JP2020184252A - ストレス推定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、レジ装置での会計を待つ顧客の感じるストレスを推定可能なストレス推定システムを提供することを目的とする。【解決手段】この目的を達成するために本発明は、店舗内に設けられたレジ装置での会計を待つ顧客を検出する顧客検出装置11と、店舗内での店員の作業状況を検出する店員検出装置12と、顧客検出装置11の検出結果と店員検出装置12の検出結果とを用いて顧客の感じているストレスを推定するストレス推定装置13と、ストレス推定装置13の推定結果を出力する出力部14とを有し、ストレス推定装置13は、顧客検出装置11の検出結果から顧客の会計の待ち時間を計算する待ち時間計算部15と、店員検出装置12の検出結果から店員の作業状況を判定する店員状況判定部16と、待ち時間計算部15の計算結果と店員状況判定部16の判定結果を用いて顧客のストレスを推定するストレス推定部18とを備えた構成とした。【選択図】図1
Description
本発明は、店舗における顧客のストレス度を算出するストレス推定システムに関する。
従来、店舗内を撮影するカメラ、複数の情報処理装置を用いて、顧客の会計待ちを軽減するように店舗での改易業務を支援する会計業務支援システムが用いられてきた。この会計業務支援システムでは、会計を待つ顧客の状態を映像から検知するとともに、店舗内に滞在する人物の状態を映像から検知して、会計を待つ顧客の状態と店舗内に滞在する人物の状態との双方を考慮して、顧客の会計待ちを軽減する行動を店員に指示する報知の可否を判定している。これにより報知のタイミングの最適化を図り、不要な報知を減らしている。(特許文献1)
しかしながら、特許文献1に記載の会計業務支援システムでは、顧客の状態を検知し、顧客の会計待ちを軽減する行動を店員に指示する報知の可否を判定しているが、レジ待ちにより生じる顧客のストレスまでは考慮されていないため、顧客がレジ待ちによるストレスを感じている場合に、十分に適切な判定をすることが出来ないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決し、店舗内でレジ待ちをしている顧客のストレス度を判定するストレス推定システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本開示は、店舗内に設けられたレジ装置での会計を待つ顧客を検出する顧客検出装置と、店舗内での店員の作業状況を検出する店員検出装置と、顧客検出装置の検出結果と店員検出装置の検出結果とを用いて顧客の感じているストレスを推定するストレス推定装置と、ストレス推定装置の推定結果を出力する出力部とを有し、ストレス推定装置は、顧客検出装置の検出結果から顧客の会計の待ち時間を計算する待ち時間計算部と、店員検出装置の検出結果から店員の作業状況を判定する店員状況判定部と、待ち時間計算部の計算結果と店員状況判定部の判定結果を用いて顧客のストレスを推定するストレス推定部とを備えている構成とした。
本開示のストレス推定システムは、顧客のレジ装置の待ち時間と店員の作業状況から顧客のストレス度を算出しているため、精度良く顧客のストレス度を算出することができる。
以下に、実施の形態に係るストレス推定システムについて図面を用いて説明をする。
(実施の形態)
以下に、ストレス推定システム10について図面を用いながら説明する。
以下に、ストレス推定システム10について図面を用いながら説明する。
図1は実施の形態1のストレス推定システムの構成を示す図である。図2は同ストレス推定システムの設けられた店舗内を示す図である。
ストレス推定システム10は、デパート、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどの商業施設に設けられ、商業施設のレジ装置での会計を待つ顧客の感じるストレスを推定する。以下で、コンビニエンスストアを例としてストレス推定システム10の説明をする。コンビニエンスストアのレイアウトの例を図2に示している。顧客は会計待ちをするときは、レジカウンター前の位置R3に並ぶ。
ストレス推定システム10は、店舗内に設けられたレジ装置での会計を待つ顧客を検出する顧客検出装置11と、店舗内での店員の作業状況を検出する店員検出装置12と、顧客検出装置11の検出結果と店員検出装置12の検出結果とを用いて顧客の感じているストレスを推定するストレス推定装置13と、ストレス推定装置13の推定結果を出力する出力部14とを有している。ストレス推定装置13は、顧客検出装置11の検出結果から顧客の会計の待ち時間を計算する待ち時間計算部15と、店員検出装置12の検出結果から店員の作業状況を判定する店員状況判定部16と、顧客検出装置11の検出結果から店舗内の混雑度を判定する混雑度判定部17と、待ち時間計算部15の計算結果と店員状況判定部16の判定結果を用いて顧客のストレスを推定するストレス推定部18と、待ち時間計算部15と店員状況判定部16の出力から店員の評価をする店員評価部19と、を備えている。
顧客検出装置11は、a行b列の2次元アレイ状に形成された画素部を有したサーモパイル型の赤外線センサであり、画素部は8×8に構成されている。顧客検出装置11は天井に設けられ、ストレス推定装置13に熱画像を出力する。顧客検出装置11は、顧客が会計待ちするときに顧客が並ぶ位置R3が視野に入る様に設けられている。顧客検出装置11は、天井ではなく壁などに設けても良い。また、顧客検出装置11は固定されているが、モータ等を用いて走査しても良い。顧客検出装置11を走査して得られた画像を足し合わせれば、高解像度の画像を得ることができる。画素部は8×8に限定されず、例えば、16×16や16×4などでも良い。ストレス推定システム10では顧客検出装置11に赤外線センサが用いられているが、カメラや超音波センサなどを用いても良い。ただし、カメラだと背景色や顧客の来ている服の色などで、顧客と椅子などの物体とを誤検知する可能性があり、超音波センサは検知範囲が狭いため、赤外線センサを用いるのが好適である。なお、顧客検出装置11として赤外線センサとカメラなど、複数の異なるセンサを用いても良い。
店員検出装置12は、a行b列の2次元アレイ状に形成された画素部を有したサーモパイル型の赤外線センサであり、画素部は8×8に構成されている。店員検出装置12は天井に設けられ、ストレス推定装置13に熱画像を出力する。店員検出装置12は、店員が作業をするレジカウンター内の位置R1及び陳列棚の前の位置R2、位置R3が視野に入る様に設けられている。店員検出装置12は、天井ではなく壁などに設けても良い。また、店員検出装置12は固定されているが、モータ等を用いて走査しても良い。店員検出装置12を走査して得られた画像を足し合わせれば、高解像度の画像を得ることができる。画素部は8×8に限定されず、例えば、16×16や16×4などでも良い。ストレス推定システム10では店員検出装置12に赤外線センサが用いられているが、カメラや超音波センサなどを用いても良い。ただし、カメラだと背景色や店員の来ている服の色などで、店員と椅子などの物体とを誤検知する可能性があり、超音波センサは検知範囲が狭いた
め、赤外線センサを用いるのが好適である。なお、店員検出装置12として赤外線センサとカメラなど、複数の異なるセンサを用いても良い。
め、赤外線センサを用いるのが好適である。なお、店員検出装置12として赤外線センサとカメラなど、複数の異なるセンサを用いても良い。
ストレス推定装置13は、PC(会計業務支援装置)が用いられている。マイクロコンピュータや店舗外のサーバをストレス推定装置13として用いても良い。ストレス推定装置13は、待ち時間計算部15、店員状況判定部16、混雑度判定部17、ストレス推定部18、店員評価部19を有している。待ち時間計算部15、店員状況判定部16、混雑度判定部17、ストレス推定部18、店員評価部19は、ストレス推定装置13に設けられたソフトウェアである。
待ち時間計算部15は、顧客検出装置11の検出結果から顧客の待ち時間を計算する。待ち時間計算部15は顧客検出装置11から入力された熱画像から人(顧客)を認識する。待ち時間計算部15は顧客が会計待ちをする顧客の並ぶ位置R3に顧客が来たときから待ち時間を計算し始める。待ち時間計算部15は、顧客の待ち時間を一人毎に算出する。待ち時間計算部15は、表1に示される顧客の待ち時間に対応するテーブルを有しており、表1から時間Tを算出し、時間Tをストレス推定部18に出力する。待ち時間計算部15は、顧客が位置R3に並んだときのみストレス推定部18に時間Tを出力する。
なお、表1では、待ち時間は「3分未満」、「3分以上10分未満」、「10分以上」の3段階で時間Tを算出しているが、これに限られず、4段階以上に分けて時間Tを算出しても良いし、待ち時間の区切り方を変更しても良い。また、時間Tは表1と異なる値を出力するようにしても良い。例えば、待ち時間が3分未満で時間T=1を出力し、3分以上10分未満のときに時間T=2を出力し、10分以上のときに時間T=4を出力しても良い。また、顧客の一人毎の時間Tを算出しているが、会計待ちの列が解消されるまでの時間で時間Tを算出しても良い。この場合、表1とは異なるテーブルを用いることになる。
店員状況判定部16は、店員検出装置12の検出結果から店員の行動を判定する。店員状況判定部16は店員検出装置12から入力された熱画像から人(店員)を認識する。店員状況判定部16は店員がいる位置によって店員の行動を判定する。店員状況判定部16は、表2に示される店員の行動に対応するテーブルを有しており、表2から行動値Aを算出し、行動値Aをストレス推定部18に出力する。店員状況判定部16は、店員がレジカウンター内の位置R1にいるときは顧客対応をしていると判定し、店員が陳列棚の前の位置R2、R3にいるときは店内業務と判定し、店員がそのどちらにもいない場合は不在と
判定する。
判定する。
なお、表2では「顧客対応」、「店内業務」、「不在」の3段階で行動値Aを算出しているが、これに限られず、4段階以上に分けて行動値Aを算出しても良い。例えば、店員がレジカウンター内にいてもレジ装置を走査している場合もあれば、電子レンジを操作するなどの、顧客対応以外の業務をしている場合もある。店員のレジカウンター内の位置からこれらの業務内容を判別しても良い。顧客は、会計待ちが長い場合は他の業務よりも会計業務を優先してもらいたいと思う場合がある。長時間会計を待たされているにも関わらず店員が電子機器等を操作して会計を行わない場合、早く会計をして欲しいと思い、ストレスを感じる場合がある。このような場合には、行動値Aが高くなるように補正しても良い。
また、行動値は表2と異なる値を出力するようにしても良い。例えば、店員の行動が顧客対応のときに行動値A=1を出力し、店内業務のときに行動値A=2を出力し、不在のときに行動値A=4を出力しても良い。
位置R2、R3に人がいると認識したときに顧客と店員の判定を誤る可能性がある。このため、店員状況判定部16で店員を追跡できるようにし、位置R2、R3にいる人のうちレジカウンター内にいた人のみを店員と判定するようにしても良い。また、出入り口から入ってきた人を顧客と認識しても良い。また、位置R3の中で会計待ちをする顧客の列の先頭の位置を決めておき、先頭の位置にいる人と先頭の人の後ろに並んだ人を顧客として認識するようにしても良い。このようにすることで、顧客と店員の誤検知を減らすことができる。
混雑度判定部17は、顧客検出装置11の検出結果から店舗内の混雑度を判定する。混雑度判定部17は顧客検出装置11から入力された熱画像から人(顧客)を認識する。混雑度判定部17は混雑度位置R2、R3にいる人の占める面積から混雑度を表3に示す3段階で判定し、混雑値Cを出力部14に出力する。
なお、表3では、混雑度は「10%未満」、「10%以上50%未満」、「50%以上」の3段階で混雑値Cを算出しているが、これに限られず、4段階以上に分けて混雑値Cを算出しても良いし、混雑度の区切り方を変更しても良い。また、混雑値Cは表4と異なる値を出力するようにしても良い。例えば、混雑度が10%未満で混雑値C=1を出力し、10%以上50%未満のときに混雑値C=2を出力し、50%以上のときに混雑値C=4を出力しても良い。
ストレス推定部18は、待ち時間計算部15と店員状況判定部16と混雑度判定部17の出力から顧客のストレスを推定する。ストレス推定部18は、ストレス値S=時間T+行動値A+混雑値Cでストレス値Sを算出する。ストレス推定部18は、表4のテーブルを有している。ストレス値Sが3〜5のとき、顧客はストレスをあまり感じていないとして、顧客の感じているストレスは弱いと推定する。ストレス値が6のときは顧客の感じているストレスは中程度と推定する。ストレス値が7〜9のときは、顧客は強いストレスを感じていると推定する。ストレス推定部18で推定された顧客のストレスは出力部14に入力される。
なお、顧客の感じるストレスを弱中強の3段階で推定しているが、これに限られず、4段階で推定しても良い。また、ストレス値Sも表4と異なる値を出力するようにしても良い。例えば、ストレス値Sが3〜6をストレス弱、ストレス値7をストレス中、ストレス値8、9をストレス強としても良い。また、ストレス値Sを算出するときに、時間Tと行動値Aに所定の係数Tweight、Aweightをかけ、重みづけをしても良い。このとき、ストレス値S=時間T×時間係数Tweight+行動値A×行動係数Aweight+混雑値C×混雑係数Cweightで計算する。この係数は、ストレス推定システム10ごとや店舗ごとに設定しても良い。また、季節、時刻、天気、イベント、店舗の設けられている地域などの要因で設定しても良い。これにより、ストレス値Sをより精度良く算出することができる。なお、ストレス値Sをストレス値S=時間T×行動値A×混雑値Cで算出しても良い。この方法でストレス値Sを算出する場合は、表4とは異なるテーブルでストレス値Sを算出することになる。
店員評価部19は、待ち時間計算部15と店員状況判定部16の出力から店員の業務内容を評価する。店員評価部19は店員の評価結果を出力部14に出力する。以下に店員の評価の例を示す。店員の評価方法はこれに限られず、他の評価をしても良い。
店員状況判定部16が出力する行動値Aが1の場合、店員は顧客対応をしている。店員は通常の業務をしているので、この場合、待ち時間計算部15の出力する時間Tに依らず、店員が通常の業務を行っていると評価する。
店員状況判定部16が出力する行動値Aが2の場合、店員は店内業務をしている。この場合、店内業務をしていながら会計待ちの行列ができていることに気づいていないことになるため、待ち時間計算部15から出力される時間Tに応じて店員の評価を変更する。例えば、時間Tが1の場合は、店員が早期に会計待ちに気づいて対応することが出来たと評価し、時間Tが2又は3の場合は、店員が会計待ちに気づくことが出来ず、店舗内の把握に課題があると評価する。
店員状況判定部16が出力する行動値Aが3の場合、店員は不在になっている。この場合、顧客が入店しても店員が気づいていないことになるため、待ち時間計算部15から出力される時間Tに応じて店員の評価を変更する。例えば、時間Tが1の場合は、店員が早期に会計待ちに気づいて対応することが出来たと評価し、時間Tが2又は3の場合は、店員が長時間店舗を空にしていたため、店員の業務の仕方に課題があると評価する。
出力部14は、ストレス推定装置13と同じPCが用いられる。出力部14にPCとは別の外部の機器を用いても良い。出力部14は、ストレス推定部18で推定した顧客のストレスが出力され、PCのディスプレイに表示される。また、顧客のストレスと一緒に店員評価部19の評価結果も表示される。PCのディスプレイに顧客のストレスが表示されるとしたが、これに限られず、例えば、顧客の感じているストレスが変化したときに音声でアナウンスするようにしても良い。
ストレス推定システム10は、会計待ちをしている顧客のストレスを確認することができるため、顧客のストレスが高くなってきたらレジ装置対応をする店員を増やして顧客のストレスを低減するなどの対応ができる。また、顧客のストレスの貯め方がわかるため、店舗運営の参考とすることもできる。また、顧客の感じるストレスと店員の評価を関連付けて把握することができるため、店舗運営の検討や、店舗レイアウトの検討の参考にすることができる。
ストレス推定システム10では、待ち時間計算部15と店員状況判定部16の出力のみ
から店員を評価しているが、これ以外のパラメータを加えても良い。ストレス推定システム10では、店舗内の混雑度を店員の評価に反映させていないが、混雑度も店員の評価の算出に利用する場合は、例えば、店舗が混雑している状況で店員が顧客対応をしていれば店員が混雑に対応しようとしていることを出力し、店舗が混雑しているにもかかわらず店員が不在の時間が長ければ店舗の把握に課題があることを出力する。また、ストレス推定装置13がレジ装置の情報を取得できるようにして、顧客の購入する商品の数や宅配便への対応などを店員の評価に用いても良い。店員の評価パラメータを増やせば、より正確な店員の評価をすることができる。
から店員を評価しているが、これ以外のパラメータを加えても良い。ストレス推定システム10では、店舗内の混雑度を店員の評価に反映させていないが、混雑度も店員の評価の算出に利用する場合は、例えば、店舗が混雑している状況で店員が顧客対応をしていれば店員が混雑に対応しようとしていることを出力し、店舗が混雑しているにもかかわらず店員が不在の時間が長ければ店舗の把握に課題があることを出力する。また、ストレス推定装置13がレジ装置の情報を取得できるようにして、顧客の購入する商品の数や宅配便への対応などを店員の評価に用いても良い。店員の評価パラメータを増やせば、より正確な店員の評価をすることができる。
(変形例)
ストレス推定装置13は、待ち時間計算部15と、店員状況判定部16と、混雑度判定部17と、ストレス推定部18と、店員評価部19とを備えているとしたが、この全てを備えている必要はない。混雑度判定部17と、店員評価部19は備えていなくても、顧客のストレスを推定することはできる。
ストレス推定装置13は、待ち時間計算部15と、店員状況判定部16と、混雑度判定部17と、ストレス推定部18と、店員評価部19とを備えているとしたが、この全てを備えている必要はない。混雑度判定部17と、店員評価部19は備えていなくても、顧客のストレスを推定することはできる。
この場合、ストレス推定部18は、待ち時間計算部15と店員状況判定部16の出力から顧客のストレスを推定する。ストレス推定部18は、ストレス値S=時間T+行動値Aでストレス値Sを算出する。ただし、顧客が位置R3に並んでいるときのみ顧客のストレス値Sを算出するため、待ち時間計算部15から時間Tが入力されていないときはストレス値Sを算出しない。ストレス推定部18は、表5のテーブルを有している。ストレス値Sが2、3のとき、顧客はストレスをあまり感じていないとして、顧客の感じているストレスは弱いと推定する。ストレス値が4のときは顧客の感じているストレスは中程度と推定する。ストレス値が5、6のときは、顧客は強いストレスを感じていると推定する。ストレス推定部18で推定された顧客のストレスは出力部14に入力される。混雑度判定部17と、店員評価部19を備えたストレス推定装置13と同様に、ストレス推定部18はストレス値Sを計算するときに重みづけして計算しても良いし、ストレス値S=時間T×行動値A×混雑値Cでストレス値Sを算出しても良い。
この様に、混雑度判定部17と店員評価部19を備えていないストレス推定装置13を用いることで、ストレス推定装置13を簡単な構成で実現することができる。
ストレス推定装置13は混雑度判定部17と店員評価部19のいずれか一方を備えてい
ても良い。
ても良い。
また、顧客検出装置11に赤外線センサを用いた場合、顧客の温度を検出することができる。顧客が外に長時間いた場合、顧客の来ている服の温度は外気温に近い温度になるため、入店時の顧客の服の温度を検出することで、顧客が長時間外にいたかを推定することができる。入店時の顧客の服の温度が外気温と大きく異なる場合には、顧客は空調の効いた場所から直ぐに店舗に来た可能性が高い。一方で、顧客の服の温度が外気温に近い場合は、顧客は空調の効いていない場所から来た可能性が高い。空調の効いていない場所から来た場合、夏の暑い時期や冬の寒い時期では、顧客はストレスを感じている、または、感じやすくなっている。このため、ストレス推定部18で算出したストレス値Sを高くなる様に補正する。これによって、より精度良く顧客の感じているストレスを推定することができる。なお、ストレス値Sを補正せずに、顧客がストレスを感じるまでの時間が短くなるとして時間Tの判定基準を変更しても良い。
また、店員検出装置12に赤外線センサを用いれば、店員の体温を検出することができる。店員状況判定部16で店員の体温変化を検出しても良い。店員状況判定部16は、顧客が会計待ちを始めてからの店員の体温変化をストレス推定部18に出力する。店員状況判定部16は表6のテーブルを有しており、店員の体温変化に応じてストレス値Sを補正する。店員が忙しく働いている場合、顧客は待ち時間が長くても、ある程度は待たされても仕方ないと感じる場合がある。店員の体温変化が大きければ大きい程、店員は忙しく働いている。このため、店員の体温変化が大きくなるに従い、ストレス値が低くなるように補正する。
このように補正することで、顧客が店員から受ける印象を考慮して顧客の感じるストレスを補正することができるため、顧客の感じるストレスをより精度良く推定することができる。
なお、体温変化は3段階で判定しなくても良く、また、体温変化の区切り方も表6と異なっていても良い。また、補正値も表6と異なっていても良い。
(態様)
以上説明した実施形態等から以下の態様が開示されている。
以上説明した実施形態等から以下の態様が開示されている。
第1の態様のストレス推定システム10は、店舗内に設けられたレジ装置での会計を待つ顧客を検出する顧客検出装置11と、店舗内での店員の作業状況を検出する店員検出装置12と、顧客検出装置11の検出結果と店員検出装置12の検出結果とを用いて顧客の
感じているストレスを推定するストレス推定装置13と、ストレス推定装置13の推定結果を出力する出力部14とを有し、ストレス推定装置13は、顧客検出装置11の検出結果から顧客の会計の待ち時間を計算する待ち時間計算部15と、店員検出装置12の検出結果から店員の作業状況を判定する店員状況判定部16と、待ち時間計算部15の計算結果と店員状況判定部16の判定結果を用いて顧客のストレスを推定するストレス推定部18とを備えている。
感じているストレスを推定するストレス推定装置13と、ストレス推定装置13の推定結果を出力する出力部14とを有し、ストレス推定装置13は、顧客検出装置11の検出結果から顧客の会計の待ち時間を計算する待ち時間計算部15と、店員検出装置12の検出結果から店員の作業状況を判定する店員状況判定部16と、待ち時間計算部15の計算結果と店員状況判定部16の判定結果を用いて顧客のストレスを推定するストレス推定部18とを備えている。
第1の態様のストレス推定システム10は、レジ装置での会計待ちをしている顧客の感じるストレスを精度良く推定することができる。
第2の態様のストレス推定システム10は、顧客検出装置は赤外線センサである。
第2の態様のストレス推定システム10は、温度で顧客を検出するため、顧客の背景の影響を低減させて顧客を検出することができる。
第3の態様のストレス推定システム10は、店員検出装置は赤外線センサである。
第3の態様のストレス推定システム10は、温度で店員を検出するため、店員の背景の影響を低減させて顧客を検出することができる。
第4の態様のストレス推定システム10は、店員状況判定部は店員の体温変化を検出する。
第4の態様のストレス推定システム10は、店員の体温変化を検出することによって店員の作業状況をより精度良く判定することができるため、ストレスの推定精度を向上させることができる。
第5の態様のストレス推定システム10は、顧客ストレス推定部は、顧客検出装置の検出結果から入店時の顧客の温度を判定し、入店時の顧客の温度によって顧客の感じるストレスを補正する。
第5の態様のストレス推定システム10は、入店時の顧客の温度によって顧客の感じるストレスを補正するため、入店前の顧客の状況を推定することができ、顧客の感じるストレスをより精度良く推定することができる。
第6の態様のストレス推定システム10は、ストレス推定装置は店舗内の混雑度を判定する混雑度判定部をさらに有し、ストレス推定部は混雑度判定部によって、顧客のストレスの判定結果を補正する。
第6の態様のストレス推定システム10は、店舗内の混雑度を判定し、混雑度に応じて顧客の感じるストレスを補正するため、顧客の感じるストレスの推定精度を向上させることができる。
第7の態様のストレス推定システム10は、ストレス推定装置は店員の業務内容を評価する店員評価部をさらに有し、出力部は14、店員評価部の評価結果を出力する。
第7の態様のストレス推定システム10は、店員の業務内容の評価結果を出力部から出力するため、店舗運営の検討などに役立てることができる。
本開示は、レジ装置の会計待ちをしている顧客の感じているストレス度を精度良く算出することができるため、小売店の店舗運営などに適用することができる。
10 ストレス推定システム
11 顧客検出装置
12 店員検出装置
13 ストレス推定装置
14 出力部
15 待ち時間計算部
16 店員状況判定部
17 混雑度判定部
18 ストレス推定部
19 店員評価部
11 顧客検出装置
12 店員検出装置
13 ストレス推定装置
14 出力部
15 待ち時間計算部
16 店員状況判定部
17 混雑度判定部
18 ストレス推定部
19 店員評価部
Claims (7)
- 店舗内に設けられたレジ装置での会計を待つ顧客を検出する顧客検出装置と、
店舗内での店員の作業状況を検出する店員検出装置と、
前記顧客検出装置の検出結果と前記店員検出装置の検出結果とを用いて顧客の感じているストレスを推定するストレス推定装置と、
前記ストレス推定装置の推定結果を出力する出力部とを有し、
前記ストレス推定装置は、前記顧客検出装置の検出結果から顧客の会計の待ち時間を計算する待ち時間計算部と、前記店員検出装置の検出結果から店員の作業状況を判定する店員状況判定部と、前記待ち時間計算部の計算結果と前記店員状況判定部の判定結果を用いて顧客のストレスを推定するストレス推定部とを備えている、ストレス推定システム。 - 前記顧客検出装置は赤外線センサである請求項1に記載のストレス推定システム。
- 前記店員検出装置は赤外線センサである請求項1又は2に記載のストレス推定システム。
- 前記店員状況判定部は店員の体温変化を検出する請求項3に記載のストレス推定システム。
- 前記顧客ストレス推定部は、前記顧客検出装置の検出結果から入店時の顧客の温度を判定し、入店時の顧客の温度によって顧客の感じるストレスを補正する請求項3に記載のストレス推定システム。
- 前記ストレス推定装置は店舗内の混雑度を判定する混雑度判定部をさらに有し、
前記ストレス推定部は前記混雑度判定部によって、顧客のストレスの判定結果を補正する請求項1〜5のいずれかに記載のストレス推定システム。 - 前記ストレス推定装置は店員の業務内容を評価する店員評価部をさらに有し、
前記出力部は、前記店員評価部の評価結果を出力する請求項1〜6のいずれかに記載のストレス推定システム。
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