JP2020195725A5 - - Google Patents

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JP2020195725A5
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特許文献1に示すように、遊技者にとって有利度が異なる複数の設定値のうちのいずれかの設定値に設定可能である遊技機が提案されている。このような遊技機において、設定値を確認するための設定確認処理では、実行中のメイン処理が全て終了したときにしか次の処理へ移行できなかった(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010-200902号公報
しかし、特許文献1のような遊技機の場合、設定確認をすぐに行いたい状況のときに、実行中の全ての処理が終わるまで待たねばならず、好適に設定確認作業を実行することができなかった。
この発明は、上記の実状に鑑みてなされたものであり、設定確認をすぐに行うことができる遊技機を提供することを目的とする。
手段1の遊技機は、
装飾識別情報の可変表示と該装飾識別情報と異なる所定識別情報の可変表示とを始動領域に遊技媒体が通過したことに基づいて行い、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、
前記有利状態に制御される確率に関する設定値を設定可能な設定手段と、
前記設定手段により設定された設定値を確認可能な設定確認状態に制御可能な設定確認制御手段と、
遊技に関する処理を実行可能な割込処理を実行する割込処理実行手段と、
遊技者にとって有利な第1状態と、遊技者にとって不利な第2状態とに変化する可変手段と、
前記有利状態中に前記可変手段を前記第2状態から前記第1状態に変化させる所定遊技を複数回実行可能な所定遊技実行手段と、
前記可変手段を前記第1状態に変化させる変化期間を計時する可変計時手段と、
遊技機が前記設定確認状態に制御された旨を報知する状態報知手段と、
特定の発光手段が発光して特定の音が出力される特定演出を遊技媒体が始動領域を通過したことに基づいて実行可能な演出実行手段と、を備え、
前記設定確認制御手段は、遊技機への電力供給が開始したときであって前記割込処理が許可される前に前記設定確認状態に制御可能であり、
前記設定確認状態が終了したときに前記割込処理が許可され、該割込処理が許可された後、遊技機への電力供給が停止されるまで前記設定確認状態に制御されず、
前記変化期間が計時されている間に遊技機への電力供給が停止され、その後に遊技機への電力供給が再開して前記設定確認状態に制御された場合に、該設定確認状態が終了するまで前記変化期間の計時が中断され、該設定確認状態が終了したときに前記変化期間の計時が再開され、
前記設定確認状態に制御された場合に、前記特定演出は実行されず、所定識別情報の可変表示は実行されない、
ことを特徴とする遊技機。
手段A1の遊技機(パチンコ遊技機1)は、
遊技者にとって有利度が異なる複数の設定値のうちのいずれかの設定値(大当り判定用乱数の範囲が異なる設定値1~6)のうちのいずれかの設定値に設定可能な設定手段(遊技制御用マイクロコンピュータ100)と、
遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な有利状態制御手段と、
演出を制御する演出制御手段(演出制御用CPU120)と、
表示手段(演出制御用CPU120、画像表示装置5)と、を備え、
前記演出制御手段は、設定示唆に関する第1設定示唆演出を前記表示手段の表示領域のうちの特定表示領域で実行可能(画像表示装置5の画面下部でミニスロット16TM030のミニスロット図柄表示エリア5L1、5C1、5R1において、同一図柄の組合せとして[ベル]、[ベル]、[ベル]のミニスロット図柄の組合せを停止表示させることにより、「ベル」の役成立とする演出を実行可能)であるとともに、設定示唆に関する第2設定示唆演出を前記表示手段の表示領域のうちの所定表示領域で実行可能(画像表示装置5の画面左下部で変動回数表示16TM040を設定示唆態様で表示する演出を実行可能)であり、
前記表示手段(演出制御用CPU120、画像表示装置5)は、特定演出(スーパーリーチにおけるバトル演出)が実行されるときに前記第1設定示唆演出を非表示とし(図9-10(12)に示すように、画像表示装置5のミニスロット図柄表示エリア5L1、5C1、5R1において、第1設定示唆演出に対応したミニスロット図柄の組合せ(本例では、[ベル][ベル][ベル])は非表示となる)、
前記第1設定示唆演出及び前記第2設定示唆演出では、実行割合が互いに異なり(図9-6(G)に示すように、第1設定示唆演出の実行割合が、3%(設定値1)~8%(設定値6)であるのに対して、図9-7(M)に示すように、第2設定示唆演出の実行割合は、10%(設定値1)~20%(設定値6)である)、
さらに、
可変表示(変動表示)を実行可能な可変表示手段(遊技制御用マイクロコンピュータ100、演出制御用CPU120)と、
遊技状態を制御する遊技状態制御手段(CPU103)と、を備え、
前記遊技状態制御手段(CPU103)は、
遊技者にとって有利な有利状態(大当り遊技状態)と、前記有利状態とは異なる遊技状態であって遊技者にとって有利な特別状態(高確/高ベース状態(確変状態)、高確/第2KT状態(小当りRUSH状態))と、に制御可能であり、
可変表示パターン(変動パターン)の選択割合が設定値によらず共通であり(図13-6に示すように、変動パターン判定テーブルの判定値は設定値によらず共通であり)、
前記特別状態(高確/高ベース状態(確変状態))には、第1期間(遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に移行してから、所定回数(50回又は100回)の特図ゲームが実行されるまで、或いは該所定回数の特図ゲームが実行される前に大当り遊技状態となるまでの期間)と、該第1期間の後の第2期間(遊技状態が高確/高ベース状態に移行してから、大当り遊技状態となることなく所定回数(50回又は100回)の特図ゲームが実行された後の期間(51回以降又は101回以降))とがあり、
前記第1期間では、所定期間よりも可変表示期間が長い可変表示パターンの選択割合が前記第2期間よりも高く(図13-6(A1)及び(C1)に示すように、表示結果が「はずれ」となるときに、第1期間[最終変動を除く]では、「非リーチはずれ(短縮変動)」(変動表示期間が5秒)よりも長い変動表示期間である「ノーマルリーチはずれ」(変動表示期間が30秒)又は「スーパーリーチはずれ」(変動表示期間が60秒)が選択される割合が第2期間よりも高くなっており)、
前記第2期間では、前記所定期間よりも可変表示期間が短い可変表示パターンの選択割合が前記第1期間よりも高い(図13-6(A1)及び(C1)に示すように、表示結果が「はずれ」となるときに、第2期間では、「非リーチはずれ(短縮変動)」(変動表示期間が5秒)よりも短い変動表示期間である「非リーチはずれ(高速変動)」(変動表示期間が1秒)が選択される割合が第1期間[最終変動を除く]よりも高くなっている)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、第1設定示唆演出及び第2設定示唆演出の実行割合が異なるため第1設定示唆演出及び第2設定示唆演出の複合した遊技者による設定推測が可能となり、興趣を向上できる。さらに、遊技状態が特別状態であるときに健全な遊技性を実現するとともに遊技の興趣を向上させることができる。

Claims (1)

  1. 装飾識別情報の可変表示と該装飾識別情報と異なる所定識別情報の可変表示とを始動領域に遊技媒体が通過したことに基づいて行い、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、
    前記有利状態に制御される確率に関する設定値を設定可能な設定手段と、
    前記設定手段により設定された設定値を確認可能な設定確認状態に制御可能な設定確認制御手段と、
    遊技に関する処理を実行可能な割込処理を実行する割込処理実行手段と、
    遊技者にとって有利な第1状態と、遊技者にとって不利な第2状態とに変化する可変手段と、
    前記有利状態中に前記可変手段を前記第2状態から前記第1状態に変化させる所定遊技を複数回実行可能な所定遊技実行手段と、
    前記可変手段を前記第1状態に変化させる変化期間を計時する可変計時手段と、
    遊技機が前記設定確認状態に制御された旨を報知する状態報知手段と、
    特定の発光手段が発光して特定の音が出力される特定演出を遊技媒体が始動領域を通過したことに基づいて実行可能な演出実行手段と、を備え、
    前記設定確認制御手段は、遊技機への電力供給が開始したときであって前記割込処理が許可される前に前記設定確認状態に制御可能であり、
    前記設定確認状態が終了したときに前記割込処理が許可され、該割込処理が許可された後、遊技機への電力供給が停止されるまで前記設定確認状態に制御されず、
    前記変化期間が計時されている間に遊技機への電力供給が停止され、その後に遊技機への電力供給が再開して前記設定確認状態に制御された場合に、該設定確認状態が終了するまで前記変化期間の計時が中断され、該設定確認状態が終了したときに前記変化期間の計時が再開され、
    前記設定確認状態に制御された場合に、前記特定演出は実行されず、所定識別情報の可変表示は実行されない、
    ことを特徴とする遊技機。
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