチルプロピオナート;エチル3−メチルブタノアート;エチル2−メチルブタノアート;エチル2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−カルボキシラート;(1S,4S)−1,3,3−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;メチルオクタ−2−イノアート;2−メトキシフェノール;エチル2−メチルペンタノアート;2,6−ジメチルヘプタ−5−エナール;メチル2−ヒドロキシ−5−メチルベンゾアート;メチル2−メチルブタノアート;(2E,6Z)−ノナ−2,6−ジエナール;(2E,6Z)−ノナ−2,6−ジエン−1−オール;(Z)−ノナ−6−エナール;2−フェニル−エタナール;(2E,5E)−5,6,7−トリメチルオクタ−2,5−ジエン−4−オン;4−メチル−2−(2−メチルプロパ−1−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン;2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエンカルバルデヒド;4−ビニルシクロヘキサ−1−エンカルバルデヒド;4−メチルベンズアルデヒド;2−エトキシ−4−メチルフェノール;(3E,5Z)−ウンデカ−1,3,5−トリエン;(2E,6Z)−ノナ−2,6−ジエンニトリル;およびエチルシクロヘキサンカルボキシラート
    ここで、グループA成分およびグループB成分の相対濃度範囲は、以下のように選択される:グループAのレベルが5〜10重量%である場合、グループB成分のレベルは10〜25重量%でなければならない;グループAのレベルが10〜30重量%である場合、グループB成分のレベルは5〜25重量%でなければならない;グループB成分のレベルが5〜10重量%である場合、グループA成分のレベルは10〜30重量%でなければならない;グループB成分のレベルが10〜25重量%の間である場合、グループA成分は5〜30重量%でなければならない;
    前記カプセル化香料組成物。
  2. 少なくとも1種のグループA香料成分が、デカナール、ウンデカナール、2−メチルウンデカナール、ドデカナール、トリデカナール、テトラデカナール、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール、(E)−3,7−ジメチルノナ−1,6−ジエン−3−オール、3,7−ジメチルオクタン−3−オール、2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール、2,6−ジメチルオクタン−2−オール、および(E)−4−メチルデカ−3−エン−5−オールからなる群から選択される、請求項1に記載のカプセル化香料組成物。
  3. 水性分散媒体中に分散された1以上のコア−シェルカプセルを含むスラリーの形態であり、ここで、コアは香料を含有し、シェルはアミノプラスト樹脂を含有し、ここで、組成物は安定であり注ぐことができる懸濁液の形態である、請求項1または2に記載のカプセル化香料組成物。
  4. ブルーミング成分を、10個以上の炭素原子、好ましくは11個以上の炭素原子、最も好ましくは12個以上の炭素原子を有する長鎖アルデヒドおよび/または10個以上の炭素原子を有する第三級アルコールと混合して香料組成物を形成する工程、および前記組成物をカプセル化する工程を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカプセル化香料組成物を調製する方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカプセル化香料組成物のブルーミング性能を強化するための、10個以上の炭素原子、好ましくは11個以上の炭素原子、最も好ましくは12個以上の炭素原子を有する長鎖アルデヒドおよび/または10個以上の炭素原子を有する第三級アルコールの使用。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカプセル化香料組成物を含む消費者製品。
  7. リンスオフホームケアまたはパーソナルケア製品である、請求項6に記載の消費者製品。
  8. 洗剤、シャンプー、石鹸またはクレンジング組成物などの洗浄製品である、請求項7に記載のリンスオフ製品。
  9. 布地ケアコンディショナーまたはヘアケアコンディショナーである、請求項7に記載のリンスオフ製品。
  10. リーブオンパーソナルケア製品である、請求項6に記載の消費者製品。
  11. 消臭製品の形態の請求項10に記載のリーブオン製品。
  12. 制汗剤の形態の請求項10に記載のリーブオン製品。
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