JP2020181533A - データ収集システムおよびデータ収集方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】過去のデータを収集している場合であっても、データの現在値を参照できるデータ収集システム及びデータ収集方法を提供する。【解決手段】データ収集システムは、ネットワークNW1を介して互いに接続されているサーバ装置と、クライアント装置200と、を備える。クライアント装置200は、現在値を示すデータを記憶するサーバ装置のDBから、ネットワークNW1を介して現在値を示すデータを収集する第1収集部と、第1収集部が収集したデータを、DBに書き込み、DBを更新するデータ管理部と、現在値を示すデータについてDBが更新されていない期間に関する情報を取得する状態取得部と、状態取得部によって取得された情報に基づいて、その期間の現在値を示すデータを過去の値を示すデータとして、DBから収集する第2収集部と、を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、データ収集システムおよびデータ収集方法に関し、特にプラントなどの設備における機器の制御に関するデータを収集する技術に関する。
従来から、フィールド機器で測定された時系列のプロセスデータを蓄積し、蓄積された過去のプロセスデータを一定の周期で読み出して、仮想のリアルタイムデータとして提供する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来からマルチベンダー製品間でのデータの転送や相互運用を可能とする国際標準のデータ交換通信プロトコルとしてOPC UA(OPC Unified Architecture)が用いられている。OPC UA規格によるOPCクライアントでは、ノード名と期間を指定して、OPC Historical Data Access(HDA)規格によるOPCサーバに要求を出すと、その指定期間に含まれる指定ノードの過去のデータを読み込む(ReadRaw)機能がある。
このReadRaw機能を用いて、過去のデータをメモリに書き込んでコピーすることができる。例えば、図10に示すような制御ネットワーク、情報系のネットワーク、および基幹系のネットワークで構成される従来の管理システムにおいて、制御ネットワークのプロセスデータ(以下、単に「データ」という。)を基幹系にコピーする場合を考える。図10に示すように、フィールド機器に関するデータその他のデータは、コントローラから情報系のサーバ等に常にヒストリカルデータとして送出され、記憶されている場合が多い。
情報系のサーバにおいて取得された過去のデータを基幹系のクライアントのデータベースにコピーする場合、過去のデータの量が多い場合には、情報系のサーバは、一定の時間単位でデータを分割して基幹系にデータのコピーを行う。具体的には、情報系のサーバは、最も古いデータから順にデータを取得する。
しかし、このような従来の技術において、古いデータから順にデータを取得する場合、基幹系のクライアントのデータベースにすべてのデータのコピーが作成されるのに時間がかかってしまう場合がある。基幹系においてデータの最新値をリアルタイムで参照することが必要な場合に最新値を参照することができない場合も考えられる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、過去のデータを収集している場合であっても、データの現在値を参照できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係るデータ収集システムは、第1ネットワークを介して互いに接続されている第1収集装置と第2収集装置とを備えるデータ収集システムであって、前記第1収集装置は、機器の制御を行うコントローラが取得している現在値を示す第1データを、第2ネットワークを介して逐次に収集するように構成された第1現在データ収集部と、前記第1現在データ収集部が収集した前記第1データを記憶するように構成された第1データベースと、を有し、前記第2収集装置は、前記第1データベースから前記第1ネットワークを介して前記第1データを収集するように構成された第2現在データ収集部と、前記第2現在データ収集部が収集した前記第1データを、第2データベースに書き込み、前記第2データベースを更新するように構成されたデータ管理部と、前記第1データについて前記第2データベースが更新されていない期間に関する情報を取得するように構成された状態取得部と、前記状態取得部によって取得された前記情報に基づいて、前記期間の前記第1データを過去の値を示す第2データとして、前記第1データベースから収集するように構成された過去データ収集部とを有することを特徴とする。
また、本発明に係るデータ収集システムにおいて、前記過去データ収集部は、前記期間の前記第1データのうち最も古いデータから順に設定された時間単位で収集し、前記データ管理部は、前記過去データ収集部が収集した前記第2データを、前記第2データベースに書き込んでもよい。
また、本発明に係るデータ収集システムにおいて、前記過去データ収集部は、前記状態取得部が取得した前記期間が設定された長さ以上である場合に、前記第2データを収集してもよい。
また、本発明に係るデータ収集システムにおいて、前記状態取得部は、前記第1ネットワークにおいて異常が発生した時刻と、前記第1ネットワークが復旧した時刻とを取得してもよい。
また、本発明に係るデータ収集システムにおいて、前記データ管理部は、前記第2データベースに既に書き込まれた前記第1データが存在する場合には、重複するデータの書き込みを行わなくてもよい。
また、本発明に係るデータ収集システムにおいて、前記第1ネットワークは、OPC UAプロトコルを使用して接続されていてもよい。
上述した課題を解決するために、本発明に係るデータ収集方法は、第1ネットワークを介して互いに接続されている第1収集装置と第2収集装置とを備えるデータ収集システムによって実行されるデータ収集方法であって、機器の制御を行うコントローラが取得している現在値を示す第1データを、第2ネットワークを介して逐次に収集する第1現在データ収集ステップと、前記第1現在データ収集ステップで収集された前記第1データを第1データベースに記憶する第1記憶ステップと、前記第1データベースから前記第1ネットワークを介して前記第1データを収集する第2現在データ収集ステップと、前記第2現在データ収集ステップで収集した前記第1データを、第2データベースに書き込み、前記第2データベースを更新するように構成されたデータ管理ステップと、前記第1データについて前記第2データベースが更新されていない期間に関する情報を取得する状態取得ステップと、前記状態取得ステップで取得された前記情報に基づいて、前記期間の前記第1データを過去の値を示す第2データとして、前記第1データベースから収集する過去データ収集ステップとを備える。
本発明によれば、現在値を示す第1データを逐次に収集して第2データベースを更新し、かつ、第2データベースが更新されていない期間の第1データを過去の値を示す第2データとして収集するので、過去のデータを収集している場合であっても、データの現在値を参照することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1から図9を参照して詳細に説明する。
[発明の概要]
はじめに、本実施の形態に係るデータ収集システムの概要について説明する。図1は、制御ネットワークNW3、情報系のネットワーク(第2ネットワーク)NW2、および基幹系のネットワーク(第1ネットワーク)NW1を有するデータ収集システムの構成を示している。データ収集システムは、例えば、プラントなどの管理システムに設けられる。
はじめに、本実施の形態に係るデータ収集システムの概要について説明する。図1は、制御ネットワークNW3、情報系のネットワーク(第2ネットワーク)NW2、および基幹系のネットワーク(第1ネットワーク)NW1を有するデータ収集システムの構成を示している。データ収集システムは、例えば、プラントなどの管理システムに設けられる。
本実施の形態に係るデータ収集システムは、サーバ装置(第1収集装置)100と、クライアント装置(第2収集装置)200と、OPCサーバ300と、コントローラ400と、フィールド機器500とを備える。基幹系のネットワークNW1には、クライアント装置200が接続されている。情報系のネットワークNW2には、サーバ装置100とOPCサーバ300とが接続されている。制御ネットワークNW3には、コントローラ400とフィールド機器500とが接続されている。
サーバ装置100およびOPCサーバ300は、例えば、図示されないファイアウォールを介して制御ネットワークNW3のコントローラ400と接続されている。クライアント装置200は、例えば、サーバ装置100およびOPCサーバ300と図示されないファイアウォールを介して接続される。
サーバ装置100は、コントローラ400がフィールド機器500の制御を行う際のプロセスデータなどの現在値を示すデータ(第1データ)をOPCサーバ300を介して収集し、連続ヒストリデータとしてデータベース(第1データベース)DB113に格納する。クライアント装置200は、OPC UA通信によりネットワークNW1を介して、現在値を示すデータをDB113から収集する。ネットワークNW1は、例えば、Ethernet(登録商標)などの汎用通信ネットワークを用いることができる。
本実施の形態では、コントローラ400は、制御対象のフィールド機器500の制御に関するプロセスデータや測定データなどのデータ(第1データ)を時系列に取得している。データにはタイムスタンプが付されている。
例えば、ネットワークが正常な状態においては、ユーザが基幹系のネットワークNW1上のOPC UA規格の仕様に適合するクライアント装置200を操作することで、ユーザは現在値を示すデータが格納されたデータベースを参照することができる。
しかし、通信障害などの発生によりネットワークNW1を介して基幹系のクライアント装置200と情報系のサーバ装置100およびOPCサーバ300との間でデータ通信ができない状況が生ずる場合がある。このような状況では、基幹系のクライアント装置200が、サーバ装置100によってコントローラ400から収集された現在値を示すデータを収集しコピーを作成することができない。そのため、クライアント装置200では、連続ヒストリデータの一部において、現在値を示すデータのコピーが欠損した状態となる。
ネットワークNW1で発生した通信障害などが復旧した場合、クライアント装置200は、通信障害が発生していた期間にクライアント装置200においてコピーが作成されなかった過去の現在値のデータ(以下、「過去のデータ」ということがある。)について、過去にさかのぼって、設定された時間単位でデータを順に収集する。そして、クライアント装置200において、収集した過去のデータ(第2データ)を後述のデータベースDB216に書き込んでコピーを作成する。これと並行して、クライアント装置200は、現在値を示すデータを通常通り収集し、データベースDB216に書き込んでコピーを作成する。
これにより、クライアント装置200は、過去のデータを収集している際にも、現在値を示すデータを参照することができる。
[サーバ装置の機能ブロック]
図2に示すように、サーバ装置100は、送受信部110、計時部111、第1収集部(第1現在データ収集部)112、およびデータベース(DB)113を備える。
図2に示すように、サーバ装置100は、送受信部110、計時部111、第1収集部(第1現在データ収集部)112、およびデータベース(DB)113を備える。
送受信部110は、予め設定された通信規格による通信を行い、OPCサーバ300を経由してコントローラ400からのデータの受信などを行う。より詳細には、送受信部110は、OPCサーバ300を経由してコントローラ400からプロセスデータなどのデータを受信する。
計時部111は、時刻を計時する。
計時部111は、時刻を計時する。
第1収集部112は、フィールド機器500の制御を行うコントローラ400が時系列に取得しているプロセスデータなど現在値を示すデータを逐次に収集する。より詳細には、第1収集部112は、情報系のネットワークNW2を介してOPCサーバ300経由で、コントローラ400からデータを収集する。本実施の形態では、データ収集部113がコントローラ400から収集するデータは、例えば、1分周期の値を示すデータである。
第1収集部112は、基幹系のネットワークNW1において通信障害などが発生したか否かに関わらず、現在値を示すデータをネットワークNW2を介してOPCサーバ300経由でコントローラ400から収集する。第1収集部112によって収集された現在値を示すデータは、DB113に記憶される。
DB113は、第1収集部112がOPCサーバ300を介して収集した、制御系でタイムスタンプが付された現在値を示すデータを蓄積する。第1収集部112によって新たに現在値を示すデータが収集される度に、DB113は更新される。DB113は、例えば、バイナリファイルのセットを用いて現在値を示す連続ヒストリデータを保管することができる。
[クライアント装置の機能ブロック]
次に、基幹系のネットワークNW1に接続されているクライアント装置200の構成について、図3を用いて説明する。
次に、基幹系のネットワークNW1に接続されているクライアント装置200の構成について、図3を用いて説明する。
クライアント装置200は、送受信部210、計時部211、状態取得部212、第1収集部(第2現在データ収集部)213、第2収集部(過去データ収集部)214、データ管理部215、DB(第2データベース)216、表示部217、および入力部218を備える。
送受信部210は、ネットワークNW1を介して、サーバ装置100やOPCサーバ300とのOPC UA通信など所定の通信規格による通信を行う。より詳細には、送受信部210から、サーバ装置100に対して、データの公開を要求するメッセージを送信することができる。
計時部211は、時刻を計時する。
計時部211は、時刻を計時する。
状態取得部212は、後述のDB216において、現在値を示すデータの更新がされていない期間に関する情報を取得する。より詳細には、状態取得部212は、第1収集部213が、現在値を示すデータを、ネットワークNW1を介してDB113から収集することができなくなった時刻および再び収集できるようになった時刻を取得する。
具体的には、状態取得部212は、クライアント装置200が接続されているネットワークNW1の状態を監視して、通信障害が発生した時刻と復旧した時刻とを取得してもよい。あるいは、状態取得部212は、DB216に現在値を示すデータの書き込みができずコピーが作成されないことで、エラーが返ってきた時刻と、一定の時間を経て再び書き込みが可能となった時刻とを取得する構成としてもよい。状態取得部212によって取得された期間に関する情報は、データ管理部215に入力される。
第2収集部214は、状態取得部212が取得した情報に基づいて、DB216に現在値を示すデータのコピーが作成されなかった期間のデータのうち、最も古いデータから順に過去のデータをDB113から収集する。より詳細には、第2収集部214は、DB216において現在値を示すデータのコピーが作成できなくなった時刻から、1時間単位など、予め設定された時間単位で、DB113に記憶されているデータをOPCサーバ300を介して読み出す。
具体的には、第2収集部214は、OPCサーバ300を介して、1時間単位のデータを順にDB113から収集する。このように、クライアント装置200において現在値を示すデータのコピーが作成できない期間が生じた場合には、第1収集部213による現在値を示すデータの収集に加え、第2収集部214によって過去のデータが一定の時間単位で順に収集される。第2収集部214によって収集されたデータは、データ管理部215によってDB216に記憶される。
データ管理部215は、第1収集部213が収集した現在値を示すデータを、DB216に書き込み、DB216を更新する。また、データ管理部215は、第2収集部214が収集した過去のデータを、DB216に書き込む。
データ管理部215は、DB113に記憶されている過去のデータの複製をDB216に書き込んでコピーを作成する。このように、DB216にデータが書き込まれることによりコピーが完了する。
DB216には、第1収集部213によってDB113から収集されて、データ管理部215が書き込んだ現在値を示すデータのコピーが記憶されている。前述したように、基幹系のネットワークNW1が正常である場合には、DB216には、サーバ装置100がOPCサーバ300を介してコントローラ400から収集して、DB113に記憶している現在値を示すデータと同じ連続ヒストリデータがコピーとして記憶されている。
また、DB216には、第1収集部213がDB113から収集して、データ管理部215が書き込んだ過去のデータのコピーが記憶される。具体的には、DB216には、第2収集部214によって収集された過去のデータについて、古いデータから順に、例えば1時間単位などの時間単位ごとに記憶されていく。DB216は、第2収集部214が新たに設定時間単位の過去のデータを収集する度に更新される。
表示部217は、DB216に記憶されているデータを表示する。
入力部218は、外部からの入力を受け付けて、入力に応じた信号を出力する。例えば、入力部218は、ユーザの操作に応じたデータの公開要求を示す信号を生成し、送受信部210からOPCサーバ300を経由してサーバ装置100に送信する。
入力部218は、外部からの入力を受け付けて、入力に応じた信号を出力する。例えば、入力部218は、ユーザの操作に応じたデータの公開要求を示す信号を生成し、送受信部210からOPCサーバ300を経由してサーバ装置100に送信する。
[コントローラの機能ブロック]
次に、コントローラ400の機能構成について、図4のブロック図を用いて説明する。
コントローラ400は、送受信部410、制御部411、データベース(DB)412、および計時部413を備える。コントローラ400は、制御ネットワークNW3を介してフィールド機器500の制御を行う。フィールド機器500は、バルブ、センサなどの機器である。
次に、コントローラ400の機能構成について、図4のブロック図を用いて説明する。
コントローラ400は、送受信部410、制御部411、データベース(DB)412、および計時部413を備える。コントローラ400は、制御ネットワークNW3を介してフィールド機器500の制御を行う。フィールド機器500は、バルブ、センサなどの機器である。
送受信部410は、コントローラ400が、例えば、フィールド機器500から取得した、測定データやプロセスデータなどのデータを情報系のネットワークNW2を介して、OPCサーバ300に送信する。
制御部411は、自装置およびフィールド機器500、並びにDB412の制御を行う。制御部411は、フィールド機器500からプロセスデータや測定データを取得する。
DB412は、制御部411が取得したプロセスデータなどの時系列データを記憶する。プロセスデータなどのデータには、タイムスタンプが付されている。
DB412は、制御部411が取得したプロセスデータなどの時系列データを記憶する。プロセスデータなどのデータには、タイムスタンプが付されている。
計時部413は、時刻を計時する。計時部413によって計時された時刻情報に基づいて、制御部411がフィールド機器500から取得するプロセスデータなどのデータのタイムスタンプが付される。
[クライアント装置のハードウェア構成]
次に、上述した機能構成を有するクライアント装置200のハードウェア構成の一例について、図5を参照して説明する。
次に、上述した機能構成を有するクライアント装置200のハードウェア構成の一例について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、クライアント装置200は、例えば、バス201を介して接続されるプロセッサ202、主記憶装置203、通信I/F204、補助記憶装置205、入出力I/O206、時計207、入力装置208を備えるコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。
主記憶装置203には、プロセッサ202が各種制御や演算を行うためのプログラムが予め格納されている。プロセッサ202と主記憶装置203とによって、図3に示した状態取得部212、第1収集部213、第2収集部214、データ管理部215など、クライアント装置200の各機能が実現される。
通信I/F204は、図3に示した送受信部210を実現するインターフェース回路である。
補助記憶装置205は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータなどの各種情報を読み書きするための駆動装置とで構成されている。補助記憶装置205には、記憶媒体としてハードディスクやフラッシュメモリなどの半導体メモリを使用することができる。
補助記憶装置205は、第1収集部213および第2収集部214がデータの収集処理を実行するためのプログラムを格納するプログラム格納領域を有する。また、補助記憶装置205によって、図2で説明したDB216が実現される。さらには、例えば、上述したデータやプログラムなどをバックアップするためのバックアップ領域などを有していてもよい。
入出力I/O206は、外部機器からの信号を入力したり、外部機器へ信号を出力したりするI/O端子により構成される。
時計207は、クライアント装置200の内蔵時計などで構成され、タイムサーバから時刻を取得する構成であってもよい。時計207は、図3の計時部211を実現する。
入力装置208は、タッチパネルやキーボード、物理ボタンなどで構成され、タッチパネルによるタッチ操作、キーの押下、または物理ボタンの押下に応じた信号を出力する。入力装置208は図3で説明した入力部218を実現する。
表示装置209は、液晶ディスプレイなどで構成され、図3で説明した表示部217を実現する。
なお、図1から図4に示すサーバ装置100、OPCサーバ300、コントローラ400についても図5に示すハードウェア構成と同様の構成によって実現することができる。
[データ収集方法]
次に、上述した構成を有するデータ収集システムの動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。以下、基幹系のネットワークNW1で通信障害が発生し、クライアント装置200と、OPCサーバ300およびサーバ装置100との通信が一時的に遮断され、その後復旧した場合を例に挙げて説明する。また、情報系のネットワークNW2および制御ネットワークNW3は常に正常な通信が行えることを前提とする。
次に、上述した構成を有するデータ収集システムの動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。以下、基幹系のネットワークNW1で通信障害が発生し、クライアント装置200と、OPCサーバ300およびサーバ装置100との通信が一時的に遮断され、その後復旧した場合を例に挙げて説明する。また、情報系のネットワークNW2および制御ネットワークNW3は常に正常な通信が行えることを前提とする。
すなわち、基幹系のネットワークNW1で通信障害が発生するか否かにかかわらず、サーバ装置100が備える第1収集部112は、OPCサーバ300を経由してコントローラ400における現在値を示すデータを収集している。
まず、状態取得部212は、ネットワークNW1を監視して、ネットワークNW1で通信障害が発生した時刻および復旧した時刻を取得する(ステップS10)。次に、通信障害が発生した時刻と復旧した時刻とが一定時間離れている場合には(ステップS11:YES)、第2収集部214は、通信障害が発生した時刻から設定された時間単位で順にデータをDB113から取得する(ステップS12)。第2収集部214は、OPC UA通信により、例えば、OPC UAの機能の1つであるヒストリカルアクセス(Historical Access:HA)を利用して過去のデータを収集することができる。
例えば、第2収集部214は、1時間単位で過去のデータを順に取得することができる。この場合、第2収集部214は、通信障害が発生した時刻と復旧した時刻とが1時間以上の場合に、第2収集部214が過去のデータを収集する構成としてもよい。なお、状態取得部212が取得した期間の長さが1時間未満の場合には、第1収集部213にデータを収集させる構成とすることができる。
次に、第1収集部213は、OPC UA通信により現在値を示すデータをDB113から収集する(ステップS13)。
その後、データ管理部215は、ステップS12およびステップS13で収集された過去のデータと現在値を示すデータのコピーを作成する(ステップS14)。より詳細には、データ管理部215は、過去のデータおよび現在値を示すデータをDB216に書き込む。
次に、ステップS14でコピーが作成された過去のデータに付されたタイムスタンプの時刻が現在時刻に到達するまで(ステップS15:NO)、ステップS12からステップS14を繰り返す。その後、コピーが作成された過去のデータに付与されているタイムスタンプの時刻が現在時刻に到達すると(ステップS15:YES)、処理は終了する。
ここで、図7Aから図8を参照して、ステップS13における第1収集部213による現在値を示すデータの収集、および、ステップS12における第2収集部214による過去のデータの収集について説明する。
図7Aに示すように、サーバ装置100のDB113には、コントローラ400によって制御されているノード「PI101」における1分周期のプロセスデータにタイムスタンプが付され時系列データとして蓄積されている。図7Aの例では、現在時刻が16:00であり、10:00から16:00までの期間にクライアント装置200のDB216に復旧されていないデータが存在する。
第1収集部213は、現在値を示すプロセスデータをDB113から収集する(図6および図7AのステップS13)。具体的には、図7Aに示すように、例えば、現在時刻16:00を含む直近2分間のデータを現在値を示すデータとしてDB113から収集することができる。
一方、第2収集部214は、最も古い過去のデータである10:00から10:59までの1時間単位のデータをDB113から収集する(図6および図7AのステップS14)。
第1収集部213および第2収集部214のそれぞれによって収集された現在値を示すデータおよび過去のデータは、データ管理部215によってDB216に書き込まれてコピーが作成される(図6および図7AのステップS14)。すなわち、クライアント装置200には、現在値を示すデータとして16:00から15:58までのデータと、過去のデータとして、10:00から10:59までのデータのコピーが作成される。
図7Bは、現在時刻が16:01となったときの第1収集部213および第2収集部214によるデータが収集される様子を示している。第1収集部213は、図7Bに示すように、第1収集部213によって収集された現在時刻16:01のデータは、データ管理部215によってDB216に格納され現在値を示すデータが更新される(図6および図7BのステップS13、ステップS14)。
一方、第2収集部214は、11:00から11:59までの過去のデータをDB113から収集する(図6および図7BのステップS12)。
第1収集部213および第2収集部214のそれぞれによって収集された現在値を示すデータおよび過去のデータは、データ管理部215によってDB212に書き込まれ、コピーが作成される(図6および図7BのステップS14)。すなわち、クライアント装置200には、現在値を示すデータとして16:01のデータと、過去のデータとして、11:00から11:59までのデータのコピーが作成される。
このように、過去のデータのタイムスタンプが示す時刻が現在時刻に到達するまで第2収集部214および第1収集部213はデータを収集する。
図8は、第1収集部213および第2収集部214の動作を説明する図である。図8の横棒は上段から下段に時間が経過するにしたがって、サーバ装置100によって取得されている未復旧のデータが第1収集部213および第2収集部214によって収集され、最終的に全て復旧される様子を表している。
図8の横軸は現在時刻を示し、縦軸はデータのコピーの作成が完了した時刻を示している。データa1は未復旧のデータ、データa2は収集されるデータ、およびデータa3はコピーの作成が完了した収集済みのデータを示している。現在時刻16:00の時点では、10:00から16:00までの期間のデータa1が未復旧である。
第1収集部213は、現在時刻16:00を含むデータを現在値を示すデータとして新たに収集する(コピー完了時刻10:59のデータa2)。一方、第2収集部214は、現在時刻16:00の時点で未復旧のデータa1のうち最も古い過去のデータを1時間単位で収集する(コピー完了時刻10:59の10:00から10:59までのデータa2)。
このように、第1収集部213および第2収集部214は、現在値を示すデータおよび1時間単位の過去のデータを収集してコピーの作成を繰り返す。その後、現在時刻16:10とデータのコピーの作成が完了した時刻16:10とが一致しているので、データの復旧は完了している。
なお、第2収集部214が収集した過去のデータと第1収集部213が収集した現在値を示すデータとが重複する場合には、データ管理部215はデータの上書きをしない構成とすることができる。
図9は、図8と同様に時刻が16:00の時点では、10:00から16:00までのデータが未復旧であり、第1収集部213および第2収集部214は、それぞれ現在値を示すデータおよび1時間単位の過去のデータを繰り返し収集している様子を示している。
図9では、16:05の時点で再びネットワークNW1で通信障害が発生し、16:30にネットワークNW1が復旧している。現在時刻が16:30の時点で、新たに16:05から16:29までの期間のデータのコピーが作成されていない未復旧のデータa1として発生する。
図9に示すように、ネットワークNW1が復旧した時刻16:30から再び第1収集部213および第2収集部214はデータの収集を再開する。例えば、図9において期間bでは、第1収集部213が現在値を示すデータとしてすでに収集してコピーの作成が完了しているデータを含む。この場合、第2収集部214が期間bに含まれる1時間単位の過去のデータとして収集したデータのうち書き込みが重複するデータに関しては、データ管理部215は上書きをしない。
このような構成とすることで、計算量を減少させ処理をより高速化することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態に係るデータ収集システムによれば、未復旧のデータのうち最も古い過去のデータを設定された時間単位で順に収集し、これと並行して、現在値を示すデータの収集を行うので、過去のデータを収集している場合であっても現在値を示すデータを参照することができる。
また、時刻情報に基づいてデータの収集を行うので、より確実に未復旧のデータを収集することができる。
なお、説明した実施の形態において、第1収集部213および第2収集部214によって実行されるデータの収集は同時に行う必要はない。
以上、本発明のデータ収集システムおよびデータ収集方法における実施の形態について説明したが、本発明は説明した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に記載した発明の範囲において当業者が想定し得る各種の変形を行うことが可能である。
100…サーバ装置、110,210,410…送受信部、111,211,413…計時部、112,213…第1収集部、113,216,412…DB、200…クライアント装置、212…状態取得部、214…第2収集部、215…データ管理部、217…表示部、218…入力部、300…OPCサーバ、400…コントローラ、411…制御部、500…フィールド機器、NW1、NW2…ネットワーク、NW3…制御ネットワーク、201…バス、202…プロセッサ、203…主記憶装置、205…補助記憶装置、206…入出力I/O、207…時計、208…入力装置、209…表示装置。
Claims (7)
- 第1ネットワークを介して互いに接続されている第1収集装置と第2収集装置とを備えるデータ収集システムであって、
前記第1収集装置は、
機器の制御を行うコントローラが取得している現在値を示す第1データを、第2ネットワークを介して逐次に収集するように構成された第1現在データ収集部と、
前記第1現在データ収集部が収集した前記第1データを記憶するように構成された第1データベースと、
を有し、
前記第2収集装置は、
前記第1データベースから前記第1ネットワークを介して前記第1データを収集するように構成された第2現在データ収集部と、
前記第2現在データ収集部が収集した前記第1データを、第2データベースに書き込み、前記第2データベースを更新するように構成されたデータ管理部と、
前記第1データについて前記第2データベースが更新されていない期間に関する情報を取得するように構成された状態取得部と、
前記状態取得部によって取得された前記情報に基づいて、前記期間の前記第1データを過去の値を示す第2データとして、前記第1データベースから収集するように構成された過去データ収集部と
を有する
ことを特徴とするデータ収集システム。 - 請求項1に記載のデータ収集システムにおいて、
前記過去データ収集部は、前記期間の前記第1データのうち最も古いデータから順に設定された時間単位で収集し、
前記データ管理部は、前記過去データ収集部が収集した前記第2データを、前記第2データベースに書き込む
ことを特徴とするデータ収集システム。 - 請求項1または請求項2に記載のデータ収集システムにおいて、
前記過去データ収集部は、前記状態取得部が取得した前記期間が設定された長さ以上である場合に、前記第2データを収集することを特徴とするデータ収集システム。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ収集システムにおいて、
前記状態取得部は、前記第1ネットワークにおいて異常が発生した時刻と、前記第1ネットワークが復旧した時刻とを取得することを特徴とするデータ収集システム。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ収集システムにおいて、
前記データ管理部は、前記第2データベースに既に書き込まれた前記第1データが存在する場合には、重複するデータの書き込みを行わないことを特徴とするデータ収集システム。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ収集システムにおいて、
前記第1ネットワークは、OPC UAプロトコルを使用して接続されることを特徴とするデータ収集システム。 - 第1ネットワークを介して互いに接続されている第1収集装置と第2収集装置とを備えるデータ収集システムによって実行されるデータ収集方法であって、
機器の制御を行うコントローラが取得している現在値を示す第1データを、第2ネットワークを介して逐次に収集する第1現在データ収集ステップと、
前記第1現在データ収集ステップで収集された前記第1データを第1データベースに記憶する第1記憶ステップと、
前記第1データベースから前記第1ネットワークを介して前記第1データを収集する第2現在データ収集ステップと、
前記第2現在データ収集ステップで収集した前記第1データを、第2データベースに書き込み、前記第2データベースを更新するように構成されたデータ管理ステップと、
前記第1データについて前記第2データベースが更新されていない期間に関する情報を取得する状態取得ステップと、
前記状態取得ステップで取得された前記情報に基づいて、前記期間の前記第1データを過去の値を示す第2データとして、前記第1データベースから収集する過去データ収集ステップと
を備えるデータ収集方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019086194A JP2020181533A (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | データ収集システムおよびデータ収集方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019086194A JP2020181533A (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | データ収集システムおよびデータ収集方法 |
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JP2020181533A true JP2020181533A (ja) | 2020-11-05 |
Family
ID=73024253
Family Applications (1)
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JP2019086194A Pending JP2020181533A (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | データ収集システムおよびデータ収集方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020181533A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022107931A1 (ko) * | 2020-11-20 | 2022-05-27 | 한국전자기술연구원 | 데이터 중복 방지를 위한 데이터 저장 방법 및 이를 적용한 데이터 플랫폼 |
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2019
- 2019-04-26 JP JP2019086194A patent/JP2020181533A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022107931A1 (ko) * | 2020-11-20 | 2022-05-27 | 한국전자기술연구원 | 데이터 중복 방지를 위한 데이터 저장 방법 및 이를 적용한 데이터 플랫폼 |
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