JP2020203959A - 衣料用粉末洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】消泡性、固化性、及び洗浄力に優れた衣料用粉末洗浄剤組成物を提供すること。【解決手段】シリコーン系消泡剤である成分(A):0.04質量%以上〜0.20質量%未満、水不溶性成分である成分(B):1質量%以上〜15質量%未満、重量平均分子量550以上10000未満であり、有機カルボン酸、有機カルボン酸の塩、からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから構成されるポリマーである成分(C):0.04質量%以上〜5質量%未満、並びに界面活性剤である成分(D):5質量%以上〜20質量%未満を含む衣料用粉末洗浄剤組成物。【選択図】なし
Description
本発明は、衣料用粉末洗浄剤組成物に関する。
一般的に、粉末洗剤においては、泡立ちをコントロールするためにシリコーン系、脂肪酸塩等の消泡剤が使用されているが、大量に使用すると、固化性が悪化し、固化性を改善するためにゼオライト等に代表される水不溶性成分を大量に使用すると消泡性が低下してしまう。このため、消泡性と固化性の両立が望まれている。
特許文献1では、特定の粒状消泡剤組成物を含有する粒状洗浄剤組成物について開示している。
しかし、消泡性と固化性の両立については何ら検討されていない。
しかし、消泡性と固化性の両立については何ら検討されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、消泡性、固化性、及び洗浄力に優れた衣料用粉末洗浄剤組成物を提供することである。
本発明者らは、鋭意検討した結果、以下の衣料用粉末洗浄剤組成物が、上記課題を解決できることを見出した。
すなわち本発明は、以下の態様を有する。
[1]シリコーン系消泡剤である成分(A):0.04質量%以上〜0.20質量%未満、
水不溶性成分である成分(B):1質量%以上〜15質量%未満、
重量平均分子量550以上10000未満であり、有機カルボン酸、有機カルボン酸の塩からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから構成されるポリマーである成分(C):0.04質量%以上〜5質量%未満、並びに
界面活性剤である成分(D):5質量%以上〜20質量%未満
を含む衣料用粉末洗浄剤組成物。
[2]前記成分(B)が、アルミノケイ酸塩、炭酸カルシウム、及びシリカからなる群から選択される少なくとも1種の化合物である、[1]に記載の衣料用粉末洗浄剤組成物。
[3]シリコーン系消泡剤である成分(A):0.04質量%以上〜0.20質量%未満、
水不溶性成分である成分(B):1質量%以上〜15質量%未満、
重量平均分子量550以上10000未満であり、有機カルボン酸、有機カルボン酸の塩からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから構成されるポリマーである成分(C):0.04質量%以上〜5質量%未満、並びに
界面活性剤である成分(D):5質量%以上〜20質量%未満
を含む衣料用粉末洗浄剤組成物であって、
前記成分(A)〜(D)の一部または全部を撹拌造粒することを特徴とする、衣料用粉末洗浄剤組成物の製造方法。
すなわち本発明は、以下の態様を有する。
[1]シリコーン系消泡剤である成分(A):0.04質量%以上〜0.20質量%未満、
水不溶性成分である成分(B):1質量%以上〜15質量%未満、
重量平均分子量550以上10000未満であり、有機カルボン酸、有機カルボン酸の塩からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから構成されるポリマーである成分(C):0.04質量%以上〜5質量%未満、並びに
界面活性剤である成分(D):5質量%以上〜20質量%未満
を含む衣料用粉末洗浄剤組成物。
[2]前記成分(B)が、アルミノケイ酸塩、炭酸カルシウム、及びシリカからなる群から選択される少なくとも1種の化合物である、[1]に記載の衣料用粉末洗浄剤組成物。
[3]シリコーン系消泡剤である成分(A):0.04質量%以上〜0.20質量%未満、
水不溶性成分である成分(B):1質量%以上〜15質量%未満、
重量平均分子量550以上10000未満であり、有機カルボン酸、有機カルボン酸の塩からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから構成されるポリマーである成分(C):0.04質量%以上〜5質量%未満、並びに
界面活性剤である成分(D):5質量%以上〜20質量%未満
を含む衣料用粉末洗浄剤組成物であって、
前記成分(A)〜(D)の一部または全部を撹拌造粒することを特徴とする、衣料用粉末洗浄剤組成物の製造方法。
本発明によれば、消泡性、固化性、及び洗浄力に優れた衣料用粉末洗浄剤組成物を提供することができる。
[衣料用粉末洗浄剤組成物]
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、以下の成分(A)、成分(B)、成分(C)、及び成分(D)を含有する。
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、以下の成分(A)、成分(B)、成分(C)、及び成分(D)を含有する。
≪成分(A)≫
成分(A)はシリコーン系消泡剤である。
成分(A)としては、液状又は粉末状のものが用いられる。また、シリコーン消泡剤としてシリコーンを単独で用いることもできるが、シリコーンのほかに疎水性のシリカなどのフィラー粒子を含んだコンパウンドタイプや乳化剤を含むエマルジョンタイプ、またはポリオルガノシロキサンを用いた自己乳化タイプなどのシリコーン消泡剤等が挙げられ、いずれのものも使用できる。このようにシリコーン以外の成分を含む場合には、少なくともシリコーン系消泡剤中のシリコーンの割合は5質量%以上、実質的には9〜99質量%とされる。
予めアルミノケイ酸塩・炭酸カルシウム等の無機粉体と混合(含浸)もしくは造粒して、シリコーン造粒物とすると、消泡性能は向上する。
成分(A)の含有量は、衣料用洗浄剤組成物の総質量に対して0.04〜0.20質量%未満であり、0.06〜0.12質量%が好ましい。(A)成分の含有量が上記下限値未満であると、十分な消泡性能が得られにくくなる。一方、(A)成分の含有量が上記上限値を超えると、消泡性能は向上するが、十分な保存安定性が得られにくくなる。
成分(A)はシリコーン系消泡剤である。
成分(A)としては、液状又は粉末状のものが用いられる。また、シリコーン消泡剤としてシリコーンを単独で用いることもできるが、シリコーンのほかに疎水性のシリカなどのフィラー粒子を含んだコンパウンドタイプや乳化剤を含むエマルジョンタイプ、またはポリオルガノシロキサンを用いた自己乳化タイプなどのシリコーン消泡剤等が挙げられ、いずれのものも使用できる。このようにシリコーン以外の成分を含む場合には、少なくともシリコーン系消泡剤中のシリコーンの割合は5質量%以上、実質的には9〜99質量%とされる。
予めアルミノケイ酸塩・炭酸カルシウム等の無機粉体と混合(含浸)もしくは造粒して、シリコーン造粒物とすると、消泡性能は向上する。
成分(A)の含有量は、衣料用洗浄剤組成物の総質量に対して0.04〜0.20質量%未満であり、0.06〜0.12質量%が好ましい。(A)成分の含有量が上記下限値未満であると、十分な消泡性能が得られにくくなる。一方、(A)成分の含有量が上記上限値を超えると、消泡性能は向上するが、十分な保存安定性が得られにくくなる。
≪成分(B)≫
成分(B)は水不溶性成分である。
本明細書において、「水不溶性成分」とは、イオン交換水100mLへの溶解度が0.1g以下の成分を意味する。
成分(B)としては、ゼオライト等のアルミノケイ酸塩、天然又は合成されたモンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ソーコナイト、ヘクトライト、スチブンサイト等のスメクタイト族の粘土鉱物、バーミキュライト、合成フッ素雲母(例えば、Na型合成マイカ、Li型合成マイカ)等を用いることができる。また、上記粘土鉱物をイオン交換して膨潤力を向上させた高金属イオン置換粘土鉱物等を用いることができる。なかでもキレート効果があることから、ゼオライト、ベントナイトが好ましい。
ゼオライトとは結晶性アルミノ珪酸塩の総称であり、アルミノ珪酸塩としては、結晶性、非晶質(無定形)のいずれのものも使用できる。カチオン交換能の点から、結晶性アルミノ珪酸塩が好ましい。結晶性アルミノ珪酸塩としては、A型、X型、Y型、P型ゼオライト等が挙げられ、いずれのものも使用できる。
ベントナイトとはモンモリロナイトを主成分とするものである。
成分(B)は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
衣料用粉末洗浄剤組成物において、成分(B)の一部は、水、必要に応じて他の成分と配合されスラリーとされ、噴霧乾燥により噴霧乾燥粒子とされる。この噴霧乾燥粒子はそのまま、又は水、必要に応じて他の成分を加えて捏和、粉砕して粒子として衣料用粉末洗浄剤組成物に配合される。
成分(B)の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、1〜15質量%未満であり、2〜13質量%がより好ましい。
成分(B)の含有量が上記上限値以下であると、すすぎ性を向上しやすくなる。
成分(B)の含有量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすくなる。
成分(B)の平均粒子径は100〜2000μmが好ましく、400〜1000μmが好ましい。なお、平均粒子径は、レーザ光散乱法(例えば、粒度分布測定装置(LDSA−3400A(17ch)、東日コンピューターアプリケーションズ株式会社製)によって測定することができる。
成分(B)は水不溶性成分である。
本明細書において、「水不溶性成分」とは、イオン交換水100mLへの溶解度が0.1g以下の成分を意味する。
成分(B)としては、ゼオライト等のアルミノケイ酸塩、天然又は合成されたモンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ソーコナイト、ヘクトライト、スチブンサイト等のスメクタイト族の粘土鉱物、バーミキュライト、合成フッ素雲母(例えば、Na型合成マイカ、Li型合成マイカ)等を用いることができる。また、上記粘土鉱物をイオン交換して膨潤力を向上させた高金属イオン置換粘土鉱物等を用いることができる。なかでもキレート効果があることから、ゼオライト、ベントナイトが好ましい。
ゼオライトとは結晶性アルミノ珪酸塩の総称であり、アルミノ珪酸塩としては、結晶性、非晶質(無定形)のいずれのものも使用できる。カチオン交換能の点から、結晶性アルミノ珪酸塩が好ましい。結晶性アルミノ珪酸塩としては、A型、X型、Y型、P型ゼオライト等が挙げられ、いずれのものも使用できる。
ベントナイトとはモンモリロナイトを主成分とするものである。
成分(B)は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
衣料用粉末洗浄剤組成物において、成分(B)の一部は、水、必要に応じて他の成分と配合されスラリーとされ、噴霧乾燥により噴霧乾燥粒子とされる。この噴霧乾燥粒子はそのまま、又は水、必要に応じて他の成分を加えて捏和、粉砕して粒子として衣料用粉末洗浄剤組成物に配合される。
成分(B)の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、1〜15質量%未満であり、2〜13質量%がより好ましい。
成分(B)の含有量が上記上限値以下であると、すすぎ性を向上しやすくなる。
成分(B)の含有量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすくなる。
成分(B)の平均粒子径は100〜2000μmが好ましく、400〜1000μmが好ましい。なお、平均粒子径は、レーザ光散乱法(例えば、粒度分布測定装置(LDSA−3400A(17ch)、東日コンピューターアプリケーションズ株式会社製)によって測定することができる。
≪成分(C)≫
成分(C)は、重量平均分子量550以上10000未満であり、有機カルボン酸、有機カルボン酸の塩、及び有機カルボン酸アミドからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから構成されるポリマーである。
有機カルボン酸とは、炭素を含む有機基を有し、カルボキシル基を有する化合物を意味する。
成分(C)を構成する有機カルボン酸又はその塩としては、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、α−ヒドロキシアクリル酸、アクリル酸アミド、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、テトラメチレン−1,2−ジカルボン酸、コハク酸、アスパラギン酸又はこれらの塩が挙げられる。
成分(C)を構成する塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩;モノエタノールアミン塩(モノエタノールアンモニウム)、ジエタノールアミン塩(ジエタノールアンモニウム)、トリエタノールアミン塩(トリエタノールアンモニウム)等のアルカノールアミン塩;アンモニウム塩などが挙げられる。
成分(C)の重量平均分子量は、550以上10000未満であり、550以上4500未満がより好ましく、700以上4000未満がさらに好ましい。
ポリマーの重量平均分子量が上記上限値未満であると、スラリーの粘度や水保持力を適度に保つことができ、衣料用粉末洗浄剤組成物の製造における乾燥工程で不具合が生じることがない。そのため、期待される効果を有する衣料用粉末洗浄剤組成物の乾燥粉を製造することができる。
成分(C)の重量平均分子量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすくなる。
なお、重量平均分子量は、標準物質をポリアクリル酸ナトリウムとしたゲル浸透クロマトグラフィーにより測定される値を示す。
成分(C)中、有機カルボン酸又はその塩から誘導される構成単位の割合は、ポリマーを構成する構成単位の総質量に対し、50〜100質量%が好ましく、100質量%がより好ましい。
成分(C)は、重量平均分子量550以上10000未満であり、有機カルボン酸、有機カルボン酸の塩、及び有機カルボン酸アミドからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから構成されるポリマーである。
有機カルボン酸とは、炭素を含む有機基を有し、カルボキシル基を有する化合物を意味する。
成分(C)を構成する有機カルボン酸又はその塩としては、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、α−ヒドロキシアクリル酸、アクリル酸アミド、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、テトラメチレン−1,2−ジカルボン酸、コハク酸、アスパラギン酸又はこれらの塩が挙げられる。
成分(C)を構成する塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩;モノエタノールアミン塩(モノエタノールアンモニウム)、ジエタノールアミン塩(ジエタノールアンモニウム)、トリエタノールアミン塩(トリエタノールアンモニウム)等のアルカノールアミン塩;アンモニウム塩などが挙げられる。
成分(C)の重量平均分子量は、550以上10000未満であり、550以上4500未満がより好ましく、700以上4000未満がさらに好ましい。
ポリマーの重量平均分子量が上記上限値未満であると、スラリーの粘度や水保持力を適度に保つことができ、衣料用粉末洗浄剤組成物の製造における乾燥工程で不具合が生じることがない。そのため、期待される効果を有する衣料用粉末洗浄剤組成物の乾燥粉を製造することができる。
成分(C)の重量平均分子量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすくなる。
なお、重量平均分子量は、標準物質をポリアクリル酸ナトリウムとしたゲル浸透クロマトグラフィーにより測定される値を示す。
成分(C)中、有機カルボン酸又はその塩から誘導される構成単位の割合は、ポリマーを構成する構成単位の総質量に対し、50〜100質量%が好ましく、100質量%がより好ましい。
成分(C)は、同一の構成単位の繰り返しからなる重合体であってもよく、複数種の構成単位の繰り返しからなる共重合体であってもよい。複数種の構成単位の繰り返しからなる共重合体である場合、その共重合体は、ランダム共重合体であってもよく、ブロック共重合体であってもよい。
具体例としては、たとえばポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリマレイン酸、ポリヒドロキシアクリル酸、ポリフマル酸、アクリル酸とマレイン酸との共重合体(アクリル酸マレイン酸共重合体)、アクリル酸とアクリル酸アミドとの共重合体(アクリル酸アクリル酸アミド共重合体)、又はこれらの塩等が挙げられる。
上記の中でも、ポリアクリル酸又はその塩、アクリル酸マレイン酸共重合体又はその塩が好ましい。アクリル酸マレイン酸共重合体において、アクリル酸に由来する構成単位とマレイン酸に由来する構成単位の質量比は、[アクリル酸に由来する構成単位の総質量]/[マレイン酸に由来する構成単位の総質量]で表して、0.05〜3.0が好ましい。
成分(C)は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
成分(C)の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対して、0.04〜5質量%未満であり、0.05〜3質量%がより好ましい。
成分(C)の含有量が、上記上限値以下であると、配合コストに見合う洗浄力が得られやすくなる。
成分(C)の含有量が、上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすくなる。
具体例としては、たとえばポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリマレイン酸、ポリヒドロキシアクリル酸、ポリフマル酸、アクリル酸とマレイン酸との共重合体(アクリル酸マレイン酸共重合体)、アクリル酸とアクリル酸アミドとの共重合体(アクリル酸アクリル酸アミド共重合体)、又はこれらの塩等が挙げられる。
上記の中でも、ポリアクリル酸又はその塩、アクリル酸マレイン酸共重合体又はその塩が好ましい。アクリル酸マレイン酸共重合体において、アクリル酸に由来する構成単位とマレイン酸に由来する構成単位の質量比は、[アクリル酸に由来する構成単位の総質量]/[マレイン酸に由来する構成単位の総質量]で表して、0.05〜3.0が好ましい。
成分(C)は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
成分(C)の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対して、0.04〜5質量%未満であり、0.05〜3質量%がより好ましい。
成分(C)の含有量が、上記上限値以下であると、配合コストに見合う洗浄力が得られやすくなる。
成分(C)の含有量が、上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすくなる。
≪成分(D)≫
成分(D)は、界面活性剤である。成分(D)を含有することで、各種の汚れに対する洗浄力を発揮する。
成分(D)としては、従来、洗浄剤に用いられるものでよく、例えば、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤等が挙げられ、中でも、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤が好ましく、アニオン界面活性剤がより好ましい。これらの成分(D)を用いることで、洗浄力をより高められる。
成分(D)は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
成分(D)の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の剤形や、成分(D)の種類等を勘案して決定される。
例えば、成分(D)の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、5〜20質量%未満であり、10〜18質量%が好ましく、12〜18質量%がより好ましい。
成分(D)の含有量を上記上限値以下とすることにより、衣料用粉末洗浄剤組成物の流動性、水への分散性を向上しやすくなる。
成分(D)の含有量を上記下限値以上とすることにより、洗浄力を向上しやすくなる。
成分(D)は、界面活性剤である。成分(D)を含有することで、各種の汚れに対する洗浄力を発揮する。
成分(D)としては、従来、洗浄剤に用いられるものでよく、例えば、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤等が挙げられ、中でも、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤が好ましく、アニオン界面活性剤がより好ましい。これらの成分(D)を用いることで、洗浄力をより高められる。
成分(D)は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
成分(D)の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の剤形や、成分(D)の種類等を勘案して決定される。
例えば、成分(D)の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、5〜20質量%未満であり、10〜18質量%が好ましく、12〜18質量%がより好ましい。
成分(D)の含有量を上記上限値以下とすることにより、衣料用粉末洗浄剤組成物の流動性、水への分散性を向上しやすくなる。
成分(D)の含有量を上記下限値以上とすることにより、洗浄力を向上しやすくなる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、以下のものが挙げられる。
(1)炭素数8〜18のアルキル基を有する直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS又はABS)。
(2)炭素数10〜20のアルカンスルホン酸塩。
(3)炭素数10〜20のα−オレフィンスルホン酸塩(AOS)。
(4)炭素数10〜20のアルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩(AS) 。
(5)炭素数2〜4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド(モル比EO/PO=0.1/9.9〜9.9/0.1)を、平均0.5〜10モル付加した炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸塩(AES)。
(6)炭素数2〜4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド(モル比EO/PO=0.1/9.9〜9.9/0.1)を、平均3〜30モル付加した炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル硫酸塩。
(7)炭素数2〜4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド(モル比EO/PO=0.1/9.9〜9.9/0.1)を、平均0.5〜10モル付加した炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸塩。
(8)炭素数10〜20のアルキルグリセリルエーテルスルホン酸のようなアルキル多価アルコールエーテル硫酸塩。
(9)長鎖モノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩。
(10)ポリオキシエチレンモノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩。
(11)石鹸。
石鹸としては、脂肪酸の平均炭素数が10〜20、好ましくは炭素数12〜18の高級脂肪酸のアルカリ金属塩、より好ましくはナトリウム又はカリウム塩が挙げられる。脂肪酸のアルキル基は1級であるのが好ましい。石鹸としては、単一鎖長のものでも、2種以上の鎖長のものの混合物でもよい。
アニオン界面活性剤における塩は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩や、アミン塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
アニオン界面活性剤は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
(1)炭素数8〜18のアルキル基を有する直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS又はABS)。
(2)炭素数10〜20のアルカンスルホン酸塩。
(3)炭素数10〜20のα−オレフィンスルホン酸塩(AOS)。
(4)炭素数10〜20のアルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩(AS) 。
(5)炭素数2〜4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド(モル比EO/PO=0.1/9.9〜9.9/0.1)を、平均0.5〜10モル付加した炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸塩(AES)。
(6)炭素数2〜4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド(モル比EO/PO=0.1/9.9〜9.9/0.1)を、平均3〜30モル付加した炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル硫酸塩。
(7)炭素数2〜4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド(モル比EO/PO=0.1/9.9〜9.9/0.1)を、平均0.5〜10モル付加した炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸塩。
(8)炭素数10〜20のアルキルグリセリルエーテルスルホン酸のようなアルキル多価アルコールエーテル硫酸塩。
(9)長鎖モノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩。
(10)ポリオキシエチレンモノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩。
(11)石鹸。
石鹸としては、脂肪酸の平均炭素数が10〜20、好ましくは炭素数12〜18の高級脂肪酸のアルカリ金属塩、より好ましくはナトリウム又はカリウム塩が挙げられる。脂肪酸のアルキル基は1級であるのが好ましい。石鹸としては、単一鎖長のものでも、2種以上の鎖長のものの混合物でもよい。
アニオン界面活性剤における塩は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩や、アミン塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
アニオン界面活性剤は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
アニオン界面活性剤の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の剤形や、アニオン界面活性剤の種類等を勘案して決定される。
例えば、アニオン界面活性剤の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、5〜20質量%未満であり、10〜18質量%が好ましく、12〜18質量%がより好ましい。
アニオン界面活性剤の含有量が上記上限値以下であると、衣料用粉末洗浄剤組成物の流動性、水への分散性を向上しやすい。
アニオン界面活性剤の含有量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすい。
例えば、アニオン界面活性剤の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、5〜20質量%未満であり、10〜18質量%が好ましく、12〜18質量%がより好ましい。
アニオン界面活性剤の含有量が上記上限値以下であると、衣料用粉末洗浄剤組成物の流動性、水への分散性を向上しやすい。
アニオン界面活性剤の含有量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすい。
成分(D)は、少なくともアニオン界面活性剤を含有するのが好ましい。アニオン界面活性剤を含有することで、洗浄力をより高められる。
成分(D)としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩とα−スルホ脂肪酸エステル塩とを併有するのが好ましい。これらのアニオン界面活性剤を併有することで、浸漬洗浄法における洗浄力の向上を図りやすい。
アルキルベンゼンスルホン酸塩とα−スルホ脂肪酸エステル塩とを併有する場合、その質量比は、アルキルベンゼンスルホン酸塩/α−スルホ脂肪酸エステル塩で表して、0.5〜100が好ましく、2.0〜20がより好ましい。
アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、洗浄力を高める観点から、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩のアルキル基の炭素数は、10〜18が好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩を構成する塩としては、アルカリ金属が好ましく、ナトリウムがより好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量は、剤形等を勘案して適宜決定される。例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、10〜20質量%が好ましく、10〜15質量%がより好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量が上記上限値以下であると、衣料用粉末洗浄剤組成物の流動性、水への分散性を向上しやすい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩は、下記一般式(a1)で表される。
成分(D)としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩とα−スルホ脂肪酸エステル塩とを併有するのが好ましい。これらのアニオン界面活性剤を併有することで、浸漬洗浄法における洗浄力の向上を図りやすい。
アルキルベンゼンスルホン酸塩とα−スルホ脂肪酸エステル塩とを併有する場合、その質量比は、アルキルベンゼンスルホン酸塩/α−スルホ脂肪酸エステル塩で表して、0.5〜100が好ましく、2.0〜20がより好ましい。
アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、洗浄力を高める観点から、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩のアルキル基の炭素数は、10〜18が好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩を構成する塩としては、アルカリ金属が好ましく、ナトリウムがより好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量は、剤形等を勘案して適宜決定される。例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、10〜20質量%が好ましく、10〜15質量%がより好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量が上記上限値以下であると、衣料用粉末洗浄剤組成物の流動性、水への分散性を向上しやすい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩は、下記一般式(a1)で表される。
[(a1)式中、R1は炭素数8〜18の炭化水素基であり、R2は炭素数1〜6の炭化水素基であり、Mは対イオンである。]
(a1)式中、R1の炭化水素基は、直鎖でも分岐鎖でもよく、又は環状の構造を含んでいてもよい。中でも、R1の炭化水素基は、脂肪族炭化水素基が好ましく、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、又は直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基がより好ましく、直鎖のアルキル基、直鎖のアルケニル基がさらに好ましい。
R1の炭素数は、8〜18であり、10〜18が好ましく、10〜16がより好ましく、14〜16がさらに好ましい。R1の炭素数が上記下限値以上であれば、洗浄力をより高められ、上記上限値以下であれば、保存安定性に優れる。
(a1)式中、R2の炭化水素基は、直鎖でも分岐鎖でもよく、環状の構造を含んでいてもよい。中でも、R2の炭化水素基は、脂肪族炭化水素基が好ましく、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、又は直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基がより好ましく、直鎖のアルキル基、直鎖のアルケニル基がさらに好ましい。
R2の炭素数は、1〜6であり、1〜3であることが好ましい。
R2の炭化水素基として、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基が挙げられ、洗浄力をより高める観点から、メチル基、エチル基、n−プロピル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
(a1)式中、Mは、対イオンであり、R1CH(COOR2)SO3 −と共に水溶性の塩を形成し得るものであればよい。該対イオンとしては、アルカリ金属イオン、プロトン化したアミン、アンモニウム等が挙げられる。
該対イオンとなり得るアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。 該対イオンとなり得るアミンは、1〜3級のいずれでもよく、総炭素数が1〜6であることが好ましい。該アミンは、ヒドロキシ基を有していてもよく、低温条件下(5℃以下)において、洗浄剤の水に対する溶解性が高まることから、ヒドロキシ基を有していることが好ましい。このようなアミンとしては、アルカノールアミンが挙げられ、該アルカノール基の炭素数は1〜3が好ましい。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。中でも、Mとしては、アルカリ金属イオンが好ましい。
(a1)式中、R1の炭化水素基は、直鎖でも分岐鎖でもよく、又は環状の構造を含んでいてもよい。中でも、R1の炭化水素基は、脂肪族炭化水素基が好ましく、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、又は直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基がより好ましく、直鎖のアルキル基、直鎖のアルケニル基がさらに好ましい。
R1の炭素数は、8〜18であり、10〜18が好ましく、10〜16がより好ましく、14〜16がさらに好ましい。R1の炭素数が上記下限値以上であれば、洗浄力をより高められ、上記上限値以下であれば、保存安定性に優れる。
(a1)式中、R2の炭化水素基は、直鎖でも分岐鎖でもよく、環状の構造を含んでいてもよい。中でも、R2の炭化水素基は、脂肪族炭化水素基が好ましく、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、又は直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基がより好ましく、直鎖のアルキル基、直鎖のアルケニル基がさらに好ましい。
R2の炭素数は、1〜6であり、1〜3であることが好ましい。
R2の炭化水素基として、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基が挙げられ、洗浄力をより高める観点から、メチル基、エチル基、n−プロピル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
(a1)式中、Mは、対イオンであり、R1CH(COOR2)SO3 −と共に水溶性の塩を形成し得るものであればよい。該対イオンとしては、アルカリ金属イオン、プロトン化したアミン、アンモニウム等が挙げられる。
該対イオンとなり得るアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。 該対イオンとなり得るアミンは、1〜3級のいずれでもよく、総炭素数が1〜6であることが好ましい。該アミンは、ヒドロキシ基を有していてもよく、低温条件下(5℃以下)において、洗浄剤の水に対する溶解性が高まることから、ヒドロキシ基を有していることが好ましい。このようなアミンとしては、アルカノールアミンが挙げられ、該アルカノール基の炭素数は1〜3が好ましい。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。中でも、Mとしては、アルカリ金属イオンが好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩の含有量は、洗浄剤の剤形等を勘案して決定される。例えば、α−スルホ脂肪酸エステル塩の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、1〜10質量%が好ましく、2〜7質量%がより好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩の含有量が上記上限値以下であると、衣料用粉末洗浄剤組成物の流動性、水への分散性を向上しやすい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩の含有量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩は、従来公知の製造方法により製造される。α−スルホ脂肪酸エステル塩の製造方法は、例えば、特開2011−121996号公報に記載された製造方法が挙げられる。
α−スルホ脂肪酸エステル塩の含有量が上記上限値以下であると、衣料用粉末洗浄剤組成物の流動性、水への分散性を向上しやすい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩の含有量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩は、従来公知の製造方法により製造される。α−スルホ脂肪酸エステル塩の製造方法は、例えば、特開2011−121996号公報に記載された製造方法が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、従来、洗浄剤に用いられるものであれば特に限定されず、例えば、以下のものが挙げられる。
(1)炭素数6〜22、好ましくは8〜18の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキシドを平均3〜30モル、好ましくは3〜20モル、さらに好ましくは5〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル。この中でも、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エーテルが好適である。ここで使用される脂肪族アルコールとしては、第1級アルコールや、第2級アルコールが挙げられる。また、そのアルキル基は、分岐鎖を有していてもよい。脂肪族アルコールとしては、第1級アルコールが好ましい。
(2)ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル。
(3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間にアルキレンオキシドが付加した脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート。
(4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。
(5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。
(6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。
(7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。
(8)グリセリン脂肪酸エステル。
ノニオン界面活性剤は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
(1)炭素数6〜22、好ましくは8〜18の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキシドを平均3〜30モル、好ましくは3〜20モル、さらに好ましくは5〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル。この中でも、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エーテルが好適である。ここで使用される脂肪族アルコールとしては、第1級アルコールや、第2級アルコールが挙げられる。また、そのアルキル基は、分岐鎖を有していてもよい。脂肪族アルコールとしては、第1級アルコールが好ましい。
(2)ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル。
(3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間にアルキレンオキシドが付加した脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート。
(4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。
(5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。
(6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。
(7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。
(8)グリセリン脂肪酸エステル。
ノニオン界面活性剤は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
ノニオン界面活性剤の含有量は、洗浄剤の剤形や、ノニオン界面活性剤の種類等を勘案して決定される。
例えば、ノニオン界面活性剤の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、0.1〜3質量%が好ましく、0.5〜2質量%がより好ましい。
ノニオン界面活性剤の含有量が上記上限値以下であると、衣料用粉末洗浄剤組成物の流動性、水への分散性を向上しやすい。
ノニオン界面活性剤の含有量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすい。
例えば、ノニオン界面活性剤の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の総質量に対し、0.1〜3質量%が好ましく、0.5〜2質量%がより好ましい。
ノニオン界面活性剤の含有量が上記上限値以下であると、衣料用粉末洗浄剤組成物の流動性、水への分散性を向上しやすい。
ノニオン界面活性剤の含有量が上記下限値以上であると、洗浄力を向上しやすい。
<任意成分>
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、(A)〜(D)成分以外に、(C)成分以外のキレート剤(クエン酸塩、メチルグリシンジ酢酸塩(MGDA)、ヒドロキシイミノジコハク酸塩(HIDS)、等)、漂白剤(過炭酸ナトリウム等)、漂白活性化剤(NOBS、TAED等)、アルカリビルダー、(B)成分以外の無機塩、溶媒、防腐剤、蛍光増白剤(チノパールCBS、等)、再汚染防止剤(CMC、Sokalan HP20等のポリエチレンイミンEO付加体、等)、(A)成分以外の消泡剤、減粘剤、可溶化剤、酵素(プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、及びそれらの混合顆粒、等)、着香剤、着色剤(ウルトラマリンブルー、ミリケン社製Liquitint Blue SE、同Blue HP等のLiquitintシリーズ、ピグメントグリーン7、等)、乳濁化剤、エキス類、pH調整剤、香料(液体香料、粉末香料、カプセル香料等)等、従来、洗浄剤に配合される成分を含有してもよい。
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、(A)〜(D)成分以外に、(C)成分以外のキレート剤(クエン酸塩、メチルグリシンジ酢酸塩(MGDA)、ヒドロキシイミノジコハク酸塩(HIDS)、等)、漂白剤(過炭酸ナトリウム等)、漂白活性化剤(NOBS、TAED等)、アルカリビルダー、(B)成分以外の無機塩、溶媒、防腐剤、蛍光増白剤(チノパールCBS、等)、再汚染防止剤(CMC、Sokalan HP20等のポリエチレンイミンEO付加体、等)、(A)成分以外の消泡剤、減粘剤、可溶化剤、酵素(プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、及びそれらの混合顆粒、等)、着香剤、着色剤(ウルトラマリンブルー、ミリケン社製Liquitint Blue SE、同Blue HP等のLiquitintシリーズ、ピグメントグリーン7、等)、乳濁化剤、エキス類、pH調整剤、香料(液体香料、粉末香料、カプセル香料等)等、従来、洗浄剤に配合される成分を含有してもよい。
pH調整剤としては、例えば、硫酸、塩酸等の酸性化合物;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性化合物が挙げられる。中でも、pH調整剤としては、被洗物を浸漬する前後における洗浄液のpHを任意のpHに維持しやすい点で、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミンが好ましく、硫酸、水酸化ナトリウムがより好ましい。pH調整剤は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
アルカリビルダーとしては、従来公知のものを用いることができ、例えば、アルカリ金属の炭酸塩又は炭酸水素塩、アルカリ金属の珪酸塩、アミン等が挙げられる。
アルカリ金属の炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カリウムナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム等が挙げられる。
アルカリ金属の炭酸水素塩としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。
アルカリ金属の珪酸塩としては、珪酸ナトリウム、層状珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、オルソ珪酸ナトリウム等が挙げられる。
アミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
珪酸塩は、一般的に炭酸塩よりもpHが高く、炭酸塩は一般的に珪酸塩よりもpH緩衝能が高い。よって、洗浄剤は、炭酸塩と珪酸塩とを併有するのが好ましい。
成分(A)〜(D)、及び任意成分の含有量の合計は100質量%を超えない。
アルカリビルダーとしては、従来公知のものを用いることができ、例えば、アルカリ金属の炭酸塩又は炭酸水素塩、アルカリ金属の珪酸塩、アミン等が挙げられる。
アルカリ金属の炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カリウムナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム等が挙げられる。
アルカリ金属の炭酸水素塩としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。
アルカリ金属の珪酸塩としては、珪酸ナトリウム、層状珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、オルソ珪酸ナトリウム等が挙げられる。
アミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
珪酸塩は、一般的に炭酸塩よりもpHが高く、炭酸塩は一般的に珪酸塩よりもpH緩衝能が高い。よって、洗浄剤は、炭酸塩と珪酸塩とを併有するのが好ましい。
成分(A)〜(D)、及び任意成分の含有量の合計は100質量%を超えない。
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物の剤型は、シート状、タブレット状等の固体でもよい。
衣料用粉末洗浄剤組成物の平均粒子径は、特に限定されないが、例えば、200〜1500μmが好ましく、250〜1000μmがより好ましく、300〜700μmがさらに好ましい。
平均粒子径が上記上限値以下であれば、水に溶解しやすい。
平均粒子径が上記下限値以上であれば、使用時に粉立ちしにくい。
なお、粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物の平均粒子径は、質量基準のメディアン径(質量頻度の積算値が50質量%になる粒子径)である。
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物の嵩密度は、特に限定されないが、200〜1200g/mLが好ましく、300〜1100g/mLがより好ましく、400〜1000g/mLがさらに好ましい。本発明において、嵩密度はJIS K3362(2008)に従って測定される値である。
衣料用粉末洗浄剤組成物の平均粒子径は、特に限定されないが、例えば、200〜1500μmが好ましく、250〜1000μmがより好ましく、300〜700μmがさらに好ましい。
平均粒子径が上記上限値以下であれば、水に溶解しやすい。
平均粒子径が上記下限値以上であれば、使用時に粉立ちしにくい。
なお、粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物の平均粒子径は、質量基準のメディアン径(質量頻度の積算値が50質量%になる粒子径)である。
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物の嵩密度は、特に限定されないが、200〜1200g/mLが好ましく、300〜1100g/mLがより好ましく、400〜1000g/mLがさらに好ましい。本発明において、嵩密度はJIS K3362(2008)に従って測定される値である。
[衣料用粉末洗浄剤組成物の製造方法]
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、従来公知の粉末洗剤等の製造方法により製造される。
衣料用粉末洗浄剤組成物の製造方法としては、各原料を粉体混合するドライブレンド法、粉体原料を流動させながら造粒する乾式造粒法、粉体原料を流動させながら液体バインダーを噴霧して造粒する撹拌造粒法、原料を捏和してこれを押出機で押し出す押出造粒法、原料を捏和してこれを粉砕する粉砕造粒法、原料を含有するスラリーを噴霧乾燥する噴霧乾燥法等が挙げられる。
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、従来公知の粉末洗剤等の製造方法により製造される。
衣料用粉末洗浄剤組成物の製造方法としては、各原料を粉体混合するドライブレンド法、粉体原料を流動させながら造粒する乾式造粒法、粉体原料を流動させながら液体バインダーを噴霧して造粒する撹拌造粒法、原料を捏和してこれを押出機で押し出す押出造粒法、原料を捏和してこれを粉砕する粉砕造粒法、原料を含有するスラリーを噴霧乾燥する噴霧乾燥法等が挙げられる。
好ましい製造方法としては、原料を含有するスラリーを噴霧乾燥して噴霧乾燥粉を調製した後(噴霧乾燥工程)、噴霧乾燥粉に対して成分(D)のうちノニオン界面活性剤を添加して撹拌造粒する方法(撹拌造粒工程)が挙げられる。その後、必要に応じて、粉体原料を混合(粉体混合工程)してもよい。
本発明において使用する撹拌造粒装置としては、例えば、レーディゲミキサー、ハイスピードミキサー、ヘンシェルミキサー、ナウターミキサー、ニューグラマシン、シュギミキサー、プローシェアーミキサー、スパルタンミキサー、パグミキサー、タービュライザー、パンペレタイザー、V型ミキサー、リボンミキサー、水平円筒型混合機、混練押出機、横型連続式のニーダー、密閉式の圧密化処理装置等、KETTEMIX REACTOR(バレストラ社)、フロージェットミキサー、等が挙げられる。
造粒条件としては、ミキサーに、成分(A)〜(D)成分と、必要に応じて他の任意成分とを順次撹拌しながら添加した後、さらに、100〜4000rpmで5〜30分間撹拌することで、本発明の粉末洗剤を調製できる。
造粒条件としては、ミキサーに、成分(A)〜(D)成分と、必要に応じて他の任意成分とを順次撹拌しながら添加した後、さらに、100〜4000rpmで5〜30分間撹拌することで、本発明の粉末洗剤を調製できる。
本発明の撹拌造粒における撹拌フルード数は、例えば、0.5〜25、または1〜20であってもよい。前記撹拌フルード数(Fr)は、例えば、下記式(1)で定義されるものである。
Fr=V/[(R×g)0.5] (1)
V:撹拌翼の先端の周速(m/s)
R:撹拌翼の回転半径(m)
g:重力加速度(m/s2)
Fr=V/[(R×g)0.5] (1)
V:撹拌翼の先端の周速(m/s)
R:撹拌翼の回転半径(m)
g:重力加速度(m/s2)
[衣料用粉末洗浄剤組成物の使用方法]
衣料用粉末洗浄剤組成物の使用方法(即ち、洗浄方法)は、従来公知の洗浄方法と同様である。
洗浄方法としては、例えば、衣料用粉末洗浄剤組成物を任意の濃度となるように水に分散して洗浄液とし、これに被洗物を任意の時間浸漬し、次いで、被洗物を水で濯ぐ方法(浸漬洗浄法)が挙げられる。
洗浄液中の衣料用粉末洗浄剤組成物の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の組成や剤形等に応じて適宜決定される。例えば、洗浄液中の衣料用粉末洗浄剤組成物の含有量は、0.1〜0.6質量%が好ましく、0.4〜0.6質量%がより好ましく、0.5質量%がさらに好ましい。
上記下限値未満では、洗浄効果が低下するおそれがあり、上記上限値超では、洗浄液中に溶け残りが生じたり、すすぎが煩雑になるおそれがある。
洗浄液のpHは、特に限定されないが、8〜10.5が好ましい。上記下限値以上であれば、すすぎ性を向上しやすくなり、上記上限値以下であると、洗浄力を向上しやすくなる。
衣料用粉末洗浄剤組成物の使用方法(即ち、洗浄方法)は、従来公知の洗浄方法と同様である。
洗浄方法としては、例えば、衣料用粉末洗浄剤組成物を任意の濃度となるように水に分散して洗浄液とし、これに被洗物を任意の時間浸漬し、次いで、被洗物を水で濯ぐ方法(浸漬洗浄法)が挙げられる。
洗浄液中の衣料用粉末洗浄剤組成物の含有量は、衣料用粉末洗浄剤組成物の組成や剤形等に応じて適宜決定される。例えば、洗浄液中の衣料用粉末洗浄剤組成物の含有量は、0.1〜0.6質量%が好ましく、0.4〜0.6質量%がより好ましく、0.5質量%がさらに好ましい。
上記下限値未満では、洗浄効果が低下するおそれがあり、上記上限値超では、洗浄液中に溶け残りが生じたり、すすぎが煩雑になるおそれがある。
洗浄液のpHは、特に限定されないが、8〜10.5が好ましい。上記下限値以上であれば、すすぎ性を向上しやすくなり、上記上限値以下であると、洗浄力を向上しやすくなる。
また、洗浄方法としては、洗浄液に被洗物を浸漬しつつ、人手で被洗物を擦り洗いする方法が挙げられる。この洗浄方法において、洗浄液中の衣料用粉末洗浄剤組成物の含有量は、浸漬洗浄法における洗浄液中の衣料用粉末洗浄剤組成物の含有量と同様である。
あるいは、洗浄方法としては、洗浄液と被洗物とを洗濯機に投入し、洗浄液を攪拌する方法が挙げられる。この洗浄方法において、洗浄液中の衣料用粉末洗浄剤組成物の含有量は、0.05〜0.2質量%が好ましく、0.1〜0.2質量%がより好ましい。上記下限値以上であれば、洗浄力を向上しやすくなり、上記上限値以下であれば、すすぎ性を向上しやすくなる。
被洗物としては、特に限定されないが、例えば、衣料、布巾、シーツ、カーテン等の繊維製品が好ましい。本発明の洗浄剤は、繊維製品に対して優れた洗浄力を発揮できるためである。
以上、説明した通り、本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、成分(A)〜成分(D)を特定量で含有するため、消泡性、固化性能、及び洗浄力に優れる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
各例の衣料用粉末洗浄剤組成物の組成(含有量(質量%)、純分換算量)を表1〜3に示す。
表中、空欄の配合成分がある場合、その配合成分は配合されていない。
表中、「バランス」は、衣料用粉末洗浄剤組成物に含まれる全配合成分の合計の配合量が100質量%となるように加えられる残部を意味する。
本実施例において使用した原料は下記の通りである。
各例の衣料用粉末洗浄剤組成物の組成(含有量(質量%)、純分換算量)を表1〜3に示す。
表中、空欄の配合成分がある場合、その配合成分は配合されていない。
表中、「バランス」は、衣料用粉末洗浄剤組成物に含まれる全配合成分の合計の配合量が100質量%となるように加えられる残部を意味する。
本実施例において使用した原料は下記の通りである。
≪成分(A)≫
・A−1:シリコーン系消泡剤(商品名:APW−4248、Dow Chemical社製、純分12.5質量%)
・A−2:シリコーン系消泡剤(商品名:Formasil PA、Momentive Performance Materials Inc.社製、純分10質量%)
・A−3:シリコーン系消泡剤(商品名:ACP−3056、Dow Chemical社製、純分100質量%)
・A−4:シリコーン系消泡剤(商品名:ACP−3302、Dow Chemical社製、純分100質量%)
・A−1:シリコーン系消泡剤(商品名:APW−4248、Dow Chemical社製、純分12.5質量%)
・A−2:シリコーン系消泡剤(商品名:Formasil PA、Momentive Performance Materials Inc.社製、純分10質量%)
・A−3:シリコーン系消泡剤(商品名:ACP−3056、Dow Chemical社製、純分100質量%)
・A−4:シリコーン系消泡剤(商品名:ACP−3302、Dow Chemical社製、純分100質量%)
≪成分(B)≫
・B−1:A型ゼオライト(商品名:シルトンB、水澤化学株式会社製、純分80質量%)。
・B−2:炭酸カルシウム(商品名:炭酸カルシウム、CRESTMONT SDN BHD社製、純分100質量%)。
・B−1:A型ゼオライト(商品名:シルトンB、水澤化学株式会社製、純分80質量%)。
・B−2:炭酸カルシウム(商品名:炭酸カルシウム、CRESTMONT SDN BHD社製、純分100質量%)。
≪成分(C)≫
・C−1:ポリアクリル酸ナトリウム塩(重量平均分子量(Mw):2000)(商品名:Acusol420N、Dow Chemical社製、純分50質量%)。
・C−2:ポリアクリル酸ナトリウム塩(重量平均分子量(Mw):4000)(商品名:Acusol445N、Dow Chemical社製、純分45質量%)。
・C−1:ポリアクリル酸ナトリウム塩(重量平均分子量(Mw):2000)(商品名:Acusol420N、Dow Chemical社製、純分50質量%)。
・C−2:ポリアクリル酸ナトリウム塩(重量平均分子量(Mw):4000)(商品名:Acusol445N、Dow Chemical社製、純分45質量%)。
≪成分(D)≫
・D−1:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS−Na)(アルキル基の炭素数:10〜14)(商品名:ライポンLS−250、ライオン株式会社、純分50質量%)。
・D−2:MES:商品名「MIZULAN FL80」、グローバルエコケミカルズマレーシア社製:脂肪酸残基の炭素数16:炭素数18=83:17(質量比)の脂肪酸メチルエステルスルフォネートのナトリウム塩、純分90質量%。
・D−3:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(EO7)(Ecolat24−7、Ecogreen社製、純分100質量%)
・D−1:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS−Na)(アルキル基の炭素数:10〜14)(商品名:ライポンLS−250、ライオン株式会社、純分50質量%)。
・D−2:MES:商品名「MIZULAN FL80」、グローバルエコケミカルズマレーシア社製:脂肪酸残基の炭素数16:炭素数18=83:17(質量比)の脂肪酸メチルエステルスルフォネートのナトリウム塩、純分90質量%。
・D−3:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(EO7)(Ecolat24−7、Ecogreen社製、純分100質量%)
≪任意成分≫
・炭酸ナトリウム(商品名:ソーダ灰(粒灰)、東ソー株式会社製)。
・珪酸ナトリウム(商品名:粉末珪酸ソーダ2号、日本化学工業株式会社製)。
・硫酸ナトリウム(商品名:ボウ硝、日本化学工業株式会社製)。
・酵素(商品名:SuperioR、NOVOZYMES社製)。
・蛍光増白剤(商品名:チノパールCBS、BASF社製)。
・香料(特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A)。
・色素(商品名:Liquitint Blue SE、ミリケン社製)
・炭酸ナトリウム(商品名:ソーダ灰(粒灰)、東ソー株式会社製)。
・珪酸ナトリウム(商品名:粉末珪酸ソーダ2号、日本化学工業株式会社製)。
・硫酸ナトリウム(商品名:ボウ硝、日本化学工業株式会社製)。
・酵素(商品名:SuperioR、NOVOZYMES社製)。
・蛍光増白剤(商品名:チノパールCBS、BASF社製)。
・香料(特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A)。
・色素(商品名:Liquitint Blue SE、ミリケン社製)
<実施例1〜4、比較例3〜4>
実施例1〜4、比較例3〜4において、表1、3に記載した衣料用粉末洗浄剤組成物の成分のうち、成分(B)(乾燥後に混合する2質量%を除く)、成分(C)、成分(D)のうちLAS−Na、炭酸ナトリウムの一部(15質量%)、珪酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、蛍光増白剤を用い、温度約70℃で固形分60質量%となるように洗剤スラリーを調製した。70℃で約2時間スラリーを撹拌し、向流式噴霧乾燥塔を用いて熱風温度260℃で水分約6質量%となるように乾燥して、成分(B)2質量%を混合し噴霧乾燥粉を得た。
噴霧乾燥粉に対し、表1、3に示した炭酸ナトリウムの一部(15質量%)、成分(A)および酵素を乾式混合し、続いて色素と香料を噴霧混合し、粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した。
<実施例5>
表1に記載した組成で、乾式混合の際にD−2(MES)を混合した以外は、実施例1と同様にして粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した。
<実施例6〜10、14〜16、比較例1〜2、5、7>
表1〜3に記載した組成で、乾式混合の際にD−3(EO7)を噴霧混合した以外は、実施例1と同様にして粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した。
<実施例11>
表2に記載した組成で、予め、撹拌造粒機を使用して、A−3:B−1(質量比)=10:90の質量比率で混合し、シリコーン造粒物を得た以外は、実施例6と同様にして粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した(シリコーン造粒物は、実施例1の成分(A)と同様に乾式混合した)。
<実施例12>
表2に記載した組成で、予め、撹拌造粒機を使用して、A−4:B−1(質量比)=10:90の質量比率で混合し、シリコーン造粒物を得た以外は、実施例6と同様にして粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した(シリコーン造粒物は、実施例1の成分(A)と同様に乾式混合した)。
<実施例13>
まず、成分(A)は実施例12と同様な方法でシリコーン造粒物を作製した。
表2に記載した組成で、レーディゲミキサーに炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、蛍光増白剤、(B)成分を添加し撹拌混合を開始し、ついで撹拌しながらLAS−H(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸:ライポンLH−200)を徐々に添加して粉体中和を行った。
粉体中和後、撹拌しながら、(C)成分を滴下し混合し、ついでD−3(EO7)を噴霧混合し、成分(A)(シリコーン造粒物)および酵素を乾式混合し、続いて色素と香料を噴霧混合し、粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した。
なお、LAS−Hは、LAS−Na含有量として表2記載の含有量となるように使用した。
<比較例6>
表3に記載したように、成分(B)を乾燥後混合量を0.5質量%に変更した以外は、実施例6と同様にして粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した。
実施例1〜4、比較例3〜4において、表1、3に記載した衣料用粉末洗浄剤組成物の成分のうち、成分(B)(乾燥後に混合する2質量%を除く)、成分(C)、成分(D)のうちLAS−Na、炭酸ナトリウムの一部(15質量%)、珪酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、蛍光増白剤を用い、温度約70℃で固形分60質量%となるように洗剤スラリーを調製した。70℃で約2時間スラリーを撹拌し、向流式噴霧乾燥塔を用いて熱風温度260℃で水分約6質量%となるように乾燥して、成分(B)2質量%を混合し噴霧乾燥粉を得た。
噴霧乾燥粉に対し、表1、3に示した炭酸ナトリウムの一部(15質量%)、成分(A)および酵素を乾式混合し、続いて色素と香料を噴霧混合し、粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した。
<実施例5>
表1に記載した組成で、乾式混合の際にD−2(MES)を混合した以外は、実施例1と同様にして粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した。
<実施例6〜10、14〜16、比較例1〜2、5、7>
表1〜3に記載した組成で、乾式混合の際にD−3(EO7)を噴霧混合した以外は、実施例1と同様にして粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した。
<実施例11>
表2に記載した組成で、予め、撹拌造粒機を使用して、A−3:B−1(質量比)=10:90の質量比率で混合し、シリコーン造粒物を得た以外は、実施例6と同様にして粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した(シリコーン造粒物は、実施例1の成分(A)と同様に乾式混合した)。
<実施例12>
表2に記載した組成で、予め、撹拌造粒機を使用して、A−4:B−1(質量比)=10:90の質量比率で混合し、シリコーン造粒物を得た以外は、実施例6と同様にして粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した(シリコーン造粒物は、実施例1の成分(A)と同様に乾式混合した)。
<実施例13>
まず、成分(A)は実施例12と同様な方法でシリコーン造粒物を作製した。
表2に記載した組成で、レーディゲミキサーに炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、蛍光増白剤、(B)成分を添加し撹拌混合を開始し、ついで撹拌しながらLAS−H(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸:ライポンLH−200)を徐々に添加して粉体中和を行った。
粉体中和後、撹拌しながら、(C)成分を滴下し混合し、ついでD−3(EO7)を噴霧混合し、成分(A)(シリコーン造粒物)および酵素を乾式混合し、続いて色素と香料を噴霧混合し、粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した。
なお、LAS−Hは、LAS−Na含有量として表2記載の含有量となるように使用した。
<比較例6>
表3に記載したように、成分(B)を乾燥後混合量を0.5質量%に変更した以外は、実施例6と同様にして粉末の衣料用粉末洗浄剤組成物を作製した。
[消泡性能試験]
ドイツ硬度3DHに調整した人工硬水を使用して実施例および比較例の組成溶液を20mL作成し、100mL栓付き試験管を用い、温度15℃の条件で30秒間に60回振とうさせ、直後の泡容積(mL)を測定し、次の判定基準に従って消泡性能を評価した。
(判定基準)
×:消泡性能が不良(泡容積が70mL以上)
△:消泡性能が普通(泡容積が60mL以上70mL未満)
〇:消泡性が良好(泡容積が50mL以上60mL未満)
◎:消泡性が非常に良好(泡容積が50mL未満)
ドイツ硬度3DHに調整した人工硬水を使用して実施例および比較例の組成溶液を20mL作成し、100mL栓付き試験管を用い、温度15℃の条件で30秒間に60回振とうさせ、直後の泡容積(mL)を測定し、次の判定基準に従って消泡性能を評価した。
(判定基準)
×:消泡性能が不良(泡容積が70mL以上)
△:消泡性能が普通(泡容積が60mL以上70mL未満)
〇:消泡性が良好(泡容積が50mL以上60mL未満)
◎:消泡性が非常に良好(泡容積が50mL未満)
[保存安定性試験]
外側からコートボール紙(坪量:350g/m2)、ポリサンド紙(坪量:30g/m2)、クラフトパルプ紙(坪量:70g/m2)の3層からなる紙を用いて、長さ15cm×幅9.3cm×高さ18.5cmの箱を作製し、この箱に各例の粒状洗浄剤1.0kgを封入し、恒温恒湿室で4週間保存した。恒温恒湿室は、45℃、85%RHを8時間と、25℃、65%RHを16時間との繰り返し運転を行った。4週間の保存後、洗剤組成物を入れた容器を恒温恒室から取り出し、温度20℃、相対湿度60%で6時間放置した。その後、洗剤組成物を箱から目開き5mmの篩上に静かに移し、篩を穏やかに左右に10回揺動した後、篩上の残分と篩通過分の質量とを求め、下式により固化率を算出した。
固化率(%)=[篩上の残分の質量(g)]÷[篩上の残分の質量(g)+篩通過分の質量(g)]×100
算出した固化率の値から、次の判定基準に従って保存安定性を評価した。
(判定基準)
×:保存安定性が不良(固化率が振動前後で21%以上)
△:保存安定性が普通(固化率が振動前後で11%〜20%)
〇:保存安定性が良好(固化率が振動前後で6%〜10%)
◎:保存安定性が非常に良好(固化率が振動前後で5%以下)
外側からコートボール紙(坪量:350g/m2)、ポリサンド紙(坪量:30g/m2)、クラフトパルプ紙(坪量:70g/m2)の3層からなる紙を用いて、長さ15cm×幅9.3cm×高さ18.5cmの箱を作製し、この箱に各例の粒状洗浄剤1.0kgを封入し、恒温恒湿室で4週間保存した。恒温恒湿室は、45℃、85%RHを8時間と、25℃、65%RHを16時間との繰り返し運転を行った。4週間の保存後、洗剤組成物を入れた容器を恒温恒室から取り出し、温度20℃、相対湿度60%で6時間放置した。その後、洗剤組成物を箱から目開き5mmの篩上に静かに移し、篩を穏やかに左右に10回揺動した後、篩上の残分と篩通過分の質量とを求め、下式により固化率を算出した。
固化率(%)=[篩上の残分の質量(g)]÷[篩上の残分の質量(g)+篩通過分の質量(g)]×100
算出した固化率の値から、次の判定基準に従って保存安定性を評価した。
(判定基準)
×:保存安定性が不良(固化率が振動前後で21%以上)
△:保存安定性が普通(固化率が振動前後で11%〜20%)
〇:保存安定性が良好(固化率が振動前後で6%〜10%)
◎:保存安定性が非常に良好(固化率が振動前後で5%以下)
[洗浄力評価]
色差計(日本電色工業社製、製品名:SE−2000)で、洗浄前の人工汚染布(商品名:wfk10TE、wfk社製)10枚(以下、汚垢布という)の反射率を測定した(ハンター白度Zから反射率 R=Z/100として算出する。以下同様。)。Terg−O−Tometer(U.S.Testing社製)を洗浄試験器として用い、汚垢布10枚とチャージ布(メリヤス布を細かく裁断し、十分に洗浄とすすぎを行い乾燥したもの)を所定の浴比(30倍)となるように秤量して洗浄槽に入れ、続いて洗浄槽に洗浄液を入れた。洗浄液は20℃のドイツ硬度3DHに調整した人工硬水900mLに衣料用粉末洗浄剤組成物を濃度1667ppm(質量基準)となるように溶解したものを用いた。
回転数120rpm、温度20で10分間洗浄した後、20℃の水道水900mLで3分間のすすぎを2回行った。すすいだ後、乾燥させて洗浄後の汚染布の反射率を460nmフィルターを使用して測定し、下式によって洗浄率を算出した。
洗浄率(%)=(汚染布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)×100 ・・・(i)
(式(i)中、K/Sは、(1−R/100)2/(2R/100)であり、汚染布とは、上記人工汚染布、洗浄布とは、該汚染布を洗浄した後の布、未汚垢布とは、汚れを付けていない元の白布(原布)をそれぞれ表し、Kは吸光係数、Sは散乱係数、Rは絶対反射率をそれぞれ表す。)
得られる洗浄率の値が大きいほど洗浄力が高いことを示す。10枚の洗浄率の平均値が80%以上であれば◎(合格)、75%以上80%未満であれば○(合格)、70%以上75%未満であれば△(不合格)、70%未満であれば×(不合格)として評価した。
色差計(日本電色工業社製、製品名:SE−2000)で、洗浄前の人工汚染布(商品名:wfk10TE、wfk社製)10枚(以下、汚垢布という)の反射率を測定した(ハンター白度Zから反射率 R=Z/100として算出する。以下同様。)。Terg−O−Tometer(U.S.Testing社製)を洗浄試験器として用い、汚垢布10枚とチャージ布(メリヤス布を細かく裁断し、十分に洗浄とすすぎを行い乾燥したもの)を所定の浴比(30倍)となるように秤量して洗浄槽に入れ、続いて洗浄槽に洗浄液を入れた。洗浄液は20℃のドイツ硬度3DHに調整した人工硬水900mLに衣料用粉末洗浄剤組成物を濃度1667ppm(質量基準)となるように溶解したものを用いた。
回転数120rpm、温度20で10分間洗浄した後、20℃の水道水900mLで3分間のすすぎを2回行った。すすいだ後、乾燥させて洗浄後の汚染布の反射率を460nmフィルターを使用して測定し、下式によって洗浄率を算出した。
洗浄率(%)=(汚染布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)×100 ・・・(i)
(式(i)中、K/Sは、(1−R/100)2/(2R/100)であり、汚染布とは、上記人工汚染布、洗浄布とは、該汚染布を洗浄した後の布、未汚垢布とは、汚れを付けていない元の白布(原布)をそれぞれ表し、Kは吸光係数、Sは散乱係数、Rは絶対反射率をそれぞれ表す。)
得られる洗浄率の値が大きいほど洗浄力が高いことを示す。10枚の洗浄率の平均値が80%以上であれば◎(合格)、75%以上80%未満であれば○(合格)、70%以上75%未満であれば△(不合格)、70%未満であれば×(不合格)として評価した。
表1〜2の結果に示されるように、本発明を適用した実施例1〜16はいずれも、消泡性、固化性、及び洗浄力に優れるものであった。
また、表3に示されるように、
成分(A)を2質量%含む比較例1、2は、固化性に劣るものであった。
成分(D)を40質量%含む比較例3は、消泡性に劣るものであった。
成分(D)を3質量%含む比較例4は、洗浄力に劣るものであった。
成分(A)を0.02質量%含む比較例5は、消泡性に劣るものであった。
成分(B)を0.5質量%含む比較例6は、固化性に劣るものであった。
成分(B)を20質量%含む比較例7は、消泡性及び固化性に劣るものであった。
以上の結果から、本発明を適用した衣料用粉末洗浄剤組成物は、消泡性、固化性、及び洗浄力に優れることを確認できた。
また、表3に示されるように、
成分(A)を2質量%含む比較例1、2は、固化性に劣るものであった。
成分(D)を40質量%含む比較例3は、消泡性に劣るものであった。
成分(D)を3質量%含む比較例4は、洗浄力に劣るものであった。
成分(A)を0.02質量%含む比較例5は、消泡性に劣るものであった。
成分(B)を0.5質量%含む比較例6は、固化性に劣るものであった。
成分(B)を20質量%含む比較例7は、消泡性及び固化性に劣るものであった。
以上の結果から、本発明を適用した衣料用粉末洗浄剤組成物は、消泡性、固化性、及び洗浄力に優れることを確認できた。
Claims (3)
- シリコーン系消泡剤である成分(A):0.04質量%以上〜0.20質量%未満、
水不溶性成分である成分(B):1質量%以上〜15質量%未満、
重量平均分子量550以上10000未満であり、有機カルボン酸、有機カルボン酸の塩からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから構成されるポリマーである成分(C):0.04質量%以上〜5質量%未満、並びに
界面活性剤である成分(D):5質量%以上〜20質量%未満
を含む衣料用粉末洗浄剤組成物。 - 前記成分(B)が、アルミノケイ酸塩、炭酸カルシウム、及びシリカからなる群から選択される少なくとも1種の化合物である、請求項1に記載の衣料用粉末洗浄剤組成物。
- シリコーン系消泡剤である成分(A):0.04質量%以上〜0.20質量%未満、
水不溶性成分である成分(B):1質量%以上〜15質量%未満、
重量平均分子量550以上10000未満であり、有機カルボン酸、有機カルボン酸の塩からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから構成されるポリマーである成分(C):0.04質量%以上〜5質量%未満、並びに
界面活性剤である成分(D):5質量%以上〜20質量%未満
を含む衣料用粉末洗浄剤組成物であって、
前記成分(A)〜(D)の一部または全部を撹拌造粒することを特徴とする、衣料用粉末洗浄剤組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019110861A JP2020203959A (ja) | 2019-06-14 | 2019-06-14 | 衣料用粉末洗浄剤組成物 |
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Publications (1)
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