JP2020187609A - システム及びシステムの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理装置等のエラーにおいて、必要十分かつ精度の良い修正確認フローを実現し、経験の浅いサービスマン等が修正確認作業を行う場合でも、修正確認漏れによる再出動や不要な修正確認作業によるコスト増加の発生を防止すること。【解決手段】デバイス遠隔監視サービス120は、画像処理装置100から取得したエラーコード、ユニットコードの組み合わせから確認指示を作成する(S516、S517)。この際、エラーコードが「傾き異常検知エラー」の場合、修正確認ジョブとして、ユニットコードが「転写ベルト」を示すコードあればテスト印刷のためのジョブを作成し且つキャリブレーションの指示を作成しない。一方、ユニットコードが「パッチセンサ」を示すコードであればテスト印刷のためのジョブとキャリブレーションの指示とを修正確認ジョブとして作成する。【選択図】図5

Description

本発明は、遠隔監視システムとネットワークデバイスとを含むシステム及びシステムの制御方法に関する。
一般的な画像処理装置において、プリントジョブやスキャンジョブなどの実行時にエラーが発生し、その解決を顧客が行うことができなかった場合、サービスマンが出動し、エラーの解決を試みる。この際、原因となったパーツ箇所の交換などにより、エラーの解決が試みられるが、パーツ交換作業後、サービスマンはエラーが正しく解決されたかを確認するため修正確認作業を行う。この際の修正確認作業の一例として、エラー発生時のジョブの再現を行い、エラーが再発しないか、を確認することがある。
一方で、近年の技術発展により、例えば、画像処理装置が特定のジョブ情報やエラー情報をクラウド上の収集サービスに送信する、といったシステムの実現が可能となった。これにより、エラー発生時の情報をクラウド上の収集サービスに保存しておき、サービスマンによる再現確認時に、エラー発生時の情報をクラウド上の収集サービスから取得ことが可能となった。こうした技術により、再現確認を容易に行うことができ、サービスマンによるエラージョブ再現確認作業をより効率的に行えるようになった。
特許文献1には、画像処理装置でエラーが発生した際に、エラーが発生したジョブ情報と、原因となったエラー情報をサーバに送信し、サーバにおいてジョブとエラー情報を紐づけて記憶する技術が提案されている。特許文献1によれば、エラー情報と紐づいたジョブ情報がサーバに記憶されているため、エラーに紐づいたジョブをサーバから取得することで、サービスマンによる再現確認を容易に行うことが可能となる。
特開2015−069415号公報
しかし、サービスマンによる修正確認作業は、再現確認作業だけとは限らない。各種センサの稼働確認や、防塵ガラスの状況確認、電源の再起動が正常に行えるかの確認など、その作業は多岐におよぶ。また、これらの作業は、同じエラーであっても故障した故障箇所によって、確認する作業が変わることがある。
一例として、プリントジョブ実行時に、用紙の傾き異常を検知した場合(以下「傾き異常検知エラー」)を考える。傾き異常検知エラーでは、故障箇所として、傾きを検知するセンサ(以下「パッチセンサ」)、用紙にトナーを転写するベルト(以下「転写ベルト」)が考えられる。
パッチセンサが故障している場合、パッチセンサの交換あるいは調整を行う。この場合には、修正確認作業として、プリントジョブの実行による確認に加えて、パッチセンサ自体が正しく稼働しているかの確認が必要である。この確認として、例えば、サービスマンによる傾き補正を行うなどのキャリブレーション実行により、パッチセンサが正しく稼働しているかの確認が行われる。
また、転写ベルトが故障している場合、転写ベルトの交換あるいは調整を行う。この場合、パッチセンサが故障していたわけではないため、修正確認作業として、キャリブレーション作業は必要なく、プリントジョブの実行による確認だけで十分である。
このように、サービスマンによる修正確認作業は、同じエラーであっても故障箇所により、修正確認作業は大きく異なる。そのため、当該修正確認作業は、サービスマンの経験や熟練度によるものが大きい。熟練したサービスマンであれば、故障箇所とエラーの組み合わせによって、修正確認作業を適切に判断できる。しかし、経験の浅いサービスマンが作業にあたった場合、以下のような事態の発生が考えられる。
まず、本来不要な修正確認作業まで行ってしまい、障害の修正確認に必要以上に時間がかかってしまい、サービスコストが増加してしまうといったことが考えられる。これは例えば、前述した傾き検知エラーが発生し、転写ベルトが故障箇所であった場合でも、パッチセンサのキャリブレーションを行ってしまった等の場合である。この場合、装置のダウンタイムが長くなりユーザに不便をかけてしまうといったことも考えられる。
次に、修正確認作業が十分ではなく、確認漏れによりエラーが再発してしまい、サービスマンの再出動が発生してしまうことが考えられる。これは例えば、前述した傾き検知エラーが発生し、パッチセンサが故障箇所であった場合において、パッチセンサのキャリブレーションを行わなかった等の場合である。この場合、エラーが度々再発し、サービスマンの再出動やユーザに不便をかけてしまうといったことが考えられる。
なお、上述のような課題は、画像処理装置に限定されるものではなく、各種ネットワークデバイスに共通の課題である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、画像処理装置等のネットワークデバイスのエラーにおいて、必要十分かつ精度の良い修正確認フローを実現可能な仕組みを提供することである。
本発明は、遠隔監視システムと、ネットワークデバイスと、を含むシステムであって、前記遠隔監視システムは、前記ネットワークデバイスで発生したエラーを示すエラーコードを含むエラー情報と、エラー検出時に前記ネットワークデバイス内で実行された診断処理の結果としての対処法を示すユニットコードを含む診断情報とを取得する取得手段と、前記エラーコード、前記ユニットコードの組み合わせから確認指示を作成する作成手段と、前記作成された確認指示を前記ネットワークデバイスに送信する第1送信手段と、を有し、前記ネットワークデバイスは、前記エラー情報と前記診断情報とを、前記遠隔監視システムに送信する第2送信手段と、前記遠隔監視システムから前記第2送信手段により送信したエラー情報と診断情報とに対応する確認指示を受信する受信手段と、前記診断情報に従う前記エラーに対する対処が行われた後に、前記確認指示に基づく処理を実行するための実行手段と、を有し、前記作成手段は、前記エラーコードが特定のエラーコードであった場合、前記確認指示として、前記ユニットコードが第1ユニットコードあればテスト印刷のための第1ユニットコードに対応するジョブを作成し且つキャリブレーションの指示を作成せず、前記ユニットコードが第2ユニットコードであればテスト印刷のための第2ユニットコードに対応するジョブとキャリブレーションの指示とを作成する、ことを特徴とする。
本発明によれば、画像処理装置等のネットワークデバイスのエラーにおいて、必要十分かつ精度の良い修正確認フローを実現することができる。
本実施形態を示すシステムの全体構成の一例を示す図。 クライアント端末、デバイス遠隔監視サービス、デバイス情報管理サービスを構成可能なコンピュータ(情報処理装置)のハードウェア構成の一例を示す図。 画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図。 ネットワークシステムのソフトウェア構成の一例を示す図。 第1実施形態におけるシステム全体の処理シーケンスの一例を示す図。 第1実施形態におけるイベント情報メッセージ、エラー情報メッセージ、修正確認ジョブメッセージの一例を示す図。 第1実施形態におけるエラー履歴画面の一例を示す図。 第1実施形態における修正確認ジョブ一覧画面の一例を示す図。 第1実施形態における修正確認ジョブ生成処理のフローチャート。 第2実施形態におけるシステム全体の処理シーケンスの一例を示す図。 第2実施形態におけるイベント情報メッセージの一例を示す図。 第2実施形態における修正確認ジョブ生成処理のフローチャート。
以下、発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
〔第1実施形態〕
[システムの全体構成]
図1は、本発明の一実施形態を示すシステムの全体構成の一例を示す図である。
本実施形態のシステムでは、画像処理装置100、クライアント端末110、デバイス遠隔監視サービス120、デバイス情報管理サービス130が、ネットワーク140を介して通信可能に接続されている。本実施形態のシステムは、画像処理装置100のメンテナンスを行うサービスマン等に対してメンテナンスに関する機能を提供するシステムである。
画像処理装置100は、自己診断機能を有し、エラーが発生した際に原因となる故障箇所を特定することが可能なネットワークデバイスの一例である。画像処理装置100は、上述のようなエラーの故障箇所を一意に特定した情報(以下「ユニットコード」)や、ジョブ情報などのイベント情報をデバイス遠隔監視サービス120に送信することが可能である。
なお、画像処理装置100がネットワーク140上に複数台存在してもよい。本実施形態では、画像処理装置を用いて説明するが、画像処理装置以外のネットワークデバイスであっても本発明は適用可能である。
クライアント端末110は、デバイス情報管理サービス130と通信し、画像処理装置100のユニットコードを確認可能な機能を有する。クライアント端末110は、画像処理装置100のサービスマンが使用することを想定した端末である。クライアント端末110を使用するサービスマンは、クライアント端末110において確認したユニットコードから交換用の部品を特定し、故障箇所の修理を行うために画像処理装置100が設置されている顧客先へサービス出動する。なお、クライアント端末110がネットワーク140上に複数台存在してもよい。
デバイス遠隔監視サービス120は、画像処理装置100から、ユニットコードを含むエラー情報、イベント情報、デバイス情報を収集し、管理する。また、デバイス遠隔監視サービス120は、収集したユニットコードおよびデバイス情報をデバイス情報管理サービス130に送信することが可能である。なお、デバイス遠隔監視サービス120は、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、複数台のコンピュータで構成されていてもよく、例えばクラウドサービス等を利用して実現される構成でもよい。
デバイス情報管理サービス130は、デバイス遠隔監視サービス120から、エラーが発生したデバイス情報及びユニットコードの情報を受信し、当該情報をもとにクライアント端末110に情報の開示を行う。なお、デバイス情報管理サービス130は、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、複数台のコンピュータで構成されていてもよく、例えばクラウドサービス等を利用して実現される構成でもよい。
上述したデバイス遠隔監視サービス120とデバイス情報管理サービス130は、遠隔監視システムを構成する。なお、デバイス遠隔監視サービス120とデバイス情報管理サービス130が同一のコンピュータで構成されていてもよい。すなわち、遠隔監視システムは、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、複数台のコンピュータで構成されていてもよく、例えばクラウドサービス等を利用して実現される構成でもよい。
ネットワーク140は、例えば、インターネット等のLAN、WAN、電話回線、専用デジタル回線等、またこれらの組み合わせにより実現される各種の通信ネットワークである。
[ハードウェア構成]
図2は、本発明におけるクライアント端末110、デバイス遠隔監視サービス120、デバイス情報管理サービス130を構成可能なコンピュータ(情報処理装置)のハードウェア構成の一例を示す図である。
システムバス201は、装置内におけるデータの流れを司るものである。
CPU(Central Processing Unit)202は、装置全体の制御を行う。CPU202はHDD(Hard Disc Drive)205に格納されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)等を実行し、RAM203にプログラムの実行に必要な情報を一時的に格納する制御を行う。
RAM(Randam Access Memory)203は、一時記憶装置であり、CPU202の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM(Read Only Memory)204は、基本I/Oプログラム等の各種データを記憶する。
HDD205は外部記憶装置の一つであり、大容量メモリとして機能し、Webブラウザ等のアプリケーションプログラム、サービスサーバ群のプログラム、OS、関連プログラム等を格納している。なお、HDDの代わりに又はHDDと併用してSSD(Solid State Drive)等の他の記憶装置を備える構成でもよい。
ディスプレイ206は表示装置であり、キーボード207から入力したコマンド等を表示したりするものである。キーボード207は、指示入力装置である。なお、図示しないが、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスも備えているものとする。
インターフェース208は外部装置I/Fであり、プリンタ、USB機器、周辺機器を接続する。NIC(Network Interface Card)209は、ネットワーク140を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
なお、上記コンピュータの構成はその一例であり、図2の構成例に限定されるものではない。例えば、データやプログラムの格納先は、その特徴に応じてRAM203、ROM204、HDD205などで変更することも可能である。
図3は、画像処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
画像処理装置100は、例えばデジタル複合機、ファクシミリ装置、レーザービームプリンタ、インクジェットプリンタ、スキャナ装置などの画像形成装置に適用可能である。
画像処理装置100は、CPU301、RAM302、ROM303、記憶装置304、ネットワークI/F305、内部バス306、デバイス制御部307、印刷部308、入出力I/F309、入出力装置310、センサ311を有する。
CPU301は、ROM303に格納されているプログラムを実行し、内部バス306を介して各デバイスを総括的に制御する。例えば、CPU301は、記憶装置304等に画像データを記録する処理を行う。
RAM302は、CPU301のメモリやワークエリアとして機能する。
ROM303は例えばフラッシュメモリ等である。ROM303には、各種プログラムの他に各種データ、例えば画像処理装置100が出荷される地域を意味する仕向け情報も格納されている。この仕向け情報に従って入出力装置310で表示する言語は決定される。
記憶装置304は外部記憶装置として機能し、画像データ等を記憶するほか、RAM302に代わって、カウンタ情報、システム情報及び監視情報を保存することも可能である。記憶装置304は、例えばHDDやSSD等で構成されている。
ネットワークI/F305は、ネットワーク140を介して、外部のネットワーク機器あるいはパーソナルコンピュータ(PC)と片方向または双方向にデータをやり取りする。
デバイス制御部307は、印刷部308、センサ311を制御する。
印刷部308は、定着器や転写ベルトなど印刷に必要な各種機器を示す。
センサ311は、例えばパッチセンサや原稿サイズセンサなどの各種のセンサ機器を示す。
入出力装置310は、画像処理装置100における入出力を担う複数の構成を示す。具体的には、ユーザからの入力(ボタン入力など)を受け付け、該入力に対応する信号を入出力I/F309によって前述した各処理部へ伝える。ほかにも、ユーザに対して必要な情報を提供したり、ユーザ操作を受付けたりするための表示装置(タッチパネルなど)も入出力装置310に含まれる。さらに、原稿を読み取り、入力として電子データを受付けるためのスキャン装置も入出力装置310に含めてもよい。
なお、上記画像処理装置100の構成はその一例であり、図3の構成例に限定されるものではない。例えば、入出力装置310の制御は、その特徴に応じてデバイス制御部307が行うように変更することも可能である。
[ソフトウェア構成およびネットワーク接続構成]
図4は、本実施形態のネットワークシステムのソフトウェア構成の一例を示す図である。
まず、画像処理装置100のソフトウェア構成を説明する。
クライアントアプリケーション400の機能は、ROM303又は記憶装置304に格納されるプログラムをCPU301が実行することにより実現される。クライアントアプリケーション400は、通信部401、自己診断機能部402、イベント情報生成部403、ジョブ実行部404を有する。
通信部401は、デバイス遠隔監視サービス120と通信を行う。
自己診断機能部402は、ジョブ実行時にエラーが発生した場合に、エラーの原因となった故障箇所を特定し、ユニットコードを生成する(診断処理)。なお、故障箇所としては、例えば印刷部308の転写ベルトや、センサ311のパッチセンサなどがある。
イベント情報生成部403は、ジョブの実行や自己診断など、画像処理装置100のイベント発生時の情報を生成する。
ジョブ実行部404は、通信部401を介して受信した、デバイス遠隔監視サービス120からのジョブ実行メッセージを解析し、当該メッセージに従って、ジョブを実行する。例えば、プリントジョブであれば、デバイス制御部307を介して、印刷部308を稼働させる。
次に、クライアント端末110のソフトウェア構成を説明する。
ブラウザ410の機能は、HDD205に格納されるプログラムを、CPU202が実行することにより実現される。ブラウザ410はWebブラウザであり、デバイス情報管理サービス130と通信し、エラーが発生した画像処理装置100の情報とエラーの原因箇所であるユニットコードをサービスマンに提示する。
次に、デバイス遠隔監視サービス120のソフトウェア構成を説明する。
デバイス遠隔監視アプリケーション420の機能は、デバイス遠隔監視サービス120を構成するコンピュータのHDD205に格納されるプログラムを、CPU202が実行することにより実現される。
デバイス遠隔監視アプリケーション420は、通信部421、修正確認ジョブ生成部422、データベース管理部423を有する。
通信部421は、画像処理装置100、デバイス情報管理サービス130と通信を行う。
修正確認ジョブ生成部422は、通信部421を介して受信した画像処理装置100からの修正確認ジョブ取得依頼を受けて、データベース管理部423からイベント情報、エラー情報を取得し、統計的手法を用いて修正確認ジョブを生成する。なお、統計的手法の詳細については図9を用いて後述する。また、修正確認ジョブ生成部422は、生成した修正確認ジョブを、通信部421を介して、画像処理装置100に送信する。
データベース管理部423は、データベース部430の各データベースに対し、登録や取得といったデータベース操作を行う。
データベース部430は、デバイス遠隔監視サービス120を構成するコンピュータのHDD205に存在するデータベース用の領域である。データベース部430は、イベント情報データベース431、エラー情報データベース432を有する。
イベント情報データベース431には、画像処理装置100において発生した各種ジョブやキャリブレーションといったイベント情報が格納される。本実施形態においては、イベント情報データベース431は、イベント情報データテーブルを保持する。
イベント情報データテーブルの一例を表1に示す。
Figure 2020187609
表1において、「イベント情報ID」カラムは、イベント情報を一意に識別するための値を格納するカラムである。
「イベント内容」カラムは、イベントの詳細な内容をjson形式で示した値を格納するカラムである。
例えば、「イベント情報ID」が「Event000」のイベント内容は、プリントジョブが、90°回転印刷、モノクロ印刷、部数1で実行されたことを示している。
「イベント情報ID」が「Event001」のイベント内容は、色ずれ補正のキャリブレーションが実行されたことを示している。
「イベント情報ID」が「Event002」のイベント内容は、プリントジョブが、90°回転印刷、モノクロ印刷、濃度レベル10、部数10で実行されたことを示している。
「イベント情報ID」が「Event003」のイベント内容は、プリントジョブが、90°回転印刷、モノクロ印刷、2in1印刷、部数10で実行されたことを示している。
「イベント情報ID」が「Event004」のイベント内容は、プリントジョブが、90°回転印刷、モノクロ印刷、ソート出力、部数10で実行されたことを示している。
「イベント情報ID」が「Event005」のイベント内容は、諧調補正のキャリブレーションが実行されたことを示している。なお、本実施形態においては、色ずれ補正キャリブレーションの中で、傾き補正も行われるものとする。
エラー情報データベース432には、ユニットコードを含むエラー情報が格納される。本実施形態においては、エラー情報データベース432は、エラー情報データテーブルを備える。
エラー情報データテーブルの一例を表2に示す。
Figure 2020187609
表2において、「エラーコード」カラムは、発生したエラーを一意に特定するための値を格納するカラムである。なお、本実施形態においては、エラーコード「029−5008」は、「傾き異常検知エラー」を示すものとする。
「ユニットコード」カラムは、エラーが発生した箇所を一意に特定するユニットコードが格納される。なお、本実施形態においては、「ユニットコード」が「0600−001」の値は「転写ベルト」を示す。また、「ユニットコード」が「07000−0000」の値は「パッチセンサ」を示すものとする。
「トリガー種別」カラムは、エラーが発生したイベントの種別を示す値が格納される。本実施形態では、プリントジョブの「トリガー種別」は「PrintJob」、色ずれ補正キャリブレーションの「トリガー種別」は「FineCalib」、諧調補正キャリブレーションの「トリガー種別」は「GradationCalib」とする。
「トリガーイベント情報ID」カラムは、エラーのトリガーとなったイベント情報IDが格納される。本イベント情報IDは、表1に示したイベント情報データテーブルの「イベント情報ID」と紐づく値である。
「ステータス」カラムは、エラーの状況を示す値である。本実施形態においては、エラーが発生した場合は「Occured」、エラーが解決した場合は「Resolded」、エラーが再発した場合は「Recurrenced」が「ステータス」カラムに格納される。
「デバイスID」カラムは、エラーが発生したデバイスの一意なIDを示す。
次に、デバイス情報管理サービス130のソフトウェア構成を説明する。
デバイス情報管理アプリケーション440の機能は、デバイス情報管理サービス130を構成するコンピュータのHDD205に格納されるプログラムを、CPU202が実行することにより実現される。
デバイス情報管理アプリケーション440は、通信部441、エラー情報生成部442を有する。
通信部441は、クライアント端末110、デバイス遠隔監視サービス120と通信を行う。
エラー情報生成部442は、通信部441を介して、デバイス遠隔監視サービス120から、エラーが発生した画像処理装置100のデバイス情報と、ユニットコードを受信し、当該情報を基にエラー情報を生成する。また、エラー情報生成部442は、クライアント端末110からの要求を受け、通信部441を介してクライアント端末110にエラー情報を送信する。エラー情報は、本実施形態では、ブラウザ410によって解析可能なHTML形式の情報を想定しているが、これに限定されるものではない。
[処理シーケンス]
図5は、第1実施形態におけるシステム全体の処理シーケンスの一例を示す図である。なお、本実施形態においては、図5のシーケンスが開始された際のイベント情報データテーブルは表1の状態であり、エラー情報データテーブルは表2の状態であるものとする。また、画像処理装置100の「デバイスID」は「Device001」であるものとする。
S500では、画像処理装置100において特定のジョブが実行される。本シーケンスにおいては、このジョブ実行時に「傾き補正エラー」が発生したものとする。
S501では、上記S500でエラーが発生したことを受けて、クライアントアプリケーション400の自己診断機能部402が、自己診断処理を実行し、ユニットコードを生成する。なお、本実施形態における図5のシーケンスでは、S501において生成されたユニットコード、すなわち故障箇所が「転写ベルト」に対応する「0600−001」であった場合と「パッチセンサ」に対応する「07000−0000」であった場合を考える。
S502では、クライアントアプリケーション400のイベント情報生成部403が、エラー発生時のイベント情報メッセージを生成し、通信部401がデバイス遠隔監視サービス120に送信する。この際に送信されるイベント情報メッセージに関して、図6を用いて説明を行う。
図6は、第1実施形態におけるイベント情報メッセージ、エラー情報メッセージ、修正確認ジョブメッセージの一例を示す図である。
イベント情報メッセージ600は、画像処理装置100において実行されたプリントジョブの一例を示すメッセージである。また、イベント情報メッセージ600は、「Device001」のデバイスにおいて、90°回転印刷、モノクロ印刷、部数3のプリントジョブが実行されたことを示している。
エラー関連情報メッセージ610は、画像処理装置100において発生したエラーの情報の一例を示すメッセージである。また、エラー関連情報メッセージ610は、「Device001」のデバイスにおいて「傾き異常検知エラー」が発生し、故障箇所が「転写ベルト」であり、EventIDが「Event100」のイベントにおいてエラーが発生したことを示している。
エラー関連情報メッセージ611は、画像処理装置100において発生したエラーの情報の他の例を示すメッセージである。また、エラー関連情報メッセージ611は、「Device001」のデバイスにおいて「傾き異常検知エラー」が発生し、故障箇所が「パッチセンサ」であり、EventIDが「Event100」のイベントにおいてエラーが発生したことを示している。
上記610、611のように、エラー関連情報メッセージは、画像処理装置等のネットワークデバイスで発生したエラーを示すエラー情報(エラーコード等)と、エラー検出時にネットワークデバイス内で実行された診断処理の結果としての対処法を示す診断情報(ユニットコード等)とを含む。
修正確認ジョブメッセージ620は、デバイス遠隔監視アプリケーション420の修正確認ジョブ生成部422が生成するジョブメッセージの一例である。また、修正確認ジョブメッセージ620は、90°回転印刷、モノクロ印刷、部数2のプリントジョブを示している。
修正確認ジョブメッセージ621は、デバイス遠隔監視アプリケーション420の修正確認ジョブ生成部422が生成するジョブメッセージの他の例である。また、修正確認ジョブメッセージ621は、色ずれ補正のキャリブレーション、及び、90°回転印刷、モノクロ印刷、部数2のプリントジョブを示している。
ここで図5の説明に戻る。
デバイス遠隔監視アプリケーション420の通信部421が画像処理装置100からイベント情報メッセージ600を受信すると、デバイス遠隔監視アプリケーション420は、S503を実行する。S503では、データベース管理部423は、受信したイベント情報メッセージ600を、イベント情報データベース431のイベント情報データテーブルに新規登録する。本実施形態におけるS503が完了した時のイベント情報データテーブルを表3に示す。
Figure 2020187609
表3は、S503の処理により、表2の状態から、「イベント情報ID」カラムが「Event100」のデータが新しく登録されたものに対応する。
「イベント情報ID」には、一意なイベントID情報である「Event100」が格納される。
「イベント内容」カラムには、イベント情報メッセージ600が格納される。
S504では、デバイス遠隔監視アプリケーション420の通信部421が画像処理装置100に、イベント情報の登録成功通知(受信成功通知)を行う。この登録成功通知には、登録に成功したイベント情報のイベント情報ID(例えば「Event100」)が含まれる。
S505では、イベント情報生成部403は、上記S504で受信したイベント情報IDと上記S500で発生したエラー情報を紐づけて、エラー履歴情報としてROM303に記憶する。また、イベント情報生成部403は、該記憶したエラー履歴情報を基にユニットコードを含むエラー情報メッセージを生成し、通信部401がデバイス遠隔監視サービス120に送信する。また、この際、イベント情報生成部403は、上記S504で受信したイベント情報IDをエラー情報メッセージに含める。本実施形態においては、故障箇所が「転写ベルト」であった場合はエラー関連情報メッセージ610が送信され、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合はエラー関連情報メッセージ611が送信される。
S506では、デバイス遠隔監視アプリケーション420の通信部421が画像処理装置100からエラー情報メッセージを受信する。受信したエラー情報メッセージは、データベース管理部423により、エラー情報データベース432のエラー情報データテーブルに新規登録される。本実施形態において、故障箇所が「転写ベルト」であった場合に上記S506が完了した時のエラー情報データテーブルを表4に示す。
Figure 2020187609
表4では、上記S506の処理により、表2の状態から、「トリガーイベント情報ID」カラムが「Event100」のデータが新しく登録される。
「エラーコード」カラムには、「傾き異常検知エラー」を示す値「029−5008」が格納される。「ユニットコード」カラムには、「転写ベルト」を示す値「0600−001」が格納される。
「トリガー種別」カラムには、画像処理装置100から送信されたエラー情報メッセージに含まれるトリガーイベント情報IDに対応するイベント内容がイベント情報データテーブルから取得されて格納される。詳細には、イベント内容の”jobType”要素の値が参照され、トリガー種別として格納される。本実施形態では、「PrintJob」が格納される。
「トリガーイベント情報ID」には、画像処理装置100から送信されたエラー情報メッセージに含まれるトリガーイベント情報IDが格納される。本実施形態では、「Event100」が格納される。
「ステータス」には、エラーの発生を示す「Occured」が格納される。
「デバイスID」には、画像処理装置100のデバイスIDである「Device001」が格納される。
次に、本実施形態において、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合のS506が完了した時のエラー情報データテーブルを表5に示す。
Figure 2020187609
上記S506の処理により、表2の状態から、「トリガーイベント情報ID」カラムが「Event100」のデータが新しく登録される。
「ユニットコード」カラムには、「パッチセンサ」を示す値「0700−0000」が格納される。他のカラムは、表4と同様のため、説明を割愛する。
S507では、デバイス遠隔監視アプリケーション420の通信部421が、画像処理装置100に、エラー情報の登録成功通知を行う。
S508では、デバイス遠隔監視アプリケーション420の通信部421が、デバイス情報管理サービス130に、デバイス情報と、ユニットコード情報を送信する。
S509では、デバイス情報管理アプリケーション440の通信部441が、デバイス遠隔監視アプリケーション420に、デバイス情報、ユニットコード情報の受信に成功した旨(受信成功通知)を送信する。
S510では、デバイス情報管理アプリケーション440の通信部441が、上記S509で受信した、デバイス情報を参照し、当該デバイスにおいてエラーが発生した旨(エラー発生通知)をクライアント端末110に通知する。なお、本実施形態においては、通知の手段は、メールによる通知を想定するが、通知を実現する手段は特に限定しないものとする。
S511では、クライアント端末110の所有者であるサービスマンが、上記S510のエラー発生通知により、デバイスのエラー発生を検知し、ブラウザ410を用いて、当該デバイスのユニットコードをデバイス情報管理アプリケーション440に要求する。
S512では、デバイス情報管理アプリケーション440の通信部441が、クライアント端末110からの、ユニットコード要求を受信すると、エラー情報生成部442がユニットコード情報を生成し、ブラウザ410に送信する。なお、本実施形態においては、故障箇所が「転写ベルト」であった場合はユニットコード「0600−0001」、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合はユニットコード「0700−0000」を含んだHTML情報が、ブラウザ410に送信される。
S513では、サービスマンによって、ユニットコードに対応した対処として故障箇所交換作業等が実施され、エラーの解決が試みられる。本実施形態においては、故障箇所が「転写ベルト」であった場合は「転写ベルト」が交換され、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合は「パッチセンサ」が交換されるものとする。
S514では、サービスマンが画像処理装置100のキーボードなどの入出力装置310を介して、エラー履歴画面の表示を要求する。画像処理装置100は、エラー履歴画面の表示要求を受けて、エラー履歴画面をディスプレイなどの入出力装置310に表示する。ここで、図7を用いて、画像処理装置100の入出力装置310に表示されるエラー履歴画面を説明する。
図7は、第1実施形態におけるエラー履歴画面の一例を示す図である。
エラー履歴画面700は、画像処理装置100の入出力装置310に表示されるエラー履歴画面であり、画像処理装置100で発生したすべてのエラーが表示される。
エラー一覧表示領域701は、画像処理装置100で発生したエラーの一覧および詳細情報を表示する領域であり、各エラー情報は、図5のS505でROM303に記憶された情報を参照して表示される。また、詳細情報として、エラーが発生した日時(発生日時)、エラーコード、エラーの簡易的な説明、修正確認ボタンが表示される。なお、図7の令では、傾き異常検知エラーが2件発生したことが確認できる。
修正確認ボタン702、703は各エラーに対する交換作業が完了し、エラーの修正確認作業を行う際に押下するボタンである。修正確認ボタン702、703が押下されると、それぞれの修正確認に必要なジョブ一覧を示す修正確認ジョブ一覧画面(後述する図8)が表示される。
以下、図5の説明に戻る。
S515では、サービスマンが修正確認を行いたいエラーの修正確認ボタンを押下することで、クライアントアプリケーション400の通信部401がデバイス遠隔監視アプリケーションに、修正確認ジョブの取得要求が送信される。また、修正確認ジョブの取得要求と合わせて、取得対象となるエラーのトリガーイベント情報も送信される。本実施形態においては、サービスマンが、修正確認ボタン702を押下したものとし、トリガーイベント情報として、「Event100」がデバイス遠隔監視サービス120に送信されたものとして説明する。
S516では、デバイス遠隔監視アプリケーション420の通信部421が、画像処理装置100からの修正確認ジョブ取得要求と、対象のトリガーイベント情報を受信する。そして、修正確認ジョブ生成部422が、上記S515で送信されたトリガーイベント情報に対応するエラー情報を、データベース管理部423を介して、エラー情報データベース432のエラー情報データテーブルから取得する。さらに、修正確認ジョブ生成部422が、エラー発生時のエラーコードとユニットコード、トリガー種別を特定する。
なお、本実施形態において、故障箇所が「転写ベルト」であった場合、表4の「トリガーイベント情報ID」カラムが「Event100」のエラー情報データが対応するエラー情報となる。この場合、エラーコードとして「029−5008」、ユニットコードとして「0600−0001」、トリガー種別として「PrintJob」が特定される。
また、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合、表5の「トリガーイベント情報ID」カラムが「Event100」のエラー情報データが対応するエラー情報が対応するエラー情報となる。この場合、エラーコードとして「029−5008」が、ユニットコードとして「0700−0000」、トリガー種別として「PrintJob」が特定される。
S517では、デバイス遠隔監視アプリケーション420の修正確認ジョブ生成部422が修正確認ジョブ生成処理を行う。ここで、修正確認ジョブ生成処理に関して、図9を用いて説明を行う。
図9は、第1実施形態における修正確認ジョブ生成処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、デバイス遠隔監視サービス120を構成するコンピュータのHDD205に格納されるプログラムを、CPU202が実行することにより実現される。
S900において、修正確認ジョブ生成部422が、画像処理装置100に返却するための修正確認ジョブのリストを作成する。
次にS901において、デバイス遠隔監視アプリケーション420の修正確認ジョブ生成部422が、図5のS516で特定したエラーコード、ユニットコードと同一のエラー情報が存在するかどうかを判定する。存在確認にあたっては、データベース管理部423を介して、エラー情報データベース432のエラー情報データテーブルから参照して行う。
そして、上記S901において、エラー発生時のエラーコード、ユニットコードと同一のエラー情報が存在するが存在しない場合(S901でNoの場合)、修正確認ジョブ生成部422は、S902に処理を進める。
S902において、修正確認ジョブ生成部422は、図5のS516で特定されたエラーのトリガーイベント情報を修正確認ジョブリストに追加し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S901において、エラー発生時のエラーコード、ユニットコードと同一のエラー情報が存在する場合(S901でYesの場合)、修正確認ジョブ生成部422は、S903に処理を進める。
なお、故障箇所が「転写ベルト」であった場合、エラーコード「029−5008」、ユニットコード「0600−0001」に合致するデータは、表4の1、4、7行目となるため、S903が実行されることになる。
また、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合、エラーコード「029−5008」、ユニットコード「0700−0000」に合致するデータは、表5の2、3、5、6、7行目となるため、S903が実行されることになる。
S903において、修正確認ジョブ生成部422は、上記S901において、特定されたエラー情報の内、エラー発生時のトリガー種別と同じトリガー種別を持つエラー情報が存在するかどうかを判定する。そして、エラー発生時のトリガー種別と同じトリガー種別を持つエラー情報が存在しないと判定された場合(S903でNoの場合)、修正確認ジョブ生成部422は、S906に処理を進める。
一方、上記S903において、エラー発生時のトリガー種別と同じトリガー種別を持つエラー情報が存在する場合(S903でYesの場合)、修正確認ジョブ生成部422は、S904に処理を進める。
なお、故障箇所が「転写ベルト」であった場合は、表4の1、4、7行目が条件に該当するため、S904が実行されることになる。また、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合は、表5の3、5、7行目が条件に該当するため、S904が実行されることになる。
S904において、修正確認ジョブ生成部422が、上記S903で存在すると判定されたエラー情報のトリガーとなったイベント情報の内容をイベント情報データテーブルから参照する。さらに、修正確認ジョブ生成部422は、これらイベント情報内容に含まれる設定の特徴量を測定した上で数値化する。そのうえで、修正確認ジョブ生成部422は、数値化された設定の特徴量を近い値ごとにグループ分けし、最も要素の多いグループに属する設定値から統計的手法を用いて導き出した値(例えば平均値)を採用し、修正確認ジョブとして生成する。なお、統計的手法を用いて導き出した値は、平均値でなくとも、最頻値、中央値などの他の統計的手法を用いて導き出した値であってもよい。すなわち、統計的手法を用いて修正確認ジョブを生成する構成であればどのようなものでもよい。
なお、故障箇所が「転写ベルト」であった場合は、表4の1、4、7行目のトリガーイベント情報IDに対応するデータとして、表3のイベント情報データテーブルの1、4、7行目のイベント情報内容が参照されることになる。表3のイベント情報データテーブルの1、4、7行目すべてにおいて、90°回転印刷、モノクロ印刷、部数指定が行われているため、これらの設定を流用した修正確認ジョブが生成される。
また、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合は、表5の3、5、7行目のトリガーイベント情報IDに対応するデータとして、表3のイベント情報データテーブルの3、5、7行目のイベント情報内容が参照されることになる。表3のイベント情報データテーブルの3、5、7行目すべてにおいて、90°回転印刷、モノクロ印刷、部数指定が行われているため、これらの設定を流用した修正確認ジョブが生成される。
S905において、修正確認ジョブ生成部422は、上記S904で生成された修正確認ジョブを修正確認ジョブリストに追加し、S906に処理を進める。
S906において、修正確認ジョブ生成部422は、上記S901で特定されたエラー情報の内、エラー発生時のトリガー種別と異なるトリガー種別を持つエラー情報が存在するかどうかを判定する。そして、また、エラー発生時のトリガー種別と異なるトリガー種別を持つエラー情報が存在しない場合(S906でNoの場合)、修正確認ジョブ生成部422は、本フローチャートの処理を終了する。なお、故障箇所が「転写ベルト」であった場合は、条件に該当するデータが表4に存在しないため、本フローチャートは終了し、修正確認ジョブメッセージ620が確定する。
一方、上記S906において、エラー発生時のトリガー種別と異なるトリガー種別を持つエラー情報が存在する場合(S906でYesの場合)、修正確認ジョブ生成部422は、S907に処理を進める。なお、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合は、表5の2、6行目が条件に該当するため、S907が実行される。
S907において、修正確認ジョブ生成部422は、上記S906で存在すると判定されたエラー情報のステータスを参照し、トリガー種別ごとにグループ分けを行う。さらに、修正確認ジョブ生成部422は、グループごとに、ステータスが「Resolded」となっているデータの比率を測定し、一定以上の閾値(例えば50%〜75%)を超えているグループのイベント情報を採用した修正確認ジョブを生成する。なお、一定以上の閾値を超えているグループ内にイベント情報が複数存在する場合には、上述したS904の処理と同様に、該グループに属する設定値から統計的手法を用いて導き出した値(例えば平均値)を採用し、修正確認ジョブとして生成する。さらに、一定以上の閾値を超えているグループが複数存在する場合には、それぞれ修正確認ジョブを生成するものとする。
例えば、故障箇所が「転写ベルト」であった場合は、表5において、「FineCalib」グループと、「GradationCalib」グループに分けられる。さらに、「FineCalib」グループの「Resolded」比率が100%であるため、トリガーイベント情報である、表3の2行目のイベント情報内容を採用した修正確認ジョブが生成される。一方で、「GradationCalib」グループの「Resolded」比率は0%であるため、こちらのイベント情報は修正確認ジョブには採用されない。
次にS908において、修正確認ジョブ生成部422は、上記S907で生成された修正確認ジョブを修正確認ジョブリストに追加し、本フローチャートの処理を終了する。故障箇所が「パッチセンサ」であった場合は、ここで修正確認ジョブメッセージ621が確定する。
なお、図9の修正確認ジョブ生成処理において、本実施形態では、修正確認ジョブの生成処理の一例として、特徴量および閾値による統計的手法を行ったが、ジョブの生成処理における統計的手法は特に限定しないものとする。
以下、図5の説明に戻る。
S518において、デバイス遠隔監視アプリケーション420の通信部421が画像処理装置100に、修正確認ジョブメッセージを送信する。
なお、故障箇所が「転写ベルト」であった場合、修正確認ジョブメッセージ620が送信される。また、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合、修正確認ジョブメッセージ621が送信される。
S519では、クライアントアプリケーション400の通信部401が、上記S518で送信された修正確認ジョブメッセージを受信し、修正確認ジョブ一覧画面をディスプレイなどの入出力装置310に表示するように画像処理装置100に要求する。画像処理装置100は、修正確認ジョブ一覧画面の表示要求を受けて、修正確認ジョブ一覧画面をディスプレイなどの入出力装置310に表示する。なお、故障箇所が「転写ベルト」であった場合であった場合、図8に示す修正確認ジョブ一覧画面800が表示される。また、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合であった場合、修正確認ジョブ一覧画面810が表示される。
ここで、図8を用いて、画像処理装置100の入出力装置310に表示される修正確認ジョブ一覧画面を説明する。
図8は、第1実施形態における修正確認ジョブ一覧画面の一例を示す図である。
修正確認ジョブ一覧画面800は、故障箇所が「転写ベルト」であった場合の修正確認ジョブ一覧を例示する画面である。
修正確認ジョブ一覧表示領域801は、故障箇所の修正確認に必要なジョブの一覧および詳細情報を表示する領域である。修正確認ジョブ一覧表示領域801に表示される各ジョブ情報は、図5のS518で受信した修正確認ジョブ情報を基に生成される。各ジョブ情報には、詳細情報として、ユニットコード、故障箇所の名称、確認ジョブの内容、実行チェックボックスが表示される。修正確認ジョブ一覧画面800の例では、転写ベルトの修正確認ジョブは、プリントジョブの1件であることが確認できる。
実行チェックボックス802は、対象の修正確認ジョブを実行するかどうかを選択可能なチェックボックスである。なお、すでに実行され、修正確認ジョブが成功した場合は、チェックボックスが表示されない。
実行ボタン803は、修正確認ジョブの実行を行う時に押下されるボタンである。実行ボタン803が押下された場合、実行チェックボックス802がチェックされている修正確認ジョブの全てが順次実行される。
修正確認ジョブ一覧画面810は、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合の修正確認ジョブ一覧を例示する画面である。
修正確認ジョブ一覧表示領域811に示す例では、パッチセンサの修正確認ジョブが、プリントジョブと、キャリブレーション実行の2件であることが確認できる。それ以外は、修正確認ジョブ一覧表示領域801と同様のため、説明は割愛する。実行チェックボックス812、813は、実行チェックボックス802と同様のため、説明は割愛する。実行ボタン814は、実行ボタン803と同様のため、説明は割愛する。
以下、図5の説明に戻る。
S520では、サービスマンが修正確認ジョブの実行チェックボックスをすべてチェックした上で、修正確認ジョブの実行ボタンを押下する。
なお、故障箇所が「転写ベルト」であった場合は、修正確認ジョブ一覧画面800において、実行チェックボックス802がチェックされ、実行ボタン803が押下される。これに応じて、クライアントアプリケーション400のジョブ実行部404が、デバイス制御部307を介して印刷部308にプリントジョブを実行させる。サービスマンはジョブ実行完了後、ジョブの成功を確認することで、修正確認終了とする。
また、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合は、修正確認ジョブ一覧画面810において、実行チェックボックス812、813がチェックされ、実行ボタン814が押下される。これに応じて、クライアントアプリケーション400のジョブ実行部404が、デバイス制御部307を介して印刷部308にプリントジョブを実行させる。次に、クライアントアプリケーション400のジョブ実行部404が、デバイス制御部307を介してセンサ311の色ずれ補正キャリブレーションを実行する。サービスマンはジョブ実行完了後、ジョブの成功を確認することで、修正確認終了とする。
S521において、クライアントアプリケーション400の通信部401が、上記S520で修正確認ジョブが実行された結果、エラーが解消されたかどうかを示すエラー更新情報をデバイス遠隔監視サービス120に送信する。なお、ここでは故障箇所が「転写ベルト」であった場合、また「パッチセンサ」であった場合もエラーが解消されたものとして説明する。
S522では、デバイス遠隔監視アプリケーション420の通信部421が、更新エラー情報を受信し、データベース管理部423がエラー情報データベースのエラー情報データテーブルを更新する。
なお、故障箇所が「転写ベルト」であった場合の上記S521が完了した時のエラー情報データテーブルを表6に示す。
Figure 2020187609
故障箇所が「転写ベルト」の場合、上記S522の処理により、表6に示すように、「トリガーイベント情報ID」カラムが「Event100」のエラー情報データの「ステータス」カラムの値が「Occured」から「Resolded」に更新される。
また、故障箇所が「パッチセンサ」であった場合のステップS521が完了した時のエラー情報データテーブルを表7に示す。
Figure 2020187609
故障箇所が「パッチセンサ」の場合、上記S522の処理により、表7に示すように、「トリガーイベント情報ID」カラムが「Event100」のエラー情報データの「ステータス」カラムの値が「Occured」から「Resolded」に更新される。
S523では、デバイス遠隔監視アプリケーション420の通信部421が、エラー情報の更新に成功した旨(更新成功通知)を画像処理装置100に送信する。
以上、図5のシーケンスにより、エラーが「傾き異常検知エラー」の場合、故障箇所が「転写ベルト」であれば、プリントジョブによる修正確認のみが実行され、キャリブレーションは実行されない。一方、故障箇所が「パッチセンサ」であれば、プリントジョブ及びキャリブレーション実行による修正確認が実行される。すなわち、修正確認ジョブ生成部422は、エラーコードが「傾き異常検知エラー」の場合、確認指示として、ユニットコードが「転写ベルト」を示すコードあればテスト印刷のためのジョブを作成し且つキャリブレーションの指示を作成しない。一方、ユニットコードが「パッチセンサ」を示すコードであればテスト印刷のためのジョブとキャリブレーションの指示とを確認指示として作成する。この際、修正確認ジョブ生成部422は、ユニットコードの組み合わせに対応するイベント情報のうち、イベント情報が示す印刷処理の内容に基づきテスト印刷のためのジョブを作成する。また、修正確認ジョブ生成部422は、エラーコード、前記ユニットコードの組み合わせに対応するイベント情報のうち、イベント情報が示すキャリブレーション処理の内容に基づきキャリブレーションの指示を作成する。
このような構成により、例えば経験の浅いサービスマン等であっても、修正確認作業の不足が発生することを防ぐことができる。また、修正確認に必要なジョブが図7の修正確認ジョブ一覧画面で図示されるため、例えば経験の浅いサービスマン等であっても、本来不必要な修正確認作業の実施を防ぐことができる。
以上、本実施形態によれば、サービスマンに対し、必要十分かつ精度の良い修正確認フローを実現するためのシステムを提供することができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態では、サービスマンによる修正確認作業のさらなる短縮を実現するため、ジョブの実行時間を重視して修正確認ジョブを生成する形態について説明する。
上述した第1実施形態では、デバイス遠隔監視サービス120が、過去発生したイベント情報のうち、同一のエラーコード、ユニットコードのイベント情報の設定を参照して、修正確認ジョブを生成する形態について説明した。しかし、過去発生したイベントの実行時間にばらつきがあった場合、第1実施形態において生成される修正確認ジョブが、実行に多大な時間を要するジョブとなってしまうことが考えられる。この場合、サービスマンによる修正確認作業も増大してしまう可能性がある。そこで第2実施形態では、この点を考慮して、画像処理装置100が実行時間を含めたイベント情報をデバイス遠隔監視サービス120に送信し、デバイス遠隔監視サービス120で実行時間を加味した修正確認ジョブ生成処理を行う形態とする。
図10は、第2実施形態におけるシステム全体の処理シーケンスの一例を示す図である。
まずS1000〜S1001は、図5のS500〜S501と同一のため、説明を割愛する。
次にS1002では、クライアントアプリケーション400のイベント情報生成部403がエラー発生時のイベント情報メッセージ(実行時間を含む)を生成し、通信部401がデバイス遠隔監視サービス120に送信する。この際に送信されるイベント情報メッセージに関して、図11を用いて説明を行う。
図11は、第2実施形態におけるイベント情報メッセージの一例を示す図である。
イベント情報メッセージ1100は、第2実施形態の画像処理装置100において実行されたプリントジョブを示すメッセージである。イベント情報メッセージ1100は、「Device001」のデバイスにおいて、90°回転印刷、モノクロ印刷、部数1のプリントジョブが実行されたことを示している。加えて、イベント情報メッセージ1100は、1101の「”time”:”5s”」に示すように、処理時間が5秒であることをメッセージで示している。なお、イベント情報メッセージ1100が、図10のS1002で送信されたものとして以下を説明する。
以下、図10の説明に戻る。
S1003では、デバイス遠隔監視アプリケーション420の通信部421が画像処理装置100からイベント情報メッセージ1100を受信する。受信したイベント情報メッセージ1100は、データベース管理部423により、イベント情報データベース431のイベント情報データテーブルに新規登録される。本実施形態におけるS1003が完了した時のイベント情報データテーブルを表8,表9に示す。
Figure 2020187609
Figure 2020187609
S1003の処理により、「イベント情報ID」カラムが「Event100」のデータが新しく登録される。
S1004〜S1016は、図5のS504〜S516と同一のため、説明を割愛する。
次にS1017では、デバイス遠隔監視アプリケーション420の修正確認ジョブ生成部422が修正確認ジョブ生成処理を行う。修正確認ジョブ生成処理に関して、図12を用いて説明を行う。
図12は、第2実施形態における修正確認ジョブ生成処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、デバイス遠隔監視サービス120を構成するコンピュータのHDD205に格納されるプログラムを、CPU202が実行することにより実現される。
まずS1200〜S1203は、図9のS902〜S903と同一のため、説明を割愛する。
次にS1204において、修正確認ジョブ生成部422は、S1203で存在すると判定されたエラー情報のトリガーとなったイベント情報の内容をイベント情報データテーブルから参照する。さらに、修正確認ジョブ生成部422は、これらイベント情報のうち、ジョブ実行時間が最小のイベント情報の内容を採用した修正確認ジョブを生成する。例えば、S1203で存在すると判定されたエラー情報のトリガーイベント情報が、表8,表9のイベント情報テーブルの3、5、7行目であった場合、実行時間が最小の3行目のイベント情報が修正確認ジョブとして採用される。なお、実行時間が最小のイベント情報が複数存在する場合には、それらの設定値から統計的手法を用いて導き出した値(例えば平均値)を採用し、修正確認ジョブとして生成する。
なお、S1205〜S1206は、図9のS905〜S906と同一のため、説明は割愛する。
次にS1207では、図9のS907の処理に加えて、グループ内で最も実行時間の少ないイベント情報を修正確認ジョブとして採用する。
具体的には、S1207において、修正確認ジョブ生成部422は、上記S1206で存在すると判定されたエラー情報のステータスを参照し、トリガー種別ごとにグループ分けを行う。さらに、修正確認ジョブ生成部422は、グループごとに、ステータスが「Resolded」となっているデータの比率を測定し、一定以上の閾値(例えば50%〜75%)を超えているグループを取得する。さらに、そのグループ内で実行時間の最小のイベント情報を修正確認ジョブとして採用する。なお、実行時間が最小のイベント情報が複数存在する場合には、それらの設定値から統計的手法を用いて導き出した値(例えば平均値)を採用し、修正確認ジョブとして生成する。さらに、一定以上の閾値を超えているグループが複数存在する場合には、それぞれ修正確認ジョブを生成するものとする。
次にS1208では、図9のS1206と同一のため、説明は割愛する。
ここで、図10の説明に戻る。
なおS1018〜S1023は、図5のS518〜S523と同一のため、説明は割愛する。
以上のように、第2実施形態では、イベント情報に、画像処理装置100で実行されたイベント処理の処理時間を示す情報を含める。また、修正確認ジョブ生成部422が、イベント情報データベース431に保持されるイベント情報が示すイベント処理の内容及び処理時間に基づき確認指示(修正確認ジョブ)を作成する。
このような構成により、過去発生したイベントの実行時間にばらつきがあった場合でも、最も実行時間の少ないイベントを採用して修正確認ジョブが作成され、サービスマンが修正確認において実行することができる。このため、生成される修正確認ジョブの実行時間の増大を抑え、サービスマンによる修正確認作業の増大を抑えることができる。よって、コストの増加を抑制することができる。
以上、各実施形態によれば、画像処理装置等のネットワークデバイスのエラー全般において、サービスマンに対して必要十分かつ精度の良い修正確認フローを提供することができ、サービスマンが適切な修正確認を実行することができる。すなわち、必要十分かつ精度の良い修正確認フローを実現することができる。これにより、ネットワークデバイスのダウンタイムの長期化やエラーの再発を抑えユーザの利便性を向上するとともに、サービスマンの再出動を抑えて修正確認コストを抑えることもできる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
〔その他の実施形態〕
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

Claims (7)

  1. 遠隔監視システムと、ネットワークデバイスと、を含むシステムであって、
    前記遠隔監視システムは、
    前記ネットワークデバイスで発生したエラーを示すエラーコードを含むエラー情報と、エラー検出時に前記ネットワークデバイス内で実行された診断処理の結果としての対処法を示すユニットコードを含む診断情報とを取得する取得手段と、
    前記エラーコード、前記ユニットコードの組み合わせから確認指示を作成する作成手段と、
    前記作成された確認指示を前記ネットワークデバイスに送信する第1送信手段と、を有し、
    前記ネットワークデバイスは、
    前記エラー情報と前記診断情報とを、前記遠隔監視システムに送信する第2送信手段と、
    前記遠隔監視システムから前記第2送信手段により送信したエラー情報と診断情報とに対応する確認指示を受信する受信手段と、
    前記診断情報に従う前記エラーに対する対処が行われた後に、前記確認指示に基づく処理を実行するための実行手段と、を有し、
    前記作成手段は、前記エラーコードが特定のエラーコードであった場合、前記確認指示として、前記ユニットコードが第1ユニットコードあればテスト印刷のための第1ユニットコードに対応するジョブを作成し且つキャリブレーションの指示を作成せず、前記ユニットコードが第2ユニットコードであればテスト印刷のための第2ユニットコードに対応するジョブとキャリブレーションの指示とを作成する、
    ことを特徴とするシステム。
  2. 前記実行手段は、前記確認指示に基づく処理を提示し、該提示された処理から選択された処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ネットワークデバイスは、該ネットワークデバイスで実行されたイベント処理の内容を示すイベント情報を前記遠隔監視システムに対して送信し、
    前記遠隔監視システムは、前記イベント情報を保持し、
    前記作成手段は、前記保持されるイベント情報のうち、前記エラーコード、前記ユニットコードの組み合わせに対応するイベント情報が示すイベント処理の内容に基づき確認指示を作成する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記作成手段は、前記エラーコード、前記ユニットコードの組み合わせに対応するイベント情報のうち、イベント情報が示す印刷処理の内容に基づき前記テスト印刷のためのジョブを作成する、ことを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 前記作成手段は、前記エラーコード、前記ユニットコードの組み合わせに対応するイベント情報のうち、イベント情報が示すキャリブレーション処理の内容に基づき前記キャリブレーションの指示を作成する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のシステム。
  6. 前記イベント情報は、前記ネットワークデバイスで実行されたイベント処理の処理時間を示す情報を含み、
    前記作成手段は、前記イベント情報が示すイベント処理の内容及び処理時間に基づき確認指示を作成する、ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 遠隔監視システムと、ネットワークデバイスと、を含むシステムの制御方法であって、
    前記遠隔監視システムが実行する、
    前記ネットワークデバイスで発生したエラーを示すエラーコードを含むエラー情報と、エラー検出時に前記ネットワークデバイス内で実行された診断処理の結果としての対処法を示すユニットコードを含む診断情報とを取得する取得ステップと、
    前記エラーコード、前記ユニットコードの組み合わせから確認指示を作成する作成ステップと、
    前記作成された確認指示を前記ネットワークデバイスに送信する第1送信ステップと、を有し、
    前記ネットワークデバイスは、
    前記エラー情報と前記診断情報とを、前記遠隔監視システムに送信する第2送信ステップと、
    前記遠隔監視システムから前記第2送信ステップで送信したエラー情報と診断情報とに対応する確認指示を受信する受信ステップと、
    前記診断情報に従う前記エラーに対する対処が行われた後に、前記確認指示に基づく処理を実行するための実行ステップと、を有し、
    前記作成ステップでは、前記エラーコードが特定のエラーコードであった場合、前記確認指示として、前記ユニットコードが第1ユニットコードあればテスト印刷のための第1ユニットコードに対応するジョブを作成し且つキャリブレーションの指示を作成せず、前記ユニットコードが第2ユニットコードであればテスト印刷のための第2ユニットコードに対応するジョブとキャリブレーションの指示とを作成する、
    ことを特徴とするシステムの制御方法。
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