JP2020203633A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
Description
この構成によれば、カーカスプライにおけるカーカスゴムの体積固有抵抗が比較的大きく、カーカスプライの導電性が低い場合であっても、リムからチェーファー部に伝わる車両からの静電気を、縫込部を介して導電部に伝達することができる。これにより、車両からの静電気を、導電部を介してトレッド部まで送ることができ、トレッド部においてトレッド踏面部から静電気を地面に逃がすことができる。したがって、車両からの静電気をより好適に地面に逃がしやすい。
この構成によれば、導電部の体積固有抵抗を好適に小さくしやすい。これにより、ビード部からトレッド部への比較的長い導電パスを作る導電部に、好適に静電気を流すことができる。したがって、車両からの静電気をより地面に逃がしやすい。
この構成によれば、導電部の体積固有抵抗をより好適に小さくしやすく、導電部によって、ビード部からトレッド部へと静電気をより流しやすい。これにより、車両からの静電気をより地面に逃がしやすい。また、この構成によれば、導電部は、タイヤ周方向に沿って間隔を空けて複数設けられている。そのため、ビード部からトレッド部まで静電気を流す導電パスを増やすことができ、導電部によって、ビード部からトレッド部へと静電気をより流しやすい。これにより、車両からの静電気をより地面に逃がしやすい。
この構成によれば、縫込部を導電部と交差させやすく、縫込部における第2縫目部を導電部と接触させやすい。また、1つの縫込部を、複数の導電部と接触させやすい。
この構成によれば、1つの縫込部を設けることで、複数の導電部をチェーファー部と接続することができ、ビード部からトレッド部まで静電気を流す導電パスを増やすことができる。したがって、縫込部を設ける手間を低減しつつ、車両からの静電気を好適に地面に逃がすことができる。
この構成によれば、第2縫目部をより確実に導電部と接触させやすい。
この構成によれば、カーカスプライにおける導電糸を縫い込む領域を小さくしやすい。これにより、縫込部を作るために必要な導電糸の総量を少なくできる。したがって、タイヤの製造コストを低減できる。また、導電糸を縫い込む作業量を低減できる。
図1においては、本実施形態のタイヤ10のタイヤ周方向の一部における断面のうち、タイヤ赤道部CLからタイヤ幅方向の一方側に位置する部分のみを示している。タイヤ10のタイヤ周方向の一部における断面のうち、タイヤ赤道部CLからタイヤ幅方向の他方側に位置する部分は、図1に示す部分とタイヤ赤道部CLを挟んでタイヤ幅方向に対称に配置されている。以下の説明においては、タイヤ10のうち図1に示す部分について説明し、タイヤ10のうちタイヤ赤道部CLからタイヤ幅方向の他方側に位置する部分については、説明を省略する場合がある。
トレッド部11は、ビード部13よりもタイヤ径方向の外側に配置されており、タイヤ10におけるタイヤ径方向の外端部に位置している。トレッド部11は、タイヤ周方向に沿って延びる環状である。トレッド部11は、タイヤ10の接地面であるトレッド踏面部11aを有している。トレッド踏面部11aは、トレッド部11におけるタイヤ径方向の外側面の一部である。
ビード部13は、サイドウォール部12におけるタイヤ径方向の内端部に接続されている。ビード部13には、ビードコア60が設けられている。より詳細には、ビード部13には、ビードコア60が埋設されている。
トレッドゴム21は、トレッド部11の一部を構成する部分であり、タイヤ周方向に沿って延びる環状である。トレッドゴム21は、カーカス層50のタイヤ径方向の外側に設けられている。トレッドゴム21は、ベルト層30とベルト補強層40とを介して、カーカス層50に接続されている。なお、図1では、各部を分かりやすく模式的に示すために、カーカス層50と、トレッドゴム21、ベルト層30およびベルト補強層40との間を離して示している。
トレッドアンダークッション23とベース層24とキャップ層25とは、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向の外側に向かって、この順に積層されている。キャップ層25のタイヤ径方向の外側面は、トレッド踏面部11aを構成している。ミニサイド26は、積層されたトレッドアンダークッション23、ベース層24およびキャップ層25のタイヤ幅方向の外端部に接続されている。
サイドウォールゴム本体部28は、サイドウォール部12の一部を構成する部分である。サイドウォールゴム本体部28のタイヤ径方向の外端部は、タイヤ幅方向の内側に延びており、カーカス層50と、トレッドゴム21、ベルト層30およびベルト補強層40との間に位置している。
また、上述したように、ベルト補強層40の隙間41においては、トレッドアンダークッション23とベルト層30とが互いに接続されている。そのため、導電部52からベルト層30に流れた静電気は、隙間41からトレッドアンダークッション23へと流れる。
本実施形態は、第1実施形態に対して、縫込部の設けられる位置が異なる。なお、上記の実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
本実施形態のタイヤ110のその他の構成は、第1実施形態のタイヤ10のその他の構成と同様である。
縫込部は、カーカスプライのうちビードコアのタイヤ幅方向の外側を通ってタイヤ径方向に延びる部分と、カーカスプライのうちビードコアのタイヤ幅方向の内側を通ってタイヤ径方向に延びる部分との少なくとも一方に設けられるならば、特に限定されない。縫込部は、カーカスプライのいずれの位置に設けられてもよい。縫込部は、カーカスプライを貫通しなくてもよい。この場合、カーカスプライの一方の面のみに、縫目部が設けられる。この場合であっても、カーカスプライのうち縫込部が設けられた部分において、電気を通しやすくできる。縫込部は、カーカスプライのうちビードコアのタイヤ幅方向の外側を通ってタイヤ径方向に延びる部分と、カーカスプライのうちビードコアのタイヤ幅方向の内側を通ってタイヤ径方向に延びる部分との両方に設けられてもよい。
タイヤ210のその他の構成は、上述した第1実施形態のタイヤ10のその他の構成と同様である。
トレッド部の構成は、トレッド部まで延びる導電部からトレッド踏面部に静電気を流すことができるならば、特に限定されない。
上述した実施形態のタイヤは、どのような車両に用いられてもよい。
なお、本明細書において説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
Claims (9)
- ビード部に設けられたビードコアと、
前記ビードコアの周りの少なくとも一部を覆うカーカスプライと、
を備え、
前記カーカスプライには、導電糸が縫い込まれた縫込部が設けられ、
前記縫込部は、前記カーカスプライのうち前記ビードコアのタイヤ幅方向の外側を通ってタイヤ径方向に延びる部分に設けられている、タイヤ。 - ビード部に設けられたビードコアと、
前記ビードコアの周りの少なくとも一部を覆うカーカスプライと、
を備え、
前記カーカスプライには、導電糸が縫い込まれた縫込部が設けられ、
前記縫込部は、前記カーカスプライのうち前記ビードコアのタイヤ幅方向の内側を通ってタイヤ径方向に延びる部分に設けられている、タイヤ。 - 前記カーカスプライに沿って延び、トレッド部において前記カーカスプライのタイヤ径方向の外側に位置する導電部と、
導電性を有し、前記カーカスプライの周りの少なくとも一部を覆うチェーファー部と、
をさらに備え、
前記縫込部は、前記カーカスプライを貫通して縫い込まれており、かつ、
前記チェーファー部と接触する第1縫目部と、
前記導電部と接触する第2縫目部と、
を有する、請求項1または2に記載のタイヤ。 - 前記導電部の体積固有抵抗は、前記チェーファー部の体積固有抵抗よりも小さい、請求項3に記載のタイヤ。
- 前記導電部は、金属を含む糸状部材であり、タイヤ周方向に沿って間隔を空けて複数設けられている、請求項4に記載のタイヤ。
- 前記縫込部は、タイヤ周方向に沿って延びている、請求項5に記載のタイヤ。
- 前記縫込部は、複数の前記導電部と接触している、請求項6に記載のタイヤ。
- 前記縫込部は、前記導電部の少なくとも1つを前記カーカスプライに縫い込んでいる、請求項3から7のいずれか一項に記載のタイヤ。
- 前記縫込部は、複数設けられ、
複数の前記縫込部のそれぞれは、互いに異なる前記導電部と接触している、請求項5から8のいずれか一項に記載のタイヤ。
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WO2017122509A1 (ja) * | 2016-01-13 | 2017-07-20 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
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2019
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