JP2020180905A - レール曲率推定装置 - Google Patents

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【課題】レールの曲率半径を簡便に求めることを可能とするレール曲率推定装置を提供する。【解決手段】車両1に設置されレール2を撮像するエリアセンサカメラ11と、エリアセンサカメラ11にて取得した画像データに基づき、レール2の曲率半径を求める処理部13とを備え、処理部13は、画像データ、及び、レール2の直線区間におけるレール2の幅と隣り合う枕木3間の距離と電柱間の距離とを用いて、エリアセンサカメラ11の焦点距離及び主点座標を算出する内部パラメータ算出部22と、画像データ及びエリアセンサカメラ11の焦点距離に基づき、エリアセンサカメラ11とレール2との間の位置姿勢を算出する外部パラメータ算出部23と、レール2の中心座標、エリアセンサカメラ11の焦点距離と主点座標、及び、上記位置姿勢を用いて、レール2の曲率半径を求める曲率半径算出部24とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、鉄道分野における画像処理を用いたレール曲率推定装置に関する。
鉄道分野においては、カメラで取得した画像を処理することでレールの曲率半径を求めることがある。
例えば、下記特許文献1は、建築限界内の支障物の有無、より一般的には、線路空間における支障物の有無を定量的に評価するものであり、さらには、営業列車を用いて支障物の検知を行うものであるが、建築限界枠を計算するために必要なレールの曲率半径を、車両中心位置やカメラ位置などのパラメータから導出する方法を開示している。
また、下記特許文献2は、エリアセンサカメラの画像を用いて高精度にレールの検出を行うことができる装置を開示している。
特開2016‐000598号公報 特開2016‐091506号公報
Z. Zhang. "A Flexible New Technique for Camera Calibration", IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol. 22, No. 11, 2000年, pp.1330-1334.
上記特許文献1では、カメラの位置(車両の枕木方向中央)及び傾き(光軸方向にのみ回転)を精密に設定しなければ、正確に曲率半径を求めることができない。
また、上記特許文献2では、対象領域のレールを纏めて検出するのに「レール形状モデル」という統計モデルを使用するが、このモデルを作成するために、事前にレール中心座標とレール形状との関係を統計的にモデル化するため、これらの対応がとれているデータを予め用意しなければ曲率半径を求めることができない。
本発明は、上記各特許文献のような手間を必要とせず、レールの曲率半径を簡便に求めることを可能とするレール曲率推定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の発明に係るレール曲率推定装置は、
鉄道車両に設置されレールを撮像するカメラと、
前記カメラにより連続的に取得した複数の画像に基づき、前記レールの曲率半径を求める処理部とを備え、
前記処理部は、
前記カメラの焦点距離及び主点座標を算出する内部パラメータ算出部と、
前記画像、前記焦点距離及び前記主点距離、並びに、前記レールの直線区間における前記レールの幅、隣り合う枕木間の距離及び電柱間の距離を用いて、各前記画像ごとに前記カメラの前記レールに対する位置姿勢を算出する外部パラメータ算出部と、
前記レールの中心座標、前記焦点距離及び前記主点座標、並びに、前記位置姿勢を用いて、各前記画像ごとに前記レールの曲率半径を求める曲率半径算出部とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第2の発明に係るレール曲率推定装置は、
上記第1の発明に係るレール曲率推定装置において、
前記曲率半径算出部は、前記カメラにより取得した画像上の前記レールの中心座標、前記焦点距離及び前記主点座標、並びに、前記位置姿勢を用いて前記曲率半径を求める
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第3の発明に係るレール曲率推定装置は、
上記第2の発明に係るレール曲率推定装置において、
前記曲率半径の初期値およびレール座標系における前記レールの長手方向の任意の位置に基づいて前記中心座標を算出するレール中心座標算出部をさらに備える
ことを特徴とする。
本発明に係るレール曲率推定装置によれば、レールの曲率半径を簡便に求めることが可能となる。
鉄道車両に設置された本発明の実施例1に係るレール曲率推定装置を示す模式図である。 本発明の実施例1に係るレール曲率推定装置の構成を説明するブロック図である。 カメラ座標系とレール座標系との関係を説明する模式的斜視図である。 画像座標系を説明する模式図である。 曲率半径とXrとの関係を示す説明図である。 本発明の実施例3に係るレール曲率推定装置の構成を説明するブロック図である。
本発明に係るレール曲率推定装置は、鉄道車両に設置されたカメラから得られた画像データ、及び、カメラの内部パラメータに基づき、画像中のレール位置を検出するとともに、曲率半径を求めるものである。
以下、本発明に係るレール曲率推定装置について、実施例にて図面を用いて説明する。
[実施例1]
本実施例に係るレール曲率推定装置は、エリアセンサカメラから得られた画像データ、及び、カメラの焦点距離及び主点座標等の内部パラメータから、曲率半径を求めるのに必要なレールとカメラとの位置姿勢関係を算出するものである。
本実施例に係るレール曲率推定装置の構成について説明する。図1は、鉄道車両(車両1)に設置された本実施例に係るレール曲率推定装置を示す模式図であり、図2は、本実施例に係るレール曲率推定装置の構成を説明するブロック図である。
図1,2に示すように、本実施例に係るレール曲率推定装置は、エリアセンサカメラ11、記憶部12、及び、処理部13を備えている。
エリアセンサカメラ11は、図1のように、車両1の屋根上1aにおける進行方向前方側にて、車両1の進行方向に向けて配置され、車両1の進行方向のレール2を撮像(レール2が写った画像データを取得)するか、あるいは、車両1の屋根上1aにおける進行方向後方側にて、車両1の進行方向と反対に向けて配置され、車両1の進行方向と反対側のレール2を撮像するものである。
記憶部12は、エリアセンサカメラ11に接続されており、エリアセンサカメラ11にて取得した画像データを記憶する。
処理部13は、エリアセンサカメラ11にて取得した画像データを用いてレール2の曲率半径を求めるものであり、記憶部12に接続され、図2に示すように、入力部21、内部パラメータ算出部22、外部パラメータ算出部23、及び曲率半径算出部24を備えている。このうち、入力部21には、記憶部12に記憶された画像データが入力される。
内部パラメータ算出部22は、エリアセンサカメラ11の焦点距離及び主点距離(以下、「内部パラメータ」と記載)を求める。なお、内部パラメータの算出手法については既知の手法(例えば、非特許文献1に記載されたキャリブレーションボードを用いる手法等)を用いればよく、ここでの詳細な説明は省略する。
また、外部パラメータ算出部23では、入力部21に入力された画像データからレール2、枕木3及び電柱の位置を作業者が手動で検出することにより取得したレール2の直線区間における、レール2の幅(以下、単に「レール幅」と記載)、隣り合う枕木3間の距離、及び、電柱間の距離(レール2を挟んだ距離及びレール2の延伸方向に沿った距離)と、内部パラメータ算出部22にて算出した内部パラメータとを用いて、エリアセンサカメラ11とレール2との間の位置姿勢関係(レール2に対するエリアセンサカメラ11の位置姿勢。以下、「外部パラメータ」と記載)を算出する。
具体的には、本実施例では、非特許文献1における外部パラメータの算出手順の一部を変更して、外部パラメータを求める。
すなわち、非特許文献1では、カメラの外部パラメータを算出するために、カメラ及びキャリブレーション用のキャリブレーションボードをレール面上に設置している。このキャリブレーションボードを用いることで、カメラの外部パラメータを求めることができる。
しかしながら、鉄道車両に設置されたカメラの位置からレールまでは、距離が数メートルから数十メートルと遠いケースが多く、外部パラメータを正確に求めるために必要な「画像中に大きくキャリブレーションボードが映るようにする」という条件を満たすには、相応の大きさのキャリブレーションボードが必要になり、現実的にはそのようなキャリブレーションボードの設置は難しい。
そこで本実施例では、外部パラメータ算出部23において、非特許文献1におけるカメラの外部パラメータの算出手順のうち、既知の情報として、キャリブレーションボードの代わりに、レール2の直線区間における、レール幅、枕木3間の距離、及び、電柱間の距離を用いて、外部パラメータを求める。
このように、キャリブレーションボードに代えてエリアセンサカメラ11で撮影する領域内に必ず存在するレール2、枕木3及び電柱を利用し、これらレール2、枕木3及び電柱がエリアセンサカメラ11により撮像した画像中に大きく映るようにすることで、非特許文献1の理論を用いて外部パラメータを求めることができる。
曲率半径算出部24は、手動又は自動で検出したレール2の中心座標(レール2の軌道間の中間地点)、エリアカメラ11の内部パラメータおよび外部パラメータ等を利用してレール2の曲率半径を求める。なお、曲率半径算出部24における処理は後述する実施例2以降で詳細に説明する。
このように構成されることにより、本実施例に係るレール曲率推定装置によれば、エリアセンサカメラ11の位置(車両の枕木方向中央)及び傾き(光軸方向にのみ回転)を精密に設定したり、レール形状モデルを作成するために、事前にレール中心座標とレール形状との関係を統計的にモデル化することなく、正確に曲率半径を求めることができる。また、本実施例では、用途が鉄道に限定されているため、巨大なキャリブレーションボードがなくとも、既知であるレール2、枕木3及び電柱の情報を用いて簡便に外部パラメータを算出することができる。
[実施例2]
本実施例に係るレール曲率推定装置は、図1および図2に示し上述した実施例1と同様の構成を備えるものであり、実施例1に対して曲率半径算出部24における処理を詳細に説明するものである。以下、実施例1と同様の構成については説明を省略し、曲率半径算出部24における処理を中心に説明する。
本実施例において曲率半径算出部24は、エリアセンサカメラ11によって取得した画像データ上に複数存在するレール2の軌道間の中間地点である、レール中心座標(ui,vi)、及び実施例1で求めたエリアセンサカメラ11のカメラパラメータを用いて、下記(1)の変換式からレール2の曲率半径(レール2の軌道間の中間地点の曲率半径)CRを求める。
なお、本実施例において、レール中心座標(ui,vi)はエリアセンサカメラ11にて取得した画像データから作業者が手動で指定する。iはインデックス番号を表す。
また、本実施例においてカメラパラメータとは、焦点距離及び主点座標等の内部パラメータ、及び、エリアセンサカメラ11とレール2との間の位置姿勢である外部パラメータを指す。また、下記の式(1)〜(9)において、ボールド体(太字)ではないアルファベットはスカラーであり、ボールド体(太字)の小文字のアルファベットはベクトルであり、ボールド体(太字)の大文字のアルファベットは行列である。なお、文書中においては、ボールド体(太字)を使用できないので、通常の書式とし、該当するアルファベットの直後に“(ボールド体)”と付記している。
Figure 2020180905
上記(1)式は、下記(1´)の円の方程式から導出している。
(Xr−CR)2+Zr 2=CR2 …(1´)
図4に示すように、Xr座標はレール2の枕木方向、Yr座標は鉛直方向、Zr座標はレール2の延伸方向に、それぞれ設定されており、上記(1)式におけるXri,Zriは、レール座標系(レール2の幅方向にXr軸、鉛直方向にYr軸、レール2の長手方向にZr軸をとる座標系)の座標であるマーカ座標系座標データ(真値座標(Xi,0))の任意の点のXr座標及びZr座標の値(画像中に複数存在するレール中心座標のui,viに対応するXr座標及びZr座標の値)である。図6に示すように、曲率半径CRは、Xr座標が負のときに負の値(CR<0)、Xr座標が正のときに正の値(CR>0)となる。また、レール座標系の任意の点のYr座標の値をYriとする。
また、カメラ座標系(カメラ光軸方向にXc軸、鉛直方向にYc軸、X軸c及びY軸cに直交する方向にZc軸をとる座標系)の任意の点のXc座標上、Yc座標上、Zc座標上の値を、それぞれXci,Yci,Zciとする。Xc座標はエリアセンサカメラ11の画像平面における横軸と平行な方向、Yc座標はエリアセンサカメラ11の画像平面における縦軸と平行な方向、Zc座標はエリアセンサカメラ11の光軸方向である。
ここで、上記円の方程式(1´)は、円の中心がXr座標の正の位置にあることを想定した式である。円の中心がXr座標の負の位置にある場合には式が変わるが、Xr座標、Yr座標、Zr座標を上述のように設けた為、円の中心の座標に関わらず、上記(1)式の変換式を用いて曲率半径CRを求めることができる。
また、上記カメラ座標系と上記レール座標系との関係は、下記(2)式で表される。
Figure 2020180905
また、下記(3)式に示すように、R(ボールド体)はカメラ座標系とレール座標系との間の回転行列、t(ボールド体)は並進ベクトルである。
Figure 2020180905
図5に示すように、エリアセンサカメラ11にて取得した画像データ上における座標系である画像座標系は、画像の横軸をu、縦軸をvとして定義する。そして、この画像座標系と上記カメラ座標系との関係は、下記(4)式で表現することができる。
Figure 2020180905
ここではカメラモデルとしてピンホールモデルを用いた。ui,viは、画像座標系の任意の点のu座標上及びv座標上の値であり、fuは画像u軸方向の焦点距離、fvは画像v軸方向の焦点距離、cuは画像u軸方向の主点座標、cvは画像v軸方向の主点座標である。
曲率半径CRを求めるにはXri及びZriの値が分かればよいが、画像データはu,vについての2次元情報しかないため、X,Y,Zの全情報を復元することは(形状情報既知で複数点を用いる、あるいは、複数のカメラを用いることがない限り)できない。
しかしながら、レール座標系におけるレール2については、Yr軸方向の情報が無い(Yri=0)ため、ui,vi情報だけでもXri及びZriを算出することが可能である。
riが常に0になることを考慮し、上記(4)式に上記(2),(3)式を代入すると下記(5)式のようになる。
Figure 2020180905
上記(5)式から、ui,viは下記(6),(7)式のように連立方程式として表すことができる。
Figure 2020180905
上記(6),(7)式から、Xri及びZriは下記(8)式のように表すことができ、これにより、Xri及びZriを求めることができる。
Figure 2020180905
ただし、A〜Fは次の通りとする。
A=fv23−(vi−cv)r33
B=fu13−(ui−cu)r33
C=fu1−(ui−cu)t3
D=fv2−(vi−cv)t3
E=(ui−cu)r31−fu11
F=(vi−cv)r31−fv21
あとは、Xri及びZriを上記(1)式に代入することで、曲率半径CRを求めることができる。なお、ここでは、画像座標系における一点のui,viから曲率半径CRを求める式について説明したが、最小二乗法を用いて複数のu,v座標から曲率半径CRを求めるようにしてもよい。
このようにして本実施例では、エリアセンサカメラ11により取得した画像データから手動で検出したレール中心座標(ui,vi)、外部パラメータ及び内部パラメータを用いることで、レール2の曲率半径CRを算出することができる。
[実施例3]
図7は、本実施例に係るレール曲率推定装置の構成を説明するブロック図である。図7に示すように、本実施例に係るレール曲率推定装置は、実施例2と同様の構成に加え、レール中心座標算出部25を備えている。以下、実施例1,2と同様の構成については詳しい説明は省略し、レール中心座標算出部25における処理を中心に説明する。
上述した実施例2では、内部パラメータは一度求めたものを固定値として、レール曲率推定を行う間用いることができる一方、外部パラメータ、レール中心座標(ui,vi)、曲率半径CRは画像データごとに求める必要がある。本実施例では、レール中心座標(ui,vi)の算出を自動化することにより、外部パラメータ、レール中心座標(ui,vi)、曲率半径CRを連続的に求めることが可能となる。
ここで、実施例2では、エリアセンサカメラ11によって取得した画像データ上のレール2のu,v座標を手動で与えることでレール中心座標(ui,vi)を指定した。
これに対し、本実施例では、内部パラメータ算出部22および外部パラメータ算出部23により求めたエリアセンサカメラ11のカメラパラメータ、及び、エリアセンサカメラ11により取得した画像データを用いて、レール中心座標算出部25においてレール中心座標(ui,vi)を算出し、曲率半径算出部24において曲率半径CRを算出する。
すなわち、実施例2における(1´)式から、Xriは下記(9)式のように示すことができる。ただし、下記(9)式は、曲率半径CRが正の値のときにXr座標が曲率半径CRよりも小さい場合、及び曲率半径CRが負の値のときにXr座標が曲率半径CRよりも大きい場合にレール2に該当することを利用した式となっている。
Figure 2020180905
上記(9)式により、曲率半径CRの初期値(例えば、上述した実施例2の手法で求めた曲率半径を手動で登録、または、曲率半径が既知の区間であればその既知の曲率半径を手動で登録したもの)を使うことでZri(レール座標系における前記レールの長手方向の任意の位置)が既知であればこのZriからXri座標を求めることができることが分かる。さらに、実施例2における(6),(7)式に上記Xriを代入することで、レール中心座標(ui,vi)についてもZriで求めることができる。このようにして求めたXr座標、レール中心座標(ui,vi)を用いて、曲率半径算出部24で曲率半径CRを求め、レール中心座標算出部25でレール中心座標(ui,vi)を求める。
なお、本実施例ではレール中心座標算出部25におけるレール中心座標(ui,vi)の検出に上記特許文献2の技術を利用する。ただし、既に説明したように、この上記特許文献2では「レール形状モデル」という統計モデルが必要であった。本実施例では、このレール形状モデルを実施例2における(6),(7)式及び上記(9)式の幾何モデルに変えることで、事前に統計モデルを作成する必要なく、レール中心座標(ui,vi)の算出が可能となり、これにより曲率半径算出部24における曲率半径CRの算出も可能となる。
このようにして本実施例では、実施例2における効果に加え、さらにレール中心座標を自動的に算出することができ、これにより外部パラメータ、レール中心座標(ui,vi)、曲率半径CRを連続的に求めることが可能になるため、レール曲率推定に係る時間を大幅に短縮することが可能になる。
本発明は、鉄道分野における画像処理によるレール曲率推定装置として好適である。
1 車両
1a 車両の屋根上
2 レール
3 枕木
11 エリアセンサカメラ
12 記憶部
13 処理部
21 入力部
22 内部パラメータ算出部
23 外部パラメータ算出部
24 曲率半径算出部
25 レール中心座標算出部

Claims (3)

  1. 鉄道車両に設置されレールを撮像するカメラと、
    前記カメラにより連続的に取得した複数の画像に基づき、前記レールの曲率半径を求める処理部とを備え、
    前記処理部は、
    前記カメラの焦点距離及び主点座標を算出する内部パラメータ算出部と、
    前記画像、前記焦点距離及び前記主点距離、並びに、前記レールの直線区間における前記レールの幅、隣り合う枕木間の距離及び電柱間の距離を用いて、各前記画像ごとに前記カメラの前記レールに対する位置姿勢を算出する外部パラメータ算出部と、
    前記レールの中心座標、前記焦点距離及び前記主点座標、並びに、前記位置姿勢を用いて、各前記画像ごとに前記レールの曲率半径を求める曲率半径算出部とを備える
    ことを特徴とするレール曲率推定装置。
  2. 前記曲率半径算出部は、前記カメラにより取得した画像上の前記レールの中心座標、前記焦点距離及び前記主点座標、並びに、前記位置姿勢を用いて前記曲率半径を求める
    ことを特徴とする請求項1に記載のレール曲率推定装置。
  3. 前記曲率半径の初期値およびレール座標系における前記レールの長手方向の任意の位置に基づいて前記中心座標を算出するレール中心座標算出部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のレール曲率推定装置。
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