JP2020202474A - 通信システム、及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信品質を維持しつつ通信を途切れにくくする。【解決手段】通信システム10では、第1通信回路14でデータ通信を実施し、かつ第4通信回路24でデータ通信を実施する場合に、第2通信回路15と第5通信回路25とは、所定の接続処理を完了して互いに通信可能な状態にある。第6通信回路26は、検出部31の検出結果に応じて切替信号を第3通信回路16に送信する。第2切替部27は、検出部31の検出結果に応じて、第4通信回路24によるデータ通信を第5通信回路25によるデータ通信に切り替える。第1切替部17は、第3通信回路16が切替信号を受信すると、第1通信回路14によるデータ通信を第2通信回路15によるデータ通信に切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に通信システム、及び通信装置に関し、より詳細には、複数の通信装置を備える通信システム、及び通信装置に関する。
従来、無線LANアクセスポイントと通信端末(第1通信装置)との間の無線通信を制御する無線LAN通信制御装置(第2通信装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の無線LAN通信制御装置は、通信状況検出部(検出部)と、切替制御部(第2切替部)と、を備える。
通信状況検出部は、複数の無線LAN通信方式の通信チャネル毎に無線LANアクセスポイントの通信状況を検出する。切替制御部は、通信状況検出部で検出された通信状況に応じて無線LANアクセスポイントと通信端末との間での無線LAN通信方式及び通信チャネルを切り替える。
特開2011−188122号公報
特許文献1に記載の無線LAN通信制御装置では、例えば、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信方式で通信チャネルを切り替える場合に、所定の接続処理を行ってから無線通信を開始するため、一時的に通信が途切れてしまうという問題があった。
本発明の目的は、通信品質を維持しつつ通信を途切れにくくすることができる通信システム、及び通信装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る通信システムは、第1通信装置と、前記第1通信装置との間で通信を行う第2通信装置と、を備える。前記第1通信装置は、第1通信回路と、第2通信回路と、第3通信回路と、第1切替部と、を有する。前記第1切替部は、前記第1通信回路及び前記第2通信回路のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える。前記第2通信装置は、第4通信回路と、第5通信回路と、第6通信回路と、第2切替部と、検出部と、を有する。前記第4通信回路は、第1通信方式で前記第1通信回路と通信する。前記第5通信回路は、前記第1通信方式とは異なる第2通信方式で前記第2通信回路と通信する。前記第6通信回路は、少なくとも前記第1通信方式とは異なる第3通信方式で前記第3通信回路と通信する。前記第2切替部は、前記第4通信回路及び前記第5通信回路のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える。前記検出部は、前記第1通信回路と前記第4通信回路との間の通信、及び前記2通信回路と前記第5通信回路との間の通信の通信品質を示す値から、通信品質の低下を検出する。前記第1通信回路でデータ通信を実施し、かつ前記第4通信回路でデータ通信を実施する場合に、前記第2通信回路と前記第5通信回路とは、所定の接続処理を完了して互いに通信可能な状態にある。前記第6通信回路は、前記検出部の検出結果に応じて切替信号を前記第3通信回路に送信する。前記第2切替部は、前記検出部の検出結果に応じて、前記第4通信回路によるデータ通信を前記第5通信回路によるデータ通信に切り替える。前記第1切替部は、前記第3通信回路が前記切替信号を受信すると、前記第1通信回路によるデータ通信を前記第2通信回路によるデータ通信に切り替える。
本発明の一態様に係る通信装置は、相手方通信装置との間で通信を行うように構成された通信装置である。前記通信装置は、第1通信回路と、第2通信回路と、切替部と、検出部と、を有する。前記第2通信回路は、前記第1通信回路とは通信方式が異なる。前記切替部は、前記第1通信回路及び前記第2通信回路のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える。前記検出部は、前記第1通信回路及び前記第2通信回路の通信品質を示す値から、通信品質の低下を検出する。前記通信装置では、前記第1通信回路でデータ通信を行う場合、前記検出部が前記第1通信回路の前記通信品質の低下を検出しないときには、前記第2通信回路は所定の接続処理を完了した状態を維持する。前記通信装置では、前記第1通信回路でデータ通信を行う場合、前記検出部が前記第1通信回路の前記通信品質の低下を検出したときには、前記第2通信回路が切替信号を前記相手方通信装置に送信すると共に、前記切替部が前記第1通信回路によるデータ通信を前記第2通信回路によるデータ通信に切り替える。
本発明によれば、通信品質を維持しつつ通信を途切れにくくすることができる、という効果がある。
図1は、実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 図2A及び図2Bは、同上の通信システムにおいて送受信されるフレームのフォーマットを示す図である。 図3は、同上の通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図4は、同上の通信システムにおいて電波環境を悪くする試験方法を説明するための模式図である。 図5は、同上の通信システムの通信品質を示す値を測定する方法を説明するための模式図である。 図6は、実施形態の変形例1に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 図7は、実施形態の変形例2に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 図8は、実施形態の変形例3に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
以下、実施形態に係る通信システムについて、図面を参照して説明する。
以下の実施形態等において参照する図4及び図5は、いずれも模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態)
(1)通信システムの全体構成
まず、実施形態に係る通信システム10の全体構成について、図1を参照して説明する。
実施形態に係る通信システム10は、図1に示すように、第1通信装置1と、第1通信装置1との間で通信を行う第2通信装置2と、を備える。第1通信装置1は、例えば、パーソナルコンピュータからなるステーション(STA)である。第2通信装置2は、例えば、パーソナルコンピュータからなる無線アクセスポイント(AP)である。本実施形態では、第1通信装置1と第2通信装置2とにより無線LAN(Local Area Network)を構成する。
第1通信装置1は、図1に示すように、第1通信モジュール101と、第2通信モジュール102と、第3通信モジュール103と、第1制御部104と、を有する。第1通信モジュール101は、第1アンテナ11と、第1アンテナ11に電気的に接続される第1通信回路14と、を含む。第2通信モジュール102は、第2アンテナ12と、第2アンテナ12に電気的に接続される第2通信回路15と、を含む。第3通信モジュール103は、第3アンテナ13と、第3アンテナ13に電気的に接続される第3通信回路16と、を含む。第1制御部104は、第1切替部17と、第1情報入出力部18と、を含む。第1切替部17は、第1通信回路14及び第2通信回路15のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える。本明細書等において「データ」とは、例えば、文書、映像、音声等のようなデータをいい、データフレームを用いて送信される。後述のマネージメントフレーム及びコントロールフレームは、本明細書等における「データ」に含まれない。つまり、以下の説明において、データ通信を実施する通信回路にて送信されるデータが、本明細書等における「データ」である。
第2通信装置2は、図1に示すように、第4通信モジュール201と、第5通信モジュール202と、第6通信モジュール203と、第2制御部204と、を有する。第4通信モジュール201は、第4アンテナ21と、第4アンテナ21に電気的に接続される第4通信回路24と、を含む。第5通信モジュール202は、第5アンテナ22と、第5アンテナ22に電気的に接続される第5通信回路25と、を含む。第6通信モジュール203は、第6アンテナ23と、第6アンテナ23に電気的に接続される第6通信回路26と、を含む。第2制御部204は、第2切替部27と、第2情報入出力部28と、検出部31と、を含む。第2切替部27は、第4通信回路24及び第5通信回路25のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える。検出部31は、第1通信回路14と第4通信回路24との間の通信、及び第2通信回路15と第5通信回路25との間の通信の通信品質を示す値から、通信品質の低下を検出する。なお、単に第1通信回路14の通信品質といった場合は、第1通信回路14と第2通信装置2との間の通信品質を示すか、第4通信回路24との間の通信の通信品質を示す。通信品質を示す値は、例えば、第4通信回路24及び第5通信回路25が受信する受信信号(無線信号)の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、及び単位時間あたりのデータの伝送量(通信量)を示すデータレート(データ転送レート)の両方を含む。つまり、検出部31は、第4通信回路24及び第5通信回路25で得られるRSSI及びデータレートをもとに通信品質の低下を検出する。本実施形態では、RSSIが第1品質値で、データレートが第2品質値である。
通信システム10では、第1通信モジュール101と第4通信モジュール201とが対応している。そして、第4通信モジュール201の第4通信回路24は、第1通信方式で第1通信モジュール101の第1通信回路14と通信する。また、通信システム10では、第2通信モジュール102と第5通信モジュール202とが対応している。そして、第5通信モジュール202の第5通信回路25は、第1通信方式とは異なる第2通信方式で第2通信モジュール102の第2通信回路15と通信する。また、通信システム10では、第3通信モジュール103と第6通信モジュール203とが対応している。そして、第6通信モジュール203の第6通信回路26は、少なくとも第1通信方式とは異なる第3通信方式で第3通信モジュール103の第3通信回路16と通信する。
(2)通信システムの各構成要素
次に、実施形態に係る通信システム10の各構成要素について、図1を参照して説明する。
(2.1)第1通信装置
第1通信装置1は、図1に示すように、第1通信モジュール101と、第2通信モジュール102と、第3通信モジュール103と、第1制御部104と、を有する。
(2.1.1)第1通信モジュール
第1通信モジュール101は、図1に示すように、第1アンテナ11と、第1通信回路14と、を含む。第1通信回路14は、第1アンテナ11に電気的に接続されている。
第1通信回路14は、第1アンテナ11を介して、第4通信モジュール201の第4通信回路24と無線通信を行うように構成されている。第1通信回路14と第4通信回路24との通信方式である第1通信方式は、例えば、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n又はIEEE802.11acに準拠したWi−Fi(登録商標)である。本実施形態では、第1通信回路14と第4通信回路24とは、IEEE802.11n又はIEEE802.11acに準拠し、5GHz帯の周波数を利用して無線通信を行う。第1通信回路14と第4通信回路24との通信チャネルである第1通信チャネルは、例えば、52chである。
(2.1.2)第2通信モジュール
第2通信モジュール102は、図1に示すように、第2アンテナ12と、第2通信回路15と、を含む。第2通信回路15は、第2アンテナ12に電気的に接続されている。
第2通信回路15は、第2アンテナ12を介して、第5通信モジュール202の第5通信回路25と無線通信を行うように構成されている。第2通信回路15と第5通信回路25との通信方式である第2通信方式は、例えば、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n又はIEEE802.11acに準拠したWi−Fiである。本実施形態では、第2通信回路15と第5通信回路25とは、IEEE802.11b又はIEEE802.11gに準拠し、2.4GHz帯の周波数を利用して無線通信を行う。第2通信回路15と第5通信回路25との通信チャネルである第2通信チャネルは、例えば、1chである。
(2.1.3)第3通信モジュール
第3通信モジュール103は、図1に示すように、第3アンテナ13と、第3通信回路16と、を含む。第3通信回路16は、第3アンテナ13に電気的に接続されている。
第3通信回路16は、第3アンテナ13を介して、第6通信モジュール203の第6通信回路26と無線通信を行うように構成されている。第3通信回路16と第6通信回路26との通信方式である第3通信方式は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)である。したがって、本実施形態では、第3通信方式は、第1通信方式及び第2通信方式と異なる。第3通信回路16と第6通信回路26とは、2.4GHz帯の周波数を利用して無線通信を行う。
このように、本実施形態では、第3通信方式は、第1通信方式及び第2通信方式の両方と異なっている。なお、第3通信方式は、少なくとも第1通信方式と異なっていればよく、第2通信方式と同じであってもよい。
(2.1.4)第1制御部
第1制御部104は、図1に示すように、第1切替部17と、第1情報入出力部18と、を含む。第1制御部104は、第1通信回路14、第2通信回路15、及び第3通信回路16をそれぞれ制御する。
第1制御部104は、例えば、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。そして、コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサが実行することにより、第1制御部104(第1切替部17及び第1情報入出力部18を含む)の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
(2.1.4.1)第1切替部
第1切替部17は、第1通信回路14用のIPアドレス及び第2通信回路15用のIPアドレスを変更することにより、データ通信を実施する通信回路を、第1通信回路14と第2通信回路15との間で切り替える。例えば、192.168.0.2のIPアドレスが第1通信装置1に割り当てられている場合を想定する。また、第1通信回路14用のIPアドレスが192.168.0.2に設定され、第2通信回路15用のIPアドレスが0.0.0.0に設定されており、第1通信回路14がデータ通信を行っている場合を想定する。以下では、データ通信を実施する通信回路のうち、第1通信装置1側の通信回路を「第1回路5」ともいう。
この場合において、例えば、第1通信回路14と第4通信回路24との間の通信の通信品質が低下した場合に、第1切替部17は、後述の切替信号に従って、第1通信回路14から第2通信回路15に第1回路5を切り替える。つまり、第1切替部17は、第1通信回路14によるデータ通信を第2通信回路15によるデータ通信に切り替える。このとき、第1切替部17は、第1通信回路14用のIPアドレスを、192.168.0.2から0.0.0.0に変更し、第2通信回路15用のIPアドレスを、0.0.0.0から192.168.0.2に変更する。つまり、第1切替部17は、第1通信回路14用のIPアドレスと第2通信回路15用のIPアドレスとを入れ替える。これにより、第1回路5が第1通信回路14から第2通信回路15に切り替えられる。またこのとき、第1切替部17は、第1通信方式の通信品質が低下していることから、第1通信方式の通信チャネルを、例えば、52chから36chに変更する。
(2.1.4.2)第1情報入出力部
第1情報入出力部18は、第1回路5(ここでは第1通信回路14)に対して第1情報を出力する。また、第1情報入出力部18は、バックアップ用の通信回路(ここでは第2通信回路15)に対して第2情報を出力する。第1情報は、例えば、マネージメントフレーム、コントロールフレーム、データフレーム等を含む。第2情報は、例えば、マネージメントフレーム、コントロールフレーム等を含む。つまり、第2情報には、データフレームが含まれない。
(2.2)第2通信装置
第2通信装置2は、図1に示すように、第4通信モジュール201と、第5通信モジュール202と、第6通信モジュール203と、第2制御部204と、を有する。
(2.2.1)第4通信モジュール
第4通信モジュール201は、図1に示すように、第4アンテナ21と、第4通信回路24と、を含む。第4通信回路24は、第4アンテナ21に電気的に接続されている。
第4通信回路24は、第4アンテナ21を介して、第1通信回路14と無線通信を行うように構成されている。第4通信回路24は、第1通信回路14との間で、第1通信方式で通信を行う。
(2.2.2)第5通信モジュール
第5通信モジュール202は、図1に示すように、第5アンテナ22と、第5通信回路25と、を含む。第5通信回路25は、第5アンテナ22に電気的に接続されている。
第5通信回路25は、第5アンテナ22を介して、第2通信回路15と無線通信を行うように構成されている。第5通信回路25は、第2通信回路15との間で、第2通信方式で通信する。
(2.2.3)第6通信モジュール
第6通信モジュール203は、図1に示すように、第6アンテナ23と、第6通信回路26と、を含む。第6通信回路26は、第6アンテナ23に電気的に接続されている。
第6通信回路26は、第6アンテナ23を介して、第3通信回路16と無線通信を行うように構成されている。第6通信回路26は、第3通信回路16との間で、第3通信方式で通信する。
(2.2.4)第2制御部
第2制御部204は、図1に示すように、第2切替部27と、第2情報入出力部28と、検出部31と、を含む。第2制御部204は、第4通信回路24、第5通信回路25、第6通信回路26をそれぞれ制御する。
第2制御部204は、例えば、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。そして、コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサが実行することにより、第2制御部204(第2切替部27、第2情報入出力部28及び検出部31を含む)の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
(2.2.4.1)第2切替部
第2切替部27は、第4通信回路24用のIPアドレス及び第5通信回路25用のIPアドレスを変更することにより、データ通信を実施する通信回路を、第4通信回路24と第5通信回路25との間で切り替える。例えば、192.168.0.1のIPアドレスが第2通信装置2に割り当てられている場合を想定する。また、第4通信回路24用のIPアドレスが192.168.0.1に設定され、第5通信回路25用のIPアドレスが0.0.0.0に設定されており、第4通信回路24が通信を行っている場合を想定する。以下では、データ通信を実施する通信回路のうち、第2通信装置2側の通信回路を「第2回路6」ともいう。
この場合において、例えば、第1通信回路14と第4通信回路24との間の通信の通信品質が低下した場合に、第2切替部27は、第4通信回路24から第5通信回路25に第2回路6を切り替える。つまり、第2切替部27は、第4通信回路24によるデータ通信を第5通信回路25によるデータ通信に切り替える。このとき、第2切替部27は、第4通信回路24用のIPアドレスを、192.168.0.1から0.0.0.0に変更し、第5通信回路25用のIPアドレスを、0.0.0.0から192.168.0.1に変更する。つまり、第2切替部27は、第4通信回路24用のIPアドレスと第5通信回路25用のIPアドレスとを入れ替える。これにより、第2回路6が第4通信回路24から第5通信回路25に切り替えられる。またこのとき、第2切替部27は、第1通信方式の通信品質が低下していることから、第1通信方式の通信チャネルを、例えば、52chから36chに変更する。
また、第2切替部27は、第1回路5を切り替えるための切替信号を作成し、作成した切替信号を第6通信回路26から第3通信回路16に送信させる。第1通信装置1において、第3通信回路16が切替信号を受信すると、第1切替部17は、この切替信号に従って、第1通信回路14から第2通信回路15に第1回路5を切り替える。この場合において、第1切替部17が第1回路5を切り替えるタイミングと、第2切替部27が第2回路6を切り替えるタイミングと、を同期させることが好ましい。これにより、第1回路5と第2回路6とを同じタイミングで切り替えることができ、2つのタイミングが同期していない場合に比べて通信を途切れにくくすることができる。
(2.2.4.2)第2情報入出力部
第2情報入出力部28は、第2回路6(ここでは第4通信回路24)に対して第1情報を出力する。また、第2情報入出力部28は、バックアップ用の通信回路(ここでは第5通信回路25)に対して第2情報を出力する。
(2.2.4.3)検出部
検出部31は、第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質を示す値から、通信品質の低下を検出する。上記通信品質を示す値は、例えば、第2回路6が受信する受信信号、言い換えると第1回路5が送信する送信信号のRSSI及びデータレートである。つまり、上記通信品質を示す値は、第4通信回路24及び第5通信回路25で得られるRSSI及びデータレートである。
検出部31は、上記通信品質を示す値をもとに、第1通信回路14と第4通信回路24との間の通信の通信品質、及び第2通信回路15と第5通信回路25との間の通信の通信品質を判定する。具体的には、検出部31は、第4通信回路24及び第5通信回路25の一方が受信した受信信号のRSSIとデータレートとの組み合わせに基づいて、上記通信品質を判定する。
Figure 2020202474
表1は、IEEE802.11gの場合におけるRSSIとデータレートとの組み合わせを示す図である。表1における「×」では、電波干渉が発生し、通信の通信品質が低下する可能性がある。したがって、検出部31は、RSSIとデータレートとの組み合わせが「×」の場合には、第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質が低下しており、第1回路5及び第2回路6の切り替えが必要であると判定する。表1に示す例では、検出部31は、RSSIが−40、−30又は−20で、かつデータレートが1Mbps又は6Mbpsの場合に、第1回路5及び第2回路6の切り替えが必要であると判定する。ここで、本実施形態では、第2通信回路15と第5通信回路25との間の無線通信がIEEE802.11gに準拠しているため、検出部31は、第2通信回路15と第5通信回路25との通信時に、表1に示す組み合わせに基づいて上記通信品質を判定する。
Figure 2020202474
表2は、IEEE802.11n又はIEEE802.11acの場合におけるRSSIとデータレートとの組み合わせを示す図である。表2に示す例では、検出部31は、RSSIが−40、−30又は−20で、かつデータレートがMCS0、MCS1又はMCS2の場合に、第1回路5及び第2回路6の切り替えが必要であると判定する。ここで、本実施形態では、第1通信回路14と第4通信回路24との間の無線通信がIEEE802.11n又はIEEE802.11acに準拠しているため、検出部31は、第1通信回路14と第4通信回路24との通信時に、表2に示す組み合わせに基づいて上記通信品質を判定する。
そして、第1回路5及び第2回路6の切り替えが必要であると検出部31が判定した場合に、第2切替部27が第2回路6を切り替える。
ところで、検出部31は、第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質を示す値が所定の閾値以上となるように、第1回路5及び第2回路6、つまりデータ通信を実施する通信回路を選択することが好ましい。これにより、第1回路5と第2回路6との間の通信を更に途切れにくくすることができる。
(2.3)フレーム
次に、実施形態に係る通信システム10において送受信されるフレームのフォーマットについて、図2A及び図2Bを参照して説明する。
図2Aは、第1回路5と第2回路6との間で送受信されるフレーム(以下、「第1フレーム」ともいう)のフォーマットを示している。また、図2Bは、待機状態にある通信回路間で送受信されるフレーム(以下、「第2フレーム」ともいう)のフォーマットを示している。本明細書等において「待機状態にある通信回路」とは、現時点でデータ通信を行っている通信回路間の通信品質が低下した場合に当該通信回路に代わって通信を行うために、待機している状態の通信回路をいう。例えば、第1通信回路14と第4通信回路24とがデータ通信を行っている場合には、第2通信回路15と第5通信回路25とが待機状態にある通信回路となる。そして、本実施形態では、第1通信回路14でデータ通信を実施し、かつ第4通信回路24でデータ通信を実施する場合に、第2通信回路15と第5通信回路25とが互いに通信可能な状態にある。そのため、例えば、第1通信回路14から第2通信回路15に第1回路5を切り替え、第4通信回路24から第5通信回路25に第2回路6を切り替える際に、通信が途切れにくいという利点がある。
本明細書等において「通信可能な状態」とは、例えばWi−Fiであれば、無線通信を開始するまでに必要となる所定の接続処理が完了した状態をいう。具体的には、アソシエーション手続き、認証手続き及びIPアドレスの割り当てを必要とする場合において、アソシエーション手続き及び認証手続きが完了した状態である。
次に、第1フレーム及び第2フレームの各々の構成について、図2A及び図2Bを参照して説明する。
第1フレームは、図2Aに示すように、PLCPプリアンブルと、PLCPヘッダと、PSDUと、を含む。また、第1フレームでは、PSDUは、IEEE802.11ヘッダと、第1データと、FCS(Frame Check Sequence)と、を含む。PLCPプリアンブルは、IEEE802.11フレームの先頭に付加される同期信号のビット列である。PLCPヘッダは、変調方式(伝送速度)、データ長等の情報を含むヘッダである。IEEE802.11ヘッダは、第1データについての情報を含むヘッダである。第1データは、上述の第1情報に対応するデータである。FCSは、フレームに付加される誤り符号である。
第2フレームは、図2Bに示すように、PLCPプリアンブルと、PLCPヘッダと、PSDUと、を含む。また、第2フレームでは、PSDUは、IEEE802.11ヘッダと、第2データと、FCSと、を含む。なお、PLCPプリアンブル、PLCPヘッダ、IEEE802.11ヘッダ及びFCSについては第1フレームと同様であり、ここでは説明を省略する。第2データは、上述の第2情報に対応するデータである。なお、第2データの通信量は、第1データの通信量の10%程度であれば、マネージメントフレーム、コントロールフレーム以外の情報を含んでいてもよい。つまり、第2データの通信量が第1データの通信量の10%程度であれば、第2データは第1データと同様の情報を含んでいてもよい。ここで、第2データがマネージメントフレームの場合には、第1データの通信レイヤと第2データの通信レイヤとが異なるため、第1フレームと第2フレームとを比較することにより、第1データと第2データとを識別することができる。
例えば、第1通信回路14でデータ通信を実施し、かつ第4通信回路24でデータ通信を実施する場合には、待機状態にある第2通信回路15と第5通信回路25との間の通信量は、データ通信を実施している第1通信回路14と第4通信回路24との間の通信量よりも小さくなる。
(3)通信システムの動作
次に、実施形態に係る通信システム10の動作について、図3を参照して説明する。ここでは、第1通信回路14が第1回路5で、第4通信回路24が第2回路6であり、第1回路5を第2通信回路15に、第2回路6を第5通信回路25にそれぞれ切り替える場合を例示する。
第2通信装置2において、検出部31は、第1通信回路14と第4通信回路24との間でデータの送受信を行い、RSSI及びデータレートを検出する(ステップST1)。そして、検出部31は、RSSIとデータレートとの組み合わせから、第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質を判定する(ステップST2)。ここで、第1通信回路14と第4通信回路24とは、IEEE802.11n又はIEEE802.11acに準拠した無線通信を行うため、上述の表2に従って上記通信品質を判定する。具体的には、検出部31は、RSSIが−40、−30又は−20で、かつデータレートがMCS0、MCS1又はMCS2であるか否かによって上記通信品質を判定する。検出部31は、RSSIが−40、−30又は−20で、かつデータレートがMCS0、MCS1又はMCS2の場合(ステップST2:Yes)には、上記通信品質が低下していると判定する。一方、検出部31は、RSSIが−40、−30又は−20で、かつデータレートがMCS0、MCS1又はMCS2でない場合(ステップST2:No)には、上記通信品質が低下していないと判定する。
第2切替部27は、検出部31が上記通信品質の低下を検出した場合、第1回路5を切り替えるための切替信号を作成し、作成した切替信号を第6通信回路26から第3通信回路16に送信させる(ステップST3)。また、第2切替部27は、第4通信回路24から第5通信回路25に第2回路6を切り替える(ステップST4)。このとき、第2切替部27は、第4通信回路24用のIPアドレスと第5通信回路25用のIPアドレスとを入れ替えることにより、第2回路6を切り替える。
第1通信装置1において、第3通信回路16が切替信号を受信すると、第1切替部17は、この切替信号に従って、第1通信回路14から第2通信回路15に第1回路5を切り替える(ステップST4)。このとき、第1切替部17は、第1通信回路14用のIPアドレスと第2通信回路15用のIPアドレスとを入れ替えることにより、第1回路5を切り替える。
ここで、第1切替部17は、第1通信回路14の通信チャネルである第1通信チャネルの通信品質が低下していることから、第1通信チャネルを、例えば、52chから36chに変更する。以降、第2通信回路15が第1回路5、第5通信回路25が第2回路6となり、第2通信回路15と第5通信回路25との間で無線通信が行われる。一方、第1通信回路14と第4通信回路24とは、第2通信回路15と第5通信回路25との間の通信の通信品質が低下するまで、バックアップ用の通信回路として通信可能な状態で待機する。
なお、通信品質の低下を検出する頻度は数秒(例えば3秒)毎に行う。データ通信を行っている場合には、データ通信のRSSIと通信レートから通信品質の低下を検出し、データ通信を行っていない場合には、通信品質の値を測定するためにデータ通信を行う。本実施形態では、通信品質の低下を1回でも検出した場合に切り替えを行うが、これに限らず、2回又は3回といったように条件を設定してもよい。
(4)各種方法
(4.1)電波環境を悪化させる試験方法
まず、電波環境を悪化させる試験方法について、図4を参照して説明する。ここでは、第1通信装置1及び第2通信装置2間において、第1通信モジュール101と第4通信モジュール201との通信チャネルが36chで、第2通信モジュール102と第5通信モジュール202との通信チャネルが100chの場合を例示する。また、第1通信モジュール101と第4通信モジュール201とが36chで無線通信を行っている場合を例示する。つまり、ここでは、第2通信モジュール102と第5通信モジュール202とがバックアップ用の通信回路として待機状態にある。
第1通信モジュール101と第4通信モジュール201とが36chで無線通信を行っている状況で、例えば、妨害波発生装置3から36chの妨害波を連続的に発生させる。第2通信装置2において、第2制御部204の検出部31は、妨害波発生装置3からの妨害波によって、第4通信モジュール201で得られるデータレートが低下することから、電波干渉が発生していると判定する。そして、第2制御部204の第2切替部27は、無線通信を行う通信モジュールを、第4通信モジュール201から第5通信モジュール202に切り替える。また、第1通信装置1において、第1制御部104の第1切替部17は、無線通信を行う通信モジュールを、第1通信モジュール101から第2通信モジュール102に切り替える。以降、第2通信モジュール102と第5通信モジュール202とが100chで無線通信を行うため、36chの妨害波によって無線通信が妨げられない。
(4.2)RSSI及びデータレートの測定方法
次に、無線信号のRSSI及びデータレートを測定する方法について、図5を参照して説明する。ここでは、第1通信モジュール101と第4通信モジュール201とが無線通信を行う場合を例示する。
まず、第1通信装置1の第1通信モジュール101及び第2通信モジュール102と、第2通信装置2の第4通信モジュール201及び第5通信モジュール202とが対向し、かつ第1通信装置1と第2通信装置2との距離が5mとなるように、第1通信装置1と第2通信装置2とを配置する。次に、第2通信装置2に対して、第2通信装置2との距離が50cmとなるように取得装置4を配置する。取得装置4は、第1通信装置1から第2通信装置2に送信される無線信号を取得し、取得した無線信号からRSSI及びデータレートを検出する装置であり、例えば、無線パケットキャプチャである。なお、この取得装置4では、フレームの内容についても測定することができ、フレームのデータ量から通信量を測定することもできる。データ量が多いほどデータ通信量が多く、データ量が少ないほどデータ通信量が少ない。
取得装置4は、第1通信装置1の第1通信モジュール101から第2通信装置2の第4通信モジュール201に送信される無線信号を取得し、取得した無線信号からRSSI及びデータレートを検出する。
ここで、例えば、第1通信回路14と第4通信回路24との間でデータ通信が行われている場合に、第2通信回路15と第5通信回路25との間でマネージメントフレーム、コントロールフレーム等の送受信が行われていれば、第2通信回路15と第5通信回路25とが通信可能な状態にある。
(5)効果
実施形態に係る通信システム10では、例えば、第1通信回路14と第4通信回路24とがデータ通信を行っている状況で、第2通信回路15と第5通信回路25とが通信可能な状態にある。そのため、第1回路5を第1通信回路14から第2通信回路15に切り替え、かつ第2回路6を第4通信回路24から第5通信回路25に切り替えるだけでデータ通信を開始することができ、これにより通信品質を維持しつつ通信を途切れにくくすることができる。
また、実施形態に係る通信システム10では、第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質が所定の閾値以上となるように第1回路5及び第2回路6を選択している。これにより、第1回路5と第2回路6との間の通信を更に途切れにくくすることができる。
また、実施形態に係る通信システム10では、第3通信方式が、第1通信方式及び第2通信方式と異なっており、これにより電波干渉を抑制することができる。
また、実施形態に係る通信システム10では、第2通信回路15と第5通信回路25との間の通信量である第2通信量が、第1回路5(第1通信回路14)と第2回路6(第4通信回路24)との間の通信量である第1通信量よりも小さい。これにより、第1通信量と第2通信量とが同程度の場合に比べて、省エネを図ることができる。
(6)変形例
(6.1)変形例1
上述の実施形態では、第2通信装置2のみが検出部31を有しているが、例えば、図6に示すように、第1通信装置1Aが第1検出部32を有し、第2通信装置2が検出部31としての第2検出部33を有していてもよい。以下、変形例1に係る通信システム10Aについて、図6を参照して説明する。以下では、上述の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
変形例1に係る通信システム10Aは、図6に示すように、第1通信装置1Aと、第2通信装置2と、を備える。
第1通信装置1Aは、第1通信モジュール101と、第2通信モジュール102と、第3通信モジュール103と、第1制御部104Aと、有する。第1制御部104Aは、第1切替部17と、第1情報入出力部18と、第1検出部32と、を含む。
第2通信装置2は、第4通信モジュール201と、第5通信モジュール202と、第6通信モジュール203と、第2制御部204と、を有する。第2制御部204は、第2切替部27と、第2情報入出力部28と、第2検出部33(検出部31)と、を含む。
第1検出部32は、第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質を示す値から、通信品質の低下(通信が混雑しているか否か)を検出する。具体的には、第1検出部32は、第1回路5で得られるRSSI及びデータレートをもとに、第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質の低下を検出する。具体的には、第1検出部32は、例えば、RSSIが第1閾値以上(−40dB以上)で、かつデータレートが第2閾値以下(MCS2以下、あるいは6Mbps以下)の場合に、通信品質の低下を検出する。
第1切替部17は、第1検出部32が上記通信品質の低下を検出した場合に、第1回路5を切り替える。具体的には、第1切替部17は、第1通信回路14用のIPアドレスと第2通信回路15用のIPアドレスとを入れ替えることにより、第1回路5を切り替える。また、第1切替部17は、第2回路6を切り替えるための第1切替信号を作成し、作成した第1切替信号を第3通信回路16から第6通信回路26に送信させる。第1切替信号は、第2検出部33(検出部31)の検出結果に応じて第6通信回路26から第3通信回路16に送信される切替信号としての第2切替信号とは異なる信号である。
第2通信装置2では、第6通信回路26が第1切替信号を受信すると、第2切替部27は、第1切替信号に従って第2回路6を切り替える。具体的には、第2切替部27は、第4通信回路24用のIPアドレスと第5通信回路25用のIPアドレスとを入れ替えることにより、第2回路6を切り替える。
なお、第2通信装置2の第2検出部33が上記通信品質の低下を検出する場合については上述の実施形態と同様であり、ここでは説明を省略する。
変形例1に係る通信システム10Aでは、第1通信装置1A及び第2通信装置2の各々において第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質を検出するように構成されている。これにより、第2通信装置2側の通信状況だけでなく、第1通信装置1A側の通信状況にも対応できるので、第1回路5と第2回路6との間の通信を更に途切れにくくすることができる。
(6.2)変形例2
上述の実施形態では、第1通信装置1が第3通信回路16を有し、第2通信装置2が第6通信回路26を有しており、第3通信回路16と第6通信回路26との間で切替信号の送受信を行っている。これに対して、図7に示すように、第2通信回路15と第5通信回路25との間で切替信号の送受信を行ってもよい。言い換えると、第2通信回路15と第3通信回路16とが兼用され、第5通信回路25と第6通信回路26とが兼用されていてもよい。以下、変形例2に係る通信システム10Bについて、図7を参照して説明する。以下では、上述の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
変形例2に係る通信システム10Bは、図7に示すように、第1通信装置1Bと、第2通信装置2Bと、を備える。
第1通信装置1Bは、第1通信モジュール101と、第2通信モジュール102と、第1制御部104と、を有する。第1制御部104は、第1切替部17と、第1情報入出力部と、を含む。つまり、変形例2では、第3通信モジュール103が省略されている。
第2通信装置2Bは、第4通信モジュール201と、第5通信モジュール202と、第2制御部204と、を有する。第2制御部204は、第2切替部27と、第2情報入出力部28と、検出部31と、を含む。つまり、変形例2では、第6通信モジュール203が省略されている。
ここで、第1通信回路14が第1回路5で、かつ第4通信回路24が第2回路6である場合を想定する。この場合、第2通信回路15及び第5通信回路25は、第1回路5及び第2回路6に切り替えられるバックアップ用の通信回路であると共に、第1回路5を切り替えるための切替信号を送受信するための通信回路でもある。つまり、第2通信回路15は第3通信回路16を兼用し、第5通信回路25は第6通信回路26を兼用する。したがって、第2通信回路15と第5通信回路25との間で送受信される第2フレームの第2データには、第2通信回路15と第5通信回路25との間を通信可能な状態に接続しておくためのマネージメントフレーム(ビーコン)と、第1回路5を切り替えるための切替信号と、が含まれる。
次に、変形例2に係る通信システム10Bの動作について説明する。
第2通信装置2Bでは、検出部31は、第2回路6である第4通信回路24で得られるRSSI及びデータレートをもとに、第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質が低下しているか否かを判定する。
第2切替部27は、上記通信品質が低下していると検出部31が判定した場合に、第1回路5を切り替えるための切替信号を作成し、作成した切替信号を第5通信回路25から第2通信回路15に送信させる。また、第2切替部27は、第2回路6を切り替える。
第1通信装置1Bでは、第2通信回路15が切替信号を受信すると、第1切替部17は、切替信号に従って第1回路5を切り替える。
第1回路5及び第2回路6が切り替えられた状態では、第1通信回路14及び第4通信回路24がバックアップ用の通信回路として待機する。そのため、この場合には、第1通信回路14と第3通信回路16とが兼用され、第4通信回路24と第6通信回路26とが兼用されることになる。
変形例2に係る通信システム10Bでは、第2通信回路15が第3通信回路16を兼用し、第5通信回路25が第6通信回路26を兼用している。そのため、第2通信回路15と第3通信回路16とが別々に設けられ、かつ第5通信回路25と第6通信回路26とが別々に設けられる場合に比べて、第1通信装置1B及び第2通信装置2Bの小型化を図ることができる。
(6.3)変形例3
上述の実施形態では、第1通信装置1が1つのバックアップ用の第2通信回路15を有し、第2通信装置2が1つのバックアップ用の第5通信回路25を有している。これに対して、図8に示すように、第1通信装置1Cが複数の第2通信回路15を有し、第2通信装置2Cが複数の第5通信回路25を有していてもよい。以下、変形例3に係る通信システム10Cについて、図8を参照して説明する。以下では、上述の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
変形例3に係る通信システム10Cは、図8に示すように、第1通信装置1Cと、第2通信装置2Cと、を備える。
第1通信装置1Cは、1つの第1通信モジュール101と、複数(図8では2つ)の第2通信モジュール102と、1つの第3通信モジュール103と、第1制御部104と、を有する。第1制御部104は、第1切替部17と、第1情報入出力部18と、を含む。
第2通信装置2Cは、1つの第4通信モジュール201と、複数(図8では2つ)の第5通信モジュール202と、1つの第6通信モジュール203と、第2制御部204と、を有する。第2制御部204は、第2切替部27と、第2情報入出力部28と、検出部31と、を含む。
複数の第2通信モジュール102と複数の第5通信モジュール202とは一対一に対応している。複数の第2通信モジュール102の各々は、複数の第5通信モジュール202のうち対応する第5通信モジュール202と通信する。
検出部31は、複数の第5通信回路25の各々から、複数の第5通信回路25の各々の通信品質を示す値を取得する。上記通信品質を示す値は、例えば、複数の第5通信回路25の各々が受信する受信信号(無線信号)のRSSI及びデータレートである。
ここで、検出部31がRSSI及びデータレートを取得する手順について説明する。第1通信装置1Cにおいて、第1切替部17は、複数の第2通信回路15を1つずつ順番に切り替えていき、切り替えられた第2通信回路15を介して第2フレームを送信する。第2フレームには、第2データとしてのコントロールフレームが含まれている。一方、第2通信装置2Cでは、第2切替部27は、複数の第5通信回路25のうち、第1切替部17によって切り替えられた第2通信回路15と対応する第5通信回路25に切り替え、切り替えられた第5通信回路25を介して対応する第2通信回路15からの第2フレームを受信する。検出部31は、第5通信回路25で得られた第2フレーム(受信信号)のRSSI及びデータレートを取得する。検出部31は、第2切替部27が第5通信回路25を切り替えるたびに、第2フレームのRSSI及びデータレートを取得する。
検出部31は、各第5通信回路25で得られたRSSI及びデータレートに基づいて、各第5通信回路25の通信品質を比較する。そして、検出部31は、第2回路6として、複数の第5通信回路25のうち通信品質が最もよい第5通信回路25を選択する。第2切替部27は、複数の第5通信回路25のうち検出部31によって選択された第5通信回路25に第2回路6を切り替える。
変形例3に係る通信システム10Cでは、上述のように、第1通信装置1Cが複数のバックアップ用の第2通信回路15を有し、第2通信装置2Cが複数のバックアップ用の第5通信回路25を有している。このように、切替先の選択肢が増えることにより、第2通信回路15及び第5通信回路25の各々が1つの場合に比べて、通信を更に途切れにくくすることができる。
また、変形例3に係る通信システム10Cでは、第2切替部27は、複数の第5通信回路25のうち通信品質が最もよい第5通信回路25に第2回路6を切り替えるように構成されている。これにより、第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質を高めることができる。
ここで、第1通信装置1Cは3つ以上の第2通信回路15を有し、第2通信装置2Cは3つ以上の第5通信回路25を有していてもよい。この場合、3つ以上の第2通信回路15と3つ以上の第5通信回路25とが一対一に対応しており、3つ以上の第2通信回路15の各々は、3つ以上の第5通信回路25のうち対応する第5通信回路25と通信することが好ましい。
(6.4)その他の変形例
上述の実施形態では、第1切替部17は、第1通信回路14用のIPアドレスと第2通信回路15用のIPアドレスとを入れ替えることにより、第1通信回路14と第2通信回路15との間で第1回路5を切り替えている。また、第2切替部27は、第4通信回路24用のIPアドレスと第5通信回路25用のIPアドレスとを入れ替えることにより、第4通信回路24と第5通信回路25との間で第2回路6を切り替えている。これに対して、第1切替部17及び第2切替部27は、以下の方法によって第1回路5及び第2回路6を切り替えてもよい。
まず、第1通信装置1及び第2通信装置2の各々について仮想ネットワークインターフェースを作成し、この仮想ネットワークインターフェースに対してIPアドレスを割り当てる。第1通信装置1の仮想ネットワークインターフェースに対するIPアドレスは、例えば、192.168.0.2である。また、第2通信装置2の仮想ネットワークインターフェースに対するIPアドレスは、例えば、192.168.0.1である。
例えば、第1通信回路14を第1回路5とし、かつ第4通信回路24を第2回路6とする場合には、第1通信回路14を「active」とし、かつ第4通信回路24を「active」とする。これにより、第1通信回路14が第1回路5となり、第4通信回路24が第2回路6となる。
第1切替部17は、第2通信装置2からの切替信号に従って、第1通信回路14から第2通信回路15に第1回路5を切り替える。具体的には、第1切替部17は、「active」な通信回路を、第1通信回路14から第2通信回路15に変更する。これにより、第1回路5が、第1通信回路14から第2通信回路15に切り替えられる。
第2切替部27は、検出部31が第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質の低下を検出した場合に、第4通信回路24から第5通信回路25に第2回路6を切り替える。具体的には、第2切替部27は、「active」な通信回路を、第4通信回路24から第5通信回路25に変更する。これにより、第2回路6が、第4通信回路24から第5通信回路25に切り替えられる。
以上の手順によって、第1回路5が第1通信回路14から第2通信回路15に切り替えられ、第2回路6が第4通信回路24から第5通信回路25に切り替えられる。
上述の実施形態では、第1通信装置1が1つの第1通信回路14を有し、第2通信装置2が1つの第4通信回路24を有しているが、例えば、第1通信装置1は複数の第1通信回路14を有し、第2通信装置2は複数の第4通信回路24を有していてもよい。この場合において、複数の第1通信回路14と複数の第4通信回路24とは一対一に対応していることが好ましい。そして、複数の第1通信回路14の各々は、複数の第4通信回路24のうち対応する第4通信回路24と通信可能であることが好ましい。この構成によれば、より多くのデータを送受信することが可能になる。
上述の実施形態では、検出部31は、第2回路6で得られるRSSIとデータレートとの組み合わせから、第1回路5と第2回路6との間の通信の通信品質を判定している。これに対して、検出部31は、例えばpingコマンドによって上記通信品質を判定してもよい。具体的には、検出部31は、pingコマンドによって第1通信装置1に第1メッセージを送信し、第1メッセージに対する第2メッセージの戻り時間と閾値とを比較する。検出部31は、第2メッセージの戻り時間が閾値よりも長い場合に、上記通信品質が低下していると判定する。
上述の実施形態では、第1通信回路14と第4通信回路24との間の通信に5GHzの周波数を利用し、第2通信回路15と第5通信回路25との間の通信に2.4GHzの周波数を利用しているが、これらの周波数は一例である。したがって、第1通信回路14と第4通信回路24との通信、及び第2通信回路15と第5通信回路25との通信が互いに干渉しないようになっていれば他の周波数を利用してもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る通信システム(10;10A;10B;10C)は、第1通信装置(1;1A;1B;1C)と、第2通信装置(2;2B;2C)と、を備える。第2通信装置(2;2B;2C)は、第1通信装置(1;1A;1B;1C)との間で通信を行う。第1通信装置(1;1A;1B;1C)は、第1通信回路(14)と、第2通信回路(15)と、第3通信回路(16)と、第1切替部(17)と、を有する。第1切替部(17)は、第1通信回路(14)及び第2通信回路(15)のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える。第2通信装置(2;2B;2C)は、第4通信回路(24)と、第5通信回路(25)と、第6通信回路(26)と、第2切替部(27)と、検出部(31)と、を有する。第4通信回路(24)は、第1通信方式で第1通信回路(14)と通信する。第5通信回路(25)は、第1通信方式とは異なる第2通信方式で第2通信回路(15)と通信する。第6通信回路(26)は、少なくとも第1通信方式とは異なる第3通信方式で第3通信回路(16)と通信する。第2切替部(27)は、第4通信回路(24)及び第5通信回路(25)のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える。検出部(31)は、第1通信回路(14)と第4通信回路(24)との間の通信、及び第2通信回路(15)と第5通信回路(25)との間の通信の通信品質を示す値から、通信品質の低下を検出する。第1通信回路(14)でデータ通信を実施し、かつ第4通信回路(24)でデータ通信を実施する場合に、第2通信回路(15)と第5通信回路(25)とは、所定の接続処理を完了して互いに通信可能な状態にある。第6通信回路(26)は、検出部(31)の検出結果に応じて切替信号を第3通信回路(16)に送信する。第2切替部(27)は、検出部(31)の検出結果に応じて、第4通信回路(24)によるデータ通信を第5通信回路(25)によるデータ通信に切り替える。第1切替部(17)は、第3通信回路(16)が切替信号を受信すると、第1通信回路(14)によるデータ通信を第2通信回路(15)によるデータ通信に切り替える。
この態様によれば、データ通信を実施する通信回路を、第2通信回路(15)及び第5通信回路(25)に切り替える際には、第2通信回路(15)と第5通信回路(25)とが通信可能な状態にある。そのため、データ通信を実施する通信回路を、第2通信回路(15)及び第5通信回路(25)に切り替えるだけで通信を開始することができ、これにより通信品質を維持しつつ通信を途切れにくくすることができる。
第2の態様に係る通信システム(10C)では、第1の態様において、第1通信装置(1C)は、複数の第2通信回路(15)を有する。第2通信装置(2C)は、複数の第5通信回路(25)を有する。複数の第2通信回路(15)と複数の第5通信回路(25)とが一対一に対応している。複数の第2通信回路(15)の各々は、複数の第5通信回路(25)のうち対応する第5通信回路(25)と通信する。
この態様によれば、切替用(バックアップ用)の通信回路を複数組確保できるので、通信を更に途切れにくくすることができる。
第3の態様に係る通信システム(10C)では、第2の態様において、第2切替部(27)は、複数の第5通信回路(25)のうち、通信品質を示す値が最もよい第5通信回路(25)によるデータ通信に切り替える。
この態様によれば、第1通信装置(1)と第2通信装置(2)との間の通信の通信品質を高めることができる。
第4の態様に係る通信システム(10;10A;10B;10C)では、第1〜3の態様のいずれか1つにおいて、第1通信回路(14)と第4通信回路(15)との間の通信、及び第2通信回路(15)と第5通信回路(25)との間の通信の通信品質を示す値が所定の閾値以上となるように、データ通信を実施する通信回路を選択する。
この態様によれば、通信品質を維持しつつ通信を途切れにくくすることができる。
第5の態様に係る通信システム(10A)では、第1〜4の態様のいずれか1つにおいて、第1通信装置(1A)は、検出部(31)としての第2検出部(33)とは異なり上記通信品質の低下を検出する第1検出部(32)を更に有する。第3通信回路(16)は、第1検出部(32)の検出結果に応じて切替信号としての第2切替信号とは異なる第1切替信号を第6通信回路(26)に送信する。第1切替部(17)は、第1検出部(32)の検出結果に応じて、第1通信回路(14)によるデータ通信を第2通信回路(15)によるデータ通信に切り替える。第2切替部(27)は、第6通信回路(26)が第1切替信号を受信すると、第4通信回路(24)によるデータ通信を第5通信回路(25)によるデータ通信に切り替える。
この態様によれば、第1通信装置(1)側の通信状況についても対応することができ、これにより通信を更に途切れにくくすることができる。
第6の態様に係る通信システム(10B)では、第1〜5の態様のいずれか1つにおいて、第2通信回路(15)と第3通信回路(16)とが兼用され、かつ第5通信回路(25)と第6通信回路(26)とが兼用される。
この態様によれば、第1通信装置(1)及び第2通信装置(2)の小型化を図ることができる。
第7の態様に係る通信装置(1A)は、相手方通信装置(2)との間で通信を行うように構成された通信装置(1A)である。通信装置(1A)は、第1通信回路(14)と、第2通信回路(15)と、切替部(17)と、検出部(32)と、を有する。第2通信回路(15)は、第1通信回路(14)とは通信方式が異なる。切替部(17)は、第1通信回路(14)及び第2通信回路(15)のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える。検出部(32)は、第1通信回路(14)及び第2通信回路(15)の通信品質を示す値から、通信品質の低下を検出する。通信装置(1A)では、第1通信回路(14)でデータ通信を行う場合、検出部(32)が第1通信回路(14)の通信品質の低下を検出しないときには、第2通信回路(15)は所定の接続処理を完了した状態を維持する。通信装置(1A)では、検出部(32)が第1通信回路(14)の通信品質の低下を検出したときには、第2通信回路(15)が切替信号を相手方通信装置(2)に送信すると共に、切替部(17)が第1通信回路(14)によるデータ通信を第2通信回路(15)によるデータ通信に切り替える。
この態様によれば、データ通信を実施する通信回路を第2通信回路(15)に切り替える際には、第2通信回路(15)が通信可能な状態にある。そのため、データ通信を実施する通信回路を第2通信回路(15)に切り替えるだけで通信を開始することができ、これにより通信品質を維持しつつ通信を途切れにくくすることができる。
第8の態様に係る通信装置(1A)では、第7の態様において、通信品質を示す値は、少なくともRSSI及びデータレートを含む。検出部(32)は、RSSIが第1閾値以上で、かつデータレートが第2閾値以下であるときに、通信品質の低下を検出する。
この態様によれば、検出部(32)は、少なくともRSSI及びデータレートに基づいて通信品質の低下を検出することができる。
第9の態様に係る通信装置(1C)は、第7又は8の態様において、複数の第2通信回路(15)を有する。切替部(17)は、複数の第2通信回路(15)のうち、通信品質を示す値が最もよい第2通信回路(15)でデータ通信を実施するように切り替える。
この態様によれば、切替用(バックアップ用)の通信回路を複数組確保できるので、通信を更に途切れにくくすることができる。また、通信装置(1C)と相手方通信装置(2)との間の通信の通信品質を高めることができる。
第10の態様に係る通信装置(1;1A;1C)は、第7〜9の態様のいずれか1つにおいて、第1通信回路(14)及び第2通信回路(15)とは通信方式が異なる第3通信回路(16)を更に有する。第3通信回路(16)は、第2通信回路(15)の代わりに切替信号を相手方通信装置(2)へ送信する。
この態様によれば、第3通信回路(16)によって切替信号を相手方通信装置(2)に送信することができる。
1,1A,1B,1C 第1通信装置
2,2B,2C 第2通信装置
10,10A,10B,10C 通信システム
14 第1通信回路
15 第2通信回路
16 第3通信回路
17 第1切替部
24 第4通信回路
25 第5通信回路
26 第6通信回路
27 第2切替部
31 検出部
32 第1検出部
33 第2検出部(検出部)

Claims (10)

  1. 第1通信装置と、
    前記第1通信装置との間で通信を行う第2通信装置と、を備え、
    前記第1通信装置は、
    第1通信回路と、
    第2通信回路と、
    第3通信回路と、
    前記第1通信回路及び前記第2通信回路のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える第1切替部と、を有し、
    前記第2通信装置は、
    第1通信方式で前記第1通信回路と通信する第4通信回路と、
    前記第1通信方式とは異なる第2通信方式で前記第2通信回路と通信する第5通信回路と、
    少なくとも前記第1通信方式とは異なる第3通信方式で前記第3通信回路と通信する第6通信回路と、
    前記第4通信回路及び前記第5通信回路のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える第2切替部と、
    前記第1通信回路と前記第4通信回路との間の通信、及び前記第2通信回路と前記第5通信回路との間の通信の通信品質を示す値から、通信品質の低下を検出する検出部と、を有し、
    前記第1通信回路でデータ通信を実施し、かつ前記第4通信回路でデータ通信を実施する場合に、前記第2通信回路と前記第5通信回路とは、所定の接続処理を完了して互いに通信可能な状態にあり、
    前記第6通信回路は、前記検出部の検出結果に応じて切替信号を前記第3通信回路に送信し、
    前記第2切替部は、前記検出部の検出結果に応じて、前記第4通信回路によるデータ通信を前記第5通信回路によるデータ通信に切り替え、
    前記第1切替部は、前記第3通信回路が前記切替信号を受信すると、前記第1通信回路によるデータ通信を前記第2通信回路によるデータ通信に切り替える、
    通信システム。
  2. 前記第1通信装置は、複数の前記第2通信回路を有し、
    前記第2通信装置は、複数の前記第5通信回路を有し、
    前記複数の第2通信回路と前記複数の第5通信回路とが一対一に対応し、
    前記複数の第2通信回路の各々は、前記複数の第5通信回路のうち対応する第5通信回路と通信する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2切替部は、前記複数の第5通信回路のうち、前記通信品質を示す値が最もよい第5通信回路によるデータ通信に切り替える、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第1通信回路と前記第4通信回路との間の通信の前記通信品質を示す値、及び前記第2通信回路と前記第5通信回路との間の通信の前記通信品質を示す値が所定の閾値以上となるように、データ通信を実施する通信回路を選択する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記第1通信装置は、前記検出部としての第2検出部とは異なり前記通信品質の低下を検出する第1検出部を更に有し、
    前記第3通信回路は、前記第1検出部の検出結果に応じて前記切替信号としての第2切替信号とは異なる第1切替信号を前記第6通信回路に送信し、
    前記第1切替部は、前記第1検出部の検出結果に応じて、前記第1通信回路によるデータ通信を前記第2通信回路によるデータ通信に切り替え、
    前記第2切替部は、前記第6通信回路が前記第1切替信号を受信すると、前記第4通信回路によるデータ通信を前記第5通信回路によるデータ通信に切り替える、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記第2通信回路と前記第3通信回路とが兼用され、かつ前記第5通信回路と前記第6通信回路とが兼用される、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 相手方通信装置との間で通信を行うように構成された通信装置であって、
    第1通信回路と、
    前記第1通信回路とは通信方式が異なる第2通信回路と、
    前記第1通信回路及び前記第2通信回路のいずれか一方でデータ通信を実施するように切り替える切替部と、
    前記第1通信回路及び前記第2通信回路の通信品質を示す値から、通信品質の低下を検出する検出部と、
    を有し、
    前記第1通信回路でデータ通信を行う場合、
    前記検出部が前記第1通信回路の前記通信品質の低下を検出しないときには、前記第2通信回路は所定の接続処理を完了した状態を維持し、
    前記検出部が前記第1通信回路の前記通信品質の低下を検出したときには、前記第2通信回路が切替信号を前記相手方通信装置に送信すると共に、前記切替部が前記第1通信回路によるデータ通信を前記第2通信回路によるデータ通信に切り替える、
    通信装置。
  8. 前記通信品質を示す値は、少なくともRSSI及びデータレートを含み、
    前記検出部は、前記RSSIが第1閾値以上で、かつ前記データレートが第2閾値以下であるときに、通信品質の低下を検出する、
    請求項7に記載の通信装置。
  9. 複数の前記第2通信回路を有し、
    前記切替部は、前記複数の第2通信回路のうち、前記通信品質を示す値が最もよい第2通信回路でデータ通信を実施するように切り替える、
    請求項7又は8に記載の通信装置。
  10. 前記第1通信回路及び前記第2通信回路とは通信方式が異なる第3通信回路を更に有し、
    前記第3通信回路は、前記第2通信回路の代わりに前記切替信号を前記相手方通信装置へ送信する、
    請求項7〜9のいずれか1項に記載の通信装置。
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