JP2020501988A - 自転車シートを生成するための方法、前記工程において使用される装置およびそれにより生成される自転車シート - Google Patents
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Abstract
自転車シートを個人に合わせるためのデバイスは、総称的自転車シートの少なくとも上面の形状を集合的に有する複数の個別可動式の部品であって、前記個別可動式の部品は、前記総称的自転車シートを前記個人に合わせた自転車シートのユーザの個人的な快適さの好みに合う調節された最終位置へと調節するために、互いに対しx方向、y方向およびz方向に動かすことができる、複数の個別可動式の部品と、前記調節された最終位置を実現するために前記総称的自転車シートに対しなされるすべての調節を検出するために前記複数の個別可動式の部品に接続された複数のセンサとを備える。センサからの情報は、個人に合わせた自転車シートへと3D印刷され得る3Dデータファイルを形成するためにコンピュータにダウンロードされ得る。発明はまた、デバイスを使用する方法、生成された個人に合わせた自転車シート、および個人に合わせた自転車シートを含む自転車に関する。
Description
本発明は、自転車シートを生成するための新規の方法、新規の方法を実行するための新規の装置および新規の方法を使用して生成される自転車シートに関する。
自転車に乗ることは、交通手段、レジャー、フィットネスおよびスポーツに用いられる、一般に普及したアクティビティである。自転車に乗ることは、実質的な健全および健康の恩恵を有するが、バイクシート(すなわちサドル)に座ることは、不快さ、勃起不全(ED)、および生殖器、泌尿器の他の機能不全、および他の機能不全に関連づけられてきた。したがって、個人個人にフィットし、快適で、ED、生殖器および泌尿器の機能不全、および他の機能不全のリスクを解消または低減することができるバイクシートを設計し、開発し、製造する必要がある。
長年にわたり、「健康的で快適な」バイクシートを開発しようと多くの試みがなされてきた。しかしながら、そのようなすべての努力は結局、快適さに対しても個人の安全に対しても万全でないシートの大量生産に終わってきた。
「尻」または「会陰」の解剖学的構造は、大きさ、形状、体重の分布が人によって異なるので、異なるシート上の異なる個人における知覚される快適さ、圧覚点の場所、強度および分布におけるバリエーションを生み出す。
米国特許第7,273,250号明細書は、自転車シートを個人個人に適合させるための方法を説明する。この方法は、自転車シートとユーザの臀部との間に圧力測定センサを有するフィルムを設置することにより、自転車シートの表面上のユーザの臀部の局所的な圧力を測定することと、その後、圧力分布出力に基づいて、問題のある加圧ゾーンを減じるために、たとえば、より柔らかい詰め物をそれらの問題のある加圧ゾーンに追加することにより、自転車シートを適合させることとを含む。
米国特許第9,022,954号明細書は、乗車中の自転車シートの表面に対しユーザの会陰上の圧力をマッピングするための方法を説明する。この方法は、このケースでは自転車乗車者の勃起不全のリスクを評価するために、自転車シート表面とユーザの会陰領域との間にセンサを設置することと、圧力分布出力を使用することとを含む。第6コラムの56〜62行目において同明細書は、「自転車シートによる勃起不全のリスク要因を最小化するために自転車シート表面のジオメトリを変更すること」を論じている。同明細書は、この目的のためにシート表面のジオメトリまたは材料構成を変更することを論じ、例として詰め物の追加を挙げている。
米国特許出願公開第2017/0073028号公報は、調節可能なバイクシートを説明する。2つのサドル半分が、シャシーに対し独立してボルト締めされる。サドル半分およびシャシーは、サドル半分が互いに対しおよびシャシーに対し異なる位置にボルト締めされることを可能にするボルト用のスロットを有し、それにより、サドル半分が個人的な好みに合うように調節されることを可能にする。加えて、くさび(「詰め木」)が、シャシーの上方のサドル半分の高さを変えるために、サドル半分とシャシーとの間に挿入され得る。しかしながら、くさびはサドル半分を適所に把持する同一のボルトによって適所に把持されるので、サドル半分の高さを変えることは、当初の構成全体が分解され、ボルトが除去され、詰め木が配置され、ボルトが挿入し直されて締め付けられることを必要とする。かくして、サドル半分はそれら自身互いに対しx方向およびy方向に動かすことができる一方で、サドルは技術的にz方向には動かすことができない。しかしながらその代わりに、z方向の変化をもたらすために、デバイス全体が分解され、くさびの挿入物を使用して再構築されなければならない。さらに、いずれの方向におけるサドル位置の調節も、実際的には、ユーザがデバイスを使用している間には実現できない。そうではなく、ユーザは降車しなくてはならず、変化がもたらされると、そこでやっとユーザは再乗車することができる。これは、その「万全感」を実現するという課題をなおいっそう困難にする。それら自身x方向、y方向およびz方向の動きが可能であり、ユーザが座ってデバイスを使用している間のこれらの方向のいずれにおける調節も可能である部品を有するデバイスは、非常に有利であろう。同公報はまた、3Dデータファイルからのカスタマイズされた個人に合わせたバイクシートの調製、またはそれによって生成されるカスタマイズされた個人に合わせたバイクシート、または動きの電子式アクチュエーションのための、3Dデータファイルをサポートするための、ユーザによって所望される調節の取り込みについて言及していない。
個人の会陰を測定し、個人にフィットするバイクシートを設計および製造し、それらの快適さおよび安全性をモニタリングし、適宜シートを調節するかまたは修理するための、工程、機器、材料およびシステムが必要とされる。
これらのおよび他の目的は、本発明によって満たされ、本発明は、第1の実施形態において、個人に合わせた自転車シートを製造するのに使用するためのデバイスに関し、このデバイスは、(a)複数の個別可動式の部品であって、少なくとも2次元における前記個別可動式の部品の全体は、総称的自転車シートの少なくとも2次元の上面を定義し、前記個別可動式の部品は、前記総称的自転車シートを起点から調節された最終位置へと調節するために、互いに対しx方向、y方向およびz方向に動かすことができ、ここで、前記起点と比較して前記調節された最終位置は、前記個人に合わせた自転車シートのユーザとなる人によってまたは前記人のためになされる、前記個別可動式の部品に対する個人的な快適さの調節を具現化する、複数の個別可動式の部品と、(b)前記複数の個別可動式の部品に接続された複数のセンサであって、前記調節された最終位置を実現するために前記起点に対しなされるすべての調節を集合的に検出する、複数のセンサとを備える。
本発明は、第2の実施形態において、個人に合わせた自転車シートを製造するための方法に関し、この方法は、(a)本発明に係るデバイスを提供することと、(b)前記複数の個別可動式の部品の1つ以上を前記起点から前記調節された最終位置へと調節することと、(c)前記複数のセンサを使用して前記調節された最終位置を実現するために前記起点に対しなされるすべての調節を検出することとを備える。
本発明は、第3の実施形態において、本発明の方法によって調製された個人に合わせた自転車シートに関する。
本発明は、第4の実施形態において、本発明の個人に合わせた自転車シートを備える自転車に関する。
本発明は、第5の実施形態において、調節可能な自転車シートに関し、この自転車シートは、(a)複数の個別可動式の部品であって、少なくとも2次元における前記個別可動式の部品の全体は、総称的自転車シートの少なくとも2次元の上面を定義し、前記個別可動式の部品は、前記総称的自転車シートを起点から調節された最終位置へと調節するために、互いに対しx方向、y方向およびz方向に動かすことができ、ここで、前記起点と比較して前記調節された最終位置は、前記個人に合わせた自転車シートのユーザとなる人によってまたは前記人のためになされる、前記個別可動式の部品に対する個人的な快適さの調節を具現化する、複数の個別可動式の部品と、(b)複数の以前のユーザの前記調節された最終位置の複数の設定を備えるデータベースと、(c)前記複数の以前のユーザの各々の前記調節された最終位置をオンデマンドで1つずつ再現するために、前記データベースに含まれる設定を通信し、前記個別可動式の部品の動きに影響を及ぼすための手段とを備える。
発明はここで、図面を参照してより詳細に説明される。
本発明に係るデバイスは、複数の可動部品を備え、少なくとも2次元におけるその全体は、総称的自転車シートの上面を定義する。「総称的自転車シート」によって意味されるのは単純に、ユーザフレンドリーな調節がなされる共通の起点である。複数の可動部品は、ユーザまたはユーザを手助けする誰かによってなされるすべての個人的な快適さの調節を具現化する調節された最終位置に到達するまで、この共通の起点に対し動かされ、快適さのためにユーザによって定期的にチェックされるであろう。
たとえば、図1は、独立した動きが可能な4つの可動部品を有する総称的自転車シート10を示す。この上面図から少なくとも、総称的自転車シートは、普通の自転車シートに似た大まかな2次元形状を有する。好ましくは、総称的自転車シートは、3次元すべてにおいて普通の自転車シートに似ている。
図1に示された総称的自転車シートは、2つの前方可動部品11および2つの後方可動部品12を有する。この特定の実施形態において、前方部品11は、(曲線矢印によって示されているように)後方可動部品に対しz方向に動かすことができ、後方部品12は、(直線矢印によって示されているように)前方部品に対しx方向に動かすことができる。ユーザは個々の可動部品を、彼または彼女の個人的な快適さの好みに合う位置に調節できる。
(x方向、y方向およびz方向は、x方向およびy方向が点線で示されている図7から最も明確に理解できる。z方向は、x軸およびy軸の両方を含む平面に垂直な角度でページの内外に伸長するものとして理解される。)
かくして、2つの後方部品12は、シートの水平横軸上で互いに近づくようにまたは互いから離れるように動くことができる。この動きは、後方部品の中央に坐骨を据え、部品の位置を個人的な快適さに合わせて調節するように、とのインストラクションとともに個人によって検査されることを想定している。さらなる調節は、個人の快適さに加えて、圧力、血流および他の測定値のデータを含むこともできるし、含まなくてもよい。2つの前方部品12は、前方部品の前方端における回転中心に対し回転するように動くことができる。そのような動きは、個人の快適さにしたがって、シートの前方部品の最適な個人的な位置、形状、および大きさを提供するであろう。さらなる調節は、個人の快適さに加えて、圧力、血流および他の測定値のデータを含むこともできるし、含まなくてもよい。前方部品および後方部品の最適な位置からのデータは、最終的な個人的なシートの形状および大きさを定義するであろう。そのようなデータは、個人的にフィットするシートを製造するために、3D印刷用に使用されるであろう。
かくして、2つの後方部品12は、シートの水平横軸上で互いに近づくようにまたは互いから離れるように動くことができる。この動きは、後方部品の中央に坐骨を据え、部品の位置を個人的な快適さに合わせて調節するように、とのインストラクションとともに個人によって検査されることを想定している。さらなる調節は、個人の快適さに加えて、圧力、血流および他の測定値のデータを含むこともできるし、含まなくてもよい。2つの前方部品12は、前方部品の前方端における回転中心に対し回転するように動くことができる。そのような動きは、個人の快適さにしたがって、シートの前方部品の最適な個人的な位置、形状、および大きさを提供するであろう。さらなる調節は、個人の快適さに加えて、圧力、血流および他の測定値のデータを含むこともできるし、含まなくてもよい。前方部品および後方部品の最適な位置からのデータは、最終的な個人的なシートの形状および大きさを定義するであろう。そのようなデータは、個人的にフィットするシートを製造するために、3D印刷用に使用されるであろう。
特に好ましい実施形態において、シートの複数の部品は、1部品からなるシートの外観および機能を提供するために、何らかの材料、たとえば、レザー、プラスチック、織物または何らかの他の適切な材料で作られたカバーで覆われ得る。
シートの厚さおよびデザインの傾斜は、シートデザインで固定されることもできるし、上記例と同様の手順で調節されることもできる。
好ましい実施形態において、個々の可動部品は、3Dデータファイルとしてセンサによって検出された情報を保存することが可能なコンピュータに、センサを介して接続するであろう。コンピュータもまた、好ましくは、3Dプロダクトとして3Dファイルを印刷することが可能な3Dプリンタにリンクさせられる。そのように印刷された3Dプロダクトは、仕上がった個人に合わせた自転車シートを形成するために、たとえば、布カバーまたはレザーカバーおよび/または詰め物によって仕上げられ得る。
好ましい実施形態において、3Dデータファイルは、電子形式でカバーを示すであろう。
特に好ましい実施形態において、調節前および調節中の総称的自転車シートは自転車フレーム上に配置されるが、ユーザによる快適さの評価が適切な文脈でなされるように、オプションでユーザ独自の自転車フレーム上にも配置される。自転車フレームは、ユーザが模擬乗車の過程全体を通して、固定された自転車のペダルをこぎ、異なる調節設定を評価できるように、自転車スタンドによって支持され、動かせないようにされ得る。
「自転車」という用語がこの説明においてこれまで使用されてきているが、発明および特許請求の目的のために、これは、バイク、自転車、三輪車、スクーター、オートバイ、エクササイズバイク、固定バイク、等を意味する。
同様に、「シート」という用語がこの説明においてこれまで使用されてきているが、発明および特許請求の目的のために、これはシートまたはサドルを意味する。
図2〜図4に示されているように、総称的自転車シートは、個別可動式の部品の数およびそれらの運動範囲の観点で異なり得る。図3および図4において、シートの部品は、1次元、2次元または3次元で動かされることができ(矢印によって示されている)、最終的には、個々のユーザにフィットする三次元、および個人個人にフィットする自転車シートの3D印刷および製造のために使用され得る3D電子ファイルまたはデジタルファイルを作成する。図5には、小さなブロック、すなわち「セル」510へと各々が分解された前方部分のみが示されている。これらのセル510は、製造された個人に合わせた自転車シートにユーザの快適さの精確な評価を提供するために、いずれの形状、大きさ、または体積で設計されてもよく、互いに対し動かせるようにされてもよい。特に好ましい実施形態において、セル510は球形である。
実施形態において、「互いに対しx方向、y方向およびz方向に動かすことができる個別可動式の部品」は、部品が、デバイスまたはその一部を解体(たとえば、ボルトを除去)したり、デバイスに追加(たとえば、詰め木を挿入)したり、デバイスを再構成したり(たとえば、挿入された詰め木を通るようにボルトを挿入し、締め付けたり)する必要なく、そのような動きが可能であることを意味する。そうではなく、手動または電動のアクチュエーション等によって、および新たな構成要素、たとえば1つ以上の詰め木を追加または挿入することなく、既存のデバイスの既存の構成要素は、デバイスを調節するために起点から新たなポイントへとx方向、y方向およびz方向に動かされることができる。
実施形態において、y方向の動きは、x軸の周りの旋回であって、最初の当初位置に対しわずかに前または後ろへy位置を動かすx軸の周りの旋回であるか、またはそうでなければy軸に沿ってスライドする動きであるか、のいずれかである。
この直前の実施形態において、または別個の実施形態において、z方向の動きは、x軸の周りの旋回であって、最初の当初位置に対し上または下にz位置を動かすx軸の周りの旋回であるか、またはそうでなければz軸に沿ってスライドする動きであるか、のいずれかであることができる。
特に好ましい実施形態において、y方向およびz方向の動きはどちらも、x軸の周りの可動部品の旋回による移動を備え、x方向の動きは、x軸に沿ったスライドを備える。
一実施形態において、z方向における変化は、異なる位置でz軸の高さが起点と異なるように角度をつけられた水平面に沿ったスライドではない。
自転車シートを個人に合わせるための方法が図6に模式的に描かれており、この図では図5に描かれた小さいセルの概念がさらに詳しく説明されている。この方法は、総称的自転車シートから始まるが、これはすべてのユーザのための共通の起点である。新たなユーザは、総称的自転車シートから始め、ユーザによってなされる快適さの調節のすべての総体である調節された最終位置をもたらすために、彼または彼女の個人的な快適さの好みに合うために必要なだけセルを調節する。この調節された最終位置は、複数のセンサによって取り込まれ、3Dデータファイルとして情報を保存するコンピュータに通信される。この3Dデータファイルはその後、個人に合わせた自転車シートをもたらすために3D印刷され、この自転車はオプションで、たとえば詰め物または布カバーあるいはレザーカバーによってさらなる仕上げがなされてもよい。
代替の実施形態において、3D印刷物は、個人に合わせた自転車シートの部分、たとえば、ユーザの身体と実際に接触する部分の3Dの輪郭のみであり、その残りは、シートポストと係合し、その上に3Dの輪郭が3D印刷されるストックブロック底部である。
完全に3D印刷される場合、金属レールが射出成形されたベースに発泡接着されてからレザーで覆われてベースに取り付けられる現在の工程は不要になるであろう。複数の材料が連続的な3D印刷工程において使用され得る。
特に好ましい実施形態において、本発明のデバイスは、以下のビジネス手法において有用であり得ることを想定している。すなわち、固定された検査デバイスが、「認可された」自転車ショップに設置されるであろう。興味を持った個人が、認可された自転車ショップに行って検査するよう誘導されるであろう。認可された自転車ショップでその個人は、検査デバイスに「乗車する」であろう。検査デバイスのシートの部品が、個人に合わせたシート設定および個人に合わせた3Dデータファイルをコンピュータで作成するために、「乗車者」または手助け役の自転車ショップ店員によって調節されるであろう。個人に合わせた3Dデータファイルは、3D印刷および製造施設へと送られるであろう。その施設は、個人に合わせたシートを3D印刷および製造し、それを個人または自転車ショップに発送するであろう。かくして、この実施形態において検査デバイスは、シートの注文および支払額の徴収、等に加えて、検査、データの収集、およびコンピュータにおける3Dデータファイルの作成のために、認可された自転車ショップにとどまるであろうし、個人に合わせた自転車シートの3D印刷は、異なる場所で行われるであろう。
有利に、システムは、未来の使用のためにユーザの個人的な快適さの選好を記憶することもできる。たとえば、ユーザが同一の快適さの設定を有する新たな自転車シートの購入を所望する場合、ユーザは、以前の設定を再び呼び出し、新たな自転車シートを3D印刷するだけでよい。一方、ユーザが以前の調節設定を変更する必要がある場合には、以前の調節設定が総称的自転車シートで再現され得、続いて新たな調節が、新たな自転車シートへと3D印刷される新たな調節された最終位置を生成するためになされる。
以前の調節設定を再現する能力は、調節可能な自転車シートをもたらし、調節可能な自転車シートは、以前の調節設定、それゆえに、単一の以前のユーザの、または複数の以前のユーザの快適さの設定の再現が可能である。たとえば、スピニングのクラスでは、各々の固定自転車は、毎日異なるさまざまな個人によって現在使用されている。調節可能な自転車シートは、調節可能な自動車用シートと同様に、調節可能な自転車シートの以前のユーザの各々に、ユーザの以前の快適さの設定を再現することを可能にさせるであろう。これは一実施形態において、以前のユーザ設定のデータベース、調節可能な自転車シートにデータベースを接続する手段、および再現された以前の位置への個々のセルの動きおよび実際の動きをシグナリングするための手段を必要とする。あるいは、ここでの、および上述された他の実施形態における調節は、手動で行われるかもしれず、ユーザは、ノブまたはレバー等の使用により、個々の可動部品(または可動部品の全体には満たない何らかの部分のブロック)をユーザによって以前に好まれた位置へと操作することができる。個々の可動部品の、または可動部品のブロックの位置は、個々の可動部品のすべて、およびブロックのすべての収集された位置が、ユーザがデバイスの次の使用時に思い出して「ダイヤルアップ」することができるコードナンバーを定義するように、たとえば、割り当てられた数字であるかもしれない。たとえば、4つの可動部品であって、その各々が1〜5で指定された設定の範囲を有する可動部品を想定すると、所望の以前の快適さの設定のためのユーザコードは、「5322」であるかもしれず、ここで、各々の数字は各々の個別可動式の部品の設定に対応する。このコードは、デバイスが任意の起点からユーザが以前に満足した快適さの設定へとデバイスを調節するために使用される次の機会に、ユーザにより手動でダイヤルアップされ得る。
一実施形態において、本発明は、個人に合わせた自転車シートを製造するのに、または調節可能な自転車シートそのものとして、のいずれかで使用するためのデバイスに関し、このデバイスは、
(a)シートベースと、
(b)前記シートベース上に取り付けられたフロントプラットフォームであって、フロントプラットフォーム当初位置における前記フロントプラットフォームは、前記シートベースの上方に配置され、前記シートベースに対し略平行に伸長し、ここで、前記フロントプラットフォームは、前記フロントプラットフォームが前記フロントプラットフォーム当初位置から上または下へと旋回できるように前記シートベースに取り付けられる、フロントプラットフォームと、
(c)前記シートベース上に取り付けられたバックプラットフォームであって、バックプラットフォーム当初位置における前記バックプラットフォームは、前記シートベースの上方に配置され、前記シートベースに対し略平行に伸長し、ここで、前記バックプラットフォームは、前記バックプラットフォームが前記バックプラットフォーム当初位置から上または下へと旋回できるように前記シートベースに取り付けられる、バックプラットフォームと、
(d)前記フロントプラットフォームの上方に配置され、前記フロントプラットフォームに可動接続された複数のフロントスライドであって、前記フロントスライドの各々は、フロントスライド当初位置からフロントスライド移動位置へ、およびフロントスライド移動位置から前記フロントスライド当初位置へ、側方に動かすことができる、複数のフロントスライドと、
(e)前記バックプラットフォームの上方に配置され、前記バックプラットフォームに可動接続された複数のバックスライドであって、前記バックスライドの各々は、バックスライド当初位置からバックスライド移動位置へ、およびバックスライド移動位置から前記バックスライド当初位置へ、側方に動かすことができる、複数のバックスライドと、
(f)前記フロントスライドおよび前記バックスライド上に取り付けられ、それにより前記フロントスライドおよび前記バックスライドと同じように動かすことができる、複数のサドルコンポーネントであって、総称的自転車シートの表面の輪郭を有する、全体としての前記複数のサドルコンポーネントと、
(g)オプションで、前記複数のサドルコンポーネントを覆うカバーと
を備える。
(a)シートベースと、
(b)前記シートベース上に取り付けられたフロントプラットフォームであって、フロントプラットフォーム当初位置における前記フロントプラットフォームは、前記シートベースの上方に配置され、前記シートベースに対し略平行に伸長し、ここで、前記フロントプラットフォームは、前記フロントプラットフォームが前記フロントプラットフォーム当初位置から上または下へと旋回できるように前記シートベースに取り付けられる、フロントプラットフォームと、
(c)前記シートベース上に取り付けられたバックプラットフォームであって、バックプラットフォーム当初位置における前記バックプラットフォームは、前記シートベースの上方に配置され、前記シートベースに対し略平行に伸長し、ここで、前記バックプラットフォームは、前記バックプラットフォームが前記バックプラットフォーム当初位置から上または下へと旋回できるように前記シートベースに取り付けられる、バックプラットフォームと、
(d)前記フロントプラットフォームの上方に配置され、前記フロントプラットフォームに可動接続された複数のフロントスライドであって、前記フロントスライドの各々は、フロントスライド当初位置からフロントスライド移動位置へ、およびフロントスライド移動位置から前記フロントスライド当初位置へ、側方に動かすことができる、複数のフロントスライドと、
(e)前記バックプラットフォームの上方に配置され、前記バックプラットフォームに可動接続された複数のバックスライドであって、前記バックスライドの各々は、バックスライド当初位置からバックスライド移動位置へ、およびバックスライド移動位置から前記バックスライド当初位置へ、側方に動かすことができる、複数のバックスライドと、
(f)前記フロントスライドおよび前記バックスライド上に取り付けられ、それにより前記フロントスライドおよび前記バックスライドと同じように動かすことができる、複数のサドルコンポーネントであって、総称的自転車シートの表面の輪郭を有する、全体としての前記複数のサドルコンポーネントと、
(g)オプションで、前記複数のサドルコンポーネントを覆うカバーと
を備える。
図7は、そのようなデバイスの一実施形態の上面図である。上方から見ると、デバイス700は、2つの前方サドル部710と2つの後方サドル部711とを備える。
図8は、デバイス700の側面図を示す。デバイス700は、(図20により詳細に示される)一対のレール817によってバイクポスト819のクリップ818に取り付けられ、それはシートベース815を支持する。図9を参照すると、シートベース815は、2つのプラットフォームマウント910を含む。再び図8を参照すると、プラットフォームマウント910は、フロントプラットフォーム812およびバックプラットフォーム813を支持し、その上に前方サドル部710および後方サドル部711が取り付けられる。前方サドル部710はフロントプラットフォームとともに、後方サドル部711はバックプラットフォームとともに、破線によって示されているように、シートベース815に対する上および下への独立した動きが可能である。この特定の実施形態において、この上および下への動きは、ハンドル816を用いてねじ込み式ポスト814を手動で回転させることにより調整される。
図9に示されているように、シートベースは、レール817のための穴912を、また図10に示されたねじ込み式ボール1000のためのボールソケット911を含む。図11を参照すると、ねじ込み式ポスト814は、頂部1111を有し、それはポストキャップ1100のポスト受容部1110と係合する。ねじ込み式ポスト814のねじ山は、ねじ込み式ポストをシートベースに対し時計回りまたは反時計回りに回転させて、シートベース上方のねじ込み式ポスト814の高さを、それぞれ高くするかまたは低くすることを可能にするねじ込み式ボール1000のねじ山と係合する。使用において、ポストキャップ1100は、フロントプラットフォーム812およびバックプラットフォーム813の下側に当接して、シートベースに対するプラットフォームの上および下への動きを滑らかにする。くぼみ(図示せず)が、ポストキャップ1100と係合するようにプラットフォームの下側に提供され、ねじ込み式ボール1000は、ねじ込み式ポスト814の高さが低くなったり高くなったりするときにポストキャップ1100がくぼみの中に保持されることを保証するために、ボールソケット911の中で自由に回転できる。
図12〜18は、プラットフォームの上部構造およびその仕組みを示す。図12に示されているように、右および左のフロントスライド1210は、フロントプラットフォーム812上に取り付けられ、右および左のバックスライド1211は、バックプラットフォーム813上に取り付けられる。2つのフロントスライド1210は、フロントプラットフォーム812に接続され、閉じられた当初位置から開位置へと動いて再び元に戻る、はさみ状の動きが可能であるが、他のタイプの動き、たとえば、バックスライド1211について示されている単純な側方の分離もまた可能である。2つのバックスライド1211は、バックプラットフォーム813の上方に位置し、閉じられた当初位置から開位置へと動いて再び元に戻る側方の動きが可能であるが、ここでもまた、他の動きが可能である。ここで説明される動きに関し、最も重要なことは、フロントスライドが互いから移動させられ、再び共に元の状態に戻され得、バックスライドも同様に操作され得る、ということである。当業者は、所望の結果を達成するために多くの異なる手法でデバイスを構成することが可能であろう。2つのプラットフォームは、プラットフォームマウント910を通じてボルト1213によりシートベース815に取り付けられることにより、シートベース815に対し上および下に旋回することが可能である。
図15は、相補ガイド1215を有するフロントスライド1210を描く。2つのフロントスライド1210は、図14に描かれたフロントプラットフォーム812上に取り付けられる。フロントプラットフォーム812は、図19に示されたデュアル回転ねじ1214のための受容部1410と、ボルト1213のためのダクト1311とを含む。図13は、組み合わせられたフロントユニット1300を示す。デュアル回転ねじ1214のドライブ1312は、ユニットの後部のほうで両側から突出し、たとえば、ねじドライバヘッドによって、ねじ1214を回転させてフロントスライド1210を離すようにまたは一緒にするように動かすために係合され得る。多数のポスト1310もまた、フロントサドル部710(図示せず)がフロントスライド1210と連係して動くように、フロントサドル部710と係合するようにフロントスライド1210から突出する。
バックユニット1600の同様の構成が図16〜18から少しずつ理解され得る。図18に示される2つのバックスライド1211は、図17に描かれるバックプラットフォーム813上に取り付けられる。バックプラットフォーム813は、第2のデュアル回転ねじ1214のための受容部1710と、ボルト1213のための2つの穴1610とを含む。組み合わせられたバックユニット1600が図16に示される。デュアル回転ねじ1214のドライブ1611は、組み合わせられたバックユニット1600の両側から突出し、ケースが保証する場合には、スライド1211を離すようにまたは一緒にするように側方に動かすよう、ねじドライバによって操作され得る。ここでもまた、多数のポスト1310が、バックサドル部711(図示せず)がバックスライド1211と連係して動くように、バックサドル部711と係合するようにバックスライド1211から突出する。
図19は、デュアル回転ねじ1214を示す。ねじを一方向に回転させることが、右スライドおよび左スライドを互いから離すように同時に動かす一方で、ねじを反対方向に回転させることは、右スライドおよび左スライドを互いの方へ同時に動かすように、一端は左回転のねじ山1810を含む一方で、反対端は右回転のねじ山1811を含む。
上記からして、デバイスの仕組みは、特に図8、図22A、図22Bおよび図22Cを考慮すると、十分に理解されるであろう。図8に示すように、破線によって示されるごとく、フロントプラットフォーム812とフロントサドル部710との組み合わせは、シートベース815に対する上および下の動きが可能である。同様に、バックプラットフォーム813とバックサドル部711との組み合わせもまた、シートベース815に対する上および下の動きが可能である。重要なのは、フロントプラットフォーム812とフロントサドル部710との組み合わせの上および下の動きが、バックプラットフォーム813とバックサドル部711との組み合わせの上および下の動きと独立していることである。これに加えて、図22A、図22Bおよび図22Cから明らかであるように、リアユニット(図22B)およびフロントユニット(図22C)におけるデュアル回転ねじ1214は、リアスライドおよびフロントスライドを所望の程度まで分離するように独立して操作されることができる。利用可能な動きの組み合わせは、組み合わせられたサドル部の輪郭を個々のユーザの快適さに合うように微調節することを可能にする。
図7〜22は手動で動作させられるデバイスを説明するが、上述した動きのいずれも、たとえばリモートコントロールユニットにより、容易に機械化され制御されることができるであろう。本発明は、手動および電動による動作の両方を意図しており、特に、上記実施形態の各々は、モーターおよび手動コントロール(たとえば、ボタン、レバーまたはスイッチ)またはリモートコントロールを使用する、電動で機械化された動作に適合させられる。
この構成は本来、調節可能な自転車シートとして使用され得る。あるいは、当初位置からのさまざまな部品の所望の移動が測定され、コンピュータプログラムへと供給されることができ、データは、個人に合わせた自転車シートが3D印刷され得る3Dデータファイルを知らせるために使用される。測定は、任意の適切なセンサによるものであることができ、たとえば、ルーラー(図21に示され、デバイスに装着されていることができる)または光学センサが、高い精度で移動の程度を検出するために設置され得る。使用され得る他のセンサは、圧力センサ、機械センサ、電気センサ、磁気センサおよび熱センサを含む。ルーラーが使用される場合、移動が記録され得、測定値は、そのデータをカスタマイズされたシートの輪郭へと自動で変換するであろうコンピュータプログラムへと供給される。電気センサまたは光学センサが使用される場合、データは、センサから同一の効果を有するコンピュータへと直接送信され得る。
一実施形態において、センサ(ルーラー、光学センサ、等)は、すべての3つのx方向、y方向およびz方向の当初位置からの任意の移動を記録または表示するように、デバイスのさまざまなポイントに配置される。
デバイスが調節可能な自転車シートとして使用されるように意図される実施形態においては、センサが必要とされない場合もあり、したがって、センサの要求は、そのような実施形態からオプションで削除されることもでき、それら実施形態はそうでなければここで上述されたごとくである。
本発明は、上述された特定の実施形態に関連して説明されているが、その多くの代替例、変更例および他の変形例が当業者に理解されよう。そのようなすべての代替例、変更例および変形例は、本発明の趣旨および範囲内に含まれるように意図される。
Claims (20)
- 特に、個人に合わせた自転車シートを製造するのに使用するための、または調節可能な自転車シートそのものとして使用するためのデバイスであって、
(a)複数の個別可動式の部品であって、少なくとも2次元における前記個別可動式の部品の全体は、総称的自転車シートの少なくとも2次元の上面を定義し、前記個別可動式の部品は、前記総称的自転車シートを起点から調節された最終位置へと調節するために、互いに対しx方向、y方向およびz方向に動かすことができ、ここで、前記起点と比較して前記調節された最終位置は、前記個人に合わせた自転車シートのユーザとなる人によってまたは前記人のためになされる、前記個別可動式の部品に対する個人的な快適さの調節を具現化する、複数の個別可動式の部品と、
(b)前記複数の個別可動式の部品に接続された複数のセンサであって、前記調節された最終位置を実現するために前記起点に対しなされるすべての調節を集合的に検出する、複数のセンサと
を備えるデバイス。 - (a)シートベースと、
(b)前記シートベース上に取り付けられたフロントプラットフォームであって、フロントプラットフォーム当初位置における前記フロントプラットフォームは、前記シートベースの上方に配置され、前記シートベースに対し略平行に伸長し、ここで、前記フロントプラットフォームは、前記フロントプラットフォームが前記フロントプラットフォーム当初位置から上または下へと旋回できるように前記シートベースに取り付けられる、フロントプラットフォームと、
(c)前記シートベース上に取り付けられたバックプラットフォームであって、バックプラットフォーム当初位置における前記バックプラットフォームは、前記シートベースの上方に配置され、前記シートベースに対し略平行に伸長し、ここで、前記バックプラットフォームは、前記バックプラットフォームが前記バックプラットフォーム当初位置から上または下へと旋回できるように前記シートベースに取り付けられる、バックプラットフォームと、
(d)前記フロントプラットフォームの上方に配置され、前記フロントプラットフォームに可動接続された複数のフロントスライドであって、前記フロントスライドの各々は、フロントスライド当初位置からフロントスライド移動位置へ、およびフロントスライド移動位置から前記フロントスライド当初位置へ、側方に動かすことができる、複数のフロントスライドと、
(e)前記バックプラットフォームの上方に配置され、前記バックプラットフォームに可動接続された複数のバックスライドであって、前記バックスライドの各々は、バックスライド当初位置からバックスライド移動位置へ、およびバックスライド移動位置から前記バックスライド当初位置へ、側方に動かすことができる、複数のバックスライドと、
(f)前記フロントスライドおよび前記バックスライド上に取り付けられ、それにより前記フロントスライドおよび前記バックスライドと同じように動かすことができる、複数のサドルコンポーネントであって、総称的自転車シートの表面の輪郭を有する、全体としての前記複数のサドルコンポーネントと、
(g)オプションで、前記複数のサドルコンポーネントを覆うカバーと
を備える、請求項1に記載のデバイス。 - 前記デバイスを自転車シートクリップに固定するための、前記シートベースの下に伸長する少なくとも1つのレールをさらに備える、請求項2に記載のデバイス。
- さらに、(A)前記フロントプラットフォームの位置を前記フロントプラットフォーム当初位置から上または下に調節するための、または前記バックプラットフォームの位置を前記バックプラットフォーム当初位置から上または下に調節するための、前記シートベースに接続されるロッドまたはねじを備えるか、またはそうでなければ(B)そのような調節を実現するように電動式にされるか、のいずれかである、請求項2または3のいずれかに記載のデバイス。
- さらに、(A)前記フロントプラットフォームの上側と2つの隣接するフロントスライドの下側との間に配置された、前記2つの隣接するフロントスライドの側方位置を互いに対し調節するための、または前記バックプラットフォームの上側と2つの隣接するバックスライドの下側との間に配置された、前記2つの隣接するバックスライドの側方位置を調節するための、デュアルねじ込み式ねじであって、前記デュアルねじ込み式ねじは、前記ねじの一端の右回転のねじ山と前記ねじの反対端の左回転のねじ山とを有する、デュアルねじ込み式ねじを備えるか、またはそうでなければ(B)そのような調節を実現するように電動式にされるか、のいずれかである、請求項2から4のいずれか一項に記載のデバイス。
- (A)前記フロントプラットフォーム当初位置からの上または下への前記フロントプラットフォームの移動を測定するための、または前記バックプラットフォーム当初位置からの上または下への前記バックプラットフォームの移動を測定するためのルーラー、または
(B)前記フロントスライド当初位置からの前記フロントスライドの移動を測定するための、または前記バックスライド当初位置からの前記バックスライドの移動を測定するためのルーラー、または
(C)そのような測定のすべてまたは少なくともいくつかを実現するためのセンサ、エレクトロニクスまたは光学素子
のいずれかをさらに備える、個人に合わせた自転車シートを製造するのに使用するための、請求項2から5のいずれか一項に記載のデバイス。 - 前記プラットフォームおよび前記スライドの手動のまたは電動式の調節に適合する、調節可能な自転車シートとして使用するための、請求項2〜5のいずれか一項に記載のデバイス。
- (A)少なくとも1つのプラットフォームまたは少なくとも1セットのスライドの電動式の調節のための少なくとも1つのモーターと、(B)少なくとも1つの個々のユーザプラットフォームまたはスライドの調節設定を記憶するために前記少なくとも1つのモーターに動作可能にリンクさせられた電子記憶デバイスとをさらに備える、請求項7に記載のデバイス。
- 3Dデータファイルとして前記複数のセンサによって検出された情報を保存することが可能なコンピュータをさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載のデバイス。
- 前記コンピュータに動作可能にリンクさせられ、前記3Dデータファイルを前記個人に合わせた自転車シートへと変換することが可能な3Dプリンタをさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイス。
- 前記総称的自転車シートは、自転車フレーム上に配置される、請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス。
- 前記総称的自転車シートは、3次元すべてにおいて自転車シートに似ている、請求項1から11のいずれか一項に記載のデバイス。
- 前記複数の個別可動式の部品は、前記複数の個別可動式の部品が集合的に単一の統合された自転車シートの外観を有するように、1つの材料によって覆われる、請求項1から12のいずれか一項に記載のデバイス。
- 個人に合わせた自転車シートを製造するための方法であって、
(a)請求項1から13のいずれか一項に記載のデバイスを提供することと、
(b)前記複数の個別可動式の部品の1つ以上を前記起点から前記調節された最終位置へと調節することと、
(c)前記複数のセンサを使用して前記調節された最終位置を実現するために前記起点に対しなされるすべての調節を検出することと
を備える方法。 - (d)3Dデータファイルとして前記複数のセンサによって検出された情報を保存することと、
(e)前記3Dデータファイルを前記個人に合わせた自転車シートへと変換することと
をさらに備える、請求項14に記載の方法。 - 請求項1〜13のいずれか一項に記載の、または請求項14または15のいずれかに記載の方法によって調製された、個人に合わせた自転車シート。
- 請求項16に記載の個人に合わせた自転車シートを備える自転車。
- 調節可能な自転車シートであって、
(a)複数の個別可動式の部品であって、少なくとも2次元における前記個別可動式の部品の全体は、総称的自転車シートの少なくとも2次元の上面を定義し、前記個別可動式の部品は、前記総称的自転車シートを起点から調節された最終位置へと調節するために、互いに対しx方向、y方向およびz方向に動かすことができ、ここで、前記起点と比較して前記調節された最終位置は、前記個人に合わせた自転車シートのユーザとなる人によってまたは前記人のためになされる、前記個別可動式の部品に対する個人的な快適さの調節を具現化する、複数の個別可動式の部品と、
(b)複数の以前のユーザの前記調節された最終位置の複数の設定を備えるデータベースと、
(c)前記複数の以前のユーザの各々の前記調節された最終位置をオンデマンドで1つずつ再現するために、前記データベースに含まれる設定を通信し、前記個別可動式の部品の動きに影響を及ぼすための手段と
を備える調節可能な自転車シート。 - 請求項19に記載の調節可能な自転車シートを備える自転車。
- 個人に合わせた自転車シートの製造のための、または調節可能な自転車シートそのものとしての、請求項1〜13のいずれか一項に記載のデバイスの使用。
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