以下、添付した図及び後述されている内容を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。しかし、本発明は、ここで説明される実施例に限定されず、他の形で具体化することもできる。むしろ、ここで紹介される実施例は、開示された内容が徹底して完全になるように、また、該当業界の従事者に、本発明の思想が十分に伝わるようにするため提供されるものである。明細書全体に亘って同一の参照番号は同一の構成要素を示す。一方、本明細書で使用される用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限するものではない。本明細書において、単数形は、文句で特に言及されない限り、複数形も含まれる。明細書で使用される「含む(comprises)」及び/または「含んでいる(comprising)」は、言及された構成要素、段階、動作、及び/または素子が一つ以上の他の構成要素、段階、動作、及び/または素子の存在または追加を排除しない。
また、「部」乃至「モジュール」とは、一般に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータプログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施形態におけるモジュールは、コンピュータプログラムでのモジュールだけでなく、ハードウェア構成でのモジュールも指す。そのため、本実施形態は、それらをモジュールとして機能させるためのコンピュータプログラム(コンピュータに各々の段階を実行させるためのプログラム、コンピュータを各々の手段として機能させるためのプログラム、コンピュータに各々の機能を実現させるためのプログラム)、システム、及び方法の説明も兼ねている。但し、説明の都合上、「格納する」、「格納させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施形態が、コンピュータプログラムである場合は、記憶装置に記憶させる、または記憶装置に記憶させるように制御することを意味する。また、「部」乃至「モジュール」は、機能に一対一で対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよく、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に、1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは、1コンピュータによって実行されてもよく、分散または並列環境でコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。また、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは、物理的な接続の他に、論理的な接続(データの送受信、指示、データ間の参照関係等)の場合にも採用する。「所定」、「既に定められた」、「予め定められた」とは、対象とする処理前に定められていることを言い、本実施形態による処理が開始される前はもちろんであり、本実施形態による処理が開始された後も、対象とする処理前であれば、その時の状況と状態によって、または、それまでの状況と状態によって定められることの意味を含んで用いる。
また、システムまたは装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置などがネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段により接続されて構成されることの他に、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」は、お互いに同じ意味の用語として用いる。なお、「システム」には、人為的な決定である社会的な「機構」(社会システム)に過ぎないものは含まない。
また、各部または各モジュールによる処理毎に又は各部乃至モジュール内で複数の処理を行う場合は、その処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み取り入力し、その処理をした後、処理結果を記憶装置に記載するものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み取り入力、処理後の記憶装置への記載に関しては、説明を省略することもある。また、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
以下、図1及び図2を参照して、本発明の一実施例による族譜管理方法を実現するためのアプリケーションを内蔵しているサーバー及びこれと通信して前述したアプリケーションを具現する利用者の端末について詳細に説明することにする。図1は、本発明の一実施例による族譜管理方法が具現されるためのアプリケーションが内蔵されたサーバーを含んでいる全体システムを示す構成図であり、図2は、族譜管理方法が具現されるためのアプリケーションが内蔵されたサーバーの構成図である。
利用者または構成員の族譜情報を検索、照会、修正、共有などと併せて、構成員のコンテンツを構築、共有するためのシステムであって、族譜管理/コンテンツサーバー100、利用者の携帯端末200、有線端末300及びソーシャルネットワークサーバー400が有・無線ネットワーク500を通じて連結されている。
以下の実施例では、利用者の族譜情報検索などと関連コンテンツの登録、閲覧のためのアプリケーションが族譜管理/コンテンツサーバー100に内蔵され、携帯端末200または有線端末300で前述したプログラムを駆動するための別途のアプリケーションをアップマーケットなどを介して設置することにより、族譜管理/コンテンツサーバー100と、携帯端末200などとの相互作用によって具現されることを中心に説明する。しかし、必ずしもこれに制限されず、族譜管理/コンテンツサーバー100を構成する各部が携帯端末200などのアプリケーションの設置の際に族譜管理/コンテンツサーバー100と携帯端末200などに最適に分配されて分散処理されることもできる。
族譜管理/コンテンツサーバー100は、利用者が携帯端末200に設置されたアプリケーションを通じてアクセスできるサーバーであって、族譜検索、修正、共有などと族譜の構成員と関連するコンテンツの登録、閲覧、共有などに対する利用者の要請を受け付け、族譜情報及び関連コンテンツを利用者及び共有で結合した構成員に提供する。これに対する詳細な説明は後述することにする。
携帯端末200は、外部と通信可能な端末であって、ネットワーク500を通じて族譜管理/コンテンツサーバー100、ソーシャルネットワークサーバー400、他の利用者の携帯端末200及び有線端末300と通信することができ、例えば、セルラー(cellular)フォン、スマートフォン、タブレットコンピュータ、またはラップトップ(laptop)コンピュータであり得る。
有線端末300は、イーサネット(登録商標)のようなネットワーク500を通じて族譜管理/コンテンツサーバー100、ソーシャルネットワークサーバー400、他の利用者の携帯端末200及び有線端末300と通信することができ、例えば、デスクトップ(desktop)コンピュータであり得る。
ソーシャルネットワークサーバー400は、携帯端末200及び有線端末300の相互間で行われるデジタル活動(activity)、例えば、メッセージ交換、テキスト、イメージ、映像、オーディオ、及び各種データの共有などを具現することができる。具体的には、利用者は、本人が検索した族譜情報の検証、共有と共に、登録されたコンテンツの共有などの処理を族譜管理/コンテンツサーバー100に要請し、族譜管理/コンテンツサーバー100は、ソーシャルネットワークサーバー400に、前述した処理のためのリンクを送信したり、族譜情報及びコンテンツを直接送信することができる。
図2を参照すると、族譜管理/コンテンツサーバー100は、具体的に、認証部105、選択部110、族譜管理モジュール115及びコンテンツモジュール155を含む。
認証部105は、族譜外の者が族譜情報及び族譜構成員の個人化されたコンテンツのような私的情報にアクセスするのを遮断するために、族譜管理/コンテンツサーバー100にアクセスする利用者の認証手続きを行うことができる。詳細には、認証部105は、族譜検索、検証と構成員の法律行為と関連するコンテンツの登録、共有、閲覧などに公共家族情報を利用するのに必要な確認、同意手続きを行うと共に、検索部125、族譜/コンテンツ提示部165に提供して使用することができる。これに加えて、認証部105は、非法律行為のコンテンツの登録、共有、閲覧などのために、認証する上で、便宜のため、利用者本人ではなく、族譜内の構成員の人的情報が入力されることもある。
コンテンツは構成員と関連する2次元または3次元映像、イメージ、音声、またはテキストであり得る。ここで、コンテンツは列挙したものの元のコンテンツであることもでき、元コンテンツに含まれた映像、イメージ、音声、またはテキストを抽出して構成員の他のコンテンツと合成されて生成され得る。コンテンツが3次元映像であれば、人物と背景とが全て含まれた3次元映像撮影装置を用いて生成されるか、背景を除外するようにソフトウェアで処理されて人物のみを抽出する3次元映像撮影/処理装置を用いて生成され得る。3次元映像は、例えば、仮想現実(Virtual Reality)映像、拡張現実(Augmented Reality)映像、ホログラム映像などであり得る。
このような3次元映像を閲覧する場合、利用者は、コンテンツモジュール155から携帯端末200または有線端末300に送信されたコンテンツを別途の3次元映像ビューア、例えば、VR(Virtual Reality)またはHMD(Head Mounted Display)装置を用いて閲覧することができる。
コンテンツは、族譜内の構成員と法的利害関係がないものであって、例えば、家族との団体映像、構成員の電話番号、メールアドレス、SNSアカウントなどのような連絡先、故人の死亡日、墓地の位置、語録、冠婚葬祭と関連する事項等のコンテンツ及び密接な法的利害関係があるものであって、例えば、遺言などであり得る。
族譜検索時に本人の人的情報だけを入力することにより、父系または母系の先代構成員の人的情報を入手したり、法律行為と関連するコンテンツを共有するために用いられる公共家族情報は、本人の直系構成員が含まれ、電子化された住民登録謄本データや電子化された故人の除籍謄本等であり得る。このような公共家族情報は、敏感な個人情報であるため、認証部105は、公共家族情報を用いる場合に、前述した認証手続よりも厳格な過程で利用者に関する確認を行い、利用者から同意を得る。
選択部110は、利用者が認証手続を完了した後、族譜検索、修正、共有などを実行するための族譜管理モジュール115と関連コンテンツの登録、閲覧、共有などを実行するためのコンテンツモジュール155を選択するように携帯端末200などの画面にインターフェイス(interface)を提供することができる。
族譜管理モジュール115は、具体的に、受付部120、検索部125、検証部130、族譜提供部135、族譜修正部140、コミュニティ部145及び族譜データベース部150を含むことができる。
受付部120は、本人の族譜情報を把握するために、利用者から本人をはじめとして父系または母系先代構成員の人的情報を受け付ける。人的情報は、例えば、氏名、行列、行列字、世帯数、住民登録番号、生年月日のうち、少なくとも一つであり得る。利用者の族譜情報は、本人、父、祖父などの世代順からなる父系または本人、母、外祖母などの世代順からなる母系で構成されることができ、父系または母系の族譜情報は、本貫、氏名、行列、行列字、始祖、門派、生年月日、死亡日、住民登録番号などを含む。また、受付部120は、利用者が父系または母系の先代構成員の人的情報を認知できず、本人の人的情報のみを入力した場合に、認証部105から確認、同意した公共家族情報を受け、族譜データベース部150に格納された族譜情報とマッチングするための先代構成員の人的情報を抽出して、入力することができます。
検索部125は、受付部120から入力された父系または母系の先代構成員または本人の人的情報に基づいて、族譜データベース部150に格納された族譜の族譜情報のうち、入力された人的情報と類似度が最も高い族譜情報を族譜提供部135に出力することができる。族譜情報は、必須として本貫、氏名、行列、行列字、始祖、門派を含み、生年月日、死亡日、住民登録番号などをさらに含むこともできる。
検証部130は、利用者が提供対象である同一系の所定寸数内の姻戚構成員を認知すれば、利用者から姻戚構成員の情報を受付部120を介して入力されて族譜データベース部150に格納された族譜を検索して姻戚構成員の族譜情報をマッチングする。ここで、同一系というのは、利用者が検索しようとする父系または母系のような系のことを意味し、所定寸数または姻戚構成員は直系ではなく、3寸乃至6寸の範囲の構成員であり得る。
利用者が提供対象である同一系の所定寸数内の姻戚構成員を認知していない場合には、検証部130は、同一系と反対系に属する直系人的情報を受付部120から入力され、反対系の族譜から抽出される同一系の先代構成員の族譜情報を抽出することができる。反対系というのは、ユーザーが検索しようとする父系または母系と反対される母系または父系ある。
検証部130は、本人または姻戚構成員の族譜情報にて同一系の姻戚構成員または反対系の先代構成員の情報が一致するか否かを確認し、一致すれば、検索部125で検出された族譜情報を本人の最終族譜情報を決定して族譜提供部135に提供することができる。これとは異なり、検証部130は、本人または同一系或いは反対系の先代構成員の情報が一致しないと、ソーシャルネットワークサーバー400を介して検証に用いられた姻戚構成員や利用者に本人または姻戚構成員の族譜情報を全て通知することができる。
検証部130は、ソーシャルネットワークサーバー400を介して利用者または姻戚構成員から選択された族譜情報を入力され、最初検索された族譜情報の代わりに最終族譜情報として決定し、族譜提供部135に提供することができる。
族譜提供部135は、族譜検索部125または族譜提供部135から受けた利用者の族譜情報を携帯端末200などにツリー(tree)型などのグラフィックインターフェイス形で提供することができる。ツリー型の族譜情報を例にとると、行列によって階層的に先代構成員から本人、妻、子供、婿、嫁などの下位構成員を配列し、構成員毎に氏名、行列、行列字、始祖、門派、生年月日、死亡日、住民登録番号などを含む族譜情報を容易に把握できるように表示することができる。
族譜修正部140は、利用者が族譜データベース部150に格納された本人の族譜情報を取得することにより、携帯端末200などに表示されたツリー型の族譜情報を用いて、誤謬のある族譜情報を修正することができる。しかし、利用者及び他の構成員の照会、修正遮断がある場合に、族譜修正部140は、個人情報保護のために族譜情報の修正または一部情報の閲覧を制限することができる。
コミュニティ部145は、家族間の紐帯関係を強化することができるように、携帯端末200などに表示されたツリー型の族譜情報を用いて、特定の構成員を検索して、ソーシャルネットワークサーバー400を介して族譜管理モジュール115から自ら設けたプラットフォームまたは外部のソーシャルネットワークが提供するプラットフォームに招待することができる。プラットフォームに招待されると、グループ設定または対話機能が実行され得る。
族譜データベース部150は、検索部125、検証部130、族譜提供部135での機能を行うのに必要な父系または母系の族譜情報を含む各種氏名、本貫、門派に対する族譜を格納する。
一方、コンテンツモジュール155は、族譜データベース部150で提供されて族譜提供部135で所定の形でグラフィック化された族譜情報が伝送されて構成員と関連するコンテンツの登録、共有、閲覧などと処理を行う。
詳細には、コンテンツモジュール155は、コンテンツ探索部160、族譜/コンテンツ提示部165、コンテンツ格納部170及び共有部175を含むことができる。
コンテンツ探索部160は、選択部110を介してコンテンツに対するアクセスが選択された後、本人の族譜情報に属する特定の構成員の登録されたコンテンツを探索することができる。コンテンツ探索部160は、利用者の族譜情報の中で検索しようとする構成員及びキーワードのうち、少なくとも一つを利用者が入力し、登録されたコンテンツを検索することができる。コンテンツ検索の便宜性のために、コンテンツ探索部160は、族譜提供部135から伝送されたグラフィック化された全ての構成員の族譜情報に相応して、コンテンツ格納部170に格納されたコンテンツが携帯端末200などで族譜情報と共に添付される形で表示することによって、利用者は、コンテンツ探索部160から提供された族譜情報と関連コンテンツが結合されたリストを通じて視覚的に簡単に検索することができる。
族譜/コンテンツ提示部165は、コンテンツ探索部160から検索して、選択された該当構成員のコンテンツをウィンドウ形に変換された族譜情報と共に携帯端末200などに送信して提示することができる。詳しく述べると、族譜/コンテンツ提示部165は、選択されたコンテンツが該当構成員の法律行為に関連していなければ、利用者の携帯端末200などでコンテンツを提供することができる。これとは異なり、選択されたコンテンツ、例えば、遺言などが含まれた映像、テキスト、音声が該当構成員の法律行為に関連している場合に、認証部105は、利用者から同意を受けた公共家族情報に従って、利用者と該当構成員との間の所定姻戚関係認知と法律行為のコンテンツの公開条件、例えば、遺言の公開時点、弁護士の族譜管理/コンテンツサーバーに対するアクセスなどが満たしているか否かを判断する。判断結果、満たしていれば、族譜/コンテンツ提示部165は、法律行為のコンテンツに対して関連性を有する他の構成員と共有して共同閲覧する必要があるかを判定し、判定結果、閲覧必要があれば、共有部175に他の構成員の共有を要請する。族譜/コンテンツ提示部165は、他の構成員の共有が承認されると、利用者と他の構成員に同時にコンテンツを提供して携帯端末200などを通じて、共同閲覧するようにする。
コンテンツ格納部170は、認証部105を介して、本人と族譜内の構成員のうち、少なくとも一つを入力され族譜情報とマッチングして認証を受け、選択部110によって、コンテンツ登録が選択されると、利用者から特定の構成員のコンテンツを登録させて格納することができる。具体的には、コンテンツ格納部170は、族譜提供部135から伝送されたグラフィック化された全ての世代の族譜情報を利用者に表示して、利用者から指示された構成員を検索し、該当構成員の族譜情報に添付される形で、利用者の要請でコンテンツと検索のためのキーワードを登録させ得る。もちろん、登録されたコンテンツに対する修正、削除などが必要な場合に、利用者は、コンテンツ格納部170を介してアクセスし、該当作業を処理することができる。
共有部175は、登録された構成員のコンテンツを族譜情報内の少なくとも一つの構成員と共有するように、ソーシャルネットワークサーバー400を介して他の構成員に直接コンテンツを送信したり、リンクを渡すことができる。併せて、共有部175は、コンテンツが法律行為に関連して必要な場合に、族譜/コンテンツ提示部165の指令に応じて関連構成員にコンテンツの共有を問い合わせて設定することができる。
以下、図3を参照して、族譜管理/コンテンツサーバー100に内蔵されたアプリケーションを通じて族譜情報の検索及び検証過程について説明することにする。図3は、本発明の一実施例による族譜管理方法で具現されるフローチャートである。
まず、利用者が携帯端末200などで前述したアプリケーションにアクセスすると、認証部105は、認証用のインタフェースを携帯端末200などに表示し、個人情報に該当する族譜情報にアクセスするのに必要な認証を行う(S305)。認証完了した後、利用者は、族譜管理モジュール115を選択して、系譜検索を開始することができる。
利用者が検索を希望する父系または母系の族譜情報を選択部110を介して選択した後、父系または母系の先代構成員の人的情報を認知していると(S310)、受付部120は、利用者から先代構成員または本人の人的情報を入力される(S315)。
これとは異なり、利用者が前記先代構成員の人的情報を認知していない場合(S310)、受付部120には、本人の人的情報のみが入力される(S320)。
続いて、認証部105は、同意に基づいて、公共家族情報を受け、公共家族情報に含まれた父系または母系の先代構成員の情報を抽出して検索部125に提供する(S325)。
次に、族譜検索部125は、直接入力するか、公共家族情報から抽出された先代構成員または本人の人的情報に基づいて、族譜データベース部150から最も類似度が高い族譜情報を有する族譜を検索する(S330)。
続いて、族譜検索部125は、最高の類似度の族譜情報と本人、先代構成員の人的情報に基づいて、最も類似度が高い本貫、行列、行列字、始祖及び門派などでマッチングして、本人の族譜情報を特定する(S335)。
族譜提供部135は、利用者の確認のために、本人の族譜情報を先代から下位構成員までの世代順に配列されたツリー型などに加工して携帯端末200などに表示する(S340)。
次に、利用者が提供対象である同一系の所定寸数内の姻戚構成員を認知していると(S345)、検証部130は、利用者から姻戚構成員の情報を受付部120によって入力される(S350)。利用者が提供対象である同一系の所定寸数内の姻戚構成員を認知していない場合(S345)、検証部130は、利用者から前記提供対象である同一系と反対系に属する直系人的情報を受付部120によって入力される(S355)。
検証部130は、同じ系または反対系の系譜を検索して、該当姻戚構成員の族譜情報をマッチングする検索をする(S360)。
次に、検証部130は、本人または姻戚構成員の族譜情報で先代構成員の情報が一致するかを判定する(S365)。反対系の系譜検索による場合に、本人族譜情報と比較される族譜情報は、反対系の族譜情報から抽出される前記同一系の先代構成員の情報である。
もし、検証部130で、本人または姻戚情報の族譜情報で先代構成員の情報が一致していないと、検証部130は、本人や姻戚構成員の族譜情報を利用者または姻戚構成員にソーシャルネットワークサーバー400を介して全て通知して、両者間の確認のお問い合わせを要請する(S370)。
続いて、検証部130は、利用者または姻戚構成員から選択された族譜情報を入力され、本人及び姻戚構成員の最終族譜情報として決定する(S375)。
一方、同一系または反対系の姻戚構成員の族譜情報と検索部125によって導出された本人の族譜情報での先代構成員の情報が所定の確率以上で一致すれば、検索部125による族譜情報を本人の最終族譜情報として決定し、族譜提供部135を介して最終族譜情報を携帯端末200などに表示する(S380)。利用者は、最終族譜情報を通じて分かった他の構成員に族譜共有を要請することもでき、必要な場合に族譜修正部140を介して族譜情報の様々なデータを記載或いは修正することができる。
本実施例によれば、本人が先代構成員の人的情報を認知していなくても、同意で提供される公共家族情報によって族譜情報をより正確に検出することができ、本人と直系ではない同一系または反対系の姻戚構成員の族譜情報と1次的に検索された本人の族譜情報とを比較し、比較結果、本人と姻戚構成員間の協業を通じた確認を行うことにより、族譜情報の誤謬があるかを確認しながら族譜情報検索の信頼性がより向上し得る。
以下、図4を参照して、族譜管理/コンテンツサーバー100に内蔵されたアプリケーションを通じて族譜内の他の構成員との共有及び細部記載について説明することにする。図4は、本発明の他の実施例による族譜管理方法にて具現されるフローチャートである。
族譜提供部135は、利用者に図3のように決定された最終族譜情報をツリー型のグラフィック化された形で、携帯端末200などに提供する(S405)。
利用者は、族譜提供部135で指定されたグラフィックス化された族譜情報に基づいて、所望する構成員を探索することができる(S410)。
希望する構成員が選択されると、族譜提供部135は、族譜データベース部150によって格納された各構成員の連絡先、例えばソーシャルネットワークのアカウント、電子メールのアカウントなどを画面に表示された族譜情報に添加される形で表示させ、利用者は、所望する構成員のソーシャルネットワークのアカウントなどを入手することができる(S415)。
次に、コミュニティ部145は、入手されたソーシャルネットワークのアカウントを用いて、共有設定を指示した利用者の要請で所望する構成員とのソーシャルネットワークを共有したり、族譜管理/コンテンツサーバー100が、自ら設けたグループの設定を行うことができる(S420)。
続いて、本人の族譜情報に記録された連絡先、生年月日、死亡日、墓地の位置などの親戚の細部情報の記載を許容すると(S425)、族譜修正部140は、利用者の要請で、構成員の細部情報を記載または修正することにより、族譜情報を更新して族譜データベース部150に格納することができる(S430)。
本実施例によれば、族譜情報を確認された構成員との紐帯を強化するために、ソーシャルネットワークまたはカフェなどのグループ機能を提供することができ、構成員の族譜情報ないしは詳細情報の記載または修正は許容するか否かよって行われ、敏感な情報に対するアクセスとセキュリティが強化され得る。
以下、図5を参照して、族譜管理/コンテンツサーバー100に内蔵されたアプリケーションを通じて族譜内の構成員の関連コンテンツの登録と共有について説明することにする。図5は、本発明のまた他の実施形による族譜管理方法にて具現されるフローチャートである。
認証部105は、選択部110から選択されたコンテンツモジュール155の駆動で、族譜情報に対するアクセスを認証するために、本人のID、パスワードと共に、本人と族譜内の構成員のうち、少なくとも一つを入力されて族譜情報とマッチングして認証する(S505)。
続いて、コンテンツ格納部170は、族譜提供部135からツリー型などのグラフィック化された状態で加工処理された族譜情報を携帯端末200などに提供し、利用者が指定した構成員を検索する(S510)。
続いて、コンテンツ格納部170は、利用者の要請で、検索を通じて取得された構成員に関連した2次元または3次元映像、イメージ、音声、またはテキストを有する元コンテンツと共に、検索のためのキーワードを登録させ、族譜情報の添付形態で格納させる(S515)。
併せて、コンテンツ格納部170は、利用者の要請で、2次元または3次元映像、イメージ、音声、またはテキストを有する元コンテンツを合成して加工された合成コンテンツと共に、検索のためのキーワードを登録させ、族譜情報の添付形態で格納させ得る(S520)。
次に、共有部175は、利用者の要請に応じて、コンテンツの共有設定があれば、登録された構成員のコンテンツを族譜情報内の少なくとも一つの構成員と共有するように、ソーシャルネットワークサーバー400などを介して、他の構成員にコンテンツ自体またはリンクデータを送信することができる(S525)。
本実施例によれば、単純に族譜情報のみを共有するだけでなく、様々な家族間の記憶、重要な事項などを共有することで、構成員間の紐帯が強化され得る。
以下、図6を参照して、族譜管理/コンテンツサーバー100に内蔵されたアプリケーションを通じて族譜内の構成員の関連コンテンツの提供について説明することにする。図6は、本発明の他の実施例による族譜管理方法にて具現されるフローチャートである。
認証部105は、選択部110から選択されたコンテンツモジュール155の駆動で、利用者の族譜情報に対するアクセスを認証するために、本人のID、パスワードと共に、本人と族譜内の構成員のうち、少なくとも一つを入力されて族譜情報とマッチングして認証する(S605)。
続いて、コンテンツ探索部160は、利用者から検索しようとする構成員及びキーワードのうち、少なくとも一つを入力され、登録されたコンテンツを検索する(S610)。
コンテンツ探索部160は、族譜提供部135から伝送されたグラフィック化された全ての構成員の族譜情報に相応して、コンテンツ格納部170に格納されたコンテンツが携帯端末200などで族譜情報と共に添付される形で表示することで、利用者は、コンテンツ探索部160から提供された族譜情報と関連コンテンツとが結合したリストを通じて視覚的に簡単に検索することができる。
次に、コンテンツ探索部160は、提示されたリストのうちで、利用者によって選択された特定の構成員のコンテンツを送信されて族譜/コンテンツ提示部165に伝達する(S615)。
続いて、族譜/コンテンツ提示部165は、選択されたコンテンツ、例えば、遺言などが該当構成員の法律行為と関連するかを判定する(S620)。
選択されたコンテンツが含まれた映像、テキスト、音声が該当構成員の法律行為と関連する場合に、認証部105は、利用者から公共家族情報の利用に対する同意を要請して同意すれば族譜/コンテンツ提示部165に提供する(S625)。
続いて、族譜/コンテンツ提示部165は、同意された公共家族情報に従って、利用者と該当構成員との間の所定姻戚関係認知と法律行為のコンテンツの公開条件、例えば、遺言の公開時点、弁護士の族譜管理/コンテンツサーバーに対するアクセスなどの条件を満たしているか否かを判断する(S630)。満たしていなければ、族譜/コンテンツ提示部165は、法律行為と関連するコンテンツを利用者の携帯端末200などに提供することを遮断する。
判断結果、満たしている場合、族譜/コンテンツ提示部165は、法律行為のコンテンツに対して関連性を有する他の構成員と共有して、必ず(necessarily)共同で閲覧しなければならないか、すなわち、共同閲覧する必要があるかを判定する(S635)。判断結果を満たす必要がなければ、族譜/コンテンツ提示部165は、利用者本人にコンテンツ閲覧する権限を付与する。
判定結果、必ず共同で閲覧しなければならない場合、族譜/コンテンツ提示部165は、共有部175に、他の構成員の共有を要請して承認如何を確認する(S640)。
続いて、族譜/コンテンツ提示部165は、他の構成員の共有が承認されると、利用者と他の構成員に同時にコンテンツを提供して携帯端末200などを通じて共同閲覧することができる権限を付与する。もし承認されなければ、族譜/コンテンツ提示部165は、法律行為と関連するコンテンツを利用者と共有しようとする他の構成員の携帯端末200などに提供することを遮断する。
族譜/コンテンツ提示部165は、本人等に閲覧が許容されたコンテンツであるか、法律行為と関連のないコンテンツが3次元映像コンテンツであるか否かによって(S645)、利用者等が、3次元映像が再生される携帯端末200などであるか、別途の3次元映像装置がある場合に(S650)、3次元映像を利用者に提供する(S655)。もちろん、コンテンツが3次元映像以外の他の形であれば、利用者の携帯端末200などに直ちに提供され得る。
本実施例によれば、族譜構成員の個人化されたコンテンツを見る際に、本人以外の他の構成員の人的情報まで入力して族譜情報とのマッチングを通じて認証することで、コンテンツに対する保安性が向上させ得る。族譜管理/コンテンツサーバー100は、家族に有用なコンテンツを全て収録することができ、遺言などのような法律行為と関連するコンテンツも格納することができる。この場合、厳格な公開条件で制限された構成員のみのコンテンツの閲覧を具現することにより、より一層保安性が増大し、家族構成員間の不必要な誤解を防ぐことができる。
図2に示された族譜管理/コンテンツサーバー100を構成する構成要素または図3や図6に示された実施例による段階は、その機能を実現するプログラムの形でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され得る。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラムなどの情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用を通じて蓄積し、コンピュータで読み取ることができる記録媒体のことをいう。このような記録媒体のうち、コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えば、ポータブルストレージ(portable storage)、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、メモリーカードなどがある。また、モバイル装置及びコンピュータに固定された記録媒体としてSSD(Solid State Disk)、ハードディスクやROMなどがある。
また、以上で、本発明の実施例を構成する全ての構成要素が一つに結合して動作するものと説明されたとして、本発明が必ずしもこのような実施例に限定されるわけではない。すなわち、本発明の目的の範囲内であれば、その全ての構成要素が一つ以上に選択的に結合して動作することもできる。さらに、その全ての構成要素が、各々一つの独立したハードウェアで具現され得るが、各構成要素の一部または全部が選択的に組み合わされて一つまたは複数個のハードウェアで組み合わされた一部または全ての機能を行うプログラムモジュールを有するコンピュータプログラムとして具現されることもできる。
以上で、代表的な実施例を通じて本発明について詳細に説明したが、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、上述した実施例について本発明の範疇から外れない限度内で様々な変形が可能であることを理解するだろう。それ故に、本発明の権利範囲は、説明された実施例に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等概念から導出される全ての変更または変形された形によって定められなければならない。