JP2020200159A - 移動式クレーン - Google Patents

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Koichi Kamei
亀井  耕一
明宏 遠山
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明宏 遠山
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Abstract

【課題】操作状況に応じて過負荷防止装置の制御を自動的に切り換える移動式クレーンを提供する。【解決手段】移動式クレーンは、走行車体と、ブーム23を有するクレーン装置と、クレーン装置を操作するための車体側操作装置と、クレーン装置を遠隔操作するための遠隔操作端末41と、過負荷状態を検知する過負荷防止装置44とを備える。過負荷防止装置44は、過負荷状態の場合の制御モードとして、ブーム23の動作を自動的に停止する自動停止モードと、ブーム23の動作を停止せずに警報を発する警報モードとを有する。過負荷防止装置44は、車体側操作装置を用いた操作の場合は自動停止モードを採用し、遠隔操作端末41を用いた操作の場合は警報モードを採用する。【選択図】図4

Description

本発明は、移動式クレーンに関する。さらに詳しくは、本発明は、過負荷防止装置を備える移動式クレーンに関する。
移動式クレーンには、過負荷による転倒および構成部材の損傷を防止するために、過負荷防止装置が設けられる。過負荷防止装置は、吊荷の荷重が定格荷重を超えたときに、ブームの動作を自動的に停止させるとともに、警報を発して過負荷によりブームが停止したことを操作者に通知する。
特許文献1には、吊荷を吊らない模擬運転の場合に、過負荷防止装置によるブーム動作の停止と警報とを切換スイッチで択一的に切り換えることが開示されている。模擬運転の場合は、実際に過負荷となることがないため、警報のみとし、ブーム動作を停止しなくても転倒などの恐れがないためである。このような特殊な場合を除き、通常、過負荷防止装置は、過負荷状態となった場合に、ブーム動作の停止と警報の両方を行なう。
特開平8−268685号公報
積載形トラッククレーンはクレーン装置の操作レバーが車体の側部に配置されている。この操作レバーを用いる場合、操作者は車体の真横で操作することになる。そのため、車体が横転すると、操作者が被災するリスクが高い。このような状況では、過負荷状態となった場合にブーム動作を自動停止して、車体の横転を確実に防止することが好ましい。
一方、遠隔操作端末を用いてクレーン装置を遠隔操作する場合には、操作者は車体から距離を置いた安全な状態で操作できる。このような状況では、過負荷状態となった場合にブーム動作を自動停止しなくても、操作者が被災するリスクは低い。むしろ、過負荷状態となったことを警報で通知し、操作者が安全を確認できる範囲で、クレーン操作の継続を許容するほうが、クレーン作業を効率よく行なえる。
本発明は上記事情に鑑み、操作状況に応じて過負荷防止装置の制御を自動的に切り換える移動式クレーンを提供することを目的とする。
第1発明の移動式クレーンは、走行車体と、前記走行車体に搭載され、ブームを有するクレーン装置と、前記走行車体に設けられ、前記クレーン装置を操作するための車体側操作装置と、前記クレーン装置の動作を制御する制御装置と、前記制御装置と通信可能であり、前記クレーン装置を遠隔操作するための遠隔操作端末と、前記ブームの姿勢を測定する姿勢測定器と、前記ブームに吊り下げられた吊荷の荷重を測定する荷重測定器と、前記姿勢測定器および前記荷重測定器の測定値に基づき、過負荷状態を検知する過負荷防止装置と、を備え、前記過負荷防止装置は、過負荷状態の場合の制御モードとして、前記ブームの動作を自動的に停止する自動停止モードと、前記ブームの動作を停止せずに警報を発する警報モードとを有し、前記車体側操作装置を用いて前記クレーン装置が操作されている場合は、前記自動停止モードを採用し、前記遠隔操作端末を用いて前記クレーン装置が操作されている場合は、前記警報モードを採用することを特徴とする。
第2発明の移動式クレーンは、第1発明において、前記車体側操作装置は、前記走行車体の両側部に配置された、2つの操作レバー群と、2つの前記操作レバー群のいずれが操作されたかを検知する操作位置検知手段と、を備え、前記過負荷防止装置は、前記車体側操作装置を用いて前記クレーン装置が操作されている場合において、前記姿勢測定器で測定された前記ブームの向きが、前記操作位置検知手段により操作が検知された前記操作レバー群の設置側の場合に、前記自動停止モードを採用し、前記姿勢測定器で測定された前記ブームの向きが、前記操作位置検知手段により操作が検知された前記操作レバー群の設置側とは反対側の場合に、前記警報モードを採用することを特徴とする。
第3発明の移動式クレーンは、第1または第2発明において、前記ブームの旋回中心と前記遠隔操作端末との水平距離を測定する操作距離測定手段を備え、前記過負荷防止装置は、前記遠隔操作端末を用いて前記クレーン装置が操作されている場合において、前記操作距離測定手段で測定された操作距離が前記姿勢測定器で測定された前記ブームの作業半径以内の場合に、前記自動停止モードを採用し、前記操作距離測定手段で測定された操作距離が前記姿勢測定器で測定された前記ブームの作業半径を超える場合に、前記警報モードを採用することを特徴とする。
第4発明の移動式クレーンは、第2発明において、前記操作位置検知手段は、2つの前記操作レバー群のそれぞれに設けられた、該操作レバー群の操作を可能とするイネーブルスイッチであることを特徴とする。
第5発明の移動式クレーンは、第2発明において、前記操作位置検知手段は、2つの前記操作レバー群のそれぞれに設けられた、該操作レバー群の周囲の人間の所在を検知する人感センサであることを特徴とする。
第6発明の移動式クレーンは、第2発明において、前記操作レバー群は操作量を電気信号に変換して前記制御装置に入力するものであり、前記操作位置検知手段は、いずれの前記操作レバー群から操作量が入力されたかを検知する操作位置検知部であることを特徴とする。
第7発明の移動式クレーンは、第3発明において、前記操作距離測定手段は、前記クレーン装置と前記遠隔操作端末との距離を測定する非接触式の距離計を有することを特徴とする。
第8発明の移動式クレーンは、第3発明において、前記操作距離測定手段は、前記クレーン装置および前記遠隔操作端末の位置を取得する位置取得装置を有することを特徴とする。
第1発明によれば、車体側操作装置を用いた被災のリスクの高い操作状況では、過負荷防止装置が自動停止モードとなるので、操作者の被災を確実に防止できる。また、遠隔操作端末を用いた被災のリスクが低い操作状況では、過負荷防止装置が警報モードとなるので、クレーン作業を効率よく行なえる。
第2発明によれば、車体側操作装置を用いた場合であっても、移動式クレーンの反転倒側に操作者が居るときは、過負荷防止装置が警報モードとなるので、操作者の安全を確保しつつ、クレーン作業を効率よく行なえる。
第3発明によれば、遠隔操作端末を用いた場合であっても、操作者が作業半径の内側に居るときは、過負荷防止装置が自動停止モードとなるので、操作者の被災を確実に防止できる。
第4〜第6発明によれば、操作位置検知手段により、操作者がいずれの操作レバー群を操作する位置に居るか検知できる。
第7、第8発明によれば、操作距離測定手段により、操作者が作業半径の内外のいずれに居るのか判断できる。
第1実施形態の積載形トラッククレーンの側面図である。 第1実施形態の積載形トラッククレーンの平面図である。 小型クレーンの油圧回路図である。 第1実施形態の過負荷防止装置における制御モード切換処理のフローチャートである。 図(A)は操作位置検知手段としてイネーブルスイッチを用いた場合のブロック図である。図(B)は操作位置検知手段として人感センサを用いた場合のブロック図である。図(C)は操作位置検知手段として電気式操作レバーを用いた場合のブロック図である。 第2実施形態の過負荷防止装置における制御モード切換処理のフローチャートである。 図(A)は操作距離測定手段として非接触式距離計を用いた場合のブロック図である。図(B)は操作距離測定手段として位置取得装置を用いた場合のブロック図である。 第3実施形態の過負荷防止装置における制御モード切換処理のフローチャートである。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る移動式クレーンとして、オールテレーンクレーン、ラフテレーンクレーン、トラッククレーン、積載形トラッククレーンなどが挙げられる。以下、積載形トラッククレーンの場合を例に説明する。
(積載形トラッククレーン)
まず、積載形トラッククレーンの構成について説明する。
図1に示すように、積載形トラッククレーンCRは汎用トラック10を有する。汎用トラック10の前方部分には運転室11が設けられており、後方部分には荷台12が設けられている。汎用トラック10の車両フレーム13のうち、運転室11と荷台12との間の部分には、小型クレーン20が搭載されている。
本実施形態における汎用トラック10は特許請求の範囲に記載の「走行車体」に相当する。なお、オールテレーンクレーンおよびラフテレーンクレーンの場合、旋回台が搭載される下部走行体が「走行車体」に相当する。
小型クレーン20は車両フレーム13上に固定されたベース21を有する。ベース21にはポスト22が旋回可能に設けられている。ポスト22の上端部にはブーム23が起伏可能に設けられている。ポスト22にはウインチが内蔵されている。このウインチから延ばされたワイヤロープはブーム23の先端部まで導かれている。ワイヤロープはブーム23の先端部とフック24とに設けられた滑車に掛け回されている。これにより、フック24はブーム23の先端部から吊り下げられている。
これらポスト22、ブーム23、フック24などから構成され、吊荷の搬送に用いられる装置を「クレーン装置」と称する。小型クレーン20は、クレーン装置のほか、アウトリガ装置25、25を有する。図2に示すように、アウトリガ装置25、25は積載形トラッククレーンCRの左右両側に配置されている。
小型クレーン20は図3に示す油圧回路30により油圧駆動される。油圧回路30は油圧バルブユニット31を有する。油圧バルブユニット31の入口ポートは主油路34を介してタンク32に接続している。主油路34には油圧ポンプ33が設けられている。油圧ポンプ33はPTO(パワーテイクオフ)装置を介して汎用トラック10のエンジン14に接続されており、エンジン14により駆動される。油圧ポンプ33によりタンク32内の作動油が油圧バルブユニット31に供給される。油圧バルブユニット31の出口ポートは戻油路35を介してタンク32に接続している。
油圧バルブユニット31には複数の油圧アクチュエータ36a〜36fが接続されている。油圧アクチュエータ36a〜36fは、ブーム伸縮用油圧シリンダ36a、ウインチ用油圧モータ36b、ブーム起伏用油圧シリンダ36c、旋回用油圧モータ36d、およびアウトリガ用油圧シリンダ36e、36fである。ブーム伸縮用油圧シリンダ36aの動作によりブーム23が伸縮する。ウインチ用油圧モータ36bの動作によりフック24が巻上巻下作動する。ブーム起伏用油圧シリンダ36cの動作によりブーム23が起伏する。旋回用油圧モータ36dの動作によりポスト22が旋回する。アウトリガ用油圧シリンダ36e、36fの動作によりアウトリガ装置25、25が伸縮する。
油圧バルブユニット31には、伸縮用切換制御弁37a、ウインチ用切換制御弁37b、起伏用切換制御弁37c、旋回用切換制御弁37d、およびアウトリガ用切換制御弁37e、37fが設けられている。伸縮用切換制御弁37aにブーム伸縮用油圧シリンダ36aが接続している。ウインチ用切換制御弁37bにウインチ用油圧モータ36bが接続している。起伏用切換制御弁37cにブーム起伏用油圧シリンダ36cが接続している。旋回用切換制御弁37dに旋回用油圧モータ36dが接続している。アウトリガ用切換制御弁37e、37fにアウトリガ用油圧シリンダ36e、36fが、それぞれ接続している。各切換制御弁37a〜37fは、油圧ポンプ33から供給された作動油の方向および流量を制御して、油圧アクチュエータ36a〜36fの動作を制御する。
各切換制御弁37a〜37fのスプールにはリンク機構などを介して操作レバーが連結されている。操作レバーを手動操作することにより、切換制御弁37a〜37fのスプール位置を切り換えることができる。すなわち、操作レバーにより切換制御弁37a〜37fを直接操作できる。
図2に示すように、小型クレーン20は2つの操作レバー群26L、26Rを有する。操作レバー群26L、26Rを構成する操作レバーが切換制御弁37a〜37fのいずれかに連結されている。2つの操作レバー群26L、26Rは汎用トラック10の両側部に配置されている。汎用トラック10の左側部に配置された操作レバー群26Lを左側操作レバー群26Lと称することがある。汎用トラック10の右側部に配置された操作レバー群26Rを右側操作レバー群26Rと称することがある。操作者は操作レバー群26L、26Rのいずれかを用いて小型クレーン20を操作できる。
図3に示すように、切換制御弁37a〜37fのスプールには、それぞれパイロットシリンダ38a〜38fが取り付けられている。パイロットシリンダ38a〜38fの動作によっても、切換制御弁37a〜37fのスプール位置を切り換えることができる。
各パイロットシリンダ38a〜38fは、複動形シリンダであり、右側油室への作動油の給排を行なう電磁弁と、左側油室への作動油の給排を行なう電磁弁とが付設されている。これらの電磁弁は制御装置40に接続されている。
制御装置40はCPU、メモリなどで構成されたコンピュータである。制御装置40は操作レバー群26Lの近くに設けられている(図2参照)。制御装置40からの制御信号に基づいて電磁弁が動作することで、パイロットシリンダ38a〜38fが駆動し、切換制御弁37a〜37fのスプール位置が切り換わる。このようにして、制御装置40は小型クレーン20の動作を制御する。
制御装置40は遠隔操作端末41と双方向に無線通信または有線通信可能である。遠隔操作端末41は、いわゆるラジコン送信機をはじめとする無線操作端末でもよいし、有線操作端末でもよい。遠隔操作端末41は各種のスイッチ、アクセルトリガなどからなる入力部が搭載されている。
操作者が遠隔操作端末41の入力部を操作すると、遠隔操作端末41は制御装置40に操作信号を送信する。制御装置40はその操作信号に基づいて油圧回路30を制御して小型クレーン20を動作させる。このようにして、操作者は遠隔操作端末41を用いて小型クレーン20を遠隔操作できる。
以上のように、小型クレーン20はクレーン装置を操作するための操作手段として、汎用トラック10側に設けられた2つの操作レバー群26L、26Rと、遠隔操作端末41とを有する。操作者はこれらの操作手段のいずれかを用いてクレーン装置を操作する。
なお、本明細書では、走行車体に設けられる操作手段を「車体側操作装置」と称する。積載形トラッククレーンCRの場合、車体側操作装置は操作レバー群26L、26Rである。オールテレーンクレーンおよびラフテレーンクレーンの場合、車体側操作装置は運転室に設けられる。
図3に示すように、小型クレーン20はブーム23の姿勢を測定する姿勢測定器42を有する。本実施形態の場合、ブーム23の姿勢はブーム23の長さ、起伏角、旋回角によって表される。姿勢測定器42はこれらの各パラメータを測定する複数の測定器からなる。すなわち、姿勢測定器42は長さ測定器、起伏角測定器、旋回角測定器からなる。
長さ測定器はブーム23の長さを測定する。長さ測定器の構成は特に限定されないが、ブーム23の先端部にコードの端部が固定されたコードリールの回転角をポテンショメータで読み取る構成が挙げられる。
起伏角測定器はブーム23の起伏角を測定する。起伏角測定器の構成は特に限定されないが、ポテンショメータに振り子を取り付けた振子式の角度測定器をブーム23に設ける構成が挙げられる。
旋回角測定器はブーム23の旋回角を測定する。旋回角測定器の構成は特に限定されないが、ベース21またはポスト22に設けた複数の近接スイッチによりブーム23の旋回角を離散的に検知する構成のほか、ポスト22を旋回させる油圧モータの回転角をポテンショメータで読み取る構成が挙げられる。
また、小型クレーン20はフック24に吊り下げられた吊荷の荷重を測定する荷重測定器43を有する。荷重測定器43の構成は特に限定されないが、ブーム23を起伏させる起伏シリンダ内の油圧を圧力センサで測定して荷重を求める構成のほか、フック24を吊り下げるワイヤロープの張力から荷重を検出する張力検出器を用いた構成が挙げられる。
(過負荷防止装置)
姿勢測定器42および荷重測定器43の測定値は制御装置40に入力されている。制御装置40は、小型クレーン20の動作を制御する機能のほか、過負荷防止装置44としての機能も有する。なお、過負荷防止装置44を制御装置40とは別のコンピュータで構成してもよい。
過負荷防止装置44は姿勢測定器42および荷重測定器43の測定値に基づき、小型クレーン20の過負荷状態を検知する。ここで、「過負荷状態」とは、吊荷の荷重による転倒モーメントが安定モーメントを超えて、積載形トラッククレーンCRが転倒する状態、および吊荷の荷重による負荷が小型クレーン20の構成部材の耐荷重を超えた状態、あるいはそれらの状態に近づいた状態を意味する。
過負荷状態の検知は、例えば、以下のように行なう。予め、ブーム23の長さおよび起伏角ごとに定格荷重を定めておき、これを過負荷防止装置44に記憶しておく。過負荷防止装置44は姿勢測定器42の測定値(ブーム23の長さおよび起伏角)から、それに対応する定格荷重を呼び出す。過負荷防止装置44は荷重測定器43の測定値(吊荷の荷重)と定格荷重とを比較し、吊荷の荷重が定格荷重を超えたときに、過負荷状態と判断する。
本実施形態の過負荷防止装置44は、過負荷状態の場合の制御モードとして、自動停止モードと警報モードとを有する。自動停止モードでは、過負荷状態となった場合に、過負荷防止装置44はブーム23の動作を自動的に停止する。具体的には、転倒モーメントが増加する方向のブーム23の動作を停止する。すなわち、ブーム23の伸長および倒伏を停止し、ブーム23の収縮および起立を許容する。自動停止モードでは、ブーム23の動作を自動的に停止するとともに、警報を発してもよい。一方、警報モードでは、過負荷状態となった場合に、過負荷防止装置44はブーム23の動作を停止せずに警報を発する。
過負荷防止装置44は上記の制御モードを以下の手順で自動的に切り換える。
図4に示すように、まず、過負荷防止装置44はクレーン装置の操作手段として、車体側操作装置(操作レバー群26L、26R)、遠隔操作端末41のいずれが用いられているのか判断する(ステップS10)。遠隔操作端末41を用いてクレーン装置が操作されている場合、制御装置40は遠隔操作端末41から操作信号を受信している。制御装置40が操作信号を受信している場合に、遠隔操作端末41が用いられていると判断すればよい。それ以外の場合に、車体側操作装置が用いられていると判断すればよい。
車体側操作装置(操作レバー群26L、26R)を用いてクレーン装置が操作されている場合(ステップS10でNoの場合)、過負荷防止装置44は自動停止モードを採用する(ステップS20)。したがって、過負荷防止装置44は、その後過負荷状態を検知した場合にブーム23の動作を自動的に停止する処理を行なう。
遠隔操作端末41を用いてクレーン装置が操作されている場合(ステップS10でYesの場合)、過負荷防止装置44は警報モードを採用する(ステップS30)。したがって、過負荷防止装置44は、その後過負荷状態を検知した場合に警報を発する処理を行なう。このとき、過負荷防止装置44はブーム23の動作を停止しない。
以上のように、過負荷防止装置44は車体側操作装置が用いられている場合は自動停止モードを採用し、遠隔操作端末41が用いられている場合は警報モードを採用する。
操作レバー群26L、26Rを用いる場合は、操作者は積載形トラッククレーンCRの真横で操作することになる。そのため、積載形トラッククレーンCRが横転すると、操作者が被災するリスクが高い。このような、被災のリスクの高い操作状況では、過負荷防止装置44が自動停止モードとなるので、操作者の被災を確実に防止できる。
一方、遠隔操作端末41を用いる場合は、操作者は積載形トラッククレーンCRから距離を置いた安全な状態で操作できる。このような状況では、過負荷状態となった場合にブーム動作を自動停止しなくても、操作者が被災するリスクは低い。このような、被災のリスクが低い操作状況では、過負荷防止装置44が警報モードとなる。警報モードでは、クレーン操作が許容されているため、操作者が安全を確認できる範囲でクレーン作業を継続できる。そのため、クレーン作業を効率よく行なえる。
〔第2実施形態〕
つぎに、本発明の第2実施形態に係る移動式クレーンを説明する。
本実施形態の移動式クレーンは第1実施形態と同様に積載形トラッククレーンCRである。前述のごとく、積載形トラッククレーンCRは、車体側操作装置として2つの操作レバー群26L、26Rを有する。また、本実施形態において、車体側操作装置は、2つの操作レバー群26L、26Rのいずれが操作されたかを検知する操作位置検知手段を有する。
操作位置検知手段により操作者がいずれの操作レバー群26L、26Rを操作する位置に居るのか検知できる。すなわち、操作位置検知手段により操作者が積載形トラッククレーンCRの右側に居るのか、左側に居るのか検知できる。操作位置検知手段は、上記の機能を有すればよく、その構成は特に限定されないが、例えば、以下の構成を採用できる。
(1)イネーブルスイッチ
操作位置検知手段としてイネーブルスイッチを用いることができる。イネーブルスイッチは2つの操作レバー群26L、26Rのそれぞれに設けられる。イネーブルスイッチを押下している状態のときのみ、それに対応する操作レバー群26L、26Rの操作が可能となる。
図5(A)に示すように、小型クレーン20は2つのイネーブルスイッチ51L、51Rを有する。左側イネーブルスイッチ51Lは左側操作レバー群26Lに設けられている。左側イネーブルスイッチ51Lを押下しているときのみ、左側操作レバー群26Lの操作が可能となる。右側イネーブルスイッチ51Rは右側操作レバー群26Rに設けられている。右側イネーブルスイッチ51Rを押下しているときのみ、右側操作レバー群26Rの操作が可能となる。
イネーブルスイッチ51L、51Rの信号は制御装置40に入力されている。制御装置40には操作位置検知部45が構成されている。操作位置検知部45はイネーブルスイッチ51L、51Rの信号に基づき、いずれの操作レバー群26L、26Rが操作可能な状態にあるかを判断する。また、操作位置検知部45はその判断結果を過負荷防止装置44に入力する。これにより、過負荷防止装置44はいずれの操作レバー群26L、26Rが操作されているか検知できる。
(2)人感センサ
操作位置検知手段として人感センサを用いることができる。人感センサとして、赤外線式、超音波式などのセンサが挙げられる。人感センサは2つの操作レバー群26L、26Rのそれぞれに設けられる。人感センサはそれに対応する操作レバー群26L、26Rの周囲の人間の所在を検知する。
図5(B)に示すように、小型クレーン20は2つの人感センサ52L、52Rを有する。左側人感センサ52Lは左側操作レバー群26Lに設けられている。右側人感センサ52Rは右側操作レバー群26Rに設けられている。
人感センサ52L、52Rの信号は制御装置40に入力されている。制御装置40には操作位置検知部45が構成されている。操作位置検知部45は人感センサ52L、52Rの信号に基づき、いずれの操作レバー群26L、26Rの周囲に人間が居るかを判断する。また、操作位置検知部45はその判断結果を過負荷防止装置44に入力する。これにより、過負荷防止装置44はいずれの操作レバー群26L、26Rが操作されているか検知できる。
(3)電気式操作レバー
操作レバー群26L、26Rとして、切換制御弁37a〜37fのスプールを直接操作する構成に代えて、電気式の操作レバーを用いてもよい。この場合、操作レバー群26L、26Rは各操作レバーの操作量を電気信号に変換して制御装置40に入力する。制御装置40はその操作量に基づいて切換制御弁37a〜37fを切り換える。
図5(C)に示すように、2つの操作レバー群26L、26Rの信号は制御装置40に入力されている。制御装置40には操作位置検知部45が構成されている。操作位置検知部45はいずれの操作レバー群26L、26Rから操作量が入力されたかを検知する。また、操作位置検知部45はその検知結果を過負荷防止装置44に入力する。これにより、過負荷防止装置44はいずれの操作レバー群26L、26Rが操作されているか検知できる。
本実施形態の過負荷防止装置44は制御モードを以下の手順で切り換える。
図6に示すように、まず、過負荷防止装置44はクレーン装置の操作手段として、車体側操作装置(操作レバー群26L、26R)、遠隔操作端末41のいずれが用いられているのか判断する(ステップS10)。
遠隔操作端末41を用いてクレーン装置が操作されている場合(ステップS10でYesの場合)、過負荷防止装置44は警報モードを採用する(ステップS30)。一方、車体側操作装置(操作レバー群26L、26R)を用いてクレーン装置が操作されている場合(ステップS10でNoの場合)、過負荷防止装置44は以下の処理を行なう。
過負荷防止装置44は姿勢測定器42(旋回角測定器)からブーム23の旋回角を取得する(ステップS11)。そして、ブーム23の旋回角からブーム23の向きを判断する。図2に示すように、ブーム23の旋回中心を通り、積載形トラッククレーンCRの前後方向に沿う線を中心線Oとする。ブーム23の先端部が中心線Oより右側に位置する場合を「右向き」とし、ブーム23の先端部が中心線Oより左側に位置する場合を「左向き」とする。
つぎに、過負荷防止装置44は操作位置検知手段から操作位置を取得する(ステップS12)。すなわち、操作者がいずれの操作レバー群26L、26Rを操作しているのかを検知する。
つぎに、過負荷防止装置44は操作者が積載形トラッククレーンCRの転倒側に居るのか、反転倒側に居るのか判断する(ステップS13)。ここで、積載形トラッククレーンCRの転倒側は、ブーム23の向きと同一となる。ブーム23が右向きであれば、積載形トラッククレーンCRの転倒側は右側となる。ブーム23が左向きであれば、積載形トラッククレーンCRの転倒側は左側となる。
したがって、過負荷防止装置44は姿勢測定器42の測定値から判断したブーム23の向きが、操作位置検知手段により操作が検知された操作レバー群26L、26Rの設置側の場合に、操作者が積載形トラッククレーンCRの転倒側に居ると判断する。例えば、ブーム23の向きが右向きで、右側操作レバー群26Rが操作されている場合に、操作者は転倒側に居ると判断する。その逆の場合、すなわち、ブーム23の向きが、操作が検知された操作レバー群26L、26Rの設置側とは反対側の場合に、操作者が反転倒側に居ると判断する。例えば、ブーム23の向きが右向きで、左側操作レバー群26Lが操作されている場合に、操作者は反転倒側に居ると判断する。
操作者が転倒側に居る場合(ステップS13でYesの場合)、過負荷防止装置44は自動停止モードを採用する(ステップS20)。一方、操作者が反転倒側に居る場合(ステップS13でNoの場合)、過負荷防止装置44は警報モードを採用する(ステップS30)。
操作者が転倒側に居る場合、積載形トラッククレーンCRが横転すると操作者が被災するリスクが高い。このようなリスクのある場合には、過負荷防止装置44が自動停止モードとなるので、操作者の被災を確実に防止できる。
一方、操作者が反転倒側に居る場合、積載形トラッククレーンCRが横転しても操作者が被災するリスクは低い。車体側操作装置を用いた場合であっても、積載形トラッククレーンCRの反転倒側に操作者が居るときは、過負荷防止装置44が警報モードとなる。そのため、操作者の安全を確保しつつ、クレーン作業を効率よく行なえる。
〔第3実施形態〕
つぎに、本発明の第3実施形態に係る移動式クレーンを説明する。
本実施形態の移動式クレーンは第1実施形態と同様に積載形トラッククレーンCRである。前述のごとく、積載形トラッククレーンCRは遠隔操作端末41を有する。また、本実施形態において、積載形トラッククレーンCRはブーム23の旋回中心と遠隔操作端末41との水平距離を測定する操作距離測定手段を有する。
ブーム23の旋回中心と遠隔操作端末41との水平距離を「操作距離」と称する。操作距離測定手段で測定された操作距離と、姿勢測定器42の測定値から求められるブーム23の作業半径とを比較することで、操作者が作業半径の内外のいずれに居るのか判断できる。操作距離測定手段は、操作距離を測定できればよく、その構成は特に限定されないが、例えば、以下の構成を採用できる。
(1)非接触式距離計
操作距離測定手段として非接触式の距離計を用いることができる。非接触式の距離計として、光学式、レーザー式、超音波式の距離計が挙げられる。距離計はクレーン装置と遠隔操作端末41との距離を測定する。距離計は小型クレーン20に設けてもよいし、遠隔操作端末41に設けてもよい。
図7(A)に示すように、距離計53の測定値は過負荷防止装置44に入力される。ここで、必要に応じて、距離計53の測定値を、ブーム23の旋回中心と遠隔操作端末41との水平距離に補正してもよい。
(2)位置取得装置
操作距離測定手段として位置取得装置を用いることができる。位置取得装置は対象物の現在位置を取得する装置であり、例えばGPS(Global Positioning System)などのGNSS(Global Navigation Satellite System)装置である。
GNSS装置はGNSSアンテナ、GNSS受信機、測位演算器などからなる。GNSSアンテナは複数のGNSS衛星からの電波を受信して、それをGNSS受信機に入力する。GNSS受信機は複数のGNSS衛星からの電波を解析して各種データを出力する。測位演算器はGNSS受信機から入力された各種データに基づき、GNSSアンテナの3次元空間内の位置を求める。
なお、位置取得装置はGNSS装置に限定されない。例えば、位置取得装置はGNSSなどの衛星測位システムを利用したものでもよいし、UWB(Ultra Wide Band)などの無線技術を用いた測位システムを利用したものでもよい。
図7(B)に示すように、位置取得装置54、55は、小型クレーン20、遠隔操作端末41のそれぞれに設けられる。位置取得装置54は小型クレーン20の現在位置を取得し、位置取得装置55は遠隔操作端末41の現在位置を取得する。
位置取得装置54、55の測位結果は制御装置40に入力される。なお、遠隔操作端末41側の位置取得装置55の測位結果は、遠隔操作端末41から制御装置40に送信すればよい。制御装置40には操作距離演算部46が構成されている。操作距離演算部46は位置取得装置54、55から取得した小型クレーン20および遠隔操作端末41の現在位置に基づき、操作距離を演算する。また、操作距離演算部46はその演算結果(操作距離)を過負荷防止装置44に入力する。
本実施形態の過負荷防止装置44は制御モードを以下の手順で切り換える。
図8に示すように、まず、過負荷防止装置44はクレーン装置の操作手段として、車体側操作装置(操作レバー群26L、26R)、遠隔操作端末41のいずれが用いられているのか判断する(ステップS10)。
車体側操作装置(操作レバー群26L、26R)を用いてクレーン装置が操作されている場合(ステップS10でNoの場合)、過負荷防止装置44は自動停止モードを採用する(ステップS20)。一方、遠隔操作端末41を用いてクレーン装置が操作されている場合(ステップS10でYesの場合)、過負荷防止装置44は以下の処理を行なう。
過負荷防止装置44は姿勢測定器42の測定値からブーム23の作業半径を算出する(ステップS14)。作業半径とはブーム23の旋回中心と先端部との間の水平距離である。作業半径はブーム23の長さと起伏角とから求めることができる。つぎに、過負荷防止装置44は操作距離測定手段から操作距離を取得する(ステップS15)。
つぎに、過負荷防止装置44は操作者が作業半径の内側に居るのか、外側に居るのか判断する(ステップS16)。具体的には、過負荷防止装置44は操作距離測定手段で測定された操作距離が姿勢測定器42で測定されたブーム23の作業半径以内の場合に、操作者が作業半径の内側に居ると判断する。また、操作距離が作業半径を超える場合に、操作者が作業半径の外側に居ると判断する。
操作者が作業半径の内側に居る場合(ステップS16でYesの場合)、過負荷防止装置44は自動停止モードを採用する(ステップS20)。一方、操作者が作業半径の外側に居る場合(ステップS16でNoの場合)、過負荷防止装置44は警報モードを採用する(ステップS30)。
操作者が作業半径の内側に居る場合、積載形トラッククレーンCRが転倒すると操作者が被災するリスクが高い。遠隔操作端末41を用いた場合であっても、操作者が作業半径の内側に居るときは、過負荷防止装置44が自動停止モードとなる。そのため、操作者の被災を確実に防止できる。
一方、操作者が作業半径の外側に居る場合、操作者が被災するリスクは低い。このようなリスクの低い場合には、過負荷防止装置44が警報モードとなるので、操作者の安全を確保しつつ、クレーン作業を効率よく行なえる。
〔その他の実施形態〕
過負荷防止装置44の制御モード切換処理として、第2実施形態の処理と第3実施形態の処理とを組み合わせてもよい。すなわち、車体側操作装置を用いてクレーン装置が操作されている場合には、第2実施形態のごとく、操作者が転倒側に居る場合に自動停止モードを採用し、操作者が反転倒側に居る場合に警報モードを採用する。遠隔操作端末41を用いてクレーン装置が操作されている場合には、第3実施形態のごとく、操作者が作業半径の内側に居る場合に自動停止モードを採用し、操作者が作業半径の外側の居る場合に警報モードを採用する。
CR 積載形トラッククレーン
10 汎用トラック
20 小型クレーン
23 ブーム
26L 左側操作レバー群
26R 右側操作レバー群
40 制御装置
41 遠隔操作端末
42 姿勢測定器
43 荷重測定器
44 過負荷防止装置

Claims (8)

  1. 走行車体と、
    前記走行車体に搭載され、ブームを有するクレーン装置と、
    前記走行車体に設けられ、前記クレーン装置を操作するための車体側操作装置と、
    前記クレーン装置の動作を制御する制御装置と、
    前記制御装置と通信可能であり、前記クレーン装置を遠隔操作するための遠隔操作端末と、
    前記ブームの姿勢を測定する姿勢測定器と、
    前記ブームに吊り下げられた吊荷の荷重を測定する荷重測定器と、
    前記姿勢測定器および前記荷重測定器の測定値に基づき、過負荷状態を検知する過負荷防止装置と、を備え、
    前記過負荷防止装置は、
    過負荷状態の場合の制御モードとして、前記ブームの動作を自動的に停止する自動停止モードと、前記ブームの動作を停止せずに警報を発する警報モードとを有し、
    前記車体側操作装置を用いて前記クレーン装置が操作されている場合は、前記自動停止モードを採用し、
    前記遠隔操作端末を用いて前記クレーン装置が操作されている場合は、前記警報モードを採用する
    ことを特徴とする移動式クレーン。
  2. 前記車体側操作装置は、
    前記走行車体の両側部に配置された、2つの操作レバー群と、
    2つの前記操作レバー群のいずれが操作されたかを検知する操作位置検知手段と、を備え、
    前記過負荷防止装置は、
    前記車体側操作装置を用いて前記クレーン装置が操作されている場合において、
    前記姿勢測定器で測定された前記ブームの向きが、前記操作位置検知手段により操作が検知された前記操作レバー群の設置側の場合に、前記自動停止モードを採用し、
    前記姿勢測定器で測定された前記ブームの向きが、前記操作位置検知手段により操作が検知された前記操作レバー群の設置側とは反対側の場合に、前記警報モードを採用する
    ことを特徴とする請求項1記載の移動式クレーン。
  3. 前記ブームの旋回中心と前記遠隔操作端末との水平距離を測定する操作距離測定手段を備え、
    前記過負荷防止装置は、
    前記遠隔操作端末を用いて前記クレーン装置が操作されている場合において、
    前記操作距離測定手段で測定された操作距離が前記姿勢測定器で測定された前記ブームの作業半径以内の場合に、前記自動停止モードを採用し、
    前記操作距離測定手段で測定された操作距離が前記姿勢測定器で測定された前記ブームの作業半径を超える場合に、前記警報モードを採用する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の移動式クレーン。
  4. 前記操作位置検知手段は、2つの前記操作レバー群のそれぞれに設けられた、該操作レバー群の操作を可能とするイネーブルスイッチである
    ことを特徴とする請求項2記載の移動式クレーン。
  5. 前記操作位置検知手段は、2つの前記操作レバー群のそれぞれに設けられた、該操作レバー群の周囲の人間の所在を検知する人感センサである
    ことを特徴とする請求項2記載の移動式クレーン。
  6. 前記操作レバー群は操作量を電気信号に変換して前記制御装置に入力するものであり、
    前記操作位置検知手段は、いずれの前記操作レバー群から操作量が入力されたかを検知する操作位置検知部である
    ことを特徴とする請求項2記載の移動式クレーン。
  7. 前記操作距離測定手段は、前記クレーン装置と前記遠隔操作端末との距離を測定する非接触式の距離計を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の移動式クレーン。
  8. 前記操作距離測定手段は、前記クレーン装置および前記遠隔操作端末の位置を取得する位置取得装置を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の移動式クレーン。
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