JP2020197546A - 媒体搬送装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動する軸が1つの場合に比べて、媒体の搬送速度を簡便に切り替え可能にすること。【解決手段】表面に媒体(S)を保持して搬送する無端状の搬送手段(21)と、搬送手段(21)を支持する第1の回転手段(11)と、搬送手段(21)を支持すると共に、第1の回転手段(11)の外径とは異なる外径を有する第2の回転手段(12)と、第1の回転手段(11)に支持され第1の回転手段(11)に回転を伝達する第1の伝達手段(16)と、第2の回転手段(12)に支持され第2の回転手段(12)に回転を伝達する第2の伝達手段(17)とを備え、画像形成装置(U)に設けられた駆動源(M1)からの駆動が伝達される第3の伝達手段(18)に対して、第1の伝達手段(16)および第2の伝達手段(17)のいずれか一方が接続されて駆動が伝達される媒体搬送装置(BH)。【選択図】図3
Description
本発明は、媒体搬送装置および画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置において、媒体を搬送する媒体搬送装置に関して、以下の特許文献1−3に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2015−171922号公報には、下流側の搬送ロール(60,70)の搬送速度を、上流側のデカーラ(50)の搬送速度よりも速くし、搬送ロール(60)にトルクリミッタを設け、上流側と下流側の双方の搬送ロール(60,70)の用紙搬送負荷が閾値を超えたときに搬送ロール(60,70)への駆動力の伝達を遮断することで、用紙搬送ロールの上流側と下流側の速度差や弛みを解消する技術が記載されている。
特許文献2としての特開平10−161378号公報には、吸引ファンを備えた用紙搬送装置(4,5)で用紙を表面に吸着して搬送する用紙搬送装置(4,5)において、用紙搬送装置(4,5)の搬送速度が、下流側の定着装置(6)よりも低速に設定されると共に、第1の用紙搬送装置(4)の吸引力を第2の用紙搬送装置(5)よりも弱くすることで、定着装置(6)において速度差による未定着画像にダメージを与えないようにする技術が記載されている。
特許文献3としての特開2013−130708号公報には、定着装置(8)の上流側に、搬送ベルト(31)の表面にシートを吸着して搬送するベルト搬送部(300)が設けられ、定着装置(8)の手前でシートにループが形成されると、吸着用のファン(33)が停止される構成が記載されている。
本発明は、駆動する軸が1つの場合に比べて、媒体の搬送速度を簡便に切り替え可能にすることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の媒体搬送装置は、
表面に媒体を保持して搬送する無端状の搬送手段と、
前記搬送手段を支持する第1の回転手段と、
前記搬送手段を支持すると共に、前記第1の回転手段の外径とは異なる外径を有する第2の回転手段と、
前記第1の回転手段に支持され前記第1の回転手段に回転を伝達する第1の伝達手段と、
前記第2の回転手段に支持され前記第2の回転手段に回転を伝達する第2の伝達手段と、
を備え、
画像形成装置に設けられた駆動源からの駆動が伝達される第3の伝達手段に対して、前記第1の伝達手段および前記第2の伝達手段のいずれか一方が接続されて駆動が伝達される
ことを特徴とする。
表面に媒体を保持して搬送する無端状の搬送手段と、
前記搬送手段を支持する第1の回転手段と、
前記搬送手段を支持すると共に、前記第1の回転手段の外径とは異なる外径を有する第2の回転手段と、
前記第1の回転手段に支持され前記第1の回転手段に回転を伝達する第1の伝達手段と、
前記第2の回転手段に支持され前記第2の回転手段に回転を伝達する第2の伝達手段と、
を備え、
画像形成装置に設けられた駆動源からの駆動が伝達される第3の伝達手段に対して、前記第1の伝達手段および前記第2の伝達手段のいずれか一方が接続されて駆動が伝達される
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の媒体搬送装置において、
媒体の搬送方向および媒体の幅方向に沿った面内にある回転対称軸に対して前記第1の伝達手段および前記第2の伝達手段が回転対称な位置に配置された
ことを特徴とする。
媒体の搬送方向および媒体の幅方向に沿った面内にある回転対称軸に対して前記第1の伝達手段および前記第2の伝達手段が回転対称な位置に配置された
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の媒体搬送装置において、
前記回転対称軸に対して回転対称な位置のいずれか一方に着脱可能に支持され、前記搬送手段を画像形成装置に対して着脱する際に操作する操作手段、
を備えたことを特徴とする。
前記回転対称軸に対して回転対称な位置のいずれか一方に着脱可能に支持され、前記搬送手段を画像形成装置に対して着脱する際に操作する操作手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の媒体搬送装置において、
予め定められた付け替え時期になった場合に、前記第1の回転手段および第2の回転手段のうち一方から他方の回転手段に設けられた伝達手段を前記第3の伝達手段に接続するように告知する告知手段、
を備えたことを特徴とする。
予め定められた付け替え時期になった場合に、前記第1の回転手段および第2の回転手段のうち一方から他方の回転手段に設けられた伝達手段を前記第3の伝達手段に接続するように告知する告知手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の媒体搬送装置において、
媒体の搬送枚数が予め定められた枚数に達した場合に、前記付け替え時期になったとして、前記第1の回転手段および前記第2の回転手段のうち外径が大きい方の回転手段に設けられた伝達手段を前記第3の伝達手段に接続するように告知する前記告知手段、
を備えたことを特徴とする。
媒体の搬送枚数が予め定められた枚数に達した場合に、前記付け替え時期になったとして、前記第1の回転手段および前記第2の回転手段のうち外径が大きい方の回転手段に設けられた伝達手段を前記第3の伝達手段に接続するように告知する前記告知手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の媒体搬送装置において、
機内雰囲気温度が予め定められた温度に達した場合に、前記付け替え時期になったとして、前記第1の回転手段および前記第2の回転手段のうち外径が小さい方の回転手段に設けられた伝達手段を前記第3の伝達手段に接続するように告知する前記告知手段、
を備えたことを特徴とする。
機内雰囲気温度が予め定められた温度に達した場合に、前記付け替え時期になったとして、前記第1の回転手段および前記第2の回転手段のうち外径が小さい方の回転手段に設けられた伝達手段を前記第3の伝達手段に接続するように告知する前記告知手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の媒体搬送装置において、
前記搬送手段に接触し且つ媒体の幅方向に対して中央部の外径が端部に比べて大きな太鼓型の前記第1の回転手段および前記第2の回転手段、
を備えたことを特徴とする。
前記搬送手段に接触し且つ媒体の幅方向に対して中央部の外径が端部に比べて大きな太鼓型の前記第1の回転手段および前記第2の回転手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の媒体搬送装置において、
吸引口が形成された前記搬送手段と、
無端状の前記搬送手段の内部に配置され、前記吸引口から気体を吸引することで前記搬送手段の表面に媒体を保持させる吸引手段と、
を備えたことを特徴とする。
吸引口が形成された前記搬送手段と、
無端状の前記搬送手段の内部に配置され、前記吸引口から気体を吸引することで前記搬送手段の表面に媒体を保持させる吸引手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項9に記載の発明の画像形成装置は、
媒体に画像を形成する画像形成手段と、
画像が転写された媒体を搬送する請求項1ないし8のいずれかに記載の媒体搬送装置と、
を備えたことを特徴とする。
媒体に画像を形成する画像形成手段と、
画像が転写された媒体を搬送する請求項1ないし8のいずれかに記載の媒体搬送装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,9に記載の発明によれば、駆動する軸が1つの場合に比べて、媒体の搬送速度を簡便に切り替え可能にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、媒体搬送装置の向きを回転対称軸を中心として回転させて、第3の伝達手段に接続される伝達手段を切り替えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、媒体搬送装置の向きに応じて操作手段を付け替えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、告知手段を有しない場合に比べて、利用者が付け替え時期を容易に認識することができる。
請求項2に記載の発明によれば、媒体搬送装置の向きを回転対称軸を中心として回転させて、第3の伝達手段に接続される伝達手段を切り替えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、媒体搬送装置の向きに応じて操作手段を付け替えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、告知手段を有しない場合に比べて、利用者が付け替え時期を容易に認識することができる。
請求項5に記載の発明によれば、回転手段の摩耗に伴って付け替え時期になったことを利用者が認識できる。
請求項6に記載の発明によれば、回転手段の熱膨張に伴って付け替え時期になったことを利用者が認識できる。
請求項7に記載の発明によれば、回転手段が太鼓型でない場合に比べて、搬送手段の片寄りや蛇行を低減できる。
請求項8に記載の発明によれば、媒体を搬送手段に吸着して搬送することができる。
請求項6に記載の発明によれば、回転手段の熱膨張に伴って付け替え時期になったことを利用者が認識できる。
請求項7に記載の発明によれば、回転手段が太鼓型でない場合に比べて、搬送手段の片寄りや蛇行を低減できる。
請求項8に記載の発明によれば、媒体を搬送手段に吸着して搬送することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図2は実施例1の可視像形成装置の拡大説明図である。
図1において、画像形成装置の一例としての複写機Uは、操作部の一例としてのユーザインタフェースUI、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U1、媒体供給装置の一例としてのフィーダ部U2、画像記録装置の一例としての作像部U3、および媒体処理装置U4を有している。
図2は実施例1の可視像形成装置の拡大説明図である。
図1において、画像形成装置の一例としての複写機Uは、操作部の一例としてのユーザインタフェースUI、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U1、媒体供給装置の一例としてのフィーダ部U2、画像記録装置の一例としての作像部U3、および媒体処理装置U4を有している。
(ユーザインタフェースUIの説明)
ユーザインタフェースUIは、複写開始や複写枚数の設定などに用いられる入力ボタンUIaを有する。また、前記ユーザインタフェースUIは、前記入力ボタンUIaにより入力された内容や、複写機Uの状態が表示される表示部UIbを有する。
ユーザインタフェースUIは、複写開始や複写枚数の設定などに用いられる入力ボタンUIaを有する。また、前記ユーザインタフェースUIは、前記入力ボタンUIaにより入力された内容や、複写機Uの状態が表示される表示部UIbを有する。
(フィーダ部U2の説明)
図1において、フィーダ部U2は、媒体収容容器の一例としての複数の給紙トレイTR1,TR2,TR3,TR4を有している。また、前記フィーダ部U2は、前記各給紙トレイTR1〜TR4に収容された画像記録用の媒体の一例としての記録用紙Sを取り出して、作像部U3に搬送する媒体供給路SH1等を有している。
図1において、フィーダ部U2は、媒体収容容器の一例としての複数の給紙トレイTR1,TR2,TR3,TR4を有している。また、前記フィーダ部U2は、前記各給紙トレイTR1〜TR4に収容された画像記録用の媒体の一例としての記録用紙Sを取り出して、作像部U3に搬送する媒体供給路SH1等を有している。
(作像部U3及び媒体処理装置U4の説明)
図1において、作像部U3は、前記フィーダ部U2から搬送された記録用紙Sにスキャナ部U1により読み取った原稿画像に基づいて画像記録を行う画像記録部U3aを有する。
図1、図2において、作像部U3の潜像形成装置の駆動回路Dは、スキャナ部U1から入力された画像情報に基づいて、それに応じた駆動信号を予め設定された時期に、各色Y〜Kの潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。各潜像形成装置ROSy〜ROSkの下方には、像保持体の一例としての感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkが配置されている。
図1において、作像部U3は、前記フィーダ部U2から搬送された記録用紙Sにスキャナ部U1により読み取った原稿画像に基づいて画像記録を行う画像記録部U3aを有する。
図1、図2において、作像部U3の潜像形成装置の駆動回路Dは、スキャナ部U1から入力された画像情報に基づいて、それに応じた駆動信号を予め設定された時期に、各色Y〜Kの潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。各潜像形成装置ROSy〜ROSkの下方には、像保持体の一例としての感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkが配置されている。
回転する感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面は、それぞれ、帯電器の一例としての帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkにより一様に帯電される。表面が帯電された感光体ドラムPy〜Pkの表面には、潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力する潜像書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkにより静電潜像が形成される。感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの表面の静電潜像は、現像装置Gy,Gm,Gc,GkによりイエローY、マゼンタM、シアンC、黒Kの可視像の一例としてのトナー像に現像される。
なお、現像装置Gy〜Gkにおいて、現像により消費された現像剤は、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkから補給される。トナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkは、現像剤補給装置U3bに着脱可能に装着される。
なお、現像装置Gy〜Gkにおいて、現像により消費された現像剤は、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkから補給される。トナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkは、現像剤補給装置U3bに着脱可能に装着される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、一次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより、中間転写体の一例としての中間転写ベルトB上に1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色可視像の一例としてのカラートナー像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラートナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
なお、K色の画像情報のみの場合はK色の感光体ドラムPkおよび現像装置Gkのみが使用され、K色のトナー像のみが形成される。
1次転写後の感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、像保持体の清掃器の一例としてのドラムクリーナCLy,CLm,CLc,CLkにより、表面に付着した残留現像剤や紙粉等の残留物が除去される。
なお、K色の画像情報のみの場合はK色の感光体ドラムPkおよび現像装置Gkのみが使用され、K色のトナー像のみが形成される。
1次転写後の感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、像保持体の清掃器の一例としてのドラムクリーナCLy,CLm,CLc,CLkにより、表面に付着した残留現像剤や紙粉等の残留物が除去される。
実施例1では、感光体ドラムPk、帯電ロールCRk、ドラムクリーナCLkが、像保持体ユニットの一例としてのK色の感光体ユニットUKとして一体化されている。そして、他の色Y,M,Cについても同様に、感光体ドラムPy,Pm,Pc、帯電ロールCRy,CRm,CRc、ドラムクリーナCLy,CLm,CLcにより、感光体ユニットUY,UM,UCが構成されている。
また、K色の感光体ユニットUKと、現像剤保持体の一例としての現像ロールR0kを有する現像装置Gkとにより、K色の可視像形成装置UK+Gkが構成される。同様に、Y,M,C色の感光体ユニットUY,UM,UCと、現像ロールR0y,R0m,R0cを有する現像装置Gy,Gm,Gcとにより、それぞれ、Y,M,C色の可視像形成装置UY+Gy,UM+Gm,UC+Gcが構成される。
また、K色の感光体ユニットUKと、現像剤保持体の一例としての現像ロールR0kを有する現像装置Gkとにより、K色の可視像形成装置UK+Gkが構成される。同様に、Y,M,C色の感光体ユニットUY,UM,UCと、現像ロールR0y,R0m,R0cを有する現像装置Gy,Gm,Gcとにより、それぞれ、Y,M,C色の可視像形成装置UY+Gy,UM+Gm,UC+Gcが構成される。
感光体ドラムPy〜Pkの下方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体の駆動部材の一例としての駆動ロールRd、張力付与部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfおよび対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kとを有する。中間転写ベルトBは矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aの下方には、2次転写ユニットUtが配置されている。前記2次転写ユニットUtは、最終転写部材の一例であって、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bを有する。前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと接触する領域により2次転写領域Q4が形成されている。また、2次転写ロールT2bには、中間転写ベルトBを挟んで、対向部材の一例としてのバックアップロールT2aが対向している。バックアップロールT2aには、給電部材の一例としてのコンタクトロールT2cが接触している。コンタクトロールT2cには、トナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記バックアップロールT2a、2次転写ロールT2b及びコンタクトロールT2cにより、2次転写器T2が構成されている。
前記バックアップロールT2a、2次転写ロールT2b及びコンタクトロールT2cにより、2次転写器T2が構成されている。
前記ベルトモジュールBMの下方には、媒体の搬送路SH2が配置されている。前記フィーダ部U2の媒体供給路SH1から給紙された記録用紙Sは、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaにより、搬送時期の調節部材の一例としてのレジロールRrに搬送される。レジロールRrは、中間転写ベルトB上に形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期に合わせて、記録用紙Sを下流側に搬送する。レジロールRrにより送り出された記録用紙Sは、レジ側の用紙ガイドSGr、転写前の用紙ガイドSG1で案内されて、2次転写領域Q4に搬送される。
中間転写ベルトB上のトナー像は、2次転写領域Q4を通過する際に、2次転写器T2により記録用紙Sに転写される。なお、カラートナー像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、前記2次転写器T2、中間転写ベルトBにより、実施例1の転写装置T1y〜T1k+T2+Bが構成されている。
中間転写ベルトB上のトナー像は、2次転写領域Q4を通過する際に、2次転写器T2により記録用紙Sに転写される。なお、カラートナー像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、前記2次転写器T2、中間転写ベルトBにより、実施例1の転写装置T1y〜T1k+T2+Bが構成されている。
2次転写後の中間転写ベルトBは、2次転写領域Q4の下流側に配置された中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBにより清掃される。ベルトクリーナCLBは、2次転写領域Q4において、転写されずに残った現像剤や紙粉などの残留物を、中間転写ベルトBから除去する。
トナー像が転写された記録用紙Sは、転写後の用紙ガイドSG2で案内されて、搬送部材の一例としての媒体搬送ベルトBHに送られる。媒体搬送ベルトBHは、記録用紙Sを定着装置Fに搬送する。
定着装置Fは、加熱部材の一例としての加熱ロールFhと加圧部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。記録用紙Sは、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが接触する領域である定着領域Q5に搬送される。記録用紙Sのトナー像は、定着領域Q5を通過する際に、定着装置Fにより加熱および加圧されて、定着される。
前記可視像形成装置UY+Gy〜UK+Gk、転写装置T1y〜T1k+T2+B、定着装置Fにより、実施例1の画像形成手段の一例としての画像記録部U3aが構成されている。
定着装置Fは、加熱部材の一例としての加熱ロールFhと加圧部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。記録用紙Sは、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが接触する領域である定着領域Q5に搬送される。記録用紙Sのトナー像は、定着領域Q5を通過する際に、定着装置Fにより加熱および加圧されて、定着される。
前記可視像形成装置UY+Gy〜UK+Gk、転写装置T1y〜T1k+T2+B、定着装置Fにより、実施例1の画像形成手段の一例としての画像記録部U3aが構成されている。
前記定着装置Fの下流側には、切替部材の一例としての切替ゲートGT1が設けられている。前記切替ゲートGT1は、定着領域Q5を通過した記録用紙Sを、媒体処理装置U4側の排出路SH3または反転路SH4のいずれかに、選択的に切り替える。排出路SH3に搬送された記録用紙Sは、媒体処理装置U4の用紙搬送路SH5に搬送される。用紙搬送路SH5には、反りの補正部材の一例としてのカール補正部材U4aが配置されている。カール補正部材U4aは、搬入された記録用紙Sの反り、いわゆるカールを補正する。カールが補正された記録用紙Sは、媒体の排出部材の一例としての排出ロールRhにより、媒体の排出部の一例としての排出トレイTH1に、用紙の画像定着面が上向きで排出される。
前記切替ゲートGT1により作像部U3の反転路SH4側に搬送された記録用紙Sは、切替部材の一例としての第2のゲートGT2を通って作像部U3の反転路SH4に搬送される。
このとき、記録用紙Sの画像定着面を下向きに排出する場合には、第2のゲートGT2を記録用紙Sの搬送方向後端が通過した後に、記録用紙Sの搬送方向を逆転させる。ここで、実施例1の第2のゲートGT2は、薄膜状の弾性部材により構成されている。したがって、第2のゲートGT2は、反転路SH4に搬送されてきた記録用紙Sをそのまま一旦通過させ、通過した記録用紙Sが反転、いわゆるスイッチバックされてくると、搬送路SH3,SH5側に案内する。そして、スイッチバックされた記録用紙Sは、カール補正部材U4aを通過して、画像定着面が下を向いた状態で排出トレイTH1に排出される。
このとき、記録用紙Sの画像定着面を下向きに排出する場合には、第2のゲートGT2を記録用紙Sの搬送方向後端が通過した後に、記録用紙Sの搬送方向を逆転させる。ここで、実施例1の第2のゲートGT2は、薄膜状の弾性部材により構成されている。したがって、第2のゲートGT2は、反転路SH4に搬送されてきた記録用紙Sをそのまま一旦通過させ、通過した記録用紙Sが反転、いわゆるスイッチバックされてくると、搬送路SH3,SH5側に案内する。そして、スイッチバックされた記録用紙Sは、カール補正部材U4aを通過して、画像定着面が下を向いた状態で排出トレイTH1に排出される。
前記作像部U3の反転路SH4には循環路SH6が接続されており、その接続部には、切替部材の一例としての第3のゲートGT3が配置されている。また、反転路SH4の下流端は、媒体処理装置U4の反転路SH7に接続されている。
前記切替ゲートGT1を通って反転路SH4に搬送された記録用紙Sは、第3のゲートGT3により前記媒体処理装置U4の反転路SH7側に搬送される。実施例1の第3のゲートGT3は、第2のゲートGT2と同様に、薄膜状の弾性部材により構成されている。したがって、第3のゲートGT3は、反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sを、一旦通過させ、通過した記録用紙Sがスイッチバックされてくると、循環路SH6側に案内する。
前記切替ゲートGT1を通って反転路SH4に搬送された記録用紙Sは、第3のゲートGT3により前記媒体処理装置U4の反転路SH7側に搬送される。実施例1の第3のゲートGT3は、第2のゲートGT2と同様に、薄膜状の弾性部材により構成されている。したがって、第3のゲートGT3は、反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sを、一旦通過させ、通過した記録用紙Sがスイッチバックされてくると、循環路SH6側に案内する。
前記循環路SH6に搬送された記録用紙Sは、媒体の搬送路SH2を通って2次転写領域Q4に再送され、二面目の印刷が行われる。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH,GT1〜GT3で示された要素により、実施例1の用紙搬送装置SUが構成されている。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH,GT1〜GT3で示された要素により、実施例1の用紙搬送装置SUが構成されている。
(媒体搬送ベルトの説明)
図3は実施例1の媒体搬送ベルトの説明図である。
図3において、媒体搬送装置の一例としての媒体搬送ベルトBHは、複写機Uに対して着脱可能なベルトユニットにより構成されている。ベルトユニット(媒体搬送ベルトBH)は、枠体の一例として、媒体の幅方向の両端部に配置されたフレーム1を有する。
複写機Uの手前側(前側)のフレーム1には、操作手段の一例としてのハンドル2が支持されている。ハンドル2は、ベルトユニットを複写機Uに対して装着、または、取り外しを行う場合に作業者が手で掴んで操作するための部材である。ハンドル2は、フレーム1に対して複数の図示しないネジで締結されており、ネジを緩めることでハンドル2がフレーム1に対して着脱可能に構成されている。ハンドル2を取り付け可能なネジ孔(図示せず)は、一対のフレーム1,1の両方に形成されている。実施例1では、ベルトユニットは、図3に示す記録用紙Sの搬送方向および幅方向に沿った面内に仮想的に設定された回転対称軸3を中心として回転対称な位置にネジ孔が形成されている。したがって、ハンドル2をフレーム1から取り外した後、ベルトユニットを回転対称軸3を中心として180°回転させて、それまで装着されていたフレーム1とは反対側のフレーム1の同じ位置にハンドル2を装着可能である。
図3は実施例1の媒体搬送ベルトの説明図である。
図3において、媒体搬送装置の一例としての媒体搬送ベルトBHは、複写機Uに対して着脱可能なベルトユニットにより構成されている。ベルトユニット(媒体搬送ベルトBH)は、枠体の一例として、媒体の幅方向の両端部に配置されたフレーム1を有する。
複写機Uの手前側(前側)のフレーム1には、操作手段の一例としてのハンドル2が支持されている。ハンドル2は、ベルトユニットを複写機Uに対して装着、または、取り外しを行う場合に作業者が手で掴んで操作するための部材である。ハンドル2は、フレーム1に対して複数の図示しないネジで締結されており、ネジを緩めることでハンドル2がフレーム1に対して着脱可能に構成されている。ハンドル2を取り付け可能なネジ孔(図示せず)は、一対のフレーム1,1の両方に形成されている。実施例1では、ベルトユニットは、図3に示す記録用紙Sの搬送方向および幅方向に沿った面内に仮想的に設定された回転対称軸3を中心として回転対称な位置にネジ孔が形成されている。したがって、ハンドル2をフレーム1から取り外した後、ベルトユニットを回転対称軸3を中心として180°回転させて、それまで装着されていたフレーム1とは反対側のフレーム1の同じ位置にハンドル2を装着可能である。
媒体の搬送方向に沿ってフレーム1の両端部には、第1の回転手段の一例としての第1ローラ11と、第2の回転手段の一例としての第2ローラ12とが配置されている。各ローラ11,12は、フレーム1に図示しない軸受けを介して回転可能に支持されている。
実施例1では、第1ローラ11と第2ローラ12の外径(軸方向で同じ位置の直径)は異なる外径に形成されており、一例として、第1ローラ11の外径d1は、第2ローラ12の外径d2よりも小さく形成されている。なお、外径d1,d2の大きさの違いは、設計や仕様、後述するモータのトルクや制御可能な回転数の範囲等に応じて設定可能であるが、一例として、外径d2を外径d1に対して1%〜2%程度大きくなるように設定することが可能である。
また、実施例1では、第1ローラ11と第2ローラ12は、外形は複数配置されたベルト本体21の各々の軸方向端部に比べてベルト本体21の中央部が大きい太鼓型の形状に形成されている。このように構成することで、第1ローラ11と第2ローラ12の間に張架されたベルトの片寄りや蛇行が低減される。
実施例1では、第1ローラ11と第2ローラ12の外径(軸方向で同じ位置の直径)は異なる外径に形成されており、一例として、第1ローラ11の外径d1は、第2ローラ12の外径d2よりも小さく形成されている。なお、外径d1,d2の大きさの違いは、設計や仕様、後述するモータのトルクや制御可能な回転数の範囲等に応じて設定可能であるが、一例として、外径d2を外径d1に対して1%〜2%程度大きくなるように設定することが可能である。
また、実施例1では、第1ローラ11と第2ローラ12は、外形は複数配置されたベルト本体21の各々の軸方向端部に比べてベルト本体21の中央部が大きい太鼓型の形状に形成されている。このように構成することで、第1ローラ11と第2ローラ12の間に張架されたベルトの片寄りや蛇行が低減される。
第1ローラ11の軸方向の一端部には、第1の伝達手段の一例としての第1カップリング16が支持されている。また、第2ローラ12の軸方向の他端部には、第2の伝達手段の一例としての第2カップリング17が支持されている。実施例1では、第2カップリング17は、第2ローラ12の軸方向の他端部、すなわち、第1カップリング16とは反対側の端部に支持されている。したがって、実施例1では、第1カップリング16と第2カップリング17は、回転対称軸3を中心とした点対称の位置に配置されている。
また、複写機Uの本体には、駆動源の一例としてのモータM1が設置されており、モータM1から第3の伝達手段の一例としての第3カップリング18に駆動が伝達される。実施例1では、第3カップリング18は、複写機Uの奥側(後側)に配置されている。
第3カップリング18は、第1カップリング16または第2カップリング17のいずれか一方に接続可能である。したがって、第3カップリング18が第1カップリング16に接続されると第1ローラ11が駆動され、第3カップリング18が第2カップリング17に接続されると第2ローラ12が駆動される。
また、複写機Uの本体には、駆動源の一例としてのモータM1が設置されており、モータM1から第3の伝達手段の一例としての第3カップリング18に駆動が伝達される。実施例1では、第3カップリング18は、複写機Uの奥側(後側)に配置されている。
第3カップリング18は、第1カップリング16または第2カップリング17のいずれか一方に接続可能である。したがって、第3カップリング18が第1カップリング16に接続されると第1ローラ11が駆動され、第3カップリング18が第2カップリング17に接続されると第2ローラ12が駆動される。
各ローラ11,12の間には、搬送手段の一例としてのベルト本体21が張架されている。ベルト本体21は、無端状のベルトで構成されている。また、ベルト本体21は、ローラ11,12の軸方向に対して間隔をあけて複数配置されている。ベルト本体21には、吸引口22が複数形成されている。
ベルト本体21の内側には、吸引口22を介して吸引される気体が通過する通気手段の一例としてのダクト23が配置されている。ダクト23の裏面には、吸引手段の一例としてのファン24が支持されている。したがって、ファン24が作動することで、吸引口22から気体が吸引され、これに伴って搬送中の記録用紙Sがベルト本体21の表面に吸着、保持された状態となる。そして、ベルト本体21の回転に伴って記録用紙Sが下流側に搬送される。
ベルト本体21の内側には、吸引口22を介して吸引される気体が通過する通気手段の一例としてのダクト23が配置されている。ダクト23の裏面には、吸引手段の一例としてのファン24が支持されている。したがって、ファン24が作動することで、吸引口22から気体が吸引され、これに伴って搬送中の記録用紙Sがベルト本体21の表面に吸着、保持された状態となる。そして、ベルト本体21の回転に伴って記録用紙Sが下流側に搬送される。
(制御部の説明)
図3において、前記媒体搬送ベルトBHの駆動は、制御手段の一例としての複写機Uの制御部Cで制御される。制御部Cは、I/O、すなわち、入出力インターフェースを有する。前記入出力インターフェースは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行う。また、前記制御部Cは、ROM、すなわち、Read Only Memory:リードオンリーメモリを有する。前記リードオンリーメモリには、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶される。また、前記制御部Cは、RAM、すなわち、Random Access Memory:ランダムアクセスメモリを有する。前記ランダムアクセスメモリは、必要なデータを一時的に記憶する。また、前記制御部Cは、CPU、すなわち、Central Processing Unit:中央演算処理装置を有する。前記中央演算処理装置は、ハードディスク等に記憶されたプログラムに応じた処理を行う。また、制御部Cは、クロック発振器等も有する。したがって、実施例1の制御部Cは、いわゆる、マイクロコンピュータにより構成されている。
図3において、前記媒体搬送ベルトBHの駆動は、制御手段の一例としての複写機Uの制御部Cで制御される。制御部Cは、I/O、すなわち、入出力インターフェースを有する。前記入出力インターフェースは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行う。また、前記制御部Cは、ROM、すなわち、Read Only Memory:リードオンリーメモリを有する。前記リードオンリーメモリには、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶される。また、前記制御部Cは、RAM、すなわち、Random Access Memory:ランダムアクセスメモリを有する。前記ランダムアクセスメモリは、必要なデータを一時的に記憶する。また、前記制御部Cは、CPU、すなわち、Central Processing Unit:中央演算処理装置を有する。前記中央演算処理装置は、ハードディスク等に記憶されたプログラムに応じた処理を行う。また、制御部Cは、クロック発振器等も有する。したがって、実施例1の制御部Cは、いわゆる、マイクロコンピュータにより構成されている。
制御部Cには、機内雰囲気温度の計測手段の一例としての温度センサSN1からの信号が入力される。
制御部Cの温度計測手段C1は、温度センサSN1からの信号に基づいて、複写機Uの内部の機内雰囲気温度を計測する。
枚数計数手段C2は、複写機Uにおける画像形成動作で印刷された記録用紙Sの枚数を計数する。
回転の制御手段C3は、モータM1の制御信号を出力して、モータM1の回転を制御する。
制御部Cの温度計測手段C1は、温度センサSN1からの信号に基づいて、複写機Uの内部の機内雰囲気温度を計測する。
枚数計数手段C2は、複写機Uにおける画像形成動作で印刷された記録用紙Sの枚数を計数する。
回転の制御手段C3は、モータM1の制御信号を出力して、モータM1の回転を制御する。
付け替え時期の判別手段C4は、ベルトユニットを付け替える時期になったか否かを判別し、付け替える時期になった場合は、告知手段の一例としての表示部UIbに表示する。実施例1の付け替え時期の判別手段C4は、媒体の搬送枚数の累計値N1が予め定められた枚数(判別枚数Nb)に達した場合に、付け替え時期になったと判別する。すなわち、判別枚数Nbは、ベルト本体21の摩耗が進み、記録用紙Sの搬送速度が目的の範囲にならなくなる値が、実験等により設定されている。そして、累計値N1が判別枚数Nbに達した場合に、小径の第1ローラ11が駆動されている場合、すなわち、第3カップリング18が第1カップリング16(一方の伝達手段)に噛み合っている場合には、ベルトユニットを回転対称軸3を中心として180°回転させて、第3カップリング18と第2カップリング17(他方の伝達手段)とが噛み合うように付け替えるように、表示部UIbに表示する。すなわち、小径の第1ローラ11から大径の第2ローラ12に変えるように促す。なお、累計値N1が判別枚数Nbに達した場合に、既に大径の第2ローラ12が駆動されている場合には、ベルト本体21が摩耗していない新品のベルトユニットに交換するように表示部UIbに表示する。
また、実施例1の付け替え時期の判別手段C4は、機内雰囲気温度T1が予め定められた温度(判別温度Tb)に達した場合に、付け替え時期になったと判別する。すなわち、判別温度Tbは、ローラ11,12が熱膨張をして記録用紙Sの搬送速度が目的の範囲にならなくなる値が、実験等で設定されている。
そして、機内雰囲気温度T1が判別温度Tbに達した場合に、大径の第2ローラ12が駆動されている場合、すなわち、第3カップリング18が第2カップリング17(一方の伝達手段)に噛み合っている場合には、ベルトユニットを回転対称軸3を中心として180°回転させて、第3カップリング18と第1カップリング16(他方の伝達手段)とが噛み合うように付け替えるように、表示部UIbに表示する。すなわち、大径の第2ローラ12から小径の第1ローラ11に変えるように促す。なお、機内雰囲気温度T1が判別温度Tbに達した場合に、既に小径の第1ローラ11が駆動されている場合には、複写機Uの内部が高温になったため冷却するために画像形成を一時中断することを表示部UIbに表示する。
そして、機内雰囲気温度T1が判別温度Tbに達した場合に、大径の第2ローラ12が駆動されている場合、すなわち、第3カップリング18が第2カップリング17(一方の伝達手段)に噛み合っている場合には、ベルトユニットを回転対称軸3を中心として180°回転させて、第3カップリング18と第1カップリング16(他方の伝達手段)とが噛み合うように付け替えるように、表示部UIbに表示する。すなわち、大径の第2ローラ12から小径の第1ローラ11に変えるように促す。なお、機内雰囲気温度T1が判別温度Tbに達した場合に、既に小径の第1ローラ11が駆動されている場合には、複写機Uの内部が高温になったため冷却するために画像形成を一時中断することを表示部UIbに表示する。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、ベルトユニットを回転対称軸3を中心として付け替えるだけで、小径の第1ローラ11または大径の第2ローラ12が駆動する。よって、モータM1の回転数が同一の場合、小径の第1ローラ11の周速は、大径の第2ローラ12の周速よりも低速になる。したがって、モータM1の回転数が同一の場合、第1ローラ11が駆動される場合は、ベルト本体21での記録用紙Sの搬送速度は低速となり、第2ローラ12が駆動される場合は、ベルト本体21での記録用紙Sの搬送速度が高速となる。したがって、カップリングが1つしかない従来の構成に比べて、実施例1ではベルトユニットを装着する向きを入れ替えるだけで、記録用紙Sの搬送速度を簡便に切り替えることが可能である。
また、実施例1では、回転対称軸3を中心に回転対称に形成されている。よって、前後を入れ替えるように180°回転させるだけで、ベルトユニットを付け替えることが可能である。したがって、点対称のユニットが装着される空間も共通となり、装着する両方の向きに対応する空間を有する場合に比べて、構成も簡素化される。
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、ベルトユニットを回転対称軸3を中心として付け替えるだけで、小径の第1ローラ11または大径の第2ローラ12が駆動する。よって、モータM1の回転数が同一の場合、小径の第1ローラ11の周速は、大径の第2ローラ12の周速よりも低速になる。したがって、モータM1の回転数が同一の場合、第1ローラ11が駆動される場合は、ベルト本体21での記録用紙Sの搬送速度は低速となり、第2ローラ12が駆動される場合は、ベルト本体21での記録用紙Sの搬送速度が高速となる。したがって、カップリングが1つしかない従来の構成に比べて、実施例1ではベルトユニットを装着する向きを入れ替えるだけで、記録用紙Sの搬送速度を簡便に切り替えることが可能である。
また、実施例1では、回転対称軸3を中心に回転対称に形成されている。よって、前後を入れ替えるように180°回転させるだけで、ベルトユニットを付け替えることが可能である。したがって、点対称のユニットが装着される空間も共通となり、装着する両方の向きに対応する空間を有する場合に比べて、構成も簡素化される。
さらに、実施例1では、ハンドル2がベルトユニットを装着する向きに合わせて着脱することが可能である。したがって、ベルトユニットの向きが変わっても、ベルトユニットを複写機Uの本体に着脱する作業の操作性が損なわれない。
また、実施例1では、付け替え時期が表示部UIbに表示される。したがって、利用者がベルトユニットの付け替え時期を自分で管理しなくても、複写機Uからの告知でベルトユニットの付け替え時期を認識することが可能である。特に、実施例1では、搬送枚数の累計値N1が判別枚数Nbに達すると、摩耗に伴ってベルトユニットを付け替える時期になったことが自動的に判別されて告知される。よって、利用者がローラ11,12の摩耗を確認しなくても、付け替え時期を認識可能である。さらに、実施例1では、機内雰囲気温度T1が判別温度Tbに達すると、ローラ11,12の熱膨張に伴ってベルトユニットを付け替える時期になったことが自動的に判別されて告知される。よって、利用者が複写機Uの内部の温度を確認しなくても、付け替え時期を認識可能である。
また、実施例1では、付け替え時期が表示部UIbに表示される。したがって、利用者がベルトユニットの付け替え時期を自分で管理しなくても、複写機Uからの告知でベルトユニットの付け替え時期を認識することが可能である。特に、実施例1では、搬送枚数の累計値N1が判別枚数Nbに達すると、摩耗に伴ってベルトユニットを付け替える時期になったことが自動的に判別されて告知される。よって、利用者がローラ11,12の摩耗を確認しなくても、付け替え時期を認識可能である。さらに、実施例1では、機内雰囲気温度T1が判別温度Tbに達すると、ローラ11,12の熱膨張に伴ってベルトユニットを付け替える時期になったことが自動的に判別されて告知される。よって、利用者が複写機Uの内部の温度を確認しなくても、付け替え時期を認識可能である。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H05)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、FAXに適用したり、FAXや、プリンタ、複写機などの複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H05)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、FAXに適用したり、FAXや、プリンタ、複写機などの複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、機内雰囲気温度T1や搬送枚数の累計値N1から間接的に記録用紙Sの搬送速度を推定して付け替え時期を判別する構成を例示したがこれに限定されない。例えば、媒体搬送ベルトBHの上流側と下流側にシートセンサを配置して、記録用紙Sの通過時間からベルト本体21の搬送速度を導出したり、ベルト本体21の縁に所定間隔で印(マーク)を付して、印の読取結果からベルト本体21の回転速度を計測する等、付け替え時期を判別するパラメータは、任意に変更可能である。
(H03)前記実施例において、ハンドル2は着脱可能な構成が好ましいが、これに限定されない。例えば、前後のフレーム1の両方に固定のハンドル2を設ける構成とすることも可能である。また、ハンドル2の位置、形状、個数等は設計や仕様等に応じて変更可能である。さらに、ハンドル2を設けない構成とすることも可能である。
(H03)前記実施例において、ハンドル2は着脱可能な構成が好ましいが、これに限定されない。例えば、前後のフレーム1の両方に固定のハンドル2を設ける構成とすることも可能である。また、ハンドル2の位置、形状、個数等は設計や仕様等に応じて変更可能である。さらに、ハンドル2を設けない構成とすることも可能である。
(H04)前記実施例において、付け替え時期を判別して告知する機能を有することが好ましいが、告知する機能を有しない構成とすることも可能である。また、付け替え時期を判別するパラメータとして、累積の印刷枚数や機内雰囲気温度を例示したがこれに限定されない。パラメータの数を増やしたり減らすことも可能である。また、記録用紙Sの搬送速度に関連する任意のパラメータを使用可能である。
(H05)前記実施例において、ファン24で記録用紙Sを吸着する構成が望ましいが、ファン24を有さず記録用紙Sが吸着されない構成とすることも可能である。
(H05)前記実施例において、ファン24で記録用紙Sを吸着する構成が望ましいが、ファン24を有さず記録用紙Sが吸着されない構成とすることも可能である。
2…操作手段、
3…回転対称軸、
11…第1の回転手段、
12…第2の回転手段、
16…第1の伝達手段、
17…第2の伝達手段、
18…第3の伝達手段、
21…搬送手段、
22…吸引口、
24…吸引手段、
BH…媒体搬送装置、
M1…駆動源、
S…媒体、
U…画像形成装置、
U3a…画像形成手段、
UIb…告知手段。
3…回転対称軸、
11…第1の回転手段、
12…第2の回転手段、
16…第1の伝達手段、
17…第2の伝達手段、
18…第3の伝達手段、
21…搬送手段、
22…吸引口、
24…吸引手段、
BH…媒体搬送装置、
M1…駆動源、
S…媒体、
U…画像形成装置、
U3a…画像形成手段、
UIb…告知手段。
Claims (9)
- 表面に媒体を保持して搬送する無端状の搬送手段と、
前記搬送手段を支持する第1の回転手段と、
前記搬送手段を支持すると共に、前記第1の回転手段の外径とは異なる外径を有する第2の回転手段と、
前記第1の回転手段に支持され前記第1の回転手段に回転を伝達する第1の伝達手段と、
前記第2の回転手段に支持され前記第2の回転手段に回転を伝達する第2の伝達手段と、
を備え、
画像形成装置に設けられた駆動源からの駆動が伝達される第3の伝達手段に対して、前記第1の伝達手段および前記第2の伝達手段のいずれか一方が接続されて駆動が伝達される
ことを特徴とする媒体搬送装置。 - 媒体の搬送方向および媒体の幅方向に沿った面内にある回転対称軸に対して前記第1の伝達手段および前記第2の伝達手段が回転対称な位置に配置された
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。 - 前記回転対称軸に対して回転対称な位置のいずれか一方に着脱可能に支持され、前記搬送手段を画像形成装置に対して着脱する際に操作する操作手段、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の媒体搬送装置。 - 予め定められた付け替え時期になった場合に、前記第1の回転手段および第2の回転手段のうち一方から他方の回転手段に設けられた伝達手段を前記第3の伝達手段に接続するように告知する告知手段、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の媒体搬送装置。 - 媒体の搬送枚数が予め定められた枚数に達した場合に、前記付け替え時期になったとして、前記第1の回転手段および前記第2の回転手段のうち外径が大きい方の回転手段に設けられた伝達手段を前記第3の伝達手段に接続するように告知する前記告知手段、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の媒体搬送装置。 - 機内雰囲気温度が予め定められた温度に達した場合に、前記付け替え時期になったとして、前記第1の回転手段および前記第2の回転手段のうち外径が小さい方の回転手段に設けられた伝達手段を前記第3の伝達手段に接続するように告知する前記告知手段、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の媒体搬送装置。 - 前記搬送手段に接触し且つ媒体の幅方向に対して中央部の外径が端部に比べて大きな太鼓型の前記第1の回転手段および前記第2の回転手段、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の媒体搬送装置。 - 吸引口が形成された前記搬送手段と、
無端状の前記搬送手段の内部に配置され、前記吸引口から気体を吸引することで前記搬送手段の表面に媒体を保持させる吸引手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の媒体搬送装置。 - 媒体に画像を形成する画像形成手段と、
画像が転写された媒体を搬送する請求項1ないし8のいずれかに記載の媒体搬送装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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