JP2020202615A - モータ電流値検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流の立ち上がりに対するアンプの出力電圧の立ち上がりの遅れを低減できるモータ電流値検出装置を提供する。【解決手段】本発明は、検出対象の電流が流れる抵抗の両端に電気的に接続されるアンプ(例えばオペアンプ121)と、アンプの出力側に電気的に接続され、アンプの出力をA/D変換して出力するA/D変換器(例えばA/Dコンバータ122)と、検出対象の電流が流れていない無通電状態においてアンプの出力が0未満である場合に、アンプの入力オフセット補正電圧を補正するオフセット補正処理を実行するオフセット補正部(例えばオフセット補正部130)と、を備えるモータ電流値検出装置(例えばマイクロコンピュータ12)である。【選択図】 図2

Description

本発明は、モータ電流値検出装置に関する。
電流がシャント抵抗に流れることにより生じるシャント抵抗の両端の電圧をオペアンプで増幅後、A/D(アナログ/デジタル)変換して当該電流の値を検出する技術が知られている。
特開2017−79515号公報
オペアンプは、一般的に、僅かな入力オフセット電圧があり、その入力オフセット電圧がマイナス(0未満の値)であるものも、個体差によって存在する。僅かな入力オフセット電圧自体は実質的な問題とならない場合が多いが、入力オフセット電圧がマイナスである場合、電流の立ち上がりに対してアンプの出力電圧の立ち上がりが遅れることで、検出精度が悪くなる場合がある。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、電流の立ち上がりに対するアンプの出力電圧の立ち上がりの遅れを低減できるモータ電流値検出装置を提供することを目的とする。
1つの側面では、検出対象の電流が流れる抵抗の両端に電気的に接続されるアンプと、
前記アンプの出力側に電気的に接続され、前記アンプの出力をA/D変換して出力するA/D変換器と、
前記検出対象の電流が流れていない無通電状態において前記アンプの入力が0未満である場合に、前記アンプの入力オフセット補正電圧を補正するオフセット補正処理を実行するオフセット補正部と、
を備えるモータ電流値検出装置が提供される。
本発明によれば、電流の立ち上がりに対するアンプの出力電圧の立ち上がりの遅れを低減できるモータ電流値検出装置を提供できる。
本発明のモータ電流値検出装置が適用可能な電動オイルポンプ1の概略構成の一例を示す図である。 駆動装置8の概略構成を示す図である。 オペアンプ121の入力オフセット電圧がプラス側である場合の各種波形を示す図である。 オペアンプ121の入力オフセット電圧がマイナス側である場合の各種時系列波形を示す図である。 オフセット補正レジスタの設定値の補正方法の説明図である。 オフセット補正レジスタの補正目標値の探索方法の一例の説明図である。 オフセット補正部130の動作例を示す概略フローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の各実施形態について詳細に説明する。
ここでは、まず、本発明のモータ電流値検出装置の説明に先立って、本発明のモータ電流値検出装置が適用可能な電動オイルポンプについて説明する。
図1は、本発明のモータ電流値検出装置が適用可能な電動オイルポンプ1の概略構成の一例を示す図である。本発明のモータ電流値検出装置は、電動オイルポンプ1に適用されるのが好適であるが、電流値の検出を必要とする他の任意の電子機器に適用可能である。
電動オイルポンプ1は、例えば、車両に搭載される無段変速機等の油圧機器などのオイル供給先Tにオイルを供給する油圧供給源として用いられるものである。
電動オイルポンプ1は、ECU(Electronic Control Unit)2に接続されている。電動オイルポンプ1は、オイルパン3内に貯留されたオイルを汲み上げ、油圧を付与してオイル供給先Tにオイルを供給する。
ECU2は、電動オイルポンプ1及び温度センサ4に接続されている。また、ECU2は、CAN(Controller Area Network)などの適切なバス(図示せず)を介して、車両内の各種の電子部品(他のECUや各種センサ等)に接続されている。ECU2は、アンドリングストップ等でエンジン停止した場合においてオイル供給先Tにオイルを供給するために、電動オイルポンプ1を駆動させる。例えば、ECU2は、エンジン停止した場合には、温度センサ4が測定したオイルの温度に応じて、モータに流す相電流の目標値(以下、「相電流目標値」という)を含む駆動指令を電動オイルポンプ1に送信する。
電動オイルポンプ1は、オイルポンプ5、モータ6、回転角検出部7、及び駆動装置8を備える。
オイルポンプ5は、モータ6及びオイル供給先Tに接続されている。オイルポンプ5は、モータ6によって駆動されるポンプである。オイルポンプ5は、モータ6に駆動されることによりオイルパン3内のオイルをオイル供給先Tに圧送する。
モータ6は、永久磁石を有するロータと、3相(U、V、W)それぞれに対応するコイルLu、Lv、Lwがロータの回転方向に順に巻装されているステータとを備えている。各相のコイルLu、Lv、Lwのそれぞれは、駆動装置8に接続されている。例えば、モータ6は、ブラシレスモータである。
回転角検出部7は、モータ6の回転角度を検出する。そして、回転角検出部7は、検出した回転角度に応じた出力信号を駆動装置8に出力する。
駆動装置8は、ECU2及びモータ6に接続されている。駆動装置8は、ECU2から出力される駆動指令に基づいて、モータ6の駆動を制御する。例えば、駆動装置8は、モータ6の相電流が、ECU2から入力される駆動指令に含まれる相電流目標値になるようにフィードバック制御する。また、駆動装置8は、モータ6が高回転で回転する際のモータトルクを高めるために弱め磁束制御を行ない、モータ6に通電する通電タイミングを進角側に進める進角制御を実行する。
図2は、駆動装置8の概略構成を示す図である。
図2に示すように、駆動装置8は、電源部9、インバータ10、シャント抵抗11、及びマイクロコンピュータ12(以下、「マイコン12」という)を備える。
電源部9は、例えば、車両に搭載されるバッテリである。電源部9は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池のような二次電池であってもよい。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることもできる。
インバータ10は、複数のスイッチング素子SWを有し、このスイッチング素子のオンとオフとをPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御することで電源電流を相電流に変換する。具体的には、インバータ10は、6つのスイッチング素子SW1〜SW6を有している。インバータ10は、スイッチング素子SW1〜SW6のオンとオフとを切り替えて電源電流を相電流に変換する。
直列に接続されたスイッチング素子SW1、SW4と、直列に接続されたスイッチング素子SW2、SW5と、直列に接続されたスイッチング素子SW3、SW6とは、電源部9の高電位側と、接地電位との間に並列に接続されている。
また、スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW4との接続点は、コイルLuの一端に接続されている。スイッチング素子SW2とスイッチング素子SW5との接続点は、コイルLvの一端に接続されている。スイッチング素子SW3とスイッチング素子SW6との接続点は、コイルLwの一端に接続されている。
本実施形態では、スイッチング素子SWがn型チャネルのFET(Field Effect Transistor)である場合について説明するが、これに限定されず、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、及びBJT(Bipolar Junction Transistor)であってもよい。各スイッチング素子SW1〜SW6は、還流ダイオードD1〜D6と並列に接続された構成を有している。また、各スイッチング素子SW1〜SW6は、ゲート端子がマイコン12に接続されている。
シャント抵抗11は、インバータ10の低電位側とグランドとの間に設けられている。なお、変形例では、シャント抵抗11は、インバータ10の高電位側と電源部9との間に設けられてもよい。シャント抵抗11は、相電流を検出するための電流センサの一要素を形成する。
マイコン12は、モータ電流値検出装置を形成する。マイコン12は、図2に示すように、モータ制御部120と、オペアンプ121と、A/Dコンバータ122と、電流値取得部124と、オフセット補正部130とを含む。なお、モータ制御部120、電流値取得部124、及びオフセット補正部130は、例えばマイコン12のCPU(Central Processing Unit)(図示せず)がマイコン12のROM(Read Only Memory)のような記憶装置(図示せず)内のプログラムを実行することで実現できる。
モータ制御部120は、ECU2からの駆動指令に応答し、インバータ10を駆動制御することで、モータ6を制御する。この際、上述のように、モータ制御部120は、電流値取得部124からの相電流情報に基づいて、相電流情報の相電流が相電流目標値に一致するように、インバータ10のスイッチング素子SW1〜スイッチング素子SW6のそれぞれのゲート電極にゲート信号を印加する。なお、モータ6の制御方法の詳細は任意である。
オペアンプ121は、非反転入力端子と反転入力端子と、一つの出力端子とを備え、演算増幅器とも呼ばれる。オペアンプ121は、非反転入力端子がシャント抵抗11の高電位側に電気的に接続され、反転入力端子がシャント抵抗11の低電位側に電気的に接続され、出力端子がA/Dコンバータ122に電気的に接続されている。オペアンプ121は、相電流を検出するための電流センサの一要素を形成する。
オペアンプ121は、シャント抵抗11の両端に生じる電圧差を増幅してA/Dコンバータ122に出力する。具体的には、オペアンプ121は、4つの抵抗R1からR4と協動して差動入力回路を構成する。この場合、例えば、R1=R3、R2=R4とし、シャント抵抗11の高電位側の電位をV2とし、シャント抵抗11の低電位側の電位をV1とすると、オペアンプ121の出力電圧V0は、V0=R2/R1(V2−V1)となる。
A/Dコンバータ122は、オペアンプ121からの出力(アナログ信号)をデジタル信号に変換し、電流値取得部124に出力する。A/Dコンバータ122は、PWM信号の立ち上がり(オンデューティの立ち上がり)エッジから所定時間ΔT2経過後に、オペアンプ121からの出力のサンプリングを行う。すなわち、A/D変換のタイミングは、PWM信号の立ち上がりエッジから所定時間ΔT2後である。所定時間ΔT2は、例えば固定であり、PWM信号のオンデューティの期間の取りうる最小値よりも有意に短い。
電流値取得部124は、A/Dコンバータ122からの出力信号に基づいて、相電流を算出し、相電流情報を生成する。
オフセット補正部130は、オペアンプ121の入力オフセット電圧に起因したオペアンプ121の出力電圧のオフセットを、補償するためのオフセット補正を実行する。なお、オフセット補正部130の機能は、例えば既存のマイコン12が備えるAMP入力オフセット補正機能を利用して実現できる。
入力オフセット電圧とは、差動入力回路を構成するオペアンプが持つ誤差電圧を指し、理想的なオペアンプでは入力オフセット電圧は0V(すなわち“オフセットなし”)である。しかしながら、一般的に、実際のオペアンプ(規格値を満たすオペアンプ)は、僅かな入力オフセット電圧を有する場合が多く、また、入力オフセット電圧の値は、経年劣化や温度変化等によって変化しうる。なお、通常、相電流を検出するためのオペアンプ(例えばオペアンプ121)では、ある程度の入力オフセット電圧は、所定値以下の相電流情報を利用しないことやA/D変換のタイミングを適切に設定すること等により相電流情報の精度に影響しないようにすることができ、実質的に問題とならない。
しかしながら、近年では、制御可能領域(デューティの可変幅)をできるだけ広範に設定したいという要望が強くなりつつある。
ここで、入力オフセット電圧についての規格値は、通常、絶対値で表記されるが、入力オフセット電圧は、プラス側(+極性)とマイナス側(−極性)とがある。入力オフセット電圧がマイナス側(0未満の値)となるオペアンプの場合、オペアンプの出力電圧の立ち上がりが遅れる事象(以下、「立ち上がり遅れ事象」と称する)が発生することで、検出精度が悪くなる場合がある。立ち上がり遅れ事象について、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、オペアンプ121の入力オフセット電圧がプラス側である場合の各種波形を示す図であり、図4は、オペアンプ121の入力オフセット電圧がマイナス側である場合の各種時系列波形を示す図である。図3及び図4では、それぞれ上側から、PWM信号の時系列波形、オペアンプ121の入力電圧(図3及び図4では、「AMP入力電圧」と表記)の時系列波形、及びオペアンプ121の出力電圧(図3及び図4では、「AMP出力電圧」と表記)の時系列波形が示される。
PWM信号の時系列波形は、PWM信号のオン/オフ状態を表し、ΔT10は、オンデューティの期間を表し、ΔT11は、オフデューティの期間を表す。なお、図3では、オンデューティの期間ΔT10の方がオフデューティの期間ΔT11よりも長いが、立ち上がり遅れ事象は、オンデューティの期間ΔT10が比較的長い場合でも生じる。
オペアンプ121の入力電圧の時系列波形には、0Vのラインが併せて示される。図3では、PWM信号のオフデューティ期間でのオペアンプ121の入力電圧は、0Vよりもわずかに大きいが、図4では、PWM信号のオフデューティ期間でのオペアンプ121の入力電圧は、0Vよりもわずかに小さい。なお、このような0Vからの“ズレ”は、上述した入力オフセット電圧に起因して生じる。
オペアンプ121の出力電圧は、図3及び図4に示すように、PWM信号の立ち上がり(例えば時点t0参照)に応じたオペアンプ121の入力電圧の立ち上がり応じて立ち上がり(例えば時点t1、時点t1’参照)、PWM信号の立ち下がりに応じたオペアンプ121の入力電圧の立ち下がりに応じて立ち下がるが、立ち上がりの際には、遅れ時間ΔT1が生じる。この遅れ時間ΔT1は、入力オフセット電圧がプラス側である場合、図3に示すように、顕著でないものの、入力オフセット電圧がマイナス側である場合、図4に示すように、顕著となる。これは、オペアンプは、入力電圧が負のときは非アクティブ状態であり、入力電圧が正になってから起動するためである。すなわち、入力オフセット電圧がマイナス側である場合、入力電圧が正になるまでの僅かな時間分だけ、起動が遅れ、その分だけ、遅れ時間ΔT1が長くなる傾向となる。
このような遅れ時間ΔT1が長くなると、オペアンプ121の出力電圧が十分立ち上がる前に、A/Dコンバータ122によるA/D変換のタイミング(時点t2、矢印R1参照)が到来し、A/Dコンバータ122の出力値が、所期の値(図3及び図4では、「Vn」と表記)よりも有意に低くなる。この結果、電流値取得部124で算出される相電流の値が、所期の値(すなわち、Vnから求められるべき値)よりも低くなる。
このようにしてオペアンプ121の入力オフセット電圧がマイナス側である場合、オペアンプ121の出力電圧の立ち上がりが遅れることで、相電流の検出精度が悪くなる場合がある。これは、オペアンプ121の入力オフセット電圧がプラス側である場合には生じない課題である(図3参照)。
なお、このような相電流の検出精度の悪化を抑制する対策として、A/Dコンバータ122によるA/D変換のタイミングを遅らせる方法がある。しかしながら、かかる方法では、オンデューティの期間ΔT10中にA/Dコンバータ122によるA/D変換のタイミングを設定する必要性に起因して、オンデューティの期間ΔT10の可変範囲の下限値を大きくする必要性が生じる。これは、デューティの可変幅(すなわち制御可能領域)を狭めることを意味する。
また、オペアンプ121の入力オフセット電圧は、オペアンプ121の入力オフセット補正電圧により補償できるが、入力オフセット補正電圧の設定値によっては、相電流が流れていない状態(以下、「無通電状態」ともいう)においてオペアンプ121の入力電圧が0未満(すなわちマイナス側)である場合があり、この場合も、上述した問題(オペアンプ121の出力電圧の立ち上がりが遅れることで、相電流の検出精度が悪くなること)が生じる。
この点を鑑み、本実施形態では、オフセット補正部130は、以下で説明するように、無通電状態においてオペアンプ121の入力電圧が0未満(すなわちマイナス側)である場合に、オフセット補正を実行することで、制御可能領域を必要以上に狭めることなく、相電流の検出精度の悪化を抑制することを可能とする。
具体的には、無通電状態においてオペアンプ121の入力電圧の正負が、無通電状態におけるオペアンプ121の出力電圧の正負に基づいて判定できることを利用して、オフセット補正部130は、無通電状態におけるオペアンプ121の出力電圧がマイナス側である場合に、無通電状態におけるオペアンプ121の出力電圧がプラス側になるように、オフセット補正レジスタの設定値(調整パラメータの例)を補正する。オフセット補正レジスタの設定値は、オペアンプ121の入力オフセット補正電圧を設定する機能(オペアンプ121の入力オフセット補正電圧を変化させる機能)を有する。すなわち、入力オフセット補正電圧は、オペアンプ121の入力オフセット電圧を変更するための入力(オペアンプ121への入力)であり、オフセット補正レジスタの設定値は、入力オフセット補正電圧を決める値である。
図5は、オフセット補正レジスタの設定値の補正方法の説明図である。図5では、横軸にオフセット補正レジスタの設定値を取り、縦軸にA/Dコンバータ122の出力値(図5では「AD検出値」と表記)を取り、オフセット補正レジスタの設定値を、プラス側の最大値(図5では「+側MAX」と表記)から“1”ずつデクリメントしたときの、A/Dコンバータ122の出力値の変化態様が示される。
ここで、図5に示す特性は、無通電状態における特性である。無通電状態におけるA/Dコンバータ122の出力値は、無通電状態におけるオペアンプ121の出力電圧を表す。従って、無通電状態におけるオペアンプ121の出力電圧に正負を跨ぐ変化が生じると、無通電状態におけるA/Dコンバータ122の出力値に正負を跨ぐ変化が生じる関係がある。
図5のオペアンプ121の場合、プラス側の最大値から“4”引いた値(図5では「+側MAX−4」と表記)にオフセット補正レジスタの設定値を補正すると、A/Dコンバータ122の出力値が、理想的な値である0Vに対して、0Vに最も近いプラス側(すなわち、A/Dコンバータ122の出力値が僅かに0を超えること)となる。また、プラス側の最大値から“5”引いた値(図5では「+側MAX−5」と表記)にオフセット補正レジスタの設定値を補正すると、オペアンプ121の出力電圧が、0Vに最も近いマイナス側(すなわち、A/Dコンバータ122の出力値が僅かに0を下回ること)となる。従って、このオペアンプ121の場合、オフセット補正部130は、オフセット補正レジスタの設定値を、プラス側の最大値から“4”引いた値(図5では「+側MAX−4」と表記)に補正する。
なお、図5に示す特性は、ある個体のオペアンプ121に関するものであり、他の個体のオペアンプ121の場合は、異なる特性となりうる。従って、オフセット補正部130は、オペアンプ121の個体ごとに、無通電状態におけるA/Dコンバータ122の出力値が0Vに最も近いプラス側となるようなオフセット補正レジスタの値を探索する。以下、A/Dコンバータ122の出力値が0Vに最も近いプラス側となるようなオフセット補正レジスタの値(第1の値の例)を、単に「オフセット補正レジスタの補正目標値」と称する。
このようなオフセット補正レジスタの補正目標値の探索は、無通電状態において実行される。オフセット補正レジスタの補正目標値の探索方法は、任意であるが、好ましくは、A/Dコンバータ122の出力値が0Vを跨ぐようにオフセット補正レジスタの値を変更させることを含む。この場合、A/Dコンバータ122の出力値が0Vを跨いでプラス側となったとき、そのときのオフセット補正レジスタの値、又は、A/Dコンバータ122の出力値が0Vを跨いでマイナス側となったとき、その直前のオフセット補正レジスタの値が、「オフセット補正レジスタの補正目標値」となる。
図6は、オフセット補正レジスタの補正目標値の探索方法の一例の説明図である。図6では、横軸に時間を取り、縦軸にA/Dコンバータ122の出力値(図6では「AD検出値」と表記)を取り、オフセット補正レジスタの値を変更しながら、オフセット補正レジスタの補正目標値が探索される態様が模式的に示される。
図6のオペアンプ121の場合、時点t59では、オフセット補正レジスタの設定値がプラス側の値であり、A/Dコンバータ122の出力値は、0Vよりも有意に大きい。このため、オフセット補正部130は、時点t60で、一旦、オフセット補正レジスタの設定値を、最小値(図6では「−側MIN」と表記)に変更する。この場合、A/Dコンバータ122の出力値は、0Vよりも有意に小さくなっている。そして、オフセット補正部130は、時点t60よりも後の時点t61で、オフセット補正レジスタの設定値を、最小値から“1”だけインクリメントした値(図6では「−側MIN+1」と表記)に変更する。この場合、A/Dコンバータ122の出力値は、0Vよりも有意に小さいままである。従って、オフセット補正部130は、時点t62から時点t64に示すように、A/Dコンバータ122の出力値が0Vよりも大きくなるまで(すなわちA/Dコンバータ122の出力値が0Vを正側に跨ぐまで)、オフセット補正レジスタの設定値を、“1”ずつインクリメントしていく。図6のオペアンプ121の場合、時点t64でA/Dコンバータ122の出力値が0Vを正側に跨ぐ。従って、この場合、最小値から“4”だけインクリメントした値(図6では「−側MIN+4」と表記)がオフセット補正レジスタの補正目標値となる。
なお、図6では、オフセット補正レジスタの設定値を、“1”ずつインクリメントしているが、“2”ずつインクリメントしてもよい。また、図6では、オフセット補正レジスタの設定値を、一旦、最小値(図6では「−側MIN」と表記)に変更しているが、最小値以外の値(A/Dコンバータ122の出力値が0Vよりも小さくなるような値)に変更してもよい。
また、図6では、オフセット補正レジスタの設定値を、一旦、最小値(図6では「−側MIN」と表記)に変更してから、オフセット補正レジスタの設定値を、“1”ずつインクリメントしているが、オフセット補正レジスタの設定値を、そのまま(すなわち補正前の値)から“1”ずつデクリメントしてもよい。この場合、上述のように、A/Dコンバータ122の出力値が0Vを跨いでマイナス側となったとき、その直前のオフセット補正レジスタの値が、「オフセット補正レジスタの補正目標値」となる。
このようにして、本実施形態によれば、オフセット補正部130は、無通電状態におけるオペアンプ121の出力電圧がマイナス側である場合に、オフセット補正レジスタの補正目標値を探索し、オフセット補正レジスタの補正目標値に、オフセット補正レジスタの設定値を補正する。オフセット補正レジスタの補正目標値に、オフセット補正レジスタの設定値を補正すると、無通電状態におけるオペアンプ121の出力電圧が0Vに最も近いプラス側となる。すなわち、マイナス側であった、無通電状態におけるオペアンプ121の出力電圧が、プラス側の小さい値に補正される。これは、無通電状態におけるオペアンプ121の入力電圧が、マイナスの値からプラス側の小さい値に補正されることを意味する。この結果、制御可能領域を必要以上に狭めることなく、立ち上がり遅れ事象に起因した相電流の検出精度の悪化を、抑制できる。
次に、図7を参照して、オフセット補正部130の動作例について説明する。
図7は、オフセット補正部130の動作例を示す概略フローチャートである。
まず、図7の処理は、イグニッションスイッチがオンされるのを待機する待機状態(ステップS700の“NO”)となる。イグニッションスイッチがオンされると(ステップS700の“YES”)、電動オイルポンプ1のモータ6の駆動を禁止するための駆動禁止状態が形成される(ステップS702)。駆動禁止状態では、モータ制御部120は、モータ6の駆動を行わない。これにより、無通電状態が形成される。無通電状態が形成されると、A/Dコンバータ122の出力値が0Vよりも小さいか否かが判定され(ステップS704)、A/Dコンバータ122の出力値が0Vよりも小さい場合は(ステップS704の“YES”)、オフセット補正レジスタの設定値が現在値kから“1”だけインクリメントされる(ステップS706)。そして、オフセット補正レジスタの設定値が変更された結果として、A/Dコンバータ122の出力値が0V以上となったか否かが判定され(ステップS708)、A/Dコンバータ122の出力値が0V以上となった場合は(ステップS708の“YES”)、オフセット補正レジスタの設定値の現在値kが、「オフセット補正レジスタの補正目標値」となり、オフセット補正レジスタの設定値が、現在値kに更新される(ステップS710)。現在値kに更新されると、駆動禁止状態が解除された状態(すなわち駆動可能状態)が形成され(ステップS718)、図7の処理は終了となる。
また、オフセット補正レジスタの設定値が変更された結果として、A/Dコンバータ122の出力値が0V以上とならない場合(ステップS708の“NO”)、終了条件が成立するか否かが判定される(ステップS712)。終了条件は、例えば電動オイルポンプ1のモータ6に係る駆動指令(例えばECU2から)が発生した場合や、オフセット補正レジスタの設定値の現在値kが最大値(図5の“+側MAX”参照)である等に満たされる。終了条件が成立すると(ステップS712の“YES”)、駆動禁止状態が解除された状態(すなわち駆動可能状態)が形成され(ステップS718)、図7の処理は終了となる。この場合、電動オイルポンプ1のモータ6に係る駆動指令が終了した段階で、ステップS702からの処理が再び開始されてもよい。なお、オフセット補正レジスタの設定値の現在値kが最大値となって終了条件が満たされた場合は、電流センサの異常を示す情報等が生成されてもよい。他方、終了条件が成立していない場合(ステップS712の“NO”)、ステップS706から繰り返される。すなわち、オフセット補正レジスタの設定値が現在値kから“1”だけインクリメントされ(ステップS706)、オフセット補正レジスタの設定値が変更された結果として、A/Dコンバータ122の出力値が0V以上となった場合は(ステップS708の“YES”)、オフセット補正レジスタの設定値の現在値kが、「オフセット補正レジスタの補正目標値」となり、オフセット補正レジスタの設定値が、現在値kに更新される(ステップS710)。
また、A/Dコンバータ122の出力値が0V以上である場合は(ステップS704の“NO”)、A/Dコンバータ122の出力値が所定閾値Th1未満であるか否かが判定される(ステップS714)。所定閾値Th1は、無通電状態におけるオペアンプ121の出力電圧がプラス側であっても当該出力電圧が過大である状態を検出するための閾値であり、正の適合値である。A/Dコンバータ122の出力値が所定閾値Th1未満であれば(ステップS714の“YES”)、オフセット補正レジスタの設定値の更新(補正)の必要性がないと判断して、駆動禁止状態が解除された状態(すなわち駆動可能状態)が形成され(ステップS718)、図7の処理は終了となる。他方、A/Dコンバータ122の出力値が所定閾値Th1以上の場合は、オフセット補正レジスタの設定値の補正が必要であると判断し、ステップS716に進む。この場合、オフセット補正レジスタの設定値が、現在値kから最小値(図6の“−側MIN”参照)に変更され(ステップS716)、ステップS708の処理から開始される。
図7に示す処理によれば、イグニッションスイッチがオンされるごとに、無通電状態が形成におけるA/Dコンバータ122の出力値が0Vよりも小さいか否かが判定されるので、経時的な変化や温度等の環境変化等に起因してオペアンプ121の入力オフセット電圧が変化した場合でも、当該変化に対応できる。ただし、変形例では、図7に示す処理は、車両出荷の際に1度だけ実行されてもよいし、あるいは、他の条件(例えば走行距離や期間に係る条件)に基づいて実行タイミングが決定されてもよい。
また、図7に示す処理によれば、無通電状態が形成におけるA/Dコンバータ122の出力値が0Vよりも小さい場合だけでなく、無通電状態が形成におけるA/Dコンバータ122の出力値が所定閾値Th1以上である場合も、オフセット補正レジスタの設定値が、「オフセット補正レジスタの補正目標値」へと補正されるので、経時的な変化や温度等の環境変化等に起因してオペアンプ121の入力オフセット電圧が変化した場合でも、オペアンプ121の入力電圧の適正化を図ることができる。ただし、変形例では、ステップS714及びステップS716は省略されてもよい。
以上、各実施形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施形態の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
<付記>
なお、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
[付記1]
検出対象の電流が流れる抵抗の両端に電気的に接続されるアンプ(例えばオペアンプ121)と、
前記アンプの出力側に電気的に接続され、前記アンプの出力をA/D変換して出力するA/D変換器(例えばA/Dコンバータ122)と、
前記検出対象の電流が流れていない無通電状態において前記アンプの入力が0未満である場合に、前記アンプの入力オフセット補正電圧を補正するオフセット補正処理を実行するオフセット補正部(例えばオフセット補正部130)と、
を備えるモータ電流値検出装置(例えばマイクロコンピュータ12)。
付記1によれば、無通電状態においてアンプの出力が0未満である場合に、アンプの入力オフセット補正電圧を補正するオフセット補正処理が実行されるので、無通電状態においてアンプの入力が0未満である場合の不都合(すなわち、相電流の立ち上がりに対してアンプの出力電圧の立ち上がりが遅れることで、相電流の検出精度が悪くなること)を低減できる。
[付記2]
前記オフセット補正部は、前記無通電状態において前記A/D変換器の出力が0未満であるか否かを判定し、前記A/D変換器の出力が0未満であると判定した場合に、前記入力オフセット補正電圧を調整するための調整パラメータの値を変更することで前記オフセット補正処理を実行する、付記1に記載のモータ電流値検出装置。
付記2によれば、無通電状態におけるA/D変換器の出力に基づいて、無通電状態においてアンプの入力(及びそれに伴い無通電状態においてアンプの出力)が0未満であるか否かを判定できる。また、入力オフセット補正電圧を調整するための調整パラメータの値を利用して、無通電状態においてアンプの入力が0未満である場合の不都合を低減できる。
[付記3]
前記オフセット補正部は、前記無通電状態において前記A/D変換器の出力が僅かに0を超えるような第1の値に、前記調整パラメータの値を変更する、付記2に記載のモータ電流値検出装置。
付記3によれば、無通電状態においてアンプの出力が0未満である状態から、無通電状態においてアンプの出力が僅かに0を超える状態に補正できる。
[付記4]
前記オフセット補正部は、前記A/D変換器の出力が0を跨いで変化するように前記調整パラメータの値を変更することで、前記第1の値を探索する、付記3に記載のモータ電流値検出装置。
付記4によれば、A/D変換器の出力が0を跨いで変化するように調整パラメータの値を変更することで、第1の値を効率的に探索できる。
[付記5]
前記オフセット補正部は、前記A/D変換器の出力が0を跨いで正となったときの、前記調整パラメータの値を、前記第1の値とする、付記4に記載のモータ電流値検出装置。
付記5によれば、無通電状態においてA/D変換器の出力が0を超えるような調整パラメータの値のうち、最も0に近い値に、調整パラメータの値を設定できる。
[付記6]
前記検出対象の電流は、電動オイルポンプ用モータを駆動するためのインバータに係る電流である、付記1から付記5のうちのいずれか1項に記載のモータ電流値検出装置。
付記6によれば、電動オイルポンプ用モータを、A/D変換器の出力に基づいて、比較的広い制御可能領域で制御できる。
1 電動オイルポンプ
3 オイルパン
4 温度センサ
5 オイルポンプ
6 モータ
7 回転角検出部
8 駆動装置
9 電源部
10 インバータ
11 シャント抵抗
12 マイクロコンピュータ
120 モータ制御部
121 オペアンプ
122 A/Dコンバータ
124 電流値取得部
130 オフセット補正部

Claims (6)

  1. 検出対象の電流が流れる抵抗の両端に電気的に接続されるアンプと、
    前記アンプの出力側に電気的に接続され、前記アンプの出力をA/D変換して出力するA/D変換器と、
    前記検出対象の電流が流れていない無通電状態において前記アンプの入力が0未満である場合に、前記アンプの入力オフセット補正電圧を補正するオフセット補正処理を実行するオフセット補正部と、
    を備えるモータ電流値検出装置。
  2. 前記オフセット補正部は、前記無通電状態において前記A/D変換器の出力が0未満であるか否かを判定し、前記A/D変換器の出力が0未満であると判定した場合に、前記入力オフセット補正電圧を調整するための調整パラメータの値を変更することで前記オフセット補正処理を実行する、請求項1に記載のモータ電流値検出装置。
  3. 前記オフセット補正部は、前記無通電状態において前記A/D変換器の出力が僅かに0を超えるような第1の値に、前記調整パラメータの値を変更する、請求項2に記載のモータ電流値検出装置。
  4. 前記オフセット補正部は、前記A/D変換器の出力が0を跨いで変化するように前記調整パラメータの値を変更することで、前記第1の値を探索する、請求項3に記載のモータ電流値検出装置。
  5. 前記オフセット補正部は、前記A/D変換器の出力が0を跨いで正となったときの、前記調整パラメータの値を、前記第1の値とする、請求項3に記載のモータ電流値検出装置。
  6. 前記検出対象の電流は、電動オイルポンプ用モータを駆動するためのインバータに係る電流である、請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のモータ電流値検出装置。
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