JP2020178715A - 電子タバコカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の電子タバコカートリッジでは、加熱要素がエアロゾル形成基材に挿入される際に、エアロゾル形成基材に過度の負荷がかかる場合がある。この場合、過度の負荷により、挿入が難しくなるだけでなく、挿入時にカートリッジが折れ曲がったり、ときには加熱要素自体が破損したりする場合がある。【解決手段】電子タバコカートリッジの一端に位置するエアロゾル形成基材を直接又は間接に支持する支持面と、前記エアロゾル発生基材より発生したエアロゾルを他端へと移送する流路と、を有しており、前記支持面は、第一の支持面と前記第一の支持面の下流側に第二の支持面を有する支持要素を使用する。【選択図】図1

Description

本発明は、タバコ植物または非タバコ植物を用いた電子タバコカートリッジおよびその支持要素に関する。
近年、タバコの禁煙の傾向に合わせるために、火炎を用いることなく、タバコの成分を含むカートリッジを加熱して、気化したタバコ成分を吸引することで、タバコを楽しむための電子タバコ製品が普及し始めている(たとえば、下記特許文献1を参照)。
特許文献1の電子タバコでは、カートリッジのエアロゾル形成基材に加熱要素を挿入してエアロゾル形成基材を加熱し、タバコ成分を含むエアロゾルを生成する。カートリッジは、エアロゾル形成基材を支持する中空管状の支持要素を有し、支持要素は、加熱要素がエアロゾル形成基材内へ挿入される際にカートリッジが受ける力に抗する。加熱によりエアロゾル形成基材から放出されたタバコ成分は、支持要素の中空の部分を通って、下流に位置するマウスピースに移送され、ユーザーによって吸引される。
特許第6000451号明細書
しかし、引用文献1の電子タバコでは、エアロゾル形成基材を支持する支持面がカートリッジの長手方向の中心軸に対して垂直であるために、加熱要素がエアロゾル形成基材に挿入される際に、エアロゾル形成基材に過度の負荷がかかる場合がある。この場合、過度の負荷により、挿入が難しくなるだけでなく、挿入時にカートリッジが折れ曲がったり、ときには加熱要素自体が破損したりする場合がある。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、エアロゾルが電子タバコカートリッジ内を移送される流路を確保しつつ、加熱要素の挿入時にエアロゾル形成基材を安定的に支持しながらも、加熱要素の挿入によりカートリッジに不具合を生じさせず、電子タバコ本体に問題が生じないような支持要素を提供することを目的とする。
本発明の更なる目的は、電子タバコの使用の際カートリッジの挿入を容易とし、操作性を向上させることにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電子タバコカートリッジに使用される支持要素であって、前記電子タバコカートリッジの一端に位置するエアロゾル形成基材を直接又は間接に支持する支持面と、前記エアロゾル発生基材より発生したエアロゾルを他端へと移送する流路と、を有しており、
前記支持面は、第一の支持面と前記第一の支持面の下流側に第二の支持面を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第一の支持面と連接していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のいずれか一つに記載された発明において、前記第二の支持面は、段差を介して形成されたものであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載のいずれか一つに記載された発明において、前記第一の支持面又は第二の支持面が、前記エアロゾル形成基材長手方向中の中心軸の周りに対称であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4に記載のいずれか一つに記載された発明において、前記第一の支持面に対して第二の支持面の面積比が、0.25倍以上、4.0倍以下であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、一端にエアロゾル発生基材と、他端にマウスピースを有し、前記エアロゾル発生基材と前記マウスピースの間に前記エアロゾル発生基材を支持する支持要素を有する電子タバコカートリッジであって、前記支持要素が、請求項1〜5に記載の支持要素であることを特徴とする。
本発明によれば、エアロゾルが電子タバコカートリッジ内を移送される流路を確保しつつ、加熱要素の挿入時にエアロゾル形成基材を安定的に支持しながらも、加熱要素の挿入によりカートリッジに不具合を生じさせないような支持要素を提供することができる。
更に、電子タバコの使用の際カートリッジの挿入を容易とし、操作性を向上させることができる。
電子タバコカートリッジの使用の形態を例示する図である。 電子タバコカートリッジの構造の一例を示す図である。 エアロゾル形成基材として製造された充填物の一例を示す図である。 電子タバコカートリッジの作成法を例示する図である。 支持要素(301)の形状を説明する図である。 支持要素(302)の形状を説明する図である。 支持要素(303)の形状を説明する図である。 電子タバコカートリッジの変形例を説明する図である。
以下本発明に好適に用いられる、電子タバコカートリッジ及び支持要素を詳細に説明する。
図1には、本実施形態の一つの電子タバコカートリッジの使用の形態を示している。電子タバコカートリッジ(100)は、ユーザーの使用時に電子タバコ本体(200)に装着される。電子タバコ本体(200)には、電子タバコカートリッジ(100)を差し込むための差し込み部(210)が設けられている。
差し込み部(210)内の底の中央部には、加熱要素(211)が設けられており、加熱要素(211)は、先端が尖っているピン状またはブレード状の部材を有し、エアロゾル形成基材(110)内に挿入され、エアロゾル形成基材(110)を加熱する。より具体的には、加熱要素(211)は、電子タバコカートリッジ(100)が電子タバコ本体(200)の差し込み部(210)に刺し込まれる際に、エアロゾル形成基材(110)の中央部に刺さる。
加熱要素(211)は、電子タバコ本体(200)内に設けられているバッテリー(不図示)から供給される電力よって直接的または間接的に発熱する。この加熱要素(211)の熱によってエアロゾル形成基材(110)が温められることにより、芳香成分を含むエアロゾルが発生する。
そして、発生したエアロゾルは、以下で説明する支持要素(300)およびエアロゾル移送経路(130)を経てマウスピース(140)へ移送され、ユーザーがマウスピース(140)側から吸い込むことで、芳香成分がユーザーの口内へ届くことになる。以下、本発明の説明のために電子タバコカートリッジのエアロゾル形成基材(110)側を上流側(10)と称し、マウスピース側を下流側(20)と称する。
なお、図1には、加熱要素(211)がピン状の部材を1本有する場合について図示されているが、別の形態の例としては、加熱要素(211)がピン状の部材を複数有しているものが例示できる。
図2には、電子タバコカートリッジ(100)の構造の一例を示す。加熱要素(211)の挿入される側から、すなわち、上流側(10)から下流側(20)に向かって、エアロゾル形成基材(110)、支持要素(300)、移送部材(130)、マウスピースの構成(140)をとるもので説明する。
支持要素(300)は、エアロゾル形成基材(110)を支持する。支持要素(300)は、エアロゾル形成基材(110)に隣接して配置され、前記支持要素(300)の側部(160)は電子タバコカートリッジ(100)の周縁に位置する包装部材(150)と接する。側部(160)は、たとえば接着剤により包装部材(150)の内面に固定されている。
また、支持要素(300)は、好適には、たとえばシリコーンを使用して形成されうるが、シリコーンに限定されず、耐熱性に優れた他の材料を使用してもよい
図3に示すように、エアロゾル形成基材(110)として製造された充填物(111)は、その形状が、たとえば、棒状や短冊状などの場合が好ましく、充填の際に充填物(111)の形状の長手方向に沿わせるようにして詰められる。これにより、気流が安定し、ユーザーがエアロゾル形成基材(110)からの芳香成分を吸い込みやすくなる。
なお、以下実施の形態において、支持要素等について、具体的な寸法が記載し説明しているが、本発明はこれに発明を限定するわけではない。
図4には、以上のように形成されたエアロゾル形成基材、移送部材、マウスピースと以下に例示の支持要素を、エアロゾル形成基材、支持要素、移送部材、マウスピースの順で隣接させ、タバコ紙等の包装部材(150)で巻きロッドを形成する様子を示す。この際、支持要素の側部(160)には若干の接着剤を施してある、電子タバコカートリッジ(100)である。
(第一の実施の形態)
本実施の形態においては、図5に示すように支持要素は以下の特徴を有する。支持要素(301)は、支持要素の上流側に位置する第一の支持面(301A)と、前記第一の支持面の下流側に第二の支持面(301B)を有している。支持面(301A)と支持面(301B)は連接している。また、連接部には段差(301C)があり、前記段差を介して連接しているともいえる。
本構成では、中心部を兼ねる支持面(301B)を有するため、エアロゾル形成基材(110)に挿入される加熱要素(211)によってエアロゾル形成基材(110)の中央部の充填物(111)が、エアロゾル形成基材の中心軸(1231)方向に押し出されるのを防止するのに好適な構成である。このように、本実施形態の支持要素(301)では、加熱要素(211)を挿入する際に力が働く中央部ではなく、周縁部にエアロゾルの流路(301K)が設けられている。更に、前記流路の間には放射状に延びて、包装体(150)に接するような側部(160)を有している。
図5を用いて詳細に説明する。図5には、正面図、底面図、側面図、上面図を示す。底面(301E)の直径Rを7.0mmとした。エアロゾルの流路(301K)の形状として、図に示す幅D及び奥行きdの寸法をそれぞれ、1.5mmとした。エアロゾル形成基材の支持面(301A)と底面(301E)との距離(X)は、13.0mmとしている。支持面(301A)と、段差(301C)を介して連接する支持面(301B)は、その距離(Y)を1.0mmとしている。エアロゾル形成基材の中心軸(1231)に垂直な面(1232A)が支持面(301A)を含み、エアロゾル形成基材の中心軸(1231)に垂直な面(1232B)が支持面(301B)を含む構成としている。
支持要素(301)。エアロゾル形成基材としては、直径略7.0mmの円筒状の紙筒に、幅1mm厚み0.3mm長さ12mmに形成したシート状充填物を充填したもの(111)。また、移送部材として、ギャザー付きのポリマーシートを直径略7.0mm円筒形状であって高さ18mmとなるように、紙巻したもの(130)。マウスピースとして、フィルターを直径略7.0mmの円筒状であって高さ7.0mmとなるように紙巻したもの(140)。以上を使用し、図2にあるような電子タバコカートリッジを作成した。
図1の電子タバコ本体に、上記作成の電子タバコカートリッジを挿入する。加熱要素によって上流側からエアロゾル形成基材が押されて、エアロゾル形成基材下流部分が支持要素の支持面(301A)に突き当たり、前記支持面(301A)より抗力を受けることとなる。この時に、段差(301C)を介して連接する支持面(301B)の部分において、前記エアロゾル形成基材下流部分は、未だ抗力を受けていない。引き続き、加熱要素によってエアロゾル形成基材が押されると段差(301C)を介して連接する支持面(301B)から抗力を受けることとなる。このように、電子タバコカートリッジを電子タバコ本体への挿入が完了する。以上のように、支持部材の支持面より受ける抗力が分散されることになり、挿入を容易にすることとなる。このように、挿入をよりスムーズにすることができ、カートリッジの折れ曲がりを防止し、操作性を向上することができる。
また、前記支持要素は前記エアロゾル形成基材を直接に支持するのが好ましいが、間接的に接触して支持してもよい。前記底面の形状を、エアロゾル形成基材の支持面と同一としたが、平面としてもよいし、その他の形状とすることもよい。
また、上流側の支持面に対し、下流側に段差を介して連接する支持面について、その面積比は、前記上流側の支持面に対して、前記段差を介して連接する支持面が、0.25倍以上、4.0倍以下であることが好ましい。0.25倍以上とすると、挿入性において効果があり、4.0倍以下であるとエアロゾル形成基材を支える支持能力に優れる。更に好ましくは、0.40倍以上、3.0倍以下であると、挿入性と支持能力のバランスに優れる。
更に、本実施の形態のもう一つの特徴としては、電子タバコカートリッジのエアロゾル形成基材の中心軸(1231)に沿って加熱要素(211)が挿入されるような構成を有する電子タバコ本体に用いる際に、特に効果を奏するものである。
(第二の実施の形態)
本実施の形態においては、図6に示すように支持要素は以下の特徴を有する。支持要素(302)は、支持要素の上流側に位置する第一の支持面(302A)と、前記第一の支持面の下流側に第二の支持面(302B)を有している。支持面(302A)と支持面(302B)は連接している。また、連接部には段差(302C)があり、前記段差を介して連接しているともいえる。
本構成では、中心部を兼ねる支持面(302A)を有するため、エアロゾル形成基材(110)に挿入される加熱要素(211)によってエアロゾル形成基材(110)の中央部の充填物(111)が、エアロゾル形成基材の中心軸(1231)方向に押し出されるのを防止するのに好適な構成である。このように、本実施形態の支持要素(302)では、加熱要素(211)による力が働く中央部ではなく、周縁部にエアロゾルの流路(302K)が設けられている。更に、前記流路の間には放射状に延びて、包装体(150)に接するような側部(160)を有している。
図6を用いて詳細に説明する。図6には、正面図、底面図、側面図、上面図を示す。底面(302E)の直径Rを7.0mmとした。エアロゾルの流路(302K)の形状として、図に示す幅D及び奥行きdの寸法をそれぞれ、1.5mmとした。エアロゾル形成基材の支持面(302A)と底面(302E)との距離(X)は、13.0mmとしている。支持面(302A)と段差を介して連接する支持面(302B)は、その距離(Y)を1.0mmとしている。エアロゾル形成基材の中心軸(1231)に垂直な面(1232A)が支持面(302A)を含み、エアロゾル形成基材の中心軸(1231)に垂直な面(1232B)が支持面(302B)を含む構成としている。
支持要素(302)。エアロゾル形成基材としては、直径略7.0mmの円筒状の紙筒に、幅1mm厚み0.3mm長さ12mmに形成したシート状充填物を充填したもの(111)。また、移送部材として、ギャザー付きのポリマーシートを直径略7.0mm円筒形状であって高さ18mmとなるように、紙巻したもの(130)。マウスピースとして、フィルターを直径略7.0mmの円筒状であって高さ7.0mmとなるように紙巻したもの(140)。以上を使用し、図2にあるような電子タバコカートリッジを作成した。
図1の電子タバコ本体に、上記作成の電子タバコカートリッジを挿入する。加熱要素によって上流側からエアロゾル形成基材が押されて、エアロゾル形成基材下流部分が支持要素の支持面(302A)に突き当たり、前記支持面(302A)より抗力を受けることとなる。この時に、段差(302C)を介して連接する支持面(302B)の部分において、前記エアロゾル形成基材下流部分は、未だ抗力を受けていない。引き続き、加熱要素によってエアロゾル形成基材が押されると段差(302C)を介して連接する支持面(302B)から抗力を受けることとなる。このように、電子タバコカートリッジを電子タバコ本体への挿入が完了する。以上のように、支持部材の支持面より受ける抗力が分散されることになり、挿入を容易にすることとなる。このように、挿入をよりスムーズにすることができ、カートリッジの折れ曲がりを防止し、操作性を向上することができる。
また、前記支持要素は前記エアロゾル形成基材を直接に支持するのが好ましいが、間接的に接触して支持してもよい。前記底面の形状を、エアロゾル形成基材の支持面と同一としたが、平面としてもよいし、その他の形状とすることもよい。
また、上流側の支持面に対し、下流側に段差を介して連接する支持面について、その面積比は、前記上流側の支持面に対して、前記段差を介して連接する支持面が、0.25倍以上、4.0倍以下であることが好ましい。0.25倍以上とすると、挿入性において効果があり、4.0倍以下であるとエアロゾル形成基材を支える支持能力に優れる。更に好ましくは、0.40倍以上、3.0倍以下であると、挿入性と支持能力のバランスに優れる。
更に、本実施の形態のもう一つの特徴としては、電子タバコカートリッジのエアロゾル形成基材の中心軸(1231)に沿って加熱要素(211)が挿入されるような構成を有する電子タバコ本体に用いる際に、特に効果を奏するものである。
(第三の実施の形態)
本実施の形態においては、図7に示すように支持要素は以下の特徴を有する。支持要素(303)は、支持要素の上流側に位置する第一の支持面(303A)と、前記第一の支持面の下流側に第二の支持面(303B)を有している。支持面(303A)と支持面(303B)は連接している。また、連接部には段差(303C)があり、前記段差を介して連接しているともいえる。
図7は、支持要素(303)を詳細に表す図である。図7には、斜視図、正面図、側面図、底面図及び上面図を示している。底面(303E)の直径Rを7.0mm、貫通孔(303F)の直径rを3.0mmとした円柱形状の支持要素とした。エアロゾル形成基材の支持面(303A)の幅(WA)を1.0mm、底面(303E)側に向かって段差(303C)を介して連接する支持面(303B)の幅(WB)を1.0mmとしている。貫通孔(303F)が、エアロゾルを移送する流路となる。エアロゾル形成基材の支持面(303A)と底面(303E)との距離(X)は、13.0mmとしている。支持面(303A)と段差を介して連接する支持面(303B)は、その距離(Y)を1.0mmとしている。エアロゾル形成基材の中心軸(1231)に垂直な面(1232A)が支持面(303A)を含み、エアロゾル形成基材の中心軸(1231)に垂直な面(1232B)が支持面(303B)を含む構成としている。
支持要素(303)、エアロゾル形成基材としては、直径略7.0mmの円筒状の紙筒に、幅1mm厚み0.3mm長さ12mmに形成したシート状充填物を充填したもの(111)。また、移送部材として、ギャザー付きのポリマーシートを直径略7.0mm円筒形状であって高さ18mmとなるように、紙巻したもの(130)。マウスピースとして、フィルターを直径略7.0mmの円筒状であって高さ7mmとなるように紙巻したもの(140)。以上を使用し、図2にあるような電子タバコカートリッジを作成した。
図1の電子タバコ本体に、上記作成の電子タバコカートリッジを挿入する。加熱要素によって上流側からエアロゾル形成基材が押されて、エアロゾル形成基材下流部分が支持要素の支持面(303A)に突き当たり、前記支持面(303A)より抗力を受けることとなる。この時に、段差(303C)を介して連接する支持面(303B)の部分において、前記エアロゾル形成基材下流部分は、未だ抗力を受けていない。引き続き、加熱要素によってエアロゾル形成基材が押されると段差(303C)を介して連接する支持面(303B)から抗力を受けることとなる。このように、電子タバコカートリッジを電子タバコ本体への挿入が完了する。以上のように、支持部材の支持面より受ける抗力が分散されることになり、挿入を容易にすることとなる。このように、挿入をよりスムーズにすることができ、カートリッジの折れ曲がりを防止し、操作性を向上することができる。
また、前記支持要素は前記エアロゾル形成基材を直接に支持するのが好ましいが、間接的に接触して支持してもよい。前記底面の形状を、平面としたが、エアロゾル形成基材の支持面と同一としてもよいし、その他の形状とすることもよい。更に、本実施の形態では前記貫通穴は一つのものを例として説明したが、2以上の貫通穴を有するものでもよい。
また、上流側の支持面に対し、下流側に段差を介して連接する支持面について、その面積比は、前記上流側の支持面に対して、前記段差を介して連接する支持面が、0.25倍以上、4.0倍以下であることが好ましい。0.25倍以上とすると、挿入性において効果があり、4.0倍以下であるとエアロゾル形成基材を支える支持能力に優れる。更に好ましくは、0.40倍以上、3.0倍以下であると、挿入性と支持能力のバランスに優れる。
本構成とすると、エアロゾル形成基材の中心軸(1231)の周りに対称な支持面を形成することができるから、例えば、加熱要素に対称性のない形状のもの、例えば、ブレード状のものを用いてもカートリッジの差し込み方向によって効果にばらつきのないものとすることができる。
更に、本実施の形態のもう一つの特徴としては、電子タバコカートリッジのエアロゾル形成基材の中心軸(1231)に沿って加熱要素(211)が挿入されるような構成を有する電子タバコ本体に用いる際に、特に効果を奏するものである。
以上、実施の形態をあげて説明してきたが、本発明においては、段差についてはエアロゾル形成基材の中心軸に平行となるように形成されていてもよいし、前記中心軸に対して傾斜を有していてもよい。また、第一の支持面又は第二の支持面は、前記エアロゾル形成基材の中心軸に垂直な平面に対して傾斜をする面を有してもよく、又は、凹凸を有していてもよい。
図8(1)は、エアロゾル形成基材(110)と支持要素(300)が接触する構成を示しており、安定的にエアロゾル形成基材(110)を支持することができるので好ましい形態である。また、構成が単純であるから製造上の利点も大きい。
図8(2)は、エアロゾル形成基材(110)と支持要素(300)の間に隔壁部材(160)を設け、隔壁部材(160)を介して接するような構成とするものである。隔壁部材(160)は、例えば、通気性の良い、フィルター、紙などが挙げられ加熱要素(211)が挿入された際には破壊するようなものが好ましい。このような隔壁部材を設けると輸送時等の物流での影響でエアロゾル形成基材(110)が電子タバコカートリッジで移動してしまうことを避けることに効果がある。
図8(3)は、エアロゾル形成基材(110)の加熱要素(211)が挿入される側に蓋(170)をする構成も好ましい。このようにすると、エアロゾル形成基材(110)の芳香の散逸の防止に効果がある。更に、輸送時等の物流での影響でエアロゾル形成基材(110)が電子タバコカートリッジから外側に脱落することを避けることができるという効果がある。蓋(170)の材質としては、フィルター、紙、スポンジなどが挙げられる。なお、加熱要素が挿入される場合は、蓋(170)に1本またはそれ以上の切れ目を入れること、或いは、加熱要素が挿入される場所に、円又は多角形の誘導穴を設けることも好ましい形態である。
特に、エアロゾル形成基材(110)として、粉体、顆粒、フレーク、ペレット等の粒状のものを用いた場合は、隔壁部材(160)或いは蓋(170)を設けることが好ましい。更に、その双方を設けることが更に好ましい。
次に、上記支持要素を用いた電子タバコカートリッジの使用例を説明する。
図1、図2、図3及び図4は、電子タバコカートリッジの使用の態様と外観の例である。
電子タバコカートリッジ(100)は、図2に示すように、たとえば棒状または円筒形状の外観をしている。
電子タバコカートリッジ(100)の内部は、たとえば図2に示すように、一端にエアロゾル形成基材(110)が設けられ、他端のマウスピース(140)に向けて、支持要素(300)、移送部材(130)が、この順序で配置されている。そして、これらを包装部材(150)によって包装されている。
エアロゾル形成基材(110)は、電子タバコカートリッジ用充填物である。エアロゾル形成基材(110)は、加熱により充填物の元になった植物が有する芳香成分を含むエアロゾルを発生する。
エアロゾル形成基材(110)としての充填物は、図3に示すように、その形状が、たとえば、短辺に対して長辺が2〜20倍程度となる片状や、短冊状、棒状などの場合、充填の際に充填物(111)の形状の長手方向をカートリッジ長手方向に沿わせるようにして詰める。これにより、気流の流れがよく吸い込みやすくなる。なお、図2は電子タバコカートリッジのエアロゾル形成基材(110)がある側の端から見た図であって、カートリッジ内部の充填物(111)が見えるように一部透視図とした。もちろん、これ以外にも、たとえば平板状で形状をほぼ一定にした充填物であれば、巻いて詰めることができるので、取り扱いが容易である。
その他のエアロゾル形成基材としては、シートの形状として、ハーフカット、しわ付け、ひだ付け、ギャザー付け或いは折りたたむことに形成されたものを使用するのも好ましい形態である。
エアロゾル形成基材(110)の製造の方法としては、たとえば、タバコ又は非タバコ植物材料を粉末化し、グリセリンやオイルと混合して練った後、シート状、棒状にして乾燥させることにより製造される。あるいは、乾燥させずに水分を含むペースト状にすることにより製造される。
繊維状、多孔質状の充填物は、カートリッジに詰めたときに多孔質であるので吸引されたときの空気の流れをよくするので、好ましい形態の一つである。多孔質状にするためには、たとえば、複数の針で乾燥したシートを何度か突き刺すなどすることで形成できるが、その他の方法であってもよい。
片状、正方形や長方形、または菱形などの平板状としたり、粉体、顆粒、ペレットの充填物は、カートリッジ開口部に落とし込むようにして容易に詰めることができる。また、カートリッジへ詰める量(充填量)を細かく調整しやすく、詰める量によって吸引されたときの空気の流れを調整しやすいので、好ましい。前記カートリッジ開口部に蓋をするなど脱落防止の対応をとることで更に好ましく使用できるようになる。
ブロック状の充填物は、熱伝導性がよく芳香成分を引き出しやすい。好ましい形態の一つである。また、ブロックの大きさを大きくして保存しやすいようにしてもよい。その場合、充填時にはブロックから小さなブロックや、棒状、粒状などの形状に再成形することができる。
ペースト状の充填物は、カートリッジ内に絞り出して充填することができる。このため、たとえば、展開した状態の包装部材(150)にペーストを塗布して、包装部材(150)ごと巻き上げることでカートリッジを形成することが可能となる。
支持要素(300)は、エアロゾル形成基材(110)を支持する。支持要素(300)は、エアロゾル形成基材(110)に隣接して配置され、中心部または側部に気流の通し穴や切り欠きなどを有して、エアロゾル形成基材(110)から発生したエアロゾルをマウスピース方向へ流すことができる。
マウスピース(140)は、移送部材(130)に隣接し、電子タバコカートリッジ(100)の他端部に配置される。マウスピース(140)は、微粒子を取り除くフィルターとして、たとえばセルロースアセテートフィルターを含んでいてもよい。マウスピース(140)のフィルターを通過した香気成分は、ユーザーによって吸引される。
移送部材(130)の有無を比較すると、移送部材(130)を入れていない方が通気性はよく、発生した芳香成分を吸引しやすい。他方、移送部材(130)を入れ、発生したエアロゾルを冷やすことができる機能を追加するのも好ましい。移送部材(130)を追加する代わりに、マウスピースを延長して、支持要素(300)に隣接或いは接する構成とすることも好ましい。マウスピースに使用するフィルターに冷却の機能を兼ねさせることができ、部品点数を減らすことができるからである。
本発明に用いられる、エアロゾル形成基材として用いられる非タバコ植物としては、以下である。
原料となる非タバコ植物について説明する。本実施形態でも使用できる非タバコ植物は、タバコ以外の植物であれば特に制限はない。植物の使用部位としては、たとえば、根(鱗根(鱗茎)、塊根(イモ類)、球根などを含む)、茎、塊茎、皮(茎皮、樹皮などを含む)、葉、花(花弁、雌蕊、雄蕊などを含む)、樹木の幹や枝など様々な部位を使用できる。
鱗茎としては、タマネギ、ヒガンバナ、チューリップ、ヒヤシンス、ニンニク、ラッキョウ、ユリ、球茎としては、クロッカス、グラジオラス、フリージア、アヤメ、サトイモ、コンニャク、塊茎としては、コンニャク、シクラメン、アネモネ、ベゴニア、チョロギ、ジャガイモ、アピオス(ほど芋)、根茎としては、カンナ、ハス(レンコン)、ショウガ、塊根としては、ダリア、サツマイモ、キャッサバ、キクイモ担根体としては、ヤマノイモ属(ヤマノイモ、自然薯、ナガイモなどのヤムイモ類)、その他として、カブ、ゴボウ、ニンジン、ダイコン、クズが挙げられる。茎としては、アスパラガス、タケノコ、ウド、ダイコン、ヤーコンが挙げられる。
上記イモ類或いは以下に挙げる植物には、炭水化物が含有され、充填物(111)の少なくとも一部の材料として好ましく用いられる。例えば、澱粉としては、コーンスターチ(とうもろこし)、ばれいしょ澱粉(じゃがいも)、かんしょ澱粉(サツマイモ)、タピオカ澱粉(タピオカ)等があり、増粘剤、安定剤等として使用の例がある。これらの澱粉は、架橋により耐酸性向上、耐熱性向上、耐シェア性向上等、エステル化、エーテル化により保存安定性向上、糊化促進等、酸化により透明性向上、フィルム性向上、保存安定性向上等を図ることで可能である。
植物種子からはタマリンドシードガム、グアーガム、 ローカストビーンガム、樹液からはアラビアガム、カラヤガム、果実からはペクチン、その他の植物からは、セルロース、アガロースを主成分とするコンニャクマンナン、大豆多糖類を得ることができる。さらに、カチオン化グアーガム、のように変性して使用できる。
海藻からは、カッパカラギナン、イオタカラギナン、ラムダカラギナンの3タイプに分類されるカラギナン、寒天、アルギン酸を得ることができ、カラギナン金属塩、アルギン酸Naなどの塩としても用いられる
具体例を挙げると、たとえばハーブやスパイスとして使用されている植物としては、くちなしの実、こぶみかんの葉、みょうが、よもぎ、わさび、アジョワンシード、アニス、アルファルファ、エキナセア、エシャロット、エストラゴン、エバーラスティングフラワー、エルダー、オールスパイス、オリスルート、オレガノ、オレンジピール、オレンジフラワー、オレンジリーフ、カイエンチリペッパー(カイエンヌチリペッパー)、カモミールジャーマン、カモミールローマン、カルダモン、カレーリーフ、ガーリック(にんにく)、キャットニップ、キャラウェイ、キャラウェイシード、キンモクセイ、クミン、クミンシード、クローブ、グリーンカルダモン、グリーンペッパー、コーンフラワー、サフラン、シダー、シナモン、ジャスミン、ジュニパーベリー、ジョロキア、ジンジャー(しょうが)、スターアニス、スペアミント、スマック、セイジ、セボリ(セイボリー)、セロリ、セロリシード、ターメリック(ウコン)、タイム、タマリンド、タラゴン、チャービル(セルフィーユ)、チャイブ、ディル、ディルシード、トマト(ドライトマト)、トンカ豆、ドライパクチー、ナツメグ、ハイビスカス、ハバネロ、ハラペーニョ、バーズアイ、バジル、バニラ、パクチー(コリアンダー)、パセリ、パプリカ、ヒソップ、ピメンツデスペレット、ピンクペッパー、フェヌグリークシード、フェンネル、ブラウンマスタード、ブラックカルダモン、ブラッククミン、ブラックペッパー、ベチバー、ペニーロイヤル、ペパーミント(ハッカ)、ホースラディッシュ、ホワイトペッパー、ホワイトマスタード、ポピーシード、ポルチーニ、マジョラム、マスタードシード、マニゲット、マリーゴールド、マルバフラワー、メース、ヤローフラワー、ユーカリ、ラベンダー、リコリス、リンデン、レッドクローバー、レッドペッパー、レモングラス、レモンバーベナ、レモンバーム、レモンピール、ローズ(バラ)、ローズバッズ(パープル)、ローズヒップ、ローズペタル、ローズマリー、ローズレッド、ローレル(ローリエ)、ロングペッパー、胡麻(生胡麻、煎り胡麻)、黄金唐辛子、花椒(ホアジャオ)、三鷹、山椒、唐辛子、柚子などを使用できる。また、ミックススパイス(たとえば、五香粉、ガラムマサラ、ラスエルハヌート、バリグール、チキンカレーマサラ、タンドリーマサラ、カトルエピス、エルブ・ド・プロバンス)や、ポプリなどとして使用されている様々な植物の混合物を使用できる。
また、たとえば、モモ、ブルーベリー、レモン、オレンジ、リンゴ、バナナ、パイナップル、マンゴー、葡萄、キンカン、メロン、梅、アーモンド、カカオ、コーヒー豆、ピーナッツ、ひまわり、オリーブ、クルミ、その他ナッツ類などの食用果実(果肉部分)や種子を使用できる。
また、茶類を使用できる。茶類は茶になる植物が異なるだけでなく、同じ植物であっても加工方法によって異なるお茶になる。具体的には、たとえば、日本茶、紅茶、明日葉茶、甘茶、アマチャヅル茶、アロエ茶、イチョウ葉茶、ウーロン茶、ウコン茶、ウラジロガシ茶、エゾウコギ茶、オオバコ茶、カキオドシ茶、柿の葉茶、カミツレ茶、カモミールティ、河原決明茶、カリン茶、菊花茶、ギムネマ茶、グァバ茶、クコ茶、桑の葉茶、黒豆茶、ゲンノショウコ茶、玄米茶、ゴボウ茶、コンフリー茶、昆布茶、桜茶、サフラン茶、シイタケ茶、シソ茶、ジャスミン茶、しょうが茶、スギナ茶、セキショウ茶、センブリ茶、ソバ茶、タラノキ茶、タンポポ茶、甜茶、ドクダミ茶、杜仲茶、ナタマメ茶、ニワトコ茶、ネズミモチ茶、ハトムギ茶、ハブ茶、ビワの葉茶、プーアル茶、紅花茶、松葉茶、マテ茶、麦茶、メグスリノキ茶、ヨモギ茶、ユーカリ茶、羅漢果茶、ルイボスティ、ゴーヤ茶などが挙げられる。これらお茶については飲用後の茶殻を使用してもよい。茶殻などを使用すれば高価なお茶などを再利用して有効活用できる。
上記に、使用できる植物の具体例として、昆布をあげたが、他にも植物として、アオサ、アオノリ、アカモク、アサクサノリ、アラメ、イワノリ(岩海苔)、エゴノリ、オゴノリ、ガゴメコンブ、カジメ、ガニアシ、クビレズタ、クロメ、コンブ、スサビノリ、ダルス、チシマクロノリ、ツルアラメ、テングサ、トロロコンブ、ネコアシコンブ属、ノリ(海苔)、ハバノリ、ヒジキ、ヒトエグサ、ヒロメ、フノリ、ボウアオノリ、マコンブ、メカブ、モズク、ワカメも当然に使用することができる。
上記に、使用できる植物の具体例として、玄米をあげたが、米の他の品種として、インディカ種(インド型、大陸型、長粒種)、グラベリマ種(アフリカイネ)、サティバ種(アジアイネ)、ジャバニカ種(ジャワ型、熱帯島嶼形、大粒種)、ジャポニカ種(日本型、温帯島嶼型、短粒種)、ネリカ(アジアイネとアフリカイネの種間雑種)も当然に使用することができ、粉或いは糠としても使用することができる。
更に、使用できる植物の具体例として、麦をあげたが、麦類の他の例として、アワ、エンバク(カラス麦の栽培品種、オーツ麦とも)、オオムギ(大麦)、カラスムギ、キビ、コドラ(コードンビエ)、コムギ(小麦)、シコクビエ、テフ、トウジンビエ、ハダカムギ(オオムギの変種)、ハトムギ(種子ではなく果実である)、ヒエ、フォニオ、マコモ、モチムギ(オオムギのモチ種)、モロコシ(タカキビ、コウリャン、ソルガム)、トウモロコシ、ライムギ(ライ麦)も当然に使用できる。
更に、使用できる植物の具体例として、黒豆をあげたが、菽穀類(マメ科)としての他の例は、アズキ、イナゴマメ、インゲンマメ、エンドウキマメクラスタマメグラスピー(英:Lathyrus sativus)ケツルアズキ、ササゲ、シカクマメ、ゼオカルパマメ、ソラマメ、ダイズ、タケアズキ、タチナタマメ、タマリンド、テパリービーン、ナタマメ、ハッショウマメ(英:Mucuna pruriens)、バンバラマメ、ヒヨコマメ、フジマメ、ベニバナインゲン、ホースグラム(英:Macrotyloma uniflorum)、モスビーン、ライマメ、ラッカセイ、リョクトウ、ルピナス、レンズマメ、レンズマメ(ヘントウ)も当然に使用できる。
更に、使用できる植物の具体例として、ソバをあげたがその他の植物の例として、アマランス(アマランサス、センニンコク)、キヌア、ダッタンソバも当然に利用することができる。
更に、使用できる植物の具体例として、シイタケをあげたが、キノコ類としては、マツタケ、シイタケ、ハツタケ、シメジ、ショウロ、マッシュルーム、ハラタケが挙げられる。
また、さとうきび(糖蜜の搾りかすでもよい)、てんさい(ビート)、ヒノキ、松、杉、ヒバ、椿、白檀など芳香を有する樹木の幹や枝、これらの樹皮や葉、根なども使用できる。シダ類、コケ類等も非タバコ植物として使用することが可能である。植物としてまた、たとえば、日本酒、ワインなどの発酵酒を製造する際の副産物や絞りかす(酒粕、葡萄の絞りかす(葡萄の皮や種子、果軸などからなる))なども使用できる。さらには、上述したさまざまな植物を混合して使用してもよい。もちろん、ここに挙げた以外の植物を使用することもできる。
更に、漢方薬として知られているものも好ましく用いられる。例えば、以下である。藍草(アイソウ)、茜根(アカネコン)、赤目柏(アカメガシワ)、阿仙薬(アセンヤク)、安息香(アンソクコウ)、威霊仙(イレイセン)、茵陳蒿(インチンコウ)、茴香(ウイキョウ)、ウコン(ターメリック)、烏梅(ウバイ)、烏薬(ウヤク)、裏白柏(ウラジロガシ)、ウワウルシ、営実(エイジツ)、延胡索(エンゴサク)、延命草(エンメイソウ)、黄耆(オウギ)、黄今(オウゴン)、黄精(オウセイ)、黄柏(オウバク)、黄連(オウレン)、桜皮(オウヒ)、弟切草(オトギリソウ)、遠志(オンジ)、槐花(カイカ)、薤白(ガイハク)、夏枯草(カゴソウ)、訶子(カシ)、何首烏(カシュウ)、莪朮(ガジュツ)、霍香(カッコウ)、葛根(カッコン)、カミツレ、瓜呂根(カロコン)、瓜呂仁(カロニン)、乾姜(カンキョウ)、甘草(カンゾウ)、款冬花(カントウカ)、艾葉(ガイヨウ)、桔梗(キキョウ)、枳具子(キグシ)、枳殻(キコク)、枳実(キジツ)、菊花(キクカ)、橘皮(キッピ)、羌活(キョウカツ)、杏仁(キョウニン)、金柑(キンカン)、金銀花(キンギンカ)、金銭草(キンセンソウ)、枸杞子(クコシ)、枸杞葉(クコヨウ)、苦参(クジン)、胡桃(クルミ)、苦楝皮(クレンピ)、黒文字(クロモジ)、瞿麦(クバク)、荊芥(ケイガイ)、桂皮(ケイヒ)、決明子(ケツメイシ)、牽牛子(ケンゴシ)、玄参(ゲンジン)、膠飴(コウイ)、紅花(コウカ)、合歓皮(ゴウカンピ)、降香(コウコウ)、香鼓(コウシ)、香需(コウジュ)、紅参(コウジン)、香附子(コウブシ)、粳米(コウベイ)、厚朴(コウボク)、藁本(コウホン)、五加皮(ゴカヒ)、牛膝(ゴシツ)、呉茱萸(ゴシュユ)、虎杖根(ゴジョウコン)、牛蒡子(ゴボウシ)、五味子(ゴミシ)、柴胡(サイコ)、細辛(サイシン)、サフラン、山帰来(サンキライ)、山査子(サンザシ)、山梔子(サンシシ)、山茱萸(サンシュユ)、山豆根(サンズコン)、酸棗仁(サンソウニン)、山椒(サンショウ)、三稜(サンリョウ)、山薬(サンヤク)、地黄(ジオウ)、紫苑(シオン)、地骨皮(ジコッピ)、紫根(シコン)、紫蘇子(シソシ)、紫蘇葉(シソヨウ)、疾藜子(シツリシ)、柿蒂(シテイ)、地膚子(ジフシ)、芍薬(シャクヤク)、蛇床子(ジャショウシ)、沙参(シャジン)、車前子(シャゼンシ)、車前草(シャゼンソウ)、縮砂(シュクシャ)、十薬(ジュウヤク)、生姜(ショウキョウ)、棕櫚実(シュロジツ)、棕櫚葉(シュロヨウ)、升麻(ショウマ)、小麦(ショウバク)、菖蒲根(ショウブコン)、辛夷(シンイ)、女貞子(ジョテイシ)、秦皮(シンピ)、神麹(シンキク)、秦ぎょう(ジンギョウ)、充蔚子(ジュウイシ)、椒目(ショクモク)、青皮(セイヒ)、石菖根(セキショウコン)、石榴実皮(セキリュウジツヒ)、石斛(セッコク)、川弓(センキュウ)、前胡(ゼンコ)、川骨(センコツ)、旋覆花(センプクカ)、接骨木(セッコツボク)、草果(ソウカ)、ソウ角子(ソウカクシ)、桑寄生(ソウキセイ)、蒼耳子(ソウジシ)、蒼朮(ソウジュツ)、側柏葉(ソクハクヨウ)、続断(ゾクダン)、桑白皮(ソウハクヒ)、蘇木(ソボク)、蘇葉(ソヨウ)、ソウ莢(ソウキョウ)、大黄(ダイオウ)、大棗(タイソウ)、大腹皮(ダイフクヒ)、沢瀉(タクシャ)、丹参(タンジン)、竹如(チクジョ)、竹節人参(チクセツニンジン)、竹葉(チクヨウ)、知母(チモ)、地楡(チユ)、丁子(チョウッジ)、釣藤鈎(チョウトウコウ)、陳皮(チンピ)、天南星(テンナンショウ)、天麻(テンマ)、天門冬(テンモントウ)、冬瓜子(トウガシ)、当帰(トウキ)、唐胡麻(トウゴマ)、党参(トウジン)、灯芯草(トウシンソウ)、桃仁(トウニン)、橙皮(トウヒ)、兎絲子(トシシ)、栃実(トチノミ)、杜仲(トチュウ)、独活(ドッカツ)、土瓜根(ドカコン)、肉従容(ニクジュヨウ)、ニクズク、忍冬(ニンドウ)、人参(ニンジン)、貝母(バイモ)、麦芽(バクガ)、柏子仁(ハクシニン)、白扁豆(ハクヘンズ)、麦門冬(バクモントウ)、破胡紙(ハコシ)、薄荷(ハッカ)、蕃果(バンカ)、半夏(ハンゲ)、反鼻(ハンビ)、板藍根(バンランコン)、半枝連(ハンシレン)、百合根(ユリネ)、白止(ビャクシ)、白花蛇舌草(ビャクカジャゼツソウ)、百部根(ヒャクブコン)、白朮(ビャクジュツ)、檳榔子(ビンロウジ)、防已(ボウイ)、茅根(ボウコン)、防風(ボウフウ)、蒲黄(ホウオウ)、蒲公英根(ホウエイコン)、牡丹皮(ボタンピ)、麻黄(マオウ)、麻子仁(マシニン)、蔓荊子(マンケイシ)、松脂(マツヤニ)、木通(モクツウ)、木瓜(モッカ)、木香(モッコウ)、没薬(モツヤク)、木賊(モクゾク)、射干(ヤカン)、益智(ヤクチ)、夜交藤(ヤコウトウ)、羅漢果(ラカンカ)、蘭草(ランソウ)、竜眼肉(リュウガンニク)、竜胆(リュウタン)、良姜(リョウキョウ)、霊芝(レイシ)、連翹(レンギョウ)、連銭草(レンセンソウ)、蓮肉(レンニク)、芦根(ロコン)。
更に、上記に例示した非タバコ植物の抽出物、所謂エキスも使用することができる、抽出物の形態としては、液体、水あめ状、粉末、顆粒、溶液等が挙げられる。
以上説明した本実施形態によれば以下の効果を奏する。
電子タバコカートリッジを使用するために挿入すると、加熱要素にエアロゾル形成基材が押されて支持要素の支持面に突き当たるが、第二の支持面を有する場合、エアロゾル形成部材の突き当りが弱く、挿入をよりスムーズにすることができる。
これにより、エアロゾルが電子タバコカートリッジ内を移送される流路を確保しつつ、加熱要素の挿入時にエアロゾル形成基材を安定的に支持しながらも、加熱要素の挿入によりカートリッジに不具合を生じさせないような支持要素の提供をすることができる。
更に、電子タバコの使用の際カートリッジの挿入を容易とし、操作性を向上させた電子タバコカートリッジの提供をすることができる。
以上本発明を適用した実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。本発明は特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
100 電子タバコカートリッジ
110 エアロゾル形成基材
111 充填物
130 移送部材
140 マウスピース
150 包装部材
160 側部
200 電子タバコ本体
210 差し込み部
211 加熱要素
300 支持要素

Claims (13)

  1. 蓋と、充填物であるエアロゾル形成基材と、支持要素と、包装部材とを備える電子タバコカートリッジであって、
    前記エアロゾル形成基材は、前記蓋と前記支持要素とに挟まれて配置され、
    前記包装部材は、前記エアロゾル形成基材及び前記支持要素を包装し、
    前記蓋は、前記エアロゾル形成基材を前記包装部材の内部に保持し、
    前記電子タバコカートリッジを電子タバコ本体に挿入したときに、前記電子タバコ本体の加熱部分によって前記エアロゾル形成基材が加熱されることによって、芳香成分を含むエアロゾルを発生させることを特徴とする電子タバコカートリッジ。
  2. 前記充填物は、粒状、短冊状、棒状、及びシート状の少なくともいずれか一の形状であることを特徴とする請求項1に記載の電子タバコカートリッジ。
  3. 前記粒状の形状の充填物は、粉体、顆粒、フレーク、ペレットの少なくともいずれか一の形状であることを特徴とする請求項2に記載の電子タバコカートリッジ。
  4. 前記蓋は、前記エアロゾル形成基材が前記電子タバコカートリッジから脱落することを防止することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子タバコカートリッジ。
  5. 前記蓋の材質は、フィルター、紙又はスポンジであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子タバコカートリッジ。
  6. 前記蓋は、前記加熱部分が貫通するように構成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子タバコカートリッジ。
  7. 前記蓋は、前記エアロゾル形成基材の芳香の散逸を防止することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子タバコカートリッジ。
  8. 前記エアロゾル形成基材は、増粘剤又は安定剤の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電子タバコカートリッジ。
  9. 前記エアロゾル形成基材は、茶類を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の電子タバコカートリッジ。
  10. 前記支持要素は、前記エアロゾル形成基材と接することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の電子タバコカートリッジ。
  11. 前記支持要素は、前記エアロゾル形成基材から発生するエアロゾルの流路を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の電子タバコカートリッジ。
  12. 前記支持要素は、前記エアロゾル形成基材側の反対側へ延伸する一つ又は複数のエアロゾルの流路を前記支持要素の周縁部に有することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の電子タバコカートリッジ。
  13. 前記支持要素は、シリコーンを含むことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の電子タバコカートリッジ。
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