JP2020178904A - 内視鏡システム、内視鏡装置、およびプロセッサ - Google Patents

内視鏡システム、内視鏡装置、およびプロセッサ Download PDF

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Abstract

【課題】迷光や自然光が信号光に混入しないようにする技術を提供する。【解決手段】本開示は、内視鏡側コネクタ部を有する内視鏡装置と、プロセッサ側コネクタ部を有するプロセッサと、を備え、内視鏡側コネクタ部は、光通信のための第1光送信部および第1光受信部と、第1光送信部の光出射部および第1光受信部の受光部が設けられた第1光出射・受光壁面と、を含み、プロセッサ側コネクタ部は、光通信のための第2光送信部および第2光受信部と、第2光送信部の光出射部および第2光受信部の受光部が設けられた第2光出射・受光壁面と、を含み、光通信のための光軸と、第1光出射・受光壁面および第2光出射・受光壁面の少なくとも一方とは、直角以外の角度をなす、内視鏡システムを提供する。【選択図】図7

Description

本開示は、内視鏡システム、内視鏡装置、およびプロセッサに関する。
一般に、内視鏡システムは、内視鏡装置(スコープ)と、内視鏡装置を接続するプロセッサとによって構成されている。近年では、例えば、特許文献1に開示されているように、内視鏡装置とプロセッサ間の制御信号や映像情報を光伝送(光通信)で実現する内視鏡システムが用いられている。
特許第6106142号公報
しかしながら、光を用いた空間伝送においては、信号伝送に必要な信号光だけでなく、レーザダイオードやフォトダイオードのガラスレンズ(フラットレンズ)やコネクタ壁面(光が出射し受光する面)などの表面反射による、信号とは無関係の不要光(迷光)やコネクタに形成された隙間から侵入した自然光などが受信側のフォトダイオードに入射する可能性がある。このような迷光や自然光が信号光に混入すると信号の値が変化したり、安定しなかったりする場合がある。したがって、迷光や自然光を如何に信号光に混入させないかが重要な課題となる。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、迷光や自然光が信号光に混入しないようにする技術を提供するものである。
上記課題を解決するために、本実施形態は、内視鏡側コネクタ部を有する内視鏡装置と、プロセッサ側コネクタ部を有するプロセッサと、を備え、
内視鏡側コネクタ部は、光通信のための第1光送信部および第1光受信部と、第1光送信部の光出射部および第1光受信部の受光部が設けられた第1光出射・受光壁面と、を含み、
プロセッサ側コネクタ部は、光通信のための第2光送信部および第2光受信部と、第2光送信部の光出射部および第2光受信部の受光部が設けられた第2光出射・受光壁面と、を含み、
光通信のための光軸と、第1光出射・受光壁面および第2光出射・受光壁面の少なくとも一方とは、直角以外の角度をなす、内視鏡システムを提供する。
本開示に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、本開示は、要素及び多様な要素の組み合わせ及び以降の詳細な記述と添付される請求の範囲の様態により達成され実現される。
本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味に於いても限定するものではないことを理解する必要がある。
本開示によれば、迷光や自然光が信号光に混入しないようにすることができる。
本実施形態の内視鏡システムの全体外観構成例を示す図である。 本実施形態の内視鏡システムの概略内部構成例を示す図である。 内視鏡装置100とプロセッサ200の内部構成例を示す図である。 挿入ピンとその受け穴を備えるコネクタ部の断面構成を示す図である。 挿入ピンとその受け穴を備え、レーザダイオードおよびフォトダイオードが基板上に載置されたコネクタ部の断面構成を示す図である。 挿入ピンとその受け穴を備えない、レーザダイオードおよびフォトダイオードが基板上に載置されたコネクタ部の断面構成を示す図である。 レーザ光軸700と光出射・受光壁面1103および2103との関係を示す図である。 虹彩絞りの開口サイズの変化を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、本開示の一実施形態として内視鏡システムを例に取り説明する。
内視鏡システムにおける観察の対象部位は、例えば、呼吸器等、消化器等である。呼吸器等は、例えば、肺、気管支、耳鼻咽喉である。消化器等は、例えば、大腸、小腸、胃、食道、十二指腸、子宮、膀胱等である。上述のような対象部位を観察する場合、特定の生体構造を強調した画像の活用がより効果的である。
<内視鏡システムの構成>
図1は、本実施形態の内視鏡システムの全体外観例を示す図であり、図2は、本実施形態の内視鏡システムの概略内部構成例を示す図である。内視鏡システム1は、内視鏡装置(電子スコープ)100と、プロセッサ200と、モニタ300とを備えている。
内視鏡装置100は、被検体の内部に挿入される細長い管状の挿入部11を備えている。内視鏡装置100は、後述する光源装置201からの照射光を導くためのLCB(Light Carrying Bundle)101と、LCB101の出射端に設けられた配光レンズ102と、対物レンズ103と、対物レンズ103を介して被照射部分(観察部位)からの戻り光を受光する撮像素子104と、撮像素子104を駆動するドライバ信号処理回路105と、第1メモリ106とを備えている。
光源装置201からの照射光は、LCB101内に入射し、LCB101内で全反射を繰り返すことによって伝播する。LCB101内を伝播した照射光は、挿入部11の先端部12内に配置されたLCB101の出射端から出射され、配光レンズ102を介して観察部位を照射する。被照射部分からの戻り光は、対物レンズ103を介して撮像素子104の受光面上の各画素で光学像を結ぶ。
撮像素子104は、挿入部11の先端部12内に配置されており、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサである。撮像素子104は、受光面上の各画素で結像した光学像(生体組織からの戻り光)を光量に応じた電荷として蓄積して、R、G、Bの画像信号を生成して出力する。なお、撮像素子104は、CCDイメージセンサに限らず、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやその他の種類の撮像装置に置き換えられてもよい。撮像素子104は、ドライバ信号処理回路105によって駆動され、1フィールドもしくは1フレーム分の画素信号が撮像素子104から所定の時間間隔(例えば1/60秒あるいは1/30秒間隔)で読み出される。
プロセッサ200は、内視鏡装置100からの信号を処理する信号処理装置と、自然光の届かない体腔内を内視鏡装置100を介して照射する光源装置とを一体に備えた装置である。別の実施形態では、信号処理装置と光源装置とを別体で構成してもよい。プロセッサ200は、光源装置201と、システムコントローラ202と、光学フィルタ203と、光学フィルタドライバ204と、前段信号処理回路205と、色変換回路206と、後段信号処理回路207と、第2メモリ208とを備えている。
プロセッサ200は、図示しない操作パネルを備えてもよい。操作パネルの構成には種々の形態がある。操作パネルの具体的構成としては、例えば、プロセッサ200のフロント面に実装された機能毎のハードウェアキーやタッチパネル式GUI(Graphical User Interface)、ハードウェアキーとGUIとの組合せ等が考えられる。施術者は、操作パネルによって後述するモード切替操作が可能となる。
システムコントローラ202は、図示省略のメモリに格納された各種プログラムを実行し、内視鏡システム1全体を統合的に制御する。システムコントローラ202は、制御信号を用いて、プロセッサ200に接続されている内視鏡装置100に適した処理がなされるようにプロセッサ200内の各種回路の動作やタイミングを制御する。また、システムコントローラ202は、上述の操作パネルに接続されてもよい。システムコントローラ202は、操作パネルより入力される施術者からの指示に応じて、内視鏡システム1の各動作及び各動作のためのパラメータを変更する。
光源装置201としては、例えば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ等の高輝度ランプやLED(Light Emitting Diode)を用いることができる。光源装置201からの照射光は、主に可視光領域から不可視である赤外光領域に広がるスペクトルを持つ光(又は少なくとも可視光領域を含む光)である。光源装置201からの照射光は、光学フィルタ203に入射する。
内視鏡装置100とプロセッサ200との間のデータ通信は、有線の電気通信方式を用いてもよいし、光無線通信方式を用いてもよいが、本実施形態に例示する内視鏡側コネクタとプロセッサ側コネクタの構成(無線給電方式)では、光無線通信方式を用いた形態について示されている(図3および4参照)。
本実施形態による内視鏡システム1では、内視鏡装置100とプロセッサ200との接続について、括線挿抜が可能に構成されている。つまり、プロセッサ200の主電源をONしたまま、施術前に内視鏡装置100をプロセッサ200に挿入することができ、また、施術後に内視鏡装置100をプロセッサ200から抜去することができる。これを実現するために、本実施形態では、内視鏡装置100の挿抜を検知し、その検知結果に基づいて、プロセッサ200内に設けられた送電部やレーザドライバの動作の有効(enable)および無効(disenable)を制御するようにしている(動作詳細については後述する)。
<内視鏡装置100とプロセッサ200の内部構成例>
図3は、内視鏡装置100とプロセッサ200の内部構成例を示す図である。図3では、主に光データ伝送に関係する構成部のみが示され、図1に示される他の必要な構成部の図示は省略している。
内視鏡装置100は、例えば、内視鏡装置100の全体動作を制御するコントローラ1_120と、画像処理に関する動作を制御するコントローラ2_121と、プロセッサ200から供給される電源を無線で受電する受電部122と、プロセッサ200から光通信で送信されてきた制御情報等を受信(受光)する少なくとも1つのフォトダイオード123_1と、フォトダイオード123_1によって受信した制御情報等の信号レベルを増幅するトランスインピーダンス増幅器124_1と、増幅された信号の振幅を一定振幅の電圧信号に変換する少なくとも1つのリミッティングアンプ129_1と、受信した制御情報等をプロセッサ200側に返送する少なくとも1つのレーザダイオード125_3と、レーザダイオード125_3を駆動するレーザドライバ126_3と、撮像素子104で取得した映像信号等をプロセッサ200に対して光通信で送信する複数のレーザダイオード125_1および125_2・・・と、レーザダイオード125_1および125_2を駆動する複数のレーザドライバ126_1および126_2・・・と、を備えている。なお、内視鏡側のコントローラ1_120は、例えば、CPU(Central Processor Unit)で構成することができ、内視鏡側のコントローラ2_121は、例えば、FPGAで構成することができる。
一方、プロセッサ200は、プロセッサ200の全体動作を制御するコントローラ1_220と、電源供給および停止を制御すると共に、画像処理に関する動作を制御するコントローラ2_221と、後段信号処理回路207と、コントローラ2_221からの制御に応答して、内視鏡装置100に対して無線による電源供給の開始および停止をする送電部222と、制御情報を内視鏡装置100に対して光通信で送信する少なくとも1つのレーザダイオード223_1と、レーザダイオード223_1を駆動するレーザドライバ224_1と、内視鏡装置100から返送されてきた制御情報等を受信する少なくとも1つのフォトダイオード225_3と、フォトダイオード225_3によって受信した制御情報等の信号レベルを増幅するトランスインピーダンス増幅器226_3と、増幅された信号の振幅を一定振幅の電圧信号に変換する少なくとも1つのリミッティングアンプ227_3と、内視鏡装置100から光通信で送信されてきた映像信号等を受信(受光)する複数のフォトダイオード225_1および225_2・・・と、フォトダイオード225_1および225_2によって受信した映像信号等の信号レベルを増幅する複数のトランスインピーダンス増幅器226_1および226_2・・・と、増幅された信号の振幅を一定振幅の電圧信号に変換するリミッティングアンプ227_1および227_2・・・と、コントローラ2_221からの制御に応答して、レーザドライバ224_1および224_2とレーザダイオード223_1および223_2に対する電源供給の開始および停止をするパワーIC1_228と、コントローラ2_221からの制御に応答して、フォトダイオード225_1および225_2とトランスインピーダンス増幅器226_1および226_2に対する電源供給の開始および停止をするパワーIC1_228と、を備えている。なお、プロセッサ側のコントローラ1_220は、例えば、CPU(Central Processor Unit)で構成することができ、プロセッサ側のコントローラ2_221は、例えば、FPGAで構成することができる。
プロセッサ200において、コントローラ1_220と、後段信号処理回路207とによって、二次側回路が構成され、コントローラ1_220および後段信号処理回路207以外の構成要素によって患者側回路が構成される。
<コネクタ部の構成>
図4から図6は、内視鏡装置100のコネクタ部110と、プロセッサ200のコネクタ部210との接続関係を説明するための図である。図4は、挿入ピンとその受け穴(挿入穴)を備えるコネクタ部の断面構成を示している。図5は、挿入ピンとその受け穴(挿入穴)を備え、レーザダイオードおよびフォトダイオードが基板上に載置されたコネクタ部の断面構成を示している。図6は、挿入ピンとその受け穴(挿入穴)を備えない、レーザダイオードおよびフォトダイオードが基板上に載置されたコネクタ部の断面構成を示している。
(1)図4Aは、内視鏡装置100のコネクタ部110とプロセッサ200のコネクタ部210を接続する前の状態を示す断面図である。図4Bは、内視鏡装置100のコネクタ部110とプロセッサ200のコネクタ部210を接続した後の状態を示す断面図である。図4Cは、内視鏡装置100のコネクタ部110およびプロセッサ200のコネクタ部210における光出射・受光壁面1103および2103のそれぞれを正面から見た図である。
内視鏡装置100のコネクタ部110は、プロセッサ200のコネクタ部210に設けられた凹部に挿入されることにより、内視鏡装置100とプロセッサ200との接続が完了する(図4A→図4B)。
図4Aに示されるように、内視鏡装置100のコネクタ部110は、例えば、プロセッサ200のコネクタ部210に差し込まれる挿入ピン1101と、レーザダイオードおよびフォトダイオード群1102と、樹脂で構成された光出射・受光壁面1103と、光出射・受光壁面1103に設けられた光出射・受光窓(光出射部・受光部:例えば、ガラスあるいは透明樹脂で構成することができる)1104と、を構成要素として含んでいる。一方、プロセッサ200のコネクタ部210は、レーザダイオードおよびフォトダイオード群2102と、光出射・受光壁面2103と、光出射・受光壁面2103に設けられた光出射・受光窓(例えば、ガラスあるいは透明樹脂で構成することができる)2104と、ロックレバー2105と、を構成要素として含んでいる。
図4Bに示されるように、光出射・受光壁面1103および光出射・受光窓2104はそれぞれ傾斜を有しており、互いに対向したときに面同士が平行にならず、所定の角度を形成する。例えば、図示のように、光出射・受光壁面1103および光出射・受光窓2104をこれらが対向したときに「ハ」の字が形成されるように構成することができる。両者の傾斜角度は任意に設定することができ、それぞれの傾斜を同一角度にしてもよいし、異なる角度にしてもよい。ただし、レーザダイオードおよびフォトダイオード群1102および2102のうち、ペアとなるレーザダイオードおよびフォトダイオードの光軸は一致している必要がある。従って、一方のコネクタ部のレーザダイオードから出射した光は、他方のコネクタ部のフォトダイオードによって受光される。しかし、光軸からずれた不要光(迷光)は、傾斜した光出射・受光壁面1103および2103で反射を繰り返して減衰して行き、フォトダイオードには受光されない。なお、光出射・受光壁面1103および2103のうち光出射・受光窓1104および2104以外の領域に反射防止のためのARコーティングを施してもよい。
図4Cに示されるように、内視鏡装置100のコネクタ部110を接続部正面(光出射・受光壁面1103)から見ると、例えば、挿入ピン1101が光出射・受光壁面1103から延出されており、3つの光出射窓11041、11043、および11044と1つの受光窓11042とが設けられている。一方、プロセッサ200のコネクタ部210を接続部正面(光出射・受光壁面2103)から見ると、挿入ピン1101の挿入穴2101と、3つの受光窓21041、21043、および21044と、1つの光出射窓21042とが設けられている。
内視鏡装置100のコネクタ部110の3つの光出射窓11041、11043、および11044と、プロセッサ200のコネクタ部210の3つの受光窓21041、21043、および21044とがそれぞれ対向して対となり、また、プロセッサ200のコネクタ部220の1つの光出射窓2104と内視鏡装置100のコネクタ部110の1つの受光窓11042とが対向して対となって光通信が行われる。
(2)図5の形態は、レーザダイオードおよびフォトダイオード群1102および2102がそれぞれ基板1106および2106に載置されている点で図4の形態とは異なるが、それ以外の構成は図4の形態と同一である。
(3)図6の形態は、挿入ピン1101および挿入穴2101が設けられていない点で図5の形態とは異なるが、それ以外の構成は図5の形態と同一である。
<光軸と光出射・受光壁面との関係>
図7は、本実施形態における、レーザ光軸700と光出射・受光壁面1103および2103との関係を示す図である。図7Aは、図4から図6の構成における両者の関係と同一の形態を示している。図7Bは、光出射・受光壁面1103および2103が互いに対向したときに面同士が平行となり、光軸700が内視鏡装置100のコネクタ部110の挿入方向と同一方向をなす形態を示している。図7Cは、光出射・受光壁面1103および2103がなす角度に関係なく、光軸700が内視鏡装置100のコネクタ部110の挿入方向と所定の角度θをなす形態を示している。
図7Aから図7Cの形態から分かるように、本実施形態によるコネクタ部110および210に設けられたレーザダイオード群およびフォトダイオード群1102および2102の光軸700と光出射・受光壁面1103および2103の少なくとも一方の面とは垂直以外の任意の角度をなすように構成されている。
なお、図7では、レーザ光軸700と光出射・受光壁面1103および2103との関係が示されているが、光出射・受光壁面1103および2103の傾斜の有無に関係なく、光出射・受光窓1104および2104を互いに傾斜させるように構成してもよい。つまり、内視鏡装置100のコネクタ部110がプロセッサ200のコネクタ部210に接続されたときには、光出射・受光窓1104および2104が対向するが、これらの窓面が平行となっておらず、所定の角度をなすように構成してもよい。さらに、光出射・受光壁面1103および2103のそれぞれに凹部を設け、それぞれの凹部に光出射・受光窓1104および2104を設けるようにしてもよい。
<変形例>
(i)内視鏡装置100のコネクタ部110およびプロセッサ200のコネクタ部のそれぞれの受光側に虹彩絞りを設け、開口のサイズを可変に構成するようにしてもよい。図8は、虹彩絞りの開口サイズの変化を示す図である。カメラの絞りのように、モータ(図示せず)で虹彩絞りを駆動して開口中心の位置を変更せずに開口サイズを変更することができるように構成される。このように虹彩絞りを受光側(光信号の受信側)に配置することにより、迷光をカットして信号光のみを受光させることが可能となる。
(ii)上述したように、光出射・受光壁面1103および2103には反射防止(AR)コーティングを施しているが、それ以外に、コネクタ部110および210の光モジュール内の光学素子の、光の反射が起こることが好ましくない箇所にも反射防止(AR)コーティングを施してもよい。
<本実施形態の効果>
本実施形態によれば、内視鏡装置100のコネクタ部110を、プロセッサ200のコネクタ部210に形成された凹部に挿入することにより、内視鏡装置100とプロセッサ200との接続を完成させる構成としている。これにより、外部の自然光がコネクタ部110および210に設けられた受光部(フォトダイオード225_1から225_3)に侵入することを防止することができる。
また、本実施形態によれば、コネクタ部110および210間の光通信の光軸と、コネクタ部110および210における光出射・受光壁面1103および2103の少なくとも一方との角度が直角以外の角度をなすように構成されている。このようにすることにより、光信号を受信するフォトダイオード225_1から225_3に迷光が侵入(入射)してしまうという危険性を低くすることができ、信号値を安定させることができる。また、少なくとも光出射・受光壁面1103および2103において、光出射・受光窓1104および2104以外の部分に光反射防止のためのARコーティングを施してもよい。このようにすることにより、さらに迷光の受光部に対する侵入を防止することができるようになる。
<本開示の特定事項>
(1)特定事項1
内視鏡側コネクタ部を有する内視鏡装置と、
プロセッサ側コネクタ部を有するプロセッサと、を備え、
前記内視鏡側コネクタ部は、光通信のための第1光送信部および第1光受信部と、前記第1光送信部の光出射部および前記第1光受信部の受光部が設けられた第1光出射・受光壁面と、を含み、
前記プロセッサ側コネクタ部は、光通信のための第2光送信部および第2光受信部と、前記第2光送信部の光出射部および前記第2光受信部の受光部が設けられた第2光出射・受光壁面と、を含み、
前記光通信のための光軸と、前記第1光出射・受光壁面および前記第2光出射・受光壁面の少なくとも一方とは、直角以外の角度をなす、内視鏡システム。
(2)特定事項2
特定事項1において、
前記プロセッサ側コネクタ部は、凹部を有し、
当該凹部に前記第2光出射・受光壁面が形成されており、
前記内視鏡側コネクタ部が前記凹部に挿入されて前記内視鏡装置と前記プロセッサとの接続が完了する、内視鏡システム。
(3)特定事項3
特定事項1または2において、
前記内視鏡側コネクタ部が前記プロセッサ側コネクタ部に接続されたとき、前記第1光出射・受光壁面と前記第2光出射・受光壁面とは平行となる、内視鏡システム。
(4)特定事項4
特定事項1または2において、
前記内視鏡側コネクタ部が前記プロセッサ側コネクタ部に接続されたとき、前記第1光出射・受光壁面と前記第2光出射・受光壁面とは非平行となる、内視鏡システム。
(5)特定事項5
特定事項4において、
前記内視鏡側コネクタ部が前記プロセッサ側コネクタ部に接続されたとき、前記第1光出射・受光壁面の第1辺と前記第2光出射・受光壁面の第1辺との距離は、前記第1光出射・受光壁面の第2辺と前記第2光出射・受光壁面の第2辺との距離よりも小さく(例えば、内視鏡装置とプロセッサのコネクタ部の光出射・受光壁面の上辺同士の距離が同壁面の底辺同士の距離よりも小さい、あるいはその逆:ただし、例えば、当該上辺同士および底辺同士は平行である)、
前記第1辺と前記第2辺とは対向する辺である、内視鏡システム。
(6)特定事項6
特定事項1から5の何れか1項において、
前記光軸は、前記内視鏡側コネクタ部と前記プロセッサ側コネクタ部の長手方向と同一である、内視鏡システム。
(7)特定事項7
特定事項1から5の何れか1項において、
前記光軸は、前記内視鏡側コネクタ部と前記プロセッサ側コネクタ部の長手方向と所定の角度をなす、内視鏡システム。
(8)特定事項8
特定事項1から7の何れか1項において、
前記内視鏡側コネクタ部および前記プロセッサ側コネクタ部は、さらに、前記受光部の前面に設けられた虹彩絞りを備える、内視鏡システム。
(9)特定事項9
プロセッサと接続される内視鏡装置であって、
先端部と、
挿入部と、
基端部と、
前記プロセッサと内視鏡装置とを接続するためのコネクタ部と、を備え、
前記コネクタ部は、
光通信のための光送信部および光受信部と、
前記光送信部の光出射部および前記光受信部の受光部が設けられた光出射・受光壁面と、を備え、
前記光通信のための光軸と前記光出射・受光壁面とは、直角以外の角度をなす、内視鏡装置。
(10)特定事項10
内視鏡装置と接続されるプロセッサであって、
画像処理を行う本体部と、
前記内視鏡装置とプロセッサとを接続するためのコネクタ部と、を備え、
前記コネクタ部は、
光通信のための光送信部および光受信部と、
前記光送信部の光出射部および前記光受信部の受光部が設けられた光出射・受光壁面と、を備え、
前記光通信のための光軸と前記光出射・受光壁面とは、直角以外の角度をなす、プロセッサ。
1 内視鏡システム
100 内視鏡装置
110 内視鏡装置のコネクタ部
200 プロセッサ
210 プロセッサのコネクタ部
300 モニタ
700 光軸(レーザ光軸)
1102 内視鏡側コネクタ部のレーザダイオードおよびフォトダイオード群
2102 プロセッサ側コネクタ部のレーザダイオードおよびフォトダイオード群
1103 内視鏡側コネクタ部の光出射・受光壁面
2103 プロセッサ側コネクタ部の光出射・受光壁面

Claims (10)

  1. 内視鏡側コネクタ部を有する内視鏡装置と、
    プロセッサ側コネクタ部を有するプロセッサと、を備え、
    前記内視鏡側コネクタ部は、光通信のための第1光送信部および第1光受信部と、前記第1光送信部の光出射部および前記第1光受信部の受光部が設けられた第1光出射・受光壁面と、を含み、
    前記プロセッサ側コネクタ部は、光通信のための第2光送信部および第2光受信部と、前記第2光送信部の光出射部および前記第2光受信部の受光部が設けられた第2光出射・受光壁面と、を含み、
    前記光通信のための光軸と、前記第1光出射・受光壁面および前記第2光出射・受光壁面の少なくとも一方とは、直角以外の角度をなす、内視鏡システム。
  2. 請求項1において、
    前記プロセッサ側コネクタ部は、凹部を有し、
    当該凹部に前記第2光出射・受光壁面が形成されており、
    前記内視鏡側コネクタ部が前記凹部に挿入されて前記内視鏡装置と前記プロセッサとの接続が完了する、内視鏡システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記内視鏡側コネクタ部が前記プロセッサ側コネクタ部に接続されたとき、前記第1光出射・受光壁面と前記第2光出射・受光壁面とは平行となる、内視鏡システム。
  4. 請求項1または2において、
    前記内視鏡側コネクタ部が前記プロセッサ側コネクタ部に接続されたとき、前記第1光出射・受光壁面と前記第2光出射・受光壁面とは非平行となる、内視鏡システム。
  5. 請求項4において、
    前記内視鏡側コネクタ部が前記プロセッサ側コネクタ部に接続されたとき、前記第1光出射・受光壁面の第1辺と前記第2光出射・受光壁面の第1辺との距離は、前記第1光出射・受光壁面の第2辺と前記第2光出射・受光壁面の第2辺との距離よりも小さく、
    前記第1辺と前記第2辺とは対向する辺である、内視鏡システム。
  6. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記光軸は、前記内視鏡側コネクタ部と前記プロセッサ側コネクタ部の長手方向と同一である、内視鏡システム。
  7. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記光軸は、前記内視鏡側コネクタ部と前記プロセッサ側コネクタ部の長手方向と所定の角度をなす、内視鏡システム。
  8. 請求項1から7の何れか1項において、
    前記内視鏡側コネクタ部および前記プロセッサ側コネクタ部は、さらに、前記受光部の前面に設けられた虹彩絞りを備える、内視鏡システム。
  9. プロセッサと接続される内視鏡装置であって、
    先端部と、
    挿入部と、
    基端部と、
    前記プロセッサと内視鏡装置とを接続するためのコネクタ部と、を備え、
    前記コネクタ部は、
    光通信のための光送信部および光受信部と、
    前記光送信部の光出射部および前記光受信部の受光部が設けられた光出射・受光壁面と、を備え、
    前記光通信のための光軸と前記光出射・受光壁面とは、直角以外の角度をなす、内視鏡装置。
  10. 内視鏡装置と接続されるプロセッサであって、
    画像処理を行う本体部と、
    前記内視鏡装置とプロセッサとを接続するためのコネクタ部と、を備え、
    前記コネクタ部は、
    光通信のための光送信部および光受信部と、
    前記光送信部の光出射部および前記光受信部の受光部が設けられた光出射・受光壁面と、を備え、
    前記光通信のための光軸と前記光出射・受光壁面とは、直角以外の角度をなす、プロセッサ。
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