JP2020185274A - 振り分け型収納ポーチ - Google Patents

Abstract

【課題】特に着物を着たときに便利な、帯やベルトなどに挟みこんで懸架するタイプの振り分けポーチを提供する。【解決手段】帯８の内側に折り畳み可能なシートの一部を差し込む収納ポーチであって、内側及び外側からなる折り畳み可能なシート２からなり、少なくとも帯の外側にくるシート部分に１つ又は２つ以上の収納部分３ａ、３ｂ、６ａを有する振り分け型収納ポーチ。【選択図】図３

Description

本発明は、特に着物を着たときに便利な、帯やベルトなどに挟みこんで懸架するタイプの振り分け型収納ポーチに関する。

一般に、洋服のズボンやスカートなどでは、ポケットに入りきらない小物を保持するためにウエストポーチやシザーズバッグなどが使われている。これらの多くはベルトに取り付けるか専用のベルトで固定している。

ベルトをしない場合、ズボンやスカートにクリップで留めるタイプの財布（特許文献１）や、骨盤に沿うように弓形に凹ませたプラスチック板製の挟持板と道具入れを取り付ける取付部材からなり、挟持板をズボンの内側に差し込むタイプのウエスト掛留具（特許文献２）が提案されている。

一方、和服、特に着物には物を入れるためのポケットのような収納部分がなく、財布やスマートフォンなどを帯の間や懐、袖（袂）に入れるか、巾着や信玄袋などの小ぶりの袋に入れて持ち歩いている。そうした現状に対して、帯を包み込むように取り付ける小物入れが提案されている（特許文献３）。

特開平１１−１５１１１２号公報 特許第３４３７５５１号明細書 特開２００８−１３６６４８号公報

本発明は、手ぬぐいを帯に差し込んで留めるような（あたかも振り分け荷物を担ぐような）簡単な作業でかつ体にフィットする収納ポーチを提供する。

また、本発明は、外側部分だけでなく内側にも収納スペースを設けることができ、貴重品などを収納することができる収納ポーチを提供する。

本発明の振り分け型収納ポーチは、帯の内側に折り畳み可能なシートの一部を差し込む収納ポーチであって、内側及び外側からなる折り畳み可能なシートからなり、少なくとも帯の外側にくるシート部分に１つ又は２つ以上の収納部分を有する。

本発明の振り分け型収納ポーチ（以下、「振り分けポーチ」という）は、折り畳み可能なシートが１枚の布製のシートであってもよい。

また、本発明の振り分けポーチは、折り畳み可能なシートが複数の材料のシートをつなぎ合わせたシートであってもよい。

また、本発明の振り分けポーチは、複数の収納部分（以下、ポケットということもある）を有することが好ましい。

また、本発明の振り分けポーチは、帯の内側にくる部分に１または複数のポケットを有することが好ましい。

また、本発明の振り分けポーチは、前記ポケットの口部にファスナーが設けられていることが好ましい。

また、本発明の振り分けポーチは、前記折り畳み可能なシートに折りたたむ箇所を示す山折り部を設けてもよい。

本発明の振り分けポーチによれば、携帯電話やスマートフォン、財布、カード入れ等の現代では必需の小物を簡単に収納でき、しかも、巾着や信玄袋などの場合とは異なり両手を自由に使うことができ、また、肩掛け鞄のように鞄の部分が移動することもなく、極めてスマートにかつ便利に小物を収納することができる。

本発明の振り分けポーチの好ましい実施形態の概略平面図である。 図１に示す本発明の振り分けポーチの好ましい実施形態の概略側断面図である。 図１に示す本発明の振り分けポーチの好ましい実施形態を帯に取り付けたときの概略図である。

図１〜図３に基づき、本発明の好ましい実施形態を説明する。
図１は本発明の振り分けポーチの好ましい実施形態の概略平面図であり、図２は、図１に示す本発明の振り分けポーチの好ましい実施形態の概略側断面図である。図３は、図１に示す本発明の振り分けポーチの好ましい実施形態を帯に取り付けたときの概略図である。

本発明の好ましい実施形態の振り分けポーチ１は、帯８の内側と外側に、帯８を挟んで振り分けるタイプの収納ポーチであって、折り畳み可能なシート２、５からなり、少なくとも帯の外側にくる部分２に１つ又は２つ以上の収納部分（ポケット）３ａ、３ｂを有する。

帯８の内側にくるシート５には、ポケットを設けなくてもよいが、外側シート２で隠れて盗難などの危険性が小さいことから、貴重品（財布など）を入れるポケット６ａを設けてもよい。図示していないが、シート５には体側に長めのポケットを設けて、長財布やパスポートなどを収納してもよい。

ポケットの数は特に制限がないが、多くなり過ぎると収納品が多くなり厚くなってしまうので、用途と好みで決めればよい。

図示していないが、ポケット３ａ、３ｂ、６ａのいずれか又は全部の口部に、中身を保護するなどのためにファスナーを設けてもよい。

ポケット３ａ、３ｂ、６ａの大きさや形状、深さは想定される小物に応じて適宜決めればよい。

折り畳み可能なシート２、５は１枚のシートからなっていてもよいし、２枚以上のシートを繋いで作製してもよい。いずれの場合も、折り畳む位置を決めておくのが好ましく、たとえば山折り部４を設けてもよい。

さらに、図示されていないが、シート５の外側（体側）にベルト通しを設けると、ズボンなどの場合でもベルトに通すことで洋服の場合の小物入れとしても使用できる。

本発明の振り分けポーチは、織布、不織布、編布、プラスティックシートなど、可撓性と適度の柔軟性のある材料であれば特に限定されない。また、各部分の材料も同一であっても異なっていてもかまわない。

装着の仕方は、内側シート５を帯８の内側（体側）に差し込み、ポーチ１の内部空間７に帯８が収まるようにするだけで固定できる。

その他、本発明の趣旨を損なわない限り、当業者にとって自明な範囲での変更・変形が可能であり、それらも本発明の範囲に属する。

１ 振り分けポーチ
２ 外側シート
３ａ、３ｂ、６ａ ポケット
４ 山折り部
５ 内側シート
７ 内部空間
８ 帯

Claims (1)

1. 帯の内側に折り畳み可能なシートの一部を差し込む収納ポーチであって、内側及び外側からなる折り畳み可能なシートからなり、少なくとも帯の外側にくるシート部分に１つ又は２つ以上の収納部分を有する振り分け型収納ポーチ。
   

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