JP2020501365A - 半ハイブリッド変圧器コア - Google Patents

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JP2020501365A JP2019529586A JP2019529586A JP2020501365A JP 2020501365 A JP2020501365 A JP 2020501365A JP 2019529586 A JP2019529586 A JP 2019529586A JP 2019529586 A JP2019529586 A JP 2019529586A JP 2020501365 A JP2020501365 A JP 2020501365A
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Abstract

変圧器コアが提供される。本変圧器コアは、第1のヨークおよび第2のヨークを備える。本変圧器コアは、第1のヨークと第2のヨークとの間に延在する少なくとも2つの脚部を備える。第1のヨークは方向性電磁鋼製である。第2のヨークおよび少なくとも2つの脚部の1つのうちの少なくとも1つがアモルファス鋼製である。そのような変圧器コアを製造する方法が、さらに開示される。【選択図】図1

Description

本開示は、変圧器コア、特に、アモルファス鋼製の部分を方向性電磁鋼製の部分と組み合わせた半ハイブリッド変圧器コアに関する。
過去数十年に亘って、世界中の地域社会が、地球温暖化の危険性を減らすために一斉に努力してきている。残念ながら、この問題に対して単独の特出した解決策はない。したがって、これからの数十年、エネルギー効率は、カーボン排出の削減および地球温暖化との戦いにおいて極めて重要な因子になる。発電産業ならびに送電および配電産業(T&D)は、社会のエネルギー損失の大きな部分を負っている。T&Dシステムにおける損失だけで、伝送されるT&Dエネルギーの全世界平均の10%に達する。
したがって、エネルギーの効率的使用、電力インフラのエネルギー効率、および再生可能資源に注力する必要がある。電気を使用するための効率的システムの開発は、現状に比較して、電気の形態での主要エネルギーの大規模な使用を可能にし得る。
全T&D損失の少なくとも3分の1を引き起こすので、変圧器および分路リアクトルは、通例、電力システムにおいて最も不経済な構成要素であり、したがって、効率の良いこれら電力装置の設計は、T&D損失を減少し得る。
EP2685477は、ハイブリッド変圧器コアを開示する。そのハイブリッド変圧器コアは、アモルファス鋼製の第1のヨーク、およびアモルファス鋼製の第2のヨークを備える。そのハイブリッド変圧器コアは、第1のヨークと第2のヨークとの間に延在する方向性電磁鋼製の少なくとも2つの脚部をさらに備える。有利には、ハイブリッド変圧器コアは、磁区細分化鋼に関し現在使用されているよりも薄い鋼板を可能にするという改良をもたらす。変圧器において、アモルファス等方性コア材料を高度に異方性の磁区細分化鋼と組み合わせることにより、エネルギー効率が良くなる。
しかし、未だ、変圧器の設計を改善する必要がある。
上記を鑑みて、本開示の目的は、損失を低減する改良された変圧器の設計を提供することである。
第1の態様によれば、変圧器コアが提供される。本変圧器コアは、第1のヨークおよび第2のヨークを備える。本変圧器コアは、第1のヨークと第2のヨークとの間に延在する少なくとも2つの脚部を備える。第1のヨークは方向性電磁鋼製である。第2のヨークおよび少なくとも2つの脚部の1つのうちの少なくとも1つはアモルファス鋼製である。
有利には、本変圧器コアは、両方のヨークがアモルファス材料から製作されている変圧器コアと比較して簡単な製造プロセスを有する。
有利には、本変圧器コアは、両ヨークおよび全脚部が方向性電磁鋼製である従来の変圧器コアと比較して10〜15%程度の損失低減を有する。損失低減は、主として、2つの理由による。すなわち、第1に、変圧器コアのいくつかの部品へのアモルファス鋼の使用であり、第2に、一方が方向性電磁鋼製であり他方がアモルファス鋼製であるヨークと脚部との接合における、両方共に方向性電磁鋼製であるヨークと脚部との接合に比較してより良好な磁束分布に起因する。アモルファス鋼は、一般に、方向性電磁鋼に比較して約30%の比較的低い損失を有する。
有利には、本変圧器コアは、両ヨークおよび全脚部が方向性電磁鋼製の変圧器コアより高い効率、ならびに両ヨークがアモルファス材料から製作された変圧器コアより低いライフサイクルコストおよび直接費を有する。
第2の態様によれば、第1の態様による変圧器コアの製造方法が提供される。本方法は、初期配置を形成するために、水平な向きで、第2のヨークを配置し、少なくとも2つの脚部を第2のヨークに取り付けることを含む。本方法は、中間配置を形成するために、初期配置を垂直な向きに起こし、少なくとも2つの脚部の少なくとも1つに巻線を配置することを含む。本方法は、第1のヨークを少なくとも2つの脚部に取り付けることを含む。
有利には、本方法は、第1の態様によるプロセッサコアの効果的製造プロセスである。
全体として、特許請求の範囲で使用される全ての用語は、本明細書に別途明確に定義されない限り、当技術分野におけるそれら用語の通常の意味に従って解釈されたい。「(a/an/the)要素、装置、構成要素、手段、ステップなど」の全ての言及は、別途言明されない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの例に言及しているものとして包括的に解釈されたい。本明細書に開示されるあらゆる方法のステップは、別途明言されない限り、開示されたそのままの順序で実行する必要はない。
次いで、本発明が、添付図面を参照して、例によって説明される。
一実施形態による変圧器コアの図である。 一実施形態による変圧器コアの図である。 一実施形態による変圧器コアの図である。 一実施形態による変圧器コアの図である。 一実施形態による変圧器コアの図である。 一実施形態による変圧器コアの図である。 一実施形態による変圧器コアの図である。 一実施形態による変圧器コアの図である。 図1〜8のいずれか1つに示された変圧器コアの製造方法のフロー図である。
以降、本発明が、添付図面を参照してより十分に説明され、それら図面には、本発明のいくつかの実施形態が示されている。ただし、本発明は、多くの様々な形態で具体化することができ、本明細書に示された実施形態に限定されると解釈すべきではなく、むしろ、これら実施形態は、本開示が、十分かつ完全になり、かつ本発明の範囲を当業者に十分に伝えるように、例によって示されたものである。本説明を通して、同じ番号は同じ要素を意味する。
一般論として、変圧器は、通例、電磁結合された伝導体を介して1つの回路から別の回路へ電気エネルギーを伝達するために使用される。電磁結合伝導体は、変圧器のコイルによって形成される。第1のまたは1次巻線における電流の変化が、変圧器のコア内に変化する磁束を生成し、すなわち、2次巻線を貫通する変化する磁場を生成する。
電力周波数または低周波数で使用される変圧器など、一部の変圧器は、通常、高い透磁率のケイ素鋼から製作されたコアを有する。その鋼は、自由空間の透磁率の何倍もの透磁率を有し、それによって、コアが、磁化電流を大幅に低減し、巻線に緊密に結合する経路に磁束を閉じ込めるように働く。
図1は、一実施形態による変圧器コア1aの透視図である。変圧器コア1aの垂直部分(その周りに巻線が巻かれる)は、通例、脚部またはレグ3a、3bと呼ばれ、変圧器コア1aの上部および底部は、通例、ヨーク2a、2bと呼ばれる。
一般的なハイブリッド変圧器コアでは、ヨーク2a、2bは、アモルファス鋼から製作され、他方、脚部3a、3bは方向性電磁鋼から製作される。通例、磁気コアは、薄いケイ素鋼層片の積層により構成される。50Hzの変圧器では、層片は、通常、約0.17〜0.35mm程度の厚さである。
本開示の実施形態は、変圧器コア、特にアモルファス鋼製の部分を方向性電磁鋼製の部分と組み合わせたような変圧器コアに関する。次いで、図1の変圧器コア1aをより詳細に説明する。
変圧器コア1aは、第1のヨーク2aおよび第2のヨーク2bを備える。第1のヨーク2aは方向性電磁鋼製である。第2のヨーク2bは、方向性電磁鋼製またはアモルファス鋼製のどちらかである。
変圧器コア1aは少なくとも2つの脚部3a、3bを備える。少なくとも2つの脚部3a、3bは、第1のヨーク2aと第2のヨーク2bとの間に延在する。すなわち、脚部3a、3bはヨーク2a、2bに結合されている。詳細には、脚部3a、3bそれぞれの第1の端部4a、4bは、第1のヨーク2aの第1の表面5aに結合されている。脚部3a、3bそれぞれの第2の端部6a、6bは、第2のヨーク2bの第2の表面5bに結合されている。脚部3a、3bは、方向性電磁鋼製またはアモルファス鋼製のどちらかである。
詳細には、第2のヨーク2bおよび少なくとも2つの脚部3a、3bの1つのうちの少なくとも1つがアモルファス鋼製である。したがって、変圧器コア1aは、半ハイブリッドコアと見なすことができる。
次いで、第1のヨーク2aの態様が開示される。
上記で開示されたように、第1のヨーク2aは方向性電磁鋼製である。一実施形態によれば、第1のヨーク2aは、方向性電磁鋼製の複数の積層されたリムプレートから構成される。
一実施形態によれば、第1のヨーク2aは、上部ヨークである(したがって第2のヨーク2bは底部ヨークである)。すなわち、変圧器コア1aの作動中、変圧器コア1aは、第1のヨーク2aが第2のヨーク2bより垂直方向に高く配置されるように配向される。
次いで、第2のヨーク2bの態様が開示される。
一実施形態によれば、第2のヨーク2bは、アモルファス鋼製である。好ましくは、その場合、第2のヨーク2bは、少なくとも1つのヨーク梁から構成され、各ヨーク梁は、図4に示されるように、アモルファス鋼製の積層された複数のヨークプレート8を備える。非限定的例として、たとえば設計に使用されるヨークプレート8の厚さに応じて、5〜10枚程度のヨークプレート8(それぞれアモルファステープによって形成される)を、方向性電磁鋼の積層厚さにほぼ合うように使用することができる。
積層された複数のヨークプレート8は一体に接着することができる。したがって、第2のヨーク2bは、接着によって機械的強度が得られた接着パッケージと見なすことができる。一実施形態によれば、第2のヨークは、その飽和磁束限界に従って寸法設定される。別法として、第2のヨーク2bは、方向性電磁鋼製である。その場合、第2のヨーク2bは、方向性電磁鋼製の複数の積層リムプレートから構成することができる。
次いで、脚部3a、3bの態様が開示される。
脚部3a、3bの材料の選択には様々なやり方があり得る。たとえば、脚部3a、3bが、アモルファス鋼製または方向性電磁鋼製でもよく、脚部3a、3bの少なくとも1つがアモルファス鋼製であり、少なくとも1つの他方の脚部3a、3bが方向性電磁鋼製であってもよい。すなわち、一実施形態によれば、少なくとも2つの脚部のうちアモルファス鋼製ではない脚部は、方向性電磁鋼製である。ただし、別法としては、全ての脚部3a、3bが方向性電磁鋼製である。
脚部3a、3bの数は変わり得る。さらに、一部の脚部は巻回され得、一部の脚部は巻回され得ない。図2は、2つの脚部3a、3bそれぞれが、巻線11a、11bを有し、すなわち巻回脚部3a、3bを形成する変圧器コア1bを示す。一般論として、変圧器コア1bは、少なくとも2つの巻回脚部3a、3bを有し得る。図3は、3つの脚部3a、3c、3dを備える変圧器コア1cを示す。脚部3aは、脚部3c、3d間に配置されている。したがって、脚部3c、3dは、側方脚部と見なすことができる。脚部3aは、巻線11aを有し、すなわち巻回脚部3aを形成する。脚部3c、3dは、巻線を有さず、すなわち非巻回脚部3c、3dを形成する。一般論として、変圧器コア1cは、2つの非巻回脚部3c、3d間に設けられた少なくとも1つの巻回脚部3aを有し得る。
脚部3a、3b、3c、3dのどれをアモルファス鋼製にし、脚部3a、3b、3c、3dのどれを方向性電磁鋼製にするかを選択する様々な方法があり得る。脚部をアモルファス鋼製にするか方向性電磁鋼製にするかは、脚部が巻線か非巻線かどうかに依り得る。たとえば、巻回脚部3a、3bは、方向性電磁鋼製であり得る。したがって、少なくとも2つの脚部3a、3b、3c、3dの少なくとも1つが巻回されている一実施形態によれば、巻回されている脚部3a、3bの全てが方向性電磁鋼製である。たとえば、非巻回脚部3c、3dはアモルファス鋼製であり得る。したがって、少なくとも2つの脚部3a、3b、3c、3dの少なくとも1つが巻回されていない一実施形態によれば、巻回されていない脚部3c、3dの全てがアモルファス鋼製である。たとえば、側方脚部3c、3dはアモルファス鋼製であり得る。したがって、少なくとも2つの脚部3a、3b、3c、3dの2つが側方脚部3c、3dである一実施形態によれば、側方脚部3c、3dはアモルファス鋼製である。ただし、脚部3a、3b、3c、3dについてアモルファス鋼および方向性電磁鋼の使用の、他の組合せも可能である。
たとえば、方向性電磁鋼製の各脚部3a、3bは、方向性電磁鋼製の積層された複数のリムプレートから構成することができる。図5は、複数のリムプレート10を有する脚部3a、3bを示す。複数のリムプレート10は、好ましくは、接着または接合される。
図2および3の例示では、各巻回脚部3a、3bに単一の巻線11a、11bがある。ただし、当業者には分かるように、各巻回脚部3a、3bに少なくとも2つの巻線11a、11b(3つの巻線11a、11bなど)があり得る。したがって、各巻線11a、11bは、少なくとも1つの巻線を示していると解釈されたい。
次いで、ヨーク2a、2bへの脚部3a、3b、3c、3dの取付けの態様が開示される。
ヨーク2a、2bへ脚部3a、3b、3c、3dを取り付けるには様々な方式があり得る。
一実施形態によれば、全ての脚部3a、3b、3c、3dは、ステップラップ接合を用いてヨーク2a、2bの少なくとも1つに取り付けられる。接合部をステップ状にシフトさせることによって、磁束の交差流を最小限に抑えることにより、脚部3a、3b、3c、3dとヨーク2a、2bとの接合部の磁化損失を低減することが可能になる。ステップラップ接合を用いて脚部3a、3b、3c、3dをヨーク2a、2bに取り付ける例が、米国特許第4200854(A)号およびS.V.Kulkarni、S.A.Khaparde著、「Transformer engineering:design and practice」、CRC Press、2004年、第2章、39〜41ページに示されている。ステップラップ接合は、アモルファス鋼のテープの束1つのみに対して方向性電磁鋼の1層片を有するように設計することができ、または、アモルファス鋼のテープの複数の束に対して1つずつの複数の方向性電磁鋼層片を有し得る。
別の実施形態によれば、全ての脚部3a、3b、3c、3dは、バットラップ接合を用いてヨーク2a、2bの少なくとも1つに取り付けられる。バットラップ接合を用いて脚部3a、3b、3c、3dをヨーク2a、2bに取り付ける例は、S.V.Kulkarni、S.A.Khaparde著、「Transformer engineering:design and practice」、CRC Press、2004年、第2章、39〜41ページに示されている。
全ての脚部3a、3b、3c、3dを、ステップラップ接合を用いて両方のヨーク2a、2bに取り付けること、または、全ての脚部3a、3b、3c、3dを、バットラップ接合を用いて両方のヨーク2a、2bに取り付けることができる。あるいは、全ての脚部3a、3b、3c、3dを、ステップラップ接合を用いてヨーク2a、2bの一方に取り付け、バットラップ接合を用いて他方のヨーク2a、2bに取り付けることができる。一般論として、ステップラップ接合は、性能損失の点でバットラップ接合に対して優れ得る。ただし、この差は、方向性電磁鋼とアモルファス鋼との接合、およびアモルファス鋼とアモルファス鋼との接合に関しては、方向性電磁鋼と方向性電磁鋼との接合に比較して小さい。
次いで、上記に開示したあらゆる実施形態による変圧器コア1a、1b、1cを製造する方法が、図9のフローチャートを参照して開示される。変圧器コア1a、1b、1cの概略的組立手順を示す図6、7、および8も並行して参照される。
その方法は、水平の向きで、第2のヨーク2bを配置し(ステップS102)、少なくとも2つの脚部3a、3b、3c、3dを第2のヨーク2bに取り付けて、最初の構成12aを形成することを含む。
図6は、テーブル上面13など、水平面上に用意されているアモルファス鋼製の(底部の)第2のヨーク2bを示す。第2のヨーク2bが、方向性電磁鋼製の3つの脚部3a、3b、3cと一体に水平面上で積み重ねられて、初期配置12aを形成する。
その方法は、初期配置12aを垂直な向きに起こし(ステップS104)、少なくとも2つの脚部3a、3b、3c、3dの少なくとも1つに巻線11a、11bを配置して中間配置12bを形成する(すなわち、巻回されるべき全ての脚部3a、3b、3c、3dに巻線11a、11bが配置される)ことを含む。
図7は、垂直な向きを有するように起こされた(矢印14によって示されるように)後の図6の初期配置12aを示す。初期配置12aは、コア保持装置15を用いて起こすことができる。次いで、巻線11aを脚部3aに組み付けて中間構成12bを形成する。
その方法は、第1のヨーク2aを少なくとも2つの脚部3a、3b、3c、3dに取り付けること(S106)を含む。
図8は、完成配置12cを形成するために、図7の中間配置12bに(上部の)第1のヨーク2aを配置(矢印16によって示されるように)しているところを示す。次いで、完成構成12cを、コア保持装置15から取り外す。図示の完成配置12cは、すなわち、図3の変圧器コア1cに相当する。
本明細書に開示された変圧器コアは、リアクトルに用いることができる。すなわち、本明細書に開示された少なくとも1つの変圧器コアを備えるリアクトルが得られる。
すなわち、図1〜8に概略的に示された実施形態による変圧器コアは、同時に十分にリアクトルコアになり得る。一般論として、リアクトル(インダクタ)に関しては、リアクトルは、殆どが巻線を1つだけ設けられているコアを備える。他の点では、変圧器に関して上記で述べられたことが、実質的にリアクトルにも該当する。
リアクトルは、分路リアクトルまたは直列リアクトルであり得る。本明細書に開示された変圧器コアは、一実施形態によれば、脚部が空気であり電磁コア鋼を有さないリアクトルに適用することもできる。そのようなリアクトルは、好ましくは、kVAR(ボルト−アンペアリアクトル)〜低MVARの範囲の無効電力用に適している。本明細書に開示された変圧器コアは、別の実施形態によれば、エアギャップのある(電磁)コア鋼を有するリアクトル脚部に適用することもできる。そのようなリアクトルは、好ましくは、数MVARの範囲の無効電力用に適している。
本発明が、主として、いくつかの実施形態を参照して上記に説明されてきた。しかし、当業者には容易に理解されるように、上記に開示された実施形態以外の他の実施形態が、添付特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内で、同様に可能である。たとえば、一般に、アモルファスヨークは、既存のアモルファスバンドの平行幅から作り上げることができるので、開示された変圧器コアは、いかなる最大寸法にも限定されない。

Claims (15)

  1. 第1のヨーク(2a)および第2のヨーク(2b)と、
    前記第1のヨークと前記第2のヨークとの間に延在する少なくとも2つの脚部(3a、3b、3c、3d)と
    を備える変圧器コア(1a、1b、1c)であって、
    前記第1のヨーク(2a)が方向性電磁鋼製であり、前記第2のヨーク(2b)および前記少なくとも2つの脚部(3a、3b、3c、3d)の1つのうちの少なくとも1つがアモルファス鋼製である、
    変圧器コア(1a、1b、1c)。
  2. 前記少なくとも2つの脚部(3a、3b、3c、3d)のうちのアモルファス鋼製でない前記脚部が方向性電磁鋼製である、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  3. 前記第2のヨーク(2b)がアモルファス鋼製である、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  4. 前記第2のヨーク(2b)が、少なくとも1つのヨーク梁から構成され、各ヨーク梁が、アモルファス鋼製の積層された複数のヨークプレート(8)を備える、請求項3に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  5. 前記第2のヨーク(2b)が、その飽和磁束限界に従って寸法設定される、請求項3に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  6. 全ての脚部(3a、3b、3c、3d)が方向性電磁鋼製である、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  7. 少なくとも1つの前記脚部(3a、3b、3c、3d)が方向性電磁鋼製である、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  8. 前記第1のヨーク(2a)が上部ヨークである、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  9. 前記少なくとも2つの脚部(3a、3b)の少なくとも1つが巻回され、巻回されている全ての脚部(3a、3b)が方向性電磁鋼製である、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  10. 前記少なくとも2つの脚部(3c、3d)の少なくとも1つが非巻回であり、非巻回である全ての脚部(3c、3d)がアモルファス鋼製である、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  11. 前記少なくとも2つの脚部(3c、3d)のうちの2つが側方脚部(3c、3d)であり、前記側方脚部(3c、3d)がアモルファス鋼製である、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  12. 前記第1のヨーク(2a)が、方向性電磁鋼製の複数の積層されたリムプレート(10)から構成される、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  13. 全ての脚部(3a、3b、3c、3d)が、ステップラップ接合を用いて少なくとも1つの前記ヨークに取り付けられる、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  14. 全ての脚部(3a、3b、3c、3d)が、バットラップ接合を用いて少なくとも1つの前記ヨークに取り付けられる、請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)。
  15. 請求項1に記載の変圧器コア(1a、1b、1c)を製造する方法であって、
    初期配置(12a)を形成するために、水平な向きで、前記第2のヨーク(2b)を配置し、前記少なくとも2つの脚部(3a、3b、3c、3d)を前記第2のヨーク(2b)に取り付けることと、
    中間配置(12b)を形成するために、前記初期配置(12a)を垂直な向きに起こし、前記少なくとも2つの脚部(3a、3b、3c、3d)の少なくとも1つに巻線(11a、11b)を配置することと、
    前記第1のヨーク(2a)を前記少なくとも2つの脚部(3a、3b、3c、3d)に取り付けることと
    を含む方法。
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