JP2020183922A - 汚染水乾燥処理装置及び汚染水乾燥処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記スラリーが供給された際に、当該スラリーを噴霧乾燥して前記放射性物質の一部及び前記第一の吸収剤を含む汚染粒子と前記放射性物質の残余成分を含む蒸発ガスとを形成する噴霧乾燥機と、
前記蒸発ガスに第二の吸収剤を供給する第二の吸収剤用タンクと、
前記噴霧乾燥機及び第二の吸収剤用タンクに連結され、前記蒸発ガスと前記第二の吸収剤との混合物から前記残余成分を捕集する、直列に連結された2つ以上のバッグフィルタを備えるバッグフィルタ群と、
前記噴霧乾燥機と前記バッグフィルタ群の各バッグフィルタとに連結され、前記汚染粒子及び前記残余成分を含む粉体を回収する粉体タンクと、を備える、汚染水乾燥処理装置。
前記第一の吸収剤が貯留され前記スラリータンクに前記第一の吸収剤を供給する第一の吸収剤用タンクと、を備える、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の汚染水乾燥処理装置。
前記スラリーを噴霧乾燥機によって噴霧乾燥して、前記放射性物質の一部及び第一の吸収剤を含む汚染粒子と前記放射性物質の残余成分を含む蒸発ガスとを形成させる噴霧乾燥ステップと、
前記蒸発ガスを回収し、回収した前記蒸発ガスに第二の吸収剤を混合した後、直列に連結された2つ以上のバッグフィルタを備えるバッグフィルタ群によって前記残余成分を捕集する残余成分捕集ステップと、
前記噴霧乾燥機で得られる前記汚染粒子、及び前記バッグフィルタ群の各バッグフィルタで得られる前記残余成分を含む粉体を回収する回収ステップと、を有する、
前記[1]〜[5]のいずれかに記載の汚染水乾燥処理装置を用いる汚染水乾燥処理方法。
本発明の汚染水乾燥処理装置の一の実施形態は、図1に示す汚染水乾燥処理装置100である。汚染水乾燥処理装置100は、放射性物質を含む汚染水及び第一の吸収剤を混合してスラリーを形成するスラリータンク11と、スラリーが供給された際に、当該スラリーを噴霧乾燥して放射性物質の一部及び第一の吸収剤を含む汚染粒子と放射性物質の残余成分を含む蒸発ガスとを形成する噴霧乾燥機13と、蒸発ガスに第二の吸収剤を供給する第二の吸収剤用タンク15と、噴霧乾燥機13及び第二の吸収剤用タンク15に連結され、蒸発ガスと第二の吸収剤との混合物から残余成分を捕集する、直列に連結された2つ以上のバッグフィルタ19を備えるバッグフィルタ群17と、噴霧乾燥機13とバッグフィルタ群17の各バッグフィルタ19とに連結され、汚染粒子及び残余成分を含む粉体を回収する粉体タンク21と、を備えている。
スラリータンク11は、放射性物質を含む汚染水及び第一の吸収剤を混合してスラリーを形成するものである。汚染水乾燥処理装置100は、上記スラリーを形成することで、第一の吸収剤が汚染水中の放射性物質を良好に捕捉することができる。ここで、吸収剤を含むスラリーを形成しない場合(即ち、単に汚染水を噴霧乾燥機に供給した場合)、噴霧乾燥機13において放射性物質が十分に捕集されないことになり、最終的に、大気放出のための規制値以下の放射線量となるまで除染することができない。より具体的には、汚染水中には加熱により蒸発して気体となる放射性物質(放射性ガス)が含まれている。ここで、汚染水をそのまま(即ち、吸収剤と混合してスラリー化することなく)噴霧乾燥させると、上記放射性ガスは単に蒸発してしまって捕捉することができず、十分に除染することができないこととなる。
噴霧乾燥機13は、スラリーが供給された際に、当該スラリーを噴霧乾燥して「放射性物質の一部及び第一の吸収剤を含む汚染粒子」と「放射性物質の残余成分を含む蒸発ガス」とを形成するものである。この噴霧乾燥機13によって、放射性物質が第一の吸収剤により強固に捕捉されることになる。
第二の吸収剤用タンク15は、蒸発ガスに第二の吸収剤を供給するものである。この第二の吸収剤用タンク15によって蒸発ガス中に第二の吸収剤を供給することができ、第二の吸収剤によって蒸発ガス中の放射性物質を吸収させ、捕捉することができる。そのため、本発明の汚染水乾燥処理装置から排出されるガス中の放射性物質の濃度(放射線量)を低くし、当該ガスを大気中に放出することができる。なお、第二の吸収剤用タンク15を用いない場合、即ち、第二の吸収剤を採用しない場合、蒸発ガス中の気体状の放射性物質を捕集することができない。つまり、蒸発ガス中の気体状の放射性物質は、単にバッグフィルタ19を通過してしまい、捕集されない。そのため、大気中に放出できる程度に十分に放射線量を低くすることができない。
バッグフィルタ群17は、噴霧乾燥機13及び第二の吸収剤用タンク15に連結され、蒸発ガスと第二の吸収剤との混合物から残余成分を捕集する、直列に連結された2つ以上のバッグフィルタ19を備えるものである。このバッグフィルタ群17を用いることによって、ALPS処理水の除染を更に進めることができ、最終的に基準値以下の放射線量として大気中に排出することができる。また、ALPSで処理され保管タンクに貯蔵された処理水を長時間(8時間以上)連続して処理できる。即ち、直列に連結された2つ以上のバッグフィルタ19を用いない場合(即ち、バッグフィルタ19を用いないか、或いは、バッグフィルタ19が1つである場合(2つ以上備えていても直列でない場合))、十分に残余成分の捕集を行うことができず、また、長時間の連続処理ができない。
粉体タンク21は、噴霧乾燥機13とバッグフィルタ群17の各バッグフィルタ19とに連結され、汚染粒子及び残余成分を含む粉体を回収するものである。この粉体タンク21は、従来公知の粉体タンク(回収タンク)を適宜採用することができる。
サービスタンク23は、スラリータンク11と噴霧乾燥機13との間に配置され、噴霧乾燥機13に連続的にスラリーを供給するものである。ここで、スラリーは、スラリータンク11においてバッチ式で製造及び調整されるので、製造及び調整されたスラリーをサービスタンク23に一旦貯めることで、スラリーを噴霧乾燥機13に連続的に供給することができる。特に、汚染水乾燥処理装置100は、並列に複数の噴霧乾燥機13を備えることができ、このように複数の噴霧乾燥機13を備える場合には、1つのスラリータンク11から、一旦、1つのサービスタンク23にスラリーを供給し、その後、このサービスタンク23から複数の噴霧乾燥機13のそれぞれにスラリーを分配することができる。なお、各噴霧乾燥機13の下流にはそれぞれバッグフィルタ群17が配置されることになる(即ち、バッグフィルタ群17を複数備えることになる)。
本発明の汚染水乾燥処理装置の使用方法は、以下の通りである。まず、汚染水タンク25からスラリータンク11に、当該汚染水タンク25に貯留された汚染水を供給するとともに、第一の吸収剤用タンク27からスラリータンク11に、当該第一の吸収剤用タンク27に貯留された第一の吸収剤(ゼオライトなど)を供給する。その後、スラリータンク11において汚染水及び第一の吸収剤を混合してスラリーを形成し、必要に応じてこのスラリーの粘度が適宜調整される。次に、形成されたスラリーをサービスタンク23に供給し、このサービスタンク23から噴霧乾燥機13にスラリーを供給する。そして、噴霧乾燥機13に供給されたスラリーは、噴霧乾燥機13の供給口で圧縮空気源35から供給される圧縮空気などによって、微粒化されて微小液滴37とされ、噴霧乾燥機13内で瞬間的に濃縮・乾燥される。微小液滴37の粒子径としては、1〜500μmとすることができ、好ましくは50μm程度である。
本発明の汚染水乾燥処理方法は、本発明の汚染水乾燥処理装置を用いる方法である。そして、本発明の汚染水乾燥処理方法は、放射性物質を含む汚染水及び第一の吸収剤を混合させてスラリーを作製するスラリー作製ステップと、スラリーを噴霧乾燥機によって噴霧乾燥して、放射性物質の一部及び第一の吸収剤を含む汚染粒子と放射性物質の残余成分を含む蒸発ガスとを形成させる噴霧乾燥ステップと、蒸発ガスを回収し、回収した蒸発ガスに第二の吸収剤を混合した後、直列に連結された2つ以上のバッグフィルタを備えるバッグフィルタ群によって残余成分を捕集する残余成分捕集ステップと、噴霧乾燥機で得られる汚染粒子、及びバッグフィルタ群の各バッグフィルタで得られる残余成分を含む粉体を回収する回収ステップと、を有する方法である。
スラリー作製ステップは、放射性物質を含む汚染水及び第一の吸収剤を混合させてスラリーを作製するステップである。このように本ステップによって上記スラリーを作製し、このスラリーを噴霧乾燥させることで効率よく放射性物質を捕捉することができる。ここで、スラリーが吸収剤を含まない場合、上述したように、最終的に、大気放出のための規制値以下の放射線量となるまで除染することができない。より具体的には、汚染水中には加熱により蒸発して気体となる放射性物質(放射性ガス)が含まれている。ここで、汚染水をそのまま(即ち、吸収剤と混合してスラリー化することなく)噴霧乾燥させると、上記放射性ガスは単に蒸発してしまって捕捉することができず、十分に除染することができない。
噴霧乾燥ステップは、スラリー作製ステップで作製したスラリーを噴霧乾燥機13によって噴霧乾燥(濃縮・乾燥)して、「放射性物質の一部及び第一の吸収剤を含む汚染粒子」と「放射性物質の残余成分を含む蒸発ガス」とを形成させるステップである。このステップによって汚染水の大半を占める水を除去し、放射性汚染物の体積を小さくすることができる。
残余成分捕集ステップは、噴霧乾燥ステップで発生した蒸発ガスを回収し、回収した蒸発ガスに第二の吸収剤を混合した後、直列に連結された2つ以上のバッグフィルタを備えるバッグフィルタ群によって、噴霧乾燥ステップで捕集できなかった放射性物質(残余成分)を捕集するステップである。このステップでは、上記バッグフィルタ群を採用することによって、放射性物質の残余成分の捕集をより確実に行っている。
回収ステップは、噴霧乾燥機13で得られる汚染粒子、及びバッグフィルタ群17の各バッグフィルタ19で得られる残余成分、を含む粉体を回収するステップである。本ステップにより回収された粉体は、汚染水中に含まれていたトリチウムを除く放射性物質のほとんど(99%以上)を含んでおり、この粉体は、ドラム缶などの容器に入れられて、管理される放射性物質として他の固形物放射性物質と同様に処理管理される。
図2に示すように汚染水乾燥処理装置から排出される放射性物質の排出量(回収されない放射性物質の量)は、気体状1.6g+粉体状0.0008g=1.6008g/hである。
最初の放射線量、噴霧乾燥機の吸収率及びバッグフィルタの吸収率を変更させた例(実施例2〜5)の結果(シュミレーション結果)を表1に示す。
比較例1〜4では、第一の吸収剤を使用しない例(スラリータンクを備えない例)を示している(結果(シュミレーション結果)を表2に示す)。比較例5〜8では、第二の吸収剤を使用しない例(第二の吸収剤用タンクを備えない例)を示している(結果(シュミレーション結果)を表3に示す)。ここで、例えば、実施例2と比較例3における「回収されない放射性物質の量(g/h)」の値を比べると、実施例2では「1.6008(g/h)」であり、比較例3では「8.0008(g/h)」である。このように第一の吸収剤を使用しない場合、5倍程度の違いが生じることになる。同様に、例えば実施例2と比較例7における「回収されない放射性物質の量(g/h)」の値を比べると、実施例2では「1.6008(g/h)」であり、比較例7では「400(g/h)」である。このように第一の吸収剤を使用しない場合、大きな違いが生じることになる。大気中へのガスの放出は、厳しい排出基準の下で行われるため、「回収されない放射性物質の量(g/h)」の値は小さいことが重要である。
Claims (6)
- 放射性物質を含む汚染水及び第一の吸収剤を混合してスラリーを形成するスラリータンクと、
前記スラリーが供給された際に、当該スラリーを噴霧乾燥して前記放射性物質の一部及び前記第一の吸収剤を含む汚染粒子と前記放射性物質の残余成分を含む蒸発ガスとを形成する噴霧乾燥機と、
前記蒸発ガスに第二の吸収剤を供給する第二の吸収剤用タンクと、
前記噴霧乾燥機及び第二の吸収剤用タンクに連結され、前記蒸発ガスと前記第二の吸収剤との混合物から前記残余成分を捕集する、直列に連結された2つ以上のバッグフィルタを備えるバッグフィルタ群と、
前記噴霧乾燥機と前記バッグフィルタ群の各バッグフィルタとに連結され、前記汚染粒子及び前記残余成分を含む粉体を回収する粉体タンクと、を備える、汚染水乾燥処理装置。 - 前記バッグフィルタ群が、直列に連結された3つ以上の前記バッグフィルタを備え、当該バッグフィルタ群のうちの最後尾の前記バッグフィルタは、他の前記バッグフィルタよりも容量が大きい、請求項1に記載の汚染水乾燥処理装置。
- 前記スラリータンクと前記噴霧乾燥機との間には、前記噴霧乾燥機に前記スラリーを連続的に供給するサービスタンクが配置されている、請求項1または2に記載の汚染水乾燥処理装置。
- 前記第二の吸収剤は、2種類以上の吸収剤からなり、各吸収剤を貯留する複数のタンクを備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の汚染水乾燥処理装置。
- 前記汚染水が貯留され前記スラリータンクに汚染水を供給する汚染水タンクと、
前記第一の吸収剤が貯留され前記スラリータンクに前記第一の吸収剤を供給する第一の吸収剤用タンクと、を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の汚染水乾燥処理装置。 - 放射性物質を含む汚染水及び第一の吸収剤を混合させてスラリーを作製するスラリー作製ステップと、
前記スラリーを噴霧乾燥機によって噴霧乾燥して、前記放射性物質の一部及び第一の吸収剤を含む汚染粒子と前記放射性物質の残余成分を含む蒸発ガスとを形成させる噴霧乾燥ステップと、
前記蒸発ガスを回収し、回収した前記蒸発ガスに第二の吸収剤を混合した後、直列に連結された2つ以上のバッグフィルタを備えるバッグフィルタ群によって前記残余成分を捕集する残余成分捕集ステップと、
前記噴霧乾燥機で得られる前記汚染粒子、及び前記バッグフィルタ群の各バッグフィルタで得られる前記残余成分を含む粉体を回収する回収ステップと、を有する、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の汚染水乾燥処理装置を用いる汚染水乾燥処理方法。
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