JP2020185352A - 金属ばねを無くした洗濯バサミ - Google Patents

Abstract

【課題】金属ばねを使用しないことを特徴とする洗濯バサミを提供する。【解決手段】挟み部材の背面又は横に突起を設け、そこに弾性体を装着することを特徴とする洗濯バサミ。【選択図】図１

Description

本発明は洗濯バサミに関するものである。

従来からある洗濯バサミは、前方に挟持部を後方には把持部を有し、中央の支点部で一対となった両挟み部材の挟持部背面を金属の弾性部材が押圧し、挟持部で洗濯物を挟持するようになっている。

特開２０１２−０００４０４ 特開２００４−０８１５４５

従来の洗濯バサミには、次のような問題がある。
（イ）金属を使用しているためＭＲＩ室等の磁界空間では使用できない。
（ロ）強風にも洗濯物が保持できるよう金属の弾性にて強力な把持力を有しているが、室内で使用するときには強すぎる保持力である。
（ハ）そのため、洗濯バサミ使用時に拇指と示指に対する負担は大きく、いつの間にか手指関節を損傷している場合がある。特に、関節リウマチ等の関節の病気の人には、洗濯バサミの多用は手指関節破壊につながる可能性が十分ある。
本発明は、以上の問題を解決しようとするものである。

洗濯バサミの挟み部材に突起を設け、両挟み部材を支点で合してから、該突起周辺に輪ゴム等の弾性体を装着し、挟持部の挟持面と支点に力をかけることを特徴とする洗濯バサミを提供するものである。

（イ） 磁場のあるＭＲＩ室で使用できる。
（ロ） 金属ばねの強い力に指がさらされない。
（ハ） 挟持部での挟む力をある程度調節できる。
（ニ） 支点の両側にも挟持部を設けることができる。

本発明の斜視図である。 本発明の挟持部を閉じたときと開いたときの側面図である。 挟持部を両側に設けて、突起も支点部の両側に設けた側面図。

以下、本発明で実施の形態について説明する。
（イ）挟み部材の背面又は横に突起を設けた洗濯バサミ。
（ロ）挟み部材を支点で合し挟持面を接した状態で（イ）で設けた突起周辺に輪ゴム等の弾性素材を巻いた洗濯バサミ。
（ハ）挟持部を挟み部材の両側に設け、且つ、（イ）で述べた突起を持つ洗濯バサミ。
本発明は以上のような構成である。
本発明を使用するときは、挟持する力を考慮して弾性素材を使い易い位置に装着する。
図１では挟み部材の背面２か所の突起間に輪ゴムを巻いた状態を示している。突起は輪ゴム等の弾性体を安定させるためのものであり、突起が挟み部材の横にあっても良いし多数でも良い。図２ａでは挟持部を閉じた状態を、図２ｂでは挟持部を開いた状態を示してある。図３では挟み部材の両側に挟持部を設けた洗濯バサミを示してある。弾性体を装着する位置にて挟む力が変わり又切り欠き部の広さも変化する。

１ 洗濯バサミ
２ 挟み部材
３ 挟持部
４ 挟持面
５ 把持部
６ 支点部
７ 突起
８ 切り欠き部
９ 弾性体
１０ 手指

Claims (2)

1. 洗濯バサミの挟み部材に突起を設け、両挟み部材を支点で合して、該突起周辺に輪ゴム等の弾性体を装着し、挟持部の挟持面と支点に力をかけることを特徴とする洗濯バサミ。
2. 挟み部材の両側に挟持部を設けた請求項１の洗濯バサミ。

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