JP2020178733A - 磁気共鳴イメージング装置及び画像処理装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】拡散強調画像におけるケミカルシフトアーティファクトの影響を低減することである。【解決手段】実施形態の磁気共鳴イメージング装置は、静磁場を形成する静磁場磁石と、前記静磁場に、任意の軸方向に傾斜磁場を重畳させる傾斜磁場コイルと、前記静磁場内に置かれた被検体に高周波磁場を印加して、MR信号を発生させる高周波コイルと、前記高周波磁場を印加するように前記高周波コイルを制御し、指定したb値を有するMPGパルスを複数の軸方向のそれぞれに印加するように前記傾斜磁場コイルを制御する制御部と、前記制御部により前記高周波コイル及び前記傾斜磁場コイルが制御されることにより得られるMR信号に基づいて、第1のb値に対応する第1のMR画像と、前記第1のb値と異なる第2のb値に対応する第2のMR画像とを生成する画像生成部と、前記第1のMR画像と前記第2のMR画像との差分をとることにより、前記第1のMR画像における脂肪成分を抑制する画像処理部と、を備える。【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は磁気共鳴イメージング装置及び画像処理装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置は、静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンをラーモア周波数の高周波(RF:Radio Frequency)信号で励起し、励起に伴って被検体から発生する磁気共鳴信号(MR(Magnetic Resonance)信号)を再構成して画像を生成する撮像装置である。
磁気共鳴イメージングでは、例えば、水と脂肪との間の磁気共鳴周波数の違いに起因して、ケミカルシフトアーティファクトと呼ばれるアーティファクトが発生することが知られている。ケミカルシフトアーティファクトは、磁気共鳴画像(MR画像)において、水のピクセル位置を基準とするとき、脂肪のピクセルのみがリードアウト方向、又は、位相エンコード方向に位置ずれを起こした状態で描出されるアーティファクトである。
また、GRE(グラディエントエコー)法を用いる撮像の場合、上記のような脂肪の位置ずれに加えて、水と脂肪の互いの位相関係に依存して、水と脂肪の信号が互いに強めあったり弱めあったりする現象が発生することがある。特に、水と脂肪の位相が逆相となるようなエコー時間でMR信号を収集すると、水と脂肪の境界部分の信号の低下により、境界部分が黒いアーティファクトとして描出されることがある。このようなアーティファクトは、第2のケミカルシフトアーティファクトと呼ばれている。
一方、脳梗塞(特に急性期の脳梗塞)や、腫瘍等の診断には、拡散強調画像(DWI:Diffusion Weighted Image)が有効であることが知られている。拡散強調画像を得るための基本的なパルスシーケンスに、SE(Spin-Echo)法とEPI(Echo Planar Imaging)法とを組み合わせたSE−EPI法がある。SE−EPI法では、上述したケミカルシフトアーティファクトは、通常、位相エンコード方向に現れる。このようなケミカルシフトアーティファクトは、拡散強調画像を用いた診断に支障をきたす恐れがある。
Abe, Takayuki. Complete fat suppression radiofrequency pulse train to remove both aliphatic and olefinic fats, Concepts Magn Reson Part A 42, 2013, Pages 109-115. Naoki Ohno, Hirohito Kan, Tosiaki Miyati, Toshitaka Aoki, Shota Ishida, Toshifumi Gabata, Water and lipid diffusion MRI using chemical shift displacement-based separation of lipid tissue (SPLIT), Magnetic Resonance Imaging, Volume 39, 2017, Pages 144-148.
本発明が解決しようとする課題は、拡散強調画像におけるケミカルシフトアーティファクトの影響を低減することである。
実施形態の磁気共鳴イメージング装置は、静磁場を形成する静磁場磁石と、前記静磁場に、任意の軸方向に傾斜磁場を重畳させる傾斜磁場コイルと、前記静磁場内に置かれた被検体に高周波磁場を印加して、MR(Magnetic Resonance)信号を発生させる高周波コイルと、前記高周波磁場を印加するように前記高周波コイルを制御し、指定したb値を有するMPG(Motion Probing Gradient)パルスを複数の軸方向のそれぞれに印加するように前記傾斜磁場コイルを制御する制御部と、前記制御部により前記高周波コイル及び前記傾斜磁場コイルが制御されることにより得られるMR信号に基づいて、第1のb値に対応する第1のMR画像と、前記第1のb値と異なる第2のb値に対応する第2のMR画像とを生成する画像生成部と、前記第1のMR画像と前記第2のMR画像との差分をとることにより、前記第1のMR画像における脂肪成分を抑制する画像処理部と、を備える。
第1の実施形態の磁気共鳴イメージング装置の構成例を示す図。 本実施形態の磁気共鳴イメージング装置が対処するケミカルシフトアーティファクトの概念を模式的に説明する図。 脂肪成分と水成分の磁気共鳴のスペクトル成分を例示する図。 第1の実施形態の磁気共鳴イメージング装置の機能構成例を示すブロック図。 第1の実施形態の磁気共鳴イメージング装置の動作例を示すフローチャート。 DWI(SE−EPI)法のパルスシーケンスの一例を示す図。 第1の実施形態における画像処理の動作概念と効果を示す第1の図。 第1の実施形態における画像処理の動作概念と効果を示す第2の図。 第2の実施形態の磁気共鳴イメージング装置の機能構成例を示すブロック図。 第2の実施形態の磁気共鳴イメージング装置の動作例を示すフローチャート。 第2の実施形態における画像処理の動作概念を示す図。 実施形態に係る画像処理装置の構成例を示す図。
実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置及び画像処理装置について、添付図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をするものとして、重複する説明を適宜省略する。
(磁気共鳴イメージング装置:第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1の全体構成を示すブロック図である。磁気共鳴イメージング装置1は、磁石架台100、制御キャビネット300、コンソール400、寝台500、及びRF(Radio Frequency)コイル20を備える。
磁石架台100は、静磁場磁石10、傾斜磁場コイル11、及びWB(Whole Body)コイル12を有している。これらの構成品は円筒状の筐体に収納されている。寝台500は、寝台本体50と天板51を有している。
制御キャビネット300は、傾斜磁場電源31(X軸用31x、Y軸用31y、Z軸用31z)、コイル選択回路36、RF受信器32、RF送信器33、及びシーケンスコントローラ34を備えている。
コンソール400は、処理回路40、記憶回路41、ディスプレイ42、及び入力デバイス43を備えている。コンソール400は、ホスト計算機として機能する。
磁石架台100の静磁場磁石10は、概略円筒形状をなしており、被検体、例えば患者が搬送されるボア内に静磁場を発生させる。ボアとは、磁石架台100の円筒内部の空間のことである。静磁場磁石10は超電導コイルを内蔵し、液体ヘリウムによって超電導コイルが極低温に冷却されている。静磁場磁石10は、励磁モードにおいて静磁場用電源(図示せず)から供給される電流を超電導コイルに印加することで静磁場を発生する。その後、永久電流モードに移行すると、静磁場用電源は切り離される。一旦永久電流モードに移行すると、静磁場磁石10は長時間、例えば1年以上に亘って、大きな静磁場を発生し続ける。
傾斜磁場コイル11も概略円筒形状をなし、静磁場磁石10の内側に固定されている。この傾斜磁場コイル11は、傾斜磁場電源(31x、31y、31z)から供給される電流によりX軸,Y軸,Z軸の方向に傾斜磁場を被検体に印加する。
寝台500の寝台本体50は天板51を上下方向及び水平方向に移動することができる。撮像前に天板51に載置された被検体を所定の高さまで移動させる。その後、撮像時には天板51を水平方向に移動させて被検体をボア内に移動させる。
WBコイル12は全身用コイルとも呼ばれ、傾斜磁場コイル11の内側に被検体を取り囲むように概略円筒形状に固定されている。WBコイル12は、RF送信器33から伝送されるRFパルスを被検体に向けて送信する。また、水素原子核の励起によって被検体から放出される磁気共鳴信号、即ちMR(Magnetic Resonance)信号を受信する。
磁気共鳴イメージング装置1は、WBコイル12の他、図1に示すようにRFコイル20を備える。RFコイル20は、被検体の体表面に近接して載置されるコイルである。RFコイル20は複数の要素コイルを備えている。これら複数の要素コイルは、RFコイル20の内部でアレイ状に配列されるため、PAC(Phased Array Coil)と呼ばれることもある。RFコイル20には幾つかの種別がある。例えば、RFコイル20として、図1に示すように被検体の胸部や腹部、或いは脚部に設置されるボディコイル(Body Coil)や、被検体の背側に設置されるスパインコイル(Spine Coil)といった種別がある。
RF送信器33は、シーケンスコントローラ34からの指示に基づいてRFパルスを生成する。生成したRFパルスはWBコイル12又はRFコイル20に伝送され、被検体に印加される。RFパルスの印加によって被検体からMR信号が発生する。このMR信号をRFコイル20又はWBコイル11が受信する。
RFコイル20で受信したMR信号、より具体的には、RFコイル20内の各要素コイルで受信したMR信号は、天板51及び寝台本体50に設けられたケーブルを介してコイル選択回路36に伝送される。コイル選択回路36は、RFコイル20から出力される信号、或いはWBコイルから出力される信号を、シーケンスコントローラ34或いはコンソール400から出力される制御信号に応じて選択する。
選択された信号はRF受信器32に出力される。RF受信器32は、チャネル信号、即ちMR信号をAD(Analog to Digital)変換して、シーケンスコントローラ34に出力する。デジタルに変化されたMR信号は、生データ(Raw Data)と呼ばれることもある。なお、AD変換は、RFコイル20の内部やコイル選択回路36で行ってもよい。
シーケンスコントローラ34は、コンソール400による制御のもと、傾斜磁場電源31、RF送信器33及びRF受信器32をそれぞれ駆動することによって被検体のスキャンを行う。スキャンによってRF受信器32から生データを受信すると、シーケンスコントローラ34は、その生データをコンソール400に送信する。
シーケンスコントローラ34は、処理回路(図示を省略)を具備している。この処理回路は、例えば所定のプログラムを実行するプロセッサや、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアで構成される。
コンソール400は、記憶回路41、入力デバイス43、ディスプレイ42、及び処理回路40を備える。記憶回路41は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)の他、HDD(Hard Disk Drive)や光ディスク装置等の外部記憶装置を含む記憶媒体である。記憶回路41は、各種の情報やデータを記憶する他、処理回路40が具備するプロセッサが実行する各種のプログラムを記憶する。
入力デバイス43は、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、タッチパネル等であり、各種の情報やデータを操作者が入力するための種々のデバイスを含む。ディスプレイ42は、液晶ディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネル、有機ELパネル等の表示デバイスである。
処理回路40は、例えば、CPUや、専用又は汎用のプロセッサを備える回路である。プロセッサは、記憶回路41に記憶した各種のプログラムを実行することによって、後述する各種の機能を実現する。処理回路40は、FPGAやASIC等のハードウェアで構成してもよい。これらのハードウェアによっても後述する各種の機能を実現することができる。また、処理回路40は、プロセッサとプログラムによるソフトウェア処理と、ハードウェア処理とを組わせて、各種の機能を実現することもできる。
なお、図1に示す磁気共鳴イメージング装置1の構成のうち、コンソール400以外の構成品(制御キャビネット300、磁石架台100及び寝台500)で、撮像部を構成している。撮像部は、スキャナと呼ぶ場合がある。
図2は、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1が対処するケミカルシフトアーティファクトの概念を模式的に説明する図である。図2(a)はケミカルシフトアーティファクトが発生していな画像を示し、図2(b)はケミカルシフトアーティファクトが発生した画像を示している。ケミカルシフトアーティファクトは、主に、水と脂肪との磁気共鳴周波数の差に起因して、脂肪のピクセル位置が水のピクセル位置に対して位置ずれを起し、この位置ずれによって発生するアーティファクトである。
通常、ケミカルシフトは、TMS(テトラメチルシラン)の磁気共鳴周波数を基準として(即ちTMSの磁気共鳴周波数を0ppmとして)取り扱われ、この場合、水のケミカルシフトは4.65ppmであり、脂肪のケミカルシフトは1.15ppmである。ここでの脂肪は、所謂、中性脂肪であり、アリファティック系脂肪(aliphatic fat)のことである(図3参照)。
したがって、水と脂肪のケミカルシフトの差は3.5ppmである。このケミカルシフトの差3.5ppmは、1.5テスラでは水と脂肪の磁気共鳴周波数の差として、224Hzとなり、3テスラでは448Hzとなる。
一方、EPI法のパラメータとして、リードアウト方向のマトリクスサイズをNrとし、リードアウト方向のMR信号のサンプリング間隔をtrとすると、リードアウト方向のサンプリング期間Trは、Tr=Nr*tr、となり、リードアウト方向のピクセル当たりのバンド幅Brは、Trの逆数の以下の式となる。
Br=1/(Nr*tr) (式1)
同様に、位相エンコード方向のマトリクスサイズをNpeとし、位相エンコード方向のサンプリング間隔をtpeとすると、位相エンコード方向のサンプリング期間Tpeは、Tpe=Npe*tpe、となり、位相エンコード方向のピクセル当たりのバンド幅Bpeは、Tpeの逆数の以下の式となる。
Bpe=1/(Npe*tpe) (式2)
なお、EPI法の場合、位相エンコード方向のサンプリング間隔tpeは、リードアウト方向のサンプリング期間Trに等しく、以下の関係がある。
tpe=Nr*tr (式3)
今、シングルショットEPI法のパラメータの一例として、リードアウト方向と位相エンコード方向のマトリクスサイズを128*128とし、リードアウト方向のMR信号のサンプリング間隔trを0.01ms(=10μs)とする。この場合、リードアウト方向の1ライン分の収集期間、即ち、位相エンコード方向のサンプリング間隔tpeは、1.28ms(=128*0.01ms)となり、マトリクスサイズ128*128の全データを、0.164秒(=128*1.28ms)の期間で収集することができる。また、リードアウト方向のピクセル当たりのバンド幅Brと、位相エンコード方向のピクセル当たりのバンド幅Bpeは、以下となる。
Br=1/(128*0.01ms)=781Hz (式4)
Bpe=1/(128*1.28ms)=6.1Hz (式5)
上述したように、水と脂肪の磁気共鳴周波数の差は、1.5テスラでは224Hzとなり、3テスラでは448Hzとなる。リードアウト方向のピクセル当たりのバンド幅Brは781Hzであるため、1.5テスラと3テスラのどちらの場合であっても、水と脂肪の磁気共鳴周波数の差は1ピクセル以内となる。したがって、リードアウト方向には水と脂肪の位置ずれは発生しないことになる。
一方、位相エンコード方向のピクセル当たりのバンド幅Bpeは、6.1Hzであるため、水と脂肪の磁気共鳴周波数の差は、1.5テスラでは約37ピクセル(=224/6.1)分、3テスラでは約74ピクセル(=448/6.1)分に相当し、水を基準とした場合に、脂肪がこのピクセルだけ位置ずれを起すことになる。
このように、EPI法の撮像では、脂肪の位置ずれが位相エンコード方向に発生する。図2(b)は、特に、EPI法で撮像した画像における、脂肪の位置ずれに起因するケミカルシフトアーティファクトを模式的に示したものである。
図2(a)及び図2(b)では、楕円状のアキシャル断面において、断面の外周部にリング状の脂肪成分が存在し、その内側に水を主成分とする円形状の筋肉が存在する組織モデルを想定している。上述したようにEPI法の撮像の場合、図2(b)に例示したように、中央の円状の水成分の領域に対して、リング状の脂肪領域が位相エンコード方向にシフトする。図2(b)では、脂肪領域が位相エンコード方向の負の方向にシフトする例を示している。
脂肪領域の負方向へのシフトの結果、円形の水成分領域の上部では水成分に脂肪成分が重畳されて、高輝度の領域(図2(b)では、三日月状の白い領域)が発生する。この高輝度の領域が、ケミカルシフトアーティファクトと呼ばれるアーティファクトに該当する。一方、円形の水成分領域の下部には、水成分の画素も脂肪成分の画素も存在しない低輝度の領域(図2(b)では、三日月状の黒い領域)が発生する。この低輝度の領域も、ケミカルシフトアーティファクトと呼ばれるアーティファクトに該当する。
このようなケミカルシフトアーティファクトを低減するために、CHESS(chemical shift selective)パルスを用いて脂肪成分のみを周波数選択的に励起し、その後、脂肪性分に位相をディフェージングパルスによって分散させることによって脂肪成分を抑制するCHESS法が知られている。また、脂肪と水の磁気共鳴周波数に差異があることを利用して、異なるエコー時間で収集されたMR信号から生成した2つ以上の画像を用いて、脂肪成分と水成分とを分離するDIXON法も、脂肪抑制技術として従来から用いられている。CHESS法やDIXON法は、いずれも、脂肪成分と水成分の磁気共鳴周波数がある程度離れていることを前提とする手法である。
しかしながら、脂肪成分は様々な種類の有機化合物を含むものであり、脂肪成分の中には、水の磁気共鳴周波数に近い脂肪成分も含まれることが知られている。図3は、脂肪成分と水成分の磁気共鳴のスペクトル成分を示す図である。
脂肪成分には、アリファティック系脂肪(aliphatic fat)とオレフィン系脂肪(Olefinic fat)が含まれると言われている。そして、脂肪成分のうち、90〜95%がアリファティック系脂肪であり、10〜5%がオレフィン系脂肪であると言われている。前述したように、脂肪と水の磁気共鳴周波数の差は3.5ppmであるが、この差は、図3に示すように、脂肪成分の中のアリファティック系脂肪と水との磁気共鳴周波数の差である。
これに対して、図3に示すように、脂肪成分の中のオレフィン系脂肪と水との磁気共鳴周波数の差はずっと小さく、0.5〜0.7ppm程度であり、オレフィン系脂肪のスペクトル成分と、水のスペクトル成分は一部が重複する。このため、オレフィン系脂肪にCHESS法を適用しようとすると水成分も大きく抑制されることなるため、CHESS法の使用は難しい。また、DIXON法によるオレフィン系脂肪と水成分の分離も難しい。
その一方で、オレフィン系脂肪と水との磁気共鳴周波数の差が0.7ppmしかないとしても、1.5テスラでは45Hzとなり、3テスラでは89Hzとなる。この磁気共鳴周波数の差は、オレフィン系脂肪の位相エンコード方向の位置ずれは、1.5テスラで7ピクセル相当になり、3テスラでは14ピクセル相当となる。したがって、オレフィン系脂肪の位置ずれは、上述したケミカルシフトアーティファクトとなり得る。
本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1は、CHESS法やDIXON法を使用することなく、オレフィン系脂肪を含めた脂肪成分を抑制する手法を提供するものである。具体的には、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1では、水と脂肪のb値に対する減衰特性の差異に着目して脂肪成分を抑制している。より具体的には、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1は、大きなb値(例えばb値が2000)の拡散強調画像と小さなb値(例えばb値がゼロ)の拡散強調画像とを比較したとき、大きなb値の拡散強調画像では、水成分の領域の信号強度は大きく減衰するものの、オレフィン系脂肪を含めた脂肪成分の領域の信号強度はそれほど減衰しない、という特性に着目して脂肪成分を抑制している。言い換えると、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1では、オレフィン系脂肪を含めた脂肪成分の見かけ上の拡散係数ADC(Apparent Diffusion Coefficient)が、水のADCよりも小さいという特性に着目して脂肪成分を抑制している。本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1は、この脂肪抑制の機能を主にコンソール400の処理回路40で実現している。
図4は、脂肪抑制機能に焦点を絞った処理回路40の機能構成例を示すブロック図である。また、図5は、脂肪抑制機能に焦点を絞った磁気共鳴イメージング装置1の動作例を示すフローチャートである。
図4に示すように、コンソール400の処理回路40は、撮像条件設定機能401、第1画像(b=b1)生成機能403、第2画像(b=b2)生成機能404、及び、画像処理機能405を実現する。これらの各機能は、例えば、処理回路40が具備するプロセッサが、記憶回路41に記憶される所定のプログラムを実行することによって実現される。これら各機能の動作について図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、図5のステップST101において第1画像の撮像条件を設定する。第1画像は、SE−EPI法を用いた拡散強調画像(DWI)である。但し、第1画像に適用されるb値は、例えばb=500よりも小さな値であり、典型的にはb値をゼロとした、SE−EPI法で撮像される画像である。
図6は、SE−EPI法を用いた拡散強調撮像法(以下、DWI(SE−EPI)法と呼ぶ)のパルスシーケンスの一例を示す図である。図6の1段目はRFパルス信号、2段目はスライス選択傾斜磁場Gss、3段目は位相エンコード傾斜磁場Gpe、4段目はリードアウト傾斜磁場Gro、5段目は収集するMR信号を示している。
RFパルス信号としては、通常のSE法と同様に、フリップ角が例えば90°の励起パルスに続いて、フリップ角が例えば180°の再集束パルスが印加される。
再集束パルスの印加後には、EPIパルシーケンスが印加される。1つのEPIパルスシーケンスで1スライス分のMR信号を収集する1ショットEPIでは、全位相エンコードに対応する、例えば、図6に例示するように、128位相エンコード数に対応するMR信号を収集する。
また、DWI(SE−EPI)法では、再集束パルスの前後にMPG(Motion Probing Gradient)パルスが印加される。MPGパルスの大きさを示す指標としてb値(b-value)があるが、b値は以下の式で与えられる。
b=γτ(T−τ/3) (式6)
(式6)では、2つのMPGパルスの間隔をT、各MPGパルスのパルス長をτ、各印加方向のMPGパルスの合成傾斜磁場の大きさをG、磁気回転比をγとして表記している。
ステップST101で設定する第1画像の撮像条件では、b値として小さな値b=b1を設定するが、通常、b1の値をゼロに設定する。この場合の撮像条件として設定するパルスシーケンスは、図6に示すMPGパルスを取り除いたパルスシーケンスとなる。ステップST101の処理は、図4の撮像条件設定機能401が行う。
次のステップST102では、ステップST101で設定したパルスシーケンスを実行して第1画像の撮像を行い、この撮像収集したMR信号を再構成処理して、第1画像を生成する。ステップST102の処理は、図4の第1画像生成機能403が行う。
次のステップST103では、第2画像の撮像条件を設定する。ステップST103で設定する第2画像の撮像条件では、b値として大きな値b=b2を設定する。通常の拡散強調撮像で用いられるb値は、b=1000という値が典型的であるが、ステップST103では、さらに大きなb値を設定する。例えば、b2=2000、といった大きなb値を設定する。ステップST103の処理は撮像条件設定機能401が行う。
次のステップST104で、ステップST103で設定したパルスシーケンスを実行して第2画像の撮像を行い、この撮像収集したMR信号を再構成処理して、第2画像を生成する。ステップST104の処理は、第2画像生成機能404が行う。
ステップST105で、第1画像における脂肪成分を抑制する画像処理を行う。具体的には、第1画像から第2画像を減算し、第1画像の脂肪成分が低減された第3画像を生成する。ステップST105の処理は図4の画像処理機能405が行う。
図7及び図8は、ステップST105で行う画像処理の動作概念と効果を示す図である。図7の上段は、拡散強調画像におけるb値に対する減衰特性の一例を示すグラフである。グラフ中、破線は、オレフィン系脂肪を含む脂肪成分のb値に対する減衰特性を示す。また、グラフ中、実線は、水が主成分となる筋肉成分のb値に対する減衰特性を示す。
筋肉成分の見かけの拡散係数を(ADC)Musとし、MPGパルスを印加しないときの(即ち、b値がゼロのときの)信号強度をS0Musとすると、筋肉成分の信号強度SMusのb値に対する減衰特性は、以下の(式7)で表される。
Mus=S0Mus・exp[−(ADC)Mus・b] (式7)
また、オレフィン系脂肪を含む脂肪成分見かけの拡散係数を(ADC)とし、MPGパルスを印加しないときの(即ち、b値がゼロのときの)信号強度をS0Fとすると、脂肪成分分の信号強度Sのb値に対する減衰特性は、以下の(式8)で表される。
=S0F・exp[−(ADC)・b] (式8)
筋肉成分の見かけの拡散係数を(ADC)Musは、脂肪成分見かけの拡散係数を(ADC)に比べると大きな値となることが知られている。このため、筋肉成分の信号強度SMusは、b値の増加に伴って急激に減衰するのに対して、脂肪成分の信号強度Sは、b値の増加に伴って緩やかな減衰を示し、b値が増加してもあまり減衰しない。
実施形態の磁気共鳴イメージング装置1は、水成分と脂肪成分のb値に対する減衰特性の違いを積極的に利用して脂肪成分を抑制している。図7の下段は、脂肪抑制の効果を模式的に示す図である。
図7下段左の図は、第1画像における(即ち、b値がゼロのときの)水成分の大きさW1と、脂肪成分の大きさF1とを例示している。この例では、第1画像における脂肪成分が水成分よりも大きい値である状況を想定している。
図7下段中央の図は、大きなb値(例えば、b=2000)で撮像した第2画像における水成分W2と、脂肪成分F2とを例示している。b=2000のとき、図7上段のグラフでは、水成分の大きさW2はほぼゼロである。これに対して、第2画像における脂肪成分の大きさF2は、第1画像のF1よりは小さいものの、それ程大きくは減衰していない。したがって、第1画像から第2画像を減算して得られる第3画像においては、水成分W3は、第1画像の水成分とほぼ同じ値となり(W3≒W1)、第1画像に対してほとんど減少しない。これに対して、第3画像の脂肪成分F3は、第1画像の脂肪成分F1と第2画像の脂肪成分F2との差分であるため(F3=F1−F2)、第1画像の脂肪成分F1に対して大きく減少した値となる。
図8は、上述した脂肪抑制の効果を単純化した画像を用いて説明する図である。図8の左上段は第1画像を例示する図であり、方形状に分布した筋肉成分の周囲を脂肪成分が囲んでいる。第1画像は、b値が1000よりも小さい状態で、典型的には、b値がゼロの状態で撮像された画像である。第1画像では脂肪成分が目立っている。
左下段は第2画像を例示する図である。第2画像は、b値が大きな値に設定された状態(例えば、b=2000)で撮像された画像である。この場合、水成分は十分に減衰される一方、脂肪成分はあまり減衰しない。この結果、第1画像から第2画像を減算した第3画像では、水成分に関しては第1画像とほぼ同じ強さが保持される一方、脂肪成分に関しては第1画像に対して大きく抑制される。この結果、第3画像では脂肪成分が大きく低下し、従来問題となっていたケミカルシフトアーティファクトも低減される。
上述したように、第1の実施形態の磁気共鳴イメージング装置1では、拡散散強調画像におけるケミカルシフトアーティファクトの影響を低減することができる。
(磁気共鳴イメージング装置:第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態の磁気共鳴イメージング装置1の機能構成例を示すブロック図である。また、図10は、第2の実施形態の磁気共鳴イメージング装置1の動作例を示すフローチャートである。
第2の実施形態は、第1の実施形態の機能構成に対して、ADC算出機能406を付加している点が第1の実施形態と異なる。また、図10のフローチャートにおいては、ステップST6及びステップST7を付加している点が図5と相違している。ステップST6及びステップST7の処理は、ADC算出機能406が行う。
図11は、ステップST6及びステップST7の処理の概念を説明する図である。第1の実施形態では、脂肪成分が抑制された第3画像を生成しているが、第2の実施形態では、複数の第3画像を生成し、複数の第3画像から筋肉成分の見かけの拡散係数ADCを算出するものとしている。
具体的には、複数の異なるb値に対応する複数の第1画像を生成する。複数の第1画像の夫々のb値はいずれも小さな値であり、例えば、1000以下の範囲の中から選択される値である。例えば、図11では、b1=0、b1=300、b1=600、の3つのb値の設定によって3つの第1画像が生成される例を示している。一方、第2画像は第1の実施形態と同じであり、大きなb値(例えば、b=2000)で撮像された画像である。複数の第1画像の夫々から同一の第2画像を減算することにより、複数の異なるb値に対応する複数の第3画像を生成することができる。複数の第3画像は、第1の実施形態と同様に脂肪成分が抑制された画像である一方、筋肉成分に関しては、b値の値に依存して異なる信号強度となっている。
ステップST107では、複数のb値と、これに対応する複数の信号強度を、例えば、(式7)にカーブフィッティングさせることにより、筋肉成分の見かけの拡散係数ADCを算出することができる。
上述した第2の実施形態によれば、脂肪が抑制された拡散強調画像を生成することに加えて、ケミカルシフトアーティファクトの影響が抑制された複数の拡散強調画像から、ADCを算出することができる。
(画像処理装置)
図12は、実施形態に係る画像処理装置600の構成例を示す図である。画像処理装置600は、前述した磁気共鳴イメージング装置1のコンソール400の機能の大部分を、磁気共鳴イメージング装置1とは独立した情報処理装置、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータ、或いは、タブレット型コンピュータで行う装置である。
前述した第1画像、及び、第2画像は、磁気共鳴イメージング装置1で生成される。そして、画像処理装置600では、磁気共鳴イメージング装置1で生成された第1画像及び第2画像を、図12に示す外部インターフェース機能402、第1画像取得機能403、及び、第2画像取得機能404により、任意の記録媒体や任意の通信回線を介して取得する。画像処理装置600は、取得した第1画像と第2画像とから、前述した処理により、脂肪の抑制された第3画像を生成し、ディスプレイ42に表示する。或いは、画像処理装置600は、前述した処理によって生成された複数の第3画像からADCを算出し、算出したADCを、例えば、ADCマップの態様でディスプレイ42に表示してもよい。
このような画像処理装置600によっても、前述した磁気共鳴イメージング装置1と同様の効果を得ることができる。
なお、各実施形態の説明における外部インターフェース機能、第1画像取得機能、及び、第2画像取得機能は、特許請求の範囲の記載における取得部の一例である。また、各実施形態の説明における画像処理機能は、特許請求の範囲の記載における画像処理部の一例である。また、各実施形態の説明におけるADC算出機能は、特許請求の範囲の記載における計算処理部の一例である。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、拡散強調画像におけるケミカルシフトアーティファクトの影響を低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 磁気共鳴イメージング装置
20 RFコイル
40 処理回路
41 記憶回路
42 ディスプレイ
43 入力デバイス
401 撮像条件設定機能
402 外部インターフェース機能
403 第1画像生成機能、第1画像取得機能
404 第2画像生成機能、第2画像取得機能
405 画像処理機能
406 ADC算出機能
600 画像処理装置

Claims (8)

  1. 第1のb値に対応する第1のMR(Magnetic Resonance)画像と、前記第1のb値と異なる第2のb値に対応する第2のMR画像とを取得する取得部と、
    前記第1のMR画像と前記第2のMR画像との差分をとることにより、前記第1のMR画像における脂肪成分を抑制する画像処理部と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記画像処理部が抑制する前記脂肪成分は、少なくともオレフィンを含む、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1のMR画像と前記第2のMR画像とは、それぞれケミカルシフトアーティファクトを含む画像である、
    請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理部による差分により前記脂肪成分が抑制された第3の画像は、筋組織からの信号を主成分とする、
    請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1のb値はゼロであり、前記第1のMR画像はMPG(Motion Probing Gradient)パルスを印加せずに収集された信号から生成された画像である、
    請求項1または4のうちいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. ADC(Apparent Diffusion Coefficient)を計算する計算処理部をさらに備え、
    前記画像処理部は、複数のb値について前記脂肪成分を抑制した第3の画像を生成し、
    前記計算処理部は、前記第3の画像を複数用いてADCを求める、
    請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 第1のb値に対応する第1のMR(Magnetic Resonance)画像と、前記第1のb値と異なる第2のb値に対応する第2のMR画像とを取得し、
    前記第1のMR画像と前記第2のMR画像との差分をとることにより、前記第1のMR画像における脂肪成分を抑制する、
    画像処理方法。
  8. 静磁場を形成する静磁場磁石と、
    前記静磁場に、任意の軸方向に傾斜磁場を重畳させる傾斜磁場コイルと、
    前記静磁場内に置かれた被検体に高周波磁場を印加して、MR(Magnetic Resonance)信号を発生させる高周波コイルと、
    前記高周波磁場を印加するように前記高周波コイルを制御し、指定したb値を有するMPG(Motion Probing Gradient)パルスを複数の軸方向のそれぞれに印加するように前記傾斜磁場コイルを制御する制御部と、
    前記制御部により前記高周波コイル及び前記傾斜磁場コイルが制御されることにより得られるMR信号に基づいて、第1のb値に対応する第1のMR画像と、前記第1のb値と異なる第2のb値に対応する第2のMR画像とを生成する画像生成部と、
    前記第1のMR画像と前記第2のMR画像との差分をとることにより、前記第1のMR画像における脂肪成分を抑制する画像処理部と、
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
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