JP2020205527A - 撮像装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】画質劣化を抑制しつつ飽和電荷量を拡大可能な2つのモードを有する撮像装置を提供する。【解決手段】撮像素子は複数の画素を有し、各画素はそれぞれ、複数の光電変換部301、302と、複数の光電変換部を分離する分離領域と、複数の光電変換部の電荷を蓄積する複数の第1の蓄積部803、804と、を有する。さらに、撮像素子は複数の光電変換部301、302と複数の第1の蓄積部803、804との間のポテンシャル障壁を、分離領域のポテンシャル障壁より低く、かつ、複数の光電変換部301、302の空乏電位よりも高くする第1のモードと、複数の光電変換部301、302と複数の第1の蓄積部803、804との間のポテンシャル障壁を、分離領域のポテンシャル障壁より高くする第2のモードと、を選択するための制御手段とを有する。【選択図】図8

Description

本発明は撮像装置等に関する。
撮像装置で行われる焦点検出方法の1つに、撮像素子に設けられた焦点検出画素からの信号を用いて、位相差方式の焦点検出を行う撮像面位相差方式がある。
特許文献1には、1つの画素に対して、1つのマイクロレンズと複数に分割された光電変換部が形成されている2次元撮像素子を用いた撮像装置が開示されている。複数の光電変換部は、1つのマイクロレンズを介して撮像レンズの射出瞳の異なる領域を受光するように構成され、瞳分割を行っている。個々の光電変換部の信号の像ずれ量から位相差信号を取得し焦点検出を行うとともに、個々の光電変換部の信号を足し合わせて表示用/記録用の画像信号を取得する。また、焦点検出に限らず、各画素の右側の光電変換部と左側の光電変換部で受光した信号を視差信号として表示することで、立体画像の表示が可能となることが開示されている。
さらに、特許文献2には、分割された光電変換部同士の分離領域を光電変換部とは異なる導電型の半導体で構成し、光電変換部をPN接合により分離するようにしている。それによって、分離領域に集光した光も光電変換され、撮像信号における感度不均一性の低減が可能になることが開示されている。
また、特許文献3には、蓄積期間中に光電変換部から溢れた電荷を容量に蓄積しておき、信号読み出し時に蓄積した電荷を2つの電荷電圧変換ゲインで読み出すことで、飽和電荷量を増大することが可能な画素構成が示されている。
特開昭58−24105号公報 特開2001−250931号公報 特開2005−328493号公報
しかし、各画素に対し1つのマイクロレンズと複数の光電変換部を有する2次元撮像素子において、複数の光電変換部の間の領域を光電変換部とは異なる導電型の半導体にすると、そのポテンシャル障壁が小さくなる。従って、PDで蓄えられる飽和電荷量が小さくなってしまう。そのため、各画素が画像信号/位相差信号を出力する撮像素子において、特許文献3の技術をそのまま用いても、画質劣化を抑制しつつ、飽和電荷量を拡大することはできない。
本発明は上記従来例の問題を解決し、モードに応じて画質劣化を抑制しつつ飽和電荷量を拡大可能な撮像装置を提供することを目的とする。
撮像装置であって、
複数の画素を有し、各画素がそれぞれ、
光学系の異なる射出瞳領域を通過した複数の光束をそれぞれ受光して光電変換し電荷を生成するための複数の光電変換部と、
前記複数の光電変換部を分離する分離領域と、
前記複数の光電変換部の電荷をそれぞれ蓄積するための前記複数の光電変換部と同数の複数の第1の蓄積部と、を有する撮像素子と、
前記複数の光電変換部と前記複数の第1の蓄積部との間のポテンシャル障壁を、前記分離領域のポテンシャル障壁より低く、かつ、前記複数の光電変換部の空乏電位よりも高くする第1のモードと、前記複数の光電変換部と前記複数の第1の蓄積部との間のポテンシャル障壁を、前記分離領域のポテンシャル障壁より高くする第2のモードと、を選択的に切り替えるための制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、モードに応じて画質劣化を抑制しつつ飽和電荷量を拡大可能な撮像装置を提供することができる。
実施例1に係る撮像素子を用いた撮像装置のブロック図である。 実施例1における撮像素子の全体構成概略図である。 実施例1における撮像素子の画素配列の概略図である。 実施例1における撮像素子の画素の概略平面図と概略断面図である。 本発明の実施例1における瞳分割の概略説明図である。 実施例1における瞳強度分布を例示する図である。 実施例1における撮影処理のフローチャートである。 実施例1における画素等価回路図である。 実施例1における位相差信号用蓄積期間中の画素の最小ポテンシャルの一例を概略的に示す図(ポテンシャルA1)である。 実施例1における位相差信号用蓄積期間中の画素の最小ポテンシャルと蓄積された電荷の例を概略的に示す図(ポテンシャルA1)である。 実施例1における画像信号用蓄積期間中の画素の最小ポテンシャルの一例を概略的に示す図(ポテンシャルB1)である。 実施例1における画像信号用蓄積期間中の画素の最小ポテンシャルと蓄積された電荷の例を概略的に示す図(ポテンシャルB1)である。 実施例1における画像信号読み出しシーケンスを概略的に示す図である。 実施例1における画素信号読み出しシーケンスを概略的に示す図である。 実施例1おける、各ノードの蓄積電荷と光量の関係を模式的に示す図(ポテンシャルA1)である。 実施例1おける、各ノードの蓄積電荷と光量の関係を模式的に示す図(ポテンシャルB1)である。 実施例1における画像信号蓄積期間中における電荷蓄積の例を概略的に示す図である。 実施例1における位相差信号の出力信号電圧・SN比と光量の関係を模式的に示す図である。 実施例1における画像信号の出力信号電圧・SN比と光量の関係を模式的に示す図である。 実施例2における画像信号用蓄積期間中の画素の最小ポテンシャルの一例を概略的に示す図(ポテンシャルB2)である。 実施例2おける、各ノードの蓄積電荷と光量の関係を模式的に示す図(ポテンシャルB2)である。 実施例3における位相差信号用蓄積期間中の画素の最小ポテンシャルの一例を概略的に示す図(ポテンシャルA3)である。 実施例3おける、各ノードの蓄積電荷と光量の関係を模式的に示す図(ポテンシャルA3)である。 実施例3における画素等価回路図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について実施例を用いて説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略ないし簡略化する。
なお、実施例においては、撮像装置としてデジタルスチルカメラに適用した例について説明するが、撮像装置はデジタルムービーカメラ、カメラ付きのスマートフォン、カメラ付きのタブレットコンピュータ、監視カメラなど撮像機能を有する電子機器を含む。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係る撮像素子を用いた撮像装置(デジタルスチルカメラ)100のブロック図である。
第1レンズ群101は撮像光学系(結像光学系)の先端に配置され、光軸方向に進退可能に保持される。絞り兼用シャッタ102は、静止画撮像時の露光時間を制御するためのシャッタとして機能するとともに、開口径を調節することで撮像時の光量調節を行う絞りとしても機能する。第2レンズ群103は、絞り兼用シャッタ102と一体となって光軸方向に進退し、第1レンズ群101との進退動作との連動により、変倍作用(ズーム機能)を実現する。
第3レンズ群105(フォーカスレンズ)は、光軸方向の進退により焦点調節を行う。光学ローパスフィルタ106は、撮影画像の偽色やモアレを軽減するための光学素子である。撮像素子107はCMOSイメージセンサであり、結像光学系の結像面に配置され、入射した光を電気信号に変換する。
ズームアクチュエータ111は、不図示のカム筒を回動することで、第1レンズ群101ないし第2レンズ群103を光軸方向に進退駆動し、変倍操作を行う。絞りシャッタアクチュエータ112は、絞り兼用シャッタ102の開口径を制御して撮影光量を調節すると共に、静止画撮影時の露光時間制御を行う。フォーカスアクチュエータ113は、第3レンズ群105を光軸方向に進退駆動して焦点調節を行う。
114は夜間撮影時の被写体照明用の電子フラッシュであり、キセノン管を用いた閃光照明装置が好適だが、連続発光するLEDを備えた照明装置を用いても良い。AF補助光発光部115は、所定の開口パターンを有するマスクの像を、投影レンズを介して被写界に投影し、暗い被写体あるいは低コントラスト被写体に対する焦点検出能力を向上させるためのものである。
カメラ内CPU121は、カメラ本体の種々の制御を司り、演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を有する。CPU121は、ROMに記憶された所定のコンピュータプログラムに基づいて、カメラ内の各種回路を駆動し、制御手段として撮像、AF、画像処理、記録等の一連の動作を制御する。
フラッシュ制御回路122は、撮影動作に同期して電子フラッシュ114を点灯制御する。補助光駆動回路123は、焦点検出動作に同期してAF補助光発光部115を点灯制御する。撮像素子駆動回路124は、撮像素子107の撮像動作を制御すると共に、撮像素子107から取得した画像信号をA/D変換してCPU121に送信する。画像処理回路125は、撮像素子107が取得した画像のガンマ変換、カラー補間、JPEG圧縮等の処理を行う。
フォーカス駆動回路126は、撮像素子107から取得した信号に基づきカメラ内CPU121で焦点検出を行いその結果に基づいてフォーカスアクチュエータ113を駆動制御し、第3レンズ群105を光軸方向に進退駆動して焦点調節を行う。絞りシャッタ駆動回路127は、絞りシャッタアクチュエータ112を駆動制御して絞り兼用シャッタ102の開口を制御する。ズーム駆動回路128は、撮影者のズーム操作に応じてズームアクチュエータ111を駆動しズーム倍率を変更する。
表示器131はLCD等から構成され、カメラの撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像と撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態表示画像等を表示する。操作スイッチ群132は、操作スイッチ群であり、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等で構成される。撮像装置100に対して着脱可能なフラッシュメモリ133は、撮影済み画像を記録/再生するためのものである。
次に、本実施例における撮像素子107について説明する。図2は、本実施例のCMOSイメージセンサー(撮像素子)の全体構成を概略的に示す図である。
画素アレイ201は、光電変換部と信号読み出し回路からなる画素が、2次元状に複数配置されている。垂直選択回路202により所定の行が選択され、所定行に含まれる画素から信号が垂直信号線に出力される。垂直信号線は画素列毎、複数の画素列毎に一つ、もしくは画素列毎に複数設けることが可能である。列回路203は複数の垂直線に並列に読み出された信号が入力される。列回路203では、信号の増幅やノイズ除去等の処理、信号の保持を行うことが可能である。水平選択回路204は列回路203に保持された信号を順次、ランダムもしくは同時に不図示の水平出力線へ出力する。なお、撮像素子駆動回路124に搭載されるA/D変換機能を、列回路203の列毎に搭載しても良いし、画素毎に搭載しても良い。
また、CMOSイメージセンサを積層型とし、画素アレイを配置した層とは異なる層内などに、前記A/D変換機能やその他の信号処理回路を搭載しても良い。
図3は、画素アレイ201の画素配列を4列×4行の範囲で、分割された光電変換部を8列×4行の範囲で示したものである。なお、図中x軸方向を行方向と呼び、y軸方向を列方向と呼ぶ。
画素群300は2行×2列の画素からなる単位であり、R(赤)の分光感度を有する画素300Rが左上に、G(緑)の分光感度を有する画素300Gが右上と左下に、B(青)の分光感度を有する画素300Bが右下に配置されている。
さらに、各画素は2列1行に配列された光電変換部により構成されている。受光部である光電変換部は、完全電荷転送可能なフォトダイオード(PD)で構成されており、1つの画素の中で相対的にxが小さい側(図中左側)に配置されたPDをPD301、相対的にxが大きい側(図中右側)に配置されたPDをPD302と呼ぶ。
図3に示した4列×4行の画素(8列×4行のPD)を面上に多数配置し、撮像画像および焦点検出信号の取得を可能としている。また、画素アレイの一部には、画素を2つの光電変換部PD、PDに分割せずに、1つの光電変換部のみを有する画素が存在しても良い。
図3に示した画素配列の1つの画素300Gを、撮像素子107の受光面側(+z側)から見た平面図を図4(A)に示し、図4(A)のa−a断面を−y側から見た断面図を図4(B)に示す。図4に示すように、本実施例の画素300Gでは、各画素の受光側に入射光を集光するためのマイクロレンズ401が形成され、x方向に2分割、y方向には分割されていないPDとPDが形成されている。各画素において、マイクロレンズ401と、PD及びPDの間に、カラーフィルタ402が形成される。また、必要に応じて、焦点検出画素毎にカラーフィルタの分光透過率を変えても良いし、カラーフィルタを省略してもよい。
図4に示した画素300Gに入射した光は、マイクロレンズ401により集光され、緑色のカラーフィルタ402で緑色が分光された後、PD及びPDで受光される。PD及びPDでは、受光量に応じて電子とホールの対が生成され、空乏層で分離された後、負電荷の電子は、信号電荷として収集・蓄積され、正電荷のホールは定電圧源(不図示)に接続されたp型半導体領域を通じて撮像素子外部へ排出される。なお、光電変換部を構成するn型半導体領域とp型半導体領域を逆にすることで、ホールを信号電荷としてもよい。
なお、図3に示す画素300R、300Bも画素300Gと同様の構成を有し、画素300Gと同様にして、カラーフィルタ402により各色に分光された光に応じた信号電荷が収集・蓄積される。
図4に示した本実施例の画素構造と瞳分割との対応関係を、図5、6を参照して説明する。図5は、図4(B)に示した本実施例の画素構造のa−a断面と、結像光学系の射出瞳面との関係を示す概略図であり、図6は、射出瞳面のx(軸)に沿った瞳強度分布の例である。受光面と瞳領域500は、マイクロレンズによっておおむね共役関係になっており、PDの受光領域と射出瞳領域501、PDの受光領域と射出瞳領域502が、それぞれ、概ね、一致するように構成されている。即ち、PDの受光領域は射出瞳領域501を通過した光束を受光し、PDの受光領域は射出瞳領域502を通過した光束を受光する。図6に示したように、PD、PDの瞳強度分布は、射出瞳をx(軸)方向に分割する。
図3に示したように、PDをx(軸)方向に規則的に配列し、これらPD群から取得した被写体信号をA像信号とする。同様に、PDをx(軸)方向に規則的に配列し、これらPD群から取得した被写体像をB像信号とする。A像信号とB像信号の像ズレ量(位相差)を検出することで、x(軸)方向に輝度分布を有する被写体像のデフォーカス量(合焦ずれ量)を検出することができる。
図7は、本実施例による撮像装置100によって行われる被写体追従AF連続撮影のフローチャートであり、図7を用いて被写体追従AF連続撮影について説明する。
撮像装置100は、操作スイッチ群132に含まれる撮影モードを選択するためのスイッチがユーザにより操作され、撮影モードが被写体追従AF連続撮影モードになっているものとする。前記撮影モードのときに、操作スイッチ群132に含まれるレリーズスイッチSW2がオンとなることで撮影が開始され、ステップS701へ移行する。
ステップS701は、記録画像用の蓄積期間であり、画素内ポテンシャルを後述のポテンシャルB1(第2のモード)として露光・蓄積を行う。光量は、絞り兼用シャッタ102を用いて制御する。
ステップS702では、撮像素子駆動回路124を用いて、蓄積された電荷から得られる画像信号を撮像素子から読み出す。読み出し中は絞りシャッタアクチュエータ112で絞り兼シャッタ102を閉じて、撮像素子107に余分な電荷が蓄積されないように制御しておく。各画素内の複数の光電変換部で生成された電荷信号は最終的にCPU121で例えば画素単位で加算処理されて画像信号が形成される。そしてその画像信号は、記録画像としてフラッシュメモリ133に保存されるとともに、LV(Live View)表示用画像として表示器131等に使用する。
ステップS703は、位相差検出用の蓄積期間であり、画素内ポテンシャルを後述のポテンシャルA1(第1のモード)として露光・蓄積を行う。光量は、絞り兼用シャッタ102を用いて制御する。
ステップS704では、各画素の複数の光電変換部でそれぞれ蓄積された視差情報を含む信号を、撮像素子駆動回路124を介してそれぞれ別々にCPU121へ読み出す。複数の光電変換部からの信号はCPU121でそれぞれ別々に処理され、位相差信号が生成され、デフォーカス量算出や焦点検出に用いられる。なお本実施例では本信号はデフォーカス量算出等に用いるだけでなく、CPU121は上記の位相差信号をLV表示用画像等にも使用し表示部で表示可能にしている。なお、CPU121とは別に設けた画像処理回路125において、上記の加算処理や画像信号の形成等を行なっても良い。
ステップS705では、ステップS704で算出されたデフォーカス量に基づき、レンズ駆動量を算出する。
ステップS706では、ステップS705で算出したレンズ駆動量を元に、レンズを駆動する。
ステップS707では、操作スイッチ群132に含まれるレリーズスイッチ(SW2)がオンかオフかを判断して、オンであればステップS701に戻り連写撮影を続ける。オフであれば連写撮影を停止して撮影を終了する。
次に、画素構造とステップS701、ステップS703の蓄積動作について説明する。
図8は画素の等価回路図である。画素は、PD301、PD302、PDに蓄積された電荷を転送する転送ゲートとしての転送トランジスタ(T)801を有する。また、PDに蓄積された電荷を転送する転送ゲートとしての転送トランジスタ(T)802を有する。803はPDに蓄積された電荷が転送される第1の蓄積部(FD)、804はPDに蓄積された電荷が転送される第1の蓄積部(FD)である。即ち、2つの光電変換部の電荷をそれぞれ蓄積するための2つの第1の蓄積部を有する。
対応して805はFDと選択的に接続される第2の蓄積部としての蓄積容量(CS)、806はFDと選択的に接続される第2の蓄積部としての蓄積容量(CS)である。807はFDとCSを接続するための蓄積ゲートとしての蓄積トランジスタ(S)、808はFDとCSを接続するための蓄積ゲートとしての蓄積トランジスタ(S)である。809はCS、FD、PDをリセットするためのリセットトランジスタ(R)、810はCS、FD、PDをリセットするためのリセットトランジスタ(R)である。811はFDに接続されるノードの電圧を画素から出力する増幅トランジスタ(SF)、812はFDに接続されるノードの電圧を画素から出力する増幅トランジスタ(SF)である。
813はSFと出力線(OUT)815を接続するための選択トランジスタ(X)、814はSFと出力線(OUT)816を接続するための選択トランジスタ(X)である。なお、本実施例では2つの光電変換部を設け、それに対応して2つの第1の蓄積部、2つの第2の蓄積部を有する例を示している。しかし、光電変換部は3つ以上であってもよく、その場合には第1の蓄積部、第2の蓄積部、転送トランジスタ、蓄積トランジスタ、選択トランジスタ等を光電変換部の数に応じて同数設ければ良い。
図9は、位相差検出用の蓄積期間であるステップS703に用いられる画素内のポテンシャルA1(第1のモード)を模式的に示す図である。図において、PD、PD、T、T、FD、FD、S、S、CS、CS、PDとPDを分離する分離部901の、信号電荷に対するポテンシャルを模式的に示している。また、図10は、ステップS703における蓄積期間終了時の電荷蓄積の例を概略的に示す図である。図9、図10に示すように、分離部901のポテンシャル障壁の高さ902を、T、T部のポテンシャル障壁の高さ903より高くなるように、T、Tのオフ電圧を設定(制御)している。
更に、その際にT、T部のポテンシャル障壁の高さ903を、前記複数の光電変換部の空乏電位(図9のPDとPDの電位の高さ)よりも高くするように制御している。これにより、図10に示すように、ステップS703における蓄積期間中にPDが飽和した場合にT部のポテンシャル障壁を超えた分の電荷はFD、CSに移動し蓄積される。そして、PDが飽和した場合にT部のポテンシャル障壁を超えた分の電荷はFD、CSに移動し蓄積される。
図11は、ステップS701の蓄積期間に用いられるポテンシャルB1(第2のモード)を模式的に示す図である。図11において、PD、PD、T、T、FD、FD、S、S、CS、CS、分離部901の、信号電荷に対するポテンシャルを模式的に示している。また、図12は、ステップS701の蓄積期間終了時の電荷蓄積の例を概略的に示す図である。分離部901のポテンシャル障壁の高さ902を、T、T部のポテンシャル障壁の高さ1101より低くなるように、T、Tのオフ電圧を設定している。これにより、図12に示すように、PD及びPDに蓄積できる電荷量を増やすことができるとともに、蓄積期間中に、PDまたはPDが飽和した場合に、飽和を超えた分の電荷は、対となるPDに移動し蓄積される。
次に、ステップS702とステップS704の画像信号の読み出し方法について説明する。
図13は画像信号読み出しシーケンスを概略的に示す図である。画像信号読み出しは、垂直選択回路202によって選択された行の画素信号を列回路203に読み出し、その後、水平選択回路204によって撮像素子107から読み出す動作を、繰り返すことにより行われる。
期間1303では、後述する信号N2と信号N2をそれぞれ出力線815、816に行毎に順次読み出す。信号N2、信号N2の読み出し完了後の蓄積期間1304の間に、絞りシャッタアクチュエータ112で絞り兼用シャッタ102を開閉し、露光を行う。期間1305では、後述する各画素の信号N1、信号N1、信号N1+S1、信号N1+S1、信号N2+S2、信号N2+S2を読み出す。
次に、画素信号を列回路203に読み出す画素信号読み出し動作について説明する。
図14は、画素駆動シーケンスの1例である。また、図14中のt1〜t11は、シーケンス中の各タイミングを表している。また、φXはXのオン/オフを表しており、オン時は上側、オフ時は下側で示している。例えば、タイミングt1ではXはオンであり、タイミングt3ではXはオフである。他のトランジスタについても同様である。また、本シーケンスでは、PDとPD、XとX、RとR、SとS、TとTは同じタイミングで駆動されるため、説明において別する必要がない場合には、PDとPDをPD、XとXをX、RとRをR、SとSをS、TとTをTと表記する。また期間1401〜1403は図13の期間1303〜1305に対応している。
まず、期間1401(期間1303)のタイミングt1で、X、R、S、Tをオンにして、PD、FD、CSのリセットを行う。その後、R、Tをオフにしてからタイミングt2でFD+CSの電圧を、SFを用いて画素から読み出す。これら電圧から得た信号のうち、OUT側の信号を信号N2、OUT側の信号を信号N2と呼ぶ。なお、これらの信号N2、信号N2は固定パターンノイズ信号に相当する。
蓄積期間1402(期間1304)の後の期間1403(期間1305)において、タイミングt5でXをオンにして、FDの電圧を、SFを用いて画素から読み出す。
これら電圧から得た信号のうち、OUT側の信号を信号N1、OUT側の信号を信号N1と呼ぶ。なお、信号N1、信号N1はランダムノイズ及び固定パターンノイズ信号に相当する。
次にタイミングt6でTをオンにして、PDに蓄積した信号電荷をFDに転送し、Tをオフにした後に、タイミングt7でFDの電圧を、SFを用いて画素から読み出す。これら電圧から得た信号のうち、OUT側の信号を信号N1+S1、OUT側の信号を信号N1+S1と呼ぶ。なお、信号S1、信号S1は蓄積期間終了時にPDに蓄積されていた電荷信号に相当する。
次に、蓄積トラジスタSをオンにして、FDとCSを接続し、FDに転送されていた電荷とCSに蓄積した電荷を混合する。続いて、タイミングt8でTをオンにしてPDに蓄積した電荷のうちt1、t6で転送しきれなかった電荷が存在した場合、FDとCSに転送する。続いて、タイミングt9でTをオフにした後のFD+CSの電圧を、SFを用いて画素から読み出す。これら電圧から得た信号のうち、OUT側の信号を信号N2+S2、OUT側の信号を信号N2+S2と呼ぶ。ここで信号S2、信号S2は蓄積期間終了時にPD、FD、CSに蓄積されていた電荷信号に相当する。
各画素から読み出した信号を用いてCPU121は以下の演算処理、
(N1+S1)−N1=S1
(N1+S1)−N1=S1
(N2+S2)−N2A=S2
(N2+S2)−N2=S2
を行うことで、ランダムノイズ及び固定パターンノイズを除去し、信号S1、信号S1、信号S2、信号S2を得る。前述のように、信号S1、信号S1は、蓄積期間終了時にPDに蓄積されていた電荷信号に相当する。
また信号S2、信号S2は蓄積期間終了時にPD、FD、CSに蓄積されていた電荷信号に相当する。信号S1、信号S1は、電荷電圧変換ゲインが大きいため、信号S2、信号S2と比較して信号読み出しノイズが小さく、高いSN比となる。これらの信号から適切な信号を選択し組み合わせることで、最適な位相差信号、画像信号を得る。
次に、読み出した画素信号の選択方法について説明する。
図15は、ポテンシャルA1(第1のモード)における、PD、PD、FD、FD、CS、CSに蓄積される信号電荷量と光量の関係の一例である。以下、光量範囲毎の信号選択について説明する。信号選択は、CPU121により行われる。信号S2の出力値が所定の第1の閾値(図18の1802)を越えていれば信号S2を選択し、前記閾値以下であれば信号S1を選択する。また、同様に信号S2の出力値が前記第1の閾値を越えていれば信号S2を選択し、前記閾値以下であれば信号S1を選択する。このようにすることで、PDで発生した電荷は光量が例えば図15の1501、1502の範囲では、読み出しノイズが小さい高SN比の信号S1が選択される。
一方、発生した電荷がFD、CSに溢れて蓄積されるような光量、即ち、光量が1503以上の範囲では高飽和電荷量である信号S2が選択される。同様に、信号S1と信号S2の選択については、光量が図15の1501の範囲では信号S1が選択され、光量が1502や1503以上の範囲では信号S2が選択される。そして選択された信号はCPU121によって位相差信号として処理されて焦点検出に用いられる。このように構成することによって低照度下の画素におけるSN比を維持しながら高照度下の画素における飽和電荷量を拡大することが可能となる。ただし、切り替え点の光量は、信号S1の飽和電荷量によって決まるため、PDの飽和電荷量が小さい場合は小さい光量となり、PDの飽和電荷量が大きい場合は大きい光量となる。
ポテンシャルA1における蓄積では、PDの飽和電荷量が比較的小さいので、画像信号をPDで蓄積する場合に不利となる。即ち、PDの飽和電荷量が比較的小さいと、切り替え点における画質劣化抑制のためには、追加容量CSを小さくして信号S2のSN比を大きくする必要があり、信号S2の飽和電荷量を大きくすることが困難となる。
そこで、本実施例では、表示/記録用の画像信号を生成する際には、図16、図17に示すように制御する。即ち、図16はPD、PD、FD、FD、CS、CSに蓄積される信号電荷量と光量の関係の一例を示す図であり、図17は、光量が1601、1602、1603のそれぞれにおける電荷蓄積の例を示す図である。
光量が1601の範囲では、図17(A)のように、PDで発生した電荷はPDに蓄積され、PDで発生した電荷はPDで蓄積される。その際に、光量が1602の範囲では、図17(B)のように、PDで発生した電荷はPDで蓄積され、PDで発生した電荷はPDとPDに蓄積される。光量が1603の範囲では、図17(C)のように、PD、PDで発生した電荷がPD、PDで蓄積される。信号選択は、信号S2出力値と信号S2の出力値の合計が所定の第2の閾値(図19の1902)を越えていれば信号S2と信号S2を選択し、前記第2の閾値以下であれば信号S1と信号S1を選択する。
このように、PD、PDで発生した電荷が、PD、PDに蓄積されている、光量が1601、1602、1603の範囲では、信号S1と信号S1が選択される。また、発生した電荷がFD、CSにも蓄積されている、光量が1604の範囲では、信号S2A、信号S2Bが選択される。そしてそれらの電荷信号は最終的にCPU121で加算されて画像信号が形成される。
このようにして得られた出力信号電圧・SN比と光量の関係を説明する。図18は位相差信号用のポテンシャルA1の場合、図19は画像信号用のポテンシャルB1の場合の出力信号電圧・SN比の関係を模式的に示す図である。
画像信号では、位相差信号と比較して、信号S1の飽和電荷数が大きいため、画像信号用の第2の閾値1902は、位相差信号用の第1の閾値1802と比較して大きい値とすることができる。このようにすることで、画像信号の閾値は、PDとPDの間の分離部901のポテンシャル障壁902から決まるPD飽和電荷量とは独立になる。そのため、ポテンシャル障壁を高くしにくい画像信号/位相差信号を出力する撮像素子において、画像信号の切り替え点における画質劣化を抑制しつつ、飽和電荷量を拡大することができる。
また、位相差信号は、撮像素子から信号を読み出した後で画素加算を行なうことでSN比が向上することができるため、画素から出力される切り替え点を画像信号より低く設定しても、画質劣化を抑制することができる。例えば、N画素分を加算する場合、SN比は10×log(N)向上するため、切り替え点の閾値を画像信号と比較して10×log(N)だけSN比が低い値に設定したとしても、画質劣化を抑制することができる。
以上のように構成することで、各画素が撮像/位相差信号を出力する撮像素子において、画質劣化なしに飽和電荷量を拡大することができる。
(実施例2)
本発明の実施例2は、全体構成、カメラ動作シーケンス等は実施例1と同じであり、ステップS701の画像信号用蓄積期間における画素のポテンシャルが実施例1のポテンシャルB1とは異なる。
図20は、実施例2に係る、画像信号蓄積用の画素の最小ポテンシャルを模式的に示す図であり、本実施例中ではポテンシャルB2と呼ぶ。ポテンシャルB2においては、図11と比べると、転送ゲートTのポテンシャル障壁2001とTのポテンシャル障壁2002に差を設けたポテンシャルとなっている。このような構成とすることで、PDが飽和した場合に発生した電荷はFDに優先的に移動するようにしている。
図21は、ポテンシャルB2の各ノードにおける蓄積電荷と光量の関係を模式的に示す図である。光量が1601、1602、1603の範囲では、発生した電荷はPD、PDのみに蓄積される。光量が2101の範囲ではPD、PD、FD、CSに蓄積され、光量が2102の範囲ではPD、PD、FD、CS、FD、CSに蓄積される。
予め、光量の範囲が予測でき、2102の光量範囲を読み出す必要がないと判断した場合には、撮像素子から信号S2を読み出さないことで、実施例1と比較して読み出し時に、低消費電力化・高速化が可能となる。
(実施例3)
本発明の実施例3は、全体構成、カメラ動作シーケンス等は実施例1と同じであり、ステップS703の位相差信号用蓄積期間における画素のポテンシャルが異なる。
図22は、実施例3に係る、位相差信号蓄積用の画素の最小ポテンシャルを模式的に示す図であり、本実施例中ではポテンシャルA2と呼ぶ。ポテンシャルA2は第1のモードの一種である。しかし、図9と比べると、同じ画素内の蓄積容量CSと蓄積容量CSの間の領域2201のポテンシャル障壁2203を、PD、PDの完全空乏化電位より低く設定したポテンシャルとなっている。即ち、同じ画素内の第2の蓄積部同士の間のポテンシャル障壁の高さを光電変換部の完全空乏化電位より低くしている。このような構成とすることで、CSが飽和した場合に電荷がCSに移動して蓄積され、CSBが飽和した場合に電荷がCSに移動して蓄積される。
図23は、ポテンシャルA2の各ノードにおける蓄積電荷と光量の関係を模式的に示す図である。PDで発生した電荷は、光量が1501、1502の範囲ではPDに蓄積され、光量が1503、2301の範囲ではPD、FD、CSに蓄積される。PDで発生した電荷は、光量が1501の範囲ではPDに蓄積され、光量が1502、1503の範囲ではPD、FD、CSに蓄積され、光量が2301の範囲ではPD、FD、CS、CSに蓄積される。
ポテンシャルA1では、CSが飽和するまでの光量範囲内においてPDで発生した電荷の蓄積が可能であるのに対して、ポテンシャルA2では、CSが飽和した後もCSが飽和していなければPDで発生した電荷の蓄積が可能である。そのため、ポテンシャルA1では光量範囲が1503以下の場合に、位相差信号・画像信号が得られるのに対して、ポテンシャルA2では1503以下の場合に、位相差信号・画像信号が得られ、光量が2301の場合に画像信号が得られる。そのため、位相差信号の取得できる光量範囲は変わらずに、位相差信号をLV表示に用いる際の対応光量範囲は、ポテンシャルA2では、ポテンシャルA1の場合より高照度まで対応可能である。
CSとCSの間のポテンシャル障壁は、設計時に予めPN接合で作製しても良い。または、図24に示すように、CSとCSを接続する接続ゲートとしての容量接続トランジスタ(MCS)2401を設け、接続ゲートのバイアス電圧によってCSとCSの間のポテンシャル障壁の高さを設定してもよい。即ち、同じ画素内の第2の蓄積部同士の間のポテンシャル障壁の高さを接続ゲートのバイアス電圧によって制御しても良い。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば実施例ではPD、PDからの信号を位相差検出に用いているが、視差信号として表示することで、立体画像の表示に用いてもよい。あるいは画像内の各部分に対応した距離マップを作成するのに使っても良い。
また、本実施例における制御の一部または全部を上述した実施例の機能を実現するコンピュータプログラムをネットワーク又は各種記憶媒体を介して撮像装置に供給するようにしてもよい。そしてその撮像装置におけるコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。その場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
111 ズームアクチュエータ
112 絞りシャッタアクチュエータ
113 フォーカスアクチュエータ
114 電子フラッシュ
115 AF補助光発光部
122 フラッシュ制御回路
123 補助光駆動回路
124 撮像素子駆動回路
125 画像処理回路
126 フォーカス駆動回路
127 絞りシャッタ駆動回路
128 ズーム駆動回路
131 表示器
132 操作スイッチ群
133 フラッシュメモリ

Claims (13)

  1. 複数の画素を有し、各画素がそれぞれ、
    光学系の異なる射出瞳領域を通過した複数の光束をそれぞれ受光して光電変換し電荷を生成するための複数の光電変換部と、
    前記複数の光電変換部を分離する分離領域と、
    前記複数の光電変換部の電荷をそれぞれ蓄積するための前記複数の光電変換部と同数の複数の第1の蓄積部と、を有する撮像素子と、
    前記複数の光電変換部と前記複数の第1の蓄積部との間のポテンシャル障壁を、前記分離領域のポテンシャル障壁より低く、かつ、前記複数の光電変換部の空乏電位よりも高くする第1のモードと、前記複数の光電変換部と前記複数の第1の蓄積部との間のポテンシャル障壁を、前記分離領域のポテンシャル障壁より高くする第2のモードと、を選択的に切り替えるための制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2のモードにおいて前記複数の光電変換部でそれぞれ生成された電荷をそれぞれ前記複数の第1の蓄積部を介して加算して読み出して画像信号を形成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1のモードにおいて前記複数の光電変換部でそれぞれ生成された電荷をそれぞれ前記複数の第1の蓄積部を介して読み出して位相差信号を形成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1のモードにおいて前記複数の光電変換部でそれぞれ生成された電荷をそれぞれ前記複数の第1の蓄積部を介して読み出して画像信号を形成することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記複数の蓄積部に蓄積された電荷の一部をそれぞれ蓄積するための、前記複数の第1の蓄積部と同数の複数の第2の蓄積部と、
    前記複数の第1の蓄積部と前記複数の第2の蓄積部の間のポテンシャル障壁をそれぞれ制御する複数の蓄積ゲートと、を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記第2のモードにおいて、同じ画素内の前記複数の光電変換部と前記複数の第1の蓄積部との間のポテンシャル障壁の高さを異ならせることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記第1のモードにおいて、前記制御手段は、同じ画素内の前記第2の蓄積部同士の間のポテンシャル障壁の高さが、前記光電変換部の完全空乏化電位より低くなるようにすることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 同じ画素内の前記第2の蓄積部同士の間のポテンシャル障壁の高さを制御するための接続ゲートを有することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記光電変換部で発生した電荷を前記第1の蓄積部で蓄積した第1の画素信号と、
    前記光電変換部で発生した電荷を前記第1の蓄積部と前記第2の蓄積部とを接続した状態で蓄積した第2の画素信号とを読み出し、
    前記第2の画素信号の大きさが所定の閾値より大きい場合に前記第2の画素信号を選択し、前記第2の画素信号の大きさが前記閾値より小さい場合に前記第1の画素信号を選択することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記第1のモードと前記第2のモードとで前記閾値の大きさを変更することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記複数の光電変換部と前記複数の第1の蓄積部との間のポテンシャル障壁を制御するための転送ゲートを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  12. 請求項1〜11のうちいずれか一項に記載の前記撮像装置の前記制御手段としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
  13. 請求項12に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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