JP2020197474A - 観察装置、観察システム、及び観察方法 - Google Patents

観察装置、観察システム、及び観察方法 Download PDF

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Abstract

【課題】流体中の成分の配向状態を観察するという新たな着想に基づいて、流体中の成分の配向状態を観察する装置、システム、及び方法を提供する。【解決手段】観察装置100は、第1のブロック110と第2のブロック120とを主に備え、図示されない小角X線散乱装置及びポンプと共に用いられる。溝124の開口部は第2の側面113によって塞がれ、これにより、流路102が形成される。流路102と直交する方向に対する第1の窓101及び第2の窓103の厚さは1mm以上3mm以下が好ましい。流路102の大きさは、通過する液体に所定の剪断速度を与える程度の大きさである。第1の孔112には、X線照射装置が挿入され、第2の孔122には、X線受光装置が挿入される。X線照射装置が出射したX線は、第1の窓101、流路102を流れる液体、及び第2の窓103を介してX線受光装置に入射する。【選択図】図2

Description

本発明は、液体に含まれる成分の配向を観察する観察装置、観察システム、及び観察方法に関する。
従来、定置された試料にX線を照射して、試料からの散乱X線を測定し、試料の形態や大きさを測定する手法が知られている。(特許文献1参照)。
特開2006−117767号明細書
液体に含まれる成分は、液体が流れる環境に応じた配向状態を有する場合もある。所定の環境下における配向状態を観察するためには、その環境を再現して観察する必要がある。しかし、従来、流体中の成分の配向状態を観察するという発想自体がなく、勿論、そのような流体中の成分の配向状態を観察する装置もなかった。
本発明は、このような状況においてなされたもので、流体中の成分の配向状態を観察するという新たな着想に基づいて、流体中の成分の配向状態を観察する観察装置、観察システム、及び観察方法を提供することを目的とする。
本発明は、液体が通過可能な流路と、流路を通過する液体に剪断速度を付与する剪断速度付与部と、液体に対して照射されるX線を透過可能なX線透過部とを有し、液体中の成分の配向を観察する観察装置である。
本発明によれば、流体中の成分の配向状態を観察するという新たな着想に基づいて、流体中の成分の配向状態を観察する装置、システム、及び方法を得る。
観察装置を概略的に示す正面図である。 図1のII−II線による観察装置の断面図である。 図2のIII−III線による観察装置の断面図である。
以下、本発明の一態様による観察装置100について図1から3を用いて説明する。観察装置100は、後述される剪断速度に耐える硬度、X線透過性、及び耐熱性(150℃程度)を有する素材から成る第1のブロック110と第2のブロック120とを主に備え、図示されない小角X線散乱装置及びポンプと共に用いられる。観察装置100の素材は、イミド結合を含むポリマー、ダイヤモンド、窒化シリコン、石英、又は鉄が好ましく、ポリエーテルイミド又はポリイミドがより好ましい。以下、図においてX軸方向を幅方向といい、Y軸方向を奥行き方向といい、Z軸方向を高さ方向という。
第1のブロック110は、直方体形状を有し、直方体の第1の側面111に開口する有底円筒状の第1の孔112を有する。第1の孔112の直径rは、例えば0.5〜5mm(好ましくは1〜3mm)である。第1の孔112は、第1の側面111から第1のブロック110を貫通せず、第1の孔112の底面112aは、第1の側面111に対向する第2の側面113との間に所定の距離を空ける。
第2のブロック120は、第1のブロック110と同じ直方体形状を有し、直方体の第3の側面121と、第3の側面121に対向する第4の側面123とを有する。第3の側面121には、有底円筒状の第2の孔122が開口し、第4の側面123には、第2のブロック120の高さ方向全長に渡って延びる溝124が設けられる。第2の孔122は、第3の側面121から溝124まで貫通せず、第2の孔122の底面122aは、溝124との間に所定の距離を空ける。第2の孔122の直径rは、例えば0.5〜5mm(好ましくは1〜3mm)である。第2の孔122の底面122aと溝124との間の素材が第1の窓101を成す。
第1のブロック110と第2のブロック120は、第2の側面113と第4の側面123とを、例えば接着剤等で密着させることにより一体化され、これにより観察装置100が形成される。また、第4の側面123の溝124の開口部は第2の側面113によって塞がれ、これにより、流路102が形成されるとともに、第1の孔112の底面112aと溝124との間の素材が第2の窓103を成す。すなわち、流路102は、観察装置100の本体を高さ方向に貫通する貫通孔である。流路102と直交する方向に対する第1の窓101の厚さT1及び第2の窓103の厚さT2は、それぞれ独立して、好ましくは0.5mm以上10mm以下、より好ましくは1mm以上5mm以下、さらに好ましくは1mm以上3mm以下である。厚さT1及びT2が0.5mm以上であることにより、液体が流路を通過する際の圧力に耐える硬度になるという意義がある。また、10mm以下であることにより、X線が散乱、減衰することなく液体に到達できるという意義がある。
流路102の大きさは、通過する液体に所定の剪断速度を与える程度の大きさである。ここで、剪断速度は、少なくとも10sec−1以上、あるいは、少なくとも10sec−1以下であることが好ましく、10sec−1以上10sec−1以下であることがより好ましい。剪断速度が少なくとも10sec−1以上であることにより、流体成分を配向させて構造変化を観察しやすいという意義がある。また、10sec−1以下であることにより、液体が流路を通過する際の圧力が上昇し過ぎず、また液体成分が流量に入りやすいという意義がある。流路102の長手方向長さHは、好ましくは3mm以上15mm以下、より好ましくは4mm以上13mm以下、さらに好ましくは5mm以上12mm以下である。長手方向長さHが3mm以上であることにより、観察したい物質が配向するという意義がある。また、15mm以下であることにより、流体が流路を通過する際の圧力が上昇し過ぎず、流体成分が流路内で流れ易いという意義がある。
第1の孔112には、X線照射装置が挿入され、第2の孔122には、X線受光装置が挿入される。X線照射装置が出射したX線は、第1の窓101、流路102を流れる液体、及び第2の窓103を介してX線受光装置に入射する。第1の窓101及び/又は第2の窓103がX線透過部を成す。
流路102において、少なくとも第1の窓101及び第2の窓103に対応する部位における、X線の照射方向に対する長さWは、流路102を流れる流体の粘度に応じて適宜選択される値であって、好ましくは10μm以上2000μm以下、より好ましくは40μm以上500μm以下、さらに好ましくは60μm以上150μm以下である。長さWが10μm以上であることにより、液体成分が流路内を流れる事が可能という意義があり、2000μm以下であることにより、観察したい物質が配向するという意義がある。ここで、X線の照射方向は、X線受光装置がX線を受光可能である方向全てを含む意味であって、高さ方向に直交する方向であることが好ましいが、X線受光装置がX線を受光可能であれば、高さ方向に直交する方向でなくてもよい。また、流路102において、少なくとも第1の窓101及び第2の窓103に対応する部位における、X線の照射方向に直交する長さDは、好ましくは400μm以上2000μm以下、より好ましくは600μm以上1600μm以下、さらに好ましくは800μm以上1200μm以下である。あるいは、流路102において、少なくとも第1の窓101及び第2の窓103に対応する部位における、X線の照射方向に直交する断面の面積は、好ましくは4000μm以上4000000μm以下、より好ましくは16000μm以上1000000μm以下、さらに好ましくは24000μm以上300000μm以下である。長さDが400μm以上であることにより、観察したい物質への焦点が合わせやすいという意義がある。長さDが2000μm以下であることにより、観察スポットが広くなり過ぎず観察したい箇所に焦点を合わし易いという意義がある。
図1を参照すると、観察装置100は、図示されないアタッチメントを介して図示されないポンプに接続される。アタッチメントは、例えばステンレスから成る、第1の固定ブロック210、第2の固定ブロック220、第1の継手230、第2の継手240を主に備える。第1の固定ブロック210と第2の固定ブロック220とは、観察装置100を高さ方向に挟持し、図示されないボルトによって、互いに固定される。また、第1の固定ブロック210及び第2の固定ブロック220は、観察装置100を挟持した状態において流路102に連通する第1の貫通穴211と第2の貫通穴221とを備える。第1の貫通穴211の一端は流路102に接続され、他端には第1の継手230がねじ込まれる。第2の貫通穴221の一端は流路102に接続され、他端には第2の継手240がねじ込まれる。第1の継手230はポンプの吐出口に接続される。第2の継手240は例えばタンク等を介して、ポンプの吸入口に接続される。これにより、第1の継手230を介して、流路102に液体を連続的に流すことが可能となる。
ここで、本発明において観察対象となる「液体」は、溶媒に所定の成分を溶解又は分散させた液体である。
液体に含まれる成分は、液体の種類によって、適宜選択されるものである。
例えば、液体が潤滑油である場合、溶媒は基油であり、成分は、例えば粘度指数向上剤や流動点降下剤としての機能を有するポリマーである。
なお、本明細書において、液体に含まれる成分は、液体に溶解している成分や、液体に分散している成分を含む意味である。
次に、観察装置100を用いた、液体に含まれる成分の配向を観察する手法について、ポリマーを含む潤滑油を例にして説明する。第1の継手230から潤滑油が流路102に流入すると、流路102の大きさによって、例えば10sec−1以上の剪断速度を得る。そうすると、潤滑油に含まれるポリマーが剪断速度に応じて配向する。この状態において、X線照射装置から出射されたX線は、第1の窓101、流路102を流れる潤滑油、及び第2の窓103を介してX線受光装置に入射する。そして、X線受光装置に入射した散乱パターンを観察すれば、潤滑油に含まれるポリマーの配向状態がわかる。
次に、本発明の一実施形態による実施例を示して、その効果について説明する。なお、本発明の技術的範囲は、これらの実施例によりなんら限定されるものではない。
実施例で用いられた観察装置100はポリエーテルイミドから製作され、これにより第1の窓101及び第2の窓103がポリエーテルイミドから製作された。流路102と直交する方向に対する第1の窓101の厚さT1及び第2の窓103の厚さT2は1mmであり、流路102において、少なくとも第1の窓101及び第2の窓103に対応する部位における、X線の照射方向に対する長さWは、80μmであった。また、流路102において、少なくとも第1の窓101及び第2の窓103に対応する部位における、X線の照射方向に直交する長さDは、1000μmであった。そして、流路102に、剪断速度10sec−1で、ポリマーを含む潤滑油を流し、SPring-8の小角X線散乱装置を用いて散乱測定を行った。照射されたX線の波長は0.1nm、スポット径は0.1mmであった。パス長は2.5m、ディテクターは2次元フォトンカウンティング型検出器(PILATUS(pixel apparatus for the SLS)-2)を用い、90秒間測定した。
なお、潤滑油は、ポリアルファオレフィンとポリ(メタ)アクリレート(質量平均分子量=23万)を混合して調製した。ポリ(メタ)アクリレートの潤滑油基準の含有量が1質量%となるよう調製した。
また、比較例は、φ2.5mmの円筒形の石英ガラス製観察装置を用い、当該観察装置に前記潤滑油を充填し、静止状態で観察した以外は、実施例と同様の条件で、SPring8の小角X線散乱装置を用いてX線撮影を行った。
表1の「実施例」−「散乱パターン」に得られた画像を示す。
一方で、比較例では、実施例と同じ大きさを持つ流路102に、同じ潤滑剤を流さずに停止させた状態で、SPring-8を用いてX線撮影を行った。表1の「比較例」−「散乱パターン」に得られた画像を示す。
また、散乱データをもとにギニエプロット解析を行い、ポリ(メタ)アクリレートの慣性半径を測定した。
表1に示された「散乱パターン」を参照すると、比較例による「散乱パターン」は、流動方向及び垂直方向に偏平せず円形を成すため、ポリマーが配向してないことがわかるとともに、ポリマーの大きさ(慣性半径)は流動方向及び垂直方向に対して7.5nmであることがわかる。他方、実施例による「散乱パターン」は、流動方向に垂直な方向に偏平しているため、ポリマーが配向していることがわかるとともに、ポリマーの大きさは流動方向に対して8.3nm、垂直方向に対して6.6nmであることがわかる。ここで、流動方向はZ軸方向であって、「散乱パターン」に示された画像中の矢印が示す方向であり、垂直方向はY軸方向であって、前記矢印が示す方向と前記画像面内において直交する方向である。
このように、本実施形態によれば、流動場において一定以上の剪断速度(又はせん断応力)を液体に掛け、液体に含まれる成分の配向状態を観察(測定)することが可能となる。
なお、第1のブロック110と第2のブロック120の素材は、ポリエーテルイミド、ポリイミド、又はダイヤモンドに限定されず、X線が透過可能な素材であれば良い。また、観察蔵置100は第1のブロック110と第2のブロック120とから成るものでなくてもよく、1つのブロックに流路及び有底筒状の孔を形成したもの、あるいは3以上のブロックを用いたものであってもよい。
第1の孔112第2の孔122は、円筒状に限定されず、角筒型など、他の形状であってもよい。
なお、第1の孔112には、X線受光装置が挿入され、第2の孔122には、X線照射装置が挿入されてもよい。
なお、本明細書および図中に示した各部材の大きさは例示であって、これらの大きさに限定されない。また、各部材の素材は例示であって、これらの素材に限定されない。
ここに付随する図面を参照して本発明の実施形態が説明されたが、記載された発明の範囲と精神から逸脱することなく、変形が各部の構造と関係に施されることは、当業者にとって自明である。
本願発明は、以下の[1]から[13]の発明を含む。
[1]
液体が通過可能な流路と、
前記流路を通過する液体に剪断速度を付与する剪断速度付与部と、
前記液体に対して照射されるX線を透過可能なX線透過部と、
を有する、液体中の成分の配向を観察する観察装置。
[2]
前記X線透過部は、前記流路の流れ方向において、前記剪断速度付与部が占める範囲内に設けられる 発明1又は2に記載の観察装置。
[3]
前記剪断速度は、10sec−1以上である発明1又は2に記載の観察装置。
[4]
前記X線透過部は、X線透過性を有する素材から成る発明1から3のいずれかに記載の観察装置。
[5]
前記X線透過性を有する素材は、ポリエーテルイミド、ポリイミド、又はダイヤモンドである発明4に記載の観察装置。
[6]
前記流路は、少なくとも前記X線透過部に対応する部位において、前記X線の照射方向に対して、10μm以上2000μm以下の長さを有する発明1〜5のいずれかに記載の観察装置。
[7]
前記X線透過部は、前記流路と交わる方向に沿って設けられる有底筒孔の底部と前記流路との間に設けられ、
前記有底筒孔に前記X線を出射可能なX線装置が挿入される
発明1〜6のいずれかに記載の観察装置。
[8]
前記流路は、本体に設けられた貫通孔であって、
前記流路と直交する方向に沿って、前記本体の外側面から前記流路に向けて、有底筒孔が設けられ、
前記X線透過部は、前記有底筒孔の底部と前記流路との間に設けられ、
前記有底筒孔に前記X線を出射可能なX線装置が挿入される
発明1〜7のいずれかに記載の観察装置。
[9]
前記流路と直交する方向に対する前記X線透過部の厚さは0.5mm以上10mm以下である、発明1〜8のいずれかに記載の観察装置。
[10]
前記液体は、溶媒にポリマーを含ませた液体から成る、発明1〜9のいずれかに記載の観察装置。
[11]
前記液体は潤滑油である、発明1〜10のいずれかに記載の観察装置。
[12]
発明1から10のいずれかに記載の前記観察装置と、
前記流路を流れる液体にX線を照射するX線照射手段と、
前記液体を透過したX線を受光するX線受光手段と、
前記X線受光手段が受光したX線の散乱パターンを測定する測定手段と、
を備える、液体中の成分の配向を観察する観察システム。
[13]
液体に含まれる成分の配向を観察する観察方法であって、
流路を通過する液体に所定の剪断速度を与えて成分を配向させ、
前記流路の少なくとも一部を形成するX線透過部を透過させたX線を、前記流路を流れる流体に照射し、
前記流路を流れる流体を透過した後に、前記流路の少なくとも一部を形成するX線透過部を透過したX線を受光し、
受光したX線の散乱パターンを測定する、観察方法。
100 観察装置
101 第1の窓
102 流路
103 第2の窓
110 第1のブロック
111 第1の側面
112 第1の孔
112a 底面
113 第2の側面
120 第2のブロック
121 第3の側面
122 第2の孔
123 第4の側面
124 溝

Claims (13)

  1. 液体が通過可能な流路と、
    前記流路を通過する液体に剪断速度を付与する剪断速度付与部と、
    前記液体に対して照射されるX線を透過可能なX線透過部と、
    を有する、液体中の成分の配向を観察する観察装置。
  2. 前記X線透過部は、前記流路の流れ方向において、前記剪断速度付与部が占める範囲内に設けられる請求項1に記載の観察装置。
  3. 前記剪断速度は、10sec−1以上である請求項1又は2に記載の観察装置。
  4. 前記X線透過部は、X線透過性を有する素材から成る請求項1から3のいずれかに記載の観察装置。
  5. 前記X線透過性を有する素材は、ポリエーテルイミド、ポリイミド、又はダイヤモンドである請求項4に記載の観察装置。
  6. 前記流路は、少なくとも前記X線透過部に対応する部位において、前記X線の照射方向に対して、10μm以上2000μm以下の長さを有する請求項1〜5のいずれかに記載の観察装置。
  7. 前記X線透過部は、前記流路と交わる方向に沿って設けられる有底筒孔の底部と前記流路との間に設けられ、
    前記有底筒孔に前記X線を出射可能なX線装置が挿入される
    請求項1〜6のいずれかに記載の観察装置。
  8. 前記流路は、本体に設けられた貫通孔であって、
    前記流路と直交する方向に沿って、前記本体の外側面から前記流路に向けて、有底筒孔が設けられ、
    前記X線透過部は、前記有底筒孔の底部と前記流路との間に設けられ、
    前記有底筒孔に前記X線を出射可能なX線装置が挿入される
    請求項1〜7のいずれかに記載の観察装置。
  9. 前記流路と直交する方向に対する前記X線透過部の厚さは0.5mm以上10mm以下である、請求項1〜8のいずれかに記載の観察装置。
  10. 前記液体は、溶媒にポリマーを含ませた液体から成る、請求項1〜9のいずれかに記載の観察装置。
  11. 前記液体は潤滑油である、請求項1〜10のいずれかに記載の観察装置。
  12. 請求項1から10のいずれかに記載の前記観察装置と、
    前記流路を流れる液体にX線を照射するX線照射手段と、
    前記液体を透過したX線を受光するX線受光手段と、
    前記X線受光手段が受光したX線の散乱パターンを測定する測定手段と、
    を備える、液体中の成分の配向を察する観察システム。
  13. 液体に含まれる成分の配向を観察する観察方法であって、
    流路を通過する液体に所定の剪断速度を与えて成分を配向させ、
    前記流路の少なくとも一部を形成するX線透過部を透過させたX線を、前記流路を流れる流体に照射し、
    前記流路を流れる流体を透過した後に、前記流路の少なくとも一部を形成するX線透過部を透過したX線を受光し、
    受光したX線の散乱パターンを測定する、
    観察方法。
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