JP2020195369A - ビールテイスト飲料 - Google Patents

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高政 長谷川
Takamasa Hasegawa
高政 長谷川
太一 丸橋
Taichi Maruhashi
太一 丸橋
伊玖磨 水口
Ikuma Mizuguchi
伊玖磨 水口
悠一 加藤
Yuichi Kato
悠一 加藤
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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Abstract

【課題】新規なビールテイスト飲料(例えば、良質な味わい、爽快な刺激、及び芳醇なビールらしさをバランス良く感じ得るようなビールテイスト飲料)が求められている。【解決手段】麦芽比率が50質量%以上100質量%以下であり、糖質濃度が1.0g/100mL以下であり、且つ、アルコール度数が4.5(v/v)%以上である、ビールテイスト飲料。【選択図】なし

Description

本発明は、ビールテイスト飲料に関する。
従来から、最近の消費者の多様化した好みに応じて、様々なビールテイスト飲料が検討
され、提供されている。その中で、健康面の観点から、低糖質のビールテイスト飲料の需
要が高まってきている。
例えば、特許文献1には、麦芽および/または未発芽の麦類を原料の一部とし、所定の
分子量のペプチド濃度を調製した低糖質ビールテイスト発酵アルコール飲料が記載されて
いる。
特開2016−149975号公報
このような状況において、新規なビールテイスト飲料(例えば、良質な味わい、爽快な
刺激、及び芳醇なビールらしさをバランス良く感じ得るようなビールテイスト飲料)が求
められている。
本発明は、麦芽比率、糖質濃度、及びアルコール度数を所定の範囲に調製したビールテ
イスト飲料を提供する。
すなわち、本発明には、以下の態様の発明が含まれる。
[1]
麦芽比率が50質量%以上100質量%以下であり、
糖質濃度が1.0g/100mL以下であり、且つ、
アルコール度数が4.5(v/v)%以上である、ビールテイスト飲料。
[2]
前記ビールテイスト飲料が、ビールである、上記[1]に記載のビールテイスト飲料。
[3]
下記条件式(1)を満たす、上記[1]又は[2]に記載のビールテイスト飲料。
・条件式(1): Y/X≧10.0
[上記式(1)中、Xは前記ビールテイスト飲料の糖質濃度(単位:g/100mL)を
示し、Yは前記ビールテイスト飲料のアルコール度数(単位:(v/v)%)を示す。]
[4]
総ポリフェノールの含有量が、前記ビールテイスト飲料の全量基準で、60質量ppm
以上である、上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載のビールテイスト飲料。
[5]
下記条件式(2)を満たす、上記[1]〜[4]のいずれか一項に記載のビールテイス
ト飲料。
・条件式(2): Z/X≧180
[上記式(2)中、Xは前記ビールテイスト飲料の糖質濃度(単位:g/100mL)を
示し、Zは前記ビールテイスト飲料の総ポリフェノールの含有量(単位:質量ppm)を
示す。]
[6]
麦芽比率が50質量%以上100質量%以下であり、糖質濃度が1.0g/100mL
以下であり、且つ、アルコール度数が4.5(v/v)%以上である、ビールテイスト飲
料を製造する方法であって、
下記工程(1)〜(2)を有する、ビールテイスト飲料の製造方法。
・工程(1):水及び麦芽を含む混合物を糖化処理して発酵原料液を調製する工程。
・工程(2):前記発酵原料液に酵母を添加して、アルコール発酵を行う工程。
[7]
穀物に由来するスピリッツを添加する工程を有しない、上記[6]に記載のビールテイ
スト飲料の製造方法。
本発明の好適な一態様のビールテイスト飲料は、良質な味わい、爽快な刺激、及び芳醇
なビールらしさをバランス良く感じることができる。
1.ビールテイスト飲料
本明細書において、「ビールテイスト飲料」とは、ビール様の風味をもつアルコール含
有の炭酸飲料をいう。そのため、「ビールテイスト飲料」には、麦芽、ホップ、及び水を
原料として、これらを、酵母を用いて発酵させて得られる麦芽発酵飲料であるビールだけ
でなく、エステルや高級アルコール(例えば、酢酸イソアミル、酢酸エチル、n−プロパ
ノール、イソブタノール、アセトアルデヒド)等を含むビール香料が添加され、ビール風
味を有する炭酸飲料をも包含する。
本発明のビールテイスト飲料は、製造過程において、糖質の分解と、酵母による資化条
件を調製して、麦芽比率が50質量%以上100質量%以下であり、糖質濃度が1.0g
/100mL以下であり、且つ、アルコール度数が4.5(v/v)%以上となるように
調製した飲料である。
近年、健康面の観点から、低糖質ビールテイスト飲料の需要が高まってきている。
これまで一般的に流通している低糖質ビールテイスト飲料は、麦芽比率を下げて、麦芽
由来の糖質を少なくして糖質濃度を下げているため、麦芽由来の味わいが感じにくく、ビ
ールらしさが損なわれた飲料となり易い。
また、高い麦芽比率で得たビールテイスト飲料を、希釈して糖質濃度を下げて、低糖質
ビールテイスト飲料を調製する方法もあるが、このような飲料は、味わいだけでなく、ア
ルコール濃度も低下し、刺激が弱く、ビールらしさが損なわれた飲料となってしまう。
一方で、本発明のビールテイスト飲料は、糖質濃度が1.0g/100mL以下と低糖
質でありつつも、麦芽比率が高いため、良質な味わいを有するものとなる。また、アルコ
ール度数が4.5(v/v)%以上となるように調製しており、爽快な刺激を感じること
ができる。
そのため、本発明のビールテイスト飲料は、低糖質でありつつも、良質な味わい、爽快
な刺激、及び芳醇なビールらしさをバランス良く感じることができる飲料となり得る。
本発明のビールテイスト飲料の麦芽比率は、50質量%以上100質量%以下であるが
、60質量%以上100質量%以下であってもよく、70質量%以上100質量%以下で
あってもよく、80質量%以上100質量%以下であってもよく、90質量%以上100
質量%以下であってもよい。
本明細書において、「麦芽比率」とは、平成30年4月1日が施工日の酒税法および酒
類行政関係法令等解釈通達に従って計算された値を意味する。
また、本発明のビールテイスト飲料の糖質濃度は、1.0g/100mL以下であるが
、0.8g/100mL以下であってもよく、0.6g/100mL以下であってもよく
、0.5g/100mL以下であってもよく、0.5g/100mL未満であってもよい

なお、本明細書において、「糖質」とは、食品の栄養表示基準(平成15年厚生労働省
告示第176号)に基づく糖質をいい、具体的には、対象となる食品から、タンパク質、
脂質、食物繊維、灰分、アルコール分及び水分を除いたものを意味する。そのため、食品
中の糖質の量は、当該食品の重量から、タンパク質、脂質、食物繊維、灰分及び水分の量
を控除することにより算定することができる。
ここで、タンパク質、脂質、食物繊維、灰分及び水分の量は、栄養表示基準に掲げる方
法により測定することができる。具体的には、タンパク質の量は窒素定量換算法で測定し
、脂質の量はエーテル抽出法で測定し、食物繊維の量はプロスキー法で測定し、灰分の量
は直接灰化法で測定し、水分の量は減圧加熱乾燥法で測定することができる。
さらに、本明細書において、アルコール度数は、体積/体積基準の百分率((v/v)
%)で示されるものとする。また、飲料のアルコール含有量は、公知のいずれの方法によ
っても測定することができるが、例えば、振動式密度計によって測定することができる。
本発明の一態様のビールテイスト飲料において、爽快な刺激を感じることができるビー
ルテイスト飲料とする観点から、アルコール度数は、好ましくは4.6(v/v)%以上
、より好ましくは5.1(v/v)%以上、更に好ましくは5.4(v/v)%以上、よ
り更に好ましくは6.0(v/v)%以上である。
また、飲みやすいビールテイスト飲料とする観点から、アルコール度数は、好ましくは
20.0(v/v)%以下、より好ましくは15.0(v/v)%以下、更に好ましくは
10.0(v/v)%以下である。
また、本発明の一態様のビールテイスト飲料は、下記条件式(1)を満たすものである
ことが好ましい。
・条件式(1): Y/X≧10.0
[上記式(1)中、Xは前記ビールテイスト飲料の糖質濃度(単位:g/100mL)を
示し、Yは前記ビールテイスト飲料のアルコール度数(単位:(v/v)%)を示す。]
上記条件式(1)は、低糖質であっても爽快な刺激のあるビールテイスト飲料であるこ
とを示す指標となる。つまり、Y/Xの値が10.0以上であれば、爽快な刺激のある低
糖質のビールテイスト飲料となり得る。
上記条件式(1)で規定するY/Xの値は、10.0以上であるが、上記観点から、好
ましくは11.0以上、より好ましくは12.0以上、更に好ましくは13.0以上、よ
り更に好ましくは14.0以上、特に好ましくは15.0以上であり、また、飲みやすい
ビールテイスト飲料とする観点から、好ましくは100.0以下、より好ましくは50.
0以下、更に好ましくは40.0以下、より更に好ましくは30.0以下である。
なお、ビールテイスト飲料のアルコール度数を調製するために、アルコール成分として
、さらに、穀物に由来するスピリッツを含有し、調整することも考えられる。
ここで、スピリッツとは、麦、米、そば、とうもろこし等の穀物を原料として、麦芽又
は必要により酵素剤を用いて糖化し、酵母を用いて発酵させた後、更に蒸留して得られる
酒類を意味する。
ただし、本発明の一態様のビールテイスト飲料は、良質な味わいを有し、ビールらしい
ビールテイスト飲料とする観点から、スピリッツを含有しないことが好ましい。
また、上記と同様の観点から、本発明の一態様のビールテイスト飲料は、ビールである
ことが好ましい。
本明細書において、「ビール」とは、麦芽、ホップ、及び水を原料として、これらを、
酵母を用いて発酵させて得られる飲料をいい、具体的には、平成30年4月1日が施工日
の酒税法および酒類行政関係法令等解釈通達で定義されたものを意味する。
つまり、本発明の一態様のビールテイスト飲料がビールである場合、アルコール度数(
Z)は、酵母を用いた発酵工程によって調整されている。
また、本発明の一態様のビールテイスト飲料において、総ポリフェノールの含有量は、
当該ビールテイスト飲料の全量(100質量%)基準で、良質な味わいを有し、よりビー
ルらしいビールテイスト飲料とする観点から、好ましくは60質量ppm以上、より好ま
しくは70質量ppm以上、更に好ましくは80質量ppm以上、より更に好ましくは9
0質量ppm以上であり、また、飲料の混濁安定性を良好とし、飲み口が軽く、飲みやす
い飲料とする観点から、好ましくは200質量ppm以下、より好ましくは170質量p
pm以下、更に好ましくは150質量ppm以下、より更に好ましくは130質量ppm
以下である。
本明細書において、「総ポリフェノールの含有量」とは、ビールテイスト飲料の全量(
100質量%)に含まれるポリフェノールの総量を意味する。
ポリフェノールとは、芳香族炭化水素の2個以上の水素がヒドロキシル基で置換された
化合物を意味し、具体的には、フラボノール、イソフラボン、タンニン、カテキン、ケル
セチン、アントシアニン等が挙げられる。
なお、本明細書において、総ポリフェノールの含有量は、例えば、改訂BCOJビール
分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕
編集2013年増補改訂)に記載されている方法によって測定することができる。
総ポリフェノールの含有量は、例えば、大麦麦芽、麦芽のハスク(穀皮)等のポリフェ
ノール含有量の多い原材料の使用量を調整することによって制御できる。
一般的に、ハスク(穀皮)がある麦芽等は、ポリフェノールの含有量が多く、大豆、酵
母エキス、小麦、小麦麦芽等はポリフェノールの含有量が少ない。このような原材料を適
宜選択し、使用量を調整することで、ポリフェノールの含有量を所望の範囲に調整するこ
とは可能である。
また、本発明の一態様のビールテイスト飲料は、下記条件式(2)を満たすものである
ことが好ましい。
・条件式(2): Z/X≧180
[上記式(2)中、Xは前記ビールテイスト飲料の糖質濃度(単位:g/100mL)を
示し、Zは前記ビールテイスト飲料の総ポリフェノールの含有量(単位:質量ppm)を
示す。]
上記条件式(2)は、低糖質であっても良質な味わいを有し、ビールらしい飲料である
ことを示す指標となる。つまり、Z/Xの値が180以上であれば、爽快な刺激のある低
糖質のビールテイスト飲料となり得る。
上記条件式(2)で規定するZ/Xの値は、180以上であるが、上記観点から、好ま
しくは190以上、より好ましくは200以上、更に好ましくは210以上、より更に好
ましくは220以上、特に好ましくは230以上であり、また、飲み口が軽く、飲みやす
い飲料とする観点から、好ましくは1000以下、より好ましくは850以下、更に好ま
しくは700以下、より更に好ましくは500以下である。
本発明の一態様のビールテイスト飲料の色は、特に限定されないが、通常のビールのよ
うな琥珀色や黄金色、黒ビールのような黒色、又は、無色透明であってもよく、あるいは
着色料などを添加して、所望の色を付けてもよい。ビールテイスト飲料の色は、肉眼でも
判別することができるが、全光線透過率や色度等によって規定してもよい。
本発明の一態様のビールテイスト飲料のpHは、特に限定されないが、好ましくは2.
0〜4.5、より好ましくは3.0〜4.5である。ビールテイスト飲料のpHが4.5
以下であれば、微生物の発生を抑制でき、pHが2.0以上であれば飲料の香味が向上し
易い。
本発明の一態様のビールテイスト飲料は、飲料が容器に詰められた態様であればよく、
容器の例としては、例えば、ビン、ペットボトル、缶、又は樽が挙げられるが、特に持ち
運びが容易であるとの観点から、缶、ビン、ペットボトルが好ましい。
2.1 原材料
本発明の一態様のビールテイスト飲料の主な原材料は、水及び麦芽であるが、ホップを
用いることが好ましく、その他に、甘味料、水溶性食物繊維、苦味料又は苦味付与剤、酸
化防止剤、香料、酸味料等を用いてもよい。
なお、得られるビールテイスト飲料の糖質濃度や総ポリフェノールの含有量が、上述の
範囲となるように、原材料は適宜選択されることが好ましい。
麦芽とは、大麦、小麦、ライ麦、カラス麦、オート麦、ハト麦、エン麦などの麦類の種
子を発芽させて乾燥させ、除根したものをいい、産地や品種は、いずれのものであっても
よい。
本発明の一態様においては、大麦麦芽を用いることが好ましい。大麦麦芽は、日本のビ
ールテイスト飲料の原料として最も一般的に用いられる麦芽の1つである。大麦には、二
条大麦、六条大麦などの種類があるが、いずれを用いてもよい。さらに、通常麦芽のほか
、色麦芽なども用いることができる。なお、色麦芽を用いる際には、種類の異なる色麦芽
を適宜組み合わせて用いてもよいし、一種類の色麦芽を用いてもよい。
また、麦芽と共に、麦芽以外の穀物を用いてもよい。
そのような穀物としては、例えば、麦芽には該当しない麦(大麦、小麦、ライ麦、カラ
ス麦、オート麦、ハト麦、エン麦等)、米(白米、玄米等)、とうもろこし、こうりゃん
、ばれいしょ、豆(大豆、えんどう豆等)、そば、ソルガム、粟、ひえ、及びそれらから
得られたデンプン、これらの抽出物(エキス)等が挙げられる。
本発明の一態様で用いるホップの形態としては、例えば、ペレットホップ、粉末ホップ
、ホップエキス等が挙げられる。また、用いるホップは、イソ化ホップ、還元ホップ等の
ホップ加工品を用いてもよい。
ホップの添加量としては、適宜調製されるが、飲料全量に対して、好ましくは0.00
01〜1質量%である。
甘味料としては、穀物由来のデンプンを酸又は酵素等で分解した市販の糖化液、市販の
水飴等の糖類、三糖類以上の糖、糖アルコール、ステビア等の天然甘味料、人工甘味料等
が挙げられる。
これらの糖類の形態は、溶液等の液体であってもよく、粉末等の固体であってもよい。
また、デンプンの原料穀物の種類、デンプンの精製方法、及び酵素や酸による加水分解
等の処理条件についても特に制限はない。例えば、酵素や酸による加水分解の条件を適宜
設定することにより、マルトースの比率を高めた糖類を用いてもよい。その他、スクロー
ス、フルクトース、グルコース、マルトース、トレハロース、マルトトリオース及びこれ
らの溶液(糖液)等を用いることもできる。
また、人工甘味料としては、例えば、アスパルテーム、アセスルファムカリウム(アセ
スルファムK)、スクラロース等が挙げられる。
水溶性食物繊維としては、例えば、難消化性デキストリン、ポリデキストロース、グア
ーガム分解物、ペクチン、グルコマンナン、アルギン酸、ラミナリン、フコイジン、カラ
ギーナン等が挙げられ、安定性や安全性等の汎用性の観点から、難消化性デキストリン又
はポリデキストロースが好ましい。
ビールテイスト飲料において、苦味は、ホップ等によって付与することが好ましいが、
さらに、苦味料又は苦味付与剤を用いてもよい。
苦味料又は苦味付与剤としては、特に限定されず、通常のビールや発泡酒に苦味付与剤
として用いられるものが使用でき、例えば、マンネンロウ、レイシ、姫茴香、杜松実、セ
ージ、迷迭香、マンネンタケ、月桂樹、マンネンタケ、クワシン、柑橘抽出物、ニガキ抽
出物、コーヒー抽出物、茶抽出物、ゴーヤ抽出物、ハス胚芽抽出物、キダチアロエ抽出物
、マンネンロウ抽出物、レイシ抽出物、ローレル抽出物、セージ抽出物、キャラウェイ抽
出物等が挙げられる。
酸化防止剤としては、特に限定されず、通常のビールや発泡酒に酸化防止剤として用い
られるものが使用でき、例えば、アスコルビン酸、エリソルビン酸、及びカテキン等が挙
げられる。
香料としては、特に限定されず、一般的なビール香料を用いることができる。ビール香
料は、ビール様の風味付けのために用いるものであり、発酵により発生する醸造成分等が
含まれる。
なお、ビールテイスト飲料は、アルコール発酵により生じる酢酸エチルを含むものであ
るが、当該酢酸エチルは、香料としての機能を有する。そのため、ビールテイスト飲料の
製造過程でアルコール発酵を伴う場合には、ビール香料を別途添加する必要は特段無いが
、所望に応じて、ビール香料を添加してもよい。
酢酸エチル以外のビール香料としては、エステルや高級アルコール等が挙げられ、具体
的には、酢酸イソアミル、n−プロパノール、イソブタノール、及びアセトアルデヒド等
が挙げられる。
酸味料としては、酸味を有する物質であれば特に限定されないが、例えば、リン酸、ク
エン酸、グルコン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、フィチン酸、酢酸、コハク酸、グルコノ
デルタラクトン又はそれらの塩が挙げられる。
これらの酸味料の中でも、リン酸、クエン酸、グルコン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、
フィチン酸、酢酸、コハク酸又はそれらの塩が好ましく、リン酸、クエン酸、乳酸、酒石
酸、酢酸又はそれらの塩がより好ましい。
これらの酸味料は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
2.2 炭酸ガス
本発明の一態様のビールテイスト飲料に含まれる炭酸ガスは、原材料に含まれる炭酸ガ
スを利用してもよく、また、炭酸水との混和または炭酸ガスの添加等で溶解させてもよい

ビールテイスト飲料の製造過程でアルコール発酵を伴う場合には、アルコール発酵で生
じた炭酸ガスをそのまま用いることができるが、適宜炭酸水を加えて、炭酸ガスの量を調
製してもよい。
本発明の一態様のビールテイスト飲料に含まれる炭酸ガスの量は、飲料の炭酸ガス圧に
よって表されるが、これは、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されない。典型的に
は、飲料の炭酸ガス圧の上限は5.0kg/cm、4.5kg/cm、又は4.0k
g/cmであり、下限は0.20kg/cm、0.50kg/cm、又は1.0k
g/cmであり、これらの上限及び下限のいずれを組み合わせてもよい。例えば、飲料
の炭酸ガス圧は、0.20kg/cm以上5.0kg/cm以下、0.50kg/c
以上4.5kg/cm以下、または、1.0kg/cm以上4.0kg/cm
以下であってよい。
本明細書において、ガス圧とは、特別な場合を除き、容器内におけるガス圧をいう。
圧力の測定は、当業者によく知られた方法、例えば20℃にした試料をガス内圧計に固
定した後、一度ガス内圧計の活栓を開いてガスを抜き、再び活栓を閉じ、ガス内圧計を振
り動かして指針が一定の位置に達したときの値を読み取る方法を用いて、または市販のガ
ス圧測定装置を用いて測定することができる。
2.3 その他の添加物
本発明の一態様のビールテイスト飲料は、本発明の効果を妨げない範囲で、必要に応じ
て、様々な添加物を添加してもよい。
そのような添加物としては、例えば、着色料、泡形成剤、発酵促進剤、酵母エキス、ペ
プチド含有物等のタンパク質系物質、アミノ酸等の調味料が挙げられる。
着色料は、飲料にビール様の色を与えるために使用するものであり、カラメル色素など
を用いることができる。泡形成剤は、飲料にビール様の泡を形成させるため、あるいは飲
料の泡を保持させるために使用するものであり、大豆サポニン、キラヤサポニン等の植物
抽出サポニン系物質、コーン、大豆などの植物タンパク、及びペプチド含有物、ウシ血清
アルブミン等のタンパク質系物質、酵母エキスなどを適宜使用することができる。
発酵促進剤は、酵母による発酵を促進させるために使用するものであり、例えば、酵母
エキス、米や麦などの糠成分、ビタミン、ミネラル剤などを単独または組み合わせて使用
することができる。
2.4 ビールテイスト飲料の製造方法
本発明の一態様のビールテイスト飲料の製造方法としては、水および麦芽を含む原料に
、酵母を添加して、アルコール発酵を行う工程を有する方法であればよく、具体的には、
下記工程(1)〜(2)を有する方法が挙げられる。
・工程(1):水及び麦芽を含む混合物を糖化処理して発酵原料液を調製する工程。
・工程(2):前記発酵原料液に酵母を添加して、アルコール発酵を行う工程。
なお、本発明の一態様においては、良質な味わいを有し、ビールらしいビールテイスト
飲料を製造する観点から、穀物に由来するスピリッツを添加する工程を有しないことが好
ましい。
ここで、工程(1)の糖化処理、及び工程(2)のアルコール発酵の諸条件を、例えば
、以下のように適宜調整することで、糖質濃度及びアルコール度数を所望の範囲に調整し
たビールテイスト飲料を製造することができる。
<工程(1)>
工程(1)は、水及び麦芽を含む混合物を糖化処理して発酵原料液を調製する工程であ
る。
前記混合物は、麦芽比率が50質量%以上100質量%以下となるように調整される。
発酵原料液の調製方法としては、水及び麦芽等の原材料を仕込釜又は仕込槽に投入し、
必要に応じてアミラーゼ等の酵素を添加して混合物を調製した後、糖化処理して得る方法
が挙げられる。その後、得られた発酵原料液は、ろ過して煮沸し、清澄タンクにて凝固タ
ンパク等の固形分を取り除くことが好ましい。
また、糖化処理を供する混合物には、水及び麦芽以外に、ホップ、食物繊維、甘味料、
酸化防止剤、苦味付与剤、香料、酸味料、色素等を加えてもよい。
これらは、糖化処理を行う前に加えてもよく、糖化処理の途中で加えてもよく、糖化処
理の終了後に加えてもよい。また、これらは、次工程のアルコール発酵後に加えてもよい
本工程において、原材料を加えた前記混合物は、加温し、原材料の澱粉質を糖化させる

糖化処理の温度及び時間は、使用する麦芽の種類や、麦芽比率、水及び麦芽以外の原材
料、使用する酵素の種類や量等によって適宜調整する。例えば、本発明の一態様において
、ビールテイスト飲料の糖質濃度及びアルコール度数を上述の範囲に調整する観点から、
糖化処理の温度は55〜75℃であり、糖化処理の時間は30〜240分であることが好
ましい。
<工程(2)>
工程(2)は、工程(1)で糖化処理して得られた発酵原料液に、酵母を添加し、アル
コール発酵を行う工程である。この工程を経て、糖質濃度が1.0g/100mL以下で
あり、且つ、アルコール度数が4.5(v/v)%以上であるビールテイスト飲料が得ら
れる。
本工程で用いる酵母は、製造すべき発酵飲料の種類、目的とする香味や発酵条件等を考
慮して適宜選択することができ、上面発酵酵母を用いてもよく、下面発酵酵母を用いても
よい。
酵母は、酵母懸濁液のまま原料液に添加してもよいし、遠心分離あるいは沈降により酵
母を濃縮したスラリーを原液に添加してもよい。また、遠心分離の後、完全に上澄みを取
り除いたものを添加してもよい。酵母の原液への添加量は適宜設定できるが、例えば、5
×10cells/ml〜1×10cells/ml程度である。
アルコール発酵を行う際の発酵条件は、適宜設定することができるが、ビールテイスト
飲料の糖質濃度及びアルコール度数を上述の範囲に調整する観点から、発酵温度が5〜2
5℃であることが好ましい。また、ビールテイスト飲料の糖質濃度及びアルコール度数は
、トランスグルコシダーゼ等の多糖分解酵素について種類、添加量及び添加のタイミング
を適宜設定して調整することができ、また、必要に応じて、発酵工程の途中で発酵液の温
度(昇温又は降温)もしくは圧力を変化させてもよい。
アルコール発酵後は、ろ過機等で酵母を取り除き、必要に応じて水や香料、酸味料、色
素等の添加剤を加えてもよい。
このようにして得られたビールテイスト飲料は、所定の容器に充填され、製品として市
場に流通する。
ビールテイスト飲料の容器詰め方法としては、特に限定されず、当業者に周知の容器詰
め方法を用いることができる。容器詰め工程によって、ビールテイスト飲料は容器に充填
・密閉される。容器詰め工程には、いずれの形態・材質の容器を用いてもよく、容器の例
としては、上述のとおりである。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例によって
は制限されない。
実施例1〜4、比較例1〜4
<飲料の調製>
粉砕した大麦麦芽及び多糖分解酵素を、52℃で保持された温水40Lが入った仕込槽
に投入した後、52℃で30分間保持し、続いて65℃で40分間、さらに76℃で5分
間と段階的に温度を上げて保持して糖化液を調製した後、濾過して麦芽粕を除去し、麦汁
を得た。得られた麦汁に、表1に示す麦芽比率となるようにショ糖を添加し、さらにホッ
プを添加して煮沸を行った。煮沸後の麦汁を固液分離処理し、得られた清澄な麦汁を冷却
し、酵母を添加して、発酵温度及び発酵時間、トランスグルコシダーゼ等の多糖分解酵素
の添加量や添加のタイミングを調整して発酵液を調製し、当該発酵液を濾過して、試験用
飲料を調製した。
なお、各実施例及び比較例での飲料の調製に際しては、発酵液の調製に際しては、発酵
温度及び発酵時間や、酵素の種類、添加量及び添加のタイミングを適宜設定し、表1に示
す糖質濃度(X)及びアルコール度数(Y)となるように調整した。そして、得られた飲
料における、総ポリフェノール含有量(Z)は、表1に示すとおりであった。
<官能評価>
得られた飲料について、日頃から訓練を受けた5人のパネラーが、各飲料の「味わい」
「刺激」及び「ビールらしさ」について、下記のスコア基準に基づき、5(最大値)〜1
(最小値)の範囲で、0.1刻みのスコアにて評価し、5人のパネラーのスコアの平均値
を算出した。結果を表1に示す。
なお、評価に際しては、下記基準「5」、「4」、「3」、「2」及び「1」に適合す
るサンプルを予め用意し、各パネラー間での基準の統一を図った。また、表1のいずれの
官能評価においても、同じ飲料に対して、各パネラー間での2.0以上のスコアの値の差
異は確認されなかった。
[味わいのスコア基準]
・「5」:非常に良質な味わいを感じる。
・「4」:良質な味わいを感じる。
・「3」:味わいを感じる。
・「2」:味わいが少しだけ感じられる。
・「1」:味わいがほとんど感じられない。
[刺激のスコア基準]
・「5」:非常に爽快な刺激を感じる。
・「4」:爽快な刺激を感じる。
・「3」:刺激を感じる。
・「2」:刺激を感じるが弱い。
・「1」:刺激がほとんど感じられない。
[ビールらしさスコア基準]
・「5」:非常に芳醇なビールらしさを感じる。
・「4」:芳醇なビールらしさを感じる。
・「3」:ビールらしさを感じる。
・「2」:ビールらしさを感じるが弱い。
・「1」:ビールらしさがほとんど感じられない。
Figure 2020195369
表1より、実施例1〜4で調製したビールは、味わい、刺激、及びビールらしさのいず
れもがバランスよく良好であった。一方で、比較例1〜4で調製した飲料は、味わい、刺
激、及びビールらしさの少なくとも1つが劣り、これらのバランスに欠ける結果となった

Claims (7)

  1. 麦芽比率が50質量%以上100質量%以下であり、
    糖質濃度が1.0g/100mL以下であり、且つ、
    アルコール度数が4.5(v/v)%以上である、ビールテイスト飲料。
  2. 前記ビールテイスト飲料が、ビールである、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
  3. 下記条件式(1)を満たす、請求項1又は2に記載のビールテイスト飲料。
    ・条件式(1): Y/X≧10.0
    [上記式(1)中、Xは前記ビールテイスト飲料の糖質濃度(単位:g/100mL)を
    示し、Yは前記ビールテイスト飲料のアルコール度数(単位:(v/v)%)を示す。]
  4. 総ポリフェノールの含有量が、前記ビールテイスト飲料の全量基準で、60質量ppm
    以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のビールテイスト飲料。
  5. 下記条件式(2)を満たす、請求項1〜4のいずれか一項に記載のビールテイスト飲料

    ・条件式(2): Z/X≧180
    [上記式(2)中、Xは前記ビールテイスト飲料の糖質濃度(単位:g/100mL)を
    示し、Zは前記ビールテイスト飲料の総ポリフェノールの含有量(単位:質量ppm)を
    示す。]
  6. 麦芽比率が50質量%以上100質量%以下であり、糖質濃度が1.0g/100mL
    以下であり、且つ、アルコール度数が4.5(v/v)%以上であるビールテイスト飲料
    を製造する方法であって、
    下記工程(1)〜(2)を有する、ビールテイスト飲料の製造方法。
    ・工程(1):水及び麦芽を含む混合物を糖化処理して発酵原料液を調製する工程。
    ・工程(2):前記発酵原料液に酵母を添加して、アルコール発酵を行う工程。
  7. 穀物に由来するスピリッツを添加する工程を有しない、請求項6に記載のビールテイス
    ト飲料の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018068228A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 サッポロビール株式会社 ビールテイスト飲料、ビールテイスト飲料の製造方法、及びビールテイスト飲料の不快臭を低減する方法
JP2018186776A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 サッポロビール株式会社 ビールテイスト飲料、ビールテイスト飲料の製造方法、及びビールテイスト飲料の麦由来の雑味のキレを改善する方法

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