JP2020501837A - 上顎歯列矯正装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、従来の口蓋部、鼻中隔、及び鼻腔を左右方向に広げる矯正装置とは異なり、臼歯と前歯を前後方向に移動させることによって上顎臼歯及び前歯を矯正することができる、上顎歯列矯正装置に関する。具体的には、上顎の歯茎の底面に取り付けられるボディー10と;一端が前記ボディー10から連結されて延びる連結脚20と;前記連結脚20の他端に連結され、臼歯に嵌められる臼歯固定部30と;前記ボディー10の下面一側に連結される環部40と;を含み、前記ボディー10は、第1ボディー11と第2ボディー12とに区分され、前記第1ボディー11と第2ボディー12とが上顎の前歯方向及び気道方向に離隔するか、または近接することによって間隔が調整される、上顎歯列矯正装置に関する。
Description
本発明は、従来の口蓋部、鼻中隔、及び鼻腔を左右方向に広げる矯正装置とは異なり、臼歯と前歯を前後方向に移動させることによって上顎臼歯及び前歯を矯正することができる、上顎歯列矯正装置に関する。
具体的には、上顎の歯茎の底面に取り付けられるボディー10と;一端が前記ボディー10から連結されて延びる連結脚20と;前記連結脚20の他端に連結され、臼歯に嵌められる臼歯固定部30と;前記ボディー10の下面一側に連結される環部40と;を含み、前記ボディー10は、第1ボディー11と第2ボディー12とに区分され、前記第1ボディー11と第2ボディー12とが上顎の前歯方向及び気道方向に離隔するか、または近接することによって間隔が調整される、上顎歯列矯正装置に関する。
一般に、下顎が突出した受け口において相対的に小さくて狭い上顎の左右両側への拡張、歯牙の矯正及び再配列のために、矯正装置を口腔内に取り付けるようにしている。
このような一般的に従来に主に使用される矯正装置は、2つの対向するベース(ボディー)が操作によって互いの間隔が広がるようにしており、前歯を前方とし、それを基準として頬側の両側方向に広がるようにすることによって、上顎口蓋部、鼻中隔、及び鼻腔を広げて受け口を矯正するか、または歯列を矯正するようにしている。
しかし、前記のような方法は、歯列弓の狭小な患者において隙間を作るか、または隙間の多い患者において隙間を閉じる歯牙の移動を行うことができず、出っ歯、受け口などにおいて全歯列を前歯方向又は気道方向に動かして空間を作ることができない。これにより、矯正時に空間を確保するために抜歯(歯を抜くこと)矯正を施行する場合が多く、これは、痛みを伴ったり、歯牙の移動期間を多く延ばすため、不便さと非効率性という限界があるしかない。
これに関連する技術として、韓国登録特許公報第10−0479967号には歯列矯正部材(先行技術1)が記載されている。
前記先行技術1は、‘舌側矯正時に抜歯空間を閉じる際、過度の倒れを防止し、矯正される歯牙の形状に応じて力を加えられるように予め作製されたフックを設置して、施術者の所望の歯牙移動が得られるので、抜歯空間及び歯牙を効果的に矯正治療することができる歯列矯正部材’に関する。
他の技術として、韓国登録特許公報第10−1205632号には、出っ歯の唇、舌側矯正装置(先行技術2)が記載されている。
前記先行技術2は、‘歯槽骨突出において歯の頭だけでなく歯の根も後方に安全に移動できる矯正装置を開発して、手術を伴わなくても良い顔貌及び健康な歯列を得ようとする目的’を記載している。
しかし、前記先行技術1及び先行技術2は、本出願人が提案しようとする矯正装置と動作関係及びこれによる効果が一部異なるといえる。
ただし、本出願人が提案しようとする発明と一部関連のある技術として、登録特許公報第10−1111976号には上顎歯列弓の幅矯正装置(先行技術3)が記載されている。
前記先行技術3は、‘上顎歯列弓の幅矯正のための矯正力を発生させる幅矯正ボディーユニットと;前記幅矯正ボディーユニットに備えられ、前記上顎歯列弓が両側に拡張されるように、前記幅矯正ボディーユニットによって左右両側方向に広がりながら上顎骨に拡張力を加えるプッシングユニット(Pushing Unit)とを含んで構成される上顎歯列弓の幅矯正装置’に関する。
更に他の技術として、韓国登録特許公報第10−1466158号には上顎臼歯部の3次元的な歯牙移動構造物(先行技術4)が記載されている。
前記先行技術4は、‘左右一対の分割体が上顎骨を中心として両側の口蓋面に位置して両側の上顎歯列弓を幅矯正するようになる口蓋面拡張部と;左右一対からなり、それぞれ一端が前記口蓋面拡張部に固定されるサポートワイヤと;それぞれ一端が前記分割体にそれぞれ固定され、他端が、両側の歯列弓に沿って位置しかつ前記サポートワイヤの他端に固定される左右一対のワイヤレールと;両側の歯列弓の中、それぞれいずれか一つの臼歯を取り囲んで固定されるバンドと;折り曲げられた一端が前記バンドの一側に固定される連結ワイヤ、及び前記連結ワイヤーの他端に前記レールを取り囲んでスライド移動可能に結合されたスライディングチューブからなる臼歯牽引ユニットと;両端が、前記ワイヤレールの端部に形成された環、及び前記臼歯牽引ユニットの連結ワイヤの一側に折り曲げ形成された環溝にそれぞれ係止されて弾性復元力で引張力を提供する弾性ゴムとを含む’ことを記載している。
しかし、前記の先行技術3及び先行技術4もまた、いずれも側方向に矯正を行うように構成している。したがって、前記の問題点及び矯正治療の限界が依然として存在する。
これによって、本出願人は、従来に側方向に動いていた矯正装置を、前方向及び後方向に動かせるように調整できるようにすることで、従来の抜歯と痛みを伴い、治療期間が長くなるという問題を多少克服し、併せて、突出口の矯正以外にも、陥没した歯列において人為的に歯牙を突出させる矯正も行えることを期待することができる本発明を着目するに至った。
本発明の目的は、従来の口蓋部、鼻腔、及び鼻中隔を左右方向に広げる矯正装置とは異なり、臼歯と前歯を前歯方向及び気道方向に確固に移動させる方式で上顎の全歯列を矯正できるようにすることによって、痛みと治療期間を減らし、効率的な矯正を行うことができる、上顎歯列矯正装置を提供することにある。
上記のような目的を達成するための本発明に係る上顎歯列矯正装置は、上顎の歯茎の底面に取り付けられるボディー10と;一端が前記ボディー10から連結されて延びる連結脚20と;前記連結脚20の他端に連結され、臼歯に嵌められる臼歯固定部30と;前記ボディー10の下面一側に連結される環部40と;を含み、前記ボディー10は、第1ボディー11と第2ボディー12とに区分され、前記第1ボディー11と第2ボディー12とが上顎の前歯方向及び気道方向に離隔するか、または近接することによって間隔が調整される。
このとき、前記ボディー10は、前記第1ボディー11及び第2ボディー12と、前記第1ボディー11及び第2ボディー12の一側において一方向から他方向に貫通する移動溝13と;前記第1ボディー11及び第2ボディー12の他の一側において一方向から他方向に貫通する支持溝14と;前記移動溝13に挿入される移動軸15と;前記支持溝に挿入される支持軸16と;を含む。
また、前記移動溝13は、その内面にねじ部13aが形成され、前記移動軸15は、移動軸15の一側に構成されて前記移動軸15を回転させ、その外面に複数個の溝が形成された回転部15aと、移動軸15の外面に形成され、前記ねじ部13aとねじ締結されるねじ部15bとを含むことによって、前記回転部15aが回転するにつれて前記第1ボディー11と第2ボディー12との間隔が調整される。
また、前記環部40は、前記ボディー10の一側のうち、上顎の前歯方向及び気道方向のいずれか一方向にのみ選択的に形成される。
本発明に係る上顎歯列矯正装置によれば、口蓋部、鼻腔、及び鼻中隔を左右方向に広げる従来の矯正装置とは異なり、臼歯と前歯を前歯方向及び気道方向に確固に移動させる方式で上顎の全歯列を矯正できるようにすることによって、歯列を配列する際に空間の確保のために行う抜歯矯正を避けることができ、隙間が多い患者において隙間を所望の位置に確固かつ選択的に閉鎖することによって、使用者の痛みと治療期間を減らし、効率的な矯正を行うことができる利点がある。
本明細書及び特許請求の範囲に使用された用語や単語は、通常の又は辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者が自分の発明を最良の方法で説明するために用語の概念を適宜定義できるという原則に基づき、本発明の技術的思想に符合する意味及び概念として解釈されなければならない。
したがって、本明細書に記載された実施例と図面に示す構成は、本発明の最も好ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、本出願が行われた時点においてこれらを代替できる様々な均等物と変形例があり得るということが理解されるべきである。
以下、図面を参照して説明するに先立って、本発明の要旨を示すために必要ではない事項、即ち通常の知識を有する当業者が自明に付加できる公知の構成については、図示又は具体的に記述していないことを明らかにする。
本発明は、従来の口蓋部、鼻腔、及び鼻中隔を左右方向に広げる矯正装置とは異なり、臼歯と前歯を前後方向に移動させることによって上顎臼歯と前歯を矯正することができる、上顎歯列矯正装置に関する。
具体的には、添付の図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る上顎歯列矯正装置の着用状態及び構成を示した図であって、上顎の下部方向から上顎を見たことを示しており、本発明に係る上顎歯列矯正装置は、ボディー10、連結脚20、臼歯固定部30、及び環部40を含む。
具体的には、上顎の歯茎の底面に取り付けられるボディー10と、一端が前記ボディー10から連結されて延びる連結脚20と、前記連結脚20の他端に連結され、臼歯(奥歯)に嵌められる臼歯固定部30と、前記ボディー10の一側に構成される環部40とを含む。
このとき、前記の連結は、溶接による連結を意味することができる。すなわち、最初に製品として発売される場合、ボディー10、連結脚20、臼歯固定部30及び環部40が選択的に別個の製品として製造され得る。
具体的な構成を説明するに先立って、本発明に係る上顎歯列矯正装置の動作関係を添付図面の図1を通じて説明すると、次の通りである。
使用者の歯牙の形状に合わせて連結脚20及び臼歯固定部30を形成した後、連結脚20の形態を変更してボディー10を上顎口蓋部(口蓋)の底面に取り付ける。
その後、固定源であるねじを環部40の内側に植立してボディー10を固定する。
このとき、臼歯固定部30は、一部が臼歯(奥歯)に嵌められ、残りの一部が他の歯牙に嵌められるようにする。
そして、ボディー10の離隔距離を調整することによって、臼歯(奥歯)がボディー10の移動方向に沿って力を受けるようにして、上顎臼歯を後方の気道方向に移動させて矯正するようにする。
このとき、添付図面の図1によれば、環部40が前歯方向に形成され、ねじで固定されるため、ボディー10は、前歯方向の反対側である気道部分に移動するようになり、その後、前歯が後方に移動できる空間が確保され、突出した上顎歯列の全体が後方に移動して矯正されるようにすることができる効果を有する。
反面、環部40は、図1とは異なり、ボディー10の一側のうち、気道方向に構成されてもよい。この場合、ボディー10が気道方向に固定されるため、前歯方向に移動するはずであり、これにより、上顎歯牙の前方移動矯正または上顎を前方に突出させる矯正を行うことができる。
ボディー10は、添付図面の図2を参照することができる。
図2は、本発明に係る上顎歯列矯正装置においてボディーの構成を示した図である。
これによるボディー10は、第1ボディー11と第2ボディー12とに分けられる。このようなボディー10、即ち第1ボディー11及び第2ボディー12のそれぞれには、一方向から他方向に貫通する2つ以上の溝が形成され、移動軸15及び支持軸16が前記2つ以上の溝に挿入されることによって、第1ボディー11と第2ボディー12とを連結する。
すなわち、2つ以上の溝のうち一つは移動溝13であって、移動軸15が挿入されるように構成され、このような移動溝13の内面にはねじ部13aが形成される。
そして、移動軸15の外面にもねじ部15bが形成され、これによって、第1ボディー11と第2ボディー12とは、移動軸15が1回転するにつれて互いに一定の間隔ずつ(0.25mm)離隔して離れるか、または装置のボディーが離隔した状態で設置し、移動軸と移動溝を反対方向に回転時にボディー同士の間は近接するようにすることができる。
このような移動軸15の一側には回転部15aが形成され、前記回転部15aは、前記移動軸15を軸として回動するように構成され、これは、回転部15aの外面に沿って一定間隔で形成される複数個の溝が形成される。
このとき、前記溝は、好ましくは4個で構成され得る。そして、使用者が前記溝に所定の棒を嵌合して前記回転部15aを回動させることによって移動軸15が回転して、第1ボディー11と第2ボディー12が一定間隔ずつ動くようにする。
したがって、4個の溝を通じて回転部15aを回動させる場合、第1ボディー11と第2ボディー12とは、そのねじの直径及びねじ山の間隔、個数に応じて1回転当たり様々な距離だけ離隔または近接して、総10mm(1cm)前後の様々な距離だけ離隔または近接するようになる。
また、前記2つ以上の溝のうち残りの1つ以上は支持溝14であって、支持軸16が挿入されるように構成される。このような支持軸16は、第1ボディー11と第2ボディー12とが離隔または近接するために動くとき、移動軸の方向に動きが容易なように支持する機能を果たす。
このとき、第1ボディー11及び第2ボディー12は、添付図面の図1のように前歯方向、及びその反対側である気道方向に動くことができる。
特に、移動軸の回転運動によってボディー部が離隔または近接する際、移動軸がボディー部から離脱することを防止するために移動軸の両端部に形成された移動軸緩み防止部15cにはねじ山を形成しない構造であって、移動軸が過度に離隔する場合、端部では、ねじ山のない移動軸の部位で空回りする現象により離脱を防止するために、移動軸の端部がさらに広い形態または移動軸内にピン構造が挿入される離脱防止構造を備えた。
連結脚20は、ボディー10の一側に構成されるものであって、好ましくは、第1ボディー11及び第2ボディー12のそれぞれに所定の個数ずつ構成され得る。
このような連結脚20の一端には臼歯固定部30が連結されるが、より好ましくは、連結脚20は、臼歯固定部30を介して臼歯(奥歯)に嵌めるための2個と、力を分散させるために他の歯牙に嵌めることができるように様々な個数をさらに含むように構成され得る。
このような連結脚20は、人体に無害である上に、人力で形態を変更できる材質(例えば、ステンレス、アルミニウムなど)で構成され得る。
添付図面の図2によれば、環部40は、ボディー10の内側や下側下面側のボディー近接部の可能な限り支持軸と近接した部位に連結されるように構成される。
このような構造の必要性は、移動するボディー部の反対側に固定されるボディー部に設置される環部は、内部に支持度を高めるねじを植立する構造であって、移動するボディー部の反作用による力を確実に相殺するために、回転モーメントが大きく発生しないボディー近接部に設置する。
また、ボディーの中心部に設置された移動軸の延長線上で最も近接するように設置し、これにより、口蓋部の最も強い骨が存在する正中線に位置する移動軸の延長線上で最も確固たる支持力を保障することができる。
このように環部は、180°以上が閉鎖された円形状に設定することによって、移動ボディー部の反作用による垂直、水平離脱力に効率的に抵抗できる形態を有する。
また、環部40が、一側が開放された環状に構成されることにより、ボディー10を交換しなければならない場合でも、歯茎に挿入されたねじを除去しなくても交換が可能であるという利点がある。
ただし、従来の矯正装置は、ボディーが両頬側の臼歯(奥歯)方向に動くものであり、ねじが両方向に挿入されてボディーを固定するため、上顎構造が本来の形態を維持しようとする力に大きく影響を受けない反面、本発明の場合には、ボディー10の円滑な移動のために、ねじが挿入されて固定される環部40が前歯方向または気道方向のいずれか一方向にのみ設置され、また、移動するボディー10が複数の歯牙を動かしている間、前歯方向と気道方向に反作用の力を受けて生じる上顎構造の抵抗によって、矯正のために移動軸15を介して第1ボディー11と第2ボディー12との間隔を離隔させても再び狭くなったり、狭めておいても再び離隔する場合が発生し得る。
これによって、本出願人は、本発明の他の実施例として、次のような構造をさらに提案する。これは、添付図面の図3を参照する。
図3は、本発明の他の一例に係る上顎歯列矯正装置の構成を示した図である。
添付図面の図3による本発明は、一方のボディーの一側に備えられた固定ピン18を介して連結される固定バー17と、他方のボディーの一側に備えられた固定部材19とをさらに含むことができる。
このとき、固定バー17の固定ピン18が挿入される孔(hole、図面符号図示せず)は、固定ピン18のヘッド(Head)より大きさが小さくなるように構成され、固定バー17は、固定ピン18を軸として回転可能であり、固定ピン18に沿って上/下の動きが可能なように構成する。
このような固定バー17の一端には、凹と凸が連続する“∧∧∧∧”の形態の凹凸構成が対向するように構成された凹凸部17aが溝の形態で構成される。
そして、固定部材19のヘッド(Head)は、前記凹凸部17aの構成に対応するように構成され、このヘッドの下部方向に柱が形成されるようにする。
前記固定部材19の柱は、ボディーの一側に設けられた固定溝19bに嵌められるが、前記柱の外面にトーションスプリングが固定挿入されて前記固定溝19bに嵌められるようにする。したがって、固定部材19は、固定溝19bにおいて人力によって回転された後、人力が除去されると、再び元の状態に回転されるようにする。また、トーションスプリングの構成が存在しないことによって、人力による回転のみが可能なように構成することもできる。
全体として、固定バー17の凹凸部17aに固定部材19のヘッドが前記凹凸部17aと同じ方向になるように嵌め込んだ状態で、固定部材19のヘッドが凹凸部17aと垂直な方向になるようにすることによって、固定バー17が固定部材19に固定連結されるようにする。このときの凹凸部17aの構成が凹と凸が連続することによって、様々な長さに合わせて固定することができる。
また、他の実施例として、凹凸部17aの凹部の間隔が2.5mmとなるようにすることができる。
このような構成は、添付図面の図3では、一側に単一個のみ構成されるようにしているが、設計条件によっては、複数個が両側に構成されてもよく、中間部分に単一個のみ構成されてもよい。
これによって、前記固定バー17と固定部材19がボディー10に伝達される上顎の力を分散して受けるため、ボディー10の調整された間隔が変更される恐れを完全に防止できると期待される。
前記で図1乃至図3を用いて記述したものは、本発明の主要事項のみを記述したもので、その技術的範囲内で様々な設計が可能である。したがって、本発明が図1乃至図3の構成に限定されるものではないことは自明である。
Claims (3)
- 上顎の歯茎の底面に取り付けられるボディー(10)と、
一端が前記ボディー(10)から連結されて延びる連結脚(20)と、
前記連結脚(20)の他端に連結され、臼歯に嵌められる臼歯固定部(30)と、
前記ボディー(10)の下面一側に連結される環部(40)とを含み、
前記ボディー(10)は、
第1ボディー(11)と第2ボディー(12)とに区分され、前記第1ボディー(11)と第2ボディー(12)とが上顎の前歯方向及び気道方向に離隔するか、または近接することによって、間隔が調整され、
前記環部(40)は、
一側が開放された環状に構成されることにより、ボディー(10)の交換時に歯茎に挿入されたねじを除去しなくて済むようにし、
前記ボディー(10)の一側のうち、上顎の前歯方向及び気道方向のいずれか一方向にのみ選択的に形成されることを特徴とする、上顎歯列矯正装置。 - 前記ボディー(10)は、
前記第1ボディー(11)及び第2ボディー(12)と、
前記第1ボディー(11)及び第2ボディー(12)の一側において一方向から他方向に貫通する移動溝(13)と、
前記第1ボディー(11)及び第2ボディー(12)の他の一側において一方向から他方向に貫通する支持溝(14)と、
前記移動溝(13)に挿入される移動軸(15)と、
前記支持溝に挿入される支持軸(16)とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の上顎歯列矯正装置。 - 前記移動溝(13)は、その内面にねじ部(13a)が形成され、
前記移動軸(15)は、
移動軸(15)の一側に構成されて前記移動軸(15)を回転させ、その外面に複数個の溝が形成された回転部(15a)と、
移動軸(15)の外面に形成され、前記ねじ部(13a)とねじ締結されるねじ部(15b)とを含むことによって、
前記回転部(15a)が回転するにつれて前記第1ボディー(11)と第2ボディー(12)との間隔が調整され、移動軸(15)の端部に形成された移動軸緩み防止部(15c)をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の上顎歯列矯正装置。
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