JP2020188744A - 鉢受台 - Google Patents

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Daisuke Tsuneoka
大資 常岡
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Abstract

【課題】簡易に利用でき、漏水することなく排水を受けることができ、製造コストを下げ、排水の処理が簡単である鉢受台を提供する。【解決手段】鉢受台1は、貫通穴21を開けた上面部2と、上面部2と一体に構成される側面部3とを有し、側面部3に開口を有する本体部と、本体部の開口に出し入れ可能で、内部空間に収容可能な排水貯留部7と、を備え、鉢受台1は、本体部の上面部2の裏面から内部空間に延び出す板状のリブを有し、鉢受台1の開口に対して排水貯留部7を収容可能な引き出し構造であり、排水貯留部7が所定方向に進退可能な構成であり、排水貯留部7に波消材を備え、鉢からの排水は、貫通穴21を通り、内部空間を経て、排水貯留部7に貯留される。【選択図】図1

Description

本発明は、鉢植えされた観葉植物等への水やりの際、鉢底から出る排水を簡易に処理ができる水受けに関するものである。
一般的に、観葉植物を植えた鉢の下には鉢の植物に水やりをした際、鉢底から出る排水を受けるために皿が敷かれている。しかし、皿が排水を受けることができる容量は基本的に小さく、排水が皿から飛散してしまうおそれがあるため植物への水やりが不十分となりやすい。特に、大きな鉢においては、水やりの水の量が多く、十分な水やりをするために鉢から出る排水が飛散してもよい場所(たとえば、屋外や浴室など)へ移動させることもある。鉢が重くなるので、皿から鉢を持ち上げ移動させることが困難である。皿の中に溜まった排水や汚れを処理することが面倒である。
美的効果の観点からも、皿の中に排水が溜まりっぱなしになるのはみっともなく、不衛生でもあるので皿の中に溜まった排水を処理する必要がある。しかし、水やりのたびに雑巾などを準備して排水を処理することは面倒であるため、往々にして皿の中に排水が溜まったままになっている。
そこで、特許文献1は、排水を受けるための水回収トレーを有する水取付植木鉢置台を提案している。特許文献1の鉢置台では、鉢を置くための部位が鉢底を覆う形態で、前記部位の中央には孔と、孔に対応して備えることのできる形態の漏斗型の受け皿が備えられ、水やりをした後に鉢底から出る排水は漏斗型の受け皿を通って、漏斗型の受け皿の下に備えてある水回収トレーへと排水が流れ落ちる。
特許文献2では、穴を有する鉢台と、穴に嵌合できる逆円錐形パッキンと、台の下に設けられた排水貯留部を備えた植木鉢台が提案されている。
特開2001−346451号公報 国際公開WO2018/190045A1号公報
しかしながら、特許文献1に開示された鉢置台によれば、受皿に重い鉢を置いた場合に、荷重に耐えることができず、受皿が下方に撓んでしまい、不安定となり、使用が困難である。受皿の厚みを厚くし強度を高める対策では、全体に厚みが増大する、寸法が大きくなる、金型費等の製造コストが増大する等の不都合を生じる。
特許文献2の植木鉢台は、特許文献1と同様の問題点がある上、パッキン等の生産コストが高くなり、現実的ではない。
そこで、本発明では、鉢を載せたときの耐荷重性能を高めて、厚みや寸法が増大することを避け、荷重を受ける部分の撓みを防止し、様々な重量の鉢に対応することができ、金型費等の製造コストを低減できる鉢受台を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1の発明は、貫通穴を開けた上面部と、該上面部と一体に構成される側面部とを有し、該側面部に開口を有する本体部と、前記本体部の開口に出し入れ可能で、内部空間に収容可能な排水貯留部と、を備え、前記本体部の上面部の裏面から前記内部空間に延び出す板状のリブを有する鉢受台である。鉢受台の開口に対して排水貯留部を収容可能な構造、又は載置可能な構造のいずれも含む。例えば、鉢受台が引き出し構造を有し、排水貯留部が引き出し構造に対して所定方向に進退可能で引き出し構造で収容される構成、又は、排水貯留部が本体部と分離されており、開口内に単に載置する構成が例示される。当該所定方向は排水貯留部が長方形であれば、長手方向又は短手方向であり、丸形、多角形等であれば、予め設定される一定方向である。
鉢から出た排水は貫通穴を通って排水貯留部の中に落ちて貯留される。上面部及び側面部で鉢の荷重を受け止める。排水貯留部を引き出して、貯留された排水を放出することができる。
この構成によれば、上面部及び側面部で鉢の荷重を受けることが出来、鉢の重量を問わず、排水貯留部で排水を受けることができる。構造が簡単になるので、製造コストが低減できる。
鉢受台と排水貯留部の材質は、天然木、合板材、合成樹脂、陶磁器、ステンレス等の金属等が採用可能である。
「上面部」は平面でも曲面でもよいが、上面部はその外周から前記貫通穴の外周までに向かって下り傾斜が好ましい。上面部の傾斜は、上面部の外周から始まるのか、もしくは、中間部から上面部の一部が傾斜になっているのか、いずれでもよく、傾斜の存在位置は限定されるものではない。
「上面部及び側面部」は厚さ方向、幅方向、高さ方向を有する立体であり、鉢の荷重を受け止めるため一体の構造である。
「本体部」の外形状のバリエーションとしては、直方体、立方体、球体、楕円体、多角形体に限らず、様々な形状に変形が可能である。
「貫通穴」は丸穴、角穴等、適宜の形状を採用できる。
「開口」は、本体部と外部を連通するものである。鉢からの排水は、貫通穴を通り、内部空間を経て、排水貯留部に貯留される。
請求項2の発明は、前記リブが該貫通穴の周縁から下方に向かって延び出す環状リブと、該環状リブから、外側に向かって放射状に前記側面部まで延び出す複数の放射状リブ、又は、前記リブが格子状のリブのいずれかを含む請求項1の鉢受台である。
請求項3の発明は、前記上面部が水平に配置され、前記側面部が前記上面部の周囲から下方に垂直に配置される請求項1又は2の鉢受台である。
請求項4の発明は、前記側面部に少なくとも3個の筒状の柱部を備え、該柱部の内部に内部リブを備える請求項1〜3いずれかの鉢受台である。
請求項5の発明は、前記側面部が、前記内部空間に配置され、前記開口を有する、U字形状ないしコ字形状の第1側面部と、該第1側面部の外周部位に設ける第2側面部と、を有する二重壁構造となっている請求項1〜4いずれかの鉢受台である。
請求項6の発明は、前記第1側面部及び第2側面部が、連結用リブで連結される請求項5の鉢受台である。
請求項7の発明は、前記リブのうち、前記排水貯留部の上方に位置するリブの高さは、前記側面部の高さより小さい請求項1〜6いずれかの鉢受台である。
請求項8の発明は、前記排水貯留部に波消材を備える請求項1〜7いずれかの鉢受台である。
「波消材」は板状部材又は柱状部材が例示されるが、その他の形状でもよい。板状部材は、直線状(例えば、直方体形状等)でも曲線状(例えば、U字形状又は筒の分割体)でもよく、厚みが一定でもよいし、変化してもよい。柱状部材は、角柱、円柱、筒柱等が例示され、単数、複数いずれも含み、断面の径が一定でもよいし、変化してもよい。
前記波消材の板状部材の端部が曲面を有してもよい。
前記波消材は、排水貯留部に対して、所定方向に、傾斜して配置されることが好ましい。例えば、2〜178度の範囲で適宜設定できる。前記波消材が幅方向に延び出してもよい。例えば、所定方向と直交する方向を基準として、45度以内の範囲でもよい。
排水貯留部の側壁面から、所定方向に間隙を置いて延び出す複数の第1波消材と、側壁面とは独立して起立する第2波消材とが設けられることが好ましい。または、排水貯留部の中央部から周辺部に向かって延び出す第1波消材と、前記複数の第1波消材の所定方向の間隙に、前記排水貯留部の側壁面から延び出す、第2波消材が設けられることが好ましい。中央部は幅方向の中央のいずれも含まれる。
貫通穴は、単数又は複数のいずれでもよい。
鉢から出た排水は鉢受台の貫通穴を通って内部空間に落ちて、排水貯留部に貯留される。排水貯留部に貯留された水が満杯になると、排水貯留部を引き出す。排水貯留部を引き出すときに、その勢いの反動によって、排水貯留部の水が引き出す方向に飛び出そうとするが、波消材によって、水の飛び出しが阻止されるので、排水貯留部からの水の飛散を防止できる。
請求項1の発明によれば、上面部及び側面部で鉢の荷重を受けることが出来、鉢を載せたときの耐荷重性能を高めて、厚みや寸法が増大することを避け、構造を簡単とし、荷重を受ける部分の撓みを防止し、様々な重量の鉢に対応することができ、金型費等の製造コストを低減できる。
請求項2の発明は、前記リブが該貫通穴の周縁から下方に向かって延び出す環状リブと、該環状リブから、外側に向かって放射状に前記側面部まで延び出す複数の放射状リブ、又は、前記リブが格子状のリブのいずれかを含むので、耐荷重性能が高くなる。
請求項3の発明によれば、前記上面部が水平に配置され、前記側面部が前記上面部の周囲から下方に垂直に配置されるので、簡素な構造であっても耐荷重性能を確保できる。
請求項4の発明によれば、前記側面部に少なくとも3個の筒状の柱部を備え、該柱部の内部に内部リブを備えるので、鉢を載せたときの受皿の耐荷重性能を一層高めて、上面部の撓みを防止し、様々な重量の鉢に対応することができ、製造コストを低減できる。柱部に車輪をつけて鉢受台を移動可能にできる。
請求項5の発明によれば、前記側面部が、前記内部空間に配置され、前記開口を有する、U字形状ないしコ字形状の第1側面部と、該第1側面部の外周部位に設ける第2側面部と、を有する二重壁構造となっているので、耐荷重性能を高めたり、薄型の筐体を可能とする。水やりの際の水の飛散や騒音を防止できる。
請求項6の発明によれば、前記第1側面部及び第2側面部が、連結用リブで連結されるので、耐荷重性能を高めることができる。側面部への衝撃に耐えることができる。
請求項7の発明によれば、前記リブのうち、前記排水貯留部の上方に位置するリブの高さは、前記側面部の高さより小さいので、リブと排水貯留部の干渉を回避できるとともに、材料を節約できる。排水貯留部は鉢受台の中央に配置されるため、リブの高さが小さい部分は上面部の中央部分に位置する。上面部の中央部分だけに載る比較的小さな鉢の場合は、軽いので、リブの高さが小さくても十分荷重を受けることができる。比較的大きな重い鉢の場合は、リブの高さの大きい周辺部にも荷重がかかることになる。
請求項8の発明によれば、排水貯留部に波消材を備えるので、排水貯留部を鉢受台から引き出す際に、排水貯留部からの水の飛散を防止できる。
本発明の実施形態1の鉢受台の外観斜視図である。 同じく排水貯留部を除いた鉢受台の斜視図である。 同じく裏面からの斜視図である。 同じく排水貯留部の貯留トレイを引き出した状態の鉢受台の斜視図である。 同じく排水貯留部の斜視図である。 同じく排水貯留部の貯留トレイの斜視図である。 同じく排水貯留部の底面部の斜視図である。 同じく使用状態の鉢受台の斜視図である。 同じく使用状態の鉢受台の裏側からの断面斜視図(排水貯留部は除く。)である。 同じく別の角度からの断面斜視図である。 同じく別の角度からの断面斜視図である。 本発明の実施形態2の鉢受台の外観斜視図である。 同じく排水貯留部を除いた鉢受台の斜視図である。 同じく裏面からの斜視図である 同じく排水貯留部の貯留トレイを引き出した状態の鉢受台の斜視図である。 同じく排水貯留部の斜視図である。 同じく排水貯留部の貯留トレイの斜視図である。 同じく排水貯留部の底面部の斜視図である。 同じく使用状態の鉢受台の斜視図である。 同じく使用状態の鉢受台の断面斜視図である。 同じく別の角度からの断面斜視図である。 同じく別の角度からの断面斜視図である。 本発明の実施形態3の鉢受台の外観斜視図(排水貯留部を除く。)である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態の鉢受台1について図1〜図11を参照して説明する。
鉢受台1は、貫通穴21を開けた上面部2と、上面部2と一体に構成される側面部3とを有し、側面部3に開口4を有する本体部5と、本体部5の開口4に出し入れ可能で、内部空間6に収容可能な排水貯留部7と、を備えている。鉢受台1は、本体部5の上面部2の裏面から内部空間6に延び出す板状のリブ8を有する。鉢受台1の開口4に対して排水貯留部7を収容可能な引き出し構造であり、排水貯留部7が所定方向に進退可能な構成である。ここでいう所定方向は、本体部5の開口4の設けられた面に対して、直交する方向である。排水貯留部7に波消材9を備えている。鉢100からの排水は、貫通穴21を通り、内部空間6を経て、排水貯留部7に貯留される基本構造である。以下、各構成について詳細に説明する。
鉢受台1の材質は、合成樹脂である。鉢受台1の耐荷重は2.45〜980N(0.25Kgf〜100Kgf)が例示される。例えば、196N(約20Kgf)が例示される。
上面部2は平面でも曲面でもよいが、排水を考慮して擂鉢状の曲面としている。上面部2の外周領域から貫通穴21の外周まで、内側に向かって下り傾斜となっている。上面部2の傾斜の程度は、排出効率等を考慮して、2〜6度が好ましい。貫通穴21は丸穴である。
上面部2及び側面部3は厚さ方向、幅方向、高さ方向を有する立体構造体であり、鉢100の荷重を適切に受け止める。
上面部2が水平方向に配置され、側面部3が上面部2の周囲から下方に垂直に配置される。
図3に示す通り、側面部3の四隅に角筒状の柱部33を備えている。柱部33の下端開口は車輪、キャスター若しくは脚部材等を取りつけ、又は、テーブル等に固定具を介して固定する部位である。柱部33の位置、個数、又は構造は適宜変更が可能である。
側面部3が角形であって、左側面、右側面、前面、後面を有するとともに、二重壁構造である。図3に示す通り、内部空間6に配置され、開口4を有する、U字形状ないしコ字形状の第1側面部31と、第1側面部31の外周部位に設け、取り囲むように配置される第2側面部32と、を有する。
開口4は、図3に示す通り、内部空間6の出口をなし、内部空間6を区画する構造体で区画して構成される。開口4は角形である。
本体部5は上面部2と側面部3とが樹脂一体成型で構成される。本体部5は単体で利用できるほか、キャビネットやブックケースなど、家具設計等の一部としたり、キャスターを備えたりするなど、本体部5の形態は様々である。本体部5の形状のバリエーションを適宜変更できる。例えば、本体部5の中央部に支持構造(図示略)を設けて、耐荷重性能を高めることができる。
排水貯留部7は、箱型構造であり、開口4を介して、内部空間6に対して、引き出し方向、又は、収納方向にスライドし、内部空間6に収容又は分離できる構造である。
排水貯留部7は、波消材9を有する貯留トレイ71と、貯留トレイ71の下部に配置可能な底面部72と、を有する。底面部72は、上方に突出し第1側面部31の係合孔と係合する突出片73と、貯留トレイ71を案内するコ字形状(枠形状でもよい)のリブである、底面に固定された誘導材74と、低く窪んだ形状の凹溝75と、を備える。底面部72は、貯留トレイ71に貯留された水を廃棄するために貯留トレイ71が引き出されたときには、一時的に水受けが存在しなくなるので、予備として水受けを担うため、また、貯留トレイ71が本体部5に収容状態であるときには、貯留トレイ71から零れた水を貯留するため、排水貯留部7に備えられている。
リブ8は、図3に示す通り、柱部33の壁内に中心管と中心管から十字形状に延び出す内部リブ81を備える。リブ8は、形状や構造が異なる複数のリブから構成されており、第1側面部31及び第2側面部32を連結する連結用リブ82と、円形の貫通穴21の周縁から下方に向かって延び出す円形リブ83と、円形リブ83から、放射状に延び出し、第1側面部31の内壁まで達する複数の放射状リブ84と、を有している。補強リブ84aを放射状リブ84に交差するように設けてもよい。
円形リブ83と放射状リブ84の高さは、第1側面部31及び第2側面部32の高さより小さく、10〜40%の範囲が例示される。
リブ8の個数、位置、厚み、高さ、幅、長さ、又は、固定角度を、必要とする耐荷重に応じて変えることができる。上面部2の厚みも適宜変更可能である。かなり大きな鉢を置くことも想定している。リブ8の数、太さ、密度、長さを相違させることで対応が可能である。強度を増すために、一体形成においてリブを増設することで金型費は上がるものの、原料によっては他のパーツを取り付けたり、他の素材で補強(例えばアルミなど)する必要がなくなるため、最終的にコストは抑制することができる。
図4〜図6に示す通り、波消材9は板状部材であり、直線状部材に曲面部材を備えている。波消材9の厚みが一定でもよいし、変化してもよい。
波消材9は、図5に示す通り、複数の立板材から構成され、貯留トレイ71の立壁の内側の面から、引き出し方向とは直交する方向に間隙を置いて延び出している。
波消材9は引き出し方向に対して凸状に湾曲している。複数の波消材9のうち、立壁とは独立して起立する第2波消材が設けられる。
複数の波消材9が、排水貯留部7の中央部から周辺部に向かって延び出してもよく、形状や構造は適宜採択する。
図9〜図11に示す通り、鉢100に鉢底穴101を備えることが一般的である。その他、スリット(図示略)を入れたものの他、様々な孔の形態を備えるものにも適用できることは無論である。鉢100の鉢底面が上面部2の外周の範囲以内に収まる範囲であれば、様々な鉢の排水孔に対応することができる。
以上説明した本実施形態の鉢受台1によれば、次の作用効果がある。
鉢受台1の使用方法を図9〜図11等を参照して述べる。鉢100の鉢底穴101から出た排水は、上面部2の表面へと流れ落ち、上面部2の貫通穴21を通って、本体部5内に備える排水貯留部7の中に落ち貯留される。上面部2に排水が残らないように、その中央部は設計してある。
植木鉢の大きさ、鉢100内の土砂等の性質を考察し、適宜、貯留トレイ71へ溜まる様子を観察し、排水貯留部7に貯留された水が満杯になると、貯留トレイ71を引き出して、貯留された排水を捨てる。貯留トレイ71を引き出した状態でも排水は、底面部72に貯留できる。貯留トレイ71を引き出すときに、その勢いの反動によって、貯留トレイ71の水が慣性力によって引き出す方向に飛び出そうとするが、波消材9によって、水の飛び出しが阻止されるので、貯留トレイ71からの水の飛散を防止できる。
鉢100を上面部2に載置すると、本体部5で鉢100の荷重を受けることが出来、鉢100の重量を問わず、排水貯留部7で排水を受けることができる。構造が簡単になるので、製造コストが低減できる。本体部5は構造がシンプルであるため、製造コストを安価にすることができる。
本体部5は簡素な構成であっても鉢100の荷重を受けることが出来、鉢100を載せたときの耐荷重性能を高めて、厚みや寸法が増大することを避け、構造を簡単とし、荷重を受ける部分の撓みを防止し、様々な重量の鉢100に対応することができ、金型費等の製造コストを低減できる鉢受台を提供できる。
貫通穴21が円形であり、リブ8が該貫通穴21の周縁から下方に向かって延び出す円形リブ83と、円形リブ83から、外側に向かって放射状に第1側面部31まで延び出す複数の放射状リブ84とを含むので、耐荷重性能が高くなる。
上面部2が水平に配置され、側面部3が上面部2の周囲から下方に垂直に配置されるので、簡素な構造であっても耐荷重性能を確保できる。
側面部3に少なくとも3個の筒状の柱部33を備え、柱部33の内部に内部リブ81を備えるので、鉢100を載せたときの耐荷重性能を一層高めて、上面部2の撓みを防止し、様々な重量の鉢100に対応することができ、製造コストを低減できる。柱部33に車輪をつけて鉢受台を移動可能にできる。
側面部3が、U字形状ないしコ字形状で内部空間6に配置され開口4を有する第1側面部31と、第1側面部31の外周部位に設ける第2側面部32と、を有する二重壁構造となっているので、本体部5の耐荷重性能を高めたり、薄型の筐体を可能とする。水やりの際の水の飛散や騒音を防止できる。
貯留トレイ71の上方に位置する円形リブ83および放射状リブ84の高さは、第1側面部31及び第2側面部32の高さより小さいので、貯留トレイ71との干渉を回避できるとともに、材料を節約できる。
第1側面部31及び第2側面部32が、連結用リブ82で連結されるので、耐荷重性能を高めることができる。側面部3への衝撃に耐えることができる。
排水貯留部7に波消材9を備えるので、排水貯留部7を鉢受台から引き出す際に、排水貯留部7からの水の飛散を防止できる。
上面部2及び側面部3で鉢100の荷重を受けることが出来、鉢100の重量を問わず排水を受けることができる。鉢受台1の構造の簡単になるので、製造コストが低減できる。
本体部5から貯留トレイ71を引き出した状態であっても、鉢100からの排水を底面部72に受けることができ、貯留効果が高くなる。
本発明の実施形態2の鉢受台201について図12〜図22を参照し説明する。実施形態2は、実施形態1と共通する構成、作用効果を備えるので、共通箇所について実施形態1の説明を援用し、図示は200番台とし、主に、構成上の相違点を説明する。
上面部202の貫通穴221を2つ(3つ以上でもよい。)に分割する穴分板222を横方向に設けている。穴分板222の板方向の中央が盛り上がっていて、穴分板222が貫通穴221の一部を覆うように配置される。穴分板222は上面に排水が溜まらないよう、上凸の曲面を有する。穴分板222を円形リブ283が包囲する。
図14に示す通り、リブ208は、円形リブ283と、縦板で構成されて格子形状に配列される格子リブ284と、縦板で構成され、平面視でコ字形状であり、上面部202の下面から下方に突出している、縦型リブ288を設けている。縦型リブ288内にはパイプ289が配置される。縦型リブ288の中間部は、穴分板222の真下に配置されている。上面部202の裏面において、中央部では、円形リブ283と格子リブ284と縦型リブ288とが交差状に接続している。
縦型リブ288と形状が適合する長溝部276が貯留トレイ271の底面に設けられる。縦型リブ288と長溝部276とは相似形状であり、相互に嵌合可能である。長溝部276は貯留トレイ271の壁部が内側領域に入り込んだ形状である。貯留トレイ271が縦型リブ288に干渉せず、案内効果もあって、貯留トレイ271のスライドの動きが良好となる。貯留トレイ271は本体部205内に収めることができる。底面部272にも長溝部276と対応するコ字形状の突出部278を設けている。貯留トレイ271の正面には、取手を取り付けてもよい。
実施形態1のリブ8よりも実施形態2のリブ208の密度は多くなっている。この密度とは、内部空間6におけるリブの容積と間隙の容積の比率を言う。
実施形態2のリブ構造によって一層、耐荷重性能が高くなる。
実施形態3の鉢受台301は実施形態1、2とは外形を相違し(角形から円形へ変更)、脚部333が外方に突出する点で相違する実施形態であり、その他は、実施形態1、2と共通することから、図示及び説明は援用する。
本発明の実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改良、変更、追加等を加えることができる。それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれる。
1 :鉢受台
2 :上面部
3 :側面部
4 :開口
5 :本体部
6 :内部空間
7 :排水貯留部
8 :リブ
9 :波消材
21 :貫通穴
31 :第1側面部
32 :第2側面部
33 :柱部
71 :貯留トレイ
72 :底面部
73 :突出片
74 :誘導材
75 :凹溝
81 :内部リブ
82 :連結用リブ
83 :円形リブ
84 :放射状リブ
84a :補強リブ
100 :鉢
101 :鉢底穴
201 :鉢受台
202 :上面部
208 :リブ
221 :貫通穴
222 :穴分板
272 :底面部
276 :長溝部
278 :突出部
283 :円形リブ
284 :格子リブ
288 :縦型リブ
289 :パイプ
301 :鉢受台
333 :脚部

Claims (8)

  1. 貫通穴を開けた上面部と、該上面部と一体に構成される側面部とを有し、該側面部に開口を有する本体部と、
    前記本体部の開口に出し入れ可能で、内部空間に収容可能な排水貯留部と、を備え、
    前記本体部の上面部の裏面から前記内部空間に延び出す板状のリブを有する鉢受台。
  2. 前記リブが該貫通穴の周縁から下方に向かって延び出す環状リブと、該環状リブから、外側に向かって放射状に前記側面部まで延び出す複数の放射状リブ、又は、前記リブが格子状のリブのいずれかを含む請求項1の鉢受台。
  3. 前記上面部が水平に配置され、前記側面部が前記上面部の周囲から下方に垂直に配置される請求項1又は2の鉢受台。
  4. 前記側面部に少なくとも3個の筒状の柱部を備え、該柱部の内部に内部リブを備える請求項1〜3いずれかの鉢受台。
  5. 前記側面部が、前記内部空間に配置され、前記開口を有する、U字形状ないしコ字形状の第1側面部と、該第1側面部の外周部位に設ける第2側面部と、を有する二重壁構造となっている請求項1〜4いずれかの鉢受台。
  6. 前記第1側面部及び第2側面部が、連結用リブで連結される請求項5の鉢受台。
  7. 前記リブのうち、前記排水貯留部の上方に位置するリブの高さは、前記側面部の高さより小さい請求項1〜6いずれかの鉢受台。
  8. 前記排水貯留部に波消材を備える請求項1〜7いずれかの鉢受台。
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