JP2020196495A - 錠剤容器 - Google Patents

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Shinya Maeda
信也 前田
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【課題】意図しない開封を抑制できるとともに、未開封であることを容易に識別できる錠剤容器を提供する。【解決手段】錠剤容器1は、容器本体2と、容器本体2の開口5を閉塞するスパウト3と、スパウト3に着脱可能に設けられたオーバーキャップ4と、を備える。スパウト3は、容器本体2の内側に開口して錠剤が通過可能な連通口40を有し、容器本体2に固定される基部20と、有頂筒状に形成され、連通口40を通じて錠剤を吐出可能な吐出口41を有する口部23と、を備える。吐出口41は、連通口40の開口方向に交差する方向に開口し、薄肉弱化部を介して連結するとともにリング部48が接続された閉塞部43によって閉塞されている。オーバーキャップ4は、閉塞部43を覆う。【選択図】図1

Description

本発明は、錠剤容器に関するものである。
従来、下記特許文献1に記載された錠剤容器が知られている。特許文献1に記載の錠剤容器は、表面に錠剤の取り出し孔が形成された扁平な容器本体と、取り出し孔を開閉する開閉蓋と、を備え、容器本体の一端部に開閉蓋がヒンジを介して連結されている。この錠剤容器において、開閉蓋の裏面には、取り出し孔に嵌合される円筒状の封止部が突設されている。
特開2014−91526号公報
しかしながら、上記従来の錠剤容器では、流通時に不意に開封される可能性がある。また、容器が未開封の状態と開封後に取り出し孔を閉塞した状態とを見分けることが困難である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、意図しない開封を抑制できるとともに、未開封であることを容易に識別できる錠剤容器を提供するものである。
本発明の錠剤容器は、容器本体と、前記容器本体の開口を閉塞する口部材と、前記口部材に着脱可能に設けられたオーバーキャップと、を備え、前記口部材は、前記容器本体の内側に開口して内容物が通過可能な連通口を有し、前記容器本体に固定される基部と、有頂筒状に形成され、前記連通口を通じて前記内容物を吐出可能な吐出口を有する口部と、を備え、前記吐出口は、前記連通口の開口方向に交差する方向に開口し、弱化部を介して連結するとともに操作部が接続された閉塞部によって閉塞され、前記オーバーキャップは、前記閉塞部を覆う、ことを特徴とする。
本発明によれば、口部の吐出口が弱化部を介して連結した閉塞部によって閉塞されているので、容器が不意に開封されることを抑制できるとともに、容器が未開封の状態と開封済みの状態とを容易に見分けることができる。したがって、意図しない開封を抑制できるとともに、未開封であることを容易に識別できる錠剤容器を提供できる。
また、口部が有頂筒状に形成されて、吐出口が連通口の開口方向に交差する方向に開口するので、口部の外径を大きくすることなく吐出口を大きく形成することが可能になり、内容物の取り出しやすさを確保しつつ錠剤容器を扁平に形成することができる。これにより、例えば各種郵送サービスを受ける際の制限を受けにくい錠剤容器とすることができる。
ここで、内容物の取り出しやすさを確保しつつ錠剤容器を扁平に形成するために、口部の吐出口、およびオーバーキャップと口部材との嵌合部を例えば横断面視で楕円形状とした場合には、オーバーキャップおよび口部材の成形精度の観点でシール性を確保しにくい。これに対して本発明では、口部の吐出口が弱化部を介して連結した閉塞部によって閉塞されているので、未開封状態の錠剤容器のシール性の向上を図ることができる。
また、口部の吐出口が口部の延在方向に開口する構成では、容器本体の内部から口部に導入された内容物が不意に連続して吐出される可能性がある。これに対して本発明では、口部が有頂筒状に形成されて、吐出口が連通口の開口方向に交差する方向に開口するので、連通口を通過して口部に導入された内容物を口部の頂部によって一旦受け止めることができる。したがって、内容物が不意に連続して吐出されることを抑制できる。
上記の錠剤容器において、前記閉塞部には、前記閉塞部の外面から突出し、前記操作部が連設された支柱部が設けられ、前記オーバーキャップは、前記閉塞部を覆うキャップ本体と、前記キャップ本体の内面から前記閉塞部と前記操作部との間に差し込まれた差込部と、を備えていてもよい。
本発明によれば、操作部がキャップ本体と差込部との間に配置されるので、差込部およびオーバーキャップの内周面により操作部の変位を吐出口の開口方向の両側から規制することができる。これにより、オーバーキャップの内部で操作部が不意に変位して閉塞部に力がかかり、弱化部が破断することを抑制できる。したがって、錠剤容器の意図しない開封を抑制できる。
また、開封後に内容物が吐出口からオーバーキャップ内に進入するのを抑制することができる。これにより、オーバーキャップを取り外した際に内容物が不意にこぼれ落ちることを抑制できる。
上記の錠剤容器において、前記容器本体は、扁平形状に形成され、前記吐出口は、前記容器本体の厚さ方向に開口し、前記オーバーキャップにおける前記厚さ方向の両端縁は、前記容器本体および前記口部材の全体における前記厚さ方向の両端縁よりも前記厚さ方向の内側に位置してもよい。
本発明によれば、錠剤容器全体においてオーバーキャップが容器本体の厚さ方向に最も厚くなることを抑制できる。これにより、錠剤容器を規定の厚さ以下に形成する場合に、オーバーキャップが最も厚くなることで容器本体が相対的に薄くなり、錠剤容器の容量が小さくなることを抑制できる。よって、錠剤容器の容量を確保しつつ、錠剤容器全体を容器本体の厚さ方向に薄くすることができる。
上記の錠剤容器において、前記基部は、前記容器本体の前記開口に挿入される挿入部と、前記挿入部の内面から突出する突出部と、を有し、前記突出部は、前記容器本体の内部から前記口部に向かうに従い、前記挿入部の内面からの突出量が漸次大きくなっていてもよい。
本発明によれば、挿入部の内側で容器本体の内容物を口部に向けてスムーズに案内できる。よって、口部に内容物を容易に導入できる。
本発明によれば、意図しない開封を抑制できるとともに、未開封であることを容易に識別できる錠剤容器を提供できる。
実施形態の錠剤容器の反断面図である。 実施形態のスパウトおよびオーバーキャップの断面図であって、図1のII−II線に沿う断面を示す図である。 実施形態のスパウトを下方から見た図である。 実施形態のスパウトおよびオーバーキャップを上方から見た図である。 実施形態の錠剤容器の説明図である。 実施形態の錠剤容器の説明図である。 実施形態の錠剤容器の説明図である。 実施形態の錠剤容器の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、錠剤容器1は、錠剤C(内容物)を収容可能とされた容器本体2と、容器本体2の開口5を閉塞するスパウト3(口部材)と、スパウト3に着脱可能に設けられたオーバーキャップ4と、を備える。錠剤容器1は、全体として扁平に形成されている。錠剤容器1の厚さは、郵便物としてポストに投函可能な40mm以下であって、好ましくは各種郵送サービスを受けることが可能な20mm以下である。なお、本実施形態では、スパウト3の中心軸線を単に軸線Oといい、軸線Oに沿う方向を上下方向といい、錠剤容器1の厚さ方向を単に厚さ方向といい、厚さ方向から見て上下方向に直交する方向を幅方向という。また、上下方向において、容器本体2の中心に対してスパウト3が配置される側を上方とし、その反対側を下方とする。
容器本体2は、可撓性を有する袋状に形成されている。容器本体2は、錠剤容器1の形状に倣って扁平形状に形成されている。容器本体2は、厚さ方向から見て上下方向および幅方向に延びる矩形状に形成されている。具体的に、容器本体2は、幅方向よりも上下方向に大きい矩形状に形成されている。つまり、容器本体2は、厚さ方向から見て上下方向を長手方向とし、幅方向を短手方向としている。容器本体2は、互いの外縁が一致するように厚さ方向に対向配置された2枚のシート材11により形成されている。容器本体2は、2枚のシート材11を厚さ方向に重ね合わせ、2枚のシート材11の互いに対向する各内面の外周縁11aを熱融着することで袋状に形成されている。シート材11は、例えば合成樹脂フィルムをアルミニウムなどの金属膜で被覆した熱融着性樹脂シートである。シート材11の内面は、熱融着性を有している。容器本体2は、2枚のシート材11が互いに離間した開口5を有する。容器本体2の開口5は、容器本体2の上端縁における幅方向の中間部に設けられている。
図1および図2に示すように、スパウト3は、容器本体2の上端部に固定されている。スパウト3は、全体として厚さ方向に交差する方向に延びる筒状に形成されている。具体的に、スパウト3は、上下方向に延びる筒状に形成されている。スパウト3は、容器本体2の内側に開口して錠剤Cが通過可能な連通口40を有し、容器本体2に固定される基部20と、有頂筒状に形成され、連通口40を通じて錠剤Cを吐出可能な吐出口41を有する口部23と、を備える。
基部20は、容器本体2を形成する2枚のシート材11に挟まれる接合部21(挿入部)と、接合部21から上方に延びオーバーキャップ4に嵌合する嵌合部22と、を備える。接合部21は、スパウト3の下端部に設けられている。接合部21は、容器本体2の開口5に挿入されている。接合部21は、2枚のシート材11に厚さ方向で挟まれて固着されている。嵌合部22は、容器本体2の外側に配置されている。
図2に示すように、接合部21は、第1周壁部25と、第1周壁部25の上端部から内側に張り出す内フランジ部26と、を備える。第1周壁部25の外周面は、2枚のシート材11それぞれの内面の外周縁11a(図1参照)に接合される接合面とされている。内フランジ部26は、第1周壁部25の上端縁の全周にわたって設けられている。
嵌合部22は、有頂筒状に形成され、第2周壁部28と天壁部29とを備える。第2周壁部28は、内フランジ部26の内周縁26aから上方に延びている。第2周壁部28は、内フランジ部26の内周縁26aの全周にわたって設けられている。第2周壁部28の外周面は、上下方向から見て軸線Oを中心とし、厚さ方向よりも幅方向に大きい角丸長方形状に形成されている。第2周壁部28の外周面には、オーバーキャップ4が離脱可能に係止される係合部30が形成されている。天壁部29には、貫通孔31が形成されている。
基部20の内側には、上述した連通口40が形成されている。連通口40は、接合部21の下端部において容器本体2の内側に開口している。連通口40は、容器本体2の内側に向けて下方に開口している。連通口40は、貫通孔31を通じて口部23の内側に連通している。
図3に示すように、第1周壁部25の外周面は、上下方向から見て軸線Oを中心とする菱形状に形成されている。具体的に、第1周壁部25の外周面は、上下方向から見て、軸線Oから幅方向に離れるに従い、厚さ方向の大きさが漸次小さくなる菱形状に形成されている。第1周壁部25は、厚さ方向よりも幅方向に大きく形成されている。内フランジ部26の内周縁26aは、上下方向から見て軸線Oを幅方向の中心とし、厚さ方向および幅方向に延びる角丸長方形状に形成されている。
天壁部29の貫通孔31は、軸線Oに対して厚さ方向の一方側に偏った位置に形成されている。貫通孔31の幅方向の寸法は、錠剤Cの外径よりも大きい。貫通孔31の厚さ方向の寸法は、錠剤Cの厚さよりも大きく、錠剤Cの外径よりも小さい。
基部20は、補強リブ32および案内リブ33(突出部)を備える。補強リブ32および案内リブ33は、基部20の内周面から厚さ方向の内側に突出するとともに、上方に延びて基部20の内面のうち下方を向く面に接続している。補強リブ32は、天壁部29の貫通孔31よりも幅方向の外側に配置されている。案内リブ33は、幅方向で貫通孔31と重なる位置に配置されている。
補強リブ32は、貫通孔31を幅方向に挟んだ両側にそれぞれ複数(本実施形態では2つずつ)設けられている。複数の補強リブ32は、互いに幅方向に間隔をあけて設けられている。複数の補強リブ32は、厚さ方向の両端部において第1周壁部25の内周面に接続しているとともに、上端部において内フランジ部26の下面に接続している(図1も併せて参照)。
図2および図3に示すように、案内リブ33は、貫通孔31を挟んだ両側にそれぞれ複数設けられている。複数の案内リブ33は、互いに幅方向に間隔をあけて設けられている。複数の案内リブ33のうち貫通孔31に対して厚さ方向で前記一方側に設けられた複数(本実施形態では3つ)の案内リブ33は、厚さ方向外側の端部において第1周壁部25の内周面に接続しているとともに、上端部において内フランジ部26の下面に接続している。複数の案内リブ33のうち貫通孔31に対して厚さ方向で前記他方側に設けられた複数(本実施形態では5つ)の案内リブ33は、厚さ方向外側の端部において第1周壁部25の内周面に接続しているとともに、上端部において内フランジ部26の下面、および嵌合部22の天壁部29の下面に接続している。
図2に示すように、複数の案内リブ33は、容器本体2の内部から口部23に向かうに従い、接合部21の内周面からの突出量が漸次大きくなっている。換言すると、複数の案内リブ33における厚さ方向内側を向く側端縁33aは、下端から上方に向かうに従い厚さ方向の内側に延びている。具体的に、複数の案内リブ33の前記側端縁33aは、それぞれ第1周壁部25の下端部から貫通孔31の開口周縁部に向けて直線的に延びている。これにより、複数の案内リブ33の厚さ方向の間隔は、接合部21の下端開口から貫通孔31に向かうに従い漸次狭まっている。
口部23は、嵌合部22から上方に延びている。口部23は、有頂筒状に形成され、第3周壁部35と頂部36とを備える。第3周壁部35は、貫通孔31の開口周縁部から上方に延びている。第3周壁部35は、貫通孔31の開口周縁部の全周にわたって設けられている。第3周壁部35は、貫通孔31の形状に対応して、上下方向から見て厚さ方向よりも幅方向に大きい矩形状に形成されている。第3周壁部35は、表裏面が厚さ方向を向く一対の第1側壁37と、表裏面が幅方向を向く一対の第2側壁38と、を備える。第2側壁38は、一対の第1側壁37それぞれの側縁同士を接続し、幅方向から見て略一定の幅で上下方向に延びている。頂部36は、一対の第1側壁37の上縁、および一対の第2側壁38の上縁に接続している。
図1に示すように、第1側壁37は、厚さ方向から見て略一定の幅で上下方向に延びる下半部と、第2側壁38よりも上方に突出し、厚さ方向から見て半円状に形成された上半部と、を備える。頂部36は、厚さ方向から見て円弧状に延びている。これにより、頂部36の上面は、厚さ方向から見て上方に膨出した凸形状に形成されている。頂部36は、軸線Oに交差するように配置されている。
図2に示すように、口部23の内側は、連通口40を通じて容器本体2の内側に連通している。吐出口41は、一対の第1側壁37のうち厚さ方向で他方側に位置する第1側壁37に形成され、閉塞部43によって閉塞されている。閉塞部43は、破断可能な薄肉弱化部44(弱化部)を介して吐出口41の開口縁に連結されている。閉塞部43は、薄肉弱化部44を介して吐出口41の開口縁の全周に連結されている。換言すると、第1側壁37には、破断可能な薄肉弱化部44によって画成された閉塞部43が設けられている。吐出口41は、第1側壁37の中央部に設けられている。吐出口41は、厚さ方向から見て幅方向よりも上下方向に大きい楕円状に形成されている(図1参照)。吐出口41は、閉塞部43を除去することで、容器本体2の外側に向けて開口する。具体的に、吐出口41は、連通口40の開口方向に交差する方向に開口する。本実施形態では、吐出口41は、連通口40の開口方向に直交する厚さ方向に開口する。
閉塞部43には、プルリング46が設けられている。プルリング46は、支柱部47と、リング部48(操作部)と、を備える。支柱部47は、閉塞部43の外面の下端部から突出している。リング部48は、支柱部47の突端部に連設され、閉塞部43に接続されている。リング部48は、閉塞部43に対して厚さ方向に間隔をあけて支柱部47から上方に延びている。リング部48は、厚さ方向から見て閉塞部43の外周縁に重なる楕円状に形成されている(図1参照)。
オーバーキャップ4は、閉塞部43を覆う。オーバーキャップ4は、口部23およびプルリング46を囲うように配置されるキャップ本体50と、キャップ本体50の内面から延びる差込部51と、を備える。キャップ本体50は、有頂筒状に形成され、天壁部52と、天壁部52の外周縁から下方に延びる外筒部53と、を備える。天壁部52の外形は、上下方向から見て嵌合部22の外形におおよそ一致するように形成されている。すなわち、天壁部52は、上下方向から見て厚さ方向よりも幅方向に大きい角丸長方形状に形成されている(図4参照)。天壁部52は、厚さ方向から見て口部23の頂部36の上面に沿うように円弧状に延びている(図1参照)。外筒部53は、天壁部52の外周縁の全周にわたって設けられている。外筒部53の内周面の下端部は、嵌合部22の外周面の係合部30に係止可能に形成されている。オーバーキャップ4は、外筒部53の下端部を嵌合部22に係止させることで、スパウト3に嵌合される。
差込部51は、平板状に形成され、表裏面が厚さ方向を向くように配置されている。差込部51は、天壁部52の下面から下方に延びている。差込部51は、閉塞部43とプルリング46のリング部48との間に差し込まれている。差込部51は、閉塞部43の上下方向の中心よりも下方まで延びている。差込部51は、閉塞部43、およびプルリング46のリング部48に当接または近接している。
スパウト3の接合部21は、スパウト3において厚さ方向の両側に最も張り出している。また、スパウト3の接合部21は、オーバーキャップ4よりも厚さ方向の両側に張り出している。換言すると、オーバーキャップ4における厚さ方向の両端縁は、接合部21における厚さ方向の両端縁よりも厚さ方向の内側に位置している。具体的に、厚さ方向において、接合部21の前記一方側の端縁21aは、オーバーキャップ4の前記一方側の端縁4aよりも前記他方側に位置している。また、接合部21の前記他方側の端縁21bは、オーバーキャップ4の前記他方側の端縁4bよりも前記一方側に位置している。さらに、容器本体2のシート材11が接合部21の外周面に接合されているので、オーバーキャップ4における厚さ方向の両端縁は、容器本体2における厚さ方向の両端縁よりも厚さ方向の内側に位置している。すなわち、オーバーキャップ4における厚さ方向の両端縁は、容器本体2およびスパウト3の全体における厚さ方向の両端縁よりも厚さ方向の内側に位置している。
また、図1に示すように、スパウト3の接合部21は、スパウト3において幅方向の両側に最も張り出している。また、スパウト3の接合部21は、オーバーキャップ4よりも幅方向の両側に張り出している。換言すると、オーバーキャップ4における幅方向の両端縁は、接合部21における幅方向の両端縁よりも幅方向の内側に位置している。さらに、接合部21が容器本体2の開口5に挿入されているので、接合部21における幅方向の両端縁は、容器本体2における幅方向の両端縁よりも幅方向の内側に位置している。
次に、本実施形態の錠剤容器1の作用について説明する。
未開封状態の錠剤容器1から錠剤Cを取り出す場合、図5および図6に示すように、スパウト3からオーバーキャップ4を取り外した状態で、プルリング46のリング部48に指を掛けて引っ張り上げて薄肉弱化部44を破断する。そして、閉塞部43を切り取って、口部23の吐出口41を厚さ方向に開口させる。
続いて、図7に示すように口部23が容器本体2よりも鉛直下方に位置するように、かつ口部23の吐出口41が上方を向くように錠剤容器1を傾けて、容器本体2内の錠剤Cを口部23に移動させる。このとき、口部23に移動した錠剤Cは、錠剤容器1の外部から吐出口41の内側で視認可能となる。そして、錠剤容器1を振る、または吐出口41が鉛直下方を向くように錠剤容器1を傾けて、吐出口41から錠剤Cを取り出す。
開封済みの錠剤容器1内の錠剤Cを保管する場合、図8に示すようにスパウト3にオーバーキャップ4を被着させる。この際、オーバーキャップ4の差込部51を軸線Oに対して厚さ方向で前記他方側に位置させることで、差込部51と口部23の頂部36との干渉を避けて、スパウト3にオーバーキャップ4を被着させることができる。スパウト3にオーバーキャップ4を被着させることで、吐出口41が差込部51と厚さ方向で対向して覆われ、吐出口41から錠剤Cが吐出されることを抑制できる。
以上に説明したように、本実施形態の錠剤容器1は、口部23の吐出口41が薄肉弱化部44を介して連結した閉塞部43によって閉塞されているので、容器が不意に開封されることを抑制できるとともに、容器が未開封の状態と開封済みの状態とを容易に見分けることができる。したがって、意図しない開封を抑制できるとともに、未開封であることを容易に識別できる錠剤容器1を提供できる。
また、口部23が有頂筒状に形成されて、吐出口41が連通口40の開口方向に交差する方向に開口するので、上下方向から見た口部23の外径を大きくすることなく吐出口41を大きく形成することが可能になり、錠剤Cの取り出しやすさを確保しつつ錠剤容器1を扁平に形成することができる。これにより、例えば各種郵送サービスを受ける際の制限を受けにくい錠剤容器1とすることができる。
ここで、錠剤の取り出しやすさを確保しつつ錠剤容器を扁平に形成するために、オーバーキャップとスパウトとの嵌合部を例えば横断面視で楕円形状とした場合には、オーバーキャップおよびスパウトの成形精度の観点でシール性を確保しにくい。これに対して本実施形態では、口部23の吐出口41が薄肉弱化部44を介して連結した閉塞部43によって閉塞されているので、未開封状態の錠剤容器1のシール性の向上を図ることができる。
また、口部がその延在方向に開口する従来の錠剤容器では、容器本体の内部から口部に導入された錠剤が不意に連続して吐出される可能性がある。これに対して本実施形態では、口部23が有頂筒状に形成されて、吐出口41が連通口40の開口方向に交差する方向に開口するので、連通口40を通過して口部23に導入された錠剤Cを口部23の頂部36によって一旦受け止めることができる。したがって、錠剤Cが不意に連続して吐出されることを抑制できる。
また、本実施形態の錠剤容器1は、閉塞部43を覆うオーバーキャップ4を備えるので、開封済みの口部23を再封できる。そして、オーバーキャップ4における厚さ方向の両端縁は、容器本体2およびスパウト3の全体における厚さ方向の両端縁よりも厚さ方向の内側に位置いている。これにより、錠剤容器1全体においてオーバーキャップ4が厚さ方向に最も厚くなることを抑制できる。これにより、錠剤容器1を規定の厚さ以下に形成する場合に、オーバーキャップ4が最も厚くなることで容器本体2が相対的に薄くなり、錠剤容器1の容量が小さくなることを抑制できる。よって、錠剤容器1の容量を確保しつつ、錠剤容器1全体を厚さ方向に薄くすることができる。
また、オーバーキャップ4はキャップ本体50の内面から閉塞部43とプルリング46のリング部48との間に差し込まれた差込部51を備えるので、リング部48がキャップ本体50の外筒部53と差込部51との間に配置される。このため、差込部51およびキャップ本体50の内周面によりプルリング46の変位を厚さ方向の両側から規制することができる。これにより、オーバーキャップ4の内部でプルリング46が不意に変位して閉塞部43に力がかかり、薄肉弱化部44が破断することを抑制できる。したがって、錠剤容器1の意図しない開封を抑制できる。
また、開封後に錠剤Cが吐出口41からオーバーキャップ4内に進入するのを抑制することができる。これにより、オーバーキャップ4を取り外した際に錠剤Cが不意にこぼれ落ちることを抑制できる。
また、スパウト3の内側には、補強リブ32および案内リブ33が設けられている。補強リブ32および案内リブ33は、接合部21の第1周壁部25の内周面から厚さ方向の内側に突出するとともに、上方に延びてスパウト3の内面のうち下方を向く面に接続しているので、接合部21の第1周壁部25の厚さ方向内側への撓みを抑制できる。これにより、2枚のシート材11で接合部21を挟んだ状態で2枚のシート材11を互いに熱融着する際に、接合部21が変形することを抑制できる。
また、スパウト3の基部20は、接合部21の内面から突出する案内リブ33を有し、案内リブ33は容器本体2の内部から口部23に向かうに従い、接合部21の内面からの突出量が漸次大きくなっている。これにより、接合部21の内側で容器本体2の内部の錠剤Cを口部23に向けてスムーズに案内できる。よって、口部23に錠剤Cを容易に導入できる。
また、容器本体2は、扁平形状に形成され、厚さ方向から見て幅方向よりも上下方向に大きくなっている。吐出口41は、容器本体2に対して容器本体2の上方に位置し、スパウト3における幅方向の両端縁は、容器本体2における幅方向の両端縁よりも幅方向の内側に位置している。これにより、錠剤容器1における上下方向の寸法を、錠剤容器1における幅方向の寸法よりも大きくすることができる。これにより、錠剤容器1の全体の外形を郵便物として適合する平面視長方形状のサイズに収めつつ、容器本体2における幅方向の寸法を最大限に大きくできる。したがって、各種郵送サービスを受ける際の制限を受けにくく、かつ容量が確保された錠剤容器1を提供できる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、容器本体2が2枚のシート材11により形成されているが、これに限定されない。例えば、容器本体は、1枚のシート材を折り返して厚さ方向に重ね合わせることで形成されてもよい。また、容器本体は、薄肉のブローボトルやチューブ、インジェクション成形品等であってもよい。
また、上記実施形態では、口部23の頂部36の上面が厚さ方向から見て凸形状に形成されている。しかしながら口部の頂部の形状はこれに限定されず、頂部の上面は平坦に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、オーバーキャップ4が上下方向から見て角丸長方形状に形成されている。しかしながらオーバーキャップの形状はこれに限定されず、上下方向から見て厚さ方向よりも幅方向に大きい長円形状または楕円形状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、オーバーキャップ4の差込部51がキャップ本体50の天壁部52から下方に延びているが、キャップ本体50の外筒部53の内周面から幅方向に延びていてもよい。また、オーバーキャップは、差込部51を備えていなくてもよい。
また、上記実施形態では、閉塞部43にプルリング46が設けられているが、例えばプルリングに代えて、使用者が開封時に摘まめる突起を設けてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…錠剤容器 2…容器本体 3…スパウト(口部材) 4…オーバーキャップ 23…口部 41…吐出口 43…閉塞部 47…支柱部 48…リング部(操作部) 50…キャップ本体 51…差込部

Claims (4)

  1. 容器本体と、
    前記容器本体の開口を閉塞する口部材と、
    前記口部材に着脱可能に設けられたオーバーキャップと、
    を備え、
    前記口部材は、
    前記容器本体の内側に開口して内容物が通過可能な連通口を有し、前記容器本体に固定される基部と、
    有頂筒状に形成され、前記連通口を通じて前記内容物を吐出可能な吐出口を有する口部と、
    を備え、
    前記吐出口は、前記連通口の開口方向に交差する方向に開口し、弱化部を介して連結するとともに操作部が接続された閉塞部によって閉塞され、
    前記オーバーキャップは、前記閉塞部を覆う、
    ことを特徴とする錠剤容器。
  2. 前記閉塞部には、前記閉塞部の外面から突出し、前記操作部が連設された支柱部が設けられ、
    前記オーバーキャップは、
    前記閉塞部を覆うキャップ本体と、
    前記キャップ本体の内面から前記閉塞部と前記操作部との間に差し込まれた差込部と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の錠剤容器。
  3. 前記容器本体は、扁平形状に形成され、
    前記吐出口は、前記容器本体の厚さ方向に開口し、
    前記オーバーキャップにおける前記厚さ方向の両端縁は、前記容器本体および前記口部材の全体における前記厚さ方向の両端縁よりも前記厚さ方向の内側に位置している、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の錠剤容器。
  4. 前記基部は、
    前記容器本体の前記開口に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の内面から突出する突出部と、
    を有し、
    前記突出部は、前記容器本体の内部から前記口部に向かうに従い、前記挿入部の内面からの突出量が漸次大きくなっている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の錠剤容器。
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