JP2020190292A - 水栓漏水防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】パッキンが水栓から脱落することを防止できる水栓漏水防止構造を提供する。【解決手段】水栓漏水防止構造10は、水栓2と、第1パッキン1とを備えている。水栓2は、筒状部20を含みかつ筒状部20の先端部EPに接続口CPが設けられている。第1パッキン1は、環状に構成されておりかつ水栓2の筒状部20に取り付けられている。筒状部20は、凹部20aと、筒状部20の軸方向に凹部20aを挟むように配置されかつ凹部20aから外方に突出する第1突出部P1および第2突出部P2を含んでいる。第1パッキン1は、接続口CPを取り囲みかつ筒状部20の先端部EPに配置されている。第1パッキン1は、本体部1aと、本体部1aから内方に突出する第3突出部P3とを含んでいる。第3突出部P3は、第1突出部P1と第2突出部P2との間に配置されている。【選択図】図1
Description
本発明は、水栓漏水防止構造に関するものである。
漏水を防止する構造として、たとえば、特開平11−176553号公報(特許文献1)には、配管と水栓との間にパッキンが挟み込まれた水栓漏水防止構造が記載されている。この水栓漏水防止構造では、パッキンの本体から突出した筒状部が水栓の接続口の内方に嵌め込まれている。
上記の公報に記載された水栓漏水防止構造では、水栓の取り付けおよび取り外し作業時に、パッキンが水栓と反対側に移動することにより、パッキンの筒状部が水栓の接続口から外れ易い。このため、水栓の取り付けおよび取り外し作業時に、パッキンが水栓から脱落し易い。これにより、水栓の取り付けおよび取り外し作業の作業効率が悪化する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、パッキンが水栓から脱落することを防止できる水栓漏水防止構造を提供することである。
本発明の水栓漏水防止構造は、水栓と、第1パッキンとを備えている。水栓は、筒状部を含みかつ筒状部の先端部に接続口が設けられている。第1パッキンは、環状に構成されておりかつ水栓の筒状部に取り付けられている。筒状部は、凹部と、筒状部の軸方向に凹部を挟むように配置されかつ凹部から外方に突出する第1突出部および第2突出部を含んでいる。第1パッキンは、接続口を取り囲みかつ筒状部の先端部に配置されている。第1パッキンは、本体部と、本体部から内方に突出する第3突出部とを含んでいる。第3突出部は、第1突出部と第2突出部との間に配置されている。
本発明の水栓漏水防止構造によれば、第1パッキンの第3突出部は、水栓の筒状部の第1突出部と第2突出部との間に配置されている。このため、第1パッキンが水栓から脱落することを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。なお、以下においては、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1〜図3を参照して、実施の形態1に係る水栓漏水防止構造の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る水栓漏水防止構造の構成を概略的に示す断面図である。図2は、実施の形態1に係る水栓漏水防止構造の構成を概略的に示す分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係る水栓漏水防止構造の第1パッキンの構成を概略的に示す斜視図である。
図1〜図3を参照して、実施の形態1に係る水栓漏水防止構造の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る水栓漏水防止構造の構成を概略的に示す断面図である。図2は、実施の形態1に係る水栓漏水防止構造の構成を概略的に示す分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係る水栓漏水防止構造の第1パッキンの構成を概略的に示す斜視図である。
実施の形態1に係る水栓漏水防止構造10は、第1パッキン1と、水栓2とを主に備えている。第1パッキン1は水栓2からの漏水を防止するためのものである。第1パッキン1は、環状に構成されている。つまり、第1パッキン1は、中央に貫通孔が設けられたリング形状に構成されている。具体的には、第1パッキン1は円環状に構成されている。第1パッキン1は、水栓2の筒状部20に取り付けられている。
水栓2は、筒状部20を含んでいる。具体的には、筒状部20は円筒状に構成されている。筒状部20の先端部EPに接続口CPが設けられている。筒状部20には接続口CPに連通する流路FPが設けられている。水栓2は、流路FPを流れた水が接続口CPから水栓2の外部に流出するように構成されている。
筒状部20は、凹部20aと、第1突出部P1と、第2突出部P2とを含んでいる。凹部20aは、筒状部20の軸方向において第1突出部P1と第2突出部P2との間に配置されている。凹部20aは、筒状部20の外周面21から内周面22に向かう方向に第1突出部P1および第2突出部P2の各々から凹んでいる。凹部20aは、筒状部20の外周面21の全周にわたって設けられている。
筒状部20は、外周面21に設けられた雄ネジ部21aを含んでいる。雄ネジ部21aは、第2突出部P2に隣接して配置されている。雄ネジ部21aは、凹部20aに対して、第1突出部P1と反対側に配置されている。
第1突出部P1は凹部20aに対して先端部EP側に配置されている。第2突出部P2は凹部20aに対して先端部EPと反対側に配置されている。第1突出部P1および第2突出部P2は、筒状部20の軸方向に凹部20aを挟むように配置されている。第1突出部P1および第2突出部P2は、凹部20aから外方に突出するように構成されている。つまり、第1突出部P1および第2突出部P2の各々は、内周面22から外周面21に向かう方向に凹部20aから突出している。
第1突出部P1および第2突出部P2の各々は、第1パッキン1の水栓2からの脱落を防止するようにアンダーカット形状を構成している。第1突出部P1および第2突出部P2の各々は、筒状部20の外周面21の全周にわたって設けられている。なお、第1突出部P1および第2突出部P2の各々は、第1パッキン1の水栓2からの脱落を防止できる形状であれば、筒状部20の外周面21の全周ではなく外周面21の一部のみに設けられていてもよい。
第1パッキン1は、水栓2の接続口CPを取り囲むように構成されている。第1パッキン1は、筒状部20の先端部EPに配置されている。第1パッキン1は、本体部1aと、第3突出部P3とを含んでいる。第3突出部P3は、本体部1aから内方に突出するように構成されている。つまり、第3突出部P3は、第1パッキン1の外周面11から内周面12に向かう方向に本体部1aから突出している。第3突出部P3は、第1突出部P1と第2突出部P2との間に配置されている。第3突出部P3は、外方から内方に向けて第1突出部P1と第2突出部P2との間の隙間に挿入されている。第1パッキン1の後端部分13は、第2突出部P2に接している。
第3突出部P3は、第1パッキン1の水栓2からの脱落を防止するように階段状のアンダーカット形状を構成している。第3突出部P3は、第1パッキン1の内周面12の全周にわたって設けられている。なお、第1突出部P1は、第1パッキン1の水栓2からの脱落を防止できる形状であれば、第1パッキン1の内周面12の全周ではなく内周面12の一部のみに設けられていてもよい。
筒状部20の軸方向に沿って筒状部20の先端部EPを見たときに、円環状に構成された第1突出部P1および第2突出部P2の各々の中心軸と、円環状に構成された第3突出部P3の中心軸とは同軸上に配置されていてもよい。
第1パッキン1は、弾性変形可能に構成されている。第1パッキン1が弾性変形領域内で変形して拡径した状態で第3突出部P3が第1突出部P1を通過した後、第3突出部P3が第1突出部P1と第2突出部P2との間に配置されることにより第1パッキン1は変形前の状態に戻る。このようにして、第3突出部P3が第1突出部P1および第2突出部P2に引っ掛けられることで、第1パッキン1は水栓2に装着される。
第1パッキン1の第3突出部P3の突出量(アンダーカット量)は、第1パッキン1の素材の弾性変形域内での変形で装着可能な範囲に設定される。
第1パッキン1の水栓2への着脱は、手動、自動を問わず、第1パッキン1を押し込みながら装着するなどの方法により行われてもよい。
第1パッキン1は、筒状部20の軸方向に沿って先端部EPよりも先方に張り出している。第1パッキン1の先端部分14は水栓2の先端部EPよりも先端側に張り出している。第1パッキン1の筒状部20の先端部EPよりも先方に張り出した部分は、潰し代となる。潰し代の部分が圧縮されて変形することにより、第1パッキン1と相手部品(配管)との密着性が高められる。これにより、第1パッキン1からの漏水が防止される。
第1パッキン1は、給水用と給湯用とで区別する必要がない。第1パッキン1は、用いられる素材により耐熱温度を変更することが可能である。第1パッキン1に用いられる素材として、使用環境および水の温度に耐え得る素材が選択される。第1パッキン1の素材としては、フッ素ゴム、シリコン樹脂、エラストマー、ニトリルゴムなどの弾力性を有する素材が望ましい。
水栓2の素材として、使用環境および水の温度に耐え得る素材が用いられる。水栓2の素材としては、鉄、黄銅、青銅、アルミニウム、その他の合金、エンジニアプラスチック、スーパーエンジニアプラスチック、熱硬化性樹脂などの素材が望ましい。エンジニアプラスチック、スーパーエンジニアプラスチックなどの樹脂材料には、エラストマー、あるいは、ガラス繊維または無機物などの添加物を含有した強化タイプが使用されてもよい。
第1パッキン1の製造方法は、射出成形、圧縮成形、切削加工などであってもよい。水栓の製造方法は、射出成形、圧縮成形、鋳造、切削加工品であってもよい。
第1パッキン1および水栓2は2色成形により一体化されていてもよい。2色成形では、例えば、回転方式、ダイスライド方式、コアバック方式などの方法が用いられてもよい。また、第1パッキン1および水栓2はインサート成形により一体化されていてもよい。
図4を参照して、水栓漏水防止構造10が配管4に接続された状態について説明する。図4は、水栓漏水防止構造10が配管4に接続された状態を概略的に示す断面図である。
実施の形態1に係る水栓漏水防止構造10は、ユニオンナット3と、配管4とをさらに備えている。ユニオンナット3は、環状に構成されている。ユニオンナット3は、中央に貫通孔が設けられたリング形状に構成されている。
ユニオンナット3は、外周面31と、内周面32とを含んでいる。ユニオンナット3は、内周面32に設けられた雌ネジ部32aを含んでいる。雌ネジ部32aは、内周面32の水栓2側の部分に設けられている。雌ネジ部32aは、雄ネジ部21aに螺号するように構成されている。
内周面32の配管4側の部分にはフランジ部32bが設けられている。フランジ部32bは、配管4の後端部に設けられた張り出し部4aが係止するように構成されている。
ユニオンナット3の雌ネジ部32aに筒状部20の雄ネジ部21aが螺号した状態で、配管4は、ユニオンナット3を介して水栓2に接続されている。雌ネジ部32aに雄ネジ部21aが螺号してユニオンナット3が水栓2に締め付けられることにより、水栓2はユニオンナット3を介して配管4に接続されている。第1パッキン1は水栓2と配管4との間に挾まれた状態で圧縮されて変形している。これにより、第1パッキン1は、水栓2と配管4とに密着している。このため、第1パッキン1からの漏水が防止される。
水栓2と、ユニオンナット3と、配管4とが異種素材の場合には、線膨張係数の差により締め付けられた水栓2と配管4との間の距離が変化することがある。水栓2と配管4とに低温水が流れた場合、水栓2と配管4とは収縮し、互いの距離が離れるように変化するため、漏水の原因となることがある。したがって、第1パッキン1の圧縮時に水栓2と配管4との間の距離が変化した場合にも第1パッキン1がその変化に追従することができる分の潰し代を有するように第1パッキン1が構成されていてもよい。
次に、実施の形態1に係る水栓漏水防止構造10の作用効果について説明する。
実施の形態1に係る水栓漏水防止構造10によれば、第1パッキン1の第3突出部P3は、水栓2の筒状部20の第1突出部P1と第2突出部P2との間に配置されている。したがって、第1パッキン1の第3突出部P3が第1突出部P1および第2突出部P2に引っかかる。このため、第1パッキン1が水栓2から脱落することを防止することができる。
実施の形態1に係る水栓漏水防止構造10によれば、第1パッキン1の第3突出部P3は、水栓2の筒状部20の第1突出部P1と第2突出部P2との間に配置されている。したがって、第1パッキン1の第3突出部P3が第1突出部P1および第2突出部P2に引っかかる。このため、第1パッキン1が水栓2から脱落することを防止することができる。
実施の形態1に係る水栓漏水防止構造10によれば、第1パッキン1および水栓2は、2色成形により一体化されている。別部品同士では組み立て作業が必要である上に、それぞれの部品において、梱包、運搬、品質チェックなどの作業が発生するが、第1パッキン1および水栓2を一体化させることによりこれらの作業を圧縮することができる。したがって、製造工程を削減することが可能となる。
実施の形態1に係る水栓漏水防止構造10によれば、第1パッキン1および水栓2は、インサート成形により一体化されている。このため、第1パッキン1および水栓2を一体化させることが可能となる。また、2色成形では専用の2シリンダタイプの成型機が必要となるため、初期投資額が大きくなる可能性がある。これに対して、インサート成形では、一般的な1シリンダタイプの成型機で生産が可能であるため、低コスト化を図ることが可能となる。
実施の形態1に係る水栓漏水防止構造10によれば、ユニオンナット3の雌ネジ部32aに筒状部20の雄ネジ部21aが螺号した状態で、配管4は、ユニオンナット3を介して水栓2に接続されている。このため、第1パッキン1からの漏水を防止することができる。
実施の形態1に係る水栓漏水防止構造10では、第1パッキン1の圧縮時に水栓2と配管4との間の距離が変化した場合にも第1パッキン1がその変化に追従することができる分の潰し代を有するように第1パッキン1が構成されていてもよい。第1パッキン1の弾性変形域内で水栓2と配管4との間の距離が変化した分を吸収可能な潰し代を設けておくことにより漏水を防止することができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、特に説明しない限り、実施の形態1と同様の構成を備えている。図5および図6を参照して、実施の形態2では、第1パッキン1の形状が実施の形態1と主に異なっている。また、第1パッキン1の形状にあわせて水栓2の形状も実施の形態1と異なっている。
実施の形態2では、特に説明しない限り、実施の形態1と同様の構成を備えている。図5および図6を参照して、実施の形態2では、第1パッキン1の形状が実施の形態1と主に異なっている。また、第1パッキン1の形状にあわせて水栓2の形状も実施の形態1と異なっている。
第1パッキン1は、第4突出部P4をさらに含んでいる。第4突出部P4は、本体部1aから内方に突出するように構成されている。つまり、第4突出部P4は、第1パッキン1の外周面11から内周面12に向かう方向に本体部1aから突出している。第4突出部P4は、第1パッキン1の軸方向に第3突出部P3と隙間をあけて配置されている。第3突出部P3と第4突出部P4との間の領域は、内周面12から外周面11に向けて凹んでいる。
第3突出部P3と第4突出部P4との間に、図1に示される第1突出部P1が配置される。つまり、第3突出部P3と第4突出部P4とは、図1に示される第1突出部P1を挟むように配置されている。
実施の形態2に係る水栓漏水防止構造10では、第1パッキン1の形状が実施の形態1の第1パッキン1と異なっているため、水栓2の異なる形状にあわせて異なる形状の第1パッキン1を装着する際に、第1パッキン1の混同および装着ミスを防止することができる。また、第3突出部P3と第4突出部P4とは、図1に示される第1突出部P1を挟むように構成されているため、第1パッキン1が水栓2から脱落することをさらに防止することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、特に説明しない限り、実施の形態1と同様の構成を備えている。図7および図8を参照して、実施の形態3では、第1パッキン1の形状が実施の形態1と主に異なっている。また、第1パッキン1の形状にあわせて水栓2の形状の実施の形態1と異なっている。
実施の形態3では、特に説明しない限り、実施の形態1と同様の構成を備えている。図7および図8を参照して、実施の形態3では、第1パッキン1の形状が実施の形態1と主に異なっている。また、第1パッキン1の形状にあわせて水栓2の形状の実施の形態1と異なっている。
第1パッキン1は、後端部分13から先端部分14に向けて貫通孔の径が直線的に広がるように構成されている。つまり、第1パッキン1の内周面12は後端部分13から先端部分14に向けて末広がりに傾斜している。したがって、第1パッキン1の内周面12において後端部分13側の部分が最も内方に突き出している。この部分が第3突出部P3を構成している。
第3突出部P3と先端部分14との間に、図1に示される第1突出部P1が配置される。また、第3突出部P3の後端部分13側に図1に示される第2突出部P2が配置される。このようにして、図1に示される第1突出部P1と第2突出部P2とは、第3突出部P3を挟むように配置されている。
実施の形態3に係る水栓漏水防止構造10では、第1パッキン1の形状が実施の形態1の第1パッキン1と異なっているため、水栓2の異なる形状にあわせて異なる形状の第1パッキン1を装着する際に、第1パッキン1の混同および装着ミスを防止することができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、特に説明しない限り、実施の形態1と同様の構成を備えている。図9および図10を参照して、実施の形態4では、水栓漏水防止構造10は、第2パッキン5をさらに備えている。第2パッキン5は配管4からの漏水を防止するためのものである。第2パッキン5は、環状に構成されている。つまり、第2パッキン5は、中央に貫通孔が設けられたリング形状に構成されている。具体的には、第2パッキン5は円環状に構成されている。また、第2パッキン5は円筒状に構成されている。
実施の形態4では、特に説明しない限り、実施の形態1と同様の構成を備えている。図9および図10を参照して、実施の形態4では、水栓漏水防止構造10は、第2パッキン5をさらに備えている。第2パッキン5は配管4からの漏水を防止するためのものである。第2パッキン5は、環状に構成されている。つまり、第2パッキン5は、中央に貫通孔が設けられたリング形状に構成されている。具体的には、第2パッキン5は円環状に構成されている。また、第2パッキン5は円筒状に構成されている。
第2パッキン5は弾性変形可能に構成されている。第2パッキン5の素材は、例えば、非石綿繊維と耐熱耐油性ゴムバインダーとが混和されて圧延加硫されたものであってもよい。第1パッキン1は、第2パッキン5よりも復元率が大きい。この復元率は、圧縮時の厚みに対する圧縮前の厚みの比率である。
第1パッキン1は、水栓2と第2パッキン5とに挟まれている。第2パッキン5は、第1パッキン1および配管4の各々に接している。第2パッキン5の外周面51は、第1パッキン1の外周面11および配管4の外周面41よりも外方に位置している。第2パッキン5の内周面52は、第1パッキン1の内周面12よりも内方に位置している。第2パッキン5の内周面52は、配管4の内周面42よりも外方に位置している。
第1パッキン1は、市販の第2パッキン5に装着された状態で使用されてもよい。また、パッキン1は、ユニオンナット3と、配管4と、第2パッキン5とがセットとされた市販品と使用されてもよい。
また、図11および図12を参照して、実施の形態4の変形例について説明する。実施の形態4の変形例では、第1パッキン1の第4突出部P4は、水栓2の先端部EPの全面を覆うように構成されている。
実施の形態4に係る水栓漏水防止構造10によれば、第1パッキン1は、第2パッキン5よりも復元率が大きいため、復元率の小さい第2パッキン5の代わりに復元率の大きい第2パッキン5が水栓2と配管4との間の水密性を確保することができる。したがって、ユニオンナット3と、配管4と、第2パッキン5とがセットされた市販品を用いることにより、コストを削減することができる。
また、第1パッキン1が弾性変形することにより第2パッキン5の潰しすぎを防止することで、安定した面圧を確保することができる。
また、第1パッキン1を脱着可能な構造にすることにより部分的に部品を交換することが可能となるため、部品の交換が容易となる。また、低コスト化を図ることができる。パッキン1は、繰り返し使用可能であるため、シールテープを巻き付ける必要がないため経済的である。
実施の形態5.
実施の形態5では、特に説明しない限り、実施の形態1と同様の構成を備えている。図13および図14を参照して、実施の形態5の水栓漏水防止構造10は、配管部材6をさらに備えている。配管部材6は、外周面61と、内周面62とを含んでいる。配管部材6は、内周面62に設けられた雌ネジ部62aを含んでいる。雌ネジ部62aは、内周面62の水栓2側の部分に設けられている。雌ネジ部62aは、雄ネジ部21aに螺号するように構成されている。
実施の形態5では、特に説明しない限り、実施の形態1と同様の構成を備えている。図13および図14を参照して、実施の形態5の水栓漏水防止構造10は、配管部材6をさらに備えている。配管部材6は、外周面61と、内周面62とを含んでいる。配管部材6は、内周面62に設けられた雌ネジ部62aを含んでいる。雌ネジ部62aは、内周面62の水栓2側の部分に設けられている。雌ネジ部62aは、雄ネジ部21aに螺号するように構成されている。
内周面62の水栓2の先端部EPと向かい合う部分にはフランジ部62bが設けられている。フランジ部62bは、パッキン1の先端部分14が係止するように構成されている。
配管部材6の雌ネジ部62aに筒状部20の雄ネジ部21aが螺号した状態で、配管部材6は、水栓2に接続されている。雌ネジ部62aに雄ネジ部21aが螺号して配管部材6が水栓2に締め付けられることにより、水栓2は配管部材6に接続されている。第1パッキン1は、水栓2とフランジ部62bとの間に挟まれた状態で圧縮されて変形している。これにより、第1パッキンは水栓2とフランジ部62bとに密着している。このため、第1パッキン1からの漏水が防止される。
配管部材6の形状は、丸形状、角形状などであってもよい。配管部材6の素材は、鉄、ステンレス、黄銅、青銅、アルミニウム、その他の合金、エンジニアプラスチック、スーパーエンジニアプラスチック、熱硬化性樹脂などであってもよい。配管部材6には表面処理が施されていてもよい。配管部材6に施される表面処理は、ニッケルメッキ、亜鉛メッキ、クロムメッキなどであってもよい。
実施の形態5に係る水栓漏水防止構造10によれば、配管部材6の雌ネジ部62aに筒状部20の雄ネジ部21aが螺号した状態で、配管部材6は、水栓2に接続されている。このため、第1パッキン1からの漏水を防止することができる。
実施の形態6.
実施の形態6では、特に説明しない限り、実施の形態1と同様の構成を備えている。図15を参照して、実施の形態6の水栓漏水防止構造10は、水栓2、ユニオンナット3、配管4を備えている。
実施の形態6では、特に説明しない限り、実施の形態1と同様の構成を備えている。図15を参照して、実施の形態6の水栓漏水防止構造10は、水栓2、ユニオンナット3、配管4を備えている。
上記の各実施の形態は適宜組み合わせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 第1パッキン、1a 本体部、2 水栓、3 ユニオンナット、4 配管、4a 張り出し部、5 第2パッキン、6 配管部材、10 水栓漏水防止構造、20 筒状部、20a 凹部、21a 雄ネジ部、32a,62a 雌ネジ部、CP 接続口、EP 先端部、P1 第1突出部、P2 第2突出部、P3 第3突出部。
Claims (7)
- 筒状部を含みかつ前記筒状部の先端部に接続口が設けられた水栓と、
環状に構成されておりかつ前記水栓の前記筒状部に取り付けられた第1パッキンとを備え、
前記筒状部は、凹部と、前記筒状部の軸方向に前記凹部を挟むように配置されかつ前記凹部から外方に突出する第1突出部および第2突出部を含み、
前記第1パッキンは、前記接続口を取り囲みかつ前記筒状部の前記先端部に配置されており、
前記第1パッキンは、本体部と、前記本体部から内方に突出する第3突出部とを含み、
前記第3突出部は、前記第1突出部と前記第2突出部との間に配置されている、水栓漏水防止構造。 - 前記第1パッキンおよび前記水栓は、2色成形により一体化されている、請求項1に記載の水栓漏水防止構造。
- 前記第1パッキンおよび前記水栓は、インサート成形により一体化されている、請求項1に記載の水栓漏水防止構造。
- 前記第1パッキンは、前記筒状部の前記軸方向に沿って前記先端部よりも先方に張り出している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の水栓漏水防止構造。
- 環状に構成された第2パッキンをさらに備え、
前記第1パッキンは、前記水栓と前記第2パッキンとに挟まれており、
前記第1パッキンは、前記第2パッキンよりも復元率が大きい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の水栓漏水防止構造。 - ユニオンナットと、
前記ユニオンナットに接続された配管とをさらに備え、
前記ユニオンナットは、内周面に設けられた雌ネジ部を含み、
前記筒状部は、外周面に設けられた雄ネジ部を含み、
前記ユニオンナットの前記雌ネジ部に前記筒状部の前記雄ネジ部が螺号した状態で、前記配管は、前記ユニオンナットを介して前記水栓に接続されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水栓漏水防止構造。 - 配管部材をさらに備え、
前記配管部材は、内周面に設けられた雌ネジ部を含み、
前記筒状部は、外周面に設けられた雄ネジ部を含み、
前記配管部材の前記雌ネジ部に前記筒状部の前記雄ネジ部が螺号した状態で、前記配管部材は、前記水栓に接続されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水栓漏水防止構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019095854A JP2020190292A (ja) | 2019-05-22 | 2019-05-22 | 水栓漏水防止構造 |
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JP2019095854A JP2020190292A (ja) | 2019-05-22 | 2019-05-22 | 水栓漏水防止構造 |
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JP2019095854A Pending JP2020190292A (ja) | 2019-05-22 | 2019-05-22 | 水栓漏水防止構造 |
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