JP2020193715A - ベーパーチャンバー - Google Patents

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Akira Mizoi
明 溝井
善夫 織田
Yoshio Oda
善夫 織田
孟明 玉山
Takeaki Tamayama
孟明 玉山
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Abstract

【課題】電子機器への組み込みを容易に行うことが可能なベーパーチャンバーを提供することを目的とする。【解決手段】筐体と、前記筐体の内部空間に封入された作動液と、前記筐体の内部空間に配置されたウィックと、前記筐体の外縁部の少なくとも一部に固定された支持体10aとを有し、前記支持体の少なくとも一部が前記筐体の外縁部よりも外側に位置し、前記筐体の両主面が、内部空間が存在する領域の少なくとも一部において露出している、ベーパーチャンバー1a。【選択図】図1

Description

本発明は、ベーパーチャンバーに関する。
近年、素子の高集積化、高性能化により発熱量が増加している。また、製品の小型化が進むことで、発熱密度が増加するため、放熱対策が重要となってきた。この状況はスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の分野において特に顕著である。近年、熱対策部材としては、グラファイトシートなどが用いられることが多いが、その熱輸送量は十分ではないため、様々な熱対策部材の使用が検討されている。なかでも、非常に効果的に熱を拡散させることが可能であるとして、面状のヒートパイプであるベーパーチャンバーの使用の検討が進んでいる。
ベーパーチャンバーとは、平板状の密閉容器内に揮発しやすい適量の作動流体を封入したものである。作動流体は熱源からの熱で気化し、内部空間内を移動した後、外部に熱を放出して液体に戻る。液体に戻った作動流体はウィックと呼ばれる毛細管構造により再び熱源付近へ運ばれて、再び気化する。これを繰り返すことにより、ベーパーチャンバーは外部動力を有することなく自立的に作動し、作動流体の蒸発潜熱および凝縮潜熱を利用して、二次元的に高速で熱を拡散することができる。
特許文献1では、第1金属シートと第2金属シートとから構成されるシート状コンテナを密閉容器として有するベーパーチャンバーが提案されている。このシート状コンテナの厚みは0.5mm以下であることが好ましいとされている。このように、ベーパーチャンバーの厚みを小さくすることにより、小型化、特に薄型化が要求される電子機器、例えばスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末におけるベーパーチャンバーの好適な利用を実現している。
国際公開第2016/151916号
特許文献1のベーパーチャンバーを直接電子部品に搭載する場合には、ベーパーチャンバーを設置場所に応じた形状に加工する必要がある。しかしながら、特許文献1のベーパーチャンバーは、2枚の金属シートを貼り合わせた構造を有し、その厚みは0.5mm以下と非常に薄いことから、複雑な形状への加工が難しいという問題がある。また、特許文献1には、図7〜17に示されるように、ベーパーチャンバーを金属板の凹部にはめ込んで放熱板として使用することが記載されている。しかしながら、ベーパーチャンバーを金属板にはめ込むには、ベーパーチャンバーの筐体を予め金属板の凹部に合わせた形状に形成する必要がある。この場合も、上記と同様にベーパーチャンバーの形状の加工の困難性に関する問題が生じる。また、金属板の凹部をベーパーチャンバーの形状に合わせて形成することも考えられるが、金属板に凹部を形成する加工も容易ではなく、同様の問題が生じる。さらに、特許文献1の放熱板は、厚み方向にベーパーチャンバーと金属板の両方が存在するので、厚みが大きくなり、小型化の観点から不利である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、任意の形状への加工が容易で、電子機器への組み込みを容易に行うことが可能なベーパーチャンバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のある局面に係るベーパーチャンバーは、筐体と、前記筐体の内部空間に封入された作動液と、前記筐体の内部空間に配置されたウィックと、前記筐体の外縁部の少なくとも一部に固定された支持体とを有し、前記支持体の少なくとも一部が前記筐体の外縁部よりも外側に位置し、前記筐体の両主面が、内部空間が存在する領域の少なくとも一部において露出している。
また、一実施形態のベーパーチャンバーにおいて、前記支持体が、前記筐体の外縁部の全周にわたって設けられる。
また、一実施形態のベーパーチャンバーにおいて、前記筐体が、前記支持体の上面を含む面よりも下方に位置する。
また、一実施形態のベーパーチャンバーにおいて、前記支持体が、前記筐体の剛性よりも高い剛性を有する。
また、一実施形態のベーパーチャンバーにおいて、前記筐体が、外縁部が封止された対向する2つのシートから成る。
また、一実施形態のベーパーチャンバーは、前記2つのシートのうち、一方のシートの内部空間に露出する面に柱が形成され、他方のシートの内部空間に露出する面に凸部が形成されており、前記ウィックが、柱と凸部によって挟持されている。
また、一実施形態のベーパーチャンバーは、前記支持体を前記筐体の外縁部に固定する接合層をさらに含む。
さらに、本発明の他の局面によれば、本発明のベーパーチャンバーを有して成る放熱デバイスが提供される。
さらに、本発明の他の局面によれば、本発明のベーパーチャンバーまたは本発明の放熱デバイスを有して成る電子機器が提供される。
本発明によれば、任意の形状への加工が容易で、電子機器への組み込みを容易に行うことが可能なベーパーチャンバーが提供される。
本発明の第一実施形態のベーパーチャンバー1aの上方から見た斜視図である。 図1のベーパーチャンバー1aのA−A断面図である。 本発明の第二実施形態のベーパーチャンバー1bの上方から見た斜視図である。 本発明の第三実施形態のベーパーチャンバー1cの上方から見た斜視図である。 本発明の第四実施形態のベーパーチャンバー1dの上方から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態のベーパーチャンバー1aが内蔵された電子機器の上方から見た斜視図である。 図6の電子機器のX−X断面図である。
以下、本発明について図面を参照してより詳細に説明する。
図1は、本発明の第一実施形態のベーパーチャンバー1aの上方から見た斜視図である。図2は、図1のベーパーチャンバー1aのA−A断面図である。
本実施形態のベーパーチャンバー1aは、図1および図2に示されるように、筐体2と、筐体2の内部空間に配置されたウィック4と、筐体2の外縁部9の少なくとも一部に固定された支持体10aとを有し、支持体10aの外周縁11が筐体2よりも外側に位置している。即ち、支持体10aの一部が筐体2の外縁部9よりも外側に位置している。さらに筐体2の内部空間が存在する領域において、筐体の両主面は露出している。即ち、筐体2の内部空間が存在する領域において、筐体2の両主面上に支持体10aは存在しない。また、図示されていないが、本実施形態のベーパーチャンバー1aはさらに、筐体2の内部空間に封入された作動液を有する。
本実施形態のベーパーチャンバー1aにおいて、支持体10aの外周縁11が筐体2よりも外側に位置しているため、ベーパーチャンバー1aの外周が支持体10aの外周縁11により規定される。そのため、支持体10aの筐体2の外側に位置する部分の形状を変更することにより、筐体2や、密閉空間内に配置される毛細管構造等の寸法を変更することなく、ベーパーチャンバー1aの形状を電子機器への組み込みに適した形に変更することができる。これにより、本発明のベーパーチャンバーによれば、ベーパーチャンバーの電子機器への組み込みを容易かつ低コストで行うことが可能となる。また、本発明のベーパーチャンバーは、筐体2に固定具を設けることなく、支持体10aの部分を用いて電子機器に固定することができるため、電子機器へ固定した後も十分な強度を維持することができる。
本実施形態のベーパーチャンバー1aは、電子機器または放熱デバイスの設置箇所に適した形状の支持体10aを用いるため、動作部である筐体2を、設置箇所の形状によらず、長方形など単純な形状とすることができる。そのため、本実施形態のベーパーチャンバー1aは非常に容易に製造することができる。本実施形態のベーパーチャンバー1aは、支持体10aの形状を変えることで、設置箇所の形状の異なる様々な電子機器または放熱デバイスにも用いることができるため、高い汎用性を有しているといえる。
以下において、本発明のベーパーチャンバーの各構成について詳細に説明する。
本発明のベーパーチャンバーは、作動液が封入された内部空間を有している作動領域と、該作動領域の周囲に形成された準作動領域とを有して成る。本発明のベーパーチャンバーにおいて、内部空間を有する筐体2は、対向する2つのシートの外縁部9を封止することにより形成されてもよく、2つ以上の板状部材を封止することにより形成されてもよい。本明細書において、筐体2、筐体シート6,7およびベーパーチャンバーにおける外縁部9とは、筐体2または筐体シート6,7またはベーパーチャンバーの端部から内側に所定距離の領域をいう。
本発明のベーパーチャンバーの筐体2が、図1および図2に示されるように外縁部9が封止された対向する2つのシートから成るとき、準作動領域は、2つのシートが接合される外縁部9に相当する。本発明のベーパーチャンバーにおいて、作動領域は、ベーパーチャンバーとしての機能を発揮する領域であるので、非常に高い熱輸送能を有する。従って、作動領域は、可能な限り広範囲に設置することが好ましい。一方、準作動領域は、ベーパーチャンバーとしての機能を発揮する領域ではないが、金属により形成されているので熱伝導性が高く、ある程度の熱輸送能を有する。また、準作動領域は、金属製シートであるので、耐久性、可撓性、加工性に優れる。
図1および図2に示されるベーパーチャンバー1aにおいて、上部筐体シート6は筐体2の内部空間の上側の主内面を、下部筐体シート7は筐体2の内部空間の下側の主内面を形成している。本明細書において主内面とは、筐体2の内部空間を規定する面のうち、最も面積の大きい面と、その面に対向する面とをいう。筐体2において、上部筐体シート6と下部筐体シート7とは、それぞれの外縁部9で互いに封止されている。
図1および図2に示されるベーパーチャンバー1aにおいて、上部筐体シート6の外縁部9と下部筐体シート7の外縁部9とは、レーザー溶接することにより封止することができるが、外縁部9を封止する方法はこれに限定されず、例えば抵抗溶接、拡散接合、ロウ接、TIG溶接、樹脂封止等により封止することもできる。
上部筐体シート6の外縁部9と下部筐体シート7の外縁部9との封止は、接合材を用いて行われてもよい。接合材には、後述するような材料から形成される筐体シート同士を接合することが可能な任意の材料を使用することができ、例えばNi、Sn、Ag、Al、Pd、およびこれらを主成分とする合金等を使用することができる。ここで、接合材に使用される材料の熱伝導率が、筐体シートを形成する材料の熱伝導率よりも低いことが好ましい。上部筐体シート6と下部筐体シート7との外縁部間が、筐体シートを形成する材料よりも熱伝導率の低い材料から成る接合材によって接合される場合、2つの筐体シートを溶接する際に外縁部9に与えられる熱の一部を、拡散させることなく外縁部9の接合材に効果的に留めることができるため、溶接工程の効率を向上させることができる。例えば、上部筐体シート6と下部筐体シート7とがCuから形成される場合、Cuより熱伝導率の低いNi等を、接合材として使用し得る。
さらに、接合材に使用される材料の融点が、筐体シートを形成する材料の融点よりも低いことが好ましい。上部筐体シート6と下部筐体シート7との外縁部間に、筐体シートを形成する材料よりも融点の低い接合材が位置することにより、より低い温度で外縁部9を溶接することができるようになるため、溶接工程の効率を向上させることができる。例えば、上部筐体シート6と下部筐体シート7とがCuから形成される場合、Cuより融点の低いバルク状のSn合金等を、接合層8を形成する材料として使用し得る。
上部筐体シート6および下部筐体シート7を形成する材料は、特に限定されず、例えば銅、ニッケル、アルミ、マグネシウム、チタン、鉄、およびそれらを主成分とする合金等を用いることができ、好ましくは銅が用いられる。上部筐体シート6と下部筐体シート7とは、いずれも同一の材料から形成されてもよく、異なる二つの材料からそれぞれ形成されてもよい。
上部筐体シート6および下部筐体シート7の厚さは、例えば10μm以上200μm以下であってよく、好ましくは30μm以上150μm以下の範囲にあり、より好ましくは30μm以上100μm以下の範囲にあり、さらに好ましくは40μm以上60μm以下の範囲にある。上述した厚さは筐体2のいかなる箇所においても一様であってよく、異なっていてもよい。例えば、上部筐体シート6の厚さと、下部筐体シート7の厚さとが異なっていてもよく、上部筐体シート6において、厚さが異なる部分が複数存在していてもよい。上部筐体シートの厚さに対する下部筐体シートの厚さの比を適切に設定することにより、大きい厚さを有する筐体シート側から筐体2に圧力が掛かった場合の、小さい厚さを有する筐体シートの変形を効果的に低減することができる。
図2に示されるように、下部筐体シート7は凹凸のない板状に形成されることが好ましい。さらに、下部筐体シート7は凹凸のない板状に形成され、上部筐体シート6は、内部空間が設けられるように上側に凸部を有する板状に形成されることが好ましい。筐体2が、このような上部筐体シート6および下部筐体シート7から構成されることにより、下部筐体シート7が発熱部に接するようにベーパーチャンバー1aを配置した場合に、外縁部9も含めた下部筐体シート7の全面を発熱部に接するように配置することが可能になり、より効率的に発熱部の熱を吸収することができる。また、外縁部9が下部筐体シートと発熱部との接触面と同一平面上に位置するようになるため、外縁部9における筐体2の曲がりや折れを効果的に抑制することができる。
図2に示されるように、本発明のベーパーチャンバー1aの筐体2の内部空間にはウィック4が配置されている。ウィック4は、筐体2の内部空間に配置され、作動液を還流させる役割を果たす。ウィック4の配置の態様は、特に限定されず、例えば、図2に示されるように、上部筐体シート6の主内面に形成された柱3と、下部筐体シートの主内面に形成された凸部5との間に挟持されるように配置されてもよい。ウィック4が、上部筐体シート6の柱3と、下部筐体シートの凸部5との間に挟持されるようにベーパーチャンバー1aを構成することにより、ウィック4をつぶさずに、ベーパーチャンバー1aの内部空間におけるウィック4のずれを抑制することができる。
ウィック4の厚さは、例えば5μm以上200μm以下の範囲にあってよく、好ましくは10μm以上80μm以下であり、より好ましくは30μm以上50μm以下である。ウィック4の厚さは、ウィック4のいかなる箇所においても一様であってよく、異なっていてもよい。また、ウィック4は必ずしも、ベーパーチャンバーの筐体2の主内面全体に亘って形成される必要はなく、部分的に形成されていてもよい。
ウィック4の材料は特に限定されず、例えば、多孔体、メッシュ、焼結体、不織布、ワイヤー等を用いることができ、好ましくはメッシュ、不織布が用いられる。
図2において柱3は、筐体2を内側から支持するように上部筐体シート6の主内面に形成されている。柱3は、2つの底面を有する柱状の形状に形成することができる。柱3の形状として、例えば円柱形状、角柱形状、錐台形状等の任意の形状を用いることができる。
柱3の太さは、ベーパーチャンバーの筐体の変形を抑制できる強度を与えるものであれば特に限定されないが、例えば柱の高さ方向に垂直な断面の円相当径は、100μm以上2000μm以下であってよく、好ましくは300μm以上1000μm以下の範囲にあり、より好ましくは500μm以上800μm以下の範囲にある。上記柱の円相当径を大きくすることにより、ベーパーチャンバーの筐体の変形をより効果的に抑制することができる。また、上記柱の円相当径を小さくすることにより、作動液の蒸気が移動するための空間をより広く確保することができる。
柱3は、筐体2を有し支持体10aを有しない部分の厚みH1の0.08倍以上0.9倍以下の高さを有することが好ましく、例えば50μm以上500μm以下、好ましくは100μm以上400μm以下の範囲にあり、より好ましくは100μm以上200μm以下の範囲にある高さを有し得る。
柱3を形成する材料は、特に限定されず、例えばCu、Ni、Al、Mg、Ti、Feなどの金属部材、およびそれらを主成分とした合金金属部材等を用いることができ、好ましくはCu、Cu合金が用いられる。好ましい態様において、柱を形成する材料は、上部筐体シート6および下部筐体シート7のいずれかまたは両方と同じ材料である。
筐体2の内部空間に配置された柱3の本数は、例えば1mmあたりに0.125本以上0.5本以下であってよく、好ましくは1mmあたりに0.15本以上0.35本以下の範囲にある。柱3の本数がこのような範囲にあることにより、筐体をより効果的に支持することができ、筐体のつぶれにくさを向上させることができる。
柱3は、図2に示されるように等間隔で、例えば柱間の距離が一定となるように格子点状に配置されていてもよく、非等間隔で配置されていてもよい。柱3を均等に配置することにより、ベーパーチャンバー全体にわたって均一な強度を確保することができる。柱3は、筐体2と一体に形成されていてもよく、また、筐体2と別個に製造し、その後、筐体2の所定の箇所に固定してもよい。
下部筐体シート7の主内面に複数の凸部5が形成されていることにより、凸部5と凸部5との間の空間により作動液の還流が促進される。このため、図2において、作動液の還流がウィック4と凸部5間の空間の両方によって促進され、凸部5を有しないベーパーチャンバーと比較して効率的な熱拡散が生じ得る。
凸部5は、中空であってもよく、中実であってもよい。また、凸部5は、下部筐体シート7全体に亘って形成されていてもよく、下部筐体シート7に部分的に形成されていてもよい。凸部5には、2つの底面を有する柱状の形状を用いることができる。凸部5の形状として、例えば円柱形状、角柱形状、錐台形状等の任意の形状を用いることができる。
凸部5の上面の円相当直径は、1μm以上500μm以下であってよく、好ましくは5μm以上300μm以下の範囲にあり、より好ましくは15μm以上150μm以下の範囲にある。凸部5の上面がこのような円相当直径を有することにより、ウィックを凸部5により確実に支持することができる。
凸部5の高さは、1μm以上100μm以下であってよく、好ましくは5μm以上50μm以下の範囲にあり、好ましくは15μm以上30μm以下の範囲にある。凸部5がこのような高さを有することにより、毛細管力が高く、透過率が低くなるため、作動流体を還流させるウィックの機能の補助効果を高めることができる。
下部筐体シート7に形成された凸部5のうち隣接するもの同士の距離は、1μm以上500μm以下であってよく、好ましくは5μm以上300μm以下の範囲にあり、好ましくは15μm以上150μm以下の範囲にある。凸部5のうち隣接するもの同士の距離が上記範囲にあることにより、毛細管力が高く、透過率が低くなるため、作動流体を還流させるウィックの機能の補助効果を高めることができる。本発明において、凸部5同士が隣接しているとは、間に他の凸部5を介さずに隣り合っていることをいう。
図1および図2には示されていないが、本発明のベーパーチャンバーの筐体2内にはさらに作動液が封入されている。作動液は、発熱体からの熱により気化し、蒸気となる。その後、蒸気となった作動液は筐体2内を移動し、熱を放出して液体に戻る。液体に戻った作動液は、ウィック4による毛細管現象により再び熱源へ運ばれる。そして再び熱源からの熱により気化し、蒸気となる。これを繰り返すことにより、本発明のベーパーチャンバーは、外部動力を要することなく自立的に作動し、作動液の蒸発・凝縮潜熱を利用して、二次元的に迅速に熱を拡散させることができる。
作動液の種類は特に限定されず、例えば、水、アルコール類、代替フロン類等を用いることができ、好ましくは水が用いられる。
図2において、ベーパーチャンバー1aの、筐体2を有し支持体10aを有しない部分の厚みH1(すなわち筐体2の高さ)は、例えば100μm以上600μm以下であってよく、好ましくは200μm以上500μm以下の範囲にある。また、図2においてH2で示される、支持体10aと筐体2の外縁部9とを有する部分の厚みは、例えば100μm以上600μm以下であってよく、好ましくは200μm以上500μm以下の範囲にある。
図2に示されるように、支持体10aと筐体2の外縁部9とを有する部分の厚みH2は、筐体2を有し支持体10aを有しない部分の厚みH1よりも大きいことが好ましい。これにより、下部筐体シート7が放熱部に接するようにベーパーチャンバー1aを設置する際に、ベーパーチャンバー1aの上部筐体シート6側に搭載されるデバイス(例えばディスプレイ)と支持体10aとが接触したとしても、上部筐体シート6とデバイスとは接触しない。このとき、上部筐体シート6とデバイスとの間には、おおよそH1とH2との差に相当する高さの間隙が設けられる。この間隙により、上部筐体シート6側からの放熱の効率を維持することができ、また上部筐体シート6側に搭載されるデバイスに対するベーパーチャンバーからの熱の影響を抑制することができる。
尚、本実施形態では、H2をH1よりも大きくすることにより、上記の効果を得ているが、本発明はこの態様に限定されない。例えば、H2がH1以下であったとしても、筐体2(詳細には上部筐体シート6)が、支持体10aの上面を含む面よりも下方に位置すれば、上記の間隙を確保することができ、上記の効果を得ることができる。
図1および図2においてW1で示されるベーパーチャンバー1aの幅は、例えば5mm以上500mm以下であってよく、好ましくは20mm以上300mm以下の範囲にある。また、図1においてLで示される筐体2の長さは、例えば5mm以上500mm以下であってよく、好ましくは20mm以上300mm以下の範囲にある。上述した厚みH1、H2、幅W1および奥行きLは筐体2のいかなる箇所においても一様であってもよく、異なっていてもよい。
図1のベーパーチャンバー1aにおいて、支持体10aは枠型に形成されている。本明細書において、支持体10aの内側の縁を内周縁12といい、支持体10aの外側の縁を外周縁11という。図1のベーパーチャンバー1aの支持体10aの寸法は、支持体10aの内周縁12全体が筐体2の外縁部9上に位置し、かつ、支持体10aの外周縁11が筐体2の外縁部9よりも外側に位置するように決定されている。図1のベーパーチャンバー1aの支持体10aの寸法がこのように決定されることにより、支持体10aを、作動領域ではなく、準作動領域において支持体10aに固定することが可能となる。ベーパーチャンバーが、作動領域ではなく、準作動領域において支持体10aに固定されることにより、作動領域上に支持体10aが存在しなくなるため、ベーパーチャンバーを支持体10aに固定した後も、作動領域の高い熱輸送能を効果的に維持することができる。
支持体10aを形成する材料は、特に限定されず、例えば銅、ニッケル、アルミ、マグネシウム、チタン、鉄、およびそれらを主成分とする合金等を用いることができる。支持体10aを形成する合金としては、例えば、チタンを含む合金であるSUS444(26.0W/(m・k))、ニッケルを含む合金であるSUS304(16.7W/(m・k))および、ニッケルを含む合金であるSUS316(16.7W/(m・k))等を使用することができる。
支持体10aの外縁は平面視で凹凸を有する形状を有している。この凹凸の形状により、支持体10aを電子機器に強固に固定することができるようになる。また、支持体10aの外縁は1つ以上の貫通口13を有するように形成され得る。特に支持体10aの外縁のうち凸部は、貫通口13を有するように形成され得る。支持体10aが貫通口13を有することにより、例えばボルト等である固定具を用いて、支持体10aを電子機器に強固に固定することができるようになる。
支持体10aの剛性は、筐体2の剛性よりも大きいことが好ましい。一の態様において、支持体10aの剛性は、上部筐体シート6および下部筐体シート7の剛性よりも大きいことが好ましい。支持体10aの剛性が、筐体2の剛性よりも大きいことにより、筐体2に生じ得る変形を効果的に抑制することができる。また、筐体2が、筐体2の剛性よりも大きい剛性を有する支持体10aを有していることにより、筐体2における反りの発生や平坦度の低下を効果的に低減することができる。ここに、「剛性」とは、曲げなどの力に対する変形のしにくさをいい、「剛性が大きい」とは、ヤング率が高いことを意味する。
支持体10aの厚さは例えば100μm以上600μm以下であってよく、好ましくは200μm以上500μm以下の範囲にある。支持体10aの厚さは、筐体2を有し支持体10aを有しない部分の厚みH1よりも大きいことが好ましい。支持体10aの厚さを厚みH1よりも大きくすることにより、支持体10aの上面が、上部筐体シート6よりも上方に存在するようになる。これにより、下部筐体シート7が放熱部に接するようにベーパーチャンバー1aを設置する際に、ベーパーチャンバー1aの上部筐体シート6側に搭載されるデバイス(例えばディスプレイ)と支持体10aとが接触したとしても、上部筐体シート6とデバイスとの接触を防止することができる。これにより、上部筐体シート6側からの放熱の効率を維持することができ、また上部筐体シート6側に対するベーパーチャンバーからの熱の影響を効果的に抑制することができる。
図2においてW2およびW3で示される支持体10aの幅は、特に限定されないが、例えば、2mm以上10mm以下であってよく、好ましくは3mm以上7mm以下の範囲にあり、より好ましくは5mm以上7mm以下の範囲にある。支持体10aの幅は支持体10aのどの部分においても一様であってもよく、異なっていてもよい。すなわち幅W2と幅W3とが同じであってもよく、異なっていてもよい。
一の態様において、本発明のベーパーチャンバーは、筐体2の外側に支持体10aが存在することから、支持体の形状を変更することにより、筐体に影響を与えることなく、ベーパーチャンバーの外形を任意の形状とすることができる。例えば、本発明のベーパーチャンバーを搭載する電子機器の形状に合わせて、幅が狭い部分および広い部分を任意に形成することができ、また、固定用の穴、突起等を形成することができる。
支持体10aの、筐体2の外縁部9と重なっている部分の幅W4は、1mm以上10mm以下であり、好ましくは2mm以上5mm以下の範囲にあり、より好ましくは3mm以上5mm以下の範囲にある。支持体10aの、筐体2の外縁部9と重なっている部分の幅W4が1mm以上であることにより、支持体10aと筐体2とを十分な強度で接合することができる。支持体10aの、筐体2の外縁部9と重なっている部分の幅W4が10mm以下であることにより、支持体10aの外周縁11の加工の際の、外縁部9の変形等を効果的に低減することができる。
ベーパーチャンバー1aにおいて、支持体10aは、図2に示されるように、接合層8により筐体2の外縁部9に固定されている。接合層8が設けられることにより、支持体10aを筐体2の外縁部9により強固に固定することができるようになる。接合層8には、上述したような材料から形成される上部筐体シート6と支持体10aとを接合することが可能な任意の材料を使用することができ、例えば、Ni、Sn、Ag、Al、Pdおよびこれらを主成分とする合金等を使用することができる。また、上述したような材料から形成される上部筐体シート6と支持体10aとを接着可能な接着剤を用いて、接合層8を形成してもよい。
一の態様において、接合層8に使用される材料の熱伝導率は、上部筐体シート6を形成する材料の熱伝導率および支持体10aを形成する材料の熱伝導率よりも低い。接合層8に使用される材料がこのような熱伝導率を有することにより、上部筐体シート6と支持体10aとを接合する際に外縁部9に与えられる熱の一部を、拡散させることなく外縁部9の接合層8に効果的に留めることができるため、溶接工程の効率を向上させることができる。例えば、上部筐体シート6がCuから形成され、支持体10aがFeから形成される場合、CuおよびFeよりも熱伝導率の低いNi等を、接合層8を形成する材料として使用し得る。
別の態様において、接合層8に使用される材料は、高熱伝導率の材料である。接合層8に使用される材料は、例えば、50W/(m・k)以上、好ましくは100W/(m・k)以上の熱伝導率を有する。接合層8に使用される材料として高熱伝導率の材料を用いることにより、筐体の熱を接合層8を介して効率的に支持体10aに拡散させることができる。
さらに、接合層8に使用される材料の融点が、上部筐体シート6を形成する材料の融点および支持体10aを形成する材料の融点よりも低いことが好ましい。このような融点を有する接合層8が、上部筐体シート6と支持体10aとの間に位置することにより、上部筐体シート6と支持体10aとをより低い温度で接合することができるようになるため、溶接工程の効率を向上させることができる。例えば、上部筐体シート6がCuから形成され、支持体10aがFeから形成される場合、CuおよびFeより融点の低いバルク状のSn合金等を、接合層8を形成する材料として使用し得る。
支持体10aを、接合層8を用いずに、溶接等により外縁部9に固定することもできる。例えば、上部筐体シート6の外縁部9と支持体10aとを、レーザー溶接することにより封止することができる。上部筐体シート6の外縁部9と支持体10aとを封止する方法はこれに限定されず、例えば抵抗溶接、拡散接合、ロウ接、TIG溶接、樹脂封止等により封止することもできる。
以下、本発明の別の実施形態を示した図3〜5について説明する。図3〜5に示された各部分のうち、第一実施形態の部分と同一の符号が付された部分は、第一実施形態の部分の特徴と同一の特徴を有する。
図3は、本発明の第二実施形態のベーパーチャンバー1bの上方からみた斜視図である。図3のベーパーチャンバー1bにおいて、支持体10bは、略コの字型に形成されている。該支持体10bの一部は、筐体2の外縁部9よりも外側に位置している。支持体10bの寸法は、支持体10bの内周縁12が筐体2の外縁部9上に位置するように決定されている。尚、図3に示されるように、ベーパーチャンバー1bの支持体10bの内周縁12の一部は筐体2の外縁部9上に位置していなくてもよい。支持体10bがこのように、略コの字型に形成されていることにより、支持体10bが設けられていない筐体2の外縁部9に隣接する、電子機器の内部空間を、より効果的に利用することができる。
図4は、本発明の第三実施形態のベーパーチャンバー1cの上方から見た斜視図である。図4のベーパーチャンバー1cは、2つの支持体10cを有しており、2つの支持体10cはいずれも直方体形状(板状)に形成されている。2つの支持体10cは筐体2の対向する2辺に設けられている。支持体10cの寸法は、支持体10cの内周縁12が筐体2の外縁部9上に位置するように決定されている。尚、図4に示されるように、ベーパーチャンバー1cの支持体10cの内周縁12の一部は筐体2の外縁部9上に位置していなくてもよい。支持体10cがこのように、筐体2の対向する2辺に設けられていることにより、支持体10cが設けられていない筐体2の2辺の外縁部9に隣接する、電子機器の内部空間をより効果的に利用することができる。
図5は、本発明の第四実施形態のベーパーチャンバー1dの上方からみた斜視図である。図5のベーパーチャンバー1dにおいて、支持体10aは、ベーパーチャンバー1aと同様に枠型に形成されている。支持体10aの寸法は、支持体10aの内周縁12の一部が筐体2の外縁部9上に位置するように決定されている。図3に示されるように、ベーパーチャンバー1bの支持体10aの内周縁12の他の一部は筐体2の外縁部9上に位置しておらず、支持体10aの内側には、筐体2が設けられていない空間が存在している。支持体10aの枠内に筐体2が設けられていない空間が存在することにより、当該空間に任意のデバイスを配置する、配線を通すなど、支持体10aの枠内の空間を効果的に利用することができるようになる。
本発明のベーパーチャンバーは、熱源に近接させるように、放熱デバイスに搭載され得る。従って、本発明は、本発明のベーパーチャンバーを有して成る放熱デバイスも提供する。本発明の放熱デバイスが本発明のベーパーチャンバーを備えることにより、発熱している電子部品およびかかる電子部品の周辺の温度上昇を効果的に抑制することができる。
本発明のベーパーチャンバーまたは本発明のベーパーチャンバーを有して成る放熱デバイスは、様々な電子機器に内蔵し、内部空間の熱マネジメントのために用いることができる。本発明のベーパーチャンバーは上記のとおり、外部動力を必要とせず自立的に作動し、作動液の蒸発および凝縮潜熱を利用して、二次元的に高速で熱を拡散することができる。そのため、本発明のベーパーチャンバーまたは放熱デバイスは、電子機器内部の限られたスペースであっても設置することができ、効果的な熱マネジメント実現することができる。本発明の電子機器としては、例えばスマートフォン、タブレット、ノートPC等が挙げられる。例えば、図6に示されるような、情報通信端末100に内蔵することができる。
図7は図6に示される情報通信端末100のX−X断面図である。情報通信端末100において、本発明のベーパーチャンバー1aは、基板150に設けられた半導体素子160およびバッテリー140から発生する熱の放散のために、半導体素子160およびバッテリー140の上部に下部筐体シート7が位置するように配置されている。本発明のベーパーチャンバー1aの支持体10aは、ボルト等の固定具130により、情報通信端末100の筐体120に固定されている。
例えば、固定具130がボルトである場合には、支持体10aはボルトが通る貫通口13を有し得る。本発明のベーパーチャンバー1aにおいては、上記貫通口13を筐体部分ではなく支持体に設けることができる。そのため、本発明のベーパーチャンバー1aは、筐体2の機能および強度を損なうことなく、電子機器に搭載することができる。
また、情報通信端末100に内蔵されたベーパーチャンバー1aでは、支持体10aが固定されている部分の厚みが、前記支持体10aが固定されていない部分の厚みよりも大きい。このため、情報通信端末100のディスプレイ110と筐体2の間に間隙を確保することができる。このような間隙が存在することにより、ディスプレイ110と筐体2との接触が抑制される。また、筐体2とディスプレイ110との間に間隙が存在することにより、上部筐体シート6側からの放熱の効率を維持することができ、また上部筐体シート6側に搭載されるデバイスに対するベーパーチャンバーからの熱の影響を効果的に抑制することができる。
本発明のベーパーチャンバー、放熱デバイスおよび電子機器は携帯情報端末等の分野において、広範な用途に使用できる。例えば、CPU等の熱源の温度を下げ、電子機器の使用時間を延ばすために使用することができ、スマートフォン、タブレット、ノートPC等に使用することができる。
1a ベーパーチャンバー
1b ベーパーチャンバー
1c ベーパーチャンバー
1d ベーパーチャンバー
2 筐体
3 柱
4 ウィック
5 凸部
6 上部筐体シート
7 下部筐体シート
8 接合層
9 外縁部
10a 支持体
10b 支持体
10c 支持体
11 外周縁
12 内周縁
13 貫通口
100 情報通信端末
110 ディスプレイ
120 筐体
130 固定具
140 バッテリー
150 基板
160 半導体素子

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部空間に封入された作動液と、
    前記筐体の内部空間に配置されたウィックと、
    前記筐体の外縁部の少なくとも一部に固定された支持体とを有し、
    前記支持体の少なくとも一部が前記筐体の外縁部よりも外側に位置し、
    前記筐体の両主面が、内部空間が存在する領域の少なくとも一部において露出している、ベーパーチャンバー。
  2. 前記支持体が、前記筐体の外縁部の全周にわたって設けられる、請求項1に記載のベーパーチャンバー。
  3. 前記筐体が、前記支持体の上面を含む面よりも下方に位置する、請求項1または2に記載のベーパーチャンバー。
  4. 前記支持体が、前記筐体の剛性よりも高い剛性を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のベーパーチャンバー。
  5. 前記筐体が、外縁部が封止された対向する2つのシートから成る、請求項1〜4のいずれか一項に記載のベーパーチャンバー。
  6. 前記2つのシートのうち、一方のシートの内部空間に露出する面に柱が形成され、他方のシートの内部空間に露出する面に凸部が形成されており、前記ウィックが、柱と凸部によって挟持されている、請求項5に記載のベーパーチャンバー。
  7. 前記支持体を前記筐体の外縁部に固定する接合層をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のベーパーチャンバー。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のベーパーチャンバーを有して成る放熱デバイス。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のベーパーチャンバーまたは請求項8に記載の放熱デバイスを有して成る電子機器。
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