JP2020187832A - Led照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の光色を出力するよう調光設定をプリセットし、使用する部屋の壁の色によっては所望の光色にして、使用する部屋の壁の色による光色への影響を低減する照明装置を提供する。【解決手段】照明装置に壁の色味を入力する手段を設け、入力された情報によりプリセットされた光色を変更する手段を持つ。色温度の異なる2つ以上の光源と、これら光源それぞれの発光量を予め定めた値とするプリセット機能を有する照明装置において、照明装置が設置される空間の壁色に基づいた情報を入力する周辺色入力手段と、周辺色入力手段により入力された情報に基づき、プリセット機能を動作する際の2つ以上の光源の発光量を変更する手段を有する。【選択図】図6
Description
本発明は、照明装置に関するものである。
近年LED照明装置の普及は年々進んでおり、市場の要求も従来の低消費電力、高寿命化にとどまらず、使用者の嗜好に応じた多様な光を提供できるような機能が求められている。
一般的に、暖色系の光は心身のリラックス効果が期待されるとされており、寒色系の光は照射対象物の演色性が向上し文字等が判別しやすくなると言われている。こういった照明光がもたらす効果を背景に、複数色のLEDを組み合わせて光の色を調整することで、特定の効果をもたらすことを期待した照明機器が提案されており、例えば特許文献1では、白色、電球色、赤色の3種の光源によりピンク色の光を発生させることで、使用者のストレス軽減を図る照明装置が提案されている。
光色を変更可能な照明装置は、一般的にリモコンに調色用のボタンを有し、昼光色から電球色まで段階的に光色を変更する機能を持つが、これとは別に特定の光色が出力される設定を製品出荷時に予めプリセットしておき、リモコンのボタン一つで所望の光色となる機能を搭載しているものも多い。
プリセットされた光色は特定の効果を期待するものであることが多い。例えばリラックス効果を得ることを期待し2000Kの光色で出力する設定をプリセットした場合、設置した部屋の壁の色が白色だった場合と、クリーム色などの暖色系だった場合において、使用者が得る感覚は異なることが想定される。
プリセット設定が白色壁を想定したものであった場合、壁面がクリーム色の使用者は、必要以上に光色を赤く感じることが想定され、その結果、使用者は本来不要である手動の光色調整を実施する等、所望の光色にするために煩雑な操作が必要となってしまう。
本発明の目的は、使用する部屋の壁面色に関わらず使用可能な、光色設定のプリセット機能を提供することにある。
上記従来の課題を解決するため、本発明では、照明を設置する部屋の壁色を入力する手段と、壁色に応じてプリセットされた各LEDへの入力電流を変更する手段を有する。
本発明によれば、使用する部屋の壁面色によらず使用可能な光色設定のプリセット機能を有した照明装置を提供することができる。
本発明の実施形態の一例について図を用いて説明する。図1は本発明に係る照明装置例の全体図である。照明装置1及び照明装置のON/OFF等操作を行うリモコン2で構成される。
図2は本実施形態の照明装置1の内部構造を示す。透光カバー3、及び透光用樹脂カバー4を取り外した内部に、複数色のLEDが配置された光源基板5が備えられている。光源基板5は配置されているLEDの種類分の電気回路が存在しており、回路への入力電流を増減することにより、LEDの種類ごとに輝度調整が可能となっている。本例では仮に白色LED回路と橙色LED用回路の2回路が存在するものとする。また、光源基板5には、リモコン信号受信回路6を備え、リモコン2からの入力信号を受信し、光源基板の背部に備えられている制御基板(図示せず)に送信する。
図3はリモコン2の外形を示す。本実施形態におけるリモコン2には光色設定ボタン7、8とリラックスボタン9を有する。光色設定ボタン7を押すと白色光となるよう動作し、光色設定ボタン8を押すと暖色光となるように動作する。リラックスボタン9は押されることで、光色設定ボタン7、8による光色設定によらず、あらかじめプリセットされた光色とする機能を持つ。
図4は本実施形態の照明装置における機能ブロックを示す。
照明装置1は、電源41(または商用電源)及び電源回路42から電力を供給されて動作する。電源回路42は、電源41の電力を所定の電圧または電流に調整する機能を有する。
照明装置1は、電源41(または商用電源)及び電源回路42から電力を供給されて動作する。電源回路42は、電源41の電力を所定の電圧または電流に調整する機能を有する。
また、照明装置1は、リモコン信号受信回路6を備えている。リモコン信号受信回路6、リモコン2のボタン操作によってリモコン2から出力される信号(例えば、赤外光)を受信し、受信した信号を制御部44に送信する機能を有する。
リモコン2は、人によって操作される光色設定ボタン7,8やリラックスボタン9等複数のボタンを有しており、操作されたボタンに対して設定された信号を出力する機能を有する。
照明装置1は、制御部44と、少なくとも2つの点灯回路45、46、および2種類のLEDモジュール(光源)47、48を有する。なお、本発明の説明に必要な機能以外については記載を省略する。
制御部44は、マイコン等であり、リモコン信号受信回路6によって受信された信号を受け付けて、点灯回路45、46を制御する制御信号を生成する機能を有する。制御信号は、例えばPWM(Pulse Width Modulation)信号である。制御部44は、CPU(Central Processing Unit)およびメインメモリによって構成され、記憶部49に記憶されているアプリケーションプログラムをメインメモリに展開して、その機能を具現化する。
点灯回路45、46は、制御部44から受信した制御信号に基づいて、LEDモジュール47,48を駆動する機能を有する
LEDモジュール47と48は、駆動したときの光色が異なり、本例では、白色に発光するLEDと橙色に発光するLEDをそれぞれ使用している。
LEDモジュール47と48は、駆動したときの光色が異なり、本例では、白色に発光するLEDと橙色に発光するLEDをそれぞれ使用している。
次に、本実施形態において、調光制御を行う際の動作について説明する。
リモコン2にてなんらかのボタンが押下された場合、リモコン2はリモコン信号受信回路6に対しそのボタンが押下されたことを示す制御信号を送信する。リモコン信号受信回路6は制御信号を制御部44に渡し、制御部44が押下されたボタンの種類を判別し、ボタンの種類に応じた処理を実施する。制御部44において光色ボタン7が押下されたことを判別した場合、光色を白色側に変更する動作を行う。
記憶部49には、図5に示すテーブルが格納されている。本テーブルは制御部44が点灯回路45、46を制御する際、それぞれの回路に流す電流値を全灯時の電流を元にした比率で表したものである。本テーブルは昼光色を段階1とし、電球色を段階6と設定し、その間段階的に光色が変化することを示している。
制御部44は現在の段階値を保持しており、その段階値に応じた電流値を点灯回路45、46に流すよう制御する。
なお本テーブルの構成は上記に限らず、電流値そのものを格納してもよいし、PWMのパルス発生条件を示す情報を格納してもよい。また段階値はさらに細かく設定してもよいし、テーブルを持たずにリニアに階調を設定するような構成でもよい。
リモコン2において光色ボタン7が押下された場合、この情報をリモコン信号受信回路6より受信した制御部44は、内部に保存している段階値を1段階減ずる動作を行う。例えば、段階値3のときに光色ボタン7が押下されると段階値2になり、光色が白色側に変更するようになる。
また、同様に光色ボタン8が押下された場合は、段階値を1段階増加する動作を行う。これは例えば、段階値3のときに光色ボタン8が押下されると段階値4になり、光色が橙色側に変更するようになるということである。
なお、段階値が下限の場合(段階値が1の場合)に光色ボタン7が押下された場合は、段階値を減ずる動作は行わない。また同様に段階値が上限の場合(段階値が6の場合)に光色ボタン8が押下された場合も、段階値を増加する動作は行わない。
また、リモコン2においてリラックスボタン9が押された場合、この情報をリモコン信号受信回路6より受信した制御部44は、現在保存されている段階値によらず、常に予め設定された段階値に基づき光色を変更する。例えば本機能が暖色系の光色をプリセットすることを目的としている場合、図5における段階値として6を予め設定しておくことで、ボタン一つで光色を電球色に変更する機能とすることができる。
次に、本発明の特徴である周辺色入力部を有する照明装置について、図6を用いて説明する。
図6は図4の照明装置1に対し、周辺色入力部50と周辺色入力機器51を追加している。
周辺色入力部50は周辺色入力機器51より受信した周辺色情報を制御部44に渡す。本実施例では一例として周辺色のR値を周辺色入力機器51により入力されたものとする。周辺色情報を受け取った制御部は、図7のテーブルを参照し、補正値を取得する。この補正値は前述のリラックスボタン9を押した際、プリセットされた段階値を減ずる値として使用する。
例えば前述の例(リラックスボタン9に段階値として6が予め設定されている例)において、周辺色としてR値150が入力されたとすると、補正値は3となり、リラックスボタン9を押した際の段階値は3となる。
これにより、補正後の橙色LEDの出力は100%から40%に減少することとなり、周辺色を入力することで、リラックスボタン9を押した時の光色を出荷時の設定よりも、より白色の光で点灯するようにすることができる。
周辺色入力部50は例えば顧客のスマートフォンを活用する構成としてもよい。スマートフォン搭載のカメラを使用して壁を撮影し、撮影画像情報を解析した結果を周辺色入力部に与えることで、より簡便な機能を提供することができる。
また本例では、周辺色入力部50にR値を入力することとしたが、壁の色味を表す色相情報を入力することとしてもよい。
また、周辺色入力機器51をリモコン2と共用させる構成を取っても良い。同様に周辺色入力部50をリモコン信号受信回路6と共用させる構成を取っても良い。
1 照明装置
2 リモコン
3 透光カバー
4 透光用樹脂カバー
5 光源基板
6 リモコン信号受信回路
7,8 光色ボタン
9 リラックスボタン
41 電源
42 電源回路
44 制御部
45,46 点灯回路
47,48 LEDモジュール
49 記憶部
50 周辺色入力部
51 周辺色入力機器
2 リモコン
3 透光カバー
4 透光用樹脂カバー
5 光源基板
6 リモコン信号受信回路
7,8 光色ボタン
9 リラックスボタン
41 電源
42 電源回路
44 制御部
45,46 点灯回路
47,48 LEDモジュール
49 記憶部
50 周辺色入力部
51 周辺色入力機器
Claims (3)
- 色温度の異なる2つ以上の光源と、これら光源それぞれの発光量を予め定めた値とするプリセット機能を有する照明装置において、
前記照明装置が設置される空間の壁色に基づいた情報を入力する周辺色入力手段と、前記周辺色入力手段により入力された情報に基づき、前記プリセット機能を動作する際の前記2つ以上の光源の発光量を変更する手段を有することを特徴とする照明装置。 - 前記周辺色入力手段に入力する情報は、前記空間の壁を撮影したデジタル画像データより生成されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記周辺色入力手段は、製品付属のリモコンからの入力であることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019089474A JP2020187832A (ja) | 2019-05-10 | 2019-05-10 | Led照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019089474A JP2020187832A (ja) | 2019-05-10 | 2019-05-10 | Led照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020187832A true JP2020187832A (ja) | 2020-11-19 |
Family
ID=73222958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019089474A Pending JP2020187832A (ja) | 2019-05-10 | 2019-05-10 | Led照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020187832A (ja) |
-
2019
- 2019-05-10 JP JP2019089474A patent/JP2020187832A/ja active Pending
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Legal Events
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