JP2020500756A - タイヤ修理装置 - Google Patents

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Abstract

シーラント調合物を小出しするためのタイヤ修理装置が記載され、該装置は、実質的にPETで形成されており、それ自体がその内部流路内にバルブまたはプラグをさらに備える一体に形成されたネックまたはベース入口を備える。装置は、より環境に優しいディスペンサであり、シーラントの小出し中に利点を提供する。

Description

発明の分野
本発明は、パンク事象後のタイヤ修理のための装置に関する。より具体的には、本発明は、パンク事象後に、シーラント調合物をタイヤの中へ小出しするための装置に関する。
発明の背景
本明細書における背景技術の任意の参照は、そのような背景技術がオーストラリアまたは他国において一般常識を構成するということを認めるものと解釈されてはならない。
パンク事象が発生したのち空気タイヤの一時的封止を提供するために、空気タイヤのためのシーラント組成物が開発されている。そのような組成物によるパンクしたタイヤの封止は、タイヤがパンクした乗り物を、限られた期間および/または限られた距離だけ、限られた速度で再び走行可能にするために働く一時しのぎ的手段である。その後、タイヤを、交換するか、可能ならば、修理するかしなければならない。
パンク事象後、そのようなシーラント調合物を簡便に送り出し、乗り物の機動性を回復し、それにより、スペアホイールおよび関連の装備を携行する必要をなくすためのタイヤパンク修理キットが開発されている。これは、重量を減らすだけでなく、乗り物の機動性を回復するための、より迅速かつより簡単かつより安全な手段を提供した。
もっとも簡単なそのようなタイヤ修理キットは、タイヤバルブステムの上に嵌まる蓋から延びるホースを有する簡単なスクーズボトルからなる。使用前、バルブコアをタイヤバルブから取り外さなければならず、それが、修理作業中にさらなる時間を要し、バルブコア紛失の危険を招く。この作業はまた、タイヤからの実質的に完全な空気の損失を招き、それにより、再び膨らませるためにより多くの時間を要する。また、小出しを可能にするために、バルブステムが概して4〜8時の位置に来るような位置に、タイヤを動かすべきである。スクイーズボトルの代わりに加圧エアゾール容器を備えた同様な修理キットが利用可能である。これらの修理キットは、ラテックスまたはビニル樹脂との架橋作用に依存するため、一般的に繊維または固体粒子を含まず、バルブコアの取り外しを要しない。
より洗練されたキットは、ラテックスシーラントのキャニスタに接続するプラグインコンプレッサを含み得、ラテックスシーラントは、発生させた圧力を使用してタイヤの中にポンピングすることができ、したがって、キットは、バルブコアを取り外すことなく使用することができる。これらのキットは概して、相手先商標製品製造会社(OEM)ごとに特有であるように設計され、OEMからは1つのシーラント容器しか提供されないため、修理キットを交換する前に運転者がいずれかのタイヤで二度目のタイヤのパンクに遭遇するならば、それを修理することはできない。これらのキットのいくつかは特有の接続を要し、したがって、自動車販売業者のみが調達し供給することができ、通常は運転者にとってかなりの費用となる。
使用においてより大きな融通性を提供し、より使いやすい、または少なくとも従来技術の装置に対する商業的代替を提供するタイヤ修理装置を提供することが望ましいであろう。
1つの広い形態において、本発明は、ボディおよびネックを、ネックから延びる一体に形成された入口とともに含む、実質的にPET(ポリエチレンテレフタレート)から作られたボディを有する容器を含むタイヤ修理装置に関する。
本タイヤ修理装置は、その設計がそれを任意の一般的な加圧空気供給源およびタイヤバルブとともに使用することを許すという点でシーラント調合物の汎用的な容器・ディスペンサとなり、したがって、タイヤ修理キットアフターマーケットにおいて有用かつ費用効果的な選択肢を提示するという点で有利である。
OEMによって供給される大部分のタイヤ修理キットは、シーラント容器が、逆さまにされると、コンプレッサケーシングに組み込まれたハウジングに滑り込むように設計されている。シーラント容器は、はじめはボトルのキャップに巻き付けられた、キャップに接続される1本のエアホースを有する。容器をコンプレッサに配置する前に、ホースを巻き出し、ひとたび容器を定位置に配置したならば、ホースをタイヤバルブに接続する。様々なOEMキットが設計されるやり方には違いがあり、そのようなものとして、常に互いに適合性かつ互換性であるわけではなく、それにより、運転者は、一部の限られた自動車販売業者から取り替えシーラント容器を購入することを強いられる。
したがって、たとえば点検および修理または交換のためのタイヤが提示されたタイヤ修理店などで購入可能なシーラントの取り替え容器を提供することが有利であろう。取り替えシーラント容器は、コンプレッサハウジングの中に配置される必要なく、汎用的使用のために容易に適合されるように設計される必要がある。
本発明は、タイヤへのシーラント放出のために必要であることが、(i)OEMまたは他のキットからのコンプレッサホースを本装置の空気入口に接続し;(ii)出口ホースをタイヤバルブに接続することであるような解決手段を提供する。その後、容器は、シーラントを移すために要する時間(約45秒)逆さまに保持される必要がある。その後、タイヤを膨らませる間、ボトルを手で保持する必要はない。
さらに、容器を加圧し、それにより、シーラント調合物の放出を生じさせるために加圧空気を注入するときに通過させることができる一体に形成されたネック入口を有する容器が、少なくとも、修理されるタイヤを膨らませるときの時間の節約という点で、明確な利点を提供することがわかった。これは、シーラントが、容器を離れる直前にネック領域において激しく空気混和し、その後、発泡/空気混和状態でタイヤに入り、それにより、修理作業の早くから発泡性シーラントがタイヤに入り、より効率的にタイヤを膨らませるということによる。
特定の態様において、本容器はまた、圧力解放システムを備える。これは、システムまたはコンプレッサ中で閉塞が発生し、それが危険なほど高いpsiレベルを提供するとき、明確な利点であり(多くの小売店で自由に購入でき、使用されるような)、そして、無制御なシーラント解放による破裂を回避するために圧力解放システムを有することは明確な利点である。本明細書に記載される圧力解放システムは、圧力およびシーラントの制御された解放をはるかに安全なやり方で可能にし、そのような状況における容器破裂の危険を大きく減らす。
1つの局面において、本発明は、
(a)ボディ、ベース、およびネックを有する容器であって、実質的にPETから作られた容器を含み、
(b)ネックまたはベースの一方が、そこから延びる一体に形成された入口を有し、かつ
(c)ネックの開口から延びる出口ホースを含む
タイヤ修理装置に関し、ネックまたはベース入口はその内部流路内にバルブまたはプラグを含む。
好ましくは、一体に形成されたネック入口を有するのはネックである。
1つの態様において、容器は、少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも98%、さらに好ましくは少なくとも99%、PETから作られている。
好適には、ネック入口は、ネックとで一体に形成されたチューブ状延長部または差し込み口である。
1つの態様において、ネック入口は、ネックに対して実質的に直角に延びる。
ネック入口の内部流路は、容器の内部とつながっている第一の開口を有する。
ネック入口の内部流路は、ネック入口の、容器のネックに隣接する端部とは反対側の端部に第二の開口を有する。
1つの態様において、ネック入口内部流路はねじ切り流路である。
容器のネック入口の開口は、ネックの、容器のボディに隣接する端部とは反対側の端部に形成されている。
出口ホースはネックの開口に接続されて封止性係合を形成する。
容器が、ネック入口がネックから実質的に水平に延びる状態で配置されたとき、出口ホースは容器から実質的に直角で垂直に延び得る。
出口ホースの内部通路は容器の内部とつながっている。
好適には、出口ホースの第一端は内部通路上にねじ切り部分を含み得る。
好適には、ベース入口は、存在するならば、ネック入口に関して記載したような任意の形態をとり得る。
ベース入口は、ベースから延びて、容器ボディの長手およびネックの開口の中心を垂直に通過する軸に対して実質的に平行になり得る。
1つの態様において、タイヤ修理装置は実質的にメタルフリーであり得る。
特定の態様において、タイヤ修理装置はさらに、封止面を含む圧力解放装置を含み得、封止面は、そこから延び、容器のベースに形成された開口部を通過する封止性差し込み口を有する。
1つの態様において、圧力解放装置の封止性差し込み口は開口部内で封止性係合を形成する。そのような態様において、圧力解放装置の封止性差し込み口は開口部内で締り嵌めを形成し得る。
代替態様において、圧力解放システムはさらに、開口部と係合するそらせ板を含み得る。
この代替態様において、そらせ板は開口部と係合し、圧力解放装置の封止性差し込み口がそらせ板内に収容される。
好適には、そらせ板は、少なくとも1つの流路を有し、その流路内に、圧力解放装置の封止性差し込み口が少なくとも部分的に収容される。
好適には、連続的な流路が提供されるよう、少なくとも1つの流路はそらせ板を貫通して延びる。
好ましくは、少なくとも1つの流路は、少なくとも1つのさらなる流路と交わる中央流路である。
好適には、少なくとも1つのさらなる流路は、90°未満、好ましくは70°未満、さらに好ましくは60°未満の角度で中央流路と交わる。
特定の態様において、そらせ板は締り嵌めによって開口部と係合するが、好ましくは、開口部は、そらせ板上のねじ切り部分と係合するねじ切り面を備える。
好適には、圧力解放装置は細長いボディを有する。
いくつかの態様において、圧力解放装置は、シーラント容器と係合するための少なくとも1つの面取り面を含む。
特定の態様において、圧力解放装置は、その両端に面取り面を有する棒である。
代替態様において、圧力解放装置は、使用中、容器内に形成された張り出し部に対してロックするフランジを含む。
張り出し部は、容器の壁の、そのベースに隣接する凹みによって形成され得る。
好適には、圧力解放装置のフランジは、封止面の、圧力解放装置の下側の壁の範囲を超える延長部から形成されている。
封止性差し込み口は、圧力解放装置の封止面からもっとも遠いその端部に少なくとも1つの傾斜面を有し得る。
1つの態様において、装置は、使用前または使用中に破断されなければならない封止膜または類似の構造を有しない。
第二の局面において、本発明は、空気タイヤのパンクを封止する方法を提供し、本方法は、
(a)(i.)ボディ、ベース、およびネックを有する容器であって、実質的にPETから作られかつシーラント調合物を含む容器を含み、
(ii.)ネックまたはベースの一方が、そこから延びる一体に形成された入口を有し、
(iii.)ネックの開口から延びる出口ホースを含む
タイヤ修理装置を提供する工程であって、ネックまたはベース入口がその内部流路内にバルブまたはプラグを含む、工程;
(b)出口ホースを空気タイヤのバルブに接続する工程;
(c)容器のネックまたはベース入口を通して流体圧を供給する工程
を含み、それにより、シーラント調合物を容器から空気タイヤの内部チャンバの中に放出し、パンクを封止する。
以下に続く個々の部分で参照される本発明の様々な特徴および態様は、必要に応じ、準用によって他の部分にも当てはまる。その結果、1つの部分において指定された特徴が、必要に応じ、他の部分において指定された特徴と組み合わされてもよい。
以下の詳細な説明から、本発明のさらなる特徴および利点が明らかになるであろう。
本発明が容易に理解され、実施され得るよう、以下、添付図面を参照しながら好ましい態様を実例として詳細に説明する。
タイヤ修理装置の1つの態様の外部の斜視図である。 図2Aは、ネックの一部分およびネック入口の部分図である。図2Bは、図2Aに示すc−c線から見たネックの一部分およびネック入口の断面図である。 ネックの一部分およびネック入口をネックスリーブおよびプラグとともに示す部分図である。 部分的ネックスリーブが配置された容器のネック分を、空気ホースコネクタとともに、また空気ホースコネクタなしで示す斜視図である。 部分的ネックスリーブが配置された容器のネック分を、空気ホースコネクタとともに、また空気ホースコネクタなしで示す斜視図である。 部分的ネックスリーブの1つの態様の斜視図である。 ネックの一部分およびねじ切りネック入口を、挿入のための入口バルブとともに示す部分図である。 タイヤ修理装置のさらなる態様の外部の斜視図である。 図5のタイヤ修理装置をバルブステムコネクタとともに示す部分斜視図である。 取り付けられたコンプレッサを示す、タイヤ修理装置のさらなる態様の外部の斜視図である。 図7のバルブステムコネクタの取り付けを示す断面図である。 ベース入口を有するタイヤ修理装置のさらなる態様のベースの斜視図である。 図10A〜10Cは、圧力解放装置の、それぞれ斜視図、側面図および断面図である。 圧力解放システムを形成するために図6A〜Cの圧力解放装置を装着されたシーラント容器の斜視図である。 図12Aおよび12Bは、圧力解放システムのためのそらせ板の、それぞれ側面図および断面図である。 図13Aは、シーラント容器の1つの態様を、ねじ切り開口部に配置されようとしている図12Aおよび12Bのそらせ板とともに示す斜視図である。図13Bは、図10A〜10Cの圧力解放装置が図12Aおよび12Bのそらせ板と係合して圧力解放システムを形成している、図13Aのシーラント容器の斜視図である。 圧力解放装置の代替態様を、単独で、またシーラント容器を装着された状態で示す。 圧力解放装置の代替態様を、単独で、またシーラント容器を装着された状態で示す。 圧力解放装置の代替態様を、単独で、またシーラント容器を装着された状態で示す。 圧力解放装置の代替態様を、単独で、またシーラント容器を装着された状態で示す。 圧力解放装置の代替態様を、単独で、またシーラント容器を装着された状態で示す。 圧力解放装置の代替態様を、単独で、またシーラント容器を装着された状態で示す。 シーラント容器内に装着された圧力解放装置のさらなる態様を示す。
発明の詳細な説明
別段の定めがない限り、本明細書に使用されるすべての科学技術用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
本明細書における記載は、概ね、車、バンおよびトラックなどの大きな乗り物の空気タイヤの修理における本タイヤ修理装置の使用に関するが、本発明はそのように限定されないことが理解されよう。特に、本装置は、自転車のタイヤまたは、さらには、シーラント調合物および空気を入れるためのバルブステムを有する任意の膨らませ得るタイヤの修理に用途を見いだし得る。
1つの局面において、本発明は、
(a)ボディ、ベース、およびネックを有する容器であって、実質的にPETから作られた容器を含み、
(b)ネックまたはベースの一方が、そこから延びる一体に形成された入口を有し、かつ
(c)ネックの開口から延びる出口ホースを含む
タイヤ修理装置に関し、ネックまたはベース入口は、その内部流路内にバルブまたはプラグを含む。
1つの態様において、容器のボディは、少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも98%、さらに好ましくは少なくとも99%、PETから作られている。
好適には、ネックおよびネック入口は容器ボディとで一体に形成されている。
PET(ポリエチレンテレフタレート)容器ボディは、当技術分野において公知であるように、コポリマーを使用して形成され得るが、そのようなコポリマーおよび他の添加物は少量で存在することが好ましいことが理解されよう。適当なコポリマーは、イソフタル酸、シクロヘキサンジメタノール(CHDM)、ジエチレングリコール(DEG)または他のコモノマーを含み得る。このような共重合は、融点を下げるために、またはそうでなければ容器の性質を好ましい方法で変えるために使用され得るが、共重合は、本明細書に記載されるようなPETの有利な性質を有意に変えることはない。たとえば、PETボトルの熱安定性および耐熱性ならびに機械的強度を改善するためには、ポリエチレンナフタレート(PEN)(PETボトル成形業界では「ヒートセット」(ホットフィル)と呼ばれることが多い)とPETとのブレンドが有用である。
PETは、様々な容器および汎用物品に一般に使用されるポリマーであるが、タイヤ修理キットの一部として、シーラント組成物を保持するための容器の形成に特に有利であることはこれまで認識されていなかった。PET容器は、たとえば類似の寸法のポリプロピレン容器と比較して、有意に軽量である。本発明における使用に適するであろう約400mLの容器に一般的な重量は約40gであり得る。軽量化は、本装置を提供する自動車製造業者にとって重要であり、有意な利がある。
PETはまた、比較的安価であり、容器に望ましい形状へと製造することが容易である。たとえば、容器を製造する場合、製造チェーン中で迅速かつ大量に射出延伸ブロー成形することができる。容器の形成中にPETを操作する能力が、ネックおよびネック入口を一体に形成することを可能にする。形成後に容器のネックに穿孔することによって形成される類似のネック入口は構造を大きく弱めるであろうため、これは非常に重要である。極限シーラント容器試験の要件は、容器が70℃の温度で7バールの圧力に耐えることを命じている。ヒートセット(ホットフィル)およびPETとでブレンドされた本容器は、ネック入口が容器そのものの形成中に形成されるため、ネック入口を損傷することなくこの要件を満たすことができ、それにより、一体設計を生じさせる。すなわち、ネック入口は、ボトル製造後に容器のネックに形成されるのではなく、また、容器に接着またはレトロフィットされるのでもなく、一体に形成された容器のネックおよびボディの残り部分とで一部品である。したがって、請求項に係る装置は、異なる用途に適合される大量生産の市販PETボトルではなく、むしろ、シーラント調合物を高圧で小出しする目的に特別に作られた特注設計であることが理解されよう。
極限圧力および温度試験にパスするためには、容器ボディまたは壁が、所望の強度を提供するのに十分な厚さを有することが重要である。しかし、より厚い壁は、材料費の増加および最終製品における重量の増加を意味する。タイヤ修理キットとともに供給される一般的なポリプロピレンボトルの壁厚さは3.5mmであるが、本PET容器は好ましくは厚さ約0.8mmであり、ポリプロピレンに対してほぼ4.4倍の壁厚さの減少を表す。したがって、1つの態様において、容器のボディの壁厚さは、約0.6mm〜約1.5mm、好ましくは約0.7mm〜約1.2mm、より好ましくは約0.75mm〜約1.0mm、さらに好ましくは約0.75mm〜約0.9mmである。
本PET容器は、150psiで1週間の定格を有し、有意な期間にわたって高圧に耐えるための有意な能力を示す。これは特に容器が複数回再利用されるときである。
さらに、PET容器ボディは透明であることができ、したがって、ユーザは、小出しされているシーラント調合物を目視することができ、すべてが小出しされたときを容易に判断することができることが有用である。
PET容器ボディの使用は環境上の理由からも重要である。ラテックスシーラントは4〜5年後には自動車販売業者のサービス部門によって新たなボトルに交換されなければならないため、OEMによって供給される約1500万本の未使用のラテックスシーラントボトルが毎年有効期限に達すると推定される。これは非常に重大な環境処理問題を提起する。ホースを取り付けられ、様々な金属部品を用いて完成された未使用または使用済みのラテックスシーラントボトルは、リサイクルすることが困難であり、実行不可能でさえある。
本タイヤ修理装置は、有利にも、金属部品を使わずに製造することができる。これは、ネック入口および/またはベース入口中に金属バルブコアを用いる代わりにゴムプラグを用い、また、ばね押し式の差し込み口を有するコネクタの代わりにタイヤバルブコネクタへのオールプラスチックのホースを有することによって達成することができる。シーラントの漏れを防ぐために、出口ホースの第二端にほぼ隣接して取り付けられ、出口ホースの第二端に位置するストッパの一部を形成するOリングシールを使用してもよい。
したがって、1つの態様において、タイヤ修理装置は実質的にメタルフリーであり得る。すなわち、タイヤ修理装置は、実質的または完全にプラスチックおよび/またはゴムから製造され得る。
図示する容器は概して円柱形であるが、本発明はそのように限定されないことが理解されよう。製造、強度および貯蔵の理由から円柱形容器が概して好ましいが、他の有用な形状を考えることもできる。
好適には、ネック入口は、ネックとで一体に形成されたチューブ状延長部または差し込み口である。すなわち、1つの態様において、ネック入口は、空気または他の流体がそれを通過し、容器の中に入ることを許すための内部流路または内腔を有する、ネックからの簡単な延長部である。
1つの態様において、ネック入口は、ネックに対して実質的に直角に延びる。容器のネックとでの正確な直角の形成は重要ではないが、製造および使用における便宜上、ネック入口はネックから約80〜約100°の角度で延びることが好ましいことが理解されよう。
容器が、ネック入口がネックから実質的に水平に延びる状態で配置されたとき、出口ホースは容器から実質的に直角で垂直に延び得る。すなわち、容器がそのベース上で静止しているとき、ネック入口はネックから実質的に水平に延び、その位置で、出口ホースの始端はネック入口に対して実質的に直角で垂直に延びる。
ネック入口の内部流路は、容器の内部とつながっている第一の開口を有する。ネック入口は、使用中、それに接続されたパイプまたはチューブを有するように適合されており、加圧流体を内部流路に通し、容器の内部に入らせて、容器の内部を加圧し、出口ホースからシーラントを放出させることができるようになっている。したがって、内部流路は、一端で外部環境(または、コンプレッサもしくは他の加圧流体源に接続されているならば、パイプもしくはチューブ)に通じ、他端でネック領域中の容器の内部に通じる。
特定の態様においては、ネックスリーブが、容器のネックの内面に挿入され得、したがって、ネック入口の内部流路が容器の内部に通じないよう閉塞し得る。そのような態様は、ネック入口またはその構造の動作を変えず、エアコンプレッサホース接続がブリッジ(ネック入口にねじ込まれたとき封止プラグを開かせる)を組み込む、および/または、流入する加圧流体がネックスリーブを撓ませ、容器の内部への前記空気の通過を許すため、ネック入口の内部流路はなおも容器の内部に通じると考えられる。
ネックスリーブは、容器のネックの直径とほぼ同じであるが、容器のネックの内側の定位置に滑り込ませることができるよう、わずかに小さい直径を有する。図面に関連して説明するように、そのようなネックスリーブは、タイヤ修理装置の使用前にプラグをネック入口の内部流路内の定位置に保持してシーラント調合物の流出を防ぐことを支援するために有用であり得る。
前記のように、ネック入口の内部流路は、ネック入口の、容器のネックに隣接する端部とは反対側の端部に第二の開口を有する。すなわち、開口は、ネック入口がネックとで一体に形成されるところに形成されている。この点で、特定の態様においては、プラグを挿入し、ネックスリーブによって定位置に保持し得る。
1つの態様において、ネック入口内部流路は、雌ねじを切られた流路である。この態様においては、プラグを使用しなくてもよく、したがってネックスリーブは不要であり得る。ネック入口は雌ねじを形成され、それにより、自転車および自動車タイヤにおいて知られるような標準的なバルブ構造を受けることができる。このバルブは、シーラント調合物の偶発的な放出を防ぐように働くことができるが、バルブコアは、使用中、容器の内部への加圧流体の通過を許す場合には開く。
特定の態様において、ネックスリーブは部分的ネックスリーブである。すなわち、部分的ネックスリーブは容器ネックの内面の全周と接触するわけではない。換言するならば、部分的ネックスリーブはそのボディ中に開口を備え、その開口が、容器ネックの内面と接触する状態で位置する。好ましい態様において、部分的ネックスリーブはC字形である。好適には、部分的ネックスリーブは、その面から延びるプラグを備える。このプラグは締り嵌めによって容器のネック入口の内部流路内に配置され得る。プラグは、使用中に内部流路の中へ延びる、プラグの端面から延びるピンを有し得る。ピンはスプライン付きピンであり得る。好ましくは、部分的ネックスリーブはユニット設計である。
容器のネックの開口は、ネックの、容器のボディに隣接する端部とは反対側の端部に形成されている。この開口は、飲料用PETボトルに見られるような標準的な開口であり得る。すなわち、開口はネックの端部に形成され得、容器のネックの直径を共有し得る。
出口ホースはネックの開口に接続されて封止性係合を形成し得る。シーラントの漏れを回避することが重要であり、したがって、出口ホースは、どのようなやり方で容器のネックに接続されようと、そのような偶発的放出を防ぐべきである。
1つの態様において、出口ホースおよび取り付けられたタイヤバルブコネクタは、容器のネックにねじ付けられるキャップと連続的であり得る、および/またはそれとで一体に形成され得る。したがって、1つの態様において、容器のネックは、ねじを切られた相補的なキャップを受けるようにねじを切られている。この態様において、出口ホースノズルおよび取り付けられたタイヤバルブは、キャップによってネックの開口に接続されるとみなされ得る。
別の態様において、出口ホースは、容器のネックにねじ付けられたキャップを貫通し得る。この好ましい態様において、出口ホースは、キャップ内で移動可能かつスライド可能であり得る。すなわち、出口ホースは、その第二端のストッパがキャップの下面に当接して出口ホースの任意のさらなる延びを防ぐまで、容器の外へさらに引き出すことができる。延長可能な出口ホースは、使用中より高い可撓性を与え、修理されるタイヤのバルブステムを4〜8時の位置に配置する必要がないことを保証し、それにより、使用前に容器を快適に逆さまにすることを可能にするため、これは好都合である。延長可能なホースはまた、ホースが、使用されるときまで、容器内にきちんとどまることを可能にする。
したがって、出口ホースは、キャップを貫通して延び得、キャップ中の穴の直径と実質的に同じ大きさの直径を有して、それにより、シーラントが出口ホースの周囲から漏れないような干渉くさびシールまたは摩擦嵌合を形成し得る。
出口ホースの内部通路は容器の内部とつながっている。これは、出口ホースがタイヤバルブステムに接続されているとき、容器を加圧すると、シーラントが出口ホースを通って放出されることを可能にする。
好適には、出口ホースの第一端はその内部通路上にねじ切り部分を含み得る。1つの態様において、これは、出口コネクタおよびホースをタイヤバルブのバルブステムにねじ付けることを可能にする簡単ねじであり得る。他の態様において、出口ホースの第一端は、バルブを有する出口コネクタを含み得、タイヤバルブと接続されると、両バルブは、容器から加圧シーラントが放出されるとき開くようになっている。そのような構造においては、出口ホースコネクタに組み込まれたばね押し式の差し込み口がタイヤバルブコア中のばね押し式の差し込み口と整合し、それにより、空気およびシーラントが通過するための経路を開く。別の態様は、タイヤバルブにねじ付けられ、それにより、それを開かせるときバルブコアを押す組み込みブリッジを有する標準的な出口コネクタの使用を提供する。
以下、類似の符番が類似の部品を指す添付図面を参照しながら本発明の態様を詳細に説明する。本発明は、図示する態様によって限定されることはなく、むしろ、これらの態様は、本発明の理解を支援するために単に例示的であることが理解されよう。
図1は、タイヤ修理装置の1つの態様の外部の斜視図であり、連続的な壁111およびベース112から形成されたボディ110を有する容器100を示す。容器100は、一体に形成されたネック120を有し、このネックは、図示する態様において、ねじ切り部分121と、その上方範囲にある開口122とを有する。ネック入口130が、ネック120のねじのない領域から実質的に直角に延びている。
図1には、出口ホース140が別個に示され、これは、図示する態様において、その下部を形成し、その第二端にチューブストッパ141を有するディップチューブを含み、それとつながっている。特定の態様において、チューブストッパ141は流量制御装置を含み得る。そのような流量制御装置の1つの非限定的な例は差し込み口・着座Oリング構造であり得る。出口ホース140はキャップ150を貫通することが見てとれ、したがって、キャップ150は、その中に形成された開口部を有して、出口ホース140の通過を許容し、それを開口部に通して延ばす、または引っ込めることを許す。図示する態様において、出口ホース140は、その第一端に、簡単なねじ切りコネクタであってもよいし、ばね押し式の差し込み口バルブコネクタおよびバルブコアを含むものであってもよい出口コネクタ160を有する。好ましい態様は、容器100がメタルフリーのままであることを可能にするために、バルブコアを使用し得ない。
図2Aは、ネック120の一部分およびネック入口130の部分図であり、図2Bは、図2Aに示すc−c線から見たネックの一部分およびネック入口の断面図である。一体に形成されたネック入口130は、容器ネック120に隣接する第一端とは反対側の端部に入口開口132を有する内部流路131を有することが見てとれる。内部流路131は、テーパ状であるように示されているが、平行な向きに成形するほうがより簡単に製造され得る。図3に見られるプラグ135は、テーパ状であってもよいし、くさび形を有してもよい。
ネックに一体に形成された空気進入ネック入口を有しない(特に、そのようなネック入口に対して直角に延びる出口ホースを有しない)従来技術のシーラント容器の他ならぬ欠点は、容器のネック以外の場所から入る空気が、逆さまにしたとき、主にボトルの頂部からボトルを加圧することである。すなわち、加圧空気は直ちに逆さまのボトルのベースに移動し、したがって、シーラントが完全に放出されるまでシーラントのみをバルブに押し通す。加圧空気が実際にタイヤに入り、タイヤを膨らませ始めるのはこの時点のみである。本タイヤ修理装置の明確な利点は、ネック入口130を介して入る空気が、出口ホース140(一般的には、ストッパ141がキャップ150の下面に当接するまで延ばされる)、ひいてはタイヤに入るとき、シーラントが激しく空気混和される結果を招き、したがって、修理作業の始まりから、発泡性のシーラントと組み合わる空気がタイヤに入ることであり、これが、タイヤを膨らませて、それによって作業を完了するために要する時間を有意に節約する。本タイヤ修理装置を使用してネック入口130を通して空気を流入させる場合と、たとえば容器100のショルダ部またはベースから空気を流入させる場合とを比べたとき、全パンク修理および膨らまし時間の差は、温度に依存しつつ、最大90秒になることができる。
図3Aは、ネック120の一部分およびネック入口130をネックスリーブ123およびテーパ状のプラグ135とともに示す部分図である。プラグ135は、ネック120の内部からネック入口130の内部流路131の第一端に挿入することができる。プラグ135は、入口流路131内にシールを形成するのに適した寸法の簡単なゴムまたはプラスチックプラグであり得る。そして、ネックスリーブ123を、それがプラグ135の背後に位置し、プラグを入口流路131内で定位置に保持するような定位置へと押し込んで、シーラントの漏れおよび放出を防ぐことができる。エアコンプレッサホースが接続されると、それが、ねじ切りコネクタ内のブリッジとの接触によってプラグを押し開かせ、加圧空気または他の流体が入口流路131を通って容器100の内部に押し込まれ、すると、圧力によってプラグ135が動かされ、ネックスリーブ123が撓み、容器100の内部とつながる開口が形成されて加圧空気を入らせるようになることが理解されよう。ネックスリーブ123は、様々な可撓性のプラスチック、ゴムまたは容器100に適するものと同じ材料、たとえばPETから作られ得る。
いくつかの態様において、図3Aに示す態様は、プラスチックまたはゴムプラグ135の使用が、タイヤ修理装置をその構築において実質的にメタルフリーにすることを可能にする(金属バルブが不要であるため)という点で、環境上の理由から好ましいといえる。これは、容器100を、効果的かつ費用効率的なリサイクルに回しやすくする。
図3B〜3Cはネックスリーブの別の態様の斜視図を示し、図3Cはネックスリーブをさらに詳細に示す。わかりやすくするために、容器100の大部分は図3B〜3Cには示されない。この態様において、ネック120は、任意の他の態様に記載されるものと同様であり得、ネック入口130は、図4にさらに記載するように、雄ねじを有する。ネック入口130の雄ねじは、コンプレッサコネクタ210(図7に関して記載する)の取り付けを可能にし、このコンプレッサコネクタを通して、加圧空気を容器100の内部に送り込むことができる。図示する態様においては、部分的ネックスリーブ300がネック120の内部に配置され、図3Bにおけるように使用中でないとき、ネック120の内部の一部分に隣接して位置する。
図3Dは部分的ネックスリーブ300の構造をもっともよく示す。図3Dに示されるC字形の部分的ネックバルブ300は任意の形態をとることができ、実のところ、図3Aのようなフルネックスリーブであることもできるが、C字形は、配置の容易さおよび作業における有用な可撓性を可能にすることが理解されよう。部分的ネックスリーブ300は、内面305と、ネック120内に配置されたときネック120の一部分の内面に当接する外面310とを有するC字形ボディを有する。プラグ315が外面310から延び、スプライン付きピン320(配置されたとき、ネック入口130の内部流路131内に位置する)とつながっている。スプライン付きピン320は、好ましくは、スプライン325を提示するように成形され、端面330で終端する。好適には、部分的ネックスリーブ300はユニット設計である。すなわち、1つの一体部品として成形され、形成されることが好ましい。部分的ネックスリーブ300は、一定範囲の適当な材料、たとえば様々なプラスチック、他のポリマーおよびゴムから作られ得るが、好ましくはナイロンから形成される。
図3Bは、シーラントを小出しするために使用する前、容器100のネック120内に位置する部分的ネックスリーブ300およびネック入口130を示す。外面310がネック120の内面に当接して、プラグ315がネック入口130の内部流路131の一部分内に位置し、それを完全に覆い隠している。すなわち、プラグ315は、シーラントがネック入口130を通って漏れることがないような、内部流路131内の締り嵌めである。
図3Cは、シーラントの小出し中に配置されるであろう部分的ネックスリーブ300を示す。加圧空気がコンプレッサコネクタ210を通して送達されて、部分的ネックスリーブ300の端面330に押し当てられ、スプライン325間の空間に沿って移動して、プラグ315(ここからスプライン付きピン320が延びる)の面に対しても力を加えるようになっている。この圧力がプラグ315を内部流路131および部分的ネックスリーブ300の外面310から押し出し、ネック120の内面から離れさせ、その結果、空気が容器100の内部に入り、それを加圧してシーラントを小出させることができる。わかりやすくするために、シーラントの小出しを支援するであろう出口コネクタ、キャップなどは図3A〜Cには示されない。部分的ネックスリーブ300がネック入口130から押し離されるとき、C字形設計は、有意な抵抗なしに「C」の開放部分をさらに閉じ、それにより、部分的なネックスリーブ300が、加圧空気が適切な速度で入ること許すのに十分な距離だけネック入口130から離れることを保証することができるという点で、役に立つ。
図4は、ネック120の一部分およびねじ切りネック入口130を、挿入のための入口バルブコア134とともに示す部分図である。したがって、図4は図3に類似するが、この態様においては、相補的なプラグ135を有するテーパ状の入口流路131の代わりに、入口流路131はねじを切られ、相補的な入口バルブ134を受けるように適合されている。加圧空気または他の流体が入口流路131を通って容器100の内部に押し込まれるならば、入口バルブコア134は、加圧空気の通過を許すが、他の点では、入口流路131を通過するシーラントの漏れを防ぐ。
図5は、「直接注入」態様とみなされ得る、タイヤ修理装置のさらなる態様の外部の斜視図である。容器100は、加圧空気源、たとえばコンプレッサに接続するためのネック入口130を有する。キャップ150は、出口コネクタ160およびその接続ノズルとで一体に形成され得る。したがって、この態様において、出口ホース140は、成形されたキャップ150の延長部であり、容器100の中へ延びるディップチューブを含まないノズル140とみなされ得る。ノズル140は、好ましくは、この態様においてはノズル140の上方範囲の境界内に配置されている出口コネクタ160を含む。
ノズル140またはキャップ150の下側は、その内部流路内に、装着されたとき1つまたは複数の開口部を覆う、突出差し込み口を包囲する簡単なOリングを含み得る。容器100の内部が加圧されると、Oリングはそのシートから持ち上げられ、シーラントが出口コネクタ160の内部流路およびコネクタを通過することができる。そのような構造は、開示内容全体が参照により本明細書に組み入れられる、同一出願人によるWO2007/030896に記載されている。Oリングを動かしてシーラント流のための通路を開くためには容器100内で正圧が必要とされるため、これはシーラントの偶発的な漏れを防ぐ。そのような構造は、当業者によって理解されるように、ゴムプラグまたは他の同様の構造で置き換えられてもよい。
コネクタ160部分を有するノズル140の開口端161は、それがタイヤバルブステムにねじ付けられことを許すための雌ねじを含み得る。シーラントが、タイヤのバルブコアを塞ぐおそれのある比較的大きな粒子または繊維を含むならば、バルブコアを取り外し、出口コネクタ160部分を取り付けることができ、加圧空気がネック入口130に押し通されると、シーラントはタイヤの中に押しやられる。図5に示す態様において、延長可能な出口ホース140の欠如は、使用前に好ましいように、任意の他の位置で容器を逆さまにする能力が限られるため、タイヤバルブが4〜8時の間になければならないことを意味する。これは、乗り物の運転者が、修理に対応する前にこれを達成するために車両が適切な位置で停止したことを保証しなければならないことを意味する。この不都合にもかかわらず、図5の態様はなおもタイヤ修理に適切であろう。
図6は、図5のタイヤ修理装置に類似した態様であるが、タイヤバルブ170が加えられている。タイヤバルブ170は、タイヤリム上にあるような本物のタイヤバルブステムを単に表すものであり、図6においては、本発明のタイヤ修理装置100とのその接続を示すために示されている。明確にいうと、タイヤバルブ170は本発明の一部ではなく、使用中の容器100の構造を示すためにだけに示されている。出口コネクタ160は、上記のように、タイヤバルブ170と接続し、容器100からタイヤの内部チャンバの中へのシーラントの移送を可能にする。しかし、出口ホース140中のバルブが、容器100の内部が加圧されるまで、シーラントが容器100から漏れないことを保証する。図8に関してさらに詳細に説明するように、出口コネクタは、修理中、タイヤバルブのバルブコアがシーラントを受けるために開くことを保証するためのばね・差し込み口構造を含む。出口コネクタ160をタイヤバルブにねじ付ける、または他のやり方で取り付ける動作が、差し込み口構造をタイヤバルブコアと接触させ、差し込み口がタイヤバルブコアのプランジャを押し下げて、容器100の内部とタイヤの内部との間に連続的な流路を開通させる。
図7は、取り付けられたコンプレッサ200を示す、タイヤ修理装置のさらなる態様の外部の斜視図である。図7の態様は、空気タイヤのパンクの修理にすぐに使用可能である。コンプレッサコネクタ210は容器100のネック入口130に接合されている。コンプレッサ200の電力リード線215は、車の標準DCコネクタであり得る電源(図示せず)に接続される。出口コネクタ160は、タイヤバルブ170によって表されるタイヤバルブのバルブステムに取り付けられ、容器100は逆さまにされる準備ができる。好ましくは、出口ホース140は、第二端が、キャップ150の下面に当接するストッパ141を有するように延ばされる。これが、逆さまにしたのちすべてのシーラントが容易に放出されることを可能にする。
出口ホース140の延長はまた、バルブステムおよびコネクタ160をタイヤバルブと接続する際の可撓性を可能にし、タイヤバルブがどの位置にあっても容器を容易に逆さまにすることができることを意味する。
図8は、図6および7のタイヤバルブ170および出口コネクタ160の1つの態様の内部の断面図であり、2つの接続および出口ホース140への出口コネクタ160の取り付けを示す。出口ホース140は、出口ホース140を受け、かつタイヤバルブ170を受けるように適合された端部を有する接合具180で終端している。出口コネクタ160のばね164が差し込み口163(他方ではプランジャ175と係合することができる)に接続されている内部構造を見ることができる。プランジャ175は、標準的なタイヤバルブコア構造の一部であり、したがって、バルブコア171の一部としてバルブシート172を有する。出口コネクタ160の差し込み口163は、プランジャとねじ合わされると、プランジャ175と係合して、それにより、両方のバルブコアを開かせてシーラントの流れを許す。
図9は、ネック入口の代わりに、容器100のベース112中に一体に形成されたベース入口190を有するタイヤ修理装置のさらなる態様のベースの斜視図である。ベース入口190は、ネック入口130に関して先に記載したような形態をとり、したがって、ベース112に隣接する第一端とは反対側の端部に入口開口192を有する内部流路191を有する。ベースは、ベース入口190を延ばすための空間を許すために凹状に形成されている。ネック入口130に関して記載したように、ベース入口190は、ベースバルブ195を受けるためにねじを切られていてもよいし(図9に示すように)、ねじを切られず、代わりに、ゴムプラグ、テーパ状またはくさび形プラグなどの中でブローを受け得るテーパ状または平行な内部流路191を有してもよい。
したがって、ベース入口190は、チューブまたは差し込み口の形態をとることができ、純粋に、空気などの加圧流体を容器に注入するために使用され得る。これは、上記ネック入口態様の代替として、シーラント調合物を適時に放出するのに十分な圧力を発生させることを支援し得る。
図10A〜Cは、圧力解放システムの一部を形成する圧力解放装置1200を示す。図示する態様において、圧力解放装置1200は細長いボディ1205を含み、ボディは、各端部におけるその上面に面取り面1210を提示する。圧力解放装置1200はこの特定の形状に限定されず、むしろ、それが配置されるところのシーラント容器1000の形状と適合するように設計されることが理解されるべきである。圧力解放装置1200は、シーラント容器1000のベース内面に実質的に適合するように等しく円形であることもことができるが、10Aの細長い棒形状は設計において効果的かつ効率的である。図10Aおよび10Cに見られるような圧力解放装置1200の下側は、壁1220によって画定された切り欠きまたは開放部分1215を有する。開放部分1215は圧力解放装置1200の重量および材料費を減らす。面取り面1210は封止面1225によって接合され、その封止面のほぼ中央領域から封止性差し込み口1230が延びている。封止性差し込み口1230は第一の傾斜面1235および第二の傾斜面1240で終端して、それにより、封止性差し込み口1230の上方範囲に頂点1245を形成している。封止性差し込み口1230は、差し込み口が突然開いたときでも、シーラント調合物を突然放出するのではなく、徐放を許すよう、頂点1245までテーパ状である。これが、より制御された圧力解放を可能にする。
図11は、シーラント容器1000内に配置された圧力解放装置1200を示し、この図では、シーラント容器1000のネック入口および他の詳細な構成要素は示されない。出口カップリング100およびホース出口1005は先に記載したとおりであるが、この態様において、シーラント容器1000には、シーラント容器1000は、ベースに形成されている容器開口部1020を備える。封止差し込み口1230は、容器開口部1020を通過することが見てとれるが、図示する態様において、その中で簡単な締り嵌めを形成する。また、圧力解放装置1200の面取り面1210が、それをシーラント容器1000の壁にぴったり詰め込むことを可能にすることが見てとれる。面取り面1210とシーラント容器1000との特定の係合は、シーラント容器1000の形状および内部の特徴に明らかに依存するが、好ましい態様において、それらは、シーラント容器1000の壁に形成された小さな形成物またはくぼみ(図には示していない)の下に好都合に詰め込まれる、あるいはまた、壁の内側へのカーブに対して詰め込まれる。これにより、圧力解放装置1200は定位置に確実に固定されて、任意の突然の慣性によって外れることを阻止される。
使用中、プラスチックシーラント容器1000内で発生した内圧は、過度になると、もっとも顕著には、概して凸状のベースを変形させ、圧力解放装置1200の封止面1225から離れさせる。圧力解放装置1200そのものはシーラント容器1000の壁の凸状のくぼみまたはそれらの壁のカーブとの係合によって定位置に保持されるため、結果、容器ベース、ひいては容器開口部1020は、封止性差し込み口1230に沿って封止面1225から離れ、頂点1245に向かって動かされる。ひとたび容器開口部1020が第一の傾斜面1235のはじめの傾斜部分を通過すると、開口が形成し、この開口が、シーラント調合物および空気が通過することを許し、それにより、シーラント容器1000内の圧力を低下させる。容器開口部1020が頂点1245に近づけば近づくほど、開口は大きくなり、第二の傾斜面1240が関わるようになる。より極端な圧力下、ベースは頂点1245を超えて延びることさえあり、容器開口部1020は全く閉塞を受けず、最大限の圧力解放を許すようになる。このシステムは、シーラント調合物が圧力で容器開口部1020から流れ出ることを許すが、それでもなお、シーラント容器全体が破裂する危険を冒すよりは安全な結果である。
圧力解放システムのさらなる安全構成要素が組み込まれ、図12Aおよび12Bにそらせ板1300として示されている。そらせ板1300は、概して円形(断面が)のボディ1305およびそらせ板ヘッド1310を含む。そらせ板ヘッド1310と交わる端部とは反対側のボディ1305の端部には、そらせ板ねじ切り部1315がある。中央流路1320がボディ1305内に形成され、その下方範囲が開口している。中央流路1320はさらなる流路1325と交わり、このさらなる流路は、図示する態様においては、中央流路1320に対して約60°の角度で位置し得る2つの斜め流路1325である。
図13Aおよび13Bは、そらせ板1300とシーラント容器1000および圧力解放システムそれぞれとの係合のやり方を示す。図13Aでは、この態様において、容器開口部1020がねじを切られて、それがそらせ板ボディ1305のそらせ板ねじ切り部1315を受け、それと係合することができるようになっていることが見てとれる。その結果、そらせ板1300はシーラント容器1000のベースの外部に取り付けられ、シーラント容器1000の内部に通じる中央流路1320と、ボディ1305を通過する斜め流路1325の端部とはシーラント容器1000の外にある。
図13Bは、前記のように定位置に固定されたそらせ板1300と、図11に関して記載したように同じく定位置に収められた圧力解放装置1200とを示す。容器開口部1020へのそらせ板1300の係合は、圧力解放装置1200の封止性差し込み口1230が容器開口部1020を通過するとき、それがそらせ板1300の中央流路1320内に収容され、それにより、シーラント調合物の通過を防ぐ封止性係合を提供することを意味する。図11に関して先に記載したように、シーラント容器内の内圧が上昇してベースが外側に変形すると、そらせ板1300もまた、同じく加圧されたシーラント調合物を逃がすための開口が形成するまで、封止性差し込み口1230に沿って動く。図13Bの態様において提供される違いは、そらせ板1300によって提供される流体経路制御効果である。加圧されたシーラントは、中央流路1320に沿って通過し、その後、斜め流路1325の中へ向けられる。斜め流路1325の特定の角度のせいで、シーラントは害なく容器ベースの外部へ戻される。したがって、そらせ板1300の導入は、圧力解放システムの安全な使用において大きな利点を提供する。
そらせ板ヘッド1310の形状は特に重要ではなく、ボディ1305は、容器開口部1020内で係合することができる領域を有するだけでよいことが理解されよう。図示する態様はねじ込み式の係合を有するが、他の多くの接続が考えられることが理解されよう。さらに、2つのさらなる、または傾斜した流路1325が効果的な制御された圧力解放を提供するが、加圧されたシーラントを容器ベースの外部またはそらせ板ヘッド1310の上に向ける、任意の角度で形成された1つだけのそのようなさらなる流路もまた適切であり得ることが理解されるべきである。
図14A〜14Fは、圧力解放システムの一部を形成する圧力解放装置1400のさらなる態様およびシーラント容器1500中へのその配置を示す。図14Aおよび14Cにはシーラント容器1500のベース領域のみが示されているが、構造は、図11を含む他の図に記載された容器に類似している。しかし、図14Aに示す態様において、シーラント容器1500は連続的な壁1505を有し、この壁はその下方範囲に凹み1510を形成している。内部的に、凹み1510は、ベース1520上で壁の内面から部分的に突き出る張り出し部1515を形成する。ベース1520には、傾斜したピーク1530の形状の隆起部分1525が形成されており、その部分に圧力解放装置1400が配置され得る。
圧力解放装置1400そのものは、図14B、14Eおよび14Fにおいてもっともよく見てとれ、細長いボディ1405と、各端部に傾斜領域1425を提示する封止面1420とを有する。図14Fに見てとれるように、圧力解放装置1400の下側は、壁1410によって画定された切り欠きまたは開放部分1415を有する。圧力解放装置1400は、封止面1420から延びる封止性差し込み口1430を有し、封止性差し込み口1430は第一の傾斜面1450および第二の傾斜面1455で終端し得、それにより、図10A〜10Cに関してすでに記載したやり方で、封止性差し込み口1430の上方範囲に頂点1460を形成している。
図14Eは、圧力解放装置1400の輪郭をもっともよく示し、傾斜領域1425が装置1400の下側で壁1410から張り出しているという事実を実証する。この張り出し部は、壁1410の端面1445の真上に突出するフランジ1415を形成し、端面1445は、傾斜領域1440によって壁ベース1435に接合されている。
図14Aは、フランジ1415が容器1500の張り出し部1515に当接した状態で、圧力解放装置1400がシーラント容器1500の内部の定位置に留められるやり方を示す。これは、圧力解放装置1400を安全に定位置に固定することを支援する。図14Cは、封止性差し込み口1430が容器ベース1520の開口部内に位置する状態での、容器1500内の圧力解放装置1400のこの配置の端部を示す。図14Dは配置を容器1500の下側から示す。使用中、ひとたび封止性差し込み口1430が、シーラントを逃がすための少なくともいくらかの間隙を開口内に残したならば、容器ベース1520は、図11に関して記載したとおりに動いて圧力を解放することができる。
容器1500のベースが、ベースのほぼ中央の領域内に隆起部分を有することが有益であり得る。これは、容器1500内の内圧が上昇したときその区域が外向きに拡大することを許し、したがって、封止性差し込み口1430の長手に沿う移動を助長する。
図15は、図14Aおよび14Cに関してすでに記載されている容器1500を示す。細長いボディ1605および封止面1625ならびに下側の壁またはランナ1610を有するという点で図14A〜14Fに関して記載されたものに概して等しい圧力解放装置1600のさらなる態様が示されている。これはまた、壁1610から封止面1625に通じる斜め領域1620を有する。斜め領域1620が封止面1625と突き合う点の近くに、カーブした端部1615があることが見てとれる。図14の態様はフランジを有するものであったが、この態様は、単にこのカーブした端部1615を用いて、張り出し部1515と締り嵌めで係合する。圧力解放装置1600のこの態様は、装置1400に関して先に記載したように作動する。
本明細書に記載される圧力解放システムの特に重要な利点は、300psiを達成するコンプレッサが多くの小売業者から消費者に市販されているという事実から生じる。低価格のおかげで、そのようなコンプレッサはますます人気を得ているが、せいぜい150〜200psiの定格しか有し得ない標準的なシーラント容器と組み合わせて使用すると、きわめて危険であることができる。そのようなコンプレッサを使用してシーラントを小出しし、任意の形態の閉塞物、たとえば汚物がシステムに侵入するならば、または配置中にコネクタのねじがうまく嵌まらなくなり、その結果、バルブ差し込み口が機能せず、空気およびシーラントをタイヤの中に通過させてしまうならば、圧力はすぐに危険なレベルにまで高まる。ユーザが問題を認め、コンプレッサをオフにする時間はほとんどなく、もっとも起こり得る結果は、ボトルが破裂し、シーラントが高圧で飛散して、ユーザおよび乗り物の両方に潜在的な害を及ぼすことである。本明細書に記載される圧力解放システムの使用は、そのような事態を回避するための保護手段を導入し、このシステムを用いる態様の明確な利点である。
第二の局面において、本発明は、
(a)(i.)ボディ、ベース、およびネックを有する容器であって、実質的にPETから作られかつシーラント調合物を含む容器を含み、
(ii.)ネックまたはベースの一方が、そこから延びる一体に形成された入口を有し、
(iii.)ネックの開口から延びる出口ホースを含む
タイヤ修理装置を提供する工程であって、ネックまたはベース入口がその内部流路内にバルブまたはプラグを含む、工程;
(b)出口ホースを空気タイヤのバルブに接続する工程;
(c)容器のネックまたはベース入口を通して流体圧を供給する工程
を含み、それにより、シーラント調合物を容器から空気タイヤの内部チャンバの中に放出し、パンクを封止する、空気タイヤのパンクを封止する方法を提供する。
方法はさらに、工程(c)の前に容器を逆さまにする工程を含み得る。
流体圧は加圧空気であり得る。これはコンプレッサなどによって供給され得る。
第二の局面の方法は、第一の局面のいずれか1つまたは複数の態様に記載されるタイヤ修理装置を使用して実行され得る。
1つの態様において、空気タイヤは、車、バン、トラックまたは自転車のタイヤである。本装置は、車のタイヤの修理において一般的用途を見いだす。
好ましくは、ネックだけが一体に形成されたネック入口を有し、ベース入口は存在しない。
本発明の様々な態様の上記詳細な説明は当業者への説明のために提供されている。網羅的であること、または本発明を1つの開示された態様に限定することを意図したものではない。したがって、いくつかの代替態様が具体的に記載されたが、他の態様が明らかである、または当業者によって比較的容易に開発されるであろう。したがって、本明細書は、本明細書に記載された発明のすべての代替、修飾および変形ならびに上記発明の精神および範囲に入る他の態様を包含することを意図する。
以下の特許請求の範囲および先の発明の詳細な説明において、明白な言語または必要な含意によって文脈が明らかに別段を要求する場合を除き、語「含む」またはその変形、たとえば「含み」は、包括的な意味で、すなわち、本発明の1つまたは複数の態様におけるさらなる整数の存在または追加を排除することなく、述べられた整数の存在を指定するために使用される。
[本発明1001]
(a)ボディ、ベース、およびネックを有する容器であって、実質的にPETから作られた容器を含み、
(b)該ネックまたは該ベースの一方が、そこから延びる一体に形成された入口を有し、かつ
(c)該ネックの開口から延びる出口ホースを含む
タイヤ修理装置であって、
該ネックまたはベース入口がその内部流路内にバルブまたはプラグを含む、
タイヤ修理装置。
[本発明1002]
容器が、少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも98%、さらに好ましくは少なくとも99%、PETから作られている、本発明1001の装置。
[本発明1003]
容器が、PETとポリエチレンナフタレート(PEN)とのブレンドから作られている、本発明1001または1002の装置。
[本発明1004]
ネックが、差し込み口の形態で一体に形成されたネック入口を有する、前記本発明のいずれかの装置。
[本発明1005]
ネック入口の内部流路が、容器の内部とつながっている第一の開口を有する、前記本発明のいずれかの装置。
[本発明1006]
出口ホースがネックの開口に接続されて封止性係合を形成する、前記本発明のいずれかの装置。
[本発明1007]
出口ホースの第一端が内部通路上にねじ切り部分を含み得る、前記本発明のいずれかの装置。
[本発明1008]
出口ホースが延長可能である、前記本発明のいずれかの装置。
[本発明1009]
出口ホースが、容器の内部に通じるディップチューブとつながっている、本発明1008の装置。
[本発明1010]
ネックスリーブが容器のネックの内面に挿入される、前記本発明のいずれかの装置。
[本発明1011]
ネックスリーブが、ネック入口の内部流路の中へ延びるプラグを含む部分的ネックスリーブである、本発明1010の装置。
[本発明1012]
入口流路がプラグを含むとき、該入口流路が概して平行な側面を有する、前記本発明のいずれかの装置。
[本発明1013]
入口流路が弁を含むとき、該入口流路がねじを切られている、前記本発明のいずれかの装置。
[本発明1014]
ネック入口がその内部流路内にプラグを含む、本発明1001の装置。
[本発明1015]
実質的にメタルフリーである、前記本発明のいずれかの装置。
[本発明1016]
封止面から延び、かつ容器のベースに形成された開口部を通過する、封止性差し込み口
を有する、封止面
を含む圧力解放装置をさらに含む、前記本発明のいずれかの装置。
[本発明1017]
圧力解放装置の封止性差し込み口が開口部内で封止性係合を形成する、本発明1016の装置。
[本発明1018]
封止性差し込み口が、圧力解放装置の封止面からもっとも遠いその端部に少なくとも1つの傾斜面を有する、本発明1016または1017の装置。
[本発明1019]
圧力解放装置が、シーラント容器と係合するための少なくとも1つの面取り面を含む、本発明1016〜1018のいずれかの装置。
[本発明1020]
圧力解放装置が、使用中、容器内に形成された張り出し部に対してロックするフランジを含む、本発明1016〜1018のいずれかの装置。
[本発明1021]
圧力解放装置のフランジが、封止面の、圧力解放装置の下側の壁の範囲を超える延長部から形成されている、本発明1020の装置。
[本発明1022]
張り出し部が、容器の壁の、そのベースに隣接する凹みによって形成されている、本発明1020の装置。
[本発明1023]
圧力解放システムが、開口部と係合するそらせ板をさらに含む、本発明1016〜1022のいずれかの装置。
[本発明1024]
そらせ板が開口部と係合し、圧力解放装置の封止性差し込み口がそらせ板内に収容される、本発明1023の装置。
[本発明1025]
(a)(i.)ボディおよびネックを有する容器であって、実質的にPETから作られかつシーラント調合物を含む容器を含み、
(ii.)該ネックが、そこから延びる一体に形成されたネック入口を有し、
(iii.)該ネックの開口から延びる出口ホースを含む
タイヤ修理装置を提供する工程であって、該ネック入口がその内部流路内にバルブまたはプラグを含む、工程;
(b)該出口ホースを空気タイヤのバルブに接続する工程;
(c)該容器のネック入口を通して流体圧を供給する工程
を含み、それにより、シーラント調合物を該容器から該空気タイヤの内部チャンバの中に放出し、パンクを封止する、
空気タイヤのパンクを封止する方法。
[本発明1026]
タイヤ修理装置が、本発明1001〜1024のいずれかの装置である、本発明1025の方法。
以下の詳細な説明から、本発明のさらなる特徴および利点が明らかになるであろう。

Claims (26)

  1. (a)ボディ、ベース、およびネックを有する容器であって、実質的にPETから作られた容器を含み、
    (b)該ネックまたは該ベースの一方が、そこから延びる一体に形成された入口を有し、かつ
    (c)該ネックの開口から延びる出口ホースを含む
    タイヤ修理装置であって、
    該ネックまたはベース入口がその内部流路内にバルブまたはプラグを含む、
    タイヤ修理装置。
  2. 容器が、少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも98%、さらに好ましくは少なくとも99%、PETから作られている、請求項1記載の装置。
  3. 容器が、PETとポリエチレンナフタレート(PEN)とのブレンドから作られている、請求項1または2記載の装置。
  4. ネックが、差し込み口の形態で一体に形成されたネック入口を有する、前記請求項のいずれか一項記載の装置。
  5. ネック入口の内部流路が、容器の内部とつながっている第一の開口を有する、前記請求項のいずれか一項記載の装置。
  6. 出口ホースがネックの開口に接続されて封止性係合を形成する、前記請求項のいずれか一項記載の装置。
  7. 出口ホースの第一端が内部通路上にねじ切り部分を含み得る、前記請求項のいずれか一項記載の装置。
  8. 出口ホースが延長可能である、前記請求項のいずれか一項記載の装置。
  9. 出口ホースが、容器の内部に通じるディップチューブとつながっている、請求項8記載の装置。
  10. ネックスリーブが容器のネックの内面に挿入される、前記請求項のいずれか一項記載の装置。
  11. ネックスリーブが、ネック入口の内部流路の中へ延びるプラグを含む部分的ネックスリーブである、請求項10記載の装置。
  12. 入口流路がプラグを含むとき、該入口流路が概して平行な側面を有する、前記請求項のいずれか一項記載の装置。
  13. 入口流路が弁を含むとき、該入口流路がねじを切られている、前記請求項のいずれか一項記載の装置。
  14. ネック入口がその内部流路内にプラグを含む、請求項1記載の装置。
  15. 実質的にメタルフリーである、前記請求項のいずれか一項記載の装置。
  16. 封止面から延び、かつ容器のベースに形成された開口部を通過する、封止性差し込み口
    を有する、封止面
    を含む圧力解放装置をさらに含む、前記請求項のいずれか一項記載の装置。
  17. 圧力解放装置の封止性差し込み口が開口部内で封止性係合を形成する、請求項16記載の装置。
  18. 封止性差し込み口が、圧力解放装置の封止面からもっとも遠いその端部に少なくとも1つの傾斜面を有する、請求項16または17記載の装置。
  19. 圧力解放装置が、シーラント容器と係合するための少なくとも1つの面取り面を含む、請求項16〜18のいずれか一項記載の装置。
  20. 圧力解放装置が、使用中、容器内に形成された張り出し部に対してロックするフランジを含む、請求項16〜18のいずれか一項記載の装置。
  21. 圧力解放装置のフランジが、封止面の、圧力解放装置の下側の壁の範囲を超える延長部から形成されている、請求項20記載の装置。
  22. 張り出し部が、容器の壁の、そのベースに隣接する凹みによって形成されている、請求項20記載の装置。
  23. 圧力解放システムが、開口部と係合するそらせ板をさらに含む、請求項16〜22のいずれか一項記載の装置。
  24. そらせ板が開口部と係合し、圧力解放装置の封止性差し込み口がそらせ板内に収容される、請求項23記載の装置。
  25. (a)(i.)ボディおよびネックを有する容器であって、実質的にPETから作られかつシーラント調合物を含む容器を含み、
    (ii.)該ネックが、そこから延びる一体に形成されたネック入口を有し、
    (iii.)該ネックの開口から延びる出口ホースを含む
    タイヤ修理装置を提供する工程であって、該ネック入口がその内部流路内にバルブまたはプラグを含む、工程;
    (b)該出口ホースを空気タイヤのバルブに接続する工程;
    (c)該容器のネック入口を通して流体圧を供給する工程
    を含み、それにより、シーラント調合物を該容器から該空気タイヤの内部チャンバの中に放出し、パンクを封止する、
    空気タイヤのパンクを封止する方法。
  26. タイヤ修理装置が、請求項1〜24のいずれか一項記載の装置である、請求項25記載の方法。
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