JP2020185106A - プロセッサ、および内視鏡システム - Google Patents

プロセッサ、および内視鏡システム Download PDF

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Abstract

【課題】内視鏡装置の括線挿抜を可能にする技術を提供する。【解決手段】本開示は、接続された内視鏡装置に、無線給電によって電源を供給するプロセッサであって、電源を内視鏡装置に供給する送電部と、内視鏡装置のプロセッサに対する着脱の検知に応答して、送電部への電源供給を有効あるいは無効に制御する制御部と、を備える。プロセッサの電源がON状態のとき、制御部には常に電源が供給されており、送電部への電源供給のONおよびOFFが内視鏡装置のプロセッサに対する着脱に応じて切り替えられる。【選択図】図4

Description

本開示は、プロセッサ、および内視鏡システムに関する。
一般に、内視鏡システムは、内視鏡装置(スコープ)と、内視鏡装置を接続するプロセッサとによって構成されている。近年では、使用後の内視鏡装置の洗浄・消毒時の防水キャップ着脱の手間を考慮し、プロセッサから内視鏡装置に非接触で電力を供給する内視鏡システムが用いられている。
例えば、特許文献1は、内視鏡側コネクタにプロセッサから非接触で受電を行う受電コイルを含む受電部を設け、プロセッサ側コネクタに内視鏡装置に非接触で給電を行う給電コイルを含む給電部を設けた内視鏡システム(非接触給電内視鏡システム)を開示している。
特開2017−108932号公報
オペレータ(ユーザ)が上述した非接触給電による内視鏡システムを使用する際、内視鏡装置(スコープ)内の電気部品(例えば、CPUなど)の破損を防止するため、プロセッサの電源をOFFにしてから内視鏡装置(スコープ)を挿抜することが推奨されている。
しかしながら、ユーザからすれば、内視鏡装置のプロセッサへの挿入時およびプロセッサからの抜去時にわざわざプロセッサの電源をOFFにしなければならず手間が掛かってしまう。また、プロセッサの電源を一旦OFFにしてしまうと、再起動するまでに時間が掛かってしまい、ユーザにとって不便である。このため、プロセッサの電源をONにしたまま内視鏡装置の挿抜(括線挿抜)が可能となればユーザにとって使い勝手が良い。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、内視鏡装置の括線挿抜を可能にする技術を提供する。
上記課題を解決するために、本実施形態は、接続された内視鏡装置に、無線給電によって電源を供給するプロセッサであって、
電源を内視鏡装置に供給する送電部と、
内視鏡装置のプロセッサに対する着脱の検知に応答して、送電部への電源供給を有効あるいは無効に制御する制御部と、を備え、
プロセッサの電源がON状態のとき、制御部には常に電源が供給されており、送電部への電源供給のONおよびOFFが内視鏡装置のプロセッサに対する着脱に応じて切り替えられる、プロセッサを提供する。
本開示に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、本開示は、要素及び多様な要素の組み合わせ及び以降の詳細な記述と添付される特許請求の範囲の様態により達成され実現される。
本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味に於いても限定するものではないことを理解する必要がある。
本開示によれば、プロセッサの電源をONにしたまま、安全に内視鏡装置をプロセッサに挿入し、かつプロセッサから抜去すること(括線挿抜)が可能となる。
本実施形態の内視鏡システムの全体外観構成例を示す図である。 本実施形態の内視鏡システムの概略内部構成例を示す図である。 内視鏡装置100のコネクタ部110とプロセッサ200のコネクタ部210とを接続する前の状態をある方向から見た図である。 内視鏡装置100のコネクタ部110とプロセッサ200のコネクタ部210とを接続した状態を図3Aと同方向から見た図である。 それぞれのコネクタ部110および210の光非接触送受信部の構成を示す図である。 内視鏡装置100のコネクタ部110とプロセッサ200のコネクタ部210とを接続する前の状態をX1方向(図3B参照:図3Aの方向とは異なる方向)から見た図である。 内視鏡装置100のコネクタ部110とプロセッサ200のコネクタ部210とを接続した状態をX1方向(図3Dと同方向)から見た図である。 括線挿抜の実現に関連する、内視鏡装置100とプロセッサ200の内部構成例を示す図である。 内視鏡装置100をプロセッサ200に挿入したときの動作の詳細に説明するためのフローチャートである。 内視鏡装置100をプロセッサ200から抜去したときの動作の詳細に説明するためのフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、本開示の一実施形態として内視鏡システムを例に取り説明する。
内視鏡システムにおける観察の対象部位は、例えば、呼吸器等、消化器等である。呼吸器等は、例えば、肺、気管支、耳鼻咽喉である。消化器等は、例えば、大腸、小腸、胃、食道、十二指腸、子宮、膀胱等である。上述のような対象部位を観察する場合、特定の生体構造を強調した画像の活用がより効果的である。
<内視鏡システムの構成>
図1は、本実施形態の内視鏡システムの全体外観例を示す図であり、図2は、本実施形態の内視鏡システムの概略内部構成例を示す図である。内視鏡システム1は、内視鏡装置(電子スコープ)100と、プロセッサ200と、モニタ300とを備えている。
内視鏡装置100は、被検体の内部に挿入される細長い管状の挿入部11を備えている。内視鏡装置100は、後述する光源装置201からの照射光を導くためのLCB(Light Carrying Bundle)101と、LCB101の出射端に設けられた配光レンズ102と、対物レンズ103と、対物レンズ103を介して被照射部分(観察部位)からの戻り光を受光する撮像素子104と、撮像素子104を駆動するドライバ信号処理回路105と、第1メモリ106とを備えている。
光源装置201からの照射光は、LCB101内に入射し、LCB101内で全反射を繰り返すことによって伝播する。LCB101内を伝播した照射光は、挿入部11の先端部12内に配置されたLCB101の出射端から出射され、配光レンズ102を介して観察部位を照射する。被照射部分からの戻り光は、対物レンズ103を介して撮像素子104の受光面上の各画素で光学像を結ぶ。
撮像素子104は、挿入部11の先端部12内に配置されており、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサである。撮像素子104は、受光面上の各画素で結像した光学像(生体組織からの戻り光)を光量に応じた電荷として蓄積して、R、G、Bの画像信号を生成して出力する。なお、撮像素子104は、CCDイメージセンサに限らず、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやその他の種類の撮像装置に置き換えられてもよい。撮像素子104は、ドライバ信号処理回路105によって駆動され、1フィールドもしくは1フレーム分の画素信号が撮像素子104から所定の時間間隔(例えば1/60秒あるいは1/30秒間隔)で読み出される。
プロセッサ200は、内視鏡装置100からの信号を処理する信号処理装置と、自然光の届かない体腔内を内視鏡装置100を介して照射する光源装置とを一体に備えた装置である。別の実施形態では、信号処理装置と光源装置とを別体で構成してもよい。プロセッサ200は、光源装置201と、システムコントローラ202と、光学フィルタ203と、光学フィルタドライバ204と、前段信号処理回路205と、色変換回路206と、後段信号処理回路207と、第2メモリ208とを備えている。
プロセッサ200は、図示しない操作パネルを備えてもよい。操作パネルの構成には種々の形態がある。操作パネルの具体的構成としては、例えば、プロセッサ200のフロント面に実装された機能毎のハードウェアキーやタッチパネル式GUI(Graphical User Interface)、ハードウェアキーとGUIとの組合せ等が考えられる。施術者は、操作パネルによって後述するモード切替操作が可能となる。
システムコントローラ202は、図示省略のメモリに格納された各種プログラムを実行し、内視鏡システム1全体を統合的に制御する。システムコントローラ202は、制御信号を用いて、プロセッサ200に接続されている内視鏡装置100に適した処理がなされるようにプロセッサ200内の各種回路の動作やタイミングを制御する。また、システムコントローラ202は、上述の操作パネルに接続されてもよい。システムコントローラ202は、操作パネルより入力される施術者からの指示に応じて、内視鏡システム1の各動作及び各動作のためのパラメータを変更する。
光源装置201としては、例えば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ等の高輝度ランプやLED(Light Emitting Diode)を用いることができる。光源装置201からの照射光は、主に可視光領域から不可視である赤外光領域に広がるスペクトルを持つ光(又は少なくとも可視光領域を含む光)である。光源装置201からの照射光は、光学フィルタ203に入射する。
内視鏡装置100とプロセッサ200との間のデータ通信は、有線の電気通信方式を用いてもよいし、光無線通信方式を用いてもよいが、本実施形態に例示する内視鏡側コネクタとプロセッサ側コネクタの構成(無線給電方式)では、光無線通信方式を用いた形態について示されている(図3および4参照)。
本実施形態による内視鏡システム1では、内視鏡装置100とプロセッサ200との接続について、括線挿抜が可能に構成されている。つまり、プロセッサ200の主電源をONしたまま、施術前に内視鏡装置100をプロセッサ200に挿入することができ、また、施術後に内視鏡装置100をプロセッサ200から抜去することができる。これを実現するために、本実施形態では、内視鏡装置100の挿抜を検知し、その検知結果に基づいて、プロセッサ200内に設けられた送電部やレーザドライバの動作の有効(enable)および無効(disenable)を制御するようにしている(動作詳細については後述する)。
<コネクタ部の外観構成>
図3Aから図3Eは、内視鏡装置100のコネクタ部110と、プロセッサ200のコネクタ部210との接続関係を説明するための図である。図3Aは、内視鏡装置100のコネクタ部110とプロセッサ200のコネクタ部210とを接続する前の状態をある方向から見た図である。図3Bは、内視鏡装置100のコネクタ部110とプロセッサ200のコネクタ部210とを接続した状態を図3Aと同方向から見た図である。図3Cは、それぞれのコネクタ部110および210の光非接触送受信部の構成を示す図である。図3Dは、内視鏡装置100のコネクタ部110とプロセッサ200のコネクタ部210とを接続する前の状態をX1方向(図3B参照:図3Aの方向とは異なる方向)から見た図である。図3Eは、内視鏡装置100のコネクタ部110とプロセッサ200のコネクタ部210とを接続した状態をX1方向(図3Dと同方向)から見た図である。
図3Aに示されるように、内視鏡装置100のコネクタ部110は、非接触受電基板上に設けられた無線給電用受信側コイル1101と、光非接触送受信部1102と、を備えている。プロセッサ200のコネクタ部210は、内視鏡装置100のコネクタ部110を挿入するための凹部構成となっており、内視鏡ロックレバー2101と、非接触給電基板部2102と、光非接触送受信部2103と、無線給電用送信側コイル2104(図3Aには図示せず:図3D参照)と、を備えている。
内視鏡装置100のコネクタ部110がプロセッサ200のコネクタ部210の凹部に挿入されると、図3Bに示されるように、無線給電用受信側コイル1101とプロセッサ200側の無線給電用送信側コイル2104とが対向するように位置する。また、内視鏡装置100のコネクタ部110の光非接触送受信部1102とプロセッサ200のコネクタ部210の光非接触送受信部2103とが接続され、これにより内視鏡装置100とプロセッサ200との間の光データ通信が可能となる。なお、本実施形態では、図3Cに示されるように、非接触送受信部1102と光非接触送受信部2103とはそれぞれ2つずつ設けられているが、2つに限定されない。
さらに、図3Aとは別の方向から内視鏡装置100のコネクタ部110がプロセッサ200のコネクタ部210を見ると、図3Dに示されるように、内視鏡装置100のコネクタ部110の側面(X1方向の側面)には無線給電用受信側コイル1101が設けられ、プロセッサ200のコネクタ部210の凹部側面(X1方向の側面)には無線給電用送信側コイル2104が設けられていることが分かる。そして、内視鏡装置100のコネクタ部110をプロセッサ200のコネクタ部210の凹部に挿入すると、無線給電用受信側コイル1101が無線給電用送信側コイル2104に対向する状態となることが、図3Eからも分かる。
<括線挿抜を実現する構成例>
上述したように、本実施形態による内視鏡システム1では、プロセッサ200の主電源をONしたまま、施術前に内視鏡装置100をプロセッサ200に挿入することができ、また、施術後に内視鏡装置100をプロセッサ200から抜去することができるようになっている。図4は、当該括線挿抜の実現に関連する、内視鏡装置100とプロセッサ200の内部構成例を示す図である。図4では、当該括線挿抜に関係する構成部のみが示され、図1に示される他の必要な構成部の図示は省略している。また、図5は、内視鏡装置100をプロセッサ200に挿入するときの各部(例えば、送電部やレーザダイオードなど)の動作を説明するためのフローチャートである。図6は、内視鏡装置100をプロセッサ200から抜去するときの各部の動作を説明するためのフローチャートである。
(1)内視鏡装置100とプロセッサ200の内部構成例
括線挿抜を実現するための構成として、内視鏡装置100は、内視鏡装置100の全体動作を制御するコントローラ1_120と、画像処理に関する動作を制御するコントローラ2_121と、プロセッサ200から供給される電源を無線で受電する受電部122と、プロセッサ200から光通信で送信されてきた制御情報等を受信(受光)する少なくとも1つのフォトダイオード123_1と、フォトダイオード123_1によって受信した制御情報等の信号レベルを増幅する少なくとも1つのトランスインピーダンス増幅器124_1と、増幅された信号の振幅を一定振幅の電圧信号に変換するリミッティングアンプ129_1と、受信した制御情報等をプロセッサ200側に返送する少なくとも1つのレーザダイオード125_3と、レーザダイオード125_3を駆動するレーザドライバ126_3と、撮像素子104で取得した映像信号等をプロセッサ200に対して光通信で送信する複数のレーザダイオード125_1および125_2・・・と、レーザダイオード125_1および125_2を駆動する複数のレーザドライバ126_1および126_2・・・と、を備えている。なお、内視鏡側のコントローラ1_120は、例えば、CPU(Central Processor Unit)で構成することができ、内視鏡側のコントローラ2_121は、例えば、FPGAで構成することができる。
一方、プロセッサ200は、当該括線挿抜を実現するための構成として、プロセッサ200の全体動作を制御するコントローラ1_220と、電源供給および停止を制御するための各enable信号(例えば、enable_0からenable_2)を出力すると共に、画像処理に関する動作を制御するコントローラ2_221と、後段信号処理回路207と、コントローラ2_221からのEnable信号に応答して、内視鏡装置100に対して無線による電源供給の開始および停止をする送電部222と、制御情報を内視鏡装置100に対して光通信で送信する少なくとも1つのレーザダイオード223_1と、レーザダイオード223_1を駆動するレーザドライバ224_1と、内視鏡装置100から返送されてきた制御情報等を受信する少なくとも1つのフォトダイオード225_3と、フォトダイオード225_3によって受信した制御情報等の信号レベルを増幅するトランスインピーダンス増幅器226_3と、増幅された信号の振幅を一定振幅の電圧信号に変換する少なくとも1つのリミッティングアンプ227_3と、内視鏡装置100から光通信で送信されてきた映像信号等を受信(受光)する複数のフォトダイオード225_1および225_2・・・と、フォトダイオード225_1および225_2によって受信した映像信号等の信号レベルを増幅する複数のトランスインピーダンス増幅器226_1および226_2・・・と、増幅された信号の振幅を一定振幅の電圧信号に変換するリミッティングアンプ227_1および227_2・・・と、コントローラ2_221からのEnable信号に応答して、レーザドライバ224_1および224_2とレーザダイオード223_1および223_2に対する電源供給の開始および停止をするパワーIC1_228と、コントローラ2_221からのEnable信号に応答して、フォトダイオード225_1および225_2とトランスインピーダンス増幅器226_1および226_2に対する電源供給の開始および停止をするパワーIC1_228と、を備えている。なお、プロセッサ側のコントローラ1_220は、例えば、CPU(Central Processor Unit)で構成することができ、プロセッサ側のコントローラ2_221は、例えば、FPGAで構成することができる。
なお、内視鏡装置100とプロセッサ200との間を非接触化することにより、内視鏡装置100側の回路を患者側回路に、プロセッサ200側の回路を2次側回路とすることができる。
内視鏡装置100の挿抜時の動作を簡単に説明する。例えば、プロセッサ200のコネクタ部210に設けられた機構スイッチあるいはセンサ(例えば、光センサなど)によって内視鏡装置100のプロセッサ200に対する挿抜が検知されると、トリガー信号が生成され、それがコントローラ1_220に送信される。コントローラ1_220は、トリガー信号を受信すると、内視鏡装置100の挿抜動作が行われたと判断し、コントローラ2_221にトリガー信号を受信したこと(内視鏡装置100の挿抜動作検知)を通知する。内視鏡装置挿入時に通知を受けると、コントローラ2_221は、電源供給を有効にするためのEnable_0信号、Enable_1信号、Enable_2信号を送電部222、パワーIC1_228、およびパワーIC2_229にそれぞれ送信する。また、内視鏡抜去時に通知を受けると、コントローラ2_221は、電源供給を無効にする場合には、enable_0信号、enable_1信号、およびenable_2信号を、送電部222、パワーIC1_228、およびパワーIC2_229にそれぞれに送信することを停止する。
内視鏡装置100がプロセッサ200に挿入され、電源供給を有効にするためのEnable_0信号を受け取ると(受け取っている間は)、送電部222への電源供給が有効となり、送電部222は、内視鏡装置100へ電源供給を開始する。すると、内視鏡装置100の受電部122は、送電部222から電源を受け取り、内視鏡装置100のコントローラ1_120およびコントローラ2_121に電源が供給され、コントローラ1_120およびコントローラ1_120は動作を開始する。また、受電部122は、フォトダイオード123_1、トランスインピーダンス増幅器124_1、レーザダイオード125_1、125_2および125_3、レーザドライバ126_1、126_2および126_3に電源を供給する。また、コントローラ2_221から電源供給を有効にするためのEnable_1信号を受け取ると(受け取っている間は)、パワーIC1_228は、レーザダイオード223_1、レーザドライバ224_1、フォトダイオード225_3、トランスインピーダンス増幅器226_3、およびリミッティングアンプ227_3に電源を供給し、それらを起動する。さらに、コントローラ2_221から電源供給を有効にするためのEnable_2信号を受け取ると(受け取っている間は)、パワーIC2_229は、フォトダイオード225_1および225_2とトランスインピーダンス増幅器226_1および226_2に電源を供給し、それらを起動する。
一方、内視鏡装置100がプロセッサ200から抜去され、enable_0信号の送信が停止されると、送電部222への電源供給が無効となり、内視鏡装置100への電源供給も停止される。また、enable_1信号の送信が停止されると、パワーIC1_228への電源供給が無効となり、レーザダイオード223_1、レーザドライバ224_1、フォトダイオード225_3、トランスインピーダンス増幅器226_3およびリミッティングアンプ227_3に電源が供給されなくなり、それらの動作が停止する。さらに、enable_2信号の送信が停止されると、パワーIC2_229への電源供給が無効となり、フォトダイオード225_1および225_2、トランスインピーダンス増幅器226_1および226_2とリミッティングアンプ227_1および227_2に電源が供給されなくなり、それらの動作が停止する。
なお、内視鏡装置100の挿抜時に電源供給を有効および無効にする動作については図5および6のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
(2)内視鏡装置100をプロセッサ200に挿入したときの動作の詳細
図5は、内視鏡装置100をプロセッサ200に挿入したときの動作の詳細に説明するためのフローチャートである。
(i)ステップ501
プロセッサ側のコントローラ1_220は、内視鏡装置100がプロセッサ200のコネクタ部(プロセッサ側コネクタ)210に接続されたか否か判断する。内視鏡装置100のコネクタ部(内視鏡側コネクタ)110への接続は、例えば、機械的スイッチがONとなることにより検知したり、センサ(図示せず)により検知したりすることができ、検知した際には検知信号が出力されるように構成される。機械的スイッチの場合には、スイッチがONとなったときに検知信号を出力する回路を設けてもよい。そして、コントローラ1_220は、当該検知信号を受信することにより、内視鏡装置100が接続(挿入)されたと判断する。
内視鏡装置100のプロセッサ200への接続が検知されていない場合(ステップ502でNOの場合)、処理はステップ502に移行する。内視鏡装置100のプロセッサ200への接続が検知された場合(ステップ501でYESの場合)、処理はステップ504に移行する。
(ii)ステップ502
プロセッサ側のコントローラ1_220は、非トリガー(Non-trigger)信号(Scope Lock信号OFF)を生成し、プロセッサ側のコントローラ2_221にそれを送信する。
(iii)ステップ503
プロセッサ側のコントローラ2_221は、非トリガー信号に応答した場合、電源供給を有効にするenable_0信号、enable_1信号、およびenable_2信号を、送電部222、パワーIC1_228、およびパワーIC2_229に送信開始することはない(enable信号の送信待機)。これによって、送電部222、レーザダイオード223_1、レーザドライバ224_1、フォトダイオード225_1、225_2、および225_3、トランスインピーダンス増幅器226_1、226_2、および226_3、リミッティングアンプ227_1、227_2、および227_3には、電源が供給されず、動作しないままに制御されることになる。そして、処理は再度、ステップ501に移行する。
(iv)ステップ504
プロセッサ側のコントローラ1_220は、トリガー(Trigger)信号(Scope Lock信号ON)を生成し、プロセッサ側のコントローラ2_221にそれを送信する。
(v)ステップ505
プロセッサ側のコントローラ2_221は、トリガー信号に応答して、送電部222に、電源供給を有効にするためのEnable_0信号を送信し、電源を供給する状態に制御する。
(vi)ステップ506
電源供給を有効にするためのEnable_0信号に応答して、送電部222への電源供給が有効となり、送電部222は、内視鏡装置100の受電部122へ送電(電源供給)を開始する。
(vii)ステップ507
プロセッサ側のコントローラ2_221は、トリガー信号に応答して、パワーIC2_229に、電源供給を有効にするためのEnable_2信号を送信し、電源を供給する状態に制御する。そして、電源供給を有効にするためのEnable_2信号に応答して、パワーIC2_229への電源供給が有効となり、パワーIC2_229が起動し、動作可能になる。
(viii)ステップ508
パワーIC2_229は、プロセッサ側のフォトダイオード225_1および225_2と、トランスインピーダンス増幅器226_1および226_2と、リミッティングアンプ227_1および227_2への電源供給を開始する(電源ON)。
(ix)ステップ509
内視鏡装置側の受電部122には、プロセッサ側の送電部222からの送電(電源供給)により電源が供給される。
(x)ステップ510
受電部122から電源が供給されることにより、内視鏡装置側のコントローラ1_120およびコントローラ2_121が起動し、動作可能な状態になる。また、受電部122から電源が供給されることにより、内視鏡側のフォトダイオード123_1と、トランスインピーダンス増幅器124_1と、レーザダイオード125_1、125_2および125_3と、レーザドライバ126_1、126_2および126_3とが起動し、動作可能な状態になる。
また、内視鏡装置側のコントローラ2_121によって撮像素子104が起動され、観察の対象部位の映像(静止画を含む)の撮像が可能となる。
(xi)ステップ511
内視鏡装置側のコントローラ2_121は、内視鏡装置100および撮像素子104のイニシャルデータ(例えば、スコープID、機種、センサ情報(撮像(映像)レートや撮像方式など)、内視鏡装置100の使用回数や接続時間、伝送帯域の情報)を、例えばメモリ106から取得し、イニシャルデータ伝送用の帯域を用いて(どのような機種の内視鏡装置100が接続されてもプロセッサ200がイニシャルデータを取得できるように)、内視鏡側のレーザダイオード125_1および125_2を介してプロセッサ200に送信(光伝送)する。
(xii)ステップ512
プロセッサ側のコントローラ2_221は、内視鏡装置100からそのイニシャルデータを受信したか判断する。内視鏡装置100からイニシャルデータが送信された場合には、当該イニシャルデータは、プロセッサ側のフォトダイオード225_3によって受光され、プロセッサ側のトランスインピーダンス増幅器226_3、ならびにリミッティングアンプ227_3を介して、プロセッサ側のコントローラ2_221に送信される。内視鏡装置100のイニシャルデータが取得された場合(ステップ512でYESの場合)、処理はステップ514に移行する。内視鏡装置100のイニシャルデータが取得されない場合(ステップ512でNOの場合)、処理はステップ516に移行する。
なお、内視鏡装置100からそのイニシャルデータを受信した場合、プロセッサ側のコントローラ2_221は、受信したイニシャルデータの内容を確認(解析)する。そして、当該コントローラ2_221は、レーザドライバ224_1に対して、イニシャルデータに含まれる伝送帯域の情報を通知したり、後段信号処理回路207に撮像(映像)レートや撮像方式の情報を通知したりする。また、プロセッサ側のコントローラ2_221は、イニシャルデータに含まれる内視鏡装置の使用回数や接続時間などの情報から、接続された内視鏡装置100の継続使用を許可するか判断する。使用回数や接続時間が所定回数・所定時間以上である場合には、当該接続された内視鏡装置100の使用を停止するようなメッセージをモニタ300に表示するようにしたり、レーザドライバ224_1ならびにレーザダイオード223_1への電源供給を有効にしないなどの制御をしたりするようにしてもよい。
(xiii)ステップ513
プロセッサ側のコントローラ2_221は、トリガー信号に応答して、パワーIC1_228に、電源供給を有効にするためのEnable_1信号を送信し、電源を供給する状態に制御する。そして、電源供給を有効にするためのEnable_1信号に応答して、パワーIC1_228への電源供給が有効となり、パワーIC1_228が起動し、動作可能になる。
(xiv)ステップ514
パワーIC1_228は、プロセッサ側のレーザダイオード223_1と、レーザドライバ224_1と、フォトダイオード225_3と、トランスインピーダンス増幅器226_3と、リミッティングアンプ227_3への電源供給を開始する。これにより、プロセッサ側のレーザダイオード223_1と、レーザドライバ224_1と、フォトダイオード225_3と、トランスインピーダンス増幅器226_3と、リミッティングアンプ227_3とが起動し、動作可能になる。これにより、プロセッサ200と内視鏡装置100との間の、光伝送による相互情報通信が可能となる。
(xv)ステップ515
内視鏡側のフォトダイオード123_1は、プロセッサ200からの情報(光伝送による制御情報の通信)を受信する。受信した情報は、トランスインピーダンス増幅器124_1ならびにリミッティングアンプ129_1を介して、内視鏡側のコントローラ2_121に送られ、処理される。一方、撮像素子104で撮像された映像情報は、内視鏡側のレーザドライバ126_1および126_2ならびにレーザダイオード125_1および125_2を介してプロセッサ200に送信され、最終的には後段信号処理回路207で処理され、モニタ300で表示される。
(xvi)ステップ516
内視鏡装置100からイニシャルデータを受信していない間は、プロセッサ側のコントローラ2_221は、プロセッサ側のコントローラ1_220に対して、内視鏡装置100がプロセッサ200に接続(挿入)されたかを確認するように要求する。例えば、プロセッサ側のコントローラ1_220は、当該要求に応答して、上述の検知信号の受信があるか否か判断し、受信している場合には、処理をステップ505に移行する。受信しない場合、プロセッサ側のコントローラ1_220は、処理をステップ501に移行させる。なお、当該検知信号は、例えば、機械的スイッチがON状態のままの場合、あるいはセンサ(図示せず)が継続的に内視鏡装置100の挿入を検知する場合に、継続的に出力されるように構成される。
(3)内視鏡装置100をプロセッサ200から抜去したときの動作の詳細
図6は、内視鏡装置100をプロセッサ200から抜去したときの動作の詳細に説明するためのフローチャートである。
(i)ステップ601
内視鏡装置100がプロセッサ200から抜去されると、例えば、機械的スイッチがOFFとなり、あるいはセンサ(図示せず)による内視鏡装置100の挿入状態が検知されなくなり、ステップ501で述べた検知信号が出力されなくなる。そして、検知信号を受信しなくなったプロセッサ側のコントローラ1_220は、検知信号を出力する手段(機械的スイッチに接続された回路、あるいはセンサ)に対して、内視鏡装置100が抜去されたことによって検知信号の出力が停止されたか否か判断する。例えば、検知信号を出力する手段に検知信号出力リクエストを送信し、その返信内容に応じて当該判断をすることができる。
(ii)ステップ602
内視鏡装置100のプロセッサ200からの抜去の確認が取れた場合、プロセッサ側のコントローラ1_220は、非トリガー(Non-trigger)信号(Scope Lock信号OFF)を生成し、プロセッサ側のコントローラ2_221にそれを送信する。
(iii)ステップ603
プロセッサ側のコントローラ2_221は、非トリガー信号を受信すると、それに応答して、enable_0信号、enable_1信号、enable_2信号の送電部222、パワーIC1_228、およびパワーIC2_229にそれぞれへの送信を停止する。
(iv)ステップ604
enable_0信号を受信してくなった送電部222は、無線給電用コイルへの通電(電源供給)を停止する。また、enable_1信号を受信しなくなったパワーIC1_228は、プロセッサ側のレーザダイオード223_1と、レーザドライバ224_1と、フォトダイオード225_3と、トランスインピーダンス増幅器226_3と、リミッティングアンプ227_3への電源供給を停止する。さらに、enable_2信号を受信しなくなったパワーIC2_229は、プロセッサ側のフォトダイオード225_1および225_2ならびにトランスインピーダンス増幅器226_1および226_2、への電源供給を停止する。
(4)変形例
本実施形態では、内視鏡装置100がプロセッサ200に接続された場合には、電源供給を有効にするためのEnable_0信号、Enable_1信号、およびEnable_2信号を生成し、送電部222、パワーIC1_228、およびパワーIC2_229にそれぞれ提供する。一方、内視鏡装置100がプロセッサ200から抜去された場合には、電源供給を無効にするため、enable_0信号、enable_1信号、およびenable_2信号の、送電部222、パワーIC1_228、およびパワーIC2_229それぞれへの提供を停止する。
しかし、本開示はこのような形態に限定されず、内視鏡装置100がプロセッサ200に接続されている間は継続的に電源供給を有効にするためのEnable_0信号、Enable_1信号、およびEnable_2信号、送電部222、パワーIC1_228、およびパワーIC2_229にそれぞれ提供し、内視鏡装置100がプロセッサ200から抜去された場合には、電源供給を無効にするためのdisnable_0信号、disenable_1信号、およびdisenable_2信号を送電部222、パワーIC1_228、およびパワーIC2_229に送信するようにしてもよい。この場合、送電部222、パワーIC1_228、およびパワーIC2_229は、disenable信号の受信に応答して、電源供給を停止することになる。
<本実施形態の効果>
本実施形態によれば、プロセッサ200の電源をON状態であっても、内視鏡装置100がプロセッサ200に接続(挿入)されていないときには、無線給電機能を無効にする(送電部222への電源供給を無効にする)。そして、内視鏡装置100のプロセッサ200への接続(挿入)が検知されたときに、無線給電機能を有効にする(送電部222への電源供給を有効にする)。また、内視鏡装置100のプロセッサ200からの抜去が検知されたときに、無線給電機能を有効から無効にする(送電部222への電源供給を停止にする)。このようにすることにより、プロセッサ200の電源をONにしたまま、安全に内視鏡装置100のプロセッサ200に対する括線挿抜を実現することができ、利便性ある内視鏡システムを提供することが可能になる。
また、本実施形態による内視鏡システムでは、内視鏡装置100とプロセッサ200との間の通信を光伝送で行っている。従って、内視鏡装置100をプロセッサ200から抜去して接続状態から非接続状態にしたときに、プロセッサ200から通信用の光が出力されたままであると、誤ってユーザの目にレーザが照射されて危険である。そこで、本実施形態では、内視鏡装置100がプロセッサ200から抜去されたとき(抜去を検知したとき)には、内視鏡装置100への無線給電を停止するだけでなく、光伝送用の光の出射を停止するように、レーザダイオード223_1および223_2への電源供給も停止(無効)にするように制御している。このようにすることにより、安全性を高く担保することができるようになる。
<本開示の特定事項>
(1)特定事項1
接続された内視鏡装置に、無線給電によって電源を供給するプロセッサであって、
前記電源を前記内視鏡装置に供給する送電部と、
前記内視鏡装置の前記プロセッサに対する着脱の検知に応答して、前記送電部への電源供給を有効あるいは無効に制御する制御部と、を備え、
前記プロセッサの電源がON状態のとき、前記制御部には常に電源が供給されており、前記送電部への電源供給のONおよびOFFが前記内視鏡装置の前記プロセッサに対する着脱に応じて切り替えられる、プロセッサ。
(2)特定事項2
特定事項1において、
前記内視鏡装置が前記プロセッサと接続状態にあるとき、前記制御部は、前記送電部への電源供給を有効にし、
前記内視鏡装置が前記プロセッサと非接続状態にあるとき、前記制御部は、前記送電部への電源供給を無効にする、プロセッサ。
(3)特定事項3
特定事項1または2において、
さらに、前記内視鏡装置との情報通信を光伝送で行う光通信部を備え、
前記制御部は、前記送電部に加えて、前記検知に応じて、前記光通信部への電源供給を有効あるいは無効に制御する、プロセッサ。
(4)特定事項4
特定事項3において、
前記光通信部は、情報を光で伝送するための発光部と、当該発光部を駆動する駆動部と、前記内視鏡装置から光伝送で送られてくる情報を受光する受光部と、を含む、プロセッサ。
(5)特定事項5
特定事項4において、
前記制御部は、前記発光部への電源供給を有効にする前に、前記送電部および前記受光部への電源供給を有効にし、前記内視鏡装置から所定の制御情報を含むイニシャルデータを受信した後に前記発光部への電源供給を有効にする、プロセッサ。
(6)特定事項6
特定事項5において、
前記イニシャルデータの光通信は、前記内視鏡装置が取得する映像データの伝送に用いられる帯域とは異なる、予め決められた帯域で行われる、プロセッサ。
(7)特定事項7
特定事項5または6において、
前記所定の制御情報は、前記内視鏡装置の撮像デバイスの撮像レートの情報または前記内視鏡装置の使用回数あるいは接続時間の情報の少なくとも一方を含む、プロセッサ。
(8)特定事項8
特定事項7において
前記制御部は、前記イニシャルデータに含まれる前記使用回数あるいは接続時間の情報に基づいて、前記発光部への電源供給を有効にするか判断する、プロセッサ。
(9)特定事項9
特定事項7において、
前記制御部は、前記撮像レートの情報を、画像処理を行う後段信号処理回路に提供する、プロセッサ。
(10)特定事項10
特定事項1から9の何れか1項において、
前記内視鏡装置の前記プロセッサに対する着脱の検知は、前記プロセッサのコネクタ部に設けられた機械的スイッチのONおよびOFFの検知により行われる、プロセッサ。
(11)特定事項11
特定事項1から9の何れか1項において、
前記内視鏡装置の前記プロセッサに対する着脱の検知は、前記プロセッサのコネクタ部に設けられたセンサの検知により行われる、プロセッサ。
(12)特定事項12
内視鏡装置と、
請求項1から11の何れか1項のプロセッサと、
前記内視鏡装置によって撮像され、前記プロセッサによって画像処理された映像を表示するモニタと、
を備える内視鏡システム。
<その他の形態>
上述した本実施形態の機能は、ソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本開示を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ上のメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータのCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。
さらに、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することにより、それをシステム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納し、使用時にそのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしても良い。
最後に、ここで述べたプロセス及び技術は本質的に如何なる特定の装置に関連することはなく、コンポーネントの如何なる相応しい組み合わせによってでも実装できることを理解する必要がある。更に、汎用目的の多様なタイプのデバイスがここで記述した教授に従って使用可能である。ここで述べた方法のステップを実行するのに、専用の装置を構築するのが有益であることが判るかもしれない。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。本開示は、具体例に関連して記述したが、これらは、すべての観点に於いて限定の為ではなく説明の為である。本分野にスキルのある者には、本開示を実施するのに相応しいハードウェア、ソフトウェア、及びファームウエアの多数の組み合わせがあることが解るであろう。例えば、記述したソフトウェアは、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、上述の実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていても良い。
加えて、本技術分野の通常の知識を有する者には、本開示のその他の実装がここに開示された本開示の明細書及び実施形態の考察から明らかになる。記述された実施形態の多様な態様及び/又はコンポーネントは、単独又は如何なる組み合わせでも使用することが出来る。明細書と具体例は典型的なものに過ぎず、本開示の範囲と精神は後続する特許請求範囲で示される。
1 内視鏡システム
100 内視鏡装置
104 撮像素子
120 内視鏡側のコントローラ1
121 内視鏡側のコントローラ2
122 受電部
123_1、123_2 内視鏡側のフォトダイオード
124_1、124_2 内視鏡側のトランスインピーダンス増幅器
125_1、125_2 内視鏡側のレーザダイオード
126_1、126_2 内視鏡側のレーザドライバ
110 内視鏡装置のコネクタ部
200 プロセッサ
207 後段信号処理回路
210 プロセッサのコネクタ部
220 プロセッサ側のコントローラ1
221 プロセッサ側のコントローラ2
222 送電部
223_1、223_2 プロセッサ側のレーザダイオード
224_1、224_2 プロセッサ側のレーザドライバ
225_1、125_2 プロセッサ側のフォトダイオード
226_1、126_2 プロセッサ側のトランスインピーダンス増幅器
228 パワーIC1
229 パワーIC2
300 モニタ

Claims (12)

  1. 接続された内視鏡装置に、無線給電によって電源を供給するプロセッサであって、
    前記電源を前記内視鏡装置に供給する送電部と、
    前記内視鏡装置の前記プロセッサに対する着脱の検知に応答して、前記送電部への電源供給を有効あるいは無効に制御する制御部と、を備え、
    前記プロセッサの電源がON状態のとき、前記制御部には常に電源が供給されており、前記送電部への電源供給のONおよびOFFが前記内視鏡装置の前記プロセッサに対する着脱に応じて切り替えられる、プロセッサ。
  2. 請求項1において、
    前記内視鏡装置が前記プロセッサと接続状態にあるとき、前記制御部は、前記送電部への電源供給を有効にし、
    前記内視鏡装置が前記プロセッサと非接続状態にあるとき、前記制御部は、前記送電部への電源供給を無効にする、プロセッサ。
  3. 請求項1または2において、
    さらに、前記内視鏡装置との情報通信を光伝送で行う光通信部を備え、
    前記制御部は、前記送電部に加えて、前記検知に応じて、前記光通信部への電源供給を有効あるいは無効に制御する、プロセッサ。
  4. 請求項3において、
    前記光通信部は、情報を光で伝送するための発光部と、当該発光部を駆動する駆動部と、前記内視鏡装置から光伝送で送られてくる情報を受光する受光部と、を含む、プロセッサ。
  5. 請求項4において、
    前記制御部は、前記発光部への電源供給を有効にする前に、前記送電部および前記受光部への電源供給を有効にし、前記内視鏡装置から所定の制御情報を含むイニシャルデータを受信した後に前記発光部への電源供給を有効にする、プロセッサ。
  6. 請求項5において、
    前記イニシャルデータの光通信は、前記内視鏡装置が取得する映像データの伝送に用いられる帯域とは異なる、予め決められた帯域で行われる、プロセッサ。
  7. 請求項5または6において、
    前記所定の制御情報は、前記内視鏡装置の撮像デバイスの撮像レートの情報または前記内視鏡装置の使用回数あるいは接続時間の情報の少なくとも一方を含む、プロセッサ。
  8. 請求項7において
    前記制御部は、前記イニシャルデータに含まれる前記使用回数あるいは接続時間の情報に基づいて、前記発光部への電源供給を有効にするか判断する、プロセッサ。
  9. 請求項7において、
    前記制御部は、前記撮像レートの情報を、画像処理を行う後段信号処理回路に提供する、プロセッサ。
  10. 請求項1から9の何れか1項において、
    前記内視鏡装置の前記プロセッサに対する着脱の検知は、前記プロセッサのコネクタ部に設けられた機械的スイッチのONおよびOFFの検知により行われる、プロセッサ。
  11. 請求項1から9の何れか1項において、
    前記内視鏡装置の前記プロセッサに対する着脱の検知は、前記プロセッサのコネクタ部に設けられたセンサの検知により行われる、プロセッサ。
  12. 内視鏡装置と、
    請求項1から11の何れか1項のプロセッサと、
    前記内視鏡装置によって撮像され、前記プロセッサによって画像処理された映像を表示するモニタと、
    を備える内視鏡システム。
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