JP2020181338A - Rfidタグ - Google Patents

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義哲 成末
亨武 平井
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亨武 平井
博之 森川
Hiroyuki Morikawa
博之 森川
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Abstract

【課題】非接触で情報を書込み可能なチップレスRFIDタグを提供する。【解決手段】RFIDタグシステム2において、RFID100タグは、基材110と、基材110上に形成される複数の導電性パターン120を有する。導電性パターン120の電気的特性は、読取り用電磁波よりも高強度の書込み用電磁波を印加することにより不可逆的に変化する。導電性パターンは規則的に配列され、複数の導電性パターンそれぞれについて、書込み用電磁波を印加するか否かによって情報が書き込まれる。【選択図】図1

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identifier)タグに関する。
RFIDは物の管理をデジタル化し、IoT(Internet of Things)時代において大きな役割を果たす。たとえばアパレル業界では値札にRFIDタグを導入し、レジを自動化する取り組みが行われている。近年普及が進む無人コンビニにおいても、RFIDタグを商品に貼り、商品の出入りを管理している。
現在実用化されているRFIDタグは、半導体IC(Integrated Circuit)を使用するため、タグのコストは1個、数十円で下げ止まっている。小売店の商品管理や書類管理などといったユースケースでは、タグは使い捨てで運用できることが好ましく、さらなる低コスト化が望まれる。
半導体ICを用いないRFIDタグとして、チップレスRFIDが提案されている(非特許文献1〜4)。
特開2017−211873号公報
Linlin Zheng et. al.,"Design and implementation of a fully reconfigurable chipless RFID tag using Inkjet printing technology," 2008 IEEE International Symposium on Circuits and Systems, Seattle, WA, 2008, pp.1524-1527. S. Preradovic et. al., "Multiresonator-Based Chipless RFID System for Low-Cost Item Tracking," in IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques, vol. 57, no. 5, pp. 1411-1419, May 2009. C. Feng et. al., "Angle-Based Chipless RFID Tag With High Capacity and Insensitivity to Polarization", in IEEE Transactions on Antennas and Propagation, vol. 63, no. 4, pp. 1789-1797, April 2015. P.V. Chadalavada et. al., "ID'em: Inductive Sensing for Embedding and Extracting Information in Robust Materials" Proc. of the ACM on Interactive, Mobile, Wearable and Ubiquitous Technologies, vol.2, Issue 3, Artcle 97, September 2018.
従来のチップレスRFIDは、タグの製造時に、情報を書込むものであり、タグの出荷後に、エンドユーザが、自由に情報を書込むことができない。これは、RFIDの使用用途を著しく制約する。
本発明は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、非接触で情報を書込み可能なチップレスRFIDタグの提供にある。
本発明のある態様は、RFIDタグに関する。RFIDタグは、基材と、基材上に形成される複数の導電性パターンと、を備える。導電性パターンの電気的特性は、読取り用電磁波よりも高強度の書込み用電磁波を印加することにより、不可逆的に変化する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、非接触で情報を書込み可能なチップレスRFIDタグを提供できる。
実施の形態に係るRFIDシステムを示す図である。 データの書込みを説明する図である。 導電性パターンの一例を示す図である。 図4(a)は、書込み前後のインピーダンスのリング幅Wに対する依存性を示す図であり、図4(b)は、書込み可能距離の狭隘部幅wに対する依存性を示す図である。 図5(a)は、書込み前後のインピーダンスの狭隘部幅wに対する依存性を示す図であり、図5(b)は、書込み可能距離の狭隘部幅wに対する依存性を示す図である。 図6(a)〜(c)は、セルが保持するデータとインピーダンスの関係を示す図である。 一実施例に係るリーダ/ライターのブロック図である。 図8(a)〜(e)は、変形例に係る導電性パターンを示す図である。
(実施の形態の概要)
本明細書に開示される一実施の形態は、RFIDタグに関する。RFIDタグは、基材と、基材上に形成される複数の導電性パターンと、を備える。導電性パターンの電気的特性は、読取り用電磁波よりも高強度の書込み用電磁波を印加することにより、不可逆的に変化する。
複数の導電性パターンは、アンテナのアレイとみなすことができる。ある導電性パターンに選択的に電磁波を印加すると、その導電性パターンに過電流が流れ、導電性パターンおよびその直下の基材の少なくとも一方に、熱的、機械的あるいは電気的な影響が及び、変形、変質、劣化がもたらされる。これにより、導電性パターンの電気的特性、すなわちインピーダンスが不可逆的に変化し、データを書込むことができる。読取り時には、書込み済みRFIDタグに、電磁波を照射し、その応答を測定することで、書込んだデータを読取ることができる。
導電性パターンは、狭隘部を有してもよい。これにより、電磁波を印加したときの、不可逆的な電気的特性の変化を誘発しやすくなる。
導電性パターンは、閉ループを形成してもよい。この場合、アンテナはループアンテナとみなすことができ、磁界を主成分とする電磁界による読取り、書込みが可能となる。
導電性パターンは、直線あるいはL字型など、開いていてもよく、モノポールアンテナやダイポールアンテナとして機能してもよい。この場合、電界を主成分とする電磁界による読取り、書込みが可能となる。
導電性パターンは規則的に配列されてもよい。RFIDタグは、複数の導電性パターンそれぞれについて、書込み用電磁波を印加するか否かによって情報が書込まれてもよい。
複数の導電性パターンはそれぞれ、異なる波長の電磁波に応答可能であってもよい。RFIDタグは、書込み用電磁波の周波数に応じて、情報が書込まれる。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、実施の形態に係るRFIDシステム2を示す図である。RFIDシステム2は、リーダ(インテロゲータ)4およびRFIDタグ(トランスポンダ)100を備える。
RFIDタグ100は、基材110と複数の導電性パターン120を備える。基材110は、紙、フィルム、シートであり、絶縁体である。複数の導電性パターン120は、基材110上に形成されている。導電性パターン120の材質は特に限定されず、金や銀、銅、その他の金属を用いることができる。たとえば導電性パターン120は印刷によって形成することができ、この場合、導電性パターン120は銀などの導電性インクあるいはペーストであってもよい。あるいは導電性パターン120は、蒸着によって形成してもよい。
本実施の形態に係るRFIDタグ100は、近傍磁界型のチップレスRFIDタグであり、各導電性パターン120は、後述する書込みによって、1個につき、1ビットのデータ(1または0)を保持するセルとなる。本実施の形態では、複数の導電性パターン120は、マトリクス状に規則的に配置されており、複数の導電性パターン120それぞれの値(1または0)の組み合わせが情報を表す。
リーダ4は、複数の読取りコイル6を備える。読取り時において、複数の読取りコイル6と複数の導電性パターン120が対向して近接配置される。この状態で、読取りコイル6は、読取り用の電磁波Srを発生し、対向する導電性パターン120の応答を検出し、データを読取る。一実施例において、リーダ4は、読取りコイル6から見た導電性パターン120のインピーダンスを検出し、データを読取ってもよい。
続いて、RFIDタグ100に対するデータの書込みを説明する。図2は、データの書込みを説明する図である。ライター8は、書込み時に、複数の導電性パターン120のいくつかに選択的に、読取り用電磁波Srよりも高強度の書込み用電磁波Swを印加する。書込み用電磁波Swの印加により、導電性パターン120には過電流が流れ、この過電流によって、導電性パターン120の電気的特性、すなわちインピーダンスの不可逆的な変化をもたらす。ライター8の構成は限定されないが、たとえば、書込み用電磁波Swを発生するコイルを含むことができる。ライター8はリーダ4と兼用されてもよい。
導電性パターン120の電気的特性が変化するメカニズムは特に限定されない。たとえば、導電性パターンに過電流が流れることにより、導電性パターン120自体に、あるいはその直下の基材110に、熱的、機械的あるいは電気的な影響が及び、変形、変質、劣化がもたらされ、これにより、導電性パターンの電気的特性が変化してもよい。
以上がRFIDタグ100の構成である。このRFIDタグ100は、RFIDタグ100の製造後に、エンドユーザが、自由にデータを書込むことができる。
続いて導電性パターン120の好ましい形状を説明する。導電性パターン120は、(i)書込み前後におけるインピーダンス変化が大きいこと、(ii)書込み(あるいは読取り)に際して、タグ(導電性パターン)と書込みコイル(読取りコイル)との距離(以下、書込み可能距離と総称する)が大きいことが要求される。
加えて、基材110の種類によっては、書込みによって基材110が変形し、撓みが生ずる場合がある。基材110が撓むと、読取りのときに、セルの位置に応じて、読み取りコイルと導電性パターンとの距離が不均一となり、インピーダンスがばらつく要因となる。また撓みが大きくなりすぎると、セルとコイル間の距離が、書込み可能距離を超え、うまくデータを読取りできなくなる可能性がある。したがって、(iii)導電性パターン120には、基材110の撓みが小さいことが要求される。
図3は、導電性パターン120の一例を示す図である。この導電性パターン120は、リング状であり、狭隘部122を有しており、上述の3つの条件(i)〜(iii)を満たすものである。図3の導電性パターン120はコイルアンテナであり、磁界を印加すると誘導電流が流れる。磁界の強度を強めると、リング状の導電性パターン120に過電流が流れる。狭隘部122を設けると、狭隘部122における電流密度が他の部分に比べて大きくなる。これにより、狭隘部122の導電性を劣化させることができ、ひいては導電性パターン120全体のインピーダンスを大きく変化させることができる。
導電性パターン120は、リング外径φ、リング幅W、狭窄部長l、狭窄部幅wをパラメータとして規定できる。図3の導電性パターン120について、実験を行った結果を説明する。実験は、導電性パターン120の中心とコイルの中心が一致する理想的な状態で行った。
導電性パターン120の材料として銀ナノ粒子インク(三菱製紙化学NBSIJ-MU01)を用いた。導電性パターン120の外径φは8.7mmで固定した。基材110として、レジンコートペーパー(NB−RC−3GR120)を用いた。
読取り/書込み兼用のコイルとして、対角1cmの正六角形を用いた。また書込み、読取り用電磁波Sw,Srの周波数は6.78MHzとし、書込みは、コイルに1Aの電流(電圧8V)を1秒間流すことにより行った。書込み前後の導電性パターン120のインピーダンスを、ベクトルネットワークアナライザによって測定した。
導電性パターン120のリング幅Wに関する実験結果を説明する。図4(a)は、書込み前後のインピーダンスのリング幅Wに対する依存性を示す図である。書込み前後のインピーダンスの差は、リング幅W=2mmにおいてピークを有し、したがってリング幅W=2mmのときに読取りの性能が最も高くなることがわかる。
図4(b)は、書込み可能距離の狭隘部幅wに対する依存性を示す図である。書込み可能距離は、導電性パターンと書込みコイルの間の距離として把握される。図4(b)から、リング幅Wが大きいほど、書込み可能距離が長くなり、書込み性能が高くなることがわかる。
図4(a)、(b)から分かるように、リング幅Wによって、読取り性能と書込み性能(書込み可能距離)の間にはトレードオフが発生する。
続いて、狭隘部122の幅wに関する実験結果を説明する。図5(a)は、書込み前後のインピーダンスの狭隘部幅wに対する依存性を示す図である。狭隘部幅wが広いほど、書込み前後のインピーダンスの変化が大きくなり、したがって読取り性能が高くなる。
図5(b)は、書込み可能距離の狭隘部幅wに対する依存性を示す図である。図5(b)から、リング幅が大きいほど、書込み可能距離が長くなりしたがって書込み性能が高くなることがわかる。
図5(a)、(b)から分かるように、狭隘部122の形状(寸法)によって、読取り性能と書込み性能(書込み可能距離)の間にはトレードオフが発生する。
実験では導電性パターン120の形成のしやすさを考慮して導電性パターン120の外径φを決めたに過ぎず、実用化にあたっては、容量を大きくするために外径φをさらに小さくすることが可能である。
図6(a)〜(c)は、セルが保持するデータとインピーダンスの関係を示す図である。図6(a)、(b)は、書込み用電磁波を印加しないセル、印加しないセルを示す。図6(c)は、導電性パターン120が形成されない箇所を示す。
図6(a)に示すように、書込み用電磁波を印加しないセル(導電性パターン120)のインピーダンスは相対的に高く測定される(9.8Ω)。一方、図6(b)に示すように、書込み用電磁波を印加したセルのインピーダンスは相対的に低く測定される(2.5Ω)。したがって、読取りコイルによって測定されたインピーダンスと所定のしきい値(この例では5Ω程度とすることができる)との大小関係は、データを表す。この例ではインピーダンスが高いセルが値1を、低いセルが値0を表すものとしているが、逆であってもよい。
図6(c)に示すように、導電性パターン120が形成されない箇所のインピーダンスは低く測定され(この例では2.1Ω)、これは、書込み用電磁波が印加されたセルと同程度のインピーダンスを示す。言い換えれば、導電性パターン120に対する強い書込み用電磁波の印加は、導電性パターン120のループアンテナとしての機能を失わせている、言い換えれば破壊しているものと把握することもできる。
図7は、一実施例に係るリーダ/ライター200のブロック図である。図7にはRFIDタグ100が併せて示される。RFIDタグ100の導電性パターン120は、コイルとして示される。
リーダ/ライター200は、リーダ4の機能とライター8の機能を備える。リーダ/ライター200は、複数のコイル202と、マルチプレクサ(スイッチマトリクス)204、ドライバ206、インピーダンス測定部208を備える。
ドライバ206は、書込みにアクティブとなる。マルチプレクサ204は、書込み時において、ドライバ206の出力を、書込み用電磁波Swを印加すべき導電性パターン120と対向するコイル202と接続する。ドライバ206は、交流電圧を204により選択されたコイル202に印加し、書込み用電磁波Swを発生させる。これにより、コイル202に対向する導電性パターン120に書込み用電磁波Swが印加され、導電性パターン120のインピーダンスが低下し、データを書込むことができる。
読取り時には、インピーダンス測定部208がアクティブとなる。マルチプレクサ204は、複数のコイル202を順に選択し、選択したコイル202をインピーダンス測定部208と接続する。インピーダンス測定部208は、選択されたコイル202を介して、それと対向する導電性パターン120のインピーダンスを測定し、データを読取る。
インピーダンスの測定方法は特に限定されず、公知技術を用いればよい。たとえば、ドライバ206によって、既知の振幅の交流電圧をコンデンサ203とコイル202を含むLC直列共振回路に印加し、その状態で、コイル202の両端間の電圧を測定してもよいし、コンデンサ203の両端間の電圧を測定してもよい。あるいは、コンデンサ203とコイル202を含むLC直列共振回路に流れる電流を測定してもよい。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
図8(a)〜(e)は、変形例に係る導電性パターン120を示す図である。図8(a)、(b)に示すように、導電性パターン120の形状は円に限定されず、矩形や三角であってもよい。図8(b)に示すように、狭隘部122をパターンの内周側に寄せてもよいし、判定に外周側に寄せてもよい。また図8(c)に示すように、狭隘部122は、並列な複数のパス(この例では3本)を有してもよい。また図8(d)に示すように、導電性パターン120は複数の狭隘部122を有してもよい。
図8(e)に示すように狭隘部122を省略して、導電性パターン120の幅を均一に狭くしてもよい。ただし、導電性パターン120の幅が細くなりすぎると、書き込み前のインピーダンスが低くなり、測定前後のインピーダンスの差が小さくなることに留意されたい。言い換えると狭隘部122を有する図3のパターンは、書込み前のインピーダンスを高くしつつ、書込み可能距離を短くできるという利点を有している。
(変形例2)
実施の形態では、近傍磁界型のチップレスRFIDタグについて説明したが、本発明の適用はその限りでなく、近傍電界型のチップレスRFIDタグにも適用可能である。この場合、近傍電界に強い感度を持たせるために、導電性パターン120は、コイルアンテナでなく、ダイポールアンテナとして形成するとよい。この場合において、ダイポールアンテナの形状は特に限定されないが、ループアンテナの場合と同様に、導電性パターン120には狭隘部122を設けることが好ましい。あるいはモノポールアンテナとしてもよい。
(変形例3)
本発明は、遠方界型のチップレスRFIDタグにも適用できる。この場合、近傍界型と異なり、RFIDタグ上のセルの位置に情報を載せることはできないため、セルごとに、周波数特性あるいは時間応答特性が異なるアンテナとして機能するような導電性パターン120を形成すればよい。
たとえば、複数の導電性パターン120はそれぞれ、異なる波長の電磁波に応答可能に形成される。そして、書込み用電磁波の周波数を制御し、書込むセルを周波数領域で選択すればよい。読取り時には、マルチトーン(あるいはある帯域幅を有する)の読取り用電磁波をRFIDタグ100に照射し、周波数応答特性(あるいは時間応答)を測定することにより、情報を読取ることができる。
(変形例4)
基材110の裏面(あるいは内部)に導電層を設け、導電性パターン120、基材110および導電層によってマイクロストリップラインを形成するようにしてもよい。
(変形例5)
実施の形態では、導電性パターン120に、強い書込み用電磁波を照射することにより、導電性パターン120の書き込み前の機能を失わせていたが、書込みに利用できる現象はその限りでない。たとえば変形例4で説明したマイクロストリップラインを形成する場合、基材110の材料として、強い書込み用電磁波の印加によってその誘電率あるいは厚みが大きく変化するような材料を用いてもよい。これにより、マイクロストリップラインのインピーダンスを変化させることができる。導電性パターン120としては、オープンスタブ、ショートスタブとして機能する素子を用いてもよい。また機能の異なる複数の素子の組み合わせとして、導電性パターン120を形成してもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
2 RFIDシステム
4 リーダ
6 読取りコイル
100 RFIDタグ
110 基材
120 導電性パターン
122 狭隘部
200 リーダ/ライター
202 コイル
204 マルチプレクサ
208 インピーダンス測定部

Claims (5)

  1. 基材と、
    前記基材上に形成される複数の導電性パターンと、
    を備え、
    前記導電性パターンの電気的特性は、読取り用電磁波よりも高強度の書込み用電磁波を印加することにより不可逆的に変化することを特徴とするRFIDタグ。
  2. 前記導電性パターンは、狭隘部を有することを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ。
  3. 前記導電性パターンは、閉ループを形成することを特徴とする請求項1または2に記載のRFIDタグ。
  4. 前記導電性パターンは規則的に配列され、前記複数の導電性パターンそれぞれについて、前記書込み用電磁波を印加するか否かによって情報が書込まれることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のRFIDタグ。
  5. 前記複数の導電性パターンはそれぞれ、異なる波長の電磁波に応答可能であり、前記書込み用電磁波の周波数に応じて、情報が書込まれることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のRFIDタグ。
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