JP2020190779A - 車両位置特定システム、車両位置特定方法及び車両位置特定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の周辺の検知情報に基づいて車両の位置を精度よく特定する車両位置特定システム、車両位置特定方法及び車両位置特定プログラムを提供する。【解決手段】車両位置特定システムは、対象車両の周辺の検知情報を取得し、検知情報の検知時刻tsを示す検知時刻情報を取得し、検知情報に含まれる認識対象物の認識処理を行う。認識対象物と対象車両との相対位置を演算し、対象車両の各時刻における位置P2〜P6に基づく対象車両の走行軌跡Kを記憶し、認識対象物の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得し、相対位置と認識対象物の対象物絶対位置情報とに基づいて検知時刻tsにおける対象車両の位置である第1位置Psを特定する。検知時刻tsから現在時刻に対応する対象時刻tcまでの対象車両の走行軌跡Kである対象走行軌跡KTと、第1位置Psとに基づいて、対象時刻tcにおける対象車両の位置である第2位置Pcを特定する。【選択図】図10

Description

本発明は、車両の周辺の検知情報により車両の位置を特定する技術に関する。
特開2015−41348号公報には、路面に描かれた案内標記を画像認識して駐車場内における自車の位置等を特定して、自動走行により駐車区画への入庫及び駐車区画からの出庫を行う駐車誘導装置が開示されている。特に、GPS(Global Positioning System)信号が届かない場所であったり、GPSの精度よりも高い位置精度が要求されたりする場合には、このように案内標記を画像認識することで高い精度で車両の位置を特定することができる。
特開2015−41348公報
ところで、一般的に画像認識処理は処理負荷の高い処理であり、カメラ等によって案内標記が撮影されてから、当該案内標記が認識されるまでには遅延が生じる。この間、車両が走行していると、案内標記に基づいて特定される車両の位置と、実際に車両が存在する位置との間に誤差が生じることになる。車両の走行速度が高くなるほど、この誤差は大きくなり、車両の走行速度が低ければ誤差は小さくなるが、高度な車両の位置精度が要求される場合もあり、より精度よく車両の位置を特定することが望まれる。尚、これは可視光画像化を対象とした一般的な画像認識処理に限らず、赤外光を用いた赤外画像、超音波やレーザーレーダー等を用いた距離画像等を対象とした認識処理でも同様である。
上記背景に鑑みて、車両の周辺の検知情報に基づいて車両の位置を精度よく特定する技術の提供が望まれる。
上記に鑑みた車両位置特定システムは、1つの態様として、対象車両の周辺の検知情報を取得する検知情報取得部と、前記検知情報の検知時刻を示す検知時刻情報を取得する検知時刻情報取得部と、前記検知情報に含まれる認識対象物の認識処理を行うと共に、前記認識対象物と前記対象車両との相対位置を演算する認識処理部と、前記対象車両の各時刻における位置に基づく前記対象車両の走行軌跡を記憶する走行軌跡記憶部と、前記認識対象物の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得する対象物情報取得部と、前記相対位置と前記認識対象物の前記対象物絶対位置情報とに基づいて前記検知時刻における前記対象車両の位置である第1位置を特定する第1位置特定部と、前記検知時刻から現在時刻に対応する対象時刻までの前記対象車両の前記走行軌跡である対象走行軌跡と、前記第1位置とに基づいて、前記対象時刻における前記対象車両の位置である第2位置を特定する第2位置特定部と、を備える。
この構成によれば、検知情報が検知された検知時刻まで遡って対象車両の位置(第1位置)を特定し、第1位置からの走行軌跡である対象走行軌跡と、第1位置とに基づいて現在時刻に対応する対象時刻における対象車両の位置(第2位置)が特定される。従って、検知情報に対する認識処理に時間を要したとしても、その間に対象車両が移動することによって生じる第2位置の誤差を抑制することができる。即ち、本構成によれば、車両の周辺の検知情報に基づいて車両の位置を精度よく特定することができる。
上記、車両位置特定システムの技術的特徴は、車両位置特定方向や車両位置特定プログラムにも適用することができる。以下にその代表的な態様を例示する。例えば、車両位置特定方法は、上述した車両位置特定システムの特徴を備えた各種のステップを有する。また、車両位置特定プログラムは、上述した車両位置特定システムの特徴を備えた各種の機能をコンピュータに実現させる。当然ながらこれらの車両位置特定方法及び車両位置特定プログラムも、上述した車両位置特定システムの作用効果を奏することができる。さらに、車両位置特定システムの好適な態様として、下記の実施形態の説明において例示する種々の付加的特徴も、これら車両位置特定方法や車両位置特定プログラムに組み込むことが可能であり、当該方法及び当該プログラムはそれぞれの付加的特徴に対応する作用効果も奏することができる。
1つの好適な態様として、車両位置特定方法は、対象車両の周辺の検知情報を取得する検知情報取得ステップと、前記検知情報の検知時刻を示す検知時刻情報を取得する検知時刻情報取得ステップと、前記検知情報に含まれる認識対象物の認識処理を行うと共に、前記認識対象物と前記対象車両との相対位置を演算する認識処理ステップと、前記対象車両の各時刻における位置に基づく前記対象車両の走行軌跡を記憶する走行軌跡記憶ステップと、前記認識対象物の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得する対象物情報取得ステップと、前記相対位置と前記認識対象物の前記対象物絶対位置情報とに基づいて前記検知時刻における前記対象車両の位置である第1位置を特定する第1位置特定ステップと、前記検知時刻から現在時刻に対応する対象時刻までの前記対象車両の前記走行軌跡である対象走行軌跡と、前記第1位置とに基づいて、前記対象時刻における前記対象車両の位置である第2位置を特定する第2位置特定ステップと、を備える。
また、1つの好適な態様として、車両位置特定プログラムは、対象車両の周辺の検知情報を取得する検知情報取得機能と、前記検知情報の検知時刻を示す検知時刻情報を取得する検知時刻情報取得機能と、前記検知情報に含まれる認識対象物の認識処理を行うと共に、前記認識対象物と前記対象車両との相対位置を演算する認識処理機能と、前記対象車両の各時刻における位置に基づく前記対象車両の走行軌跡を記憶する走行軌跡記憶機能と、前記認識対象物の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得する対象物情報取得機能と、前記相対位置と前記認識対象物の前記対象物絶対位置情報とに基づいて前記検知時刻における前記対象車両の位置である第1位置を特定する第1位置特定機能と、前記検知時刻から現在時刻に対応する対象時刻までの前記対象車両の前記走行軌跡である対象走行軌跡と、前記第1位置とに基づいて、前記対象時刻における前記対象車両の位置である第2位置を特定する第2位置特定機能と、をコンピュータに実現させる。
車両位置特定システム、車両位置特定方法、並びに車両位置特定プログラムのさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する実施形態についての以下の記載から明確となる。
車両位置特定システムが適用される駐車場の一例を示す図 車両位置特定システムの構成例を模式的に示すブロック図 認識対象物を含む車両周辺の検知情報を取得する一例を示す図 ローカル座標系における認識対象物及び車両の位置関係の一例を示す図 基準座標系における車両の位置を補正する一例を示す図 車両位置特定の手順の一例を示すフローチャート 車両位置特定の手順の他の例を示すフローチャート 図6に示す手順に基づく対象走行軌跡の一例を示す図 図7に示す手順に基づく対象走行軌跡の一例を示す図 走行軌跡を補正する一例を示す図 認識対象物を含む車両周辺の検知情報を取得する他の例を示す図
以下、車両位置特定システム(車両位置特定方法、車両位置特定プログラム)の実施形態を図面に基づいて説明する。車両位置特定システムは、例えば、駐車場において車両の入庫及び出庫を自動で行う自動バレー駐車システム、駐車場における乗員の運転を支援する運転支援システム(駐車支援システム)、乗員に目的地までの経路を案内するナビゲーションシステム等に利用することができる。以下、車両位置特定システム(車両位置特定方法、車両位置特定プログラム)が自動バレー駐車システムに利用される形態を例として説明する。
図1は、自動バレー駐車システムが適用される駐車場100の一例を示している。駐車場100には、駐車枠線105によって区画されて車両9の駐車場所となる駐車スペース103と、駐車スペース103へ入庫される入庫対象の車両9から乗員91が降車する降車スペース101と、駐車スペース103から出庫された出庫対象の車両9に乗員91が乗車する乗車スペース102とが設けられている。尚、図1では、降車スペース101及び乗車スペース102が、それぞれ1つずつ設けられている例を示しているが、降車スペース101及び乗車スペース102のそれぞれが複数設けられていてもよい。また、同じ1つのスペースが、降車スペース101と乗車スペース102とで兼用されるようになっていても良い。また、降車スペース101と乗車スペース102とを固定することなく、複数のスペースが設けられ、適宜、降車スペース101又は乗車スペース102として用いられる形態であってもよい。
入庫の際には、降車スペース101において車両9から乗員91が降車した後、入庫指示に応じて、車両9が降車スペース101から空きの駐車スペース103へ自動走行し、当該駐車スペース103において自動的に停車する。これにより、車両9は自動的に駐車スペース103に駐車される(入庫される)。出庫の際には、出庫指示に応じて、車両9が駐車スペース103から乗車スペース102へ自動走行し、当該乗車スペース102において自動的に停車する。これにより、車両9は自動的に駐車スペース103から出庫される。車両9に対する入庫指示および出庫指示は、車両9の乗員91よる端末装置93への操作によって車両9に与えられる。端末装置93は、乗員91が携帯している携帯端末であっても良いし、駐車場100に設置された固定端末であっても良い。
即ち、自動バレー駐車システムにおいては、車両9は、降車スペース101から駐車スペース103までの間、及び駐車スペース103から乗車スペース102までの間において、それぞれ設定された走行経路Rに沿って自動走行する。このような自動走行の実現には、駐車場100の中における車両9の位置を精度良く特定することが望ましい。
図2に示すように、車両位置特定システム10は、車両9を制御する車両制御装置50の1つの機能として構成されている。車両制御装置50は、メモリなどの周辺回路と協働するマイクロコンピュータなどのプロセッサを中核とし、ECU(Electronic Control Unit)として構成されている。メモリにはプログラムや各種パラメータなどが格納され、車両位置特定システム10は、当該プログラムなどのソフトウェアと、プロセッサなどのハードウェアとの協働によって実現される。車両位置特定システム10は、車両9の位置を特定するシステムであり、車両位置特定方法は、車両位置特定システム10を構成するハードウェアやソフトウェアにより車両9の位置を特定する方法であり、車両位置特定プログラムは、車両位置特定システム10を構成するハードウェア(コンピュータ)により実行され、車両位置特定機能を実現させるプログラムである。
詳細は後述するが、図2に示すように、車両位置特定システム10は、検知情報取得部1と、検知時刻情報取得部2と、認識処理部3と、走行軌跡記憶部4と、対象物情報取得部5と、自車位置特定部6とを備えている。自車位置特定部6は、位置情報取得部7と、第1位置特定部11と、第2位置特定部12とを含む。また、車両制御装置50は、車両位置特定システム10の他、走行制御部20、対象物情報記憶部30(データベース:DB)を備えている。また、車両制御装置50(車両位置特定システム10)には、カメラC、GPS受信機41、方位センサ42、回転センサ43が接続されている。図3に示すように、本実施形態では、車両9には、前方、後方、左側方、右側方をそれぞれ撮影範囲とする4つのカメラCが搭載されている。しかし、何れか1つ以上のカメラCのみが備えられている構成であってもよい。
車両制御装置50は、駐車場100を管理する管制装置200とワイヤレス通信で接続されている。管制装置200は、駐車場管理部201と、データ記憶部202と、経路設定部203とを備えている。駐車場管理部201は、駐車スペース103を撮影する撮影装置(不図示)や駐車スペース103における車両9の有無を検出するセンサ(不図示)などによって、駐車スペース103の空き状況を管理する。また、駐車場管理部201は、入庫指示の対象となっている車両9および出庫指示の対象となっている車両9を特定する情報、例えば各車両9の識別情報や位置情報等を管理する。駐車場管理部201も、マイクロコンピュータなどのプロセッサを中核として構成されている。データ記憶部202は、駐車場100の地図情報、車両9の位置を特定するための認識対象物OTとなるマークMなどの地物G(図3参照)の情報(後述する基準座標系における座標(絶対座標)や種別など)を記憶している。データ記憶部202は、メモリ、ディスク装置等によって構成されている。
経路設定部203は、降車スペース101と駐車スペース103との間の走行経路R、及び駐車スペース103と乗車スペース102との間の走行経路Rを設定する。経路設定部203は、入庫指示があった場合には、入庫指示の対象となっている車両9が停まっている降車スペース101から入庫先として指定された駐車スペース103までの走行経路Rを設定する。経路設定部203は、出庫指示があった場合には、出庫指示の対象となっている車両9が駐車している駐車スペース103から乗車スペース102までの走行経路Rを設定する。
上述したように、車両制御装置50は、管制装置200とワイヤレス通信する。車両制御装置50は、車両位置特定システム10から提供される車両9の位置情報(自車位置情報)、管制装置200から提供される走行経路Rの情報、方位センサ42及び回転センサ43から提供される車両9の挙動情報等に基づいて、車両9を自律制御する。
上述したように、車両位置特定システム10は、ハードウェアとソフトウェアとの協働によって実現される各種の機能部を備えて構成されている。検知情報取得部1は、位置が特定される対象となる車両9(対象車両)の周辺の検知情報を取得する。本実施形態では、検知情報を提供する検知装置がカメラCであり、検知情報はカメラCによって撮影された撮影画像である。検知時刻情報取得部2は、検知情報の検知時刻(後述する“ts”)を示す検知時刻情報を取得する。詳細は後述するが、例えば検知時刻tsはカメラCによる撮影時刻などに相当する。認識処理部3は、検知情報に含まれる認識対象物OTの認識処理を行うと共に、認識対象物OTと車両9(対象車両)との相対位置を演算する。検知情報が撮影画像の場合、認識処理部3による認識処理は、画像認識処理である。また、詳細は図4等を参照して後述するが、相対位置は、車両9を基準としたローカル座標系における認識対象物OTの座標値として表される。走行軌跡記憶部4は、図8等を参照して後述するように、車両9の各時刻(例えばt1〜t6)における位置(P1〜P6)に基づく車両9の走行軌跡Kを記憶する。
対象物情報取得部5は、認識対象物OTとなる対象物(マークM、駐車枠線105等の地物G)の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報(後述する絶対座標)を取得する。ここで、基準座標系は、駐車場100の全体に設定された座標系でも良いし、特定の地域に設定された座標系でも良いし、地球全体に設定された座標系でも良い。本実施形態では、少なくとも、駐車場100の任意の場所において重複することのない座標値を有する座標系であれば良い。
また、本実施形態では、対象物情報取得部5は、車両制御装置50に備えられた対象物情報記憶部30から、対象物絶対位置情報を取得する。対象物情報記憶部30には、認識対象物OTとなる複数の対象物(マークM、駐車枠線105等の地物G)の基準座標系におけるそれぞれの位置を示す複数の対象物絶対位置情報(絶対座標)が格納されている。しかし、対象物情報取得部5は、管制装置200から対象物絶対位置情報を取得してもよい。また、管制装置200と車両制御装置50との通信により、管制装置200のデータ記憶部202から対象物情報記憶部30に対象物絶対位置情報が取得されて記憶され、対象物情報取得部5が対象物情報記憶部30から対象物絶対位置情報を取得する形態であってもよい。
図5〜図10を参照して後述するように、第1位置特定部11は、相対位置(ローカル座標(ローカル座標系での座標))と認識対象物OTの対象物絶対位置情報(絶対座標)とに基づいて検知時刻tsにおける車両9(対象車両)の位置である第1位置Psを特定する。第2位置特定部12は、検知時刻tsから現在時刻に対応する対象時刻tcまでの車両9(対象車両)の走行軌跡Kである対象走行軌跡KTと、第1位置Psとに基づいて、対象時刻tcにおける車両9の位置である第2位置Pc(現在位置)を特定する。
上述したように、自車位置特定部6は、第1位置特定部11及び第2位置特定部12の他、位置情報取得部7を備えている。位置情報取得部7は、例えば、GPS受信機41からのGPS信号に基づいて、自車位置を取得する。また、方位センサ42及び回転センサ43の検出結果も利用して、車両9の移動に伴って変化する自車位置を更新する。また、第1位置特定部11及び第2位置特定部12によって、精度のよい自車位置が特定された場合には、第2位置Pcを取得して自車位置を更新する。
以下、車両位置特定システム10による自車位置の特定について詳細に説明する。上述したように、本実施形態では、検知情報取得部1は、車両9に搭載されたカメラCにより撮影された車両9の周辺画像を、検知情報として取得する。例えば、車両9が図3に示すような位置に存在する場合には、検知情報(撮影画像)には、認識対象物OTとして、第1認識対象物OT1及び第2認識対象物OT2が含まれる。これらの認識対象物OTは、路面(駐車スペース103)に配置されたマークMである。
認識処理部3は、検知情報(撮影画像)に含まれる認識対象物OT(OT1,OT2)の認識処理を行い、図4に示すように、ローカル座標系における第1認識対象物OT1及び第2認識対象物OT2の座標を検出する。ローカル座標系は、車両9(対象車両)を基準とし、LX軸(ローカルX軸(ローカル第1軸))とLY軸(ローカルY軸(ローカル第2軸)とを有する二次元直交座標系である。LX軸は、車両9の前後方向に沿った方向である。車両9において自車位置を示す基準点“P”のローカル座標(LX,LY)は(0,0)である。認識処理部3は、第1認識対象物OT1のローカル座標(LX,LY)、及び、第2認識対象物OT2のローカル座標(LX,LY)を検出する。
走行制御部20は、駐車場100における基準座標系での車両9の位置情報(絶対座標)に基づいて、駐車場100に設定された走行経路Rに沿って車両9を走行させる。従って、位置情報取得部7は、基準座標系における自車位置(絶対座標)を取得する。上述したように、基準座標系は、本実施形態では、少なくとも、駐車場100の任意の場所において重複することのない座標値を有する座標系である。
以下、認識対象物OTとして第1認識対象物OT1が認識されている形態を例として説明する。図4に示すように、車両9の基準点“P”はローカル座標系の原点であり、ローカル座標(LXp,LYp)の値は(0,0)である。図5に示すように、位置情報取得部7は、この基準点“P”における絶対座標を(WX’p,WY’p)として取得している。ローカル座標(LX,LY)に位置している第1認識対象物OT1の基準座標系における座標値(絶対座標)は、(WX’p+LX,WY’p+LY)となる。この座標を仮絶対位置と称する。ここで、上述したように、第1認識対象物OT1の対象物絶対位置情報(基準座標系における実際の座標(WXp,WYp))は、対象物情報記憶部30に格納されている。
図5に示すように、仮絶対位置の座標(WX’p+LX,WY’p+LY)と、第1認識対象物OT1の実際の座標(WXp,WYp)とが異なる座標である場合には、車両9の絶対座標(WX’p,WY’p)が、実際に車両9が位置する座標値とずれている可能性が高い。そこで、これら2つの座標値、(WX’p+LX,WY’p+LY)と、(WXp,WYp)とが同じ座標となるように、ローカル座標系を移動させる。つまり、車両9の基準点“P”を(WXp,WYp)に移動させることで、車両9の絶対座標が補正される。詳細は後述するが、第1位置特定部11によって、検知時刻tsにおける基準点“P”がこのように補正されることによって、第1位置Psが特定される。
ところで、このように基準座標系において特定されている車両9の座標値が実際の座標値とずれている場合には、上述したように認識対象物OTについても、対象物絶対位置情報における座標値と、認識結果に基づく座標値とが異なっている。このため、認識対象物OTとなり得る対象物(地物G)が複数、設けられている場合には、認識した認識対象物OTがどの対象物(地物G)であるかを特定した上で、車両9の絶対座標を補正する必要がある。複数の対象物が認識対象物OTの候補となる場合には、認識対象物OTと車両9との相対関係(ロカール座標系における関係)によって特定される座標(仮絶対位置)と、対象物絶対位置情報で規定されている座標との偏差Dが少ない対象物が認識対象物OTとして選択される。
例えば、図5に示すように、地物Gとしての第1マークM1と第2マークM2とが認識対象物OTの候補となる対象物である場合を考える。この場合、仮絶対位置と第2マークM2の位置との偏差D(第2偏差D2)に比べて、仮絶対位置と第1マークM1の位置との偏差D(第1偏差D1)の方が小さいため、第1マークM1が認識対象物OTとして選択され、自車位置が補正される。尚、偏差Dが大きすぎる場合には、認識処理部3による誤認識の可能性もあるため、何れの対象物も認識対象物OTとして選択しないことが好適である。
即ち、基準座標系において仮絶対位置と対象物絶対位置情報に示される位置との距離の偏差Dが最小となる対象物絶対位置情報を持つ対象物が、認識対象物OTとして選択される。そして、この際に、仮絶対位置と認識対象物OTの対象物絶対位置情報との偏差Dが予め規定された基準偏差以下の場合には、検知時刻tsにおける自車位置情報が第1位置Psに補正される。一方、この偏差Dが基準偏差より大きい場合には第1位置Psに基づく自車位置情報の補正が行われない。
車両9の基準座標系における位置と、実際の位置とずれが大きい場合には、このずれが、複数の対象物が分布する間隔よりも大きくなっている可能性がある。このような場合には、認識対象物OTとは異なる対象物を認識対象物OTとして選択してしまい、車両9の位置の誤差を却って大きくしてしまう可能性がある。従って、当該偏差Dが基準偏差よりも大きい場合には、第1位置Psに基づく自車位置情報の補正を行わないことが好ましい。
このように、認識対象物OTを認識して車両9の位置情報を補正することで、より精度良く自車位置を特定することができる。しかし、画像認識処理などの認識処理は比較的負荷の大きい処理であり、実行時間も長くなる傾向がある。実行時間が長くなると、その間に車両9が移動するため、自車位置の特定精度が高くなった効果が限定的となる。そこで、本実施形態の車両位置特定システム10では、認識処理の実行時間に拘わらず、精度良く自車位置を特定できるように構成されている。
車両位置特定システム10による車両位置特定処理は、図6及び図7に示すように、主に検知情報取得部1、検知時刻情報取得部2、認識処理部3により実行される認識系処理$10と、主に対象物情報取得部5、第1位置特定部11、第2位置特定部12により実行される位置特定系処理$20と、主に走行軌跡記憶部4により実行される走行軌跡記憶処理$30とが連携して実行される。位置情報取得部7は、GPS受信機41、方位センサ42、回転センサ43等と連携し、逐次、最新の自車位置を取得する処理を実行しつつ、第2位置特定部12により特定された第2位置Pcになどを利用して認識系処理$10及び位置特定系処理$20と部分的に連携する。車両位置特定処理は、認識系処理$10と位置特定系処理$20とがメインの処理であり、走行軌跡記憶処理$30はこれらメインの処理に連携する。つまり、走行軌跡記憶部4は、GPS受信機41、方位センサ42、回転センサ43等と連携し、逐次、走行軌跡Kを記憶する走行軌跡記憶処理$30(走行軌跡記憶ステップ/機能#31)を実行しつつ、認識系処理$10及び位置特定系処理$20と部分的に連携する。
図6に例示する車両位置特定処理と、図7に例示する車両位置特定処理とは、主に検知時刻ts(又は検知時刻tsに相当する時刻)を取得する形態が相違している。図6と図7における認識系処理$10を区別する場合には、図6の方を第1認識系処理$11と称し、図7の方を第2認識系処理$12と称する。また、位置特定系処理$20を区別する場合には、図6の方を第1位置特定系処理$21と称し、図7の方を第2位置特定系処理$22と称する。
図6に例示する車両位置特定処理では、認識系処理$10と位置特定系処理$20との間で、時刻が同期されている。さらに、走行軌跡記憶処理$30とも時刻が同期されていると好適である。つまり、図6に例示する車両位置特定処理では、車両位置特定システム10における各機能部において時刻が同期されている。これに対し、図7に例示する車両位置特定処理では、認識系処理$10と位置特定系処理$20と走行軌跡記憶処理$30との間で、必ずしも時刻が同期されていなくてもよい。
図6及び図7に示すように、車両位置特定処理のはじめに、検知情報取得部1により対象車両の周辺の検知情報が取得される(#1:検知情報取得ステップ/機能)。尚、以下の説明では、「ステップ/機能」を適宜「ステップ」と略称するが、「ステップ」は「ステップ/機能」を意味するものでる。
次に、図6に示す第1認識系処理$11では、検知時刻情報取得部2により、検知情報の検知時刻tsが取得される(#3)。このステップ#3は、検知時刻情報取得ステップ/機能#4に相当する。例えば、検知情報がカメラCによる撮影画像の場合には、カメラCによる撮影時刻が撮影画像に含まれており、検知時刻情報取得部2は、撮影画像から撮影時刻(検知情報が得られた取得時刻、例えば図8に示す時刻“t2”)を取得する。この場合、カメラCの時刻も、車両位置特定システム10の各機能部と同期されていることが好ましい。但し、カメラCが動画を撮影するカメラの場合、一般的にその画像は、15フレーム/秒、30フレーム/秒、60フレーム/秒等のフレームレートで撮影される。従って、実際に撮影された時刻と検知情報取得部1が撮影画像を取得した時刻との時間差は、フレームレートとカメラCからの転送時間とから規定することができる。従って、検知時刻情報取得部2は、検知情報取得部1が撮影画像を取得した時点の時刻を取得時刻(t2)としてもよい。即ち、第1認識系処理$11では、検知時刻情報は、検知情報が検知された時点の時刻又は検知情報取得部1が検知情報を取得した時点の時刻に基づく取得時刻(t2)の情報を含む。検知時刻情報取得部2は、この取得時刻(t2)を検知時刻tsに設定する。
これに対して、図7に示す第2認識系処理$12では、検知時刻情報取得部2は、取得時刻(t2)を取得するのではなく、まず、カウンタを起動する(#2)。カウンタの機能については後述する。
第1認識系処理$11ではステップ#3の後、第2認識系処理$12ではカウンタスタートステップ#2の後、認識処理部3により、検知情報に含まれる認識対象物OTの認識処理を行うと共に、認識対象物OTと車両9(対象車両)との相対位置(認識対象物OTのローカル座標)が演算される(#5:認識処理ステップ/機能)。
第1認識系処理$11では、認識処理ステップ#5が完了すると、第1認識系処理$11による処理結果が出力され、処理を終了する。第1認識系処理$11による処理結果とは、ステップ#3(検知時刻情報取得ステップ#4)により取得された検知時刻tsと、認識処理ステップ#5により演算された認識対象物OTと車両9(対象車両)との相対位置(認識対象物OTのローカル座標(LX,LY))である。
第2認識系処理$12では、認識処理ステップ#5が完了すると、カウンタが停止され(#6)、第2認識系処理$12による処理結果が出力されて処理を終了する。上述したように、カウンタは、認識処理ステップ#5の直前にカウンタスタートステップ#2において起動され、認識処理ステップ#5の直後にカウンタストップステップ#6において停止されている。従って、カウンタストップステップ#6におけるカウンタ値は、認識処理ステップ#5の経過時間PT(対象経過時間)を示している。第2認識系処理$12による処理結果とは、認識処理ステップ#5の経過時間PTと、認識処理ステップ#5により演算された認識対象物OTと車両9(対象車両)との相対位置(認識対象物OTのローカル座標(LX,LY))である。経過時間PT(対象経過時間)は、検知情報の検知時刻tsを示す検知時刻情報に相当し、カウンタスタートステップ#2及びカウンタストップステップ#6は、検知時刻情報取得ステップ#4に相当する。
尚、上述したように、走行軌跡記憶部4は、図8及び図9に示すように、車両9の各時刻(t1〜t6)における位置(P1〜P6)に基づく車両9の走行軌跡Kを記憶する走行軌跡記憶ステップ#31を別途実行している。
第1認識系処理$11に続く第1位置特定系処理$21、及び、第2認識系処理$12に続く第2位置特定系処理$22では、まず、それぞれの認識系処理$10から出力された結果を取得する(#11,#12)。尚、ステップ#11とステップ#12との順序は逆であってもよい。第1位置特定系処理$21では、認識対象物OTのローカル座標(LX,LY)が取得され(#11)、次に、検知時刻tsが取得される(#12A)。第2位置特定系処理$22では、認識対象物OTのローカル座標(LX,LY)が取得され(#11)、次に、経過時間PTが取得される(#12B)。
第1位置特定系処理$21では、ステップ#11及びステップ#12の後、車両9の検知時刻tsにおける位置(自車位置)を取得し(#13A)、認識対象物OTとなる対象物(地物G)の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得して(#14)、図5を参照して上述したように、第1位置Psを特定して検知時刻tsにおける車両9の絶対位置を補正する(#15:第1位置特定ステップ/機能)。
第2位置特定系処理$22では、ステップ#11及びステップ#12の後、現在時刻(対象時刻tc)よりも経過時間PT前の時刻における車両9の位置(自車位置)を取得し(#13B)、認識対象物OTとなる対象物(地物G)の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得して(#14)、図5を参照して上述したように、第1位置Psを特定して検知時刻tsにおける車両9の絶対位置を補正する(#15)。尚、第2認識系処理$12におけるカウンタストップステップ#6からの時間も考慮して、例えば、現在時刻から「PT+α」前の時刻における車両9の位置が取得されてもよい。但し、認識処理ステップ#5に要する時間に比較すると、カウンタストップステップ#6からの時間や、位置特定系処理$20に要する時間は遥かに短いため、現在時刻(対象時刻tc)よりも経過時間PT前の時刻における車両9の位置(自車位置)が取得される形態であっても問題はない。
また、走行軌跡記憶部4が、図8及び図9に示すように、車両9の各時刻(t1〜t6)における位置(自車位置:P1〜P6)に基づく車両9の走行軌跡Kを記憶していることからも明らかなように、自車位置及び時刻は離散的に蓄積されている。従って、「現在時刻(対象時刻tc)よりも経過時間PT前の時刻」は、離散的な値として蓄積された時刻の内で、経過時間PT前の時刻に最も近い時刻が選択されることになる。このように選択された時刻は、検知時刻tsに相当する。
位置特定系処理$20の内、上述したステップ#14は、認識対象物OTとなる対象物(地物G)の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得する対象物情報取得ステップ/機能に相当する。また、第1位置特定系処理$21の内、上述したステップ#13A及びステップ#15は、相対位置(認識対象物OTのローカル座標(LX,LY))と認識対象物OTの対象物絶対位置情報(例えば、絶対座標(WX,WY))とに基づいて検知時刻tsにおける車両9(対象車両)の位置である第1位置Psを特定する第1位置特定ステップ/機能に相当する。また、第2位置特定系処理$22の内、上述したステップ#13B及びステップ#15は、相対位置(認識対象物OTのローカル座標(LX,LY))と認識対象物OTの対象物絶対位置情報(例えば、絶対座標(WX,WY))とに基づいて検知時刻ts(「現在時刻(対象時刻)よりも経過時間PT前の時刻)における車両9(対象車両)の位置である第1位置Psを特定する第1位置特定ステップ/機能に相当する。
対象物情報取得ステップ#14及び第1位置特定ステップ(#13,#15)の後、走行軌跡Kが補正され、第2位置Pcが特定される(#16:第2位置特定ステップ/機能)。つまり、第2位置特定部12により、検知時刻tsから現在時刻に対応する対象時刻tcまでの車両9(対象車両)の走行軌跡Kである対象走行軌跡KTと、第1位置Psとに基づいて、対象時刻tcにおける車両9の位置である第2位置Pcが特定される。
上述したように、第1位置特定部11により、検知時刻tsにおける車両9の絶対座標(自車位置)である第1位置Psが特定される。これにより、図10に示すように、走行軌跡記憶部4に記憶されていた検知時刻tsにおける車両9の位置“P2”が、第1位置Psに補正される。検知時刻ts以降の車両9の位置は、位置“P2”を起点として遷移している。従って、検知時刻tsから現在時刻(対象時刻tc)までの対象走行軌跡KTも、元の“P2”を起点とした元の走行軌跡K(第1走行軌跡K1)における軌跡から、補正後の“P2”である第1位置Psを起点とした新たな走行軌跡K(第2走行軌跡K2)における軌跡に補正される。つまり、走行軌跡記憶部4は、第1位置Psに基づいて、第1位置Psよりも先の走行軌跡を補正する。その結果、現在時刻(対象時刻tc)における車両9の位置である第2位置Pcも、第1走行軌跡K1における位置“P6”から、第2走行軌跡K2における位置“P2”へと補正される。
尚、対象時刻tcは、第2位置特定部12における処理の実行開始時の時刻(第2位置特定ステップ#16の実行開始時の時刻)であると好適である。対象時刻tcが、このように設定されると、現実の時刻及び車両9の位置を取得可能な最も先の時間を対象時刻tcとして、第2位置特定部12の処理を実行することができる。その結果、精度良く第2位置Pcを特定することができる。上述したように、位置特定系処理$20の実行時間は、認識処理(認識ステップ#5)の実行時間に比べて遥かに短いため、対象時刻tcは、位置特定系処理$20の実行開始時の時刻であってもよい。
このように車両位置特定システム10によって、車両の周辺の検知情報に基づいて車両の位置を精度よく特定することができる。また、本実施形態のように、車両を比較的低速で自動走行させる自動バレー駐車に車両位置特定システムを用いた場合、高度な車両の位置精度を特定でき、自動走行時に他の障害物等と干渉しないための車両位置を特定することができる。
〔その他の実施形態〕
以下、その他の実施形態について説明する。
(1)上記においては、認識対象物OTとしての地物Gとして、路面に設置されたマークMを例示して説明した。しかし、このようなマークMが設置されていなくても、図11に例示するように、地物Gとしての駐車枠線105の端点105Tを認識対象物OTとしてもよい。駐車枠線105の端点は、公知のエッジ抽出等を用いた検出が容易であり、適切に検出することが可能である。また、図示は省略するが、地表面に設置された地物Gとしての横断歩道や停止線等の各種の平面的な地物を認識対象物OTとしてもよい。また、認識対象物OTは、これらのように地表面に設置された平面的な地物に限らず、例えばガードレール、フェンス、案内標識などの立体的な地物Gであってもよい。
(2)上記の実施形態では、検知情報を提供する検知装置が、可視光を利用したカメラC(撮影装置)である例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、検知装置としては、赤外線や紫外線等の不可視光、各種波長の電磁波、音波などを利用したセンサであってよい。例えば検知装置として、車両9の周辺の所定範囲に探査波を送信するミリ波レーダー、ソナー、LIDAR(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)等の各種のセンサを用いることができる。検知装置としてカメラC以外のセンサが用いられる場合にも、検知情報取得部1は、当該センサの検知対象についての車両9の周辺の検知情報を取得する。この場合、検知情報中に含まれる認識対象物OTは、当該センサにより検知可能な対象物とされる。
(3)尚、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
〔実施形態の概要〕
以下、上記において説明した車両位置特定システム(10)、車両位置特定方法、車両位置特定プログラムの概要について簡単に説明する。
1つの態様として、車両位置特定システム(10)は、対象車両(9)の周辺の検知情報を取得する検知情報取得部(1)と、前記検知情報の検知時刻(ts)を示す検知時刻情報を取得する検知時刻情報取得部(2)と、前記検知情報に含まれる認識対象物(OT)の認識処理を行うと共に、前記認識対象物(OT)と前記対象車両(9)との相対位置を演算する認識処理部(3)と、前記対象車両(9)の各時刻(t1〜t6)における位置(P1〜P6)に基づく前記対象車両(9)の走行軌跡(K)を記憶する走行軌跡記憶部(4)と、前記認識対象物(OT)の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得する対象物情報取得部(5)と、前記相対位置と前記認識対象物の前記対象物絶対位置情報とに基づいて前記検知時刻(ts)における前記対象車両(9)の位置である第1位置(Ps)を特定する第1位置特定部(11)と、前記検知時刻(ts)から現在時刻に対応する対象時刻(tc)までの前記対象車両(9)の前記走行軌跡(K)である対象走行軌跡(KT)と、前記第1位置(Ps)とに基づいて、前記対象時刻(tc)における前記対象車両(9)の位置である第2位置(Pc)を特定する第2位置特定部(12)と、を備える。
この構成によれば、検知情報が検知された検知時刻(ts)まで遡って対象車両(9)の位置(第1位置(Ps))を特定し、第1位置(Ps)からの走行軌跡(K)である対象走行軌跡(KT)と、第1位置(Ps)とに基づいて現在時刻に対応する対象時刻(tc)における対象車両(9)の位置(第2位置(Pc))が特定される。従って、検知情報に対する認識処理に時間を要したとしても、その間に対象車両(9)が移動することによって生じる第2位置(Pc)の誤差を抑制することができる。即ち、本構成によれば、車両の周辺の検知情報に基づいて車両の位置を精度よく特定することができる。
上述した、車両位置特定システム(10)の技術的特徴は、車両位置特定方向や車両位置特定プログラムにも適用することができる。以下にその代表的な態様を例示する。例えば、車両位置特定方法は、上述した車両位置特定システム(10)の特徴を備えた各種のステップを有する。また、車両位置特定プログラムは、上述した車両位置特定システム(10)の特徴を備えた各種の機能をコンピュータに実現させる。当然ながらこれらの車両位置特定方法及び車両位置特定プログラムも、上述した車両位置特定システムの作用効果を奏することができる。さらに、車両位置特定システム(10)の好適な態様として、下記に例示する種々の付加的特徴も、これら車両位置特定方法や車両位置特定プログラムに組み込むことが可能であり、当該方法及び当該プログラムはそれぞれの付加的特徴に対応する作用効果も奏することができる。
1つの好適な態様として、車両位置特定方法は、対象車両(9)の周辺の検知情報を取得する検知情報取得ステップ(#1)と、前記検知情報の検知時刻(ts)を示す検知時刻情報を取得する検知時刻情報取得ステップ(#4)と、前記検知情報に含まれる認識対象物(OT)の認識処理を行うと共に、前記認識対象物(OT)と前記対象車両(9)との相対位置を演算する認識処理ステップ(#5)と、前記対象車両(9)の各時刻(t1〜t6)における位置(P1〜P6)に基づく前記対象車両(9)の走行軌跡(K)を記憶する走行軌跡記憶ステップと、前記認識対象物(OT)の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得する対象物情報取得ステップ(#14)と、前記相対位置と前記認識対象物の前記対象物絶対位置情報とに基づいて前記検知時刻における前記対象車両の位置である第1位置を特定する第1位置特定ステップ(#13,#15)と、前記検知時刻(ts)から現在時刻に対応する対象時刻(tc)までの前記対象車両(9)の前記走行軌跡(K)である対象走行軌跡(KT)と、前記第1位置(Ps)とに基づいて、前記対象時刻(tc)における前記対象車両(9)の位置である第2位置(pc)を特定する第2位置特定ステップ(#16)と、を備える。
また、1つの好適な態様として、車両位置特定プログラムは、対象車両(9)の周辺の検知情報を取得する検知情報取得機能(#1)と、前記検知情報の検知時刻(ts)を示す検知時刻情報を取得する検知時刻情報取得機能(#4)と、前記検知情報に含まれる認識対象物(OT)の認識処理を行うと共に、前記認識対象物(OT)と前記対象車両(9)との相対位置を演算する認識処理機能(#5)と、前記対象車両(9)の各時刻(t1〜t6)における位置(P1〜P6)に基づく前記対象車両(9)の走行軌跡(K)を記憶する走行軌跡記憶機能と、前記認識対象物(OT)の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得する対象物情報取得機能(#14)と、前記相対位置と前記認識対象物(OT)の前記対象物絶対位置情報とに基づいて前記検知時刻(ts)における前記対象車両(9)の位置である第1位置(Ps)を特定する第1位置特定機能(#13,#15)と、前記検知時刻(tc)から現在時刻に対応する対象時刻(tc)までの前記対象車両(9)の前記走行軌跡(K)である対象走行軌跡(KT)と、前記第1位置(Ps)とに基づいて、前記対象時刻(tc)における前記対象車両(9)の位置である第2位置(Pc)を特定する第2位置特定機能(#16)と、をコンピュータに実現させる。
1つの態様として、前記検知時刻情報は、前記検知情報が検知された時点の時刻又は前記検知情報取得部が前記検知情報を取得した時点の時刻に基づく取得時刻の情報を含み、前記走行軌跡記憶部(4)は、前記検知情報を検知する検知装置(C)又は前記検知情報取得部(1)と同じ基準時刻によって規定される各時刻(t1〜t6)における位置(P1〜P6)に基づいて前記走行軌跡(K)を記憶し、前記対象走行軌跡(KT)は、前記取得時刻から前記対象時刻(tc)までの前記走行軌跡(K)であると好適である。
この構成によれば、検知装置(C)又は検知情報取得部(1)と同じ基準時刻によって規定される各時刻(t1〜t6)における位置(P1〜P6)に基づいて走行軌跡(K)が記憶されるので、取得時刻に基づいて適切に、検知情報が検知された検知時刻(ts)まで遡って対象車両(9)の位置(第1位置(Ps))を特定し、対象時刻(tc)における対象車両(9)の位置(第2位置(Pc))を特定することができる。
また、別の態様として、前記検知時刻情報は、前記検知情報を検知した時点又は前記検知情報取得部が前記検知情報を取得した時点から、前記対象時刻(tc)までの経過時間である対象経過時間(PT)の情報を含み、前記対象走行軌跡(KT)は、前記対象時刻(tc)よりも前記対象経過時間(PT)前の時刻から前記対象時刻(tc)までの前記走行軌跡(K)であると好適である。
この構成によれば、検知情報が検知された時点又は検知情報取得部により検知情報が取得された時点から対象時刻(tc)までの、認識処理を含む経過時間である対象経過時間(PT)だけ、遡って対象車両(9)の位置(第1位置(Ps))を特定し、対象時刻(tc)における対象車両(9)の位置(第2位置(Pc))を特定することができる。従って、認識処理に時間を要したとしても、その間に対象車両(9)が移動することによって生じる第2位置(Pc)の誤差を抑制することができる。
また、上記のように、前記検知時刻情報が、前記検知情報を検知した時点又は前記検知情報取得部が前記検知情報を取得した時点から、前記対象時刻(tc)までの経過時間である対象経過時間(PT)の情報を含む場合、前記対象時刻(tc)は、前記第2位置特定部(12)における処理の実行開始時の時刻であると好適である。
この構成によれば、現実の時刻及び対象車両(9)の位置を取得可能な最も後の時刻を対象時刻(tc)として、第2位置特定部(12)の処理を実行することができる。その結果、精度良く第2位置(Pc)を特定することができる。
また、前記対象物情報取得部(5)は、前記認識対象物(OT)となる複数の対象物の前記基準座標系におけるそれぞれの位置を示す複数の前記対象物絶対位置情報を取得可能であり、前記第1位置特定部(11)は、前記検知時刻(tc)における前記対象車両(9)の位置を示す自車位置情報が前記基準座標系における前記対象車両(9)の位置を示すものとして、前記相対位置に基づき、前記認識対象物(OT)の前記基準座標系における仮絶対位置を設定し、前記基準座標系において当該仮絶対位置と前記対象物絶対位置情報との距離の偏差(D)が最小となる前記対象物絶対位置情報を持つ前記対象物を、前記認識対象物(OT)として選択し、前記相対位置と、選択された前記認識対象物(OT)の前記対象物絶対位置情報とに基づいて、前記第1位置(Ps)を特定すると好適である。
認識対象物(OT)と対象車両(9)との相対位置は、認識対象物(OT)が対象車両(9)の近傍に位置している場合には、比較的高い精度を有すると考えられる。ここで、対象車両(9)の基準座標系における位置が実際の位置とずれている場合には、認識対象物(OT)の基準座標系における位置もずれることになる。認識対象物(OT)となる対象物(G)が複数存在する場合には、どの対象物(G)が当該認識対象物(OT)であるかを判定する必要がある。多くの場合、対象車両(9)の基準座標系における位置と、実際の位置とずれは、複数の対象物(G)が分布する間隔よりも小さいと考えられる。従って、上述したように、基準座標系において仮絶対位置と対象物絶対位置情報との距離の偏差(D)が最小となる対象物絶対位置情報を持つ対象物(G)を、認識対象物(OT)として選択することで、適切に第1位置(Ps)を特定することができる。
ここで、前記基準座標系において当該仮絶対位置と前記対象物絶対位置情報との距離の偏差(D)が最小となる前記対象物絶対位置情報を持つ前記対象物を、前記認識対象物(OT)として選択する構成において、前記仮絶対位置と前記認識対象物(OT)の前記対象物絶対位置情報との偏差(D)が予め規定された基準偏差以下の場合には、前記検知時刻(ts)における前記自車位置情報を前記第1位置(Ps)に補正し、前記偏差(D)が前記基準偏差より大きい場合には前記第1位置(Ps)に基づく前記自車位置情報の補正を行わないと好適である。
対象車両(9)の基準座標系における位置と、実際の位置とずれが大きい場合には、このずれが、複数の対象物(G)が分布する間隔よりも大きくなっている可能性がある。このような場合には、認識対象物(OT)とは異なる対象物(G)を認識対象物(OT)として選択してしまい、対象車両(9)の位置の誤差を却って大きくしてしまう可能性がある。従って、当該偏差(D)が基準偏差よりも大きい場合には、第1位置(Ps)に基づく自車位置情報の補正を行わないことが好ましい。
また、前記走行軌跡記憶部(4)は、前記第1位置(Ps)に基づいて、当該第1位置(Ps)よりも先の前記走行軌跡(K)を補正すると好適である。
検知時刻(ts)における対象車両(9)の位置が、第1位置(Ps)に補正されると、検知時刻(ts)から先の走行軌跡(K)の起点が第1位置(Ps)に変わることなる。第1位置(Ps)よりも先の走行軌跡(K)が、第1位置(Ps)に基づいて補正されると、これに伴って対象時刻(tc)における対象車両(9)の位置も補正され、第2位置特定部12は、適切に第2位置(Pc)を特定することができる。
1 :検知情報取得部
2 :検知時刻情報取得部
3 :認識処理部
4 :走行軌跡記憶部
5 :対象物情報取得部
9 :車両(対象車両)
10 :車両位置特定システム
11 :第1位置特定部
12 :第2位置特定部
105T :駐車枠線の端点
C :カメラ(検知装置)
D :偏差
G :地物(対象物)
K :走行軌跡
KT :対象走行軌跡
M :マーク(対象物)
OT :認識対象物
PT :経過時間(対象経過時間)
Pc :第2位置
Ps :第1位置
Tc :対象時刻
tc :対象時刻
ts :検知時刻
#1 :検知情報取得ステップ/機能
#4 :検知時刻情報取得ステップ/機能
#5 :認識処理ステップ/機能
#31 :走行軌跡記憶ステップ/機能
#14 :対象物情報取得ステップ/機能
#13,#15:第1位置特定ステップ/機能
#16 :第2位置特定ステップ/機能

Claims (9)

  1. 対象車両の周辺の検知情報を取得する検知情報取得部と、
    前記検知情報の検知時刻を示す検知時刻情報を取得する検知時刻情報取得部と、
    前記検知情報に含まれる認識対象物の認識処理を行うと共に、前記認識対象物と前記対象車両との相対位置を演算する認識処理部と、
    前記対象車両の各時刻における位置に基づく前記対象車両の走行軌跡を記憶する走行軌跡記憶部と、
    前記認識対象物の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得する対象物情報取得部と、
    前記相対位置と前記認識対象物の前記対象物絶対位置情報とに基づいて前記検知時刻における前記対象車両の位置である第1位置を特定する第1位置特定部と、
    前記検知時刻から現在時刻に対応する対象時刻までの前記対象車両の前記走行軌跡である対象走行軌跡と、前記第1位置とに基づいて、前記対象時刻における前記対象車両の位置である第2位置を特定する第2位置特定部と、を備える車両位置特定システム。
  2. 前記検知時刻情報は、前記検知情報が検知された時点の時刻又は前記検知情報取得部が前記検知情報を取得した時点の時刻に基づく取得時刻の情報を含み、
    前記走行軌跡記憶部は、前記検知情報を検知する検知装置又は前記検知情報取得部と同じ基準時刻によって規定される各時刻における位置に基づいて前記走行軌跡を記憶し、
    前記対象走行軌跡は、前記取得時刻から前記対象時刻までの前記走行軌跡である、請求項1に記載の車両位置特定システム。
  3. 前記検知時刻情報は、前記検知情報が検知された時点又は前記検知情報取得部が前記検知情報を取得した時点から、前記対象時刻までの経過時間である対象経過時間の情報を含み、
    前記対象走行軌跡は、前記対象時刻よりも前記対象経過時間前の時刻から前記対象時刻までの前記走行軌跡である、請求項1に記載の車両位置特定システム。
  4. 前記対象時刻は、前記第2位置特定部における処理の実行開始時の時刻である、請求項1から3の何れか一項に記載の車両位置特定システム。
  5. 前記対象物情報取得部は、前記認識対象物となる複数の対象物の前記基準座標系におけるそれぞれの位置を示す複数の前記対象物絶対位置情報を取得可能であり、
    前記第1位置特定部は、前記検知時刻における前記対象車両の位置を示す自車位置情報が前記基準座標系における前記対象車両の位置を示すものとして、前記相対位置に基づき、前記認識対象物の前記基準座標系における仮絶対位置を設定し、
    前記基準座標系において当該仮絶対位置と前記対象物絶対位置情報との距離の偏差が最小となる前記対象物絶対位置情報を持つ前記対象物を、前記認識対象物として選択し、
    前記相対位置と、選択された前記認識対象物の前記対象物絶対位置情報とに基づいて、前記第1位置を特定する、請求項1から4の何れか一項に記載の車両位置特定システム。
  6. 前記仮絶対位置と前記認識対象物の前記対象物絶対位置情報との偏差が予め規定された基準偏差以下の場合に、前記検知時刻における前記自車位置情報を前記第1位置に補正し、前記偏差が前記基準偏差より大きい場合には前記第1位置に基づく前記自車位置情報の補正を行わない、請求項5に記載の車両位置特定システム。
  7. 前記走行軌跡記憶部は、前記第1位置に基づいて、当該第1位置よりも先の前記走行軌跡を補正する、請求項1から6の何れか一項に記載の車両位置特定システム。
  8. 対象車両の周辺の検知情報を取得する検知情報取得ステップと、
    前記検知情報の検知時刻を示す検知時刻情報を取得する検知時刻情報取得ステップと、
    前記検知情報に含まれる認識対象物の認識処理を行うと共に、前記認識対象物と前記対象車両との相対位置を演算する認識処理ステップと、
    前記対象車両の各時刻における位置に基づく前記対象車両の走行軌跡を記憶する走行軌跡記憶ステップと、
    前記認識対象物の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得する対象物情報取得ステップと、
    前記相対位置と前記認識対象物の前記対象物絶対位置情報とに基づいて前記検知時刻における前記対象車両の位置である第1位置を特定する第1位置特定ステップと、
    前記検知時刻から現在時刻に対応する対象時刻までの前記対象車両の前記走行軌跡である対象走行軌跡と、前記第1位置とに基づいて、前記対象時刻における前記対象車両の位置である第2位置を特定する第2位置特定ステップと、を備える車両位置特定方法。
  9. 対象車両の周辺の検知情報を取得する検知情報取得機能と、
    前記検知情報の検知時刻を示す検知時刻情報を取得する検知時刻情報取得機能と、
    前記検知情報に含まれる認識対象物の認識処理を行うと共に、前記認識対象物と前記対象車両との相対位置を演算する認識処理機能と、
    前記対象車両の各時刻における位置に基づく前記対象車両の走行軌跡を記憶する走行軌跡記憶機能と、
    前記認識対象物の基準座標系における位置を示す対象物絶対位置情報を取得する対象物情報取得機能と、
    前記相対位置と前記認識対象物の前記対象物絶対位置情報とに基づいて前記検知時刻における前記対象車両の位置である第1位置を特定する第1位置特定機能と、
    前記検知時刻から現在時刻に対応する対象時刻までの前記対象車両の前記走行軌跡である対象走行軌跡と、前記第1位置とに基づいて、前記対象時刻における前記対象車両の位置である第2位置を特定する第2位置特定機能と、をコンピュータに実現させる車両位置特定プログラム。
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