JP2020187717A - 感情伝達装置、感情伝達システム及び感情伝達方法 - Google Patents

感情伝達装置、感情伝達システム及び感情伝達方法 Download PDF

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Abstract

【課題】感情信号として送信される情報に含まれる感情の種類を認識でき、コミュニケーションの充足感を得ることができる構成を提供する。【解決手段】感情伝達装置30Aは、光を出す表示部61A〜67Aと、自身の外部から操作を受ける操作部73A,91Aと、信号の送信を行う通信部53Aと、操作部73A,91Aの操作内容に応じて、表示部61A〜67Aから出る光の色を操作内容に応じた態様に変える制御部51Aと、を備えている。通信部53Aは、感情の種類を特定する情報を含み制御部51Aによって変えられた表示部61A〜67Aの態様に対応する感情信号を送信する。【選択図】図4

Description

本発明は、感情伝達装置、感情伝達システム及び感情伝達方法に関するものである。
特許文献1には、一方のコミュニケーション装置で行われた操作者の動作を、他方のコミュニケーション装置に伝達するコミュニケーションシステムが開示されている。一方のコミュニケーション装置は、操作者の動作を動作検出手段に入力し、動作検出手段ではこの入力から動作信号を生成して感情生成手段へ送る。感情生成手段では、過去及び現在の動作信号に基づいた感情信号を生成し、この感情信号を送信手段によって伝送信号に変換し、ネットワーク経由で他方のコミュニケーション装置へ送る。他方のコミュニケーション装置は、伝送信号を受信手段で受信し、感情信号に再変換する。そして、他方のコミュニケーション装置は、情報出力手段によって、感情生成手段と受信手段が出力した感情信号に基づいて、情報を出力する。
特開2007−136037号公報
特許文献1のコミュニケーションシステムでは、一方のコミュニケーション装置は、自身に対する音声入力や接触等により動作入力がなされると、感情生成モジュールのプログラムを用いて感情信号に変換し、他方のコミュニケーション装置に送信する。このような構成では、動作入力に応じて感情信号が自動的に生成されて送信されるため、操作者の動作入力に基づく感情を表現することがなく、操作者が送信される感情信号の種類を認識することができない。そのため、各コミュニケーション装置では、他方から一方的に送信される感情信号に応じた表現がなされるのみであり、直接的な感情のやり取りが表現されることがなく、コミュニケーションの充足感が得られ難い。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、感情信号として送信される情報に含まれる感情の種類を認識でき、コミュニケーションの充足感を得ることができる感情伝達装置、感情伝達システム及び感情伝達方法を提供することを目的とする。
本発明の一つの解決手段である感情伝達装置は、
光を出す表示部と、
自身の外部から操作を受ける操作部と、
少なくとも信号の送信を行う通信部と、
前記操作部の操作内容に応じて、前記表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記操作内容に応じた態様に変える制御部と、
を備える感情伝達装置であって、
前記通信部は、感情の種類を特定する情報を含み前記制御部によって変えられた前記表示部の態様に対応する感情信号を送信する。
上記感情伝達装置では、操作部を操作することによって、表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を変えることができる。そして、感情信号が表示部の態様に対応するため、光の色または光量を見ることで、通信部によって送信される感情信号を認識することができる。そのため、感情信号として送信される情報に含まれる感情の種類を認識でき、コミュニケーションの充足感を得ることができる。
本発明の一つの解決手段である感情伝達システムは、
感情の種類を特定する情報を含む感情信号である第1感情信号を送信する第2感情伝達装置と、前記第2感情伝達装置から前記第1感情信号を受信する1又は複数の第1感情伝達装置と、を含み、
前記第1感情伝達装置は、
光を出す第1表示部と、
自身に近接する操作又は押す操作がなされたことを検知する検知部を具備する第1操作部と、
前記第2感情伝達装置から送信された前記第1感情信号を受信する第1通信部と、
前記第1通信部によって前記第1感情信号が受信された場合に、前記第1表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記第1感情信号に応じた態様に変える第1の表示を行わせ、前記第1表示部によって前記第1の表示が行われた後、前記検知部が前記近接する操作又は前記押す操作を検知したことに応じて前記第1表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記近接する操作又は前記押す操作に応じた態様に変える第2の表示を行わせる第1制御部と、
を備え、
前記第1通信部は、前記第2の表示の態様に対応する前記感情信号である第2感情信号を、前記第1感情信号の送信元である他の装置に対し送信し、
前記第2感情伝達装置は、
光を出す第2表示部と、
自身の外部から押す操作を受ける第2操作部と、
前記第2操作部に対して前記押す操作がなされた場合、予め定められた複数の感情の種類において感情の種類毎に押す時間又は押す回数の少なくとも一方を定めた選択方式に従い、前記押す操作で押された時間又は押された回数に対応して光の色および光量の少なくとも一方を前記第2表示部に変えさせる第2制御部と、
前記第2表示部の態様に対応する前記第1感情信号を送信する第2通信部と、
を備える。
上記感情伝達システムでは、第1感情伝達装置は、第1通信部によって受信された第2感情伝達装置からの第1感情信号に応じて、第1表示部に態様を変えさせる第1の表示を行わせる。そのため、他の装置において特定された感情を認識することができる。そして、第1制御部は、第1表示部によって第1の表示が行われた後、第1操作部に対する操作(近接する操作又は押す操作)を検知したことに応じて、第1表示部に態様を変えさせる第2の表示を行わせる。そのため、第1感情伝達装置によって、第2感情伝達装置から受信する感情信号に応じた操作を行ったこと、すなわち、第2感情伝達装置から送られてくる感情を受け止めたことを認識することができる。そして、第2感情伝達装置から送られてくる感情を受け止めたことによる充足感を得ることができる。
また、第1感情伝達装置は、第2の表示の態様に対応する感情信号である第2感情信号を、第1感情信号の送信元である第2感情伝達装置に対し送信する構成である。そのため、第2感情信号を受信した第1感情伝達装置を介して、第1感情信号に応じた操作(第1感情信号が受信された後の操作部に対する近接する操作又は押す操作)が行われたことを認識させることができる。そのため、送信した感情が他の装置によって受け止めてもらえたという安らぎを生じさせることができる。
第2感情伝達装置は、第2操作部に対して、所望の感情の種類に対応する押す時間又は押す回数の少なくとも一方で操作を行うことにより、選択した感情の種類を特定する情報を含む感情信号を、第1感情伝達装置に送信することができる。そして、選択された感情に応じた表示(光の色および光量の少なくとも一方の変化)が第2表示部によって行われることで、普段は言葉にしづらい思いを吐き出すことができたという安らぎを得ることができる。また、第2表示部によって、選択された感情に応じた表示が行われるため、第2表示部による表示を参照しながら感情の選択を行うことができ、意図した感情を選択し易くなる。
本発明の一つの解決手段である感情伝達方法は、
感情の種類を特定する情報を含む感情信号であり他の装置から送信された第1感情信号を受信する通信部と、前記通信部によって受信された前記第1感情信号に応じた表示に用いられる表示部と、近接する操作又は押す操作がなされたことを検知する検知部を具備する操作部と、を備えた感情伝達装置を用い、感情を伝達する感情伝達方法であって、
前記通信部が前記第1感情信号を受け付ける工程と、
前記通信部が前記第1感情信号を受信した場合に、前記表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記第1感情信号に応じた態様に変える第1の表示を行わせる工程と、
前記表示部によって前記第1の表示が行われた後、前記検知部が前記近接する操作又は前記押す操作を受け付ける工程と、
前記表示部によって前記第1の表示が行われた後、前記検知部が前記近接する操作又は前記押す操作を検知した場合に、前記表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記近接する操作又は前記押す操作に応じた態様に変える第2の表示を行わせる工程と、
前記第2の表示の態様に対応する前記感情信号である第2感情信号を、前記第1感情信号の送信元である他の装置に対し送信する工程と、
を含む。
上記感情伝達方法では、通信部によって受信された他の装置からの第1感情信号に応じて、表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を第1感情信号に応じた態様に変える第1の表示を行わせる工程を含む。そのため、他の装置において特定された感情を認識することができる。そして、制御部は、表示部によって第1の表示が行われた後、操作部に対する操作(近接する操作又は押す操作)を検知したことに応じて、表示部に態様を変えさせる第2の表示を行わせる工程を含む。そのため、感情伝達装置によって、他の装置から受信する感情信号に応じた操作を行ったこと、すなわち、他の装置から送られてくる感情を受け止めたことを認識することができる。そして、他の装置から送られてくる感情を受け止めたことによる充足感を得ることができる。
また、感情伝達装置は、第2の表示の態様に対応する感情信号である第2感情信号を、第1感情信号の送信元である他の装置に対し送信する工程を含む。そのため、第2感情信号を受信した感情伝達装置を介して、第1感情信号に応じた操作(第1感情信号が受信された後の操作部に対する近接する操作又は押す操作)が行われたことを認識させることができる。そのため、送信した感情が他の装置によって受け止めてもらえたという安らぎを生じさせることができる。
上記感情伝達装置において、
前記操作部の操作内容を特定する操作特定部を備え、
前記制御部は、前記操作特定部によって特定された時間、範囲、圧力、および回数のうちの少なくともいずれか1つに基づき前記表示部から出る光の色、光量および光の範囲のうちの少なくともいずれか1つを前記操作内容に応じた態様に変えてもよい。
このように操作特定部を備えることによって、操作者が感情伝達装置の操作部をどのように操作したかを特定することができ、その特定された操作に応じて表示部の光の色、光量、および光る範囲等を決定することができる。これにより、操作者が感情を表現する際に、より細かい感情を表現することが可能となり、より一層の充足したコミュニケーションが可能である。
上記感情伝達装置において、
前記通信部は、他の装置から送信された前記感情信号である第1感情信号を受信し、
前記表示部は、前記通信部によって受信された前記第1感情信号に応じた表示に用いられる第1表示部を含み、
前記操作部は、自身に近接する操作又は押す操作がなされたことを検知する検知部を具備する第1操作部を含み、
前記制御部は、前記通信部によって前記第1感情信号が受信された場合に、前記第1表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記第1感情信号に応じた態様に変える第1の表示を行わせ、前記第1表示部によって前記第1の表示が行われた後、前記検知部が前記近接する操作又は前記押す操作を検知したことに応じて前記第1表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記近接する操作又は前記押す操作に応じた態様に変える第2の表示を行わせ、
前記通信部は、前記第2の表示の態様に対応する前記感情信号である第2感情信号を、前記第1感情信号の送信元である他の装置に対し送信してもよい。
このように、制御部は、通信部によって受信された他の装置からの第1感情信号に応じて、第1表示部に態様を変えさせる第1の表示を行わせる。そのため、他の装置において特定された感情を認識することができる。そして、制御部は、第1表示部によって第1の表示が行われた後、第1操作部に対する操作(近接する操作又は押す操作)を検知したことに応じて、表示部に態様を変えさせる第2の表示を行わせる。そのため、感情伝達装置によって、他の装置から受信する感情信号に応じた操作を行ったこと、すなわち、他の装置から送られてくる感情を受け止めたことを認識することができる。そして、他の装置から送られてくる感情を受け止めたことによる充足感を得ることができる。
また、感情伝達装置は、第2の表示の態様に対応する感情信号である第2感情信号を、第1感情信号の送信元である他の装置に対し送信する構成である。そのため、第2感情信号を受信した感情伝達装置を介して、第1感情信号に応じた操作(第1感情信号が受信された後の第1操作部に対する近接する操作又は押す操作)が行われたことを認識させることができる。そのため、送信した感情が他の装置によって受け止めてもらえたという安らぎを生じさせることができる。
上記感情伝達装置において、
前記第1操作部は、表面が外側に凸となるように湾曲した湾曲部を具備し、
前記検知部は、前記湾曲部を掌で覆う操作がなされたことを検知し、
前記第1表示部は、前記湾曲部の少なくとも一部に設けられていてもよい。
このように、検知部によって湾曲部を掌で覆う操作を検知することができるため、第1表示部が設けられる湾曲部を掌で包み込むようにすることで、他の装置から送られてくる感情に掌を添えるような感覚の操作を行うことができ、より一層の充足感を得ることができる。
上記感情伝達装置において、
前記湾曲部が、円環状であってもよい。
このように、湾曲部の周方向に沿ったいずれの箇所を押圧したとしても、湾曲した部分に触れることができ、湾曲部に対して掌を添えるような操作を行い易くなる。
上記感情伝達装置において、
前記第1感情信号を送信可能な複数の他の装置にそれぞれ対応する複数の前記第1表示部、及び複数の前記第1表示部にそれぞれ対応する複数の前記検知部を備え、
複数の前記第1表示部は、それぞれ前記湾曲部の異なる部位に設けられ、
複数の前記検知部は、それぞれ前記湾曲部の異なる部位を掌で覆う操作がなされたことを検知し、
前記制御部は、いずれかの前記他の装置からの前記第1感情信号を前記通信部によって受信された場合に、前記第1感情信号の送信元の前記他の装置に対応する前記第1表示部に前記第1の表示を行わせ、前記第1の表示が行われた後、前記第1の表示が行われた前記第1表示部に対応する前記検知部によって前記覆う操作が検知された場合に、前記第1の表示が行われた前記第1表示部に前記第2の表示を行わせ、
前記通信部は、前記制御部によって前記第2の表示が行われることに応じて、前記第1
感情信号の送信元である前記他の装置に対し前記第2感情信号を送信してもよい。
このように、制御部は、第1感情信号の送信元の他の装置に対応する第1表示部に第1感情信号に応じた第1の表示を行わせるため、第1の表示を複数の他の装置のそれぞれに対応するように区別して表示することができる。そして、制御部は、第1の表示が行われた第1表示部に対応する検知部によって湾曲部の所定部位を掌で覆う操作がなされた場合に、第1の表示が行われた第1表示部に第2の表示を行わせる。そのため、第2の表示が行われることで、複数の他の装置のうちの送信元である装置からの感情を受け止めたことを認識することができる。また、感情伝達装置は、第1感情信号の送信元である他の装置に対し第2感情信号を送信するため、第2感情信号を受信した感情伝達装置を介して、第1感情信号に応じた操作(第1感情信号が受信された後の操作部に対する近接する操作又は押す操作)が行われたことを認識させることができる。したがって、複数の他の装置との間で感情の受け渡しを行うことができる。
上記感情伝達装置において、
前記表示部は、光を出す第2表示部を含み、
前記操作部は、自身の外部から押す操作を受ける第2操作部を含み、
前記制御部は、前記第2操作部に対して前記押す操作がなされた場合、予め定められた複数の感情の種類において感情の種類毎に押す時間又は押す回数の少なくとも一方を定めた選択方式に従い、前記押す操作で押された時間又は押された回数に対応して光の色および光量の少なくとも一方を前記第2表示部に変えさせ、
前記通信部は、前記第2表示部の態様に対応する前記感情信号を送信してもよい。
このように、第2操作部に対して、所望の感情の種類に対応する押す時間又は押す回数の少なくとも一方で操作を行うことにより、選択した感情の種類を特定する情報を含む感情信号を、他の装置に送信することができる。そして、選択された感情に応じた表示(光の色および光量の少なくとも一方の変化)が第2表示部によって行われることで、普段は言葉にしづらい思いを吐き出すことができたという安らぎを得ることができる。また、第2表示部によって、選択された感情に応じた表示が行われるため、第2表示部による表示を参照しながら感情の選択を行うことができ、意図した感情を選択し易くなる。
上記感情伝達装置において、
前記通信部は、
他の装置から、前記感情信号に応じた操作が行われたことを特定する情報を含む第2感情信号を受信し、
前記第2感情信号を受信した後、前記第2操作部に対して前記押す操作がなされた場合に、前記他の装置に前記第2感情信号に応じた操作が行われたことを特定する情報を含む伝達信号を送信してもよい。
このように、感情伝達装置は、第2感情信号を受信した後、第2操作部に対して押す操作がなされた場合に、他の装置に第2感情信号に応じた操作が行われたことを特定する情報を含む伝達信号を送信するため、感情信号に応じた操作を行ってくれたことに対する感謝の気持ちを伝えることができる。
第1実施形態の感情伝達システムを概略的に説明する説明図である。 感情伝達装置を概略的に示す斜視図である。 感情伝達装置の一部破断斜視図である。 感情伝達装置の側断面図である。 感情伝達システムの電気的構成を例示するブロック図である。 感情伝達装置における各表示部の配置構成を説明する説明図である。 感情伝達システムの動作の概略を説明する説明図である。 感情伝達装置で行われる感情信号の送信処理の流れを例示するフローチャートである。 感情伝達装置で行われる感情信号の受信処理の流れを例示するフローチャートである。 操作部を押す時間と感情の種類との対応関係を説明する説明図である。 感情選択時における表示装置の光量及び光の色の制御方法を説明する説明図である。 感情選択時における感情伝達装置の表示状態を説明する説明図である。 感情選択時及び感情信号送信時における表示装置の光量及び光の色の制御方法を説明する説明図である。 感情信号を受信したときの、各感情伝達装置の表示状態を説明する説明図である。 感情信号を受信した感情伝達装置における表示装置の光量及び光の色の制御方法を説明する説明図である。 感情受容操作が行われたときの、各感情伝達装置における表示状態を説明する説明図である。 感情受容操作が行われた感情伝達装置における表示装置の光量及び光の色の制御方法を説明する説明図である。 受容信号の受信時における各感情伝達装置の表示状態を説明する説明図である。 (A)感情信号を送信し、かつ受容信号を受信した感情伝達装置における表示装置の光量及び光の色の制御方法を説明する説明図である。(B)感情信号を送信しておらず、かつ受容信号を受信した感情伝達装置における表示装置の光量及び光の色の制御方法を説明する説明図である。 応答操作が行われたときの、各感情伝達装置における表示状態を説明する説明図である。 応答操作が行われた感情伝達装置における表示装置の光量及び光の色の制御方法を説明する説明図である。 感謝信号を受信したときの、各感情伝達装置における表示状態を説明する説明図である。 (A)受容信号を送信し、かつ感謝信号を受信した感情伝達装置における表示装置の光量及び光の色の制御方法を説明する説明図である。(B)受容信号を送信しておらず、かつ感謝信号を受信した感情伝達装置における表示装置の光量及び光の色の制御方法を説明する説明図である。 第2実施形態の感情伝達システムの電気的構成を例示するブロック図である。 (A)第2実施形態の感情伝達装置において感情選択操作を行う前の表示状態を示す図である。(B)感情選択時における表示状態を示す図である。(C)感情信号を受信したときの表示状態を示す図である。 (A)第2実施形態の第1変形例に係る感情伝達装置において感情選択操作を行う前の表示状態を示す図である。(B)感情選択時における表示状態を示す図である。 (A)第2実施形態の第2変形例に係る感情伝達装置において感情選択操作を行う前の表示状態を示す図である。(B)感情選択時における表示状態を示す図である。 (A)第2実施形態の第3変形例に係る感情伝達装置において感情選択操作を行う前の表示状態を示す図である。(B)感情選択時における表示状態を示す図である。 他の実施形態に係る、操作部を押す回数と感情の種類との対応関係を説明する説明図である。
A.第1実施形態
A1.感情伝達システムの概略
図1に示す感情伝達システム10は、複数の感情伝達装置の間において、感情信号を伝達するシステムである。ここで、感情信号とは、例えば「楽しい」や「悲しい」などの感情の種類を特定する情報を含む信号である。感情信号は、「楽しい」や「悲しい」などの感情を表す文字列のデータであってもよく、数字や記号などのデータであってもよい。感情伝達システム10は、図1に示すように、クラウドサーバ20と、複数の装置グループ(図1では、3つの装置グループG1〜G3)と、を備えている。各装置グループは、複数の感情伝達装置によって構成されている。例えば、装置グループG1は、7つの感情伝達装置(以下、単に端末ともいう)30A〜30Gによって構成されている。端末30A〜30Gは、互いにクラウドサーバ20を用いたネットワークを介して通信を行う。端末30A〜30Gは、いずれも同一のハードウェア構成となっている。以下では、端末30Aについて説明し、端末30B〜30Gについての詳しい説明は省略する。
A2.感情伝達装置の形態
図2〜4に示す端末30Aは、例えばテーブルなどの上に載置された状態で使用される。端末30Aは、円盤状の形態である。端末30Aは、本体部40Aと、回路基板50A(図4参照)と、表示装置60A(図4参照)と、操作装置70Aと、を備えている。なお、図3では、回路基板50A、及び表示装置60Aを省略している。本体部40Aは、回路基板50A及び表示装置60Aを収容し、操作装置70Aが上側から組み付けられている。本体部40Aは、上側が開放された円形皿状である。本体部40Aの外縁は、下方に凸となるように湾曲している。本体部40Aは、操作装置70Aによって上側の開口部分が閉塞されている。
回路基板50Aは、後述する制御部51A、メモリ52A、及び表示装置60A(図4参照)などが実装されている。
操作装置70Aは、図2〜4に示すように、外側湾曲部71Aと、内側湾曲部72Aと、第2操作部73Aと、検知部81A(図5参照)と、検知部群88A(図5参照)と、を備えている。外側湾曲部71Aは、操作装置70Aの外縁部分を構成している。外側湾曲部71Aは、円環状であり、表面(上面)が外側に凸となるように湾曲している。外側湾曲部71Aと検知部群88Aとによって、第1操作部91Aが構成されている。内側湾曲部72Aは、外側湾曲部71Aの内側に配置されている。内側湾曲部72Aは、円環状であり、表面(上面)が内側に向かって下方に傾斜するように湾曲している。第2操作部73Aは、内側湾曲部72Aの内側に配置されている。第2操作部73Aは、表面(上面)が外側に凸となるように湾曲する操作ボタンである。第2操作部73Aは、自身の外部から押す操作を受ける。検知部81Aは、例えば公知の圧力センサによって構成されている。検知部81Aは、第2操作部73Aの下方に配置されている。検知部81Aは、第2操作部73Aが下方に押されたことを検知して、制御部51Aに検知信号を出力する。検知部群88Aは、検知部82A〜87Aから構成されている。検知部82A〜87A(図5参照)は、図4に示すように、外側湾曲部71Aと内側湾曲部72Aとの隙間から一部が露出するように、外側湾曲部71Aの内縁、及び内側湾曲部72Aの外縁に沿って等間隔に並んで配置されている(図4では検知部82A,85Aのみ図示)。検知部82A〜87Aは、例えば公知の近接センサによって構成されている。検知部82A〜87Aは、外側湾曲部71Aを掌で覆う操作がなされたことを検知する。例えば、掌の中心付近で外側湾曲部71Aを覆うとともに、掌の先端側が検知部82A〜87Aのいずれかを上側から覆うことで、外側湾曲部71Aを掌で覆う操作が検知部82A〜87Aによって検知される。検知部82A〜87Aは、外側湾曲部71Aを掌で覆う操作がなされたことを検知すると、制御部51Aに検知信号を出力する。具体的には、検知部82A〜87Aは、後述する表示部群68Aにおける表示位置(外側湾曲部71A)に対して近接する操作がなされたことを検知する。
表示装置60Aは、図5に示すように、表示部(第2表示部)61Aと、表示部群68Aと、を備えている。表示部群68Aは、表示部62A〜67Aを備えている。表示部61Aは、「第2表示部」に相当し、表示部62A〜67Aは、「第1表示部」に相当する。表示部61A〜67Aは、LEDとして構成されている。表示部61A〜67Aは、照射光の色が異なる複数のLEDによって構成されていてもよく、複数の色に対する各発光量を変化させるマルチカラーLEDによって構成されていてもよい。表示部61A〜67Aは、本体部40A内において、外側湾曲部71A側に設けられている。具体的には、表示部61A〜67Aは、外側湾曲部71Aの下方に配置されている。なお、図4は、表示部61A,62A,65Aが、外側湾曲部71Aの下方に配置されている様子が図示されている。表示部61Aは、例えば複数のLEDによって構成され、これら複数のLEDが外側湾曲部71Aの内縁の下方において周状に配置されるように構成されている。表示部61Aは、図6に示すように、外側湾曲部71Aの内縁部分から外部に光を出す表示を行う。例えば、外側湾曲部71Aが透過性部材によって形成され、端末30Aの内側から外側に光を透過させる構成となっている。表示部62A〜67Aは、表示部61Aの外側において、周方向に沿って等間隔に配置されている。具体的には、表示部62A〜67Aは、検知部82A〜87Aのそれぞれに対して、表示部61Aを介して隣接するように配置されている。表示部62A〜67Aは、図6に示すように、外側湾曲部71Aにおいて、表示部61Aよりも外側から外部に光を出す表示を行う。
A3.感情伝達装置の電気的構成
端末30Aは、図5に示すように、制御部51Aと、メモリ52Aと、通信部53Aと、表示装置60Aと、操作装置70Aと、を備えている。端末30Bの電気的構成は端末30Aと同じであるため、以下、端末30Bの構成は、端末30Aの構成に対して符号のAをBに代えて説明する。
制御部51Aは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びI/O(Input/Output)を有するマイクロコンピュータにより構成され、端末30A全体を制御する情報処理装置として機能する。制御部51Aは、メモリ52A、通信部53A、表示装置60A、及び操作装置70A等が接続されている。制御部51Aは、通信部53Aなどと協働して通信を行う機能を有する。制御部51Aは、表示装置60A、及び操作装置70A等を動作させるための制御信号を出力する。制御部51Aは、第2操作部73A又は第1操作部91Aの操作内容に応じて、表示装置60Aから出る光の色を操作内容に応じた態様に変えるように機能する。制御部51Aは、本発明の「操作特定部」の一例に相当し、第2操作部73A又は第1操作部91Aの操作内容を特定するように機能する。すなわち、制御部51Aは、第2操作部73A又は第1操作部91Aの操作内容が、予めメモリ52A等に記憶された操作内容であるか否か判断可能になっている。メモリ52Aは、公知のメモリであり、ROM,RAM、不揮発性メモリなどから構成されている。通信部53Aは、通信回路やアンテナを備えており、例えば、WiFi規格などの公知の無線通信規格で定められた通信方式に従ってWiFi通信装置(図示略)と無線通信を行い、WiFi通信装置を介してクラウドサーバ20と通信可能になっている。通信部53Aは、感情の種類を特定する情報を含み制御部51Aによって変えられた表示装置60Aの表示態様に対応する感情信号を送信するように機能する。
端末30Aは、例えば、図示しないバッテリが電源として内部に設けられており、バッテリから制御部51Aや各種電気部品に電力が供給される。
表示装置60Aは、図5に示すように、制御部51Aに接続される表示部61A〜67Aを備えている。表示部61A〜67Aは、制御部51Aによる制御に応じて照射光の色を変更するようになっている。操作装置70Aは、制御部51Aに接続される検知部81A〜87Aを備えている。
A4.感情伝達システムの動作の概略
感情伝達システム10は、図7に示すように、クラウドサーバ20を介して、種々の情報伝達を行う。以下では、端末30Aから端末30Bに対して感情信号が送信される場合について説明する。なお、端末30Aは、端末30B〜30Gに対しても同様の信号のやり取りを行う。
まず、端末30Aでは、第2操作部73Aが操作されることで、感情の種類が選択される。例えば、端末30Aは、第2操作部73Aが押される時間に応じて、表示部62Aから照射される光の色が変化する。表示部62Aから照射される光の色は、感情の種類に対応している。例えば、緑色は「楽しい」、黄色は「寂しい」、橙色は「疲れた」、赤色は「悲しい」に対応している。端末30Aは、第2操作部73Aが押される操作が解除され、そのときに表示部62Aから照射される光の色に応じて感情の種類が決定される。端末30Aは、選択された感情の種類を特定する感情信号(第1感情信号)を、通信部53Aを介して端末30Bに送信する。
端末30Bは、感情信号を受信すると、表示部62Bから橙色(「疲れた」という感情を示す色)の光を照射する(第1の表示)。なお、表示部62Bは、端末30Aに対応している。端末30Bは、検知部82Bによって手などが近接する操作がなされたことを検知すると、表示部62Bからの照射光の色を青色に変化させる(第2の表示)。これにより、端末30Bの操作者は、端末30Aの操作者の感情を受け止めることができる。続いて、端末30Bは、感情信号に応じた操作が行われたことを示す情報を含む受容信号(第2感情信号)を送信する。
端末30Aは、受容信号を受信すると、表示部61Aからの照射光の色を青色に変化させる。続いて、端末30Aは、第2操作部73Aが操作されることで、表示部61Aからの光の照射を停止させる。これにより、端末30Aの操作者は、端末30Bの操作者が感情を受け止めたことを認識することができる。続いて、端末30Aは、受容信号に応じた操作(応答操作)が行われたことを示す情報を含む感謝信号(伝達信号)を、通信部53Aを介して端末30Bに送信する。これにより、端末30Aの操作者は、端末30Bの操作者に感謝の気持ちを伝えることができる。
端末30Bは、感謝信号を受信すると、表示部62Bからの光の照射を停止させる。これにより、端末30Bの操作者は、端末30Aの操作者から感謝の気持ちを受け取ることができる。なお、表示部62Bからの光の照射を停止させるのに代えて、表示部62Bからの光を点滅させ、その後停止してもよい。
A5.感情信号の送信処理
端末30A〜30Gで行われる感情信号の送信処理について、図8で示すフローチャートを参照しつつ説明する。端末30A〜30Gは、例えば、バッテリから制御部51Aや各種電気部品に電力が供給されている電源オン時に、図8で示す制御を繰り返し実行する。以下では、端末30Aで感情信号の送信処理が行われる場合を説明する。このとき、端末30Aが本発明の「第2感情伝達装置」に相当し、端末30B〜30Gが「第1感情伝達装置」に相当する。また、表示部61Aが「第2表示部」に相当し、表示部62B〜67Bが「第1表示部」に相当する。また、制御部51Aが「第2制御部」に相当し、制御部51Bが「第1制御部」に相当する。また、通信部53Aが「第2通信部」に相当し、通信部53Bが「第1通信部」に相当する。
制御部51Aは、まず、感情選択操作を検出する(ステップS101)。ここで、メモリ52Aには、予め、複数の感情の種類において種類毎に操作方法を定めた選択方式が記憶されている。選択方式として、複数の感情の種類において種類毎に第2操作部73Aを押す時間が定められている。感情選択操作は、第2操作部73Aを所定時間押す操作である。例えば、第2操作部73Aを押す時間に応じて、「楽しい」、「寂しい」、「疲れた」、「悲しい」のいずれかの感情が選択される。メモリ52Aには、図10に示すように、第2操作部73Aを押す時間と感情の種類が対応付けられて記憶されている。具体的には、第2操作部73Aを押す時間が1秒以上4秒未満であれば、「楽しい」が選択される。第2操作部73Aを押す時間が4秒以上6秒未満であれば、「寂しい」が選択される。第2操作部73Aを押す時間が6秒以上8秒未満であれば、「疲れた」が選択される。第2操作部73Aを押す時間が8秒以上11秒未満であれば、「悲しい」が選択される。第2操作部73Aを押す時間が11秒以上では、1秒以上11秒未満の選択パターンと同様の選択パターンが繰り返される。
また、S101では、制御部51Aは、選択された操作方法に対応する感情の種類に応じた表示を、表示部61Aに行わせる。例えば、図10に示すように、第2操作部73Aを押す時間が1秒以上4秒未満であれば、表示部61Aから「緑色」の光が照射される。第2操作部73Aを押す時間が4秒以上6秒未満であれば、表示部61Aから「黄色」の光が照射される。第2操作部73Aを押す時間が6秒以上8秒未満であれば、図11に示すように、表示部61Aから「橙色」の光が照射される。第2操作部73Aを押す時間が8秒以上11秒未満であれば、表示部61Aから「赤色」の光が照射される。第2操作部73Aを押す時間が11秒以上では、1秒以上11秒未満の表示パターンと同様の表示パターンで光の照射が繰り返される。このように、操作者は、表示部61Aから照射される照射光の色を参照しながら感情の選択を行うことができ、意図した感情を選択し易くなる。
S101で、第2操作部73Aを押す操作が解除されると、図12に示すように、選択した感情に対応する色(操作解除時の色)で、表示部61Aからの照射が所定時間(例えば15秒)明滅して停止する。表示部61Aが15秒明滅することで、感情信号の送信が行われる。表示部61Aが15秒明滅している間に第2操作部73Aを押す操作が行われると、感情信号の送信がキャンセルされる。
S101に続いて、制御部51Aは、感情信号を送信する(S102)。すなわち、端末30Aは、選択された操作方法に対応する感情の種類(S101で選択された感情の種類)を特定する情報を含む感情信号を、通信部53Aを介して送信する。例えば、制御部51Aは、S101で「疲れた」という感情の種類を選択した場合、「疲れた」という感情を特定する情報を含む感情信号を通信部53Aに送信させる。このように、端末30Aの操作者は、選択された感情を特定する情報を含む感情信号が送信されることで、普段は言葉にしづらい思いを吐き出すことができたという安らぎを得ることができる。
S102に続いて、制御部51Aは、受容信号を受信したか否か判断する(S103)。制御部51Aは、受容信号を受信していないと判断する場合(S103でNo)、受容信号を受信したと判断するまでS103の処理を繰り返し行う。一方で、制御部51Aは、受容信号を受信したと判断する場合(S103でYes)、受容信号に応じた表示を行う(S104)。ここで、「受容信号に応じた表示」とは、受容信号の受信に応じた表示であり、感情信号の受信に応じた表示とは異なる態様の表示である。すなわち、18に示すように、表示部61Aが青色の照射光で所定回数(例えば2回)点滅してから点灯し続ける。これにより、端末30Aの操作者は、自身の感情が端末30B〜30Gのいずれかの操作者によって受け止めてもらえたという安らぎを得られる。
S104に続いて、制御部51Aは、応答操作を検出したか否か判断する(S105)。応答操作とは、受容信号を受信した場合に、第2操作部73Aを押す操作(例えば、所定時間押す操作)である。制御部51Aは、応答操作を検出していないと判断する場合(S105でNo)、受容信号を受信したと判断するまでS105の処理を繰り返し行う。一方で、制御部51Aは、応答操作を検出したと判断する場合(S105でYes)、図20,21に示すように、受容信号に応じた表示を停止する(S106)。S106に続いて、制御部51Aは、感謝信号を送信する(S107)。感謝信号とは、受容信号が受信された場合に、応答操作をすることで生成される信号である。これにより、端末30Aの操作者は、端末30B〜30Gのいずれかによって後述する受容操作が行われたことに対する感謝の気持ちを伝えることができる。制御部51Aは、S107の処理を行うと、図8の感情信号の送信処理を終了する。
A6.感情信号の受信処理
端末30A〜30Gで行われる感情信号の受信処理について、図9で示すフローチャートを参照しつつ説明する。端末30A〜30Gは、例えば、バッテリから制御部(図5の制御部51A参照)や各種電気部品に電力が供給されている時に、図9で示す制御を実行する。以下では、端末30Bで感情信号の受信処理が行われる場合を説明する。
制御部51Bは、まず、通信部53Bを介して感情信号を受信したか否か判断する(S201)。例えば、制御部51Bは、端末30Aから「疲れた」という感情を特定する情報を含む感情信号を受信したか否か判断する。制御部51Bは、感情信号を受信していないと判断する場合(S201でNo)、感情信号を受信したと判断するまでS201の処理を繰り返す。一方で、制御部51Bは、感情信号を受信したと判断する場合(S201でYes)、表示部62Bによって感情信号に応じた表示(第1の表示)を行う(S202)。ここで、端末30Bでは、表示部62Bに端末30Aが対応付けられている。また、例えば、端末30Bでは、表示部63B〜67Bにそれぞれ端末30C〜30Gが対応付けられている。また、「感情信号に応じた表示」とは、感情信号が含む感情の種類を特定する情報に対応した表示態様で表示を行うことである。例えば、感情信号によって特定される感情が、「楽しい」、「寂しい」、「疲れた」、「悲しい」である場合に対して、それぞれ緑色、黄色、橙色、赤色の光を照射する。そのため、制御部51Bは、図12,13に示すように、表示部62Bから橙色の照射光を照射させる。これにより、端末30Bの外側湾曲部から外部に橙色の光が出る。なお、端末30C〜30Gでも、同様に、端末30Aに対応付けられている表示部から橙色の照射光を照射する。
S202に続いて、制御部51Bは、他の端末30C〜30Gから受容信号を受信したか否か判断する(S203)。制御部51Bは、他の端末30C〜30Gのいずれかから受容信号を受信したと判断する場合(S203でYes)、受容信号に応じた表示を行う(S204)。なお、端末30Bの制御ではないが、図18,19(B)には、端末30Cが受容信号に応じた表示を行う状態が示されている。例えば、端末30Cは、図18,19(B)に示すように、表示部62Cによる橙色の光の照射が停止され、青色の光の照射が行われる。これにより、端末30Cを介して、端末30C以外の他の端末30B,30D〜30Gのいずれかによって受容操作が行われたことを認識することができる。S204に続いて、制御部51Bは、感謝信号を受信したか否か判断する(S210)。制御部51Bは、感謝信号を受信したと判断する場合(S210でYes)、表示部62Bによる表示の制御を行う(S211)。なお、端末30Bの制御ではないが、図22,23(B)には、端末30CがS211の表示を行う状態が示されている。端末30Cでは、図22,23(B)に示すように、例えば、表示部62Cが青色の光の照射を停止する。制御部51Bは、S211の処理を行うと、図9の感情信号の受信処理を終了する。一方で、制御部51Bは、感謝信号を受信していないと判断する場合(S210でNo)、感謝信号を受信したと判断するまでS210の処理を繰り返し行う。
一方で、制御部51Bは、他の端末30C〜30Gのいずれかから受容信号を受信していないと判断する場合(S203でNo)、受容操作を検出したか否か判断する(S205)。ここで、受容操作とは、表示部62Bによる感情信号に応じた表示が行われた後、外側湾曲部(図4の外側湾曲部71A参照)を掌で覆う操作である。ここで、表示部62B〜67Bには、検知部82B〜87Bがそれぞれ対応付けられている。したがって、制御部51Bは、表示部62Bに対応する検知部82Bによって受容操作が検出されたか否か判断する。制御部51Bは、受容操作を検出していないと判断する場合(S205でNo)、再びS203の処理を行う。
制御部51Bは、受容操作を検出したと判断する場合(S205でYes)、受容操作に応じた表示(第2の表示)を行う(S206)。すなわち、図16,17に示すように、表示部62Bによる橙色の光の照射が停止され、青色の光の照射が行われる。これにより、端末30Aから送られてくる感情を受け止めたことを認識することができる。そして、端末30Aから送られてくる感情を受け止めたことによる充足感を得ることができる。S206に続いて、制御部51Bは、受容信号を送信する(S207)。受容信号は、感情信号に応じた操作が行われたことを示す情報を含む信号である。
S207に続いて、制御部51Bは、感謝信号を受信したか否か判断する(S208)。制御部51Bは、感謝信号を受信していないと判断する場合(S208でNo)、感謝信号を受信したと判断するまでS208の処理を繰り返し行う。一方で、制御部51Bは、感謝信号を受信したと判断する場合(S208でYes)、表示部62Bによる表示の制御を行う(S209)。例えば、図22,23に示すように、表示部62Bは、青色の照射光で5回点滅してから、光の照射を停止する。これにより、感謝の気持ちを受け取ったことを認識することができ、充足感を得ることができる。制御部51Bは、S209の処理を行うと、図9の感情信号の受信処理を終了する。
A7.効果
以下では、感情伝達装置30Aについて効果を説明するが、感情伝達装置30B〜30Gについても同様の効果が生じる。
本実施形態の感情伝達装置30Aでは、操作部73A,91Aを操作することによって、表示部61A〜67Aから出る光の色を変えることができる。そして、感情信号が表示部61Aの態様に対応し、受容信号が表示部62A〜67Aの態様に対応するため、光の色を見ることで、通信部53Aによって送信される感情信号及び受容信号を認識することができる。そのため、感情信号及び受容信号として送信される情報に含まれる感情の種類を認識でき、コミュニケーションの充足感を得ることができる。
感情伝達装置30Aでは、制御部51Aが、通信部53Aによって受信された他の装置からの感情信号に応じて、表示部62A〜67Aに態様を変えさせる第1の表示を行わせる。そのため、他の装置において特定された感情を認識することができる。そして、制御部51Aは、表示部62A〜67Aによって第1の表示が行われた後、第1操作部91Aに対する近接する操作を検知したことに応じて、表示部62A〜67Aに態様を変えさせる第2の表示を行わせる。そのため、感情伝達装置30Aによって、他の装置から受信する感情信号に応じた操作を行ったこと、すなわち、他の装置から送られてくる感情を受け止めたことを認識することができる。そして、他の装置から送られてくる感情を受け止めたことによる充足感を得ることができる。
また、感情伝達装置30Aは、第2の表示の態様に対応する感情信号である受容信号を、感情信号の送信元である他の装置に対し送信する構成である。そのため、受容信号を受信した感情伝達装置を介して、感情信号に応じた操作(感情信号が受信された後の第1操作部91Aに対する近接する操作)が行われたことを認識させることができる。そのため、送信した感情が他の装置によって受け止めてもらえたという安らぎを生じさせることができる。
感情伝達装置30Aでは、検知部82A〜87Aによって外側湾曲部71Aを掌で覆う操作を検知することができるため、表示部62A〜67Aが設けられる外側湾曲部71Aを掌で包み込むようにすることで、他の装置から送られてくる感情に掌を添えるような感覚の操作を行うことができ、より一層の充足感を得ることができる。
感情伝達装置30Aでは、外側湾曲部71Aの周方向に沿ったいずれの箇所を押圧したとしても、湾曲した部分に触れることができ、外側湾曲部71Aに対して掌を添えるような操作を行い易くなる。
感情伝達装置30Aでは、制御部51Aは、感情信号の送信元の他の装置に対応する表示部62A〜67Aに感情信号に応じた第1の表示を行わせるため、第1の表示を複数の他の装置のそれぞれに対応するように区別して表示することができる。そして、制御部51Aは、第1の表示が行われた表示部62A〜67Aに対応する検知部82A〜87Aによって外側湾曲部71Aの所定部位を掌で覆う操作がなされた場合に、第1の表示が行われた表示部62A〜67Aに第2の表示を行わせる。そのため、第2の表示が行われることで、複数の他の装置のうちの送信元である装置からの感情を受け止めたことを認識することができる。また、感情伝達装置30Aは、感情信号の送信元である他の装置に対し第2感情信号を送信するため、第2感情信号を受信した感情伝達装置を介して、感情信号に応じた操作(感情信号が受信された後の操作部に対する近接する操作)が行われたことを認識させることができる。したがって、複数の他の装置との間で感情の受け渡しを行うことができる。
感情伝達装置30Aでは、第2操作部73Aに対して、所望の感情の種類に対応する押す時間で操作を行うことにより、選択した感情の種類を特定する情報を含む感情信号を、他の装置に送信することができる。そして、選択された感情に応じた表示(光の色)が表示部61Aによって行われることで、普段は言葉にしづらい思いを吐き出すことができたという安らぎを得ることができる。また、表示部61Aによって、選択された感情に応じた表示が行われるため、表示部61Aによる表示を参照しながら感情の選択を行うことができ、意図した感情を選択し易くなる。
感情伝達装置30Aでは、受容信号を受信した後、第2操作部73Aに対して押す操作がなされた場合に、他の装置に受容信号に応じた操作が行われたことを特定する情報を含む感謝信号を送信するため、感情信号に応じた操作を行ってくれたことに対する感謝の気持ちを伝えることができる。
B.第2実施形態
B1.感情伝達システムの概略
図24に示す第2実施形態の感情伝達システム110は、第1実施形態の感情伝達システム10に対して、感情伝達装置の構成が異なっている。図24に示す感情伝達システム110は、スマートフォンやタブレット端末などの携帯型情報処理端末として構成される複数の感情伝達装置の間において、感情信号を伝達するシステムである。第2実施形態の感情伝達システム110は、第1実施形態の感情伝達システム10と同様の処理によって感情信号のやり取りを行う。
B2.感情伝達装置の形態
感情伝達システム110は、図24に示すように、クラウドサーバ20と、装置グループ(図24では、1つの装置グループのみ示す)と、を備えている。図24に示すように、1つの装置グループは、7つの感情伝達装置(以下、単に端末ともいう)130A〜130Gによって構成されている。端末130A〜130Gは、互いにクラウドサーバ20を用いたネットワークを介して通信を行う。端末130A〜130Gは、いずれも同一のハードウェア構成となっている。以下では、端末130Aについて説明し、端末130B〜130Gについての詳しい説明は省略する。
図24に示すように、端末130Aは、制御部151Aと、メモリ152Aと、通信部153Aと、表示部160Aと、操作部170Aと、を備えている。端末130Aは、スマートフォンやタブレット端末などの携帯型情報処理端末(図25では、スマートフォンの例を図示)として構成されている。制御部151A、メモリ152A、および通信部153Aは、第1実施形態の端末30Aの制御部51A、メモリ52A、および通信部53Aと同様の構成である。端末130Aには、例えば、感情伝達システム110の制御に関するアプリケーションプログラムがインストールされており、第1実施形態の感情信号の送受信処理(図8、図9)と同様の処理を実行し得る。
表示部160Aは、例えば公知のタッチパネル式表示装置の一部をなす表示部であり、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなどの公知の画像表示装置として構成されている。操作部170Aは、例えば、表示部160Aの前方を覆うように配置されるとともに、表示部160Aの画像を外部から視認可能に形成された公知のタッチパネル(タッチセンサ)として構成される。なお、表示部160Aは、操作者が視認し得る状態で画像を表示し得る構成であればよい。操作部170Aは、操作者の操作によって情報を入力し得る構成であればよく、タッチパネル以外の入力インタフェース(ボタン等)を備えていてもよい。
端末130Aは、アプリケーションが起動されると、図25(A)に示すように、第1実施形態における端末30Aのイメージ(モデル)を仮想的に表現する仮想装置画像V130が表示部160Aに描画される。仮想装置画像V130は、第1実施形態における検知部82A〜87Aのイメージ(モデル)を仮想的に表現する仮想検知部V182〜V187、および第1実施形態における第2操作部73Aのイメージ(モデル)を仮想的に表現する仮想第2操作部V173によって構成されている。仮想検知部V182〜V187、仮想第2操作部V173は、正六角形の図形として表示される。また、仮想検知部V182〜V187は、仮想第2操作部V173の外周を囲むように表示される。仮想検知部V182〜V187が描画される領域は、表示部62A〜67Aのイメージ(モデル)を仮想的に表現する仮想表示部V162〜V167が描画される領域でもある。操作者が表示部160Aにおける仮想検知部V182〜V187の位置に触れること(タッチ操作)は、それぞれ第1実施形態の検知部82A〜87Aを押圧操作したことに相当する。また、仮想第2操作部V173は、表示部61Aのイメージ(モデル)を仮想的に表現する仮想表示部V161が描画される領域でもある。操作者が表示部160Aにおける仮想第2操作部V173の表示領域に触れること(タッチ操作すること)は、第1実施形態の検知部81Aを押圧操作したことに相当する。そして、仮想表示部V162〜V167の表示の変化(色の変化)は、第1実施形態の表示部62A〜67Aの発光態様の変化に相当する。
端末130Aは、その構成上、基本的には画面(ディスプレイ)は平面で構成されるため、操作者が掌で覆う操作を検知する構成を実現することが困難である。そこで、第2実施形態のように、端末130Aが携帯型情報処理端末で構成される際は、表示部160Aの所定領域(操作部170Aが操作される操作対象領域)へのタッチ操作に引き続いて、更に同領域を押し込む操作がなされた時に、当該押し込む操作として認識するように制御部151Aのプログラムを構成してもよい。或いは、操作対象領域を複数本の指でタッチする操作を、上記押し込む操作として認識するように制御部151Aのプログラムを構成してもよい。なお、押し込む操作の検知に関しては、端末130Aが感圧センサを備えるものである場合は、当該感圧センサによる検知を行うものとしてもよい。或いは、端末130Aが感圧センサを有しないものである場合は、タッチセンサによりタッチされた領域(表示部160Aにおける操作部170Aが操作される操作対象領域)が経時的に広がる操作がなされたこと(即ち、画面(ディスプレイ)と操作者の指の接触面積が増大する操作を意味する)に基づいて押し込み操作がなされたものとしてもよい。
B3.感情信号の送受信処理
感情伝達システム110は、クラウドサーバ20を介して種々の情報伝達を行う際の動作として、図7と同様の流れで感情信号のやり取りを行う。例えば、端末130Aから端末130Bに対する感情信号の送信処理は、上記第1実施形態と同様の流れ(図7参照)で行われる。具体的には、感情信号の送信処理は、端末130Aで図8と同様の処理が行われる。このとき、端末130Aが本発明の「第2感情伝達装置」に相当し、端末130B〜130Gが「第1感情伝達装置」に相当する。また、表示部160Aが「第1表示部」、「第2表示部」に相当する。また、操作部170Aが「第1操作部」、「第2操作部」に相当する。また、制御部151Aが「第2制御部」に相当し、制御部151Bが「第1制御部」に相当する。また、通信部153Aが「第2通信部」に相当し、通信部153Bが「第1通信部」に相当する。また、感情信号の受信処理は、端末130Bで図9と同様の処理が行われる。
例えば、端末130Aは、感情選択操作が検出されるまで、図25(A)に示すように、仮想表示部V161〜V167は、バックグラウンドと同じ色になっている。そして、端末130Aは、感情選択操作が行われることで(仮想第2操作部V173の表示領域に触れることで)、図25(B)に示すように、図8のS101の処理と同様に、選択した感情に対応する色で、仮想表示部V161の表示領域の色が変化する。さらに、端末130Aは、感情信号を受信すると、図25(C)に示すように、図9のS202の処理と同様に、感情信号を送信した端末(例えば端末130B)に対応付けられた仮想表示部V162の表示領域の色が変化する。図8のS101以外の処理や、図9のS202以外の処理も、第1実施形態の処理と同様に行われる。
なお、本第2実施形態のように端末130Aでアプリケーションを実行する形態では、端末130Aが別途備えるスリープ機能(所定時間操作が無い場合に画面(ディスプレイ)を消灯し低消費電力の待機モードに移行する機能)の設定に従い動作モードを移行するものとしてもよく、或いは常時給電されている場合にはその設定が無視されることとしてもよい。なお、待機モードへ移行する時間は、操作者が任意に設定可能である。また、一度アプリケーションを起動した後には、他の任意のアプリケーションがフォアグラウンドで機能する間はバックグラウンドで動作するものとし、クラウドサーバ20ないし他の端末から信号が送られた際にはフォアグラウンドに復帰する機能を有するものとしてもよい。
B4.第1変形例
図26は、第2実施形態の第1変形例に係る端末130Aを説明する説明図である。端末130Aは、表示部160Aにおいて、図26に示すような表示を行ってもよい。第1変形例の仮想装置画像V230は、第2実施形態に対して、仮想表示部V161の代わりに仮想表示部V261が含まれる点が異なっている。仮想表示部V261の表示の変化(色の変化)は、第1実施形態の表示部61Aの発光態様の変化に相当する。仮想表示部V261の表示領域は、仮想第2操作部V173の外縁に沿ったリング状部分である。端末130Aは、例えば、感情選択操作を行うことで(仮想第2操作部V173の表示領域に触れることで)、図26(B)に示すように、図8のS101の処理と同様に、選択した感情に対応する色で、仮想表示部V261の表示領域の色が変化する。
B5.第2変形例
図27は、第2実施形態の第2変形例に係る端末130Aを説明する説明図である。端末130Aは、表示部160Aにおいて、図27に示すような表示を行ってもよい。第2変形例は、第2実施形態に対して、仮想装置画像(仮想検知部、仮想表示部)の構成が異なっている。具体的には、仮想装置画像V330は、仮想第2操作部V373、仮想検知部V382〜V387、仮想表示部V361〜V367によって構成されている。仮想第2操作部V373は、円形の図形として表示される。仮想検知部V382〜V387は、表示されないが、図27の二点鎖線で示される領域に位置している。仮想表示部V361は、仮想第2操作部V373を囲むように円形リング状に描画される。仮想検知部V382〜V387が位置する領域は、仮想表示部V361〜V367が描画される領域でもある。端末130Aは、例えば、感情選択操作を行うことで(仮想第2操作部V373の表示領域に触れることで)、図27(B)に示すように、図8のS101の処理と同様に、選択した感情に対応する色で、仮想表示部V361の表示領域の色が変化する。
B6.第3変形例
図28は、第2実施形態の第3変形例に係る端末130Aを説明する説明図である。端末130Aは、表示部160Aにおいて、図28に示すような表示を行ってもよい。第3変形例の仮想装置画像V430は、第2変形例に対して、仮想第2操作部が表示されない点が異なっている。仮想第2操作部V473が位置する領域は、仮想表示部V461が描画される領域でもある。端末130Aは、例えば、感情選択操作を行うことで(仮想第2操作部V473の表示領域に触れることで)、図28(B)に示すように、図8のS101の処理と同様に、選択した感情に対応する色で、仮想表示部V461の表示領域の色が変化する。
C.第3実施形態
C1.感情伝達システムの説明
第3実施形態の感情伝達システムは、端末において制御部が検出する操作部の操作内容、および操作内容に応じた表示部の表示態様が第1実施形態および第2実施形態と異なっている。制御部は、特定した操作部の操作内容(時間、範囲、圧力、および回数のうちの少なくともいずれか1つ)に基づき表示装置から出る光の色、光量および光の範囲のうちの少なくともいずれか1つの態様を変える。なお、本第3実施形態において、端末は、第1実施形態の端末30A〜30G、第2実施形態の端末130A〜130G等に相当する。表示部は、第1実施形態の表示部61A〜67A,61B〜67B、第2実施形態の表示部160A,160B等に相当する。操作部は、第1実施形態の第1操作部91A、第2操作部73A、第2実施形態の操作部170A,170B等に相当する。
例えば、制御部は、特定した操作部の操作内容(時間、範囲、圧力、および回数のうちの少なくともいずれか1つ)に基づき、表示部から出る光の色、光量および光の範囲のうちの少なくともいずれか1つの態様を変える。このような表示態様の変更処理は、例えば、感情信号の送信処理(図8)におけるS101、S106、感情信号の受信処理(図9)におけるS208において行われる。また、例えば、制御部は、特定した操作部の操作内容(時間、範囲、圧力、および回数のうちの少なくともいずれか1つ)に基づき、他の端末において表示部から出る光の色、光量および光の範囲のうちの少なくともいずれか1つの態様を変える。このような表示態様の変更処理は、例えば、感情信号の送信処理(図8)におけるS104、感情信号の受信処理(図9)におけるS202、S209、S211において行われる。具体的には、他の端末に予め表示態様のパターンが設定されており、送信側の端末がそのパターンを指定する信号(感情信号)をクラウドサーバ20を介して他の端末に送信する。本第3実施形態の構成では、コミュニケーションの充実感が向上する。特に、感謝信号の受信における表示態様の処理時(図9におけるS209、S211)に、感謝信号に基づく表現に多様な変化を持たせることが可能となり、より一層の充足したコミュニケーションが可能となる。
また、送信側の端末は、他の端末に予め設定されていない表示態様のパターンに関する情報を感情信号とともに送信して、他の端末に当該表示態様のパターンで表示を行わせてもよい。表示部の表示態様のパターンは、操作者が適宜選択・設定可能になっており、例えば、カレンダー(日付や時間)に応じた表示態様としてもよい。
操作部の操作内容として、例えば、短時間の押圧操作(短押し、タップ)と、相対的に長時間の押圧操作(長押し)が挙げられる。制御部は、これらの操作を区別して検出可能であるとともに、これらの操作に応じて表示部を発光させる。短押しは、例えば、0.5秒より短い時間での操作部の押圧操作であり、この操作により、表示部が短時間の点滅(0.5秒間隔での消灯状態と点灯状態との繰り返し)を5秒間行う。長押しは、例えば、0.5秒以上の操作部の押圧操作であり、この操作により、押し始めてから1秒経過したときから表示部が緩やかに光る(徐々に光量が増えていくように光る)。
短押し、長押し以外の操作として、ダブルタップなどが挙げられる。また、端末がスマートフォンやタブレット端末などの携帯型情報処理端末として構成される場合(第2実施形態の場合)、ダブルクリックや、スワイプなどの操作により、表示部の発光の態様が変わる構成としてもよい。また、操作者の指の接触面積に応じて表示部の発光の態様が変わる構成や、端末が感圧センサを備える場合に感圧センサでの検出圧力に応じて表示部の発光の態様が変わる構成としてもよい。
表示部の発光の態様として、光の色がレインボーカラーで変化する態様(例えば、赤、橙、黄、緑、青、紫の順に変わる態様)であってもよい。また、表示部の発光の態様として、表示部から出る光の範囲が変わる態様(例えば、表示部で光らせるLEDの数が変わる態様や、ディスプレイで光らせる範囲が変わる態様)であってもよい。
第3実施形態では、制御部は、操作者が端末の操作部をどのように操作したかを特定することができ、その特定された操作に応じて表示部の光の色、光量、および光る範囲等を決定することができる。これにより、操作者が感情を表現する際に、より細かい感情を表現することが可能となり、より一層の充足したコミュニケーションが可能である。
D.第4実施形態
D1.感情伝達システムの説明
第4実施形態の感情伝達システムは、第1〜第3実施形態の感情伝達システムに対して、端末の構成が異なっている。第1〜第3実施形態の感情伝達システムにおいて、表示部、操作部、通信部、制御部が単一の装置内部に収容(搭載)されていることとしていたが、これに限らない。例えば、通信部における通信機能の一例として、端末30が直接的にクラウドサーバ20と通信する形態を説明したが、通信部の実現手段としてI/Oポートとして機能するUSBポートを設けると共に、これを用いて別途用意されたスマートフォン等の通信機器と有線接続してクラウドサーバ20との通信を行うものとしてもよい。また、通信部の実現手段として、USBポートを設けることに限られず、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)モジュールを搭載することでスマートフォン等の通信機器との接続を実現し、クラウドサーバ20との通信を実現するものであってもよい。
E.他の実施形態
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。
第1実施形態の説明では、感情伝達システム10が備える装置グループは、7つの感情伝達装置によって構成されていたが、その他の任意の数(一対一を含む2以上)の感情伝達装置によって構成されていてもよい。この場合、各感情伝達装置は、第1表示部および第1操作部を、装置グループを構成する感情伝達装置の数に応じて適宜変更される。この変更に際しては、一例として次記する構成を採ることも可能である。第1表示部としてのLEDを外側湾曲部71Aの内側(装置の内部側)にマトリックス状に配置すると共に、プログラム(制御部51Aの制御内容)を変更して、グループを構成する各装置に対応する領域が表示部62B〜67Bと同様に機能するよう構成してもよい。第1操作部は、第1実施形態で示した様式(近接センサである構成)に代えて、外側湾曲部71Aの内側(装置の内部側)において、上記LEDと同様に静電容量センサをマトリックス状に配置してもよい。そして、各LEDと各静電容量センサが対応付けられており、発光するLEDに対応する外側湾曲部71Aの所定位置への操作(近接又は押圧)を、発光するLEDに対応する静電容量センサで検知可能に構成してもよい。以上の構成に拠れば、ハードウェアの改変を行うことなくソフトウェアの改変や設定変更のみで任意の数を実現することが可能である。なお、この変形例と同様の機能は、上記第2実施形態に適用することができる。
第1実施形態の説明では、端末30A〜30Gは、感情信号を互いにクラウドサーバ20を用いたネットワークを介して送受信する構成であったが、その他の方法で感情信号を送受信してもよい。例えば、端末30A〜30Gが、感情信号をクラウドサーバ20にアップロードして、感情信号をクラウドサーバ20に一旦保存させた後、他の端末30A〜30Gが、所定の操作がなされることで感情信号をクラウドサーバ20からダウンロードする構成であってもよい。また、例えば、端末30A〜30Gは、互いにクラウドサーバ20を介さずにP2P通信を用い直接感情信号を送受信する構成であってもよい。
第1実施形態の説明では、端末30Aは、選択方式として、複数の感情の種類において種類毎に第2操作部73Aを押す時間が定められていたが、図29に示すように、複数の感情の種類において種類毎に第2操作部73Aを押す回数が定められていてもよい。具体的には、第2操作部73Aを押す回数に応じて、「楽しい」、「寂しい」、「疲れた」、「悲しい」等の中からいずれかの感情が選択されるようになっている。
第1実施形態の説明では、制御部51Aは、感情選択操作の検出処理(図8のステップS101)において、第2操作部73Aを押す時間に応じて表示部61Aから出る光の色を変えたが、光量を変えたり、光の色と光量の両方を変えてもよい。また、制御部51Aは、表示部62Bによって行わせる感情信号に応じた表示(第1の表示、図9のS202)を、表示部63B〜67Bから出る光の色を変えて行わせたが、光量を変えたり、光の色と光量の両方を変えることで行わせてもよい。
第1実施形態の説明では、感情信号の受信処理において、制御部51Bは、S206の処理(受容操作に応じた表示(第2の表示))の後に、S207の処理(受容信号の送信)を行ったが、これらの処理を同時に行ってもよい。
第1実施形態の説明では、受容操作は、表示部62Bによる感情信号に応じた表示が行われた後、外側湾曲部71Aを掌で覆う操作であったが、外側湾曲部71Aに隣接する部位に対して手などを近接させる操作又は手などで押す操作であってもよい。ここで、「外側湾曲部に隣接する部位」とは、端末30Bの径方向において、操作部73Aの中心と、外側湾曲部71Aの頂部と、の間の部位(例えば、内側湾曲部)や、外側湾曲部71Aの頂部よりも端末30Bの径方向外側の部位である。
第1実施形態の説明では、検知部81Aは、圧力センサによって構成されていたが、光電センサ等その他のセンサであってもよい。
第1実施形態の説明では、検知部82B〜87Bは、外側湾曲部を掌で覆う操作がなされたことを検知する構成(近接センサ)であったが、外側湾曲部又は外側湾曲部に隣接する部位(内側湾曲部など)に対して押す操作がなされたことを検知する構成(押圧センサ)であってもよい。
第1実施形態の説明では、第2操作部73Aは、表面(上面)が外側に凸となるように湾曲していたが、平坦な面であったり、表面(上面)が内側に凸となるように湾曲していてもよい。
第1実施形態の説明では、外側湾曲部71Aが透過性部材によって形成されていたが、光を通過させる孔が形成されていてもよい。なお、透過性部材は透明であってもよく、透光性をもつ乳白色の部材で構成することとしてもよく、更に光を通過させる孔をその周囲を構成する部材よりも透明度の高い部材(例えばPC(ポリカーボネート))で構成し、光が通過可能な構成を採ることも可能である。
第1実施形態の説明では、感情伝達システム10は、3つの装置グループG1〜G3を備えていたが、各装置グループを構成する端末の組み合わせが適宜変更される構成であってもよい。
第1実施形態の説明では、感情伝達システム10は、複数の感情伝達装置間で感情信号のやり取りを行う構成であったが、感情伝達装置とスマートフォンなどの携帯端末との間で感情信号のやり取りを行う構成であってもよい。例えば、感情信号の送信処理(図8の処理)を行う感情伝達装置と、感情信号の受信処理を行う携帯端末と、の間で感情信号のやり取りを行う構成であってもよい。また、感情信号の送信処理を行う携帯端末と、感情信号の受信処理(図9の処理)を行う感情伝達装置と、の間で感情信号のやり取りを行う構成であってもよい。
第1〜第4実施形態において、感情伝達システム10でやり取りされる感情信号とは、複数の感情の種類が定められているとき(例えば、第1〜第N感情(Nは自然数)をそれぞれ区別可能に設定されているとき)、特定の感情の種類(第1〜第N感情のうちの一つ)を特定する識別情報(文字列、数字、記号など)であればよい。
第1〜第4実施形態において、クラウドサーバ20を介して本発明を実施するサービスを提供する際には、利用状況、通信履歴に基づいてそのレポートが発行されるサービスをクラウドサーバ20が担う処理として組み込むことも可能である。なお、このレポートのユーザ(操作者)への報告方法は電子メールや紙媒体の報告等いかなる手段を用いてもよい。また、感情伝達装置がタブレット端末である場合は、レポート表示機能を搭載し別途設けたメニューから当該機能を呼び出せるようにしてもよい。
第1〜第4実施形態において、夜間やユーザ(操作者)が設定した時間帯には他者からの感情信号が届かない(表示部が発光しない)ようにすることが可能である。クラウドサーバ20側で感情信号の送信を止めておいてもよく、クラウドサーバ20で管理しない場合は設定時間帯に感情信号を受け取った際に表示部を光らせる処理を行わないこととしてもよい。
10,110…感情伝達システム
30A,130A…感情伝達装置(第2感情伝達装置、端末)
30B〜30G,130B〜130G…感情伝達装置(第1感情伝達装置、端末)
51A,151A…制御部(第2制御部、操作特定部)
51B,151B…制御部(第1制御部、操作特定部)
53A,153A…通信部(第2通信部)
53B,153B…通信部(第1通信部)
61A…表示部(第2表示部)
62A〜67A…表示部(第1表示部)
71A…外側湾曲部(湾曲部)
73A…操作部(第2操作部)
82A〜87A…検知部
91A…操作部(第1操作部)
160A…表示部(第1表示部、第2表示部)
170A…操作部(第1操作部、第2操作部)

Claims (10)

  1. 光を出す表示部と、
    自身の外部から操作を受ける操作部と、
    少なくとも信号の送信を行う通信部と、
    前記操作部の操作内容に応じて、前記表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記操作内容に応じた態様に変える制御部と、
    を備える感情伝達装置であって、
    前記通信部は、感情の種類を特定する情報を含み前記制御部によって変えられた前記表示部の態様に対応する感情信号を送信する
    感情伝達装置。
  2. 前記操作部の操作内容を特定する操作特定部を備え、
    前記制御部は、前記操作特定部によって特定された時間、範囲、圧力、および回数のうちの少なくともいずれか1つに基づき前記表示部から出る光の色、光量および光の範囲のうちの少なくともいずれか1つを前記操作内容に応じた態様に変える
    請求項1に記載の感情伝達装置。
  3. 前記通信部は、他の装置から送信された前記感情信号である第1感情信号を受信し、
    前記表示部は、前記通信部によって受信された前記第1感情信号に応じた表示に用いられる第1表示部を含み、
    前記操作部は、自身に近接する操作又は押す操作がなされたことを検知する検知部を具備する第1操作部を含み、
    前記制御部は、前記通信部によって前記第1感情信号が受信された場合に、前記第1表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記第1感情信号に応じた態様に変える第1の表示を行わせ、前記第1表示部によって前記第1の表示が行われた後、前記検知部が前記近接する操作又は前記押す操作を検知したことに応じて前記第1表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記近接する操作又は前記押す操作に応じた態様に変える第2の表示を行わせ、
    前記通信部は、前記第2の表示の態様に対応する前記感情信号である第2感情信号を、前記第1感情信号の送信元である他の装置に対し送信する
    請求項1又は2に記載の感情伝達装置。
  4. 前記第1操作部は、表面が外側に凸となるように湾曲した湾曲部を具備し、
    前記検知部は、前記湾曲部を掌で覆う操作がなされたことを検知し、
    前記第1表示部は、前記湾曲部の少なくとも一部に設けられる
    請求項3に記載の感情伝達装置。
  5. 前記湾曲部は、円環状である
    請求項4に記載の感情伝達装置。
  6. 前記第1感情信号を送信可能な複数の他の装置にそれぞれ対応する複数の前記第1表示部、及び複数の前記第1表示部にそれぞれ対応する複数の前記検知部を備え、
    複数の前記第1表示部は、それぞれ前記湾曲部の異なる部位に設けられ、
    複数の前記検知部は、それぞれ前記湾曲部の異なる部位を掌で覆う操作がなされたことを検知し、
    前記制御部は、いずれかの前記他の装置からの前記第1感情信号を前記通信部によって受信された場合に、前記第1感情信号の送信元の前記他の装置に対応する前記第1表示部に前記第1の表示を行わせ、前記第1の表示が行われた後、前記第1の表示が行われた前記第1表示部に対応する前記検知部によって前記覆う操作が検知された場合に、前記第1の表示が行われた前記第1表示部に前記第2の表示を行わせ、
    前記通信部は、前記制御部によって前記第2の表示が行われることに応じて、前記第1感情信号の送信元である前記他の装置に対し前記第2感情信号を送信する
    請求項5に記載の感情伝達装置。
  7. 前記表示部は、光を出す第2表示部を含み、
    前記操作部は、自身の外部から押す操作を受ける第2操作部を含み、
    前記制御部は、前記第2操作部に対して前記押す操作がなされた場合、予め定められた複数の感情の種類において感情の種類毎に押す時間又は押す回数の少なくとも一方を定めた選択方式に従い、前記押す操作で押された時間又は押された回数に対応して光の色および光量の少なくとも一方を前記第2表示部に変えさせ、
    前記通信部は、前記第2表示部の態様に対応する前記感情信号を送信する
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の感情伝達装置。
  8. 前記通信部は、
    他の装置から、前記感情信号に応じた操作が行われたことを特定する情報を含む第2感情信号を受信し、
    前記第2感情信号を受信した後、前記第2操作部に対して前記押す操作がなされた場合に、前記他の装置に前記第2感情信号に応じた操作が行われたことを特定する情報を含む伝達信号を送信する
    請求項7に記載の感情伝達装置。
  9. 感情の種類を特定する情報を含む感情信号である第1感情信号を送信する第2感情伝達装置と、前記第2感情伝達装置から前記第1感情信号を受信する1又は複数の第1感情伝達装置と、を含み、
    前記第1感情伝達装置は、
    光を出す第1表示部と、
    自身に近接する操作又は押す操作がなされたことを検知する検知部を具備する第1操作部と、
    前記第2感情伝達装置から送信された前記第1感情信号を受信する第1通信部と、
    前記第1通信部によって前記第1感情信号が受信された場合に、前記第1表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記第1感情信号に応じた態様に変える第1の表示を行わせ、前記第1表示部によって前記第1の表示が行われた後、前記検知部が前記近接する操作又は前記押す操作を検知したことに応じて前記第1表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記近接する操作又は前記押す操作に応じた態様に変える第2の表示を行わせる第1制御部と、
    を備え、
    前記第1通信部は、前記第2の表示の態様に対応する前記感情信号である第2感情信号を、前記第1感情信号の送信元である他の装置に対し送信し、
    前記第2感情伝達装置は、
    光を出す第2表示部と、
    自身の外部から押す操作を受ける第2操作部と、
    前記第2操作部に対して前記押す操作がなされた場合、予め定められた複数の感情の種類において感情の種類毎に押す時間又は押す回数の少なくとも一方を定めた選択方式に従い、前記押す操作で押された時間又は押された回数に対応して光の色および光量の少なくとも一方を前記第2表示部に変えさせる第2制御部と、
    前記第2表示部の態様に対応する前記第1感情信号を送信する第2通信部と、
    を備える
    感情伝達システム。
  10. 感情の種類を特定する情報を含む感情信号であり他の装置から送信された第1感情信号を受信する通信部と、前記通信部によって受信された前記第1感情信号に応じた表示に用いられる表示部と、近接する操作又は押す操作がなされたことを検知する検知部を具備する操作部と、を備えた感情伝達装置を用い、感情を伝達する感情伝達方法であって、
    前記通信部が前記第1感情信号を受け付ける工程と、
    前記通信部が前記第1感情信号を受信した場合に、前記表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記第1感情信号に応じた態様に変える第1の表示を行わせる工程と、
    前記表示部によって前記第1の表示が行われた後、前記検知部が前記近接する操作又は前記押す操作を受け付ける工程と、
    前記表示部によって前記第1の表示が行われた後、前記検知部が前記近接する操作又は前記押す操作を検知した場合に、前記表示部から出る光の色および光量の少なくとも一方を前記近接する操作又は前記押す操作に応じた態様に変える第2の表示を行わせる工程と、
    前記第2の表示の態様に対応する前記感情信号である第2感情信号を、前記第1感情信号の送信元である他の装置に対し送信する工程と、
    を含む感情伝達方法。
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