JP2020203881A - 自覚うつ症状及びストレス改善方法又は血管年齢改善 - Google Patents

自覚うつ症状及びストレス改善方法又は血管年齢改善 Download PDF

Info

Publication number
JP2020203881A
JP2020203881A JP2020102567A JP2020102567A JP2020203881A JP 2020203881 A JP2020203881 A JP 2020203881A JP 2020102567 A JP2020102567 A JP 2020102567A JP 2020102567 A JP2020102567 A JP 2020102567A JP 2020203881 A JP2020203881 A JP 2020203881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
stress
electrolytic cell
suction
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020102567A
Other languages
English (en)
Inventor
隆 竹原
Takashi Takehara
隆 竹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JP2020203881A publication Critical patent/JP2020203881A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis

Landscapes

  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、高濃度の水素含有空気を1日複数回に分けて所定期間継続的に経口又は経鼻吸引させることによる認知障害者及び軽度認知障害が疑われる者以外に対する自覚うつ症状及びストレス改善方法を提供する。【解決手段】本発明における高濃度の水素含有空気の経口又は経鼻吸引は、例えば、少なくとも略15分以上間隔をあけて毎日5回以上所定時間行い、略1か月以上継続する。【選択図】 図3

Description

本発明は、高濃度の水素含有空気を常用的に経口又は経鼻吸引することで自覚うつ症状及びストレス改善する方法及びこの方法に適した携帯式の電気分解式水素発生装置に関する。
近年、人間の臨床実験で水素の有効性が注目され、医療応用における種々の研究が盛んに行われている。人体への水素の投与法には、静脈投与、水溶液の経口投与、気体吸入(経鼻口吸引)等があり、体内へ取込む手法は幅広い。
実際、医療治験も散見され、高濃度の水素を含有する空気の臨床上の活用が今後日増しに期待されているところである。これに従って、医療現場や大規模水素供給サロンのみならず日常的水素吸引を所望する社会ニーズが高まっている。
その反面、水素吸引による心身への効果が憶測・感情に頼っている市場という懸念も指摘されており、水素の吸引摂取によって実際にどのような生体反応を生じさせるかの治験の必要性が求められている。
このような事情から発明者は、水素の吸引摂取による生体反応を種々治験し、脳機能、身体機能への顕著な影響が認められるという実証結果を得た(特許文献3参照)。このことから水素吸引すると副交感神経が優位になり、短期的にストレスや疲れが低減するとともに左右認知機能などが改善できるものと考えられた。また、同時にこの結果を踏まえ、出願人は一般ユーザが家庭等でも水素を日常的に吸引できる装置を提供した。
また、これまでは上記結果は水素の吸引摂取直後からの短時間内の脳ストレス低下、身体機能向上が確認することができたに過ぎず、定常的に認知機能・生活機能が低下、ストレスが蓄積している者に対して継続的吸引による効果が認められる結果には至っていなかった。
このことを踏まえ、発明者はまず認知機能改善への水素吸引の影響について試験し、一定の改善結果、特に軽度認知障害(MCI)が疑われる者の認知機能改善への良好な結果を得ており(特願2018−230472号)、来たる高齢化社会に向けて所謂 未病対策や認知症対策が急務であることを踏まえ、さらなる知見が要望されているところである。
その一方、中高齢者への未病対策や認知症対策以外にも若年齢者〜中年齢者の所謂現役世代のうつ症状やストレス意識の増加が社会問題となってきており、この問題に対する常用的な水素吸引の影響を分析することが社会ニーズであろうと考えるに至った。
特開2004−41949号公報 特願2014−019640号公報 国際公開WO2018/151107号公報
本発明は、以上の事情に鑑みて創作されたものであり、うつ症状やストレス意識が高い若年齢者〜中年齢者等の認知障害者及びMCIが疑われる者以外に対して、高濃度の水素含有空気を常用的に経口又は経鼻吸引させて自覚うつ症状及びストレスを改善する方法を提供し、同時にその方法を実施するために適正な水素発生具(水素吸引装置)を提供することを目的としている。
上記の課題を解決すべく本発明は、高濃度の水素含有空気を1日複数回に分けて所定期間継続的に経口又は経鼻吸引させることによる認知障害者及び軽度認知障害が疑われる者以外に対する自覚うつ症状及びストレス改善方法を提供する。
本発明では、若年層〜中高年層、すなわち認知障害者及び軽度認知障害が疑われる者以外に対する水素吸引連用による自覚うつ症状及びストレス改善方法が提供される。これまで軽度認知障害(MCI)が疑われる者への水素吸引連用によるMCIの改善方法について提供されてきたが、本発明ではMCIに至る以前の所謂現役世代に対しても水素吸引連用により自覚うつ症状及びストレスを統計学上有意な程度に改善する方法が提供されている。
また、本自覚うつ症状及びストレス改善方法では、前記高濃度の水素含有空気の経口又は経鼻吸引は、少なくとも略15分以上間隔をあけて毎日5回以上所定時間行い、略1か月以上継続する、ことが好ましい。
所謂現役世代においては水素吸引期間は1か月であっても3か月であっても有意なほどの差異が見られず、1か月程度にわたって1日複数回、数分程度時間を空けて吸引することにより、自覚うつ症状及びストレスを改善することがわかった。とりわけ水素吸引の連用は、抗うつ効果及び抗ストレス効果をともに有するものであり、水素吸引の連用は、相相関する自覚うつ症状とストレスとを相乗的に改善する効果を有している点で有利である。さらに、水素吸引連用の対象者は、生活習慣病の処方薬を指示通りに服用している割合98.3%(ファイザー社調べ)からわかるように水素吸引連用も指示通り実行したものと考えられ、少なくとも水素吸引連用を略15分以上間隔をあけて毎日5回以上所定時間、略1か月以上継続して実行すると確実に自覚うつ症状及びストレスを改善することが可能となる。
また、本発明は上記認知障害者及び軽度認知障害が疑われる者以外に対する自覚うつ症状及びストレス改善方法における高濃度の水素含有空気の吸引を行う携帯式の電気分解式水素発生装置についても提供する。この携帯式の電気分解式水素発生装置は、
電池と、該電池から電力供給を制御する制御基板と、該制御基板により陽極及び陰極への通電又は遮電がされる一対の陽陰電極と、を備える本体カバー部材と、
該本体カバー部材内に取り付けられ、前記一対の陽陰電極が内部に挿入され、貯水可能な透明又は半透明の電解槽と、
片手で把持しながら経口又は経鼻吸引することが可能なノズル部と前記電解槽とを流体的に接続するとともに環境空気を取り込む流路を有する混合部と、
前記電気分解式水素発生具を前記片手で把持しながら操作できる操作ボタンと、
を備え、
前記制御基板は1つの操作ボタンの操作で前記電池から陽陰電極への電力供給及び停止を制御し、
前記本体カバー部材は、外部から前記電解槽の一部を視認できる窓を備え、
水素発生開始・継続吸引・停止は、水素吸引用のノズルと同じ側面側に設けた前記操作ボタンを1回の指による押圧操作することで実行され、前記制御手段は、1回押圧操作すると所定時間継続して通電し、所定時間後に切断する制御を行う、構成を有する。
本発明によれば上述する知障害者及び軽度認知障害が疑われる者以外に対する自覚うつ症状及びストレス改善方法を適正に実行し得る専用器としての携帯式の電気分解水素発生装置を提供している。この装置は携帯式の電気分解式水素発生装置であり、持ち運び・収納が容易であり常用的に水素吸引し易く、また、操作ボタンが1つであり吸引用のノズルと同じ側面に設けられているため、吸引しながら親指等のみで操作することができ、操作ストレスなく水素吸引できるため日常的な水素吸引連用に適している。また、本装置の場合、1回操作ボタンを押すとそのまま所定時間通電するので、吸引時に操作ボタンから指がはずれても1回の水素吸引時間水素発生し続けることができ、必要時間吸引が終わると自動的に水素発生が停止するため便利である。さらに本体カバーの窓から電解槽の一部を除くことができ、水素発生・停止を確認できて目安となり易い点でも有利である。
本発明によれば、うつ症状やストレス意識が高い若年齢者〜中年齢者等の認知障害者及びMCIが疑われる者以外に対して、高濃度の水素含有空気を常用的に経口又は経鼻吸引させて自覚うつ症状及びストレスを改善する方法を提供し、同時にその方法を実施するために適正な水素発生具(水素吸引装置)を提供することができる。
うつ症状やストレス意識が高い若年齢者〜中年齢者等であることを示すうつ気分・症状の解析(年齢別)のグラフ図である。 水素吸引の連用による抗うつ効果を示す棒グラフ図である。 水素吸引開始前のSCL30のストレス得点と水素吸引1か月後のストレス得点との分布図が示されている。 本発明の携帯式の電気分解式水素発生装置を模式的に表すブロック図が示されている。 本発明の携帯式の電気分解式水素発生装置の各方向から見た図を示しており、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は天面図、(e)は正面図方向の断面図を示している。 図4〜図5の携帯式の電気分解式水素発生装置の電解槽及びその周辺部の斜視図を示している。 図4〜図5の携帯式の電気分解式水素発生装置の電解槽及びその周辺部の各部材について例示する組立分解図を示している。
本発明に用いる常用的な水素吸引の実験データ及び検証結果について図1〜図3に示している。
図1〜図3の検証試験では、概ね健康改善用水素発生装置(後述する電気分解式水素ガス吸引具100(株式会社アクアバンク製「Kencos2」)で生成された水素を経口吸引する。具体的には、電気分解式水素ガス吸引具100で発生させた水素を自然呼吸下で約4週間毎日、1日5回(続けて吸入する場合は15分以上あける。望ましくは起床後・朝食後・昼食後・夕食後・就寝前)1回あたり数分間(望ましくは5分間程度)吸引する。この検証試験で使用した電気分解式水素ガス吸引具100の単位時間あたりの水素発生量は、電気分解法により1分間あたり8ccの水素が発生する(同時に酸素も4cc発生する)ので、1分間に12ccの酸素・水素の混合ガスが発生する。この混合ガスを自然呼吸下で吸引することになる。なお、通常、自然呼吸では一分間あたり、成人で5リットル程度の空気を吸引することから発生した混合ガスをすべて吸引したとして呼気中に混合ガスが最大0.24%(水素0.18%、酸素0.06%)含まれることになる。
また、電気分解式水素ガス吸引具100から発生する気体は水素及び酸素であり、混合ガスにおいて大気よりも水素濃度及び酸素濃度ともに増加することになるが、各濃度増加分は上記のように水素0.18%、酸素0.06%であり、一方、大気中の各濃度が水素0.5×10−4%(=0.5ppm)、酸素約21%である。したがって、混合ガスにおける酸素濃度の増加は非常に小さく、概ね水素濃度の増加に寄与していると考えることができる。
被験者は、神奈川県鎌倉市役所の職員の協力を得て選定された101名(女性職員 31名、男性職員 70名(内訳 30代;33名、40代;18名、50代;38名、60代;12名))であり、このうち35歳〜55歳の男女職員を対象とする71名(A群;35名、B群36名)をストレス・疲労関連試験、55歳〜65歳の男女職員を対象とする30名(C群;30名)を疲労・認知関連試験、に群分けして検証した。また、それぞれ2グループに分けてスタートする前に市役所併設の会場(以下、「テスト会場」とも称する。)でアンケート及び各テスト(後述するアンケート(1)〜(3)及び各テスト(1)〜(7)参照)を行い、1つのグループは各自、電気分解式水素ガス吸引具を持ち帰って水素吸入を30日間行い、もう1つのグループは水素吸引を行わないこととした。その後、30日経過後に両グループともにスタート時と同様の各テストを行う。さらにその後、水素吸引していたグループは吸引を停止し、逆に吸引を行っていなかったグループは水素吸引を開始した。さらに30日経過後に、各グループともに再度スタート時に行った各テストを行い、その結果の差異を評価した。
図1は、本被験者がうつ症状やストレス意識が高い若年齢者〜中年齢者等であることを示すうつ気分・症状の解析(年齢別)のグラフ図である。ここではうつ気分・症状の評価として、うち性自己評価尺度(Self-rating Depression Scale(SDS))を用いた。具体的には、20項目の質問からなり、いずれも4段階評価(いつも、しばしば、ときどき、めったにない)を行うものである。具体的に抑うつ状態因子は「憂うつ、抑うつ、悲哀」「日内変動」「啼泣」「睡眠」「食欲」「性欲」「体重減少」「便秘」「心悸亢進」「疲労」「混乱」「精神運動性減退」「精神運動性興奮」「希望のなさ」「焦燥」「不決断」「自己過小評価」「空虚」「自殺念慮」「不満足」の20項目から構成され、質問内容のうち第1、3は感情について、第2、4〜10の8項目は生理的随伴症状について、第11〜20の10項目は心理的随伴症状についての質問からなる。それぞれの質問について自己評価点1、2、3、4点を与えるよう配慮され、40〜47点は軽度のうつ状態と判断し、48〜55点は中等度のうつ状態と判断し、56点以上は重度のうつ状態と判断する。図1のグラブ図の横軸は被験者の実年齢、横軸は上記うち性自己評価尺度(SDS)を示している。
このグラフ図からわかるように、ここでの被験者は若年齢者〜中年齢者の被験者であっても全体的にうつ傾向が高く(40点以上、約40%)、特に30代〜40代の現役中心世代が非常に高いうつ傾向を示している(通常この年齢層は30点前後である)。
次に図2では上記被験者の水素吸引の連用による抗うつ効果を前述のA群〜C群に群別して示す棒グラフ図である。A群、B群では1か月水素吸引を継続使用し、C群では3か月水素吸引を継続使用しており、A群〜C群全体、A群+B群、C群のみいずれについても、水素吸引の連用によりうつ症状が有意に低下、改善することが示唆されている。したがって、このグラフ図から日常的な水素吸引による抗うち効果が期待できることがわかった。
また、図示しないがストレス診断で汎用される30項目のストレスチェック(SCL30)を用いて被験者に自己評価させた。具体的には、30項目の質問からなり、各質問に対して被験者自身が日常的に感じているものに丸印をつけさせ、その数を1点として総得点をストレス得点とした。なお、SCLでは、0〜5点を「正常」、6〜10点を「軽度ストレス(要休養)」、11〜20点を「中等度ストレス(要相談)」、21〜30点を「重度ストレス(要受診)」と
4段階で評定としている。本被験者においては年齢とともにストレスが低下しているが、全体的にストレス意識が強く(11点以上、約15%)、特に30代、40代が高かった。なお、図1のうつ得点とあわせると軽度うつ状態以上の40名のうち、11名がSCL30のストレス得点が11点以上の中等度ストレス状態にあることがわかっており、日常のストレスがうち症状を助長している可能性があり、ストレスケアがうつ症状を改善する可能性が示唆された。
図3では被験者における水素吸引開始前のSCL30のストレス得点と水素吸引1か月後のストレス得点との分布図が示されている。この図からもわかるように水素吸引開始時のストレス(平均5.8点)が水素吸引1か月後で低下(平均値5.0点に減少)した。あわせて前提的にストレス得点が減少していることもわかり、日常的な水素吸引の抗ストレス効果が示唆された。また、このことと上述したストレスとうつ症状の相関を踏まえると、水素吸引の連用がストレス低減とうつ症状改善とに対して相乗効果を有することが理解される。
≪電気分解式水素発生装置≫
次に、本発明の認知障害者及び軽度認知障害が疑われる者以外に対する自覚うつ症状及びストレス改善方法に適した携帯式の水素発生装置の代表的な実施形態を、図4〜図7を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
図4には、電気分解式水素発生装置100を模式的に表すブロック図が示されている。また、図5は、本発明の電気分解式水素発生装置100の各方向から見た図を示しており、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は天面図、(e)は正面図方向の断面図を示している。本明細書において上下方向、縦方向と称するときは(b)の紙面上下方向、紙面縦方向を意味し、幅方向、横方向、側部側と称するときは(b)の紙面左右方向、紙面横方向、紙面左右側部側を意味している。さらに、図6は電気分解式水素発生装置100の電解槽30及びその周辺部の斜視図、図7は図6の電気分解式水素発生装置100の電解槽30及びその周辺部の各部材について例示する組立分解図を示している。
以下、電気分解式水素発生装置100について図4〜図5を参照して概説し、電気分解式水素発生装置100の電解槽30及びその周辺部について図6〜図7を参照して説明する。
図4に示すように、電気分解式水素発生装置100は、図5(e)の点線方向に開閉する開閉蓋100aと、これにヒンジ結合して上方の開口を開閉する本体カバー部材100bと、本体カバー部材100bの内部に配設された電池104、LED116、制御手段117、電解槽103、芳香発生装置本体105、混合部(蓋部材14、ノズル部108)で概ね構成されている。まず、電池104はリチウムイオン等の充電式バッテリであり、電解槽103には一対の陽陰電極8a、8bが配設されている。陽陰電極8a、8bは、制御手段(制御基板)117を介して電池104からの電力が供給され、LED116は電池104に接続されている。制御基板117には、電極制御回路117aと、ヒータ制御回路117bと、LED制御回路117c、電力供給手段(電力供給回路)117d、とが備えられている。
本体カバー部材100bは、その正面及び/又は背面に外部から内部の電解槽103の一部が覗く位置に開口する窓部100cが設けられ、電解槽1−3は透明体又は半透明体で形成されている。したがって、本体カバー部材100bの外部から電解槽103内の水素の発生の有無を視認することができる。
また、図4〜図5では、電気分解式水素発生装置100の例として水素ガス、酸素ガスの供給以外に芳香発生装置本体105が挿入・配設された例が示されているが、本発明の電気分解式水素発生装置100では、芳香発生装置本体100は芳香剤や薬剤、サプリメント等を発生・吸引させ、電解槽からは水素ガス及び/又は酸素ガスを発生・吸引させる。図4〜図5の例では、芳香発生装置本体105の受容部の底部には圧力センサスイッチ119が設けられ、芳香発生装置本体105の下端が圧力センサスイッチ119を押圧すると制御基板117の電力供給手段117dにより電力供給指令が出されると電池104の電力が芳香発生装置本体105に供給可能な状態となる。
また、ユーザが指で操作手段(操作ボタン)118を操作すると、これに応じて電極制御回路117aが電解槽103内の一対の電極8a、8bへの通電・遮断を制御し、電力供給手段117dにより電池104から供給される電力量を可変して電極8a、8bに電力を供給する。一対の電極8a、8bに電力が供給されると電解槽103内に貯留する電解液(例えば、クエン酸ナトリウム水溶液)を電気分解し、陽電極8a側に酸素が発生し、陰電極8b側に水素が発生する。
陰電極8bから発生した水素は、電解槽103上部に装着された透過装置114を介して蓋部材2に流入する。また、陽電極8bから発生した酸素は、後述するように蓋部材2に流入する場合、ベントされる場合がある。
また、芳香発生装置本体105は、圧力センサスイッチ119がONになると電力供給手段117dにより芳香発生装置本体115内の加熱器への電池104からの電力が供給され、内部の蒸気チャンバ(図示せず)に取り付けられたカートリッジを加熱する。加熱器によりカートリッジが加熱されると芳香剤等含有蒸気が発生する。なお、カートリッジは芳香剤を含む加熱式の使い捨て用交換品であり、加熱により芳香剤含有蒸気を発生するが、それ以外に加熱により薬剤やサプリメント含有蒸気を発生させるものが挙げられる。
芳香発生装置本体105で発生した芳香剤等含有蒸気は、ノズル部108を吸引することで口内に放出される。このとき吸引で発生する負圧により、透過装置114から放出された水素が蓋部材14内を流れ、蓋部材14内に露出した芳香発生装置本体105の上部の周囲と、ノズル部108の内壁との隙間を通過して芳香剤含有空気と混合して口内に案内又は外部に放出される。また、芳香発生装置本体105を加熱せず水素のみを口内又は外部に案内することも考えられる。
図5には、芳香発生装置本体105が挿入された状態の電気分解式水素発生装置100の具体的な構成例が示されている。左側面図、正面図、右側面図である図5(a)、(b)(c)は電気分解式水素発生装置100の開閉蓋100aが絞められた状態、平面図、断面図である図5(d)(e)は電気分解式水素発生装置100の開閉蓋100aが取り外された状態であり、開閉材100aを外した(開けた)状態で上部左側の開口から下方に延びる筒状の芳香発生装置受容部(以下、「受容部」とも称する)120を有する。この受容部120に芳香発生装置本体105を挿入する。
電気分解式水素発生装置100の受容部120の底部には圧力センサスイッチ119が配設され、圧力センサスイッチ119は押圧されると充電池(リチウムバッテリ)104からの電力が供給され、芳香発生装置本体105内のカートリッジを加熱して芳香剤等含有蒸気を吸引可能となる。
なお、電気分解式水素発生装置100の左側部(図5(e)参照)には、操作ボタン(主電源/水素ボタン)118とLEDインジケータ116とON/OFFスイッチ121とが設けられている。ON/OFFスイッチ121は、圧力センサスイッチ119のON/OFFスイッチであって、ONのときには芳香発生装置本体105への充電池1044の電力供給がなされる状態になっており、OFFのときには圧力センサスイッチ119を押圧しても充電池104からの電力供給がなさない状態になる。また、主電源/水素ボタン118は後述する電解槽3内の陽陰電極8と主電源とのボタン式電力供給スイッチであり、押し方/時間により主電源のON/OFFと陽陰電極8への電力供給ON/OFFとを兼用する。
この例では、まず充電端子122に(充電器(USBケーブル(図示せず))を接続すると赤黄緑3つのLED116、118(1つは主電源/水素ボタン118の周囲)が所定周波数で順次1回点滅し、電池残量に応じて相応の下段中断2つのLED116が2回点滅する。主電源/水素ボタン118を3連続5回押しすると電源がONとなり、連続5回押すと電池残量に応じて点灯しているLED116が消灯し電源OFFとなる。
電源オンにすると、芳香発生装置本体105と水素発生モード(通常モード)に入る。LED116、118が電気分解確認の青色に点灯し、主電源/水素ボタン118を1回押すと、芳香発生装置本体105と陽陰電極8への通電による電解分解とが同時に動作し、指を主電源/水素ボタン118から指を離しても、そのまま所定時間(役5分間)経過するまで通電状態を維持し、所定時間経過すると電力供給が遮断されるように制御する。したがって、ユーザは主電源/水素ボタン118から指が離れても確実に必要水素量の吸引が可能である。なお、芳香発生装置本体105と水素発生モード(通常モード)の状態では、電池残量によって主電源/水素ボタン118周囲にある3つのLED116,118(赤・黄・緑)のいずれか1色が点灯する。LED116,118それぞれの点灯は内部のインジケータ基盤126により制御される。
次に、図6〜図7を参照しつつ、電解槽103内やこれに装着される透過装置114等について説明する。図6〜図7に示すように電解槽103は、電解槽本体1と電解槽蓋部3とで構成される(電解槽蓋部3は透過装置の一部としても機能する)。電解槽本体1は、上下方向に延びた電解液の貯水用容器であり、下方が上方よりも縮径する形状を有し、互いに内部で流体的に接続する一体形成体である。電解槽本体1は上方の開口から注水可能になっており、開口上部に貫通孔を設けた板状のセパレータ5を挿入し、電解槽蓋部3を取り付けることで閉鎖される。電解槽蓋部3は上下に貫通するケースであり、下方の裾部の拡径し、上部が縮径する2段階形状を有する。電解槽蓋部3は下方をロックレバー7によりセパレータ5と固定することで底部をなしている。また、電解槽蓋部3の上部の開口を後述する透過装置の第一部材2を受容するために座グリ形状を形成している。
また、電解槽本体1は、下方が上方より縮径しているため内部に溜まっている水溶液が電気分解され貯水量が減った場合であっても一対の陽陰電極8の大部分が電解液に浸される程度に電解液が貯留する。これにより電解槽本体1の上部の空気層は減り、電気分解性能は確保されるが、その一方、セパレータ5の存在を加味しても電解液の液面がギリギリまで上がっており、電気分解により粘性が高まった場合に空気層や電解槽蓋部3内に電気分解で発生した泡が侵入・滞留することとなる。
陽陰電極(メッシュ電極)8は、2枚一対に上方に向かって長手に並列配置され、それぞれ陽陰極を形成し、電池104からの電力が供給される。また、陽陰電極8は電解槽本体1の縮径部と拡径部とに対応するように上部が下部より大きくなっている。陽陰電極8の下端は、端子基板24に起立させ電気的に接続できるように棒形状のチタン電極9が連結されている。陽陰電極8を起立させた状態で陽陰電極8と端子基板24とを遮水するために端子基板24上に装着するソケット25(シリコン等の樹脂製)とチタン電極9の周囲に取り付けるOリング10、11(シリコン等の樹脂製:以下、Oリングは同様)とが設けられている。
また、電解槽蓋部3の上部には透過装置が取り付けられる。まず、電解槽蓋部3の上部に第1透過部材2が装着される。第1透過部材2は、電解槽蓋部3と上下に嵌合するようにその下部が縮径して下方に突出し、上部が上方に大きく開口している。第1透過部材2の縮径部は底部が閉鎖されて上部の開口に繋がっており、液溜まりになるように形成されている。また、第1透過部材2の上部の拡径部は、前述の縮径部側の液溜まりの開口と繋がっており、電解槽蓋部3の開口と流体的に連結する貫通孔を有し、その貫通孔の下端が電解槽蓋部3の開口を座グリとして挿入・連結される。このとき第1透過部材2の貫通孔と電解槽蓋部3の開口との間には水漏れ防止のOリング23が配設される。
また、前記第1透過部材2の貫通孔には透過膜押さえ6により第1透過膜12が配設され、貫通孔を閉鎖している。この第1透過膜2は微小孔で内圧を調整しながら気体を透過させ液体を遮断する選択透過性を有する樹脂多孔膜であり、ここでは四フッ化エチレン樹脂多孔膜(日東電工株式会社製「TEMISH」)を使用している(後述する第2透過膜12も同様)。第1段階としてこの第1透過膜12により、電解槽蓋部3の内部まで到達した電解液の泡が遮断される。ただし、電解槽本体1内部の内圧が上昇して第1透過膜12が伸びて微小孔が拡大して泡状の電解液を透過させたり、気体化した電解液が透過して第1透過部材2内に電解液が侵入する可能性もある。その一方、第1透過膜12の孔径を小さくし過ぎて水素透過速度まで減退することも望ましくない。したがって、第1透過部材2にはある程度、電解液侵入を看過し、前述する第1透過部材2の縮径部を液溜まりとして電解液を貯留させることとしている。
さらに、第1透過部材2の上部に第2透過部材4が装着される。第2透過部材4は図示されていないが下方に開口し、第1透過部材2の上方の開口と合致して内部空間を構成する。第2透過部材4の上部には前述した電解槽蓋部3の貫通孔、第1透過部材2の貫通孔を覗く位置に貫通孔が形成されている。貫通孔には第1透過部材2の透過膜(第1透過膜12)の場合と同様に第2透過膜12で閉鎖され、Oリング22で封止している。この第2透過膜12も同様に気体を透過させ液体を遮断する選択透過性を有する樹脂多孔膜であり、ここでは四フッ化エチレン樹脂多孔膜を使用している。
前述する第1段階で電解槽内の電解液の侵入は概ね遮断されているが第2段階として第2透過膜12により、さらに電解液が外部に放出されることを防止している。第1段階としての第1透過膜では電解液の完全な遮断よりも気体のスムーズな透過を優先していたため第1透過部材2と第2透過部材4との間の空間の内圧が上昇することはなく、同質の選択性多孔樹脂膜によりスムーズな水素ガス等の透過を可能にしつつ電解液のさらなる遮断も達成している。なお、第2透過部材4には第1透過部材2の液溜まりに貯留した電解液をドレンするための孔が設けられ、その孔はパッキン21を介してネジ13で封鎖される。ドレン時にはネジ13を取り外して電解液の廃棄を可能にしている。
第2透過部材4の上部には、蓋部材14が上方から取り付けられる。蓋部材14の上部には吸引用のノズル108部以外に第2透過膜12の上方に貫通孔が設けられ、バルブ軸17が挿入され閉鎖されている。バルブ軸17の先端はパッキン18で挟まれたベース18とピン20で連結されており、スプリング19の作用により通常時に貫通孔を開放し、蓋部材14の内部にノズル部108を吸引することによる負圧が作用すると閉鎖する。吸引時には水素ガス等がノズル部108方向に集中するように閉鎖し、非吸引時には水素ガス等が充満し過ぎても内圧が過大にならないようにするためである。
図5に示すように蓋部材2はノズル部108を吸引すると、電解槽本体1、電解槽蓋部3、第1透過部材2、第2透過部材4を順に通過した水素ガスが内部を流れてノズル部108まで到達するとノズル部108と芳香発生装置本体105の上端との隙間を通過し、芳香発生装置本体105からの気体と混合してユーザの口内又は外部に放出される。芳香発生装置本体105を備えない又は芳香発生装置本体105を作動していない電気分解式水素発生装置100の場合には、水素ガス(又は酸素ガス)をノズル部108からユーザ口内又は外部に放出する。
以上、本発明の携帯式の電気分解式水素発生装置についてその実施形態を例示説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲および明細書等の記載の精神や教示を逸脱しない範囲で他の変形例や改良例が得られることが当業者は理解できるであろう。
1 電解槽本体
2 第1透過部材
3 電解槽蓋部
4 第2透過部材
8 陽陰電極
8a 陽電極
8b 陰電極
12 透過膜(第1透過膜、第2透過膜)
13 ネジ
14 蓋部材
17 バルブ軸
19 スプリング
16 パッキン
18 ベース
20 ピン
21 パッキン
22 Oリング
100 電気分解式水素発生装置
100a 開閉蓋
103 電解槽
104 電池
105 芳香発生装置本体
108 ノズル部
114 透過装置
116 LED(LEDインジケータ)
117 制御基板(制御手段)
118 操作ボタン(主電源/水素ボタン)
119 圧力センサスイッチ
120 芳香発生装置受容部(受容部)
122 充電端子
126 インジケータ基盤

Claims (3)

  1. 高濃度の水素含有空気を1日複数回に分けて所定期間継続的に経口又は経鼻吸引させることによる認知障害者及び軽度認知障害が疑われる者以外に対する自覚うつ症状及びストレス改善方法。
  2. 前記高濃度の水素含有空気の経口又は経鼻吸引は、少なくとも略15分以上間隔をあけて毎日5回以上所定時間行い、略1か月以上継続する、請求項1に記載の認知障害者及び軽度認知障害が疑われる者以外に対する自覚うつ症状及びストレス改善方法。
  3. 請求項1又は2のいずれか1項に記載の認知障害者及び軽度認知障害が疑われる者以外に対する自覚うつ症状及びストレス改善方法における高濃度の水素含有空気の吸引を行う携帯式の電気分解式水素発生装置であって、
    電池と、該電池から電力供給を制御する制御基板と、該制御基板により陽極及び陰極への通電又は遮電がされる一対の陽陰電極と、を備える本体カバー部材と、
    該本体カバー部材内に取り付けられ、前記一対の陽陰電極が内部に挿入され、貯水可能な透明又は半透明の電解槽と、
    片手で把持しながら経口又は経鼻吸引することが可能なノズル部と前記電解槽とを流体的に接続するとともに環境空気を取り込む流路を有する混合部と、
    前記電気分解式水素発生具を前記片手で把持しながら操作できる操作ボタンと、
    を備え、
    前記制御基板は1つの操作ボタンの操作で前記電池から陽陰電極への電力供給及び停止を制御し、
    前記本体カバー部材は、外部から前記電解槽の一部を視認できる窓を備え、
    水素発生開始・継続吸引・停止は、水素吸引用のノズルと同じ側面側に設けた前記操作ボタンを1回の指による押圧操作することで実行され、前記制御手段は、1回押圧操作すると所定時間継続して通電し、所定時間後に切断する制御を行う、知障害者及び軽度認知障害が疑われる者以外に対する自覚うつ症状及びストレス改善する携帯式の電気分解式水素発生装置。
JP2020102567A 2019-06-13 2020-06-12 自覚うつ症状及びストレス改善方法又は血管年齢改善 Pending JP2020203881A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019110382 2019-06-13
JP2019110382 2019-06-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020203881A true JP2020203881A (ja) 2020-12-24

Family

ID=73837812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020102567A Pending JP2020203881A (ja) 2019-06-13 2020-06-12 自覚うつ症状及びストレス改善方法又は血管年齢改善

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020203881A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11865265B2 (en) Anti-explosion gas generator for health use
EP3398641A1 (en) Anti-explosion gas generator for health use
JP7485878B2 (ja) 生体改善方法を実施するための電気分解式水素発生具
CN111295216B (zh) 健康管理系统和该健康管理系统的程序
US10926055B2 (en) Healthy gas generating system
JP3228934U (ja) 水素含有ガス放出ユニット及びこれに用いる水素放出手段本体
US20190242020A1 (en) Gas generator
CN107849708B (zh) 除臭氧过滤网一体式氧气发生器
JP6519717B2 (ja) 生体の神経活動及び/又は血液循環活動を促進する生体活性化方法を行うための水素発生装置
JP2020203881A (ja) 自覚うつ症状及びストレス改善方法又は血管年齢改善
CN205145321U (zh) 人体氢气输出设备
JP6957791B2 (ja) 電解水素吸引器
WO2021177467A1 (ja) 睡眠改善支援方法及びこの方法に使用する電気分解式水素発生具
WO2020189788A1 (ja) 水素吸引美容法、及び水素吸引美容法に用いる高濃度水素吸引装置
JPWO2019139010A1 (ja) 携帯式ガス供給装置
CN117861037A (zh) 氢气吸入治疗自闭症

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200716

AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20200716

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230612