JP2020183971A - ディスプレイの点灯方法及びディスプレイ - Google Patents

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宏充 勝井
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Abstract

【課題】 複雑な回路構成を追加することなく、長期間使用しても画質や輝度の変動が抑制されたディスプレイの点灯方法を提供する。【解決手段】 縦型有機発光トランジスタのゲート電極に、表示する画像データに基づいた電圧を印加する工程(A)と、前記工程(A)の実施後、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加している電圧の値を基準として、前記工程(A)で前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加した電圧とは正負が逆の電圧を印加する工程(B)とを含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスプレイの点灯方法及びディスプレイに関する。
近年、有機発光ダイオードのような有機半導体素子を光源素子に用いたディスプレイの実用化が進み、市販されるようになっている。有機半導体素子を光源に用いたディスプレイの開発においては、今もなお、さらなる性能向上に向けて、高輝度化、高精細化、低消費電力化、長寿命化といった検討が継続して行われている。
従来、有機ELディスプレイの発光要素は、有機発光ダイオード(「OLED」とも称される。)と有機発光ダイオードに流す電流の制御を行うトランジスタで構成される。有機発光ダイオードは、アノード電極とカソード電極の間に挟まれた有機EL層に、基板上に形成された薄膜トランジスタ(「TFT」とも称される。)から入力される電流に応じて発光するデバイスである。
ところが、当該構成に対して下記特許文献1には、制御素子の数を減らし、発光面積を大きくして高輝度化させるための素子として、ゲート電極に印加する電圧を制御することで、流れる電流を調整するトランジスタであって、かつ、当該トランジスタ自体が流れる電流量に応じて発光する縦型有機発光トランジスタ(「VOLET」とも称される。)が記載されている。また、下記特許文献2は、縦型有機発光トランジスタを用いたディスプレイが記載されており、ディスプレイの大幅な高輝度化が期待されている。
国際公開第2009/036071号 特表2014−505324号公報
縦型有機発光トランジスタは、電界効果トランジスタと同様に、ソース電極、ゲート電極及びドレイン電極を備え、ソース電極がアノード電極に、ドレイン電極がカソード電極に対応している。ソース電極とドレイン電極の間には、EL素子及び有機半導体層が構成され、それぞれの電極は、EL素子及び有機半導体層に電流を流すことでELを発光させられるように構成されており、発光によって得られる光が外部へ出射するようにソース電極又はドレイン電極少なくとも一方は透明である様に構成されている。
従来の構成に用いられている有機発光ダイオードは、長期にわたり点灯を続けると、注入された電流に応じて劣化が進行し、徐々に輝度が低下していくことが知られている。これは、有機発光ダイオードにおいて、化学変化や各有機層界面への電荷蓄積等による層間注入効率の変動等が要因であると考えられている。この点は、同じようにアノード電極に相当するソース電極とカソード電極に相当するドレイン電極の間に挟まれたEL素子及び有機半導体層に電流を流すことで発光させる縦型有機発光トランジスタについても同様である。
ところが、本発明者は、鋭意研究により、縦型有機発光トランジスタを用いたディスプレイでは、以下のような課題があることが見出した。縦型有機発光トランジスタは、EL素子及び有機半導体層に電流を流してELを発行させるために、ゲート電極に対して電圧を印加していると、ゲート電極とゲート絶縁膜層との界面、ソース電極と有機半導体層及び表面層等との界面、ゲート絶縁膜層と表面層のそれぞれに電荷が蓄積してしまう。これらの界面に電荷が蓄積することにより、縦型有機発光トランジスタは、ゲート電極に対して所定の電圧を印加しても、EL素子及び有機半導体層に対して製造されたばかりの状態あるいは工場出荷時と同等の電荷が注入されなくなるという現象が発生するため、有機発光ダイオードよりも輝度の低下が速く進行してしまう。そのため、縦型有機発光トランジスタを用いたディスプレイは、短期間での特性変動が生じやすく、短寿命となりやすいことから、製品としての信頼性が課題となる。
縦型有機発光トランジスタに流れる電流の変化が生じたとしても、所望の電流が流れるようにフィードバック制御を行う回路を構成することもできるが、複雑な回路構成を追加することになり、素子を配置する領域が必要となってしまう。つまり、発光領域が小さくなり高輝度化を阻害してしまうことになる。
本発明は、上記課題に鑑み、複雑な回路構成を追加することなく、長期にわたって輝度の変動を抑える縦型有機発光トランジスタを用いたディスプレイの点灯方法及びディスプレイを提供することを目的とする。
本発明のディスプレイの点灯方法は、
電源投入後、縦型有機発光トランジスタのゲート電極に、表示する画像データに基づいた電圧を印加する工程(A)と、
前記工程(A)の実施後、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加している電圧の値を基準として、前記工程(A)で前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加した電圧とは正負が逆の電圧を印加する工程(B)とを含むことを特徴とする。
まず、従来構成の一つである、有機発光ダイオードと薄膜トランジスタの組み合わせによる構成において上記の方法を実施した場合の作用効果を確認する。薄膜トランジスタの多くは、ソース電極とドレイン電極がゲート電極に対して対称となるように構成される。薄膜トランジスタのゲート電極に正負を逆転させた電圧を印加したとしても、ソース電極と、ソース電極近傍のゲート絶縁膜層界面及び有機半導体界面のみに蓄積された電荷の解放が起きるだけであり、薄膜トランジスタ特性を回復させるといった効果は奏しない。
ところが、縦型有機発光トランジスタを備えるディスプレイにおいて、上記の逆電圧を印加する方法を行うことで、縦型有機発光トランジスタのソース電極と、ゲート絶縁膜層及び有機半導体層との界面等に蓄積された電荷が解放され、縦型有機発光トランジスタの特性が製造されたばかりの状態あるいは工場出荷時の状態に近づくように回復させることができる。
縦型有機発光トランジスタは、ドレイン電極に対してソース電極がゲート電極に大幅に近い位置にあり、かつ、ソース電極がゲート絶縁膜層及びゲート電極のほとんどの部分を覆うように構成されている。そのため、ゲート電極に印加される電圧がソース電極に印加されている電圧に対して高い状態から低い状態、あるいは高い状態から低い状態に逆転することで、トランジスタ特性に影響するソース電極と、ゲート絶縁膜層及び有機半導体層等との界面の電荷蓄積等を効率的に解放することができるという縦型有機発光トランジスタの特性を効果的に利用したことに起因する。
縦型有機発光トランジスタは、上述の通り、ゲート電極に印加する電圧が調整されることで輝度が調整されるため、駆動制御を行うための薄膜トランジスタも不要である。また、上記方法によれば、新たな回路を追加する必要はなく、所定のタイミングでドライバがデータラインに対して逆電圧を印加するための単純な制御回路や制御プログラムを構成するだけで実現できる。従って、縦型有機発光トランジスタの電流値をモニタする検出する構成や、複雑な制御も必要としない。
さらに、上記特許文献1にも記載されているように、ゲート電極とソース電極の間で大きな寄生コンデンサが形成されるため、電圧維持用のコンデンサも別途設ける必要がない。また、容量値が不足し、コンデンサを設けなければならない場合があったとしても、不足分を補うだけの容量値のコンデンサを接続させればよいため、従来構成に対して小さな素子で構成することができる。
従って、上記方法によれば、必要な素子数が少なく、縦型有機発光トランジスタの発光領域を最大限に広げることができ、ディスプレイをより高輝度化させることもできる。
上記点灯方法において、前記工程(A)及び前記工程(B)は、フレームレート毎に行われていても構わない。
上記方法によれば、表示する画像が更新されるごとに、縦型有機発光トランジスタのソース電極とゲート絶縁膜層及び有機半導体との界面等に蓄積された電荷が解放される。そのため、長時間の電荷蓄積状態による劣化も抑制することができ、ディスプレイの寿命をより長くすることができる。
さらに、表示する画像が更新されるごとに、縦型有機発光トランジスタに供給される電流が停止するため、縦型有機発光トランジスタが点灯していない黒い画面が瞬間的に挿入される。これにより、表示していた画像から次に表示する画像に更新された際の残像を抑制することができる。
上記点灯方法の前記工程(B)において、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加されている電圧(Vs2)と、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加する電圧(Vg2)の差(ΔV2=Vg2−Vs2)は、前記工程(A)において、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加されている電圧(Vs1)と、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加された電圧(Vg1)との差(Vg1−Vs1)が大きいほど、大きくなるように制御されていても構わない。
また、上記点灯方法の前記工程(B)において、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加されている電圧と、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加する電圧の差は、前記工程(A)において、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加されている電圧と、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加された電圧との差と同等となるように制御されていても構わない。
表示する画像データに応じて、縦型有機発光トランジスタのゲート電圧に印加される電圧は異なる。従って、各画像データの表示において、縦型有機発光トランジスタのソース電極と、ゲート絶縁膜層及び有機半導体層との界面等に蓄積される電荷量も異なる。そうすると、縦型有機発光トランジスタのソース電極と、ゲート絶縁膜層及び有機半導体層との界面等に蓄積された電荷を、十分に解放するために必要な電圧も異なる。
そこで、フレームレート毎に画像を表示するために縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加された電圧に応じて、縦型有機発光トランジスタのソース電極と、ゲート絶縁膜層及び有機半導体層との界面等に蓄積された電荷を解放するため、上述のように、縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加する電圧を調整することで、縦型有機発光トランジスタのソース電極と、ゲート絶縁膜層及び有機半導体層との界面等に蓄積された電荷を、十分に解放し、特性を回復させることができる。従って、ディスプレイの寿命をさらに長くすることができる。
上記点灯方法の前記工程(B)において、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に電圧を印加する時間は、前記工程(A)において、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に電圧を印加する時間よりも短くても構わない。
上述のように、表示する画像が更新されるごとに、縦型有機発光トランジスタに供給される電流が停止するため、縦型有機発光トランジスタが点灯していない黒い画面が瞬間的に挿入される。そこで、表示させる画像の表示時間に対して、同じ時間若しくはそれよりも長く黒い画面を表示してしまうと、ディスプレイの表示が点滅を繰り返すような表示や黒い表示になってしまう。
上記方法のように、工程(B)で前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に電圧を印加する時間が、工程(A)で前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に電圧を印加する時間よりも短ければ、縦型有機発光トランジスタが発光している時間が、消灯している時間よりも長くなり、黒い画面によって点滅を繰り返すような表示や黒い表示になってしまうことを抑制することができる。
本発明のディスプレイは、
複数の縦型有機発光トランジスタと、前記縦型有機発光トランジスタの点灯を制御するための制御部を備えるディスプレイであって、
前記制御部が、上述の点灯方法を実行することによって、画像の表示を行うことを特徴とする。
上記構成とすることで、ディスプレイは、制御部によって適切に表示の制御が実行されるため、滑らかな画像や動画の表示をすることができる。また、データライン、電流供給ライン及びゲートラインに対して、期待される電圧をより正確に印加することができるため、画素を構成する素子等に大きな負荷をかけることなく表示動作や各界面に蓄積された電荷の解放動作を実行することができる。
本発明によれば、複雑な回路構成を追加することなく、長期間使用しても画質や輝度の変動が抑制されたディスプレイの点灯方法が実現される。
ディスプレイの一実施形態の一部の模式的な構成図である。 図1の発光部の回路図である。 図1の制御部の構成図である。 基板上に構成される発光部の模式的な素子構成の上面図である。 図4の発光部の側面図である。 発光部の点灯制御手順を示すフローチャートである。 縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加する電圧の変動を示すグラフである。
以下、本発明のディスプレイの構成と点灯方法について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図面は、いずれも模式的に図示されたものであり、図面上の寸法比や個数は、実際の寸法比や個数と必ずしも一致していない。
[構成]
まず、ディスプレイの構成について説明する。図1は、ディスプレイ1の一実施形態の一部の模式的な構成図である。図1に示すように、本実施形態のディスプレイ1は、アレイ状に配列された縦型有機発光トランジスタを含む発光部10と、縦型有機発光トランジスタのゲート電極に電圧を供給するデータライン11と、縦型有機発光トランジスタのソース電極に電流を供給する電流供給ライン12と、薄膜トランジスタを制御するゲートライン13と、制御部15を備える。
図2は、ディスプレイ1の一実施形態における発光部10の模式的な回路図である。図2に示すように、発光部10は、縦型有機発光トランジスタ20と、縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極への電圧供給を制御する薄膜トランジスタ21と、縦型有機発光トランジスタ20のソース電極とゲート電極の間に接続されるコンデンサ23を備える。
データライン11は、表示する画像に応じて、縦型有機発光トランジスタ20の発光輝度を調整するために、縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に薄膜トランジスタ21を介して電圧を印加するための配線である。電流供給ライン12は、縦型有機発光トランジスタ20のソース電極に電流を供給するための配線である。
ゲートライン13は、薄膜トランジスタ21のゲート電極に接続され、薄膜トランジスタ21のオン/オフを制御する、すなわち、縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極とデータライン11との通電を制御する。
制御部15は、データライン11の電圧、ゲートライン13の電圧を制御し、各発光部10(縦型有機発光トランジスタ20)の発光輝度を調整する。制御に関する詳細は、制御方法の項目にて後述される。
制御部15を構成するそれぞれのブロックの具体的な構成は、専用回路、ソフトウェアプログラムによって制御されるプロセッサ、又はこれらの組み合わせによって構成される。例えば、専用回路は、縦型有機発光トランジスタ20と同一基板上に構成された制御信号を生成するロジック回路や各縦型有機発光トランジスタ20を駆動するためのドライバ回路、又は各ライン(11,12,13,14)と電気的に接続できるように構成された専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASICと略称する)や、プログラミングによって専用回路を構築することができるプログラマブルデバイス(PLD,CPLD,FPGA)等であってもよい。
プロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPUと略称する)であっても良く、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSPと略称する)、ASIC等であってもよい。また、汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、プロセッサは、いかなる標準的なプロセッサ等であってもよい。各種処理のステップは、直接にハードウェアプロセッサにより実行されてもよく、プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェア(あるいはソフトウェア機能モジュール)による組合わせで実行されてもよい。さらには、マイクロコントローラ等の制御デバイスを用いても構わない。
コンデンサ23は、薄膜トランジスタ21がオフ状態である間、表示している画像を所定の時間維持するために配置されている、縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極とソース電極との間の電圧保持用素子である。
次に、基板上に形成されるそれぞれの素子の構造について説明する。図4は、基板30上に構成される発光部10の模式的な素子構成の上面図である。図5は、図4の発光部10の側面図である。図4及び図5が示すように、縦型有機発光トランジスタ20、薄膜トランジスタ21は、データライン11、電流供給ライン12とゲートライン13によって区分けされた領域に形成される。
基板30は、ガラス材、又はPET(Poly Ethylene Terephthalate)、PEN(Poly Ethylene Naphthalate)、ポリイミドといったプラスチック材等の材料を採用することができる。
なお、以下の説明において、データライン11と電流供給ライン12が配線される方向をX方向、ゲートライン13が配線される方向をY方向、これらと直交する方向をZ方向として、基板30から離れる方向(+Z方向)に向かって上層側として説明する。
縦型有機発光トランジスタ20の構成は、上層からカソード電極に相当するドレイン電極層20d、有機EL層20c、有機半導体層20a、表面層31の表面にカーボンを含む導電性材料(本実施形態においては、カーボンナノチューブ)を塗布するように構成されたソース電極層20s、さらにその下層において誘電体で構成されるゲート絶縁膜層20hを介してゲート電極層20gが形成されている。ゲート電極層20gに電圧が印加されると、有機半導体層20aとソース電極層20sの間のショットキー障壁が変化し、所定の閾値を超えたところでソース電極層20sから有機半導体層20aと有機EL層20cに対して電流が流れ、縦型有機発光トランジスタ20が発光する。
本実施形態のディスプレイ1は、基板30は、可視光に対して透過性を有する素材で構成され、ゲート電極層20gとソース電極層20sは、可視光が通過できるような間隙を有するように構成されることで、有機EL層20cから出射した光が、基板30を通過して外に出射されることで画像を表示する。 このように、基板30を通過させて光を出射する方式は「ボトムエミッション方式」とも称され、電極間の配線接続がしやすく作製が容易といったメリットを有する。
薄膜トランジスタ21は、酸化物半導体層21aを介してソース電極層21sとドレイン電極層21dが接続され、酸化物半導体層21aの下層に、絶縁膜層又は誘電体層を介してゲート電極層21gが形成されている。それぞれ、ゲート電極層21gに電圧が印加されると、酸化物半導体層21aにチャネルが形成され、ソース電極層21sとドレイン電極層21dが通電する。
薄膜トランジスタ21は、ソース電極層21sがデータライン11に接続され、ドレイン電極層21dが縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極層20gに接続される。なお、薄膜トランジスタ21は、ソース電極層21sが縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極層20gに接続され、ドレイン電極層21dがデータライン11に接続されていても構わない。
図4に示すように、縦型有機発光トランジスタ20は、高輝度を実現するためにできる限り発光領域が大きくなるように形成され、薄膜トランジスタ21は、縦型有機発光トランジスタ20の発光領域に対して影響が小さいように、区分けされた領域の角に、できる限り小さく形成されている。
図4及び図5において、コンデンサ23は図示されていないが、図5に示すように、本実施形態の縦型有機発光トランジスタ20は、ソース電極層20sとゲート電極層20gがゲート絶縁膜層20hを介して対向するように配置されことで、寄生素子としてのコンデンサ23を備えている。このような寄生素子のコンデンサ23では、容量値が足りない場合は、追加で別のコンデンサを形成しても構わない。
以下、各層に用いられる材料を例示列挙する。
縦型有機発光トランジスタ20のドレイン電極層20dは、単層又は多層グラフェン、カーボンナノチューブ、アルミニウム(Al)、フッ化リチウム(LiF)、酸化モリブデン(MoXY)、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)等を採用し得る。
縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極層20gは、アルミニウム(Al)、スズ(Sn)、イットリウム(Y)、スカンジウム(Sc)、ガリウム(Ga)等の金属でドープされた酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム(In23)、二酸化スズ(SnO2)、酸化カドミウム(CdO)等の金属ドープ、非ドープ透明導電性酸化物及びこれらの組み合わせを含む材料、又は、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、プラチナ(Pt)、カドミウム(Cd)、ニッケル(Ni)及びタンタル(Ta)、及びこれらの組み合わせ、さらにはp又はnドープのケイ素(Si)やガリウムヒ素(GaAs)等を採用し得る。
縦型有機発光トランジスタ20の表面層31とゲート電極層20gの間のゲート絶縁膜層20hは、酸化ケイ素(SiOX)、酸化アルミニウム(Al23)、窒化ケイ素(Si34)、酸化イットリウム(Y23)、チタン酸鉛(PbTiOX)、チタン酸アルミニウム(AlTiOX)、ガラス及びパリレンポリマー、ポリスチレン、ポリイミド、ポリビニルフェノール、ポリメチルメタクリレート、フルオロポリマー等の有機化合物等を採用し得る。
縦型有機発光トランジスタ20の有機半導体層20aは、ナフタレン、アントラセン、ルブレン、テトラセン、ペンタセン、ヘキサセン、及びこれらの誘導体のような線形縮合多環芳香族化合物(又はアセン化合物)と、例えば銅フタロシアニン(CuPc)系化合物、アゾ化合物、ペリレン系化合物、及びこれらの誘導体のような顔料と、例えばヒドラゾン化合物、トリフェニルメタン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、スチルベン系化合物、アリルビニル化合物、ピラゾリン系化合物、トリフェニルアミン誘導体(TPD)、アリルアミン化合物、低分子量アミン誘導体(a−NPD)、2,2’,7,7’−テトラキス(ジフェニルアミノ)−9,9’−スピロビフルオレン(スピロ−TAD)、N,N’−ジ(1−ナフチル)−N,N’−ジフェニル−4,4’−ジアモノビフェニル(スピロ−NPB)、4,4’、4”−トリス[N−3−メチルフェニル−N−フェニルアミノ]トリフェニルアミン(mMTDATA)、2,2’,7,7’−テトラキス(2,2−ジフェニルビニル)−9,9−スピロビフルオレン(スピロ−DPVBi)、4,4’−ビス(2,2−ジフェニルビニル)ビフェニル(DPVBi)、(8−キノリノラト)アルミニウム(Alq)、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(Alq3)、トリス(4−メチル−8キノリノラト)アルミニウム(Almq3)、及びこれらの誘導体のような低分子化合物と、例えば、ポリチオフェン、ポリ(p−フェニレンビニレン)(PPV)、ビフェニル基含有ポリマー、ジアルコキシ基含有ポリマー、アルコキシフェニルPPV、フェニルPPV、フェニル/ジアルコシキPPVコポリマー、ポリ(2−メトキシ−5−(2’−エチルヘキシルオキシ)−1,4−フェニレンビニレン)(MEH−PPV)、ポリ(エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)、ポリ(スチレンスルホン酸)(PSS)、ポリ(アニリン)(PAM)、ポリ(N−ビニルカルバゾール)、ポリ(N−ビニルカルバゾール)、ポリ(ビニルピレン)、ポリ(ビニルアントラセン)、ピレンホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒドハロゲン化樹脂、及びこれらの変性物のようなポリマー化合物と、例えば、5,5_−ジパーフルオロヘキシルカルボニル−2,2_:5_,2_:5_,2_−クアテルチオフェン(DFHCO−4T)、DFH−4T、DFCO−4T、P(NDI2OD−T2)、PDI8−CN2、PDIF−CN2、F16CuPc、及びフラーレン、ナフタレン、ペリレン、並びにオリゴチオフェン誘導体のようなn型輸送有機低分子、オリゴマー、若しくはポリマー、さらには、チエノ[3,2−b]チオフェン、ジナフチル[2,3−b:2’,3’−f]チエノ[3,2−b]チオフェン(DNTT)、2−デシル−7−フェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(BTBT)等のチオフェン環を有する芳香族化合物等を採用し得る。
ここで、縦型有機発光トランジスタ20は、エネルギー準位が適合する有機半導体を適切に選定することによって、OLEDディスプレイに標準的に用いられる、正孔注入層・正孔輸送層・有機EL層・電子輸送層・電子注入層などを好適に用いることができる。そして、外部に出射する光の色は、上述の有機EL層20cを構成する材料を選択することによって赤、緑、青といった色の光を出射するように調整される。また、縦型有機発光トランジスタ20は、白色光を出射する構成とすることもでき、同じ縦型有機発光トランジスタ20を用いて、カラーフィルタで所望の色の光を選択して出射するといった構成とすることもできる。
表面層31は、ソース電極層20s(特に、CNT層)の固着を目的としてゲート絶縁膜層20hの上に形成される層である。表面層31を形成する材料としては、シランカップリング材料、アクリル樹脂等から形成されるバインダー樹脂を含む組成物を塗布することで形成することができる。
薄膜トランジスタ21に構成される酸化物半導体層21aは、In−Ga−Zn−O系半導体、Zn−O系半導体(ZnO)、In−Zn−O系半導体(IZO(登録商標))、Zn−Ti−O系半導体(ZTO)、Cd−Ge−O系半導体、Cd−Pb−O系半導体、CdO(酸化カドミウム)、Mg−Zn−O系半導体、In−Sn−Zn−O 系半導体(例えばIn23−SnO2−ZnO)、In−Ga−Sn−O系半導体等を採用し得る。
本実施形態において、薄膜トランジスタ21は、酸化物半導体による薄膜トランジスタとしたが、アモルファスシリコンによる薄膜トランジスタであっても構わない。また、p型とn型のいずれであっても構わない。さらに、具体的な構成として、スタガード(staggerd)型、インバーテッド・スタガード(inverted staggerd)型、コープレーナ(coplanar)型、インバーテッド・コープレーナ(inverted coplanar)型等のいずれの構成をも採用し得る。
有機半導体層20aと表面層31との間は、絶縁のためバンク層24が形成されており、ソース電極層20sがデータライン11と接続されている箇所においては、接続のために表面層31とゲート絶縁膜層20hに形成された間隙を埋めるように、バンク層24が充填されている。
なお、縦型有機発光トランジスタ20としては、上記特許文献1及び2にも記載されている縦型有機発光トランジスタ20も採用し得る。
[制御方法]
最後に、ディスプレイの制御方法について説明する。本実施形態では、図1に示すように、発光部10がアレイ状に配列され、図1における縦方向における列では、データライン11と電流供給ライン12を共有し、図1における横方向における列では、ゲートライン13を有している。
ディスプレイ1は、電源が投入されて制御が開始すると、一画素に相当する縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に画像データに基づいて定められた電圧を印加すべく、データライン11に当該電圧を印加する。そして、制御部15がデータライン11に印加された電圧を供給する対象となる縦型有機発光トランジスタ20に接続された薄膜トランジスタ21をオフ状態からオン状態に切り替える制御を行う。
データライン11に印加されている電圧が、縦型有機発光トランジスタ20に供給されると、制御部15は、薄膜トランジスタ21をオン状態からオフ状態に切り替える制御を行う。この時、縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に印加された電圧は、コンデンサ23によって維持されることで、発光輝度が維持される。
その後、別画素に相当する縦型有機発光トランジスタ20に対しても、画像データに基づいて定められた電圧を印加すべく、データライン11に当該電圧を印加し、制御部15が、薄膜トランジスタ21を制御する。
これらの制御をそれぞれの縦型有機発光トランジスタ20に対して順次行い、全ての縦型有機発光トランジスタ20に対して、上述の制御が行われることにより、ディスプレイ1に画像が表示される。
上述のように、ディスプレイ1は、各画素に相当する縦型有機発光トランジスタ20に対して、順次同じ手順を繰り返すため、以下においては、一つの発光部10の制御手順の詳細について説明する。
図6は、発光部10の点灯制御手順を示すフローチャートである。図7は、縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に印加する電圧の変動を示すグラフである。図7においては、縦軸は、縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に印加する電圧の電圧値(Vg)と縦型有機発光トランジスタ20のソース電極に印加する電圧の電圧値(Vs)との差(ΔV=Vg−Vs)であり、横軸は時間軸である、
なお、本明細書においては、ΔVが正であって、その絶対値が大きいほど、縦型有機発光トランジスタ20が高輝度で発光していることを示すもの、すなわち、n型トランジスタのように構成されているとして説明するが、ΔVが負であって、その絶対値が大きいほど、縦型有機発光トランジスタ20が高輝度で発光しているp型トランジスタのように構成されていても構わない。
図6及び図7が示すように、まず、表示しようとする画像データに基づいて、対象とする縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に決定された電圧を印加するために、データライン11に当該電圧を印加する(S1)。そして、制御部15は、対象とする縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に接続された薄膜トランジスタ21をオフ状態からオン状態に切り替える制御を行う(S2)。
ここで、薄膜トランジスタ21をオフ状態からオン状態に切り替えてから、縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極が、データライン11に印加されている電圧とのほぼ電圧にまで到達する時間をt1とする。なお、ほぼ同じ電圧とは、好ましくは、データライン11に印加されている電圧に対して95%以上の電圧であり、より好ましくは、99%以上の電圧である。
時間t1が経過すると、制御部15は、薄膜トランジスタ21をオン状態からオフ状態に切り替えられ(S3)、コンデンサ23によって、所定の期間t2の間だけ電圧値(ΔV1)が維持される(S4)。
所定の期間t2だけ、電圧値(ΔV1)が維持された後、制御部15は、ステップS1においてデータライン11に印加する電圧を決定するための基とした画像データに基づいて、各画素に相当する縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に、ΔV1とは正負が逆転するような電圧の電圧値をデータライン11に印加する(S5)。そして、制御部15は、対象とする縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に接続された薄膜トランジスタ21をオフ状態からオン状態に切り替える制御を行う(S6)。
ここで、薄膜トランジスタ21をオフ状態からオン状態に切り替えてから、縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極が、データライン11に印加されている電圧とほぼ同じ電圧にまで到達する時間をt3とする。
時間t3が経過すると、制御部15は、薄膜トランジスタ21をオン状態からオフ状態に切り替えられ(S7)、コンデンサ23によって、所定の期間t4の間だけ電圧値(Vg2)が維持される(S8)。
さらに、所定の期間t4だけ、電圧値(ΔV2)が維持された後、制御部15は、次に表示しようとする画像データに基づいて、対象とする縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に決定された電圧を印加するために、データライン11に当該電圧を印加する(S9)。その後は、以上の動作を電源が停止、若しくは制御が停止されるまでステップS2〜ステップS9を繰り返す。
本実施形態においては、図7にも示すように、各時間についてt2>t4となるように設定し、ΔV1=−ΔV2となるように制御しているが、各時間の長さ及び電圧値の関係は、それぞれ任意に定めることができる。
上記構成において、上記点灯方法を行うことで、縦型有機発光トランジスタ20のソース電極層20sと、ゲート絶縁膜層20h及び有機半導体層20aとの界面等に蓄積された電荷が解放され、縦型有機発光トランジスタ20の特性が製造されたばかりの状態あるいは工場出荷時の状態に近づくように回復させることができる。従って、ディスプレイ1は、長期にわたって輝度の変化を抑制される。
また、本実施形態の点灯方法は、上述の通り、t4である状態では、縦型有機発光トランジスタ20がオフ状態であり、ほとんど電流が流れない。従って、フレームレートの間隔において黒い画面が挿入される。
液晶ディスプレイや有機ELディスプレイは、フレームレートの間隔で表示する画像とは異なる画面が一瞬だけ挿入されることで、前の画像から次の画像へ切り替わった際の残像が低減される。そこで、ディスプレイ1は、上記方法によって、残像が抑制されることで画像や動画をより鮮明な表示をすることができる。
[別実施形態]
以下、別実施形態につき説明する。
〈1〉 上述の点灯方法において、Vg2を縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極に印加するVg2は、Vg1によらず、所定の電圧値を印加するように構成されていても構わない。
〈2〉 上述の点灯方法において、Vg2を縦型有機発光トランジスタ20のゲート電極への印加は、必ずしも表示する画像を更新する度に実施されるものでなくてもよく、数回の画像更新が行われる度に実施されるものであっても構わない。
〈3〉 有機EL層20cから出射される光を、基板30とは反対側に出射して画像を表示するように構成されたディスプレイ1であっても構わない。当該構成は「トップエミッション方式」とも称され、縦型有機発光トランジスタ20と基板30との間においても素子を構成できるといったメリットを有する。
〈4〉 上述したディスプレイ1が備える構成及び制御方法は、あくまで一例であり、本発明は、図示された各構成に限定されない。
1 : ディスプレイ
10 : 発光部
11 : データライン
12 : 電流供給ライン
13 : ゲートライン
15 : 制御部
15a : ゲートドライバ
15b : ソースドライバ
15c : ゲートコントローラ
15e : 演算処理回路
20 : 縦型有機発光トランジスタ
20a : 有機半導体層
20d : ドレイン電極層
20g : ゲート電極層
20h : ゲート絶縁膜層
20s : ソース電極層
21 : 薄膜トランジスタ
21a : 酸化物半導体層
21d : ドレイン電極層
21g : ゲート電極層
21s : ソース電極層
23 : コンデンサ
24 : バンク層
30 : 基板
31 : 表面層

Claims (6)

  1. 縦型有機発光トランジスタのゲート電極に、表示する画像データに基づいた電圧を印加する工程(A)と、
    前記工程(A)の実施後、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加している電圧の値を基準として、前記工程(A)で前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加した電圧とは正負が逆の電圧を印加する工程(B)とを含むことを特徴とするディスプレイの点灯方法。
  2. 前記工程(A)及び前記工程(B)は、フレームレート毎に行われることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイの点灯方法。
  3. 前記工程(B)において、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加されている電圧と、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加する電圧の差は、前記工程(A)において、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加されている電圧と、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加された電圧との差が大きいほど、大きくなるように制御されることを特徴とする請求項2に記載のディスプレイの点灯方法。
  4. 前記工程(B)において、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加されている電圧と、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加する電圧の差は、前記工程(A)において、前記縦型有機発光トランジスタのソース電極に印加されている電圧と、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に印加された電圧との差と同等となるように制御されることを特徴とする請求項2に記載のディスプレイの点灯方法。
  5. 前記工程(B)において、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に電圧を印加する時間は、前記工程(A)において、前記縦型有機発光トランジスタのゲート電極に電圧を印加する時間よりも短いことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のディスプレイの点灯方法。
  6. 複数の縦型有機発光トランジスタと、前記縦型有機発光トランジスタの点灯を制御するための制御部を備えるディスプレイであって、
    前記制御部が、請求項1〜5のいずれか一項に記載の点灯方法を実行することによって、画像の表示を行うことを特徴とするディスプレイ。
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